JP2897894B2 - 直立型振動パーツフィーダ - Google Patents

直立型振動パーツフィーダ

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JP2897894B2
JP2897894B2 JP23673090A JP23673090A JP2897894B2 JP 2897894 B2 JP2897894 B2 JP 2897894B2 JP 23673090 A JP23673090 A JP 23673090A JP 23673090 A JP23673090 A JP 23673090A JP 2897894 B2 JP2897894 B2 JP 2897894B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧電素子による駆動構造の直立型振動パー
ツフィーダに関し、直進型振動パーツフィーダやボウル
型振動パーツフィーダ等において、ベースプレートに対
する上部振動体であるトッププレートの支持角度の変更
や調整が容易に行い得るようにしたものである。
(従来の技術) 一般に、ワークを直線的に搬送する直進型と、ワーク
を螺旋搬送するボウル型に大別される振動パーツフィー
ダは、電磁力による駆動構造を始め、モータ駆動構造,
圧電素子による駆動構造等によって、その整列、整形搬
送に対処している。
その内、電磁石駆動構造の直進型パーツフィーダの一
般的な構造を第16図に基づいて説明すると、これは下部
側のベースプレート1と上部側のトッププレート2との
間の前後位置に適宜間隔を隔てて、且つ、ベースプレー
ト1に対して前部板バネ3Fと後部板バネ3Rを、適宜の傾
斜角度θで取り付け、この前部板バネ3Fと後部板バネ3R
との間のベースプレート1側には、コイル4を捲回した
固定鉄心5を設け、また、トッププレート2側には、前
記固定鉄心5に対峙する可動鉄心6を設け、当該可動鉄
心6と前記固定鉄心5とを適度な空隙Gに形成し、前記
トッププレート2にはワークを振動搬送するシュート7
を取り付けた構成としている。
そこで、コイル4に交流電圧を印加すると、その高電
界部分で固定鉄心5の磁力が前部板バネ3Fと後部板バネ
3Rの支持力に打ち勝って可動鉄心6を吸引し、また、電
圧がゼロボルト付近の低電界部分では吸引力が低下する
ので、前部板バネ3Fと後部板バネ3Rは、その反力によっ
て元の位置に復元する。
このとき、トッププレート2を支持する前部板バネ3F
と後部板バネ3Rは、ベースプレート1の前部側と後部側
に所定の傾斜角度θに傾斜させて取り付けられているの
で、可動鉄心6が吸引されて、空隙Gを縮める下方へ向
かって移動すると、それと同時に前部板バネ3Fと後部板
バネ3Rの高さを減少させて傾斜角度θを減らす方向へ変
位し、これにてトッププレート2を後方下部へ向かって
移動することにより、トッププレート2に取り付けたシ
ュート7が、後方下部→前方上部→後方上部の動きを繰
り返すことで、ワークを矢視方向へ振動搬送する。
それを、第17図の作動説明図に基づいて説明すれば、
シュート7が後方下部へ下がったとき、A位置にあった
ワークは、シュート7が前方上部へ進んだときにはB位
置に進み、次のシュート7の後退時にはB直下のC位置
をとり、次の前進時にはD位置に進み、この動作が繰り
返えされることにより、ワークが順調に前進搬送するこ
とになる。前記の動作は、電磁石による駆動構造に代え
て、第18図に示すような圧電素子による駆動構造の場合
も同様で、この場合には、トッププレート2とベースプ
レート1の前部側に、上部板バネ3Fと圧電素子8Fを、ま
た、後部側に上部板バネ3Rと圧電素子8Rを、上下に連結
した上で、当該圧電素子8F、8Rに交流電圧を印加して振
動を付与することにより、ワークの整列、整形搬送が行
われているようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、前記のような直進型振動パーツフィーダに
おけるシュート7は、前後に適度な長さ食み出してバラ
ンスした状態で取り付けられて使用に供されるとは限ら
ず、此種のパーツフィーダの前後部又は前後いずれか一
方にレイアウトされる搬送機器や搬送レール、或は、自
動機との兼ね合いで、実際上、当該シュート7を前方へ
大幅に突き出したり、後方へ大幅に引き下げられる等の
片寄った状態で、トッププレート2に取り付けざるを得
ないケースが多々ある。
例えば、トッププレート2に対してシュート7が後方
へ向かって大幅に突出すれば、後部側の後部板バネ3R、
又は後部側の上部板バネ3Rと圧電素子8Rにかかる負荷が
大きくなり、前進方向への振動が付与されたとき、当該
シュート7が後ろ下がりの状態で移動するので、前方で
のワークの走りが悪くなり、極端な場合には、ワークの
搬送が停止したり、或は、逆行するような事態を招来す
る。
それとは逆に、トッププレート2に対してシュート7
が前方へ向かって大幅に突出すれば、前部側の前部板バ
ネ3F、又は前部側の上部板バネ3Fと圧電素子8Fにかかる
負荷が大きくなり、前進方向への振動が付与されたと
き、当該シュート7が前下がりの状態で移動するので、
前方でワークが走りすぎる反面、後方でのワークの走り
が悪くなり、極端な場合には、ワークの供給が停止する
ような事態を招来する。
斯様な場合には、ベースプレート1に対するトッププ
レート2の前後部における傾斜角度θのいずれか一方又
は両方を相対的に変更して、当該傾斜角度θを増減変化
させることにより、ワークの走りを改善することができ
る。
ところが、第16図や第18図に示すような従来の直進型
振動パーツフィーダの場合には、その構造上、傾斜角度
θの変更は容易ではない。
例えば、第16図の電磁石タイプの場合には、ベースプ
レート1の前部側と後部側には、前部板バネ3Fと後部板
バネ3Rの下端部を所定の傾斜角度θで取り付けるように
予め傾斜勾配が付けられ、また、トッププレート2の前
部側と後部側にも、同じく前部板バネ3Fと後部板バネ3R
の上端部を所定の傾斜角度θで取り付けれるような傾斜
勾配に形成されている。
その上、此等の傾斜端面には、予め前部板バネ3Fと後
部板バネ3Rを取り付けるため、斜め上向きや斜め下向き
のネジ孔が、当該傾斜端面に直交状に穿設加工されてい
る。
その為、傾斜角度θを変更するには、前記のベースプ
レート1とトッププレート2における傾斜端面の傾斜勾
配を変更する必要性が生ずるばかりか、その変更した傾
斜端面に直交させて、改めて斜め上向きや斜め下向きの
ネジ孔を穿設加工せねばならない。
ところが、前部板バネ3Fや後部板バネ3Rを所定の傾斜
角度θで取り付ける為に、予め斜め上向きや斜め下向き
に穿設されている状態で、調整後の傾斜角度θの変更に
応じて、それと同じような位置にネジ孔を僅かに齟齬さ
せて穿設加工すれば、当該ネジ孔が変形して用をなさな
いことにもなる。勿論、その前には、傾斜端面を改めて
切削加工したり、研磨加工して、傾斜角度θそれ自体を
微妙に加工せねばならない。
このことは、第18図の圧電素子による駆動構造の直進
型振動パーツフィーダの場合も同様である。他方、第19
図に示す圧電素子による駆動構造のボウル型振動パーツ
フィーダの場合は、円盤状のベースプレート1と円盤状
のトッププレート2との間の同心円上の3〜4等分位置
に、上部板バネ3と圧電素子8を上下に所定の傾斜角度
θに傾設し、また、トッププレート2の上部には、搬送
通路9を螺旋状に形成した段付き状や円筒状のボウル10
を設置固定し、前記の圧電素子8に交流電圧を印加し
て、トッププレート2に対して回転方向の振動を形成
し、これにてワークを螺旋状に整列、整形搬送してい
る。
また、それが電磁石による駆動構造のボウル型振動パ
ーツフィーダの場合には、図示しないが、同じくベース
プレート1とトッププレート2との間の略中央部に取り
付けた1組の電磁石により、上下方向へ磁力を働かせ、
その動きを同心円上の3〜4等分箇所に傾設した板バネ
3を介して回転方向へ駆動伝達する構造とするか、或
は、同心円上の接線方向に1又は2体程度の電磁石を配
置し、回転方向へ磁力を働かせることで、傾設した板バ
ネ3を介して振動を無理なく伝達する構造としている。
従って、此種のボウル型振動パーツフィーダの場合に
は、回転振動を発生させるために、そのベースプレート
1とトッププレート2との間の同心円上に3〜4箇所
に、上部板バネ3と圧電素子8、或は、板バネ3を傾設
しているため、傾斜角度θの変更それ自体が不可能に近
いのみならず、板バネ3の高さを変更することも不可能
である。
斯様に、従来機の直進型振動パーツフィーダやボウル
型振動パーツフィーダのいずれもが、ベースプレート1
側とトッププレート2側の前後両端部に、板バネ3、或
は、上部板バネ3と圧電素子8等を所定の傾斜角度θで
取り付けるべく、勾配のある傾斜端面に構成されてお
り、それ故、部品の機械加工上の困難性が多く、また、
その取付端面に、板バネ3や圧電素子8等を取り付ける
ネジ孔の加工治具をも必要とする等の諸多の課題の認め
られるものである。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明では、前記の課題を解決するために、
ワークを振動させながら整列、整形搬送する此種の振動
パーツフィーダの内、圧電素子による駆動機構の振動パ
ーツフィーダにおいて、トッププレートを支持する上部
板バネを略鉛直に垂下して連結し、当該上部板バネの下
部側には、ベースプレートから略鉛直に立ち上げた圧電
素子を連結し、当該連結部の間隔を調整自在とすること
により、ベースプレートに対するトッププレートの支持
角度を可変調整するように構成してなる圧電素子タイプ
の直立型振動パーツフィーダを始めとする数種の直立型
振動パーツフィーダを提供し、これにて、その構成部材
であるベースプレートやトッププレートの機械加工の容
易性等に対処すると共に、上部振動体であるトッププレ
ートの支持角度を容易に変更したり、調整することがで
きるようにしたのである。
(実施例) 以下、本発明の圧電素子による駆動構造の直進型振動
パーツフィーダを、直立型とする数種の実施例を添付図
面に従って説明する。
(第1実施例) 先ず、第1実施例を示す第1図〜第3図において、11
F,11Rはベースプレート1の前後両側位置に形成した鉛
直端面であって、当該鉛直端面11F,11Rから圧電素子8F,
8Rを略鉛直に立ち上げて固定する。
12F,12Rはトッププレート2の前後両側位置に形成し
た鉛直端面であって、当該鉛直端面12F,12Rから上部板
バネ3R,3Fを略鉛直に垂下形成して固定する。
J1,J2は圧電素子8F,8Rの上端部と、上部板バネ3F,3R
の下端部を固定する前後位置の連結部であって、この連
結部J1,J2は、後記のような種々の間隔調整片によって
適宜の間隔l1,l2に調整される。
13はベースプレート1の鉛直端面11F,11Rに穿設した
ネジ孔、14はトッププレート2の鉛直端面12F,12Rに穿
設したネジ孔であって、左右幅方向に適宜の間隔を隔て
て穿設している。
15は圧電素子8R,8Fの下端部に当接される帯板状の押
え金具であって、その左右幅方向に間隔を隔てて通孔15
Aを穿設している。
16は下端部の固定ボルトであって、押え金具15の通孔
15Aと圧電素子8F,8Rの下端部の通孔8Aを挿通した上で、
ベースプレート1のネジ孔13に螺合して締め付けること
により連結固定される。
17は上部板バネ3F,3Rの上端部に当接される帯板状の
押え金具、18は上端部の固定ボルトであって、押え金具
17の通孔17Aと上部板バネ3F,3Rの上端部の通孔3Aを挿通
した上で、トッププレート2のネジ孔14に螺合して締め
付けることにより連結固定される。
次に、連結部J1,J2の構成を説明するに、19は間隔調
整片として機能する帯板状のスペーサであって、左右幅
方向に間隔を隔てて通孔19Aを穿設し、本実施例では、
板厚を同じくする2枚のスペーサ19を、上部板バネ3F,3
Rの下端部と圧電素子8F,8Rの上端部との間に挟着支持し
ている。
20は連結部J1,J2の外側位置に当接される押え金具で
あって、左右幅方向に間隔を隔てて通孔20Aを穿設して
いる。
21は連結部J1,J2の内側位置に当接される押え金具で
あって、左右幅方向に間隔を隔ててネジ孔21Aを穿設し
ている。
22は連結部J1,J2の固定ボルトであって、その内、後
部側の固定ボルト22は、第3図に示すように、外側位置
に当接された押え金具20の通孔20A、後部側の上部板バ
ネ3Rの下端部の通孔3B、中間部のスペーサ19の通孔19
A、後部側の圧電素子8Rの上端部の通孔8Bを夫々挿通し
た上で、内側位置に当接された押え金具21のネジ孔21A
に螺合させて締め付けることにより、第1図や第2図に
示すように連結固定される。また、前部側の固定ボルト
22の場合は、押え金具20の通孔20A、前部側の圧電素子8
Fの上端部の通孔8B、中間部のスペーサ19の通孔19A、前
部側の上部板バネ3Fの下端部の通孔3Bを夫々挿通した上
で、内側位置から当接された押え金具21のネジ孔21Aに
螺合させて締め付けることにより、第1図や第2図に示
すように連結固定される。
これにて、トッププレート2を支持する前部側の上部
板バネ3Fのトッププレート2への固定位置と圧電素子8F
のベースプレート1への固定位置とを結んでなる線は、
ベースプレート1に対して所定の支持角度たる傾斜角度
θに形成され、また、その後部側の上部板バネ3Rと圧
電素子8Rも同様に各固定位置を結んでなる線は、ベース
プレート1に対して所定の傾斜角度θに形成される。
尚、2Aはトッププレート2の上面に前後に間隔を隔て
て穿設したネジ孔である。
23はシュート7の固定ボルトであって、シュート7を
トッププレート2の上面に略前後にバランスさせて設置
した上で、当該シュート7に間隔を隔てて穿設した通孔
7Aから、当該固定ボルト23を挿通してトッププレート2
のネジ孔2Aに螺合して締め付けることにより連結固定さ
れる。
尚、7Xはシュート7の上面に凹設したワーク搬送溝で
ある。
(作 用) 前記の第1実施例に示すように、上部板バネ3F,3Rを
略鉛直に垂下形成し、また、圧電素子8F,8Rを略鉛直に
立ち上げてなる直進型振動パーツフィーダ(以下、直立
型振動パーツフィダという)を、適宜の架台24に直接
(直付け構造のタイプの場合)設置するか、或は、適宜
の緩衝部材(ゴム脚構造のタイプの場合)を隔てて間接
的に設置した上で、ベースプレート1の前後に穿設した
通孔1Aから固定ボルト25を、架台24に穿設したネジ孔24
Aに螺合して固定する。
その上で、圧電素子8F,8Rに交流電圧を印加すると、
上部板バネ3F,3Rを介してトッププレート2に振動が付
与され、第4図に示すトッププレート2に固定したシュ
ート7が、当初の実線状態から前方へ移動して、上部板
バネ3F,3Rを前方へ向かって押し出すと同時に、下部の
圧電素子8F,8Rも中間部の連結部J1,J2を介して、その上
部が前方へ押し出される。
即ち、ベースプレート1に固定された圧電素子8F,8R
の下端部における固定ボルト16の軸線上の位置を支点と
して、その上部全体が前方へ振動して移動し、第4図に
示す点線状態のように姿勢変化し、その結果、シュート
7が前方上部へ移動することになる。
また、シュート7が第4図の実線状態から後方へ移動
すると、前記とは逆に、圧電素子8F,8Rの下端部におけ
る固定ボルト16の軸線上の位置を支点として、その上部
全体が後方へ振動して移動し、第4図の1点鎖線に示す
ような状態に作動し、その結果、シュート7が後方下部
へ移動することになる。
斯様に、ワークを振動搬送するシュート7が、後方下
部→前方上部→後方下部の動作を繰り返すと、それに伴
って、シュート7の搬送溝7Xに次々と供給されるワーク
が、徐々に前方に向かって整列、整形搬送される。
斯様に、トッププレート2から上部板バネ3F,3Rを略
鉛直に垂下して連結固定し、また、ベースプレート1か
ら略鉛直に圧電素子8F,8Rを立ち上げることで、当該ベ
ースプレート1やトッププレート2に取り付けられる圧
電素子8F,8Rと上部板バネ3F,3Rの取付端面を、総て鉛直
端面11F,11R、12F,12Rに機械加工することで済ませるこ
とができ、また、上部板バネ3F,3Rと圧電素子8R,8Fを固
定ボルト16,18で固定する場合、ベースプレート1とト
ッププレート2の鉛直端面11F,11R、12F,12Rと直交する
方向からのネジ孔13,14を螺設することで済み、それが
為、機械加工上の容易性に優れるのである。
その上、前後の連結部J1,J2の間隔l1,l2を後記のよう
に広狭変化させて、その間隔l1,l2を可変調整すること
で、前部側の傾斜角度θと後部側の傾斜角度θの変
更を容易に行うことができる。
そもそも、傾斜角度θ1を60゜〜70゜程度の小さ
い角度にすることは、シュート7を振動搬送されるワー
クに対して、上下方向の跳躍を大きくすることになり、
また、傾斜角度θ1を85゜〜75゜程度の大きな角度
とすることは、ワークの上下方向の運動を小さくし、前
後方向への運動を大きくすることになるのであるが、ワ
ークの性格、シュートの形状の変化等によって、この上
下方向と前後方向の運動比を適切に選択することが必要
となり、また、それに止どまらず、トッププレート2に
対してシュート7の前後方向への振り分けが変化し、ト
ッププレート2に対してシュート7が前方へ大幅に突出
したり、逆に、後方へ大幅に突出した状態でセットされ
るように場合には、前後の傾斜角度θ1のいずれか
一方又は両方を変更して再調整する必要性が生ずる。
斯る場合には、第1実施例の前後の連結部J1,J2にお
けるスペーサ19の枚数を増減したり、第7図aに示すよ
うな、板厚を異にする帯板状のスペーサ19,19Xのいずれ
かに代えたり、また、当該スペーサ19,19Xの枚数を増減
変化したり、或は、スペーサ19,19Xの厚薄変化と、その
枚数の増減変化を組み合わせる等のことにより対応する
ことになる。
(変形例1) 具体的には、第1図と第2図に示す状態の本発明に係
る直立型振動パーツフィーダのシュート7が、その後部
側に比して前部側に大幅に突出した状態にセットされる
ような場合には、後部側の傾斜角度θに比して前部側
の傾斜角度θを大きくする必要性が生ずる。
それには、第5図に示すように、先ず、前部側の連結
部J1におけるスペーサ19の枚数を減少させることで、当
該連結部J1の間隔l1を狭めると共に、当該連結部J1の間
隔l1が減少した程度の厚みの間隔調整用スペーサ19Y
を、トッププレート2の鉛直端面12Fと上部板バネ3Fの
上端部との間に挟着固定する。
これで、後部側の傾斜角度θを変えないで、前部側
の連結部J1の間隔l1を狭められて、前部側の傾斜角度θ
を大きくする等の可変調整が行われる。
(変形例2) また、第6図に示すように、前部側の上部板バネ3Fの
枚数を1枚から2枚に増加し、その間に比較的薄肉のワ
ッシャ26Xを必要に応じて挟着固定し、その他の構成は
略第1実施例と同様に構成することで対処したり、或
は、図示しないが、バネ強度の大きい上部板バネ3Fに変
更する等のことで対応する。
(第2実施例) 次に、第8図に示す第2実施例の直立型振動パーツフ
ィーダの場合には、中間部の連結部J1,J2に、その間隔
調整片として、第7図dに示すような、適宜なクランク
幅とクランク高さのクランク状のプレート28(以下、ク
ランクプレートともいう)を採択している。
このクランクプレート28は、略水平の板部28Aと、そ
の片側から略鉛直上方に立ち上げた立上部28Bと、水平
板部28Aの他側から略鉛直下方へ垂下形成した垂下部28C
とからなり、その内、立上部28Bには左右幅方向に間隔
を隔てて通孔28Dが穿設され、また、垂下部28Cにも左右
に間隔を隔てて通孔28Eを穿設している。そこで、クラ
ンクプレート28の立上部28Bと圧電素子8F,8Rの上端部と
を、固定ボルト29と通孔付き押え金具30とネジ孔付き押
え金具31で螺合固定し、また、クランクプレート28の垂
下部28Cと上部板バネ3F,3Rの下端部とを、固定ボルト32
と通孔付き押え金具33とネジ孔付き押え金具34で螺合固
定している。その他の構成は、第1実施例の場合と略同
様としている為、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
前記のクランクプレート28を、前後の連結部J1,J2
おける間隔調整片として採択すれば、水平方向の間隔
l1,l2のみならず、上下鉛直方向の高さhも高低変更調
整することができ、その場合には、ベースプレート1に
対するトッププレート2の高さを低くすることができ
る。
勿論、ベースプレート1に対するトッププレート2の
高さを変えないで、上部板バネ3F,3Rの長さを変更する
ことで対応することもできる。
斯様に、連結部J1,J2の間隔を調整したり、変更する
ことで、傾斜角度θ1を変更したり、調整するに
は、第1実施例の場合のように、板状スペーサ19,19Xの
厚薄変化やその枚数の増減、ワッシャ26,26Xの厚薄変化
やその枚数の増減、筒状スペーサ27,27Xの長短の変更に
止どまらず、第2実施例の場合のように、クランクプレ
ート28のクランク幅の広狭変化や、クランク高さの高低
変化等の1又は2以上の手段が採択されて組み合わされ
る。
また、ベースプレート1に対する傾斜角度θ1
可変調整するに、上部板バネ3F,3Rの長短の変更、上部
板バネ3F,3Rの厚薄変化、その枚数の増減の1又は2以
上の手段を採択して組み合わせることでも行われる。
(第3実施例) 次に、第9図に示す第3実施例の直立型振動パーツフ
ィーダの場合には、第7図eに示すような、アングル状
の下部受け金具35(以下、アングルプレートともいう)
をベースプレート1の上面に連結固定している。
このアングルプレート35は、片側に略鉛直に立ち上げ
た鉛直板部35Aと、ベースプレート1の上面と略平行に
片側へ張り出した水平板部35Bとからなり、その内、鉛
直板部35Aには左右幅方向に間隔を隔てて通孔35Cが穿設
され、また、水平板部35Bにも左右に間隔を隔てて通孔3
5Dが穿設されている。
そこで、アングルプレート35の鉛直板部35Aと圧電素
子8F,8Rの下端部とを、固定ボルト36と通孔付き押え金
具37,37Xとネジ孔付き押え金具38で連結固定し、また、
アングルプレート35の水平板部35Bをベースプレート1
の上面にスペーサ39を介在させた上で設置し、その通孔
35Dの上方から、ベースプレート1のネジ孔1Bに固定ボ
ルト40を螺合固定する。
従って、固定ボルト40による取付固定位置と、上部板
バネ3F,3Rの上端部の固定ボルト18による取付固定位置
とが、前後方向に齟齬した状態に形成され、これら固定
位置を結んでなる線によるベースプレート1に対する所
定の傾斜角度θ1が得られることになる。
その他の上部構造は、第1実施例の場合と略同様であ
るので、同一の符号を付してその説明を省略する。
勿論、この第3実施例の場合にも、第7図eに示すよ
うな、アングル幅やアングル高さの異なるアングルプレ
ート35,35Xを適宜採択することで、水平方向の調整のみ
ならず、上下鉛直方向の高さ調整に対処することもでき
る。
尚、第3実施例を示す第9図には、上部板バネ3F,3R
の下端部と圧電素子8F,8Rの上端部との連結部J1,J2に、
第7図a〜dに示す板状スペーサ19,19X、ワッシャ26,2
6X、筒状スペーサ27,27X等の間隔調整片を介在させた場
合を図示したが、当該間隔調整片を介在しなくても、前
記のアングルプレート35を変更するのみで、傾斜角度θ
1の変更調整に対処することもできる。
(第4実施例) 次に、第10図に示す第4実施例の直立型振動パーツフ
ィーダの場合は、ベースプレート1とトッププレート2
との中間部にドライブブロック41を構成してなる継ぎバ
ネ構造のもので、これは継ぎバネと称する下部板バネ42
F,42Rにより、その上部構造の圧電素子8F,8Rによる駆動
構造の全体を支持し、当該上部構造体の振動に伴う影響
を、下部板バネ42F,42Rが振動吸収する構造としてい
る。
その為、第1実施例〜第3実施例の場合における直付
けタイプの場合に比して、架台24への振動伝達を大幅に
減少させる効果が得られる。
同図において、43F,43Rはドライブブロック41の下方
部の前後位置に形成した鉛直端面であって、略鉛直に立
ち上げた圧電素子8R,8Fの下端部を、固定ボルト44と通
孔付き押え金具45で螺合固定している。
また、46F,46Rはドライブブロック41の下端部の前後
両端部に形成した鉛直端面であって、ベースプレート1
の鉛直端面11F,11Rから略鉛直に立ち上げた下部板バネ4
2F,42Rの上端部を、固定ボルト47と通孔付き押え金具48
で螺合固定し、また、下部板バネ42F,42Rの下端部を、
ベースプレート1の鉛直端面11F,11Rに固定ボルト49と
通孔付き押え金具50で螺合固定している。
その他の上部構造は、第1実施例の場合と略同様であ
るので、同一の符号を付してその説明を省略する。
尚、この第4実施例に示す継ぎバネによる駆動構造の
場合には、下部板バネ42F,42Rを略鉛直に立ち上げた場
合で図示したが、当該下部板バネ42F,42Rの場合は、シ
ュート7への振動を伝達する機能の上部板バネ3F,3Rの
場合と異なり、据え付け架台24への振動伝達を吸収する
機能を発揮させる為のものであることから、当該下部板
バネ42F,42Rを略鉛直に立ち上げることなく、ベースプ
レート1と中間部のドライブブロック41の前部側と後部
側に、従前の直進型振動パーツフィーダと同様に傾設し
た支持状態で対処することもできる。
従って、第4実施例に示す発明は、トッププレート2
とベースプレート1の中間部のドライブブロック41とか
らなり、その内、トッププレート2とドライブブロック
4との間を上部板バネ3F,3Rと圧電素子8F,8Rで上下に連
結し、ドライブブロック41とベースプレート1との間に
下部板バネ42F,42Rを連結してなる圧電素子タイプの振
動パーツフィーダにおいて、前記圧電素子8F,8Rをドラ
イブブロック41から略鉛直に立ち上げて固定し、前記上
部板バネ3F,3Rをトッププレート2から略鉛直に垂下し
て固定し、垂下固定した上部板バネ3F,3Rと立ち上げた
圧電素子8F,8Rの連結部J1,J2に間隔調整片を挟着固定し
た直立型振動パーツフィーダであることを、主たる特徴
とするもので、上部板バネ3F,3Rのトッププレート2へ
の固定位置と圧電素子8F,8Rのドライブブロック41への
固定位置とを結んでなる線によるベースプレート1に対
するトッププレート2の傾斜角度θ1を形成してい
る。
(第5実施例) また、第11図に示す第5実施例の直立型振動パーツフ
ィーダは、アングルプレート35の水平板部35Bをドライ
ブブロック41の上面に螺合固定した継ぎバネ構造を開示
している。
その他の上部構造は、前記の第3実施例や第4実施例
と略同様であるので、同一の符号を付してその説明を省
略する。
この第5実施例に示す発明は、トッププレート2とベ
ースプレート1と中間部のドライブブロック41とからな
り、その内、トッププレート2とドライブブロック41と
の間に上部板バネ3F,3Rと圧電素子8F,8Rと下部受け金具
35を上中下に連結し、ドライブブロック41とベースプレ
ート1との間に下部板バネ42F,42Rを連結してなる圧電
素子タイプの振動パーツフィーダにおいて、前記下部受
け金具35をドライブブロック41から略鉛直に立ち上げる
と共にドライブブロック41の上面に固定し、前記上部板
バネ3F,3Rをトッププレート2から略鉛直に垂下して固
定し、垂下固定した上部板バネ3F,3Rと立ち上げた下部
受け金具35との間に圧電素子8F,8Rを連結し、垂下固定
した上部板バネ3F,3Rの下端部と立ち上げた圧電素子8F,
8Rの上端部との連結部J1,J2に間隔調整片を挟着固定し
た直立型振動パーツフィーダとしたことを、主たる特徴
とするもので、上部板バネ3F,3Rのトッププレート2へ
の固定位置と圧電素子8F,8Rを連結した下部受け金具35
のドライブブロック41への固定位置とを結んでなる線に
よるベースプレート1に対するトッププレート2の傾斜
角度θ1を形成している。
(ボウル型振動パーツフィダ) 次に、第12図と第13図に示す圧電素子による駆動構造
のボウル型振動パーツフィーダを、直立型とする場合の
実施例について説明する。
(第6実施例) 第12図において、51は円盤状ベースプレート1の同心
円上の3〜4等分箇所の上面に突設した突起部であっ
て、その片側を鉛直端面52に形成すると共に、その内側
位置と外側位置には間隔を隔ててネジ孔53を穿孔してい
る。
54は円盤状トッププレート2の同心円上の3〜4等分
箇所の底面に突設した突起部であって、その片側を鉛直
端面55に形成すると共に、その内側位置と外側位置には
間隔を隔ててネジ孔56を穿設している。
そこで、ベースプレート1の鉛直端面52から圧電素子
8を略鉛直に立ち上げ、その下端部に押え金具15を当接
した上で、その前部側から固定ボルト16をネジ孔53に螺
合して連結固定する。また、トッププレート2の鉛直端
面55から板バネ3を略鉛直に垂下形成し、その上端部に
押え金具17を当接した上で、その後部側から固定ボルト
18をネジ孔56に螺合して連結固定する。また、板バネ3
の下端部と圧電素子8の上端部との連結部Jには、水平
方向の間隔調整片としての筒状スペーサ27を挟着し、そ
れを固定ボルト22と通孔付き押え金具20とネジ孔付き押
え金具21により連結固定している。
(作 用) 前記のボウル型パーツフィーダのトッププレート2
に、段付きボウル9や円筒ボウルをクランプし、円周上
に配設した3〜4体の圧電素子8を駆動させると、ボウ
ルに投入されたワークは、全体に螺旋状の弧を描きなが
ら旋回し始め、ボウルの内周縁に形成した螺旋状のパー
ツ搬送路に案内されて徐々に上昇搬送し、最終的には、
末端部のパーツ出口から第1実施例〜第5実施例に示す
ような直進型振動パーツフィーダによる直線的なワーク
搬送に供される。
(第7実施例) また、第13図には、第12図に示すようなボウル型振動
パーツフィーダにおける圧電素子8と板バネ3との連結
部Jに、その間隔調整片としてクランクプレート28を採
択した場合であって、その他の構成は、第8図に示す第
2実施例や第6実施例と略同様であるので、同一の符号
を付してその説明を省略する。
(第8実施例) 第14図は、ボウル型パーツフィーダにおけるベースプ
レート1の上面に、圧電素子8の下端部を立ち上げて連
結するアングルプレート35を下部受け金具として構成し
た場合で、その他の構成は、第9図に示す第3実施例や
第12図に示す第6実施例と略同様であるので、同一の符
号を付してその説明を省略する。
(第9実施例) 第15図a,bは、ボウル型パーツフィーダにおける上部
板バネ3の下端部と圧電素子8の上端部との連結部Jに
おける間隔lを無段調整する場合の実施例を示す図であ
る。
同図において、57は調整ネジであって、その前後に刻
設したネジ杆57A,57Bを逆ネジとしている。
58,59はコ字状のアダプタプレートであって、その
内、アダプタプレート58は、上部板バネ3の下端部に嵌
着され、他方のアダプタプレート59は圧電素子8の上端
部に嵌着される。
60は通孔であって、アダプタプレート58,59の内側位
置のプレート58A,59Aに、左右に間隔を隔てて穿設して
いる。
61はネジ孔であって、アダプタプレート58,59の外側
位置のプレート58B,59Bに、左右に間隔を隔てて刻設し
ている。
62は調整ネジ57の緩み止めナットである。
そこで、トッププレート2から略鉛直に垂下形成した
上部板バネ3の下端部と、ベースプレート1から略鉛直
に立ち上げた圧電素子8の上端部を間隔調整するに、上
部板バネ3の下端部に嵌着したアダプタプレート58と、
圧電素子8の上端部に嵌着したアダプタプレート59との
間に、前後に緩み止めナット62を螺合した調整ネジ57を
差し渡して螺合した上で、調整ネジ57の緩み止めナット
62を内側位置のプレート58A,59Aに締め付けることによ
り、連結部Jを所定間隔lに無段調整する。
(発明の効果) 本発明は、前記のように圧電素子による駆動構造の振
動パーツフィーダにおいて、トッププレートを支持する
上部板バネを略鉛直に垂下して連結し、当該上部板バネ
の下部側には、ベースプレートから略鉛直に立ち上げた
圧電素子を連結し、当該連結部の間隔を調整自在に構成
してなる圧電素子タイプの直立型振動パーツフィーダを
始めとする数種の直立型振動パーツフィーダを提供した
ので、その構成部材であるベースプレートやトッププレ
ートの機械加工の容易性や画一化等に対処すると共に、
ベースプレートに対する上部振動体であるトッププレー
トの支持角度を容易に変更したり、調整することができ
る等の諸効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は直立型パーツフィーダの第1実施例を
示す図であって、その内、第1図は全体斜視図、第2図
は一部切り欠き正面図、第3図は分解斜視図、第4図は
作動説明図である。 第5図と第6図は前部側の支持角度を変更した場合の要
部正面図であって、その内、第5図は前部側の連結部に
おける間隔調整片の枚数を減少して調整した場合を、ま
た、第6図は前部側の板バネの枚数を増加して調整した
場合を示している。 第7図a〜eは間隔調整片又は支持角度の調整用受け金
具を示す斜視図であって、その内、図aには板厚を異に
する板状スペーサを、図bには厚みを異にするワッシャ
を、図cには長さを異にする筒状スペーサを、図dには
クランクプレートを、図eにはアングルプレートを図示
している。 第8図〜第11図は、圧電素子による駆動構造の直立型パ
ーツフィーダの第2実施例〜第5実施例を示す正面図で
あって、その内、第8図は連結部にクランクプレートを
構成した場合を、第9図はアングルプレートをベースプ
レートに固定した場合を、第10図と第11図は上部側の振
動構造体による継ぎバネにより振動吸収させる構造を図
示している。 第12図〜第15図は、ボウル型振動パーツフィーダを直立
型とする場合の実施例を示す図であって、その内、第12
図は連結部の間隔調整片として筒状スペーサを採択した
場合を、第13図はクランクプレートを間隔調整片とした
場合の要部を、第14図はアングルプレートをベースプレ
ートに固定した場合の要部を、第15図aは調整ネジとそ
の緩み止めナット等により、連結部を無段調整する場合
の要部を示す図、また、第15図bはその分解斜視図であ
る。 第16図〜第19図は振動パーツフィーダの従来例を示す図
であって、その内、第16図は電磁石による駆動構造の直
進型振動パーツフィーダを、第17図はその作動説明図
を、第18図は圧電素子による駆動構造の直進型パーツフ
ィダを、第19図は同じくボウル型振動パーツフィーダを
示している。 符号表 J……連結部、θ……角度、l……間隔 1……ベースプレート、2……トッププレート 3、3F,3R……板バネ、7……シュート 8、8F,8R……圧電素子、9……ボウル 19,19X……板状スペーサ、26,26X……ワッシャ 27,27X……筒状スペーサ、28,28X……クランクプレート 35,35X……アングルプレート、57……調整ネジ 58,59……アダプタプレート、62……緩み止めナット

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トッププレートとベースプレートを、上部
    板バネと圧電素子で上下に連結してなる圧電素子タイプ
    の振動パーツフィーダにおいて、前記圧電素子をベース
    プレートから略鉛直に立ち上げて固定し、前記上部板バ
    ネをトッププレートから略鉛直に垂下して固定し、これ
    ら起立状態の圧電素子と垂下状態の板バネとを連結する
    と共に、当該連結部の間隔を調整自在に構成したことを
    特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
  2. 【請求項2】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔
    を、水平方向に可変調整してなる請求項第1項に記載の
    直立型振動パーツフィーダ。
  3. 【請求項3】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔
    を、水平方向と鉛直方向に可変調整してなる請求項第1
    項に記載の直立型振動パーツフィーダ。
  4. 【請求項4】トッププレートとベースプレートを、上部
    板バネと圧電素子で上下に連結してなる圧電素子タイプ
    の振動パーツフィーダにおいて、前記圧電素子をベース
    プレートから略鉛直に立ち上げて固定し、前記上部板バ
    ネをトッププレートから略鉛直に垂下して固定し、これ
    ら起立状態の圧電素子と垂下状態の板バネとを連結する
    と共に、当該連結部に間隔調整片を挟着固定したことを
    特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
  5. 【請求項5】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔を
    調整する間隔調整片を、板状スペーサ、ワッシャ、筒状
    スペーサ、クランク状プレート、及び調整ネジとその緩
    み止めナットの1又は2以上の部材で構成してなる請求
    項第4項に記載の直立型振動パーツフィーダ。
  6. 【請求項6】上部板バネのトッププレートへの固定位置
    と圧電素子のベースプレートへの固定位置とを結んでな
    る線によるベースプレートに対するトッププレートの支
    持角度を、板バネの長短の変更、板バネの厚薄変化、板
    バネ枚数の増減の1又は2以上の手段で可変調整してな
    る請求項第1項又は第4項に記載の直立型振動パーツフ
    ィーダ。
  7. 【請求項7】トッププレートとベースプレートを、上部
    板バネと圧電素子と下部受け金具で上中下に連結してな
    る圧電素子タイプの振動パーツフィーダにおいて、前記
    下部受け金具をベースプレートの上面に固定すると共に
    鉛直上方へ立ち上げ、当該鉛直部に圧電素子の下端部を
    固定し、前記上部板バネをトッププレートから略鉛直に
    垂下して固定し、これら垂下状態の板バネの下端部と起
    立状態の圧電素子の上端部とを連結すると共に、当該連
    結部に間隔調整片を挟着固定したことを特徴とする直立
    型振動パーツフィーダ。
  8. 【請求項8】下部受け金具を、アングル状のプレートで
    構成してなる請求項第7項に記載の直立型振動パーツフ
    ィーダ。
  9. 【請求項9】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔を
    調整する間隔調整片を、板状スペーサ、ワッシャ、筒状
    スペーサ、クランク状プレート、及び調整ネジとその緩
    み止めナットの1又は2以上の部材で構成してなる請求
    項第7項に記載の直立型振動パーツフィーダ。
  10. 【請求項10】上部板バネのトッププレートへの固定位
    置と圧電素子を連結した下部受け金具のベースプレート
    への固定位置とを結んでなる線によるベースプレートに
    対するトッププレートの支持角度を、板バネの長短の変
    更、板バネの厚薄変化、板バネ枚数の増減の1又は2以
    上の手段で可変調整してなる請求項第7項に記載の直立
    型振動パーツフィーダ。
  11. 【請求項11】トッププレートとベースプレートと中間
    部のドライブブロックとからなり、その内、トッププレ
    ートとドライブブロックとの間に上部板バネと圧電素子
    を上下に連結し、ドライブブロックとベースプレートと
    の間に下部板バネを連結してなる圧電素子タイプの振動
    パーツフィーダにおいて、前記上部板バネをトッププレ
    ートから略鉛直に垂下して固定し、前記圧電素子をドラ
    イブブロックから略鉛直に立ち上げて固定し、これら垂
    下状態の上部板バネの下端部と起立状態の圧電素子の上
    端部とを連結すると共に、当該連結部に間隔調整片を挟
    着固定したことを特徴とする直立型振動パーツフィー
    ダ。
  12. 【請求項12】トッププレートとベースプレートと中間
    部のドライブブロックとからなり、その内、トッププレ
    ートとドライブブロックとの間に上部板バネと圧電素子
    を上下に連結し、ドライブブロックとベースプレートと
    の間に下部板バネを連結してなる圧電素子タイプの振動
    パーツフィーダにおいて、前記下部板バネをベースプレ
    ートから略鉛直に立ち上げてドライブブロックに連結固
    定し、前記上部板バネをトップレートから略鉛直に垂下
    して固定し、前記圧電素子をドライブブロックから略鉛
    直に立ち上げて固定し、これら垂下状態の上部板バネの
    下端部と起立状態の圧電素子の上端部とを連結すると共
    に、当該連結部に間隔調整片を挟着固定したことを特徴
    とする直立型振動パーツフィーダ。
  13. 【請求項13】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔
    を調整する間隔調整片を、板状スペーサ、ワッシャ、筒
    状スペーサ、クランク状プレート、及び調整ネジとその
    緩み止めナットの1又は2以上の部材で構成してなる請
    求項第11項、又は第12項に記載の直立型振動パーツフィ
    ーダ。
  14. 【請求項14】上部板バネのトッププレートへの固定位
    置と圧電素子のドライブブロックへの固定位置とを結ん
    でなる線によるベースプレートに対するトッププレート
    の支持角度を、板バネの長短の変更、板バネの層薄変
    化、板バネ枚数の増減、下部受け金具の変更の1又は2
    以上の手段で可変調整してなる請求項第11項又は第12項
    に記載の直立型振動パーツフィーダ。
  15. 【請求項15】トッププレートとベースプレートと中間
    部のドライブブロックとからなり、その内、トッププレ
    ートとドライブブロックとの間に上部板バネと圧電素子
    と下部受け金具を上中下に連結し、ドライブブロックと
    ベースプレートとの間に下部板バネを連結してなる圧電
    素子タイプの振動パーツフィーダにおいて、前記下部受
    け金具をドライブブロックから略鉛直に立ち上げると共
    にドライブブロックの上面に固定し、前記上部板バネを
    トップレートから略鉛直に垂下して固定し、この垂下状
    態の上部板バネと立ち上げた下部受け金具との間に圧電
    素子を連結すると共に、当該連結部に間隔調整片を挟着
    固定したことを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
  16. 【請求項16】トッププレートとベースプレートと中間
    部のドライブブロックとからなり、その内、トッププレ
    ートとドライブブロックとの間に上部板バネと圧電素子
    と下部受け金具を上中下に連結し、ドライブブロックと
    ベースプレートとの間に下部板バネを連結してなる圧電
    素子タイプの振動パーツフィーダにおいて、前記下部板
    バネをベースプレートから略鉛直に立ち上げてドライブ
    ブロックに連結固定し、当該ドライブブロックから下部
    受け金具を略鉛直に立ち上げると共にドライブブロック
    の上面に固定し、前記上部板バネをトッププレートから
    略鉛直に垂下して固定し、この垂下状態の上部板バネと
    立ち上げた下部受け金具との間に圧電素子を略鉛直に連
    結すると共に、当該連結部に間隔調整片を挟着固定した
    ことを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
  17. 【請求項17】下部受け金具を、アングル状のプレート
    で構成してなる請求項第15項又は第16項に記載の直立型
    振動パーツフィーダ。
  18. 【請求項18】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔
    を調整する間隔調整片を、板状スペーサ、ワッシャ、筒
    状スペーサ、クランク状プレート、及び調整ネジとその
    緩み止めナットの1又は2以上の部材で構成してなる請
    求項第15項又は第16項に記載の直立型振動パーツフィー
    ダ。
  19. 【請求項19】上部板バネのトッププレートへの固定位
    置と圧電素子を連結した下部受け金具のドライブブロッ
    クへの固定位置とを結んでなる線によるベースプレート
    に対するトッププレートの支持角度を、板バネの長短の
    変更、板バネの厚薄変化、板バネ枚数の増減の1又は2
    以上の手段で可変調整してなる請求項第15項又は第16項
    に記載の直立型振動パーツフィーダ。
  20. 【請求項20】トッププレートとベースプレートを、上
    部板バネと圧電素子で上下に連結し、前記トッププレー
    トにシュートを取り付けてなる圧電素子タイプの直進型
    振動パーツフィーダにおいて、前記ベースプレートの前
    部側と後部側に、圧電素子を略鉛直に立ち上げて固定す
    る鉛直端面を形成し、前記トッププレート側の前部側と
    後部側に、上部板バネを略鉛直に垂下固定する鉛直端面
    を形成し、これら鉛直端面に固定された起立状態の圧電
    素子と垂下状態の上部板バネとを連結すると共に、当該
    連結部に間隔調整片を挟着固定したことを特徴とする直
    立型振動パーツフィーダ。
  21. 【請求項21】トッププレートとベースプレートと中間
    部のドライブブロックとからなり、その内、トッププレ
    ートとドライブブロックとの間に上部板バネと圧電素子
    を上下に連結し、ドライブブロックとベースプレートと
    の間に下部板バネを連結してなる圧電素子タイプの直進
    型振動パーツフィーダにおいて、前記ドライブブロック
    前部側と後部側に、圧電素子を略鉛直に立ち上げて固定
    する鉛直端面を形成し、前記トッププレートの前部側と
    後部側に、上部板バネを略鉛直に垂下固定する鉛直端面
    を形成し、これら鉛直端面に固定された垂下状態の上部
    板バネの下端部と起立状態の圧電素子の上端部を連結す
    ると共に、当該連結部に間隔調整片を挟着固定したこと
    を特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
  22. 【請求項22】トッププレートとベースプレートと中間
    部のドライブブロックとからなり、その内、トッププレ
    ートとドライブブロックとの間に上部板バネと圧電素子
    を上下に連結し、ドライブブロックとベースプレートと
    の間に下部板バネを連結してなる圧電素子タイプの直進
    型振動パーツフィーダにおいて、前記ベースプレートの
    前部側と後部側に、下部板バネを略鉛直に立ち上げて固
    定する鉛直端面を形成し、前記ドライブブロックの前部
    側と後部側に、下部板バネの上端部と圧電素子の下端部
    を略鉛直に立ち上げて固定する鉛直端面を形成し、前記
    トッププレートの前部側と後部側に、上部板バネを略鉛
    直に垂下固定する鉛直端面を形成し、これら鉛直端面に
    固定された垂下状態の上部板バネの下端部と起立状態の
    圧電素子の上端部を連結すると共に、当該連結部に間隔
    調整片を挟着固定したことを特徴とする直立型振動パー
    ツフィーダ。
  23. 【請求項23】トッププレートとベースプレートを、上
    部板バネと圧電素子で上下に連結すると共に、その複数
    組を放射方向に配設し、前記トッププレートにボウルを
    取り付けてなる圧電素子タイプのボウル型振動パーツフ
    ィーダにおいて、前記ベースプレート側に、圧電素子を
    略鉛直に立ち上げて固定する鉛直端面を形成し、前記ト
    ッププレート側に、上部板バネを略鉛直に垂下固定する
    鉛直端面を形成し、これら鉛直端面に固定された起立状
    態の圧電素子と垂下状態の上部板バネとを連結すると共
    に、当該連結部に間隔調整片を挟着固定したことを特徴
    とする直立型振動パーツフィーダ。
  24. 【請求項24】上部板バネと圧電素子との連結部の間隔
    を調整する間隔調整片を、板状スペーサ、ワッシャ、筒
    状スペーサ、クランク状プレート、及び調整ネジとその
    緩み止めナットの1又は2以上の部材で構成してなる請
    求項第20項、第21項、第22項又は第23項に記載の直立型
    振動パーツフィーダ。
  25. 【請求項25】上部板バネのトッププレートへの固定位
    置と圧電素子のベースプレートへの固定位置とを結んで
    なる線によるベースプレートに対するトッププレートの
    支持角度を、板バネの長短の変更、板バネの厚薄変化、
    板バネ枚数の増減の1又は2以上の手段で可変調整して
    なる請求項第20項、第21項、第22項又は第23項に記載の
    直立型振動パーツフィーダ。
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