JP2555071Y2 - マイカヒータ - Google Patents

マイカヒータ

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JP2555071Y2
JP2555071Y2 JP1991086583U JP8658391U JP2555071Y2 JP 2555071 Y2 JP2555071 Y2 JP 2555071Y2 JP 1991086583 U JP1991086583 U JP 1991086583U JP 8658391 U JP8658391 U JP 8658391U JP 2555071 Y2 JP2555071 Y2 JP 2555071Y2
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JP
Japan
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mica
plate
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insulating
heater
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敦夫 小野
直美 木村
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加熱機器用マイカヒー
タの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマイカヒータは、図6及
び図7に示すような構成が一般的であつた。すなわち、
電熱線21を巻いた巻きマイカ板22を絶縁マイカ板2
3で挟み、これらをシーム板24及び押え板25で保持
することにより発熱体26を構成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の発熱
体を加熱容器等に曲げて取り付ける場合、曲げるために
強い力を必要とし、かつ曲げが均一にならず加熱容器と
の接触面に部分的に空隙を生じるため熱伝達が悪く、加
熱効率が落ちるとともに発熱体の寿命を劣化させるとい
う課題があった。また、シーム板24は柔軟性が要求さ
れる金属であり、押え板25は剛性を要求される金属か
らなり、両者の熱膨張率の差により次のような欠点が発
生した。すなわち、ヒータの発熱、冷却により両者の相
互位置がしだいにズレ、電熱線と接触して感電事故を生
ずる危険性があつた。また、ヒータ製作においてもシー
ム加工が必要であり、シーム板も大きな寸法を要し、コ
スト的にも高額であった。さらには、シームしたヒータ
を円筒容器に巻装するとヒータの内、外径でズレが発生
し、電熱線に無理な力が加わり断線しやすい欠点もあっ
た。
【0004】本考案は、上記の課題を解決するもので、
取り付けを容易にしかつ加熱容器との密着を良くするこ
とにより、巻装する作業性の向上と信頼性の改善を実現
し、上記のようなヒータのズレを防止し、感電等の危険
をなくした複数の発熱回路を備えるマイカヒータを提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案は、加熱容器の外方に接する側に設けた第一
の絶縁マイカ板と、前記第一の絶縁マイカ板の外方に設
けた複数の発熱部を有する巻きマイカ板と、前記巻きマ
イカ板の外方に配設した第二の絶縁マイカ板と、前記第
二の絶縁マイカ板の外方に配設した金属製の押え板とを
有し、前記金属の押え板にはスリット孔とガイド穴を
設けるとともに、前記第一、第二の絶縁マイカ板には前
記複数の発熱部の間に設けたガイド用切り込み部を設
け、前記第一、第二の絶縁マイカ板および巻きマイカ板
を保持する保持金具には、前記ガイド用切り込み部に対
応して切り起こし部を設け前記ガイド穴に対応させると
ともに、前記スリット孔に対応させるように設けたガイ
ド折り曲げ部を有するマイカヒータとするものである。
【0006】
【作用】本考案は上記した手段により、加熱容器等に曲
げて取り付ける場合、可とう性が十分確保できるので曲
げるために強い力を必要とせず、また、曲げが均一にな
りやすく加熱容器との接触面に空隙を生じないので熱伝
達が良く、電熱線の線温度が低く押さえられ発熱体の寿
命を劣化させることがない。また、従来のようなシーム
板がないのでヒータの加熱、冷却の繰り返しによる膨張
収縮の差も発生せずヒータ構成部品の位置ズレもない。
【0007】また、複数個の巻きマイカ板、第一及び第
二の絶縁マイカ板と押さえ板間の上、下方向へのズレを
防ぐとともに容器に装着する時発生するこれらのヒータ
部品間の長手方向の寸法ズレを吸収するとともに、熱に
よる長手方向の寸法膨張を吸収するものである。
【0008】さらには、保持金具のガイド折り曲げ部を
スリット孔に装着するだけで金属の押え板に掛かり爪
が引っかかるので装着と同時に保持金具の保持が容易に
でき、前記掛かり爪部分を押し曲げて保持金具による固
定を確実に行う作業が容易に行えるものである。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
【0010】図1から図5において、1はマイカヒータ
本体で、電熱線3、30を巻きつけた複数個の巻きマイ
カ板2及び20を第一の絶縁マイカ板4及び第二の絶縁
マイカ板5で挟み、平板状の金属製の押え板6の両端部
に設けたスリット孔12に保持金具7のガイド折り曲げ
部16を装着したのち緩く折り曲げて(図1のFの方
向)保持(7a、7b)し、かつ、第一の絶縁マイカ板4
及び第二の絶縁マイカ板5の両端部にはガイド用段部1
4とガイド用切り込み部15を設け、平板状の金属製の
押え板6の両端部の略中央部にはガイド穴13を設け、
保持金具7のガイド折り曲げ部16の略中央部に切り起
こし部17を設け、ガイド用段部14にガイド折り曲げ
部16を装着させるので、ヒータ部品相互の位置ズレ
(図1のN方向及びS方向への位置ズレ)が規制され
る。また、保持金具7のガイド折り曲げ部16には切り
起こしにより形成した掛かり爪18が設けられスリット
孔12に装着した時、金属製の押え板6に引っかかり保
持され、スリット孔12で受け止めらるので容易に曲げ
ることができる。加熱容器10の外周へのマイカヒータ
1の巻装保持はスプリング19によりなされる。スプリ
ング19はマイカヒータ1の発熱時、熱膨張によって加
熱容器との接合が緩むのを吸収する作用も持っている。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案は、加熱容器の外方
に接する側に設けた第一の絶縁マイカ板と、前記第一の
絶縁マイカ板の外方に設けた複数の発熱部を有する巻き
マイカ板と、前記巻きマイカ板の外方に配設した第二の
絶縁マイカ板と、前記第二の絶縁マイカ板の外方に配設
した金属製の押え板とを有し、前記金属の押え板には
スリット孔とガイド穴を設けるとともに、前記第一、第
二の絶縁マイカ板には前記複数の発熱部の間に設けたガ
イド用切り込み部を設け、前記第一、第二の絶縁マイカ
板および巻きマイカ板を保持する保持金具には、前記ガ
イド用切り込み部に対応して切り起こし部を設け前記ガ
イド穴に対応させるとともに、前記スリット孔に対応さ
せるように設けたガイド折り曲げ部を有するマイカヒー
タとしているので、このマイカヒータを採用した電気調
理器は図3に示す如く複数の発熱回路を用いて多種の機
能を発揮することができるとともに、層状に発熱部を構
成したものに比べ格段に熱効率が向上し、更にマイカヒ
ータを加熱容器等に曲げて取り付ける場合、可とう性が
十分確保できるので曲げるために強い力を必要とせず作
業性が向上し、また、曲げが均一になりやすく加熱容器
との接触面に空隙を生じないので熱伝達が良く、電熱線
の線温度が低く押さえられ発熱体の寿命を劣化させるこ
とがなく信頼性の改善を実現することができる。
【0012】また、本考案はヒータ部品相互の位置ズレ
が規制されるのでズレを防ぐとともにマイカ板の長手方
向への熱膨張を吸収でき、この面からも安全で長寿命の
ヒータが得られ、コスト的にも極めて有利なものであ
る。
【0013】また、ガイド折り曲げ部には切り起こしに
より形成した掛かり爪が設けられているのでスリット孔
に装着すると同時に押さえ板に引っかかり保持されるた
め装着後の折り曲げ固定作業が極めて容易であり作業性
の優れたヒータ部品の保持ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すマイカヒータの要部斜
視図
【図2】(a)は本考案の一実施例を示すマイカヒータ
の断面図 (b)は平面図
【図3】本考案の実施例を示す回路図
【図4】本考案の一実施例の取り付け状態を示す外観図
【図5】本考案の一実施例を示すマイカヒータの外観図
【図6】従来のマイカヒータの外観図
【図7】図6のY−Y断面図
【符号の説明】
1 マイカヒータ本体 2、20 巻きマイカ板 3、30 電熱線 4 第一の絶縁マイカ板 5 第二の絶縁マイカ板 6 金属製の押え板 7 保持金具 12 スリツト孔 13 ガイド穴 14 ガイド用段部 15 ガイド用切り込み部 16 ガイド折り曲げ部 17 切り起こし部 18 掛かり爪

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱容器の外方に接する側に設けた第一の
    絶縁マイカ板と、前記第一の絶縁マイカ板の外方に設け
    た複数の発熱部を有する巻きマイカ板と、前記巻きマイ
    カ板の外方に配設した第二の絶縁マイカ板と、前記第二
    の絶縁マイカ板の外方に配設した金属製の押え板とを有
    し、前記金属の押え板にはスリット孔とガイド穴を設
    けるとともに、前記第一、第二の絶縁マイカ板には前記
    複数の発熱部の間に設けたガイド用切り込み部を設け、
    前記第一、第二の絶縁マイカ板および巻きマイカ板を保
    持する保持金具には、前記ガイド用切り込み部に対応し
    て切り起こし部を設け前記ガイド穴に対応させるととも
    に、前記スリット孔に対応させるように設けたガイド折
    り曲げ部を有するマイカヒータ。
  2. 【請求項2】ガイド折り曲げ部には切り起こしにより形
    成した掛かり爪を設けてなる請求項1記載のマイカヒー
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JPH0538796U JPH0538796U (ja) 1993-05-25
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