JPH09142229A - 自動車の車体上部のモール構造 - Google Patents

自動車の車体上部のモール構造

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JPH09142229A
JPH09142229A JP7327897A JP32789795A JPH09142229A JP H09142229 A JPH09142229 A JP H09142229A JP 7327897 A JP7327897 A JP 7327897A JP 32789795 A JP32789795 A JP 32789795A JP H09142229 A JPH09142229 A JP H09142229A
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JP
Japan
Prior art keywords
molding
pillar
front pillar
side rail
roof side
Prior art date
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Pending
Application number
JP7327897A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuteru Nanba
克光 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP7327897A priority Critical patent/JPH09142229A/ja
Publication of JPH09142229A publication Critical patent/JPH09142229A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観品質を向上できる、車体上部のモール構
造を提供すること。 【解決手段】 フロントピラー(10)と、前後方向に
配置されるルーフサイドレールとを備える自動車の車体
上部のモール構造であって、フロントピラーに沿って伸
びるピラーモール部及びルーフサイドレールに沿って伸
びるドリップモール部を一体に形成したモール(18)
と、フラッシュマウントモール(20)とを備える。モ
ールは、フロントピラー及びルーフサイドレールに固定
される固定部(44)と、固定部より上方となる意匠部
(46)とを有する。意匠部の自由縁部分は、ピラーモ
ール部ではウインドシールドガラス(22)の端面から
間隙をおいた壁面(47)として形成され、ドリップモ
ール部では重ね合せて形成される。前記間隙内にフラッ
シュマウントモールが配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体上部の
モール構造に関し、特に、フロントピラーと、この上方
にあって前後方向に配置されるルーフサイドレールとを
備える乗用車の車体上部のモール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車では、ルーフサイドレールにルー
フパネルの側部を接合すると共に、雨水用のドリップチ
ャンネルをルーフサイドレールに沿って形成し、通常、
これらをドリップモールで覆っている。外観品質を向上
することを企図して、フロントピラーをピラーモールで
覆うこともある。この場合、ピラーモールとドリップモ
ールとは別部品として形成されているため、その接合部
に特殊な形状の連結部品を介在させたり(実開昭62-195
515 号公報)、ピラーモールの端とドリップモールの端
とを突き合わせて取り付けたり(実開昭63-18315号公
報)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いずれの形態もピラー
モールとドリップモールとの接合部に接続線が現れてい
るため、見栄えに影響を及ぼしてる。
【0004】本発明は、外観品質をさらに向上できる、
自動車の車体上部のモール構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロントピラ
ーのアウタパネルがウインドシールドガラス及びフロン
トサイドドアのドアガラスそれぞれの車室内側面より車
室内方に位置するフロントピラーと、該フロントピラー
の上方にあって前後方向に配置されるルーフサイドレー
ルとを備える自動車の車体上部のモール構造であって、
前記フロントピラーに沿って伸びるピラーモール部及び
前記ルーフサイドレールに沿って伸びるドリップモール
部とを連続して形成した単一のモールと、フラッシュマ
ウントモールとを備える。前記モールは、前記フロント
ピラー及び前記ルーフサイドレールに固定される固定部
と、この固定部より上方となる意匠部とを有する。意匠
部の自由縁部分は、前記ピラーモール部では前記ウイン
ドシールドガラスの端面に間隙をおいて対面する壁面と
して形成され、前記ドリップモール部では重ね合せて形
成される。前記間隙内に前記フラッシュマウントモール
が配置される。
【0006】
【作用および効果】モールの固定部をフロントピラー及
びルーフサイドレールに固定すると、上方に意匠部が現
れる。この意匠部のピラーモール部の自由縁部分に設け
た壁面は、ウインドシールドガラスの端面から間隔をお
いて位置するため、この間隔内にフラッシュマウントモ
ールを配置し、壁に密接させる。一方、意匠部のドリッ
プモール部の自由縁部分は重ね合せてあるため、ドリッ
プモール部を補強する。
【0007】フロントピラーに沿って伸びるピラーモー
ル部及びルーフサイドレールに沿って伸びるドリップモ
ール部を連続して単一のモールとしているため、接続線
がなく、外観品質を向上できる。
【0008】ウインドシールドガラスの車体の幅方向の
端面とモールのピラーモール部の意匠部の壁面との間に
フラッシュマウントモールを配置しているため、ウイン
ドシールドガラスの表面とモールの意匠面との間の段差
が実質的になくなるか、又は段差があっても小さいた
め、ウインドシールドガラスの表面からモールの意匠面
に向く空気流れが滑らかになり、空力性能の向上と風切
り音の低減とを図ることができる。
【0009】フロントピラーのアウタパネルがウインド
シールドガラス及びフロントサイドドアのドアガラスそ
れぞれの車室内側面より車室内方に位置するようにフロ
ントピラーが配置されているため、モール全体の大きさ
を小さくすることができる。また、フロントピラーのア
ウタパネルがフロントサイドドアのドアガラスの車室内
側面より車室内方に位置するようにフロントピラーが配
置されているため、フロントピラーのモール取付け面と
ルーフサイドレールのモール取付け面とを、車体の幅方
向で接近して位置させることができる。その結果、モー
ルのピラーモール部からドリップモール部にかけての断
面変化を小さくすることができる。これは、モールの成
形上、好ましい性能である。
【0010】
【発明の実施の形態】モールは鋼板又はステンレス鋼板
をロール成形によって、又はベンダ成形によって固定部
と意匠部とを有する所定の形状に形成する。この場合、
まず、モールの全体をピラーモール部の断面形状と同じ
断面形状に成形し、意匠部の自由縁部分を壁面として形
成することが好ましい。次いで、ドリップモール部では
壁面を折り曲げて重ね合せる。モールの意匠部は、外部
から見えるピラーモール部及びドリップモール部それぞ
れの幅、すなわち高さがモールの全長にわたって実質的
に等しくなるように定める。モールの固定部は、フロン
トサイドドアのドアガラスに密接するウエザストリップ
を取り付けるため、モールの全長にわたって実質的に同
じ断面形状にすることができる。
【0011】
【実施例】本発明に係るモール構造は、フロントピラー
の断面を示す図1、ルーフサイドレールの断面を示す図
2及び車体の一部の斜視状態を示す図4を参照すると、
フロントピラー10と、フロントピラー10の上方にあ
って前後方向に配置されるルーフサイドレール16とを
含む自動車の車体上部のモール構造であって、単一のモ
ール18と、フラッシュマウントモール20とを備え
る。
【0012】フロントピラー10は、アウタパネル12
と、インナパネル13と、両パネルの間に介在する補強
パネル14とからなり、それぞれのフランジをスポット
溶接して接合し、水平断面が閉じ構造を呈するように形
成されている。フロントピラー10は、フロントピラー
10のアウタパネル12がウインドシールドガラス22
及びフロントサイドドア24のドアガラス26それぞれ
の車室内側面より車室内方に位置するように配置されて
いる。すなわち、図1に示すように、サッシレスのドア
ガラス26を閉じたとき、アウタパネル12は、ウイン
ドシールドガラス22の内側面23より車室内方にあ
り、さらに、ドアガラス26の内側面27より車室内方
にある。これによって、後述するモール18の全体の大
きさを小さくすることが可能である。
【0013】ルーフサイドレール16は、アウタパネル
30と、インナパネル31と、両パネルの間に介在する
補強パネル32とからなり、それぞれのフランジをスポ
ット溶接して接合し、鉛直断面が閉じ構造を呈するよう
に形成されている。ルーフパネル34の側部がドリップ
チャンネル用パネル36にスポット溶接して接合され、
パネル36がルーフサイドレール16のアウタパネル3
0にスポット溶接して接合されている。パネル36の自
由端部を上に向けて折り曲げ、ルーフパネル34と相ま
ってドリップチャンネル38が形成されている。
【0014】モール18は、フロントピラー10に沿っ
て伸びるピラーモール部40と、ルーフサイドレール1
6に沿って伸びるドリップモール部42とを連続して一
体に形成したものである。モール18はまた、フロント
ピラー10及びルーフサイドレール16に固定される固
定部44と、固定部44より上方となる意匠部46とを
有する。すなわち、モール18は、長手方向では、ピラ
ーモール部40の後方にドリップモール部42が連なる
形態であり、上下方向では、固定部44の上方に意匠部
46が連なる形態である。ピラーモール部40とドリッ
プモール部42とは、後述するフラッシュマウントモー
ル20がウインドシールドガラス22の上縁に沿ってフ
ロントピラー10から離れる箇所から後方において、ピ
ラーモール部40からドリップモール部42に遷移する
ように形成する。
【0015】モールの意匠部46の自由縁部分は、ピラ
ーモール部40では、図1に示すように、ウインドシー
ルドガラス22の端面に間隙をおいて対面する壁面47
として形成され、ドリップモール部42では、図2に示
すように、重ね合せてヘミング部48として形成されて
いる。
【0016】図示の実施例では、モールの固定部44は
ロール成形によって形成されたもので、ベース部45A
と、ベース部から立ち上がっている立上り部45B、4
5Cと、立上り部45Bから一旦絞られてさらに立ち上
がっている立上がり部45Dと、立上り部45Cから肩
部分を経て立ち上がっている立上り部45Eとを一体に
有する。ベース部45Aにクランプピン50を差し込ん
で固定部44を、ピラーモール部40ではフロントピラ
ーのアウタパネル12に固定し、さらに、ドリップモー
ル部42ではルーフサイドレールのアウタパネル30に
固定する。ウエザストリップ52が固定部44の立上り
部45B、45C、45D、45Eによって保持されて
いる。
【0017】図示の実施例では、モールの意匠部46は
鋭角状の折曲げ部47Aを介して固定部44の立上り部
45Dに連なっており、自由縁部分が壁面47又はヘミ
ング部48として形成されている。図1に示したピラー
モール部の意匠部46は、ウインドシールドガラス22
とほぼ同じ面上に位置し、図2に示したドリップモール
部の意匠部46はドリップチャンネル38の上方を覆っ
ている。ピラーモール部40及びドリップモール部42
の外部から見える意匠部は、図4に示すように、モール
18の全長にわたって同じ幅、すなわち高さである。
【0018】図1に示したピラーモール部の固定部44
と、図2に示したドリップモール部の固定部44とは、
実質的に同じ形状である。これに対して、意匠部46
は、図1のピラーモール部では壁面47を有するのに対
し、図2のドリップモール部ではヘミング部48を有す
る。しかし、壁面47を図1の状態から意匠部46の中
間部分に向けて上方へ折り曲げてゆくと、図2のヘミン
グ部48となることが分る。この遷移部分は、図4に示
すように、フラッシュマウントモール20がウインドシ
ールドガラス22の上縁に沿ってフロントピラーから離
れる箇所の後方にある。遷移部分は、たとえば10〜20mm
とし、壁面47が徐々にヘミング部48となるようにす
る。
【0019】フラッシュマウントモール20は、ウイン
ドシールドガラス22の端面と、モール18のピラーモ
ール部40の意匠部46の壁面47との間の間隙内に配
置される。図示の実施例では、フラッシュマウントモー
ル20は、ゴムを押し出し成形して形成されたもので、
ウインドシールドガラス22に対面する側に設けた2つ
のリップ54、55によってウインドシールドガラス2
2をはさみ、反対側に設けた2つのリップ56、57を
意匠部の壁面47に密接させている。フラッシュマウン
トモール20は、ウインドシールドガラス22の上縁に
沿ってフロントピラーから離れる箇所では、図3に示す
ように、適当な範囲を切り欠いて折り曲げ、切り欠いて
できた接合面に熱溶着60を施し、ほぼ90°曲げてシー
ルドガラス22の上縁に沿わせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の車体上部のモール構造の
断面図で、図4の1−1線に沿って切断したものであ
る。
【図2】本発明に係る自動車の車体上部のモール構造の
断面図で、図4の2−2線に沿って切断したものであ
る。
【図3】フラッシュマウントモールの一部を示す斜視図
で、図4の3部分を拡大したものである。
【図4】本発明に係る自動車の車体上部のモール構造を
装着した自動車の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 フロントピラー 12 アウタパネル 16 ルーフサイドレール 18 モール 20 フラッシュマウントモール 22 ウインドシールドガラス 26 ドアガラス 40 ピラーモール部 42 ドリップモール部 44 固定部 46 意匠部 47 壁面 48 ヘミング部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーのアウタパネルがウイン
    ドシールドガラス及びフロントサイドドアのドアガラス
    それぞれの車室内側面より車室内方に位置するフロント
    ピラーと、該フロントピラーの上方にあって前後方向に
    配置されるルーフサイドレールとを備える自動車の車体
    上部のモール構造であって、前記フロントピラーに沿っ
    て伸びるピラーモール部及び前記ルーフサイドレールに
    沿って伸びるドリップモール部を連続して形成した単一
    のモールと、フラッシュマウントモールとを備え、前記
    モールは前記フロントピラー及び前記ルーフサイドレー
    ルに固定される固定部と、該固定部より上方となる意匠
    部とを有し、該意匠部の自由縁部分は、前記ピラーモー
    ル部では前記ウインドシールドガラスの端面に間隙をお
    いて対面する壁面として形成され、前記ドリップモール
    部では重ね合せて形成され、前記間隙内に前記フラッシ
    ュマウントモールを配置した、自動車の車体上部のモー
    ル構造。
JP7327897A 1995-11-24 1995-11-24 自動車の車体上部のモール構造 Pending JPH09142229A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279991A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Toyota Auto Body Co Ltd フロントピラーのモール取付構造
JP2011011708A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Shiroki Corp モール
WO2020022020A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 本田技研工業株式会社 ピラーアウターガーニッシュの取付構造

Cited By (4)

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