JP2003344756A - 光学素子、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光学素子、光走査装置及び画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子としての走査レンズの屈折率分布に
起因する光スポットの結像位置ずれ、光スポットの間隔
の像高間偏差を有効に補正することを可能とした光学素
子、該光学素子を用いた光走査装置及び該光走査装置を
用いた画像形成装置。 【解決手段】 光源からの光ビームを光偏向器により偏
向させた偏向光ビームを、光学系により被走査面上に光
スポットとして集光し、被走査面を光走査する光走査装
置に用いられる光学素子において、前記光学素子は、前
記光学系に含まれる屈折率が均一でない屈折率分布を有
し、その形状が、前記屈折率分布による光スポットの結
像位置ずれを各像高毎に補正するように形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子、光走査
装置及び画像形成装置に係り、特に、デジタル複写機、
レーザプリンタ、レーザファクシミリ等の記録装置の書
込系に用いて好適な光学素子、該光学素子を用いた光走
査装置及び該光走査装置を用いた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光走査装置に用いられる光学素子
である光走査用レンズは、プラスチック成形により製造
されるようになってきている。プラスチックを用いるレ
ンズは、熱溶融したプラスチック材料を金型により成形
し、金型内で冷却させて製造されるが、冷却時に、金型
の中心部に比較して周辺部の冷却が速いため、プラスチ
ック内部に不均一な密度の分布(冷却の速い部分の密度
が、冷却の遅い部分の密度に対して相対的に高くなる)
や変性を生じ、形成されたレンズの内部で屈折率が均一
にならずに、屈折率分布が発生する。
【0003】図1は従来技術によるレンズの屈折率分布
の一例を説明図的に示す図であり、以下、従来技術によ
るプラスチックレンズの特性について説明する。
【0004】図1(a)は光走査用レンズ6を光軸を含
み主走査方向に平行な面で仮想的に切断した断面におけ
る屈折率分布を「等高線表示」したものであり、図1
(b)は図1(a)において、鎖線で示す「レンズ肉厚
中心に沿った屈折率分布」を示している。また、図1
(c)は、光走査用レンズ6を、光軸を含み副走査方向
に平行な面で仮想的に切断した断面における屈折率分布
を「等高線表示」したものであり、図1(d)は図1
(c)において、光軸を含み主走査方向に平行な面上に
おける屈折率分布を示し、図1(e)は図1(c)にお
いて「レンズ肉厚中心面に沿った屈折率分布」を示して
いる。図1から判るように、レンズ内部の屈折率分布
は、通常、レンズ中心部よりもレンズ周辺部の屈折率が
高くなるように生じる。この原因は、すでに説明したよ
うに、レンズ周辺部が中心部より速く冷却され、中心部
よりも相対的に高密度になるからである。
【0005】光走査用レンズの内部に屈折率分布がある
と、現実の光学特性は、「レンズ内の屈折率を均一とし
て設計された光走査用レンズの設計上の光学特性」と若
干異なったものとなり、平均的に見て、光走査用レンズ
の中心部に比較して周辺部の屈折率が高くなるので、被
走査面上に集光すべき光スポットの実際の集光位置が
「設計上の位置よりも光偏向器から遠ざかる」ように作
用する。
【0006】また、被走査面の有効走査領域を光走査す
る光スポット径は、光走査用レンズの像面湾曲に応じて
その像高と共に変化するが、レンズ内に前述したような
屈折率分布があると、屈折率分布によっても変化するこ
とになる。
【0007】図2は屈折率分布の有無による光スポット
径とデフォーカス量との関係を示す図である。図2にお
いて、縦軸は光スポット径を示し、横軸はデフォーカス
量(光スポットの結像位置(集光位置)と被走査面位置
との差)を示している。
【0008】光走査用レンズ内に屈折率分布が無く「屈
折率が至るところで均一」であるレンズ、例えば、ガラ
スレンズの場合、デフォーカス量と光スポットとの関係
は、図2に点線で示すように、被走査面である感光体面
の位置(デフォーカス量が0の位置)で光スポット径が
最小になるが、屈折率分布が存在すると、デフォーカス
量と光スポットとの関係は、図2に実線で示すようにな
り、被走査面上における光スポット径は、結像位置のず
れにより、設計上の大きさ(点線と感光体面位置の縦軸
との交点)よりも見かけ上大きくなってしまう。
【0009】さらに、屈折率分布により生じる結像位置
のずれ量は、各像高間で一定であるというわけではな
い。かりに、結像位置のずれ量が像高間で一定である場
合、例えば、光学系の一部を光軸方向に移動させること
により、結像位置を図2の点線の位置まで調整すること
により、全ての像高に亘って良好な光スポットを得るこ
とが可能である。
【0010】しかし、実際に屈折率分布が存在する光走
査用レンズを用いた場合、結像位置のずれ量は、各像高
間で一定ではないので、ある特定の像高における結像位
置を調整してその位置での光スポットを良好にしても、
他の像高では調整しきれないことになる。このことは、
特に、画像形成装置により形成する画像の高画質化を狙
って光スポットを小径化していくとより顕著なものにな
る。
【0011】光走査用レンズの設計において、前述した
ような屈折率分布が考慮されていない場合、「光スポッ
ト径の像高による変動」が大きくなって、光走査により
書き込まれる記録画像の像質を低下させる原因となる。
また、屈折率分布が存在する光走査用レンズをマルチビ
ーム用光走査装置に展開した場合、被走査面上における
光スポットの間隔が像高毎に異なってしまう。この理由
は、屈折率分布により光偏向器から被走査面までの副走
査方向の結像横倍率が像高毎に異なってしまうことが原
因で、この像高間偏差が大きいと記録画像にむらが生じ
てしまう。このことは、特に、画像形成装置により形成
する画像の高画質化を狙って光スポットの間隔を狭くし
ていくと顕著なものになる。
【0012】なお、光走査用レンズ内の屈折率分布を考
慮した光走査装置に関する従来技術として、例えば、特
開平9−49976号公報、特開平10−288749
号公報、特開平11−2768号公報、特開平11−3
8314号公報等に記載された技術が知られている。ま
た、レンズの屈折率分布を測定する手段に関する従来技
術として、例えば、特開平11−44641号公報等に
記載された技術が知られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−49976
号公報に記載された従来技術は、光走査用レンズ面の曲
率、材質の屈折率、光軸方向の厚みから算出される焦点
距離が実測の焦点距離より短くなるように走査用レンズ
を構成することにより、光学素子としてのレンズのプラ
スチック成形時に生じる屈折率分布による結像位置ずれ
を良好に補正することを可能にしたものである。ところ
で、屈折率分布が存在するレンズは、通常プラスチック
成形により製造されたレンズに多いが、同一の材料、同
一の条件下でプラスチック成形されるから、製造された
レンズの屈折率分布は、レンズ間に実質的な差異はな
く、予め実験等を通じて知ることができる。そのため、
その後、成形用金型の形状補正を行うことにより、屈折
率分布による結像位置のずれを補正することができる。
【0014】前述の金型の形状補正は、なるべくその補
正量が小さい方が精度も確保しやすく、また補正加工も
しやすくなる。しかし、この従来技術は、全像高に亘っ
て実測の焦点距離より短くなるように光走査用レンズの
曲率等を決めて、屈折率分布による結像位置ずれを被走
査面上に合致させるようにしており、そのため、金型の
形状補正の際の補正量が非常に大きなものになる。この
結果、この従来技術は、精度を確保して補正を行うこと
が困難であるという問題点を有し、結像位置ずれが補正
できたとしても、被走査面において光スポットが走査す
る有効書込幅W、光スポットの結像位置ずれの像高間偏
差量Fとしたときに、F/Wは、たかだか0.007程
度にしかならない。高画質を狙って光スポットを小径化
していく場合、F/Wで定義される量は、より小さく抑
える必要がある。
【0015】すでに説明したように、走査用レンズに屈
折率分布が存在したとしても、結像位置のずれ量が像高
間で一定である場合、例えば、光学系の一部を光軸方向
に移動させることにより、全ての像高に亘って良好な光
スポットを得ることが可能である。そこで、成形用金型
の形状補正を行う際に、結像位置ずれを全像高に亘って
被走査面に揃えるように補正量を決めるのではなく、被
走査面から結像位置がずれていたとしても、その像高間
偏差量を小さく補正するように形状を決定すれば、最小
の補正量で精度よく成形用金型の形状を補正することが
できる。
【0016】特開平10−288749号公報に記載の
従来技術は、充分な深度余裕を持った光走査用レンズを
用いることにより、光走査用レンズに屈折率分布が存在
しても良好な光スポットを得ることができるようにした
ものである。
【0017】しかし、この従来技術も、やはり光スポッ
トを小径化していくと、充分な深度余裕を確保すること
が困難になり、さらに、レンズの加工誤差、取付誤差等
が非常に厳しくなるという問題点を有している。これで
は、却ってコストの増大を招くことになり、画質の点か
ら考えても好ましくない。
【0018】特開平11−2768号公報に記載の従来
技術は、第1光学系を結像位置ずれを補正するように設
定するというものである。
【0019】しかし、この従来技術における第1光学系
は、各像高間の結像位置ずれを同方向に同量だけ補正す
ることは可能であるが、各像高毎に結像位置ずれを補正
することはできないという問題点を有している。すなわ
ち、この従来技術は、屈折率分布が極めて小さく、結像
位置のずれ量が像高間で一定である場合に有効である
が、実際のプラスチックレンズの屈折率分布で発生する
結像位置ずれは像高間で異なり、肉厚の偏差量が大きい
レンズほどその傾向は顕著になり、このような場合に、
良好な光スポットを得ることができないという問題点を
有している。
【0020】特開平11−38314号公報等に記載さ
れた従来技術は、屈折率分布によって発生する結像位置
ずれを、像高中心部では被走査面よりも−側、像高周辺
部では被走査面上よりも+側になるように補正するとい
うものである。
【0021】しかし、この従来技術も、特開平11−2
768号公報に記載の従来技術の場合と同様に、屈折率
分布が極めて小さく、結像位置のずれ量が像高間で一定
である場合に有効であるが、実際のプラスチックレンズ
にこの方法を適応しても良好な光スポットを得ることが
難しいという問題点を有している。
【0022】なお、前述した従来技術には、そのいずれ
も、光スポットの間隔の像高間偏差について言及されて
いない。
【0023】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、光学素子としての走査レンズの屈折率分布
に起因する光スポットの結像位置ずれ、光スポットの間
隔の像高間偏差を有効に補正することを可能とした光学
素子、該光学素子を用いた光走査装置及び該光走査装置
を用いた画像形成装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、第1の手段は、光源からの光ビームを光偏向器によ
り偏向させた偏向光ビームを、光学系により被走査面上
に光スポットとして集光し、被走査面を光走査する光走
査装置に用いられる光学素子において、前記光学素子
が、前記光学系に含まれる屈折率が均一でない屈折率分
布を有し、その形状が、前記屈折率分布による光スポッ
トの結像位置ずれを各像高毎に補正するように形成され
ていることを特徴とする。
【0025】この第1の手段によれば、光学素子の屈折
率分布に起因する光スポットの結像位置のずれを補正す
ることができる。
【0026】第2の手段は、第1の手段において、前記
光学素子の形状が、前記屈折率分布による光スポットの
結像位置ずれの像高間偏差量を小さく補正するように形
成されていることを特徴とする。
【0027】この第2の手段によれば、光学素子の屈折
率分布に起因する光スポットの結像位置のずれを、成形
用金型の形状補正を最小の補正量として補正することが
できる。
【0028】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、前記被走査面において光スポットが走査する有効
書込幅をW(mm)、光スポットの結像位置ずれの像高
間偏差量をF(mm)としたときに、F/Wが0.00
2以下であることを特徴とする。
【0029】この第3の手段によれば、充分な深度余裕
を持った光スポットを得ることができる。
【0030】第4の手段は、第1、第2または第3の手
段において、前記光学素子が、該光学素子の屈折率分布
がない、すなわち、屈折率が均一である場合に決まる光
スポットの結像位置が、被走査面に対し光偏向器と反対
側を+側と定義したとき、被走査面よりも+側にあるこ
とを特徴とする。
【0031】この第4の手段によれば、光学素子の屈折
率分布に起因する光スポットの結像位置のずれを、成形
用金型の形状補正を最小の補正量として補正することが
できる。
【0032】第5の手段は、第1ないし第4の手段のう
ちいずれか1の手段、前記光学素子が、プラスチックに
より形成されていることを特徴とする。
【0033】この第5の手段によれば、充分な深度余裕
を持った安価なレンズを得ることができる。
【0034】第6の手段は、第1ないし第5の手段うち
いずれか1の手段において、前記光学素子の屈折率分布
が、被走査面において光スポットが走査する有効書込幅
W(mm)に対応するレンズの有効範囲内で、0.5×
10-6以上であることを特徴とする。なお、屈折率分布
の上限については、ここでは特に限定しないが、金型の
補正のしやすさから考慮すると、5.0×10-4以下と
することが好ましい。
【0035】この第6の手段によれば、充分な深度余裕
を持った安価なレンズを得ることができる。
【0036】第7の手段は、第1ないし第6の手段のう
ちいずれか1の手段において、前記光学素子が含まれる
光学系は、さらに1以上の第2の光学素子を有してお
り、かつ、前記光学素子は、主走査方向の位置毎に決ま
るレンズの光軸方向の厚さ(肉厚)の偏差量(この偏差
量は、光学素子の最も厚い肉厚をDmax (mm)、最も
薄い肉厚をDmin (mm)としたとき、1−Dmin /D
max で定義される量である)が最も大きいことを特徴と
する。
【0037】この第7の手段によれば、光学素子の屈折
率分布に起因する光スポットの結像位置のずれを効果的
に補正することができる。
【0038】第8の手段は、第7の手段において、前記
光学素子の肉厚の偏差量が、被走査面において光スポッ
トが走査する有効書込幅W(mm)に対応するレンズの
有効範囲内で、0.65以上であることを特徴とする。
【0039】この第8の手段によれば、屈折率分布に起
因する光スポットの結像位置ずれを効果的に補正するこ
とができる。
【0040】第9の手段は、第1ないし第6の手段のう
ちいずれか1の手段において、前記光学素子が含まれる
光学系は、さらに1以上の第2の光学素子を有してお
り、かつ、前記光学素子が、副走査方向のパワーが最も
大きいことを特徴とする。
【0041】この第9の手段によれば、光学素子の屈折
率分布に起因する光スポットの結像位置ずれを効果的に
補正することができる。
【0042】第10の手段は、光源からの光ビームを光
偏向器により偏向させた偏向光ビームを、光学系により
被走査面上に光スポットとして集光し、被走査面を光走
査する光走査装置において、前記光学系は、第1の手段
ないし第9の手段のうちいずれか1の手段の光学素子を
少なくとも1つ含んで構成されたことを特徴とする。
【0043】この第10の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの結像位置ずれが補正さ
れた光走査装置を提供することができる。
【0044】第11の手段は、第10の手段において、
光スポットの結像位置を光軸方向に移動させる調整手段
を有することを特徴とする。
【0045】この第11の手段によれば、結像位置ずれ
を全像高に亘って被走査面に揃えることができる。
【0046】第12の手段は、第10または第11の手
段において、前記光源が、複数の発光点を有するマルチ
ビーム用光源であることを特徴とする。ここで言うマル
チビーム用光源とは、例えば、複数の発光点を有する半
導体レーザアレイでもよく、あるいは、単数の発光点を
有する半導体レーザを用い、各半導体レーザから射出さ
れる光ビームを合成手段等で合成するマルチビーム用光
源装置でもよい。
【0047】この第12の手段によれば、画像形成装置
に使用した場合に、高速化、高密度化を図ることができ
る。
【0048】第13の手段は、複数の発光点を有するマ
ルチビーム用光源からの光ビームを光偏向器により偏向
させた偏向光ビームを、光学系により被走査面上に複数
の光スポットとして集光し、被走査面を光走査するマル
チビーム用光走査装置に用いられる光学素子において、
前記光学素子が、前記光学系に含まれる屈折率が均一で
ない屈折率分布を有し、その形状が、前記屈折率分布に
よる被走査面上の光スポット間隔の像高間偏差量(この
像高間偏差量は、被走査面上における光スポットの間隔
の最大値をβmax (μm)、最小値をβmin(μm) と
したとき、1−βmin/βmaxで定義される量である)を
補正するように形成されていることを特徴とする。
【0049】この第13の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの間隔の像高間偏差を補
正することができる。
【0050】第14の手段は、第13の手段において、
前記光スポット間隔の像高間偏差量が0.1以下である
ことを特徴とする。
【0051】この第14の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの間隔の像高間偏差を、
成形用金型の形状補正を最小の補正量として補正するこ
とができる。
【0052】第15の手段は、第13または第14の手
段において、前記光学素子が、プラスチックにより形成
されていることを特徴とする。
【0053】この第15の手段によれば、充分な深度余
裕を持った安価なレンズを得ることができる。
【0054】第16の手段は、第13、第14または第
15の手段において、前記光学素子の屈折率分布が、被
走査面において光スポットが走査する有効書込幅W(m
m)に対応するレンズの有効範囲内で、0.5×10-6
以上であることを特徴とする。なお、屈折率分布の上限
については、ここでは特に限定しないが、金型の補正の
しやすさから考慮すると、5.0×10-4以下とするこ
とが好ましい。
【0055】この第16の手段によれば、充分な深度余
裕を持った安価なレンズを得ることができる。
【0056】第17の手段は、第13ないし第16のう
ちいずれか1の手段において、前記光学素子が含まれる
光学系が、さらに1以上の第2の光学素子を有してお
り、かつ、前記光学素子が、主走査方向の位置毎に決ま
るレンズの光軸方向の厚さ(肉厚)の偏差量(この偏差
量は、光学素子の最も厚い肉厚をDmax (mm)、最も
薄い肉厚をDmin (mm)としたとき、1−Dmin /D
max で定義される量である)が最も大きいことを特徴と
する。
【0057】この第17の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの間隔の像高間偏差を効
果的に補正することができる。
【0058】第18の手段は、第17の手段において、
前記光学素子の肉厚の偏差量が、被走査面において光ス
ポットが走査する有効書込幅W(mm)に対応するレン
ズの有効範囲内で、0.65以上であることを特徴とす
る。
【0059】この第18の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの間隔の像高間偏差を効
果的に補正することができる。
【0060】第19の手段は、第13の手段ないし第1
6の手段のうちいずれか1の手段において、前記光学素
子が含まれる光学系が、さらに1以上の第2の光学素子
を有しており、かつ、前記光学素子が、副走査方向のパ
ワーが最も大きいことを特徴とする。
【0061】この第19の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの間隔の像高間偏差を効
果的に補正することができる。
【0062】第20の手段は、複数の発光点を有するマ
ルチビーム用光源からの光ビームを光偏向器により偏向
させた偏向光ビームを、光学系により被走査面上に複数
の光スポットとして集光し、被走査面を光走査するマル
チビーム用光走査装置において、前記光学系が、第13
の手段ないし第19の手段のうちいずれか1の手段の光
学素子を少なくとも1つ含んで構成されたことを特徴と
する。
【0063】この第20の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの間隔の像高間偏差が補
正された光走査装置を提供することができる。
【0064】第21の手段は、感光性の像担持体の被走
査面に対して光走査手段による走査を行って潜像を形成
し、該潜像を現像手段で可視化して画像を得る画像形成
装置において、前記像担持体の被走査面の走査を行う光
走査手段として、第10の手段、第11の手段、第12
の手段、第20の手段のうちいずれか1の手段の光走査
装置を用いたことを特徴とする。
【0065】この第21の手段によれば、光学素子の屈
折率分布に起因する光スポットの結像位置ずれ、光スポ
ットの間隔の像高間偏差を有効に補正された画像形成装
置を提供することができる。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明による光学素子、該
光学素子を用いた光走査装置及び該光走査装置を用いた
画像形成装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
【0067】図3は本発明の一実施形態による光走査装
置の構成の要部を示す斜視図である。図3において、1
は発光源、2はカップリングレンズ、3はアパーチャ、
4はシリンドリカルレンズ、5は回転多面鏡(ポリゴン
ミラー)、6、7、11はレンズ、8は折り曲げミラ
ー、9は感光体、10はミラー、12は受光素子であ
る。
【0068】図3に示す本発明の一実施形態による光走
査装置は、マルチビーム方式の光走査装置の例であり、
発光源1の複数の発光源ch1〜ch4からの光ビーム
は、共通のカップリングレンズ2により以後の光学系に
カップリングされる。カップリングされた光ビームの形
態は、以後の光学系の光学特性に応じ、弱い発散性の光
束や弱い集束性の光束となることも、平行光束となるこ
ともできる。カップリングレンズ2を透過した光ビーム
は、アパーチャ3の開口部を通過する際、光束周辺部を
遮断されて「ビーム整形」され、「線像結像光学系」で
あるシリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカ
ルレンズ4は、パワーのない方向を主走査方向に向け、
副走査方向には正のパワーを持ち、入射してくるビーム
を副走査方向に集束させ、「光偏向器」である回転多面
鏡5の偏向反射面近傍に集光させる。
【0069】回転多面鏡5の偏向反射面により反射され
た偏向光ビームは、回転多面鏡5の等速回転に伴い等角
速度的に偏向しつつ、「走査結像光学系」をなす2枚の
レンズ6、7を透過し、折り曲げミラー8により光路を
折り曲げられ、「被走査面」の実体をなす光導電性の感
光体9上に、副走査方向に分離した複数の光スポットと
して集光され、これら複数の光スポットにより複数走査
線を同時走査する。
【0070】なお、光ビームは、光走査に先立ってミラ
ー10に入射し、レンズ11により受光素子12に集光
される。そして、受光素子12の出力に基づいて光走査
の書込開始タイミングが決定される。また、前述したレ
ンズ6、7の一方あるいは両方として、本発明による光
学素子が使用される。
【0071】次に、本発明による光学素子の具体的な幾
つかの実施例について詳細に説明する。以下に説明する
各実施例において、レンズ面の形状等は、以下のように
定義されるものとする。
【0072】「主走査断面内における非円弧形状」主走
査断面内の近軸曲率半径をRm 、光軸からの主走査方向
の距離をY、円錐定数をKm 、高次の係数をA1 、A
2 、A3 、A4 、A5 、A6 、……として、光軸方向の
デプスXを、次に数1として示す多項式(式1)で表
す。
【0073】
【数1】 (式1)において、奇数次の係数A1 、A3 、A5 、…
…にゼロ以外の数値を代入したとき、主走査方向に非対
称形状となる。
【0074】「副走査断面における曲率」副走査断面内
で曲率が主走査方向(光軸位置を原点とする座標Yで示
す)に変化する場合、副走査断面における曲率Cs
(Y)は、高次の係数をB1 、B2 、B3 、B4 、B
5 、B6 、……として、次の数2として示す(式2)で
表すことができる。Rs (0)は、副走査断面内における
光軸上の曲率半径を表す。
【0075】
【数2】 (式2)において、Yの奇数次の係数B1 、B3 、B
5 、……にゼロ以外の数値を代入したとき、副走査断面
内の曲率の変化が主走査方向に非対称となる。
【0076】「副非円弧面」副走査断面の主走査方向の
位置をY、副走査方向の座標をZとしたとき、副非円弧
面Xは、次の数3として示す(式3)で表すことができ
る。
【0077】
【数3】 (式3)において、Cs は、前述の(式2)で定義され
たCs (Y)である。また、Ks は、次の(式4)で定
義される。
【0078】 Ks=Ks(0)+C1・Y+C2・Y2+C3・Y3+C4・Y4+C5・Y5+…… …………(式4) (式3)において、奇数次の係数F1、F3、F5、…、
1、G3、G5、……等にゼロ以外の数値を代入する
と、副走査断面内の非円弧量が主走査方向に非対称とな
る。
【0079】すなわち、副非円弧面は、前述のように
「副走査断面内の形状が非円弧形状で、この副走査断面
内の非円弧形状が、主走査方向における副走査断面の位
置に応じて変化する面」であるが、(式3)において、
右辺の第1行は主走査方向の座標Yのみの関数で「主走
査断面内の形状」を表す。また、右辺の第2行以下は、
副走査断面のY座標が決まると、Zの各次数の係数は一
義的に決まり、座標Yにおける「副走査断面内の非円弧
形状」が定まる。
【0080】なお、前述の解析表現は、ここに挙げたも
のに限らず、種々のものが可能であり、この発明におけ
る面形状は、前述した式による表現に限定されるもので
はない。
【0081】「屈折率分布」レンズ内部に屈折率分布が
ある場合、屈折率分布nは、次の(式5)で表すことが
できる。ここで、n0 は、基準屈折率分布を表す。
【0082】 n=n0+a0+a1・Y+a2・Y2+a3・Y3+a4・Y4+…… +(b0+b1・Y+b2・Y2+b3・Y3+b4・Y4+……)・Z +(c0+c1・Y+c2・Y2+c3・Y3+c4・Y4+……)・Z +(d0+d1・Y+d2・Y2+d3・Y3+d4・Y4+……)・Z +(e0+e1・Y+e2・Y2+e3・Y3+e4・Y4+……)・Z : : : ……(5)
【0083】[実施例1:請求項1〜6、10、11に
対応]図4は実施例1による光学素子としての結像走査
レンズを含む走査光学系を説明する図、図5、図6は実
施例1による光学素子(屈折率分布なし)の各面の主走
査方向と副走査方向との係数を表す図、図7は実施例1
による光学素子(屈折率分布あり)の屈折率分布の係数
を表す図、図8、図9は実施例1による光学素子(屈折
率分布あり)の各面の主走査方向と副走査方向との係数
を表す図、図10は実施例1による光学素子の副走査方
向の結像位置を示す図であり、図4の符号は、図3の場
合と同一である。そして、図3におけるレンズ6が実施
例1による光学素子である。光走査装置の構成要素の条
件は、次のように定められる。
【0084】・「光源1」 発光源数:1 波長:780nm ・「カップリングレンズ」 焦点距離:8mm(1群1枚構成) カップリング作用:収束作用 ・「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:26.47mm ・「ポリゴンミラー」 偏向反射面数:6 内接円半径:18mm ・光源側からのポリゴンミラーへの入射ビームと走査結
像光学系の光軸とがなす角:60° ・「ポリゴンミラーと被走査面との間にある光学系のデ
ータ」 データの表記の記号について説明すると次の通りであ
る。すなわち、曲率半径を、主走査方向につき「R
m 」、副走査方向につき「Rs 」、屈折率を「n」で表
す。
【0085】なお、以下のデータにおける「Rm 、R
s 」は、円弧形状以外については「近軸曲率半径」であ
る。また、ここで面番号0のYは、偏向反射面に入射す
る光ビームが被走査面で基準となる像高0に到達すると
きの反射点と、面番号1の近軸位置との主走査方向の隔
たりを表す。面番号n(nは2以降)のYは、面番号n
の近軸位置と面番号n+1の近軸位置との主走査方向の
隔たりを表す。
【0086】そして、本発明の実施例1におけるレンズ
6を含む「ポリゴンミラーと被走査面との間にある光学
系のデータ」は、表1に示すようなものである。なお、
表1における面番号0、1、2は、それぞれ、ポリゴン
ミラーの偏向反射面、レンズ6の偏向反射面側の面、レ
ンズ6の偏向反射面側とは反対側の面である。
【0087】
【表1】
【0088】いま、レンズ6がガラス等による屈折率分
布のない材料であるとして、レンズを最適に設計すると
各面の主走査方向と副走査方向との係数は、図5、図6
に示すようなものとなる。そして、図5、図6に示すデ
ータに基づいて、ガラス等による屈折率分布のないレン
ズを製造して副走査方向の結像位置を測定した結果、図
10(a)に示すような副走査方向の結像位置を得た。
【0089】このとき、F/W=0.103mm/21
0mm=0.0005≦0.002を満足している。
【0090】今回、図5、図6に示すデータに基づい
て、光走査用レンズ(プラスチック成形)を製造し、そ
の屈折率分布を測定したところ、副走査方向8mm幅に
おいて、δn=2.0×10-4であった(0.5×10
-6≦δn≦5.0×10-4)。このときの屈折率分布の
係数を図7に示している。
【0091】また、このときの副走査方向の結像位置を
図10(b)に示している。このとき、 F/W=
1.544mm/210mm=0.0074であり、
0.002以下を満足しない。
【0092】そこで、実施例1では、この結像位置ずれ
を各像高毎に補正するように、レンズ6の各面の副走査
方向の係数を決定した。この係数を図8、図9に示す。
この図8、図9に示すデータに基づいて、光走査用レン
ズ(プラスチック成形)を製造し、副走査方向の結像位
置を測定したところ、副走査方向の結像位置は、図10
(c)に示すようなものとなった。このとき、 F/W=0.084mm/210mm=0.0003≦
0.002 を満足している。
【0093】また、このとき、図10(c)から判るよ
うに、副走査方向の結像位置が約4.6mmだけ被走査
面から遠ざかった位置にある。そこで、結像位置を被走
査面に戻す必要があるが、そのためには、シリンドリカ
ルレンズ4を光軸方向に−0.6mmだけ移動させれば
よい。このときの副走査方向の結像位置を図10(e)
に示している。
【0094】ちなみに、図8、図9に示す係数で屈折率
分布がないと仮定すると、副走査方向の結像位置は、図
10(d)に示すようになり、光スポットの結像位置
は、被走査面よりも+側にある。
【0095】[実施例2:請求項1〜8、10〜18、
20に対応]図11は実施例2による光学素子としての
結象走査レンズを含む走査光学系を説明する図、図12
〜図15は実施例2による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図、図
16、図17は実施例2による光学素子(屈折率分布あ
り)の屈折率分布の係数を表す図、図18、図19は実
施例2による光学素子(屈折率分布あり)の各面の主走
査方向と副走査方向との係数を表す図、図20は実施例
2による光学素子の主走査方向と副走査方向との結像位
置を示す図である。図11において、7はレンズであ
り、他の符号は、図3の場合と同一である。そして、図
11におけるレンズ6、7が実施例2による光学素子で
ある。光走査装置の構成要素の条件は、次のように定め
られる。
【0096】・「光源」 発光源数:4(LDアレイ方式) 発光源ピッチ:14μm 波長:780nm ・「カップリングレンズ」 焦点距離:27mm(1群1枚) カップリング作用:コリメート作用 ・「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:58.7mm ・「ポリゴンミラー」 偏向反射面数:5 内接円半径:20mm ・光源側からのポリゴンミラーヘの入射ビームと走査結
像光学系の光軸とがなす角:60° ・「ポリゴンミラーと被走査面との間にある光学系のデ
ータ」 データの表記の記号については、実施例1で説明した通
りである。そして、本発明の実施例2におけるレンズ
6、7を含む「ポリゴンミラーと被走査面との間にある
光学系のデータ」は、表2に示すようなものである。な
お、表2における面番号0、1〜4は、それぞれ、ポリ
ゴンミラーの偏向反射面、レンズ6の偏向反射面側の
面、レンズ6の偏向反射面側とは反対側の面、レンズ7
の偏向反射面側の面、レンズ7の偏向反射面側とは反対
側の面である。
【0097】
【表2】
【0098】いま、レンズ6、7がガラス等による屈折
率分布のない材料であるとして、レンズを最適に設計す
ると各面の主走査方向と副走査方向との係数は、図12
〜図15に示すようなものとなる。そして、図12〜図
15に示すデータに基づいて、ガラス等による屈折率分
布のないレンズを製造して結像位置を測定した結果、図
20(a)に示すような主走査方向と副走査方向との結
像位置を得た(点線は主走査方向、実線は副走査方
向)。
【0099】このとき、 F(主)/W=0.133mm/323mm=0.00
04≦0.002 F(副)/W=0.099mm/323mm=0.00
03≦0.002 を満足している。
【0100】今回、図12〜図15に示すデータに基づ
いて、光走査用レンズ(プラスチック成形)6、7を製
造し、その屈折率分布を測定したところ、レンズは、副
走査方向4mm幅において、δn=1.84×10-5
レンズ7は、副走査方向8mm幅において、δn=2.
1×10-5であった(0.5×10-6≦δn≦5.0×
10-4)。このときの屈折率分布の係数を図16、図1
7に示している。
【0101】また、このときの主走査方向、副走査方向
の結像位置を図20(b)に示している。このとき、 F(主)/W=0.133mm/323mm=0.00
04 F(副)/W=0.765mm/323mm=0.00
24 であり、副走査方向で0.002以下を満足しない。
【0102】そこで、実施例2では、この結像位置ずれ
を各像高毎に補正するように、レンズ6の各面の副走査
方向の係数を決定した。この係数を図18、図19に示
す。レンズ6に注目しているのは、レンズ6の肉厚の偏
差量が最も大きいレンズであり、有効範囲内で0.66
>0.65であるからである。この図18、図19に示
すデータに基づいて、光走査用レンズ(プラスチック成
形)を製造し、副走査方向の結像位置を測定したとこ
ろ、主走査方向、副走査方向の結像位置は、図20
(c)に示すようなものとなった。このとき、 F(主)/W=0.133mm/323mm=0.00
04≦0.002 F(副)/W=0.036mm/323mm=0.00
01≦0.002 を満足している。
【0103】また、このとき、副走査方向の結像位置が
約0.67mmだけ被走査面から遠ざかった位置にあ
る。そこで、結像位置を被走査面に戻す必要があるが、
そのためには、シリンドリカルレンズ4を光軸方向に−
1.4mmだけ移動させればよい。このときの副走査方
向の結像位置を図20(e)に示している。また、この
ときの光スポットの間隔の像高間偏差量は、0.048
であり、0.1以下を満足する。
【0104】ちなみに、図18、図19に示す係数で屈
折率分布がないと仮定すると、主走査方向、副走査方向
の結像位置は、図20(d)に示すようになり、光スポ
ットの結像位置は、被走査面よりも+側にある。
【0105】[実施例3:請求項1〜6、9〜16、1
9、20に対応]図21、図22は実施例3による光学
素子(屈折率分布あり)7の各面の副走査方向の係数を
表す図、図23は実施例3による光学素子の主走査方向
と副走査方向との結像位置を示す図である。
【0106】実施例3は、図11に示す実施例2による
光学素子としての結象走査レンズを含む走査光学系と同
一であり、実施例2と異なるのは、レンズ6、7の屈折
率分布で発生した結像位置ずれを各像高毎に補正するよ
うに、レンズ7の各面の副走査方向の係数を決定したこ
とである。この係数を図21、図22に示す。レンズ7
に注目しているのは、レンズ7の副走査方向のパワーが
最も大きいレンズだからである。このときの主走査方
向、副走査方向の結像位置を図23(a)に示す。この
とき、 F(主)/W=0.133mm/323mm=0.00
04≦0.002 F(副)/W=0.027mm/323mm=0.00
008≦0.002 を満足している。
【0107】また、このとき副走査方向の結像位置は、
約0.67mmだけ被走査面から遠ざかった位置にあ
る。そこで、結像位置を被走査面に戻す必要があるが、
そのためには、シリンドリカルレンズ4を光軸方向に−
1.4mmだけ移動させればよい。このときの主走査方
向、副走査方向の結像位置を図23(c)に示す。ま
た、このとき、光スポットの間隔の像高間偏差量は0.
047であり、0.1以下を満足する。
【0108】ちなみに、この係数で屈折率分布がないと
仮定すると、主走査方向、副走査方向の結像位置は図2
3(b)に示すようになり、光スポットの結像位置は被
走査面よりも+側にある。
【0109】[実施例4:請求項1〜6、9〜12に対
応]図24は実施例4による光学素子としての結象走査
レンズを含む走査光学系を説明する図、図25、図26
は実施例4による光学素子(屈折率分布なし)6−1の
各面の副走査方向の係数を表す図、図27は実施例4に
よる光学素子(屈折率分布あり)6−1の屈折率分布の
係数を表す図、図28、図29は実施例4による光学素
子(屈折率分布あり)17の各面の主走査方向と副走査
方向との係数を表す図、図30は実施例4による光学素
子の主走査方向と副走査方向との結像位置を示す図であ
る。図24において、6−1、6−2、7はレンズであ
り、他の符号は、図3の場合と同一である。そして、図
24におけるレンズ6−1、6−2、7が実施例4によ
る光学素子である。光走査装置の構成要素の条件は、次
のようにの定められる。
【0110】・「光源」 発光源数:2(2LD方式) 波長:650nm ・「カップリングレンズ」 焦点距離:15mm(1群1枚) カップリング作用:コリメート作用 ・「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:177.76mm ・「ポリゴンミラー」 偏向反射面数:6 内接円半径:25mm ・光源側からのポリゴンミラーヘの入射ビームと走査結
像光学系の光軸とがなす角:60° ・「ポリゴンミラーと被走査面との間にある光学系のデ
ータ」 データの表記の記号については、実施例1で説明した通
りである。そして、本発明の実施例4におけるレンズ6
−1、6−2、7を含む「ポリゴンミラーと被走査面と
の間にある光学系のデータ」は、表3に示すようなもの
である。なお、表3における面番号0、1〜6は、それ
ぞれ、ポリゴンミラーの偏向反射面、レンズ6−1の偏
向反射面側の面、レンズ6−1の偏向反射面側とは反対
側の面、レンズ6−2の偏向反射面側の面、レンズ6−
2の偏向反射面側とは反対側の面、レンズ7の偏向反射
面側の面、レンズ7の偏向反射面側とは反対側の面であ
る。
【0111】
【表3】
【0112】実施例4は、走査光学系に含まれるレンズ
6−1、6−2、7のうち、レンズ6−1とレンズ7が
プラスチック成形であり、レンズ6−1が前述の(式
2)で表される「副走査断面における曲率が主走査方向
に非対称に変化する面」となっている。このときのレン
ズ6−1の各面の副走査方向の係数を図25、図26に
示す。
【0113】いま、レンズ6−1がガラス等による屈折
率分布のない材料であるとして、レンズ6−1を最適に
設計すると各面の副走査方向の係数は、図25、図26
に示すようなものとなる。そして、図25、図26に示
すデータに基づいて、ガラス等による屈折率分布のない
レンズを製造して結像位置を測定した結果、図30
(a)に示すような主走査方向と副走査方向との結像位
置を得た(点線は主走査方向、実線は副走査方向)。こ
のとき、 F(主)/W=0.372mm/431.8mm=0.
0009≦0.002 F(副)/W=0.201mm/431.8mm=0.
0005≦0.002 を満足している。
【0114】今回、図25、図26に示すデータに基づ
いて、光走査用レンズ(プラスチック成形)6−1を製
造し、その屈折率分布を測定したところ、レンズは、副
走査方向4mm幅において、δn=3.64×10-5
あった(0.5×10-6≦δn≦5.0×10-4)。こ
のときの屈折率分布の係数を図27に示している。
【0115】また、このときの主走査方向、副走査方向
の結像位置を図30(b)に示している。このとき、 F(主)/W=0.372mm/431.8mm=0.
0009 F(副)/W=0.959mm/431.8mm=0.
0022 であり、副走査方向で0.002以下を満足しない。
【0116】そこで、実施例4では、この結像位置ずれ
を各像高毎に補正するように、レンズ7の各面の副走査
方向の係数を決定した。この係数を図28、図29に示
している。レンズ7に注目しているのは、レンズ7の副
走査方向のパワーが最も大きいレンズだからである。
【0117】また、このときの主走査方向、副走査方向
の結像位置を図30(c)に示す。このとき、 F(主)/W=0.372mm/431.8mm=0.
0009≦0.002 F(副)/W=0.011mm/431.8mm=0.
00003≦0.002 を満足している。
【0118】また、このとき、副走査方向の結像位置が
約1.4mmだけ被走査面から遠ざかった位置にある。
そこで、結像位置を被走査面に戻す必要があるが、その
ためには、シリンドリカルレンズ4を光軸方向に−3.
2mmだけ移動させればよい。このときの副走査方向の
結像位置を図30(e)に示している。また、このとき
の光スポットの間隔の像高間偏差量は、0.073であ
り、0.1以下を満足する。
【0119】ちなみに、図28、図29に示す係数で屈
折率分布がないと仮定すると、主走査方向、副走査方向
の結像位置は、図30(d)に示すようになり、光スポ
ットの結像位置は、被走査面よりも+側にある。
【0120】[実施例5:請求項1〜8、10〜18、
20に対応]図31は実施例5による光学素子としての
結象走査レンズを含む走査光学系を説明する図、図32
〜図35は実施例5による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図、図
36、図37は実施例5による光学素子(屈折率分布あ
り)の屈折率分布の係数を表す図、図38、図39は実
施例5による光学素子(屈折率分布あり)6の各面の主
走査方向と副走査方向との係数を表す図、図40は実施
例5による光学素子の主走査方向と副走査方向との結像
位置を示す図であり、図31の符号は、図11の場合と
同一である。そして、図31におけるレンズ6、7が実
施例5による光学素子である。光走査装置の構成要素の
条件は、次のように定められる。
【0121】・「光源」 発光源数:4(LDアレイ方式) 発光源ピッチ:14μm 波長:780nm ・「カップリングレンズ」 焦点距離:27mm(1群1枚) カップリング作用:コリメート作用 ・「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:46.95mm ・「ポリゴンミラー」 偏向反射面数:5 内接円半径:18mm ・光源側からのポリゴンミラーヘの入射ビームと走査結
像光学系の光軸とがなす角:60° ・「ポリゴンミラーと被走査面との間にある光学系のデ
ータ」 データの表記の記号については、実施例1で説明した通
りである。そして、本発明の実施例5におけるレンズ
6、7を含む「ポリゴンミラーと被走査面との間にある
光学系のデータ」は、表4に示すようなものである。な
お、表4における面番号0、1〜4は、それぞれ、ポリ
ゴンミラーの偏向反射面、レンズ6の偏向反射面側の
面、レンズ6の偏向反射面側とは反対側の面、レンズ7
の偏向反射面側の面、レンズ7の偏向反射面側とは反対
側の面である。
【0122】
【表4】
【0123】いま、レンズ6、7がガラス等による屈折
率分布のない材料であるとして、レンズを最適に設計す
ると各面の主走査方向と副走査方向との係数は、図32
〜図35に示すようなものとなる。そして、図32〜図
35に示すデータに基づいて、ガラス等による屈折率分
布のないレンズを製造して結像位置を測定した結果、図
40(a)に示すような主走査方向と副走査方向との結
像位置を得た(点線は主走査方向、実線は副走査方
向)。
【0124】このとき、 F(主)/W=0.057mm/323mm=0.00
02≦0.002 F(副)/W=0.026mm/323mm=0.00
008≦0.002 を満足している。
【0125】今回、図32〜図35に示すデータに基づ
いて、光走査用レンズ(プラスチック成形)6、7を製
造し、その屈折率分布を測定したところ、レンズは、副
走査方向4mm幅において、δn=2.9×10-5、レ
ンズ7は、副走査方向8mm幅において、δn=3.1
6×10-5であった(0.5×10-6≦δn≦5.0×
10-4)。このときの屈折率分布の係数を図36、図3
7に示している。
【0126】また、このときの主走査方向、副走査方向
の結像位置を図40(b)に示している。このとき、 F(主)/W=0.057mm/323mm=0.00
02 F(副)/W=1.027mm/323mm=0.00
32 であり、副走査方向で0.002以下を満足しない。
【0127】そこで、実施例5では、この結像位置ずれ
を各像高毎に補正するように、レンズ6の各面の副走査
方向の係数を決定した。この係数を図38、図39に示
す。レンズ6に注目しているのは、レンズ6の肉厚の偏
差量が最も大きいレンズであり、有効範囲内で0.69
>0.65であるからである。この図38、図39に示
すデータに基づいて、光走査用レンズ(プラスチック成
形)を製造し、副走査方向の結像位置を測定したとこ
ろ、主走査方向、副走査方向の結像位置は、図40
(c)に示すようなものとなった。このとき、 F(主)/W=0.057mm/323mm=0.00
02≦0.002 F(副)/W=0.011mm/323mm=0.00
003≦0.002 を満足している。
【0128】また、このとき、副走査方向の結像位置
は、約1.2mmだけ被走査面から遠ざかった位置にあ
る。そこで、結像位置を被走査面に戻す必要があるが、
そのためには、シリンドリカルレンズ4を光軸方向に−
1.5mmだけ移動させればよい。このときの、主走査
方向、副走査方向の結像位置は、図40(e)に示すよ
うになる。また、このとき、光スポットの間隔の像高間
偏差量は0.045であり、0.1以下を満足する。
【0129】ちなみに、図38、図39に示す係数で屈
折率分布がないと仮定すると、主走査方向、副走査方向
の結像位置は図40(d)に示すようになり、光スポッ
トの結像位置は被走査面よりも+側にある。
【0130】[実施例6:請求項1〜6、9〜16、1
9、20に対応]図41、図42は実施例6による光学
素子(屈折率分布あり)7の各面の主走査方向と副走査
方向との係数を表す図、図43は実施例6による光学素
子の主走査方向と副走査方向との結像位置を示す図であ
る。
【0131】実施例6は、図31に示す実施例5による
光学素子としての結象走査レンズを含む走査光学系と同
一であり、実施例5と異なるのは、レンズ6、7の屈折
率分布で発生した結像位置ずれを各像高毎に補正するよ
うに、レンズ7の各面の副走査方向の係数を決定したこ
とである。この係数を図41、図42に示す。レンズ7
に注目しているのは、レンズ7の副走査方向のパワーが
最も大きいレンズだからである。このときの主走査方
向、副走査方向の結像位置を図43(a)に示す。この
とき、 F(主)/W=0.057mm/323mm=0.00
02≦0.002 F(副)/W=0.011mm/323mm=0.00
0034≦0.002 を満足している。
【0132】また、このとき、副走査方向の結像位置は
約1.2mmだけ被走査面から遠ざかった位置にある。
そこで、結像位置を被走査面に戻す必要があるが、その
ためには、シリンドリカルレンズ4を光軸方向に−1.
5mmだけ移動させればよい。このときの主走査方向、
副走査方向の結像位置を図43(c)に示す。また、こ
のとき、光スポットの間隔の像高間偏差量は0.045
であり、0.1以下を満足する。
【0133】ちなみに、図41、図42に示す係数で屈
折率分布がないと仮定すると、主走査方向、副走査方向
の結像位置は、図43(b)に示すようになり、光スポ
ットの結像位置は被走査面よりも+側にある。
【0134】[実施例7:請求項21に対応]図44は
本発明による光走査装置を備えた画像形成装置の実施形
態の構成を示す図であり、次に、本発明の応用例として
のレーザプリンタについて説明する。図44において、
100はレーザプリンタ、111は潜像担持体、112
は帯電ローラ、113は現像装置、114は転写ロー
ラ、115はクリーニング装置、116は定着装置、1
17は光走査装置、118は用紙カセット、119はレ
ジストローラ対、120は給紙コロ、121は搬送路、
122は廃紙ローラ、123はトレイである。
【0135】図44に示す画像形成装置は、レーザプリ
ンタ100であり、潜像担持体111として、円筒状に
形成された光導電性の感光体を有している。潜像担持体
111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ11
2、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング
装置115が配備されている。帯電手段としては、コロ
ナチャージャを用いることもできる。また、レーザビー
ムLBにより光走査を行う光走査装置117が設けら
れ、帯電ローラ112と現像装置113との間で光書込
による露光が行われるようになっている。
【0136】画像形成を行うとき、光導電性の感光体で
ある像担持体111が時計回りに等速回転され、その表
面が帯電ローラ112により均一に帯電され、光走査装
置117のレーザビームLBの光書込による露光を受け
て静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、所謂
「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。この静
電潜像は、現像装置113により反転現像され、像担持
体111上にトナー画像が形成される。
【0137】転写紙Pを収納したカセット118は、画
像形成装置であるレーザプリンタ100本体に脱着可能
であり、図44に示すように装着された状態において、
収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ120に
より給紙される。給紙された転写紙Pは、その先端部を
レジストローラ対119に銜えられる。レジストローラ
対119は、像担持体111上のトナー画像が転写位置
へ移動するのにタイミングを合わせて、転写紙Pを転写
部へ送り込む。送り込まれた転写紙Pは、転写部におい
てトナー画像と重ね合わせられ転写ローラ114の作用
によりトナー画像が静電転写される。トナー画像を転写
された転写紙Pは、定着装置116へ送られ、定着装置
116においてトナー画像が定着され、搬送路121を
通り、排紙ローラ対122によりトレイ123上に排出
される。
【0138】トナー画像が転写された後の像担持体11
1の表面は、クリーニング装置115によりクリーニン
グされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
【0139】前述したレーザプリンタ100において、
光走査装置117として、実施例1〜6に説明した光学
素子を有する光走査装置を用いることにより、極めて良
好な画像形成を実行することができる。また、図44で
は、本発明の応用例として、レーザプリンタを挙げて説
明したが、本発明は、デジタル複写機、レーザファクシ
ミリ等に適用することもできる。
【0140】前述で説明した実施例1〜実施例6は、全
て面の形状だけで光学素子を補正するとして説明した
が、本発明は、光学素子の肉厚も補正するようにするこ
ともでき、本発明は、面の形状だけを補正することに限
定されない。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学素子としての走査レンズの屈折率分布に起因する光ス
ポットの結像位置ずれ、光スポットの間隔の像高間偏差
を有効に補正することができる光学素子を提供すること
ができる。この光学素子は、光走査装置に用いて有効で
あり、また、この光走査装置は、画像形成装置に用いて
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるレンズの屈折率分布の一例を説
明図的に示す図である。
【図2】屈折率分布の有無による光スポット径とデフォ
ーカス量との関係を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による光走査装置の構成の
要部を示す斜視図である。
【図4】実施例1による光学素子としての結象走査レン
ズを含む走査光学系を説明する図である。
【図5】実施例1による光学素子(屈折率分布なし)の
各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(その
1)である。
【図6】実施例1による光学素子(屈折率分布なし)の
各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(その
2)である。
【図7】実施例1による光学素子(屈折率分布あり)の
屈折率分布の係数を表す図である。
【図8】実施例1による光学素子(屈折率分布あり)の
各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(その
1)である。
【図9】実施例1による光学素子(屈折率分布あり)の
各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(その
2)である。
【図10】実施例1による光学素子の副走査方向の結像
位置を示す図である。
【図11】実施例2による光学素子としての結象走査レ
ンズを含む走査光学系を説明する図である。
【図12】実施例2による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の1)である。
【図13】実施例2による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の2)である。
【図14】実施例2による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の3)である。
【図15】実施例2による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の4)である。
【図16】実施例2による光学素子(屈折率分布あり)
の屈折率分布の係数を表す図(その1)である。
【図17】実施例2による光学素子(屈折率分布あり)
の屈折率分布の係数を表す図(その2)である。
【図18】実施例2による光学素子(屈折率分布あり)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の1)である。
【図19】実施例2による光学素子(屈折率分布あり)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の2)である。
【図20】実施例2による光学素子の主走査方向と副走
査方向との結像位置を示す図である。
【図21】実施例3による光学素子(屈折率分布あり)
7の各面の副走査方向の係数を表す図(その1)であ
る。
【図22】実施例3による光学素子(屈折率分布あり)
7の各面の副走査方向の係数を表す図(その2)であ
る。
【図23】実施例3による光学素子の主走査方向と副走
査方向との結像位置を示す図である。
【図24】実施例4による光学素子としての結象走査レ
ンズを含む走査光学系を説明する図である。
【図25】実施例4による光学素子(屈折率分布なし)
6−1の各面の副走査方向の係数を表す図(その1)で
ある。
【図26】実施例4による光学素子(屈折率分布なし)
6−1の各面の副走査方向の係数を表す図(その2)で
ある。
【図27】実施例4による光学素子(屈折率分布あり)
6−1の屈折率分布の係数を表す図である。
【図28】実施例4による光学素子(屈折率分布あり)
17の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図
(その1)である。
【図29】実施例4による光学素子(屈折率分布あり)
17の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図
(その2)である。
【図30】実施例4による光学素子の主走査方向と副走
査方向との結像位置を示す図である。
【図31】実施例5による光学素子としての結象走査レ
ンズを含む走査光学系を説明する図である。
【図32】実施例5による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の1)である。
【図33】実施例5による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の2)である。
【図34】実施例5による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の3)である。
【図35】実施例5による光学素子(屈折率分布なし)
の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図(そ
の4)である。
【図36】実施例5による光学素子(屈折率分布あり)
の屈折率分布の係数を表す図(その1)である。
【図37】実施例5による光学素子(屈折率分布あり)
の屈折率分布の係数を表す図(その2)である。
【図38】実施例5による光学素子(屈折率分布あり)
6の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図
(その1)である。
【図39】実施例5による光学素子(屈折率分布あり)
6の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図
(その2)である。
【図40】実施例5による光学素子の主走査方向と副走
査方向との結像位置を示す図である。
【図41】実施例6による光学素子(屈折率分布あり)
7の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図
(その1)である。
【図42】実施例6による光学素子(屈折率分布あり)
7の各面の主走査方向と副走査方向との係数を表す図
(その2)である。
【図43】実施例6による光学素子の主走査方向と副走
査方向との結像位置を示す図である。
【図44】本発明による光走査装置を備えた画像形成装
置の実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 発光源 2 カップリングレンズ 3 アパーチャ 4 シリンドリカルレンズ 5 回転多面鏡(ポリゴンミラー) 6、7、7−1、11 レンズ 8 折り曲げミラー 9 感光体 10 ミラー 12 受光素子 100 レーザプリンタ 111 潜像担持体 112 帯電ローラ 113 現像装置 114 転写ローラ 115 クリーニング装置 116 定着装置 117 光走査装置 118 用紙カセット 119 レジストローラ対 120 給紙コロ 121 搬送路 122 廃紙ローラ 123 トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/028 B41J 3/00 D 1/113 H04N 1/04 104A (72)発明者 厚海 広道 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C362 AA07 BA04 BA48 BA86 2H045 CA04 CA34 CA55 CA62 CA68 2H087 KA08 KA18 KA19 LA22 PA01 PA02 PA17 PB01 PB02 QA02 QA07 RA08 RA45 5C051 AA02 CA07 DB22 DB30 5C072 AA03 DA02 HA02 HA09 HA13 XA05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光ビームを光偏向器により偏
    向させた偏向光ビームを、光学系により被走査面上に光
    スポットとして集光し、被走査面を光走査する光走査装
    置に用いられる光学素子において、 前記光学素子は、前記光学系に含まれる屈折率が均一で
    ない屈折率分布を有し、その形状が、前記屈折率分布に
    よる光スポットの結像位置ずれを各像高毎に補正するよ
    うに形成されていることを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学素子において、 前記光学素子の形状が、前記屈折率分布による光スポッ
    トの結像位置ずれの像高間偏差量を小さく補正するよう
    に形成されていることを特徴とする光学素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光学素子におい
    て、 前記被走査面において光スポットが走査する有効書込幅
    をW(mm)、光スポットの結像位置ずれの像高間偏差
    量をF(mm)としたときに、F/Wが0.002以下
    であることを特徴とする光学素子。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の光学素子に
    おいて、 前記光学素子が、該光学素子の屈折率分布がない、すな
    わち、屈折率が均一である場合に決まる光スポットの結
    像位置が、被走査面に対し光偏向器と反対側を+側と定
    義したとき、被走査面よりも+側にあることを特徴とす
    る光学素子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちいずれか1記載
    の光学素子において、 前記光学素子は、プラスチックにより形成されているこ
    とを特徴とする光学素子。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちいずれか1記載
    の光学素子において、 前記光学素子の屈折率分布が、被走査面において光スポ
    ットが走査する有効書込幅W(mm)に対応するレンズ
    の有効範囲内で、0.5×10-6以上であることを特徴
    とする光学素子。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のうちいずれか1記載
    の光学素子において、 前記光学素子が含まれる光学系は、さらに1以上の第2
    の光学素子を有しており、 かつ、前記光学素子は、主走査方向の位置毎に決まるレ
    ンズの光軸方向の厚さ(肉厚)の偏差量(この偏差量
    は、光学素子の最も厚い肉厚をDmax (mm)、最も薄
    い肉厚をDmin (mm)としたとき、1−Dmin /D
    max で定義される量である)が最も大きいことを特徴と
    する光学素子。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光学素子において、 前記光学素子の肉厚の偏差量が、被走査面において光ス
    ポットが走査する有効書込幅W(mm)に対応するレン
    ズの有効範囲内で、0.65以上であることを特徴とす
    る光学素子。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6のうちいずれか1記載
    の光学素子において、 前記光学素子が含まれる光学系は、さらに1以上の第2
    の光学素子を有しており、 かつ、前記光学素子が、副走査方向のパワーが最も大き
    いことを特徴とする光学素子。
  10. 【請求項10】 光源からの光ビームを光偏向器により
    偏向させた偏向光ビームを、光学系により被走査面上に
    光スポットとして集光し、被走査面を光走査する光走査
    装置において、 前記光学系は、請求項1ないし9のうちいずれか1記載
    の光学素子を少なくとも1つ含んで構成されたことを特
    徴とする光走査装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光走査装置におい
    て、 光スポットの結像位置を光軸方向に移動させる調整手段
    を有することを特徴とする光走査装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の光走査装
    置において、 前記光源が、複数の発光点を有するマルチビーム用光源
    であることを特徴とする光走査装置。
  13. 【請求項13】 複数の発光点を有するマルチビーム用
    光源からの光ビームを光偏向器により偏向させた偏向光
    ビームを、光学系により被走査面上に複数の光スポット
    として集光し、被走査面を光走査するマルチビーム用光
    走査装置に用いられる光学素子において、 前記光学素子は、前記光学系に含まれる屈折率が均一で
    ない屈折率分布を有し、その形状が、前記屈折率分布に
    よる被走査面上の光スポット間隔の像高間偏差量(この
    像高間偏差量は、被走査面上における光スポットの間隔
    の最大値をβma x (μm)、最小値をβmin(μm) と
    したとき、1−βmin/βmaxで定義される量である)を
    補正するように形成されていることを特徴とする光学素
    子。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の光学素子において、 前記光スポット間隔の像高間偏差量が0.1以下である
    ことを特徴とする光学素子。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載の光学素子
    において、 前記光学素子は、プラスチックにより形成されているこ
    とを特徴とする光学素子。
  16. 【請求項16】 請求項13、14または15記載の光
    学素子において、 前記光学素子の屈折率分布が、被走査面において光スポ
    ットが走査する有効書込幅W(mm)に対応するレンズ
    の有効範囲内で、0.5×10-6以上であることを特徴
    とする光学素子。
  17. 【請求項17】 請求項13ないし16のうちいずれか
    1記載の光学素子において、 前記光学素子が含まれる光学系は、さらに1以上の第2
    の光学素子を有しており、 かつ、前記光学素子は、主走査方向の位置毎に決まるレ
    ンズの光軸方向の厚さ(肉厚)の偏差量(この偏差量
    は、光学素子の最も厚い肉厚をDmax (mm)、最も薄
    い肉厚をDmin (mm)としたとき、1−Dmin /D
    max で定義される量である)が最も大きいことを特徴と
    する光学素子。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の光学素子において、 前記光学素子の肉厚の偏差量が、被走査面において光ス
    ポットが走査する有効書込幅W(mm)に対応するレン
    ズの有効範囲内で、0.65以上であることを特徴とす
    る光学素子。
  19. 【請求項19】 請求項13ないし16のうちいずれか
    1記載の光学素子において、 前記光学素子が含まれる光学系は、さらに1以上の第2
    の光学素子を有しており、 かつ、前記光学素子が、副走査方向のパワーが最も大き
    いことを特徴とする光学素子。
  20. 【請求項20】 複数の発光点を有するマルチビーム用
    光源からの光ビームを光偏向器により偏向させた偏向光
    ビームを、光学系により被走査面上に複数の光スポット
    として集光し、被走査面を光走査するマルチビーム用光
    走査装置において、 前記光学系は、請求項13ないし19のうちいずれか1
    記載の光学素子を少なくとも1つ含んで構成されたこと
    を特徴とするマルチビーム用光走査装置。
  21. 【請求項21】 感光性の像担持体の被走査面に対して
    光走査手段による走査を行って潜像を形成し、該潜像を
    現像手段で可視化して画像を得る画像形成装置におい
    て、 前記像担持体の被走査面の走査を行う光走査手段とし
    て、請求項10、11、12、20のうちいずれか1記
    載の光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装
    置。
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