JP2894664B2 - レンズ付きフイルムユニットの整列搬送装置 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットの整列搬送装置Info
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- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、使用後に回収された様
々な機種のレンズ付きフイルムユニットを一定の姿勢に
して一列に整列させて搬送する装置に関するもので、特
にレンズ付きフイルムユニットをリサイクル工程に供給
する搬送ラインに適用して効果的なレンズ付きフイルム
ユニットの整列搬送装置に関するものである。
々な機種のレンズ付きフイルムユニットを一定の姿勢に
して一列に整列させて搬送する装置に関するもので、特
にレンズ付きフイルムユニットをリサイクル工程に供給
する搬送ラインに適用して効果的なレンズ付きフイルム
ユニットの整列搬送装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】使用済みになったレンズ付きフイルムユ
ニットは現像所に集められる。現像所では、撮影済みの
フイルムを取り出してフイルム現像，プリント処理を行
う。フイルム取り出し後のレンズ付きフイルムユニット
の本体部（以下、ユニット本体という）はさらにメーカ
ーによって回収され、メーカーではリサイクル工程に回
してこれを分解し、そのまま使用できるリユース部品と
原材料に再利用するリサイクル部品に分別する。
ニットは現像所に集められる。現像所では、撮影済みの
フイルムを取り出してフイルム現像，プリント処理を行
う。フイルム取り出し後のレンズ付きフイルムユニット
の本体部（以下、ユニット本体という）はさらにメーカ
ーによって回収され、メーカーではリサイクル工程に回
してこれを分解し、そのまま使用できるリユース部品と
原材料に再利用するリサイクル部品に分別する。
【０００３】現像所からユニット本体を回収するときに
は、様々な機種のユニット本体が混在し、また他のメー
カーから供給されたものも混入していることが多い。リ
サイクル工程では、できるだけ人手をかけずに自動的に
処理することが望ましいため、これらのユニット本体を
リサイクル工程に供給する前に、他メーカー品と自社品
とを分けることはもとより、自社品についても機種ごと
に分けておく分別処理が必要となる。特に、リサイクル
工程が対象とする自社品について、その機種までも自動
的に識別できるようにするためには、ユニット本体を一
個一個分離して搬送し、しかもその搬送姿勢を一定にし
ておく必要がある。
は、様々な機種のユニット本体が混在し、また他のメー
カーから供給されたものも混入していることが多い。リ
サイクル工程では、できるだけ人手をかけずに自動的に
処理することが望ましいため、これらのユニット本体を
リサイクル工程に供給する前に、他メーカー品と自社品
とを分けることはもとより、自社品についても機種ごと
に分けておく分別処理が必要となる。特に、リサイクル
工程が対象とする自社品について、その機種までも自動
的に識別できるようにするためには、ユニット本体を一
個一個分離して搬送し、しかもその搬送姿勢を一定にし
ておく必要がある。
【０００４】一方、平ベルトを用いたベルトコンベア
は、高速で大量のワークを搬送することができ便利であ
る。ベルトコンベアでは搬送時に前記平ベルトが振動す
るため、ワークが平ベルト上に不安定な状態例えばバラ
積みされている場合には、平ベルトの側方に落下するこ
とがある。この問題を解決するために、平ベルトの搬送
方向に沿って、落下規制板を設置することが行われる。
は、高速で大量のワークを搬送することができ便利であ
る。ベルトコンベアでは搬送時に前記平ベルトが振動す
るため、ワークが平ベルト上に不安定な状態例えばバラ
積みされている場合には、平ベルトの側方に落下するこ
とがある。この問題を解決するために、平ベルトの搬送
方向に沿って、落下規制板を設置することが行われる。
【０００５】また、バラ積みされた複数のワークから１
個ずつのワークを分離して、順次に供給する供給装置が
特公昭６２−２９１９５号公報や特許第５７５５３４号
で知られている。前者の公報に記載された供給装置は、
当接センサを有するハンドを使い、複数のワークから１
個のワークを分離している。また後者の特許で知られる
供給装置は、電磁振動と特殊ラバーでバラ積みしたワー
クを分離するようにしている。
個ずつのワークを分離して、順次に供給する供給装置が
特公昭６２−２９１９５号公報や特許第５７５５３４号
で知られている。前者の公報に記載された供給装置は、
当接センサを有するハンドを使い、複数のワークから１
個のワークを分離している。また後者の特許で知られる
供給装置は、電磁振動と特殊ラバーでバラ積みしたワー
クを分離するようにしている。
【０００６】更に、上述したように使用済みのレンズ付
きフイルムユニットを分解して、部 品の再利用を図るリ
サイクル工程では、バラ積みされた使用済みレンズ付き
フイルムユニットを分離して１個ずつ順次に搬送すると
ともに、レンズ付きフイルムユニットの長手方向を搬送
方向に一致させた状態で分解工程に供給する整列供給装
置が使用されている。
きフイルムユニットを分解して、部 品の再利用を図るリ
サイクル工程では、バラ積みされた使用済みレンズ付き
フイルムユニットを分離して１個ずつ順次に搬送すると
ともに、レンズ付きフイルムユニットの長手方向を搬送
方向に一致させた状態で分解工程に供給する整列供給装
置が使用されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら用いられている整列コンベアなどでは、例えば縦横サ
イズが異なるワークについてその向きを合わせて搬送す
る程度の機能しかなく、レンズ付きフイルムユニットの
機種まで識別した上で、その姿勢を一律にそろえて搬送
するまでの作用は期待できない。また、上記公報記載の
装置は、いわゆるロボットアーム形式でワークを一個ず
つ分離するものであるため、処理速度が遅く、かつ包装
した紙やビニール等の一部が破損しているものについて
は不向きであるという難点がある。
ら用いられている整列コンベアなどでは、例えば縦横サ
イズが異なるワークについてその向きを合わせて搬送す
る程度の機能しかなく、レンズ付きフイルムユニットの
機種まで識別した上で、その姿勢を一律にそろえて搬送
するまでの作用は期待できない。また、上記公報記載の
装置は、いわゆるロボットアーム形式でワークを一個ず
つ分離するものであるため、処理速度が遅く、かつ包装
した紙やビニール等の一部が破損しているものについて
は不向きであるという難点がある。
【０００８】さらに、レンズ付きフイルムユニットから
ユニット部品を取り出す分解作業では、レンズ付きフイ
ルムユニットの底面を上向きに行われることが多いが、
上述した従来の整列供給装置では、レンズ付きフイルム
ユニットの上下を判定し、その向きを整列させることが
できないので、この整列作業は人手を介して行うことに
なり、リサイクル工程でのコストを低減できないという
問題があった。
ユニット部品を取り出す分解作業では、レンズ付きフイ
ルムユニットの底面を上向きに行われることが多いが、
上述した従来の整列供給装置では、レンズ付きフイルム
ユニットの上下を判定し、その向きを整列させることが
できないので、この整列作業は人手を介して行うことに
なり、リサイクル工程でのコストを低減できないという
問題があった。
【０００９】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、正立または倒立した姿勢で供給されてくるレンズ付
きフイルムユニットの姿勢判別を行って、その姿勢をそ
ろえて一列に整列させて順次に搬送する機能を有し、し
かも構造が簡単で、処理速度の変更にも容易に対応する
ことが可能なレンズ付きフイルムユニットの整列搬送装
置を提供することを目的とする。
で、正立または倒立した姿勢で供給されてくるレンズ付
きフイルムユニットの姿勢判別を行って、その姿勢をそ
ろえて一列に整列させて順次に搬送する機能を有し、し
かも構造が簡単で、処理速度の変更にも容易に対応する
ことが可能なレンズ付きフイルムユニットの整列搬送装
置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の搬送装置は、撮影済みフイルムが取り出さ
れた後の略直方体形状をしたレンズ付きフイルムユニッ
トを、その長手方向を搬送方向に向けた正立姿勢もしく
は倒立姿勢にして順次に搬送する第１の搬送装置と、レ
ンズ付きフイルムユニットの前面及び背面にそれぞれ設
けられたファインダ部を光電検出し、第１の搬送装置で
搬送されてくるレンズ付きフイルムユニットの姿勢が正
立，倒立のいずれであるかを判別する姿勢判別手段と、
この姿勢判別手段により判別された正立姿勢もしくは倒
立姿勢のいずれか一方の姿勢のもののみを搬送方向と直
交する向きに押し出して第１の搬送装置の側方に姿勢を
反転させながら落下させる落下手段と、前記第１の搬送
装置の下方に並行して配置され、前記落下手段により姿
勢を反転させて落下されたレンズ付きフイルムユニット
を該姿勢のまま受けて止めて搬送する第２の搬送装置
と、第１又は第２の搬送装置の少なくともいずれか一方
の搬送路上に設けられ、前記一方の搬送装置で搬送され
てきたレンズ付きフイルムユニットに摺接しながら該レ
ンズ付きフイルムユニットを他方の搬送装置に向かって
案内し、他方の搬送装置で搬送されてきたレンズ付きフ
イルムユニットと合流させる合流ガイドとから構成され
ている。
に、本発明の搬送装置は、撮影済みフイルムが取り出さ
れた後の略直方体形状をしたレンズ付きフイルムユニッ
トを、その長手方向を搬送方向に向けた正立姿勢もしく
は倒立姿勢にして順次に搬送する第１の搬送装置と、レ
ンズ付きフイルムユニットの前面及び背面にそれぞれ設
けられたファインダ部を光電検出し、第１の搬送装置で
搬送されてくるレンズ付きフイルムユニットの姿勢が正
立，倒立のいずれであるかを判別する姿勢判別手段と、
この姿勢判別手段により判別された正立姿勢もしくは倒
立姿勢のいずれか一方の姿勢のもののみを搬送方向と直
交する向きに押し出して第１の搬送装置の側方に姿勢を
反転させながら落下させる落下手段と、前記第１の搬送
装置の下方に並行して配置され、前記落下手段により姿
勢を反転させて落下されたレンズ付きフイルムユニット
を該姿勢のまま受けて止めて搬送する第２の搬送装置
と、第１又は第２の搬送装置の少なくともいずれか一方
の搬送路上に設けられ、前記一方の搬送装置で搬送され
てきたレンズ付きフイルムユニットに摺接しながら該レ
ンズ付きフイルムユニットを他方の搬送装置に向かって
案内し、他方の搬送装置で搬送されてきたレンズ付きフ
イルムユニットと合流させる合流ガイドとから構成され
ている。
【００１１】
【発明の実施の形態】 図１及び図２は本発明の整列搬送
装置の上流で使用されるＶ型コンベアを示すものであ
る。このＶ型コンベア２は撮影済みのフイルムを抜き取
った使用済みレンズ付きフイルムユニット（以下、ユニ
ットという）３を支持、搬送する一対の平ベルト４，５
をＶ字型に配したものである。この一対の平ベルト４，
５は互いに異なる搬送速度で駆動され、それぞれの搬送
速度は独自のベルト駆動部６，７で任意に設定される。
なお、同じ搬送速度で駆動する場合には、モータ等の駆
動源を共通化することもできる。
装置の上流で使用されるＶ型コンベアを示すものであ
る。このＶ型コンベア２は撮影済みのフイルムを抜き取
った使用済みレンズ付きフイルムユニット（以下、ユニ
ットという）３を支持、搬送する一対の平ベルト４，５
をＶ字型に配したものである。この一対の平ベルト４，
５は互いに異なる搬送速度で駆動され、それぞれの搬送
速度は独自のベルト駆動部６，７で任意に設定される。
なお、同じ搬送速度で駆動する場合には、モータ等の駆
動源を共通化することもできる。
【００１２】前記一対の平ベルト４，５は、ユニット３
が略箱型をしているため、各々の平ベルト４，５の搬送
面（ワーク支持面）相互間の為す角度θ１を例えば９０
度にし、ユニット３と搬送面との接触面を増大させるよ
うにしている。またＶ型コンベア２では、平ベルト５の
搬送面が水平に対して角度θ２例えば４５度に傾斜する
ように設定されている。このため、Ｖ型コンベア２で搬
送されるユニット３は、平ベルト４，５で形成されるＶ
溝の底側で、平ベルト４及び平ベルト５により支持され
る。
が略箱型をしているため、各々の平ベルト４，５の搬送
面（ワーク支持面）相互間の為す角度θ１を例えば９０
度にし、ユニット３と搬送面との接触面を増大させるよ
うにしている。またＶ型コンベア２では、平ベルト５の
搬送面が水平に対して角度θ２例えば４５度に傾斜する
ように設定されている。このため、Ｖ型コンベア２で搬
送されるユニット３は、平ベルト４，５で形成されるＶ
溝の底側で、平ベルト４及び平ベルト５により支持され
る。
【００１３】このＶ型コンベア２に投入もしくは載置さ
れたユニット３は、一対の平ベルト４，５で形成される
Ｖ溝内で搬送される。このとき、ユニット３が摺接する
のは搬送方向に駆動される平ベルト４，５であるから、
ユニット３の一部がＶ型コンベア２の静止部に絡んだ
り、詰まったり、もしくは引っ掛かったりすることがな
い。このため、Ｖ型コンベア２は連続運転が可能であ
る。
れたユニット３は、一対の平ベルト４，５で形成される
Ｖ溝内で搬送される。このとき、ユニット３が摺接する
のは搬送方向に駆動される平ベルト４，５であるから、
ユニット３の一部がＶ型コンベア２の静止部に絡んだ
り、詰まったり、もしくは引っ掛かったりすることがな
い。このため、Ｖ型コンベア２は連続運転が可能であ
る。
【００１４】なお、前記平ベルト４，５の材質として
は、例えばゴム，繊維，樹脂，金属，これらの複合材等
で作製されるものであってもよい。また平ベルト４，５
の表面に凹凸や溝をつけたり、桟をつけたりしてもよ
い。上記実施例では、一対の平ベルト４，５に同じ形状
ものを用いたが、巾や長さが異なるものであっても、ま
た例えばコーナーカーブ、捻じりコンベア等の場合に
は、形状自体が異なっていてもよい。更にまた、一対の
平ベルト４，５を用いる代わりに、複数のローラからな
るローラコンベアの一対を、その搬送面がＶ字型になる
ように配置して用いても同様な効果を得ることができ
る。
は、例えばゴム，繊維，樹脂，金属，これらの複合材等
で作製されるものであってもよい。また平ベルト４，５
の表面に凹凸や溝をつけたり、桟をつけたりしてもよ
い。上記実施例では、一対の平ベルト４，５に同じ形状
ものを用いたが、巾や長さが異なるものであっても、ま
た例えばコーナーカーブ、捻じりコンベア等の場合に
は、形状自体が異なっていてもよい。更にまた、一対の
平ベルト４，５を用いる代わりに、複数のローラからな
るローラコンベアの一対を、その搬送面がＶ字型になる
ように配置して用いても同様な効果を得ることができ
る。
【００１５】図３は、略直方体形状をしたユニット３
を、その長手方向をそろえて送り出す整列装置を示すも
のである。この整列装置１０は、投入されたユニット３
を長手方向に揃えて排出する円筒１１、及びこれを回動
自在に載置する支持台１２とからなり、更に支持台１２
は円筒１１の投入口１１ａが、円筒１６の排出口１１ｂ
より高くなるように傾けて、前記円筒１１を支持してい
る。支持台１２には排出口１１ｂ側に、円筒１１内を滑
り落ちたユニット３を受けて、次なる工程に送り出す傾
斜シュート１３が形成されている。支持台１２の内部に
はモータ１４が内蔵されており、このモータ１４は円筒
外周を圧接するプーリー１５を駆動して、円筒１１を図
中矢線方向に回動する。前記円筒１１の内面には、投入
口１１ａから排出口１１ｂにかけて４本のリブ１６が螺
旋状に形成されている。
を、その長手方向をそろえて送り出す整列装置を示すも
のである。この整列装置１０は、投入されたユニット３
を長手方向に揃えて排出する円筒１１、及びこれを回動
自在に載置する支持台１２とからなり、更に支持台１２
は円筒１１の投入口１１ａが、円筒１６の排出口１１ｂ
より高くなるように傾けて、前記円筒１１を支持してい
る。支持台１２には排出口１１ｂ側に、円筒１１内を滑
り落ちたユニット３を受けて、次なる工程に送り出す傾
斜シュート１３が形成されている。支持台１２の内部に
はモータ１４が内蔵されており、このモータ１４は円筒
外周を圧接するプーリー１５を駆動して、円筒１１を図
中矢線方向に回動する。前記円筒１１の内面には、投入
口１１ａから排出口１１ｂにかけて４本のリブ１６が螺
旋状に形成されている。
【００１６】投入口１１ａから投入されたユニット３
は、円筒１１内を滑り落ちる途中で、図中矢線方向に回
動されるリブ１６に沿って移動し、ユニット３の姿勢
は、その長手方向が滑り落ちる方向に向くように矯正さ
れる。なお、この実施例では、円筒１１の内面に４本の
リブ１６を形成したが、この数はユニット３のサイズ，
重量，バランス及び処理能力に合わせて適宜変更が必要
である。また、円筒１１の傾斜角度，円筒１１の長さ，
毎分の回転数，リブ１６の形状等についても同様であ
る。なお、この円筒１１の材質としては例えば金属，樹
脂，コンクリートやこれらの複合材で作製されるもので
あってもよい。
は、円筒１１内を滑り落ちる途中で、図中矢線方向に回
動されるリブ１６に沿って移動し、ユニット３の姿勢
は、その長手方向が滑り落ちる方向に向くように矯正さ
れる。なお、この実施例では、円筒１１の内面に４本の
リブ１６を形成したが、この数はユニット３のサイズ，
重量，バランス及び処理能力に合わせて適宜変更が必要
である。また、円筒１１の傾斜角度，円筒１１の長さ，
毎分の回転数，リブ１６の形状等についても同様であ
る。なお、この円筒１１の材質としては例えば金属，樹
脂，コンクリートやこれらの複合材で作製されるもので
あってもよい。
【００１７】図４はユニットのリサイクル工程において
使用され、バラ積みされた塊のユニットを分離し、向き
を整えて供給する搬送ラインを示すものである。この搬
送ラインは、投入シュート２０から一括して投入された
バラ積みのユニット３を搬送するガイド付平ベルトコン
ベア２１、受入れコンベア２２、せり上げコンベア２
３、搬送コンベア２４、前記整列装置１０、Ｖ型片固定
ガイドコンベア２５及び整列搬送装置２６とから構成さ
れている。なお、Ｖ型片固定ガイドコンベア２５とガイ
ド付平ベルトコンベア２１とを結ぶコンベアは、回収コ
ンベア２７である。
使用され、バラ積みされた塊のユニットを分離し、向き
を整えて供給する搬送ラインを示すものである。この搬
送ラインは、投入シュート２０から一括して投入された
バラ積みのユニット３を搬送するガイド付平ベルトコン
ベア２１、受入れコンベア２２、せり上げコンベア２
３、搬送コンベア２４、前記整列装置１０、Ｖ型片固定
ガイドコンベア２５及び整列搬送装置２６とから構成さ
れている。なお、Ｖ型片固定ガイドコンベア２５とガイ
ド付平ベルトコンベア２１とを結ぶコンベアは、回収コ
ンベア２７である。
【００１８】図５は前記ガイド付き平ベルトコンベア２
１，受入れコンベア２２，せり上げコンベア２３，搬送
コンベア２４及び整列装置１０を拡大して示すものであ
り、受入れコンベア２２，せり上げコンベア２３及び搬
送コンベア２４には上述したＶ型コンベア２が用いられ
る。各コンベアの搬送速度はガイド付き平ベルトコンベ
ア２１，受入れコンベア２２，せり上げコンベア２３，
搬送コンベア２４の順に速くなっている。バラ積みされ
たユニット３の塊は、ガイド付き平ベルトコンベア２１
で図中右方向に搬送され、傾斜シュート３０を介して、
受入れコンベア２２に落下される。このとき、受入れコ
ンベア２２の搬送速度は、ガイド付き平ベルトコンベア
２１のそれより速いので、ユニット３の塊は僅かではあ
るが崩壊する。なお、受入れコンベア２２に用いられる
平ベルト２２ａ，２２ｂの搬送速度は互いに異っている
から、搬送中にも、ユニット３の塊は僅かに崩壊され
る。また回収コンベア２７は図面の煩雑化をさけるため
に省略した。
１，受入れコンベア２２，せり上げコンベア２３，搬送
コンベア２４及び整列装置１０を拡大して示すものであ
り、受入れコンベア２２，せり上げコンベア２３及び搬
送コンベア２４には上述したＶ型コンベア２が用いられ
る。各コンベアの搬送速度はガイド付き平ベルトコンベ
ア２１，受入れコンベア２２，せり上げコンベア２３，
搬送コンベア２４の順に速くなっている。バラ積みされ
たユニット３の塊は、ガイド付き平ベルトコンベア２１
で図中右方向に搬送され、傾斜シュート３０を介して、
受入れコンベア２２に落下される。このとき、受入れコ
ンベア２２の搬送速度は、ガイド付き平ベルトコンベア
２１のそれより速いので、ユニット３の塊は僅かではあ
るが崩壊する。なお、受入れコンベア２２に用いられる
平ベルト２２ａ，２２ｂの搬送速度は互いに異っている
から、搬送中にも、ユニット３の塊は僅かに崩壊され
る。また回収コンベア２７は図面の煩雑化をさけるため
に省略した。
【００１９】受入れコンベア２２で搬送されたユニット
３の塊は、せり上げコンベア２３に落下される。このせ
り上げコンベア２３の搬送速度は、受入れコンベア２２
のそれより速いので、せり上げコンベア２３に落下され
たユニット３の塊の崩壊が行われる。またせり上げコン
ベア２３は、搬送方向が上向きに立ち上げられ、その立
上げ角度が例えば４５度に設定されているので、ユニッ
ト３に積み重なっている上側のユニット３は搬送時に、
反搬送方向に崩落する。
３の塊は、せり上げコンベア２３に落下される。このせ
り上げコンベア２３の搬送速度は、受入れコンベア２２
のそれより速いので、せり上げコンベア２３に落下され
たユニット３の塊の崩壊が行われる。またせり上げコン
ベア２３は、搬送方向が上向きに立ち上げられ、その立
上げ角度が例えば４５度に設定されているので、ユニッ
ト３に積み重なっている上側のユニット３は搬送時に、
反搬送方向に崩落する。
【００２０】このようにして塊から分離されたユニット
３は、傾斜シュート３１を介して、搬送コンベア２４に
落下される。この搬送コンベア２４はせり上げコンベア
２３より搬送速度が速いので、搬送コンベア２４で搬送
される各ユニット３は、その間隔が開くようになる。こ
の後、各ユニット３は整列装置１０に投入され、傾斜シ
ュート１３に滑り落ちる。
３は、傾斜シュート３１を介して、搬送コンベア２４に
落下される。この搬送コンベア２４はせり上げコンベア
２３より搬送速度が速いので、搬送コンベア２４で搬送
される各ユニット３は、その間隔が開くようになる。こ
の後、各ユニット３は整列装置１０に投入され、傾斜シ
ュート１３に滑り落ちる。
【００２１】この傾斜シュート１３には、図６に示すよ
うに、一対の規制板３５，３６を介して、前記Ｖ型片固
定ガイドコンベア２５が接続されている。この一対の規
制板３５，３６は、整列装置１０で向きを矯正されたユ
ニット３に摺接して、ユニット３の長手方向を滑り落ち
る方向に更に一致させる働きをする。Ｖ型片固定ガイド
コンベア２５は４個の平ベルト４０〜４３と、これらに
対してＶ字型に組み合わされる固定ガイド板４４とから
なる。この固定ガイド４４は、４個の平ベルト４０〜４
３で搬送されるユニット３が常時摺接するため、滑り易
いプラスチック等で形成されている。
うに、一対の規制板３５，３６を介して、前記Ｖ型片固
定ガイドコンベア２５が接続されている。この一対の規
制板３５，３６は、整列装置１０で向きを矯正されたユ
ニット３に摺接して、ユニット３の長手方向を滑り落ち
る方向に更に一致させる働きをする。Ｖ型片固定ガイド
コンベア２５は４個の平ベルト４０〜４３と、これらに
対してＶ字型に組み合わされる固定ガイド板４４とから
なる。この固定ガイド４４は、４個の平ベルト４０〜４
３で搬送されるユニット３が常時摺接するため、滑り易
いプラスチック等で形成されている。
【００２２】Ｖ型片固定ガイドコンベア２５では、不適
なユニット３を搬送ライン上から排除するための回収コ
ンベア２７及び３個の排出シュート４５〜４７が、前記
平ベルト４０〜４３の側方に配置されている。また固定
ガイド板４４には、回収コンベア２７や３個の排出シュ
ート４５〜４７の位置に対応して、排除アーム４９，紙
乱れ検出センサ５０，他社品検出センサ５１及び選別セ
ンサ５２が配置されている。更に紙乱れ検出センサ５
０，他社品検出センサ５１や選別センサ５２に対応し
て、吹出しノズル５３〜５５が固定ガイド板４４に形成
されている。
なユニット３を搬送ライン上から排除するための回収コ
ンベア２７及び３個の排出シュート４５〜４７が、前記
平ベルト４０〜４３の側方に配置されている。また固定
ガイド板４４には、回収コンベア２７や３個の排出シュ
ート４５〜４７の位置に対応して、排除アーム４９，紙
乱れ検出センサ５０，他社品検出センサ５１及び選別セ
ンサ５２が配置されている。更に紙乱れ検出センサ５
０，他社品検出センサ５１や選別センサ５２に対応し
て、吹出しノズル５３〜５５が固定ガイド板４４に形成
されている。
【００２３】前記排除アーム４９は、整列装置１０から
重なり合った状板で一対のユニット３が滑り落ちたとき
に、上側のユニット３に当接して、回収コンベア２７に
落下させる。また、吹出しノズル５３〜５５は、紙乱れ
検出センサ５０が例えば紙箱のパトローネ取出し口以外
の部分が破れているものを検出したり、他社品検出セン
サ５１が例えば他社の製品を検出したり、更には選別セ
ンサ５２が例えばユニット３の厚みが異なるものを検出
したときに、それぞれエアーを吹き出し、平ベルト４１
〜４３から不適なものとして排出シュート４５〜４７に
吹き落とす。なお、平ベルト４０〜４３の巾は、ユニッ
ト３の巾長とほぼ同じ巾又はそれ以下、例えば安定搬送
に支障のない程度のものを用いると、簡単に上記吹き落
しを行うことができる。また、平ベルト４０〜４３の搬
送速度は、ユニット３の搬送間隔を広げるために、下流
になるに従って速く設定されている。平ベルト間は透過
センサー等のスポット光の透過が可能な程度の隙間を開
けて設置してある。
重なり合った状板で一対のユニット３が滑り落ちたとき
に、上側のユニット３に当接して、回収コンベア２７に
落下させる。また、吹出しノズル５３〜５５は、紙乱れ
検出センサ５０が例えば紙箱のパトローネ取出し口以外
の部分が破れているものを検出したり、他社品検出セン
サ５１が例えば他社の製品を検出したり、更には選別セ
ンサ５２が例えばユニット３の厚みが異なるものを検出
したときに、それぞれエアーを吹き出し、平ベルト４１
〜４３から不適なものとして排出シュート４５〜４７に
吹き落とす。なお、平ベルト４０〜４３の巾は、ユニッ
ト３の巾長とほぼ同じ巾又はそれ以下、例えば安定搬送
に支障のない程度のものを用いると、簡単に上記吹き落
しを行うことができる。また、平ベルト４０〜４３の搬
送速度は、ユニット３の搬送間隔を広げるために、下流
になるに従って速く設定されている。平ベルト間は透過
センサー等のスポット光の透過が可能な程度の隙間を開
けて設置してある。
【００２４】図７に、前記平ベルト４３の下流に設置し
て用いられ、ユニット３の姿勢を一律にそろえて順次に
搬送する本発明の整列搬送装置を示す。同図において、
Ｖ字型に配した一対の平ベルト４５，４６は上述したＶ
型コンベアを構成している。平ベルト４５の中央付近に
は、姿勢判別手段５７が配置されている。この姿勢判別
手段５７は図８に示すように、ユニット検出センサ５８
と、ユニット３の前面から背面に開設されたファインダ
開口３ａを検出するファインダ検出センサ５９とから構
成されている。
て用いられ、ユニット３の姿勢を一律にそろえて順次に
搬送する本発明の整列搬送装置を示す。同図において、
Ｖ字型に配した一対の平ベルト４５，４６は上述したＶ
型コンベアを構成している。平ベルト４５の中央付近に
は、姿勢判別手段５７が配置されている。この姿勢判別
手段５７は図８に示すように、ユニット検出センサ５８
と、ユニット３の前面から背面に開設されたファインダ
開口３ａを検出するファインダ検出センサ５９とから構
成されている。
【００２５】ユニット検出センサ５８は発光部５８ａか
ら受光部５８ｂにスポット光を、ファインダ検出センサ
５９は発光部５９ａから受光部５９ｂに１０mmの投光幅
を有するスリット光をそれぞれ照射する。ファインダ検
出センサ５９は、ユニット３が倒立姿勢で搬送されてき
たときに、ファインダ開口３ａに縦長のスリット光を照
射する位置に設けられている。平ベルト４５によってユ
ニット３が搬送され、発光部５８ａと受光部５８ｂとの
間をユニット３が通過してゆく過程で、受光部５８ｂか
らは図９に示す信号Ａが得られる。また、ユニット３が
倒立姿勢で搬送され、発光部５９ａと受光部５９ｂとの
間をファインダ開口３ａの部分が通過してゆく過程で、
受光部５９ｂから信号Ｂが得られる。これらの信号Ａ，
Ｂを合成することによって、姿勢判別手段５７は図９に
示すファインダの検出信号を出力する。
ら受光部５８ｂにスポット光を、ファインダ検出センサ
５９は発光部５９ａから受光部５９ｂに１０mmの投光幅
を有するスリット光をそれぞれ照射する。ファインダ検
出センサ５９は、ユニット３が倒立姿勢で搬送されてき
たときに、ファインダ開口３ａに縦長のスリット光を照
射する位置に設けられている。平ベルト４５によってユ
ニット３が搬送され、発光部５８ａと受光部５８ｂとの
間をユニット３が通過してゆく過程で、受光部５８ｂか
らは図９に示す信号Ａが得られる。また、ユニット３が
倒立姿勢で搬送され、発光部５９ａと受光部５９ｂとの
間をファインダ開口３ａの部分が通過してゆく過程で、
受光部５９ｂから信号Ｂが得られる。これらの信号Ａ，
Ｂを合成することによって、姿勢判別手段５７は図９に
示すファインダの検出信号を出力する。
【００２６】図１０は、ユニット３に形成されたファイ
ンダ開口３ａの位置及び縦サイズが機種ごとに若干異な
っている様子を示す説明図で、横軸の（イ）〜（チ）は
ユニット３の機種を表す。ユニット３を正立姿勢にした
とき、例えば機種（イ）のものではファインダ開口３ａ
の縦巾が約６ｍｍで、その中心が底面から４７ｍｍ程度
の位置にくることが判る。他の機種のものも、ほぼ同様
の位置にファインダ開口が形成されているから、前述し
たように、ファインダ開口３ａが通過する範囲に垂直方
向に１０ｍｍの投光幅をもったスリット光を照射すれ
ば、いずれの機種のものについてもファインダ開口３ａ
の通過を光電検出することができる。なお、前記受光部
５９ｂにイメージセンサを使用し、ファインダ開口３ａ
を通ってきたスリット光の幅と位置とを正確に測定する
ことによって、ユニット３の機種を識別することもでき
る。
ンダ開口３ａの位置及び縦サイズが機種ごとに若干異な
っている様子を示す説明図で、横軸の（イ）〜（チ）は
ユニット３の機種を表す。ユニット３を正立姿勢にした
とき、例えば機種（イ）のものではファインダ開口３ａ
の縦巾が約６ｍｍで、その中心が底面から４７ｍｍ程度
の位置にくることが判る。他の機種のものも、ほぼ同様
の位置にファインダ開口が形成されているから、前述し
たように、ファインダ開口３ａが通過する範囲に垂直方
向に１０ｍｍの投光幅をもったスリット光を照射すれ
ば、いずれの機種のものについてもファインダ開口３ａ
の通過を光電検出することができる。なお、前記受光部
５９ｂにイメージセンサを使用し、ファインダ開口３ａ
を通ってきたスリット光の幅と位置とを正確に測定する
ことによって、ユニット３の機種を識別することもでき
る。
【００２７】前記姿勢判別手段５７の下流側には、吹出
しノズル６０が配置されている。この吹出しノズル６０
は、ユニット検出センサ５８から図９に示す信号Ａが得
られながらも、姿勢判別手段５７から検出信号が得られ
なかったときにエアーを吹き出す。エアーは、平ベルト
４５で搬送されてくるユニット３の側面に搬送方向に対
して直交する向きに吹きつけられ、ユニット３はその付
勢力によって平ベルト４５の側方に落下する。平ベルト
４５の下側には、広巾の平ベルト６２が並行して設けら
れ、平ベルト４５と平ベルト６２との間には、両者間を
橋渡しするように下向きに傾斜したガイド板６４が配置
されている。ガイド板６４の表面にはフック６３が形成
されている。このフック６３は吹出しノズル６０からの
エアーによって平ベルト４５の側方に押し出され、ガイ
ド板６４に沿って落下してきたユニット３の下縁を図示
のように引っ掛けてその姿勢を反転させる。姿勢が反転
したユニット３は、さらにガイド板６４により平ベルト
６２上へと案内される。なお、エアーで吹き落とされた
ユニット３が平ベルト６２を越えて側方にはみ出さない
ようにするために、図中一点鎖線で示す規制板６４ａが
設けられている。
しノズル６０が配置されている。この吹出しノズル６０
は、ユニット検出センサ５８から図９に示す信号Ａが得
られながらも、姿勢判別手段５７から検出信号が得られ
なかったときにエアーを吹き出す。エアーは、平ベルト
４５で搬送されてくるユニット３の側面に搬送方向に対
して直交する向きに吹きつけられ、ユニット３はその付
勢力によって平ベルト４５の側方に落下する。平ベルト
４５の下側には、広巾の平ベルト６２が並行して設けら
れ、平ベルト４５と平ベルト６２との間には、両者間を
橋渡しするように下向きに傾斜したガイド板６４が配置
されている。ガイド板６４の表面にはフック６３が形成
されている。このフック６３は吹出しノズル６０からの
エアーによって平ベルト４５の側方に押し出され、ガイ
ド板６４に沿って落下してきたユニット３の下縁を図示
のように引っ掛けてその姿勢を反転させる。姿勢が反転
したユニット３は、さらにガイド板６４により平ベルト
６２上へと案内される。なお、エアーで吹き落とされた
ユニット３が平ベルト６２を越えて側方にはみ出さない
ようにするために、図中一点鎖線で示す規制板６４ａが
設けられている。
【００２８】平ベルト４５の下流には、下流側を低くし
た平ベルト６５が設けられている。平ベルト４５で搬送
されてきたユニット３は平ベルト６５上に送り込まれ、
ガイド板６４の下流側に連設された仕切り板６６の奥側
で搬送される。平ベルト６５の搬送路上に合流ガイド６
７が設けられている。合流ガイド６７は、図示のよう
に、下流側が平ベルト６２に向かう傾斜面となっている
ため、平ベルト６５で搬送されてきたユニット３は、合
流ガイド６７に摺接しながら平ベルト６２側に寄せら
れ、仕切り板６６が途切れた個所から平ベルト６２上に
送り込まれる。これにより、吹出しノズル６０からのエ
アーで平ベルト４５から平ベルト６２へと落下したユニ
ット３と、平ベルト４５上をそのまま搬送されたユニッ
ト３とは、最終的に平ベルト６２上で合流する。このよ
うにして、吹出しノズル６０の位置で搬送路を異にした
ユニット３は、底面を上側にして一列に整列される。な
お、この実施例では、ユニット３の上下判定をファイン
ダ開口の位置で行ったが、例えば上下から等距離でない
位置に設けられた撮影レンズ等で前記上下判定を行って
もよい。
た平ベルト６５が設けられている。平ベルト４５で搬送
されてきたユニット３は平ベルト６５上に送り込まれ、
ガイド板６４の下流側に連設された仕切り板６６の奥側
で搬送される。平ベルト６５の搬送路上に合流ガイド６
７が設けられている。合流ガイド６７は、図示のよう
に、下流側が平ベルト６２に向かう傾斜面となっている
ため、平ベルト６５で搬送されてきたユニット３は、合
流ガイド６７に摺接しながら平ベルト６２側に寄せら
れ、仕切り板６６が途切れた個所から平ベルト６２上に
送り込まれる。これにより、吹出しノズル６０からのエ
アーで平ベルト４５から平ベルト６２へと落下したユニ
ット３と、平ベルト４５上をそのまま搬送されたユニッ
ト３とは、最終的に平ベルト６２上で合流する。このよ
うにして、吹出しノズル６０の位置で搬送路を異にした
ユニット３は、底面を上側にして一列に整列される。な
お、この実施例では、ユニット３の上下判定をファイン
ダ開口の位置で行ったが、例えば上下から等距離でない
位置に設けられた撮影レンズ等で前記上下判定を行って
もよい。
【００２９】以上のように構成された搬送ラインの作用
について説明する。現像所で撮影済みフイルムを取り出
したユニット３は集荷されて、リサイクル工場に送られ
る。リサイクル工場において、投入シュート２０から投
入された１纏まりのユニット３はガイド付平ベルトコン
ベア２１にバラ積みされた状態で搬送される。このバラ
積みされたユニット３の塊は、受入れコンベア２２，せ
り上げコンベア２３及び搬送コンベア２４の搬送によ
り、崩されて個々のユニット３に分離される。
について説明する。現像所で撮影済みフイルムを取り出
したユニット３は集荷されて、リサイクル工場に送られ
る。リサイクル工場において、投入シュート２０から投
入された１纏まりのユニット３はガイド付平ベルトコン
ベア２１にバラ積みされた状態で搬送される。このバラ
積みされたユニット３の塊は、受入れコンベア２２，せ
り上げコンベア２３及び搬送コンベア２４の搬送によ
り、崩されて個々のユニット３に分離される。
【００３０】このように分離された各ユニット３は、整
列装置１０でユニット３の長手方向が搬送方向に修正さ
れ、Ｖ型片固定ガイドコンベア２５に供給される。この
Ｖ型片固定ガイドコンベア２５で搬送される間に、各ユ
ニット３は紙乱れ検出センサ５０，他社品検出センサ５
１及び選別センサ５２でそれぞれ選別され、不適当なも
のは回収コンベア２７，排出シュート４５〜４７に排出
される。選別で残ったユニット３は整列搬送装置２６に
供給される。
列装置１０でユニット３の長手方向が搬送方向に修正さ
れ、Ｖ型片固定ガイドコンベア２５に供給される。この
Ｖ型片固定ガイドコンベア２５で搬送される間に、各ユ
ニット３は紙乱れ検出センサ５０，他社品検出センサ５
１及び選別センサ５２でそれぞれ選別され、不適当なも
のは回収コンベア２７，排出シュート４５〜４７に排出
される。選別で残ったユニット３は整列搬送装置２６に
供給される。
【００３１】この整列搬送装置２６では、ユニット検出
センサ５８及びファインダ検出センサ５９からなる姿勢
判別手段５７により、平ベルト４５上を搬送されてくる
ユニット３の姿勢を検出する。そして、ファインダ開口
３ａを上側にした正立姿勢のものであるときには、吹出
しノズル６０からエアーを吹き出させ、そのユニット３
を平ベルト４５の下側を走行する平ベルト６２に反転・
落下させる。また、平ベルト４５上で、ファインダ開口
３ａを下側にした倒立姿勢で搬送されてくるユニット３
についてはそのまま平ベルト４５で搬送が行われ、平ベ
ルト６５へと送り込まれる。平ベルト６５で搬送される
倒立姿勢のユニット３は、さらに合流ガイド６７によっ
て平ベルト６２に送られる。この結果、平ベルト６２上
では、底面を上側に向けた倒立姿勢のユニット３が一列
に合流し、整列して次工程へと搬送されるようになる。
センサ５８及びファインダ検出センサ５９からなる姿勢
判別手段５７により、平ベルト４５上を搬送されてくる
ユニット３の姿勢を検出する。そして、ファインダ開口
３ａを上側にした正立姿勢のものであるときには、吹出
しノズル６０からエアーを吹き出させ、そのユニット３
を平ベルト４５の下側を走行する平ベルト６２に反転・
落下させる。また、平ベルト４５上で、ファインダ開口
３ａを下側にした倒立姿勢で搬送されてくるユニット３
についてはそのまま平ベルト４５で搬送が行われ、平ベ
ルト６５へと送り込まれる。平ベルト６５で搬送される
倒立姿勢のユニット３は、さらに合流ガイド６７によっ
て平ベルト６２に送られる。この結果、平ベルト６２上
では、底面を上側に向けた倒立姿勢のユニット３が一列
に合流し、整列して次工程へと搬送されるようになる。
【００３２】
【実施例】図２においてＶ型コンベアの平ベルト４の材
質は、ポリエステル繊維にウレタンゴム含浸のものを用
いた。また各平ベルト４，５の搬送面の為す角度θ１は
９０度とし、水平面との為す角度θ２は４５度に設定し
た。更にまた図５に示すせり上げコンベア２３の立ち上
げ角度θ４はテストの結果４５度に設定するとともに平
ベルト２２ａと２２ｂ，２３ａと２３ｂの各ベルト巾を
それぞれ７５mm，１００mmにした。なお、図５における
各Ｖ型コンベアの設定速度は以下の通りである。 ２２ａ； １６．５ｍ／分 ２２ｂ； １５．０ｍ／分 ２３ａ； １９．５ｍ／分 ２３ｂ； １８．０ｍ／分 ２４ａ； ２６．５ｍ／分 ２４ｂ； ３３．０ｍ／分
質は、ポリエステル繊維にウレタンゴム含浸のものを用
いた。また各平ベルト４，５の搬送面の為す角度θ１は
９０度とし、水平面との為す角度θ２は４５度に設定し
た。更にまた図５に示すせり上げコンベア２３の立ち上
げ角度θ４はテストの結果４５度に設定するとともに平
ベルト２２ａと２２ｂ，２３ａと２３ｂの各ベルト巾を
それぞれ７５mm，１００mmにした。なお、図５における
各Ｖ型コンベアの設定速度は以下の通りである。 ２２ａ； １６．５ｍ／分 ２２ｂ； １５．０ｍ／分 ２３ａ； １９．５ｍ／分 ２３ｂ； １８．０ｍ／分 ２４ａ； ２６．５ｍ／分 ２４ｂ； ３３．０ｍ／分
【００３３】図３において、整列装置１０の円筒１１は
塩化ビニル樹脂製で、外径φ４００mm，肉厚１０mm，長
さ１ｍのものを用いた。また円筒１１の傾斜角度θ３は
１０度とし、回転速度は１８．５ｍ／分である。この場
合の処理能力は約１００ケ／分であった。ここで搬送，
整列しているワークは以下の寸法，重量の範囲に含まれ
る各社，各種の回収されたユニットである。 長さ × 高さ × 厚み 重量 ９７〜１３０mm ×５７〜６０mm ×２９〜５０mm ５０〜１３０ｇ
塩化ビニル樹脂製で、外径φ４００mm，肉厚１０mm，長
さ１ｍのものを用いた。また円筒１１の傾斜角度θ３は
１０度とし、回転速度は１８．５ｍ／分である。この場
合の処理能力は約１００ケ／分であった。ここで搬送，
整列しているワークは以下の寸法，重量の範囲に含まれ
る各社，各種の回収されたユニットである。 長さ × 高さ × 厚み 重量 ９７〜１３０mm ×５７〜６０mm ×２９〜５０mm ５０〜１３０ｇ
【００３４】図６のＶ型片固定ガイドコンベアにおい
て、４個の平ベルト４０〜４３は合成繊維を中芯とした
ゴム製Ｖベルトで、長さ４００〜６００mm，巾２７mmで
あり，固定ガイド板４４は巾２００mm，厚み４mmの滑り
樹脂（ジュラコン）を用いている。またＶ型片固定ガイ
ドコンベアの開き角度θ５は９０度で、固定ガイド板４
４と水平の為す角度θ６は６０度となっている。また図
７における平ベルト４５，４６，６５も前述の平ベルト
４０〜４３と同じゴム製Ｖベルトで、平ベルト６２は図
２の平ベルト２１と同じポリエステル繊維にウレタンゴ
ムを含浸した巾１００mmのものを用いている。なお、上
述した各平ベルトの搬送速度を以下に示す。 平ベルト４０； ３６．５ｍ／分 平ベルト４１； ４１．０ｍ／分 平ベルト４２； ４６．０ｍ／分 平ベルト４３； ５１．０ｍ／分 平ベルト４５； ５６．０ｍ／分 平ベルト６５； ５６．０ｍ／分 平ベルト６２； ７８．０ｍ／分
て、４個の平ベルト４０〜４３は合成繊維を中芯とした
ゴム製Ｖベルトで、長さ４００〜６００mm，巾２７mmで
あり，固定ガイド板４４は巾２００mm，厚み４mmの滑り
樹脂（ジュラコン）を用いている。またＶ型片固定ガイ
ドコンベアの開き角度θ５は９０度で、固定ガイド板４
４と水平の為す角度θ６は６０度となっている。また図
７における平ベルト４５，４６，６５も前述の平ベルト
４０〜４３と同じゴム製Ｖベルトで、平ベルト６２は図
２の平ベルト２１と同じポリエステル繊維にウレタンゴ
ムを含浸した巾１００mmのものを用いている。なお、上
述した各平ベルトの搬送速度を以下に示す。 平ベルト４０； ３６．５ｍ／分 平ベルト４１； ４１．０ｍ／分 平ベルト４２； ４６．０ｍ／分 平ベルト４３； ５１．０ｍ／分 平ベルト４５； ５６．０ｍ／分 平ベルト６５； ５６．０ｍ／分 平ベルト６２； ７８．０ｍ／分
【００３５】なお、この実施例ではユニット３を平ベル
ト４５から平ベルト６２に落下させるときに、何れも吹
出しノズルからエアーで吹落としたが、シリンダ、電磁
ソレノイド，カム等により駆動されるピン又はレバー等
で蹴落としてもよい。
ト４５から平ベルト６２に落下させるときに、何れも吹
出しノズルからエアーで吹落としたが、シリンダ、電磁
ソレノイド，カム等により駆動されるピン又はレバー等
で蹴落としてもよい。
【００３６】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
整列搬送装置では、第１の搬送装置によって正立姿勢も
しくは倒立姿勢で搬送されてくるレンズ付きフイルムユ
ニットの姿勢が正立，倒立のいずれであるかを、レンズ
付きフイルムユニットの前面及び背面に設けられたファ
インダ部を光電検出することによって非接触で判別し、
その一方の姿勢のものを落下装置により第２の搬送装置
上に反転落下させ、そして第１，第２の搬送装置でそれ
ぞれ搬送されてくるレンズ付きフイルムユニットを合流
ガイド板で一列に合流させるようにしてあるから、レン
ズ付きフイルムユニットの姿勢を簡単な構成で一律にそ
ろえることができ、しかも処理速度の変更にも容易に対
応できるレンズ付きフイルムユニットの整列搬送装置を
得ることができる。
整列搬送装置では、第１の搬送装置によって正立姿勢も
しくは倒立姿勢で搬送されてくるレンズ付きフイルムユ
ニットの姿勢が正立，倒立のいずれであるかを、レンズ
付きフイルムユニットの前面及び背面に設けられたファ
インダ部を光電検出することによって非接触で判別し、
その一方の姿勢のものを落下装置により第２の搬送装置
上に反転落下させ、そして第１，第２の搬送装置でそれ
ぞれ搬送されてくるレンズ付きフイルムユニットを合流
ガイド板で一列に合流させるようにしてあるから、レン
ズ付きフイルムユニットの姿勢を簡単な構成で一律にそ
ろえることができ、しかも処理速度の変更にも容易に対
応できるレンズ付きフイルムユニットの整列搬送装置を
得ることができる。
【図１】本発明のＶ型コンベアを一部破断して示す図で
ある。
ある。
【図２】図１のＶ型コンベアの開き角度を示す説明図で
ある。
ある。
【図３】本発明の整列装置を示す斜視図である。
【図４】ユニットのリサイクル工程で使用される搬送ラ
インの概略を示す図である。
インの概略を示す図である。
【図５】図４の搬送ラインで使用されるＶ型コンベアと
整列装置とを拡大して示す図である。
整列装置とを拡大して示す図である。
【図６】図４の搬送ラインにおけるＶ型片固定ガイドコ
ンベアを示す図である。
ンベアを示す図である。
【図７】本発明の整列供給装置を示す図である。
【図８】姿勢判別手段置の説明図である。
【図９】姿勢判別手段の各受光部で出力される信号波
形、及び検出信号の波形を示す説明図である。
形、及び検出信号の波形を示す説明図である。
【図１０】タイプの異なるユニットのファインダ開口の
大きさ、及び底面からの高さを示す説明図である。
大きさ、及び底面からの高さを示す説明図である。
２ Ｖ型コンベア ３ ユニット ３ａ ファインダ開口 ４，５，４５，４６，６５ 平ベルト ６，７ ベルト駆動部 １０ 整列装置 １１ 円筒 １６ リブ ２６ 整列搬送装置 ５７ 姿勢判別手段 ６０ 吹出しノズル ６６ 仕切り板 ６７ 合流ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 敏之 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−6196（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−4519（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−126023（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−90214（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−8689（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−26023（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭49−21628（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭45−14902（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65G 47/30 B65G 47/22 200
Claims (1)
- 【請求項１】 撮影済みフイルムが取り出された後の略
直方体形状をしたレンズ付きフイルムユニットを、その
長手方向を搬送方向に向けた正立姿勢もしくは倒立姿勢
にして順次に搬送する第１の搬送装置と、レンズ付きフ
イルムユニットの前面及び背面にそれぞれ設けられたフ
ァインダ部を光電検出し、前記第１の搬送装置で搬送さ
れてくるレンズ付きフイルムユニットの姿勢が正立，倒
立のいずれであるかを判別する姿勢判別手段と、この姿
勢判別手段により判別された正立姿勢もしくは倒立姿勢
のいずれか一方の姿勢のもののみを搬送方向と直交する
向きに押し出して第１の搬送装置の側方に姿勢を反転さ
せながら落下させる落下手段と、前記第１の搬送装置の
下方に並行して配置され、前記落下手段により姿勢を反
転させて落下されたレンズ付きフイルムユニットを該姿
勢のまま受けて止めて搬送する第２の搬送装置と、第１
又は第２の搬送装置の少なくともいずれか一方の搬送路
上に設けられ、前記一方の搬送装置で搬送されてきたレ
ンズ付きフイルムユニットに摺接しながら該レンズ付き
フイルムユニットを他方の搬送装置に向かって案内し、
他方の搬送装置で搬送されてきたレンズ付きフイルムユ
ニットと合流させる合流ガイドとを備えたことを特徴と
するレンズ付きフイルムユニットの整列搬送装置。
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|---|---|---|---|
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| JP31241292A JP2894664B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | レンズ付きフイルムユニットの整列搬送装置 |
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