JP2782736B2 - レーザダイオードモジュールの光ファイバ固定構造 - Google Patents
レーザダイオードモジュールの光ファイバ固定構造Info
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- JP2782736B2 JP2782736B2 JP63279859A JP27985988A JP2782736B2 JP 2782736 B2 JP2782736 B2 JP 2782736B2 JP 63279859 A JP63279859 A JP 63279859A JP 27985988 A JP27985988 A JP 27985988A JP 2782736 B2 JP2782736 B2 JP 2782736B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザダイオードモジュールの光ファイバ固
定構造に関する。
定構造に関する。
従来、この種のレーザダイオードモジュールにおいて
は、光ファイバの端末部はX,Y,Zの3方向の光軸調整
後、モジュール本体のビーム出射口に取付けた円筒状軸
受部にSn−Pb半田で固定されたり、またはリング状スペ
ーサを介してYAGレーザで溶接固定されたりしている。
は、光ファイバの端末部はX,Y,Zの3方向の光軸調整
後、モジュール本体のビーム出射口に取付けた円筒状軸
受部にSn−Pb半田で固定されたり、またはリング状スペ
ーサを介してYAGレーザで溶接固定されたりしている。
第3図は従来の一例を説明するための光ファイバー固
定部の断面図である。
定部の断面図である。
第3図に示すように、かかる光ファイバーの固定部は
レーザダイオードモジュールの円筒状軸受部4におい
て、光ファイバ素線5を覆うジャケット5aを被覆した金
属パイプにつば部7a,円筒部7bからなるスプリング状ス
ペンーサ7を溶接固定する。この円筒状軸受部4とスペ
ーサ7とは溶接部10aで固定され、また光ファイバ6の
金属パイプ5bとは光ファイバの軸方向にみると10bの1
個所(但し円周上には複数個所)で固定している。
レーザダイオードモジュールの円筒状軸受部4におい
て、光ファイバ素線5を覆うジャケット5aを被覆した金
属パイプにつば部7a,円筒部7bからなるスプリング状ス
ペンーサ7を溶接固定する。この円筒状軸受部4とスペ
ーサ7とは溶接部10aで固定され、また光ファイバ6の
金属パイプ5bとは光ファイバの軸方向にみると10bの1
個所(但し円周上には複数個所)で固定している。
上述した従来の光ファイバ固定構造は、温度サイクル
試験や高温保管試験で光ファイバからの光出力が変動し
やすいという欠点がある。
試験や高温保管試験で光ファイバからの光出力が変動し
やすいという欠点がある。
すなわち、、レーザダイオード素子とSMFを光学結合
したモジュールにおいて、SMFのコア径が約10μmと非
常に小さいので、光ファイバのレーザ素子に対する光軸
ずれがわずかに生じてもファイバ光出力の大幅な低下が
生ずる。しかるに、Pb−Sn半田固定構造においては、応
力の存在化で生ずる半田のクリープ現象によりファイバ
の位置変位が生じる。また、リング状のスペーサを介し
てYAGレーザ溶接する固定構造は半田を用いた場合に比
べてクリープによる位置変位は著しく小さく問題になら
ないが、溶接が、リング状スペーサの端部の円周上の複
数点10bで行なわれているため、光ファイバの端末に外
力がX,YまたはZ方向に作用した時はその溶接部に応力
が集中し、溶接部の変形が生じ、位置変位または角度変
位を発生し結果としてファイバ光出力に変動を生じやす
いという欠点がある。
したモジュールにおいて、SMFのコア径が約10μmと非
常に小さいので、光ファイバのレーザ素子に対する光軸
ずれがわずかに生じてもファイバ光出力の大幅な低下が
生ずる。しかるに、Pb−Sn半田固定構造においては、応
力の存在化で生ずる半田のクリープ現象によりファイバ
の位置変位が生じる。また、リング状のスペーサを介し
てYAGレーザ溶接する固定構造は半田を用いた場合に比
べてクリープによる位置変位は著しく小さく問題になら
ないが、溶接が、リング状スペーサの端部の円周上の複
数点10bで行なわれているため、光ファイバの端末に外
力がX,YまたはZ方向に作用した時はその溶接部に応力
が集中し、溶接部の変形が生じ、位置変位または角度変
位を発生し結果としてファイバ光出力に変動を生じやす
いという欠点がある。
本発明の目的は温度サイクル試験や高温保管試験およ
び外力の作用に対しファイバ位置変位のないレーザダイ
オードモジュールの光ファイバ固定構造を提供すること
にある。
び外力の作用に対しファイバ位置変位のないレーザダイ
オードモジュールの光ファイバ固定構造を提供すること
にある。
本発明のレーザダイオードモジュールの光ファイバ固
定構造は、モジュール本体の円筒状軸受部内に挿通した
光ファイバとレーザダイオードと前記レーザダイオード
から出射される光ビームを前記光ファイバに入射させる
レンズ系とを有するレーザダイオードモジュールにおい
て、前記円筒状軸受部に固定するためのつば部と,光軸
方向に沿って前記つば部に続くとともに複数の穴部を形
成した円筒部とを備えたリング状スペーサを設け、前記
リング状スペーサの前記円筒部に形成した前記複数の穴
部および前記円筒部の端部位置で前記光ファイバの端末
部に接合保持して構成される。
定構造は、モジュール本体の円筒状軸受部内に挿通した
光ファイバとレーザダイオードと前記レーザダイオード
から出射される光ビームを前記光ファイバに入射させる
レンズ系とを有するレーザダイオードモジュールにおい
て、前記円筒状軸受部に固定するためのつば部と,光軸
方向に沿って前記つば部に続くとともに複数の穴部を形
成した円筒部とを備えたリング状スペーサを設け、前記
リング状スペーサの前記円筒部に形成した前記複数の穴
部および前記円筒部の端部位置で前記光ファイバの端末
部に接合保持して構成される。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を説明するためのレーザダ
イオードモジュールの光ファイバ固定部の断面図であ
る。
イオードモジュールの光ファイバ固定部の断面図であ
る。
第1図に示すように、レーザダイオード素子1と屈折
率分布型ロッドレンズ2とは光軸を一致させて金属基板
8上に搭載されている。この金属基板8は電子冷却器
(ペルチェ)9を介してデュアルインライン型のパッケ
ージ3に搭載され、このパッケージ3のビーム射出口3a
には円筒状の軸受部4が取り付けられている。軸受部4
の軸中心位置はほぼレーザダイオード素子1とロッドレ
ンズ2との光軸と一致する位置に設計され、光ファイバ
素線5を有する光ファイバ6はリング状スペーサ7で固
定される。
率分布型ロッドレンズ2とは光軸を一致させて金属基板
8上に搭載されている。この金属基板8は電子冷却器
(ペルチェ)9を介してデュアルインライン型のパッケ
ージ3に搭載され、このパッケージ3のビーム射出口3a
には円筒状の軸受部4が取り付けられている。軸受部4
の軸中心位置はほぼレーザダイオード素子1とロッドレ
ンズ2との光軸と一致する位置に設計され、光ファイバ
素線5を有する光ファイバ6はリング状スペーサ7で固
定される。
第2図は第1図に示すA部の拡大断面図である。
第2図に示すように、光ファイバ6は中心に光ファイ
バ素線5を有し、その素線5の外周はジャケット5aで被
覆され、その端末部は金属パイプ5bで被覆される。ま
た、この光ファイバ6を光ビームと同軸上に位置させて
支持するリング状スペーサ7は光ファイバ5を嵌合する
筒部に複数個の穴が設けられている。
バ素線5を有し、その素線5の外周はジャケット5aで被
覆され、その端末部は金属パイプ5bで被覆される。ま
た、この光ファイバ6を光ビームと同軸上に位置させて
支持するリング状スペーサ7は光ファイバ5を嵌合する
筒部に複数個の穴が設けられている。
かかる光ファイバの固定構造において、まずレーザダ
イオード素子1を発振させてその光ビームをファイバ端
末部に入射させ、その入射光出力が最大となるような位
置を決定することによりレーザダイオード素子1と光フ
ァイバ6の端末とを光結合させた状態で光ファイバ6を
チャック治具により保持する。次に、光ファイバ6の端
末に精度よく挿入・嵌合したリング状スペーサ7のフラ
ンジ部を軸受部4に溶接し、またスペーサ7の筒部端お
よび穴部と光ファイバ6の金属パイプ5bとをYAGレーザ
で溶接し固定する。これにより、ファイバの軸方向にみ
ると、溶接個所10a,10b,10cと3個所の異った位置で固
定される。
イオード素子1を発振させてその光ビームをファイバ端
末部に入射させ、その入射光出力が最大となるような位
置を決定することによりレーザダイオード素子1と光フ
ァイバ6の端末とを光結合させた状態で光ファイバ6を
チャック治具により保持する。次に、光ファイバ6の端
末に精度よく挿入・嵌合したリング状スペーサ7のフラ
ンジ部を軸受部4に溶接し、またスペーサ7の筒部端お
よび穴部と光ファイバ6の金属パイプ5bとをYAGレーザ
で溶接し固定する。これにより、ファイバの軸方向にみ
ると、溶接個所10a,10b,10cと3個所の異った位置で固
定される。
このような固定構造であれば、光ファイバ6の金属パ
イプ5bとリング状スペーサ7の溶接固定部は、X,Yまた
はZ方向の外力が作用したとき、溶接部10bと10cの2点
で支えることになり位置および角度変位に対して安定な
光学結合状態を得ることができる。
イプ5bとリング状スペーサ7の溶接固定部は、X,Yまた
はZ方向の外力が作用したとき、溶接部10bと10cの2点
で支えることになり位置および角度変位に対して安定な
光学結合状態を得ることができる。
以上説明したように、本発明の光ファイバの固定構造
は、円筒軸受部にリング状スペーサを取り付け、このス
ペーサの光軸方向に異なる位置で光ファイバの端末を接
合維持することにより、外力に対してファイバ出力の変
動のないレーザダイオードモジュールを得られるという
効果がある。
は、円筒軸受部にリング状スペーサを取り付け、このス
ペーサの光軸方向に異なる位置で光ファイバの端末を接
合維持することにより、外力に対してファイバ出力の変
動のないレーザダイオードモジュールを得られるという
効果がある。
第1図は本発明の一実施例を説明するためのレーザダイ
オードモジュールの光ファイバ固定部の断面図、第2図
は第1図に示すA部の拡大断面図、第3図は従来の一例
を説明するための光ファイバ固定部の断面図である。 1……レーザダイオード素子、2……屈折率分布型ロッ
ドレンズ、3……モジュール用パッケージ、4……モジ
ュールパッケージの円筒状軸受部、5……光ファイバ素
線、6……光ファイバ、7……リング状スペーサ。
オードモジュールの光ファイバ固定部の断面図、第2図
は第1図に示すA部の拡大断面図、第3図は従来の一例
を説明するための光ファイバ固定部の断面図である。 1……レーザダイオード素子、2……屈折率分布型ロッ
ドレンズ、3……モジュール用パッケージ、4……モジ
ュールパッケージの円筒状軸受部、5……光ファイバ素
線、6……光ファイバ、7……リング状スペーサ。
Claims (1)
- 【請求項1】モジュール本体の円筒状軸受部内に挿通し
た光ファイバとレーザダイオードと前記レーザダイオー
ドから出射される光ビームを前記光ファイバに入射させ
るレンズ系とを有するレーザダイオードモジュールにお
いて、前記円筒状軸受部に固定するためのつば部と,光
軸方向に沿って前記つば部に続くとともに複数の穴部を
形成した円筒部とを備えたリング状スペーサを設け、前
記リング状スペーサの前記円筒部に形成した前記複数の
穴部および前記円筒部の端部位置で前記光ファイバの端
末部を接合保持することを特徴とするレーザダイオード
モジュールの光ファイバ固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63279859A JP2782736B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | レーザダイオードモジュールの光ファイバ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63279859A JP2782736B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | レーザダイオードモジュールの光ファイバ固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02125213A JPH02125213A (ja) | 1990-05-14 |
JP2782736B2 true JP2782736B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=17616939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63279859A Expired - Fee Related JP2782736B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | レーザダイオードモジュールの光ファイバ固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782736B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6394411U (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-17 |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP63279859A patent/JP2782736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02125213A (ja) | 1990-05-14 |
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