JP3376355B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JP3376355B2
JP3376355B2 JP2000503597A JP2000503597A JP3376355B2 JP 3376355 B2 JP3376355 B2 JP 3376355B2 JP 2000503597 A JP2000503597 A JP 2000503597A JP 2000503597 A JP2000503597 A JP 2000503597A JP 3376355 B2 JP3376355 B2 JP 3376355B2
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surface acoustic
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comb
wave filter
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泰史 黒田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性表面波を用いた
弾性表面波フィルタに関わり、特に同一の圧電性基板上
に配設された縦モード結合2ポート弾性表面波共振子
と、この弾性表面波共振子に接続して配設された弾性表
面波共振子とを有する弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話や携帯電話などに用いられる
RF SAW(Surface Acoustic W
ave)フィルタは、主として数百MHz〜数GHzの
周波数帯域にその通過周波数帯域を有するものが用いら
れている。この周波数および必要とされる周波数帯域は
用いるシステムに応じて決められてくる。一般に、周波
数帯域は数%の比帯域が要求される。
【0003】またこうした携帯電話などの用途に用いら
れるSAWフィルタには、挿入損失の低いものが要求さ
れる。このため、例えば特開平5−183380に見ら
れるような弾性表面波共振子を梯子状に接続したラダー
型フィルタ、あるいは特開平4−207615に見られ
るような複数の櫛形電極を反射器で挟んだ形の縦モード
結合共振子型フィルタ、さらにこれらを組み合わせた弾
性表面波フィルタが主として用いられてきた。
【0004】いずれの弾性表面波フィルタも、比較的挿
入損失の小さなフィルタを実現できることを特徴の一つ
としている。これらのフィルタを携帯電話用のRFフィ
ルタに適用する場合、実現可能な通過帯域幅はそのフィ
ルタの形成される圧電性基板の電気機械結合係数k
大きく依存する。このため、比較的大きな電気機械結合
係数kをもつ36°Y−X LiTaOや、64°
Y−X LiNbO、41°Y−X LiNbO
の圧電性基板が多く用いられてきた。
【0005】これらの圧電性基板は以下のような問題を
有している。このような圧電性基板は、基板上で櫛歯状
電極や反射器などを形成する導電性薄膜の膜厚を厚くす
ると、弾性表面波からバルク波への変換損失が増大して
しまう。このため、その膜厚で形成したフィルタの挿入
損失が増大するという問題を有する。また膜厚を薄くす
ると、圧電性基板上の櫛歯状電極を形成する電極部の電
気抵抗が増大する。このため、やはり挿入損失は増大し
てしまうという問題を有する。このような事情から、こ
れらの圧電性基板を用いる場合、圧電性基板上に配設す
る導電性薄膜の厚さhには最適値がある。この最適値は
圧電性基板の表面を伝搬させる弾性表面波の波長λで規
格化した規格化膜厚(h/λ)で数%程度(約3〜8%
程度)である。
【0006】縦モード結合2ポート弾性表面波共振子と
弾性表面波共振子を接続したタイプの弾性表面波フィル
タにおいては、通常どちらの素子とも圧電性基板上に形
成した導電性薄膜、例えばAl薄膜や、Si、Cu等を
微小量組成中に含んだAl薄膜等をパターニングして作
成する。このため両素子とも同一膜厚で形成されること
になる。
【0007】移動体通信用途で必要とされる通過帯域幅
は比帯域で数%程度と広い。このことから、縦モード結
合2ポート弾性表面波共振子においては、上述のように
高い電気機械結合係数kを有する圧電性基板上に、所
定の範囲の規格化膜厚で導電性膜を形成して用いてい
る。また、挿入損失を低減する見地から、隣接する電極
指の電極指幅/電極指配設ピッチ(W/P、以下デュー
ティーと略称する)を50〜65%程度に設定すること
が多い。
【0008】この2ポート弾性表面波共振子と接続され
る弾性表面波共振子には、通過帯域近傍の減衰を得る効
果がある。移動体通信用途では送信・受信両帯域が近接
しているため、これらのどちらかの帯域を減衰させるた
めに多用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら広帯域を
要求される縦モード結合2ポート弾性表面波共振子と同
一の膜厚で形成されている。このため、接続されている
弾性表面波共振子においてもその共振、***振周波数は
比較的大きな周波数差を有することになる。
【0010】加えて縦モード結合2ポート弾性表面波共
振子の引き回し部の構成は比較的複雑であり、その配線
部にインダクタンス成分を有する。さらにパッケージ、
ボンティングワイヤー等もインダクタンス成分を有す
る。
【0011】これらのインダクタンス成分が弾性表面波
共振子に附加されると、見かけ上共振周波数、***振周
波数間の周波数差がさらに広がって見えてしまう。
【0012】直列腕の弾性表面波共振子においては***
振周波数で急峻な減衰特性が得られ、共振周波数近傍で
通過特性が得られる。弾性表面波フィルタの通過帯域の
高域側近傍に減衰させたい周波数帯域があるときには、
この減衰させたい周波数帯の低域側端付近に直列腕の弾
性表面波共振子の***振周波数をあわせる必要がある。
【0013】このとき、直列腕の弾性表面波共振子の共
振周波数が縦モード結合2ポート弾性表面波共振子側の
通過帯域中央付近にあれば問題はない。ところが、直列
腕の弾性表面波共振子の共振周波数が通過帯域低域側に
シフトしてくると、通過帯域高域側において損失が増大
する。このため弾性表面波フィルタ全体としての通過特
性の肩が丸まってしまうという問題があった。すなわち
通過帯域高域側近傍の減衰域が、通過帯域に非常に近接
し、通過帯域自身広帯域特性が要求される場合には、通
過帯域の高域側で損失が悪化するという問題がある。
【0014】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものである。
【0015】すなわち本発明は損失が小さく、遮断特性
の優れた弾性表面波フィルタを提供することを目的と
し、特に通過帯域高域側近傍の減衰特性の優れた移動体
通信用弾性表面波フィルタを提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性表面波フィ
ルタは、圧電性基板と、この圧電性基板上に第1のデュ
ーティーを有するように配設された櫛歯状電極を有する
縦モード結合2ポートの第1の弾性表面波共振子と、前
記圧電性基板上で前記第1の弾性表面波共振子と直列腕
に接続され、前記第1のデューティーに対して異ならし
めかつこれよりも小さな第2のデューティーを有するよ
うに配設された櫛歯状電極を有する1ポートの第2の弾
性表面波共振子とを具備したことを特徴とする。
【0017】前記第1のデューティーと前記第2のデュ
ーティーとは、前記第2の弾性表面波共振子の櫛歯状電
極を構成する電極指1本あたりの反射率が、前記第1の
弾性表面波共振子の櫛歯状電極を構成する電極指1本あ
たりの反射率よりも小さくなるように調節するようにし
てもよい。
【0018】また、前記第1のデューティーと前記第2
のデューティーとは、前記第2の弾性表面波共振子の櫛
歯状電極と前記圧電性基板の電気機械結合係数が、前記
第1の弾性表面波共振子の櫛歯状電極と前記圧電性基板
の電気機械結合係数よりも小さくなるように調節するよ
うにしてもよい。
【0019】また、前記第1の弾性表面波共振子は3対
以上の櫛歯状電極を具備するとともに、前記第1の弾性
表面波共振子と前記第2の弾性表面波共振子とを接続す
る配線は、前記第1の弾性表面波共振子の少なくとも1
対の櫛歯状電極の接地側に接続されたパッド部を回り込
むように配設された場合、第2の弾性表面波共振子の共
振周波数と***振周波数との周波数差が大きく開くのを
防止することができる。
【0020】前記圧電性基板は36°YカットX伝搬L
iTaOを用いるようにしてもよい。この他にも、例
えば、64°YカットX伝搬LiTaO、41°Yカ
ットX伝搬LiNbO、45°XカットZ伝搬Li
など他の圧電性基板を用いるようにしてもよ
い。
【0021】また、圧電性基板として36°YカットX
伝搬LiTaOまたはこの基板と同等の圧電性基板を
用いる場合には、前記第1の弾性表面波共振子および前
記第2の弾性表面波共振子を構成する電極膜厚は約6%
〜約8%の規格化膜厚(h/λ)を有するとともに、前
記第1のデューティーは約45〜約60%であり、前記
第2のデューティーは約45%以下にするようにするこ
とが好適である。このように調節することにより、弾性
表面波フィルタの周波数特性を向上することができる。
【0022】すなわち本発明の弾性表面波フィルタは、
圧電性基板上に設けられた少なくとも1つの縦モード結
合2ポートの第1の弾性表面波共振子と、この第1の弾
性表面波共振子に対し直列腕に接続された1ポートの第
2の弾性表面波共振子を有する弾性表面波フィルタであ
る。そして、第2の弾性表面波共振子部の(電極指幅/
電極指ピッチ)すなわちデューティーを、第1の弾性表
面波共振子の電極指幅/電極指ピッチすなわちデューテ
ィに対して異ならしめかつこれよりも小さくしたもので
ある。
【0023】このような構成を採用することにより本発
明の弾性表面波フィルタにおいては、第2の弾性表面波
共振子の電極指1本当たりの反射率を、それが接続され
た縦モード結合2ポートの第1の弾性表面波共振子の電
極指1本当たり反射率より小さくするように設定するこ
とができる。このため、第2の弾性表面波共振子の特性
にインダクタンス成分の影響が付加される場合において
も共振周波数frと***振周波数farとの周波数差を
小さくすることができる。このため、弾性表面波フィル
タの通過帯域高域側の損失悪化が低減することができ
る。また通過帯域高域側近傍の減衰特性が向上すること
ができる。さらに、第1の弾性表面波共振子と第2の弾
性表面波共振子とを異なった膜厚にする必要がないた
め、弾性表面波フィルタの生産性が向上する。
【0024】本発明は、電気機械結合係数k、反射率
を小さくすることにより第2の弾性表面波共振子に付加
されるインダクタンス成分の悪影響を回避したものであ
る。具体的には、第2の弾性表面波共振子側での電極指
1本当たりの反射率が第1の弾性表面波共振子の電極指
1本当たり反射率より小さくなるように、第2の弾性表
面波共振子のデューティーを第1の弾性表面波共振子の
デューティーよりも小さくしている。この他にも、例え
ば第2の弾性表面波共振子を構成する電極膜厚を薄くす
ることによっても同様の効果を得ることができると考え
られる。しかし、この場合には、同一の圧電性基板上に
配設される複数の弾性表面波共振子の膜厚を個別に調節
する必要が生じる。したがって弾性表面波フィルタの製
造工程が複雑になり、生産性が大きく低下してしまう。
本発明の弾性表面波フィルタでは、第1の弾性表面波共
振子および第2の弾性表面波共振子ともに同一膜厚hで
構成することができる。このため弾性表面波フィルタの
生産性を大きく向上することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の弾性表面波フィル
タについてさらに詳細に説明する。
【0026】(実施例1) 図1は本発明の弾性表面波フィルタの構成を概略的に示
す図である。
【0027】この弾性表面波フィルタは圧電性基板10
0上に配設された第1の弾性表面波共振子10と、この
第1の弾性表面波共振子10と直列腕に接続された第2
の弾性表面波共振子20とが入出力端子間に間挿された
ものである。第1の弾性表面波共振子10は縦モード結
合2ポートの弾性表面波共振子である。第2の弾性表面
波共振子20は1ポートの弾性表面波共振子である。
【0028】第1の弾性表面波共振子10および第2の
弾性表面波共振子20は、対向噛み合わせ配置された1
対の櫛歯状電極からなるIDTと、グレーティング状の
反射器とから構成されている。
【0029】第1の弾性表面波共振子10は、入力パッ
ド11と接続されている。第1の弾性表面波共振子10
は、入力パッド11に供給された電気信号を弾性表面波
に変換するIDT12a、12bと、このIDT12
a、12bが励振した弾性表面波を受信して電気信号に
変換する3個のIDT13a、13b、13c、および
これらのIDTを挟み込むように配設された反射器14
a、14bとから構成されている。
【0030】第2の弾性表面波共振子20は、受信ID
T13a、13b、13cと、引き回し配線15a、1
5b、15cを介して接続されたIDT16と、このI
DT16を挟み込むように配設された反射器17a、1
7bとにより構成されている。IDT16の一方の櫛歯
状電極は電気信号は出力パッド18と接続されている。
【0031】入力パッド11、出力パッド18、接地電
位にあるグランドパッド19a、19b、19c、19
d、19eは、例えば図示しないボンディングディング
ワイヤ、導電性バンプにより外囲器などの外部回路と接
続される。
【0032】さてここで、弾性表面波共振子20には、
ボンディングパッド18に接続されるボンディングワイ
ヤー、および縦モード結合2ポートの第1の弾性表面波
共振子10からの引き回し配線15a、15b、15c
等によりインダクタンス成分が付加される。
【0033】図2A、図2B、図2Cは第2の弾性表面
波共振子20の周波数とリアクタンスjXとの関係を定
性的に示すグラフである。図2Aは第2の弾性表面波共
振子20単体のリアクタンスを示している。図2Bは付
随するインダクタンス成分に対応するリアクタンス成分
を示している。図2Cは第2の弾性表面波共振子自体と
付加されたインダクタンス成分を含めた場合の周波数と
リアクタンスとの関係をそれぞれ示している。なお、各
図の縦軸のスケールは同じではない。
【0034】図2A、図2B、図2Cから、第2の弾性
表面波共振子20の共振周波数frと***振周波数fa
rとの周波数差は、インダクタンス成分の付加量の増大
とともに広がることがわかる。
【0035】ここで、***振周波数farの位置は通過
帯域高域側近傍の減衰が必要な周波数帯により決まって
くる。このため共振周波数frがあまり低周波数側にず
れてしまうと、通過帯域内高域側では第2の弾性表面波
共振子および付随するインダクタンス成分に起因するリ
アクタンスが増大し、このため損失が増大する。
【0036】このような損失の増大を低減するために、
本発明の弾性表面波フィルタにおいては第2の弾性表面
波共振子20のデューティーが、縦モード結合2ポート
の第1の弾性表面波共振子10のデューティーよりも小
さくなるように第1の弾性表面波共振子10および第2
の弾性表面波共振子20を圧電性基板上に配設してい
る。
【0037】図3は、デューティーを説明するための図
である。櫛歯状電極30はバスバー31に接続された電
極指32から構成されているが、ここでは、電極指幅W
と、隣接する電極指の配設ピッチPとの比W/Pをデュ
ーティーとしている。すなわち本発明の弾性表面波フィ
ルタにおいては、第2の弾性表面波共振子20の(電極
指幅:W)/(電極指の配設ピッチ:P)との比が、第
1の弾性表面波共振子10の(電極指幅:W)/(電極
指の配設ピッチ:P)との比よりも小さくなるように構
成している。図1に例示した構成の本発明の弾性表面波
フィルタでは、縦モード結合2ポートの第1の弾性表面
波共振子10はデューティー約50%になるように配設
し、一方、第2の弾性表面波共振子20はデューティー
約40%になるように配設している。
【0038】このような構成を採用することにより電極
指1本当たりの弾性表面波(リーキー波、SSBW等を
含む)の反射率が低減し、直列腕の弾性表面波共振子2
0の共振周波数frと***振周波数farの周波数差を
狭めることができる。
【0039】図4は本発明の弾性表面波フィルタの周波
数特性の例を示す図である。ここでは図1に例示したP
CS(Personal Communication
System)のTx(送信用)フィルタとして用い
られる弾性表面波フィルタの特性を例にとって説明す
る。なお、グラフの左辺のスケールは、プロファイル全
体に対するものである。またグラフの右辺のスケールは
通過帯域を拡大して示したプロファイルに対応してい
る。
【0040】この弾性表面波フィルタの中心周波数は1
880MHzであり、システムの要求する帯域幅は60
MHzである。このシステムの受信用の帯域は1960
MHzを中心とする60MHzである。したがって、T
xフィルタからみて通過帯域高域側近傍ではこの領域の
減衰が要求される。この場合、システムの帯域間の周波
数差は約20MHzである。しかしながら、弾性表面波
フィルタを構成する圧電性基板による周波数の温度変動
に対する余裕や、弾性表面波フィルタ形成時のAl膜厚
のばらつきなどの可変的要素に対応するためには、弾性
表面波フィルタとしては非常に急峻な肩特性(減衰特
性)が要求される。
【0041】図4から、本発明の弾性表面波フィルタで
は、従来と比べて通過帯域の高域側の減衰特性が急峻に
なっていることがわかる。このように本発明の弾性表面
波フィルタでは、通過帯域高域側において急峻な肩特性
を得ることができる。
【0042】図5は有限要素法により36°YカットX
伝搬LiTaO基板の規格化膜厚(h/λ)とデュー
ティーとに対する反射率のシミュレーション結果を示す
図である。なお、図に示された等高線が電極指1本あた
りの反射率に対応している。
【0043】この圧電性基板では、約6〜約8%の規格
化膜厚に対してはデューティー約50%近傍に反射率ピ
ークがある。このためデューティー約45〜約60%と
なるように縦モード結合2ポートの第1の弾性表面波共
振子を配設し、デューティー約45%以下となるように
第1の弾性表面波共振子を配設するようにすればよいこ
とがわかる。
【0044】本発明の弾性表面波フィルタにおいては、
第2の弾性表面波共振子のデューティーを、同膜厚にお
いて最大反射率となるデューティーに対して、デューテ
ィーを大きくして反射率を小さくする側には設定してい
ない。これは、一般に第2の弾性表面波共振子の方が2
ポートの第1の弾性表面波共振子より高周波数側に設け
られるために、より大きな(太い)デューティーで形成
することが困難なためである。
【0045】このように本発明の弾性表面波フィルタに
おいては、第1の弾性表面波共振子のデューティーと、
第2の弾性表面波共振子のデューティーとを、第2の弾
性表面波共振子の櫛歯状電極を構成する電極指1本あた
りの反射率が、第1の弾性表面波共振子の櫛歯状電極を
構成する電極指1本あたりの反射率よりも小さくなるよ
うに調節して配設している。このようにすることによ
り、第1の弾性表面波共振子と第2の弾性表面波共振子
とを同一の圧電性基板上に同一の膜厚で配設する場合に
おいても、第2の弾性表面波共振子の共振周波数frが
低域側にシフトするのを防止することができる。
【0046】このためこれらの弾性表面波共振子を組み
合わせた弾性表面波フィルタの通過周波数帯域の特性を
向上することができる。特に、第2の弾性表面波共振子
にボンディングワイヤーや、引き回し配線等によりイン
ダクタンス成分が付加された場合でも急峻な肩特性を得
ることができる。このため、弾性表面波フィルタに用い
ている圧電性基板による周波数の温度変動や、弾性表面
波フィルタ形成時の導電性薄膜の膜厚hのばらつきなど
の可変的要素に対応することができる。また、弾性表面
波フィルタの性能、信頼性、生産性を向上することがで
きる。
【0047】(実施例2) 図6は本発明の弾性表面波フィルタの構成の別の例を概
略的に示す図である。この弾性表面波フィルタでは、第
2の弾性表面波フィルタ20bとしてアポダイズされた
櫛歯状電極からなるIDT16bを備えている。
【0048】このような構成を採用することにより、特
に、第2の弾性表面波共振子の開口長が大きいときに生
ずる横モードスプリアスにより帯域内高域側特性が悪化
するのを抑制することができる。
【0049】(実施例3) 図1に例示した構成の弾性表面波フィルタを実際に製造
した。
【0050】圧電性基板100としては、36°Yカッ
トX伝搬LiTaOを用いた。
【0051】まず36°YカットX伝搬LiTaO
らなるウエハ上に、導電性薄膜としてSi、Cu等を添
加したAlをスパッタ法により成膜した。導電性膜の膜
厚hは0.16μmに設定した。この膜厚hは動作周波
数で規格化した換算膜厚(h/λ)で7.4%程度に相
当する。
【0052】ついで導電性膜をフォトエッチング技術に
より、図1に例示した、第1の弾性表面波共振子10、
第2の弾性表面波共振子20を有するようにパターニン
グした。すなわち、縦モード結合2ポートの第1の弾性
表面波共振子10はデューティー約50%になるように
配設し、一方、第2の弾性表面波共振子20はデューテ
ィー約40%になるようにパターニングした。その後、
ウエハ上に多数形成された弾性表面波フィルタをダイシ
ングにより分離した。
【0053】従来の弾性表面波フィルタでは、第1の弾
性表面波フィルタ10と第2の弾性表面波フィルタ20
との薄膜hを変える必要があった。このため、一方の弾
性表面波共振子形成領域をレジストで覆って、他方の弾
性表面波共振子形成領域に追加のエッチングを施して薄
膜化していた。あるいは、一方の弾性表面波共振子形成
領域をレジストで覆って、他方の弾性表面波共振子形成
領域に追加のスパッタリングを施して厚膜化を図ってい
た。このため、弾性表面波フィルタの製造工程が煩雑に
なり、生産性が低下していた。例えば導電性膜の膜厚が
異なるために、エッチング工程が増加したり、エッチン
グ条件の管理が難しくなっていた。
【0054】本発明の弾性表面波フィルタでは、第1の
弾性表面波共振子10も第2の弾性表面波共振子20
も、どちらも同一の膜厚hで構成することができた。こ
のため、導電性膜の成膜工程や、成膜した導電成膜のパ
ターニング工程が少なくなり、弾性表面波フィルタの生
産性を大幅に向上することができた。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の弾性表面波
フィルタにおいては、第1の弾性表面波共振子のデュー
ティーと、第2の弾性表面波共振子のデューティーと
を、第2の弾性表面波共振子の櫛歯状電極を構成する電
極指1本あたりの反射率が、第1の弾性表面波共振子の
櫛歯状電極を構成する電極指1本あたりの反射率よりも
小さくなるように調節して配設することにより、通過帯
域高域側の損失悪化を低減し、また通過帯域高域側近傍
の減衰特性を向上することができる。特に、第2の弾性
表面波共振子にボンディングワイヤーや、引き回し配線
等によりインダクタンス成分が付加された場合でも急峻
な肩特性を得ることができる。したがって、弾性表面波
フィルタに用いている圧電性基板による周波数の温度変
動や、弾性表面波フィルタ形成時の導電性薄膜の膜厚の
ばらつきなどの可変的要素に対応することができる。ま
た、弾性表面波フィルタの性能、信頼性、生産性を向上
することができる。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明の弾性表面波フィルタの構成を概略的に
示す図、
【図2】A、B、Cは第2の弾性表面波共振子の周波数
とリアクタンスjXとの関係を概略的に示すグラフ、
【図3】デューティーを説明するための図、
【図4】本発明の弾性表面波フィルタの周波数特性の例
を示す図、
【図5】有限要素法により36°YカットX伝搬LiT
aO基板の規格化膜厚とデューティーとに対する反射
率のシミュレーション結果を示す図、
【図6】本発明の弾性表面波フィルタの構成の別の例を
概略的に示す図。
【符号の説明】
10:第1の弾性表面波共振子 20:第2の弾性表面波共振子 100:圧電性基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電性基板と、 この圧電性基板上に第1のデューティーを有するように
    配設された第1の櫛歯状電極を有する縦モード結合2ポ
    ートの通過帯域フィルタを構成する第1の弾性表面波共
    振子と、 前記圧電性基板上で前記第1の弾性表面波共振子と直列
    腕に接続され、前記通過帯域の高域側近傍に***振周波
    数を有し、前記第1のデューティーに対して異ならしめ
    かつこれよりも小さな第2のデューティーを有するよう
    に配設された第2の櫛歯状電極を有する1ポートの第2
    の弾性表面波共振子と を具備したことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記第1の櫛歯状電極と前記第2の櫛歯状電極
    とはその厚さが異なることを特徴とする弾性表面波フィ
    ルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記第1の弾性表面波共振子は3対以上の櫛歯
    状電極を具備するとともに、前記第1の弾性表面波共振
    子と前記第2の弾性表面波共振子とを接続する配線は、
    前記第1の弾性表面波共振子の少なくとも1対の櫛歯状
    電極の接地側に接続されたパッド部を回り込むように配
    設されたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記圧電性基板は36°YカットX伝搬LiT
    aO3からなることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記第1の弾性表面波共振子および前記第2の
    弾性表面波共振子を構成する電極膜厚は6%〜8%の規
    格化膜厚を有するとともに、前記第1のデューティーは
    45〜60%であり、前記第2のデューティーは45%
    以下であることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  6. 【請求項6】 圧電性基板と、 この圧電性基板上に、電極指1本あたりの反射率が第1
    の反射率を有するように配設された第1の櫛歯状電極を
    有する縦モード結合2ポートの通過帯域フィルタを構成
    する第1の弾性表面波共振子と、 前記圧電性基板上で前記第1の弾性表面波共振子と直列
    腕に接続され、前記通過帯域の高域側近傍に***振周波
    数を有し、前記電極指1本あたりの反射率が前記第1の
    反射率に対して異ならしめかつこれよりも小さな第2の
    反射率を有するように配設された第2の櫛歯状電極を有
    する1ポートの第2の弾性表面波共振子と を具備したことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記第1の櫛歯状電極は第1のデューティーを
    有するように配設され、前記第2の櫛歯状電極は前記第
    1のデューティーよりも小さな第2のデューティーを有
    するように配設されたことを特徴とする弾性表面波フィ
    ルタ。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記第1の櫛歯状電極と前記第2の櫛歯状電極
    とはその厚さが異なることを特徴とする弾性表面波フィ
    ルタ。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の弾性表面波フィルタに
    おいて、前記第1の弾性表面波共振子は3対以上の櫛歯
    状電極を具備するとともに、前記第1の弾性表面波共振
    子と前記第2の弾性表面波共振子とを接続する配線は、
    前記第1の弾性表面波共振子の少なくとも1対の櫛歯状
    電極の接地側に接続されたパッド部を回り込むように配
    設されたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の弾性表面波フィルタ
    において、前記圧電性基板は36°YカットX伝搬Li
    TaO3からなることを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の弾性表面波フィルタ
    において、前記第1の弾性表面波共振子および前記第2
    の弾性表面波共振子を構成する電極膜厚は6%〜8%の
    規格化膜厚を有するとともに、前記第1のデューティー
    は45〜60%であり、前記第2のデューティーは45
    %以下であることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  12. 【請求項12】 圧電性基板と、 この圧電性基板上に、前記圧電性基板と第1の電気機械
    結合係数を有するように配設された第1の櫛歯状電極を
    有する縦モード結合2ポートの通過帯域フィルタを構成
    する第1の弾性表面波共振子と、 前記圧電性基板上で前記第1の弾性表面波共振子と直列
    腕に接続され、前記通過帯域の高域側近傍に***振周波
    数を有し、前記圧電性基板と前記第1の電気機械結合係
    数に対して異ならしめかつこれよりも小さな第2の電気
    機械結合係数を有するように配設された第2の櫛歯状電
    極を有する第2の弾性表面波共振子と を具備したことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、前記第1の櫛歯状電極は第1のデューティ
    ーを有するように配設され、前記第2の櫛歯状電極は前
    記第1のデューティーよりも小さな第2のデューティー
    を有するように配設されたことを特徴とする弾性表面波
    フィルタ。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、前記第1の櫛歯状電極と前記第2の櫛歯状
    電極とはその厚さが異なることを特徴とする弾性表面波
    フィルタ。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、前記第1の弾性表面波共振子は3対以上の
    櫛歯状電極を具備するとともに、前記第1の弾性表面波
    共振子と前記第2の弾性表面波共振子とを接続する配線
    は、前記第1の弾性表面波共振子の少なくとも1対の櫛
    歯状電極の接地側に接続されたパッド部を回り込むよう
    に配設されたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、前記圧電性基板は36°YカットX伝搬L
    iTaO3からなることを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、前記第1の弾性表面波共振子および前記第
    2の弾性表面波共振子を構成する電極膜厚は6%〜8%
    の規格化膜厚を有するとともに、前記第1のデューティ
    ーは45〜60%であり、前記第2のデューティーは4
    5%以下であることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
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