JP3553267B2 - 卓上丸鋸盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は卓上丸鋸盤、とくに、丸鋸盤本体を上死点位置にて傾動しないようにロックし、当該位置での安全カバーが回動動作しないようにロックする装置を備えた卓上丸鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の卓上丸鋸盤は、主としてベースと、該ベースに対し上下方向の傾動可能に装設された丸鋸盤本体とから構成され、この丸鋸盤本体には丸鋸刃を回転駆動する駆動モータ、丸鋸刃を部分的に覆うブレードケース、該ブレードケースから露出する丸鋸刃を覆蓋する覆蓋位置及び丸鋸刃を露出させる露出位置に移動可能な安全カバーを備えて構成されている。このような卓上丸鋸盤においては、安全カバーを丸鋸盤本体がその上死点位置から下降するにともなって丸鋸刃に対する覆蓋位置から露出位置に回動させるための作動手段を備えたものが提案されており、その作動手段としては、例えば、安全カバーの重力を利用し、或いは丸鋸盤本体の動きに連動する種々のリンク機構を利用したものが知られている。
また、これらの卓上丸鋸盤においては、例えば、特開平5−104504号公報に示すように、丸鋸盤の不使用時に丸鋸盤本体を上死点位置に保持するためのロック装置及び当該位置での安全カバーによる丸鋸刃の覆蓋状態を維持するロック装置がそれぞれ備えられたものが提案されている。このロック装置は、丸鋸盤本体のストレート状のハンドルに設けたトリガに連動したレバーを設け、このハンドル側のレバーとロッドを介して連動したロックプレートを、該丸鋸盤本体の傾動に連動して安全カバーを丸鋸刃の覆蓋位置から露出位置に回動させる作動リンク側に設け、前記レバーには安全カバーにおける丸鋸盤本体のハンドル側の部位(丸鋸刃を露出させる回動方向側の一端)に係脱するストッパ部を、前記ロックプレートには該作動リンクに係脱するロックピンをそれぞれ設け、前記作動リンクの動作を拘束することにより丸鋸盤本体の上死点位置を保持し、ストッパ部と安全カバーとの当接により該安全カバーの回動をロック(阻止)するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成のものにあっては、安全カバーの回動をロック(阻止)するためのストッパ部を備えたレバーが安全カバーにおける丸鋸盤本体のハンドル側の部位(丸鋸刃を露出させる回動方向側の一端)に設けられたものであり、比較的に握り部(柄)の長さが拘束されない形式のストレート状のハンドルの場合には該レバーとの相対位置を考慮してハンドルにおける実際の握り部とともに該レバーを長くして、そのロック動作や安全カバーの回動動作さらにはハンドルの把持操作等に支障を来すことなく対応することができるが、しかし、両端部を丸鋸盤本体のギャハウジング等に一体的に形出された通称D型のハンドルの場合には、その握り部(柄)の突出長さが拘束されるため、いたずらに長くすることができず、仮に該ハンドルに対応すべくレバーを短くして装設したとすると、そのスペース等の問題から前述したロック動作や安全カバーの回動動作さらにはハンドルの把持操作等に支障を来す要因ともなっており、結局、上記構造のロック装置では対応することが困難なものとなっていた。
そこで、本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、丸鋸盤本体のハンドルとの相対位置を考慮することなく、丸鋸盤本体を上死点位置のロック及び当該位置での安全カバーのロック(回動阻止)の操作をすることができる卓上丸鋸盤を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するため、請求項1の発明は、被加工材が載置されるベースと、該ベースに対して上下方向の傾動可能に装設された丸鋸盤本体とからなり、
丸鋸盤本体は、該丸鋸盤本体の傾動先端側に設けたハンドルと、丸鋸刃を回転駆動する駆動モータと、該丸鋸刃を部分的に覆うブレードケースと、該ブレードケースから露出する丸鋸刃を覆う覆蓋位置及び該丸鋸刃を露出させる露出位置とに移動可能な安全カバーと、前記ベースに対し傾動可能に装設されて前記丸鋸盤本体の上死点位置から下方への傾動に伴って前記安全カバーを丸鋸刃に対する覆蓋位置から露出位置に移動する作動リンクとを備えた卓上丸鋸盤において、
前記丸鋸盤本体は、該丸鋸盤本体の上死点位置における傾動動作のロック及び当該位置での前記安全カバーの移動動作のロックをなすロック装置と、前記ハンドルの握り部近傍に配置されて該ロック装置のロック解除操作をするための操作レバーを備え、
前記ロック装置は、前記丸鋸盤本体の傾動基端側に配置されたロックプレートを備え、該ロックプレートは前記作動リンクに係合してその移動を規制するロックピンと、前記安全カバーの傾動基端側に係合してその移動を規制するロック片を備え、該ロックプレートの動きを前記操作レバーにより遠隔操作して、前記丸鋸盤本体の傾動動作及び安全カバーのロック解除を行う構成とするとともに、前記ロックプレートを弾力付与手段により前記安全カバー側に付勢して常には作動リンクとロックピンとの係合状態及び安全カバーとロック片との係合状態を保持する構成としたことを特徴とするものである。
【0005】
この発明によれば、ベース側に近接した位置に装設したロック装置により丸鋸盤本体の上死点位置における傾動動作のロック及び安全カバーの移動動作のロックを一部材に集中させて行うことができ、また、ハンドルの握り部の近傍に延在位置された操作レバーにより前記ロック解除動作を行うことができる。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1記載の卓上丸鋸盤において、前記ロック装置をブレードケースのハンドル側面に配置し、前記操作レバーを該ブレードケースとハンドルとの間に配設し、この操作レバーは一端部が該ロック装置に連繋されかつ他端部が該ハンドルの握り部の側面に沿って延在位置されていることを特徴とするものである。
【0007】
この発明によれば、ハンドルの握り部の側面に沿って延在位置され操作レバーにより丸鋸盤本体の上死点位置における傾動動作のロック及び安全カバーの移動動作のロックとそのロック解除動作を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って説明すると、図1及び図2に正面図及び背面図でそれぞれ全体を示した卓上丸鋸盤1は、図示しないワークを載置するベース2と、該ベース2に水平回動可能に装設されたターンベース3と、該ターンベース3に対し垂直位置を基準として左右方向へ傾動可能に装設されたほぼ鉤状の取付アーム4と、該取付アーム4に上部先端部位にベースに対向する上下方向への傾動可能に装設された丸鋸盤本体5とから構成されている。これによって、丸鋸盤本体5はターンベース3に対し取付アーム4を介して垂直位置を基準として左右方向へ傾動可能となっている。
【0009】
丸鋸盤本体5は図3に示すように、モータ6を内蔵するモータハウジング7と、モータ6のモータ軸8と噛み合う減速ギヤ9を収容するギヤハウジング10と、減速ギヤ9の出力軸11に交換可能に取り付けられた丸鋸刃12を収容するブレードケース13と、このブレードケース13に設けられた取付アーム4との連結部13a(図1及び図2参照)を備えている。なお、前記モータ6は丸鋸刃12に対して45°の上向き傾斜状態で配置されている。
【0010】
モータハウジング7の外周の一部には丸鋸盤本体5の上下方向及び左右方向への傾動操作を行うための操作用のハンドル14が位置されており、この操作用のハンドル14は前記モータ6の軸心と直交する方向でかつその両端部がそれぞれモータハウジング7に一体状に形出されたほぼD型に形成されている。この操作用のハンドル14の握り部14aの内側にはモータ6の起動及び停止を行うスイッチ(図示しない)を作動するためのトリガ15が設けられ、また、外側(上面)には該トリガ15の引込み動作を阻止及びその阻止解除をなす押しボタン16が設けられている。
なお、前記ブレードケース13側の連結部13aは取付アーム4に対し支軸17を介して回動可能に連結されており、操作用ハンドル14の操作により丸鋸盤本体5を支軸17の回りに上下方向への傾動可能となっている。さらに、取付アーム4と連結部13aとの間には丸鋸盤本体5を常に上方に付勢するスプリング(図示しない)が介在されている。
【0011】
図3に示すように、ブレードケース13の丸鋸刃12の中心部に対向する部位には開口部13bが形成され、この開口部13bには安全カバー18を取り付けるための取付板19が取り付けられており、この取付板19は一端側をブレードケース13に対し支持ねじ20により傾動可能に支持され、他端側をブレードケース13に対し固定ボルト21により係脱可能に締着されている。
【0012】
取付板19の中央部に設けられた開口部19aにはキャップ22が回動可能に嵌合されており、このキャップ22にはブレードケース13から露出する丸鋸刃12の部分を該ブレードケース13の外側から覆うほぼ扇形の安全カバー18がねじ23により固着されている。安全カバー18は一端側が取付板19に他端側が安全カバー18に固止された渦巻き状のスプリング(図示しない)により図1中時計方向(復帰回動方向)へ付勢されて、ブレードケース13から露出する丸鋸刃12の部分を通常覆うものである。
【0013】
キャップ22の裏面には当該キャップ22の回動制御を行う作動リンク24の一端が当接する制御当板25が突設されており、この作動リンク24は図1若しくは図2に示すように、他端が取付アーム4の下部に併設されたブラケット26の上端に支ピン27を介して傾動可能に連結されている。この作動リンク24の中央部位には円弧状の制御長孔28が該作動リンク24の長さ方向に形成されており、この制御長孔28にはブレードケース13に取り付けられたローラピン29が嵌合している。また、制御長孔28の一方側の円弧部位は他方の側の円弧部位に比して曲率半径を小さく設定されている。しかして、この作動リンク24は丸鋸盤本体5の下方への傾動に伴い、制御長孔28に嵌合されたローラピン29の制御により傾動され、キャップ22の制御当板25に当接された一端部によりキャップ22とともに安全カバー18をスプリングの付勢力に抗して図1において反時計方向に回動し、丸鋸刃12を露出するものである。
【0014】
丸鋸盤本体5の裏面側には、該丸鋸盤本体5を図1及び図2,図4に示す上死点位置すなわち、同図に示すようにローラピン29が作動リンク24の制御長孔28の上端部に嵌合した位置に保つためのロック装置30が配設されている。
【0015】
このロック装置30は図2及び図4及び図5,図6に示すように、ブレードケース13の裏面においてギャハウジング10の側方に斜め上下方向に該ブレードケース13から膨出された受承部31,31に回動可能に支承されたロッド32と、該ロッド32の下端部においてブレードケース13の下部に沿って延在されたロックプレート33と、前記ロッド32の上端部において前記ギャハウジング10の上方から前記操作用のハンドル14に延在された操作レバー34とから構成されている。
【0016】
ロックプレート33は、ブレードケース13の下部側面に沿う平板状に形成されてその一端部が前記ロッド32の下端部にビス32aにより締着固定されており、その他端部が前記作動リンク24の取付アーム4側の側面に対向位置されてだるま状の孔部33aが形成され、このだるま状の孔部33aの小径部には該作動リンク24の向けてロックピン35が直交状態で突設されている。このロックピン35は前記丸鋸盤本体5の上死点位置において該作動リンク24及びブレードケース13の一部に開口したロック孔36,37に対し係脱可能に対向されている。また、ロックピン35をブレードケース13の両端の2カ所のロック孔37,41に挿通することによって、ロック状態にあってハンドル14に不用意に力がかかった(作用した)ときに該ロックピン35が曲がることを未然に防止するものである。
【0017】
また、ロックプレート33のだるま状の孔部33aの内側近傍には前記安全カバー18のベース2側の端部(丸鋸刃を覆蓋する回動方向側の一端)に対向されたロック片38が直交状態で一体的に突設されている。このロック片38はその端部が鉤状に形成されるとともに、前記丸鋸盤本体5の上死点位置において該安全カバー18のベース2側の端部(丸鋸刃を覆蓋する回動方向側の一端)に形成されたロック孔39に対し係脱可能に対向されている。なお、ロック片38の端部の鉤状部位の一部が該安全カバー18の側面に当接可能に対向するものである。
【0018】
そして、ロックプレート33の一端部、すなわち、前記ロッド32に締着固定された端部はブレードケース13に向けて切起し部33bが形成され、この切起し部33bにおけるロックプレート33とブレードケース13との間には圧縮スプリング40が弾装されており、該ロックプレート33を常には前記ロックピン35が該作動リンク24及びブレードケース13のロック孔36,37に係入し、かつロック片38が安全カバー18のロック孔39に係入する方向に付勢されている。なお、前記圧縮スプリング40の付勢力により、ロック片38の端部の鉤状部位の一部は常には該安全カバー18の側面に押圧状態で当接されるものである。
【0019】
前記操作レバー34は、正面ほぼへの字状の平板状に形成されてその他端部が前記ロッド32の上端部にビス32aにより締着固定されており、その一端部がギャハウジング10の上方から前記操作用のハンドル14に向けかつ該操作用のハンドル14の握り部14a用の空間部内を跨いでブレードケース13とは反対側に臨み、さらにその端部を握り部14aの側面に沿って曲折形成して当該部位34aが該握り部14aの側面に面して延在位置されている。しかして、操作レバー34は圧縮スプリング40の付勢力によりロッド32を介して前記曲折形成された部位34aは常には握り部14aの側面から離れる方向に付勢されている。
【0020】
次に上記のように構成され卓上丸鋸盤1の作用に関して説明すると、まず、丸鋸盤本体5が図1及び図2に示した上死点位置に位置した状態では図6に示すように、圧縮スプリング40の付勢力によりロックプレート33のロックピン35が作動リンク24及びブレードケース13のロック孔36,37,41に係入(係合)された状態となり、これにより作動リンク24の傾動が規制され、丸鋸盤本体5が上死点位置に保持された、所謂、丸鋸盤本体5の上死点位置から下方への傾動がロックされた状態となる。
【0021】
また、安全カバー18は前記ロックプレート33におけるロック片38の端部の鉤状部位の一部が安全カバー18のロック孔39に係入されており、該安全カバー18の丸鋸刃12を露出させる方向への回動が阻止(ロック状態)されている。この状態において、前記圧縮スプリング40の付勢力により、ロック片38の端部の鉤状部位の一部は常には該安全カバー18の側面に押圧状態で当接されて、安全カバー18の「がたつき」が防止されている。
【0022】
次に操作用のハンドル14の握り部14aに対する把持とともに、図5の仮想線で示すように、操作レバー34を圧縮スプリング40に抗して該握り部14aの側面側に向けて移動(ロッド32を支点とする回動)すると、その移動方向にロッド32が回動され、これによって、図6に示すように、ロックプレート33自体が安全カバー18の側面から離れる方向に移動(ロッド32を支点とする回動)され、そのロックピン35が作動リンク24及びブレードケース13のロック孔36,37から脱離(ロック解除)し、また同時にロック片38の端部の鉤状部位の一部が安全カバー18のロック孔39から脱離(ロック解除)される。この状態において、操作用のハンドル14を握っての丸鋸盤本体5の下方への傾動と、これに伴う安全カバー18の丸鋸刃12の露出方向への回動(図2中矢印Aと反対方向の回動)が可能となる。この場合、操作用のハンドル14の握り部14aを把持した指により該操作用のハンドル14に設けたトリガ15の引込み動作を阻止及びその阻止解除をなす押しボタン16をそのままの状態で操作可能である。
【0023】
この状態から操作用のハンドル14を握って丸鋸盤本体5を下方に傾動させると、この傾動に伴ってローラピン29の作動リンク24の制御長孔28に対する係合位置の移動により作動リンク24が傾動されて制御当板25介して安全カバー18が図2中矢印A方向に回動し、丸鋸刃12を露出させる。
そして、トリガ15の押込によりモータ6を起動して丸鋸刃12によりワークの切断作業を行うことができる。
【0024】
次に、ワークの切断作業が終了に伴い、丸鋸盤本体5に対する下動を止めると、丸鋸盤本体5は図示しないスプリングにより上死点位置に向けて復帰動する。そして、上死点位置に達した状態において、操作レバー34から指(手)を離すと、該操作レバー34は圧縮スプリング40の付勢力により元の状態に復帰されるとともに、該圧縮スプリング40の付勢力によりロックプレート33のロックピン35が作動リンク24及びブレードケース13のロック孔36,37,41に再び係入(係合)された状態となり、これにより作動リンク24の傾動が規制されて丸鋸盤本体5が上死点位置に保持された、所謂、丸鋸盤本体5の上死点位置から下方への傾動がロックされた状態となる。これと同時に前記ロックプレート33におけるロック片38の端部の鉤状部位の一部が安全カバー18のロック孔39に再び係入されて該安全カバー18の丸鋸刃12を露出させる方向への回動が前述のように阻止(ロック状態)されるものである。
【0025】
なお、ワークの切断作業中、すなわち、丸鋸盤本体5に対する下動中において、操作レバー34から指(手)を離すと、該操作レバー34は圧縮スプリング40の付勢力により元の状態に復帰されるとともに、該圧縮スプリング40の付勢力によりロックプレート33のロックピン35が作動リンク24の側面に常に接した状態となり、該丸鋸盤本体5の上死点位置に復帰されるに伴ってロックピン35が作動リンク24及びブレードケース13のロック孔36,37,41に再び係入(係合)される状態の自動復帰が可能である。この場合、該作動リンク24の傾動を阻害するものではない。
【0026】
【発明の効果】
本発明の卓上丸鋸盤においては、 操作レバーとハンドルの握り部のとの相対位置に関係なく、ベース側に近接した位置に装設したロック装置により丸鋸盤本体の上死点位置における傾動動作のロック及び安全カバーの移動動作のロックを一部材に集中させて行うことができるとともに、そのロック解除動作を行うことができる。
【0027】
また、ブレードケースの側面に沿って延在位置された操作レバーをハンドルの握り部の側面への移動により丸鋸盤本体の上死点位置における傾動動作のロック及び安全カバーの移動動作のロックとそのロック解除動作を行うことができ、例えば、操作用のハンドルの握り部を把持した指により該操作用のハンドルに設けたトリガの引込み動作を阻止及びその阻止解除をなす押しボタン等の操作をそのままの状態で可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の卓上丸鋸盤の正面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図2の要部の拡大図である。
【図5】図2に示した操作レバーの拡大図である。
【図6】図2に示したロックプレートを底面から見た拡大図である。
【符号の説明】
1 卓上丸鋸盤
2 ベース
3 ターンベース
5 丸鋸盤本体
6 モータ
12 丸鋸刃
13 ブレードケース
14 操作用のハンドル
18 安全カバー
24 作動リンク
30 ロック装置
32 ロッド
33 ロックプレート
34 操作レバー
35 ロックピン
36 ロック孔
37 ロック孔
38 ロック片
39 ロック孔
40 圧縮スプリング
41 ロック孔

Claims (2)

  1. 被加工材が載置されるベースと、該ベースに対して上下方向の傾動可能に装設された丸鋸盤本体とからなり、
    丸鋸盤本体は、該丸鋸盤本体の傾動先端側に設けたハンドルと、丸鋸刃を回転駆動する駆動モータと、該丸鋸刃を部分的に覆うブレードケースと、該ブレードケースから露出する丸鋸刃を覆う覆蓋位置及び該丸鋸刃を露出させる露出位置とに移動可能な安全カバーと、前記ベースに対し傾動可能に装設されて前記丸鋸盤本体の上死点位置から下方への傾動に伴って前記安全カバーを丸鋸刃に対する覆蓋位置から露出位置に移動する作動リンクとを備えた卓上丸鋸盤において、
    前記丸鋸盤本体は、該丸鋸盤本体の上死点位置における傾動動作のロック及び当該位置での前記安全カバーの移動動作のロックをなすロック装置と、前記ハンドルの握り部近傍に配置されて該ロック装置のロック解除操作をするための操作レバーを備え、
    前記ロック装置は、前記丸鋸盤本体の傾動基端側に配置されたロックプレートを備え、該ロックプレートは前記作動リンクに係合してその移動を規制するロックピンと、前記安全カバーの傾動基端側に係合してその移動を規制するロック片を備え、該ロックプレートの動きを前記操作レバーにより遠隔操作して、前記丸鋸盤本体の傾動動作及び安全カバーのロック解除を行う構成とするとともに、前記ロックプレートを弾力付与手段により前記安全カバー側に付勢して常には作動リンクとロックピンとの係合状態及び安全カバーとロック片との係合状態を保持する構成としたことを特徴とする卓上丸鋸盤。
  2. 請求項1記載の卓上丸鋸盤であって、前記ロック装置をブレードケースのハンドル側面に配置し、前記操作レバーを該ブレードケースとハンドルとの間に配設し、この操作レバーは一端部が該ロック装置に連繋されかつ他端部が該ハンドルの握り部の側面に沿って延在位置されていることを特徴とする卓上丸鋸盤。
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