JP2018090135A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で確実に車体とドアとの間を塞ぐシールを装着できる車体構造を提供する。
【解決手段】リヤドア4は、リヤドア4よりも車外側に位置する第1ガーニッシュ11と、第1ガーニッシュ11に取り付けられて、車体2との間をシールするシール部材13とを設けている。第1ガーニッシュ11には、車内外方向に直交する当接壁21を有する挿入溝部20を形成した。そして、シール部材13を挿入溝部20に挿入するとともに、シール部材13を当接壁21に当接させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体構造に関する。
従来の車体構造としては自動車の車体に形成されたドア用開口部に、開閉可能なドアが設けられているものが知られている。このドアの周囲には、ドアが閉じられた状態で車体側のドア用開口部の周囲と、このドアの周囲とをシールするドアウエザストリップが装着されている(たとえば、特許文献1参照)。
ドアウエザストリップは、ホイルアーチの湾曲形状等に沿うように湾曲された状態で、クリップによって、ドアパネルインナに固定されている。
特開2014−54953号公報
従来の車体構造では、ドアウエザストリップがドアインナパネルにクリップを用いて、ドア開閉方向と直交する方向に固定されている。
このため、ドア開閉の際に、クリップをせん断する方向の力がシールに加わり、シールが傾いたり、或いは、はがれやすくなってしまう。
また、クリップを用いると、製造コストが上昇してしまうといった問題があった。
本発明は、少ない部品点数で確実に車体とドアとの間を塞ぐシールを装着できる車体構造を提供することを目的とする。
本発明は、車体に開口形成されたドア開口部を開閉するドアを備えた車体構造であって、ドアは、ドアよりも車外側に位置する第1ガーニッシュと、第1ガーニッシュに取り付けられて、車体との間をシールするシール部材とを設け、第1ガーニッシュには、車内外方向に直交する当接壁を有する挿入溝部を形成し、シール部材を、挿入溝部に挿入するとともに、当接壁に当接させた車体構造を特徴とする。
本発明によれば、少ない部品点数で確実に車体とドアとの間を塞ぐシールを装着できる車体構造を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる車体構造でリヤドアの分解斜視図である。 実施形態のリヤドアを車体に装着した様子を示す側面図である。 リヤドアに装着される第1ガーニッシュの正面図である。 リヤドアに装着される第1ガーニッシュの背面図である。 ドアの構成で、第1ガーニッシュに形成された挿入溝を示す一部断面斜視図である。 ドアの構成を示し図2中V−V線に沿った位置での断面図である。 ドアの構成を示し図2中VI−VI線に沿った位置の断面図である。 シール部材の一側面図である。 シール部材の他側面図である。 第2ガーニッシュの背面図である。 シール部材に第2ガーニッシュを装着した背面図である。 シール部材に第2ガーニッシュを装着した正面図である。 環状の突設足が車体側パネルに当接している様子を示す図2中X−X線に沿った位置での断面図である。 第2ガーニッシュの裏面側に位置する突設足をドアインナパネルを外して、図13中A方向から見た斜視図である。 ドアにシール部材が装着された状態を車室内側から見た背面図である。 シール部材の先端面を示し、図15中B方向から見た矢視図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際には、基本的に運転者から見た前後左右上下に基づいて説明する。また、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。
図1および図2に示すように、この実施形態の車両1は、車体2の側面部にドア開口部3を開口形成している。ドア開口部3には、ドア開口部3を開閉するリヤドア(ドア)4が備えられている。
リヤドア4には、ドア本体5と、リヤウインドウパネル9およびサッシュ部10を含む窓部8とが設けられている。また、リヤドア4には、リヤドア4よりも車外側に位置するように第1ガーニッシュ11と、第2ガーニッシュ12とが設けられている。第2ガーニッシュ12は、車幅方向から見て第1ガーニッシュ11と重ならない位置で、かつリヤドア4と重なる位置に設けられている。
このリヤドア4には、さらにドアアウタパネル6のホイルアーチ6cから第1ガーニッシュ11に亘り取付けられて、車体2との間をシールするシール部材13が設けられている。
このうち、ドア本体5は、ドアアウタパネル6およびドアインナパネル7を含む金属製材料で構成されている。ドア本体5は、ドア開口部3の大きさよりも、やや小さい外形寸法を呈している。そして、図2に示すようにドアアウタパネル6の下辺部6bの外側面6aには、第1ガーニッシュ11が長手方向を車両前後方向に沿わせた状態で装着される。
第1ガーニッシュ11の車体2への装着は、以下のように行われる。すなわち、図1に示すようにドアアウタパネル6の下辺部6bに沿った外側面6aには、複数の装着孔6dおよび6eがそれぞれ設けられている。
一方、図3,4に示すように、第1ガーニッシュ11は、正面視(車両側面視と同じ)で略矩形形状で、長手方向を車両前後方向に沿わせた長尺板状の合成樹脂材料によって中空略ボックス状に形成されている。
また、第1ガーニッシュ11には、本体の背面側に複数の装着部11bおよび11cがこれらの装着孔6dおよび6eに対応して、設けられている。
そして、装着部11bおよび11cは、装着孔6dおよび6eに対して、図示しないボルト部材等の固定具を用いてそれぞれ固定される。
この実施形態の第1ガーニッシュ11は、図2に示すように下辺部6bから下辺11gを所定寸法、車両前後位置でほぼ同じ幅で下方に突出させた状態で外側面6aの外側に装着されている。第1ガーニッシュ11の下辺11gは、車幅方向断面略L字状に形成されることにより剛性を向上させている(図5参照)。
このため、図2に示すように、リヤドア4が閉じられた状態では、ドア開口部3のうち、上側の開口部分が金属製のドア本体5によって覆われ、下側の開口部分が比較的軽量な合成樹脂製の第1ガーニッシュ11によって覆われる。したがって、リヤドア4は、ドア本体5の面積の拡大に伴う重量の増大を抑制しつつ、ドア開口部3のほぼ全面を塞ぐことが出来る。
さらに、第1ガーニッシュ11の後端部11aの下方には、挿入溝部20が形成されている。そして、シール部材13がこの挿入溝部20に挿入される(図1参照)。
挿入溝部20は、スリット状の間隙を挟んで、後方視で断面くの字状の当接壁21および押圧壁22を平行に配置している。
図6および図7に示すように、当接壁21は、押圧壁22よりも車両後方への長さ方向寸法が短くなるように形成されている。また、押圧壁22は、当接壁21よりも車幅方向の厚さ寸法が大きくなるように形成されている。そして、当接壁21および押圧壁22の車両前側間は、底壁部23によって連結されている。これにより、挿入溝部20は、車両後方側を開放した水平断面略凹状となるように形成されて、車両後方からシール部材13を挿入できるように構成されている。
そして、この挿入溝部20に挿入されたシール部材13は、押圧壁22によって車外方向から車内方向に向けて押圧されて、当接壁21の内側面に当接される。
また、図5に示すように、第1ガーニッシュ11の後端部11aには、車外に面し、長手外方に向かうに従って所定の角度θで車外方向に傾斜する傾斜部11eを有している。
傾斜部11eは、後端部11aに位置する後壁11dの車内側側縁に形成されている。
傾斜部11eは、挿入溝部20に車両上下方向で沿って延設されて、挿入溝部20に装着されたシール部材13に車幅方向で隣接するように構成されている。
図8および図9は、シール部材13を左,右各側面から見た斜視図である。シール部材13は、車輪形状に沿う円弧状のホイルアーチシール部14と、リヤドア4の下端形状に沿う直線状の下端シール部15とが型成形にて一体に連続するように形成されている。
このうち、ホイルアーチシール部14は、シール部材13の略全長に亘り延在して、断面略方形形状を呈する長尺状の基材13aを有している。
また、ホイルアーチシール部14と下端シール部15との接続部分は、略直角に屈曲さている。この接続部分には、基材13aの一部に、挿入状態で挿入溝部20に係合する被係合部13fが設けられている。被係合部13fは、他の基材13a部分と比較して肉厚で、上下方向に連続して折曲して、車両外側を凹ませて車幅方向の断面形状を略くの字状としている。
そして、被係合部13fは、挿入溝部20と係合する位置では、押圧壁22および当接壁21の内側面に当接するように、所定の車幅方向寸法W1が設定されている(図7参照)。
さらに、基材13aの車両後側側縁には、車体側のホイルアーチ周縁に当接してシールを行うドアシール部13cと、第1ガーニッシュ11との間でシールを行うガーニッシュシール部13dとが設けられている。
このうち、ドアシール部13cは、ドア閉塞状態で、車体2側のドア開口部3周縁に当接して、リヤドア4と車体2との間を水密状態とするように構成されている。
また、ガーニッシュシール部13dは、長手外方から見た矢視Aにて、後壁11dの傾斜部11eと重なる先端縁13eを有していて、傾斜部11eに覆い被さる位置まで延設されている(図6参照)。
そして、図6,図7に示すようにガーニッシュシール部13dは、長手外方から見た矢視Aにて、後壁11dの傾斜部11eと所定の寸法で重複させて先端縁13eを、傾斜部11eに長手外方から覆い被さるように当接させている。
このため、この実施形態の先端縁13eは、傾斜部11eに当接している状態で傾斜部11eよりも長手外方に位置している。
図8および図9に示すように、基材13aの車両後側側縁とは反対側の車両前側側縁には、固定部16および被挟持部17が上下方向に並んで形成されている。
このうち、固定部16は、ドア本体5方向に向いて車両前方に突設される突設片16b,16bを有している。これらの突設片16b,16bには、固定孔16a,16aがそれぞれ設けられている。
ドアアウタパネル6のホイルアーチ6cの下方には、それぞれの固定孔16a,16aに対応して、シール固定孔6g,6gが設けられている。そして、各固定孔16a,16aは、それぞれシール固定孔6g,6gに対して、図示省略のボルト部材またはクリップ部材などの固定具を用いて固定される(図1参照)。
これにより、シール部材13は、固定部16を介してドア本体5に直接装着される。
また、被挟持部17は、図1に示すように、リヤドア4のドアアウタパネル6に設けられたホイルアーチ6cと、第2ガーニッシュ12との間で挟持される。第2ガーニッシュ12は、図10に示すように、ホイルアーチ6cの形状に適合するように所定の幅方向寸法を有する円弧形状に形成されている。
被挟持部17は、図11に示すように、第2ガーニッシュ12に固定される本体部18と、本体部18からリヤドア4に向かって突設される複数の突設足19とを有している。
このうち、本体部18は、基材13aから車両上方へ向けて連設されて、ホイルアーチ6cに沿う側面視略円弧状を呈している。また、各突設足19は、正面視長円で、所定の高さh1で、車内外方向と直交する断面を環形状とする周壁19aを有している。周壁の上縁部には、ホイルアーチ6cの外側面に所定の周長を有して当接する端縁19bが形成されている(図13,図14参照)。
そして、第2ガーニッシュ12の裏面側には、図1に示す被係止部6fにそれぞれ係止されるスリット状の係止部12bが所定の間隔を有して形成されている。
この実施形態の第2ガーニッシュ12は、ホイルアーチ6cに装着される際、第2ガーニッシュ12の裏面とホイルアーチ6cとの間に、被挟持部17を構成する複数の突設足19を挟持してシール部材13を固定するように構成されている。
また、図14に示すように各係止部12bからは、板壁状の位置決め壁部12cが一体に延設されている。位置決め壁部12cは、略同じ高さ方向寸法を有して、ホイルアーチの径方向に沿わせて延設されることにより、長手方向の先端縁を突設足19の側面に当接させるように構成されている。
そして、シール部材13が第2ガーニッシュ12とともにドアアウタパネル6へ装着された状態では、各位置決め壁部12cが突設足19の側面に当接して、シール部材13の後側縁を第2ガーニッシュ12の後側縁12dに揃えることができる(図12参照)。図15は、リヤドア4のホイルアーチ6cにシール部材13が装着された状態を車室内側から見た背面図である。シール部材13は、ホイルアーチ6cの内側縁に揃う。このため、シール部材13が第2ガーニッシュ12からはみ出ることなく、外観品質を向上させることができる。
また、第2ガーニッシュ12がホイルアーチ6cに装着される状態では、複数の突設足19が挟持されることにより、本体部18が第2ガーニッシュ12に固定される。この際、突設足19は第2ガーニッシュ12の裏面側に位置する。そして、環状の各端縁19bは、それぞれホイルアーチ6cの外側面に略均等の押圧力で当接するように構成されている。
図16は、図15中B方向から下端シール部15の先端面15aを見た矢視図である。
ところで、第1ガーニッシュ11が配設されているドアアウタパネル6の下辺部6bよりも下側では、ドア本体5が存在しない。このため、第1ガーニッシュ11の挿入溝部20にシール部材13を挿入して、安定して固定する必要がある。
下端シール部15は、第1ガーニッシュ11の後端部11aから、下辺11gに沿って装着される(図1参照)。この際、基材13aの被係合部13fは、挿入溝部20内に挿入されて、図6に示すように隙間なく係合される。
下端シール部15は、中空円筒形状を呈している。下端シール部15の先端面15aは、第1ガーニッシュ11の段差部11hに対して、車両前後方向で一致するように揃えられている。
このため、先端面15aの位置から、基材13aの挿入溝部20内への挿入量の目安を得ることができる。
また、下端シール部15の中空内側面には、取付孔15bが開口形成されている。図7に示すように、シール部材13を第1ガーニッシュ11の下辺11gに沿って取付ける際には、第1ガーニッシュ11に形成されている取付孔11fに取付孔15bを合せることができる。
このため、下端シール部15側は、ホイルアーチ6cに固定されるホイルアーチシール部14と同様に良好な位置精度で、安定してドア本体5に固定される。
なお、先端面15aを揃える作業と取付孔の開口形成とは、型成形の際に同時に行われる。このため、加工工数が増大することがない。
次に、この実施形態の車体構造の作用効果について説明する。
シール部材13の基材13aは、挿入溝部20の当接壁21および押圧壁22の間の間隙に、被係合部13fを挿入して第1ガーニッシュ11に取り付けられている。この状態では、車室側側面13bが当接壁21の内側面に当接される(図7参照)。
シール部材13が装着されている状態では、リヤドアの開閉方向と直交する方向に内側面を有する当接壁21に、基材13aの車室側側面13bが当接している。このため、シール部材13の剥がれ方向の荷重を確実に受け止めることができる。
このため、第1ガーニッシュ11に対して、クリップ等の固定具を用いなくても、シール部材13を安定して装着することができる。したがって、クリップを使用する構造と比較して、部品点数を減少させることが出来、製造コストを低減させることができる。
また、この実施形態では、基材13aの被係合部13fは、押圧壁22の断面くの字状の膨出部22aによって車室内方向へ押圧される。このため、シール部材13の被係合部13fは、当接壁21および押圧壁22によって両側から挟持された状態で固定される。
したがって、さらに、シール部材13の下部は、安定してリヤドア4に取り付けられる。
また、シール部材13は、リヤドア4のホイルアーチ6cと第2ガーニッシュ12とによって挟持される被挟持部17を有している(図13参照)。
被挟持部17は、リヤドア4のドアアウタパネル6に設けられたホイルアーチ6cと、第2ガーニッシュ12とによって挟持されて安定して装着される。
第2ガーニッシュ12は、車幅方向から見て第1ガーニッシュ11と重ならない位置で、かつリヤドア4と重なる位置に設けられている(図2参照)。
このように、第1ガーニッシュ11による当接壁21が形成されていない箇所であっても、シール部材13のはがれ方向の荷重をより確実に受け止めることができるため、車体2とリヤドア4との間を塞ぐシール部材13のシール性を向上させることができる。
さらに、この実施形態では、図10に示すように、第2ガーニッシュ12は、リヤホールアーチ形状に沿って湾曲形状に形成されている。第2ガーニッシュ12の背面側には、長手方向に沿って複数の係止部12bが設けられている。そして、この係止部12bに隣接して位置決め壁部12cがそれぞれ形成されている。
そして、これらの係止部12bは、ドアアウタパネル6のホイルアーチ6cに沿って、複数の被係止部6fに係止される。第2ガーニッシュ12が装着される際、図14に示すように位置決め壁部12cが突設足19に当接する。このため、第2ガーニッシュ12は、ホイルアーチ6cの形状に沿ってドアアウタパネル6に対して正確に位置決めされて固定される。
さらに、被挟持部17に設けられた複数の突設足19は、それぞれ環状に形成された周壁の各端縁19bをホイルアーチ6cの外側面に当接させて、第2ガーニッシュ12とドアアウタパネル6との間に挟持されている。
突設足19は、図14に示すように環状の周壁19aを有しているため、所望の剛性を容易に確保することができ、シール部材13の剥がれ方向の荷重を確実に受け止めることができる。このため、本体部18を大きく設定しなくても、十分な剛性を得られる。したがって、本体部18の大きさが大きくなりすぎることの無いように設定することにより、重量の増大を抑制することができる。
さらに実施形態では、第2ガーニッシュ12は、シール部材13を挟持する際、周壁19aの高さh1分、ホイルアーチ6cよりも外側方へ離間した位置となるように配置された複数の突設足19の端縁19bに略均等に当接している。
このため、ホイルアーチ6cおよび第2ガーニッシュ12によってリヤドア4の開閉方向への荷重が均等かつ確実に受け止められる。したがって、シール部材13の剥がれ方向への変形が抑制される。よって、第2ガーニッシュ12の表面に撓み変形等を発生させる虞がなく、外観品質を向上させることができる。
また、図3に示すように、ガーニッシュシール部13dの先端縁13eは、長手外方から見た矢視Aにて、後壁11dの傾斜部11eと重なるように当接して配設されている。このため、傾斜部11eと先端縁13eとの間の隙間が埋まり、外観品質が良好である。
そして、第1ガーニッシュ11が熱変形により長手方向に沿って伸縮しても、先端縁13eが傾斜部11eに沿ってガイドされつつ、滑らかに移動する。このため、傾斜部11eと先端縁13eとの間の隙間が開いて、視認できるような状態にならないように充分に急激な変形を抑制できる。
さらに、ガーニッシュシール部13dの先端縁13eは、後壁11dの傾斜部11eよりも長手方向外方側に位置している。
このため、ガーニッシュシール部13dが傾斜部11eを覆う寸法が十分に確保される。したがって、第1ガーニッシュ11が熱変形により長手方向に沿って伸縮しても、先端縁13eが傾斜部11eに引っかかって折りかえるようなことがない。よって、さらに先端縁13eの傾斜部11eに対する当接を安定させて維持することができる。
また、実施形態の第2ガーニッシュ12の後側縁12dには、後壁11dの傾斜部11eと同様に傾斜部12eが形成されている(図13参照)。そして、シール部材13は、長手外方から見て、傾斜部12eと重なるようにガーニッシュシール部13dを当接させて配設されている。
このため、傾斜部12eに対してガーニッシュシール部13dを安定させて当接させることができる。
また、シール部材13では、中空円筒形状を呈する下端シール部15がホイルアーチシール部14とともに一体に成形される。このため、別途、下端シール部15とホイルアーチシール部14とを接合する工程が不要となる。
さらに、実施形態では、同時に型成形されるため、成形精度を向上させることができる。また、部品点数を増大させることが無いため、製造コストの増大を抑制できる。
また、下端シール部15およびホイルアーチシール部14のうち、いずれか一方が押し出し成型で形成されていると、下端シール部15とホイルアーチシール部14との間に硬度の差異を生じてシール性を損なう虞がある。
これに対して、実施形態のシール部材13は、下端シール部15およびホイルアーチシール部14を同時に型成形するとともに、下端シール部15を中空円筒形状とした。
これにより、下端シール部15の弾性を調整して、ホイルアーチシール部14との硬度の差異に基づく、シール性の相違を減少させることができる。
上述してきたように、この実施形態の車体構造は、第1ガーニッシュ11に形成された挿入溝部20に、シール部材13を挿入することにより、基材13aの車室側側面13bは、当接壁21の溝内側面に当接される。このため、リヤドア4の開閉によりシール部材13の剥がれ方向に荷重が加わっても、確実に受け止めることができる。
このため、少ない部品点数で確実に車体2とリヤドア4との間を塞ぐシール部材13を装着できる車体構造が提供される。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、たとえば以下のようなものである。
この実施形態の車体構造では、ドアとして、車体2の後部に位置するリヤドア4を例示して説明してきたが特にこれに限らず、たとえば、フロントドアであってもよい。すなわち、車体2に開口形成されたドア開口部3を開閉するドアであれば、形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
また、第1ガーニッシュ11と、第2ガーニッシュ12とについても、特に実施形態中にて示したものに限らない。たとえば、正面視略矩形形状に限らず、台形あるいは三角形形状等の他の形状の第1ガーニッシュおよび、第2ガーニッシュであってもよい。また、構成する材質についても、合成樹脂製に限らず、炭素繊維素材やアルミニウム等の軽金属、またはこれらの複合材を用いて構成されていてもよい。すなわち、第1ガーニッシュおよび、第2ガーニッシュの形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
2 車体
3 ドア開口部
4 リヤドア(ドア)
11 第1ガーニッシュ
11d 傾斜部
12 第2ガーニッシュ
13 シール部材
14 ホイルアーチシール部
15 下端シール部
17 被挟持部
18 本体部
19 突設足
20 挿入溝部
21 当接壁

Claims (6)

  1. 車体に開口形成されたドア開口部を開閉するドアを備えた車体構造であって、
    前記ドアは、該ドアよりも車外側に位置する第1ガーニッシュと、
    該第1ガーニッシュに取り付けられて、前記車体との間をシールするシール部材とを設け、
    該第1ガーニッシュには、車内外方向に直交する当接壁を有する挿入溝部を形成し、
    前記シール部材を、前記挿入溝部に挿入するとともに、前記当接壁に当接させたことを特徴とする、車体構造。
  2. 前記ドアには、車幅方向から見て前記第1ガーニッシュと重ならない位置かつ前記ドアと重なる位置に、第2ガーニッシュが設けられ、
    前記シール部材は、前記ドアと前記第2ガーニッシュとによって挟持される被挟持部を有していることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記被挟持部は、前記第2ガーニッシュに固定される本体部と、該本体部から前記ドアに向かって突設される突設足とを有し、
    前記突設足は、車内外方向と直交する断面で環形状を有し、該突設足は、前記ドアに当接することを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記第1ガーニッシュは、長尺状であり、前記第1ガーニッシュには、車外に面し、長手外方に向かうに従って車外方向に傾斜する傾斜部が形成され、
    前記シール部材は、長手外方から見て、前記傾斜部と重なるように当接して配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車体構造。
  5. 前記シール部材の長手方向外方端は、前記傾斜部よりも長手外方側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の車体構造。
  6. 前記シール部材は、車輪形状に沿うホイルアーチシール部と、前記ドアの下端形状に沿う下端シール部とを連続させて一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の車体構造。
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