JP2505993B2 - 目隠しクリップの取付方法 - Google Patents

目隠しクリップの取付方法

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JP2505993B2
JP2505993B2 JP3122977A JP12297791A JP2505993B2 JP 2505993 B2 JP2505993 B2 JP 2505993B2 JP 3122977 A JP3122977 A JP 3122977A JP 12297791 A JP12297791 A JP 12297791A JP 2505993 B2 JP2505993 B2 JP 2505993B2
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JP
Japan
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clip
blindfold
melting point
point resin
base material
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JP3122977A
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JPH04327008A (ja
Inventor
康雄 田中
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の内装材などに
使用される目隠しクリップ取付方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の目隠しクリップ取付方法
について説明する。
【0003】図6は自動車のルーフライニングの裏面か
らの斜視図である。ルーフライニングは基材5の裏面の
適宜の位置には凹部6が設けられて、この凹部6に目隠
しクリップ1が挿入され、基材5の表面に表皮材8が圧
着されて自動車の天井に取付けられている。
【0004】図7は目隠しクリップ1の取付部分の詳細
を示すものであり、目隠しクリップ1はフランジ1bを
有するクリップ本体1aの上部に皿型の頭部1cが形成
されている。凹部6は円筒状の凹みであって、底面には
図8に示すような穴7とこの穴7に連続してスリット7
aが形成されている。また、凹部6の上面には段差4が
形成されている。
【0005】基材5に表皮材8を圧着する時には、目隠
しクリップ1のフランジ1bと頭部1cとで基材5を挟
むようにしてクリップ1を凹部6の穴7に差し込み、凹
部6の上面の段差4にプレート9をセットしてから表皮
材8を基材5の表面に置き、表皮材8の表面から熱板プ
レスによって基材5に圧着していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、熱板プレスによる圧着時に、プレート9
のセットずれのために表皮材8の表面に凹み8aが発生
したり、プレート9の撓みのために熱板プレスの圧力が
かからなくなって、圧力を取り去った後に図9に示すよ
うな膨らみ8bが発生したりするなどの問題点を有して
いた。
【0007】また目隠しクリップ1にはフランジ1bが
あるために、凹部6の穴7に差し込み難いなどの問題点
を有していた。
【0008】本発明は上記の従来の問題点を解決するも
ので、熱板プレスによる圧着時に表皮材の表面に凹凸な
どが発生しない目隠しクリップの取付方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに本発明の目隠しクリップの取付方法は、高融点樹脂
から成るクリップ本体の上部に低融点樹脂から成る頭部
を一体に形成した目隠しクリップを基材に挿入し、頭部
を加熱圧着して低融点樹脂を溶かして基材に接着させる
ようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】 本発明の 目隠しクリップの取付方法では、熱板
プレスにより目隠しクリップの頭部の低融点樹脂が溶け
て基材の凹部に充満して基材と接着し、且つ基材表面が
平滑になるので表皮材圧着後も表面に凹凸などが発生す
ることがない。
【0011】
【実施例】 以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。尚、従来例で 示した部品と同じ部品
には同符号を付してある。
【0012】図1は本発明に係る目隠しクリップの側面
図である。目隠しクリップ1は高融点樹脂から成るクリ
ップ本体2の上部に低融点樹脂から成る頭部3が一体に
形成されている。高融点樹脂には約225°Cの融点を
持つナイロン、200°C以上の融点を持つポリエステ
ルなどの樹脂が使用されており、低融点樹脂には125
°C〜135°Cの融点を持つポリエチレン、160°
C〜170゜Cの融点を持つポリプロピレンなどの樹脂
が使用されている。
【0013】図2において、レジンボードなどから成る
基材5の凹部6は円筒状の凹みであって、底面には図3
に示すようにクリップ本体2を挿通する穴7が形成され
ており、凹部6は目隠しクリップ1をプレスした後に低
融点樹脂が充満するような大きさに予め形成されてい
る。この凹部6に目隠しクリップ1を挿入し頭部3を熱
板プレス10によって基材5に圧着すると、頭部3の低
融点樹脂が溶けて基材5の凹部6の隙間6aに流れ込む
と共に、凹部6に充満して表面3aが平滑になり、図4
の状態に到達する。
【0014】この後図5に示すように基材5の表面に表
皮材を圧着すると、表皮材の表面に凹凸などが発生せ
ず、品質的にも良好な内装材が得られる。
【0015】以上のように本実施例によれば、目隠しク
リップ1を高融点樹脂から成るクリップ本体2の上部に
低融点樹脂から成る頭部3を一体に形成したので、目隠
しクリップ1にはフランジがなく、基材5の凹部6の穴
7に差し込み易い目隠しクリップ1を得ることが出来
る。
【0016】さらに本実施例によれば、高融点樹脂から
成るクリップ本体2の上部に低融点樹脂から成る頭部3
を一体に形成した目隠しクリップ1を基材5に挿入し、
頭部3を熱板プレス10により圧着して低融点樹脂を溶
かして基材5に接着させるようにしたので、頭部3の低
融点樹脂が溶けて基材5の凹部6の隙間6aに流れ込
と共に、凹部6に充満して表面3aが平滑になり、品質
的にも良好な内装材が得られる。
【0017】
【発明の効果】 以上のように本発明は、高融点樹脂から
成るクリップ本体の上部に低融点樹脂から成る頭部を一
体に形成した目隠しクリップを基材に挿入し、頭部を加
熱圧着して低融点樹脂を溶かして基材に接着させるよう
にしたので、頭部の低融点樹脂が溶けて基材の凹部の隙
間に流れ込むと共に、凹部に充満して表面が平滑にな
り、品質的にも良好な内装材が得られる。
【0018】さらに本発明は、高融点樹脂から成るクリ
ップ本体の上部に低融点樹脂から成る頭部を一体に形成
した目隠しクリップを用いる結果、目隠しクリップには
フランジがなく、基材の凹部の穴に差し込み易い目隠し
クリップを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における目隠しクリップの側
面図である。
【図2】本発明の一実施例における目隠しクリップの取
付方法の説明図である。
【図3】図2の凹部の平面図である。
【図4】本発明の一実施例における目隠しクリップの取
付方法の説明図である。
【図5】本発明の一実施例における目隠しクリップの取
付方法の説明図である。
【図6】目隠しクリップを備えた自動車用ルーフライニ
ングの斜視図である。
【図7】従来の目隠しクリップの取付方法の説明図であ
る。
【図8】図7の凹部の平面図である。
【図9】従来の目隠しクリップの取付方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 目隠しクリップ 2 クリップ本体 3 頭部 5 基材 6 凹部 7 穴 8 表皮材 10 熱板プレス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高融点樹脂から成るクリップ本体の上部
    に低融点樹脂から成る頭部を一体に形成した目隠しクリ
    ップを基材に挿入し、頭部を加熱圧着して低融点樹脂を
    溶かして基材に接着させるようにしたことを特徴とする
    目隠しクリップの取付方法
JP3122977A 1991-04-26 1991-04-26 目隠しクリップの取付方法 Expired - Lifetime JP2505993B2 (ja)

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JPH04327008A JPH04327008A (ja) 1992-11-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58144110U (ja) * 1982-03-23 1983-09-28 タキロン株式会社 金属板への合成樹脂板の取付構造
JPH02256906A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Meiwa Ind Co Ltd 合成樹脂板に係止具を装着する方法

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JPH04327008A (ja) 1992-11-16

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