JP3073507B2 - 車両のレインガータ構造 - Google Patents

車両のレインガータ構造

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JP3073507B2 JP02174110A JP17411090A JP3073507B2 JP 3073507 B2 JP3073507 B2 JP 3073507B2 JP 02174110 A JP02174110 A JP 02174110A JP 17411090 A JP17411090 A JP 17411090A JP 3073507 B2 JP3073507 B2 JP 3073507B2
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茂 春名
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のフロントウインドの側縁に設けられ
るレインガータの構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、車両のフロントウインド構造においては、フ
ロントウインドガラスの周縁が車体の窓枠に対して接着
剤により固着され、この両者の隙間を覆ってモールが装
着されるようになっている(実開昭61−119811号公報参
照)。また、上記フロントウインドガラスの側縁(窓枠
を構成するフロントピラーに固着される部分)に、ワイ
パーにより拭き取った雨水等が横に飛び散るのを防止す
るためにレインガータを設けることもある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、車両の走行中に生じる騒音の一つとして、
車体のサイドウインド部における空気の流れに起因して
発生する空力騒音がある。サイドウインド部の空気の流
れは、第4図に示すように、フロントウインドaの側縁
つまりフロントピラーbの近くから発生しかつ円錐状の
旋回流を伴う剥離域Aと、再付着ラインlから後方でサ
イドウインド表面に沿う流れを伴う再付着域Bとに大別
される。剥離域Aは、サイドウインド部の上部側で特に
広くなっており、また、本発明者らが行った騒音測定の
結果によると、剥離域Aでは再付着域Bよりも10dB程音
が大きいということも判明した。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、特に、上記レインガータを利用し
て、再付着ラインlをフロントピラーbに近付けてサイ
ドウインド部での剥離域Aを少なくし、よって空力騒音
の低減化を図るものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項1の発明の解決手段
は、車両のレインガータ構造として、フロントウインド
の側縁に沿って上下方向に延設されるレインガータを、
その幅が上側に向うに従って広くなって、レインガータ
車体中心側端部が上側に向うに従ってフロントウインド
の中心寄りに位置するように設ける構成とするものであ
る。
ここで、請求項2の発明では、上記請求項1におい
て、フロントピラーのアウタパネルは、フロントウイン
ドガラスの端面と対向する第1壁部と、該第1壁部から
略直角に折り曲げられてフロントウインドガラスの側面
と平行して延びる第2壁部とを有し、上記第1壁部は、
その外表面側から第2壁部までの長さがピラー上方に向
うに従って大きくなるように設定されているものとす
る。更に、請求項3の発明では、上記請求項1又は2に
おいて、レインガータの凹溝の高さは、ピラー上方に向
うに従って大きくなるように設定されているものとす
る。
(作用) 上記の構成により、請求項1〜3の発明では、レイン
ガータの幅が上側に向うに従って広くなってレインガー
タ車体中心側端部が上側に向うに従ってフロントウイン
ドの中心寄りに位置するよう延びていることにより、フ
ロントピラーの上部側では空気流の剥離がフロントウイ
ンド側で惹起されるので、サイドウインド部において
は、その分再付着ラインがフロントピラーに近付いて剥
離域が少なくなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係わる車両
のレインガータ構造を示し、1はフロントウインドガラ
ス、2は車体のルーフ部、3はサイドドアのウインドガ
ラス、4はフロントピラーであって、該フロントピラー
4は、アウタパネル5とインナパネル6とで閉断面を形
成し、かつその閉断面をレインフォースメント7により
仕切って構成されている。
上記フロントピラー4のアウタパネル5は、フロント
ウインドガラス1の端面と対向する第1壁部5aと、該第
1壁部5aから開口部内方へ略直角に折り曲げられ、フロ
ントウインドガラス1の側面と平行して延びる第2壁部
5bとを有する。上記第2壁部5bは、インナパネル6及び
レインフォースメント7と重ね合わせて溶接により接合
されているとともに、この第2壁部5b上にフロントウイ
ンドガラス1の側縁が接着剤8を介して固着されてい
る。
ここで、第2図はフロントピラー4の下側部位の断面
図であり、第3図はフロントピラー4の上側部位の断面
図である。そして、この両図を比較すると判るように、
第1壁部5aは、外表面側から第2壁部5bまでの長さLが
ピラー上方に向うに従って次第に大きくなるよう(L1<
L2)に設定されている。
また、上記第1壁部5aとフロントウインドガラス1の
端面との間には、その隙間を覆ってモール9が装着され
ているとともに、該モール9の外側にモール9と一体又
は別体に形成されたレインガータ10がフロントピラー4
に沿って上下方向に延びて設けられている。該レインガ
ータ10は、フロントウインドガラス1の表面に沿った凹
溝11を有し、フロントウインド用ワイパーにより拭き払
われる雨水等を該凹溝11内に受け取るようになってい
る。
そして、上記レインガータ10において、凹溝11の底部
に相当する部分10aの厚みdは、レインガータ10の全長
(つまりフロントピラー4の上下方向)に亘って略等し
く(d1≒d2)設定されているが、レインガーダ10の外表
面部10bの横幅B及び凹溝11の奥行きDは、ピラー上方
に向うに従って次第に大きくなるよう(B1<B2,D1<D
2)に設定されており、外表面部10bは、レインガータ車
体中心側端部がピラー上方に向うに従ってフロントウイ
ンドガラス1の中心寄りに位置するよう略逆三角形状に
なっている。また、凹溝11の高さHは、上記第1壁部5a
の長さLの変化に対応して、ピラー上方に向うに従って
次第に大きくなるよう(H1<H2)に設定されており、レ
インガーダ10の外表面は、その全長に亘ってフロントピ
ラーアウタパネル5の外表面と略面一に連続するように
設けられている。
したがって、上記実施例においては、レインガータ10
の外表面部10bの横幅Bがフロントピラー4の上側に向
うに従って広くなってレインガータ車体中心側端部が上
側に向うに従ってフロントウインドガラス1の中心寄り
に位置するようレインガータ10の外表面部10bが延びて
いるため、フロントピラー4の上部側では空気流の剥離
がフロントウインドガラス1側で惹起され、車体側面
(サイドドアのウインドガラス3)ではその分再付着ラ
インlがフロントピラー4に近付いて剥離域が少なくな
り、その結果、空力騒音の低減化を図ることができる。
(発明の効果) 以上の如く、請求項1〜3の発明における車両のレイ
ンガータ構造によれば、レンガータの幅を上側に向うに
従って広くするだけの簡単な構造によって、サイドウイ
ンド部における再付着ラインをフロントピラーを近付け
て剥離域を少なくすることができるので、空力騒音の低
減化を図ることができ、実用性に優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
車両のフロントピラー付近の斜視図、第2図及び第3図
はそれぞれ第1図のII−II線及びIII−III線における拡
大断面図である。第4図はサイドウインド部の空気の流
れを示す模式図である。 1……フロントウインドガラス 10……レインガータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/02 111 B60J 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントウインドの側縁に沿って上下方向
    に延設されるレインガータを備え、該レインガータは、
    その幅が上側に向うに従って広くなって、レインガータ
    車体中心側端部が上側に向うに従ってフロントウインド
    の中心寄りに位置するように設けられていることを特徴
    とする車両のレインガータ構造。
  2. 【請求項2】フロントピラーのアウタパネルは、フロン
    トウインドガラスの端面と対向する第1壁部と、該第1
    壁部から略直角に折り曲げられてフロントウインドガラ
    スの側面と平行して延びる第2壁部とを有し、上記第1
    壁部は、その外表面側から第2壁部までの長さがピラー
    上方に向うに従って大きくなるように設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両のレインガータ構
    造。
  3. 【請求項3】レインガータの凹溝の高さは、ピラー上方
    に向うに従って大きくなるように設定されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の車両のレインガータ構
    造。
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