JP6482795B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、取り外し可能な表示部が一体に設けられ、表示部には収容物に関する情報が印刷されている包装用箱に関する。
従来、商品を収容して保管や陳列を行う包装用箱は、箱体表面に収容物の名称や特性についての情報等が印刷されている。そして、箱体表面に印刷された情報を利用するため、包装用箱の一部の情報が印刷された部分を囲んで切断され、表示部として利用可能に形成されたものがある。
例えば、特許文献1に開示されている包装用箱は、連接された複数の側面から成り、そのうちの一面には破断線で囲まれた表示部が備えられ、表示部の表面には収容物についての情報を示す表示事項が印刷されている。この包装用箱は、開封して収容物を取り出した後に、破断線を切断して表示部を包装用箱から取り外して、その収容物の在庫管理等に利用することができる。
また、特許文献2に開示されている包装用箱は、連接された複数の側面から成り、連接された側面の一方の端部には反対側の端部に位置する側面の表面に糊付けされる糊付片が設けられ、糊付片の一部には破断線で囲まれた表示部を備えている。表示部の表面には、収容物についての情報を示す表示事項が印刷されている。この包装用箱は、破断線を切断して表示部を包装用箱から取り外すことができ、表示部を取り外した後は糊付けされた側面が露出し、またこの側面と糊付片の糊付けされた状態が維持され、箱体が崩れたり大きく穴があいたりすることがなく、外観に違和感がなく、収容物を継続して包装することができる。
また、特許文献3に開示されている包装用箱は、連接された複数の側面から成り、連接された側面の一方の端部には反対側の端部に位置する側面に重ねられる外側片が設けられ、外側片の端部には折罫線を介して折返片が連結されている。折返片には接着剤が配されており、折返片を折罫線で折って接着剤を内側の側面側に向け、この状態で外側片と側面を貼り合わせると、外側片と側面との間に介在する折返片が、側面の表面に貼り合わされる。これにより、外側片と側面による二重構造が完成する。外側片の一部には破断線で囲まれた表示部が備えられ、表示部の表面には収容物についての情報を示す表示事項が印刷されている。この包装用箱は、破断線を切断して表示部を包装用箱から取り外すことができ、表示部を取り外した後は糊付けされた側面が露出し、またこの側面と折返片の糊付けされた状態が維持され、箱体が崩れたり大きく穴があいたりすることがなく、外観に違和感がなく、収容物を継続して包装することができる。
実用新案登録第3184604号公報 実用新案登録第3184603号公報 実用新案登録第3172099号公報
上記背景技術の特許文献1は、表示部を側面から取り外した後に大きく穴が開くため、収容物を継続して包装することは考えられていないものである。一方、特許文献2、特許文献3は表示部を取り外した後に糊付けされた側面が露出し、箱体が崩れたり大きく穴があいたりすることがなく、収容物を継続して包装することができる。しかし、表示部を取り外した後も箱体の形状を維持するために糊付け部等を必要とし、表示部の面積や長さを大きくすることができず、限られた形状や大きさで情報量も少ないものである。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で簡単な組立工程で作ることができ、収容物を説明する表示事項等が設けられた表示部を大きい面積で設けて多くの情報を記載することができ、表示部を取り外した後も継続して収容物を包装することができる包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片からなり、前記箱体形成片には、互いに平行に連接され筒体に組み立てられる側面と、前記側面の連接方向と交差する方向の端部に設けられ前記筒体の端部を閉鎖する蓋部材と、前記側面の一つに連接され反対側の端部の側面表面に重ねて取り付けられる覆い片と、前記覆い片に設けられ破断線で囲まれて切り取り可能な表示部が設けられ、前記覆い片には、前記側面との連接方向に交差する方向の端部に、前記蓋部材の内側に折り畳まれる取付片が設けられている包装用箱である。前記蓋部材は、前記包装用箱の組立状態で互いに平行に位置する前記側面に設けられた一対のフラップと、前記フラップの表面に重ねられる内蓋片と、前記内蓋片の表面に糊付けされる外蓋片から成り、前記取付片は前記フラップの一方に表面に糊付けされ、前記包装用箱の組立状態で、前記フラップとともに折り曲げられて前記内蓋片で抑えられて係止され、前記覆い片は、前記連接方向の幅が、前記覆い片が重なる前記側面よりも短く形成され、前記表示部は、前記覆い片が連接した前記側面とは反対側に位置する側縁部を含んで設けられている。
前記取付片の、前記連接方向の幅が、前記覆い片の、前記連接方向の幅よりも広く形成され、前記取付片の、前記連接方向の側縁部が、前記覆い片よりも、前記連接方向に突出しているものである。
前記表示部は、前記覆い片の前記側面との連接方向の長さの全長にわたって設けられている。また、前記表示部は、前記覆い片の前記側面との連接方向に交差する方向の長さの全長にわたって設けられているものでも良い。
また、前記表示部は、前記覆い片の一部に設けられ、前記覆い片の前記表示部以外の部分は、前記包装用箱の組立状態で重ねられる前記側面に糊付けされている。さらに、前記表示部は複数枚が設けられているものでも良い。
本発明の包装用箱は、簡単な構造で簡単な組立工程で作ることができ、収容物を説明する表示事項が設けられた表示部を大きい面積で設けて情報量を多く記載することができ、表示部を取り外した後も継続して収容物を包装することができる。表示部の面積を大きくしても箱体強度が高く、表示部を取り外した後も箱体の強度を維持することができる。
この発明の第一実施形態の包装用箱の斜視図である。 この発明の第一実施形態の使用状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態の包装用箱の展開図である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の展開図である。 この発明の第三実施形態の包装用箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、シールエンドカートン型の包装用箱であり、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている。
図3は、箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20の、連接方向と直交する幅方向の長さは、収容物の大きさにより適宜設定される。側面14の側縁部には、包装用箱10の組立状態で側面20の表面に重ねて糊付けされる覆い片22が設けられている。覆い片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。また、折罫線24上には、折り曲げやすいように破断線が設けられている。
覆い片22は、側面14との連接方向の幅が側面20よりも短く設けられ、側面14との連接方向に交差する長さは側面16と同じであり、側面20よりわずかに大きい。覆い片22の内側には、表示部32が設けられている。表示部32は、側面14との連接方向に交差する長さの全長にわたる大きさを有する矩形であり、一方の側縁部32aは覆い片22の折罫線24と反対の側縁部22aに一致し、他方の側縁部32bは折罫線24に達しない大きさの矩形である。側縁部32bに沿って破断線34が設けられ、覆い片22のその他の部分と区切られている。表示部32の側縁部32aは、両端部付近がわずかに外側に膨出して摘み部36が形成され、摘み部36は、表示部32を覆い片22から切り取る時に保持する部分である。一方の摘み部36には、破断線34の端部から摘み部36の側縁部32aの中心側に達する折罫線38が設けられている。表示部32の内側には、破断線34に対して直角に交差する破断線40が設けられ、破断線40は表示部32の側縁部32aと側縁部32bに達して、表示部32を2つに区切っている。破断線40は、折罫線38が設けられている端部からやや離れて設けられ、折罫線38が設けられている端部側の面積が大きくなっている。側縁部32aは、破断線40に交差する部分がV字状に切り欠かれ、角部は丸く面取りされている。表示部32には、収容物について説明する表示事項33が印刷されている。表示事項33は、文字や記号などで形成され、破断線40で区切られた2つの表示部32に、各々必要な表示事項33が印刷されている。
覆い片22の、側面14との連接方向に対して直角な方向の一対の端部には、矩形の取付片42が折罫線44で区切られて設けられている。取付片42は、覆い片22の、側面14との連接方向の幅よりも広く形成され、取付片42の、側縁部22aに連続する側縁部42aは、覆い片22の側縁部22aや摘み部36よりも側方に突出している。取付片42の側縁部42aの、覆い片22に隣接する部分は斜めに切り欠かれている。折罫線44の、表示部32に接する部分には、ジッパー線46が設けられている。
覆い片22の折罫線44と反対側の端部には、取付片42と同形状の取付片48が折罫線50で区切られて設けられ、折罫線50の、表示部32に隣接する部分には、ジッパー線52が設けられている。
側面14の、覆い片22の折罫線44に隣接する端部には、矩形の内蓋片54が折罫線56で区切られて設けられている。内蓋片54の、折罫線56と反対側の端部54aには、端部54aの中心に、外側へ突出する小さい矩形の差込片58が設けられている。側面14の、折罫線56と反対側の端部には、矩形の内蓋片60が折罫線62で区切られて設けられている。
側面16の、側面14の折罫線56に隣接する端部には、台形状のフラップ64が折罫線66で区切られて設けられている。側面16の、折罫線66と反対側の端部には、フラップ64と同じ形状のフラップ68が折罫線70で区切られて設けられている。
側面18の、側面16の折罫線66に隣接する端部には、矩形の外蓋片72が折罫線74で区切られて設けられている。外蓋片72の中心付近には、折罫線74に対して平行な一対のジッパー線76が設けられている。一対のジッパー線76は、外蓋片72の、折罫線28に隣接する側縁部72aと、折罫線30に隣接する側縁部72bに達して設けられ、一対のジッパー線76の内側は、開封時に切り取られる帯状の切取部78となる。側縁部72aは、一対のジッパー線76と交差する2か所がV字状に切り欠かれている。切取部78と折罫線74の間には、内蓋片54の差込片58が差し込まれる切込線80が設けられている。切込線80は、折罫線74に対して平行な長い直線と、この直線の両端部から直角にジッパー線76側へ向かって突出する短い一対の直線からなるコの字形に設けられている。
側面18の、折罫線74と反対側の端部には、外蓋片72と同じ形状の外蓋片82が破断線84で区切られて設けられている。側面18の、破断線84の中心付近には、側面18側に半円形状に膨出する破断線86が破断線84に連続して設けられ、破断線84の破断線86の両端部に挟まれた部分は、折罫線88となっている。破断線86と折罫線88に囲まれた部分は、包装用箱10を廃棄する際に箱体を壊す手がかりとなる。
側面20の、側面18の折罫線74に隣接する端部20aには、台形状のフラップ90が折罫線92で区切られて設けられている。フラップ90は、端部20aの長さよりも幅が短く形成され、折罫線74に隣接するように設けられ、折罫線74側とは反対側の端部20aの一部には、フラップ90が形成されず、段状に切除された形状に形成されている。側面20の、折罫線92と反対側の端部20bには、フラップ90と同じ形状のフラップ94が折罫線96で区切られて設けられている。折罫線96は、端部20bの破断線84に隣接するように設けられ、破断線84側とは反対側の端部20bの一部にはフラップ94が形成されず、段状に切除された形状に形成されている。
次に、この実施形態の包装用箱10の組立方法について説明する。なお、ここでは図3が包装用箱10の箱体形成片12の表面側を見たものであり、箱体形成片12の表面側が凸になる折り方を正折り、そして裏面側が凸になる折り方を逆折りとする。
まず、折罫線28を正折りし、フラップ90,94の表面に糊98を塗付し、側面20の表面に糊100を塗布する。糊100は、側面20の、折罫線30と反対側の側縁部20cに沿って直線状に塗布する。そして、折罫線24を正折りし、フラップ90,94を取付片42,48の裏面に糊付けし、側面20を覆い片22の裏面に糊付けする。この時、側面20の糊100は、覆い片22の表示部32以外の部分に糊付けされる。このようにして箱体形成片12は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、商品を包装する工場等において、立体的形状に組み立てる。まず、折罫線24,28を各々90°に正折りし、側面14,16,18,20を四角形の筒状態にする。外蓋片72の裏面に糊102を塗布し、糊102は、外蓋片72の折罫線74と反対側の端部に沿って直線状に塗布し、切取部78以外の部分に塗布する。外蓋片82の裏面にも糊104を塗布し、糊104は、外蓋片82の破断線84と反対側の端部に沿って直線状に塗布する。そして、折罫線44,66で取付片42とフラップ64を90°に正折りし、この時取付片42の裏面に糊付けされたフラップ90も折罫線92で90°に正折りされる。その後、折罫線56で内蓋片54を90°に正折りし、次に折罫線74で外蓋片72を90°に正折りし、外蓋片72の裏面を糊102で内蓋片54の表面に糊付けして、蓋部材13となり、筒状態の一方の端部を閉鎖する。この状態で、反対側の端部開口から商品を中に入れる。
そして、折罫線50,70で取付片48、フラップ68を90°に正折りし、この時取付片48に糊付されたフラップ94も折罫線96で90°に正折りされる。その後、折罫線62で内蓋片60を90°に正折りし、次に破断線84で外蓋片82を90°に正折りし、外蓋片82の裏面を糊104で内蓋片60の表面に糊付けし、蓋部材13となり、図1に示すように包装用箱10を閉鎖する。
覆い片22の表示部32は他の部材に糊付けされていないが、覆い片22の側縁部32bに隣接する部分が側面20に糊付けされ、さらに表示部32の両端部に隣接する取付片42,48がフラップ90,94に糊付けされているため、表示部32は側面20との間に隙間が少なく、確実に重ねて取り付けられる。なお、包装用箱10を組み立てる順番は、これ以外でもよい。
次に、包装用箱10の使用方法について説明する。包装用箱10に入れられた薬剤などの商品を棚等に置いて在庫等の管理をする場合、商品である収容物の内容を表示するために、表示部32を切り離して、例えば棚のフレーム材等の所定の位置に差し入れる。切り離す方法は、まず、表示部32の折罫線38が設けられた摘み部36に指をかけ、折罫線38を折り曲げて摘み部36を引き起こしながら、ジッパー線46、破断線34、ジッパー線52の順で切断し、図2に示すように表示部32を覆い片22から切り離す。表示部32は、破断線40で2つに区分され、表示部32を切り離してからさらに破断線40を切断して、2つにして各々異なる場所に置いて管理を行ってもよい。また表示部32を、ジッパー線46、破断線34、破断線40で囲まれた2分の1のみを外し、残りの半分の表示部32を覆い片22に残して後で使用してもよい。表示部32を切り離した後は、覆い片22に開口部41が形成されるが、側面20の表面が露出して開口部41を閉鎖し、収容されている商品を継続して包装する。
包装用箱10を開封するときは、外蓋片72の切取部78に、側縁部72aから指を入れて切取部78を引き上げて一対のジッパー線76を切断しながら切取部78を切り離し、外蓋片72を分割して開く。再封するときは、内蓋片54を外蓋片72の外側に重ね、内蓋片54の差込片58を外蓋片72の切込線80に差し込んで係止する。
包装用箱10を廃棄するときは、側面18の破断線86の内側を押し込んで破断線86を切断し、さらに押し続けて破断線84を切断して外蓋片82を側面18から分離する。これにより、包装用箱10の立体的な状態が解除され、折罫線24,28が正折りされた折り畳み状態に戻り、平坦な形状で廃棄しやすくなる。
この実施形態の包装用箱10によれば、簡単な構造で容易な組立工程で作ることができ、収容物を説明する表示事項33が設けられた表示部32を広い面積で設けることができ、多くの表示事項33を印刷して情報量を多く記載することができる。取付片42,48は、フラップ90,94に糊付けされているため、表示部32を、覆い片22の、側面14との連接方向に交差する長さの全長にわたって設けることができる。表示部32を、覆い片22の全長にわたって設けるため、側面20に糊付けする面積が少なくなるが、取付片42,48がフラップ90,94に糊付けされているため箱体の強度が高く、また、表示部32を取り外しても箱体の強度を維持し、形状が壊れることがなく、継続して収容物を包装することができる。
さらに、表示部32は、破断線34、ジッパー線46,52で囲まれて覆い片22や取付片42,48と区切られ、破断線34、ジッパー線46,52を切断して簡単に取り外し、例えば商品棚のフレーム材等の所定の位置に差し入れて、在庫や商品内容の管理などを行うことができる。これにより、在庫管理のミスを防ぎ特に薬剤等の商品の使用の安全性を高めることができる。表示部32は破断線40で2分割することができ、2つにして各々異なる場所に置いて管理を行ったり、2分の1つのみを外し、残りの半分の表示部を覆い片22に残して使用したりすることができ、便利である。
その他、覆い片22の裏面には側面20が糊付けされて二重構造となっているため、表示部32を外した後に開口する開口部41に側面20が露出して閉鎖し、包装用箱10の内側に連通する穴が開くことがなく、また覆い片22が側面20に糊付けされた状態が維持され箱体が壊れたり外観に違和感が生じたりすることがなく、表示部32を外した後も収容物を継続して包装することができる。表示部32は、取り外しやすいように側面20に糊付けされていないが、覆い片22の側縁部32bに隣接する部分が側面20に糊付けされ、また表示部32の両端部に隣接する取付片42,48がフラップ90,94に糊付けされているため、側面20との間に隙間が少なく、確実に重ねられる。他の部材に不用意に引っ掛かることがなく、安定して保管や運搬を行うことができる。
表示部32の側縁部32aには、摘み部36が設けられ、一方の摘み部36には折罫線38が設けられているため、摘み部36を簡単に摘まんで引き起こすことができ、表示部32を簡単に取り外すことができる。表示部32は側面20に糊付けされていないため、小さい力で外すことができる。
次にこの発明の第二実施形態について図4に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の包装用箱106は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片108を組み立てて設けられている。図4は、箱体形成片108を表面から見た展開図であり、箱体形成片108は側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14の側縁部には、包装用箱106の組立状態で側面20の表面に重ねられる覆い片110が設けられ、覆い片110は破断線112で側面14と区切られている。
覆い片110は、側面14との連接方向の幅が側面20よりも短く設けられ、側面14との連接方向に交差する長さは側面16と同じである。覆い片110の全面に、表示部114が設けられ、一方の側縁部114aは破断線112と反対側の側縁であり、他方の側縁部114bは破断線112に達している。側縁部114aは、両端部付近がわずかに外側に膨出して摘み部116が形成され、摘み部116は、表示部114を側面14から切り取る時に保持する部分である。一方の摘み部116には、破断線112の端部から摘み部116の側縁部114aの中心側に達する折罫線118が設けられている。表示部114の内側には、破断線112に対して直角に交差する破断線120が設けられ、破断線120は表示部114の側縁部114aと側縁部114bに達して、表示部114を2つに区切っている。破断線120は、折罫線118が設けられている端部からやや離れて設けられ、折罫線118が設けられている端部側の面積が大きくなっている。側縁部114aは、破断線120に交差する部分がV字状に切り欠かれ、角部は丸く面取りされている。表示部114には、収容物について説明する表示事項122が印刷されている。表示事項122は、文字や記号などで形成され、破断線120で区切られた2つの表示部114に、各々必要な表示事項122が印刷されている。
覆い片110の、側面14との連接方向に対して直角な方向の一対の端部には、矩形の取付片124がジッパー線126で区切られて設けられている。取付片124は、覆い片110の、側面14との連接方向の幅よりも広く形成され、取付片124の、側縁部114aに連続する側縁部124aは、表示部114の側縁部114aや摘み部116よりも側方に突出している。取付片124の、側縁部124aの覆い片110に隣接する部分は斜めに切り欠かれている。
覆い片110のジッパー線126と反対側の端部には、取付片124と同形状の取付片128がジッパー線折罫線130で区切られて設けられている。
側面20の、側面18の折罫線74に隣接する端部には、台形状のフラップ132が折罫線134で区切られて設けられている。フラップ132は、側面20の端部と同じ長さの一辺を有する大きさに設けられている。側面20の、折罫線134と反対側の端部には、フラップ132と同じ形状のフラップ136が折罫線138で区切られて設けられている。
次に、この実施形態の包装用箱106の組立方法について説明する。なお、ここでは図4が包装用箱106の箱体形成片108の表面側を見たものであり、箱体形成片108の表面側が凸になる折り方を正折り、そして裏面側が凸になる折り方を逆折りとする。
まず、折罫線28を正折りし、フラップ132,136の表面に糊140を塗付し、破断線112を正折りし、フラップ132,136を取付片124,128の裏面に糊付けし、側面20を覆い片110の裏面に重ねる。このようにして箱体形成片12は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、商品を包装する工場等において、立体的形状に組み立てる。まず、折罫線28と破断線112を各々90°に正折し、側面14,16,18,20を四角形の筒状態にする。外蓋片72の裏面に糊102を塗布し、外蓋片82の裏面に糊104を塗布する。そして、ジッパー線126と折罫線66で取付片124とフラップ64を90°に正折りし、この時取付片124の裏面に糊付けされたフラップ132も折罫線134で90°に正折りされる。その後、折罫線56で内蓋片54を90°に正折りし、次に折罫線74で外蓋片72を90°に正折りし、外蓋片72の裏面を糊102で内蓋片54の表面に糊付けし、蓋部材13となり、筒状態の一方の端部を閉鎖する。この状態で商品を中に入れる。
そして、ジッパー線130と折罫線70で取付片128とフラップ68を90°に正折りし、この時取付片128に糊付されたフラップ136も折罫線138で90°に正折りされる。その後、折罫線62で内蓋片60を90°に正折りし、次に破断線84で外蓋片82を90°に正折りし、外蓋片82の裏面を糊104で内蓋片60の表面に糊付けし、蓋部材13となり、包装用箱106を閉鎖する。表示部114は他の部材に糊付けされていないが、表示部114の両端部に隣接する取付片124,128がフラップ132,136に糊付けされているため、側面20との間に隙間が少なく、確実に重ねられる。
この実施形態の包装用箱106の使用方法は、上記実施形態と同様であり、同様の機能を有し、同様の作用効果を有する。さらに、表示部114を覆い片110の全面に設けることができ、より多くの表示事項122を印刷することができる。そして、側面20に糊を塗布する必要がなく、糊付けする場所が少ないため組立工程が簡単となる。
次にこの発明の第三実施形態について図5に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の包装用箱142は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片144を組み立てて設けられている。図5は、箱体形成片144を表面から見た展開図であり、箱体形成片144は側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14の側縁部には、包装用箱142の組立状態で側面20の表面に重ねて糊付けされる覆い片146が設けられ、覆い片146は折罫線148で側面14と区切られている。折罫線148には、折り曲げやすいように破断線が設けられている。
覆い片146は、側面14との連接方向の幅が側面20よりも短く設けられ、側面14との連接方向に交差する長さは側面16と同じであり、側面20よりわずかに大きい。覆い片146の内側には、表示部150が設けられ、表示部150は側面14との連接方向に交差する長さの半分より少し長い一辺を有する矩形であり、一方の側縁部150aは、覆い片146の折罫線148と反対の側縁部146aに一致し、他方の側縁部150bは折罫線148に達しない大きさであり、取付片42に隣接する部分に設けられている。表示部150は、側縁部146aに対して直角に交差する一対のジッパー線151と、一対のジッパー線151の折罫線148側の先端に連続し折罫線148に対して平行な破断線152で囲まれて、覆い片146のその他の部分と区切られている。側縁部150aは、取付片42に隣接する端部付近がわずかに外側に膨出して摘み部154が形成され、摘み部154は、表示部150を覆い片146から切り取る時に保持する部分である。摘み部154には、破断線152の端部から摘み部154の側縁部150aの中心側に達する折罫線156が設けられている。側縁部150aは、側縁部146aよりも少し外側に位置している。側縁部146a,150aの、ジッパー線151と交差する部分がV字状に切り欠かれ、角部は丸く面取りされている。表示部150には、収容物について説明する表示事項158が印刷されている。表示事項158は、文字や記号などで形成されている。
側面20の、側面18の折罫線74に隣接する端部端部20aには、台形状のフラップ90が折罫線92で区切られて設けられている。フラップ90は、端部20aよりも短く形成され、折罫線74に隣接する部分に設けられ、折罫線74から離れた端部20aは何も設けられていない。側面20の、折罫線92と反対側の端部20bには、何も設けられていない。
次に、この実施形態の包装用箱142の組立方法について説明する。なお、ここでは図5が包装用箱142の箱体形成片144の表面側を見たものであり、箱体形成片144の表面側が凸になる折り方を正折り、そして裏面側が凸になる折り方を逆折りとする。
まず、折罫線28を正折りし、フラップ90の表面に糊98を塗付し、側面20の表面に糊160,162を塗布する。糊160は、側面20の、折罫線30と反対側の側縁部20cに沿って直線状に塗布し、側面20の端部20b付近には達しない長さに塗布する。糊162は、端部20bに近い位置に塗布する。そして折罫線148を正折りし、フラップ90を取付片42の裏面に糊付けし、側面20を覆い片146の裏面に糊付けする。この時、側面20の糊160,162は、覆い片146の表示部150以外の部分に糊付けされる。このようにして箱体形成片144は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、商品を包装する工場等において、立体的形状に組み立てる。まず、折罫線28と折罫線148を各々90°に正折りし、側面14,16,18,20を四角形の筒状態にする。外蓋片72の裏面に糊102を塗布し、外蓋片82の裏面に糊104を塗布する。そして、折罫線44,66で取付片42とフラップ64を90°に正折りし、この時取付片42の裏面に糊付けされたフラップ90も折罫線92で90°に正折りされる。その後、折罫線56で内蓋片54を90°に正折りし、次に折罫線74で外蓋片72を90°に正折りし、外蓋片72の裏面を糊102で内蓋片54の表面に糊付けし、蓋部材13となり、筒状態の一方の端部を閉鎖する。この状態で商品を中に入れる。
そして、折罫線50,70で取付片48とフラップ68を90°に正折りし、その後、折罫線62で内蓋片60を90°に正折りし、次に破断線84で外蓋片82を90°に正折りし、外蓋片82の裏面を糊104で内蓋片60の表面に糊付けし、蓋部材13となり、包装用箱142を閉鎖する。表示部150は他の部材に糊付けされていないが、覆い片146の側縁部150bに隣接する部分とジッパー線151に隣接する部分が側面20に糊付けされ、表示部150の一方の端部に隣接する取付片42がフラップ90に糊付けされ、側面20との間に隙間が少なく、確実に重ねられる。取付片48は他の部材に糊付けされていないが、内蓋片60に抑えられて確実に係止され、覆い片146を保持している。
この実施形態の包装用箱142の使用方法は、上記実施形態と同様であり、同様の機能を有し、同様の作用効果を有する。さらに、表示部150は覆い片146の一方の端部に隣接し、他方の端部には隣接しないため、覆い片146が側面20に糊付けされる面積が広く、より確実に取り付けることができる。また、取付片48の裏に他の部材を糊付けする必要がなく、組立工程で取付片48を折罫線50で90°に折る作業がより容易なものとなる。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、各側面や表示部の、大きさや形状など自由に変更可能である。側面の内側の、表示部の位置は自由に変更可能であり、表示部を囲む破断線やジッパー線は、ブランクシートの厚みの半分を切断した半切り線等でもよく、円滑に切断できるものであればよい。包装用箱の組立工程の順番は、適宜変更可能である。開封用の切取部や、廃棄用の破断線の位置や形状も、適宜変更可能である。
10,106,142 包装用箱
12,108,144 箱体形成片
13 蓋部材
14,16,18,20 側面
22,110,146 覆い片
32,114,150 表示部
33,122,158 表示事項
34,40,112,120,152 破断線
42,48,124,128 取付片
46,52,126,130,151 ジッパー線
54,60 内蓋片
64,68,90,94,132,136 フラップ
72,82 外蓋片

Claims (6)

  1. 一枚のブランクシート箱体形成片からなり、前記箱体形成片には、互いに平行に連接され筒体に組み立てられる側面と、前記側面の連接方向と交差する方向の端部に設けられ前記筒体の端部を閉鎖する蓋部材と、前記側面の一つに連接され反対側の端部の側面表面に重ねて取り付けられる覆い片と、前記覆い片に設けられ破断線で囲まれて切り取り可能な表示部が設けられ、前記覆い片には、前記側面との連接方向に交差する方向の端部に、前記蓋部材の内側に折り畳まれる取付片が設けられ
    前記蓋部材は、前記包装用箱の組立状態で互いに平行に位置する前記側面に設けられた一対のフラップと、前記フラップの表面に重ねられる内蓋片と、前記内蓋片の表面に糊付けされる外蓋片から成り、前記取付片は前記フラップの一方に表面に糊付けされ、前記包装用箱の組立状態で、前記フラップとともに折り曲げられて前記内蓋片で抑えられて係止され、
    前記覆い片は、前記連接方向の幅が、前記覆い片が重なる前記側面よりも短く形成され、前記表示部は、前記覆い片が連接した前記側面とは反対側に位置する側縁部を含んで設けられていることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記取付片の、前記連接方向の幅が、前記覆い片の、前記連接方向の幅よりも広く形成され、前記取付片の、前記連接方向の側縁部が、前記覆い片よりも、前記連接方向に突出している請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記表示部は、前記覆い片の前記側面との前記連接方向の長さの全長にわたって設けられている請求項1又は2記載の包装用箱。
  4. 前記表示部は、前記覆い片の前記側面との前記連接方向に交差する方向の長さの全長にわたって設けられている請求項1又は2記載の包装用箱。
  5. 前記表示部は、前記覆い片の一部に設けられ、前記覆い片の前記表示部以外の部分は、前記包装用箱の組立状態で重ねられる前記側面に糊付けされている請求項1又は2記載の包装用箱。
  6. 前記表示部は複数枚が設けられている請求項1又は2記載の包装用箱。
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