JP3172649U - 包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に内容物を収容し、内容物に関する必要な情報を印刷した部分が簡単にカード片として切離され、このカード片を使用して保管や管理を正確に行うことができる包装用箱を提供する。
【解決手段】一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、糊付け片22と、糊付け片22の連接方向の端部にカード片用破断線34を介して連接した第1カード片32を備える。第1カード片32は、側面の裏面に重ねられ、第1カード片32が重ねられる側面には、第1カード片34に重ねられる位置に、カード片用破断線82で囲まれた第2カード片80を備える。第2カード片80は、第1カード片32よりも小形で、第1カード片32の一部に付着している。
【選択図】図1

Description

この考案は、内容物に関する情報が印刷されたカード片が箱体形成片と一体に設けられている包装用箱に関する。
従来、食品、医薬品等の商品を収容して店頭に陳列する包装用箱には、商品についての内容説明、使用方法等の情報が印刷されている。しかし、内容説明、使用方法等の情報を包装用箱の表面に印刷する場合には、包装用箱の表面積によって印刷する部分が限定されるため、十分な量の情報を記載することができないという問題がある。また、商品の食品を使用した料理のレシピ等保管する必要がある情報は、包装用箱のまま保管するか、ハサミ等で切り取ってこの切取片を保管する必要がり、消費者にとっては不便なものであった。
そこで、包装用箱に印刷された情報を、印刷された部分を取り外して保管するために、いろいろな包装用箱が考えられている。
例えば、特許文献1に開示されている表示パネル付きカートンは、互いに折罫線を介して連接し組立状態で箱体を形成する4個のパネルと、一方の端部に位置するパネルに連接し、箱体に組み立てられたときに反対側の端部に位置するパネルの表側に重ねられて係止される表示パネルが設けられている。表示パネルと反対側の端部に位置するパネルには、ミシン線で囲まれて切り取り可能な切り取り部が設けられている。切り取り部には、内容物についての情報が印刷されている。この表示パネル付きカートンによれば、必要な情報を印刷した切り取り部を簡単にカートンから切り外し、内容物の管理に使用することができる。
特許文献2に開示されている包装箱は、箱体である包装用箱本体の開口部に配設した外フラップに、切込とミシン目からなる略コの字形の分離可能な舌片を設け、この舌片の裏面に内容物の商品コードが印刷されている。この包装箱によれば、包装箱同士がこすれたり、重なり合ったりした場合でも、商品コードが擦れてキズが付いたり壊れたりすることを防ぐことができる。また、包装箱に付された商品コードを分離して、そのまま管理カードとして利用することができる。
特開2002−29529号公報 特開平1−213140号公報
上記背景技術の場合、いずれも包装箱の表面積を増やすことは考えられておらず、印刷する面積部分が限定されるため、十分な量の情報を印刷することができないという問題がある。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、確実に内容物を収容し、内容物に関する必要な情報を印刷した部分が簡単にカード片として切離され、このカード片を使用して保管や管理を正確に行うことができる包装用箱を提供することを目的とする。
本考案は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、前記側面同士を糊付けして筒体に組み立てる糊付け片と、前記糊付け片の連接方向の端部に破断線を介して連接して設けられている第1カード片が設けられている包装用箱である。前記第1カード片は、前記一側面の裏面に重ねられ、前記第1カード片が重ねられる前記側面には、前記第1カード片に重ねられる位置に破断線で囲まれた第2カード片が設けられ、前記第2カード片は、前記第1カード片よりも小形であり前記第1カード片の一部に糊付けされている。前記第1カード片と前記第2カード片には、内容物に関する情報が印刷されている。
前記第1カード片の端部には、前記箱体形成片の前記側面を組み立てた箱体の一方の開口部から外側に突出する摘み部が折罫線を介して設けられている。前記第2カード片を囲む前記カード片用破断線は、前記第1カード片に覆われているものである。
本考案の包装用箱は、確実に内容物を収容し、内容物に関する情報を記載した部分が簡単にカード片として切り離され、このカード片を使用して保管や管理を正確に行うことができる。側面に設けられている第2カード片には、商品に関する必要な情報が印刷され容易に利用することができ、側面の内側に位置する第1カード片には、購入した使用者が読むために詳しい情報等が印刷され、第1カード片とともに第2カード片が付いて分離され、必要な情報を有効に利用することができ、むだなく購入者に詳しい情報を提供することができる。しかも、情報を印刷する面積を大きくとることができ、箱体形成片の表面積を効率良く使用することができる。
この考案の第一実施形態の包装用箱の開封した状態を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態の包装用箱の第1カード片と第2カード片を切断した状態を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態の包装用箱の開封する前の状態を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態の包装用箱の展開図である。 この考案の第二実施形態の包装用箱の開封した状態を示す斜視図である。 この考案の第二実施形態の包装用箱の展開図である。 この考案の第三実施形態の包装用箱の開封した状態を示す斜視図である。 この考案の第三実施形態の包装用箱の展開図である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの考案の第一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている。
図4は、箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20が短くて互いにほぼ等しい。側面14の側縁部には、包装用箱10の組立状態で側面20の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
糊付片22は、折罫線24から離れるに従い幅がせまくなる台形に形成されている。糊付片22の折罫線24と反対側の端部には、第1カード片32がカード片用破断線34で区切られて設けられている。第1カード片32は、連接方向の幅方向に長い矩形であり、糊付片22と合わせた大きさは、箱体形成片12の組立状態で糊付片22が糊付けされる側面20よりも小さいものである。第1カード片32の、カード片用破断線34に交差する一方の側縁部には、摘み部36が折罫線38を介して設けられている。摘み部36は、半円状に外側へ向かって膨出する形状である。
側面14において、第1カード片32の折罫線38が設けられている側の端部には、台形状の上側内蓋片40が折罫線42で区切られて設けられている。上側内蓋片40の中心には、後述する上側外蓋片60の差込片68が差し込まれて係止する切込線44が設けられている。切込線44は折罫線42に対して平行な1本と、この平行な1本の途中から折罫線42と反対側へ延出する2本とが形成されている。側面14の折罫線42と反対側の端部には、台形状の下側内蓋片46が折罫線47で区切られて設けられている。折罫線47には、解体用破断線48が重ねて設けられ、解体用破断線48の中心は、側面14へ半円状に膨出している。
側面16の、側面14の折罫線42に連続する端部には、台形状の上側フラップ52が折罫線54で区切られて設けられている。側面16の、折罫線54と反対側の端部には、台形状の下側フラップ56が折罫線58で区切られて設けられている。
側面18の、側面16の折罫線54に連続する端部には、台形状の上側外蓋片60が折罫線62で区切られて設けられている。上側外蓋片60の、折罫線62と反対側の端部60aの両端部の、角部を含む矩形の部分は、上側内蓋片40に糊付けされる一対の糊付け部64となる。糊付け部64は、L字形の開封用破断線66で囲まれて上側外蓋片60のその他の部分と区切られている。端部60aの、一対の開封用破断線66に挟まれた中央部分は、上側内蓋片40の切込線44に差し込まれる差込片68となる。差込片68は、上側外蓋片60のその他の部分から、端部60aに対して平行な折罫線70で区切られている。側面18の、折罫線62と反対側の端部には、台形状の下側外蓋片72が折罫線74で区切られて設けられている。
側面20の、側面18の折罫線62に連続する端部には、台形状の上側フラップ76が折罫線78で区切られて設けられている。側面20の、折罫線78に近い部分には矩形の第2カード片80が設けられている。第2カード片80は、カード片用破断線82で囲まれて形成されている。側面20の折罫線78と反対側の端部には、台形状の下側フラップ84が折罫線86で区切られて設けられている。
箱体形成片12の表面には、内容物の名前や広告等の情報が印刷されている。第2カード片80には、外から読むことができるバーコードや簡単な情報が印刷され、第1カード片32には、購入した使用者が読むための詳しい情報が印刷されている。
次に、この実施形態の包装用箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここで図4が包装用箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図4に示すように、糊付片22の表面に糊88を塗付する。第1カード片32の表面の、箱体形成片12の組立状態で側面20の第2カード片80に重ねられる部分に、糊90を塗布する。そして、折罫線26を正折りし、折罫線30を正折りする。これにより、糊付片22の表面は糊88により側面20の裏面の連接方向の側縁部近傍に糊付けされ、第1カード片32は糊90により側面20の第2カード片80の裏面に糊付けされる。箱体形成片12は、折り畳み状態となり、この状態で出荷される。
次に、内容物を収容し包装する工場等において、商品である内容物を入れる前に、下側内蓋片46の表面の解体用破断線48と反対の端部近傍に、糊94を塗布する。そして、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の箱体にして、折罫線58,86で下側フラップ56,84を各々90°に正折りし、折罫線47で下側内蓋片46を90°に正折りし、折罫線74で下側外蓋片72を90°に正折りする。これにより、下側内蓋片46の表面は糊94により下側外蓋片72の裏面に糊付けされ、箱体の底部が形成され、包装用箱10が組み立てられる。また、この組み立て前又は後に、上側内蓋片40の表面の、切込線44の両側に糊92を塗布する。
この後、組み立てられた包装用箱10の中に内容物を入れる。そして、折罫線54,78で上側フラップ52,76を各々90°に正折りし、折罫線42で上側内蓋片40を90°に正折りし、折罫線62で上側外蓋片60を90°に正折りする。これにより、上側内蓋片40の表面は一対の糊92により上側外蓋片60の裏面に糊付けされ、図3に示すように箱体の蓋部が形成され、内容物が包装される。このとき、第1カード片32の摘み部36は、箱体の蓋部に押されて折罫線38で90°に正折りされ、収容される。
包装用箱10を開封するときは、上側外蓋片60の差込片68を持って上方に引き上げ、一対の開封用破断線66を切断する。上側外蓋片60の糊付け部64は上側内蓋片40に貼り付けられたまま上側外蓋片60から分離し、図1に示すように、上側外蓋片60が切断されて開封される。このとき、第1カード片32の摘み部36は、外部により押されて90°に曲げられていた折罫線38が復元して箱体の開口部から外側に突出する。
次に、第1カード片32の摘み部36を持って糊付片22から離すように引くと、カード片用破断線34が切断され、第1カード片32が箱体と分離する。このとき、側面20の第2カード片80は糊90で第1カード片32に糊付けされているため、図2に示すように、カード片用破断線82が切断されて第2カード片80は第1カード片32に貼りついた状態のままで箱体から分離される。第1カード片32と第2カード片80には、内容物についての情報が印刷されているため、任意の場所に保管して内容物の管理に使用する。
包装用箱10を廃棄するときは、側面14の解体用破断線48と折罫線47の間を包装用箱10の中に向かって押し込んで、解体用破断線48を切断する。これにより、側面14と下側内蓋片46は分離されて底部が壊され包装用箱10を平坦に折り畳み、破棄しやすい状態となる。
この実施形態の包装用箱10によれば、確実に内容物を収容し、内容物に関する情報を記載した第1カード片32と第2カード片80が簡単に箱体から切離され、第1カード片32と第2カード片80を使用して、保管や管理を簡単で正確に行うことができる。例えば、内容物が医薬品の場合は、第1カード片32と第2カード片80を一体として、医薬品の棚や、医薬品を載せたトレー等において管理することができる。第1カード片32には摘み部36が設けられ、摘み部36は包装用箱10を開封した時に箱体の開口部から突出するため、つまみやすく、第1カード片32を切り取る操作を容易にすることができる。第1カード片32を箱体の内側に設けることにより、情報を印刷する面積を増やすことができ、重要な情報を内側に表示することができる。第1カード片32には、外から読む必要がある情報が印刷され、第1カード片32には、購入した使用者が読むための詳しい情報が印刷され、印刷スペースを有効に使用して購入者に詳しい情報を提供することができる。第2カード片80は、側面20にカード片用破断線82で囲まれて設けられているが、カード片用破断線82の裏面には、カード片用破断線82を塞いで大きな第1カード片32が位置するため、カード片用破断線82から細かいごみ等が侵入することがなく、衛生的である。また、第2カード片80は側面20の内側部分であり、各折罫線に連続していないため、第2カード片80を切離しても箱体の形状を維持して、内容物を包装することができる。上側外蓋片60の開封用破断線66を切断して開封した後は、上側外蓋片60の差込片68を上側内蓋片40の切込線44に差し込んで係止して、蓋部を再び閉じることができる。
次にこの考案の第二実施形態について図5、図6に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の包装用箱96は、紙製の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片98を組み立てて設けられている。
図6は、箱体形成片98を表面から見た展開図であり、箱体形成片98は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20が短くて互いにほぼ等しい。側面14の側縁部には、包装用箱10の組立状態で側面20の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
糊付片22の折罫線24と反対側の端部には、第1カード片32がカード片用破断線34で区切られて設けられている。第1カード片32は、連接方向の幅方向に長い矩形であり、糊付片22と合わせた大きさは、箱体形成片12の組立状態で糊付片22が重ねられる側面20よりも小さいものであり、連接方向の幅方向の長さは、糊付片22よりも短く形成されている。第1カード片32の、カード片用破断線34に交差する一方の側縁部には、摘み部36が折罫線38を介して設けられている。
側面14において、第1カード片32の折罫線38が設けられている側の端部には、上蓋片100が折罫線102で区切られて設けられている。上蓋片100の、折罫線102と反対側の端部には、差込片104が折罫線106で区切られて設けられている。
側面14の、折罫線102と反対側の端部には、第1底蓋片108が折罫線110で区切られて設けられている。第1底蓋片108の折罫線110と反対側の端部108aは、折罫線110に対して平行な直線である。第1底蓋片108の、折罫線110から端部108aまでの長さは、箱体形成片12の組立状態で底面の中心線付近までの長さ、つまり側面16,20の半分の幅に設けられている。第1底蓋片108の、折罫線26に近い部分は、折罫線110と折罫線26の交点から、折罫線110から離れるに従い折罫線26の延長線上から離れる傾斜した直線であり、この直線部分には、三角形状の糊付け部112が折罫線114で区切られて設けられている。第1底蓋片108の端部108aの、糊付け部112と反対の部分には、端部108aよりも外側に突出する差込部116が設けられている。
側面16の、側面14の折罫線102に連接する端部には、台形状の上側フラップ118が折罫線120で区切られて設けられている。側面16の、折罫線120と反対側の端部には、台形状の底フラップ122が折罫線124で区切られて設けられている。
側面18の、側面16の折罫線120に連接する端部18aの中央付近には、矩形の糊付け部126が設けられている。糊付け部126は、端部18aに連続するコの字形の開封用破断線128で囲まれ、周囲と区切られている。
側面18の、端部18aと反対側の端部には、第2底蓋片130が折罫線132で区切られて設けられている。第2底蓋片130の折罫線132と反対側の端部130aは、折罫線132に対して平行な直線である。第2底蓋片130の、折罫線132から端部130aまでの長さは、箱体形成片12の組立状態で底面の中心線付近までの長さ、つまり側面16,20の半分の幅に設けられている。第2底蓋片130の、折罫線30に近い部分は、折罫線132と折罫線30の交点から、折罫線132から離れるに従い折罫線30の延長線上から離れる傾斜した直線であり、この直線部分には、三角形状の糊付け部134が折罫線136で区切られて設けられている。第2底蓋片130の端部130aの、糊付け部134と反対の部分には、端部130aよりも外側に突出する差込部138が設けられている。
側面20の、側面18の端部18aに連接する端部には、台形状の上側フラップ140が折罫線142で区切られて設けられている。側面20の、折罫線30に近い部分には、矩形の第2カード片80が設けられている。第2カード片80は、カード片用破断線82で囲まれて形成されている。側面20の、折罫線142と反対側の端部には、台形状の底フラップ144が折罫線146で区切られて設けられている。
次に、この実施形態の包装用箱96の組立方法の一例について説明する。なお、ここで図6が包装用箱96の箱体形成片98の表面を見たものである。
まず、第1底蓋片108を折罫線110で正折りし、第2底蓋片130を折罫線132で正折りし、次に第1底蓋片108の糊付け部112を折罫線114で、また第2底蓋片130の糊付け部134を折罫線136で逆折りする。そして底フラップ122,144を折罫線124,146で各々正折りする。
次に糊付け部112の裏面に糊148を、また糊付け部134の裏面に糊150を塗布する。糊付片22の表面に糊88を塗付する。第1カード片32の表面の、箱体形成片12の組立状態で側面20の第2カード片80に重ねられる部分に、糊90を塗布する。
この後、折罫線26を正折りする。これにより、第1底蓋片108の糊付け部112の裏面は、糊148により、底フラップ122の表面に糊付けされる。次に、折罫線30を正折りする。これにより、第2底蓋片130の糊付け部134の裏面は、糊150により、底フラップ144の表面に糊付けされる。このとき、糊付片22と第1カード片32は側面20の裏面に重ねられ、糊付片22の表面は糊88により側面20の裏面の連接方向の側縁部近傍に糊付けされ、第1カード片32は糊90により側面20の第2カード片80の裏面に糊付けされる。これにより箱体形成片98は折り畳み状態となり、この状態で出荷される。
次に商品を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の箱体にする。このとき、第1底蓋片108は側面14から底フラップ122とともに引き起こされて折罫線110で直角に正折りされ、同時に第2底蓋片130は側面18から底フラップ144とともに引き起こされて折罫線132で直角に正折りされる。そして、第1底蓋片108の差込部116が第2底蓋片130の端部130aの内側に重ねられ、第2底蓋片130の差込部138が第1底蓋片108の端部108aの内側に重ねられて、互いに係止されて箱体の底部が形成され、包装用箱96が組み立てられる。
この後、ここまで組み立てられた包装用箱96の中に内容物を入れる。そして折罫線120,142で上側フラップ118,140を各々90°に正折りし、折罫線102で上蓋片100を90°に正折りし、差込片104を折罫線106で正折りし、差込片104を側面18の内側に差し込み、糊152により糊付け部126に糊付けし、箱体の蓋部が形成され、内容物が包装される。
包装用箱96を開封するときは、側面18の糊付け部126を箱体の内側に向かって押して開封用破断線128を切断し、上蓋片100を開封し、上方に引き上げる。第1カード片32は、第一実施形態と同様に、摘み部36を持って糊付片22から離すように引くと、カード片用破断線34が切断され、箱体と分離する。側面20の第2カード片80は糊90で第1カード片32に糊付けされているため、カード片用破断線82が切断されて第1カード片32に貼りついた状態のままで箱体から分離される。
この実施形態の包装用箱96によれば、第一実施形態の包装用箱10と同様の効果を有するものである。また箱体の組立が簡単であり、ワンタッチで底部を形成することができる。
次にこの考案の第三実施形態について図7、図8に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の包装用箱154は、紙製の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片156を組み立てて設けられている。
図8は、箱体形成片156を表面から見た展開図であり、箱体形成片156は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20が短くて互いにほぼ等しい。側面14の側縁部には、包装用箱10の組立状態で側面20の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22の、連接している幅方向の長さは、側面14に連続する側縁部は側面14とほぼ等しく、側面14と反対側の側縁部は少し短く形成され、台形状になっている。糊付片22の連接方向の長さは、側面16,20とほぼ等しい。糊付片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
糊付片22の折罫線24と反対側の端部には、第1カード片32がカード片用破断線34で区切られて設けられている。第1カード片32は、連接方向の幅方向に長い矩形であり、箱体形成片156の組立状態で重ねられる側面18よりも小さいものである。第1カード片32の、カード片用破断線34に交差する一方の側縁部には、摘み部36が折罫線38を介して設けられている。
側面14において、第1カード片32の折罫線38が設けられている側の端部14aの中央付近には、矩形の糊付け部158が設けられている。糊付け部158は、端部14aに連続するコの字形の開封用破断線160で囲まれ、周囲と区切られている。側面14の、端部14aと反対側の端部14bの中央付近には、矩形の糊付け部162が設けられている。糊付け部162は、端部14bに連続するコの字形の開封用破断線164で囲まれ、周囲と区切られている。
側面16の、側面14の端部14aに連接する端部には、台形状の上側フラップ166が折罫線168で区切られて設けられている。側面16の、折罫線168と反対側の端部には、台形状の下側フラップ170が折罫線172で区切られて設けられている。
側面18の、側面16の折罫線168に連接する端部には、上蓋片174が折罫線176で区切られて設けられている。上蓋片174の、折罫線176と反対側の端部には、差込片178が折罫線180で区切られて設けられている。側面18の、折罫線30に近い部分には矩形の第2カード片80が設けられている。第2カード片80は、カード片用破断線82で囲まれて形成されている。側面18の、折罫線176と反対側の端部には、下蓋片182が折罫線184で区切られて設けられている。下蓋片182の、折罫線184と反対側の端部には、差込片186が折罫線188で区切られて設けられている。
側面20の、側面18の折罫線176に連接する端部には、台形状の上側フラップ190が折罫線192で区切られて設けられている。側面20の、折罫線192と反対側の端部には、台形状の下側フラップ194が折罫線196で区切られて設けられている。
次に、この実施形態の包装用箱154の組立方法の一例について説明する。なお、ここで図8が包装用箱154の箱体形成片156の表面を見たものである。
まず、糊付片22の表面に糊88を塗付する。第1カード片32の表面の、箱体形成片12の組立状態で側面18の第2カード片80に重ねられる部分に、糊90を塗布する。そして、折罫線24を正折りし、折罫線28を正折りする。これにより、糊付片22の表面は糊88により側面20の裏面に糊付けされ、第1カード片32は糊90により側面18の第2カード片80の裏面に糊付けされる。これにより箱体形成片156は折り畳み状態となり、この状態で出荷される。
次に内容物を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の箱体にする。このとき、カード片用破断線34は折罫線30に一致しているため、折罫線30とともに90°に正折りされる。折罫線172,196で下側フラップ170,194を各々90°に正折りし、折罫線184で下蓋片182を90°に正折りし、差込片186を折罫線188で正折りし、差込片186を側面14の内側に差し込み、糊198により糊付け部162に糊付けし、箱体の底部が形成され、包装用箱154が組み立てられる。ここまで組み立てられた包装用箱154の中に内容物を入れる。そして折罫線168,192で上側フラップ166,190を各々90°に正折りし、折罫線176で上蓋片174を90°に正折りし、差込片178を折罫線180で正折りし、差込片178を側面14の内側に差し込み、糊200により糊付け部158に糊付けし、箱体の蓋部が形成され、内容物が包装される。
包装用箱154を開封するときは、側面14の糊付け部158を押して開封用破断線160を切断し、上蓋片174を開封し、上方に引き上る。第1カード片32は、第一実施形態と同様に、摘み部36を持って糊付片22から離すように引くと、カード片用破断線34が切断され、箱体と分離する。側面18の第2カード片80は糊90で第1カード片32に糊付けされているため、カード片用破断線82が切断されて第1カード片32に貼りついた状態のままで箱体から分離される。
包装用箱154を廃棄するときは、側面14の糊付け部162を押して開封用破断線164を切断する。これにより、下蓋片182が開かれて底部が壊され包装用箱10を平坦に折り畳み、破棄しやすい状態となる。
この実施形態の包装用箱154によれば、第一実施形態の包装用箱10と同様の効果を有するものである。カード片32が、大きい側面18の裏面に重ねられて、大きい面積で設けることができ、印刷スペースを広くすることができる。
なお、この考案の包装用箱は、上記各実施形態に限定されるものではなく、各部材の形状等自由に変更可能である。第1カード片は、両面印刷でもよく、両面印刷することにより多くの情報を印刷することができる。側面の中の第2カード片の位置や形状、大きさ等は自由であり、デザインや箱体の形状に合わせて適した位置や大きさに設けることができる。第2カード片が複数個設けられてもよい。箱体形成片の組立工程は上記実施形態に限定されるものではなく、自由に変更可能である。
10 包装用箱
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
22 糊付片
32 第1カード片
34,82 カード片用破断線
36 摘み部
80 第2カード片
88,90 糊

Claims (3)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、前記側面同士を糊付けして筒体に組み立てる糊付け片と、前記糊付け片の連接方向の端部に破断線を介して連接して設けられている第1カード片が設けられ、前記第1カード片は前記一側面の裏面に重ねられ、前記第1カード片が重ねられる前記側面には、前記第1カード片に糊付けされた第2カード片が破断線で囲まれて設けられ、前記第2カード片は前記第1カード片よりも小形であり、前記第1カード片と前記第2カード片には、内容物に関する情報が印刷されていることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記第1カード片の端部には、前記箱体形成片の前記側面を組み立てた箱体の一方の開口部から外側に突出する摘み部が折罫線を介して設けられている請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記第2カード片を囲む前記カード片用破断線は、前記第1カード片に覆われている請求項1記載の包装用箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016055889A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 朝日印刷株式会社 包装用箱とその組み立て方法

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