JPH08158109A - 股部を有するフィットタイプの衣類 - Google Patents
股部を有するフィットタイプの衣類Info
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- JPH08158109A JPH08158109A JP6292798A JP29279894A JPH08158109A JP H08158109 A JPH08158109 A JP H08158109A JP 6292798 A JP6292798 A JP 6292798A JP 29279894 A JP29279894 A JP 29279894A JP H08158109 A JPH08158109 A JP H08158109A
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Abstract
ップアップ機能が付与された股部を有するフィットタイ
プの衣類を提供する。 【構成】 ヒップの頂点部17、17´よりも後正中線
寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在し、上端はヒ
ップラインを越えて更に斜め脇方向に延びてウエストラ
インに至り、脇部の腸骨上縁近傍をカバーし、前脇で腹
部片の上方の縁部にまで至っており、下端は臀溝16を
越えるあたりから先細りとなり、臀溝最下点15を少し
越えたところまで到達しているヒップラインから股下点
ラインまでの間における幅が2.5〜3.5cmの比較
的緊締力の強いヒップ引上げ部片1が充当され、更に接
ぎライン5がヒップ引上げ部の下方からほぼその延長方
向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて脇側の裾
に至っている伸縮性布地からなるロングガードル。
Description
イプの衣類に関するものである。特に本発明は、脚部が
動かしやすく、着用感が優れ、かつヒップアップ機能が
付与された股部を有するフィットタイプの衣類に関する
ものである。
用する股部を有するフィットタイプの衣類として、例え
ば、ガードル、ボディスーツなどのファンデーション類
やスパッツ、タイツ、ショーツ、レオタード、水着な
ど、あるいはフィットタイプの股部を有するアウターウ
ェアーなどは、通常、ヒップの形状を美しく補整してヒ
ップアップ機能などを付与したタイプのものも近年よく
用いられている。
に於いて、ヒップアップ機能を付与する最も典型的な手
法は、股部から斜め上方脇側方向に裏打ち布などを当て
がってその部分の伸びを小さくして、すなわち緊締力を
大きくしてヒップアップ機能を付与する構造にしたもの
がよく知られている。この従来のヒップアップ機能を付
与する手法をガードルを例に挙げて説明する。
れたガードルの後側から見た斜視図であり、図23はそ
の前側から見た斜視図である。211は後中心部から臀
部に充当されている後身頃であり、通常、横方向(ガー
ドルの縦横方向基準)よりも縦方向の伸びが小さい布地
などが用いられており、213は前脇部、脇部並びに脚
部を形成する脚部形成身頃であり、後身頃211は接ぎ
ライン214に於いて脚部形成身頃213と接ぎ合わさ
れている。そして脚部形成身頃213の裏側の一部に股
部から斜め上方脇側方向に裏打ち布212が当てがわれ
て、この部分の緊締力を増大し、ヒップの垂れ下がりを
防止してヒップアップ機能を付与している。なお215
は裏打ち布212の下側の縁に於ける接ぎラインを示し
ている。ガードルの前側は、本発明では特に問題として
取り上げていない部分であるので、何等制限するもので
はないが、代表的な従来のガードルに於いては、腹部に
充当されている腹部布216が設けられており、その腹
部布216の裏側、ないしは、表側に必要に応じてお腹
押さえ布217が設けられて腹部の贅肉の膨出をコント
ロールしている。
有するフィットタイプの衣類として、ガードルを代表例
に挙げて説明したが、その他の従来のヒップアップ機能
を付与した股部を有するフィットタイプの衣類、例えば
ボディスーツなどのファンデーション類やスパッツ、タ
イツ、ショーツ、レオタード、水着など、あるいはフィ
ットタイプの股部を有するアウターウェアーなどにおい
ても、通常、ヒップアップ機能の付与手段としては、図
22に示したとほぼ同様に、当該衣類の本体の裏側の一
部に股部から斜め上方脇側方向に裏打ち布を当てがっ
て、この部分の緊締力を増大している手法が代表的であ
る。
説明したように、衣類の本体の裏側の一部に股部から斜
め上方脇側方向に裏打ち布を当てがって、この部分の緊
締力を増大することによってヒップアップ機能を付与し
ている従来の衣類に於いては、裏打ち布などの緊締力が
増大された部分が大殿筋の筋腹のほぼ中央近傍部分を横
切る事になり、ヒップアップ機能は付与されるが、大殿
筋の筋腹のほぼ中央近傍部分を横切って圧迫するので、
脚の動きを妨げて脚が動かしにくいと共に着用感も低下
するという問題がある。
し、運動時などにも脚部が動かしやすく、着用感が優
れ、快適な着心地が得られ、かつヒップアップ機能が付
与された股部を有するフィットタイプの衣類を提供する
事を目的とする。
態様に於いては、前記目的の他にそれぞれ次の様な目的
を有する。 (2)すなわち、更に本発明は、ヒップアップ機能がよ
り安定して発揮され、運動時などにも脚部の運動を妨げ
ないヒップアップ機能と脚部の運動容易性、着用感のバ
ランスのとれた股部を有するフィットタイプの衣類を提
供することを目的とするものである。
ップアップ機能がより強化された股部を有するフィット
タイプの衣類を提供することを目的とするものである。 (4)また、更に本発明の別の目的は、ヒップアップ機
能がより一段と強化された股部を有するフィットタイプ
の衣類を提供することにある。
ップアップ機能が更により一段と強化された股部を有す
るフィットタイプの衣類を提供することにある。 (6)また、更に本発明の別の目的は、臀部下部から効
果的にヒップアップする機能が更に強化された股部を有
するフィットタイプの衣類を提供することにある。
動時などにも脚部が動かしやすく、着用感が優れ、快適
な着心地が得られ、ヒップアップ機能が効率良く発揮さ
れる具体的衣類を提供することにある。
ップアップ機能が更により一段と強化、増大された股部
を有するフィットタイプの衣類を提供することにある。 (9)また、更に本発明の別の目的は、衣類製造の通常
の手法で容易に製造し得る股部を有するフィットタイプ
の衣類を提供することにある。
衣類製造の通常の手法で容易に製造でき、ヒップアップ
機能がより強化された股部を有するフィットタイプの衣
類を提供することにある。
より一段と美しいヒップの膨らみが実現できる股部を有
するフィットタイプの衣類を提供することにある。 (12)また、更に本発明の別の目的は、衣類が余り分
厚くならず、着用者のシルエットを低下させることな
く、容易に本発明の前述の目的が達成し得る股部を有す
るフィットタイプの衣類を提供することにある。
に本発明は次の構成を有するものである。 (1)伸縮性布地からなる股部を有するフィットタイプ
の衣類に於いて、上端は少なくともヒップラインを越
え、また下端は少なくとも臀溝近傍まで到達し、ヒップ
の頂点部から後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿
って延在する比較的緊締力の強いヒップ引上げ部が形成
されていることを特徴とする股部を有するフィットタイ
プの衣類。
ら股下点ラインまでの間における前記ヒップ引上げ部の
幅が1〜10cmのヒップ引上げ部である前記(1)項
に記載の股部を有するフィットタイプの衣類。
上方向の長さが、衣類垂直方向における長さで、ウエス
トラインとヒップラインの間の垂直方向の長さの少なく
とも1/3である前記(1)項または(2)項のいずれ
かに記載の股部を有するフィットタイプの衣類。
ストラインまで到達しているヒップ引上げ部である前記
(1)項〜(3)項のいずれかに記載の股部を有するフ
ィットタイプの衣類。
の腸骨上縁近傍にまで到達しているヒップ引上げ部であ
る前記(1)項〜(3)項のいずれかに記載の股部を有
するフィットタイプの衣類。
達しているヒップ引上げ部である前記(1)項〜(5)
項のいずれかに記載の股部を有するフィットタイプの衣
類。 (7)衣類がガードルまたはボディスーツから選ばれた
ファンデーション類である前記(1)項〜(6)項のい
ずれかに記載の股部を有するフィットタイプの衣類。
脚部を有している衣類であって、ヒップ引上げ部下方か
らほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方
に延びている接ぎラインを更に有してなる前記(1)項
〜(7)項のいずれかに記載の股部を有するフィットタ
イプの衣類。
のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有する伸縮性布
地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒップ充
当部と同等以上の緊締力を有することになる複数枚の伸
縮性布地、で構成されており、前記ヒップ引上げ部は前
記伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片が衣類本体に接
ぎ合わされていることによりその緊締力が強められたヒ
ップ引上げ部、または、(b)伸縮性布地からなるヒッ
プ引上げ部片が衣類本体に裏打ちされていることにより
その緊締力が強められたヒップ引上げ部、または、
(c)ヒップ引上げ部とその周囲に充当される部分が連
続した一体の編物からなっていて、ヒップ引上げ部とそ
の周囲に充当される部分との編み組織を変えることによ
りヒップ引上げ部の緊締力が強められたヒップ引上げ部
である前記(1)項〜(8)項のいずれかに記載の股部
を有するフィットタイプの衣類。
体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有する伸縮性布
地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒップ充
当部と同等以上の緊締力を有することになる複数枚の伸
縮性布地、で構成されており、前記ヒップ引上げ部は前
記伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さめの
大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで引き
伸ばされて衣類本体に接ぎ合わされていることによりそ
の緊締力が強められたヒップ引上げ部、または、(b)
伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さめの大
きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで引き伸
ばされて衣類本体に裏打ちされていることによりその緊
締力が強められたヒップ引上げ部、である前記(1)項
〜(8)項のいずれかに記載の股部を有するフィットタ
イプの衣類。
ラインが後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインとなり
ヒップ部に膨らみがでるように立体裁断されたダーツ部
を有しており、前記ダーツ部は、(a)ヒップ引上げ部
のヒップ頂点側の縁とそれに隣接するヒップ充当部との
接ぎライン部、(b)ヒップ充当部に於けるヒップ充当
部構成小部分間の接ぎライン部、から選ばれた少なくと
もいずれか一方である前記(1)項〜(10)項のいず
れかに記載の股部を有するフィットタイプの衣類。
ネット編物またはツーウェイトリコット編物から選ばれ
た伸縮性布地である前記(1)項〜(11)項のいずれ
かに記載の股部を有するフィットタイプの衣類。
るフィットタイプの衣類に於いて、上端は少なくともヒ
ップラインを越え、また下端は少なくとも臀溝近傍まで
到達し、ヒップの頂点部から後正中線寄りの左右の大殿
筋の縁近傍に沿って延在する比較的緊締力の強いヒップ
引上げ部が形成されていて、比較的緊締力の強いヒップ
引上げ部が大殿筋の筋腹のほぼ中央部近傍を横切ってお
らず、運動時などにも脚の動きをほとんど妨げないヒッ
プの頂点部から後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に
沿って延在している。従って運動時などにも脚の動きが
妨げられず、着用感も良好になり、快適な着心地とな
る。しかも、比較的緊締力の強いヒップ引上げ部が後正
中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在すること
により、その部分の衣類縦方向への緊締力が増し伸びが
抑えられ、その結果、その近傍のヒップの頂点近傍から
その下側に充当されている部分の布の伸びも抑制され、
この部分の布が容易に伸びてしまう事によってヒップが
下がるのを防止して、ヒップアップ機能が達成される。
従って運動時などにも脚部が動かしやすく、着用感が優
れ、快適な着心地を有し、かつヒップアップ機能が付与
された股部を有するフィットタイプの衣類が提供され
る。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、ヒップライ
ンから股下点ラインまでの間における前記ヒップ引上げ
部の幅が1〜10cmのヒップ引上げ部である本発明の
好ましい態様とすることにより、前記ヒップ引上げ部の
幅が1〜10cmなので、ヒップアップ機能がより安定
して発揮される幅を有し、しかも余りにも幅が広過ぎて
大殿筋の動きを阻害する恐れもない。従ってヒップアッ
プ機能がより安定して発揮され、運動時などにも脚部の
運動を妨げないヒップアップ機能と脚部の運動容易性、
着用感のバランスのとれた股部を有するフィットタイプ
の衣類を提供できる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部のヒップライン
から上方向の長さが、衣類垂直方向における長さで、ウ
エストラインとヒップラインの間の垂直方向の長さの少
なくとも1/3である本発明の好ましい態様とすること
により、ヒップ引上げ部のヒップラインから上方向の長
さが更に長くなっているので、上下方向の緊締力が強く
なり伸びが更に抑制され、ヒップ引上げ機能が増大され
るので、ヒップアップ機能がより強化された股部を有す
るフィットタイプの衣類を提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、少なくとも
ウエストラインまで到達しているヒップ引上げ部である
本発明の好ましい態様とすることにより、ヒップ引上げ
部のヒップラインから上方向の長さが更に一段と長くな
っているので、上下方向の緊締力が強くなり伸びが更に
一層抑制され、ヒップ引上げ機能がより増大されるの
で、ヒップアップ機能がより一段と強化された股部を有
するフィットタイプの衣類を提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、少なくとも
脇部の腸骨上縁近傍にまで到達しているヒップ引上げ部
である本発明の好ましい態様とすることにより、ヒップ
引上げ部がヒップの後中心側の周囲を回って少なくとも
脇部の腸骨上縁近傍にまで到達してあたかもヒップの後
中心側の周囲を包むように配置されているので、安定し
た着用感が得られ、しかもヒップアップ機能が更により
一段と強化された股部を有するフィットタイプの衣類を
提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が臀溝最下点ま
で到達しているヒップ引上げ部である本発明の好ましい
態様とすることにより、緊締力が比較的強化されたヒッ
プ引上げ部が臀溝最下点まで到達しているので、臀部下
部から効果的にヒップアップする機能が更に強化された
股部を有するフィットタイプの衣類を提供することがで
きる。
トタイプの衣類に於て、衣類がガードルまたはボディス
ーツから選ばれたファンデーション類である本発明の好
ましい態様とすることにより、ガードルまたはボディス
ーツは、肌側に密着して着用される股部を有するフィッ
トタイプのファンデーション類であり、また、体形補整
機能が要求される衣類であるので、ヒップアップ機能が
効率良く発揮でき、しかも脚部の運動を妨げず、着用感
が優れた股部を有するフィットタイプの衣類を提供する
ことができる。
トタイプの衣類に於て、衣類が股下ラインより下方に延
びる脚部を有している衣類であって、ヒップ引上げ部下
方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め
下方に延びている接ぎラインを更に有してなる本発明の
好ましい態様とすることにより、接ぎラインすなわち縫
製ラインは伸びをとめる機能があるので、ヒップ引上げ
部のヒップアップ機能と共に更に下方にまで緊締力が強
化された部分が伸びていることになりヒップアップ機能
が更により一段と強化、増大され、しかも、この接ぎラ
インは大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているの
で、大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動
時などにも脚部の運動を妨げず、着用感の低下もなく快
適な着心地が得られ、ヒップアップ機能が更により一段
と強化、増大された股部を有するフィットタイプの衣類
を提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、(a)衣類
本体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有する伸縮性
布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒップ
充当部と同等以上の緊締力を有することになる複数枚の
伸縮性布地、で構成されており、前記ヒップ引上げ部は
前記伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片が衣類本体に
接ぎ合わされていることによりその緊締力が強められた
ヒップ引上げ部、または、(b)伸縮性布地からなるヒ
ップ引上げ部片が衣類本体に裏打ちされていることによ
りその緊締力が強められたヒップ引上げ部、または、
(c)ヒップ引上げ部とその周囲に充当される部分が連
続した一体の編物からなっていて、ヒップ引上げ部とそ
の周囲に充当される部分との編み組織を変えることによ
りヒップ引上げ部の緊締力が強められたヒップ引上げ部
である本発明の好ましい態様とすることにより、前記
(a)〜(c)で規定される接ぎ合わせ、裏打ち、ない
しは編み立てによる編み組織の変更による手法は衣類作
成の際に、ごく普通に用いられている手法であるので、
あまり特殊な手法を採用しなくとも衣類製造の通常の手
法で容易に製造し得る股部を有するフィットタイプの衣
類を提供することができる。
ットタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、(a)衣
類本体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有する伸縮
性布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒッ
プ充当部と同等以上の緊締力を有することになる複数枚
の伸縮性布地、で構成されており、前記ヒップ引上げ部
は前記伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さ
めの大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで
引き伸ばされて衣類本体に接ぎ合わされていることによ
りその緊締力が強められたヒップ引上げ部、または、
(b)伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さ
めの大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで
引き伸ばされて衣類本体に裏打ちされていることにより
その緊締力が強められたヒップ引上げ部、である本発明
の好ましい態様とすることにより、前記(a)〜(b)
で規定される接ぎ合わせまたは裏打ちと所謂「伸ばし」
の手法は衣類作成の際に、普通に用いられている手法で
あるので、あまり特殊な手法を採用しなくとも衣類製造
の通常の手法で容易に製造することができると共に、前
記ヒップ引上げ部の伸縮性布地からなるヒップ引上げ部
片が引き伸ばされて衣類本体に取り付けられているの
で、着用時にこの部分の緊締力が一段と強く発揮される
ことになり、ヒップアップ機能がより強化された股部を
有するフィットタイプの衣類を提供できる。
ットタイプの衣類に於て、衣類のヒップ部が、縫製後の
接ぎラインが後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインと
なりヒップ部に膨らみがでるように立体裁断されたダー
ツ部を有しており、前記ダーツ部は、(a)ヒップ引上
げ部のヒップ頂点側の縁とそれに隣接するヒップ充当部
との接ぎライン部、(b)ヒップ充当部に於けるヒップ
充当部構成小部分間の接ぎライン部、から選ばれた少な
くともいずれか一方であるである本発明の好ましい態様
とすることにより、より一段と美しいヒップの膨らみが
実現できる股部を有するフィットタイプの衣類を提供す
ることができる。
ットタイプの衣類に於て、伸縮性布地が弾性繊維含有パ
ワーネット編物またはツーウェイトリコット編物から選
ばれた伸縮性布地である本発明の好ましい態様とするこ
とにより、弾性繊維含有パワーネット編物またはツーウ
ェイトリコット編物は、あまり分厚い編物ではなく、比
較的薄い布地であるので、衣類が余り分厚くならず、着
用者のシルエットを低下させることなく、また、分厚く
ないので座ったり、前屈みになった際にあまり圧迫感が
大きくならず、容易に本発明の前述の目的が達成し得る
股部を有するフィットタイプの衣類を提供することがで
きると共に、弾性繊維の含有率や弾性繊維以外の繊維成
分の種類を変化させる事によって、比較的薄い編物であ
りながら、種々の緊締力のものを製造することができ、
容易に所望の緊締力の布地(すなわち伸びが抑制された
ものあるいは伸びやすいもの)を入手することができる
ので、容易に所望の緊締力をもった本発明の股部を有す
るフィットタイプの衣類を提供することができる。
明で使用される人体部位の名称などを図20、図21を
用いて説明しておく。
明図であり、191が大殿筋、192が後正中線寄りの
大殿筋の縁近傍部分、193が脇部の腸骨上縁、194
が脊椎骨、195が仙骨、196が尾骨を示している。
後正中線とは後側において人体を左右に2等分する仮想
の中心線であり、この図においては184で示されてい
る。192で示した後正中線寄りの大殿筋の縁近傍部分
とは、この192で図示された範囲に限定されるもので
はなく、この図示された範囲は理解を容易にする為に一
例として範囲を示したものである。従って、例えば本発
明の目的を達成し得る限り、多少幅が狭くなったり、広
くなったりすることは、その範囲に含む意味であり、文
字通り、後正中線寄りの大殿筋の縁の近傍部分を意味
し、中央部分近傍の筋腹までは意味しない。本発明にお
いてはヒップ引上げ部が形成される部分が「後正中線寄
りの大殿筋の縁近傍に沿って延在する」とされているの
で、図20における192はヒップ引上げ部が形成され
る部位の代表的な一例を示したとも言うことができる。
また、「大殿筋の縁近傍に沿って延在する」と言うの
は、ヒップ引上げ部が大殿筋の後正中線寄りの縁近傍で
はほぼ大殿筋の後正中線寄りの縁のカーブにほぼ沿う様
に延在していることを意味しており、マクロ的に見ると
後正中線側にほぼ凸の形になるカーブを持っている。ヒ
ップ引上げ部の周囲の縁の形状に多少の凹カーブ部分や
凸カーブ部分があっても全体としてマクロ的に見た場合
に後正中線側にほぼ凸の形になるカーブを持っていれば
よい。
脇部の腸骨上縁近傍にまで到達している場合のヒップ引
上げ部の上方部分197が充当されるであろう部分の代
表的な一例を人体筋肉図に書き込んだものであり、19
8は本発明の衣類においてヒップ引上げ部下方からほぼ
その延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延び
ている接ぎラインを更に有している場合のこの延在して
いる接ぎライン198が充当されるであろう部分の代表
的な一例を人体筋肉図に書き込んだものである。これら
の部位は図示された位置のみに限定されるものではな
く、本発明の目的が達成される範囲で変化しても良いこ
とは当然である。尚、180は腸骨稜、181は中殿筋
を示している。
の範囲の人体の後側を示す平面図であり、201がウエ
ストラインを示しており、206、206´がそれぞれ
左右のヒップの頂点部であり、ヒップの膨らみの内最も
高く膨らんでいる頂上部に相当する位置である。ヒップ
ライン202は左右のヒップの頂点部206、206´
を結ぶ仮想線であり、203が股下点ラインであり、股
の最下点を通って左右に水平に引いた仮想線である。2
04は臀溝であり、205は臀溝最下点を示している。
引上げ部は、その上端は少なくともヒップラインを越
え、また下端は少なくとも臀溝近傍まで到達し、ヒップ
の頂点部を避けて後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍
に沿って延在することが必要である。また、好ましく
は、ヒップラインから股下点ラインまでの間における前
記ヒップ引上げ部の幅が1〜10cm程度であると、緊
締力が安定して良好に発揮される以上の幅を有してお
り、しかも余りにも幅が広過ぎて大殿筋の動きを阻害す
ることもないので、ヒップアップ機能がより安定して発
揮され、運動時などにも脚部の運動を妨げないヒップア
ップ機能と脚部の運動容易性、着用感のバランスのとれ
た股部を有するフィットタイプの衣類を提供できる。ヒ
ップ引上げ部が更にヒップラインより上に伸びている場
合や股下点ラインより下に伸びている場合、その部分の
幅はより狭くなっていてもかまわないし、先細りになっ
ていても良い。ヒップラインから股下点ラインまでの間
における前記ヒップ引上げ部の幅が余り大きくなり過ぎ
ると、大殿筋の主要な筋腹部分も比較的緊締力の強いヒ
ップ引上げ部が押さえることになり、着用感が低下する
傾向にあり、脚部の動きを妨げて脚が動かしにくくなる
傾向にある。また、ヒップラインから股下点ラインまで
の間における前記ヒップ引上げ部の幅が余りにも狭い場
合にはヒップアップ機能が低下する傾向にある。ヒップ
ラインから股下点ラインまでの間における前記ヒップ引
上げ部の幅は、より好ましくは2〜4cmである。この
ヒップ引上げ部のヒップラインから上方向の長さは、衣
類垂直方向における長さで、ウエストラインとヒップラ
インの間の垂直方向の長さの少なくとも1/3であるこ
とが好ましく、更に好ましくは、少なくともウエストラ
インまで到達していることがより好ましい。こうするこ
とによりヒップ引上げ部のヒップラインから上方向の長
さが更に長くなっているので、上下方向の緊締力が増し
伸びが更に抑制され、ヒップ引上げ機能が増大されるの
で、ヒップアップ機能がより強化される。また、更に
は、ヒップ引上げ部が、少なくとも脇部の腸骨上縁近傍
にまで到達している態様とすることがより好ましく、こ
うすることにより、ヒップ引上げ部がヒップの後中心側
の周囲を回って少なくとも脇部の腸骨上縁近傍にまで到
達してあたかもヒップの後中心側の周囲を包むように配
置されているので、ヒップアップ機能が更により一段と
強化され、安定したヒップアップ機能が発揮される。
臀溝最下点まで到達していることが、臀部下部から効果
的にヒップアップする機能を更に強化する意味からもよ
り好ましい。
プの衣類に於て、衣類が股下ラインより下方に延びる脚
部を有している衣類の場合においては、ヒップ引上げ部
下方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜
め下方に延びている接ぎラインを更に設けた設計とする
こともより好ましい態様であり、かかる態様に於いては
かかる接ぎラインすなわち縫製ラインは伸びをとめる機
能があるので、ヒップ引上げ部のヒップアップ機能と共
に更に下方にまで緊締力が強化された部分が伸びている
ことになりヒップアップ機能が更により一段と強化、増
大され、しかも、この接ぎラインは大殿筋の縁にほぼ沿
って斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を圧迫す
ることがなく、従って、運動時などにも脚部の運動を妨
げず、着用感の低下もなく、快適な着心地が得られ、ヒ
ップアップ機能が更により一段と強化、増大された股部
を有するフィットタイプの衣類を提供することができる
ので好ましい。
引上げ部の形成手段は、前述した様にヒップの頂点部か
ら後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在
し、上端は少なくともヒップラインを越え、また下端は
少なくとも臀溝近傍まで到達するように設けられていれ
ば良く、特に限定されるものではない。より、具体的に
は、例えば、(1)前記所定部分に充当される伸縮性布
地からなるヒップ引上げ部片がその周囲の部片と接ぎ合
わされて形成される、接ぎにより形成する方法、(2)
伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片が衣類本体の前記
所定部分に裏打ちされていることによりヒップ引上げ部
を形成する手法、(3)ヒップ引上げ部とその周囲に充
当される部分が連続した一体の編物からなっていて、ヒ
ップ引上げ部とその周囲に充当される部分との編み組織
を変えることによりヒップ引上げ部を形成する手法、
(4)前記所定部分に充当される伸縮性布地からなるヒ
ップ引上げ部片がその所定の大きさよりもやや小さめの
大きさに作成されていて、かかるヒップ引上げ部片が前
記所定の大きさまで引き伸ばされてその周囲の部片と接
ぎ合わされて形成される、接ぎと伸ばしの併用手段によ
り形成する方法、(5)伸縮性布地からなる所定の大き
さよりもやや小さめの大きさのヒップ引上げ部片が前記
所定の大きさまで引き伸ばされて衣類本体に裏打ちされ
ていることによりヒップ引上げ部を形成する手法、
(6)衣類本体の前記所定部分を樹脂加工することによ
り、その部分の緊締力を増大させてヒップ引上げ部を形
成する手法、などが挙げられる。
ップ引上げ部に充当されるヒップ引上げ部片は、衣類本
体のヒップ充当部(少なくともヒップの頂点部分をカバ
ーしている部分の布地)と同等以上の緊締力を有する伸
縮性布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒ
ップ充当部と同等以上の緊締力を有することになる複数
枚の伸縮性布地で構成されていればよい。用いる布地の
素材としての緊締力が衣類本体のヒップ充当部と同等、
または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒップ充当部
と同等のものを用いてもよい理由は、この手法は、ヒッ
プ引上げ部片が衣類本体のヒップ充当部等、その周囲の
構成部片と接ぎ合わされるため、しかも、大殿筋の縁近
傍に沿って延在しているので、比較的幅が狭く、ヒップ
引上げ部片の周囲の縁に形成された縫製ラインもヒップ
引上げ部の伸びを抑制し、結果的にヒップ引上げ部の緊
締力が増大されることになるからである。
記所定部分に伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片を裏
打ちする場合には、裏打ちされた部分とその周囲の裏打
ちがない部分と比べると、当然何らかの裏打ちがある部
分の方が緊締力が大きくなるので、この手法を採用する
場合には、裏打ちに用いる布地はその素材としての緊締
力は必ずしも特に(1)のように衣類本体のヒップ充当
部と同等またはそれ以上の素材であることが必要とは限
らず、衣類本体のヒップ充当部に用いられている素材の
緊締力よりも緊締力の低い部片を用いることもできる。
部とその周囲に充当される部分が連続した一体の編物か
らなっていて、ヒップ引上げ部とその周囲に充当される
部分との編み組織を変えることによりヒップ引上げ部を
形成する手法としては、例えばヒップ引上げ部の編み密
度をその周囲に充当される部分の編み密度よりも大きく
なるような編み組織で編み立ててヒップ引上げ部の緊締
力を大きくする方法などが好適に採用できる。
の併用手段によりヒップ引上げ部を形成する方法として
は、(1)で説明した伸縮性布地からなるヒップ引上げ
部片を伸ばす事なくその周囲の部片と接ぎ合わせる場合
において必要な所定のヒップ引上げ部片の大きさより
も、伸ばしたい分だけ若干小さめの大きさにヒップ引上
げ部片を作成しておき、このやや小さめのヒップ引上げ
部片をその周囲の部片と接ぎ合わせる際に、ヒップ引上
げ部片を周囲の部片と接ぎ合わせるに必要な所定の大き
さまで引き伸ばした状態で周囲の部片と縫合する所謂
「伸ばし」と接ぎの手法が挙げられる。
ちの併用手段によりヒップ引上げ部を形成する方法とし
ては、(2)で説明した伸縮性布地からなるヒップ引上
げ部片を伸ばす事なく衣類本体の前記所定部分に裏打ち
する場合において必要な所定のヒップ引上げ部片の大き
さよりも、伸ばしたい分だけ若干小さめの大きさにヒッ
プ引上げ部片を作成しておき、このやや小さめのヒップ
引上げ部片を前記所定のヒップ引上げ部片の大きさにま
で引き伸ばした状態で所定の箇所に裏打ちを行う手法が
挙げられる。
記所定部分を樹脂加工することにより、その部分の緊締
力を増大させてヒップ引上げ部を形成する手法を採用す
る場合には、緊締力が増大する様な樹脂処理であればよ
く、好ましくは比較的柔軟性を有するアモルファスポリ
マー、より好ましくは弾力性も有するエラストマーなど
の樹脂を用いた樹脂加工が望ましい。アモルファスポリ
マーの具体例としては、例えば無定型のポリアミド系共
重合樹脂、無定型のエチレン−酢酸ビニル系共重合樹
脂、無定型のオレフィン−スチレン系共重合樹脂、無定
型のポリブチレンテレフタレート系共重合樹脂、無定型
のオレフィン系共重合樹脂、ポリエチレン、無定型のポ
リプロピレン等があげられるが、特にエラストマーが好
ましく、各種の化学架橋型(例えば加硫されたタイプ)
ならびに物理架橋型(いわゆる熱可塑性タイプ)エラス
トマーなどが好適に用いられる。かかるエラストマーの
種類としては、例えば、三井石油化学工業株式会社製
“ミラストマー”その他のポリオレフィン系エラストマ
ー、日本合成株式会社製“ダイナロン”その他のポリス
チレン系エラストマー、東レ・デュボン株式会社製“ハ
イトレル”その他のポリエステル系エラストマー、ポリ
ウレタン系エラストマー,ポリアミド系エラストマー、
ポリ塩化ビニル系エラストマー、シリコーン系エラスト
マーまたはこれらのブレンド体などが好ましいものの例
である。
定部分を除いて伸縮性布地が用いられ、好ましくは弾性
繊維含有伸縮性布地が用いられ、具体的に好ましい伸縮
性布地としてはポリウレタン繊維含有ラッセル編物であ
るポリウレタン繊維含有パワーネットや、ポリウレタン
繊維含有トリコット編物であるポリウレタン繊維含有ツ
ーウェイトリコット編物などが好ましく用いられる。パ
ワーネットの種類としては例えばプレーンパワーネッ
ト、サテンパワーネット、ツーウェイラッセル、“トリ
スキン”(ト部株式会社の商標)などが挙げられる。そ
して好ましくは素材そのものの緊締力が素材経方向、素
材緯方向とも30〜500gfの緊締力を有する伸縮性
素材が好ましく用いられる。伸縮性素材の緊締力の測定
方法としては、インストロン型万能引張試験機(島津製
作所製“オートグラフ”AG−500D)を用い、引張
り速度300±20mm/minにて試料長(つかみ間
隔)の80%までの伸長回復を3回繰り返し、3回目の
伸長回復の際の30%伸長時および回復時の値のうちの
回復時の値を読み取り緊締力とする。試料の大きさは幅
2.5cm、長さ16cm、上部つかみ2.5cm、下
部つかみ3.5cm、引張間隔10cmとすることが好
ましいが、かかる大きさの試料が測定対象の衣料から切
り出せない場合にはそれより小さくても差し支えない。
ただ、試料の大きさが小さくなるほど、測定誤差が大き
くなるので、切り出せる範囲でできるだけ大きな試料を
採取して測定することが好ましい。この測定方法で素材
経方向、素材緯方向の両方向の緊締力を測定する。ま
た、複数枚の伸縮性布地を重ね合わせた部分の重ね合わ
せた状態での緊締力を測定したい場合には、素材を重ね
合わせて測定すればよい。
で言及しているヒップアップ機能以外の機能などを付与
する目的などで、例えばお腹押さえなど、その部分の伸
びを抑制して体形補整機能を別途付与する場合は、その
使用場所や目的に応じて、より緊締力の大きい素材を使
用することは、本発明の目的を達成し得る限り任意であ
る。
の頂点部を避けて後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍
に沿って延在しており、形が湾曲している場合が多いの
で、特に素材の伸び方向は限定されないが、その他の部
分例えばヒップ引上げ部に隣接する少なくともヒップ頂
点を覆うヒップ充当部その他の衣類本体部分の伸縮性布
地は少なくとも衣類横方向に伸びのある布地を用いるこ
とが好ましく、縦、横両方向に伸びを有する布地を用い
るのがより好ましい。少なくとも衣類横方向に伸びのあ
る布地を用いることによって、横に広げて着用したり、
脱いだりすることができるので、着脱が容易になるから
である。縦、横両方向に伸びを有する布地を用いる場合
には更に着用感が良好になり好ましい。ただし、前述し
た様に、例えばお腹押さえなど、その部分の伸びを抑制
して体形補整機能を別途付与する場合は、その使用場所
や目的に応じて、伸びが両方向とも小さいか、衣類横方
向の伸びが小さい布など、目的に応じて従来より採用さ
れている様な伸びの小さい布地を特定の部分に使用する
ことは、本発明の目的を達成し得る限り任意である。ま
た、***カップなどを具備する衣類については***カッ
プ部分は、従来から用いられている各種の素材を用いて
何等差し支えない。
について説明するが、本発明は何等この実施例に記載さ
れたもののみに限定されるものではない。 実施例1 図1は本発明の一実施例のロングガードルの後側の平面
図、図2はそのガードルの右側面図、図3はそのガード
ルの前側の正面図であり、この様に製品の図面を示す時
は着用状態を想定した形で示してある。すなわち着用さ
れた状態で人体部分を取り去ったと仮定した状態での図
面である。以下の実施例についても製品の図面を示す場
合は同様である。図4はこのガードルの右半身の構成部
片の展開図である。展開図の場合、縫い代などを説明す
るとかえって複雑になり、また、当業者であれば図示や
説明がなくとも容易に理解できるので、図示と縫い代部
分の処理などの説明は省略した。また、左半身の展開図
は左右線対称であるので特別説明を必要とする部分以外
は図示と説明を省略した。
置を示す一点鎖線の矢印であり、12はヒップラインの
位置を示す一点鎖線の矢印、17、17´はヒップの頂
点部を示し、16は右半身における臀溝の位置、15は
臀溝最下点の位置を示しており、実際にはほぼ同一サイ
ズの着用者でも、人体のこれらの位置は着用者個人個人
によって多少異なってくる。以上に記載した事項は他の
実施例においても同様であり、ウエストラインの位置や
ヒップラインの位置を示す一点鎖線の矢印、ヒップの頂
点部、臀溝の位置、臀溝最下点の位置等は原則として他
の実施例においても同一の符号を付しているので特別に
別の符号をつけて説明している場合を除いて、他の実施
例においては説明を省略している。
構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の場合、ヒ
ップ引上げ部片1は、ヒップの頂点部17、17´より
も後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在
し、その上端はヒップラインを越えて更に斜め脇方向に
延びてウエストラインに至り、脇部の腸骨上縁近傍8を
カバーし、前脇で腹部片9の上方の縁部にまで至ってお
り、その下端は臀溝16を越えるあたりから先細りとな
り、臀溝最下点15を少し越えたところまで到達してい
て、ヒップ頂点部17を包み込む様な形になっている。
更に接ぎライン5はヒップ引上げ部の下方からほぼその
延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて脇
側の裾に至っている。2は後部中央−後脚部充当部片で
あり、ウエストから下方の後部中央部分と主として脚部
の後部部分を充当している。3はヒップ−脇−前脚部充
当部片であり、ヒップ頂点部を含むヒップ脇側の大部分
とガードルの脇部の大部分と前側の前脇部の大部分と前
側の脚部部分を充当している。なお、本発明において前
述したヒップ充当部とはヒップ引上げ部のヒップ頂点側
の縁に隣接する部分でヒップ頂点部を含む近傍に充当さ
れている部分を指すものであり、この例の場合にはおよ
そ図1の3で示されるほぼ後側から見える部分に相当す
る。なお、接ぎライン5は後部中央−後脚部充当部片2
とヒップ−脇−前脚部充当部片3との縫合部分に形成さ
れる接ぎラインと言うことになり、接ぎライン5は前述
した様にヒップ引上げ部片1からなるヒップ引上げ部の
下方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜
め下方に延びているので、この接ぎライン5により接ぎ
ライン方向への伸びが抑制されるので、ヒップ引上げ部
のヒップアップ機能と共に更に下方にまで緊締力が強化
された部分が伸びていることになりヒップアップ機能が
更により一段と強化、増大される。しかも、この接ぎラ
イン5は大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びている
ので、大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運
動時などにも脚部の運動を妨げず、着用感を低下させる
恐れもなく、快適な着心地を得ることができる。
必要に応じて、この部分に更に伸びの少ない布地ないし
は衣類横方向の伸びの少ない布地などのお腹押えを裏打
したり、場合によっては、腹部片9自体を伸びの少ない
布地ないしは衣類横方向の伸びの少ない布地で構成する
事により、腹部の膨出を抑えるお腹押えの機能を持たせ
る事は好ましい。なお、6は、ヒップ引上げ部片1と後
部中央−後脚部充当部片2との接ぎラインを示してお
り、7はヒップ引上げ部片1とヒップ−脇−前脚部充当
部片3との接ぎラインを示しており、この例において
は、接ぎライン7は後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラ
インとなり、且つこの接ぎラインの部分においてヒップ
部に膨らみがでるようにダーツを設けて立体裁断された
部片1と3が接ぎ合わされている。立体裁断は、かかる
衣類の縫製においてごく普通に用いられている手法なの
で、手法そのものの詳細な説明は省略するが、この場合
はヒップ部に自然な丸い膨らみが実現できる様に、ダー
ツを設けて構成部片の形を設計している。具体的には図
4の展開図に示した通りである。立体裁断の手法をごく
普通に使用している良く知られた例としては、例えばブ
ラジャーなどの***カップ部などである。4は後中心接
ぎラインであり、左右の後部中央−後脚部充当部片2の
接ぎラインを示している。
成する右半身の構成部片の展開図を用いて説明する。左
半身の展開図は左右線対称であるので図示と説明を省略
しているが、腹部片9とクロッチ部片10はそれぞれQ
−Dの一点鎖線のラインないしはI−Dの一点鎖線のラ
インで左右対称になって左半身用の部分もこれら一点鎖
線の部分で実際には一体となっているので、その左半身
用の部分を理解しやすい様に鎖線で示した。
ラインとヒップ−脇−前脚部充当部片3のB−Eライン
とが縫合される。この部分は前述した様に図1で示す接
ぎライン7となる部分であり、接ぎライン7が後中心方
向に凸状の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラ
インの部分においてヒップ部に膨らみがでるように設計
された立体裁断された部片1、3となっている。この1
と3の部片が縫合されて得られる部片を1−3縫合部片
と略称する事にする。次に1−3縫合部片のG−E−F
ラインと後部中央−後脚部充当部片2のG−E−Fライ
ンとが接ぎ合わされて1と3と2の3つの部片が合体し
た1−3−2縫合部片と成る。1−3−2縫合部片のE
−Fラインが図1や図2で示されている接ぎライン5で
ある。次いで、腹部片9のA−B−Cラインと1−3−
2縫合部片のA−B−Cラインとが接ぎ合わされて1と
3と2と9の4つの部片が合体した1−3−2−9縫合
部片と成る。1−3−2−9縫合部片の後部中央−後脚
部充当部片2のH−Iラインが図示していない左右線対
称の左半身用の後部中央−後脚部充当部片の対応する部
分同士と縫合される。この部分は図1の後中心接ぎライ
ン4となって現れている。次に、後部中央−後脚部充当
部片2のI−Jラインとクロッチ部片10のI−Jライ
ンとが接ぎ合わされて1と3と2と9と10の5つの部
片が合体した1−3−2−9−10縫合部片と成る。こ
の1−3−2−9−10縫合部片において、9と3の部
片のD−C−J−Kラインと2と10の部片のD−C−
J−Kラインとが縫合されて図1〜3に示した様なガー
ドルが作成される。(右半身のみについて主として説明
したが左半身についても対応部分が同様に縫合されるの
である。)なお、クロッチ部片10は図1〜3に於いて
は股下に位置してほとんど見えない状態になっているの
で、図1〜3に於いては、クロッチ部片10が図示され
ていないのである。
ヒップ引上げ部片1、腹部片9の素材としてはナイロン
繊維55.7%、ポリウレタン繊維44.3%からなる
伸縮性素材であるサテンパワ−ネット編物(緊締力:素
材経方向484gf、素材緯方向258gf、ヒップラ
インから股下点ラインまでの間における幅が2.5〜
3.5cm)を用いた。また、クロッチ部片10の素材
としては通気性と吸湿性を持たせるため、ナイロン繊維
85.9%、ポリウレタン繊維14.1%からなるパワ
ーネットを用い、後部中央−後脚部充当部片2、ヒップ
−脇−前脚部充当部片3にはナイロン繊維73.7%、
ポリウレタン繊維26.3%からなる伸縮性を有するツ
ーウェイラッセル編物(緊締力:素材経方向143g
f、素材緯方向134gf)を用いた。
頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋
の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを越
えて更に斜め脇方向に延びてウエストラインに至り、脇
部の腸骨上縁近傍8をカバーし、前脇で腹部片9の上方
の縁部にまで至っており、その下端は臀溝16を越える
あたりから先細りとなり、臀溝最下点15を少し越えた
ところまで到達してヒップ頂点部17を包み込む様な形
になっているヒップ引上げ部を有し、更にヒップ引上げ
部の下方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿っ
て斜め下方に延びて脇側の裾に至っている接ぎライン5
を有しているので、このヒップ引上げ部と接ぎライン5
は大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているので、
大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動時な
どにも脚部の運動を妨げず、着用感を低下させず快適な
着心地を得ることが出来、優れたヒップアップ機能を発
揮することができる。
弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部分
においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設けて
立体裁断された部片が接ぎ合わされているので、より一
段と美しいヒップの膨らみが実現できる。
れた大きさよりやや短めに作成しておいて、所定の大き
さすなわち図4に示された大きさにまで引き伸ばした状
態で後部中央−後脚部充当部片2とヒップ−脇−前脚部
充当部片3都に縫合する手法、即ち、所謂「伸ばし」に
よる縫合手法を採用すればより一段とヒップ引上げ機能
を増大することが出来る。
側の平面図を示した。図5に示したロングガードルはボ
ーン19が設けられている点を除いては、実質上、図1
〜3で示したガードルと同一の構造である。したがって
同一部分には同一の符号を付して説明の重複を省略し
た。ボーン19はヒップ引上げ部片1の後部中央−後脚
部充当部片2との接ぎライン6に沿ってウエストライン
から下方にほぼウエストラインからヒップラインまでの
中間点を少し越した辺りまで延在している。かかるボー
ンは後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在
しているので、大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従
って、運動時などにも脚部の運動を妨げず、着用感を低
下させる恐れが少なく快適な着心地を得ることができ
る。そしてかかかるボーンが設けられていることによ
り、ヒップ引上げ部片1の伸びを更に拘束でき、より優
れたヒップアップ機能を発揮することができると共に、
ガードルのウエスト下部の皺の発生を防止して着崩れが
より生じにくいロングガードルを提供し得る。尚、側面
図や前側の平面図は図2や図3と実質上ほぼ同一となる
ので図示を省略している。
的が達成される限り任意であり、他の後述する態様に於
いてもほぼ同様に適用することができる。ボーンとして
は、かかる衣類において用いられている各種のボーンを
用いることができ、これらのボーンとしては特に限定さ
れるものではないが、金属やプラスチックからなるボー
ンなどが一般的に用いられる。ボーンの厚さについても
特に制限されるものではないが、通常0.3〜3mmの
厚さのものが好ましく用いられる。
ーンや、金属偏平コイル状のボーンなどが通常用いら
れ、金属としては、例えば、鉄、ステンレススチール、
アルミニウム、アモルファス金属合金、形状記憶合金な
どが挙げられる。
特に限定されるものではないが,柔軟性の点でアモルフ
ァスポリマーが好ましく、アモルファスポリマーの中で
もエラストマーが好ましく用いられ、特にエラストマー
は着用感が余り低下せず、しかも編物や織物のようにミ
シンで縫製することも可能なので好ましい。
アモルファスポリマーを用いることが出来る。中でも、
JIS A硬度が40〜90のアモルファスポリマーが
好ましく、この範囲の硬度のアモルファスポリマーは適
度の柔軟性を有し着用感の低下が少なく、しかも、前述
したより優れたヒップアップ機能の発揮、着崩れ防止機
能などが発揮できるので好ましい。
例えば無定型のポリアミド系共重合樹脂、無定型のエチ
レン−酢酸ビニル系共重合樹脂、無定型のオレフィン−
スチレン系共重合樹脂、無定型のポリブチレンテレフタ
レート系共重合樹脂、無定型のオレフィン系共重合樹
脂、ポリエチレン等があげられるが、特にエラストマー
が好ましく、各種の化学架橋型(例えば加硫されたタイ
プ)ならびに物理架橋型(いわゆる熱可塑性タイプ)エ
ラストマーなどが好適に用いられる。
ば、日本合成株式会社製“ダイナロン”その他のポリス
チレン系エラストマー、三井石油化学工業株式会社製
“ミラストマー”その他のポリオレフィン系エラストマ
ー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラ
ストマー,ポリアミド系エラストマーおよびシリコーン
系エラストマーなどが好ましいものの例である。また、
前述した各種樹脂の2種以上のブレンド体を用いてもよ
い。
シンで下腿部保護用衣料に縫製して取付けることもで
き、好ましい。ボーンの衣類本体への取り付けは、この
方法に限られるものでなく、接着剤による接着、熱接
着、高周波接着などの接着によって取付けてもよいし、
或いはバイアステープなどの布をあてがって、その周囲
を縫製して袋状の空間のなかに閉じ込める様な形にして
も良く、従来かかるボーンを衣類への取り付けるための
各種の手法が用いられる。
から見た平面図、図7に図6に示したガードルの前側か
ら見た平面図を示した。
を構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の場合、
ヒップ引上げ部片21は、ヒップの頂点部17、17´
よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延
在し、その上端はヒップラインを越えて更に斜め脇方向
に延びてウエストラインに至り、脇部の腸骨上縁近傍を
カバーし、前脇で腹部片29の上方の縁部にまで至って
おり、その下端は臀溝近傍やや手前あたりから先細りと
なり、臀溝最下点15近傍に到達している。22は後部
中央部充当部片であり、ウエストから下方の後部中央部
分を充当している。23はヒップ−脇−前脇部充当部片
であり、ヒップ頂点部を含むヒップ脇側の大部分とガー
ドルの脇部の大部分と前側の脇部分を充当している。な
お、本発明において前述したヒップ充当部とはヒップ引
上げ部のヒップ頂点側の縁に隣接する部分でヒップ頂点
部を含む近傍に充当されている部分を指すものであり、
この例の場合にはおよそ図6の23で示されるほぼ後側
から見える部分に相当する。
り、必要に応じて、この部分に更に伸びの少ない布地な
いしは衣類横方向の伸びの少ない布地などのお腹押えを
裏打したり、場合によっては、腹部片29自体を伸びの
少ない布地ないしは衣類横方向の伸びの少ない布地で構
成する事により、腹部の膨出を抑えるお腹押えの機能を
持たせる事は好ましい。なお、26は、ヒップ引上げ部
片21と後部中央部充当部片22との接ぎラインを示し
ており、27はヒップ引上げ部片21とヒップ−脇−前
脇部充当部片23との接ぎラインを示しており、この例
においては、接ぎライン27は後中心方向に凸状の弧を
描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部分にお
いてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設けて立体
裁断された部片21と23が接ぎ合わされている。この
場合はヒップ部に自然な丸い膨らみが実現できる様に、
構成部片の形を立体裁断の設計としている。この点につ
いては図1〜4で説明したガードルの立体裁断とほぼ同
様の手法が用いられている。24は後中心接ぎラインで
あり、左右の後部中央部充当部片22の接ぎラインを示
している。また、28は着用する際に脚が挿入される脚
用開口部である。
いては、ヒップ引上げ部片21、腹腹部片29の素材と
してはナイロン繊維55.7%、ポリウレタン繊維4
4.3%からなる伸縮性素材であるサテンパワ−ネット
編物(緊締力:素材経方向484gf、素材緯方向25
8gf、ヒップラインから股下点ラインまでの間におけ
る幅が2〜3.5cm)を用いた。また、後部中央部充
当部片22、ヒップ−脇−前脇部充当部片23にはナイ
ロン繊維73.7%、ポリウレタン繊維26.3%から
なる伸縮性を有するツーウェイラッセル編物(緊締力:
素材経方向143gf、素材緯方向134gf)を用い
た。
の頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿
筋の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを
越えて更に斜め脇方向に延びてウエストラインに至り、
脇部の腸骨上縁近傍をカバーし、前脇で腹部片29の上
方の縁部にまで至っており、その下端は臀溝近傍やや手
前あたりから先細りとなり、臀溝最下点15近傍に到達
しているヒップ引上げ部を有しているので、このヒップ
引上げ部は大殿筋の縁にほぼ沿って延びており、大殿筋
の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動時などにも
脚部の運動を妨げず、着用感を低下させずに快適な着心
地を得ることができ、良好なヒップアップ機能を発揮す
ることができる。
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設け
て立体裁断された部片が接ぎ合わされているので、より
一段と美しいヒップの膨らみが実現できる。
側から見た平面図、図9に図8に示したガードルの前側
から見た平面図を示した。
を構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の場合、
ヒップ引上げ部片31は、ヒップの頂点部17、17´
よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延
在し、かつ後中央部分までカバーしており、その上端は
ヒップラインを越えて更に斜め脇方向に延びてウエスト
ラインに至り、脇部の腸骨上縁近傍をカバーし、前脇上
方から前側に至り腹部片31´も兼ねている。そして後
側におけるヒップ引上げ部片31の下側の縁39は臀溝
に沿った縁となっており、臀溝最下点38近傍に到達し
ている。33はヒップ−脇−前脇−前脚部充当部片であ
り、ヒップ頂点部を含むヒップ脇側の大部分とガードル
の脇部の大部分と前側脇部分と前側の脚部部分33´を
充当している。なお、本発明において前述したヒップ充
当部とはヒップ引上げ部のヒップ頂点側の縁に隣接する
部分でヒップ頂点部を含む近傍に充当されている部分を
指すものであり、この例の場合にはおよそ図8の33で
示されるほぼ後側から見える部分に相当する。36は後
脚部充当部片であり、ヒップ引上げ部片31の後側の下
側の縁39でヒップ引上げ部片31に接ぎ合わされ、ま
た、ヒップ−脇−前脇−前脚部充当部片33と接ぎ合わ
されている。なお、接ぎライン35はヒップ−脇−前脇
−前脚部充当部片33と後脚部充当部片36との縫合部
分に形成される接ぎラインと言うことになり、接ぎライ
ン35は前述した様にヒップ引上げ部片31からなるヒ
ップ引上げ部の下方からほぼその延長方向で大殿筋の縁
にほぼ沿って斜め下方に延びているので、この接ぎライ
ン35により接ぎライン方向への伸びが抑制されるの
で、ヒップ引上げ部のヒップアップ機能と共に更に下方
にまで緊締力が強化された部分が伸びていることになり
ヒップアップ機能が更により一段と強化、増大される。
しかも、この接ぎライン35は大殿筋の縁にほぼ沿って
斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を圧迫するこ
とがなく、従って、運動時などにも脚部の運動を妨げ
ず、着用感を低下させる恐れもなく、快適な着心地を得
ることが出来る。
1同士の後中心に於ける接ぎラインを示しており、37
はヒップ引上げ部片31とヒップ−脇−前脚部充当部片
33との接ぎラインを示しており、この例においては、
接ぎライン37はガードル後側部分において後中心方向
に凸状の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎライ
ンの部分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツ
を設けて立体裁断された部片31、33が接ぎ合わされ
ている。すなわちヒップ部に自然な丸い膨らみが実現で
きる様に、構成部片の形を設計している。
ヒップ引上げ部片31の素材としてはナイロン繊維5
5.7%、ポリウレタン繊維44.3%からなる伸縮性
素材であるサテンパワ−ネット編物(緊締力:素材経方
向484gf、素材緯方向258gf、ヒップラインか
ら股下点ラインまでの間における幅が3〜7cm)を用
いた。また、ヒップ−脇−前脇−前脚部充当部片33、
後脚部充当部片36にはナイロン繊維73.7%、ポリ
ウレタン繊維26.3%からなる伸縮性を有するツーウ
ェイラッセル編物(緊締力:素材経方向143gf、素
材緯方向134gf)を用いた。
頂点部17、17´をよりも後正中線寄りの左右の大殿
筋の縁近傍に沿って延在し、かつ後中央部分までカバー
しており、その上端はヒップラインを越えて更に斜め脇
方向に延びてウエストラインに至り、脇部の腸骨上縁近
傍をカバーし、前脇上方から前側に至り腹部片31´も
兼ねている。そして後側におけるヒップ引上げ部片31
の下側の縁39はほぼ臀溝に沿った縁となっており、臀
溝最下点近傍38に到達しているヒップ引上げ部を有
し、更にヒップ引上げ部の下方からほぼその延長方向で
大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて脇側の裾に至
っている接ぎライン35を有しているので、このヒップ
引上げ部と接ぎライン35は大殿筋の縁にほぼ沿って斜
め下方に延びており、大殿筋の筋腹を圧迫することがな
く、従って、運動時などにも脚部の運動を妨げず、着用
感を低下させずに快適な着心地を得ることができ、優れ
たヒップアップ機能を発揮することができる。
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設け
て立体裁断された部片が接ぎ合わされているので、より
一段と美しいヒップの膨らみが実現できる。尚、ヒップ
引上げ部片31は、後中央部分もカバーし腹部片31´
も兼ねているのでガードルを構成する部片の数が少なく
なり、更にお腹押さえも特に設けなくてもその機能を付
与でき、製造工程が簡略化できる。
後側から見た平面図、図11に図10に示したガードル
の前側から見た平面図を示した。
げ部を構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の場
合、ヒップ引上げ部片41は、ヒップの頂点部17、1
7´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿っ
て延在し、その上端はヒップラインを越えており、ヒッ
プラインから上方向の長さが、衣類垂直方向における長
さで、ウエストラインとヒップラインの間の垂直方向の
長さのほぼ2/3となっている。その下端は臀溝16の
やや手前あたりから先細りとなり、臀溝最下点15を少
し越えたところまで到達している。更に接ぎライン45
はヒップ引上げ部の下方からほぼその延長方向で大殿筋
の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて脇側の裾に至ってい
る。43は後部中央−ヒップ−脇−前脇−前後脚部充当
部片であり、前述のヒップ引上げ部片41と前側の腹部
片49を除いた部分をほぼ充当している。43´´´は
前記部片43の前側の脚部部分を示している。なお、本
発明において前述したヒップ充当部とはヒップ引上げ部
のヒップ頂点側の縁に隣接する部分でヒップ頂点部を含
む近傍に充当されている部分を指すものであり、この例
の場合にはおよそ図10の43で示されるほぼ後側から
見える部分(但し、ヒップ引上げ部片41より脇側方向
の部分)に相当する。なお、接ぎライン45は後部中央
−ヒップ−脇−前脇−前後脚部充当部片43の後脚部部
分43´´とそのほぼ上方に配置される後部中央−ヒッ
プ−脇−前脇−前後脚部充当部片43のほぼヒップ充当
部との縫合部分に形成される接ぎラインと言うことにな
り、接ぎライン45は前述した様にヒップ引上げ部片4
1からなるヒップ引上げ部の下方からほぼその延長方向
で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているので、
この接ぎライン45により接ぎライン方向への伸びが抑
制されるので、ヒップ引上げ部のヒップアップ機能と共
に更に下方にまで緊締力が強化された部分が伸びている
ことになりヒップアップ機能が更により一段と強化、増
大される。しかも、この接ぎライン45は大殿筋の縁に
ほぼ沿って斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を
圧迫することがなく、従って、運動時などにも脚部の運
動を妨げず、着用感を低下させる恐れもなく、快適な着
心地を得ることができる。
り、必要に応じて、この部分に更に伸びの少ない布地な
いしは衣類横方向の伸びの少ない布地などのお腹押えを
裏打したり、場合によっては、腹部片49自体を伸びの
少ない布地ないしは衣類横方向の伸びの少ない布地で構
成する事により、腹部の膨出を抑えるお腹押えの機能を
持たせる事は好ましい。なお、46は、ヒップ引上げ部
片41と後部中央−ヒップ−脇−前脇−前後脚部充当部
片43との後中央部43´側の接ぎラインを示してお
り、47はヒップ引上げ部片41と後部中央−ヒップ−
脇−前脇−前後脚部充当部片43のヒップ頂点17側と
の接ぎラインを示しており、この例においては、接ぎラ
イン17は後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインとな
り、且つこの接ぎラインの部分においてヒップ部に膨ら
みがでるようにダーツを設けて立体裁断された部片41
と43が接ぎ合わされている。すなわちヒップ部に自然
な丸い膨らみが実現できる様に、構成部片の形を設計し
ている。44は後中心接ぎラインであり、左右の後部中
央−ヒップ−脇−前脇−前後脚部充当部片43の後中央
部43´同士の後中心における接ぎラインを示してい
る。
ヒップ引上げ部片41、腹部片49の素材としてはナイ
ロン繊維71.0%、ポリウレタン繊維29.0%から
なる伸縮性素材であるサテンパワ−ネット編物(緊締
力:素材経方向308gf、素材緯方向187gf、ヒ
ップラインから股下点ラインまでの間における幅が2〜
3cm)を用いた。また、後部中央−ヒップ−脇−前脇
−前後脚部充当部片43にはナイロン繊維70.0%、
ポリウレタン繊維30.0%からなる伸縮性を有するツ
ーウェイラッセル編物(緊締力:素材経方向191g
f、素材緯方向178gf)を用いた。
頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋
の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを越
えて、ヒップラインから上方向の長さが、衣類垂直方向
における長さで、ウエストラインとヒップラインの間の
垂直方向の長さのほぼ2/3となっており、その下端は
臀溝16を越えるあたりから先細りとなり、臀溝最下点
15を少し越えたところまで到達しているヒップ引上げ
部を有し、更にヒップ引上げ部の下方からほぼその延長
方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて脇側の
裾に至っている接ぎライン45を有しているので、この
ヒップ引上げ部と接ぎライン45は大殿筋の縁にほぼ沿
って斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を圧迫す
ることがなく、従って、運動時などにも脚部の運動を妨
げず、着用感を低下させずに快適な着心地を得ることが
出来、良好なヒップアップ機能を発揮することができ
る。
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設け
て立体裁断された部片が接ぎ合わされているので、より
一段と美しいヒップの膨らみが実現できる。
後側から見た平面図、図13に図12に示したガードル
の前側から見た平面図を示した。
げ部を構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の場
合、ヒップ引上げ部片61は、ヒップの頂点部17、1
7´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿っ
て延在し、その上端はヒップラインを越えて更にやや斜
め上方に延びて先細りとなりウエストラインにまで至っ
ており、その下端は臀溝16を越えるあたりから先細り
となり、臀溝最下点15を少し越えたところまで到達し
てヒップ頂点部17を包み込む様な形になっている。更
に接ぎライン65はヒップ引上げ部61の下方からほぼ
その延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延び
て脇側の裾に至っている。62は後部中央−後脚部充当
部片であり、ウエストから下方の後部中央部分と主とし
て脚部の後部部分を充当している。63はヒップ−脇−
前脚部充当部片であり、ヒップ頂点部を含むヒップ脇側
の大部分とガードルの脇部の大部分と前側の前脇部分な
らびに前側の脚部部分を充当している。なお、本発明に
おいて前述したヒップ充当部とはヒップ引上げ部のヒッ
プ頂点側の縁に隣接する部分でヒップ頂点部を含む近傍
に充当されている部分を指すものであり、この例の場合
にはおよそ図12の63で示されるほぼ後側から見える
部分に相当する。なお、接ぎライン65は後部中央−後
脚部充当部片62とヒップ−脇−前脚部充当部片63と
の縫合部分に形成される接ぎラインと言うことになり、
接ぎライン65は前述した様にヒップ引上げ部片61か
らなるヒップ引上げ部の下方からほぼその延長方向で大
殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているので、この
接ぎライン65により接ぎライン方向への伸びが抑制さ
れるので、ヒップ引上げ部のヒップアップ機能と共に更
に下方にまで緊締力が強化された部分が伸びていること
になりヒップアップ機能が更により一段と強化、増大さ
れる。しかも、この接ぎライン65は大殿筋の縁にほぼ
沿って斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を圧迫
することがなく、従って、運動時などにも脚部の運動を
妨げず、着用感を低下させる恐れもなく、快適な着心地
を得ることが出来る。
り、必要に応じて、この部分に更に伸びの少ない布地な
いしは衣類横方向の伸びの少ない布地などのお腹押えを
裏打したり、場合によっては、腹部片69自体を伸びの
少ない布地ないしは衣類横方向の伸びの少ない布地で構
成する事により、腹部の膨出を抑えるお腹押えの機能を
持たせる事は好ましい。なお、66は、ヒップ引上げ部
片61と後部中央−後脚部充当部片62との接ぎライン
を示しており、67はヒップ引上げ部片61とヒップ−
脇−前脚部充当部片63との接ぎラインを示しており、
この例においては、接ぎライン67は後中心方向に凸状
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設け
て立体裁断された部片61と63が接ぎ合わされてい
る。すなわちヒップ部に自然な丸い膨らみが実現できる
様に、構成部片の形を設計している。64は後中心接ぎ
ラインであり、左右の後部中央−後脚部充当部片62の
接ぎラインを示している。
ヒップ引上げ部片61、腹部片69の素材としてはナイ
ロン繊維66.0%、ポリウレタン繊維34.0%から
なる伸縮性素材であるツーウェイパワ−ネット編物(緊
締力:素材経方向266gf、素材緯方向194gf、
ヒップラインから股下点ラインまでの間における幅が2
〜3cm)を用いた。また、後部中央−後脚部充当部片
62、ヒップ−脇−前脚部充当部片63にはナイロン繊
維70.0%、ポリウレタン繊維30.0%からなる伸
縮性を有するツーウェイラッセル編物(緊締力:素材経
方向191gf、素材緯方向178gf)を用いた。
頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋
の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを越
えて更にやや斜め上方に延びて先細りとなりウエストラ
インにまで至っており、その下端は臀溝16を越えるあ
たりから先細りとなり、臀溝最下点15を少し越えたと
ころまで到達してヒップ頂点部17を包み込む様な形に
なっているヒップ引上げ部を有し、更にヒップ引上げ部
の下方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って
斜め下方に延びて脇側の裾に至っている接ぎライン65
を有しているので、このヒップ引上げ部と接ぎライン6
5は大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているの
で、大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動
時などにも脚部の運動を妨げず、着用感を低下させずに
快適な着心地を得ることができ、良好なヒップアップ機
能を発揮することができる。
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設け
て立体裁断された部片が接ぎ合わされているので、より
一段と美しいヒップの膨らみが実現できる。
後側から見た平面図、図15に図14に示したガードル
の前側から見た平面図を示した。図14〜15におい
て、71はヒップ引上げ部を構成するヒップ引上げ部片
であり、この態様の場合、ヒップ引上げ部片71は、ヒ
ップの頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の
大殿筋の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップライ
ンを越えて更にやや斜め上方に延びて先細りとなりウエ
ストラインとヒップラインのほぼ中間あたりにまで延在
しており、その下端は臀溝最下点15に向かって先細り
となり、臀溝最下点15まで到達している。更に接ぎラ
イン75はヒップ引上げ部71の下方からほぼその延長
方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて脇側の
裾に至っている。またこの態様に於いては更に接ぎライ
ン80はヒップ引上げ部71の上方からほぼその延長方
向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め上方に延びて脇側上方
向を通り、腹部片79の脇側の縁にまで到達している。
72は後部中央部充当部片であり、ウエストから下方の
後部中央部分を股部近傍まで充当している。78は後脚
部充当部片であり、主として脚部の後部部分を充当して
いる。73はヒップ−脇−前脚部充当部片であり、ヒッ
プ頂点部を含むヒップ脇側の大部分とガードルの脇部の
大部分と前側の前脇部分ならびに前側の脚部部分を充当
している。なお、本発明において前述したヒップ充当部
とはヒップ引上げ部のヒップ頂点側の縁に隣接する部分
でヒップ頂点部を含む近傍に充当されている部分を指す
ものであり、この例の場合にはおよそ図14の73で示
されるほぼ後側から見える部分に相当する。なお、接ぎ
ライン75はヒップ−脇−前脚部充当部片73と後脚部
充当部片78との縫合部分に形成される接ぎラインと言
うことになり、接ぎライン75は前述した様にヒップ引
上げ部片71からなるヒップ引上げ部の下方からほぼそ
の延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びて
いるので、この接ぎライン75により接ぎライン方向へ
の伸びが抑制されるので、ヒップ引上げ部のヒップアッ
プ機能と共に更に下方にまで緊締力が強化された部分が
伸びていることになりヒップアップ機能がヒップ引上げ
部片71単独の場合に比べて更に強化、増大される。し
かも、この接ぎライン75は大殿筋の縁にほぼ沿って斜
め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を圧迫すること
がなく、従って、運動時などにも脚部の運動を妨げず、
着用感を低下させる恐れもなく、快適な着心地を得るこ
とができる。更に、接ぎライン80はヒップ−脇−前脚
部充当部片73と後部中央部充当部片72との縫合部分
に形成される接ぎラインと言うことになり、接ぎライン
80は前述した様にヒップ引上げ部片71からなるヒッ
プ引上げ部の上方からほぼその延長方向で大殿筋の縁に
ほぼ沿って斜め上方に延びて脇部の腸骨上縁近傍を通り
前脇で腹部片79の上方の縁にまで至っておりヒップ引
上げ部のヒップアップ機能と共に更に上方にまでやや緊
締力が強化された部分が伸びていることになりヒップア
ップ機能がヒップ引上げ部片71単独の場合に比べて更
に強化、増大される。しかも、この接ぎライン80は大
殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動時など
にも脚部の運動を妨げず、着用感を低下させる恐れもな
く、快適な着心地を得ることができる。この様にこの態
様に於いては、接ぎライン80とヒップ引上げ部片7
1、接ぎライン75の3つの構成で緊締力を大とし、伸
びが抑制されている部分が、ヒップ頂点部17を包み込
むような形になっており、ヒップ引上げ部片71の長さ
が短くなっていて緊締力の大きい伸びの抑制された部分
が少なくなっている分を補ってヒップアップ機能をより
向上させている。もちろん本発明においては例えば、接
ぎライン75や80がない場合、即ちヒップ引上げ部片
71のみであっても、ヒップ引上げ部が上端は少なくと
もヒップラインを越え、また、下端は少なくとも臀溝近
傍まで到達しておれば、ヒップアップ機能を発揮するこ
とができる。
り、必要に応じて、この部分に更に伸びの少ない布地な
いしは衣類横方向の伸びの少ない布地などのお腹押えを
裏打したり、場合によっては、腹部片79自体を伸びの
少ない布地ないしは衣類横方向の伸びの少ない布地で構
成する事により、腹部の膨出を抑えるお腹押えの機能を
持たせる事は好ましい。なお、76はヒップ引上げ部片
71と後部中央部充当部片72との接ぎライン、また、
81はヒップ引上げ部片71と後脚部充当部片78との
接ぎライン、82は後部中央部充当部片72と後脚部充
当部片78との接ぎラインを示しており、77はヒップ
引上げ部片71とヒップ−脇−前脚部充当部片73との
接ぎラインを示しており、この例においては、接ぎライ
ン77は後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインとな
り、且つこの接ぎラインの部分においてヒップ部に膨ら
みがでるようにダーツを設けて立体裁断された部片71
と73が接ぎ合わされている。すなわちヒップ部に自然
な丸い膨らみが実現できる様に、構成部片の形を設計し
ている。74は後中心接ぎラインであり、左右の後部中
央部充当部片72同士の接ぎラインを示している。
ヒップ引上げ部片71、腹部片79の素材としてはナイ
ロン繊維55.7%、ポリウレタン繊維44.3%から
なる伸縮性素材であるサテンパワ−ネット編物(緊締
力:素材経方向484gf、素材緯方向258gf、ヒ
ップラインから股下点ラインまでの間における幅が2〜
3.5cm)を用いた。また、後部中央部充当部片7
2、後脚部充当部片78、ヒップ−脇−前脚部充当部片
73にはナイロン繊維73.7%、ポリウレタン繊維2
6.3%からなる伸縮性を有するツーウェイラッセル編
物(緊締力:素材経方向143gf、素材緯方向134
gf)を用いた。
頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋
の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを越
えてウエストラインとヒップラインのほぼ中間あたりに
まで延在しており、その下端は臀溝最下点15に向かっ
て先細りとなり、臀溝最下点15まで到達しているヒッ
プ引上げ部を有し、更にヒップ引上げ部の上端ならびに
下端からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜
め上方ならびに下方に延びて脇側に至っている接ぎライ
ン80と75を有していて、伸びが抑制されたヒップ引
上げ部接ぎライン80と75とでヒップ頂点部17を包
み込む様な形になっているので、大殿筋の筋腹を圧迫す
ることがなく、従って、運動時などにも脚部の運動を妨
げず、着用感を低下させずに快適な着心地を得ることが
でき、良好なヒップアップ機能を発揮することができ
る。
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを設け
て立体裁断された部片が接ぎ合わされているので、より
一段と美しいヒップの膨らみが実現できる。
後側から見た平面図、図17に図16に示したガードル
の前側から見た平面図を示した。
げ部を構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の場
合、ヒップ引上げ部片91は、ヒップの頂点部17、1
7´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿っ
て延在し、その上端はヒップラインを越えて更に斜め上
方向の脇方向に延びて、脇部の腸骨上縁近傍をカバー
し、前脇上方から前側に至り腹部片101のうちの上側
中央部分を構成する腹部中央部片91´も兼ねている。
また、その下端は後側において臀溝16の少し手前あた
りから先細りとなり、臀溝最下点15まで到達してい
る。更に接ぎライン95はヒップ引上げ部の下方からほ
ぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延
びて脇側の裾に至っている。92は後部中央−後脚部充
当部片であり、一部前側ウエスト部分をカバーしている
が、主としてウエストから下方の後部中央部分と脚部の
後部部分を充当している。93はヒップ−脇−前脚部充
当部片であり、ヒップ頂点部を含むヒップ脇側の大部分
とガードルの脇部の大部分と前側の前脇部の大部分と前
側の脚部部分を充当している。そしてこの態様に於いて
はヒップ−脇−前脚部充当部片93は、ヒップ中央−脇
上部−腹部周囲部充当小部片93aとヒップ脇側−脇−
前脚部充当小部片93bとからなっている。ヒップ中央
−脇上部−腹部周囲部充当小部片93aは図示された如
く後側においてヒップ引上げ部片91の脇側に沿って帯
状に延在しガードルの脇に於てはヒップ引上げ部片91
の下辺に沿い、更に前側においてヒップ引上げ部片91
からなる腹部中央部片91´の周囲を取り巻く腹部周囲
部充当小部片93a´を兼ねている。したがって本実施
例においては腹部片101は腹部中央部片91´とその
周囲を取り巻く腹部周囲部充当小部片93a´とからな
つている。ヒップ脇側−脇−前脚部充当小部片93bは
ヒップ脇側とウエストよりやや下の部分から以下の脇部
分ならびに前脇と前脚部部分93b´を充当している。
言うヒップ充当部とはヒップ引上げ部のヒップ頂点側の
縁に隣接する部分でヒップ頂点部を含む近傍に充当され
ている部分を指すものであり、この例の場合にはおよそ
図16の93aと93bの両者で示されるほぼ後側から
見える部分(93aと93bの両者を含めた部分)に相
当し、また、請求項9で言うヒップ充当部構成小部分と
は、この例の場合にはおよそ図16のそれぞれ93aな
らびに93bで個々に示されるほぼ後側から見える部分
それぞれに相当する。そして97はヒップ引上げ部片9
1とヒップ中央−脇上部−腹部周囲部充当小部片93a
(前述したヒップ充当部構成小部分の1つに相当する)
との接ぎラインを示しており、この例においては、接ぎ
ライン97はガードルのほぼ後側において後中心方向に
凸状の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎライン
の部分においてヒップ部に膨らみがでるようにダーツを
設けて立体裁断された部片91と93a(前述したヒッ
プ充当部構成小部分の1つ)が接ぎ合わされている。す
なわちヒップ部に自然な丸い膨らみが実現できる様に、
構成部片の形を設計している。更に、本実施例のガード
ルにおいてはヒップ中央−脇上部−腹部周囲部充当小部
片93a(前述したヒップ充当部構成小部分の1つ)と
ヒップ脇側−脇−前脚部充当小部片93b(前述したヒ
ップ充当部構成小部分の別の1つに相当する)とが接ぎ
ライン98において接ぎ合わされており、この例におい
ては、接ぎライン98はガードルのほぼ後側において後
中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの
接ぎラインの部分においてヒップ部に膨らみがでるよう
にダーツを設けて立体裁断された部片93a(前述した
ヒップ充当部構成小部分の1つ)と93b(前述したヒ
ップ充当部構成小部分の1つ)が接ぎ合わされている。
すなわちヒップ部に自然な丸い膨らみが実現できる様
に、構成部片の形を設計している。
充当部片92とヒップ−脇−前脚部充当部片93(ヒッ
プ中央−脇上部−腹部周囲部充当小部片93aとヒップ
脇側−脇−前脚部充当小部片93bとからなる。)との
縫合部分に形成される接ぎラインと言うことになり、接
ぎライン95は前述した様にヒップ引上げ部片91から
なるヒップ引上げ部の下方からほぼその延長方向で大殿
筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているので、この接
ぎライン95により接ぎライン方向への伸びが抑制され
るので、ヒップ引上げ部のヒップアップ機能と共に更に
下方にまで緊締力が強化された部分が延びていることに
なりヒップアップ機能が更により一段と強化、増大され
る。しかも、この接ぎライン95は大殿筋の縁にほぼ沿
って斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を圧迫す
ることがなく、従って、運動時などにも脚部の運動を妨
げず、着用感を低下させる恐れもなく、快適な着心地を
得ることができる。
部中央−後脚部充当部片92との接ぎラインを示してお
り、99はヒップ引上げ部片91のガードル前側におけ
る腹部中央部片91´同士の前中心における接ぎライン
を示しており、100はヒップ中央−脇上部−腹部周囲
部充当小部片93aのガードル前側における腹部周囲部
充当小部片93a´同士の前中心における接ぎラインを
示している。94は後中心接ぎラインであり、左右の後
部中央−後脚部充当部片92同士の接ぎラインを示して
いる。
ヒップ引上げ部片91の素材としてはナイロン繊維5
5.7%、ポリウレタン繊維44.3%からなる伸縮性
素材であるサテンパワ−ネット編物(緊締力:素材経方
向484gf、素材緯方向258gf、ヒップラインか
ら股下点ラインまでの間における幅が2〜3cm)を用
いた。また、後部中央−後脚部充当部片92、ヒップ中
央−脇上部−腹部周囲部充当小部片93a、ヒップ脇側
−脇−前脚部充当小部片93bにはナイロン繊維73.
7%、ポリウレタン繊維26.3%からなる伸縮性を有
するツーウェイラッセル編物(緊締力:素材経方向14
3gf、素材緯方向134gf)を用いた。
頂点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋
の縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを越
えて更に斜め上方向の脇方向に延びて、脇部の腸骨上縁
近傍をカバーし、前脇上方から前側に至り腹部片96の
うちの上側中央部分を構成する腹部中央部片91´も兼
ねていおり、また、その下端は後側において臀溝16の
少し手前あたりから先細りとなり、臀溝最下点15まで
到達しているヒップ引上げ部を有し、更にヒップ引上げ
部の下方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿っ
て斜め下方に延びて脇側の裾に至っている接ぎライン9
5を有しているので、このヒップ引上げ部と接ぎライン
95は大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びているの
で、大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動
時などにも脚部の運動を妨げず、着用感を低下させずに
快適な着心地を得ることができ、優れたヒップアップ機
能を発揮することができる。
に凸状の弧を描く接ぎラインとなり、しかも接ぎライン
98はヒップの膨らみの頂点部17、17´近傍を通っ
ており、且つこの接ぎラインの部分においてヒップ部に
膨らみがでるようにダーツを設けて立体裁断された部片
が接ぎ合わされ、この2つの接ぎラインが設けられてい
ることにより、更により一段と美しいヒップの膨らみが
実現できる。
片91´も兼ねているので、更にお腹押さえを特に設け
なくてもその機能を付与でき、好ましい。 実施例9 次に図18に本発明の一実施例のボディスーツの後側か
ら見た平面図、図19に図18に示したボディスーツの
前側から見た平面図を示した。
上げ部を構成するヒップ引上げ部片であり、この態様の
場合、ヒップ引上げ部片111は、ヒップの頂点部1
7、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍
に沿って延在し、その上端はヒップラインを越えて更に
斜め脇方向に延びてウエストラインに至り、脇部の腸骨
上縁近傍をカバーし、前側においてウエストラインから
腹部に斜め下方向に延在して腹部中央で接ぎライン11
9で縫合されている腹部片111´を兼ねている。ま
た、ヒップ引上げ部片111のボディスーツ後側におけ
る下端は、臀溝近傍やや手前あたりから先細りとなり、
臀溝最下点15に到達している。112は背部−後部中
央部−前上方部充当部片であり、背部、ウエストから下
方の後部中央部分、脇上方部分、前側上方部分を充当し
ている。114と118はそのそれぞれ後中心と前中心
における接ぎラインである。113はヒップ−脇下方部
分−前脇−腹部下部充当部片であり、ヒップ頂点部1
7、17´を含むヒップ脇側の大部分とボディスーツの
脇部の下方部分と前側の脇部分ならびに腹部下部を充当
し腹部下部中央で接ぎライン120で縫合されている。
部とはヒップ引上げ部のヒップ頂点側の縁に隣接する部
分でヒップ頂点部を含む近傍に充当されている部分を指
すものであり、この例の場合にはおよそ図18の113
で示されるほぼ後側から見える部分に相当する。
−後部中央部−前上方部充当部片112との接ぎライン
を示しており、117はヒップ引上げ部片111とヒッ
プ−脇下方部分−前脇−腹部下部充当部片113との接
ぎラインを示しており、この例においては、接ぎライン
117はボディスーツ後側においては後中心方向に凸状
の弧を描く接ぎラインとなり、且つこの接ぎラインの部
分においてヒップ部に膨らみがでるように設計された立
体裁断された部片111と113が接ぎ合わされてい
る。この場合はヒップ部に自然な丸い膨らみが実現でき
る様に、構成部片の形を立体裁断によりダーツを設けた
設計としている。
いるクロッチ部片、121は着用する際に脚が挿入され
る脚用開口部、123は***カップ部、124はストラ
ップ(肩紐)である。
は、ヒップ引上げ部片111の素材としてはナイロン繊
維55.7%、ポリウレタン繊維44.3%からなる伸
縮性素材であるサテンパワ−ネット編物(緊締力:素材
経方向484gf、素材緯方向258gf、ヒップライ
ンから股下点ラインまでの間における幅が2〜3cm)
を用いた。また、クロッチ部片122の素材としては通
気性と吸湿性を持たせるため、ナイロン繊維85.9
%、ポリウレタン繊維14.1%からなるパワ−ネット
を用い、背部−後部中央部−前上方部充当部片112、
ヒップ−脇下方部分−前脇−腹部下部充当部片113に
はナイロン繊維73.7%、ポリウレタン繊維26.3
%からなる伸縮性を有するツーウェイラッセル編物(緊
締力:素材経方向143gf、素材緯方向134gf)
を用いた。
点部17、17´よりも後正中線寄りの左右の大殿筋の
縁近傍に沿って延在し、その上端はヒップラインを越え
て更に斜め脇方向に延びてウエストラインに至り、脇部
の腸骨上縁近傍をカバーし、前側においてウエストライ
ンから腹部に斜め下方向に延在して腹部中央にまで至っ
ており、その下端はボディスーツ後側においては、臀溝
近傍やや手前あたりから先細りとなり、臀溝最下点15
に到達しているヒップ引上げ部を有しているので、この
ヒップ引上げ部は大殿筋の縁にほぼ沿って延びており、
大殿筋の筋腹を圧迫することがなく、従って、運動時な
どにも脚部の運動を妨げず、着用感を低下させずに快適
な着心地を得ることができ、良好なヒップアップ機能を
発揮することができる。
後側においては後中心方向に凸状の弧を描く接ぎライン
となり、且つこの接ぎラインの部分においてヒップ部に
膨らみがでるようにダーツを設けて立体裁断された部片
が接ぎ合わされているので、より一段と美しいヒップの
膨らみが実現できる。
11´も兼ねているので、更にお腹押さえを特に設けな
くてもその機能を付与でき、好ましい。
トタイプの衣類は、上端は少なくともヒップラインを越
え、また下端は少なくとも臀溝近傍まで到達し、ヒップ
の頂点部から後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿
って延在する比較的緊締力の強いヒップ引上げ部が形成
されていて、比較的緊締力の強いヒップ引上げ部が大殿
筋の筋腹のほぼ中央部近傍を横切っておらず、運動時な
どにも脚の動きをほとんど妨げないヒップの頂点部から
後正中線寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在して
いる。従って運動時などにも脚の動きが妨げられず、着
用感も良好になり、快適な着心地を得ることができる。
しかも、比較的緊締力の強いヒップ引上げ部が後正中線
寄りの左右の大殿筋の縁近傍に沿って延在することによ
り、その部分の衣類縦方向への緊締力が増し伸びが抑え
られ、その結果、その近傍のヒップの頂点近傍からその
下側に充当されている部分の布の伸びも抑制され、この
部分の布が容易に伸びてしまう事によってヒップが下が
るのを防止して、ヒップアップ機能が達成される。従っ
て運動時などにも脚部が動かしやすく、着用感が優れ、
快適な着心地を有し、かつヒップアップ機能が付与され
た股部を有するフィットタイプの衣類が提供される。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、ヒップライ
ンから股下点ラインまでの間における前記ヒップ引上げ
部の幅が1〜10cmのヒップ引上げ部である本発明の
好ましい態様とすることにより、前記ヒップ引上げ部の
幅が1〜10cmなので、ヒップアップ機能がより安定
して発揮される幅を有し、しかも余りにも幅が広過ぎて
大殿筋の動きを阻害する恐れもない。従ってヒップアッ
プ機能がより安定して発揮され、運動時などにも脚部の
運動を妨げないヒップアップ機能と脚部の運動容易性、
着用感のバランスのとれた股部を有するフィットタイプ
の衣類を提供できる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部のヒップライン
から上方向の長さが、衣類垂直方向における長さで、ウ
エストラインとヒップラインの間の垂直方向の長さの少
なくとも1/3である本発明の好ましい態様とすること
により、ヒップ引上げ部のヒップラインから上方向の長
さが更に長くなっているので、上下方向の緊締力が強く
なり伸びが更に抑制され、ヒップ引上げ機能が増大され
るので、ヒップアップ機能がより強化された股部を有す
るフィットタイプの衣類を提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、少なくとも
ウエストラインまで到達しているヒップ引上げ部である
本発明の好ましい態様とすることにより、ヒップ引上げ
部のヒップラインから上方向の長さが更に一段と長くな
っているので、上下方向の緊締力が強くなり伸びが更に
一層抑制され、ヒップ引上げ機能がより増大されるの
で、ヒップアップ機能がより一段と強化された股部を有
するフィットタイプの衣類を提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、少なくとも
脇部の腸骨上縁近傍にまで到達しているヒップ引上げ部
である本発明の好ましい態様とすることにより、ヒップ
引上げ部がヒップの後中心側の周囲を回って少なくとも
脇部の腸骨上縁近傍にまで到達してあたかもヒップの後
中心側の周囲を包むように配置されているので、安定し
た着用感が得られ、しかもヒップアップ機能が更により
一段と強化された股部を有するフィットタイプの衣類を
提供することができる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が臀溝最下点ま
で到達しているヒップ引上げ部である本発明の好ましい
態様とすることにより、緊締力が比較的強化されたヒッ
プ引上げ部が臀溝最下点まで到達しているので、臀部下
部から効果的にヒップアップする機能が更に強化された
股部を有するフィットタイプの衣類を提供することがで
きる。
トタイプの衣類に於て、衣類がガードルまたはボディス
ーツから選ばれたファンデーション類である本発明の好
ましい態様とすることにより、ガードルまたはボディス
ーツは、肌側に密着して着用される股部を有するフィッ
トタイプのファンデーション類であり、また、体形補整
機能が要求される衣類であるので、ヒップアップ機能が
効率良く発揮でき、しかも脚部の運動を妨げず、着用感
が優れた股部を有するフィットタイプの衣類を提供する
ことができる。
トタイプの衣類に於て、衣類が股下ラインより下方に延
びる脚部を有している衣類であって、ヒップ引上げ部下
方からほぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め
下方に延びている接ぎラインを更に有してなる本発明の
好ましい態様とすることにより、接ぎラインは伸びをと
める機能があるので、ヒップ引上げ部のヒップアップ機
能と共に更に下方にまで緊締力が強化された部分が伸び
ていることになりヒップアップ機能が更により一段と強
化、増大され、しかも、この接ぎラインは大殿筋の縁に
ほぼ沿って斜め下方に延びているので、大殿筋の筋腹を
圧迫することがなく、従って、運動時などにも脚部の運
動を妨げず、着用感の低下もなく快適な着心地が得ら
れ、ヒップアップ機能が更により一段と強化、増大され
た股部を有するフィットタイプの衣類を提供することが
できる。
トタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、(a)衣類
本体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有する伸縮性
布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒップ
充当部と同等以上の緊締力を有することになる複数枚の
伸縮性布地、で構成されており、前記ヒップ引上げ部は
前記伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片が衣類本体に
接ぎ合わされていることによりその緊締力が強められた
ヒップ引上げ部、または、(b)伸縮性布地からなるヒ
ップ引上げ部片が衣類本体に裏打ちされていることによ
りその緊締力が強められたヒップ引上げ部、または、
(c)ヒップ引上げ部とその周囲に充当される部分が連
続した一体の編物からなっていて、ヒップ引上げ部とそ
の周囲に充当される部分との編み組織を変えることによ
りヒップ引上げ部の緊締力が強められたヒップ引上げ部
である本発明の好ましい態様とすることにより、前記
(a)ないし(b)で規定される接ぎ合わせ、裏打ち、
ないしは編み立てによる編み組織の変更による手法は、
衣類作成の際にごく普通に用いられている手法であるの
で、あまり特殊な手法を採用しなくとも衣類製造の通常
の手法で容易に製造し得る股部を有するフィットタイプ
の衣類を提供することができる。
ットタイプの衣類に於て、ヒップ引上げ部が、(a)衣
類本体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有する伸縮
性布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本体のヒッ
プ充当部と同等以上の緊締力を有することになる複数枚
の伸縮性布地、で構成されており、前記ヒップ引上げ部
は前記伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さ
めの大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで
引き伸ばされて衣類本体に接ぎ合わされていることによ
りその緊締力が強められたヒップ引上げ部、または、
(b)伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さ
めの大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで
引き伸ばされて衣類本体に裏打ちされていることにより
その緊締力が強められたヒップ引上げ部、である本発明
の好ましい態様とすることにより、前記(a)〜(b)
で規定される接ぎ合わせまたは裏打ちと所謂「伸ばし」
の手法は衣類作成の際に、普通に用いられている手法で
あるので、あまり特殊な手法を採用しなくとも衣類製造
の通常の手法で容易に製造することができると共に、前
記ヒップ引上げ部の伸縮性布地からなるヒップ引上げ部
片が引き伸ばされて衣類本体に取り付けられているの
で、着用時にこの部分の緊締力が一段と強く発揮される
ことになり、ヒップアップ機能がより強化された股部を
有するフィットタイプの衣類を提供できる。
ットタイプの衣類に於て、衣類のヒップ部が、縫製後の
接ぎラインが後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインと
なりヒップ部に膨らみがでるように立体裁断されたダー
ツ部を有しており、前記ダーツ部は、(a)ヒップ引上
げ部のヒップ頂点側の縁とそれに隣接するヒップ充当部
との接ぎライン部、(b)ヒップ充当部に於けるヒップ
充当部構成小部分間の接ぎライン部、から選ばれた少な
くともいずれか一方であるである本発明の好ましい態様
とすることにより、より一段と美しいヒップの膨らみが
実現できる股部を有するフィットタイプの衣類を提供す
ることができる。
ットタイプの衣類に於て、伸縮性布地が弾性繊維含有パ
ワーネット編物またはツーウェイトリコット編物から選
ばれた伸縮性布地である本発明の好ましい態様とするこ
とにより、弾性繊維含有パワーネット編物またはツーウ
ェイトリコット編物は、あまり分厚い編物ではなく、比
較的薄い布地であるので、衣類が余り分厚くならず、着
用者のシルエットを低下させることなく、また、分厚く
ないので座ったり、前屈みになった際にあまり圧迫感が
大きくならず、容易に本発明の前述の目的が達成し得る
股部を有するフィットタイプの衣類を提供することがで
きると共に、弾性繊維の含有率や弾性繊維以外の繊維成
分の種類を変化させる事によって、比較的薄い編物であ
りながら、種々の緊締力のものを製造することができ、
容易に所望の緊締力の布地(すなわち伸びが抑制された
ものあるいは伸びやすいもの)を入手することができる
ので、容易に所望の緊締力をもった本発明の股部を有す
るフィットタイプの衣類を提供することができる。
面図。
の展開図。
の平面図。
ら見た平面図。
から見た平面図。
側から見た平面図。
図。
側から見た平面図。
図。
側から見た平面図。
図。
側から見た平面図。
図。
見た平面図。
平面図。
体の後側を示す平面図。
ルの後側から見た斜視図。
図。
殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延びている接ぎライン
の位置 201 ウエストライン 202 ヒップライン 203 股下点ライン 204 臀溝 205 臀溝最下点 206、206´ ヒップの頂点部 211 後中心部から臀部に充当されている後身頃 212 裏打ち布 213 前脇部、脇部並びに脚部を形成する脚部形成身
頃 214 接ぎライン 215 接ぎライン 216 腹部布 217 お腹押さえ布
Claims (12)
- 【請求項1】 伸縮性布地からなる股部を有するフィッ
トタイプの衣類に於いて、上端は少なくともヒップライ
ンを越え、また、下端は少なくとも臀溝近傍まで到達
し、ヒップの頂点部から後正中線寄りの左右の大殿筋の
縁近傍に沿って延在する比較的緊締力の強いヒップ引上
げ部が形成されていることを特徴とする股部を有するフ
ィットタイプの衣類。 - 【請求項2】 ヒップ引上げ部が、ヒップラインから股
下点ラインまでの間における前記ヒップ引上げ部の幅が
1〜10cmのヒップ引上げ部である請求項1に記載の
股部を有するフィットタイプの衣類。 - 【請求項3】 ヒップ引上げ部のヒップラインから上方
向の長さが、衣類垂直方向における長さで、ウエストラ
インとヒップラインの間の垂直方向の長さの少なくとも
1/3である請求項1または2のいずれかに記載の股部
を有するフィットタイプの衣類。 - 【請求項4】 ヒップ引上げ部が、少なくともウエスト
ラインまで到達しているヒップ引上げ部である請求項1
〜3のいずれかに記載の股部を有するフィットタイプの
衣類。 - 【請求項5】 ヒップ引上げ部が、少なくとも脇部の腸
骨上縁近傍にまで到達しているヒップ引上げ部である請
求項1〜3のいずれかに記載の股部を有するフィットタ
イプの衣類。 - 【請求項6】 ヒップ引上げ部が臀溝最下点まで到達し
ているヒップ引上げ部である請求項1〜5のいずれかに
記載の股部を有するフィットタイプの衣類。 - 【請求項7】 衣類がガードルまたはボディスーツから
選ばれたファンデーション類である請求項1〜6のいず
れかに記載の股部を有するフィットタイプの衣類。 - 【請求項8】 衣類が股下ラインより下方に延びる脚部
を有している衣類であって、ヒップ引上げ部下方からほ
ぼその延長方向で大殿筋の縁にほぼ沿って斜め下方に延
びている接ぎラインを更に有してなる請求項1〜7のい
ずれかに記載の股部を有するフィットタイプの衣類。 - 【請求項9】 ヒップ引上げ部が、 (a)衣類本体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有
する伸縮性布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本
体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有することにな
る複数枚の伸縮性布地、で構成されており、前記ヒップ
引上げ部は前記伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片が
衣類本体に接ぎ合わされていることによりその緊締力が
強められたヒップ引上げ部、 または、 (b)伸縮性布地からなるヒップ引上げ部片が衣類本体
に裏打ちされていることによりその緊締力が強められた
ヒップ引上げ部、 または、 (c)ヒップ引上げ部とその周囲に充当される部分が連
続した一体の編物からなっていて、ヒップ引上げ部とそ
の周囲に充当される部分との編み組織を変えることによ
りヒップ引上げ部の緊締力が強められたヒップ引上げ部
である請求項1〜8のいずれかに記載の股部を有するフ
ィットタイプの衣類。 - 【請求項10】 ヒップ引上げ部が、 (a)衣類本体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有
する伸縮性布地、または、複数枚の重ね合わせで衣類本
体のヒップ充当部と同等以上の緊締力を有することにな
る複数枚の伸縮性布地、で構成されており、前記ヒップ
引上げ部は前記伸縮性布地からなる所定の大きさよりも
やや小さめの大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大
きさまで引き伸ばされて衣類本体に接ぎ合わされている
ことによりその緊締力が強められたヒップ引上げ部、 または、 (b)伸縮性布地からなる所定の大きさよりもやや小さ
めの大きさのヒップ引上げ部片が前記所定の大きさまで
引き伸ばされて衣類本体に裏打ちされていることにより
その緊締力が強められたヒップ引上げ部、である請求項
1〜8のいずれかに記載の股部を有するフィットタイプ
の衣類。 - 【請求項11】 衣類のヒップ部が、縫製後の接ぎライ
ンが後中心方向に凸状の弧を描く接ぎラインとなりヒッ
プ部に膨らみがでるように立体裁断されたダーツ部を有
しており、 前記ダーツ部は、 (a)ヒップ引上げ部のヒップ頂点側の縁とそれに隣接
するヒップ充当部との接ぎライン部、 (b)ヒップ充当部に於けるヒップ充当部構成小部分間
の接ぎライン部、から選ばれた少なくともいずれか一方
である請求項1〜10のいずれかに記載の股部を有する
フィットタイプの衣類。 - 【請求項12】 伸縮性布地が弾性繊維含有パワーネッ
ト編物またはツーウェイトリコット編物から選ばれた伸
縮性布地である請求項1〜11のいずれかに記載の股部
を有するフィットタイプの衣類。
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---|---|---|---|
JP6292798A JP2921737B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 股部を有し、且つ脚部を有するフィットタイプの衣類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6292798A JP2921737B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 股部を有し、且つ脚部を有するフィットタイプの衣類 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08158109A true JPH08158109A (ja) | 1996-06-18 |
JP2921737B2 JP2921737B2 (ja) | 1999-07-19 |
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ID=17786487
Family Applications (1)
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JP6292798A Expired - Fee Related JP2921737B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 股部を有し、且つ脚部を有するフィットタイプの衣類 |
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