JPH09199347A - シートトランス - Google Patents

シートトランス

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JPH09199347A
JPH09199347A JP890496A JP890496A JPH09199347A JP H09199347 A JPH09199347 A JP H09199347A JP 890496 A JP890496 A JP 890496A JP 890496 A JP890496 A JP 890496A JP H09199347 A JPH09199347 A JP H09199347A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
coils
same plane
lead
sheet transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP890496A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Omura
勝規 大村
Koji Nakajima
浩二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP890496A priority Critical patent/JPH09199347A/ja
Publication of JPH09199347A publication Critical patent/JPH09199347A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機器に使用されるシートトランスに関す
るもので、安定した電気性能の得られる薄形のシートト
ランスの提供を目的とするものである。 【解決手段】 導線をスパイラル状に巻回した第1のコ
イル12aを形成し、同一平面上の外周部に続けて第2
のコイル12bを前記第1のコイル12aと同様に順次
スパイラル状に巻回し、引き出し部13a、13bの位
置をそれぞれ重なり合わないようずらしたコイル部を形
成して磁心11を組み込んでシートトランスを構成して
薄形としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電気機器に使用
されるシートトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、トランスは小形、薄形化を目指し
た高周波化が進み、コイル部には厚みを薄くするために
導線をスパイラル状に巻回したコイルや、薄い導体板を
打ち抜いたスパイラルコイルが少ない巻数で構成でき、
それぞれのコイルを同一の種類または複合させて積層し
た構成による薄形シートトランスが開発されている。
【0003】以下に従来のシートトランスについて図3
の側断面図により説明する。同図によると、1はEE型
またはEI型の磁心、2a〜2cは導線をスパイラル状
に巻回した各コイル、3a〜3cはコイル2a〜2cの
それぞれの引き出し部を示す。
【0004】以上のような従来のシートトランスについ
て、以下その構成について説明する。まず導線をスパイ
ラル状に巻回してなるコイル2cの上にその引き出し部
3cを配置するように順次コイル2b、2aごとに積層
してコイル部を構成し、最後に磁心1を組み込んでシー
トトランスとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、導線をスパイラル状に構成して積層する場
合、巻数の少ないコイルでも層数が増加すれば必然的に
コイルの積層高さが増し、さらに引き出し部の厚みによ
り1層のスパイラルコイルで2層分の厚みになるので、
薄形化の妨げになっていた。また、コイルの巻数が1タ
ーン以下の場合、単独でコイルを構成することや位置決
めが非常に困難であるという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、導線をスパイラル状に巻回したコイルの層数が増し
ても積層高さが低く、コイル部全体の厚みも薄くするこ
とができ、少ない巻数のコイルも寸法精度が高く、安定
した電気性能の得られるシートトランスの提供を目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のシートトランスは、少なくとも導線を同一平
面にスパイラル状に巻回した第1のコイルと、この第1
のコイルの外周の同一平面に連続してスパイラル状に巻
回された第2のコイルとで構成するとともに、上記第1
と第2のコイルの引き出し部の位置を異なる位置とした
ものである。
【0008】上記構成により、第1、第2のコイルを同
一平面上に形成してコイルの積層高さを低くするととも
に、各コイルの引き出し部の位置を異ならせたので、重
なり合わず、コイル一層分の厚みの中で各引き出し部が
引き出されているので、トランス全体として薄くするこ
とができる。また、内側に位置する第1のコイルは少な
い巻回数でも外側の第2のコイルによって位置規制され
安定した電気性能が得られるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも導線を同一平面にスパイラル状に巻回し
た第1のコイルと、この第1のコイルの外周の同一平面
に連続してスパイラル状に巻回された第2のコイルとで
構成するとともに、上記第1と第2のコイルの引き出し
部の位置を異なる位置としたため、第1、第2のコイル
を同一平面上に形成してコイルの積層高さを低くすると
ともに、各コイルの引き出し部の位置を異ならせたので
重なり合わず、コイル一層分の厚みの中で各引き出し部
が引き出されているのでトランス全体としても薄くする
ことができるものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1の構成
の第1のコイルを1ターン以下としたもので、外周に第
2のコイルを巻回したので第1のコイルが1ターン以下
と低巻数であってもコイルとして形成され機能するもの
である。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載のシートトランスのコイルの少なくともひとつを
自己融着線としたものであり、内外周のコイルを融着し
てコイルの位置を確実に規制して安定した電気特性が得
られるものである。
【0012】以下本発明の実施の形態について図1、図
2により説明する。図1は本発明のシートトランスの一
実施の形態の上面図であり、図2は側断面図である。同
図によると、11はEE型またはEI型のフェライトな
どからなる磁心、12a、12bは導線をスパイラル状
に巻回したコイル、13a、13bは上記コイル12
a、12bのそれぞれの引き出し部を示す。
【0013】この実施の形態によれば、まず導線をスパ
イラル状に巻回した第1のコイル12aを形成し、同一
平面上の第1のコイル12aの外周部に続けて別の第2
のコイル12bを前記第1のコイル12aと同様に順次
スパイラル状に巻回し、引き出し部13a、13bの位
置をそれぞれ重なり合わないようずらしたコイル部を形
成して磁心11を組み込んでいる。この構成によると各
コイル12a、12bが同一平面上に巻回されるので、
コイルの底面積をあまり大きくしなくても積層高さを低
くでき、さらに第1のコイル12aの位置規制も容易に
なり、安定した電気性能が得られる。また引き出し部1
3a、13bの厚みも引き出し部が重なり合わないた
め、コイル1層分の厚みに抑えることができコイル部全
体の厚みも薄くすることができる。
【0014】また、内側の第1のコイル12aは1ター
ン以下で自体では位置規制できなくても、外側の第2の
コイル12bによって位置規制できるため、コイルとし
て機能させることが可能となるものである。
【0015】なお、スパイラル状に巻回した少なくとも
1つのコイルが自己融着線を用いた場合、従来の構成で
は形状を保持できる機能がないのでコイルを形成できな
かったが、他のコイルと同一平面上の内外周部に巻回さ
れて融着されるので、コイルの位置が確実に規定できる
ものである。
【0016】なお導線に平角導線を用いても同様の効果
が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のシートトランス
は、少なくとも同一平面にスパイラル状に巻回した第1
のコイルと、この第1のコイルの外周の同一平面に連続
してスパイラル状の巻回された第2のコイルとで構成す
るとともに、上記第1と第2のコイルの引き出し部の位
置を異なる位置としたのでシートトランスを薄形のもの
として提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシートトランスの
上面図
【図2】同側断面図
【図3】従来のシートトランスの側断面図
【符号の説明】
11 磁心 12a 第1のコイル 12b 第2のコイル 13a (第1のコイルの)引き出し部 13b (第2のコイルの)引き出し部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも導線を同一平面にスパイラル
    状に巻回した第1のコイルと、この第1のコイルの外周
    の同一平面に連続してスパイラル状に巻回された第2の
    コイルとで構成するとともに、上記第1と第2のコイル
    の引き出し部の位置を異なる位置としたシートトラン
    ス。
  2. 【請求項2】 第1のコイルとして1ターン以下のもの
    とした請求項1記載のシートトランス。
  3. 【請求項3】 少なくとも第1、第2のコイルのいずれ
    かが自己融着線である請求項1または請求項2記載のシ
    ートトランス。
JP890496A 1996-01-23 1996-01-23 シートトランス Pending JPH09199347A (ja)

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