JPH0538796U - マイカヒータ - Google Patents

マイカヒータ

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JPH0538796U
JPH0538796U JP8658391U JP8658391U JPH0538796U JP H0538796 U JPH0538796 U JP H0538796U JP 8658391 U JP8658391 U JP 8658391U JP 8658391 U JP8658391 U JP 8658391U JP H0538796 U JPH0538796 U JP H0538796U
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mica
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insulating
holding
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敦夫 小野
直美 木村
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱容器の外方に巻き付け装着するとき、接
触面に空隙を生じたり、また、熱膨張、収縮によってヒ
ータ構成部品間の相互の位置ズレが生じないよう、加熱
容器との接触面の側に直接絶縁マイカ板を配設し、絶縁
マイカ板と複数個の卷きマイカ板を保持金具によりガイ
ドする。 【構成】 加熱容器の外方に接する側に第一の絶縁マイ
カ板4を配設し、電熱線3を巻き付けた複数個の巻きマ
イカ板2、20を前記第一の絶縁マイカ板4と前記複数
個の巻きマイカ板2、20の外方に配設した第二の絶縁
マイカ板5で挟み、前記第二の絶縁マイカ板5の外方に
配設し、金属製の押え板6の両端部に設けた保持金具7
によりガイドして保持し、巻き付けて取り付けする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加熱機器用マイカヒータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマイカヒータは、図6及び図7に示すような構成が一般的であ つた。すなわち、電熱線21を巻いた巻きマイカ板22を絶縁マイカ板23で挟 み、これらをシーム板24及び押え板25で保持することにより発熱体26を構 成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の発熱体を加熱容器等に曲げて取り付ける場合、曲げるために 強い力を必要とし、かつ曲げが均一にならず加熱容器との接触面に部分的に空隙 を生じるため熱伝達が悪く、加熱効率が落ちるとともに発熱体の寿命を劣化させ るという課題があった。また、シーム板24は柔軟性が要求される金属であり、 押え板25は剛性を要求される金属からなり、両者の熱膨張率の差により次のよ うな欠点が発生した。すなわち、ヒータの発熱、冷却により両者の相互位置がし だいにズレ、電熱線と接触して感電事故を生ずる危険性があつた。また、ヒータ 製作においてもシーム加工が必要であり、シーム板も大きな寸法を要し、コスト 的にも高額であった。さらには、シームしたヒータを円筒容器に巻装するとヒー タの内、外径でズレが発生し、電熱線に無理な力が加わり断線しやすい欠点もあ った。
【0004】 本考案は、上記の課題を解決するもので、取り付けを容易にしかつ加熱容器と の密着を良くすることにより、巻装する作業性の向上と信頼性の改善を実現し、 上記のようなヒータのズレを防止し、感電等の危険をなくした複数の発熱回路を 備えるマイカヒータを提供することを第1の目的としている。
【0005】 また、第2にはマイカヒータの両端部に設けた保持金具によりヒータを巻き付 け装着する時発生する長手方向の寸法ズレや熱膨張による寸法変化を吸収しなが ら第1の目的をコスト的に極めて有利に達成することを目的としている。
【0006】 さらに、第3には保持金具に掛かり爪を設けることにより装着と同時に保持金 具の保持が容易にでき、前記掛かり爪部分を押し曲げて保持金具による固定を確 実に行うことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この第1の目的を達成するために、本考案は加熱容器の外方に接する側に第一 の絶縁マイカ板を配設し、電熱線を巻き付けた複数個の巻きマイカ板を前記第一 の絶縁マイカ板とこの複数個の巻きマイカ板の外方に配設した第二の絶縁マイカ 板で挟み、前記第二の絶縁マイカ板の外方に配設した金属製の押え板により押し 付けて取り付けることが出来るようにしたものである。
【0008】 また、第2の目的を達成するために、金属性の押え板の両端部分の上部、下部 にスリット孔を設け、この両スリット孔位置の略中央部分にはガイド穴を設け、 第一及び第二の絶縁マイカ板の両端部分にはガイド用段部及びガイド用切込み部 を設け、前記のスリット孔、ガイド穴、ガイド用段部及びガイド用切り込み部に 対応するガイド折り曲げ部と切り起こし部を備えた保持金具によりガイドすると ともに複数個の卷きマイカ板を前記保持金具のガイド折り曲げ部と切り起こし部 の間に配置してガイドし保持できるようにしたものである。
【0009】 さらに、第3の目的を達成するために、保持金具のガイド折り曲げ部に切り起 こしにより形成した掛かり爪を設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案は上記した第1の手段により、加熱容器等に曲げて取り付ける場合、可 とう性が十分確保できるので曲げるために強い力を必要とせず、また、曲げが均 一になりやすく加熱容器との接触面に空隙を生じないので熱伝達が良く、電熱線 の線温度が低く押さえられ発熱体の寿命を劣化させることがない。また、従来の ようなシーム板がないのでヒータの加熱、冷却の繰り返しによる膨張収縮の差も 発生せずヒータ構成部品の位置ズレもない。
【0011】 また、第2の手段により、複数個の巻きマイカ板、第一及び第二の絶縁マイカ 板と押さえ板間の上、下方向へのズレを防ぐとともに容器に装着する時発生する これらのヒータ部品間の長手方向の寸法ズレを吸収するとともに、熱による長手 方向の寸法膨張を吸収するものである。
【0012】 さらには、第3の手段により、保持金具のガイド折り曲げ部をスリット孔に装 着するだけで金属性の押え板に掛かり爪が引っかかるので装着と同時に保持金具 の保持が容易にでき、前記掛かり爪部分を押し曲げて保持金具による固定を確実 に行う作業が容易に行えるものである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面にもとづいて説明する。
【0014】 図1から図5において、1はマイカヒータ本体で、電熱線3、30を巻きつけ た複数個の巻きマイカ板2及び20を第一の絶縁マイカ板4及び第二の絶縁マイ カ板5で挟み、平板状の金属製の押え板6の両端部に設けたスリット孔12に保 持金具7のガイド折り曲げ部16を装着したのち緩く折り曲げて(図1のFの方 向)保持(7a、7b)し、かつ、第一の絶縁マイカ板4及び第二の絶縁マイカ板 5の両端部にはガイド用段部14とガイド用切り込み部15を設け、平板状の金 属製の押え板6の両端部の略中央部にはガイド穴13を設け、保持金具7のガイ ド折り曲げ部16の略中央部に切り起こし部17を設け、ガイド用段部14にガ イド折り曲げ部16を装着させるので、ヒータ部品相互の位置ズレ(図1のN方 向及びS方向への位置ズレ)が規制される。また、保持金具7のガイド折り曲げ 部16には切り起こしにより形成した掛かり爪18が設けられスリット孔12に 装着した時、金属製の押え板6に引っかかり保持され、スリット孔12で受け止 めらるので容易に曲げることができる。加熱容器10の外周へのマイカヒータ1 の巻装保持はスプリング19によりなされる。スプリング19はマイカヒータ1 の発熱時、熱膨張によって加熱容器との接合が緩むのを吸収する作用も持ってい る。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案は、加熱容器の外方に接する側に第一の絶縁マイカ板を配 設し、電熱線を巻き付けた複数個の巻きマイカ板を前記第一の絶縁マイカ板と前 記複数個の巻きマイカ板の外方に配設した第二の絶縁マイカ板で挟み、前記第二 の絶縁マイカ板の外方に配設した金属製の押え板により押し付けて取り付けする ことが出来るようにしているのでこのマイカヒータを採用した電気調理器は図3 に示す如く複数の発熱回路を用いて多種の機能を発揮することができるとともに 、複数の発熱部は共に加熱容器に面しているので層状に発熱部を構成したものに 比べ格段に熱効率が向上し、更にマイカヒータを加熱容器等に曲げて取り付ける 場合、可とう性が十分確保できるので曲げるために強い力を必要とせず作業性が 向上し、また、曲げが均一になりやすく加熱容器との接触面に空隙を生じないの で熱伝達が良く、電熱線の線温度が低く押さえられ発熱体の寿命を劣化させるこ とがなく信頼性の改善を実現することができる。
【0016】 また、本考案は平板状の金属性の押え板の両端部分の上部、下部にスリット孔 とこの両スリット孔位置の略中央部にはガイド穴を設け、前記第一、第二の絶縁 マイカ板の両端部分にはガイド用段部及びガイド用切り込み部を設け、前記のス リット孔、ガイド穴、ガイド用段部及びガイド用切り込み部に対応するガイド折 り曲げ部と切り起こし部を備えた保持金具によりガイドするとともに保持するよ うにし、かつ、複数個の卷きマイカ板をガイド折り曲げ部と切り起こし部でガイ ドするため、ヒータ部品相互の位置ズレが規制されるのでズレを防ぐとともにマ イカ板の長手方向への熱膨張を吸収でき、この面からも安全で長寿命のヒータが 得られ、コスト的にも極めて有利なものである。
【0017】 また、ガイド折り曲げ部には切り起こしにより形成した掛かり爪が設けられて いるのでスリット孔に装着すると同時に押さえ板に引っかかり保持されるため装 着後の折り曲げ固定作業が極めて容易であり作業性の優れたヒータ部品の保持が できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すマイカヒータの要部斜
視図
【図2】(a)は本考案の一実施例を示すマイカヒータ
の断面図 (b)は平面図
【図3】本考案の実施例を示す回路図
【図4】本考案の一実施例の取り付け状態を示す外観図
【図5】本考案の一実施例を示すマイカヒータの外観図
【図6】従来のマイカヒータの外観図
【図7】図6のY−Y断面図
【符号の説明】
1 マイカヒータ本体 2、20 巻きマイカ板 3、30 電熱線 4 第一の絶縁マイカ板 5 第二の絶縁マイカ板 6 金属製の押え板 7 保持金具 12 スリツト孔 13 ガイド穴 14 ガイド用段部 15 ガイド用切り込み部 16 ガイド折り曲げ部 17 切り起こし部 18 掛かり爪

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱容器の外方に巻き付け装着するマイカ
    ヒータにおいて、前記加熱容器の外方に接する側に第一
    の絶縁マイカ板を配設し、電熱線を巻き付けた複数個の
    巻きマイカ板を前記第一の絶縁マイカ板とこの複数個の
    巻きマイカ板の外方に配設した第二の絶縁マイカ板で挟
    み、前記第二の絶縁マイカ板の外方に配設した金属製の
    押え板により押し付けて取り付けるようにしてなるマイ
    カヒータ。
  2. 【請求項2】金属性の押え板の両端部分の上部、下部に
    スリット孔を設け、前記両スリット孔位置の略中央部に
    はガイド穴を設け、第一、第二の絶縁マイカ板の両端部
    分にはガイド用段部及びガイド用切込み部を設け、前記
    のスリット孔、ガイド穴、ガイド用段部及びガイド用切
    り込み部に対応するガイド折り曲げ部と切り起こし部を
    備えた保持金具によりガイドするとともに複数個の卷き
    マイカ板を前記保持金具のガイド折り曲げ部と切り起こ
    し部の間に配置してガイドし保持するようにしてなる請
    求項1記載のマイカヒータ。
  3. 【請求項3】ガイド折り曲げ部には切り起こしにより形
    成した掛かり爪を設けてなる請求項2記載の保持金具。
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JP2555071Y2 (ja) 1997-11-19

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