JP2726890B2 - 自動車用屋根開閉装置 - Google Patents

自動車用屋根開閉装置

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JP2726890B2
JP2726890B2 JP4180341A JP18034192A JP2726890B2 JP 2726890 B2 JP2726890 B2 JP 2726890B2 JP 4180341 A JP4180341 A JP 4180341A JP 18034192 A JP18034192 A JP 18034192A JP 2726890 B2 JP2726890 B2 JP 2726890B2
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skid
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/053Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels sliding with final closing motion having vertical component to attain closed and sealed condition, e.g. sliding under the roof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋根に開口を有する
自動車に特に使用される屋根開閉装置に関する。この屋
根開閉装置は、前記自動車の左右方向外側に向って貫通
する開口をほぼ有せず、かつ、前記開口の両側で屋根の
上に固定された1対のガイドレールと、1対のケーブル
によって前記ガイドレール内を縦方向に平行移動させら
れる1対の前部キャリッジ(a front carr
iage)および同1対の後部キャリッジと、屋根上面
に対して平行移動できるパネルと、前記開口を該パネル
を該屋根上面より上で前記平行移動させることによって
開閉するため、前記屋根上面に対して垂直な方向に前記
パネルと前記屋根上面とを前記キャリッジと機能的に関
連して接合及び分離する機構とを備えて成り、前記パネ
ルは前端および後端を有する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の屋根開閉装置は製造時
に、または改造により、車両の屋根の上に直接固定され
る。そのような屋根開閉装置では、屋根の開口の縁に沿
ってシールが取り付けられ、屋根が閉じた状態のときに
開口がシールされる。
【0003】これまでの周知の屋根開閉装置では、キャ
リッジガイドレールの前端をカーブさせておくことによ
ってパネルの前端を持ち上げてシールから離し、スライ
ドによって可動パネルの後部を回転させて屋根の上を滑
動させた。この種の公知の装置はフランス共和国特許出
願第8907941号に開示されている。この装置の場
合、レールをカーブさせることによって屋根開閉装置の
厚さが増して、車両の空気力学的性能上、好ましくない
だけでなく、パネルを屋根の上で滑動させる運動のスタ
ート時点でパネルがシールをこすりがちである。パネル
がシールをくり返しこすっていると、やがてシール表面
が損傷し、不快な音の原因になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の目
的は、車両の屋根の上面に左右一対のガイドレールを備
えた屋根開閉装置において、これらの欠点を減らすこと
であり、特に、パネルが屋根上面の上を移動するときに
パネルがシールをこするのを、屋根開閉装置の上下厚さ
を小さく保ったまま防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】基本的に、この発明は、
レール内を滑動する2対のキャリッジに機能的に関連す
る、パネルに接合した2対のスキッドによってパネルを
持ち上げ移動させる屋根開閉装置であり、キャリッジ
は、最初の段階で屋根の開口の縁のまわりのシールの上
でパネルを垂直に持ち上げるように、スキッド、したが
ってパネルの動きを決める。そのときパネルは水平方向
に平行移動せず、この持ち上げられた位置から屋根上面
の上を移動する。したがって、屋根の開口から離れるよ
う移動させられるときパネルはシールから離れていて、
シールをこすることがない。
【0006】より具体的には、この発明は、開口を形成
する屋根を有する自動車に特に使用される屋根開閉装置
であって、前記自動車の左右方向外側に向って貫通する
開口をほぼ有せず、かつ、前記開口の両側で屋根の上に
固定された1対のガイドレールと、1対のケーブルによ
って前記ガイドレール内を縦方向に、すなわち、当該自
動車の進行前後方向に平行移動させられる1対の前部キ
ャリッジおよび同1対の後部キャリッジと、屋根上面に
対して平行移動できるパネルと、前記開口を該パネルを
該屋根上面より上で前記平行移動させることによって開
閉するため、前記屋根上面に対して垂直方向に前記パネ
ルと前記屋根上面とを前記キャリッジと機能的に関連し
て接合及び分離する機構とを備えて成り、前記パネルが
前端および後端を有する自動車用屋根開閉装置におい
て、前記パネルの前寄り部および後寄り部にそれぞれ接
合され、前記屋根上面に対し常に前記ガイドレールの上
下高さ範囲内に前記パネルと共に位置し、前記キャリッ
ジの移動方向に縦方向、すなわち同装置を搭載する自動
車について言えば進行前後方向に平行移動でき、前記前
部および後部キャリッジに機能的に関連して、これらキ
ャリッジが前記ガイドレール内を摺動すると前記屋根上
面に垂直な鉛直方向に該キャリッジに対して上下する1
対の前部スキッドおよび同1対の後部スキッドと、該ス
キッドが前記キャリッジに対して上下されているときに
該スキッドの縦方向の、すなわち当該自動車の進行前後
方向の並進運動を防止するロッキング装置とを前記接合
及び分離する機構が備えたことを特徴とする自動車用屋
根開閉装置から成る。
【0007】さらに有利な点を挙げると、 ……前記ロッキング装置が、前記ガイドレール内を縦方
向に伸びたスライドプレートを有し、前記スキッドがこ
のプレートの上面を摺動し、各プレートが前部切欠きと
後部切欠きとを有していて、前記前部スキッドおよび前
記後部スキッドが、前記パネルが前記開口をふさいでい
るときはこれらスキッドがこれら切欠きの縁に当接する
位置から、前記パネルが前記開口を開いているときは前
記プレートの前記上面を摺動する位置から、それぞれ動
くことができる。 ……前記スライドプレートが前記ガイドレールの一部で
ある。 ……前記前部および後部スキッドのキャリッジ移動方向
の寸法が前記前部および後部切欠きの前記キャリッジ移
動方向の寸法にそれぞれほぼ等しく、前記前部スキッド
および前記前部切欠きの寸法が前記後部スキッドおよび
前記後部切欠きの寸法よりも大きい。 ……前記の各キャリッジの側面に形成されたすくなくと
も1つ以上の誘導経路手段(guide path m
eans)にはまって動くすくなくとも1個以上の作動
部材が前記の各スキッドに取り付けられ、前記キャリッ
ジにおける前記誘導経路手段が同一で、各誘導経路手段
が、前記レールの縦軸、すなわち本発明による装置を搭
載した自動車について言えば進行前後方向、に対して予
め定めた角度をなしてスロープを形成する縦軸をもつ中
央部分と、互いにほぼ平行でかつ前記レールの前記縦軸
にほぼ平行し、前記誘導経路手段の前記中央部分の各端
と接続している2つの端部とを備えている。 ……2個の作動部材を前記の各スキッドが備え、前記の
各キャリッジが、前記2個の作動部材がはまって動く2
つの同一の誘導経路手段を備えている。 ……前記作動部材がほぼ円形の横断面を有するスタッド
で、その直径が前記誘導経路手段の幅にほぼ等しい。 ……前記前部キャリッジと前記後部キャリッジとの平行
移動が同一のケーブルによって行なわれる。 ……一端が前記パネルに固定され、他端が、前記スキッ
ドの側面に形成された開口にはまっている結合ラグによ
って、前記パネルが前記スキッドに結合されている。
【0008】
【実施例】この発明のその他の特長および利点は、添付
図面を参照して以下に述べる説明によって、よりよく理
解されよう。
【0009】これらの図において、同一部品には必ず同
じ番号が付けられている。
【0010】図1について説明する。本発明によるこの
屋根開閉装置は、前部ガッタープレート(front
gutter plate)12と車両の屋根90との
間に配設された第1シール16を具備している。前記ガ
ッタープレート12は屋根90の開口の周縁にあり、ね
じ33およびシール座金47などの固定装置によって屋
根の上面に固定されている。前部ガッタープレート12
の後方部分は、第2横ガッターシール21の上に乗って
車両の屋根の上面に固定されている後部ガッタープレー
ト13によって延長されている。図1では1個の後部ガ
ッタープレート13と1個のシール21(屋根開閉装置
の左側のもの)を示している。
【0011】ガイドレール18(屋根開閉装置の右側の
ものだけを示す)が屋根の開口の横縁の各側のガッター
プレート12,13の頂部に配設され固定されている。
ガイドレール18は第3シール9の付いている、前部飾
り7および側部飾り8でカバーしてもよい。
【0012】第4シール15が屋根の開口の周囲に取り
付けられている。シール15は、滑動するパネル1に面
して前部ガッタープレート12の内側の等高部分に配設
され接着またはそれと類似の方法で固定されている。
【0013】ウィンドデフレクタ(wind defl
ector)49が前部ガッタープレート12に連接さ
れ、周知であるデフレクタばね50によって作動する。
【0014】ブラインド32が前部ガッタープレート1
2の後部の所定位置に固定ラグ30,31によって固定
されたシャフトに巻かれている。ブラインド32の自由
端は、ガイドスキッド(guide skids)24
に取り付けられたクロスメンバー(crossmemb
er)23にステープルでとめられているか、或は接着
剤で接着されている。ガイドスキッド24はブラインド
レール(blindrail)20内を摺動してブライ
ンド32を屋根の開口の上に展張する。ブラインド32
を展張するには、ねじ35などで前部ガッタープレート
12の前縁に固定されている係留手段34にクロスメン
バー23をひっかける。
【0015】1対の前部キャリッジ61および1対の後
部キャリッジ62がガイドレール18内に配設されてい
る。図には1個の前部キャリッジ61と1個の後部キャ
リッジ62だけを示している(屋根開閉装置の右側
に)。前部キャリッジ61および後部キャリッジ62
は、レール18のケーブル通路内を滑動する1対のケー
ブル72によってガイドレール18内を縦方向に動かさ
れる。レール18の前端から2本のケーブル72をケー
ブルガイドチューブ組立体37に挿入し、そこに電動機
36を取り付けてねじ46,40でケーブルガイドチュ
ーブ組立体37に固定する。電動機36はケーブル72
がかけられている歯車(図示せず)を駆動する。前記歯
車の回転によってケーブル(cables)はレール1
8内およびケーブルガイドチューブ組立体37内を動
く。ケーブル同志が互いに反対方向に動くのは周知のと
おりである。もちろん、歯車を回すために電動機36の
代わりに周知のハンドルを使用してもよい。レール18
内で前部キャリッジ61および後部キャリッジ62は、
歯車の回転方向(右または左回転)に応じて逆方向に動
く。この図からわかるように、前部キャリッジ61は同
じケーブル72によって後部キャリッジ62と結合され
ているので、両者は共にガイドレール18内を同時に摺
動する。すなわち、2本のケーブル72を駆動する歯車
が第1の方向に回転する場合にはキャリッジ61,62
はレールの前部から後部へと動き、歯車が第2の方向に
回転する場合にはキャリッジ61,62はレールの後部
から前部へと動く。
【0016】2対のスキッド41,42(図には屋根開
閉装置の右側に1対だけを示す)が、パネル1の前寄り
部および後寄り部で2対の結合ラグ3によってパネル1
に接続されている。パネル1は補強フレーム2に固定さ
れている。屋根閉鎖位置の場合、パネル1は屋根の開口
を完全に閉じ、その縁はシール15を押圧する。この発
明によると、スキッド41,42はキャリッジ61,6
2と機能的に関連している。すなわち、キャリッジ6
1,62は、パネル1をケーブル72の作用によりシー
ル15から持ち上げてパネル1を屋根の後方に滑動させ
るようにスキッド41,42の動きを決める。また、仕
上形材56がパネル1の後部に取り付けられている。
【0017】本発明によるこの屋根開閉装置は縦軸、す
なわち、パネル1が屋根の上を滑動する方向に対してほ
ぼ対称であるので、図1に示した、パネル1の右側の機
構についてのみ以下に説明する。
【0018】図2について説明する。屋根表面にパネル
1を接合及び分離する、この機構は、パネル1の片側の
前部および後部にそれぞれ接合された前部スキッド41
および後部スキッド42を具備し、前記スキッド41お
よび後部スキッド42はそれぞれ前部キャリッジ61お
よび後部キャリッジ62に、後述のように接続されてい
る。前部および後部スキッド41,42は1対の結合ラ
グ3によってパネル1に接合されている。各結合ラグは
一端が接着剤などによってパネル1に固定され、他端は
スキッド41,42の側面に設けられた開口420には
め込まれている。
【0019】ガイドレール18はほぼU字形の横断面を
有し、U字形の2つの分岐辺の間をレール18内で縦方
向に伸長しているスライドプレート181を具備してい
る。スライドプレート181の上面はU字形の分岐辺の
一つ182にほぼ平行である。分岐辺182に向かい合
っている、U字形の上部分岐辺には、その外縁部183
に、下方へ90°曲げられた低いフランジ(図示を省略
する)が付いていて、スライドプレート181とレール
18の上部分岐辺との間の、前部および後部スキッド4
1,42が滑動する空間の、パネル1側の範囲を定めて
いる。一般にスライドプレート181と前記フランジと
はガイドレール18と一体の部品である。図2に示すよ
うに、スライドプレート181は前部切欠き184およ
び後部切欠き185を具備して前部および後部スキッド
の前後摺動を拘束するロッキング装置を構成し、前部お
よび後部スキッドは、パネルが開口をふさいでいるとき
はレール18の下部分岐辺182の上で切欠きの縁18
6同志の間で拘束された位置から、パネルが開口を開い
ているときはプレート181の上面を摺動する位置か
ら、それぞれ動くことができるようになっている。
【0020】前部および後部キャリッジ61,62はレ
ール18内で、スライドプレート181の外側(すなわ
ち、パネル1から遠い側)に配設されていて、ケーブル
72の作用によりレール18内を縦方向に動く。スキッ
ド41,42には作動スタッド(operating
studs)410が付いている。この作動スタッド4
10はキャリッジ61,62の方へ突き出ていて、キャ
リッジ61,62の側面に形成された誘導経路手段80
にはまってその中を動く。図2では、前部および後部ス
キッドのそれぞれには、レール18の縦軸に対して垂直
な方向に突出した2個の作動スタッド410が付いてお
り、前部および後部キャリッジ61,62のおのおのに
は、2個の作動スタッド410を受容するための同一で
平行な誘導経路手段80が2つ付いている。もちろん、
パネル1が十分に軽い場合には、各スキッドおよび各キ
ャリッジに1個の作動スタッドおよび1つの誘導経路手
段を設けるようにしてもよい。作動スタッド410の横
断面はほぼ円形で、その直径は誘導経路手段の幅1にほ
ぼ等しい。作動スタッド410には、誘導経路手段内で
動きやすいようにローラーを取り付けてもよい。
【0021】キャリッジ61,62の誘導経路手段は、
スロープを形成するためレール18の縦軸180に対し
てα(およそ45゜)の角度をなす縦軸160を有する
中央部Bと、互いにほぼ平行でかつ軸180にほぼ平行
な、中央部Bの端に接続している2つの端部AおよびC
を有する。レール18の下部分岐辺182と接触してい
る端部Cは、開いていることが望ましい。
【0022】前部スキッド41および後部スキッド42
はそれぞれキャリッジがレール18内を縦方向に移動す
るD方向に寸法LおよびPを有している。これらの寸法
はスライドプレート181の前部および後部切欠き18
4および185の寸法L,Pにほぼ等しく、したがって
前部および後部スキッド41,42は前記切欠き内に挿
入することができる。また、前記スキッド41および前
部切欠き184の寸法Lは、後部スキッド42および後
部切欠き185の寸法Pよりも大きい。
【0023】次に、この発明における、屋根表面にパネ
ル1を接合及び分離する機構の作用について説明する。
【0024】先に述べたように、前部キャリッジ61お
よび後部キャリッジ62は、ケーブル72を作動する
と、レール18内を縦方向に同時に平行移動する。屋根
が閉鎖位置にある場合、誘導経路手段80にはまってい
る各作動スタッド410は中央部Bの下端に接合されて
いる水平部C内にほぼ存在する。この位置のとき、各ス
キッド41,42は切欠き184,185の、前後の縁
186同志の間で拘束されていてD方向に動くことがで
きない。
【0025】ケーブル72を第1の方向に動かすと、キ
ャリッジ61,62は屋根の後方へ動き、作動スタッド
410は誘導経路手段80内を動く。キャリッジ61,
62がこの方向に移動する場合、4個の作動スタッド4
10は誘導経路手段80の中央部Bから端Aへと動き、
複数の作動スタッド410は常に互いに揃った動きを
し、レール18の縦軸に平行な列を成している。作動ス
タッド410が同時に動くことによってスキッド41,
42は屋根表面に直角な鉛直方向に持ち上げられ、した
がって、作動スタッド410が誘導経路手段80の端部
Aに当たるまでパネル1がシール15から持ち上げられ
る。この位置でスキッド41,42はケーブル72の継
続的な動きによってスライドプレート181の上面上を
摺動して屋根の開口を開く。先に述べたように、前部ス
キッド41および前記切欠き184の寸法Lは後部スキ
ッド42および後部切欠き185の寸法Pよりも大きい
ので、前部スキッド41は、パネル1の滑動時に後部切
欠き185の上を通過するとき後部切欠き185に入ら
ない。
【0026】同様に、ケーブル72が第2の方向に動く
と、前部スキッド41は屋根開放位置から動き始めて、
後部切欠き185の上を越えて摺動するので、後部切欠
き内に拘束されることはない。この第2の方向に動く場
合、作動スタッド410は誘導経路手段の水平部Aと傾
斜部Bの接合部に位置し、前部および後部スキッド4
1,42がそれぞれ前部および後部切欠き184,18
5に面するまでD方向に縦に摺動する。この位置に達す
ると、作動スタッド410が誘導経路手段80の傾斜部
B内を移動する結果として、前部および後部スキッド4
1,42は前部および後部切欠き184,185内に垂
直に下がる。ケーブル72をさらに動かすことにより、
作動スタッド410は誘導経路手段80の端部Cに位置
する。この位置でパネル1は屋根の開口を閉じ、シール
15を圧縮して開口をシールする。前記の説明及び図2
の記載から明らかなように、前部および後部スキッド4
1,42は、前記パネル1と共に、前記屋根の上面より
上方で、該上面に対し常に前記ガイドレール18の上下
高さ範囲内で該キャリッジに対して上下する。
【0027】いうまでもなく、この発明は上に述べた実
施態様に限定されるものではなく、この発明の範囲から
逸脱することなく様々な変更が実施できる。
【0028】
【発明の効果】前述の作用の結果として、屋根の開口の
開閉時にパネル1が垂直に上下するので、パネル1がシ
ール15をこすることはない。この発明によると、誘導
経路手段80によって形成されるスロープの高さは約6
mmであり、すなわち、ほぼスキッド及びパネルの厚さ
である。また、スキッド41,42及びパネル1が存在
し、かつ、上下移動する上下範囲が屋根の上面より上方
で、該上面に対しガイドレールの上下高さ範囲内にある
ので、屋根開閉装置全体の上下厚さを小さく保つことが
できる。従って、進行左右方向外側に向って貫通する開
口を有しない両ガイドレールによって、当該自動車の空
気力学的性能を低下させることなく、しかも、当該自動
車の車室空間の上下高さを小さくすることなく(すなわ
ち居住性を低下させることなく)、可動部分(すなわち
キャリッジ及びスキッド)とパネルとを該パネルの開閉
状態に拘らず横風に対して保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による屋根開閉装置の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明におけるパネル上下機構の斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 パネル 3 結合ラグ 15 シール 18 ガイドレール 41 スキッド 42 スキッド 61 前部キャリッジ 62 後部キャリッジ 72 ケーブル 80 誘導経路手段 90 屋根 181 スライドプレート 410 作動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−210124(JP,A) 特開 昭62−34814(JP,A) 実公 昭63−13926(JP,Y2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を形成する屋根(90)を有する自
    動車に特に使用される屋根開閉装置であって、前記自動
    車の左右方向外側に向って貫通する開口をほぼ有せず、
    かつ、前記開口の両側屋根上に固定された1対のガ
    イドレール(18)と、1対のケーブル(72)によっ
    て前記ガイドレール(18)内を縦方向に平行移動させ
    られる1対の前部キャリッジ(61)および1対の後
    部キャリッジ(62)と、屋根面に対して平行移動で
    きるパネル(1)と、前記開口を該パネル(1)を該屋
    根上面より上で前記平行移動させることによって開閉す
    るため、前記屋根面に対して垂直方向に前記パネル
    (1)と前記屋根上面とを前記キャリッジと機能的に関
    連して接合及び分離する機構とを備えて成り、前記パネ
    (1)が前端および後端を有する自動車用屋根開閉装
    置において、前記 パネル(1)の前寄り部および後寄り部にそれぞれ
    接合され、前記屋根上面に対し常に前記ガイドレール
    (18)の上下高さ範囲内に前記パネル(1)と共に位
    置し、前記キャリッジの移動方向に縦方向に平行移動で
    き、前記前部および後部キャリッジ(61,62)に機
    能的に関連して、これらキャリッジが前記ガイドレール
    (18)内を摺動すると前記屋根面に垂直な鉛直方向
    に該キャリッジに対して上下する1対の前部スキッド
    (41)および1対の後部スキッド(42)と、 該スキッドが前記キャリッジに対して上下されていると
    きに該スキッドの縦方向の並進運動を防止するロッキン
    グ装置とを前記接合及び分離する機構が備えたことを特
    徴とする自動車用屋根開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッキング装置が、前記ガイドレー
    ル内を縦方向に伸びたスライドプレート(181)を有
    し、前記スキッド(41,42)がこのプレート(18
    1)の上面を摺動し、各プレート(181)が前部切欠
    き(184)と後部切欠き(185)とを有していて、
    前記前部スキッド(41)および前記後部スキッド(4
    2)が、前記パネル(1)が前記開口をふさいでいると
    きはこれらスキッドがこれら切欠きの縁(186)に当
    接する位置から、前記パネルが前記開口を開いていると
    きは前記プレートの前記上面を摺動する位置から、それ
    ぞれ動くことができるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用屋根開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドプレート(181)が前記
    ガイドレール(18)の一部であることを特徴とする請
    求項2に記載の自動車用屋根開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記前部および後部スキッド(41,4
    2)のキャリッジ移動方向(D)の寸法(L,P)が前
    記前部および後部切欠き(184,185)の前記キャ
    リッジ移動方向の寸法(L,P)にそれぞれほぼ等し
    く、前記前部スキッド(41)および前記前部切欠き
    (184)の寸法(L)が前記後部スキッド(42)お
    よび前記後部切欠き(185)の寸法(P)よりも大き
    いことを特徴とする請求項2に記載の自動車用屋根開閉
    装置。
  5. 【請求項5】 前記の各キャリッジの側面に形成された
    すくなくとも1つ以上の誘導経路手段(80)にはまっ
    て動くすくなくとも1個以上の作動部材(410)が前
    記の各スキッド(41,42)に取り付けられ、前記キ
    ャリッジにおける前記誘導経路手段が同一で、各誘導経
    路手段が、前記レールの縦軸(180)に対して予め定
    めた角度をなしてスロープを形成する縦軸(160)を
    もつ中央部分(B)と、互いにほぼ平行でかつ前記レー
    ルの前記縦軸(180)にほぼ平行し、前記誘導経路手
    段の前記中央部分(B)の各端と接続している2つの端
    部(A,C)とを備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の自動車用屋根開閉装置。
  6. 【請求項6】 2個の作動部材(410)を前記の各ス
    キッド(41,42)が備え、前記の各キャリッジが、
    前記2個の作動部材(410)がはまって動く2つの同
    一の誘導経路手段(80)を備えたことを特徴とする請
    求項5に記載の自動車用屋根開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記作動部材(410)がほぼ円形の横
    断面を有するスタッドで、その直径が前記誘導経路手段
    (80)の幅(1)にほぼ等しいことを特徴とする請求
    項5または請求項6に記載の自動車用屋根開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記前部キャリッジ(61)と前記後部
    キャリッジ(62)との平行移動が同一のケーブル(7
    2)によって行われることを特徴とする請求項1に記載
    の自動車用屋根開閉装置。
  9. 【請求項9】 一端が前記パネル(1)に固定され、他
    端が、前記スキッド(41,42)の側面に形成された
    開口(420)にはまっている結合ラグ(3)によっ
    て、前記パネル(1)が前記スキッド(41,42)に
    結合されたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の自動車用屋根開閉装置。
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