JPH06296527A - リクライニング装置のロック機構 - Google Patents

リクライニング装置のロック機構

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JPH06296527A
JPH06296527A JP8756393A JP8756393A JPH06296527A JP H06296527 A JPH06296527 A JP H06296527A JP 8756393 A JP8756393 A JP 8756393A JP 8756393 A JP8756393 A JP 8756393A JP H06296527 A JPH06296527 A JP H06296527A
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JP
Japan
Prior art keywords
cam
lock
spring
operation lever
cam member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8756393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Tsuboi
義隆 坪井
Kazumasa Iwano
和巨 岩野
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp filed Critical SHOWA AUTO ENG
Priority to JP8756393A priority Critical patent/JPH06296527A/ja
Publication of JPH06296527A publication Critical patent/JPH06296527A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リクライニング装置の操作レバーの位置がカ
ム部材とロックギヤ部材とのロック位置のバラツキによ
る影響を受けないようにして、操作レバー位置のバラツ
キを抑える。 【構成】 セクタギヤ4とロックギヤ10との係着を解
除するための操作レバー11を軸12で揺動自在に軸支
し、ロックギヤ10をセクタギヤ4に係着させるための
カム16を軸18で揺動自在に軸支して、個別的に揺動
可能とし、操作レバー11とカム16と一体のカムブラ
ケット17との間にスプリング21を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートバックの傾斜角度
を調整するリクライニング装置に関し、特にそのロック
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のシートリクライニング装置のロ
ック装置として、特開昭61−185210号公報に開
示されているようにシートバック側に設けたセクタギヤ
部材に係脱可能なロックギヤ部材を揺動自在に軸支し、
このロックギヤ部材とセクタギヤ部材との係着を解除す
る操作レバーにロックギヤ部材をセクタギヤ部材に係着
させるカム部材を固定して、操作レバーとカム部材を一
体的に揺動自在に軸支し、操作レバーを回動操作するこ
とによって、操作レバー及びこれと一体的に動くカム部
材によりロックギヤ部材をセクタギヤ部材に係脱するよ
うにしたものが知られている。
【0003】また、実開平2−36344号公報や実開
平4−89045号公報に開示されるように、上記の操
作レバーとカム部材とを別個の軸で揺動自在に軸支し、
操作レバーとカム部材との間にリンク部材を介設して、
操作レバー及びこれとリンク部材を介して一体的に動く
カム部材によりロックギヤ部材をセクタギヤ部材に係脱
するようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のロック機構のように操作レバーとカム部材とを
固定し、或いはリンク部材を介することによって操作レ
バーとカム部材とが一体的に揺動するようにしたので
は、操作レバーの位置はカム部材のロック位置で決まる
ことになるので、カム面とロックギヤ面のバラツキによ
って操作レバーの位置にもバラツキが生じることにな
り、その結果操作レバーがリクライニングカバーと干渉
することも生じる。
【0005】これを防止するためには、操作レバーの位
置のバラツキを少なくするためにロック時のカム部材の
位置ずれ(バラツキ)を抑える必要があり、ロックギヤ
部材、カム部材やセクタギヤ部材といった各部材の精度
をあげなければならなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、操作レバーとカム部材を個別的に揺動可能に軸
支して、操作レバーとカム部材との間に操作レバーのリ
ターン用及びカム部材のロック位置回動用を兼ねたスプ
リングを介装し、あるいはリターン用とロック位置回動
用の別のスプリングを設けた。また、本発明は、操作レ
バーとカム部材との間にスプリングを介装する場合に操
作レバーの揺動支点からスプリング係止点までの距離が
カム部材の揺動支点からスプリング係止点までの距離よ
り短くした。
【0007】
【作用】操作レバーとカム部材が個別的に揺動可能に軸
支されているので、操作レバーの位置がカム部材のロッ
ク位置の影響を受けなくなって、操作レバーの位置ずれ
を抑えることができるとともに、加工精度も落とすこと
ができる。また、操作レバーとカム部材との間に操作レ
バーのリターン用及びカム部材のロック位置回動用を兼
ねたスプリングを介装することで、部品点数が少なくな
る。この場合、操作レバーの揺動支点からスプリング係
止点までの距離がカム部材の揺動支点からスプリング係
止点までの距離より短くすることで、1つのスプリング
でもロック性及び操作性のベストセッティングが可能に
なる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るロック機構を備
えたリクライニング装置を適用したシートの側面図、図
2は同リクライニング装置の拡大側面図、図3及び図4
は同ロック機構のロック状態及びロック解除状態を示す
要部拡大側面図、図5は同ロック機構のスプリング取付
状態の説明図、図6は本発明に係る別のロック機構の要
部拡大側面図である。
【0009】リクライニング装置はシートクッションの
側面に取付けられるメインブラケット(ベースブラケッ
ト)1の基部をメインシャフト2の一端部に固定し、こ
のメインシャフト2の軸部2aでシートバックの側面に
取付けられるサブブラケット3及びこのサブブラケット
3と一体になった略扇形のセクタギヤ4を回動自在に軸
支している。
【0010】メインシャフト3の他端部にはカバーブラ
ケット5及びカップ状ワッシャ6の底部を固定し、カッ
プ状ワッシャ6に形成したスリット6aに前倒れ用渦巻
きばね7の一端部を係着し、この渦巻きばね7の他端部
をサブブラケット3に形成した係止片3aに係着して、
メインブラケット1に対してサブブラケット3即ちシー
トバックを前方に倒れる方向に付勢している。
【0011】また、メインブラケット1にはセクタギヤ
4の歯部4aに噛み合う歯部10aを形成したロックギ
ヤ10と、このロックギヤ10とセクタギヤ4との係着
を解除するための操作レバー11とを同一の軸12でそ
れぞれ揺動自在に軸支している。そして、ロックギヤ1
0に植設したピン13を操作レバー11に形成した長孔
14に係合している。
【0012】更にメインブラケット1にはロックギヤ1
0をセクタギヤ4に係着させる(ロック状態にする。)
ためにロックギヤ10のカム面10bに当接するカム1
6を取付けたカムブラケット17を、操作レバー11の
軸12とは別個の軸18で揺動自在に軸支している。ま
た、操作レバー11にはカムブラケット17に植設した
ピン20が当接するカムライン11aを形成し、このカ
ムライン11aの終端部には係止部11bを形成してい
る。
【0013】そして、操作レバー11に形成した係止部
11cとカムブラケット17に形成した係止部17aと
の間に、操作レバー11のリターン用及びカム16のロ
ック位置回動用を兼ねたスプリング21を介装してい
る。
【0014】以上のように構成したリクライニング装置
のロック機構において、リリース(ロックオフ)時に操
作レバー11を図3に示す状態から矢示方向に引き上げ
ると、図4に示すようにスプリング21が伸びるととも
に、操作レバー11のカムライン11aにカムブラケッ
ト17のピン20が押されるので、カムブラケット17
が図で左方向に回動する。
【0015】このカムブラケット17に同動してカム1
6も図で左方向に回動するので、このカム16によって
セクタギヤ4側に押圧されていたロックギヤ10がセク
タギヤ4から離脱してロックが解除される。これによ
り、シートバックの姿勢角度を調整することができる。
【0016】そして、シートバックの位置を決めた後、
操作レバー11から手を離すと、スプリング21の復元
力によって操作レバー11が戻るとともに、カムブラケ
ット17のピン20を押圧していた操作レバー11のカ
ムライン11aが戻ることにより、カムブラケット17
が図で右方向に回動する。
【0017】このカムブラケット17に同動してカム1
6も図で右方向に回動するので、このカム16によって
ロックギヤ10のカム面10bが押されて、ロックギヤ
10がセクタギヤ4側に係着してロック状態になる。そ
して、操作レバー11の長孔14の下端にロックギヤ1
0のピン13が当接して位置決めされる。同時に、カム
ブラケット17のピンが解除される。これにより、シー
トバックの姿勢角度が固定される。
【0018】このように操作レバー11とカム16とは
個別的に揺動することができるので、操作レバー11位
置ははカム16とロックギヤ10によるロック位置のバ
ラツキの影響を受けなくなる。
【0019】ここで、図5に示すように操作レバー11
の揺動支点(軸12の中心点)からスプリング21の係
止点(操作レバー11の係止部11c)までの距離L2
が、カム16の揺動支点(軸18の中心点)からスプリ
ング21の係止点(カムブラケット17の係止部17
a)までの距離L1より短くなるように設定する。
【0020】すなわち、操作レバー11の引き上げに要
する力はスプリング荷重に距離L2を乗じたもの、カム
16にロック時に得られる力はスプリング荷重に距離L
1を乗じたものであるから、これらの距離L1,L2を
変えることによって、1本のスプリング21を用いた場
合でも、操作レバー11の操作荷重とカム16のロック
荷重を独立して設定することができる。
【0021】そして、上記のようにL2<L1に設定す
ることによって操作レバー11の操作荷重をカム16の
ロック荷重より小さくすることができ、操作性とロック
性とをベスト状態にセットすることができる。
【0022】次に、図6に示す別実施例は、操作レバー
11の係止部11cとメインブラケット1に設けた係止
部23との間に操作レバー11のリターン用スプリング
24を、カムブラケット17に一体形成したアーム部2
5に植設したピン26とメインブラケット1に設けた係
止部27との間にカム16のロック位置回動用スプリン
グ28をそれぞれ介装したものである。
【0023】このようにスプリング24とスプリング2
8とを別個に設けた場合であっても上記実施例と同様の
効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
操作レバーとカム部材を個別的に揺動可能に軸支して、
操作レバーとカム部材との間に操作レバーのリターン用
及びカム部材のロック位置回動用を兼ねたスプリングを
介装し、あるいはリターン用とロック位置回動用の別の
スプリングを設けたので、操作レバーの位置ずれを抑え
ることができ、リクライニングカバーとの干渉を防止で
き、部品の加工精度も落とすことができる。また、本発
明は、操作レバーとカム部材との間に操作レバーのリタ
ーン用及びカム部材のロック位置回動用を兼ねたスプリ
ングを介装したので、部品点数を少なくでき、更に1つ
のスプリングでもロック性及び操作性のベストセッティ
ングができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置を適用したシ
ートの側面図
【図2】同リクライニング装置の拡大側面図
【図3】同ロック機構のロック状態を示す要部拡大側面
【図4】同ロック機構のロック解除状態を示す要部拡大
側面図
【図5】同ロック機構のスプリング取付状態の説明図
【図6】本発明に係る別のロック機構の要部拡大側面図
【符号の説明】
1…メインブラケット、2…メインシャフト、3…サブ
ブラケット、4…セクタギヤ、5…カバーブラケット、
7…渦巻きばね、10…ロックギヤ、11…操作レバ
ー、12…操作レバーの揺動軸、16…カム、17…カ
ムブラケット、18…カムの揺動軸、21,24,28
…スプリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック側に設けたセクタギヤ部材
    に揺動自在に配設したロックギヤ部材を係脱することに
    よって前記シートバックの角度姿勢を調整するようにし
    たリクライニング装置において、前記ロックギヤ部材の
    セクタギヤ部材への係着を解除する操作レバーと、前記
    ロックギヤ部材をセクタギヤ部材に係着させるカム部材
    とを有し、これらの操作レバーとカム部材は個別的に揺
    動可能に軸支され、更に前記操作レバーとカム部材との
    間に操作レバーのリターン用及びカム部材のロック位置
    回動用を兼ねたスプリングが介装されていることを特徴
    とするリクライニング装置のロック機構。
  2. 【請求項2】 前記操作レバーの揺動支点からスプリン
    グ係止点までの距離がカム部材の揺動支点からスプリン
    グ係止点までの距離より短いことを特徴とする請求項1
    に記載のリクライニング装置のロック機構。
  3. 【請求項3】 シートバック側に設けたセクタギヤ部材
    に揺動自在に配設したロックギヤ部材を係脱することに
    よって前記シートバックの角度姿勢を調整するようにし
    たリクライニング装置において、前記ロックギヤ部材の
    セクタギヤ部材への係着を解除する操作レバーと、前記
    ロックギヤ部材をセクタギヤ部材に係着させるカム部材
    とを有し、これらの操作レバーとカム部材は個別的に揺
    動可能に軸支され、更に前記操作レバーのリターン用ス
    プリングと、カム部材のロック位置回動用スプリングと
    を設けたことを特徴とするリクライニング装置のロック
    機構。
JP8756393A 1993-04-14 1993-04-14 リクライニング装置のロック機構 Pending JPH06296527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8756393A JPH06296527A (ja) 1993-04-14 1993-04-14 リクライニング装置のロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8756393A JPH06296527A (ja) 1993-04-14 1993-04-14 リクライニング装置のロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06296527A true JPH06296527A (ja) 1994-10-25

Family

ID=13918464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8756393A Pending JPH06296527A (ja) 1993-04-14 1993-04-14 リクライニング装置のロック機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH06296527A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0776781A3 (en) * 1995-10-31 1998-11-25 Fujikiko Kabushiki Kaisha Seat reclining device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0776781A3 (en) * 1995-10-31 1998-11-25 Fujikiko Kabushiki Kaisha Seat reclining device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031125