JP3537880B2 - 小型トランス - Google Patents
小型トランスInfo
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- coil
- lead wire
- inner end
- winding
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
いられる小型トランスに関する。
示すように、コイルボビン1′の巻胴部2′上に1次コ
イル8′が巻回され、その上に絶縁テープ9′が巻か
れ、さらにその上に2次コイル10′が巻回された構成
となっている。
8′の巻巾上に、ほぼ同等の巻巾の2次コイル10′が
絶縁テープ9′を介し巻回された構成であり、1次,2
次間の絶縁距離は絶縁テープ9′の厚さしかとれず、耐
絶縁性が十分でない、という課題があった。
ので、その目的とするところは、1次,2次コイルの引
出線を引出す側において、1次,2次間の絶縁距離を確
保し、耐絶縁性を向上させた小型トランスを提供するこ
とにある。
の端部に形成された端子Aを有する肉厚部5の中央に凸
部7を形成し、この凸部7の内端部7aを巻胴部2側へ
突出して形成し、内端部7aの放射方向の寸法Yを前記
巻胴部2に巻回される1次コイル8の巻厚とほぼ等しく
形成するとともに、前記凸部7の下方外表面7bは前記
肉厚部5の下面外方に向って傾斜するテーパ面とし、前
記凸部7の両側に引出線引出用の切欠き6を形成し、互
いに対向配置された前記内端部7a間に1次コイル8を
巻回してその引出線を所定の前記切欠き6を介し引出
し、かつ外周にコイル巻巾より大きい絶縁テープ9を巻
回し、その周縁9aを前記凸部7のテーパ状の外表面7
bに乗り上げさせ前記肉厚部5の外側に向って延設し、
かつ前記絶縁テープ9上に巻回した2次コイル10の引
出線を所定の前記切欠き6を介して外部に引出す構成と
することにより、上記目的を達成している。
端子Aを有する肉厚部5の中央に、凸部7を設け、この
凸部7の内端部7aを巻胴部2側に向かって突出させ、
まず、1次コイル8を巻回し、その上に絶縁テープ9を
介し2次コイル10を巻回している。この場合、引出線
を引出す側において、中央部分に凸部7の内端部7aが
あるため、その部分の1次コイル8は内端部7aにより
巻巾が、図5に示すように、その上に巻かれた2次コイ
ル10より内側になり、このようにして中央部分におい
て1次、2次コイル8,10の巻巾をズラすとともに、
凸部7のテーパ面に絶縁テープ9の周縁9aを乗り上げ
させて立上がらせて絶縁テープ9を肉厚部5の外側まで
延設し、かつ1次,2次の引出線間に絶縁テープ9の周
縁延設部を介在させてあるため、引出線の引出し部分に
おける1次,2次間の絶縁距離を十分確保するようにし
ている。また、この場合、絶縁テープ9が末広がりにな
るよう、引出線を外側に引出すために各フランジ3に形
成された引出線引出用の切欠き6の溝巾X(図3参照)
を極力広げた構造とすると好ましい。
ボビンの正面図、図2は側面図、図3は図1に示すコイ
ルボビンの底面図、図4は図3中A−A線断面を示す。
イルボビンで、このコイルボビン1は、中空状の巻胴部
2と、この巻胴部2の両端にそれぞれ一体形成されたフ
ランジ3とを備えている。図1および図4中4はコアの
中央脚(図示せず)を挿入するための巻胴部2内に形成
された窓である。
に向かって張り出す肉厚部5がそれぞれ形成されてい
る。そして、詳しくは図1、図3に示すように、各肉厚
部5の中央部には、周知のようにして巻胴部2上に巻回
された巻線の巻始め,巻終わり等の引出線(図示せず)
を外部に引出すための切欠き6が形成されている。な
お、この切欠き6は一対設けられ、一対の切欠き6の間
に凸部7が形成されている。換言すると、肉厚部5の下
部中央には凸部7が形成され、その両側に引出線引出用
の切欠き6がそれぞれ形成されている。この一対の切欠
き6間の巾Xは図3に示すように巻胴部2の巾より僅か
に狭いだけであり、比較的広く形成されている。
されている。これらの端子Aはリードフレームの不要部
分をカットし、かつ必要に応じた形状に折曲されてな
り、肉厚部5の外端面から外側水平方向に突出する引出
線を絡げ付ける引出線絡げ付け部aと、肉厚部5の側面
から外側へ突出し、かつプリント基板等へ面実装すべく
ほぼL字状に折曲された実装部a′とにて形成されてい
る。
くは図2ないし図4に示すように、引出線を引出す側に
おいて凸部7が形成され、その内端部7aが巻胴部2側
へ若干突出して形成されていることである。この凸部7
の内端部7aの放射方向の寸法Yは巻胴部2に巻回され
る1次コイル8(図5参照)の巻回数の巻厚とほぼ等し
くなっている。また、凸部7の下方外表面7bは肉厚部
5の下面外方に向かって傾斜するテーパ面となってい
る。
は、図5に示すように、トランスの組立てにあたり、巻
胴部2の外周であって互いに対向する凸部7の内端部7
a間に1次コイル8を巻回し、かつその外周面にコイル
巻巾より大きい絶縁テープ9を巻回するが、この際、絶
縁テープ9の周縁9aを凸部7のテーパ状外表面7bに
乗り上げさせ、かつその上に2次コイル10を巻回して
いる。この場合、引出線を引出す側の中央部分では2次
コイル10の巻回部分には凸部7の内端部7aがないた
め、2次コイル10の端面は1次コイル8の端面より外
側に位置している。また、各引出線は切欠き6を介し外
部に引出されるが、その間に絶縁テープ9の延設された
周縁9aがある。したがって、引出線を引出す部分にお
いて1次、2次間の絶縁距離を十分確保することができ
る。
出線絡げ付け部aに絡げ付けられ、電気的接続を確実に
するために半田付け接続される。また、この組立体にコ
ア(図示せず)を組込むなどすれば小型トランスを構成
することができる。
フランジ3の端部に形成された肉厚部5に、巻胴部2側
に向かって凸部7の内端部7aを突出させ、1次コイル
8を巻胴部2上であって対向する内端部7a間に巻回
し、その外周にコイル巻巾より大きい絶縁テープ9を巻
回し、絶縁テープ9の周縁9aを凸部7のテーパ状の外
表面7bに乗り上げさせ肉厚部5の外側に向かって延設
し、かつ絶縁テープ9を介し1次コイル8上に2次コイ
ル10を巻回し、各1次,2次コイル8,10の引出線
は凸部7の両側に形成された所定の切欠き6を経て外部
に引出すようにしている。このため、引出線の引出し部
分において、凸部7の内端部7aの突出により1次,2
次コイル8,10の巻巾の端面の位置がズレ、かつその
間に凸部7に乗り上げ延設された絶縁テープ9が存在す
るため、1次,2次間の絶縁距離を確保することがで
き、耐絶縁性が向上する、といった効果がある。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 フランジ(3)の端部に形成された端子
(A)を有する肉厚部(5)の中央に凸部(7)を形成
し、この凸部(7)の内端部(7a)を巻胴部(2)側
へ突出して形成し、内端部(7a)の放射方向の寸法
(Y)を前記巻胴部(2)に巻回される1次コイル
(8)の巻厚とほぼ等しく形成するとともに、前記凸部
(7)の下方外表面(7b)は前記肉厚部(5)の下面
外方に向って傾斜するテーパ面とし、前記凸部(7)の
両側に引出線引出用の切欠き(6)を形成し、互いに対
向配置された前記内端部(7a)間に1次コイル(8)
を巻回してその引出線を所定の前記切欠き(6)を介し
引出し、かつ外周にコイル巻巾より大きい絶縁テープ
(9)を巻回し、その周縁(9a)を前記凸部(7)の
テーパ状の外表面(7b)に乗り上げさせ前記肉厚部
(5)の外側に向って延設し、かつ前記絶縁テープ
(9)上に巻回した2次コイル(10)の引出線を所定
の前記切欠き(6)を介して外部に引出すことを特徴と
した小型トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22259594A JP3537880B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 小型トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22259594A JP3537880B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 小型トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0864435A JPH0864435A (ja) | 1996-03-08 |
JP3537880B2 true JP3537880B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=16784939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22259594A Expired - Fee Related JP3537880B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 小型トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3537880B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JP2005101570A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フライバックトランス |
JP5317167B2 (ja) * | 2008-05-22 | 2013-10-16 | Fdk株式会社 | 横型トランス |
JP7035482B2 (ja) * | 2017-11-24 | 2022-03-15 | Tdk株式会社 | 巻線部品 |
JP7062925B2 (ja) | 2017-11-24 | 2022-05-09 | Tdk株式会社 | 巻線部品 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP22259594A patent/JP3537880B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0864435A (ja) | 1996-03-08 |
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