JP4049026B2 - 光結合部材、光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光結合部材、光モジュール及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に用いる光結合部材、光モジュール及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光モジュールとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。この文献に記載の光モジュールは、半導体レーザと、この半導体レーザからの光を集光するための集光用レンズが密着固定された金属ベースと、この金属ベースに固定された光アイソレータと、この光アイソレータに固定され光ファイバを保護したフェルールとを備えている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−113931号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、集光用レンズが密着固定された金属ベースの先端面に光アイソレータを突き合わせて固定する構造であるため、光学系の光軸方向の位置調整が行えず、半導体レーザから出射されたレーザ光の焦点位置を最適な位置に合わせることができない。また、光アイソレータの光軸回り(回転方向)の位置調整が行いにくいため、光アイソレータに入るレーザ光の偏波方向を正確に合わせることも困難である。その結果、光ファイバと発光素子との光結合損失が増大する。
【0005】
本発明の目的は、光ファイバと光素子との光結合効率を向上させることを可能にする光結合部材、光モジュール及びその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発光素子または受光素子と光ファイバとを光学的に結合させるための光結合部材であって、発光素子または受光素子を収容したパッケージの先端側部分が嵌入される第1筒状嵌合部を有するハウジングと、ハウジングの内部に配置され、発光素子から光ファイバに向かう光または光ファイバから受光素子に向かう光の反射戻りを除去するアイソレータとを備えることを特徴とするものである。
【0007】
このような光結合部材を使って、例えば光送信モジュールを構成する場合は、発光素子を有する光送信部と光ファイバを保持したファイバ保持部材とを用意する。そして、光送信部における発光素子を収容したパッケージの先端側部分を第1筒状嵌合部に嵌入した状態で、パッケージと光結合部材のハウジングとを固定すると共に、光結合部材における第1筒状嵌合部の反対側において、ファイバ保持部材を光結合部材のハウジングに固定する。このように発光素子を収容したパッケージは、ハウジングの端面に突き当てるのではなく、第1筒状嵌合部に嵌入される構成であるので、パッケージを光結合部材に対して光軸方向に位置調整することが可能である。従って、発光素子からの光を集光させる集光レンズが光送信部に設けられている場合に、発光素子から出射された光の焦点位置を最適な位置に合わせることができる。また、光結合部材に対するパッケージの回転方向(光軸回り)の位置調整が容易に行えるため、アイソレータに入った光の偏波方向を正確に合わせることができる。従って、発光素子と光ファイバとの光結合効率を高くすることが可能となる。
【0008】
好ましくは、ハウジングにおける第1筒状嵌合部の反対側には、光ファイバを保持するファイバ保持部材の一端側部分が嵌入される第2筒状嵌合部が設けられている。ファイバ保持部材に保持される光ファイバは、光の反射防止のために端面を斜めカットしていることがある。この場合、光素子と光ファイバとの光結合効率をより高めるには、ファイバ保持部材を光結合部材に対して回転方向(光軸回り)に位置調整する必要があるが、ファイバ保持部材の一端側部分が嵌入される第2筒状嵌合部をハウジングに設けることにより、ファイバ保持部材の回転方向の位置調整が行いやすくなる。
【0009】
本発明に係わる光モジュールは、発光素子を有する光送信部と、光ファイバを保持するファイバ保持部材と、光送信部とファイバ保持部材との間に介在され、発光素子と光ファイバとを光学的に結合させるための光結合部材とを備え、光送信部は、発光素子から出射された光を集光させる集光レンズと、発光素子を収容すると共に集光レンズを保持したパッケージとを更に有し、光結合部材は、パッケージの先端側部分が嵌入された筒状嵌合部を有するハウジングと、ハウジングの内部に配置され、発光素子から光ファイバに向かう光の反射戻りを除去するアイソレータとを有することを特徴とするものである。
【0010】
このように光結合部材のハウジングに、発光素子を収容したパッケージの先端側部分が嵌入される筒状嵌合部を設けることにより、パッケージを光結合部材に対して光軸方向に位置調整することが可能である。従って、発光素子から出射された光の焦点位置を最適な位置に合わせることができる。また、光結合部材に対するパッケージの回転方向(光軸回り)の位置調整が容易に行えるため、アイソレータに入った光の偏波方向を正確に合わせることができる。従って、発光素子と光ファイバとの光結合効率を高くすることが可能となる。
【0011】
好ましくは、パッケージの先端部には、ファイバ保持部材側に延在し、筒状嵌合部の内径と同等の外径をもった筒状壁部が設けられている。これにより、光結合部材のハウジングを、例えばYAG溶接によってパッケージに固定する場合に、YAG溶接しやすいように筒状嵌合部の肉厚を薄くしても、集光レンズに歪み等の機械的負荷がかかることが抑えられる。
【0012】
本発明に係わる光モジュールの製造方法は、上述した光送信部、ファイバ保持部材及び光結合部材を用意する工程と、パッケージの先端側部分を筒状嵌合部に嵌入した状態で、光送信部と光結合部材との位置調整を行い、パッケージとハウジングとを固定する工程と、光結合部材と光ファイバとの位置調整を行い、ハウジングとファイバ保持部材とを固定する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0013】
この場合、発光素子から出射された光の焦点位置が所望位置となるように、パッケージを光結合部材に対して光軸方向に位置調整すると共に、アイソレータに入った光の偏波方向が所望方向となるように、パッケージを光結合部材に対して回転方向に位置調整することで、発光素子と光ファイバとの光結合効率を高くすることができる。
【0014】
また、本発明に係わる光モジュールは、受光素子を有する光受信部と、光ファイバを保持するファイバ保持部材と、光受信部とファイバ保持部材との間に介在され、受光素子と光ファイバとを光学的に結合させるための光結合部材とを備え、光受信部は、光ファイバから出射された光を集光させる集光レンズと、受光素子を収容すると共に集光レンズを保持したパッケージとを更に有し、光結合部材は、パッケージの先端側部分が嵌入される筒状嵌合部を有するハウジングと、ハウジングの内部に配置され、光ファイバから受光素子に向かう光の反射戻りを除去するアイソレータとを有することを特徴とするものである。
【0015】
このように光結合部材のハウジングに、受光素子を収容したパッケージの先端側部分が嵌入される筒状嵌合部を設けることにより、パッケージを光結合部材に対して光軸方向に位置調整することが可能である。従って、光ファイバから出射された光の焦点位置を最適な位置に合わせることができる。また、光結合部材に対するパッケージの回転方向(光軸回り)の位置調整が容易に行えるため、アイソレータに入った光の偏波方向を正確に合わせることができる。従って、光ファイバと受光素子との光結合効率を高くすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光結合部材、光モジュール及びその製造方法の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る光モジュールの第1実施形態を示す断面図である。同図において、本実施形態の光モジュール1は光送信モジュールであり、光送信部2と、レセプタクル3と、これらの光送信部2とレセプタクル3との間に介在された光結合部材4とを有している。
【0018】
光送信部2は、ステム5とキャップ6とからなる略円柱状のパッケージ7を有し、ステム5には、複数本のリードピン8が固定されている。パッケージ7内において、ステム5には支持台9が固定されている。支持台9上には、レーザ光を発生させる発光素子10と、この発光素子10で発生した光を受光するモニタ用受光素子11とが載置されている。発光素子10は、例えばInGaAsP系FP-LD(レーザダイオード)であり、モニタ用受光素子11は、例えばInGaAs系のPIN-PD(フォトダイオード)である。
【0019】
キャップ6は開口部6aを有し、この開口部6aには、発光素子10からの光を集光させる集光レンズ12が配置されている。集光レンズ12は、図示の通り球レンズであっても良いし、非球面レンズであっても良い。
【0020】
なお、パッケージ7は、発光素子10を収容すると共に集光レンズ12を保持するものであり、パッケージ7のキャップ6は、ステンレス等で形成されている。
【0021】
レセプタクル3は、ステンレス等で形成された単心フェルール13を有し、この単心フェルール13に設けられたファイバ穴13aには、ダミーファイバであるファイバスタブ14が挿入されている。ファイバスタブ14の一端面は、単心フェルール13の基端面13bにほぼ一致していると共に、発光素子10からの光の反射防止のために所定の角度(例えば6度)に斜めカットされている。このようなレセプタクル3のファイバ穴13aには、外部の光ファイバ15がファイバスタブ14に突き当たるように挿入される。
【0022】
光結合部材4は、光送信部2の発光素子10とレセプタクル3のファイバスタブ14とを光学的に結合させるための部材である。光結合部材4は、ステンレス等で形成されたスリーブ型のハウジング16を有している。ハウジング16は、光送信部2のパッケージ7の外径と同等の内径を有する筒状嵌合部17を一端側に有し、この筒状嵌合部17には、パッケージ7の先端側部分が嵌入されている。筒状嵌合部17は、パッケージ7に対してYAG溶接しやすいように、所望の強度を確保できる範囲で肉厚を薄く形成するのが望ましい。また、ハウジング16の他端面は、レセプタクル3のフェルール13の基端面13bが接合される接触面18を構成している。
【0023】
このようにパッケージ7を嵌入させるための筒状嵌合部17を設けることにより、パッケージ7をハウジング16に対してパッケージ7(ハウジング16)の軸方向(図示Z軸方向)に位置調整することができる。また、パッケージ7のハウジング16に対するZ軸回り(図示θ回転方向)の位置調整を容易に行うことが可能となる。さらに、パッケージ7とハウジング16との調芯(図示Z軸方向に垂直なX軸,Y軸方向の軸芯合わせ)が不要となる。
【0024】
ハウジング16内において、接触面18側にはアイソレータ19が配置されている。アイソレータ19は、発光素子10からファイバスタブ14に向かう光の反射戻りを除去するものである。アイソレータ19は、ハウジング16の一端側から他端側に向けて順に偏光子、ファラデー回転子、偏光子を配置して形成されたアイソレータ素子20と、このアイソレータ素子20の周囲に配置された環状のマグネット21とからなっている。
【0025】
以上のような光送信部2、レセプタクル3及び光結合部材4により光モジュール1を組み立てる場合は、まず光送信部2のパッケージ7の先端側部分を光結合部材4の筒状嵌合部17に差し込む。
【0026】
そして、ハウジング16の接触面18にレセプタクル3のフェルール13を突き合わせた(後述)際にファイバスタブ14への光結合パワーが最大となるように、パッケージ7をハウジング16に対してZ軸方向及びθ回転方向に位置調整する。具体的には、発光素子10から出射された光の焦点位置がファイバスタブ14の傾斜面(光入射面)に合うように、パッケージ7をハウジング16に対してZ軸方向に位置合わせする。また、発光素子10からの光がアイソレータ19に入った時に偏波光が最も透過するように、パッケージ7をハウジング16に対してθ回転方向に位置合わせする。そして、その状態で、YAG溶接等によりハウジング16をパッケージ7に固定する。
【0027】
続いて、レセプタクル3を光結合部材4に対してX軸,Y軸方向に調芯する。また、上述したようにファイバスタブ14の光入射面は斜めカットされているので、ファイバスタブ14の回転方向位置によっても、ファイバスタブ14への光結合パワーが変わってくる。このため、レセプタクル3を光結合部材4に対して図示α回転方向にも位置調整する。そして、その状態で、YAG溶接等によりレセプタクル3のフェルール13を光結合部材4のハウジング16に固定する。
【0028】
なお、上記の組立方法とは逆に、レセプタクル3と光結合部材4とを位置調整して固定した後に、光送信部2と光結合部材4とを位置調整して固定するようにしても良い。
【0029】
以上のように本実施形態にあっては、光結合部材4のハウジング16に、光送信部2のパッケージ7が嵌入される筒状嵌合部17を設け、ハウジング16に対するパッケージ7のZ軸方向及びθ回転方向の位置調整が確実に行えるようにしたので、発光素子10とファイバスタブ14との光結合効率を高くすることが可能となる。
【0030】
また、そのような筒状嵌合部17を設けることで、ハウジング16に対するパッケージ7のθ回転方向の位置調整が容易に行えると共に、光送信部2と光結合部材4との調芯作業が不要となるため、光モジュール製作時の労力を軽減することができる。
【0031】
さらに、光送信部2のキャップ6に取り付けられるレンズを集光レンズ12としたので、コリメートレンズを使用した場合と異なり、アイソレータ19とファイバスタブ14との間に別に集光レンズを設けなくて済む。また、アイソレータ19は、集光レンズ12によって光が十分に絞られたハウジング16の接触面18側に配置されているので、小型で安価なアイソレータ19を使用可能である。従って、光結合部材4を全体的に小型化できると共に、光モジュール1に要する部品点数を少なくし、製作コストを抑えることできる。
【0032】
図2は、本発明に係る光モジュールの第2実施形態を示す断面図である。図中、第1実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0033】
同図において、本実施形態の光モジュール30は、第1実施形態における光結合部材4の代わりに、光結合部材31を有している。光結合部材31はスリーブ型のハウジング32を有し、このハウジング32の一端側には、上記の筒状嵌合部17が設けられている。ハウジング32の他端側には、レセプタクル3の外径と同等の内径を有する筒状嵌合部33が設けられ、この筒状嵌合部33にはレセプタクル3の基端側部分が嵌入されている。そして、レセプタクル3の基端面13bがハウジング32の内壁面32aに突き当てられた状態で、ハウジング32がYAG溶接等によりレセプタクル3のフェルール13に固定されている。
【0034】
このようにハウジング32に筒状嵌合部33を設けることにより、光結合部材31に対するレセプタクル3のα回転方向の位置調整が行いやすくなると共に、光結合部材31に対するレセプタクル3の調芯作業を行わずに済む。これにより、光モジュール製作時の労力をより軽減することができる。また、光結合部材31とレセプタクル3とを安定して固定することが可能となる。
【0035】
図3は、本発明に係る光モジュールの第3実施形態を示す断面図である。図中、第1実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0036】
同図において、本実施形態の光モジュール40は、第1実施形態におけるキャップ6の代わりに、キャップ41を有している。キャップ41の先端部には、光結合部材4の筒状嵌合部17の基部(レセプタクル3側)に向けて延在し、筒状嵌合部17の内径と同等の外径をもった筒状壁部42が設けられている。
【0037】
このような筒状壁部42を設けることにより、筒状嵌合部17をキャップ41にYAG溶接しやすいように筒状嵌合部17の肉厚を十分に薄くした場合であっても、集光レンズ12に歪み等の機械的負荷が加わることを防止できる。
【0038】
図4は、本発明に係る光モジュールの第4実施形態を示す断面図である。図中、第1実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0039】
同図において、本実施形態の光モジュール50は光受信モジュールであり、上面入射型の光受信部51と、第1実施形態と同様のレセプタクル3及び光結合部材4とを有している。光受信部51は、ステム52とキャップ53とからなるパッケージ54を有し、ステム52には、複数本のリードピン55が固定されている。キャップ53の開口部53aには、集光レンズ56が配置されている。パッケージ54内において、ステム52上には支持台57が配置され、この支持台57上には受光素子58が載置されている。受光素子58は、例えばInGaAs系のPIN-PDである。
【0040】
このような光モジュール50において、外部の光ファイバ15から送られてきた光は、レセプタクル3のファイバスタブ14から出射される。そして、その光は、光結合部材4のアイソレータ19、集光レンズ56を通って受光素子58に入射される。集光レンズ56は、ファイバスタブ14から出射された光を集光させるレンズである。アイソレータ19は、ファイバスタブ14から受光素子58に向かう光の反射戻りを除去するものである。
【0041】
本実施形態においては、光結合部材4のハウジング16に対するパッケージ54のZ軸方向及びθ回転方向の位置調整が確実に行えるので、受光素子58とファイバスタブ14との光結合効率を高くすることが可能となる。
【0042】
なお、光受信部51は、上記のような上面入射型に限らず、導波路型であっても良い。また、第2実施形態のように、レセプタクル3が嵌入される筒状嵌合部を光結合部材4のハウジング16に設けても良いし、第3実施形態のように、光受信部51のパッケージ54の先端部に筒状壁部を設けても良い。
【0043】
以上、本発明に係わる光モジュールの好適な実施形態について幾つか説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、光結合部材のハウジングの一端側にレセプタクル3を固定する構成としたが、レセプタクル3の代わりに、光ファイバコードの片側に光コネクタが設けられたピグテールを使用し、このピグテールの光コネクタを光結合部材に固定しても良い。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、光結合部材のハウジングに、発光素子または受光素子を収容したパッケージの先端側部分が嵌入される第1筒状嵌合部を設けたので、パッケージをハウジングに対して光軸方向に位置調整することができる。これにより、光ファイバと発光素子または受光素子との光結合効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光モジュールの第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る光モジュールの第2実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明に係る光モジュールの第3実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明に係る光モジュールの第4実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…光モジュール、2…光送信部、3…レセプタクル、4…光結合部材、7…パッケージ、10…発光素子、12…集光レンズ、13…フェルール(ファイバ保持部材)、14…ファイバスタブ(光ファイバ)、16…ハウジング、17…筒状嵌合部(第1筒状嵌合部)、19…アイソレータ、30…光モジュール、31…光結合部材、32…ハウジング、33…筒状嵌合部(第2筒状嵌合部)、40…光モジュール、41…パッケージ、42…筒状壁部、50…光モジュール、51…光受信部、54…パッケージ、56…集光レンズ、58…受光素子。

Claims (6)

  1. 発光素子または受光素子と光ファイバとを光学的に結合させるための光結合部材であって、
    前記発光素子または前記受光素子を収容したパッケージの先端側部分が嵌入される第1筒状嵌合部を有するハウジングと、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記発光素子から前記光ファイバに向かう光または前記光ファイバから前記受光素子に向かう光の反射戻りを除去するアイソレータとを備えることを特徴とする光結合部材。
  2. 前記ハウジングにおける前記第1筒状嵌合部の反対側には、前記光ファイバを保持するファイバ保持部材の一端側部分が嵌入される第2筒状嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光結合部材。
  3. 発光素子を有する光送信部と、
    光ファイバを保持するファイバ保持部材と、
    前記光送信部と前記ファイバ保持部材との間に介在され、前記発光素子と前記光ファイバとを光学的に結合させるための光結合部材とを備え、
    前記光送信部は、前記発光素子から出射された光を集光させる集光レンズと、前記発光素子を収容すると共に前記集光レンズを保持したパッケージとを更に有し、
    前記光結合部材は、前記パッケージの先端側部分が嵌入される筒状嵌合部を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に配置され、前記発光素子から前記光ファイバに向かう光の反射戻りを除去するアイソレータとを有することを特徴とする光モジュール。
  4. 前記パッケージの先端部には、前記ファイバ保持部材側に延在し、前記筒状嵌合部の内径と同等の外径をもった筒状壁部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の光モジュール。
  5. 請求項3または4記載の光送信部、ファイバ保持部材及び光結合部材を用意する工程と、
    前記パッケージの先端側部分を前記筒状嵌合部に嵌入した状態で、前記光送信部と前記光結合部材との位置調整を行い、前記パッケージと前記ハウジングとを固定する工程と、
    前記光結合部材と前記光ファイバとの位置調整を行い、前記ハウジングと前記ファイバ保持部材とを固定する工程とを含むことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  6. 受光素子を有する光受信部と、
    光ファイバを保持するファイバ保持部材と、
    前記光受信部と前記ファイバ保持部材との間に介在され、前記受光素子と前記光ファイバとを光学的に結合させるための光結合部材とを備え、
    前記光受信部は、前記光ファイバから出射された光を集光させる集光レンズと、前記受光素子を収容すると共に前記集光レンズを保持したパッケージとを更に有し、
    前記光結合部材は、前記パッケージの先端側部分が嵌入される筒状嵌合部を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に配置され、前記光ファイバから前記受光素子に向かう光の反射戻りを除去するアイソレータとを有することを特徴とする光モジュール。
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