JP3021322B2 - オンアンドオフタイヤ - Google Patents

オンアンドオフタイヤ

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JP3021322B2
JP3021322B2 JP7164799A JP16479995A JP3021322B2 JP 3021322 B2 JP3021322 B2 JP 3021322B2 JP 7164799 A JP7164799 A JP 7164799A JP 16479995 A JP16479995 A JP 16479995A JP 3021322 B2 JP3021322 B2 JP 3021322B2
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tire
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different
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • B60C11/1369Tie bars for linking block elements and bridging the groove
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/11Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of isolated elements, e.g. blocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
    • B60C2200/10Tyres specially adapted for particular applications for motorcycles, scooters or the like
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
    • B60C2200/14Tyres specially adapted for particular applications for off-road use

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用タイヤ
で、良路及び不整地兼用のオンアンドオフタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車で、良路と不整地とを兼用走
行できるオンアンドオフタイヤは、どちらの路面におい
ても所定性能を満足させなければならないため、通常、
ブロックパターンが採用されている。そして、これま
で、様々なブロックパターンを採ることによって、軟弱
地,砂地などで牽引力を発揮するトラクション性能を確
保しつつ、舗装路面走行における騒音対策を講じてきて
いる。具体的には、インパクト音,パンチングノイズ等
の騒音を軽減する従来技術として、特開平2−1289
08号公報,特開平3−295709号公報等があっ
た。また、センターブロックによって発生する接地音が
大きいとして、タイヤ赤道を含んだ周方向溝を形成する
技術等があった(特開平3−239605号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、舗装路面走
行におけるインパクト音は、ブロックが路面に当たった
際に発するとされる。そして、従来のオンアンドオフタ
イヤにあっては、タイヤ回転に伴い、略同形状のブロッ
クの同打音の繰返しによって、音量が増幅される傾向に
あった。一方で、タイヤ赤道付近のブロックエッジ数を
減らすことが、騒音抑制に効果的であったが、これを実
行すると、直進時のトラクションが得られ難い状況にあ
った。また、パターンノイズについては、タイヤ回転に
伴い、トレッド面の溝に包み込まれる空気が、圧縮され
た後、排出される際に発していた。こうした種々のノイ
ズが複合してタイヤ騒音になっていた。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、不
整地でのトラクション性能を維持して、インパクト音,
パターンノイズ等の騒音を減らすオンアンドオフタイヤ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第一発明の要旨は、ト
レッド面に多数のブロックを配設する自動二輪車用のオ
ンアンドオフタイヤにおいて、トレッド面でタイヤ周方
向にタイヤ赤道を含んだ縦央溝が形成され、更に、該縦
央溝を挟んで向かい合う左右ブロックの少なくとも一方
がタイヤ周方向に直交するトレッド面上の任意のタイヤ
幅方向線と交差するようにブロック配置構成されると共
に、縦央溝を挟んで向かい合う左右ブロックが、タイヤ
周方向に位相をズラした同形状の等ブロックと、タイヤ
周方向で上記等ブロック間に配設され互いに形状の違う
異ブロックと、で組合せられたブロック単位パターンの
繰返しで構成されることを特徴とする。本第発明のオ
ンアンドオフタイヤは、第一発明に係る左右二つの等ブ
ロックを囲む四つの異ブロックが、それぞれ違った異形
状であることを特徴とする。
【0006】本第発明は、第一又は第二発明のオンア
ンドオフタイヤに、更に、ブロック単位パターンに含ま
れる直進時の接地ブロック数を8個〜14個の範囲内と
し、且つ、タイヤ周面に該ブロック単位パターンのピッ
チ数を9〜13の範囲内で設けることを構成要件に加え
たものである。本第発明は、第一〜第三発明のいずれ
かのオンアンドオフタイヤに、更に、タイヤ赤道を挟ん
で互いに向かい合う異ブロックのタイヤ赤道側に位置す
る両側線が並行で、且つ、該両側線の中心線が、タイヤ
赤道に対し、2度〜10度の範囲内で傾斜するように配
設してなるものである。
【0007】
【作用】第一発明のオンアンドオフタイヤのごとく、ト
レッド面でタイヤ周方向にタイヤ赤道を含んだ縦央溝を
形成すると、縦央溝周りに包み込まれた空気は抜けがよ
く、空気の流れを妨げないので、パターンノイズが発生
しにくくなる縦央溝を挟んで向かい合う左右ブロック
の少なくとも一方が、タイヤ周方向に直交するトレッド
面上の任意のタイヤ幅方向線と必ず交差するブロック配
置構成にすると、舗装道路走行において、どこかのブロ
ックが常時接地していることになるので、インパクト音
が小さくなる。
【0008】そして、タイヤ周方向に位相をズラした同
形状の等ブロックと、タイヤ周方向で上記等ブロック間
に配設され互いに形状の違う異ブロックとで組合せたブ
ロック単位パターンを形成すると、等ブロックがあるこ
とによって所定の走行安定性を確保する一方で、異ブロ
ックを設けることで、同周波音が発生し難く、騒音の低
減につながる。第二発明のごとく、左右二つの等ブロッ
クを囲む四つの上記異ブロックが、それぞれ違った異形
状であるとすると、同打音の繰返しが起こり難く、音量
増幅が少なくなる。
【0009】更に、第三発明のオンアンドオフタイヤの
ように、ブロック単位パターンに含まれる直進時の接地
ブロック数を8個〜14個の範囲内とし、且つタイヤ周
面にブロック単位パターンのピッチ数を9〜13の範囲
内で設けると、従来品に比し、全体の接地ブロック数が
減少することになるので、打音回数も少なくなる。ま
た、第四発明のように、タイヤ赤道を挟んで互いに向か
い合う異ブロックのタイヤ赤道側に位置する両側線の中
心線が、タイヤ赤道に対し、2度〜10度の範囲内で傾
斜するように配設されると、ブロック間隔(縦央溝の
幅)を多少大きくとっても、実質的なブロック間隔は狭
くなっているので、直進時のトラクションを落とすこと
なく、騒音を減らすことができる。すなわち、ブロック
間隔が大きくなることによって、タイヤ赤道付近からブ
ロックエッジの数が減ることになるので、インパクト音
が減少するようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のオンアンドオフタイヤを実施
例に基づいて詳述する。図1,図2は、本発明に係るオ
ンアンドオフタイヤの一実施例を示すもので、図1はオ
ンアンドオフタイヤのトレッド面を示す平面図、図2は
図1のVI−VI線に沿う断面図である。250ccバイク
のリアタイヤに適用したものである。
【0011】オンアンドオフタイヤA(以下、「タイ
ヤ」という。)のトレッド面には、タイヤ周方向にタイ
ヤ赤道Cを含んで略中央を縦通する縦央溝1が設けられ
る。縦央溝1は、その溝深さhが約12mmで、幅Wが
11.5mm〜17.5mm程度である。図1で、矢印
Vは走行方向を示す。
【0012】符合2,2は、上記縦央溝1を挟んで向か
い合う左右ブロックで、これらは互いに同形状の等ブロ
ック2a,2bになっている。等ブロック2a,2b
は、台形形状で、それぞれの上底21a,21bをタイ
ヤ赤道C側に向け、縦央溝1の幅Wとして約17.5m
m確保して配されている。そして、これら等ブロック2
a,2は、タイヤ赤道Cを中心とする線対象位置から
タイヤ周方向に約15mm位相をズラして配置してい
る。
【0013】符号3,3も、縦央溝1を挟んで向かい合
う左右ブロックで、互いに同形状の等ブロック3a,3
bである。等ブロック3a,3bの形状は、台形の下底
にその下底と同じ長さの長方形を付加したかたちの六角
形になっている。そして、二つの等ブロック3a,3b
は、それぞれ下底31a,31b側がタイヤ赤道C側に
向けられ、タイヤ赤道Cを中心とする線対象位置からタ
イヤ周方向に約15mm位相をズラして配設されてい
る。ここでは、縦央溝1の幅Wとして約11.5mmを
確保している。上記縦央溝1で、前記上底21a,21
bを対辺とする平行四辺形部分22は、縦央溝底から約
1mm程***させた状態になっている。同様に下底31
a,31bを対辺とする平行四辺形部分32も、縦央溝
底から1mm程***している。走行時に、ゴムのもつ弾
性変形で、比較的小さな等ブロック2,3は逃げる傾向
にある。平行四辺形部分22,32は等ブロック2,3
を補強してこれらが移動するのを阻止している。
【0014】上述した等ブロック2a,2bと等ブロッ
ク3a,3bとは、タイヤ周方向に離れた位置にあり、
これら等ブロック2,3間には、等ブロック2a(2
b)と等ブロック3a(3b)によって挟まれるように
して、互いに形状の違う異ブロック4a(4b)が配置
される。異ブロック4a,4bも、縦央溝1を挟んで向
かい合う左右ブロック4,4を構成している。異ブロッ
ク4a,4bは多角形で、ここでは、異ブロック4aが
七角形、異ブロック4bが六角形である。従って、両者
はタイヤ赤道Cに対して線対称でも点対称でもない。た
だ、異ブロック4aと異ブロック4bの面積について
は、走行安定性を確保すべく、略同じ大きさになってい
る。上記異ブロック4a,4bで、タイヤ赤道側に位置
する両側縁(図1では両側線で現われる。)41a,4
1bは互いに並行で、更に、その中心線C4 はタイヤ赤
道Cに対し約6度(好適範囲2度〜10度)左方に傾か
せている。また、両側縁41a,41bでつくる縦央溝
1の幅は約17mmとしている。
【0015】符号5,5は、縦央溝1を挟んで向かい合
う左右ブロックで、互いに形状の違う異ブロック5a,
5bである。これらは、ひとつ後方(図1で上側)のブ
ロック単位パターンPに属する二つの等ブロック3
a′,3b′と、前述の等ブロック2a,2bとの間に
配置されている。異ブロック5aが五角形、異ブロック
5bが八角形になっていて、両者はタイヤ赤道Cに対し
て線対称でも点対称でもない。ただ、ここでも、異ブロ
ック5aと異ブロック5bの面積については、走行安定
性を確保すべく、略同等にしている。そして、異ブロッ
ク5a,5bで、タイヤ赤道側に位置する両側縁51
a,51bを互いに並行とし、且つ、これらの中心線C
5 をタイヤ赤道Cに対し約6度(好適範囲2度〜10
度)右方に傾かせている。また、両側縁51a,51b
でつくる縦央溝1の幅Wを約17mmとしている。
【0016】既述の異ブロック4a,4bと、異ブロッ
ク5a,5bの四者については、縦央溝1を挟んで向か
い合う左右ブロック同士がその形状を互いに異にするだ
けでなく、それらのどの二つを組み合わせても互いに違
った形状になるよう構成している。そうして、乗り心地
性能,操縦性能を鑑み、これら四つの異ブロック4a,
4b,5a,5bを略等しい面積としている。
【0017】ところで、タイヤ周面は、縦央溝1を挟ん
で向かい合う左右ブロックとして、等ブロック2a,2
b,3a,3bと異ブロック4a,4b,5a,5bと
を組合せたブロック単位パターンPの繰返しで構成して
いる。そして、このブロック単位パターンPは、縦央溝
1を挟んで向かい合う左右ブロックの少なくとも一方
が、タイヤ周方向に直交するトレッド面上の任意のタイ
ヤ幅方向線Lと交差するブロック配置構成を採ってい
る。常にどこかの左右ブロックを路面に接地させる構造
は、等ブロックについて位相をズラし、且つ異ブロック
の形状を変化させ補完することによって達成させてい
る。
【0018】本実施例は、上記ブロック単位パターンP
に含まれる直進時の接地ブロックを、等ブロック2a,
2b,3a,3bと異ブロック4a,4b,5a,5b
の8個としている。ここでは、一つ一つの左右ブロック
2〜5に係る面積が従来品より大きいので、直進時にお
ける全体の接地ブロック数が減少し、これに伴い、打音
が少なくなっている。ブロック単位パターンPに含まれ
る直進時の接地ブロック数としては、種々の検討試験か
ら、8個〜14個が好適範囲であった。そして、各ブロ
ック面積が大きくなることによって、タイヤ周面に設け
られるブロック単位パターンPのピッチ数が13と減少
した。ブロック単位パターンPのピッチ数の好適範囲は
9〜13である。
【0019】オンアンドオフタイヤAには、タイヤ側面
に近いところにも、オフロードやカーブする時などに使
用されるブロック7が設けられている。溝深さhが12
mm程度あるが、前記平行四辺形部分22と同様、ブロ
ック7が走行時に所定位置に留まるように、溝底から1
mm程***させた膨らみ部8を適宜形成している。符号
71は、ブロック7に設けた凹窪71である。オフロー
ド走行で、グリップ力を高め安定性を良くするためにあ
る。また、符号9は、ゴムのエア抜き穴としてのベント
ホールを示す。
【0020】このように構成したオンアンドオフタイヤ
Aは、駆動力による縦滑りを防止するブロックパターン
が配設されているので、未舗装道路,砂利道などでもブ
ロックがしっかりと路面をグリップし、駆動力,制動
力,操舵力を確実に路面に伝えられるようになってい
る。また、舗装道路走行で、トレッド部の溝に包み込ま
れた圧縮空気が排出される際に発生するパターンノイズ
は、タイヤ周方向にタイヤ赤道Cを含んだ縦央溝1を形
成しているので、空気がこの縦央溝1を抜けていくこと
になって騒音が小さくなる。そして、ブロック配置とし
て、左右ブロック2〜5の少なくとも一方をタイヤ周方
向に直交するトレッド面上の任意のタイヤ幅方向線に交
差するようにしているので、常にどこかの左右ブロック
が路面に接地することになり、舗装道路走行におけるイ
ンパクト音が少なくなる。
【0021】更に、縦央溝1を挟んで向かい合う左右ブ
ロックに互いに形状の違う異ブロックを配設することに
よって、走行時に同周波数の音が発生し難くなり、騒音
が緩和される。特に、本実施例では、左右二つの等ブロ
ックを囲む四つの異ブロック4a,4b,5a,5b
が、それぞれ違った異形状で、タイヤ赤道に対して点対
称でも線対称でもないよう構成しているので、タイヤ回
転によって、路面に異ブロック4aが当たった後に異ブ
ロック5aが、また、異ブロック4bが当たった後に異
ブロック5bが当たるために、回転による同打音の繰返
しが起こり難い構造になっている。そして、走行安定性
を図るべく介在させている等ブロックも、ブロックの進
行方向に対し、位相をズラしているので、同時音を発せ
ず、騒音を低く抑える工夫に一役かっている。
【0022】加えて、異ブロックのタイヤ赤道側に位置
する両側線41a,41b(51a,51b)が並行
で、且つ、両側線の中心線をタイヤ赤道に対し2度〜1
0度の範囲内で傾けているので、タイヤ赤道付近の異ブ
ロック角(エッジ)の数が減り、騒音が減る傾向にあ
る。そして、赤道線上での異ブロックに係るブロック間
隔が11.5mm〜17.5mmになっているが、両側
線が傾斜形態をとることによって、実質的なブロック間
隔が8mm程度に狭まることになるので、直進時での所
望のトラクション性能を得ることができる。
【0023】また、ブロック単位パターンPに含まれる
直進時の接地ブロック数を8個として、タイヤ周面にこ
のブロック単位パターンを13ピッチ設けることにな
り、直進時におけるトータルの接地ブロック数が104
と、当社従来品(図3)のトータルの接地ブロック数1
20比し、13%ダウンしているので、打音が少なくな
り低騒音化に寄与する。尚、当社従来品のブロック単位
パターンに含まれる直進時の接地ブロック数は5個で、
タイヤ周面に設けられるブロック単位パターンのピッチ
数は24であった。図3で、符号Cはタイヤ赤道、符号
Pはブロック単位パターン、符号6はブロック、符号9
はベントホールを示している。
【0024】次に、上記効果を確認すべく、騒音テスト
を実施した。騒音テストは、図1に示す本実施例に係る
オンアンドオフタイヤ(本発明品:形式はGP24)
と、図3で示す当社で製造してきた製品(従来品:形式
はGP22)との比較試験によった。試験方法は、直径
約1700mmφのドラム上に、1.5kgf/cm2
の空気圧を加えた空気圧試験タイヤを載せ、100kg
fの荷重をかけながら、各スピードについて3分間の慣
らし走行させた後、音圧計測したものである。その結果
を図4に示す。図中、○印は従来品に係る実測値、●印
は本発明品に係る実測値である。どの速度についても、
本発明品が従来品に比し騒音レベルの低いことを実測追
認できた。
【0025】また、フィーリングテストを実施した。本
実施例に係るオンアンドオフタイヤ(本発明品)を試乗
車に取付け、実際の走行状態のなかで、当社で製造して
きた製品(従来品)との比較を行なった。この比較テス
トにおいて、グリップ性,操縦安定性,コーナリング
性,直進安定性,振動等について比較検討したが、これ
らの乗り心地性能において、両者に特段の差異は見られ
なかった。不整地でのトラクション性能も、両者に何等
変わりが見られなかった。そして、トラクション・ブレ
ーキ性能,操縦性能・安定性能について、オンロード,
オフロードについて併用可能であることを確認した。
【0026】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更できる。実施例に示した250ccバイクに係
るリアタイヤに限定されるものでなく、様々なクラスの
自動二輪車に広く使用できる。もちろん、前輪にも適用
でき、これらについては、オンアンドオフタイヤの使用
目的,所要強度,用途等に応じて各部の形状,ブロック
単位パターンP内に配置される等ブロック,異ブロック
の組み合わせ等を種々変更できる。例えば、実施例で
は、タイヤ周方向に等ブロック2,3と異ブロック4,
5とが交互に配置された格好になっているが、このブロ
ック単位パターンPの配列に限定されるものではない。
操縦性能,安定性能を重視する場合は、例えば、「異ブ
ロック,等ブロック,等ブロック,異ブロック」と、少
なくとも二以上の等ブロックを異ブロックが挟むように
して配列することが可能である。一方、同打音による騒
音の増量を防止するには、上記と逆配列した「等ブロッ
ク,異ブロック,異ブロック,等ブロック」等と、少な
くとも二以上の異ブロックを等ブロックが挟むようにし
て配列することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のオンアンドオフ
タイヤは、不整地でのトラクション性能を落とすことな
く、インパクト音,パターンノイズ等の騒音を減らすこ
とができるので、舗装道路走行における低騒音化に優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオンアンドオフタイヤのトレッド
面を示す平面図である。
【図2】図1のVI−VI線に沿う断面図である。
【図3】従来品に係るオンアンドオフタイヤのトレッド
面を示す平面図である。
【図4】本発明品と従来品の各スピードに対する騒音レ
ベルの実測比較図である。
【符号の説明】
1 縦央溝 2,3 等ブロック 2a,2b 等ブロック 3a,3b 等ブロック 4,5 異ブロック 4a,4b 異ブロック 5a,5b 異ブロック A オンアンドオフタイヤ C タイヤ赤道 L タイヤ幅方向線 P ブロック単位パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−239605(JP,A) 特開 平3−295709(JP,A) 特開 平2−128908(JP,A) 特開 昭60−179307(JP,A) 特開 昭59−220405(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 11/11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド面に多数のブロックを配設する
    自動二輪車用のオンアンドオフタイヤにおいて、トレッ
    ド面でタイヤ周方向にタイヤ赤道を含んだ縦央溝が形成
    され、更に、該縦央溝を挟んで向かい合う左右ブロック
    の少なくとも一方がタイヤ周方向に直交するトレッド面
    上の任意のタイヤ幅方向線と交差するようにブロック配
    置構成されると共に、上記縦央溝を挟んで向かい合う上
    記左右ブロックが、タイヤ周方向に位相をズラした同形
    状の等ブロックと、タイヤ周方向で上記等ブロック間に
    配設され互いに形状の違う異ブロックと、で組合せられ
    たブロック単位パターンの繰返しで構成されることを特
    徴とするオンアンドオフタイヤ。
  2. 【請求項2】 上記左右二つの等ブロックを囲む四つの
    上記異ブロックが、それぞれ違った異形状である請求項
    記載のオンアンドオフタイヤ。
  3. 【請求項3】 上記ブロック単位パターンに含まれる直
    進時の接地ブロック数を8個〜14個の範囲内とし、且
    つ、タイヤ周面に該ブロック単位パターンのピッチ数を
    9〜13の範囲内で設けてなる請求項1又は2記載のオ
    ンアンドオフタイヤ。
  4. 【請求項4】 タイヤ赤道を挟んで互いに向かい合う異
    ブロックのタイヤ赤道側に位置する両側線が並行で、且
    つ、該両側線の中心線が、タイヤ赤道に対し、2度〜1
    0度の範囲内で傾斜するように配設されてなる請求項
    〜3のいずれかに記載のオンアンドオフタイヤ。
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