JP6560864B2 - ボトム衣類 - Google Patents

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Description

本発明は、ボトム衣類に関する。
ショーツ、ガードル等の女性用の下着等のボトム衣類には股部にあたる位置、すなわちクロッチ部に補強等のために内布が配置されている場合がある。
また、特に女性用の下着において下腹部や臀部の保温性を向上させる観点から、前記クロッチ部の補強等の内布とは別にボトム衣類の前面部や後面部に内布を配置することが考えられている。
かかる内布が配置されたボトム衣類としては、例えば、特許文献1または特許文献2に記載されている。
特許文献1には、下腹部側に配置される前身頃と臀部側に配置される後身頃とクロッチ部とからなる本体と、前記前身頃に配置された編地からなる補助体とを備えたボトム衣類が記載されている。補助体は、本体の前身頃の外面側において、脇線位置及びクロッチ部の前端部に縫着されることで取り付けられている。
特許文献2には、臀部側の後身頃が二重になっている重合編地から構成されているボトム衣類が記載されている。
これらのボトム衣類は、下腹部や臀部に当たる位置が二重構造になっているため、保温性が向上する。
しかしながら、特許文献1に記載のボトム衣類は、補助体が脇線位置及びクロッチ部において本体と縫着されているため縫目が形成される。かかる縫目の部分では、生地の厚みが厚くなったり、固くなったりするため、該縫目部分が身体に当たって着心地が低下するという問題がある。また、クロッチ部以外の体の前面側や臀部側にも縫目が形成されるため、着用時に比較的目立つ位置に縫目が位置することになり、縫目が上着の外側から認識されやすく、外観を損なうという問題もある。
特許文献2に記載のボトム衣類は、重合編地と本体編地とを接合するために、重合編地を構成する編糸の一部が本体編地の編目に通されて縫目を構成している。そのため、縫着した場合に形成される縫目よりは生地の厚みや硬さは軽減されるものの、やはり、編糸を網目に通した箇所に縫目が存在するため、着心地の低下は十分に抑制できず、縫目が上着の外側から認識されることも十分に抑制できない。
特開2002−138306号 登録実用新案公報第3074712号
そこで、上記問題点に鑑み、本発明は、保温性を向上させつつ、着心地の低下を抑制し、外観を損ないにくいボトム衣類を提供することを課題とする。
本発明にかかるボトム衣類は、
下腹部を覆う前面部と、臀部を覆う後面部と、前記前面部と前記後面部とを下端部で連結するクロッチ部とを有する衣類本体と、
前記衣類本体の内面側に配置される内布とを備え、
前記内布は、前記クロッチ部を覆うクロッチ被覆部と、前記前面部及び前記後面部の少なくともいずれか一方を覆う本体被覆部とを含み、
前記内布と前記衣類本体とは接着によって接合され、
前記内布の周縁端は端始末されていない切断端である。
本発明のボトム衣類は、クロッチ部を覆うクロッチ被覆部と、前記前面部及び前記後面部の少なくともいずれか一方を覆う本体被覆部とを含む内布が、衣類本体の内面側に配置されているため、該内布が配置されている箇所において生地が積層され、保温性が向上する。また、前記内布と前記衣類本体とが接着によって接合されているため、衣類本体と内布との接合位置において縫着する必要がなくなり縫目が不要になる。そのため、着心地を損なうことがないと同時に、上着の上から認識されうる部分が少なくなり着用時に外観を損ないにくい。
さらに、前記内布の周縁端は端始末されていない切断端であるため、内布の周縁端のラインが外側から認識されにくい。すなわち、上着の上から認識されうる部分が少なくなり着用時に外観を損ないにくい。
本発明にかかるボトム衣類において、前記クロッチ被覆部と前記本体被覆部とが分離していてもよい。
前記クロッチ被覆部と前記本体被覆部とが分離している場合には、クロッチ被覆部の動きに本体被覆部が連動しにくくなるため、運動時等のようにクロッチ部が大きく動く場合に衣類本体の前面部又は/及び後面部が引っ張られることを抑制できる。よって、着心地が低下することをより抑制することができる。
本発明にかかるボトム衣類において、前記クロッチ被覆部と前記本体被覆部とが結合していてもよい。
前記クロッチ被覆部と前記本体被覆部とが結合している場合には、衣類本体と内布との接合箇所を少なくすることができる。よって、着心地が低下することをより抑制することができる。
本発明にかかるボトム衣類において、前記本体被覆部は、前記前面部を覆う前面被覆部を有していてもよい。
前記本体被覆部が、前記前面部を覆う前面被覆部を有している場合には、特に下腹部の保温性を向上させることができる。
本発明にかかるボトム衣類において、前記本体被覆部は、前記後面部を覆う後面被覆部を有していてもよい。
前記本体被覆部が、前記後面部を覆う後面被覆部を有している場合には、特に臀部の保温性を向上させることができる。
本発明によれば、保温性を向上させつつ、着心地の低下を抑制し、外観を損ないにくいボトム衣類を提供することができる。
一実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 一実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 一実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 一実施形態のボトム衣類を示す正面図。 一実施形態のボトム衣類を示す背面図。 一実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図4のI−I線端面拡大図。 一実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 一実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図13のII−II線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図21のIII−III線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図29のIV−IV線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図37のV−V線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図45のVI−VI線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図53のVII−VII線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類の裏返した状態を示す背面図。 他の実施形態のボトム衣類の展開状態を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す正面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す右側面図。 図61のVIII−VIII線端面拡大図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大平面図。 他の実施形態のボトム衣類を示す拡大底面図。
以下、図面に基づいて本発明に係るボトム衣類の実施形態について説明する。尚、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
本実施形態のボトム衣類は、下腹部を覆う前面部と、臀部を覆う後面部と、前記前面部と前記後面部とを下端部で連結するクロッチ部とを有する衣類本体と、前記衣類本体の内面側に配置される内布とを備え、前記内布は、前記クロッチ部を覆うクロッチ被覆部と、前記前面部及び前記後面部の少なくともいずれか一方を覆う本体被覆部とを含み、前記内布と前記衣類本体とは接着によって接合され、前記内布の周縁端は端始末されていない切断端であるボトム衣類である。
本実施形態のボトム衣類10については、図1乃至図9を参照して具体的に説明する。
本実施形態のボトム衣類10は、例えば、女性用のショーツである。
ボトム衣類10は、下腹部を覆う前面部11と、臀部を覆う後面部12と、前記前面部11と前記後面部12とを下端部で連結するクロッチ部13とを有する衣類本体1と、前記衣類本体1の内面側に配置される内布2とを備えている。
尚、以下の説明において、上下方向とはボトム衣類を着用した場合に着用者の身長の方向を意味し、幅方向とは身体の幅方向を意味する。また、前後方向とは着用者の身体の前後方向を意味する。
衣類本体1は、前面部11の両側縁部と後面部12の両側縁部とが接合され、前面部11の下端部とクロッチ部13の前端部13aとが接合され、後面部12の下端部とクロッチ部13の後端部13bとが接合されることで連結されている。
前面部11の両側縁部と後面部12の両側縁部とが接合された接合位置A、Aは、着用した際に着用者の両脇線となる位置B、Bよりも前面側に配置されている。すなわち、着用時には前側の両側部に後面部12の両側部が配置されるように構成されている。
前面部11と後面部12とが接合位置A、Aで接合されることで、着用者の胴囲に配置される上部開口部1aが形成され、前面部11と後面部12とクロッチ部13とが接合されることで、両足の付け根の周囲に配置される下部開口部1b、1bが形成されている。
つまり、上部開口部1aは、前面部11及び後面部12の上端縁によって構成されており、下部開口部1bは、前面部11及び後面部12の下縁部及びクロッチ部13の両側縁部によって構成されている。
内布2は、衣類本体1のクロッチ部13の内面側を覆うクロッチ被覆部21と、前記前面部11及び前記後面部12の少なくともいずれか一方の少なくとも一部を覆う本体被覆部22とを含む。
本実施形態では、本体被覆部22は、前面部11の一部を覆う前面被覆部221と、後面部12の一部を覆う後面被覆部222とを有する。
本実施形態の内布2のクロッチ被覆部21は、衣類本体1のクロッチ部13の内面側の略全面を覆う。
前面被覆部221は、クロッチ被覆部21の前端部21aから前面側に延設されて前面部11の上端部まで配置されている。
前面被覆部221の下端部(クロッチ被覆部21との連結部)の幅はクロッチ部13の前端部13a及びクロッチ被覆部21の前端部21aの幅と略等しく、上端縁2210の幅は前面部11の上端縁の幅と等しい。前面被覆部221の両側縁221a,221aは、クロッチ被覆部21の前端部21aの両端から、前面部11の上端縁の両端を結ぶ直線を構成するように形成されている。すなわち、前面被覆部221は、衣類本体1の前面部11の内面側において、クロッチ部13の前端部から前面部11の上端部にかけて上方向に向かって広がるような形状に構成されている。
後面被覆部222は、クロッチ被覆部21の後端部21bから後面部12の上端部まで延設されている。後面被覆部222の下端部(クロッチ被覆部21との連結している部分)の幅はクロッチ部13の後端部13b及びクロッチ被覆部21の後端部21bの幅と等しく、上端縁2220の幅は後面部12の上端部の幅よりやや狭くなるよう構成されている。
後面被覆部222の両側部の上部には、両脇線に平行な直線部2221が形成され、該直線部2221の下端とクロッチ被覆部21との接続位置の両端部との間に形成される後面被覆部222の両側縁222a,222aは、後面被覆部222が上下方向の中央部がもっとも幅狭になるように湾曲した形状、つまり、後面被覆部222の幅方向の中央部を通る中心軸に向かって凸となるような曲線になるように形成されている。すなわち、後面被覆部222の両側縁222a,222aは、着用者の両臀部の頂点を避けた位置であって、臀部の膨らみの周囲に沿って配置されるように構成されている。
本実施形態の内布2は、前記クロッチ被覆部21と前記本体被覆部22とが結合しているものである。
クロッチ被覆部21と前記本体被覆部22とが結合しているとは、例えば、クロッチ被覆部21と本体被覆部22とが一枚の生地から構成されていてもよく、あるいは、別の生地からなるクロッチ被覆部21と前記本体被覆部22とを、縫着、接着剤による接着、融着等による接着等の接合方法によって接合されていてもよい。
つまり、前記クロッチ被覆部21と前記本体被覆部22とが結合されているとは、クロッチ被覆部21と前記本体被覆部22とが連続する同一の周縁に囲まれた内布の領域内に含まれていることをいう。
内布2の周縁端は端始末されていない切断端である。
本実施形態において切断端とは、生地を切断したままの端縁のことをいう。また、端始末とは、切断端を折り返して縫着したり、テープ等の別布で端部を包んで縫着したりして生地の切断端縁がほつれないようにする処理をいう。
すなわち、端始末されていない切断端とは、前記のような端始末をせずに切断したままの生地の端縁をいう。
内布2の周縁端は、本実施形態においては、前面被覆部221、後面被覆部222及びクロッチ被覆部21の周囲の端縁をいう。
より具体的には、図3に示す、前面被覆部221の上端縁2210、両側縁221a,221a、後面被覆部222の上端縁2220、両直線部2221、2221、両側縁222a,222a、クロッチ被覆部21の両側縁21c、21cとで形成される周縁端が端始末をせずに切断したままの端縁として形成されている。
内布2の周縁端が端始末されていない切断端であることで、内布2の周縁端に折り返し部や、テープ等の別布が存在しないため、生地の厚みが厚くなったり、硬くなって生地の伸縮性が阻害されない。よって、着用時に異物感がなく着心地が低下しにくくなる。
また、内布2の周縁端が端始末されていない切断端であることで内布の周端縁のラインが外側から見えにくいため、外観の低下を抑制できる。
内布の周縁端を切断端として形成する場合には、内布2を構成する生地として切断端がほつれにくい生地(きりっぱなし仕様の生地)を採用することが好ましい。
かかるきりっぱなし仕様の生地としては、例えば、熱融着繊維を他の繊維とともに編み込みこみヒートセット加工(熱セット加工)を施した生地等が挙げられる。かかる生地は、内布2を所定形状に裁断するだけで、裁断後にフチ縫い等の端部処理をしなくても、ほつれが生じることはない。
具体的には、ポリウレタン弾性繊維等の比較的低融点の熱融着性繊維と、該熱融着性繊維よりも高融点の他の繊維、例えば、綿、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、キュプラ等とを含み、予め、熱融着性繊維の融点以上の温度であって且つ他の繊維の融点以下の温度でヒートセット加工(熱セット加工)されて、解れ止め処理された生地等が挙げられる。
熱融着性繊維と他の繊維との好ましい組み合わせを有する生地としては、熱融着性繊維としてポリウレタン、他の繊維として綿やレーヨンなどの保水性の高い繊維等を含む緯編地などが挙げられる。
より具体的には、内布2の生地としては、熱融着性または熱溶着性ポリウレタンのベア繊維糸(好ましくは20〜50デシテックス)と他の糸(綿糸またはナイロン糸)とをプレーティング編みにより編成後、ヒートセットによりポリウレタンのベア繊維糸を溶着させてきりっぱなし仕様に適合した緯編地等が挙げられる。
また、内布2の生地の組成としては、綿またはナイロンを60%〜95%、ポリウレタンを5%〜40%(ただし2つの合計は100%を超えない)等であることが好ましい。特に、生地の組成として綿を80%以上含む場合には、肌ざわりがやさしく、吸水性と保温性(綿繊維の中空構造に由来)に優れた生地とすることができるため好ましい。
本実施形態の内布2を構成する生地としては、上述した熱融着性繊維と、前記他の繊維とを含む緯編地からなる生地が、伸縮性、吸水性及び通気性に優れているため特に好ましいが、本実施形態の内布2を構成する記事はこれに限定されるものではなく、きりっぱなし仕様の生地であればこれに限定されるものではない。
例えば、以下のような各生地が挙げられる。
(1)編組織が非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×1編み組織であって、かつ各編針において非弾性糸と弾性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目により編成された伸縮性たて編地等からなる生地(特開2003−147618公報参照)。
(2)ニット生地であって、単位ニット生地間に低融点ナイロン糸を分離用糸として挿入編成して、該分離用糸を加熱溶融することで各単位ニット生地を切断するようにした生地(特開平10−8361号公報参照)。
また、内布2は伸縮性の高い生地であることが好ましい。内布2が伸縮性の高い生地から構成されることで、着用時に身体にフィットしやすくなる。
尚、衣類本体1を構成する生地と内布2を構成する生地とは、同じ程度の伸縮性を有する生地であってもよく、異なる伸縮性を有する生地であってもよい。
例えば、内布2を、衣類本体1を構成する生地と同程度の伸縮性を有する生地から構成した場合には、身体によりフィットしやすくなり着心地がより向上する。
また、内布2を、衣類本体1を構成する生地よりも伸縮性の低い生地から構成した場合には、後述するように、内布2によって下腹部や臀部の形状を整える機能を発揮させやすくなる。
ボトム衣類10の衣類本体を構成する生地としては、特に限定されるものではないが、例えば、綿、ナイロン等が挙げられ、前記内布2を構成する生地と同様のきりっぱなし仕様の生地を用いることが好ましい。
衣類本体1と内布2とは、該内布2の周縁端の付近(周縁端部)が内布と接着されることによって接合されている。本実施形態における接着とは、接着剤による接着、あるいは内布と衣類本体とを融着させることによる接着を含む。
衣類本体1と内布2とを接着によって接合することによって、縫着による接合に比べて縫目が存在しないことにより着心地の低下が抑制でき、且つ、衣類本体1と内布2との接合箇所が外側から見えにくいため外観の低下を抑制できる。
接着剤あるいは融着によって内布2を衣類本体1に接着する方法としては、例えば、内布2と衣類本体1との間にフィルム状またはリキッド状のホットメルト接着剤を介在させて、アイロン等の加熱具で内布2と衣類本体1とを加熱加圧することでホットメルト接着剤を溶融させ、その後、冷却・固化させることで内布2及び衣類本体1の両生地片を接着すること等が挙げられる。
内布2及び衣類本体1の両生地片を接着する方法としては公知の接着方法を採用できる。例えば、国際公開第2014/109318号に記載されているように、貼り合わせる両生地片を接着剤を介して貼り合わせる際に、接着剤をジグザク状、カーブ状等の所定形状に形成すること等が挙げられる。このように接着剤を所定形状にすることで、伸縮性を有する衣類本体1及び内布を伸縮性を阻害しないように貼り合わせることができ、着心地を向上させることができ、且つ生地本来の伸縮性による機能を発揮させやすくなる。
本実施形態において、衣類本体1と内布2とは内布2の周縁端部以外の部分においては接合されていない。すなわち、内布2の衣類本体1と重ねあわされている周縁端部以外の面においては衣類本体1と内布2とは離間した状態である。
このように、内布2の周縁端部以外の部分において衣類本体1と内布2とが離間した状態であることにより、衣類本体1と内布2との間に空気層を形成することができ、より保温性を向上させることができる。
上述のような本実施形態のボトム衣類10は、クロッチ部13を覆うクロッチ被覆部21と衣類本体1の前面部11及び後面部12を覆う本体被覆部22とを含み且つ衣類本体1の内面側に配置される内布2を備えている。このことにより、内布2が配置されている箇所において生地が積層されるため保温性が向上する。また、前記内布2と前記衣類本体1とが接着によって接合されているため、衣類本体1と内布2との接合位置において縫目が存在しない。よって、着心地の低下を抑制でき、上着の上から認識されうる部分が少なくなる。さらに、前記内布2の周縁端は端始末されていない切断端であるため、内布2の周縁端のラインが外側から認識されにくい。すなわち、上着の上から認識されうる部分が少なくなり外観を損なうことを抑制しうる。
また、本実施形態のボトム衣類10は、内布2がクロッチ被覆部21と本体被覆部22とが結合しているため、内布を構成する部品点数が少なくなり衣類本体1と内布2との接合箇所を少なくすることができる。よって、着心地が低下することをより抑制することができる。
さらに、クロッチ被覆部21と本体被覆部22とが連結していることにより、以下のような作用が生じる。
すなわち、ボトム衣類10を着用した場合に、下腹部や臀部の前後方向への膨出によって前面部11、後面部12が引っ張られて生地が伸張し、衣類本体1の内面側に配置された内布2の本体被覆部22の生地もつられて伸張する。一方、クロッチ部13は着用時には股の間に配置されるため伸張しにくい状態になる。従って、本体被覆部22は、クロッチ部13側ではクロッチ被覆部21によって固定されて伸張が抑制される。このため、本体被覆部22はクロッチ被覆部21側において前後方向への伸張をある程度抑制する力が働き、下腹部や臀部の膨出を押圧する作用が生じる。
よって、腹部や臀部の膨出を補正する補正下着として機能しうる。
特に、内布2を構成する生地として、衣類本体1を構成する生地よりも伸縮性の低い生地を用いた場合には、より伸張を抑制しやすくなるため、下腹部や臀部の膨出を押圧する作用が高まる。
また、内布2が配置される箇所を変えることで、体の異なる部位を補正することが可能となる。
例えば、本体被覆部22が、前面部11を覆う前面被覆部221を有している場合には下腹部の膨出を補正する補正下着として機能しうる。
また、本体被覆部22が、後面部12を覆う後面被覆部222を有している場合には臀部の形状を整える補正下着として機能しうる。
この場合、前面被覆部221、後面被覆部222が前面部、後面部を覆う面積、覆う位置等は、補正したい箇所等に応じて適宜設定することができる。
本実施形態の後面被覆部222の両側縁222a,222aは、着用した際に着用者の両臀部の膨らみの周囲に沿って配置されるように湾曲形状に形成されている。よって、両臀部の膨らみを押圧しないで、両臀部の周囲のみを押圧することで、ヒップアップの機能を発揮しうる。
(実施形態2)
本実施形態のボトム衣類10については図10乃至17を参照して具体的に説明する。本実施形態のボトム衣類10の前面部11、後面部12およびクロッチ部13の構成は、図1乃至9に示す実施形態1におけるボトム衣類10と同様であるが、内布2が、クロッチ被覆部21と本体被覆部としての後面被覆部222’とから構成されている点において異なる。
本実施形態の後面被覆部222’は、クロッチ被覆部21の後端部21bから後側の両側方向に向かって延設されている。具体的には、後面被覆部222’はクロッチ被覆部21との連結部分から幅方向の側方部において上方に向かってそれぞれ突出するように一対の両側部222A、222Aが形成されており、各両側部222A、222Aはそれぞれ両足の付け根の周囲に配置される下部開口部1b、1bに沿って配置されている。後面被覆部222’の上端縁222a(両側部222A、222Aの上端縁)は、幅方向の両側部から中央部に向かって下がるように湾曲形状に形成されており、後面被覆部222’が着用者の臀部の下部の丸みに沿って配置されるように構成されている。すなわち、後面被覆部222’は、後面側から見た際に略Uの字形状になるように構成されている。
本実施形態のボトム衣類10は、内布2が後面において下部開口部1b、1bに沿った位置に配置されているため、ボトム衣類10の下部開口部1b、1bにおいて生地が積層されて補強される。従って、下部開口部1b、1bの付近の生地が上方にずり上がることが抑制され、着心地の低下をより抑制できる。
本実施形態において、後面被覆部222’の形状は上述のようなクロッチ被覆部21との連結部分から幅方向の側方部において両側の上方に向かって突出するように延出されている両側部222A、222Aを有する略Uの字形状であることに限定されるものではない。
例えば、本実施形態の変形例としては、図18乃至25に示すような、幅方向の中央部において上方に凸状となるような形状の後面被覆部222’’を有するボトム衣類10であってもよい。
具体的には、後面部12の幅方向の中央部を頂部Vとして、該頂部Vから両側部に向かって下がるような上端縁222b、222bを有する上部が略三角形状の後面被覆部222''であって、前記上端縁222b、222bは臀部の下部の丸みに中央部から側方部にかけて沿うような湾曲形状に形成されている。
かかる変形例のボトム衣類10は、後面被覆部222''は頂部Vから両側部の間に形成されている前記上端縁222b、222bを有するため、該上端縁222b、222bによって臀部の丸みを下方から支えることができ、ヒップの形状を立体的に見えるように整えることが可能になる。
本実施形態の別の変形例として、図26乃至33に示すような、後面被覆部222'''を有するボトム衣類10であってもよい。
具体的には、後面部12の幅方向の中央部に中央頂部V1を有し、該中央頂部V1から両側部に向かって下がるような上縁部222b、222bを有する上部が略三角形状の後面被覆部222'''であって、前記上端縁222b、222bの側方の端部には側方頂部V2,V2を有している。中央頂部V1および側方頂部V2,V2は上端縁222b、222bから半円形状に突出している。
また、後面被覆部222'''の下方側の両側端縁222c、222cは、下部開口部1b、1bの後側に沿って配置されている。
後面被覆部222'''の上端縁222b、222bは下方に向かって凸となるような湾曲形状に形成されており、つまり、着用時に後面被覆部222'''が臀部の下部の丸みに中央部から側方部にかけて沿うような湾曲形状に形成されている。
かかる変形例のボトム衣類10は、後面被覆部222'''の中央の頂部V1から両側の側方頂部V2,V2に向かう湾曲した上端縁222b、222bによって臀部の丸みを下方から支えることができ、ヒップの形状を立体的に見せることが可能になる。
また、後面被覆部222'''の両側端縁222c、222cは、下部開口部1b、1bに沿って配置されているため、ボトム衣類10の下部開口部1b、1bにおいて生地が積層されて補強され、下部開口部1b、1bの付近の生地が上方にずり上がることが抑制でき、着心地の低下をより抑制できる。
本実施形態のボトム衣類10は、内布2がクロッチ被覆部21と、本体被覆部22とを備えており、前記本体被覆部22は、前記後面部の少なくとも一部を覆う後面被覆部222を有しているため、保温性を向上させつつ、着心地の低下を抑制し、外観を損ないにくいボトム衣類において、特に臀部の保温性を向上させることができる。
また、本実施形態のボトム衣類10の後面被覆部222が、臀部の周囲に配置されるような端縁を有している場合には、臀部の形状を整える補正下着として機能することができる。
(実施形態3)
本実施形態のボトム衣類10については図34乃至41を参照して具体的に説明する。本実施形態のボトム衣類10の前面部11、後面部12およびクロッチ部13の構成は図1乃至9に示す実施形態1におけるボトム衣類10と同様であるが、内布2が、クロッチ被覆部21と本体被覆部としての前面被覆部221’とから構成されている点において異なる。
内布2の前面被覆部221’は、クロッチ被覆部21の前端部21aから前面部11の上端部まで配置されている。前面被覆部221’の上端部の幅は前面部11の上端部の幅よりやや狭く形成されている。また、前面被覆部221'の両側縁221b、221bは、前面部11の両側縁と平行な直線として形成されており、すなわち、前面被覆部221’は、衣類本体1の前面部11の内面側において、前面部11の幅よりもやや内側において、且つ、上下方向の全長さにわたって前面部11を覆うように構成されている。
また、前面被覆部221’の下方両側に形成される下端縁221c、221cは下部開口部1b、1bに沿った位置に配置されている。
本実施形態のボトム衣類10は、前面部11の内側の上下方向の全長にわたって内布2が配置されているため、着用した場合に下腹部の上下方向全体に二重に積層された部分が配置される。よって、下腹部の前方向への膨出をより押圧しやすくなり、下腹部の膨出を補正する補正下着として機能しうる。
また、本実施形態のボトム衣類10は、前面被覆部221’の下端縁221c、221cが前面において下部開口部1b、1bに沿った位置に配置されているため、ボトム衣類10の下部開口部1b、1bにおいて生地が積層されて補強される。従って、前面側において下部開口部1b、1bの付近の生地が上方にずり上がることが抑制され、着心地の低下をより抑制できる。
本実施形態において前面被覆部221’の形状は上述のような形状に限定されるものではない。
例えば、本実施形態の変形例のボトム衣類10は、基本的な構成は上述のような図34乃至41に示すボトム衣類10と同様であるが、図42乃至49に示すように、前面部11の下方において、前面被覆部221''の下方両側に形成される下端縁221c、221cが下部開口部1b、1bの前側部分よりやや内側に配置されるように構成されている。すなわち、ボトム衣類10の下部開口部1b、1bの前側部分の周囲には内布2が配置されていない部分が形成されている。
本変形例のボトム衣類10は、下部開口部1b、1bの前側部分の周囲には内布2が配置されていない部分が形成されているため、生地の厚みが厚くならず足まわりの伸縮性がより向上する。よって、特に運動時など激しく動く場合に着心地が低下することを抑制できる。
本実施形態のボトム衣類10は、内布2がクロッチ被覆部21と、本体被覆部とを備えており、前記本体被覆部は、前記前面部の少なくとも一部を覆う前面被覆部221’’を有しているため、保温性を向上させつつ、着心地の低下を抑制し、外観を損ないにくいボトム衣類において、特に下腹部の保温性を向上させることができる。
また、本実施形態のボトム衣類10の前面被覆部221''が、前面部11の上下方向に渡って配置される場合には、下腹部の膨出を抑制する補正下着として機能することができる。
(実施形態4)
本実施形態のボトム衣類10については図50乃至57を参照して具体的に説明する。本実施形態のボトム衣類10の前面部11、後面部12およびクロッチ部13の基本的な構成は実施形態1におけるボトム衣類10と同様であるが、内布2が、クロッチ被覆部21と本体被覆部22とから構成されており、且つ、前記クロッチ被覆部21と前記本体被覆部22とが分離している点において異なる。
具体的には、本実施形態の内布2は、本体被覆部22として前面被覆部221'''を備えており、該前面被覆部221'''とクロッチ被覆部21とが別の生地から構成されている。すなわち、本実施形態の内布2は、前面被覆部221'''を構成する生地と、クロッチ被覆部21を構成する生地との二枚の生地片から構成されている。
該前面被覆部221'''の下端縁221cは、クロッチ被覆部21の前端部21aからやや上方に位置に配置されている。すなわち、前記クロッチ被覆部21の前端部21aと前記前面被覆部221'''との間は離間している。
より具体的には、前記該前面被覆部221'''の下端部は、幅方向の中央部において最も下方に位置する中央部頂部V3と、該中央頂点部V3の両側に斜めに上方に向かうように構成されている直線状の下端縁221c、221cとを含む。
本実施形態の前面被覆部221'''の両側縁は、前面部11と後面部12との接合位置A,Aにおいて前面部11に接合されている。
すなわち、前面被覆部221'''の幅は前面部11の幅と一致しており、前面部11の幅方向にわたって前面被覆部221'''が配置されている。
前面被覆部221'''の下端縁221c、221cは、下部開口部1b、1bより内側にあたる位置に配置されて、ボトム衣類10の下部開口部1b、1bの周囲には内布2が配置されていない部分が形成されている。
本実施形態のボトム衣類10は、前記クロッチ被覆部21と本体被覆部としての前面被覆部221'''とが分離しているため、クロッチ被覆部21の動きに前面被覆部221'''が直接連動することがなく動きにくくなるため、運動時等のようにクロッチ部13の動きが大きくなる場合にもクロッチ被覆部21によって衣類本体1の前面部11が引っ張られることを抑制できる。よって、着心地が低下することをより抑制することができる。
また、前面被覆部221'''が前面部11の幅方向にわたって配置されていることで、前面部11上部が補強されてかかる補強により下腹部の膨出を抑制する採用が生じやすい。よって、補正下着として機能することができる。
本実施形態のボトム衣類10において、クロッチ被覆部21と前面被覆部221'''との位置関係は特に限定されるものではなく、例えば、図58乃至65に示すように、該前面被覆部221'''’の下端縁221cの中央部(中央頂部V3)がクロッチ被覆部21の前端部21aと接するような位置に配置されていてもよい。
本変形例においては、前記クロッチ被覆部21と前面被覆部221''''とは接するように配置されているが、別の生地片から構成されており、且つ、結合されておらず、すなわち分離している。
前記前面被覆部221''''の幅は、前面部11の上端部の幅よりやや狭く形成されている。また、前面被覆部221''''の両側縁221b、221bは、前面部11の両側縁と平行になる直線に形成されており、すなわち、前面被覆部221''''は、衣類本体1の前面部11の内面側において、前面部11の幅よりもやや内側において前面部11を覆うように構成されている。
本変形例のボトム衣料10は、前記クロッチ被覆部21と前面被覆部221''''とは接するように配置されているが、別の生地から構成されており、且つ、連結はされておらず、すなわち分離している。従って、クロッチ部13の動きが大きくなる場合にもクロッチ被覆部21によって衣類本体1の前面部11が引っ張られることを抑制でき、よって、着心地が低下することをより抑制することができる。
本実施形態のボトム衣類10は、クロッチ被覆部21と本体被覆部とから構成されており、且つ、前記クロッチ被覆部と前記本体被覆部とが分離されている内布を備えてなるが、内布の構成はこれに限定されるものではない。
例えば、本体被覆部として後面被覆部を備えており、該後面被覆部とクロッチ被覆部とが別の生地から構成されて、クロッチ被覆部と後面被覆が連結されていないボトム衣類であってもよい。この場合には、ボトム衣類は、クロッチ被覆部の動きに後面被覆部が連動しにくくなるため、運動時等のようにクロッチ部の動きが大きくなる場合にもクロッチ被覆部によって衣類本体の後面部が引っ張られることを抑制できる。よって、着心地が低下することをより抑制することができる。
本実施形態のボトム衣類10は、内布2がクロッチ被覆部21と、本体被覆部とを備えており、前記本体被覆部は、前記前面部の少なくとも一部を覆う前面被覆部221''''を有しているため、保温性を向上させつつ、着心地の低下を抑制し、外観を損ないにくいボトム衣類において、特に、クロッチ被覆部と本体被覆部とが分離されていることによって、着心地の低下をより抑制しうる。
上述の各実施形態(各変形例を含む)において、ボトム衣類10として女性用のショーツを例に挙げて説明したが、ボトム衣類としてはこれ限定されるものではなく、女性用、男性用を問わずに、下腹部を覆う前面部と、臀部を覆う後面部と、前記前面部と前記後面部とを下端部で連結するクロッチ部とを有する衣類本体を備えているボトム衣類であればよい。例えば、ショーツ、ガードル、水着等が挙げられる。
また、上述の各実施形態(各変形例を含む)において、内布2のクロッチ被覆部21は、衣類本体1のクロッチ部13の全面を覆う形状であるが、クロッチ被覆部21は少なくともクロッチ部13の一部を覆う形状であればよい。
さらに、上述の各実施形態(各変形例を含む)において、衣類本体1と内布2とは、内布2の周縁のみで接着により接合されているものであるが、内布と衣類本体との接合は、該接着による接合箇所以外に接合されていてもよい。
本実施形態にかかるボトム衣類は以上のとおりであるが、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 衣類本体、1a 上部開口部、1b 下部開口部、2 内布、10 ボトム衣類、11 前面部、12 後面部、13 クロッチ部、21 クロッチ被覆部、22 本体被覆部、221 前面被覆部、222 後面被覆部

Claims (1)

  1. 下腹部を覆う前面部と、臀部を覆う後面部と、前記前面部と前記後面部とを下端部で連結するクロッチ部とを有し、前記前面部の両側縁部と前記後面部の両側縁部とが連結された衣類本体と、
    前記衣類本体の内面側に配置される内布とを備え、
    前記内布は、前記クロッチ部を覆うクロッチ被覆部と、前記前面部及び前記後面部の少なくともいずれか一方を覆う本体被覆部とを含み、
    前記内布と前記衣類本体とは接着によって接合され、
    前記内布の周縁端は端始末されていない切断端であり、
    前記クロッチ被覆部と前記本体被覆部とが結合し、
    前記本体被覆部は、前記前面部を覆う前面被覆部を有し、
    前記前面被覆部は、上下方向の全長さにわたって前記前面部を覆うように構成され、
    前記前面被覆部の上端部の幅は前記前面部の上端部の幅より狭く形成され、
    前記前面被覆部の下端縁が前面において、前記前面部及び前記後面部の下縁部及び前記クロッチ部の両側縁部によって構成される下部開口部に沿った位置に配置され、かつ、前記前面被覆部は、前記前面部の両側縁部に沿って上端部に向かって徐々に狭幅になるように配置されている、ボトム衣類。
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