JP2887094B2 - 下着等における補正ボーンを有する当布 - Google Patents

下着等における補正ボーンを有する当布

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JP2887094B2
JP2887094B2 JP7222842A JP22284295A JP2887094B2 JP 2887094 B2 JP2887094 B2 JP 2887094B2 JP 7222842 A JP7222842 A JP 7222842A JP 22284295 A JP22284295 A JP 22284295A JP 2887094 B2 JP2887094 B2 JP 2887094B2
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章 高津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラジャー等トッ
プおよびショーツ等ボトムを有する下着等、さらにはア
ウター、水着、ランジェリー等における補正ボーンを有
する当布の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーネット等の伸縮性生地を用
いた下着等、例えばブラジャー等トップのカップ体の着
用時における整容を目的として、該カップ体の下縁部に
沿って設けられた袋縫部等に金属線状からなる補正ボー
ン(ワイヤーボーン)を挿入設置していた。従って、金
属線状からなる補正ボーンの製造と、カップ体の下縁部
における袋縫部の形成と、補正ボーンの挿入工程が必要
であり、これらが下着等類のコストアップを招いていた
他、着用中や洗濯中に前記袋縫部が破れて補正ボーンが
飛び出す虞れもあった。このようなことから、本件出願
人は、図10に示すようなもの(実公平4−17521
号公報)を提案した。これは、カップ体21の下縁部に
沿って縫合等により接合されるトップの本体布である身
頃体22における表裏の2重生地22F、22R間に弾
性をもった硬質合成樹脂条26を加熱融着等により配設
し、該合成樹脂条26により前記2重生地を接合したも
のである。これにより、金属製の補正ボーン等を挿入す
るための袋縫部等をカップ体に形成する必要もなく、補
正ボーンをトップの本体布に容易に設置して大幅なコス
ト低減を図ることができ、かつ長期使用によっても補正
ボーンが飛び出す等の問題も全くなくなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案はブラジャー等トップの下着等本体布における補正ボ
ーンの設置における改良であり、下着等本体布に改良を
加える必要があった。このため、本発明ではさらに改良
を加え、簡素な形態にて当布に補正ボーンを設置するこ
とによって、通常の下着等であっても、下着等本体布に
は何らの加工をせずに容易に整容機能を具備した付加価
値の高い下着等を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、人体の***あるいは臀部等の突起部ある
いはその周囲に当接され、下着等の本体布に縫合等によ
り接合される当布であって、該当布の縁部に前記人体の
突起部の整容のための補正ボーンを設置した当布におい
て、補正ボーンが破線状に長さ方向に分断された多数の
線状体から構成されるとともに、並列に多数設置された
ことを特徴とするものである。また、本発明は、前記当
布がブラジャー等トップにおけるカップ体の表あるいは
裏側に接合されるカップ体当布であり、該カップ体当布
の上縁部あるいは下縁部もしくは上下縁部に補正ボーン
が設置されたことを特徴とするものである。また、本発
明は、前記当布がブラジャー等トップにおけるカップ体
下方の身頃体の表あるいは裏側に接合される身頃体当布
であり、該身頃体当布の上縁部に補正ボーンが設置され
たことを特徴とするものである。また、本発明は、前記
当布がブラジャー等トップにおけるカップ体の表あるい
は裏側に接合されてストラップに連結されるリフトアッ
プ当布であり、該リフトアップ布の下縁部からストラッ
プに向けて補正ボーンが設置されたことを特徴とするも
のである。また、本発明は、前記当布がブラジャー等ト
ップにおける体側に接合される体側当布であり、該体側
当布の上縁部から下縁部に向けて補正ボーンが設置され
たことを特徴とするものである。また、本発明は、前記
当布がショーツ等ボトムにおける臀部あるいはその周囲
の表あるいは裏側に当接される臀部当布であり、該臀部
当布の縁部に補正ボーンが設置されたことを特徴とする
ものである。また、本発明は、前記補正ボーンがボトム
の前部にまで延設されたことを特徴とするものである。
また、本発明は、前記補正ボーンが合成樹脂条により形
成され、当布に熱融着等により設置されたことを特徴と
するもので、これらを課題解決のための手段とするもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態で、図1(A)に示すように、パワーネット等の
伸縮性生地を用いたブラジャー等トップは身頃体2とカ
ップ体1が接合されて下着等としてのトップの本体を構
成している。本発明の第1の実施の形態では、図1
(B)、(C)に示したように、下着等の本体布である
カップ体1の表あるいは裏側に、人体の***等の突起部
に当接されて縫合等によりカップ体当布3が接合される
もので、該カップ体当布3は当布表3Fおよび当布裏3
Rとからなり、これらの間で、図1(B)に示すように
上縁部には補正ボーン4Tが、あるいは図1(C)に示
すように下縁部には補正ボーン4Bが、もしくは上下縁
部の双方に補正ボーン4T、4Bが設置されてもよい。
図1(D)に示したように、補正ボーン4T、4Bは弾
性を有する合成樹脂条をカップ体当布の表裏3F、3R
間に上縁および下縁部に沿って配設し、これら表裏の当
布とともに図示しない適宜の手段によって加熱融着して
前記合成樹脂条を軟化させて表裏の当布3F、3Rを接
合させ、冷却の後、前記合成樹脂条を硬化させて弾性を
保有せしめてカップ体1の整容を補助するものである。
なお、ボーン体を構成する樹脂は伸度があってもよい。
このような構成により、簡素な形態にて当布に補正ボー
ンを設置するができ、通常の下着等であっても、下着等
本体布には何らの加工をせずに容易に整容機能を具備し
た付加価値の高い下着等が提供できることになる。ま
た、補正ボーンはカップ体当布の縁部に沿って長さ方向
の全体にわたって熱融着等により確実に設置されてお
り、長期間の使用によっても飛び出したりすることがな
く安全である。
【0006】図2は本発明の第2の実施の形態で、図2
(A)に示すような通常のパワーネット等の伸縮性生地
を用いたブラジャー等トップは身頃体2とカップ体1が
接合されて下着等としてのトップの本体を構成してい
る。本第2の実施の形態では、通常のトップの当布とし
て、カップ体1下方の身頃体2の表あるいは裏側に接合
される図2(B)に示すような身頃体当布5が添設され
るものであり、該身頃体当布5の上縁部に沿ってダブル
補正ボーン6が設置される。本実施の形態にても前記第
1の実施の形態のものと同様に、表裏の身頃体当布5
F、5R間の上縁部に沿って弾性を有する合成樹脂条ダ
ブル補正ボーン6を配設し、これら表裏の当布とともに
図示しない適宜の手段によって加熱融着して前記合成樹
脂条を軟化させて表裏の当布5F、5Rを接合させ、冷
却の後、前記合成樹脂条を硬化させて弾性を保有せしめ
てカップ体1の整容を補助するものである。本実施の形
態では、図2(C)に示すように、カップ体1および身
頃体2は通常のソフトで伸縮性のある素材がそのまま使
用できて、肌触りがきわめて良好なままに、補正ボーン
6を有する身頃体当布5を表側に設置することができて
整容機能を有するブラジャー等トップが容易に得られ、
その効果は絶大である。図2(C)の例では、図面太線
で示した縁部のみを縫合等により接合して補正ボーン6
が設置された縁部は縫い止めせずに、カップ体1を通し
て***に補正ボーン6の存在を感じさせないようにして
着用感を向上させている。
【0007】図2(D)〜(G)は、身頃体当布5に対
する補正ボーン6の各設置変形例を示すもので、図2
(D)は、表裏の身頃体当布5F、5Rの各上縁を袋状
に折り曲げてその一方に補正ボーン6を配置して熱融着
等により設置したもの、図2(E)は、表の身頃体当布
5Fの上縁を袋状に折り曲げて補正ボーン6を配置して
熱融着等により設置したもの、図2(F)は、表の身頃
体当布5Fの上縁の内側に補正ボーン6を配置して熱融
着等により設置したもので、板状のボーン6の接着部を
身頃体当布5Fの裁断されたままの上縁部に添設するだ
けでも、組織のほつれを防止できる例を示している。図
2(G)は、表の身頃体当布5Fの上縁の内側に補正ボ
ーン6を配置し、さらに、細幅レース布地13等を添設
して熱融着等により設置したものである。このように、
身頃体当布5の上縁部を単に折り曲げて補正ボーン6を
熱融着等するだけで、容易に補正ボーンを設置すること
ができ、大幅なコストダウンの実現が可能になる。
【0008】図3は本発明の第3の実施の形態で、パワ
ーネット等の伸縮性生地を用いたブラジャー等トップは
身頃体2とカップ体1が接合されて通常の下着としての
トップの本体を構成している。本第3の実施の形態は、
当布として、ブラジャー等トップにおけるカップ体1の
表あるいは裏側に接合されてストラップ16に連結され
るリフトアップ当布7が採用された例である。該リフト
アップ当布7は表裏の当布の間に、カップ体1の下縁部
に相当する下縁部から上部に一体に形成されたストラッ
プ16に向けて多数の補正ボーン8が設置されたもので
ある。リフトアップ当布7は表裏2重でなく、1枚の当
布に補正ボーン8を設置してもよいことは言うまでもな
い。これにより、補正ボーン8の設置によってやや低伸
縮性となったリフトアップ当布7がストラップ16によ
るブラジャー等トップの着用にて***の効果的なバスト
アップおよびバスト寄せ作用を行わせることができる。
なお、リフトアップ当布7の下縁部に沿っても補正ボー
ンを設置すればその整容機能がより確実になる。
【0009】図4は、本発明の第4の実施の形態で、図
4(A)に示すように、パワーネット等の伸縮性生地を
用いたブラジャー等トップは身頃体2とカップ体1が接
合されて下着としてのトップを構成しており、当布とし
て、図4(B)に示したようなブラジャー等トップにお
ける体側に接合された体側当布が採用された例であり、
該体側当布9は、表裏の当布あるいは1枚の当布の上縁
部から下縁部に向けて多数の並列した補正ボーン10が
設置されたものである。本第4の実施の形態のものは、
一般に***の豊かでない着用者に適するものである。こ
れにより、補正ボーン10の設置によってやや低伸縮性
となった体側当布9の存在によって、通常のブラジャー
等トップであっても、着用時に***の効果的なバストア
ップを伴うバスト寄せ作用を行わせることができる。
【0010】図5は、本発明の第5の実施の形態で、前
記図2の第2の実施の形態における身頃体当布5がカッ
プ体1の下方の身頃体2の裏側に接合された例であり、
多数の並列された補正ボーン6が前記身頃体当布5に設
置されている。各補正ボーン6は1本の合成樹脂条から
構成されていてもよいし、補正ボーン6の長さ方向の伸
びを許容すべく破線状に長さ方向に分断された多数の線
状体から構成されていてもよい。これによって、ブラジ
ャー等トップにおける表側のランジェリー的なデザイン
を犠牲にすることなく、装飾効果を保持したままにて通
常のブラジャー等トップに整容機能を容易に付加するこ
とができる。また、本実施の形態においても、身頃体当
布5におけるカップ体1の下縁部に沿う縁部は縫い止め
せずに、カップ体1を通して***に補正ボーン6の存在
を感じさせないようにして着用感を向上させることもで
きる。
【0011】図6は、本発明の第6の実施の形態で、前
記第5の実施の形態と同様のもので、身頃体当布5がカ
ップ体1の下方の身頃体2の表あるいは裏側に接合され
た例であるが、前記身頃体当布5に多数設置される補正
ボーン6として、胸部中央から体側に向かって枝分かれ
して徐々にその数が増大するように設置されたものであ
る。これらの補正ボーン6は長さ方向に連続する合成樹
脂条から構成されていてもよいし、補正ボーン6の長さ
方向の伸びを許容すべく破線状に長さ方向に分断された
多数の線状体から構成されていてもよい。これによっ
て、通常のブラジャー等トップにおける体側部において
身頃体当布5が低伸縮部を形成して整容機能を容易に付
加する。また、本実施の形態においても、身頃体当布5
におけるカップ体1の下縁部に沿う縁部は縫い止めせず
に、カップ体1を通して***に補正ボーン6の存在を感
じさせないようにして着用感を向上させることもでき
る。
【0012】図7は、本発明の第7の実施の形態で、本
実施の形態は前記図4の第4の実施の形態におけるブラ
ジャー等トップにおける体側に接合された体側当布9が
採用された例のものに、前記図5の第5の実施の形態の
ような、多数の並列された補正ボーン10が前記体側当
布9に設置されている。各補正ボーン6は1本の合成樹
脂条から構成されていてもよいし、補正ボーン6の長さ
方向の伸びを許容すべく破線状に長さ方向に分断された
多数の線状体から構成されていてもよい。これによっ
て、体側当布9が裏側に接合されるなら、ブラジャー等
トップにおける表側のランジェリー的なデザインを犠牲
にすることなく、装飾効果を保持したままにて通常のブ
ラジャー等トップの体側部に補正ボーン10の設置によ
るやや低伸縮性となった体側当布9の存在によって整容
機能を容易に付加することができる。また、本実施の形
態においても、体側当布9におけるカップ体1の下縁部
に沿う縁部は縫い止めせずに、カップ体1を通して***
に補正ボーン10の存在を感じさせないようにして着用
感を向上させることもできる。
【0013】図8は、本発明の第8の実施の形態で、人
体の突起部あるいはその周囲に当接される当布が臀部を
対象として接合されるもので、ショーツ等ボトム11の
本体布における臀部15の周囲の表あるいは等側に縫合
等により接合される臀部当布12において、該臀部当布
12の臀部側の縁部に沿って多数の合成樹脂条の補正ボ
ーン14を設置したことを特徴とするものである。これ
らの補正ボーン14は前述した各実施の形態のように、
長さ方向に連続する合成樹脂条から構成されていてもよ
いし、補正ボーン14の長さ方向の伸びを許容すべく破
線状に長さ方向に分断された多数の線状体から構成され
ていてもよい。これによって、臀部15の周囲において
臀部当布12が低伸縮部を形成するので、通常のショー
ツ等ボトム11にヒップアップ作用における整容機能を
容易に付加することができる。また、本実施の形態にお
いても、臀部当布12における臀部15の周囲に沿う縁
部を縫い止めせずに、臀部当布12を通して臀部に補正
ボーン14の存在を感じさせないようにして着用感を向
上させることもできる。図8(B)は臀部当布12がボ
トムの前面まで延設され、左右の延設部が交差配置され
てずれることがないように端部処理された様子を示して
いる。なお、図示はしないが、臀部当布として、突起部
である臀部15を覆って当接される形態のものを採用
し、該臀部当布の周縁部に補正ボーンが設置されるよう
に構成することもできる。
【0014】図9は、本発明の第9の実施の形態で、シ
ョーツ等ボトム11の本体布における臀部15の下縁部
の表あるいは等側に縫合等によりに配置接合される臀部
当布12において、該臀部当布12の臀部側の下縁部に
沿って多数の合成樹脂条の補正ボーン14を設置したも
のである。これらの補正ボーン14は前述した各実施の
形態のように、長さ方向に連続する合成樹脂条から構成
されていてもよいし、補正ボーン14の長さ方向の伸び
を許容すべく破線状に長さ方向に分断された多数の線状
体から構成されていてもよい。これによって、臀部15
の下縁部に沿って臀部当布12が低伸縮部を形成するの
で、通常のショーツ等ボトム11にヒップアップ作用に
おける整容機能を容易に付加することができる。また、
本実施の形態においても、臀部当布12における臀部1
5の下縁部に沿う縁部を縫い止めせずに、臀部当布12
を通して臀部に補正ボーン14の存在を感じさせないよ
うにして着用感を向上させることもできる。なお、図9
において、図面右側の臀部右側では臀部15の下方に沿
って臀部当布12が配置接合された例を、図面左側の臀
部左側では臀部15の下部に沿って臀部当布12が配置
接合された例をそれぞれ示している。
【0015】以上、本発明の各実施例を説明してきた
が、本発明の趣旨の範囲内において、ブラジャー等トッ
プおよびそのカップ体の形状、材質、ショーツ等ボトム
の形状、材質、各当布の形状、材質、補正ボーンの設置
形状、材質、当布と補正ボーンとの関連構成等について
は適宜採用できるものである。また、本発明の当布をブ
ラジャー等トップおよびショーツ等ボトムの双方に、さ
らにはアウター、水着、ランジェリー等に設置すること
ができるのは勿論のことである。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、人体の***あるいは臀部等の突起部あるいはその
周囲に当接され、下着等の本体布に縫合等により接合さ
れる当布の縁部に前記人体の突起部の整容のための補正
ボーンを設置するように構成したので、簡素な形態にて
当布に補正ボーンを設置することにより、表側のランジ
ェリー的なデザインを犠牲にすることなく、装飾効果を
保持したままの通常の下着等であっても、下着等本体布
には何らの加工をせずに容易に整容機能を具備した付加
価値の高い下着等が提供できることになる。また、補正
ボーンは合成樹脂条からなり、カップ体当布の縁部に沿
って長さ方向の全体にわたって熱融着等により確実に設
置されており、長期間の使用によっても飛び出したりす
ることがなく安全である。また、当布における補正ボー
ンが設置された縁部を下着等の本体布に縫い止めしない
ように構成すれば、着用者に補正ボーンの存在を感じさ
せないようにして着用感を向上させることができる。さ
らに、当布の縁部を単に折り曲げて補正ボーンを熱融着
等するだけで、容易に補正ボーンを設置することがで
き、大幅なコストダウンの実現が可能になる。
【0017】また、上部にストラップが形成されたリフ
トアップ型のリフトアップ当布に補正ボーンを設置すれ
ば、これによってやや低伸縮性となったリフトアップ当
布がストラップによるブラジャー等トップの着用にて乳
房の効果的なバストアップおよびバスト寄せ作用を行わ
せることができる。さらに、ブラジャー等トップにおけ
る体側当布に上縁部から下縁部に向けて多数の並列した
補正ボーンを設置すれば、***の豊かでない着用者であ
っても、やや低伸縮性となった体側当布の存在が、着用
時に***の効果的なバストアップを伴うバスト寄せ作用
を行わせることができる。さらにまた、多数の並列され
た補正ボーンが当布に設置されるならば、各補正ボーン
が受け持つ整容力を小さくでき、着用者の違和感を殆ど
感じさせることがない。また、多数設置される補正ボー
ンとして、例えば、胸部中央から体側に向かって枝分か
れして徐々にその数が増大するように設置すれば、整容
が必要な体側部側にてより高い低伸縮性を確保すること
ができる。さらに、これらの補正ボーンを破線状に長さ
方向に分断された多数の線状体から構成すれば、長さ方
向の伸びが許容されるので、幾分ゆとりのある低伸縮性
の補正ボーンを設置した当布によって、より自然な着用
感が得られる。また、臀部あるいはその周囲において補
正ボーンが設置された臀部当布が低伸縮部を形成して配
置接合されるならば、通常のショーツ等ボトムにヒップ
アップ作用における整容機能を容易に付加することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、ブラジ
ャー等トップに接合されたカップ体当布を示している。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の第8の実施の形態を示す図で、ショー
ツ等ボトムに接合された臀部当布を示している。
【図9】本発明の第9の実施の形態を示す図である。
【図10】本発明の背景となるブラジャー等トップを示
す図である。
【符号の説明】
1 カップ体 2 身頃体 3 当布 3F 当布表 3R 当布裏 4 補正ボーン 5 身頃体当布 5F 表身頃体当布 5R 裏身頃体当布 6 ダブル補正ボーン 7 リフトアップ当布 8 補正ボーン 9 体側当布 10 補正ボーン 11 ショーツ等ボトム 12 臀部当布 13 細幅レース布地 14 補正ボーン 15 臀部 16 ストラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−38111(JP,U) 実開 平4−25807(JP,U) 実開 平6−33913(JP,U) 実開 昭48−5916(JP,U) 実開 平6−12416(JP,U) 実開 平2−57914(JP,U) 実開 昭61−172109(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41C 3/10 A41B 9/04 A41C 1/00 A41C 3/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の***あるいは臀部等の突起部ある
    いはその周囲に当接され、下着等の本体布に縫合等によ
    り接合される当布であって、該当布の縁部に前記人体の
    突起部の整容のための補正ボーンを設置した当布におい
    て、補正ボーンが破線状に長さ方向に分断された多数の
    線状体から構成されるとともに、並列に多数設置された
    ことを特徴とする下着等における補正ボーンを有する当
    布。
  2. 【請求項2】 前記当布がブラジャー等トップにおける
    カップ体の表あるいは裏側に接合されるカップ体当布で
    あり、該カップ体当布の上縁部あるいは下縁部もしくは
    上下縁部に補正ボーンが設置されたことを特徴とする請
    求項1に記載の下着等における補正ボーンを有する当
    布。
  3. 【請求項3】 前記当布がブラジャー等トップにおける
    カップ体下方の身頃体の表あるいは裏側に接合される身
    頃体当布であり、該身頃体当布の上縁部に補正ボーンが
    設置されたことを特徴とする請求項1に記載の下着等に
    おける補正ボーンを有する当布。
  4. 【請求項4】 前記当布がブラジャー等トップにおける
    カップ体の表あるいは裏側に接合されてストラップに連
    結されるリフトアップ当布であり、該リフトアップ布の
    下縁部からストラップに向けて補正ボーンが設置された
    ことを特徴とする請求項1に記載の下着等における補正
    ボーンを有する当布。
  5. 【請求項5】 前記当布がブラジャー等トップにおける
    体側に接合される体側当布であり、該体側当布の上縁部
    から下縁部に向けて補正ボーンが設置されたことを特徴
    とする請求項1に記載の下着等における補正ボーンを有
    する当布。
  6. 【請求項6】 前記当布がショーツ等ボトムにおける臀
    部あるいはその周囲の表あるいは裏側に当接される臀部
    当布であり、該臀部当布の縁部に補正ボーンが設置され
    たことを特徴とする請求項1に記載の下着等における補
    正ボーンを有する当布。
  7. 【請求項7】 前記補正ボーンがボトムの前部にまで延
    設されたことを特徴とする請求項6に記載の下着等にお
    ける補正ボーンを有する当布。
  8. 【請求項8】 前記補正ボーンが合成樹脂条により形成
    され、当布に熱融着等により設置されたことを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかに記載の下着等における
    補正ボーンを有する当布。
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