JP2003005117A - 光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同ジッタ−量やピッチ間隔誤差を低減するこ
とができる光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれ
を用いた画像形成装置を得ること。 【解決手段】 複数の光束を発する光源手段1と、該光
源手段から発せられた複数の光束を偏向する偏向手段5
と、該偏向手段により偏向された複数の光束を被走査面
7上に導光する走査光学手段6と、を有するマルチビー
ム走査装置において、該光源手段と該偏向手段との間
に、該複数の光束のうち少なくとも1つの光束の光束径
の一端を決定する第1の遮光部材4aと、該光束径の他
端を決定する第2の遮光部材4bとを、該光束の進行方
向に離間して配置し、該2つの遮光部材を用いて光束径
を制限していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査装置、マルチ
ビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、
特に光源手段から出射した光束を偏向手段としてのポリ
ゴンミラーにより反射偏向させ、走査光学手段(結像走
査光学系)を介して被走査面上を光走査して画像情報を
記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有する
レーザービームプリンターやデジタル複写機等の装置に
好適な画像形成装置に関する。特に複数の光束を同時に
光走査して高速化・高精細化を図ったマルチビーム走査
装置において、ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減した良
好なる画像が常に得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図18は従来のマルチビーム走査光学系
の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
【0003】同図において91は光源手段であり、例え
ば2個の発光点(光源)を有する半導体レーザーアレイ
より成っている。2つの発光点は主走査方向及び副走査
方向に対して各々離して配置されている。92は集光レ
ンズ系であり、1枚のコリメーターレンズを有してお
り、光源手段91から出射された2つの光束を略平行光
束もしくは収束光束に変換している。93はシリンドリ
カルレンズであり、副走査方向のみに所定の屈折力を有
している。94は開口絞りであり、シリンドリカルレン
ズ93を通過した2つの光束を所望の最適なビーム形状
に整形している。95は偏向手段であり、例えば回転多
面鏡より成り、モーター等の駆動手段98により図中矢
印A方向に一定速度で回転している。96はfθ特性を
有する走査光学手段としての走査レンズ系(結像走査光
学系)であり、第1、第2の2枚のfθレンズ96a,
96bを有している。走査レンズ系96は副走査断面内
において光偏向器95の偏向面95a近傍と被走査面と
しての感光ドラム面97近傍との間を共役関係にするこ
とにより、倒れ補正機能を有している。
【0004】同図において画像情報に応じて光源手段9
1から光変調され射出した2つの光束は集光レンズ系9
2により略平行光束もしくは収束光束に変換され、シリ
ンドリカルレンズ93に入射する。シリンドリカルレン
ズ93に入射した光束のうち主走査断面内においてはそ
のままの状態で射出する。また副走査断面内においては
収束して開口絞り94を介して光偏向器95の偏向面9
5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像
する。その際、開口絞り94によってその光束断面の大
きさが制限される。そして光偏向器95の偏向面95a
で反射偏向された2つの光束は走査レンズ系96により
感光ドラム面97上にスポット状に結像され、該光偏向
器95を矢印A方向に回転させることによって、該感光
ドラム面97上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で
光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム
面97上に2本の走査線を形成し、画像記録を行なって
いる。
【0005】この種のマルチビーム走査装置において高
精度な画像情報の記録を行うには、複数の光束が共に被
走査面全域上にピントを結び、被走査面上の全域に渡っ
てジッタ−(印字位置ずれ)やピッチ間隔の均一性が良
好に補正されていることが重要である。
【0006】一般に光源から出射した光束で感光ドラム
面上を光走査して画像を形成する際、高解像力で、しか
も良好なる画像を得る為には感光ドラム面上における光
束のスポット径を小さくし、且つ副走査方向のピッチ間
隔を密に形成させる必要がある。
【0007】マルチビーム走査装置において副走査方向
のピッチ間隔を密にする為に多くの場合、半導体レーザ
ーアレイを主走査方向に対して斜め方向に傾けて配置し
た光源手段を用いている。
【0008】図19はこの種の従来のマルチビーム走査
装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)であ
る。同図において図18に示した要素と同一要素には同
符番を付している。
【0009】同図の場合、図18に示したように光源手
段91が有する複数の発光点91a,91bは主走査方
向にある距離だけ離れて配置されているので、集光レン
ズ系92を出射後は各光束が平行とはならず、ある角度
を有する。各光束は集光レンズ系92を出射後にシリン
ドリカルレンズ93を介して光偏向器であるポリゴンミ
ラー95へ入射する。
【0010】このとき、各光束は集光レンズ系92とポ
リゴンミラー95との間に配置された開口絞り94の位
置でクロスし、各光束が有する角度とポリゴンミラー9
5の偏向面95aの基準位置から開口絞り94までの距
離Lによって、各光束のポリゴンミラー95の偏向面9
5a上での間隔が決定(制限)される。各光束のポリゴ
ンミラー95の偏向面95a上での間隔を狭くすること
で、各光束が感光ドラム面97上に良好に結像する。
【0011】このような光学特性を満たすマルチビーム
走査装置が、例えば特開平5-34613号公報で提案
されている。同公報では複数の光束を集光レンズ系で略
平行光束として開口絞りを介してポリゴンミラーへ入射
させた後、走査レンズ系により被走査面上に導光し、複
数の光束を同時に光走査する際に、光源手段の発光点の
数、主走査方向のピッチ、ポリゴンミラーから開口絞り
までの距離、そして集光レンズ系の焦点距離の関係を規
定して、複数の光束が被走査面上で良好にピントを結ぶ
ように構成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これに加えて、マルチ
ビーム走査装置の場合、ジッタ−とピッチ間隔誤差を良
好に補正する必要がある。ジッタ−とは主走査方向にお
いて複数の光束の印字位置が相対的にずれたことであ
り、ピッチ間隔誤差とは複数の光束が同時に光走査され
るときに形成される走査線の間隔が規定値(例えば60
0dpiならば、42.3μm)からずれたことである。
【0013】ジッタ−を低減させる為には、被走査面上
の同一位置を走査する際、各光束が走査レンズ系に到達
する位置を同じにするか若しくは近接した位置にする必
要があり、その為には各光束のポリゴンミラーの偏向面
上の間隔を狭くすればよく、例えば最適な手段として開
口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置する方法が
ある。
【0014】しかしながら最近のコンパクト化や広画角
化に伴って、ポリゴンミラーの偏向面近傍は該ポリゴン
ミラーで偏向された光束や走査レンズ系が位置してお
り、開口絞りを配置するスペースがない。したがって、
開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置すること
が物理的に難しいという問題点があった。
【0015】またピッチ間隔誤差は一般的に走査レンズ
系の副走査方向の倍率を一定にすることで補正している
が、シリンドリカルレンズや走査レンズ系の副走査方向
への偏心等によりピッチ間隔誤差が発生することがあ
る。
【0016】ここでピッチ間隔誤差の偏心敏感度を低減
させる為にも、被走査面上の同一位置を走査する際、各
光束が走査レンズ系に到達する位置を同じにするか若し
くは近接した位置にする必要があり、各光束のポリゴン
ミラーの偏向面上の間隔を狭くすればよく、最適な手段
として開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置す
るというジッターの低減と同一の方法がある。しかしな
がら、ここでも同様に上述の問題点があった。
【0017】逆に開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近
傍に配置してジッタ−やピッチ間隔誤差を低減した場合
には、ポリゴンミラーが大型化し、また走査レンズ系を
ポリゴンミラーから離れた位置に配置することになり、
装置全体の大型化が問題と成ってくる。
【0018】本発明は光束が被走査面上で良好にピント
を結び、かつジッタ−やピッチ間隔誤差を低減すること
ができる光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを
用いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0019】更に本発明は同時に開口絞り及び同期検出
用絞りの配置の自由度を向上させ、コンパクトで簡易な
構成の光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用
いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光走査
装置は、光源手段から出射した光束を偏向する偏向手段
と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面上に導
光する走査光学手段と、を有する光走査装置において、
該光源手段から発せられた光束の光束径の一端を決定す
る第1の遮光部材と、該光束径の他端を決定する第2の
遮光部材とを、該光束の進行方向に離間して配置し、該
2つの遮光部材を用いて光束径を制限していることを特
徴としている。
【0021】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部材は一体に
構成されていることを特徴としている。
【0022】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部材は主
走査断面内の光束径を制限していることを特徴としてい
る。
【0023】請求項4の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部材は副
走査断面内の光束径を制限していることを特徴としてい
る。
【0024】請求項5の発明の画像形成装置は、請求項
1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走
査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査され
た光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をト
ナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を
被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被
転写材に定着させる定着器とを有することを特徴として
いる。
【0025】請求項6の発明の画像形成装置は、請求項
1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器
から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光
走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有し
ていることを特徴としている。
【0026】請求項7の発明のマルチビーム走査装置
は、複数の光束を発する光源手段と、該光源手段から発
せられた複数の光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段
により偏向された複数の光束を被走査面上に導光する走
査光学手段と、を有するマルチビーム走査装置におい
て、該光源手段と該偏向手段との間に、該複数の光束の
うち少なくとも1つの光束の光束径の一端を決定する第
1の遮光部材と、該光束径の他端を決定する第2の遮光
部材とを、該光束の進行方向に離間して配置し、該2つ
の遮光部材を用いて光束径を制限していることを特徴と
している。
【0027】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部材は主走査
断面内の光束径を制限していることを特徴としている。
【0028】請求項9の発明は請求項7の発明におい
て、前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部材は副走査
断面内の光束径を制限していることを特徴としている。
【0029】請求項10の発明は請求項7の発明におい
て、前記第1の遮光部材は光束径のうち被走査面側を決
定し、前記第2の遮光部材は光束径のうち被走査面側の
反対側を決定しており、該第2の遮光部材は該第1の遮
光部材よりも前記偏向手段側に配置されていることを特
徴としている。
【0030】請求項11の発明は請求項7の発明におい
て、前記光源手段と前記偏向手段との間に、副走査方向
のみに屈折力を有するシリンドリカルレンズが設けられ
ており、前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部材は、
該シリンドリカルレンズと該偏向手段との間に配置され
ていることを特徴としている。
【0031】請求項12の発明は請求項7の発明におい
て、前記2つの遮光部材のうち、前記光源手段側に位置
した遮光部材は該光源手段から発せられた複数の光束の
副走査方向の光束径を決定していることを特徴としてい
る。
【0032】請求項13の発明は請求項7乃至12の何
れか1項の発明において、前記第1の遮光部材と前記第
2の遮光部材とを一体に構成したことを特徴としてい
る。
【0033】請求項14の発明は請求項7乃至13の何
れか1項の発明において、前記第1、第2の遮光部材は
前記光源手段側から第1、第2の遮光部材の順で配置さ
れており、前記偏向手段の偏向面の基準位置から該第1
の遮光部材までの距離をL1(mm)、該偏向手段の偏
向面の基準位置から該第2の遮光部材までの距離をL2
(mm)としたとき、 L2≦0.8×L1 なる条件を満足することを特徴としている。
【0034】請求項15の発明は請求項7乃至13の何
れか1項の発明において、前記第1、第2の遮光部材は
前記光源手段側から第1、第2の遮光部材の順で配置さ
れており、前記偏向手段の偏向面の基準位置から該第1
の遮光部材までの距離をL1(mm)、該偏向手段の偏
向面の基準位置から該第2の遮光部材までの距離をL2
(mm)としたとき、 L2<L1 L2≦20(mm) なる条件を満足することを特徴としている。
【0035】請求項16の発明は請求項7の発明におい
て、前記光源手段と前記偏向手段との間にレンズ系が設
けられており、前記第1、第2の遮光部材は該光源手段
と該レンズ系との間であって、該光源手段側から該第
1、第2の遮光部材の順で配置されており、該光源手段
は複数の発光点を有し、該複数の発光点の数をn、主走
査方向のピッチをd(mm)、該レンズ系の焦点距離を
fc(mm)、該偏向手段の偏向面の基準位置から該第
1の遮光部材までの距離をL1(mm)、該偏向手段の
偏向面の基準位置から該第2の遮光部材までの距離をL
2(mm)としたとき、
【0036】
【数4】
【0037】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0038】請求項17の発明は請求項7の発明におい
て、前記光源手段と前記偏向手段との間にレンズ系が設
けられており、前記第1、第2の遮光部材は該光源手段
と該レンズ系との間であって、該光源手段側から該第
1、第2の遮光部材の順で配置されており、該光源手段
は複数の発光点を有し、該複数の発光点の数をn、主走
査方向のピッチをd(mm)、該レンズ系の焦点距離を
fc(mm)、該偏向手段の偏向面の基準位置から該第
1の遮光部材までの距離をL1(mm)、該偏向手段の
偏向面の基準位置から該第2の遮光部材までの距離をL
2(mm)、該走査光学手段の主走査断面内の焦点距離
をfk(mm)としたとき、
【0039】
【数5】
【0040】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0041】請求項18の発明は請求項17の発明にお
いて、前記マルチビーム走査装置は
【0042】
【数6】
【0043】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0044】請求項19の発明は請求項7乃至18の何
れか1項の発明において、前記偏向手段にて偏向された
複数の光束を受光して同期検知する同期検知手段を有
し、該偏向手段と該同期検知手段との間に、該同期検知
手段に入射する複数の光束の光束径を制限する同期検知
用絞りを配置したことを特徴としている。
【0045】請求項20の発明は請求項19の発明にお
いて、前記同期検知用絞りは、前記偏向手段により偏向
された複数の光束の主走査方向の光束径のみを制限する
ことを特徴としている。
【0046】請求項21の発明は請求項19又は20の
発明において、前記同期検知用絞りは、前記第1、第2
の遮光部材のうちどちらか一方、又は両方と一体に構成
されていることを特徴としている。
【0047】請求項22の発明は請求項7の発明におい
て、前記偏向手段で偏向される複数の光束を用いて前記
被走査面上を走査する光束の同期信号を検知する同期検
知手段を有し、該偏向手段と該同期検知手段との間に、
該偏向手段によって偏向された複数の光束のうち少なく
とも1つの光束の光束径の一端を遮光する第3の遮光部
材と、該光束径の他端を遮光する第4の遮光部材とを、
前記光束の進行方向に離間して配置していることを特徴
としている。
【0048】請求項23の発明は請求項22の発明にお
いて、前記第1、第2の遮光部材のうち少なくとも1つ
と前記第3、第4の遮光部材のうち少なくともどちらか
一方とを一体に構成したことを特徴としている。
【0049】請求項24の発明のマルチビーム走査装置
は、複数の光束を発する光源手段と、該複数の光束を偏
向する偏向手段と、該偏向手段により偏向された複数の
光束を被走査面上に導光する走査光学手段と、同期検知
手段と、を有するマルチビーム走査装置において、該偏
向手段と該同期検知手段との間に、該偏向手段によって
偏向された複数の光束のうち少なくとも1つの光束の光
束径の一端を遮光する遮光部材aと、該光束径の他端を
遮光する遮光部材bとを、該光束の進行方向に離間して
配置していることを特徴としている。
【0050】請求項25の発明の画像形成装置は、請求
項7乃至24の何れか1項に記載のマルチビーム走査装
置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記マルチ
ビーム走査装置で走査された光束によって前記感光体上
に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器
と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器
と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器
とを有することを特徴としている。
【0051】請求項26の発明の画像形成装置は、請求
項7乃至24の何れか1項に記載のマルチビーム走査装
置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に
変換して前記マルチビーム走査装置に入力せしめるプリ
ンタコントローラとを有していることを特徴としてい
る。
【0052】請求項27の発明の光学系は、通過光束の
光束径の一端を決定する第1の遮光部材と、該光束径の
他端を決定する第2の遮光部材とを、該光束の進行方向
に離間して配置し、該2つの遮光部材を用いて光束径を
制限していることを特徴としている。
【0053】請求項28の発明は請求項27の発明にお
いて、前記光束径の一端と他端は互いに対向しているこ
とを特徴としている。
【0054】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明のマ
ルチビーム走査装置の実施形態1の主走査方向の要部断
面図(主走査断面図)である。
【0055】尚、本明細書において偏向手段によって光
束(光束)が反射偏向(偏向走査)される方向を主走査
方向、走査光学手段の光軸及び主走査方向と直交する方
向を副走査方向と定義する。
【0056】同図において1は光源手段であり、例えば
2つの発光点を有する半導体レーザーアレイより成って
いる。尚、発光点は3つ以上でも良い。2つの発光点は
主走査方向及び副走査方向に対して各々離して配置して
いる。
【0057】2は集光レンズ系であり、1枚のコリメー
ターレンズを有しており、光源手段1から出射された2
つの発散光束を各々略平行光束に変換している。
【0058】3はシリンドリカルレンズであり、副走査
方向のみに所定の屈折力を有しており、コリメーターレ
ンズ2を通過した2つの光束を後述する光偏向器5の偏
向面5a近傍に主走査方向に長手の線像として結像させ
ている。
【0059】4は開口絞り(絞り部材)であり、シリン
ドリカルレンズ3と光偏向器5との間にシリンドリカル
レンズ3を通過した2つの光束のうち少なくとも1つの
光束の光束径の一端を決定(制限)する第1の遮光部材
4aと、該光束径の他端を決定(制限)する第2の遮光
部材4bとを、該光束の進行方向に離間して配置し、該
2つの遮光部材4a,4bを用いて光偏向器5の偏向面
5aへ入射する光束の光束径を決定している。
【0060】本実施形態において第1の遮光部材4aは
光束径のうち被走査面側7aを決定し、第2の遮光部材
4bは光束径のうち被走査面側7aの反対側(以下「反
被走査面側」と称す。)7bを決定しており、該第2の
遮光部材4bは該第1の遮光部材4aよりも光偏向器5
側に配置されている。また第1の遮光部材4aと第2の
遮光部材4bは板金等で一体的に構成されている。尚、
第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bは各々独立に
設けても良い。
【0061】この第1、第2の遮光部材4a,4bは主
走査断面内又は/及び副走査断面内の光束径を制限する
ことができ、特に第1の遮光部材4aにより光源手段1
から発せられた2つの光束の副走査方向の光束径を決定
している。
【0062】尚、上記のコリメーターレンズ2、シリン
ドリカルレンズ3、そして開口絞り4等の各要素は入射
光学手段の一要素を構成している。
【0063】5は偏向手段としての光偏向器であり、例
えば4面構成の回転多面鏡より成り、モーター等の駆動
手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転
している。
【0064】尚、コリメーターレンズ2とシリンドリカ
ルレンズ3等を用いずに、光源手段1からの光束を直接
開口絞り4を介して光偏向器5に導光しても良い。
【0065】6は集光機能とfθ特性を有する走査光学
手段としての走査レンズ系(結像走査光学系)であり、
非球面より形成された第1、第2の2枚の光学素子(f
θレンズ)6a,6bを有し、光偏向器5により偏向さ
れた2つの光束を被走査面7上にスポット状に結像さ
せ、2本の走査線を形成している。また走査レンズ系6
は副走査断面内において光偏向器5の偏向面5a近傍と
感光ドラム面7近傍との間を共役関係にすることによ
り、倒れ補正機能を有している。
【0066】7は被走査面としての感光ドラム面であ
る。
【0067】本実施形態において画像情報に応じて光源
手段1より光変調され出射した2つの光束はコリメータ
ーレンズ2により略平行光束に変換され、シリンドリカ
ルレンズ3に入射する。シリンドリカルレンズ3に入射
した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態
で射出する。また副走査断面内においては収束して開口
絞り4を介して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主
走査方向に長手の線像)として結像する。その際、開口
絞り4によってその光束断面の大きさが制限(決定)さ
れる。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された
2つの光束は走査レンズ系6により感光ドラム面7上に
スポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回
転させることによって、該感光ドラム面7上を矢印B方
向(主走査方向)に等速度で光走査している。これによ
り記録媒体である感光ドラム面7上に2本の走査線を形
成し、画像記録を行っている。
【0068】本実施形態では上記の如く第1の遮光部材
4aと第2の遮光部材4bを共にシリンドリカルレンズ
3とポリゴンミラー5との間の光路中に配置しており、
これによりポリゴンミラー5の偏向面5a上における光
束の主走査方向の間隔を狭くしている。
【0069】図2は本実施形態における開口絞り4の要
部概要図である。同図において図1に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0070】同図において第1の遮光部材4aは、平板
に楕円開口部4a1が形成され、その反被走査面側7b
が切り落とされた形状をしており、半導体レーザーアレ
イ(不図示)1から出射した2本の光束の被走査面側7
aの光束端を決定する形状より成っている。第2の遮光
部材4bは、第1の遮光部材4aと同様に平板に同形状
の楕円開口部4b1が形成され、その被走査面側7aが
切り落とされた形状をしており、半導体レーザーアレイ
1から出射した2本の光束の反被走査面側7bの光束端
を決定する形状より成っている。このとき各楕円開口部
4a1,4b1の中心はコリメーターレンズ2の光軸上
にある。また第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4b
は同図に示すように1枚の板金4cで一体的に構成され
ている。
【0071】次に本実施形態に関わる開口絞り4の構成
及び光学的作用について図3を用いて説明する。同図に
おいて図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を
付している。
【0072】同図は半導体レーザーアレイ(不図示)か
ら出射した2本の光束を各々AレーザーとBレーザーと
し、コリメーターレンズ(不図示)によって略平行光束
に変換された後、第1、第2の遮光部材4a,4bを介
してポリゴンミラーの偏向面5aへ入射する様子を模式
的に示したものである。
【0073】第1の遮光部材4aではAレーザー、Bレ
ーザー共に被走査面側7aの光束端を決定し、第2の遮
光部材4bでは、反被走査面側7bの光束端を決定して
いる。第1、第2の2つの遮光部材4a,4bで制限さ
れた光束径(光束幅)の中心を主光線と定義し、その主
光線位置を持って光束位置を定義することにする。
【0074】このときAレーザーとBレーザーは第1の
遮光部材4aと第2の遮光部材4bの中間位置Pでクロ
スしており、実質的にその位置に開口絞りを配置したこ
とになる。これはポリゴンミラーの偏向面5aから実質
的な開口絞りまでの距離L0が、偏向面5aから第1の
遮光部材4aまでの距離L1と偏向面5aから第2の遮
光部材4bまでの距離L2との平均値になることを意味
しており、
【0075】
【数7】
【0076】となり、 L2<L1 ・・・(b) であることから、 L0<L1 ・・・(c) であって、第1の遮光部材4aの位置に開口絞りを配置
した従来の構成に対して、実質的な開口絞りの位置が偏
向面5aへ近接したことが数式的にも分かる。
【0077】またポリゴンミラーの偏向面5aから実質
的な開口絞り(位置P)までの距離L0に比例してジッ
タ−量やピッチ間隔誤差量が変化することから本発明の
効果を用いてジッタ−やピッチ間隔誤差を低減したマル
チビーム走査装置を提供することができる。
【0078】このため従来のマルチビーム走査装置で
は、ポリゴンミラー5の偏向面5aで偏向された光束や
走査レンズ系6等がポリゴンミラー5の偏向面5a近傍
に位置しており、物理的干渉の為に被走査面側7aの第
1の遮光部材4aをポリゴンミラー5の偏向面5a近傍
に配置するスペースがなく、開口絞り4をポリゴンミラ
ー5の偏向面5aへ近接配置することができなかった
が、本実施形態の構成を用いれば、被走査面側7aの第
1の遮光部材4aは現状の位置に配置したまま、物理的
干渉の問題が無い反被走査面側7bの第2の遮光部材4
bをポリゴンミラー5の偏向面5aに近接させることで
実質的な開口絞りをポリゴンミラー5の偏向面5aへ近
接させることができる。
【0079】よって開口絞り4を通過した2本の光束が
被走査面7上に良好にピントを結ぶと共にジッタ−やピ
ッチ間隔誤差を低減させることが可能となる。
【0080】このときAレーザーとBレーザーは光軸L
aに対する角度αが互いに異なる為、偏向面5aへ入射
する際の光束径が異なるが、この角度αは微小角なので
光束径の変化量が少なく実質的に問題はない。
【0081】本実施形態においてはポリゴンミラー5の
偏向面5aの基準位置から第1の遮光部材4aまでの距
離をL1(mm)、該ポリゴンミラー5の偏向面5aの
基準位置から第2の遮光部材4bまでの距離をL2(m
m)としたとき、 L2≦0.8×L1 ・・・(1) なる条件を満足させている。
【0082】また、上記のパラメーターL1,L2を用
いて、
【0083】
【数8】
【0084】なる条件を満足させている。
【0085】また本実施形態においては、複数の発光点
の数をn、主走査方向のピッチ(間隔)をd(mm)、
集光レンズ系(コリメーターレンズ)2の焦点距離をf
c(mm)とし、上記のパラメーターL1,L2を用い
【0086】
【数9】
【0087】なる条件を満足させている。
【0088】また本実施形態では、走査レンズ系6の主
走査方向の焦点距離をfk(mm)とし、上記のパラメ
ーターL1,L2,n,d,fcを用いて
【0089】
【数10】
【0090】なる条件を満足させている。
【0091】更に望ましくは上記の条件式(4)を、
【0092】
【数11】
【0093】とするのが良い。
【0094】次に上記の各条件式(1)〜(5)の技術
的意味について説明する。
【0095】条件式(1),(2)は各々距離L1,L
2を規定するものであり、条件式(1),(2)のう
ち、少なくとも1つを外れると本発明の効果を十分に発
揮することができなくなってくるので良くない。
【0096】条件式(3),(4)、(5)は各々光源
手段から光偏向器までの入射光学手段の構成を考慮し
て、光偏向器の偏向面上での光束の間隔を規定したもの
である。条件式(3),(4),(5)のうち少なくと
も1つを外れるとジッターやピッチ間隔誤差が大きくな
り良くない。
【0097】次に具体的な数値例を挙げて説明する。
【0098】本実施形態におけるマルチビーム走査装置
は、半導体レーザーアレイ1の発光点の数n=2(本)、
主走査方向のピッチd=0.09(mm)、集光レンズ系(コ
リメーターレンズ)2の焦点距離fc=16.59(mm)、
ポリゴンミラー5の偏向面5aの基準位置から第1の遮
光部材4aまでの距離L1=28.36(mm)、ポリゴンミ
ラー5の偏向面5aの基準位置から第2の遮光部材4b
までの距離L2=7.09(mm)、走査レンズ系6の主走査
方向の焦点距離fk=108.3(mm)であって、L2=
0.25×L1であり、本発明の効果を十分に発揮する
ことができる範囲を示した条件式(1)を、 L2≦0.8×L1 ・・・ (1) 満たしている。
【0099】また本発明の効果を十分に発揮することが
できる範囲を示した条件式(2)を、
【0100】
【数12】
【0101】満たしている。
【0102】また本実施形態におけるマルチビーム走査
装置では、
【0103】
【数13】
【0104】であって、本発明の効果を十分に発揮する
ことができる範囲を示した条件式(3)を、
【0105】
【数14】
【0106】満たしている。
【0107】さらに本実施形態におけるマルチビーム走
査装置では、
【0108】
【数15】
【0109】であって、本発明の効果を十分に発揮する
ことができる範囲を示した条件式(4)を、
【0110】
【数16】
【0111】満たしている。さらに本発明の効果を十分
に発揮することができる範囲を示した条件式(5)を、
【0112】
【数17】
【0113】満たしている。
【0114】本実施形態ではこれらの各条件式(1)〜
(5)のうち少なくとも1つを満足させることにより、
ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減したマルチビーム走査
装置を構成している。
【0115】次に本実施形態におけるマルチビーム走査
装置の走査レンズ系6の構成を表-1に示す。
【0116】
【表1】
【0117】本実施形態において走査レンズ系6の第
1、第2のfθレンズ6a、6bの主走査断面内の非球
面形状は、各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸
方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸を
Y軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸と
したときに、
【0118】
【数18】
【0119】なる式で表される。
【0120】尚、Rは母線曲率半径、k,B4〜B14
非球面係数である。
【0121】一方、副走査断面内の形状は主走査方向の
レンズ面座標がYであるところの曲率半径r'が、
【0122】
【数19】
【0123】なる式で表される形状をしている。
【0124】尚、rは光軸上における子線曲率半径、D
2〜D10は非球面係数である。
【0125】ここで、各係数がYの符号によって異なる
場合は、Yが正のときは係数として添字uの付いたB4u
〜B14u、D2u〜D10uを用いていて計算された母線位置
Xならびに子線曲率半径r'となっており、Yが負のと
きは係数として添字lの付いたB4l〜B14l、D2l〜D
10lを用いて計算された母線位置Xならびに子線曲率半
径r'となっている。
【0126】図4は本実施形態における比較例の主走査
方向の要部断面図(主走査断面図)である。
【0127】同図における比較例は1枚の遮光部材によ
って構成された開口絞り94を用いた従来のマルチビー
ム走査装置であって、本実施形態との相違点は、その開
口絞り94を本実施形態の第1の遮光部材4aの位置に
配置した点である。その他の構成及び光学的作用は本実
施形態と略同様である。
【0128】図5は本実施形態と比較例とにおける設計
値のジッタ−量を示した説明図である。
【0129】同図に示すように比較例ではジッタ−量が
最大0.83μm、ピッチ(P−P)=1.52μmである
のに対し、本実施形態ではジッタ−量が最大0.51μ
m、ピッチ(P−P)=0.90μmであり、2つの遮光
部材4a,4bを光軸方向に分離し、うち1つをポリゴ
ンミラー5へ近接させて配置した開口絞り4によってジ
ッタ−量が低減されていることがわかる。
【0130】図6は被走査面である感光ドラム面7が走
査レンズ系6の光軸に沿って、後方へ1mmシフトしたこ
とによるジッタ−発生量を示した説明図である。
【0131】同図に示すように比較例ではジッタ−発生
量が最大2.76μmであるのに対し、本実施形態では最
大1.72μmであり、これにより本実施形態では感光ド
ラムの偏心によるジッタ−発生量を比較例に対して約2
/3に低減している。
【0132】図7は本実施形態と比較例とにおける走査
レンズ系6の最終面(被走査面側のレンズ6bの被走査
面側のレンズ面)が走査レンズ系6の光軸に沿って被走
査面側に50μmシフトしたことによるジッター発生量
を示した説明図である。
【0133】同図に示すように比較例ではジッタ−発生
量が最大1.49μm、ピッチ(P−P)=2.28μmで
あるのに対し、本実施形態では最大0.93μm、ピッチ
(P−P)=1.62μmである。本実施形態の開口絞り
4を用いることにより、感光ドラムの偏心や走査レンズ
系6の最終面の偏心によるジッタ−発生量を低減するこ
とが可能となる。
【0134】図8は本実施形態と比較例とにおける走査
レンズ系6の最終面(被走査面側のレンズ6bの被走査
面側の面)が副走査方向に50μmシフトしたことによ
るピッチ間隔誤差の発生量を示した説明図である。
【0135】同図に示すように比較例ではピッチ間隔誤
差の発生量が最大1.11μm、ピッチ(P−P)=2.
09μmであるのに対し、本実施形態では最大0.67μ
m、ピッチ(P−P)=1.22μmであり、本実施形態
の開口絞り4を用いることにより走査レンズ系6の最終
面が副走査方向に偏心したことによるピッチ間隔誤差の
発生量を大幅に低減することが可能となる。
【0136】また本実施形態では上記の如く第1の遮光
部材4aによりシリンドリカルレンズ3を通過した2つ
の光束の副走査方向の光束径を決定している。即ち、シ
リンドリカルレンズ3を通過した光束は副走査方向に収
束しているので、副走査方向の光束径が広い光源手段1
に近い位置で副走査方向の光束径を決めると、開口径の
誤差による影響が少なく抑えられる。
【0137】このように本実施形態では上記の如く開口
絞り4の構成及び各条件式を適切に設定することによ
り、ジッタ−やピッチ間隔誤差が低減されたマルチビー
ム走査装置を提供することができる。
【0138】[実施形態2]図9は本発明の実施形態2
におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図である。
同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を
付している。
【0139】本実施形態において前述の実施形態1との
相違点は、開口絞り14の構成を異ならせて構成したこ
とである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と
略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0140】即ち、同図において14は開口絞りであ
り、シリンドリカルレンズ3と光偏向器5との間にシリ
ンドリカルレンズ3を通過した2つの光束のうち少なく
とも1つの光束(ここではAレーザの光束)の光束径の
一端を決定(制限)する第1の遮光部材14aと、該光
束径の他端を決定(制限)する第2の遮光部材14bと
を、該光束の進行方向に離間して配置し、該2つの遮光
部材14a,14bを用いて光偏向器5の偏向面5aへ
入射する光束の光束径を決定している。
【0141】本実施形態において第1の遮光部材14a
は図10に示すように半導体レーザーアレイ(不図示)
から発せられた光束の主走査方向及び副走査方向の光束
を制限する楕円開口部14a1を有する平板で構成され
ており、第2の遮光部材14bは集光レンズ系(不図
示)の光軸から反被走査面側7bへ外れた位置の光束の
みを遮光する平板で構成されている。これら2つの遮光
部材14a,14bは同一の板金14cで一体的に構成
されている。尚、第1の遮光部材14aと第2の遮光部
材14bは各々独立に設けても良い。
【0142】次に開口絞り14の構成及び光学的作用を
図11を用いて説明する。同図は半導体レーザーアレイ
(不図示)から出射した2本の光束を各々Aレーザーと
Bレーザーとし、コリメーターレンズ(不図示)によっ
て略平行光束に変換された後、第1、第2の遮光部材1
4a,14bを介してポリゴンミラーの偏向面5aへ入
射する様子を模式的に示したものである。同図において
図9、図10に示した要素と同一要素には同符番を付し
ている。
【0143】同図における第1の遮光部材14aではA
レーザーの被走査面側7aの光束端を決定しており、ま
たBレーザーの被走査面側7aの光束端及び副走査方向
の光束径を決定している。第2の遮光部材14bではA
レーザーの反被走査面側7bの光束端のみを決定してい
る。
【0144】このときAレーザーとBレーザーは第1の
遮光部材14aと第2の遮光部材14bとの間隔L3の
1/4の距離L4だけ第1の遮光部材14aから第2の
遮光部材14bへ近づいた位置Pでクロスしており、実
質的にその位置に開口絞りを配置したことになる。これ
はポリゴンミラーの偏向面5aから実質的な開口絞りま
での距離L0が、偏向面5aから第1の遮光部材14a
の距離L1と偏向面5aから第2の遮光部材14bまで
の距離L2としたとき、
【0145】
【数20】
【0146】となり、 L2<L1 (e) であることから、 L0<L1 (f) であって、第1の遮光部材14aの位置に開口絞りを配
置した従来の構成に対して、実質的な開口絞り位置が偏
向面5aへ近接したことが数式的にも分かる。
【0147】また実施形態1で説明したようにポリゴン
ミラーの偏向面5aから開口絞りまでの距離に比例し
て、ジッタ−量やピッチ間隔誤差量が変化することか
ら、本発明の効果を用いて、ジッタ−やピッチ間隔誤差
を低減したマルチビーム走査装置を提供することができ
る。
【0148】本実施形態の開口絞り14は実施形態1の
開口絞り4と比較して、形状が簡単であるため製造が容
易であってコストダウンが図れることや複数光束の主走
査方向における光束径の差が小さくできるメリットがあ
る。
【0149】[実施形態3]図12は本発明の実施形態
3におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図であ
る。同図において図1に示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0150】本実施形態において前述の実施形態1との
相違点は、開口絞り24を従来と同様に1枚の遮光部材
で構成した点と、2枚の遮光部材8a,8bより成るB
D絞り8を有する同期検出用光学手段(BD光学系)を
設けた点である。その他の構成及び光学的作用は実施形
態1と略同様であり、これにより同様な効果を得てい
る。
【0151】即ち、同図において24は1枚の遮光部材
で構成された従来例と同様の開口絞りであって、光源手
段1から出射した2本の光束の光束径を制限している。
【0152】8は同期検知用絞り(以下「BD絞り」と
記す。)であり、ポリゴンミラー5と後述するBDセン
サー11との間に該ポリゴンミラー5によって偏向され
た2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束
の光束径の一端を遮光(決定)する第3の遮光部材8a
と、該光束径の他端を遮光(決定)する第4の遮光部材
8bとを光束の進行方向に沿って離間して配置してい
る。
【0153】本実施形態における第3の遮光部材8aは
開口絞り24と一体的に構成された平板より成り、上記
の如くポリゴンミラー5で偏向された2つの光束(BD
光束)のうち少なくとも1つの光束の反被走査面側7b
の光束径の一端を決定しており、第4の遮光部材8bは
平板より成り、被走査面側7aの光束径の他端を決定し
ている。
【0154】9は同期検知用レンズ(以下「BDレン
ズ」と記す。)であり、主走査方向及び副走査方向に集
光作用を有している。
【0155】10は同期検出用のスリット(以下、「B
Dスリット」と記す。)であり、BDレンズ9により収
束された光束(BD光束)の集光点、もしくはその近傍
に配されており、画像の書き出し位置を決めている。
【0156】11は同期検知手段としての光センサー
(以下、「BDセンサー」と記す。)であり、本実施形
態では該BDセンサー11からの出力信号を検知して得
られた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面7上
への画像記録の走査開始位置のタイミングを各BD光束
毎に調整している。
【0157】尚、BD絞り8、BDレンズ9、BDスリ
ット10、そしてBDセンサー11等の各要素は同期検
出用光学手段(BD光学系)の一要素を構成している。
【0158】本実施形態において画像情報に応じて半導
体レーザーアレイ1から光変調され射出した2つの光束
はコリメーターレンズ2により略平行光束に変換され、
シリンドリカルレンズ3に入射する。シリンドリカルレ
ンズ3に入射した光束のうち主走査断面内においてはそ
のままの状態で射出する。また副走査断面内においては
収束して開口絞り24を介して光偏向器5の偏向面5a
にほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像す
る。その際、開口絞り24によってその光束断面の大き
さが制限される。そして光偏向器5の偏向面5aで反射
偏向された2つの光束は走査レンズ系6により感光ドラ
ム面7上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印
A方向に回転させることによって、該感光ドラム面7上
を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査してい
る。これにより記録媒体である感光ドラム面7上に画像
記録を行っている。
【0159】このとき感光ドラム面7上を光走査する前
に該感光ドラム面7上の走査開始位置のタイミングを調
整する為に、光偏向器5で反射偏向された2つの光束の
一部をBD絞り8を介してBDレンズ9によりBDスリ
ット10面上に集光させた後、BDセンサー11に導光
している。そしてBDセンサー11からの出力信号を検
知して得られた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラ
ム面7上への画像記録の走査開始位置のタイミングを各
BD光束毎に調整している。
【0160】本実施形態では半導体レーザーアレイ1を
コリメーターレンズ2の光軸を中心として回転させて、
2つの光束によって形成される走査線のピッチ間隔を規
定値に合わせている。そのため2つの光束は主走査方向
に離間しており、BDレンズ9の主走査方向の焦点距離
がずれると書き出し位置がBD光束によってずれる問題
が発生する。そのためにポリゴンミラー5とBDレンズ
9との間にBD絞り8を設けているが、コンパクトなマ
ルチビーム走査装置においてはBD絞り8を配置するス
ペースがないという問題点が生じることがある。
【0161】そこで本実施形態ではBD絞り8を上記の
如く第1、第2の2つの遮光部材8a,8bに分割して
配置することにより、BD絞りの効果はそのままに、配
置の自由度を向上させてスペース的な問題点を解決して
いる。
【0162】本実施形態ではBD絞り8を例に取って説
明したが、光源手段1と光偏向器5との間に配置された
開口絞り24を前述した実施形態1のように第1、第2
の2つの遮光部材に分割して配置することによっても、
スペース的な問題点を解決できる。またその場合、光源
手段が1本の光束を発する走査装置であっても、複数の
光束を発するマルチビーム走査装置であっても、本実施
形態と同様に本発明の効果を十分に得ることができる。
【0163】またBD絞り8が主走査方向の光束径のみ
を制限する機能を有したのもであって良い。
【0164】[実施形態4]図13は本発明の実施形態
4におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図であ
る。同図において図1、図12に示した要素と同一要素
には同符番を付している。
【0165】本実施形態と前述の実施形態1との相違点
は、光源手段1からポリゴンミラー5へ入射させる角度
を変更した点と、BD絞り38を有する同期検知用光学
系(BD光学系)を設けた点である。その他の構成及び
光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同
様な効果を得ている。
【0166】即ち、BD光学系はポリゴンミラー5の偏
向面5aで偏向された2つの光束(BD光束)のうち少
なくとも1つの光束を制限するBD絞り38と、該光束
をスリット10近傍に集光させるBDレンズ9と、光検
知を行うBDセンサー11とによって構成され、被走査
面7上の書き出し位置を揃えるのに用いられる。
【0167】本実施形態ではBD絞り38を1枚の板金
で構成し、且つ開口絞り4を構成する第1の遮光部材4
a、第2の遮光部材4b、そしてBD絞り38を図14
に示すように板金で一体的に構成し、複合絞り手段とし
て構成している。
【0168】尚、第1の遮光部材4aとBD絞り38の
みを一体的に構成し、複合絞り手段として構成しても良
い。
【0169】図14において第1の遮光部材4aは前述
の実施形態1と同様に平板に楕円開口部4a1が形成さ
れ、その反被走査面側7bが切り落とされた形状をして
おり、半導体レーザーアレイ1(不図示)から出射した
2本の光束の被走査面側7aの光束端を決定する形状を
成している。第2の遮光部材4bは第1の遮光部材4a
と同様に平板に同形状の楕円開口部4b1が形成され、
その被走査面側7aが切り落とされた形状をしており、
半導体レーザーアレイ1から出射した2本の光束の反被
走査面側7bの光束端を決定する形状を成している。こ
のとき、各楕円開口部4a1,4b1の中心はコリメー
ターレンズ(不図示)の光軸上にある。
【0170】BD絞り38は第1の遮光部材4a及び第
2の遮光部材4bに設けた楕円開口部(4a1,4b
1)よりも主走査方向の幅が狭い楕円開口部38a1を
有し、ポリゴンミラー(不図示)で偏向された2つの光
束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束の主走査方
向の光束径を制限して、2つの光束の主走査方向の光束
径を同一としている。
【0171】図13に示した本実施形態のように開口絞
り4を第1、第2の2つの遮光部材4a,4bで構成し
たマルチビーム走査装置の場合、光源手段1から出射し
た2つの光束の光束径が異なることにより、BDセンサ
ー11に入射するBD光束に光量差が生じてしまい、同
期検知(BD検知)に誤差が生じることがある。
【0172】このような場合、光源手段1からの光束の
発光量を変化させてBDセンサー11へ入射する光量を
同一に調整することも可能であるが、本実施形態のよう
にBD絞り38を設けることでも達成できる。
【0173】つまり本実施形態の構成では第1、第2の
2つの遮光手段4a、4bで構成された開口絞り4を設
けることにより、ジッターやピッチ間隔誤差の低減を図
り、またBD絞り38を設けることにより、BDセンサ
ー11へ入射する2つの光束(BD光束)の光量差の問
題を解決している。即ち、2つの遮光部材4a,4bで
構成された開口絞り4を用いた場合、該2つの光束には
主走査方向の光束径に差が生じてしまい光量差が発生す
るので、本実施形態ではBD絞り38を用いてBDセン
サー11へ入射する光束の主走査方向の光束径を揃える
ことにより、光量を一定とし、安定した同期検知を行っ
ている。これにより常に良好なる画像を得られるマルチ
ビーム走査装置を提供することができる。
【0174】また第1の遮光部材4a、第2の遮光部材
4b、そしてBD絞り38を板金等で一体的に構成する
ことにより、部品点数の削減によるコストダウン及びス
ペースの省略を達成している。
【0175】[実施形態5]図15は本発明の実施形態
5におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図であ
る。同図において図1に示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0176】本実施形態と前述の実施形態4との相違点
は、開口絞り4を構成する第1の遮光部材4aをよりポ
リゴンミラー5へ近接させた点と、BD絞り48を第
3、第4の2つの遮光部材48a,48bで構成し、そ
のうち第3の遮光部材48aを第1の遮光部材4aと兼
用(一体化)とした点である。その他の構成及び光学的
作用は実施形態4と略同様であり、これにより同様な効
果を得ている。
【0177】即ち、本実施形態では図15に示したよう
に第2の遮光部材4bをポリゴンミラー5の偏向面5a
に近接させたまま、第1の遮光部材4aを偏向面5aへ
近づけているので、実質的な開口絞りの位置は前記条件
式(a)より、実施形態4よりも偏向面5a側へ移動し
ている。
【0178】またBD絞り48はポリゴンミラー5とB
Dセンサー11との間に、該ポリゴンミラー5によって
偏向された2つの光束のうち少なくとも1つの光束の光
束径の一端を遮光(決定)する第3の遮光部材48a
と、該光束径の他端を遮光(決定)する第4の遮光部材
48bとを、該光束の進行方向に離間して配置してい
る。
【0179】図16は本実施形態のマルチビーム走査装
置における開口絞り4及び同期検知用絞り48の要部概
要図である。
【0180】同図において4aは第1の遮光部材、4b
は第2の遮光部材であって、第1の遮光部材4aと第2
の遮光部材4bとで開口絞り4を構成している。また4
8aは第3の遮光部材、48bは第4の遮光部材であっ
て、第3の遮光部材48aと第4の遮光部材48bとで
BD絞り48を構成している。このとき第1の遮光部材
4aと第3の遮光部材48aとは兼用(一体化)とし、
スペースを削減している。またBD絞り48は主走査方
向のみを遮光し、ポリゴンミラー(不図示)で偏向され
た2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束
の主走査方向の光束径を制限し、BD絞り48を出射し
た後の2つの光束が共に略同一の形状及び同一光量と成
るようにして、BDセンサー(不図示)での同期検知誤
差が発生しないようにしている。
【0181】よって本実施形態の構成では第1、第2の
2つの遮光手段4a、4bで構成された開口絞り4の実
質的な位置をポリゴンミラー5へ近接させることによ
り、更にジッターやピッチ間隔誤差の低減を図りつつ、
また開口絞り4の第1の遮光部材4aとBD絞り48の
第3の遮光部材48aを兼用することによりスペース削
減を図り、コンパクトで且つ書き出し位置ズレの無いマ
ルチビーム走査装置を実現可能としている。
【0182】尚、上記に示した各実施形態1〜5では光
源手段から出射した光束をコリメーターレンズにより略
平行光束に変換したが、これに限ったものではなく、例
えば収束光束や発散光束に変換しても本発明の効果を十
分に得ることができる。
【0183】また上記に示した各実施形態1〜5では複
数の発光点を有する半導体レーザーアレイから発せられ
た複数の光束を1つのコリメーターレンズにより略平行
光束としたが、これに限ったのものではなく、例えば1
つの発光点を有する光源手段を複数個有し、各光源手段
に1つのコリメーターレンズを有して複数の平行光束を
合成するマルチビーム走査装置においても本発明の効果
を得ることができる。
【0184】また上記に示した各実施形態1〜5では2
つの光束を発するマルチビーム走査装置を例に取って説
明したが、これに限ったものではなく、1つの光束を発
するシングルビーム走査装置、もしくは3つ以上の光束
を用いたマルチビーム走査装置においても、各実施形態
と同様に本発明の効果を得ることができる。
【0185】また各実施形態においては走査光学手段を
2枚のレンズより構成したが、これに限らず、例えば単
一、もしくは3枚以上のレンズより構成しても良い。
【0186】[画像形成装置]図17は、前述した実施
形態1〜5の何れかのマルチビーム走査装置を用いた画
像形成装置(電子写真プリンタ)の実施形態を示す副走
査断面内における要部断面図である。図17において、
符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置1
04には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117
からコードデータDcが入力する。このコードデータD
cは、装置内のプリンタコントローラ111によって、
画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画
像データDiは、各実施形態1〜5で示した構成を有す
る光走査ユニット100に入力される。そして、この光
走査ユニット(マルチビーム走査装置)100からは、
画像データDiに応じて変調された光ビーム(光束)1
03が射出され、この光ビーム103によって感光ドラ
ム101の感光面が主走査方向に走査される。
【0187】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記光走査ユニット100によって
走査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
【0188】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転断面内における下流側で感光ドラム101に当接
するように配設された現像器107によってトナー像と
して現像される。
【0189】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ(転写器)108に
よって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙1
12は感光ドラム101の前方(図17において右側)
の用紙カセット109内に収納されているが、手差しで
も給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給
紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109
内の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0190】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図1
7において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内
部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113
とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加
圧ローラ114とで構成されており、転写部から撒送さ
れてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ1
14の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙
112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロ
ーラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0191】図17においては図示していないが、プリ
ントコントローラ111は、先に説明したデータの変換
だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部
や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制
御を行う。
【0192】[絞り部材]尚、各実施形態1,2,4,
5で用いている2つの遮光部材を有する開口絞りは、撮
影系、照明系、そして投影系等の各種の光学系に適用で
きる。
【0193】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く開口絞りを分
割してその一部を偏向手段近傍に配置することにより、
ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減することができる光走
査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形
成装置を達成することができる。
【0194】また開口絞り及び同期検出用絞りの配置の
自由度を向上させることができる光走査装置、マルチビ
ーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査断面図
【図2】 本発明の実施形態1の開口絞りの要部概要図
【図3】 本発明の実施形態1の開口絞りの光学的作用
を示す図
【図4】 本発明の実施形態1の比較例の主走査断面図
【図5】 本発明の実施形態1と比較例との設計値にお
けるジッター量を示した図
【図6】 本発明の実施形態1と比較例とのドラム偏心
時におけるジッター発生量を示した図
【図7】 本発明の実施形態1と比較例との走査光学手
段の最終面偏心時におけるジッター発生量を示した図
【図8】 本発明の実施形態1と比較例との走査光学手
段の最終面偏心時におけるピッチ間隔誤差発生量を示し
た図
【図9】 本発明の実施形態2の主走査断面図
【図10】 本発明の実施形態2の開口絞りの要部概要
【図11】 本発明の実施形態2の開口絞りの光学的作
用を示す図
【図12】 本発明の実施形態3の主走査断面図
【図13】 本発明の実施形態4の主走査断面図
【図14】 本発明の実施形態4の絞りの要部概要図
【図15】 本発明の実施形態5の主走査断面図
【図16】 本発明の実施形態5の絞りの要部概要図
【図17】 本発明のマルチビーム走査装置を用いた画
像形成装置(電子写真プリンタ)の構成例を示す副走査
断面図
【図18】 従来のマルチビーム走査装置の要部概略図
【図19】 従来のマルチビーム走査装置の主走査断面
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザーアレイ) 2 集光レンズ系(コリメータ−レンズ) 3 シリンドリカルレンズ 4,14,24 開口絞り 4a,14a 第1の遮光部材 4b,14b 第2の遮光部材 5 偏向手段(光偏向器) 5a 偏向面 6 走査光学手段(走査レンズ系) 6a 第1の走査レンズ 6b 第2の走査レンズ 7 被走査面(感光ドラム面) 8,38,48 BD絞り 8a,48a 第3の遮光部材 8b,48b 第4の遮光部材 9 同期検知用レンズ(BDレンズ) 10 BDスリット 11 同期検知手段(BDセンサー) 100 マルチビーム走査装置 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 画像形成装置 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 プリンタコントローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 モータ 116 排紙ローラ 117 外部機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA26 AA34 AA40 AA43 BA58 BA67 BA69 BA81 BA84 BA85 BB29 BB30 2H045 AA01 CB63 DA02 5C072 AA03 BA17 HA02 HA06 HA08 HA13 RA11 XA01 XA05

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段から出射した光束を偏向する偏
    向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面
    上に導光する走査光学手段と、を有する光走査装置にお
    いて、 該光源手段から発せられた光束の光束径の一端を決定す
    る第1の遮光部材と、該光束径の他端を決定する第2の
    遮光部材とを、該光束の進行方向に離間して配置し、該
    2つの遮光部材を用いて光束径を制限していることを特
    徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部
    材は一体に構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部
    材は主走査断面内の光束径を制限していることを特徴と
    する請求項1又は2記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部
    材は副走査断面内の光束径を制限していることを特徴と
    する請求項1又は2記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1項に記載の光
    走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記
    光走査装置で走査された光束によって前記感光体上に形
    成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、
    現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転
    写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有
    することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4の何れか1項に記載の光
    走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像
    信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタ
    コントローラとを有していることを特徴とする画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の光束を発する光源手段と、該光源
    手段から発せられた複数の光束を偏向する偏向手段と、
    該偏向手段により偏向された複数の光束を被走査面上に
    導光する走査光学手段と、を有するマルチビーム走査装
    置において、 該光源手段と該偏向手段との間に、該複数の光束のうち
    少なくとも1つの光束の光束径の一端を決定する第1の
    遮光部材と、該光束径の他端を決定する第2の遮光部材
    とを、該光束の進行方向に離間して配置し、該2つの遮
    光部材を用いて光束径を制限していることを特徴とする
    マルチビーム走査装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部
    材は主走査断面内の光束径を制限していることを特徴と
    する請求項7記載のマルチビーム走査装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の遮光部材と前記第2の遮光部
    材は副走査断面内の光束径を制限していることを特徴と
    する請求項7記載のマルチビーム走査装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の遮光部材は光束径のうち被
    走査面側を決定し、前記第2の遮光部材は光束径のうち
    被走査面側の反対側を決定しており、該第2の遮光部材
    は該第1の遮光部材よりも前記偏向手段側に配置されて
    いることを特徴とする請求項7記載のマルチビーム走査
    装置。
  11. 【請求項11】 前記光源手段と前記偏向手段との間
    に、副走査方向のみに屈折力を有するシリンドリカルレ
    ンズが設けられており、前記第1の遮光部材と前記第2
    の遮光部材は、該シリンドリカルレンズと該偏向手段と
    の間に配置されていることを特徴とする請求項7記載の
    マルチビーム走査装置。
  12. 【請求項12】 前記2つの遮光部材のうち、前記光源
    手段側に位置した遮光部材は該光源手段から発せられた
    複数の光束の副走査方向の光束径を決定していることを
    特徴とする請求項7記載のマルチビーム走査装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の遮光部材と前記第2の遮光
    部材とを一体に構成したことを特徴とする請求項7乃至
    12の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2の遮光部材は前記光源
    手段側から第1、第2の遮光部材の順で配置されてお
    り、 前記偏向手段の偏向面の基準位置から該第1の遮光部材
    までの距離をL1(mm)、該偏向手段の偏向面の基準
    位置から該第2の遮光部材までの距離をL2(mm)と
    したとき、 L2≦0.8×L1 なる条件を満足することを特徴とする請求項7乃至13
    の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置。
  15. 【請求項15】 前記第1、第2の遮光部材は前記光源
    手段側から第1、第2の遮光部材の順で配置されてお
    り、 前記偏向手段の偏向面の基準位置から該第1の遮光部材
    までの距離をL1(mm)、該偏向手段の偏向面の基準
    位置から該第2の遮光部材までの距離をL2(mm)と
    したとき、 L2<L1 L2≦20(mm) なる条件を満足することを特徴とする請求項7乃至13
    の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置。
  16. 【請求項16】 前記光源手段と前記偏向手段との間に
    レンズ系が設けられており、前記第1、第2の遮光部材
    は該光源手段と該レンズ系との間であって、該光源手段
    側から該第1、第2の遮光部材の順で配置されており、 該光源手段は複数の発光点を有し、該複数の発光点の数
    をn、主走査方向のピッチをd(mm)、該レンズ系の
    焦点距離をfc(mm)、該偏向手段の偏向面の基準位
    置から該第1の遮光部材までの距離をL1(mm)、該
    偏向手段の偏向面の基準位置から該第2の遮光部材まで
    の距離をL2(mm)としたとき、 【数1】 なる条件を満足することを特徴とする請求項7記載のマ
    ルチビーム走査装置。
  17. 【請求項17】 前記光源手段と前記偏向手段との間に
    レンズ系が設けられており、前記第1、第2の遮光部材
    は該光源手段と該レンズ系との間であって、該光源手段
    側から該第1、第2の遮光部材の順で配置されており、 該光源手段は複数の発光点を有し、該複数の発光点の数
    をn、主走査方向のピッチをd(mm)、該レンズ系の
    焦点距離をfc(mm)、該偏向手段の偏向面の基準位
    置から該第1の遮光部材までの距離をL1(mm)、該
    偏向手段の偏向面の基準位置から該第2の遮光部材まで
    の距離をL2(mm)、該走査光学手段の主走査断面内
    の焦点距離をfk(mm)としたとき、 【数2】 なる条件を満足することを特徴とする請求項7記載のマ
    ルチビーム走査装置。
  18. 【請求項18】 前記マルチビーム走査装置は 【数3】 なる条件を満足することを特徴とする請求項17記載の
    マルチビーム走査装置。
  19. 【請求項19】 前記偏向手段にて偏向された複数の光
    束を受光して同期検知する同期検知手段を有し、該偏向
    手段と該同期検知手段との間に、該同期検知手段に入射
    する複数の光束の光束径を制限する同期検知用絞りを配
    置したことを特徴とする請求項7乃至18の何れか1項
    に記載のマルチビーム走査装置。
  20. 【請求項20】 前記同期検知用絞りは、前記偏向手段
    により偏向された複数の光束の主走査方向の光束径のみ
    を制限することを特徴とする請求項19記載のマルチビ
    ーム走査装置。
  21. 【請求項21】 前記同期検知用絞りは、前記第1、第
    2の遮光部材のうちどちらか一方、又は両方と一体に構
    成されていることを特徴とする請求項19又は20記載
    のマルチビーム走査装置。
  22. 【請求項22】 前記偏向手段で偏向される複数の光束
    を用いて前記被走査面上を走査する光束の同期信号を検
    知する同期検知手段を有し、該偏向手段と該同期検知手
    段との間に、該偏向手段によって偏向された複数の光束
    のうち少なくとも1つの光束の光束径の一端を遮光する
    第3の遮光部材と、該光束径の他端を遮光する第4の遮
    光部材とを、前記光束の進行方向に離間して配置してい
    ることを特徴とする請求項7記載のマルチビーム走査装
    置。
  23. 【請求項23】 前記第1、第2の遮光部材のうち少な
    くとも1つと前記第3、第4の遮光部材のうち少なくと
    もどちらか一方とを一体に構成したことを特徴とする請
    求項22記載のマルチビーム走査装置。
  24. 【請求項24】 複数の光束を発する光源手段と、該複
    数の光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段により偏向
    された複数の光束を被走査面上に導光する走査光学手段
    と、同期検知手段と、を有するマルチビーム走査装置に
    おいて、 該偏向手段と該同期検知手段との間に、該偏向手段によ
    って偏向された複数の光束のうち少なくとも1つの光束
    の光束径の一端を遮光する遮光部材aと、該光束径の他
    端を遮光する遮光部材bとを、該光束の進行方向に離間
    して配置していることを特徴とするマルチビーム走査装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項7乃至24の何れか1項に記載
    のマルチビーム走査装置と、前記被走査面に配置された
    感光体と、前記マルチビーム走査装置で走査された光束
    によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像
    として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写
    材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材
    に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形
    成装置。
  26. 【請求項26】 請求項7乃至24の何れか1項に記載
    のマルチビーム走査装置と、外部機器から入力したコー
    ドデータを画像信号に変換して前記マルチビーム走査装
    置に入力せしめるプリンタコントローラとを有している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】 通過光束の光束径の一端を決定する第
    1の遮光部材と、該光束径の他端を決定する第2の遮光
    部材とを、該光束の進行方向に離間して配置し、該2つ
    の遮光部材を用いて光束径を制限していることを特徴と
    する光学系。
  28. 【請求項28】 前記光束径の一端と他端は互いに対向
    していることを特徴とする請求項27記載の光学系。
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