JP2543381Y2 - オイルレベル検出装置 - Google Patents

オイルレベル検出装置

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JP2543381Y2
JP2543381Y2 JP9392291U JP9392291U JP2543381Y2 JP 2543381 Y2 JP2543381 Y2 JP 2543381Y2 JP 9392291 U JP9392291 U JP 9392291U JP 9392291 U JP9392291 U JP 9392291U JP 2543381 Y2 JP2543381 Y2 JP 2543381Y2
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンオイルに浮い
たフロートの各レベル位置を感知することでエンジンオ
イルの量を検出するオイルレベル検出装置に関し、特
に、フロートの昇降異常警告機能を有するオイルレベル
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン内を循環するエンジンオイル
は、エンジンの回転部分や摺動部分の潤滑及び冷却等を
行っている。このエンジンオイルは、エンジンの回転抵
抗となるので、エンジンオイルの量を適正な範囲に保つ
ことが必要である。キャブオーバ式トラック等、エンジ
ンルームを開け難い車両においては、エンジン内に差し
込まれたオイルレベルゲージを利用して、エンジンオイ
ルの量を点検することが煩わしく、エンジンオイルの量
を電気的に検出するオイルレベル検出装置を装備するこ
とがある。
【0003】この種のオイルレベル検出装置は、エンジ
ンのオイルパンに溜まっているエンジンオイルにフロー
トを浮かべると共に、このフロートのレベル位置を段階
的に感知し、複数の表示灯の内の1つを選択的に点灯さ
せるものである。フロートは、オイルパンに取り付けら
れたガイドに案内されながら昇降し、従って、エンジン
内の回転部分等に干渉することがない。
【0004】また、各表示灯は、エンジンルーム外の所
定位置に、上下方向に並んで配設されており、その1つ
1つがフロートの各レベル位置に対応している。従っ
て、エンジンオイルの量を点検する者(点検者)は、点
灯している表示灯を確認することで、エンジンルーム内
を覗くことなくエンジンオイルの量を点検することがで
き、煩わしい作業から開放される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、エンジンオ
イルには、ギヤ等の磨耗に起因して金属粉が混入するこ
とがあり、また、エンジンオイルは所定の粘性を有して
いる。これらのため、オイルレベル検出装置のフロート
がガイドに引っ掛かり、オイルレベルの上下変動に伴っ
て正常に昇降しない場合がある。この場合には、オイル
レベル装置で検出したオイルレベル位置が、実際のオイ
ルレベル位置とは異なる位置を示すことがある。
【0006】しかしながら、上記従来のオイルレベル検
出装置においては、フロートが正常に昇降しているか否
かを点検者が確認することができず、オイルレベル検出
装置が信頼性に劣るとの問題があった。本考案は、上述
の問題点を解決するためになされたもので、フロートの
昇降異常を確認することができ、信頼性に優れたオイル
レベル検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案によれば、エンジンのオイルパンに溜まったエ
ンジンオイルに浮かぶフロートと、このフロートの各レ
ベル位置に応じた信号を出力する第1センサとを有し、
この第1センサからの信号に基づいてエンジンオイルの
量を検出するオイルレベル検出装置において、エンジン
の始動を感知する第2センサと、第2センサからの信号
に基づき、エンジンが始動した直後と所定時間を経過し
たときの第1センサの新旧の各信号を比較し、これらの
信号が同じ値であるときにフロートが異常であると判断
するコントローラと、コントローラに操作されて乗員に
前記異常を告げる警報手段とを備えて構成したものであ
る。
【0008】
【作用】停止していたエンジンが始動すると、オイルパ
ンに溜まっていたエンジンオイルがオイルポンプに吸い
込まれてエンジン内を循環し始める。従って、オイルパ
ン内のオイルレベルが低下する。第2センサからの信号
に基づいてエンジンの始動を感知したコントローラは、
エンジン始動直後の第1センサからの信号と、所定時間
経過後の第1センサからの信号とを比較し、オイルレベ
ルの低下に伴うフロートの下降を確認しようとする。そ
して、コントローラは、フロートの下降を確認できない
場合には、フロートに昇降異常が発生したと判断し、警
報手段を操作して乗員に異常を告げる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1は、本考案を適用したオイルレベル検
出装置の一実施例を示し、オイルレベル検出装置1は、
従来のオイルレベル検出装置が有していたエンジンオイ
ルのレベル位置を検出する機能の他に、後述するフロー
ト11の昇降異常を警告する機能を有している。このオ
イルレベル検出装置1は、オイルレベル感知機構3、モ
ニタ機構5、エンジン始動感知手段7、及びコントロー
ラ9等より構成されている。
【0010】オイルレベル感知機構3は、フロート11
及びフロート位置センサ12等より構成され、エンジン
14内に収納されている。フロート位置センサ12は、
図2に示すように、フレーム17と、フレーム17に保
持されたガイド18等より構成され、後述するコントロ
ーラ9に電気的に接続されている。フレーム17の下端
は、フランジ部19を介してオイルパン14aの側板
の、下端近傍位置に取り付けられている。
【0011】ガイド18は、円筒形状をなしており、エ
ンジンオイルの液面(レベル)が上下変動する範囲に対
応して延びている。このガイド18は、複数のリードス
イッチ21及び抵抗22を収納している。各リードスイ
ッチ21及び抵抗22は、図3に示すような電気回路を
構成している。各リードスイッチ21は、上下に並んで
配置されており、後述するように、フロート11により
選択的に閉操作される。従って、閉状態となったリード
スイッチ21の位置に応じて、各端子23,24間の電
圧が変化する。
【0012】フロート11は環状に成形されており、ガ
イド18の周りに配置されている。フロート11は、オ
イルパン14a内のエンジンオイルの液面の上下変動に
伴い、ガイド18に沿って昇降する。また、フロート1
1内には、磁石(図示せず)が収納されており、この磁
石は、ガイド18内の各リードスイッチ21を選択的に
閉操作する。つまり、フロート11の高さに対応したリ
ードスイッチ21が閉操作されるので、オイルレベルの
上下変動に伴って、前記各端子23,24間の電圧は増
減する。
【0013】モニタ機構5は、オイルレベル表示板26
及び警告表示板27より構成されている。オイルレベル
表示板26は、エンジンルーム外の所定位置に配設さ
れ、図4に示すように、作動スイッチ31及び5個の表
示灯32が取り付けられている。作動スイッチ31及び
各表示灯32は、コントローラ9に電気的に接続されて
いる。
【0014】警告表示板27は運転席に配設されてお
り、図5に示すように、警告灯34が取り付けられてい
る(図5)。この警告灯34は、コントローラ9に電気
的に接続されている。エンジン始動感知手段7は、例え
ば、オイルプレッシャスイッチより構成されている。エ
ンジン始動感知手段7としてのオイルプレッシャスイッ
チ(以下、単にオイルプレッシャスイッチ7と記す)
は、エンジン14内を潤滑するエンジンオイルの通路内
の所定位置に配設されており、コントローラ9に電気的
に接続されている。このスイッチ7は、エンジン14が
始動してエンジンオイルの圧力が所定値に達した場合
に、コントローラ9にオン信号を供給する。
【0015】なお、エンジン始動感知手段としては、オ
イルプレッシャスイッチ7に限るものではない。例え
ば、エンジン14により回転されるオルタネータ(図示
せず)の出力を監視するこで、エンジン14の始動を感
知しても良い。コントローラ9は、マイクロコンピュー
タを有しており、前述したように、入力側にはフロート
位置センサ12、作動スイッチ31及びオイルプレッシ
ャスイッチ7が、出力側には各表示灯32及び警告灯3
4がそれぞれ電気的に接続されている。また、コントロ
ーラ9のメモリ内には、エンジンオイルのレベルを検出
する機能、及びフロート11の昇降異常を警告する機能
についてのプログラムや、後述する所定時間T1,T2
が記憶されている。
【0016】次に、オイルレベル検出装置1のオイルレ
ベルを検出する機能の作動について説明する。なお、エ
ンジン14の停止より所定時間経過し、エンジンオイル
がオイルパン14aに溜まって、このレベルの変動が収
束した後に、点検者はこの機能を作動させる。オイルレ
ベル表示板26の作動スイッチ31が操作されると、こ
の作動スイッチ31よりオン信号が供給されたコントロ
ーラ9は、フロート位置センサ12からの信号、即ち、
各端子23,24の電圧値に基づいてフロート11のレ
ベル位置を感知し、このレベル位置に応じた表示灯32
を所定時間だけ点灯させる。点検者は、点灯した表示灯
32を確認することで、エンジンオイルの量を知ること
ができる。
【0017】また、オイルレベル検出装置1のフロート
11の昇降異常警告機能の作動について、図6に基づき
説明する。図6は、コントローラ9のメモリ内に記憶さ
れているプログラムルーチンの流れ図を示している。こ
のプログラムルーチンは、イグニションスイッチ(図示
せず)がオン状態にある場合に、所定時間経過毎に繰り
返し実行される。
【0018】先ず、ステップS41において、コントロ
ーラ9は、エンジン14が始動されたか否かを判断す
る。つまり、エンジン14が始動し、オイルプレッシャ
スイッチ7からコントローラ9に供給される信号が、オ
フ状態からオン状態に変化した場合にのみステップS4
2に進む。一方、これ以外の場合、具体的には、エンジ
ン14の停止状態あるいは運転状態が維持されており、
スイッチ7のからの信号がオフ状態やオン状態のまま変
化しない場合や、所謂エンストしてスイッチ7からの信
号がオン状態からオフ状態に変化した場合には、以後の
各ステップを実行することなく、このプログラムルーチ
ンから脱出する。
【0019】次に、ステップS42において、コントロ
ーラ9は、フロート位置センサ12からの信号を読み込
み、エンジン始動直後の信号値L1としてメモリ内に記
憶する。そして、コントローラ9はステップS43に進
み、所定時間T1が経過するまでこのステップを繰り返
し実行する。このステップS43において、所定時間T
1が経過すると、ステップS44に進む。
【0020】ステップS44において、コントローラ9
は、再度フロート位置センサ12からの信号を読み込
み、エンジン14の始動時より所定時間T1経過後の信
号値L2としてメモリ内に記憶する。そして、ステップ
S45では、メモリ内に記憶された信号値L1とL2と
を比較し、条件L1>L2が満たされた場合には、以後
の各ステップを実行することなく、このプログラムルー
チンから脱出する。
【0021】この条件L1>L2は、エンジン14が始
動された場合において、フロート11のレベル位置が下
降すると満たされる。フロート11は、エンジン14の
始動に伴うオイルレベルの低下に伴って下降したのであ
り、フロート11がガイド18に引っ掛かることなく、
正常に昇降していることを示している。一方、ステップ
S45において、条件L1>L2が満たされない場合に
は、ステップS46に進む。ステップS46では、コン
トローラ9は、運転席に配設された警告表示板27の警
告灯34を点灯させる。そして、ステップS47に進
み、コントローラ9は、所定時間T2が経過するまでこ
のステップを繰り返し実行する。
【0022】ステップS47において、所定時間T2が
経過すると、コントローラ9はステップS48に進んで
警告灯34を消灯させる。これにより、警告灯34は、
所定時間T2だけ点灯し、運転者にフロート11の異常
を知らせる。そして、ステップS48を抜け、このプロ
グラムルーチンから脱出する。コントローラ9は、前述
したように、イグニションスイッチがオン状態にある場
合に、所定時間経過毎に繰り返しこのプログラムルーチ
ンを実行する。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、エ
ンジンの始動を感知する第2センサと、第2センサから
の信号に基づき、エンジンが始動した直後と所定時間を
経過したときの第1センサの新旧の各信号を比較し、こ
れらの信号が同じ値であるときにフロートが異常である
と判断するコントローラと、コントローラに操作されて
乗員に前記異常を告げる警報手段とを備えてオイルレベ
ル検出装置を構成したので、フロートの昇降異常を警告
することができる。この結果、オイルレベル検出装置の
信頼性を向上させることができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したオイルレベル検出装置の一実
施例を示す概略構成図である。
【図2】図1のオイルレベル感知機構を示す側面図であ
る。
【図3】図2のフロート位置センサ内の電気回路図であ
る。
【図4】図1のオイルレベル表示板を示す正面図であ
る。
【図5】図1の警告表示板を示す正面図である。
【図6】図1のコントローラに組み込まれたプログラム
ルーチンの流れ図である。
【符号の説明】
1 オイルレベル検出装置 7 オイルプレッシャスイッチ 9 コントローラ 11 フロート 12 フロート位置センサ 14 エンジン 14a オイルパン 18 ガイド 27 警告表示板 34 警告灯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのオイルパンに溜まったエンジ
    ンオイルに浮かぶフロートと、このフロートの各レベル
    位置に応じた信号を出力する第1センサとを有し、この
    第1センサからの信号に基づいてエンジンオイルの量を
    検出するオイルレベル検出装置において、 エンジンの始動を感知する第2センサと、 第2センサからの信号に基づき、エンジンが始動した直
    後と所定時間を経過したときの第1センサの新旧の各信
    号を比較し、これらの信号が同じ値であるときにフロー
    トが異常であると判断するコントローラと、 コントローラに操作されて乗員に前記異常を告げる警報
    手段とを備えることを特徴とするオイルレベル検出装
    置。
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