JP3317213B2 - 巻線型チップインダクタ - Google Patents

巻線型チップインダクタ

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JP3317213B2
JP3317213B2 JP27233397A JP27233397A JP3317213B2 JP 3317213 B2 JP3317213 B2 JP 3317213B2 JP 27233397 A JP27233397 A JP 27233397A JP 27233397 A JP27233397 A JP 27233397A JP 3317213 B2 JP3317213 B2 JP 3317213B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/045Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻線型チップイ
ンダクタに関するもので、特に、巻線を保持する巻線保
持部材に対してインダクタンスを大きくするための磁性
体板が取り付けられた構造を有する巻線型チップインダ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7および図8には、この発明にとって
興味ある巻線型チップインダクタの第1の従来例が示さ
れている。これらの図面に示した巻線型チップインダク
タ1は、巻線2をその周囲に配置した巻芯部3とこの巻
芯部3の軸線方向における両端からそれぞれ張り出すよ
うに形成されたフランジ部4および5とを有する巻線保
持部材6を備えるとともに、フランジ部4および5間を
連結するように巻線保持部材6に取り付けられる磁性体
板7を備えている。
【0003】このような巻線型チップインダクタ1にお
いて、これを構成する各要素は、巻芯部3の軸線方向と
直交する方向であって互いに同じ方向に測定した幅方向
寸法をそれぞれ有していて、これらを図7および図8を
参照して具体的に説明すると、巻線2の外形は幅方向寸
法W1、巻芯部3は幅方向寸法W2、フランジ部4およ
び5は幅方向寸法W3、ならびに磁性体板7は幅方向寸
法W4をそれぞれ有している。
【0004】ここで、巻芯部3の幅方向寸法W2と、フ
ランジ部4および5の幅方向寸法W3と、磁性体板7の
幅方向寸法W4とは、互いに同じとなるように設計され
ている。したがって、巻線2の外形の幅方向寸法W1
は、これら幅方向寸法W2、W3、およびW4より大き
くなる。図9および図10には、この発明にとって興味
ある巻線型チップインダクタの第2の従来例が示されて
いる。
【0005】これらの図面に示した巻線型チップインダ
クタ11も、上述した巻線型チップインダクタ1の場合
と同様、巻線12、巻芯部13、フランジ部14および
15、巻線保持部材16、ならびに、磁性体板17を備
え、巻線12の外形は幅方向寸法W1、巻芯部13は幅
方向寸法W2、フランジ部14および15は幅方向寸法
W3、ならびに磁性体板17は幅方向寸法W4をそれぞ
れ有している。
【0006】この巻線型チップインダクタ11において
は、フランジ部14および15の幅方向寸法W3と、磁
性体板17の幅方向寸法W4とが互いに同じであるが、
前述した巻線型チップインダクタ1とは異なり、巻芯部
13の幅方向寸法W2が、フランジ部14および15の
幅方向寸法W3より小さくなるように設計されている。
したがって、巻線12の外形の幅方向寸法W1を、フラ
ンジ部14および15の幅方向寸法W3、ならびに磁性
体板17の幅方向寸法W4より小さくすることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7および図8に示し
た巻線型チップインダクタ1においては、前述したよう
に、巻芯部3の幅方向寸法W2と、フランジ部4および
5の幅方向寸法W3と、磁性体板7の幅方向寸法W4と
が、互いに同じとなるように設計されている。したがっ
て、これら幅方向寸法W2〜W4が巻線型チップインダ
クタ1の全体としての外形を規定する幅方向寸法ともな
るので、巻芯部3の幅方向寸法W2は、言い換えると、
巻線型チップインダクタ1の外形寸法に等しいというこ
とになる。しかしながら、このように、巻芯部3の幅方
向寸法W2が巻線型チップインダクタ1の外形寸法に等
しくなるまで大きくされると、巻回される巻線2の1タ
ーン分の長さが長くなり、巻線2において線間浮遊容量
が比較的大きく発生し、このことが高周波での特性を悪
くする、という問題を引き起こす。
【0008】また、巻線2の外形の幅方向寸法W1が、
フランジ部4および5の幅方向寸法W3あるいは磁性体
板7の幅方向寸法W4より大きくなるので、当該巻線型
チップインダクタ1を実装等のためにチャック等により
取り扱う際、巻線2に傷を付けやすく、そのため、巻線
2の絶縁被膜を不所望にも剥がしてしまったり、巻線2
を断線させたりすることがある、という問題にも遭遇す
る。
【0009】他方、図9および図10に示した巻線型チ
ップインダクタ11によれば、前述したように、巻芯部
13の幅方向寸法W2が、フランジ部14および15の
幅方向寸法W3すなわち巻線型チップインダクタ11の
外形寸法より小さくなるように設計されているので、上
述した線間浮遊容量を小さくすることができる。また、
巻線12の外形の幅方向寸法W1を、フランジ部14お
よび15の幅方向寸法W3、あるいは磁性体板17の幅
方向寸法W4より小さくすることができるので、当該巻
線型チップインダクタ11を取り扱う際に巻線12に傷
が付きやすい、という問題も解消することができる。
【0010】しかしながら、この巻線型チップインダク
タ11では、巻芯部13の幅方向寸法W2が、フランジ
部14および15の幅方向寸法W3より小さくなるよう
に設計されているので、これら巻芯部13ならびにフラ
ンジ部14および15を備える巻線保持部材16を成形
するための工程が煩雑となり、このことが製造コストの
上昇につながる、という問題がある。
【0011】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決し得る、巻線型チップインダクタを提供しようと
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、巻線をその
周囲に配置した巻芯部とこの巻芯部の軸線方向における
両端からそれぞれ張り出すように形成されたフランジ部
とを有する巻線保持部材、およびフランジ部間を連結す
るように巻線保持部材に取り付けられる磁性体板を備
え、これら巻線の外形、巻芯部、各フランジ部および磁
性体板が、軸線方向と直交する方向であって互いに同じ
方向に測定した幅方向寸法をそれぞれ有している、その
ような巻線型チップインダクタに向けられるものであっ
て、上述した技術的課題を解決するため、当該巻線型チ
ップインダクタに備える各要素の幅方向寸法の関係が次
のように選ばれることを特徴としている。
【0013】すなわち、巻芯部の幅方向寸法とフランジ
部の幅方向寸法とが互いに同じであり、磁性体板の幅方
向寸法は、巻芯部およびフランジ部の各々の幅方向寸法
より大きくされ、かつ巻線の外形の幅方向寸法より大き
くされる。
【0014】また、この発明において、より好ましく
は、磁性体板は、その幅方向の両端からそれぞれフラン
ジ部を挟むように延びる1対の側壁部を有するような形
状とされ、さらに好ましくは、これら1対の側壁部は、
巻線を覆う位置まで延びるようにされる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1および図2には、この発明の
第1の実施形態による巻線型チップインダクタが示され
ている。これらの図面に示した巻線型チップインダクタ
21は、図7ないし図10を参照して説明した従来の巻
線型チップインダクタ1および11と同様、巻線22を
その周囲に配置した巻芯部23とこの巻芯部23の軸線
方向における両端からそれぞれ張り出すように形成され
たフランジ部24および25とを有する巻線保持部材2
6を備えるとともに、フランジ部24および25間を連
結するように巻線保持部材26に取り付けられる磁性体
板27を備えている。
【0016】上述した巻線保持部材26は、たとえば樹
脂のような電気絶縁体で構成されるが、インダクタンス
をより大きくするため、磁性体で構成されてもよい。ま
た、磁性体板27は、巻線型チップインダクタ21にお
いて閉磁路を形成し、それによって、より大きなインダ
クタンスを得られるようにするためのものであり、たと
えばフェライトのような磁性体からなり、フランジ部2
4および25に対してたとえば熱硬化性接着剤によって
固定される。また、図示を省略するが、フランジ部24
および25の各下端部には、巻線22の各端部をそれぞ
れ接続しながら、当該巻線型チップインダクタ21が回
路基板上に実装されるときの端子となる端子電極がたと
えば形成される。
【0017】また、この巻線型チップインダクタ21を
構成する各要素は、巻芯部23の軸線方向と直交する方
向であって互いに同じ方向に測定した幅方向寸法をそれ
ぞれ有している。すなわち、巻線22の外形は幅方向寸
法W1、巻芯部23は幅方向寸法W2、フランジ部24
および25は幅方向寸法W3、ならびに磁性体板27は
幅方向寸法W4をそれぞれ有している。
【0018】このような幅方向寸法W1〜W4に関し
て、巻線型チップインダクタ21においては、巻芯部2
3の幅方向寸法W2と、フランジ部24および25の幅
方向寸法W3とが、互いに同じとなるように設計され、
また、磁性体板27の幅方向寸法W4は、巻芯部23な
らびにフランジ部24および25の各々の幅方向寸法W
2およびW3より大きくなるように設計される。また
性体板27の幅方向寸法W4は、巻線22の外形の幅
方向寸法W1より大きくなるように設計される。
【0019】また、磁性体板27は、その幅方向の両端
からそれぞれ下方へ延び、フランジ部24および25を
挟むように位置する1対の側壁部28および29を形成
している。このような巻線型チップインダクタ21によ
れば、磁性体板27の幅方向寸法W4が巻線型チップイ
ンダクタ21の全体としての外形を規定する幅方向寸法
となり、この巻線型チップインダクタ21の外形寸法よ
り巻芯部23の幅方向寸法W2を小さくできるので、巻
線22において発生し得る線間浮遊容量を小さくするこ
とができる。
【0020】また、上述のように、巻芯部23の幅方向
寸法W2を小さくしたにも関わらず、フランジ部24お
よび25の幅方向寸法W3を巻芯部23の幅方向寸法W
2に等しくしたので、巻線保持部材26を成形するため
の工程が煩雑となることはない。また、磁性体板27の
幅方向寸法W4が、巻線22の外形の幅方向寸法W1よ
り大きくされているので、巻線22を保護する機能を磁
性体板27に付与することができる。
【0021】なお、この巻線型チップインダクタ21の
全体としての外形を規定する幅方向寸法は、前述のよう
に、磁性体板27の幅方向寸法W4となるので、これを
従来の巻線型チップインダクタ1または11における磁
性体板7または17の幅方向寸法W4と等しくすること
により、巻線型チップインダクタ21の全体としての外
形寸法を特に変更することなく、上述のような効果を発
揮させることができる。
【0022】また、この実施形態では、磁性体板27の
側壁部28および29がフランジ部24および25を挟
むように延びている。したがって、前述のように巻芯部
23の幅方向寸法W2が小さくされたことによるインダ
クタンスの低減を、これら側壁部28および28によっ
て有利に補うことができる。図3および図4には、この
発明の第2の実施形態による巻線型チップインダクタが
示されている。
【0023】この第2の実施形態による巻線型チップイ
ンダクタ31も、上述した第1の実施形態による巻線型
チップインダクタ21の場合と同様、巻線32と、巻線
32をその周囲に配置した巻芯部33ならびにフランジ
部34および35を有する巻線保持部材36と、巻線保
持部材36に取り付けられる磁性体板37とを備えてい
る。
【0024】また、巻線32の外形は幅方向寸法W1、
巻芯部33は幅方向寸法W2、フランジ部34および3
5は幅方向寸法W3、ならびに磁性体板37は幅方向寸
法W4をそれぞれ有している。そして、これら幅方向寸
法W1〜W4に関して、第1の実施形態による巻線型チ
ップインダクタ21の場合と同様、巻芯部33の幅方向
寸法W2と、フランジ部34および35の幅方向寸法W
3とが、互いに同じとなるように設計され、また、磁性
体板37の幅方向寸法W4は、巻芯部33ならびにフラ
ンジ部34および35の各々の幅方向寸法W2およびW
3より大きくなるように設計される。また、磁性体板3
7の幅方向寸法W4は、巻線32の外形の幅方向寸法W
1より大きくなるように設計される。
【0025】したがって、この第2の実施形態による巻
線型チップインダクタ31によっても、第1の実施形態
による巻線型チップインダクタ21の場合と実質的に同
様の効果が奏される。第2の実施形態による巻線型チッ
プインダクタ31の特徴的構成は、磁性体板37の幅方
向の両端からフランジ部34および35を挟むように延
びる1対の側壁部38および39が、巻線32を覆う位
置まで延びていることにある。このような構成によれ
ば、磁性体板37による巻線32を保護する機能がさら
に高められるとともに、巻芯部33の幅方向寸法W2が
小さくされたことによるインダクタンスの低減を側壁部
38および38によって補う機能をさらに高めることが
できる。
【0026】なお、図示しないが、磁性体板37の下面
に、フランジ部34および35の各上面を受け入れるこ
とによって、磁性体板37と巻線保持部材36とを互い
に位置決めするための凹部が設けられてもよい。これ
は、先の第1の実施形態でも同様である。図5および図
6には、この発明の第3の実施形態による巻線型チップ
インダクタが示されている。
【0027】この第3の実施形態による巻線型チップイ
ンダクタ41も、上述した第1の実施形態による巻線型
チップインダクタ21あるいは第2の実施形態による巻
線型チップインダクタ31の場合と同様、巻線42と、
巻線42をその周囲に配置した巻芯部43ならびにフラ
ンジ部44および45を有する巻線保持部材46と、巻
線保持部材46に取り付けられる磁性体板47とを備え
ている。
【0028】また、巻線42の外形は幅方向寸法W1、
巻芯部43は幅方向寸法W2、フランジ部44および4
5は幅方向寸法W3、ならびに磁性体板47は幅方向寸
法W4をそれぞれ有している。そして、これら幅方向寸
法W1〜W4に関しても、第1の実施形態による巻線型
チップインダクタ21の場合あるいは第2の実施形態に
よる巻線型チップインダクタ31と同様、巻芯部43の
幅方向寸法W2と、フランジ部44および45の幅方向
寸法W3とが、互いに同じとなるように設計され、ま
た、磁性体板47の幅方向寸法W4は、巻芯部43なら
びにフランジ部44および45の各々の幅方向寸法W2
およびW3より大きくなるように設計される。また、磁
性体板47の幅方向寸法W4は、巻線42の外形の幅方
向寸法W1より大きくなるように設計される。
【0029】したがって、この第3の実施形態による巻
線型チップインダクタ41によっても、第1の実施形態
による巻線型チップインダクタ21の場合と実質的に同
様の効果が奏される。第3の実施形態による巻線型チッ
プインダクタ41の特徴的構成は、磁性体板47が、前
述した側壁部28および29のような側壁部を備えず、
平坦な板状をなしていることにある。このように、磁性
体板47が平坦な板状をなしていても、磁性体板47に
よる巻線42を保護する機能を発揮させることができ
る。
【0030】なお、磁性体板47の下面には、フランジ
部44および45の各上面を受け入れることによって、
磁性体板47と巻線保持部材46とを互いに位置決めす
るための凹部48が設けられている。以上、この発明を
図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範
囲内において他の実施形態も可能である。
【0031】たとえば、巻芯部23、33および43
は、断面矩形のものとして図示されたが、断面円形、断
面楕円形等、他の形状であってもよい。また、磁性体板
27、37および47は、それぞれ、巻線保持部材2
6、36および46の片側においてのみ配置されたが、
両側に配置されてもよい。
【0032】
【発明の効果】このように、この発明によれば、巻線保
持部材における巻芯部の幅方向寸法とフランジ部の幅方
向寸法とが互いに同じであり、フランジ部間を連結する
ように巻芯部に取り付けられる磁性体板の幅方向寸法
が、巻芯部およびフランジ部の各々の幅方向寸法より大
きくされるので、磁性体板の幅方向寸法が巻線型チップ
インダクタ全体としての外形を規定する幅方向寸法とな
り、巻芯部の幅方向寸法を巻線型チップインダクタの外
形寸法より小さくすることができる。したがって、巻線
において発生し得る線間浮遊容量を小さくすることがで
きる。そのため、巻線型チップインダクタの高周波特性
を向上させることができる。
【0033】また、上述のように、巻芯部の幅方向寸法
を小さくしたにも関わらず、フランジ部の幅方向寸法を
巻芯部の幅方向寸法に等しくしているので、巻線保持部
材を成形するための工程が煩雑となることはない。した
がって、巻線保持部材ひいては巻線型チップインダクタ
の製造コストの上昇を招くことを防止できる。また、磁
性体板の幅方向寸法が、巻線の外形の幅方向寸法より大
きくされるので、巻線を保護する機能を磁性体板に付与
することができる。したがって、巻線の絶縁被膜が剥が
れたり、巻線が断線したりして、巻線型チップインダク
タにおいて重大な欠陥がもたらされることを防止でき
る。
【0034】また、この発明において、磁性体板が、そ
の幅方向の両端からそれぞれフランジ部を挟むように延
びる1対の側壁部を有するような形状とされると、巻芯
部の幅方向寸法が小さくされたことによるインダクタン
スの低減を、これら側壁部によって有利に補うことがで
きる。また、上述の1対の側壁部が、巻線を覆う位置ま
で延びるようにされると、磁性体板による巻線を保護す
る機能がさらに高められるとともに、巻芯部の幅方向寸
法が小さくされたことによるインダクタンスの低減をこ
れら側壁部によって補う機能をさらに高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による巻線型チップ
インダクタ21に備える巻線保持部材26および磁性体
板27を互いに分離して示す斜視図である。
【図2】図1に示した巻線保持部材26および磁性体板
27をもって構成された巻線型チップインダクタ21を
示す断面図である。
【図3】この発明の第2の実施形態による巻線型チップ
インダクタ31に備える巻線保持部材36および磁性体
板37を互いに分離して示す斜視図である。
【図4】図3に示した巻線保持部材36および磁性体板
37をもって構成された巻線型チップインダクタ31を
示す断面図である。
【図5】この発明の第3の実施形態による巻線型チップ
インダクタ41に備える巻線保持部材46および磁性体
板47を互いに分離して示す斜視図である。
【図6】図5に示した巻線保持部材46および磁性体板
47をもって構成された巻線型チップインダクタ41を
示す断面図である。
【図7】この発明にとって興味ある第1の従来例として
の巻線型チップインダクタ1に備える巻線保持部材6お
よび磁性体板7を互いに分離して示す斜視図である。
【図8】図7に示した巻線保持部材6および磁性体板7
をもって構成された巻線型チップインダクタ1を示す断
面図である。
【図9】この発明にとって興味ある第2の従来例として
の巻線型チップインダクタ11に備える巻線保持部材1
6および磁性体板17を互いに分離して示す斜視図であ
る。
【図10】図9に示した巻線保持部材16および磁性体
板17をもって構成された巻線型チップインダクタ11
を示す断面図である。
【符号の説明】
21,31,41 巻線型チップインダクタ 22,32,42 巻線 23,33,43 巻芯部 24,25,34,35,44,45 フランジ部 26,36,46 巻線保持部材 27,37,47 磁性体板 28,29,38,39 側壁部 W1 巻線の外形の幅方向寸法 W2 巻芯部の幅方向寸法 W3 フランジ部の幅方向寸法 W4 磁性体板の幅方向寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/04 H01F 27/25

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線をその周囲に配置した巻芯部と前記
    巻芯部の軸線方向における両端からそれぞれ張り出すよ
    うに形成されたフランジ部とを有する巻線保持部材、お
    よび前記フランジ部間を連結するように前記巻線保持部
    材に取り付けられる磁性体板を備え、 前記巻線の外形、前記巻芯部、各前記フランジ部および
    前記磁性体板は、前記軸線方向と直交する方向であって
    互いに同じ方向に測定した幅方向寸法をそれぞれ有し、 前記巻芯部の幅方向寸法と前記フランジ部の幅方向寸法
    とが互いに同じであり、 前記磁性体板の幅方向寸法は、前記巻芯部および前記フ
    ランジ部の各々の幅方向寸法より大きくされ、かつ前記
    巻線の外形の幅方向寸法より大きくされている、 巻線型チップインダクタ。
  2. 【請求項2】 前記磁性体板は、その幅方向の両端から
    それぞれ前記フランジ部を挟むように延びる1対の側壁
    部を有する、請求項に記載の巻線型チップインダク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記1対の側壁部は、前記巻線を覆う位
    置まで延びる、請求項に記載の巻線型チップインダク
    タ。
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