JP2960669B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents

シートリクライニング装置

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JP2960669B2
JP2960669B2 JP7283655A JP28365595A JP2960669B2 JP 2960669 B2 JP2960669 B2 JP 2960669B2 JP 7283655 A JP7283655 A JP 7283655A JP 28365595 A JP28365595 A JP 28365595A JP 2960669 B2 JP2960669 B2 JP 2960669B2
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートリクライ
ニング装置に係り、特に、車両用リアシートに設けたラ
ッチ式のシートリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図9は、従来の車両用リアシー
トのシートリクライニング装置に関する。
【0003】図において、1はシートリクライニング装
置で、フロア側(図示せず)に取り付けられるベースプ
レート2と、このベースプレート2に枢軸3bにより軸
着されると共に、シートバック71側に取り付けられ、
さらに、下縁部に歯なし部3cを挟んで両側に歯部3
a,3dを形成したアッパーツース3と、このアッパー
ツース3の歯部3a,3dに係脱可能な歯部4aを有す
ると共に、ベースプレート2に枢軸4bにより軸着され
たロアツース4と、このロアツース4に係合するようベ
ースプレート2に枢軸5bにより軸着されロアツース4
をロック状態及びロック解除状態に保持するカム部材5
と、このカム部材5に植設された連結ピン5aを介して
中間部をカム部材5に連係すると共に、基部をベースプ
レート2に枢軸6bにより軸着し、さらに引張ばね6c
によりロック方向(時計方向)に回動するよう付勢され
たカム部材作動レバー6と、このカム部材作動レバー6
の自由端側に一方を、シートバック71側上部に設けた
解除レバーノブ61(図3参照)に他方をそれぞれ連結
したワイヤ8から構成されている。
【0004】図7はロアツース4の歯部4aがアッパー
ツース3の歯部3aに噛合している状態、すなわちロッ
ク状態を示したもので、シートバック71は後傾位置に
ロックされている。
【0005】このロック状態から解除レバーノブ61を
操作してワイヤ8を引張ばね6cのばね力に抗して上方
に牽引すると、カム部材作動レバー6が反時計方向に回
動すると共に、カム部材5が連結ピン5aを介して時計
方向に回動し、カム部材5のカム部5cがロアツース4
の凹部4cに係合する。すると、ロアツース4が反時計
方向に回動し、その歯部4aがアッパーツース3の歯部
3aから離脱する。このロック解除状態において、アッ
パーツース3を所望の位置に回動した後、解除レバーノ
ブ61を解放すると、引張ばね6cのばね力によりカム
部材5が時計方向に回動し、そのカム部5cによりロア
ツース4を時計方向に回動せしめ、その歯部4aをアッ
パーツース3の歯部3a又は歯部3dに噛合せしめる。
これにより、シートバック71を所望の位置にロックす
ることができる。
【0006】図9は、アッパーツース3の歯なし部3c
にロアツース4の歯部4aが当接しているロックフリー
状態を示したもので、このロックフリー状態からアッパ
ーツース3を時計方向に回動させ、アッパーツース3の
歯部3aがロアツース4の歯部4aと対向する位置に達
すると、引張ばね6cのばね力によりカム部材5を介し
てロアツース4が時計方向に回動し、その歯部4aがア
ッパーツース3の歯部3aと噛合してシートバック71
を後傾位置に初段ロックすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、シートバック71をロックフリー状態
から後傾位置に初段ロックする過程において、解除レバ
ーノブ61の慣性力及びワイヤ8の配索上の摺動抵抗に
よりカム部材作動レバー6の回動速度(カム部材5の回
動速度)が遅くなり、カム部材作動レバー6と連動して
いるロアツース4の歯部4aがアッパーツース3の回転
速度に対し追従できない(遅れる)ため、両歯部3a,
4aが噛合することなく、初段ロック位置よりも後傾で
ロックするおそれがある。
【0008】このように、ロックフリー状態から、シー
トバック71を後傾位置に初段ロックさせるときに、歯
とびが発生すると、シートバック71の初段ロック位置
にばらつきが発生し、初段ロックさせるたびに異なる後
傾位置となり、操作性上好ましくない。
【0009】この発明は、上述した従来技術の問題を解
決すべくなされたもので、その目的とするところは、解
除レバーノブの慣性力及びワイヤの摺動抵抗に関係な
く、ロックフリー状態にあるシートバックを常に一定の
後傾位置(初段ロック位置)に初段ロックできるように
したシートリクライニング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1のシートリクライニング装
置では、シートクッション又はフロア側に取り付けられ
るベースプレートと、このベースプレートに軸着される
と共に、シートバック側に取り付けられ、さらに下縁部
に歯部を形成したアッパーツースと、このアッパーツー
スの歯部に係脱可能な歯部を有すると共に、前記ベース
プレートに軸着されたロアツースと、このロアツースに
係合するよう前記ベースプレートに軸着されロアツース
をロック状態及びロック解除状態に保持するカム部材
と、このカム部材を作動する作動手段と、この作動手段
を操作する操作手段とを備えたシートリクライニング装
置であって、前記作動手段は、前記ベースプレートに基
部を軸着し、自由端側を連結ピンを介して前記カム部材
と連係すると共に、第1の付勢手段によりロック方向に
付勢されたカム部材作動レバーと、このカム部材作動レ
バーと同一の軸着部に基部を軸着され、中間部に前記連
結ピンを遊嵌するピン孔を設けると共に、自由端側に前
記操作手段を連係するようにし、さらに、第2の付勢手
段によりロック方向に付勢されたロック解除レバーとか
ら構成されており、前記操作手段は、一方を前記ロック
解除レバーに、他方をシートバック側上部に設けた解除
レバーノブにそれぞれ連結したワイヤから構成したこと
を特徴としている。
【0011】また、請求項2のシートリクライニング装
置では、前記第2の付勢手段は、ねじりコイルばねによ
り構成され、このねじりコイルばねは前記ロック解除レ
バーの軸着部に設けられ、このロック解除レバーに常に
ロック方向の力を付与するようにしたことを特徴として
いる。
【0012】そして、上述した請求項1のシートリクラ
イニング装置によれば、ロックフリー状態においては、
カム部材作動レバーは第1の付勢手段によりロック方向
に回動するように付勢されており、これに伴ってカム部
材及びロアツースはロック方向に牽引されている。ま
た、ロック解除レバーは第2の付勢手段によりロック方
向に回動するように付勢されており、これに伴って解除
レバーノブ及びワイヤはロック方向に牽引されている。
したがって、ロックフリー状態からシートバックを起立
させて後傾位置に初段ロックさせるときに、解除レバー
の慣性力及びワイヤの摺動抵抗を全く受けることなくカ
ム部材を第1の付勢手段によりロック方向に回動させる
ことができる。これによって、上記初段ロック時におけ
る歯とびを防止することができ、シートバックを常に一
定の後傾位置(初段ロック位置)に初段ロックさせるこ
とができる。
【0013】また、請求項2のシートリクライニング装
置によれば、第2の付勢手段としてねじりコイルばねを
採用したので、占有面積を比較的小さくすることがで
き、レイアウト上好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す実施
の形態に基づいて説明する。
【0015】図1はシートリクライニング装置の正面視
説明図、図2はシートリクライニング装置の斜視説明
図、図3は車両用リアシートの斜視説明図、図4はロッ
ク解除状態におけるシートリクライニング装置の正面視
説明図、図5はロックフリー状態におけるシートリクラ
イニング装置の正面視説明図、図6はシートバック最前
傾時におけるシートリクライニング装置の正面視説明図
である。
【0016】図において、Eはシートリクライニング装
置で、フロア側(図示せず)に取り付けられるベースプ
レート10と、このベースプレート10に軸着されると
共に、シートバック71側に取り付けられ、さらに下縁
部に歯部20a,20cを形成したアッパーツース20
と、このアッパーツース20の歯部20a,20cに係
脱可能な歯部30aを有すると共に、ベースプレート1
0に軸着されたロアツース30と、このロアツース30
に係合するようベースプレート10に軸着されロアツー
ス30をロック状態及びロック解除状態に保持するカム
部材40と、このカム部材40を作動する作動手段50
と、この作動手段50を操作する操作手段60を備えて
いる。
【0017】そして、この発明に係るシートリクライニ
ング装置Eの作動手段50は、ベースプレート10に基
部を軸着し、自由端側を連結ピン42を介してカム部材
40と連係すると共に、第1の付勢手段53によりロッ
ク方向に付勢されたカム部材作動レバー51と、このカ
ム部材作動レバー51と同一の軸着部に基部を軸着さ
れ、中間部に連結ピン42を遊嵌するピン孔52aを設
けると共に、自由端側に操作手段60を連係するように
し、さらに、第2の付勢手段55によりロック方向に付
勢されたロック解除レバー52とから構成されている。
【0018】また、操作手段60は、一方をロック解除
レバー52に、他方をシートバック71側上部に設けた
解除レバーノブ61にそれぞれ連結したワイヤ62から
構成されている。
【0019】さらに、第2の付勢手段はねじりコイルば
ね55により構成され、このねじりコイルばね55はロ
ック解除レバー52の軸着部に設けられ、このロック解
除レバー52に常にロック方向の力を付与したことを特
徴としている。
【0020】さらに、この発明の構成を詳細に説明す
る。
【0021】ベースプレート10はフロア側に固定され
ており、このベースプレート10の設けたアッパーツー
ス取付軸21にシートバック71側に取り付けられるア
ッパーツース20が軸着されている。
【0022】アッパーツース20は、下縁部に、アッパ
ーツース取付軸21を中心とする円弧状の歯部20a、
この歯部20aの左端に連続して歯部20aより僅かに
曲率半径の大きい歯なし部20b及びこの歯なし部20
bに連続して前傾ストッパ用歯部20cがそれぞれ形成
されている。この前傾ストッパ用歯部20cは歯部20
aと同一形状で2,3歯からなっている。
【0023】ロアツース30は、基部をベースプレート
10に設けたロアツース取付軸31に軸着しており、自
由端側上面にアッパーツース20の歯部20a,20c
と噛合し得る歯部30aが形成されている。また、ロア
ツース30の自由端側下面には、凹部30bを挟んで左
右両側にカム受部30c及び凸部30dが形成されてい
る。
【0024】カム部材40は、基部をベースプレート1
0に設けたカム部材取付軸41に軸着しており、一方の
自由端側にロアツース30のカム受部30c及び凸部3
0dと係合するカム部40aが形成され、他方の自由端
側に連結ピン42が設けられている。
【0025】また、アッパーツース取付軸21、ロアツ
ース取付軸31及びカム部材取付軸41には、アッパー
ツース20、ロアツース30及びカム部材40を挟持す
るようにしてホルダープレート11が取り付けられてい
る。
【0026】作動手段50は、カム部材作動レバー51
と、ロック解除レバー52とから構成されており、カム
部材作動レバー51は、基部をベースプレート10に設
けたカム部材作動レバー取付軸56に軸着しており、自
由端側に形成された連結孔51aにカム部材40の連結
ピン42が嵌挿されている。また、カム部材作動レバー
51の自由端側に形成された係止孔51bと、ベースプ
レート10に形成された係止部10aとの間には、第1
の付勢手段としての引張ばね53の両端が係止されてい
る。そして、この引張ばね53のばね力によりカム部材
作動レバー51は時計方向に回動するように付勢されて
おり、また、カム部材40は連結ピン42を介して反時
計方向、すなわちロック方向に回動するように付勢され
ている。
【0027】ロック解除レバー52は、基部をカム部材
作動レバー取付軸56に軸着しており、中間部に形成さ
れた十文字状のピン孔52aに連結ピン42が遊嵌され
ている。また、ロック解除レバー52の軸着部に形成さ
れたボス部52bには、第2の付勢手段としてのねじり
コイルばね55が巻装されており、このねじりコイルば
ね55の一端はロック解除レバー52側に、他端はベー
スプレート10に形成された係止孔10bにそれぞれ係
止され、このねじりコイルばね55によってロック解除
レバー52は時計方向、すなわちロック方向に回動する
ように付勢されている。
【0028】操作手段60は、解除レバーノブ61と、
ワイヤ62から構成されており、解除レバーノブ61は
シートバック71側上部に形成された凹部71a内に上
下方向摺動可能に収容されている。ワイヤ62は、一方
をロック解除レバー52の自由端側に、他方を解除レバ
ーノブ61にそれぞれ連結している。
【0029】つぎに、この発明の作用を説明する。
【0030】図1及び図2はシートリクライニング装置
Eがロックされている状態を示したもので、ロアツース
30のカム受部30cには、カム部材40のカム部40
aが引張ばね53のばね力により圧接しており、これに
よりロアツース30が時計方向に回動し、その歯部30
aがアッパーツース20の歯部20aに噛合してシート
バック71の回動をロックしている。
【0031】このロック状態においては、ねじりコイル
ばね55のばね力により、ロック解除レバー52の側壁
部52cがホルダープレート11に圧接していると共
に、ワイヤ62が下方向に索引されている。
【0032】このシートバック71のロック状態からロ
ック解除するには、解除レバーノブ61を引張ばね53
及びねじりコイルばね55の両ばね力に抗して上方に引
き上げる。すると、ワイヤ62を介してロック解除レバ
ー52が反時計方向に回動すると共に、連結ピン42を
介してカム部材作動レバー51が反時計方向に回動す
る。この回動に伴って、カム部材40が時計方向に回動
し、図4に示すように、カム部材40のカム部40aが
ロアツース30のカム受部30cから離脱するととも
に、ロアツース30の凸部30dに当接し、ロアツース
30を反時計方向に回動させる。これによって、アッパ
ーツース20とロアツース30の各歯部20a,30a
の噛合が解かれ、図4に示すようにロック解除状態とな
る。
【0033】このロック解除状態でシートバック71を
ロアツース30の歯部30aがアッパーツース20の歯
なし部20bと対向する位置まで前傾させ、この状態で
解除レバーノブ61を離すと、ロック解除レバー52
は、ねじりコイルばね55のばね力によりワイヤ62を
伴って側壁部52cがホルダープレート11に当接する
まで時計方向に回動する。また、ロアツース30は引張
ばね53のばね力によりカム部材作動レバー51とカム
部材40を介して時計方向に回動し、その歯部30aが
アッパーツース20の歯なし部20bに当接し、図5に
示すようにロックフリー状態となる。
【0034】このロックフリー状態から、シートバック
71を最前傾位置に倒伏させると、図6に示すようにア
ッパーツース20の前傾ストッパ用歯部20cにロアツ
ース30の歯部30aが噛合し、シートバック71を最
前傾位置にロックすることができる。
【0035】また、図5に示すロックフリー状態からシ
ートバック71を図1に示す後傾位置に初段ロックさせ
るには、アッパーツース20を、その歯部20aがロア
ツース30の歯部30aと対向に位置するまで時計方向
に回動する。すると、引張ばね53のばね力によりカム
部材作動レバー51とカム部材40のカム部40aを介
してロアツース30のカム受部30cが押圧され、ロア
ツース30が時計方向に回動し、その歯部30aがアッ
パーツース20の歯部20aに噛合し、シートバック7
1を後傾位置に初段ロックさせることができる。
【0036】この際、ロアツース30は引張ばね53の
ばね力によりカム部材作動レバー51とカム部材40の
カム部40aを介してアッパーツース20の歯部20a
に押圧され、解除レバーノブ61及びワイヤ62は、ね
じりコイルばね55によりロック解除レバー52を介し
て下方に引き下げられているので、解除レバーノブ61
の慣性力及びワイヤ62の摺動抵抗に全く関係なくシー
トバック71をロックフリー状態から後傾位置に初段ロ
ックさせることができる。この結果、カム部材40を引
張ばね53のばね力により強力にロック方向に作用させ
ることができるので、初段ロック時の歯とびを完全に防
止することができ、シートバック71を常に一定の傾動
位置(初段ロック位置)にロックすることができ、操作
性が向上する。
【0037】また、この発明の実施の形態では、第2の
付勢手段としてねじりコイルばね55を採用しており、
このねじりコイルばね55は、引張ばねなどと比較して
占有面積を小さくすることができるので、レイアウト上
好適である。
【0038】なお、本実施例はベースプレート10がフ
ロア側に取付けられているが、固定側にベースプレート
10が取付けられれば良いため、シートクッション側で
も良い。
【0039】
【発明の効果】上述した通り、この発明に係る請求項1
のシートリクライニング装置によれば、シートバックを
ロックフリー状態から後傾位置に初段ロックさせるとき
に、解除レバーノブの慣性力及びワイヤの摺動抵抗を全
く受けることないので、カム部材を第1の付勢手段によ
り強力にロック方向に回動させることができる。これに
よって、上記初段ロック時の歯とびを完全に防止するこ
とができるので、シートバックを常に一定の後傾位置
(初段ロック位置)にロックすることができ、操作性が
向上する。
【0040】また、請求項2のシートリクライニング装
置によれば、第2の付勢手段としてねじりコイルばねを
採用したので、占有面積を比較的小さくすることがで
き、レイアウト上好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシートリクライニング装置の正
面視説明図である。
【図2】シートリクライニング装置の斜視説明図であ
る。
【図3】車両用リアシートの斜視説明図である。
【図4】ロック解除状態におけるシートリクライニング
装置の正面視説明図である。
【図5】ロックフリー状態におけるシートリクライニン
グ装置の正面視説明図である。
【図6】シートバック最前傾時におけるシートリクライ
ニング装置の正面視説明図である。
【図7】従来のシートリクライニング装置の正面視説明
図である。
【図8】シートリクライニング装置の斜視説明図であ
る。
【図9】ロックフリー状態におけるシートリクライニン
グ装置の正面視説明図である。
【符号の説明】
10 ベースプレート 20 アッパーツース 20a 歯部 20c 前傾ストッパ用歯部 30 ロアツース 30a 歯部 40 カム部材 42 連結ピン 50 作動手段 51 カム部材作動レバー 52 ロック解除レバー 52a ピン孔 53 第1の付勢手段(引張ばね) 55 第2の付勢手段(ねじりコイルばね) 60 操作手段 61 解除レバーノブ 62 ワイヤ 70 シートクッション 71 シートバック E シートリクライニング装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション又はフロア側に取り付
    けられるベースプレートと、このベースプレートに軸着
    されると共に、シートバック側に取り付けられ、さらに
    下縁部に歯部を形成したアッパーツースと、このアッパ
    ーツースの歯部に係脱可能な歯部を有すると共に、前記
    ベースプレートに軸着されたロアツースと、このロアツ
    ースに係合するよう前記ベースプレートに軸着されロア
    ツースをロック状態及びロック解除状態に保持するカム
    部材と、このカム部材を作動する作動手段と、この作動
    手段を操作する操作手段とを備えたシートリクライニン
    グ装置であって、 前記作動手段は、 前記ベースプレートに基部を軸着し、自由端側を連結ピ
    ンを介して前記カム部材と連係すると共に、第1の付勢
    手段によりロック方向に付勢されたカム部材作動レバー
    と、 このカム部材作動レバーと同一の軸着部に基部を軸着さ
    れ、中間部に前記連結ピンを遊嵌するピン孔を設けると
    共に、自由端側に前記操作手段を連係するようにし、さ
    らに、第2の付勢手段によりロック方向に付勢されたロ
    ック解除レバーとから構成されており、 前記操作手段は、 一方を前記ロック解除レバーに、他方をシートバック側
    上部に設けた解除レバーノブにそれぞれ連結したワイヤ
    から構成したことを特徴とするシートリクライニング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の付勢手段は、ねじりコイルば
    ねにより構成され、このねじりコイルばねは前記ロック
    解除レバーの軸着部に設けられ、このロック解除レバー
    に常にロック方向の力を付与するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のシートリクライニング装置。
JP7283655A 1995-10-31 1995-10-31 シートリクライニング装置 Expired - Fee Related JP2960669B2 (ja)

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