JP6059925B2 - ドアウエザストリップ - Google Patents

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本発明は、自動車用のドアのホイールアーチに対応して取付けられるドアウエザストリップに関するものである。
一般に、自動車用のドアの周縁部にはドアウエザストリップが装着される。とりわけ、リアドアにおいては、後輪に対応するホイールアーチと称される湾曲部分が存在し、当該ホイールアーチにもドアウエザストリップが取付けられる(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1のドアウエザストリップは、コストの削減や作業性の向上等を図るべく、クリップによってドア(ドアパネル)に取付けられている。
特開2010−76705号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている略直線状のドアウエザストリップをホイールアーチの湾曲形状に倣って湾曲させて取付けた場合には、当該ドアウエザストリップのうちドアパネル外周側の部位から車外側に延出するリップが波打つようにして変形してしまうことが懸念される。その結果、外観品質の低下等を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、取付けに際してのコストの増大を抑制するとともに、外観品質の低下を防止することのできるドアウエザストリップを提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.自動車用ドアのうちホイールアーチを含むドアパネルの周縁部に沿って取付けられる取付基部と、当該取付基部から車内側に向かって膨出し、前記ドア閉時には車両本体開口縁に圧接される中空状のシール部とを備えるドアウエザストリップであって、
当該ドアウエザストリップは、ソリッド材よりなるソリッド部と、スポンジ材よりなるスポンジ部とによって構成され、
前記取付基部は、
クリップによって前記ドアパネルの外周面に当接状態で取付けられる底壁部と、
前記底壁部とほぼ平行に延び、当該底壁部よりもドアパネル外周側に位置する外周壁部と、
前記底壁部と前記外周壁部との間を連結する一対の車内側側壁部及び車外側側壁部とを備え、
少なくとも前記底壁部と、
前記車外側側壁部の一部、前記車内側側壁部の一部、及び、前記シール部の一部であって、前記底壁部に連接する部位と
が前記ソリッド部として一体的に構成され、
前記ドアパネルの周縁部を車外側から覆うとともに、先端側の部位が車内側に屈曲形成されたガーニッシュの先端部よりも、前記外周壁部と前記車外側側壁部との連結部が車外側に配置され、
前記外周壁部と前記車外側側壁部との連結部又はその近傍部位からドアパネル外周側に延出し、前記車内側に屈曲形成されたガーニッシュの先端部位のドアパネル内周側面に圧接するリップを備えており、
当該リップは、車内側に傾いて延出形成され、かつ、その先端が、前記車内側に屈曲形成されたガーニッシュの先端部位の車内側端縁よりも車内側にはみ出さないように構成されていることを特徴とするドアウエザストリップ。
手段1によれば、先端側の部位が車内側に屈曲形成されたガーニッシュによって、ドアウエザストリップのうち外周壁部と車外側側壁部との連結部やその近傍部位を覆い隠すことができる。従って、外周壁部と車外側側壁部との連結部やその近傍部位から延出させたリップが、ドアウエザストリップを湾曲させた場合に、たとえ波打つようにして変形したとしても、かかるリップはガーニッシュの先端部位によって覆われるため、波打ち変形部位が視認されることに起因して外観品質の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。
また、本手段では、ドアウエザストリップとガーニッシュとの間をシールするようにしてリップが設けられている。このため、ドアウエザストリップとガーニッシュとの間の隙間から雨水や塵等が侵入してしまうといった事態を防止することができる。
さらに、ドアウエザストリップがクリップで取付けられるため、両面接着テープ等を用いる場合に比べて、取付けに際してのコストの削減等を図ることができる。また、底壁部、及び、底壁部との連接部位がソリッド部として構成されているため、かかる部位がスポンジ材料で形成されている場合に比べ変形し難い。このため、ドア閉時等において底壁部が、ドアパネルの外周面から離間する方向に移動してしまったり、クリップが外れてしまったりするといった事態を防止することができる。特に、本手段によれば、底壁部だけでなく、車内側側壁部の一部、車外側側壁部の一部、及びシール部の一部であって、底壁部に連接する部位についてもソリッド部として底壁部と一体に構成されていることから、上記変形抑止効果がより一層奏される上、車内側側壁部、車外側側壁部、及びシール部が千切れ難くなったり、これら各部の底壁部からの延出角度を維持し易くなったりする等の作用効果が奏される。
尚、「前記底壁部と前記車外側側壁部との連結部又はその近傍部位と、前記外周壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位との間を連結するトラス壁部を備えること」としてもよい。この場合、取付基部が変形を起こし難くなり、取付基部の変形に起因するずれ等をより確実に防止できる。
手段2.前記シール部は、断面における周方向の一端部が前記底壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位と連結されるとともに、周方向の他端部が前記外周壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位と連結され、
前記車内側側壁部は、前記底壁部から前記外周壁部に向けて車外側に傾斜して延びていることを特徴とする手段1に記載のドアウエザストリップ。
手段2によれば、車内側側壁部が傾斜していない場合に比べ、シール部の周長を相対的に増やすことができ、結果として、シール部を撓み易くすることができる。従って、ドアを閉鎖する際のシール部の反発力を低減させることができ、ドアの閉鎖に要する力の低減を図ることができる。
手段3.前記シール部は、前記底壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位から車内側、かつ、ドアパネル内周側に延出する傾倒壁部と、前記外周壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位から前記傾倒壁部の先端部にかけて車内側に凸となるようにして湾曲形成されたシール壁部とを備え、
前記傾倒壁部は、前記ドア閉時においても、前記ドアパネルと当接しないことを特徴とする手段1又は2に記載のドアウエザストリップ。
手段3によれば、ドアを閉鎖する際に、傾倒壁部がドアパネルに当接することで、傾倒壁部がそれ以上の変形を起こさなくなってしまったり、シール壁部が傾倒壁部を介してドアパネルに支持されて突っ張ってしまったりして、シール部の変形が小さくなってしまうといった事態を回避することができる。結果として、ドアを閉鎖する際のシール部の反発力を低減させることができ、ドアの閉鎖に要する力の低減を図ることができる。
尚、上記手段1に記載のように、シール部のうち底壁部と連接する部位、すなわち、傾倒壁部の付根部がソリッド部として構成されることで、傾倒壁部において比較的変形し易い部位をより車内側に位置させることができる。これにより、ドア閉時においても傾倒壁部をドアパネルに当接させないといった構成を比較的容易かつ確実に実現することができる。
手段4.前記ソリッド部は、比重が1.1〜1.4、かつ、国際ゴム硬さ(IRHD)が55°〜80°であり、
前記スポンジ部は、比重が0.5〜0.8であることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
手段4によれば、ドア閉時等において底壁部がドアパネルの外周面から離間する方向に移動してしまうことを防止しつつ、ホイールアーチの湾曲形状に倣って湾曲させる際の形状追従性を確保し、取付状態の安定化を図るといった作用効果が一層確実に奏されることとなる。
尚、上記各手段1〜4に関し、「ドアウエザストリップの取付構造」として具現化することとしてもよい。
自動車の斜視図である。 ホイールアーチに対応して取付けられるウエザストリップを示す側面模式図である。 ウエザストリップの取付構造を示す図2のJ−J線断面図である。 ドア閉時のウエザストリップを示す断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、自動車1には、ボディ2に形成されたドア用開口部3をそれぞれ開閉可能なフロントドア4及びリアドア5が設けられている。また、両ドア4、5の周縁部には、ドア4、5の閉時に、ドア4、5と、ドア用開口部3の周縁部との間をシールするドアウエザストリップが装着されている。特に、リアドア5においては、後輪に対応するホイールアーチ6と称される湾曲部位が存在する。本実施形態では、当該ホイールアーチ6に対応して、図2に示すドアウエザストリップ(以下、単に「ウエザストリップ11」と称する)が取付けられている。
ウエザストリップ11は、押出成形によってほぼ直線状に形成された押出成形部12と、押出成形部12の上端部に連結され、型成形によって形成された型成形部13(図2で網掛模様を付した部分)とを備えている。ウエザストリップ11は、ホイールアーチ6の湾曲形状に倣って湾曲させられた状態で、クリップ15(図3参照)により取付けられている。尚、図2では、ウエザストリップ11をホイールアーチ6の湾曲形状に倣って湾曲させた状態を示している。また、押出成形部12の下端部においては、接続等のために後述するシール部22がカットされている。
ウエザストリップ11が取付けられるリアドア5は、図3、4に示すように、インナパネル42及びアウタパネル43からなるドアパネル41を備えている。インナパネル42は、外周側部位において断面クランク状に形成されている。これにより、ドアパネル41には、ドアパネル41の外周方向に対して交差する方向(ドア5の厚み方向)に延びる外周面44が形成されている。また、インナパネル42及びアウタパネル43の外周側端縁は互いに当接状態とさせられた上で、アウタパネル43がインナパネル42の車内側面に重ねられるようにして内側へ折曲げられている。これにより、ドアパネル41には、外周側に突出する薄板状のパネル部45が形成されている。尚、前記外周面44には、その長手方向に所定間隔を隔てて複数のクリップ取付孔44aが形成されている。
さらに、本実施形態では、ドアパネル41の周縁部を車外側から覆うとともに、先端側の部位が車内側に屈曲形成されたガーニッシュ47が設けられている。以下、ガーニッシュ47のうち車内側に屈曲された先端側の部位のことを「屈曲部位48」とも称する。
一方、ウエザストリップ11(押出成形部12)は、クリップ15が取付けられる取付基部21と、当該取付基部21から車内側(ボディ2側)に膨出し、ドア5の閉時にはドア用開口部3の周縁部に圧接される中空状のシール部22とを備えている。取付基部21は、クリップ15によってドアパネル41の外周面44に当接状態で取付けられる底壁部23と、底壁部23とほぼ平行に延び、当該底壁部23よりもドアパネル41外周側に位置する外周壁部24と、底壁部23と外周壁部24との間を連結する一対の車内側側壁部25及び車外側側壁部26とを備え、全体として断面略矩形状をなしている。
底壁部23には、その長手方向に所定間隔(前記外周面44におけるクリップ取付孔44aの形成間隔とほぼ同じ間隔)を隔てて複数のクリップ固定孔23aが形成されている。そして、各クリップ固定孔23aを介してクリップ15が取付基部21に固定されるとともに、クリップ15がドアパネル41のクリップ取付孔44aに嵌め込まれることで、底壁部23がドアパネル41の外周面44にほぼ当接した状態で、ウエザストリップ11がドアパネル41に取付けられている。
また、車内側側壁部25よりも車外側に位置する車外側側壁部26は、底壁部23に対してほぼ直交し、ドアパネル41のパネル部45の車内側面に対向して延びている。その一方で、車内側側壁部25は、底壁部23から外周壁部24に向けて若干車外側に傾斜しつつ(車外側側壁部26との間の距離を縮めつつ)延びている。
加えて、車外側側壁部26のうち底壁部23との連接部近傍部位と、車内側側壁部25のうち外周壁部24との連接部近傍部位との間を連結するトラス壁部28が設けられている。当該トラス壁部28によって、取付基部21が変形を起こし難くなり、取付基部21の変形に起因するずれ等をより確実に防止できる。尚、トラス壁部28の厚みは、車外側側壁部26や底壁部23と同じ厚みであって、外周壁部24や車内側側壁部25やシール部22の厚みよりも大きく設定されている。加えて、車外側側壁部26と、ドアパネル41のパネル部45との間には、両者間の隙間を埋めるようにしてシーラ49が設置されている。
また、ウエザストリップ11(押出成形部12)は、外周壁部24と車外側側壁部26との連結部からドアパネル41外周側に延出するリップ29を備えている。ウエザストリップ11の取付状態においては、車内側に屈曲形成されたガーニッシュ47の屈曲部位48の先端部(車内側端縁)よりも、外周壁部24と車外側側壁部26との連結部が車外側に配置されている。特に、本実施形態では、ガーニッシュ47の屈曲部位48のドアパネル41内周側面に対して、前記リップ29の車外側面が圧接するようになっている。さらには、ガーニッシュ47の屈曲部位48に圧接したリップ29の先端が、屈曲部位48の先端部よりも車内側にはみ出さないように構成されている。このように、リップ29を設けることによって、ウエザストリップ11とガーニッシュ47との間の隙間から雨水や塵等が侵入してしまうといった事態を防止することができる。加えて、リップ29は、ドアパネル41外周側からガーニッシュ47に押圧された場合に車内側に傾倒変形し易いように、取付基部21から車内側に傾いて延出形成されている。
シール部22は、底壁部23と車内側側壁部25との連結部から車内側、かつ、ドアパネル41内周側に延出する傾倒壁部31と、外周壁部24と車内側側壁部25との連結部から傾倒壁部31の先端部にかけて車内側に凸となるようにして湾曲形成されたシール壁部32とを備えている。また、シール部22は、ドアパネル41内周側の部位である傾倒壁部31とシール壁部32との連結部位において最も曲率が大きくなっており、シール部22が潰れ変形する際には、当該部位において屈曲変形し易いものとなっている。さらに、本実施形態では、ドア5の開時において、傾倒壁部31とインナパネル42との間に比較的大きな空間が確保されており(インナパネル42の一般面と、傾倒壁部31とのなす角度が約45度〜60度となっており)、ドア5の閉時においても、傾倒壁部31がインナパネル42と当接しないように構成されている。
また、ウエザストリップ11(押出成形部12)は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム)により構成されている。特に、本実施形態の押出成形部12は、ソリッドEPDMよりなるソリッド部と、スポンジEPDMよりなるスポンジ部とによって構成されている。より具体的には、底壁部23と、車外側側壁部26の一部、車内側側壁部25の一部、及び、シール部22(傾倒壁部31)の一部であって、底壁部23に連接する部位とがソリッド部として一体的に構成され、それ以外の部位がスポンジ部として一体的に構成されている。
尚、ホイールアーチ6の湾曲形状に倣って湾曲させる際の形状追従性を確保するべく、車外側側壁部26、車内側側壁部25、及び、傾倒壁部31のうち、ソリッド部として構成される部位はほんの一部であり、例えば、車外側側壁部26は、トラス壁部28との連結部を含めて、そこよりもドアパネル41外周側の部位はスポンジ部として構成されている。さらに、車内側側壁部25及び傾倒壁部31にしてみても、車外側側壁部26におけるソリッド部の形成範囲と同程度かそれよりも短い範囲がソリッド部として構成されている。
また、本実施形態では、ソリッド部は、比重が1.1〜1.4(例えば、1.24)、かつ、国際ゴム硬さ(IRHD)が55°〜80°(例えば、74°)となっている。さらに、スポンジ部は、比重が0.5〜0.8(例えば、0.65)となっている。
以上詳述したように、本実施形態では、外周壁部24と車外側側壁部26との連結部は、先端側の部位が車内側に屈曲形成されたガーニッシュ47(屈曲部位48)の先端部よりも車外側に位置している。このため、ガーニッシュ47の屈曲部位48によって、ウエザストリップ11のうち外周壁部24と車外側側壁部26との連結部やその近傍部位を覆い隠すことができる。従って、外周壁部24と車外側側壁部26との連結部から延出させたリップ29が、ウエザストリップ11を湾曲させた場合に、たとえ波打つようにして変形したとしても、かかるリップ29はガーニッシュ47の屈曲部位48によって覆われるため、波打ち変形部位が視認されることに起因して外観品質の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。
また、本実施形態では、ウエザストリップ11とガーニッシュ47の屈曲部位48との間をシールするようにしてリップ29が設けられている。このため、ウエザストリップ11とガーニッシュ47との間の隙間から雨水や塵等が侵入してしまうといった事態を防止することができる。
さらに、ウエザストリップ11がクリップ15で取付けられるため、両面接着テープ等を用いる場合に比べて、取付けに際してのコストの削減等を図ることができる。また、底壁部23と、車内側側壁部25、車外側側壁部26、及びシール部22のうち底壁部23に連接する部位とがソリッド部として構成されているため、かかる部位がスポンジ材料で形成されている場合に比べ変形し難い。このため、ドア5閉時等において底壁部23が、ドアパネル41の外周面44から離間する方向に移動してしまったり、クリップ15が外れてしまったりするといった事態を防止することができる。特に、本実施形態によれば、底壁部23だけでなく、車内側側壁部25の一部、車外側側壁部26の一部、及びシール部22の一部であって、底壁部23との連接部位についてもソリッド部として底壁部23と一体に構成されていることから、上記変形抑止効果がより一層奏される上、車内側側壁部25、車外側側壁部26、及びシール部22が千切れ難くなったり、これら各部の底壁部23からの延出角度を維持し易くなったりする等の作用効果が奏される。
また、車内側側壁部25は、底壁部23から外周壁部24に向けて車外側に傾斜しつつ延びている。このため、車内側側壁部25が傾斜していない場合に比べて、中空状をなすシール部22の周長を相対的に増やすことができ、結果として、シール部22を撓み易くすることができる。従って、ドア5を閉鎖する際のシール部22の反発力を低減させることができ、ドア5の閉鎖に要する力の低減を図ることができる。
さらに、シール部22のうち底壁部23から車内側かつドアパネル41内周側に延出する傾倒壁部31は、ドア5閉時においても、ドアパネル41(インナパネル42)と当接しないように構成されている。このため、ドア5を閉鎖する際に、傾倒壁部31がインナパネル42に当接することで、傾倒壁部31がそれ以上の変形を起こさなくなってしまったり、シール壁部32が傾倒壁部31を介してインナパネル42に支持されて突っ張ってしまったりして、シール部22の変形が小さくなってしまうといった事態を回避することができる。結果として、ドア5を閉鎖する際のシール部22の反発力を低減させることができ、ドア5の閉鎖に要する力の低減を図ることができるといった作用効果がより一層奏されることとなる。
尚、傾倒壁部31の付根部がソリッド部として構成されることで、傾倒壁部31において比較的変形し易い部位をより車内側に位置させることができる。これにより、ドア5閉時においても傾倒壁部31をドアパネル41に当接させないといった構成を比較的容易かつ確実に実現することができる。
加えて、ソリッド部は、比重が1.1〜1.4、かつ、IRHDが55°〜80°であり、スポンジ部は、比重が0.5〜0.8となっている。このため、ドア5閉時等において底壁部23がドアパネル41の外周面44から離間する方向に移動してしまうことを防止しつつ、ホイールアーチ6の湾曲形状に倣って湾曲させる際の形状追従性を確保し、取付状態の安定化を図るといった作用効果が一層確実に奏されることとなる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、ウエザストリップ11を構成する素材としてEPDMを例示しているが、IR(イソプレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等の他のゴム材料を用いてもよいし、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等の樹脂材料を用いてもよい。
(b)上記実施形態では、1つの押出成形部12と、1つの型成形部13からなるウエザストリップに具体化しているが、その他のパターンからなるウエザストリップに具体化することもできる。また、ウエザストリップとして、ドア全周に設けられるものに具体化してもよい。さらに、上記実施形態では、リアドア5のウエザストリップに具体化されているが、貨物自動車等のようにリアドアがない自動車であっても、ドアにホイールアーチが形成されていれば、かかるドアのウエザストリップに適用してもよい。
(c)上記実施形態では、トラス壁部28の厚みは、車外側側壁部26や底壁部23と同じ厚みであって、外周壁部24や車内側側壁部25やシール部22の厚みよりも大きく設定されているが、必ずしもそうでなくてもよい。
1…自動車、2…ボディ、3…ドア用開口部、5…リアドア、6…ホイールアーチ、11…ウエザストリップ、15…クリップ、21…取付基部、22…シール部、23…底壁部、24…外周壁部、25…車内側側壁部、26…車外側側壁部、29…リップ、31…傾倒壁部、32…シール壁部、41…ドアパネル、44…外周面、47…ガーニッシュ、48…屈曲部位。

Claims (4)

  1. 自動車用ドアのうちホイールアーチを含むドアパネルの周縁部に沿って取付けられる取付基部と、当該取付基部から車内側に向かって膨出し、前記ドア閉時には車両本体開口縁に圧接される中空状のシール部とを備えるドアウエザストリップであって、
    当該ドアウエザストリップは、ソリッド材よりなるソリッド部と、スポンジ材よりなるスポンジ部とによって構成され、
    前記取付基部は、
    クリップによって前記ドアパネルの外周面に当接状態で取付けられる底壁部と、
    前記底壁部とほぼ平行に延び、当該底壁部よりもドアパネル外周側に位置する外周壁部と、
    前記底壁部と前記外周壁部との間を連結する一対の車内側側壁部及び車外側側壁部とを備え、
    少なくとも前記底壁部と、
    前記車外側側壁部の一部、前記車内側側壁部の一部、及び、前記シール部の一部であって、前記底壁部に連接する部位と
    が前記ソリッド部として一体的に構成され、
    前記ドアパネルの周縁部を車外側から覆うとともに、先端側の部位が車内側に屈曲形成されたガーニッシュの先端部よりも、前記外周壁部と前記車外側側壁部との連結部が車外側に配置され、
    前記外周壁部と前記車外側側壁部との連結部又はその近傍部位からドアパネル外周側に延出し、前記車内側に屈曲形成されたガーニッシュの先端部位のドアパネル内周側面に圧接するリップを備えており、
    当該リップは、車内側に傾いて延出形成され、かつ、その先端が、前記車内側に屈曲形成されたガーニッシュの先端部位の車内側端縁よりも車内側にはみ出さないように構成されていることを特徴とするドアウエザストリップ。
  2. 前記シール部は、断面における周方向の一端部が前記底壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位と連結されるとともに、周方向の他端部が前記外周壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位と連結され、
    前記車内側側壁部は、前記底壁部から前記外周壁部に向けて車外側に傾斜して延びていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザストリップ。
  3. 前記シール部は、前記底壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位から車内側、かつ、ドアパネル内周側に延出する傾倒壁部と、前記外周壁部と前記車内側側壁部との連結部又はその近傍部位から前記傾倒壁部の先端部にかけて車内側に凸となるようにして湾曲形成されたシール壁部とを備え、
    前記傾倒壁部は、前記ドア閉時においても、前記ドアパネルと当接しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウエザストリップ。
  4. 前記ソリッド部は、比重が1.1〜1.4、かつ、国際ゴム硬さ(IRHD)が55°〜80°であり、
    前記スポンジ部は、比重が0.5〜0.8であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
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