JP3133098B2 - 自動車のサイレンサー構造 - Google Patents

自動車のサイレンサー構造

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JP3133098B2
JP3133098B2 JP03129939A JP12993991A JP3133098B2 JP 3133098 B2 JP3133098 B2 JP 3133098B2 JP 03129939 A JP03129939 A JP 03129939A JP 12993991 A JP12993991 A JP 12993991A JP 3133098 B2 JP3133098 B2 JP 3133098B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車のサイレンサ
ー構造に関し、さらに詳しくは、自動車追突時における
サイレンサーの前方移動を規制する構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体底部後方には、排
気系の一部を構成するサイレンサーが配設されることと
なっている。該サイレンサーは、通常剛体により構成さ
れているため、自動車追突時においては車体後部の変形
を抑止する作用を発揮する。なお、車体の一方側にのみ
サイレンサーが配設される場合には、サイレンサー配設
側と反対側の車体構成部材(例えば、リヤフェンダー)に
補強部材を配設することにより、追突時における車体後
部の変形バランスをとるようにしている。
【0003】ところで、サイレンサーが追突時における
変形抑止作用を発揮するためには、サイレンサーが追突
時に車体前方へ移動しないことが肝要であり、通常、サ
イレンサーの車体前方に配置されることとなっているレ
イアウト部品(例えば、サスペンションクロスメンバー)
によってサイレンサーの前方移動が阻止されることとな
っている。
【0004】ところが、自動車の追突時に作用する力の
方向等によっては、サイレンサーが前記レイアウト部品
の下方にもぐりこんでしまって、前方へ移動する場合が
ある。すると、サイレンサーによる追突変形抑止作用が
十分に発揮できなくなるという不具合が発生するおそれ
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記のよ
うな不具合を解消することを課題としてなされたもの
で、自動車追突時におけるサイレンサーの前方移動を確
実に阻止し得るようにすることを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、車体底部後方に配
設されるサイレンサ−の前方部位に、剛体からなる適宜
のレイアウト部品を配設するとともに、前記サイレンサ
−の前端に、自動車追突時におけるサイレンサ−のレイ
アウト部品の下方へのもぐり込みを阻止してサイレンサ
−の前方移動を規制すべく前記レイアウト部品の適所に
設けられた係合部に係合する係止爪を設けている。
【0007】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の自動車のサイレ
ンサ−構造において、前記レイアウト部品を、サスペン
ションクロスメンバ−となしている。
【0008】
【作用】請求項1あるいは2の発明では、上記手段によ
って次のような作用が得られる。
【0009】即ち、自動車追突時には、追突衝撃力によ
って車体後部が変形し、これに伴ってサイレンサ−が前
方へ移動するが、その時、サイレンサ−の係止爪が、レ
イアウト部品(例えば、サスペンションクロスメンバ
−)の係合部と係合することとなって、サイレンサ−の
レイアウト部品の下方へのもぐり込みを阻止するととも
に、サイレンサ−のそれ以上の前方移動が阻止されるこ
ととなる。
【0010】
【発明の効果】請求項1あるいは2の発明によれば、車
体底部後方に配設されるサイレンサ−の前方部位に、剛
体からなる適宜のレイアウト部品(例えば、サスペンシ
ョンクロスメンバ−)を配設するとともに、前記サイレ
ンサ−の前端に、自動車追突時におけるサイレンサ−の
レイアウト部品の下方へのもぐり込みを阻止してサイレ
ンサ−の前方移動を規制すべく前記レイアウト部品(例
えば、サスペンションクロスメンバ−)の適所に設けら
れた係合部に係合する係止爪を設けて、自動車追突時に
おける車体後部の変形に伴ってサイレンサ−が前方移動
する時、サイレンサ−の係止爪がレイアウト部品(例え
ば、サスペンションクロスメンバ−)の係合部に係合す
るようにしたので、サイレンサ−前端に係止爪を固着す
るという極めて簡易な手段によって、追突時におけるサ
イレンサ−のレイアウト部品の下方へのもぐり込みを阻
止しつつサイレンサ−の前方移動が阻止され、サイレン
サ−による追突変形抑止作用(即ち、衝撃吸収コントロ
−ル作用)が確実に発揮できるという優れた効果があ
る。
【0011】また、請求項2の発明によれば、サイレン
サ−前端に固着された係止爪とサスペンションクロスメ
ンバ−の係合部との係合により、追突時におけるサイレ
ンサ−の前方移動をサスペンションクロスメンバ−で阻
止し、サイレンサ−による追突変形抑止作用(即ち、衝
撃吸収コントロ−ル作用)を確保できるという優れた効
果がある。
【0012】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。本実施例は、請求項1および2
の発明に対応するものである。
【0013】本実施例の自動車のサイレンサー1は、図
1に示すように、車体底部後方における一方側に斜め外
向きに配設されており、該サイレンサー1の前方部位に
は、サスペンション装置2を支持するためのサスペンシ
ョンクロスメンバー3が設けられている。本実施例の場
合、該サスペンションクロスメンバー3が、サイレンサ
ー1の前方部位に配設されたレイアウト部品とされてい
るのである。
【0014】前記サイレンサー1は、排気系の一部を構
成するものであり、排気管4の後部に付設されている。
【0015】前記サスペンション装置2は、図1および
図3に示すように、前記サスペンションクロスメンバー
3とホイールサポート5との間に介設されるものであ
り、A型のアッパーコントロールアーム6と、I型のロ
アコントロールアーム7と、トーコントロールリンク8
とを備えている。
【0016】前記アッパーコントロールアーム6は、そ
の二つの内端部6a,6aを前記サスペンションクロスメ
ンバー3の上部取付座3aに揺動可能に連結され、その
外端部6bを前記ホイールサポート5の上部取付座5aに
揺動可能に連結された構成とされている。
【0017】前記ロアコントロールアーム7は、その内
端部7aを前記サスペンションクロスメンバー3の下部
取付座3bに揺動可能に連結され、その外端部7bを前記
ホイールサポート5の下部取付座5bに揺動可能に連結
された構成とされている。
【0018】前記ト−コントロ−ルリンク8は、その内
端部8aを前記サスペンションクロスメンバ−3に固着
された支持ブラケット9の上部取付座9aに揺動可能に
連結され、その外端部8bを前記ホイ−ルサポ−ト5の
中間取付座5cに揺動可能に連結された構成とされてい
る。符号10はト−コントロ−ルリンク8の途中に設け
られたオイル封入ブッシュである。
【0019】また、前記アッパーコントロールアーム6
の外端近くには、上端が車体側部材(例えば、サスタワ
ー)に固定されているショックアブソーバ11の下端が
揺動可能に取り付けられている。
【0020】さらに、前記ロアコントロールアーム7の
外端側に近い部分と前記支持ブラケット9の下部外端と
の間には、トレーリングリンク12が介設されており、
該トレーリングリンク12の前端は、支持ブラケット9
の下部取付座9bに揺動可能に連結されている。符号1
3は前記ホイールサポート5とリヤディファレンシャル
(図示省略)との間に介設されるドライブシャフトであ
る。
【0021】しかして、前記サイレンサー1の前端に
は、図4に示すように、略L字状の係止爪14が溶接に
より固着されている。つまり、本実施例の場合、係止爪
14がサイレンサー1の前方移動規制用の係止部を構成
することとなっているのである。
【0022】一方、前記サスペンションクロスメンバー
3には、自動車追突時にサイレンサー1が前方移動した
場合に、該サイレンサー1の係止爪14が係合する部位
に係合部15が設けられている。本実施例の場合、該係
合部15は、サスペンションクロスメンバー3の縦壁
を、係止爪14が係合し易いようにやや肉薄とすること
により構成されているが、特別な加工を施すことなく、
サスペンションクロスメンバー3の縦壁をそのまま係合
部とすることも可能である。
【0023】図面中、符号16はサイドフレ−ム、17
はフロアパネル、18は燃料タンク、19は後輪であ
る。
【0024】上記のように構成された自動車のサイレン
サー構造は次のように作用する。
【0025】自動車追突時においては、図2に示すよう
に、追突衝撃力によって車体後部が変形し、これに伴っ
てサイレンサー1が前方へ移動するが、その時、サイレ
ンサー1の係止爪14が、サスペンションクロスメンバ
ー3の係合部15と係合することとなって、サイレンサ
ー1のそれ以上の前方移動が阻止されることとなる。つ
まり、係止爪14と係合部15との係合によって、従来
生じるおそれのあったサイレンサー1のサスペンション
クロスメンバー3下方へのもぐりこみが阻止されること
となるのである。
【0026】従って、サイレンサー1は、自動車追突時
において追突変形を抑止する剛体としての作用を有効に
発揮することとなり、襲撃吸収コントロール作用が確実
に発揮されることとなるのである。なお、サイレンサー
1が配設されていない側の車体構成部材(例えば、リヤ
フェンダー)には、剛性強化用の補強部材が配設されて
いるため、追突時における車体変形バランスは保たれる
こととなっている。
【0027】また、本実施例の場合、サイレンサー1前
端に固着された係止爪14とサスペンションクロスメン
バー3の係合部15との係合により、追突時におけるサ
イレンサー1の前方移動を阻止し得るようにしているた
め、サイレンサー1前端に係止爪14を固着するという
極めて簡易な手段によって、サイレンサー1による追突
変形抑止作用(即ち、襲撃吸収コントロール作用)が確保
できるのである。
【0028】上記説明では、サスペンションクロスメン
バーをサイレンサーの前方部位に配設されるレイアウト
部品としたものを実施例としているが、本願発明は、レ
イアウト部品として他の部材を採用するものにも適用可
能である。
【0029】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかるサイレンサー構造を
備えた自動車の後部概略平面図である。
【図2】本願発明の実施例にかかるサイレンサー構造を
備えた自動車の追突時の状態を示す後部概略平面図であ
る。
【図3】本願発明の実施例にかかるサイレンサー構造を
備えた自動車のサスペンションクロスメンバー前方から
見た右側正面図である。
【図4】本願発明の実施例にかかる自動車のサイレンサ
ー構造を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1はサイレンサー、2はサスペンション装置、3はレイ
アウト部品(サスペンションクロスメンバー)、14は係
止部(係止爪)、15は係合部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体底部後方に配設されるサイレンサ−
    の前方部位に、剛体からなる適宜のレイアウト部品が配
    設されており、前記サイレンサ−の前端には、自動車追
    突時におけるサイレンサ−のレイアウト部品の下方への
    もぐり込みを阻止してサイレンサ−の前方移動を規制す
    べく前記レイアウト部品の適所に設けられた係合部に係
    合する係止爪を設けていることを特徴とする自動車のサ
    イレンサ−構造。
  2. 【請求項2】 前記レイアウト部品が、サスペンション
    クロスメンバ−とされていることを特徴とする前記請求
    項1記載の自動車のサイレンサ−構造。
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