JP2540854Y2 - 電動調理装置 - Google Patents

電動調理装置

Info

Publication number
JP2540854Y2
JP2540854Y2 JP1991032176U JP3217691U JP2540854Y2 JP 2540854 Y2 JP2540854 Y2 JP 2540854Y2 JP 1991032176 U JP1991032176 U JP 1991032176U JP 3217691 U JP3217691 U JP 3217691U JP 2540854 Y2 JP2540854 Y2 JP 2540854Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
power
control plate
notch
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991032176U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04121848U (ja
Inventor
吉弘 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kunimori Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Kunimori Kagaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kunimori Kagaku Co Ltd filed Critical Kunimori Kagaku Co Ltd
Priority to JP1991032176U priority Critical patent/JP2540854Y2/ja
Publication of JPH04121848U publication Critical patent/JPH04121848U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2540854Y2 publication Critical patent/JP2540854Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、野菜、チーズなど各
種の調理材料をすりおろしたり、スライスしたりする電
動調理装置、詳しくは本体にボール容器を取り付けたと
きにのみ、電源スイッチをON操作することを可能化す
るとともに電源スイッチのON作動時にはボール容器の
取り外しを不可能化する電源スイッチ機構に関する。
【0002】
【従来技術】本出願人は、例えば実開平2−86444
号公報に示すように、本体側に弾性部材により付勢され
た規制部材を移動可能に取り付けるとともに本体に基端
部が回動可能に支持されたスイッチの先端部を当接さ
せ、本体に対するボール容器の装着時に蓋体の作動片に
より規制部材を弾性部材の弾性力に抗して移動させてス
イッチの押圧操作を可能化するスイッチ構造を提案し
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
スイッチ構造にあっては、電源スイッチのON作動時に
はスイッチの押圧状態を保持しなければならず、片方の
手で調理材料をボール容器内に投入したりする際の作業
性が悪かった。
【0004】本考案は、上記した従来の欠点を解決する
ために考案されたものであり、その目的とするところ
は、電源スイッチのON状態を保持することができる電
源スイッチにあって、本体にボール容器が未装着の場合
には電源スイッチのON操作を不可能化するとともに本
体にボール容器が取り付けられて電源スイッチがON操
作されたときには本体からボール容器の取り外しを不可
能化し、作業者の安全性を確保することができる電動調
理装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】このため本考案は、電
動モータに連結された回転軸を回転可能に支持すると共
にスイッチ機構が設けられた本体と、本体に対し、回転
軸を挿通して着脱可能に取付けられるボール容器と、ボ
ール容器内に位置する回転軸に対して着脱可能に取付け
られる刃物と、ボール容器の上面開口を覆うように取付
けられたとき、本体に設けられた開口内に侵入する作動
部材を有した蓋とを備えた電動調理装置において、スィ
ッチ機構は、フレームに対して上下方向へ移動可能に支
持され、移動直交方向へ突出する掛止片及び一方の電極
を他方の電極に向かって押圧する押圧部を夫々有した電
源ONスイッチと、フレームに対して上下方向へ移動可
能に支持され、移動直交方向へ突出する掛止片を有した
解除スイッチと、常には電源ONスイッチ及び解除スイ
ッチの夫々を非操作位置へ付勢するスイッチ弾性部材
と、フレームに対して各スイッチの移動方向と直交する
方向へ移動可能に支持され、電源ONスィッチに応じた
箇所に電源ONスイッチの掛止片が侵入可能な第1切
欠、該第1の切欠の一部を塞ぐ爪部及び電源ONスイッ
チの掛止片を第1の切欠へ案内する第1カム面を設ける
と共に解除スイッチに応じた箇所に解除スイッチの掛止
片が侵入可能で一方の側面に第2カム面を有した第2の
切欠を夫々設けた第1の制御板と、第1の制御板に対し
て移動可能に支持され、第1及び第2の切欠に相対して
第3及び第4の切欠を夫々有した第2の制御板と、第1
及び第2の制御板を、常には爪部と第3の切欠及び第2
カム面と第4の切欠が夫々一致するように付勢する第2
の弾性部材と、開口に応じた本体に回動可能に支持さ
れ、第1及び第2の制御板の一方端部に当接する当接腕
部及び開口内に侵入する蓋の作動部材に当接可能な第1
及び第2の腕部を有した規制部材と、該規制部材を第2
の弾性部材の弾性力以上の弾性力で回動付勢し、端部に
当接する当接腕部により第1及び第2の制御板を第2の
弾性部材の弾性力に抗して他方端部がフレームに当接す
る位置へ移動させると共に第1の腕部を開口内、第2の
腕部を本体に位置させる第1の弾性部材とから電動調理
装置を構成する。そしてボール容器に対して蓋が非装着
のとき、第1の弾性部材の弾性力により回動付勢された
規制部材により第1及び第2の制御板をフレームに当接
させて移動不能にした状態にて爪部と第3の切欠及び第
2カム面と第4の切欠を夫々一致させて電源ONスイッ
チ及び解除スイッチの押下操作を不能にする一方、ボー
ル容器に対して蓋が装着されたとき、第1の腕部に当接
する蓋の作動部材により規制部材を第1の弾性部材の弾
性力に抗して回動して第2の腕部を開口内に位置させる
と共に第1及び第2の制御板を第2の弾性部材により付
勢した状態で移動可能にし、該状態で電源ONスイッチ
が押下操作された際に第1カム面に摺接する掛止片によ
り第1の制御板を第2の弾性部材の弾性力に抗して移動
させて掛止片を第1及び第3の切欠内に突入させて第2
の弾性部材の弾性力により移動復帰する第1の制御板の
爪部により掛止片を保持して電源ONスイッチの電源O
N状態を保ち、更に上記状態にて解除スイッチが押下操
作されたとき、第2カム面を摺接する掛止片により第1
の制御板を第2の弾性部材の弾性力に抗して移動して爪
部による電源ONスイッチの掛止片の保持を解除して電
源OFF状態にさせる。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
【0016】図1は電動調理装置の概略を示す一部破断
斜視図である。
【0017】電動調理装置1の本体3は下部に駆動部5
および駆動部5の一部外周に起立部7を有している。
【0018】駆動部5の中心には上下方向に軸線を有し
た回転軸(図示せず)が回転可能に支持され、回転軸に
は電動モータが歯車あるいはベルト(何れも図示せず)
を介して連結されている。
【0019】駆動部5の上面には複数の取り付け壁11
が、回転軸を中心とする同心位置に一体形成されてい
る。
【0020】そのうち、対向する一対の取り付け壁11
の外周面には係合突部13が一体形成されている。
【0021】また、起立部7の側面上部には開口15が
形成され、開口15に応じた起立部7上部内には後述す
る電源スイッチ機構17が取り付けられている。
【0022】駆動部5の上部にはボール容器19が取り
付けられている。
【0023】ボール容器19の下部にはスカート部21
が各取り付け壁11を結ぶ外径と一致する内径で一体形
成されている。
【0024】そしてスカート部21の内周面には凹所
(図示せず)が各係合突部13の外周面と一致する深さ
で形成され、凹所の側方に応じたスカート部21には開
口25が形成されている。
【0025】ボール容器19の底面中心部には回転軸を
挿通する貫通孔が形成された軸受(図示せず)が取り付
けられている。
【0026】軸受を挿通した回転軸にはスライス用の刃
物29が回り止めした状態で着脱可能に取り付けられて
いる。
【0027】刃物29のボス31は回転軸の上面および
外周を覆うように形成され、その外周には一対の刃物ブ
レード33がボール容器19の内周面に向って延出する
ように取り付けられている。
【0028】ボール容器19の一部外周面には取手35
が一体形成されている。
【0029】また、ボール容器19の上部外周には一対
の被係合部37が一体形成されている。
【0030】ボール容器19の上部には蓋39が着脱可
能に取り付けられている。
【0031】蓋39の外周には一対の係合部41が、各
被係合部37と係合可能に一体形成されている。
【0032】 また、蓋39の一部外周には作動片43
がボール容器19に対する蓋39の回動操作により開口
15内へ侵入するように一体形成されている。
【0033】図2は電源スイッチ機構の概略を示す略体
斜視図である。
【0034】図3は電源スイッチの分解斜視図である。
【0035】電源スイッチ機構17のフレーム45には
電源ONスイッチ47および解除スイッチ49が上下方
向へ移動可能で、並列状態に配置されている。
【0036】これら電源ONスイッチ47および解除ス
イッチ49はスイッチ弾性部材としての圧縮ばね51・
54により、常に上方に位置するように付勢されてい
る。
【0037】また、フレーム45および電源ONスイッ
チ47の軸には掛止片47a・49aが設けられてい
る。
【0038】フレーム45の前面側には第1の制御板5
3が、電源ONスイッチ47および解除スイッチ49の
押圧操作方向と直交する横方向へ移動可能に支持されて
いる。
【0039】すなわち、第1の制御板53の一端部はフ
レーム45の一側に設けられた支持孔45aに、また他
端部はフレーム45の他側に設けられた支持孔45bに
支持されている。
【0040】この第1の制御板53は縦断面がほぼL時
形に形成され、図3に示す右側には横方向が所定の幅の
第1の切欠55が形成されている。
【0041】 この第1の切欠55の右方には電源ON
スイッチ47の掛止片47aの厚さとほぼ一致する幅で
左方へ延びる爪部57aおよび爪部57aの左端から右
方へ傾斜して上方へ延びる第1カム面57bが形成され
ている。
【0042】 また、図3に示す第1の制御板53の左
側には第2の切欠59が形成され、この第2の切欠59
の右側面には上方から下方へ傾斜する第2カム面59a
が形成されている。
【0043】さらに、第1の制御板53の左端部には第
1の当接片61が前方へ延出するように一体形成されて
いる。
【0044】またさらに、第1の制御板53の中央部底
面には長孔53aが形成されている。
【0045】第1の制御板53には第2の制御板63が
横方向へ移動可能に支持されている。
【0046】すなわち、第2の制御板63の上部および
下部には突部63a・63bが形成されている。
【0047】そして上方の突部63aはフレーム45の
長孔45cに、また下方の突部63bは第1の制御板5
3の長孔53aに移動可能に支持されている。
【0048】そして第2の制御板63の左端には第2の
当接片65が、突部63bが長孔53aの右端に位置し
たとき、第1の当接片61と一致するように形成されて
いる。
【0049】また、第2の制御板63の右方には第3の
切欠67が、第1の制御板53の第1の切欠55と一致
し、掛止片47aの厚さと一致する幅で形成されてい
る。
【0050】 またさらに、図3に示す第2の制御板6
3の左方には第4の切欠69が、第1の制御板53の第
2カム面59aと一致し、掛止片49aの厚さと一致す
る幅で形成されている。
【0051】そして、これらの右端には一端がフレーム
45の右側内面に当接した第2の弾性部材としての圧縮
ばね71の他端が掛止されている。
【0052】第1の制御板53はこの圧縮ばね71の弾
性力により図3に示す左方へ移動するように付勢されて
いる。
【0053】フレーム45の下面には基板73が取り付
けられ、基板73の中間部には弾性電極片75およびこ
の先端部と対向するように電極77が取り付けられてい
る。
【0054】また、電源ONスイッチ47の軸には電気
的絶縁性を有した押圧板79が弾性電極片75の上方に
位置するように取り付けられている。
【0055】そして電源ONスイッチ47が押下操作さ
れたとき、押圧板79が当接する弾性電極片75は弾性
変形してその先端部を電極77に当接させる。
【0056】これら弾性電極片75および電極77は電
動モータの駆動回路に接続されている。
【0057】 開口15に応じた起立部7には規制部材
としての規制レバー81が回動可能に支持され、規制レ
バー81には一端が起立部7の内面に掛止された第1の
弾性部材としての線ばね83の他端が掛止されている。
【0058】そして規制レバー81は線ばね83の弾性
力により図2に示す時計方向へ回動付勢されている。
【0059】規制レバー81には第1および第2の腕部
85・87と当接腕部89とが一体形成されている。
【0060】第1の腕部85は、規制レバー81が線ば
ね83の弾性力により時計方向へ回動付勢されたとき、
開口15に対して非侵入状態になっている。
【0061】反対に、第2の腕部87は規制レバー81
が線ばね83の弾性力により時計方向へ回動付勢された
とき、開口15内へ侵入状態となっている。
【0062】また、当接腕部89は、規制レバー81が
線ばね83の弾性力により時計方向へ回動付勢されたと
き、第1の制御板53の第1の当接片61および第2の
制御板63の第2の当接片65の双方に当接して第1の
制御板53と第2の制御板63とを、圧縮ばね71の弾
性力に抗して図3に示す右方へ移動させるように形成さ
れている。
【0063】次に、上記のように構成された電動調理装
置1の作用を図2、図4〜図7にしたがって説明する。
【0064】図4は本体に蓋を取り付けた状態を示す略
体斜視図である。
【0065】図5は電源スイッチのON状態を示す略体
斜視図である。
【0066】図6は解除スイッチの操作状態を示す略体
斜視図である。
【0067】図7は電源ON状態で蓋を取り外そうとし
たときの状態を示す略体斜視図である。
【0068】まず、本体3に、蓋39が取り付けられた
ボール容器19を装着する前の状態について説明する
と、規制レバー81は線ばね83の弾性力により時計方
向へ回動付勢されている。
【0069】このとき、第1の腕部85は開口15外に
位置するとともに第2の腕部87は開口15内に位置し
ている。
【0070】 また、当接腕部89は第1の制御板53
の第1の当接片61および第2の制御板63の第2の当
接片65に夫々当接し、圧縮ばね71の弾性力に抗して
第1の制御板53および第2の制御板63を図2に示す
右方へ移動させて移動不能にしている。
【0071】 この状態において、第2の制御板63の
第3の切欠67には爪部57aが、また第4の切欠69
には第2カム面59aが位置している。
【0072】このため、上記の状態で電源ONスイッチ
47あるいは解除スイッチ49が押下されたとき、電源
ONスイッチ47の掛止片47aが爪部57aにより第
3の切欠67内へ侵入することが、また解除スイッチ4
9の掛止片49aがカム面59aにより第4の切欠69
内に侵入することが夫々規制される。
【0073】これにより、電源ONスイッチ47および
解除スイッチ49の押下操作を不可能化している。
【0074】上記状態にて駆動部5の取り付け壁11に
対し、ボール容器19を、係合突部13と凹所とが係合
し、かつ軸受の貫通孔内に回転軸が挿通するように取り
付ける。
【0075】次にボール容器19内の回転軸に刃物29
を取り付けた後、ボール容器19の上端開口を覆うよう
に蓋39を回動操作して被係合部37に係合部41を係
合させる。
【0076】このとき、蓋39の作動片43は開口15
内に侵入して第2の腕部87に当接し、規制レバー81
を線ばね83の弾性力に抗して反時計方向へ回動させ
る。
【0077】このため、規制レバー81の当接腕部89
と第1の制御板53の第1の当接片61および第2の制
御板63の第2の当接片65との当接が解除され、これ
ら第1の制御板53および第2の制御板63は圧縮ばね
71の弾性力により左方向へ移動される。
【0078】また、反時計方向に対する規制レバー81
の回動にともなって第1の腕部85が開口15内に侵入
される。
【0079】 上記状態にて、ボール容器19内に投入
された調理材料をスライスするために電源ONスイッチ
47が押下操作されると、電源ONスイッチ47はその
下動にともなって掛止片47aを第1カム面57bに摺
接させて第1の制御板53を圧縮ばね71の弾性力に抗
して左方へ移動させて第1の切欠55と第3の切欠67
を一致させる。
【0080】これにより第3の切欠67内に対する掛止
片47aの侵入により電源ONスイッチ47の押圧操作
が可能化される。
【0081】そして掛止片47aが第3の切欠67内に
侵入すると、圧縮ばね71の弾性力により第1の制御板
53が左方へ戻されて第3の切欠67に第1の制御板5
3の爪部57aが位置される。
【0082】 これにより電源ONスイッチ47が上方
へ移動することが規制され、電源ON状態を保つ。
【0083】そして電源ONスイッチ47の押下時に、
押圧板79が弾性電極片75に当接して弾性変形させ、
その先端部を電極77に接触させることにより電動モー
タの駆動回路がON作動される。
【0084】これにより駆動する電動モータにより刃物
29が所定の方向へ回転し、ボール容器19内の調理材
料が所望の状態にスライスされる。
【0085】この状態にて解除スイッチ49が押下され
ると、第2の切欠59のカム面59aに摺接する掛止片
49aにより第1の制御板53が圧縮ばね71の弾性力
に抗して右方へ移動し、第1の切欠55と第3の切欠6
7とを一致させる。
【0086】これにより掛止片47aと爪部57aとの
係合が解除されるため、電源ONスイッチ47は圧縮ば
ね51の弾性力により非押下位置に戻って弾性電極片7
5と電極77との当接を解除し、電動モータの駆動回路
をOFF作動させる。
【0087】一方、電源ONスイッチ47のON状態に
おいて蓋39を取り外そうとする場合について説明す
る。
【0088】上記したように電源ONスイッチ47のO
N操作状態においては、掛止片47aは第3の切欠67
内に位置するとともに爪部57aによりその抜け出しが
規制されている。
【0089】これにより第2の制御板63は第3の切欠
67内に位置する掛止片47aとの係合によりその移動
が規制されている。
【0090】上記状態にてボール容器19内の調理材料
を取り出すために蓋39が図1に示す反時計方向へ回動
操作されると、規制レバー81は移動が規制された第2
の制御板63の第2の当接片65と当接腕部89との当
接により時計方向に対する移動が規制される。
【0091】 これにより、開口15における第1の腕
部85の侵入状態が保たれるため、この状態で蓋39を
取外し方向へ回動操作しても、第1の腕部85に作動片
43が当接して回動を規制し、蓋39を取外せなくして
いる。
【0092】したがって、電源ONスイッチ47のON
操作時には、ボール容器19から蓋39を取り外すこと
が不可能化されるため、回転する刃物29による作業者
の怪我を防止している。
【0093】なお、解除スイッチ49の操作により電源
ONスイッチ47が電源OFF位置へ移動されると、電
源ONスイッチ47の掛止片47aが第3の切欠67か
ら抜け出すため、第2の制御板63の移動が可能化され
る。
【0094】このため、上記状態にて蓋39が反時計方
向へ回動されると、第2の腕部87に対する作動片43
の当接が解除されるにしたがって規制レバー81は線ば
ね83の弾性力により時計方向へ回動し、第1の腕部8
5を開口15外に位置させる。
【0095】これにより、作動片43は第1の腕部85
に当接しないため、蓋39の取り外しが可能化される。
【0096】このように本実施例は、電源ONスイッチ
47のON操作時には第3の切欠67に係合した掛止片
47aにより移動が規制された第2の制御板63の第2
の当接片65と当接腕部89との当接により第1の腕部
85を開口15内に位置させ、これに当接する作動片4
3により蓋39の回動を規制するため、刃物29が回転
しているボール容器19から蓋39を取り外すことを不
可能化して作業者の安全性を図っている。
【0097】
【考案の効果】このため本考案は、電源スイッチのON
状態を保持することができる電源スイッチにあって、本
体にボール容器が未装着の場合には電源スイッチのON
操作を不可能化するとともに本体にボール容器が取り付
けられて電源スイッチがON操作されたときには本体か
らボール容器の取り外しを不可能化し、作業者の安全性
を確保することができる電動調理装置を提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動調理装置の概略を示す一部破断斜視図であ
る。
【図2】電源スイッチ機構の概略を示す略体斜視図であ
る。
【図3】電源スイッチの分解斜視図である。
【図4】本体に蓋を取り付けた状態を示す略体斜視図で
ある。
【図5】電源スイッチのON状態を示す略体斜視図であ
る。
【図6】解除スイッチの操作状態を示す略体斜視図であ
る。
【図7】電源ON状態で蓋を取り外そうとしたときの状
態を示す略体斜視図である。
【符号の説明】
1:電動調理装置 3:本体 5:駆動部 7:起立部
15:開口 17:電源スイッチ 19:ボール容器
29:刃物 39:蓋 43:作動片 47:電源O
Nスイッチ 47a:掛止片 49:解除スイッチ 4
9a:掛止片 53:第1の制御板 55:第1の切欠
57a:爪部 57b:第1カム面 59:第2の切
欠 59a:第2カム面 63:第2の制御板 67:
第3の切欠69:第4の切欠 71:第2の弾性部材と
しての圧縮ばね 81:規制部材としての規制レバー
83:第1の弾性部材としての線ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータに連結された回転軸を回転可能
    に支持すると共にスイッチ機構が設けられた本体と、本
    体に対し、回転軸を挿通して着脱可能に取付けられるボ
    ール容器と、ボール容器内に位置する回転軸に対して着
    脱可能に取付けられる刃物と、ボール容器の上面開口を
    覆うように取付けられたとき、本体に設けられた開口内
    に侵入する作動部材を有した蓋とを備えた電動調理装置
    において、スイッチ機構は、フレームに対して上下方向
    へ移動可能に支持され、移動直交方向へ突出する掛止片
    及び一方の電極を他方の電極に向かって押圧する押圧部
    を夫々有した電源ONスイッチと、フレームに対して上
    下方向へ移動可能に支持され、移動直交方向へ突出する
    掛止片を有した解除スイッチと、常には電源ONスイッ
    チ及び解除スイッチの夫々を非操作位置へ付勢するスイ
    ッチ弾性部材と、フレームに対して各スイッチの移動方
    向と直交する方向へ移動可能に支持され、電源ONスイ
    ッチに応じた箇所に電源ONスイッチの掛止片が侵入可
    能な第1切欠、該第1の切欠の一部を塞ぐ爪部及び電源
    ONスイッチの掛止片を第1の切欠へ案内する第1カム
    面を設けると共に解除スイッチに応じた箇所に解除スイ
    ッチの掛止片が侵入可能で一方の側面に第2カム面を有
    した第2の切欠を夫々設けた第1の制御板と、第1の制
    御板に対して移動可能に支持され、第1及び第2の切欠
    に相対して第3及び第4の切欠を夫々有した第2の制御
    板と、第1及び第2の制御板を、常には爪部と第3の切
    欠及び第2カム面と第4の切欠が夫々一致するように付
    勢する第2の弾性部材と、開口に応じた本体に回動可能
    に支持され、第1及び第2の制御板の一方端部に当接す
    る当接腕部及び開口内に侵入する蓋の作動部材に当接可
    能な第1及び第2の腕部を有した規制部材と、該規制部
    材を第2の弾性部材の弾性力以上の弾性力で回動付勢
    し、端部に当接する当接腕部により第1及び第2の制御
    板を第2の弾性部材の弾性力に抗して他方端部がフレー
    ムに当接する位置へ移動させると共に第1の腕部を開口
    内、第2の腕部を本体に位置させる第1の弾性部材とか
    らなり、ボール容器に対して蓋が非装着のとき、第1の
    弾性部材の弾性力により回動付勢された規制部材により
    第1及び第2の制御板をフレームに当接させて移動不能
    にした状態にて爪部と第3の切欠及び第2カム面と第4
    の切欠を夫々一致させて電源ONスイッチ及び解除スイ
    ッチの押下操作を 不能にする一方、ボール容器に対して
    蓋が装着されたとき、第1の腕部に当接する蓋の作動部
    材により規制部材を第1の弾性部材の弾性力に抗して回
    動して第2の腕部を開口内に位置させると共に第1及び
    第2の制御板を第2の弾性部材により付勢した状態で移
    動可能にし、該状態で電源ONスイッチが押下操作され
    た際に第1カム面に摺接する掛止片により第1の制御板
    を第2の弾性部材の弾性力に抗して移動させて掛止片を
    第1及び第3の切欠内に突入させて第2の弾性部材の弾
    性力により移動復帰する第1の制御板の爪部により掛止
    片を保持して電源ONスイッチの電源ON状態を保ち、
    更に上記状態にて解除スイッチが押下操作されたとき、
    第2カム面を摺接する掛止片により第1の制御板を第2
    の弾性部材の弾性力に抗して移動して爪部による電源O
    Nスイッチの掛止片の保持を解除して電源OFF状態に
    させることを特徴とする電動調理装置。
JP1991032176U 1991-04-09 1991-04-09 電動調理装置 Expired - Lifetime JP2540854Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991032176U JP2540854Y2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 電動調理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991032176U JP2540854Y2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 電動調理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04121848U JPH04121848U (ja) 1992-10-30
JP2540854Y2 true JP2540854Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=31915199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991032176U Expired - Lifetime JP2540854Y2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 電動調理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2540854Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519388B2 (ja) * 1972-03-22 1976-03-26
JPS50125062A (ja) * 1974-03-22 1975-10-01
JPS5856332A (ja) * 1981-09-30 1983-04-04 Hitachi Ltd マスクの欠陥修正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04121848U (ja) 1992-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4297038A (en) Electric blender
US4335860A (en) Electric household blender with motor enabled by lid locking
US3873796A (en) Trigger mechanism for hand-operated power device including independently operable locking devices providing automatic lock off and manual lock-on operation
US4693008A (en) Releasable separate member latching device for a portable hand tool
JPS63169217A (ja) 丸鋸盤における安全カバ−装置
US5832614A (en) Remote lower guard lift lever mechanism for circular saws
JPS6150606B2 (ja)
JP2020505110A (ja) フードプロセッサの蓋
JP2540854Y2 (ja) 電動調理装置
US3511947A (en) Combination safety lock-switch mechanism for power tool
JPH05104504A (ja) 卓上丸鋸盤
JP3553267B2 (ja) 卓上丸鋸盤
JP2006326780A (ja) 刃物付き電動工具
JP5698035B2 (ja) 電動工具
JP3086991B2 (ja) 電動工具のスイッチ機構
EP0923096B1 (en) Electric power tool, in particular a router
JP3431403B2 (ja) 切断機
JPH0646445Y2 (ja) 調理機
JP2540853Y2 (ja) 小型電動調理装置の安全スイッチ機構
US20240173821A1 (en) Power tool
JPH0740267Y2 (ja) 電動調理装置の電源スイッチ構造
JP3771168B2 (ja) 電動調理器
JPH0529832Y2 (ja)
JPH0556728B2 (ja)
JPH0440612Y2 (ja)