JP2018117012A - 多段コイルおよび回路構成体 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路構成体を小型化することができるコイル。
【解決手段】巻き線を巻回してなる巻回部と、前記巻回部から延出された接続部と、を有する少なくとも2つ以上の複数のコイルと、前記巻回部の径方向の中心において当該巻回部の軸方向に沿って配される軸部と、前記巻回部の径方向に沿って延びる壁部と、を有する磁性コアと、を備え、前記複数のコイルは前記軸方向に沿って並べられており、前記磁性コアは、前記複数のコイルの前記軸方向における両端部に配される一対の端部コアと、隣り合う前記複数のコイルの間に1つずつ配される中間コアと、を備えている多段コイル。
【選択図】図13

Description

本明細書に開示される技術は、多段コイル、および、多段コイルが接続された回路構成体に関する。
従来より、導電回路を有する回路基板に種々の電子部品が実装された回路構成体が知られている。このような回路構成体において、回路基板上に実装される電子部品として、コイルが使用される場合がある。
特開2015−104183号公報
しかしコイルは比較的大型であるため、回路基板上にコイルを搭載するための領域を広く設ける必要があり、その領域を避けて導電回路を配索しなければならない。特にコイルが複数個搭載される場合には、回路基板、ひいては、回路構成体が大型化するという問題がある。
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路構成体を小型化することを目的とする。
本明細書に開示される技術は、巻き線を巻回してなる巻回部と、前記巻回部から延出された接続部と、を有する少なくとも2つ以上の複数のコイルと、前記巻回部の径方向の中心において当該巻回部の軸方向に沿って配される軸部と、前記巻回部の径方向に沿って延びる壁部と、を有する磁性コアと、を備え、前記複数のコイルは前記軸方向に沿って並べられており、前記磁性コアは、前記複数のコイルの前記軸方向における両端部に配される一対の端部コアと、隣り合う前記複数のコイルの間に1つずつ配される中間コアと、を備えている多段コイルである。
このような構成によれば、従来、回路基板に対して個別に接続していた複数のコイルを、1つの多段コイルとして一括に取り扱うことができる。すなわち、部品点数を減らすことができる。また、従来のように複数の個別のコイルを並べて配する構成では、隣り合うコイルの間には、一方のコイルの磁性コアと他方のコイルの磁性コアが配置されることになるが、上記構成によれば、隣り合うコイルの磁性コアを共有する形態とすることができるから、複数の個別のコイルを並べる場合と比較して、コイルの配置面積を小さくすることができる。すなわち、コイルを接続した回路構成体を小型化することができる。
上記多段コイルは、以下の構成を備えていてもよい。
多段コイルはコイルケースに収容されるとともに、コイルケース内にポッティング材が充填されている構成としてもよい。
このような構成によれば、磁歪による空気の振動がなくなり、異音が生じ難くなる。また、コイルケース内で多段コイルががたつくことが抑制される。また、多段コイルを組立状態に保持する保持構造を別途設ける必要がないため、構成が簡素化されるとともに、小型化することができる。
接続部は巻回部から延出方向に延出されるとともに延出方向と交差する交差方向に屈曲されていてもよい。このような構成によれば、交差方向が巻回部の軸方向と同方向に設定された場合には、巻回部の軸方向が回路基板の板面と平行となる縦置きの状態で、多段コイルを回路基板に配置することができる。
また、接続部は巻回部から延出されるとともにクランク状に屈曲されていてもよい。このような構成によれば、巻回部の軸方向が回路基板の板面と垂直となる横置きの状態で、多段コイルを一対の回路基板の間に配置することができる。つまり、一対の回路基板間の距離を従来と比較して小さくすることができる。
さらに、本明細書に開示される技術は、巻き線を巻回してなる巻回部と、前記巻回部から延出された接続部と、を有し、前記巻回部の軸方向に沿って並べられた少なくとも2つ以上の複数のコイルと、前記巻回部の径方向の中心において当該巻回部の軸方向に沿って配される軸部と、前記巻回部の径方向に沿って延びる壁部と、を有し、前記複数のコイルの軸方向における両端部に配される一対の端部コアと、隣り合う前記複数のコイルの間に1つずつ配される中間コアと、を備える磁性コアと、を備えている多段コイルが、回路基板の導電回路に接続されている回路構成体である。
本明細書に開示される技術によれば、回路構成体を小型化することができる。
実施形態1のコイル組立体の斜視図 コイル組立体の分解斜視図 チョークコイルの分解斜視図 チョークコイルの分解底面図 中間コアの平面図 チョークコイルの底面図 チョークコイルの平面図 チョークコイルの正面図 チョークコイルの側面図 ポッティング材を省略したコイル組立体の底面図 コイル組立体の平面図 コイル組立体の正面図 コイル組立体を実装した回路構成体の概念図 実施形態2のコイル組立体の斜視図 実施形態3のコイル組立体を導電回路に接続した状態の断面図 他の実施形態の2段型チョークコイルの平面図 他の実施形態の2段型チョークコイルの平面図 従来のコイルを2つ並べて導電回路に接続した状態の断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図13によって説明する。
実施形態1のコイル組立体10(多段コイルの一例)は、図1および図2に示すように、2段型チョークコイル11(多段コイルの一例)をコイルケース30内に収容するとともに、コイルケース30内にポッティング材36を充填して構成されている。
図3および図4に示すように、2段型チョークコイル11は、磁性コア12と、2つのコイル20とを有する。本実施形態の磁性コア12は、いわゆるPQ型コアと称される同形同大の一対の第1コア12A(端部コアの一例)および第2コア12B(端部コアの一例)の間に、中間コア12Cを組み合わせて構成されている。
第1コア12Aおよび第2コア12Bは、やや肉厚の平板状の壁部13と、壁部13の一面側の中央から一方側に突出する円柱状の軸部14と、一の壁部13の対向する一対の側縁から軸部14と同方向に突出する一対の板状の脚部15と、を有する。
壁部13の側縁のうち、脚部15が設けられていない一対の側縁は、両端部付近から軸部14に向けて略三角形状に切り欠かれており、これにより壁部13は全体として略リボン形とされている(図8参照)。壁部13はリボン形に限らず、矩形等の他の形態のものを使用することもできる。
中間コア12Cは、第1コア12Aおよび第2コア12Bの間に配されるものであって、第1コア12Aおよび第2コア12Bの壁部13と同形同大で同等の厚みを有する中間壁部13Cと、中間壁部13Cの両面の中央から第1コア12Aおよび第2コア12Bに向けてそれぞれ突出する円柱状の中間軸部14Cと、中間壁部13Cの対向する一対の側縁から第1コア12Aおよび第2コア12Bに向けて突出する板状の中間脚部15Cと、を有する。
中間コア12Cは、第1コア12Aおよび第2コア12Bと壁部13(中間壁部13C)の向きを揃えた状態で、軸部14,14C同士、および、脚部15,15C同士を突き合わせるように重ね合わされる。この状態において、第1コア12Aと中間コア12C、および、中間コア12Cと第2コア12Bの間には空間部が形成されており、この空間部に後述するコイル20が配されるようになっている(図6および図7参照)。
本実施形態で使用されるコイル20は、平角線をエッジワイズ状かつ円環状に巻回してなるエッジワイズコイルである。一のコイル20は、図3に示すように、巻回されて全体として円筒状をなす巻回部21の軸方向Lにおける両端部から、平角線の両端部(接続部22A,22Bとする)が、軸方向Lと直交する同方向(延出方向X)に向けて、かつ、互いに平行に延出されるとともに、軸方向L(延出方向Xと交差する交差方向Y)に沿うようにL字状に屈曲された形態をなしている。
平角線の先端側は、導電回路と接続される接続端部23である。図4に示すように、一のコイル20の一対の接続部22A,22Bは、巻回部21の軸方向Lにおいて、異なる高さから延出されている。また、一のコイル20の一対の接続部22A,22Bは、それらの先端(接続端部23)が巻回部21の軸方向Lにおいて同等高さとなる寸法に設定されている。なお、一対の接続部22A,22B(接続端部23)にはそれぞれ接続孔26が貫通形成されており、ボルト締結により導電回路と接続されるようになっている。
2つのコイル20は、第1コア12Aと中間コア12C、および、中間コア12Cと第2コア12Bの間の空間部内に1つずつ配されている。すなわち、第1コイル20Aは、その巻回部21が第1コア12Aおよび中間コア12Cの軸部14、14Cの周囲に配されており、第2コイル20Bは、その巻回部21が中間コア12Cおよび第2コア12Bの軸部14C,14の周囲に配されている(図8参照)。
図3および図4において上方側の第1コイル20Aおよび下方側の第2コイル20Bの平角線の巻回方向は、同方向とされている。また、第1コイル20Aの平角線の両端部は、接続部22A,22Bが上方に向けて延びるように屈曲されており、第2コイル20Bの平角線の両端部は、接続部22A,22Bが下方側に向けて延びるように屈曲されている。すなわち第1コイル20Aと第2コイル20Bとは、平角線の巻回方向が同方向とされる一方、接続部22A,22Bは反対側に向くように配されている。
なお上述した磁性コア12の脚部15、15Cは、内面がコイル20の側縁部に沿う形状とされている。すなわち、図5および図8に示すように、図中の下方側が平角線の両端部の延出方向に沿う形状とされ、上方側が巻回部21に沿う形状とされている。
このような磁性コア12A,12B,12Cと2つのコイル20A,20Bとで、2段型チョークコイル11を形成している(図6ないし図9参照)。
2段型チョークコイル11は、コイルケース30内に収容されている。
コイルケース30は合成樹脂材からなり、図2に示すように、一面側が開口31により開放された箱体からなる。より詳しくは、コイルケース30は、2段型チョークコイル11の壁部13の外面に沿う一対の第1側壁32と、2段型チョークコイル11の脚部15の外面に沿う一対の第2側壁33と、2段型チョークコイル11の、接続部22A,22Bが延出された面の反対側の面に沿う底壁34と、を有している。コイルケース30の開口31の縁部のうち、第2側壁33側の縁部には、外側に向けてリブ35が張り出している。
一対の第1側壁32のうち、後方側の側縁部は、2段型チョークコイル11の壁部13の側縁部に沿うように中央付近が内側に向けて斜めに切り欠かれている(図12参照)。また、底壁34のうち2段型チョークコイル11の第1コイル20Aおよび第2コイル20Bに対応する領域は、巻回部21の外周に沿うように、後方側に向けて断面円弧状に膨出した膨出部34Aとされている(図11および図12参照)。
また、底壁34の内面側には、コイルケース30内に挿入された2段型チョークコイル11の磁性コア12と、第1コイル20Aおよび第2コイル20Bの位置決めを行うための図示しない位置決め突部が、前方に向けて突出して設けられている。すなわち、位置決め突部により、2段型チョークコイル11をコイルケース30内に収容した状態において、磁性コア12と第1コイル20Aおよび第2コイル20Bとが正規の組み付け位置に保持されるようになっている。
2段型チョークコイル11は、図1および図2に示すように、各コイル20の一対の接続部22A,22B(合計4つ)が開口31の外側に向けて突出する向きでコイルケース30内に収容されている。この状態において、磁性コア12の外面はコイルケース30の内部に設けられた図示しない複数の当接リブと当接しており、磁性コア12の外面とコイルケース30の内面との間には、僅かな隙間が形成されている(図10参照)。また、磁性コア12とコイル20との間にも、隙間が形成されている。これらの隙間はポッティング材36により充填されており、全体が一体化されたコイル組立体10とされている。なお、ポッティング材36としては、例えばエポキシ樹脂等を使用することができる。
上述したコイル組立体10は、図13に示すように、回路基板41上の所定位置に配され、導電回路と導通接続される。詳細については後述する。
次に、コイル組立体10の製造方法およびコイル組立体10の回路基板41への取り付け方法(回路構成体40の製造方法)について説明する。
コイル組立体10を製造するには、まず、コイルケース30に対し、組立状態の2段型チョークコイル11を2対の接続部22A,22Bが開口31から突出する向きで挿入する。2段型チョークコイル11の外面は、コイルケース30の内部に設けられた図示しない当接リブに当接しつつ、奥方へ挿入され、図示しない位置決め突部により位置決めがなされる。
この状態において、磁性コア12の外面とコイルケース30の内面との間、および、磁性コア12とコイル20との間には、僅かな隙間が形成されている。
2段型チョークコイル11がコイルケース30の正規位置に挿入され、位置決めがなされたら、コイルケース30の開口31が上方に向くようにコイルケース30を置き、開口31からポッティング材36を充填する。ポッティング材36は2段型チョークコイル11とコイルケース30との間の隙間や、磁性コア12とコイル20との間の隙間に充填され、次第に固まる。これにより、2段型チョークコイル11がコイルケース30内に固定されたコイル組立体10が完成する(図1参照)。
この状態において、コイル20の平角線の両端部は、コイルケース30の開口31から外側(同方向)に延出されており、第1コイル20Aの接続部22A,22Bと第2コイル20Bの接続部22A,22Bとは、反対側に向けて屈曲されている。また、コイル20の端部のコイルケース30からの延出部分は、ポッティング材36により、基端側が動かないようにしっかり固定されている。
このようなコイル組立体10は、回路基板41に接続される。図13に示すように、回路基板41は、表面側に図示しないプリント回路が印刷された絶縁基板の裏面側に、複数のバスバー43(導電回路の一例)が配されてなる。回路基板41の所定位置には、表面側に配されたコイル組立体10の接続部22A,22Bをバスバー43に接続するための複数の接続用孔42が設けられている。
コイル組立体10は、接続部22A,22Bが延出された面が回路基板41に対向する向き、すなわち、巻回部21の軸方向Lが回路基板41の板面と平行となる縦置きの状態として回路基板41の所定位置に配し、接続部22A,22B(接続端部23)の接続孔26を、回路基板41の接続用孔42から露出されたバスバー43の接続孔44に重ね合わせてボルト45およびナット46で締結する(ネジ留めする)ことにより、回路基板41の裏面側のバスバー43(導電回路)と接続される。
このような実施形態1の構成によれば、従来、回路基板41に対して個別に接続していた複数のコイル(本実施形態のコイル20Aおよび20B)を、1つのコイル組立体10として一括に取り扱うことができる。すなわち、部品点数を減らすことができる。
また、従来のように複数の個別のコイルを並べて配する構成では、隣り合うコイルの間には、一方のコイルの磁性コアと他方のコイルの磁性コアとが配置されることになるが、本実施形態によれば、隣り合うコイル20A,20Bの間に配される磁性コア12(第1コア12Aおよび第2コア12B)を共有する形態の、ひとつの中間コア12Cとすることができる。従って、2つのコイルを並べる構成と比較して構成が簡素化され、コイル組立体10を小型化することができる。ひいては、コイル組立体10を接続した回路構成体40を小型化することができる。
また、2段型チョークコイル11をコイルケース30内に収容し、コイルケース30内にポッティング材36を充填する構成とされているから、磁歪による空気の振動がなくなり、異音が生じ難くなる。また、コイルケース30内で2段型チョークコイル11ががたつくことが抑制される。また、2段型チョークコイル11を組立状態に保持する保持構造を別途設ける必要がないため、構成が簡素化されるとともに、コイル組立体10ひいては回路構成体40を小型化することができる。
さらに、コイル20A,20Bの端部(接続部22A,22B)を巻回部21から延出方向Xに延出し、巻回部21の軸方向Lに沿う方向(延出方向Xと交差する交差方向Y)に屈曲させる構成としたから、巻回部21の軸方向Lが回路基板41の板面と平行となる縦置きの状態で、コイル組立体10を回路基板41に配置することができる。
<実施形態2>
実施形態2のコイル組立体50を図14を参照して説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には、実施形態1の符号に40を足した符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態のコイル組立体50は、巻回部61から延出される一対の接続部62A,62Bの形態が上記実施形態1と相違している。接続部62A,62Bは、全体として円筒状をなす巻回部61の軸方向Lにおける両端部から、同方向(延出方向X)に向けて、かつ、互いに真っ直ぐに平行に延出されている。なお、接続部62A,62Bの先端にはそれぞれ接続孔66が貫通形成されており、ボルト締結により導電回路と接続されるようになっている。
また本実施形態のコイル組立体50は、コイルケース70に、回路基板側に設けられた図示しないコイル台に取り付けるための弾性固定片76が設けられているところが、上記実施形態1と相違している。
弾性固定片76は板状をなし、コイルケース70の一対の第2側壁73にそれぞれ一体に設けられている。弾性固定片76は、その板面が一対の第1側壁72と平行になるように、第2側壁73から外側に向けて垂直に立設されている。これらの各弾性固定片76には、図示しないコイル台の固定孔に取り付けるための取付孔77が貫通形成されている。
また、弾性固定片76の基端側の両端部は、第2側壁73に上下方向に延びて立設されている一対の補強壁78と一体的に連結されている。これらの一対の弾性固定片76は、コイルケース70に対して若干弾性変形可能とされている。
このような本実施形態のコイル組立体50は、接続部62A,62Bが回路基板と平行となる横向きの状態で導電回路に接続される。
<実施形態3>
実施形態3のコイル組立体80を図15を参照して説明する。以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には、実施形態1の符号に70を足した符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態のコイル組立体80は、コイル90から延出される平角線の端部の形態が上記実施形態1と相違している。平角線の一対の端部(接続部92A,92B)は、全体として円筒状をなす巻回部91の軸方向Lにおける両端部から軸方向Lと直交する同方向(延出方向X)に向けて互いに平行に延出されるとともに、同方向に向けてクランク状に屈曲された形態をなしている。
より詳細には、図15における例えば下側のコイル90Bについて説明すると、平角線の一対の端部(接続部92A,92B)は、巻回部91から図中右側(延出方向X)に向けて延出された延出部93と、延出部93に連なって下方(延出方向Xと交差する交差方向Yかつ巻回部91の軸方向L)に延びる段差部94と、段差部94に連なって右側(延出方向X)に延びる接続端部95とからなるクランク状とされている。一のコイル90の一対の接続端部95の高さは面一となるように設定されている。また、一対の接続端部95にはそれぞれ接続孔96が貫通形成されており、ボルト締結により導電回路と接続されるようになっている。
本実施形態のコイル組立体80は、接続端部95が回路基板と平行となる、換言すると、巻回部91の軸方向Lが回路基板の板面と垂直となる横置きの状態で、導電回路に接続される。例えば、図15において回路基板は省略されているが、図中上側の第1コイル90Aの一対の接続部92A,92B(接続端部95)は、上側に配された回路基板の板面に沿うバスバー123A(導電回路)と接続されている。また、図中下側の第2コイル90Bの一対の接続部92A,92B(接続端部95)は、下側に配された回路基板の板面に沿うバスバー123B(導電回路)と接続されている。すなわち、コイル組立体80は、一対の回路基板の間に配置され、それぞれの回路基板のバスバー123A,123B(導電回路)に接続されている。
第1コイル90Aの接続端部95と、第2コイル90Bの接続端部95とは互いに対向するように配されており、これらの対向面の間には、絶縁性の取付台130が設けられている。取付台130のうち、コイル90の接続孔96およびバスバー123の接続孔124に対応する位置には、ナット126が埋め込まれており、このナット126に、接続孔96および接続孔124を貫通させたボルト125を締結することにより、コイル90とバスバー123(導電回路)とが接続されるようになっている。
このような本実施形態のコイル組立体80によれば、互いに平行に配された一対の回路基板間の距離を従来と比較して小さくすることができる。例えば、図18には、従来の構成のコイル組立体を2つ並べて配置した状態を表しているが、本実施形態の接続状態を表す図15のものは、従来のものと比較して、バスバー123A,123B間(導電回路間)の距離を小さくすることができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、コイルを2つ組み合わせた2段型チョークコイルの例を示したが、コイルを3つ以上組み合わせた多段コイルとしてもよい。
(2)上記実施形態では、2段型チョークコイルをコイルケースに収容し、ポッティング材を充填したコイル組立体としたが、コイルケースやポッティング材は省略してもよい。例えば、チョークコイルを合成樹脂材により一体的に固めて保持したり、接着剤や他の保持部材を使用してもよく、磁性コアやコイルが固定される構成であれば、上記実施形態に限るものではない。
(3)また、2段型チョークコイルをコイルケースに収容する場合、コイルケースの形態は上記実施形態に限るものでなく、例えば底壁34を平板状とする等、適宜変更することができる。
(4)上記実施形態では、2つのコイルの平角線の巻回方向が同方向となる形態を示したが、巻回方向が反対となるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、2つのコイルの接続部が巻回部から同方向に延出される例を示したが、接続部が異なる方向に延出される構成としてもよい。例えば図16に示すように、2つのコイル140の接続部142A,142Bが反対側に延出される構成としてもよい。
(6)また上記実施形態では、一のコイル20の一対の接続部22A,22Bの延出方向は、巻回部21の軸方向Lと直交する同方向(実施形態の延出方向X)に向けて延出される形態を示したが、例えば図17に示すように、コイル150の接続部152A,152Bが軸方向Lと直交する異なる方向に向けて、すなわち平面視で交差するように延出される形態であってもよい。
(7)上記実施形1では、一のコイルの一対の接続部は、巻回部の軸方向Lと直交する同方向(延出方向X)に向けて延出されるとともに軸方向Lに沿う方向(実施形態1の交差方向Y)に屈曲される形態を示したが、軸方向Lと交差する方向に屈曲される形態であってもよい。
(8)上記実施形態では、磁性コアとしてPQ型のコアを用いた例を示したが、E型コアやポットコア等、他の磁性コアを使用してもよい。
(9)また、コイルもエッジワイズコイルに限るものでなく、他の種類のコイルを使用してもよい。
(10)上記実施形態では、コイルと導電回路(バスバー)とをボルト締結により電気的に接続する構成としたが、これに限らず、例えば半田付けにより接続する形態としてもよい。
10,50,80:コイル組立体(多段コイル)
11:2段チョークコイル(多段コイル)
12:磁性コア
12A:第1コア(端部コア)
12B:第2コア(端部コア)
12C:中間コア
13:壁部
14:軸部
20,60,90,140,150:コイル
21.61,91:巻回部
22,62,92,142,152:接続部
23,95:接続端部
30,70,110:コイルケース
35,105:ポッティング材
40:回路構成体
41:回路基板
43,123:バスバー(導電回路)
L:軸方向
X:延出方向
Y:交差方向

Claims (7)

  1. 巻き線を巻回してなる巻回部と、前記巻回部から延出された接続部と、を有する少なくとも2つ以上の複数のコイルと、
    前記巻回部の径方向の中心において当該巻回部の軸方向に沿って配される軸部と、前記巻回部の径方向に沿って延びる壁部と、を有する磁性コアと、を備え、
    前記複数のコイルは前記軸方向に沿って並べられており、
    前記磁性コアは、前記複数のコイルの前記軸方向における両端部に配される一対の端部コアと、隣り合う前記複数のコイルの間に1つずつ配される中間コアと、を備えている多段コイル。
  2. コイルケースに収容されるとともに、前記コイルケース内にポッティング材が充填されている請求項1に記載の多段コイル。
  3. 前記接続部は前記巻回部から延出方向に延出されるとともに前記延出方向と交差する交差方向に屈曲されている請求項1または請求項2に記載の多段コイル。
  4. 前記接続部は前記巻回部から延出されるとともにクランク状に屈曲されている請求項1または請求項2に記載の多段コイル。
  5. 巻き線を巻回してなる巻回部と、前記巻回部から延出された接続部と、を有し、前記巻回部の軸方向に沿って並べられた少なくとも2つ以上の複数のコイルと、
    前記巻回部の径方向の中心において当該巻回部の軸方向に沿って配される軸部と、前記巻回部の径方向に沿って延びる壁部と、を有し、前記複数のコイルの前記軸方向における両端部に配される一対の端部コアと、隣り合う前記複数のコイルの間に1つずつ配される中間コアと、を備える磁性コアと、を備えている多段コイルが、回路基板の導電回路に接続されている回路構成体。
  6. 前記多段コイルは、前記接続部が前記巻回部から延出方向に延出されるとともに前記延出方向と交差する交差方向に屈曲されており、
    前記軸方向が前記回路基板の板面と平行となる縦置きの状態で前記回路基板に配置されている、請求項5に記載の回路構成体。
  7. 前記多段コイルは、前記接続部が前記巻回部から延出されるとともにクランク状に屈曲されており、
    前記軸方向が前記回路基板の板面と垂直となる横置きの状態で一対の前記回路基板の間に配置されている、請求項5に記載の回路構成体。
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