JP2849422B2 - 織機の緯入れノズルの噴射圧力制御方法と、その装置 - Google Patents

織機の緯入れノズルの噴射圧力制御方法と、その装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ジェットルームにおいて、緯糸の飛走特
性が変動したときにも安定な緯入れ動作を継続すること
ができる織機の緯入れノズルの噴射圧力制御方法と、そ
の装置に関する。
従来技術 ジェットルーム、殊にエアジェットルームにおいて、
製織に使用する緯糸の飛走特性が変化することにより、
緯入れが不安定になることがある。これは、緯糸の長さ
方向に、糸の太さや毛羽の大小等の糸物性の変動がある
ために、糸の空気抵抗が変化することに主な原因がある
と考えられている。
そこで、緯糸の飛走特性が変化したときにも安定な緯
入れ動作を継続するために、種々の手法が提案されてい
る。その最も基本的なものは、緯入れに際し、所定長さ
の緯糸が緯入れされる時点の織機機械角(以下、緯糸の
到達角度という)を監視し、到達角度の変化によって緯
糸の飛走特性の変動を把握した上、これに対応して緯入
れ用の主ノズル、サブノズル(以下、緯入れノズルと総
称する)の噴射圧力を制御するものである。
このものは、緯糸の飛走特性が低下して到達角度の遅
れが検出されると、それを修正するために噴射圧力を高
めるように制御する一方、到達角度の進みに対してこれ
を逆方向に制御することにより、緯糸の到達角度を一定
に維持するものである。
さらに、このようにして緯入れノズルの噴射圧力を制
御する場合、噴射圧力が何らかの原因で極端に高く設定
されたり、逆に極端に低く設定されたりすると、緯糸の
吹切れや、ショートピック・緩み等を生じることがある
から、噴射圧力の制御範囲に適当な上限値、下限値を設
けることも提案されている(たとえば特開昭63−92753
号公報)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかる従来技術によるときは、噴射圧
力の制御範囲を適正に定めることが必ずしも容易でない
という問題があった。すなわち、一般に、緯糸の飛走特
性は、給糸体ごとに変動する上、同一の給糸体であって
も、その外層部、内層部における飛走特性が異なるか
ら、噴射圧力の上限値、下限値を単純に手動設定するこ
とでは、制御される噴射圧力が現に仕掛けられている緯
糸の飛走特性に適合することの保証がなく、したがっ
て、安定な緯入れを現実に実現することは困難である。
なお、噴射圧力の上限値は、緯糸の吹切れを生じない
程度に定めればよいから、固定値を手動設定するものと
してもさほど問題はない。これに対し、下限値は、それ
が適正に設定されないと、噴射圧力を必要十分に低くす
ることができないために到達角度が異常に進み過ぎた
り、逆に噴射圧力が低なり過ぎて緩みやショートピック
等の緯入れ不良を生じたりし易いものである。一般に、
緯入れノズルの噴射圧力Pが低くなると、それに伴って
到達角度θeのピックごとのばらつきΔθeが大きくな
り(第6図)、平均的な到達角度θeが目標到達角度θ
eoから変動しないとしても、ばらつきΔθeが瞬時的に
許容到達限界Δθeoを超える場合があり得るからであ
る。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、緯糸の飛走特性のばらつきに基づいて噴射圧力の
下限値を最適に自動設定することができ、緩みやショー
トピック等の緯入れ不良を発生することなく、安定な緯
入れ動作を容易に実現することができる織機の緯入れノ
ズルの噴射圧力制御方法と、その装置を提供することに
ある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明
の構成は、緯糸の飛走特性の平均値に基づいて緯入れノ
ズルの噴射圧力を制御するに際し、設定ピック数におけ
る飛走特性のばらつきが許容設定値を超えるとき、噴射
圧力の下降制御を禁止することをその要旨とする。
第2発明の構成は、ピックごとの緯糸の飛走特性を検
出する飛走特性検出手段と、飛走特性検出手段からの飛
走特性の平均値に基づいて緯入れノズルの噴射圧力を制
御する圧力コントローラと、圧力コントローラに付設す
る補助コントローラとからなり、補助コントローラは、
設定ピック数における飛走特性検出手段からの飛走特性
のばらつきを演算するばらつき演算手段と、ばらつき演
算手段からのばらつきが許容設定値を超えるとき、圧力
コントローラに対して噴射圧力の下降制御を禁止する比
較手段とを備えることをその要旨とする。
なお、飛走特性検出手段は、緯糸の到達角度を検出す
る到達角度検出器としてもよく、緯糸飛走時間を検出す
る飛走時間検出器としてもよい。
作 用 かかる第1発明の構成によるときは、緯糸の飛走特性
が変動しても、緯入れノズルの噴射圧力の下限値を最適
に自動設定することができる。
すなわち、緯糸の飛走特性が向上すると、緯入れノズ
ルの噴射圧力Pは下降方向に制御されるが(第6図)、
このとき、緯糸の到達角度θeは、前述のように、噴射
圧力Pの低下に従ってピックごとに目標到達角度θeoの
前後に大きくばらつくようになる。そこで、許容到達限
界Δθeoより小さい幅の許容設定値Δe1を定め(第3
図)、到達角度θeのばらつきΔθeが許容設定値Δθ
e1を超えるとき、噴射圧力Pの下降制御を禁止すれば、
このときの噴射圧力P=PLが噴射圧力Pの下限値として
設定されることになる。噴射圧力Pは、以後、下限値PL
より下降することがないから、到達角度θeのばらつき
Δθeは、許容設定値Δθeを超えて増大することがな
く、安定な緯入れを確実に継続することができる。
噴射圧力Pが下限値PLに拘束された後、緯糸の飛走特
性がさらに向上すれば、到達角度θeは、目標到達角度
θeoから平均的に偏移量δだけ進むが、一般に、 δ<|Δθeo−Δθe1|/2=δ1 となるように許容設定値Δθe1を設定することは容易で
あるから、この点は何ら実質的な問題にならない。
なお、緯糸の飛走特性は、到達角度θeによって把握
する他、織機機械角または時間を単位とする緯糸飛走時
間によっても検出することができる。
第2発明の構成によるときは、ばらつき演算手段によ
り緯糸の飛走特性のばらつきを演算し、比較手段によ
り、演算されたばらつきが許容設定値を超えたことを検
出し、比較手段により、圧力コントローラに対して噴射
圧力の下降制御を禁止することができるから、全体とし
て第1発明を簡単に実施することができる。
飛走特性検出手段として到達角度検出器を使用すれ
ば、緯糸の到達角度を以って緯糸の飛走特性を把握する
ことができ、また、飛走時間検出器を使用すれば、織機
機械角または時間を単位とする緯糸飛走時間を以って飛
走特性を把握することできる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の緯入れノズルの噴射圧力制御装置は、到達角度
検出器ESと、圧力コントローラ10と、補助コントローラ
20とを組み合わせてなる(第1図)。
織機はエアジェットルームであるものとし(第2
図)、給糸体W1から解舒される緯糸Wは、ドラム式緯糸
測長貯留装置(以下、単に貯留装置という)Dと、主ノ
ズルMNとを経て経糸開口WPに緯入れされる。また、緯糸
Wの走行経路に沿って、サブノズルSNi、SNi(ia=a、
…n)が複数群に分割されて配設されている。
貯留装置Dには、係止ピンD1、解舒センサD2が付属
し、ドラムD3に巻き付けられて貯留された緯糸Wは、タ
イミングコントローラTCからの緯入れ信号Sd、Sm、Ssi
(i=a、…n)により、係止ピンD1を解舒位置に駆動
するとともに、開閉弁Vm、Vsi(i=a、…n)を開
き、主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…を作動させるこ
とによって緯入れされ、緯入れ長さWnは、解舒センサD2
によって計測される。
主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…は、それぞれ開閉
弁Vm、Vsi、圧力調整弁PVm、PVsを介して共通のエア源A
Cに接続され、それぞれの噴射圧力Pm、Psは、圧力コン
トローラ10からの制御信号Spm、Spsによって制御され
る。また、織布の反緯入れ側には、緯入れされた緯糸W
の到達角度θeを検出するために到達角度検出器ESが配
設されており、エンコーダENからの織機機械角θは、到
達角度検出器ES、タイミングコントローラTCに分岐入力
されている。ここで、到達角度検出器ESは、たとえば、
緯糸フィーラWFの出力と、エンコーダENからの織機機械
角θとを入力し(第1図)、緯糸Wは反緯入れ側に到達
する時点の織機機械角θを到達角度θeとして出力する
ことができる。
圧力コントローラ10は、平均値算出器11、比較器12、
符号判別器13、アップダウンカウンタ14と、2台の制御
増幅器15m、15sとを縦続してなり、圧力コントローラ10
の出力は、制御信号Spm、Spsとして圧力調整弁PVm、PVs
に入力されている。ただし、平均値算出器11には、到達
角度検出器ESからの到達角度θeと、補助コントローラ
20に含まれるピック数設定器23からの設定ピック数nと
が入力されている。また、比較器12には、目標到達角度
設定器12aからの目標到達角度θeoが併せ入力されてい
る。符号判別器13の一方の出力は、アップダウンカウン
タ14の加算端子に直接接続され、他方の出力は、ゲート
13aを介してアップダウンカウンタ14の減算端子に接続
されている。
補助コントローラ20は、はらつき演算手段21と比較手
段22とを縦続してなる。ばらつき演算手段21には、到達
角度検出器ESからの到達角度θeの他、ピック数設定器
23からの設定ピック数nが分岐入力されている。また、
比較手段22には、許容値設定器22aからの許容設定値Δ
θe1が併せ入力され、比較手段22の出力は、禁止信号Sk
として圧力コントローラ10のゲート13aに入力されてい
る。
いま、正常に緯入れ動作が実行されているとき、緯糸
Wは、タイミングコントローラTCにより所定の織機機械
角θ=θsにおいて緯入れが開始され、そのときの緯糸
Wの到達角度θeは、その平均値θeaが目標到達角度θ
eoに一致しており、ピックごとのばらつきΔθeは極く
小さい(第3図)。そこで、このときの圧力コントロー
ラ10は、平均値算出器11が設定ピック数nにおける到達
角度θeの平均値θeaを算出し、比較器12が平均値θea
と目標到達角度θeoとを比較するが、θea=θeoである
ため、出力側の偏差信号S12は、S12=0である。
したがって、符号判別器13は、いずれの出力をも発生
することがなく、圧力コントローラ10、圧力調整弁PV
m、PVsによって制御される主ノズルMN、サブノズルSN
i、SNi…の噴射圧力Pm、Psは、アップダウンカウンタ14
にあらかじめ記憶されている定数に対応する一定値Pm=
Ps=Poになっている。ただし、制御増幅器15m、15sは、
D/A変換機能を有し、アップダウンカウンタ14の内容に
応じた制御信号Spm、Spsを圧力調整弁PVm、PVsに出力
し、圧力調整弁PVm、PVsは、制御信号Spm、Spsに対応す
る噴射圧力Pm、Psを実現するものとする。また、第3図
において、噴射圧力Pm、Psは、一括して噴射圧力Pと表
示されている。
一方、補助コントローラ20のばらつき演算手段21は、
到達角度θeのばらつきΔθeを算出する。ただし、こ
こでいうばらつきΔθeとは、設定ピック数nにおける
到達角度θeの標準偏差の他、到達角度θeの最大値、
最小値の差等を含む適当な統計量をいうものとする。こ
のときのばらつきΔθeは、Δθe<Δθ1であるか
ら、比較手段22は禁止信号Skを出力ず、したがって、圧
力コントローラ10のゲート13aは開いた状態にある。
この状態で、緯糸Wの飛走特性が変動し、到達角度θ
eの平均値θeaが変動すると、比較器12は、これを目標
到達角度θeoに引き戻す方向に偏差信号S12を出力する
から、符号判別器13は、偏差信号S12の符号に応じ、ア
ップダウンカウンタ14の加算端子、減算端子の一方に出
力信号を加える。そこで、アップダウンカウンタ14は、
その記憶内容を増減し、噴射圧力Pm、Psを緯糸Wの飛走
特性に応じて最適に制御することができ、圧力コントロ
ーラ10は、到達角度θeの平均値θea、すなわち緯糸W
の飛走特性の平均値に基づいて、主ノズルMN、サブノズ
ルSNi、SNi…の噴射圧力Pm、Psを制御することができ
る。
このようにして圧力コントローラ10が動作していると
き、緯糸Wの飛走特性の向上により噴射圧力Pm、Psが低
下すると、これに従って到達角度θeのばらつきΔθe
が増大する(第3図)。そこで、ばらつきΔθeが許容
設定値Δθe1を超えると、補助コントローラ20の比較手
段22が作動して禁止信号Skを出力するから、これによっ
て圧力コントローラ10のゲート13aが閉じ、圧力コトロ
ーラ10は、以後、噴射圧力Pm、Psの下降制御を禁止され
る。すなわち、噴射圧力Pm、Psは、そのときの値を下限
値PLとして、その後一定に保持されることになり、した
がって、許容到達限界Δθeoに対して許容設定値Δθe1
を十分な余裕δ1を以って設定すれば、その後も安定な
緯入れを続行することができる。
なお、緯糸Wの飛走特性がさらに向上し、噴射圧力Pm
=Ps=PLに対応して到達角度θeの平均値θeaがθea=
θeoを維持できなくなると、平均値θeaに目標到達角度
θeoからの偏移量δが発生する。しかし、偏移量δが小
さく、ばらつきΔθeが許容到達限界Δθeoを超えるこ
とがない限り、織機は、正常な緯入れを続行することが
できる。また、緯糸Wの飛走特性が回復し、Δθe≦Δ
e1となれば、禁止信号Skがリセットされるから、圧力コ
ントローラ10は、噴射圧力Pm、Psの定常的な制御動作に
自動的に復帰する。
他の実施例 前実施例において、到達角度検出器ESは、緯糸Wが反
緯入れ側に到達する時点の織機機械角θを到達角度θe
として検出することにより、ピックごとの緯糸Wの飛走
特性を検出する飛走特性検出手段を形成している。そこ
で、このものは、タイミングコントローラTCからの緯入
れ開始信号Stcと、緯糸フィーラWFの出力信号との時間
差を計測し、緯糸飛走時間tとして出力する飛走時間検
出器TSに代えることができる(第4図)。緯糸飛走時間
tは、圧力コントローラ10、補助コントローラ20に入力
し、到達角度θeと同様に取り扱えばよい。
また、飛走時間検出器TSは、時間を単位に緯糸飛走時
間tに計測するに代え、織機機械角θを単位に計測して
もよい(第5図)。タイミングコントローラTCからの緯
入れ開始角度θsと、到達角度検出器ESからの到達角度
θeとを使用し、t=|θe−θs|とすればよい。
なお、これらの各実施例において、ばらつき演算手段
21は、到達角度θe、時間または織機機械角θを単位と
する緯糸飛走時間tのいずれかを使用して、設定ピック
数nにおける緯糸Wの飛走特性のばらつきを演算するも
のであり、その出力は、到達角度θeのばらつきΔθ
e、または緯糸飛走時間tのばらつきΔtである。ま
た、比較手段22は、ばらつきΔθe、Δtと、その許容
設定値Δθe1、Δt1とを比較し、Δθe>Δθe1、Δt
>Δt1のとき禁止信号Skを出力することにより、圧力コ
ントローラ10に対して噴射圧力Pm、Psの下降制御を禁止
する。
以上の説明において、噴射圧力Pm、Psは、Pm=Ps=P
が常に成立するとしたが、これに代えて、たとえば制御
増幅器15m、15sの入力側に適当な比率設定要素を介装す
ることにより、Pm≠Psとしてもよい。
また、圧力調整弁PVsは、サブノズルSNi、SNi…の各
群ごとに配設し、その各群ごとに異なる噴射圧力を実現
してもよい。すなわち、主ノズルMN、サブノズルSNi、S
Ni…からなる各緯入れノズルの噴射圧力は、その全体を
一括して、または、主ノズルMNのみ、あるいは、サブノ
ズルSNi、SNi…を任意の群に分割して、圧力コントロー
ラ10の制御対象とすることができる。
さらに、到達角度検出器ES、飛走時間検出器TSからな
る飛走特性検出手段は、緯糸Wが織布の反緯入れ側に到
達する時点を基準にして飛走特性を検出するに代え、緯
糸Wの飛走経路の中途において適当な基準点を定め、そ
の基準点に緯糸Wが到達する時点を基準にしてもよい。
また、貯留装置Dの解舒センサD2の出力を使用し、所定
の緯入れ長さWnの緯糸Wが緯入れされるに要する時間を
測定することによっても、緯糸Wの飛走特性を検出する
ことが可能である。
なお、この発明は、タイミングコントローラTCにより
緯入れ開始角度θsを適当に変更し、圧力コントローラ
10による噴射圧力制御と相俟って緯入れ制御を行なう場
合にも、有効に適用することができる。
発明の効果 以上説明したように、この出願に係る第1発明によれ
ば、緯糸の飛走特性の平均値に基づいて緯入れノズルの
噴射圧力を制御するに際し、飛走特性のばらつきが許容
設定値を超えるとき、噴射圧力の下降制御を禁止するこ
とによって、その時点における噴射圧力を下限値として
自動的に設定して使用することができるから、緯糸の飛
走特性の変動に拘らず、噴射圧力の下限値を最適に自動
設定することができ、したがって、緯入れ不良を発生す
ることなく、安定な緯入れ動作を継続することができる
という優れた効果がある。
第2発明によれば、飛走特性検出手段と、ばらつき演
算手段、比較手段を備える補助コントローラとを圧力コ
ントローラに組み合わせることによって、緯糸の飛走特
性のばらつきが許容設定値を超えるとき、圧力コントロ
ーラに対して噴射圧力の下降制御を禁止することがで
き、第1発明を簡単に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例を示し、第1図は全体系統
図、第2図は全体構成概念図、第3図は動作説明線図で
ある。 第4図と第5図は、それぞれ別の実施例を示す要部系統
図である。 第6図は従来技術における第3図相当図である。 W……緯糸 P、Pm、Ps……噴射圧力 ES……到達角度検出器 TS……飛走時間検出器 θe……到達角度 θes……平均値 Δθe……ばらつき Δθe1……許容設定値 n……設定ピック数 t……緯糸飛走時間 10……圧力コントローラ 20……補助コントローラ 21……ばらつき演算手段 22……比較手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸の飛走特性の平均値に基づいて緯入れ
    ノズルの噴射圧力を制御するに際し、設定ピック数にお
    ける飛走特性のばらつきが許容設定値を超えるとき、噴
    射圧力の下降制御を禁止することを特徴とする織機の緯
    入れノズルの噴射圧力制御方法。
  2. 【請求項2】ピックごとの緯糸の飛走特性を検出する飛
    走特性検出手段と、該飛走特性検出手段からの飛走特性
    の平均値に基づいて緯入れノズルの噴射圧力を制御する
    圧力コントローラと、該圧力コントローラに付設する補
    助コントローラとからなり、該補助コントローラは、設
    定ピック数における前記飛走特性検出手段からの飛走特
    性のばらつきを演算するばらつき演算手段と、該ばらつ
    き演算手段からのばらつきが許容設定値を超えるとき、
    前記圧力コントローラに対して噴射圧力の下降制御を禁
    止する比較手段とを備えることを特徴とする織機の緯入
    れノズルの噴射圧力制御装置。
  3. 【請求項3】前記飛走特性検出手段は、緯糸の到達角度
    を検出する到達角度検出器であることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の織機の緯入れノズルの噴射圧力
    制御装置。
  4. 【請求項4】前記飛走特性検出手段は、緯糸飛走時間を
    検出する飛走時間検出器であることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の織機の緯入れノズルの噴射圧力制
    御装置。
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