JPS63169217A - 丸鋸盤における安全カバ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は例えば、卓上の丸鋸盤において、作業中にあっ
ても丸鋸刃を可及的に覆うようにした安全カバー装置に
関するものである。

（従来の技術） 従来、この種の丸鋸盤における安全カバー装置は、被加
工材を載置固止するベースに対し丸鋸刃及び同丸鋸刃を
駆動する駆動１段を有する丸鋸盤本体と傾動可能に装設
し、丸鋸刃を覆う固定状のブレードケースに対して回動
可能に安全カバーを設け、切断等の作業時にあって該安
全カバーを丸鋸盤本体の傾動動作に伴いその下端部が被
加工材に当接することによって回動して丸鋸刃の作業部
位のみを開放するようにしたものが案出されていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記した従来のものにあっては、安全カ
バーは丸１！盤本体の傾動動作に伴ってその下端部が被
加工材に当接することにより回動される、すなわち安全
カバーを被加工材を介するという間接的に回動するもの
であるから、安全カバーの動作は被加工材の状態によっ
て種々変化されて円滑化かつ確実化に欠るものであり、
とくに角度を付けた切断作業にあっては切断された側の
被加工材がベースに固止されていなくフリーの状態とな
るために、この切断された側の被加工材によって安全カ
バーの動作に種々の弊害を及ぼすものであった。また、
安全カバーはブレードケースに対して甲に回動可能であ
るために、通常の状態においても作業者の手動によって
も油中に回動されてしまい安全上好ましくなかった。

そこで、本発明は上記した従来の欠点に鑑み、安全カバ
ーの動作を被加工材の存在に関係なく丸鋸盤本体の傾動
動作により直接的に回動動作することによって、該安全
カバーの動作を円滑かつ確実に行なうとともに、非使用
状態にあって常に丸鋸刃の覆い状態を確保することがで
きる丸鋸盤の安全カバーを提供することを目的としたも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記した目的を達成するために、被加工材を
載置固止するベースと、該ベースに対し傾動可能に装設
されかつ丸鋸刃及びｂｊｌ丸鋸刃を駆動プる駆動手段を
有する丸鋸盤本体と、該丸鋸盤本体に装設されかつ前記
丸鋸刃による作業開放部が形成されて同丸鋸刃を覆うブ
レードケースと、該ブレードケースに対して前記作業開
放部を覆うように取付けられた可動状の安全カバーとを
備え、前記ベースと安全カバーとの間には同安全カバー
を丸鋸盤本体の傾動動作と直接的に連繋せしめる作動手
段を装設した構成である。

（作用） 被加工材の切断作業時、丸鋸盤本体を傾動すると、該丸
鋸盤本体の傾動動作に伴って安全カバーが作動手段によ
って直接的に回動されて、丸鋸刃の外周に対する切断加
工すべき部位を開放するものである。

（実施例） 以）、本発明の一実施例を図面にしたがって詳述りると
、図において、１は車上丸ｔｊＡ盤の全体を示し、被加
工材Ｗをベース２と、丸鋸盤本体３どからなり、ベース
２には被加工材Ｗを固止するバイス手段４が装設され、
その側端部には取付はアーム５が該ベース２の水平方向
に対する角度調節可能に立設されている。

前記丸鋸盤本体３は、電動モータ等の駆動手段６と、同
駆動手段６の主軸６ａに取付けられた丸鋸刃７と、前記
駆動手段６のハウジング６ｂに取付けられかつ面記丸鋸
刃７のほぼ半分を覆うブレードケース８とを主体として
構成され、前記ハウジング６ｂの外周には一方側に操作
ハンドル９が、使方側にはこれに対向して支持アーム１
０がそれぞれ一体状に突出されている。そして支持アー
ム１０が前記取付はアーム５のほぼ上端部に対して支軸
１１を介して傾動可能に支承されていて、これにより、
丸鋸盤本体３は前記ベース２に対して同ベース２上に対
向する状態で傾動可能に装設されるものである。なお、
丸鋸盤本体３は前記操作ハンドル９により手動にてベー
ス２に対して傾動されるが、その傾動復帰は前記支持ア
ーム１０と取付はアーム５との支承部位（支＠１１）に
弾装された復帰用スプリング（図示しない）による付勢
力により積極的に復帰傾動されかつその復帰傾動の範囲
はストッパ（図示しない）によりはぼ第１図に示す状態
に規制されている。

前記ブレードケース８における丸鋸刃７の中心軸部に対
向する開口部８ａには後述する安全カバーを取付けるた
めの中心カバーを兼ねた取付はギャップ１２が配置され
ており、この取付はキャップ１２は前記丸鋸刃７の中心
軸と整合された大径のボス部１２ａとほぼ楕円状の７ラ
ンジ部１２ｂとからなり、該フランジ部１２ｂの一側部
が前記ブレードケース８に対して支ビン１３により回動
可能に支持され、他側部のフランジ部１２ｂは鉤状の係
止部１４となして同じくブレードケース８に対しで固定
ボルト１５により係脱可能にＷＩ着されている。

はぼ石彫状の安全カバー１６は前記ブレードケース８か
ら露出する丸鋸刃ｒの部分を該ブレードケース８の外側
から覆うように配置されるとともにその中心部の取付孔
１６ａを前記取付はキャップ１２のボス部１２ａに回動
可能に嵌合されており、中心部の取付孔１５ａ近傍のフ
ランジ部には前記取付はキャップ１２の支ビン１３と係
止部１４の固定ボルト１５との中間に位置する第１の係
合ビン１７が突設されている。なお、安全カバー１６は
取付はキャップ１２のボス部１２ａと取付孔１６ａ近傍
のフランジ部との間に弾装されたうず巻き状のスプリン
グ１８により復帰回動用の付勢力が作用するように構成
されるとともに、前記取付はキャップ１２のボス部１２
ａからに抜脱が同取付りキャップ１２のボス部１２ａに
ビス着さ−れた扱止め円板１９により阻止されている。

前記はぼへの字状に形成された作動リンク２０はその曲
折部位が前記ブレードケース８の側部に対して支ビン２
１を介して傾動可能に支承さていて、その一端（図にお
いて右端）は前記安全カバー１６側に対向されかつ他端
は前記固定アーム５側に対向されている。安全カバー１
６側に対向された一端にはほぼくの字状の第１の案内溝
２２が切り込み形成されて前記第１の係合ピン１７が移
動可能に嵌入されており、固定アーム５側に対向された
他端にはほぼＵ字状の第２の案内溝２３が切り込み形成
され、該第２の案内溝２３を挟んで一方の片（第１図で
は下側）をスットパ片２４として形成されかつ他方の片
（第１図では上側）をほぼくの字状に曲折したカム片２
５として形成されており、この第２の案内溝２３内には
前記固定７−ム５の側面に固定された取付板２６のほぼ
上端部内側に突設された第２の係合ビン２７が出没可能
に嵌入されている。なお、この第２の係合ビン２７は第
２の案内溝２３から脱した状態において前記カム片２５
のカム面２５ａに当接可能である。また、前記安全カバ
ー１６側に対向された一端には鉤形状のストッパ部２８
が切り欠き形成されている。

しかして、作動リンク２０は、前記丸鋸盤本体３が傾動
動作前の第１図の状態にあって、一端側の第１の案内溝
２２内にはその入口付近に第１の係合ビン１７が嵌入さ
れかつ他端の第２の案内溝２３内には第２の係合ビン２
７が嵌入された状態が保持さ“れるように構成され、そ
して、この第２の保合ピン２７とスットパ片２４の当接
状態によって、Ｍｆｆｆｆ全安全カバー１６す巻ぎ状の
スプリング１８による復帰回動用の付勢力が拘束されて
ブレードケース８から露出する丸鋸刃７の部分を該ブレ
ードケース８の外側から覆う状態が保持されるように構
成されている。

本実施例は上述のように構成したものであり、以上その
作用について説明する。

さて、第１図の状態において、切断すべき被加工材Ｗを
ベース２上に載置するとともにバイス手段４により固止
し、駆動手段６を駆動して丸鋸刃７を回転させた第１図
の状態において、丸鋸盤本体３を操作ハンドル９を介し
て手動によりベース２側へスプリングの弾力に抗して傾
動（押し下げ）すると、丸鋸盤本体３は取付はアーム５
に対して支軸１１を支点とする回動軌跡でベース２側へ
向う方向へ傾動される。この丸鋸盤本体３の傾動動作に
伴ってともに移動される作動リンク２０の傾動中心点、
すなわち支ビン２１も前記支＠１１を支点とする回動軌
跡で変位されるが、このとき、該作動リンク２０はその
他端が、第２の案内溝２３内及びカム片２５のカム面２
５ａと第２の係合ビン２７との係合及び当接によりその
他端の動きが拘束されるため、前記丸鋸盤本体３の傾動
動作とは別に同支ビン２１を中心として図示時計１方向
に回動される。この作動リンク２０の図示時計方向への
回動によって−・端側の第１の案内溝２２内の入口付近
に位置していた第１の係合ビン１７がさらに内側にその
くの字状の形状に沿いながら嵌入されるので、それに伴
って安全カバー１６はスプリング１８の弾力に抗して取
付はキャップ１２のボス部１２ａを中心として図示反時
計方向へ積極的に回動されて今まで覆っていた丸鋸刃７
の一部を露出させる。（第４図及び第６図一点ｉａ線参
照） そして、この状態は丸鋸盤本体３の傾動動性に伴い作動
リンク２０の他端側のカム片２５のカム面２５ａと第２
の係合ビン２７とが当接されている間続けられ、前記の
ように安全カバー１６を図示反時計方向へ積極的に回動
して丸鋸刃７に対する開放状態を多くする。（第６図二
点鎖線参照）ついで、丸鋸盤本体３の傾動動作をさらに
続けられ、前記のように回動された安全カバー１６の・
部が被加工材Ｗの一部（上面角部）に当接されると、該
丸鋸盤本体３の傾動動作に伴って安全カバ−１６自体が
前記被加工材Ｗどの当接によって前記作動リンク２０の
回動とは関係なく取付はキャップ１２のボス部１２ａを
中心として図示反時計方向へさらに回動される。この状
態において、作動リンク２０が安全カバー１６の回動動
作によって同安全カバー１６の回動とともに回動変位す
る第１の係合ビン１７によりその一端側に回動力が付与
されて図示時計方向にさらに回動され他端側のカム片２
５のカム面２５ａと第２の係合ビン２７との当接が解離
される。これによって、安全カバー１６はスプリング１
８の弾力で常に図示時計方向への復帰回動力が付与され
るため前記した被加工材との当接状態が維持されるもの
である。

（第５図及び第６図三点鎖線参照） しかして、上記状態が丸鋸盤本体３の傾動動作中続けら
れ切断作業が行なわれるものであるが、安全カバー１６
の−・部が被加工材Ｗに当接しないときには、前記した
作動リンク２０の他端側におけるカム片２５のカム面２
５ａと第２の係合ビン２７との当接状態が維持されるた
め、丸鋸盤本体３の傾動動作に伴い前記のように作動リ
ンク２０が支ビン２１を中心として図示時計方向に回動
されて安全カバー１６を図示反時計方向へ積極的に回動
するものである。（第６図四点鎖線参照）そして、被加
工材Ｗに対する切断作業の終了に伴って、丸鋸盤本体３
の傾動動作を解除すると”、該丸鋸盤本体３はスプリン
グの付勢力により元の状態（位＠）に復帰傾動され、こ
れとともに安全カバー１６もスプリング１７の付勢力に
より元の状ｆｆ１（位置）に頭数復帰傾動されてブレー
ドケース８から露出する丸鋸刃７の部分を該ブレードケ
ース８の外側から覆うものであり、これに伴って作動リ
ンク２０も前記した逆の動作によって元の状Ｂ（位置）
に復！ＩｌＮされる。

なお、本実施例にあっては丸鋸刃７を交換等する場合は
、第１図の二点鎖線で示すように固定ボルト１５を緩め
て取付はキャップ１２を安全カバー１６とともに支ビン
１３を支点として回動することにより、ブレ・−ドケー
ス８の開放部を大きく開放して該丸鋸刃７の交換等の作
業に対応するものであるが、その組み付は時に安全カバ
ー１６の第１の係合ビン１７が作動リンク２０の第１の
案内溝２２の嵌入されなかった場合は、同作動リンク２
０のストッパ部２８に第１の係合ビン１７が係止される
ので、前記作動リンク２０により、取付はアーム５に対
して丸鋸盤本体３が固止状態となり、同丸鋸盤本体３の
傾動動作を積極的に阻止するものである。

このように、本実施例にあっては安全カバー１６を丸鋸
盤本体３の傾動動作に伴って作動リンク２０により積極
的に回動するものであるから、例えば、ベース２に対し
て丸鋸盤本体３を傾斜させて斜状に切断する作業にあっ
てもきわめて簡単かつ安全に対応するものである。また
、復帰状態、すなわち非使用状態にあって安全カバー１
６を単独に回動しようとしても、安全カバー１６は第１
の係合ビン１７を介して作動リンク２０に連繋されてい
るため、その作動リンク２０の固止状態によってその回
動が阻止されるらのである。

（効果） 以上のように、本発明にあっては、被加工材を載置固止
するベースと、該ベースに対し傾動可能に装設されかつ
丸鋸刃及び同丸鋸刃を駆動する駆動手段を有する丸ｔｆ
Ａ盤本体と、該丸鋸盤本体に装設されかつ前記丸鋸刃に
よる作業開放部が形成されて同丸鋸刃を覆うブレードケ
ースと、該ブレードケースに対して前記作業開放部を覆
うように取付けられた可動状の安全カバーとを備え、前
記ベースと安全カバーとの間には同安全カバーを丸鋸、
盤本体の傾動動作と直接的に連繋せしめる作動手段を装
設したものであるから、安全カバーを被加工材の存在に
関係なく丸鋸盤本体の傾動動作により直接的に回動動作
することができ、該安全カバーの回動動作を円滑かつ確
実に行なうとともに、非使用状態にあって常に丸鋸刃の
覆い状態を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は正面図、第２
図は平面図、第３図は第１図の■−■線拡線断大断面図
４図は作動状態を示す正面図、第５図は同じく作動状態
を承す正面図、第６図は作動状態を示す説明図である。 １・・・丸鋸盤　　　　　　２・・・ベース３・・・丸
鋸盤本体　　　　７・・・丸鋸刃８・・・ブレードケー
ス　１６・・・安全カバー２０・・・作動リンク 出願人　　株式会社ＶＦＦり電機製作所代理人　　弁理
士　岡　１）芙　彦（外３名）第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加工材を載置固止するベースと、該ベースに対し傾動
   可能に装設されかつ丸鋸刃及び同丸鋸刃を駆動する駆動
   手段を有する丸鋸盤本体と、該丸鋸盤本体に装設されか
   つ前記丸鋸刃による作業開放部が形成されて同丸鋸刃を
   覆うブレードケースと、該ブレードケースに対して前記
   作業開放部を覆うように取付けられた可動状の安全カバ
   ーとを備え、前記ベースと安全カバーとの間には同安全
   カバーを丸鋸盤本体の傾動動作と直接的に連繋せしめる
   作動手段を装設してなることを特徴とする丸鋸盤におけ
   る安全カバー装置。