JP3240905B2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP3240905B2
JP3240905B2 JP03770596A JP3770596A JP3240905B2 JP 3240905 B2 JP3240905 B2 JP 3240905B2 JP 03770596 A JP03770596 A JP 03770596A JP 3770596 A JP3770596 A JP 3770596A JP 3240905 B2 JP3240905 B2 JP 3240905B2
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metal foil
winding
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transformer
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俊之 中田
浩二 中嶋
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器の性能向上とともに、使用
されるトランスに対しても小形、高性能化が要求されて
いる。
【0003】従来この種のトランスは図5に示す分解斜
視図のような構造で、図6は要部であるコイルの水平断
面図である。図において1は金属箔、2は金属箔1の巻
始め部、3は巻終わり部である。4はリード端子で金属
箔1の巻始め部2および巻終わり部3の端に溶接等で接
続されている。5は絶縁シートであり前記金属箔1と重
ね合わせてボビン6に巻回されている。7は端子板であ
り、リード端子4を固定しコイル8を構成している。9
はEE型の磁性材で前記コイル8に装着されている。
【0004】更にコイル8の詳細について説明すると、
10は1次巻線、11は2次巻線である。1次巻線10
および2次巻線11は、金属箔1の巻始め部2、巻終わ
り部3の両端にリード端子4を溶接で接続して構成さ
れ、その金属箔1を絶縁シート5と重ね合わせボビン6
に同芯円状に巻回されている。12は1次巻線10に接
続されたリード端子4の1次リード端子接続部、13は
2次巻線11に接続されたリード端子4の2次リード端
子接続部である。14は1次巻線10と2次巻線11の
巻線間絶縁であり絶縁シート5を複数層巻回したもので
ある。
【0005】この巻線構造でA部の1次巻線10の巻終
わり部3の1次リード端子接続部12と2次巻線11間
では1次リード端子接続部12の上層に他の巻線である
2次巻線11が直接対向している。またB部の2次巻線
11の巻始め部2の2次リード端子接続部13と1次巻
線10間においても2次リード端子接続部13の下層に
1次巻線10が直接対向しているため、巻線間絶縁14
の絶縁厚みは絶縁シート5を複数層巻回して、例えば電
気絶縁紙換算で0.6mm程度として耐圧を確保してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
においては、1次リード端子接続部分12または2次リ
ード端子接続部分13ではリード端子4が接続されてい
るため、金属箔1とともに巻回される絶縁シート5はリ
ード端子4と圧接状態となっていて、この絶縁シート5
の変形による絶縁劣化の恐れのために前記のように、
0.6mm程度に厚く積層したものを使用する必要があ
り、トランスの小型化の阻害要因となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のトランスは、少なくとも2つの金属箔に夫々
リード端子を接続し、絶縁シートとともに巻回してコイ
ルを形成し、磁性材を装着して構成されたトランスにお
いて、リード端子を接続した金属箔の端部を延長して巻
回し、上記金属箔によってこの金属箔に接続された上記
リード端子の接続部分を覆い、他の金属箔と上記リード
線を離間させてなるものであり、リード端子をこのリー
ド端子と接続された金属箔で覆ったので、この金属箔と
リード端子間の絶縁劣化の恐れを解消し、絶縁シートと
して従来のものより薄いものが使用でき、トランスの小
型化に寄与できるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも2つの金属箔に夫々リード端子を接続
し、絶縁シートとともに巻回してコイルを形成し、磁性
材を装着して構成されたトランスにおいて、リード端子
を接続した金属箔の端部を延長して巻回し、上記金属箔
によってこの金属箔に接続された上記リード端子の接続
部分を覆い、他の金属箔と上記リード線を離間させたも
のであり、リード線の接続部分での絶縁劣化を絶縁シー
トを薄くしても防止できてトランスの小型化を可能とす
るものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1の構成
において少なくとも他の金属箔に隣接するリード線の接
続部をこのリード線と接続された金属箔によって覆った
ものであり、電位差の大きい異極間に隣接するリード線
の絶縁劣化を防止して絶縁シートを薄くし、トランスの
小型化を可能とするものである。
【0010】以下本発明のトランスの一実施の形態につ
いて説明する。 (実施の形態1)図1はトランスの要部である巻回した
コイルの水平断面図であり、図2は要部である1次巻線
のリード端子接続位置を示す平面図であり、図3はトラ
ンスの分解斜視図である。
【0011】同図において、21a,21bは金属箔、
22a,22bはそれぞれ金属箔21a,21bの巻始
め部で23a,23bはそれぞれ巻終わり部である。2
4a,24b,24c,24dはリード端子、25は絶
縁シート、26はボビン、27は両端にリード端子24
a,24bを有する1次巻線、28は両側にリード端子
24c,24dを有する2次巻線、29a,29bはそ
れぞれリード端子24a,24bとの1次リード端子接
続部、30a,30bはそれぞれリード端子24c,2
4dとの2次リード端子接続部、31は巻線間絶縁、3
2は1次巻線27と2次巻線28を巻回して形成したコ
イル、33は端子板、34はフェライトからなるEE型
の磁性材である。
【0012】以上のように構成されたトランスについて
詳細に説明する。図のように金属箔21aの巻始め部2
2aより寸法Cの位置と巻終わり部23aより寸法Dの
位置にそれぞれリード端子24a,24bを溶接等で接
続し、その金属箔21aと絶縁シート25を重ね合わせ
ボビン26に同心円状に巻回しリード端子24a,24
bを端子板33に固定し、1次巻線27を構成する。寸
法Cは1次巻線27の金属箔21aを図1のようにボビ
ン26に巻回したときリード端子24aを接合した巻始
め部22側の1次リード端子接続部29aの1層下に同
一1次巻線27の金属箔21aが重なる1ターン分以上
の長さであり、また寸法Dも巻終わり部23b側の1次
リード端子接続部29bの1層上に巻終わり部23bの
金属箔21aが重なる1ターン分以上の長さに設定して
いる。
【0013】2次巻線28も前記1次巻線27と同様に
金属箔21bにリード端子24cを接合した巻始め部2
2b側の2次リード端子接続部30aの1層下に同一2
次巻線28の金属箔21bが重なり、また巻終わり部2
3b側の2次リード端子接続部30bの1層上に同一の
金属箔21bが重なる位置にリード端子24c,24d
を接続し、絶縁シート25と重ね合わせ同心円状に巻回
している。1次巻線27と2次巻線28の巻線間絶縁3
1は絶縁シート25を規定の絶縁厚みだけ複数層巻回し
ている。このようにコイル32を巻回し磁性材34に装
着してトランスを構成するものである。
【0014】なお、以上の実施の形態においては、巻線
間絶縁31には絶縁シート25を複数層巻回したものを
用いているが、従来技術の巻線間絶縁14において、絶
縁シート5を複数層巻回したものと比較して薄くできる
ものであり、例えば、従来のもので厚みが0.6mmであ
ったものを0.3mm程度と半分の厚みで同様の効果が得
られるものである。また、1次巻線27と2次巻線28
の隣接間の電位が小さい時には、特に絶縁シート25を
複数層巻回しないで、他の部分と同様の厚みとすること
も可能である。
【0015】以上のように前記実施の形態においては金
属箔21a,21bの端部を延長して1次リード端子接
続部29a,29b、2次リード端子接続部30a,3
0bを覆うようにして、リード端子24a〜24dが直
接絶縁シート25を圧接して変形し絶縁劣化することを
防止したので、絶縁シート25の厚みの削減や、巻線間
絶縁31の厚みの減少や絶縁シート25並みの厚みとす
ることが可能となり、トランスとしての小形化を可能と
するものである。
【0016】(実施の形態2)図4は巻回したコイルを
示す水平断面図であり、実施の形態1との相違点のみ説
明すると、金属箔21aの巻始め部22aの1次リード
端子接続部29a側から延長されたC寸法を有さなくす
るとともに、金属箔21bの巻終わり部23bの2次リ
ード端子接続部30b側から延長された部分(図示せ
ず、図2の金属箔21aにおけるD寸法部分)を有さな
いものとした点のみである。
【0017】以上の実施の形態においても、1次巻線2
7と2次巻線28の隣接間の電位差の大きい個所は、実
施の形態1と同様の構成になっており、絶縁劣化は防止
できるとともに、金属箔21a,21bは短かくて良い
のでトランスの小形化により効果を有するものである。
【0018】
【発明の効果】本発明のトランスは、少なくとも2つの
金属箔に夫々リード端子を接続し、絶縁シートとともに
巻回してコイルを形成し、磁性材を装着して構成された
トランスにおいて、リード端子を接続した金属箔の端部
を延長して巻回し、上記金属箔によってこの金属箔に接
続された上記リード端子の接続部分を覆い、他の金属箔
と上記リード線を離間させてなるものであり、リード端
子の接続部をこのリード端子と接続された金属箔で覆っ
たので、この金属箔とリード端子間の絶縁劣化の恐れが
解消し、絶縁シートとして従来のものより薄いものを使
用でき、トランスの小型化に寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスの一実施の形態の要部である
コイルの水平断面図
【図2】同要部である1次巻線のリード端子接続位置を
示す平面図
【図3】同トランスの分解斜視図
【図4】同他の実施の形態の要部であるコイルの水平断
面図
【図5】従来のトランスの分解斜視図
【図6】同コイルの水平断面図
【符号の説明】
21a,21b 金属箔 24a〜24d リード端子 25 絶縁シート 27 1次巻線 28 2次巻線 29a,29b 1次リード端子接続部 30a,30b 2次リード端子接続部 31 巻線間絶縁 34 磁性材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−122606(JP,A) 特開 平2−35810(JP,A) 実開 昭59−159189(JP,U) 実開 平3−3718(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 5/00,5/06,19/00 H01F 27/28,27/32,41/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの金属箔に夫々リード端
    子を接続し、絶縁シートとともに巻回してコイルを形成
    し、磁性材を装着して構成されたトランスにおいて、リ
    ード端子を接続した金属箔の端部を延長して巻回し、上
    記金属箔によってこの金属箔に接続された上記リード端
    子の接続部分を覆い、他の金属箔と上記リード線を離間
    させてなるトランス。
  2. 【請求項2】 少なくとも他の金属箔に隣接するリード
    線の接続部がこのリード線と接続された金属箔によって
    覆われた請求項1に記載のトランス。
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