JP2570411Y2 - 金属カバー付き合成樹脂筒状成型体 - Google Patents
金属カバー付き合成樹脂筒状成型体Info
- Publication number
- JP2570411Y2 JP2570411Y2 JP1990096314U JP9631490U JP2570411Y2 JP 2570411 Y2 JP2570411 Y2 JP 2570411Y2 JP 1990096314 U JP1990096314 U JP 1990096314U JP 9631490 U JP9631490 U JP 9631490U JP 2570411 Y2 JP2570411 Y2 JP 2570411Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded body
- metal cover
- synthetic resin
- cylindrical molded
- outer periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、金属カバー付き合成樹脂筒状成型体に関す
る。
る。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 従来、例えば化粧品容器等に合成樹脂の成型体が種々
使用されているが、これらには、その装飾性を高める目
的でその外周に金属カバーを部分的に或いは全体的に取
付けることが行われている。この様な金属カバーの取付
けは、従来、合成樹脂成型体と金属カバーの接触面に接
着剤を介在させて行っている。
使用されているが、これらには、その装飾性を高める目
的でその外周に金属カバーを部分的に或いは全体的に取
付けることが行われている。この様な金属カバーの取付
けは、従来、合成樹脂成型体と金属カバーの接触面に接
着剤を介在させて行っている。
しかしながら、接着剤を使用して金属カバーを取り付
けたものでは、接着剤の塗布時に塗布器からの液切れが
悪かったりすると接着剤が糸状に金属カバー表面或いは
露出する合成樹脂成型体表面に付着するという不具合を
生じる場合があり、美観を損ね、商品価値を低下させ
る。
けたものでは、接着剤の塗布時に塗布器からの液切れが
悪かったりすると接着剤が糸状に金属カバー表面或いは
露出する合成樹脂成型体表面に付着するという不具合を
生じる場合があり、美観を損ね、商品価値を低下させ
る。
本考案は上記従来技術の欠点を解消した優れた金属カ
バー付き合成樹脂筒状成型体を提案することを目的とす
るものである。
バー付き合成樹脂筒状成型体を提案することを目的とす
るものである。
「課題を解決するための手段」 本考案金属カバー付き合成樹脂筒状成型体は、上記課
題を解決するため、合成樹脂製の筒状成形体１と、該成
形体外周を被覆するとともに、周壁３下端面を上方に凹
ませて形成し且つ正面視が下方の狭い楔状をなす凹部４
を複数併設してなる筒状の金属カバー２とからなり、上
記各凹部内に密嵌するとともに、正面視が下方の狭い楔
状をなす凸部５を筒状成型体外周下端に突設して両者を
一体化してなることを特徴とする金属カバー付き合成樹
脂筒状成型体として構成した。
題を解決するため、合成樹脂製の筒状成形体１と、該成
形体外周を被覆するとともに、周壁３下端面を上方に凹
ませて形成し且つ正面視が下方の狭い楔状をなす凹部４
を複数併設してなる筒状の金属カバー２とからなり、上
記各凹部内に密嵌するとともに、正面視が下方の狭い楔
状をなす凸部５を筒状成型体外周下端に突設して両者を
一体化してなることを特徴とする金属カバー付き合成樹
脂筒状成型体として構成した。
「作用」 第４図（ａ）に示す状態から、金属カバー２に所定大
きさの負荷をかけつつ、所定周波数の超音波を当てる
と、各棒状突起９…が溶融し、それにつれて金属カバー
２が下降し、棒状突起９…が溶融して生じた溶融樹脂
が、第４図（ｂ）に示す如く各凹部４…内に充填されて
各々凸部５を形成し、両者が一体化する。
きさの負荷をかけつつ、所定周波数の超音波を当てる
と、各棒状突起９…が溶融し、それにつれて金属カバー
２が下降し、棒状突起９…が溶融して生じた溶融樹脂
が、第４図（ｂ）に示す如く各凹部４…内に充填されて
各々凸部５を形成し、両者が一体化する。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第１図乃至第４図は本考案の一実施例を示し、図中Ａ
は金属カバー付き合成樹脂筒状成型体を示し、該成型体
Ａは、液体噴出容器の装着キャップを構成する合成樹脂
製の筒状成型体１と、該成型体１に装着させた金属カバ
ー２とから構成している。
は金属カバー付き合成樹脂筒状成型体を示し、該成型体
Ａは、液体噴出容器の装着キャップを構成する合成樹脂
製の筒状成型体１と、該成型体１に装着させた金属カバ
ー２とから構成している。
金属カバー２は、上記成型体１外周を被覆するととも
に、その周壁３下端面を上方に凹ませて形成した。正面
視が下方の狭い楔状をなす凹部４を等間隔に多数形成し
ている。
に、その周壁３下端面を上方に凹ませて形成した。正面
視が下方の狭い楔状をなす凹部４を等間隔に多数形成し
ている。
本考案の成型体Ａは、この凹部４内に密嵌する正面視
が下方の狭い楔状をなす凸部５を筒状成型体１外周下端
に突設して両者を一体化している。尚、楔状凹部４は、
図示例の如き正面逆台形のものに限らず、下端面開口部
分が狭く、凹部内に溶融樹脂が充填された際に、抜け出
し不能な正面視形状であれば良い。又、その数も必要に
応じて適宜選択すれば良い。
が下方の狭い楔状をなす凸部５を筒状成型体１外周下端
に突設して両者を一体化している。尚、楔状凹部４は、
図示例の如き正面逆台形のものに限らず、下端面開口部
分が狭く、凹部内に溶融樹脂が充填された際に、抜け出
し不能な正面視形状であれば良い。又、その数も必要に
応じて適宜選択すれば良い。
本考案金属カバー付き合成樹脂筒状成型体Ａを形成す
る例に付いて説明すると、形成前の筒状成型体として、
その周壁６下端より断面Ｌ字状の外向きのフランジ７を
突設して、該フランジ７の立ち上がり部分と周壁６との
間に溝８を形成し、この溝８内に上下方向に延びる棒状
の突起９を等間隔に多数立設した筒状成型体1aを用意す
る。
る例に付いて説明すると、形成前の筒状成型体として、
その周壁６下端より断面Ｌ字状の外向きのフランジ７を
突設して、該フランジ７の立ち上がり部分と周壁６との
間に溝８を形成し、この溝８内に上下方向に延びる棒状
の突起９を等間隔に多数立設した筒状成型体1aを用意す
る。
そして、筒状成型体1a外周を被覆して金属カバー２を
嵌合するとともに、金属カバー２の各凹部４…内に成型
体1aの各棒状突起９…を公知の超音波接着法により溶融
充填させ、各凹部４…内に各々凸部５…を形成して両者
を一体化させている。
嵌合するとともに、金属カバー２の各凹部４…内に成型
体1aの各棒状突起９…を公知の超音波接着法により溶融
充填させ、各凹部４…内に各々凸部５…を形成して両者
を一体化させている。
上記接着法として、例えば、成型体1a外周に嵌合させ
た金属カバー２に特定の大きさの負荷をかけつつ特定周
波数の超音波を当てて各棒状突起９…を溶融させるとと
もに、溶融した各突起９…を各凹部４…内に充填させて
固化させ、各凹部４内に各々凸部５を形成し両者を一体
化させる方法である。この場合、棒状突起９…或いは凹
部４…の大きさに多少の誤差が有っても、その余剰の溶
融樹脂が溝８内に収納されるため、外観を損なう虞はな
い。
た金属カバー２に特定の大きさの負荷をかけつつ特定周
波数の超音波を当てて各棒状突起９…を溶融させるとと
もに、溶融した各突起９…を各凹部４…内に充填させて
固化させ、各凹部４内に各々凸部５を形成し両者を一体
化させる方法である。この場合、棒状突起９…或いは凹
部４…の大きさに多少の誤差が有っても、その余剰の溶
融樹脂が溝８内に収納されるため、外観を損なう虞はな
い。
「考案の効果」 以上の如く、本発明金属カバー付き合成樹脂筒状成型
体は、合成樹脂製の筒状成形体１と、該成形体外周を被
覆するとともに、周壁３下端面を上方に凹ませて形成し
且つ正面視が下方の狭い楔状をなす凹部４を複数併設し
てなる筒状の金属カバー２とからなり、上記各凹部内に
密嵌するとともに、正面視が下方の狭い楔状をなす凸部
５を筒状成型体外周下端に突設して両者を一体化して構
成したので、溶剤，接着剤，熱源が不要で火災や中毒の
心配のない超音波溶接法を採用して両者を一体化させる
ことが出来、しかも、固定された金属カバーが充分な結
合強度を得られるものである。
体は、合成樹脂製の筒状成形体１と、該成形体外周を被
覆するとともに、周壁３下端面を上方に凹ませて形成し
且つ正面視が下方の狭い楔状をなす凹部４を複数併設し
てなる筒状の金属カバー２とからなり、上記各凹部内に
密嵌するとともに、正面視が下方の狭い楔状をなす凸部
５を筒状成型体外周下端に突設して両者を一体化して構
成したので、溶剤，接着剤，熱源が不要で火災や中毒の
心配のない超音波溶接法を採用して両者を一体化させる
ことが出来、しかも、固定された金属カバーが充分な結
合強度を得られるものである。
また、接着剤を用いた従来構造のものの如く接着剤が
糸状に金属カバー表面等に付着するという虞がなく、極
めて良好な外観を得られるものである。
糸状に金属カバー表面等に付着するという虞がなく、極
めて良好な外観を得られるものである。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は本考案金属カバ
ー付き合成樹脂筒状成型体の一例を示す斜視図、第２図
は結合部分を示す要部縦断面図、第３図は取り付け前の
金属カバー及び成型体の一例を示す斜視図、第４図は結
合部分を示す説明図である。 １……成型体、２……金属カバー、４……凹部、５……
凸部
ー付き合成樹脂筒状成型体の一例を示す斜視図、第２図
は結合部分を示す要部縦断面図、第３図は取り付け前の
金属カバー及び成型体の一例を示す斜視図、第４図は結
合部分を示す説明図である。 １……成型体、２……金属カバー、４……凹部、５……
凸部
Claims (1)
- 【請求項１】合成樹脂製の筒状成形体１と、該成形体外
周を被覆するとともに、周壁３下端面を上方に凹ませて
形成し且つ正面視が下方の狭い楔状をなす凹部４を複数
併設してなる筒状の金属カバー２とからなり、上記各凹
部内に密嵌するとともに、正面視が下方の狭い楔状をな
す凸部５を筒状成型体外周下端に突設して両者を一体化
してなることを特徴とする金属カバー付き合成樹脂筒状
成型体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990096314U JP2570411Y2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 金属カバー付き合成樹脂筒状成型体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990096314U JP2570411Y2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 金属カバー付き合成樹脂筒状成型体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453636U JPH0453636U (ja) | 1992-05-07 |
| JP2570411Y2 true JP2570411Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=31835745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990096314U Expired - Fee Related JP2570411Y2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 金属カバー付き合成樹脂筒状成型体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570411Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6319341B2 (ja) * | 2016-02-18 | 2018-05-09 | マツダ株式会社 | 金属部材と樹脂部材との接合方法およびその方法で使用される金属部材と樹脂部材とからなる接合部材セット |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55104650U (ja) * | 1979-01-16 | 1980-07-22 | ||
| JPS58194126U (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-23 | 東洋製罐株式会社 | プラスチツクボトル複合体 |
| JPS61169046U (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-20 | ||
| JPH0320276Y2 (ja) * | 1985-07-02 | 1991-05-01 | ||
| JPH02166046A (ja) * | 1988-12-21 | 1990-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | プラスチックボトル詰めの製造方法 |
-
1990
- 1990-09-12 JP JP1990096314U patent/JP2570411Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453636U (ja) | 1992-05-07 |
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Legal Events
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