JP2015161401A - 車両用自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】後進変速段形成時におけるギヤの高速回転化を抑制できる車両用自動変速機を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の車両用自動変速機1では、後進変速段形成時に、切替クラッチD1をポジションaにして第2キャリアC2を固定し、第1クラッチCL1をオン状態にして第1キャリアC1と第2サンギヤS2とを連結することにより、第2リングギヤR2に逆回転駆動力を作り出す。この逆回転駆動力は、第3キャリアC3を介して出力軸Tに出力される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されたエンジン等が出力する回転駆動力を変速する車両用自動変速機に関する。
例えば、下記に示す特許文献1,2に記載の車両用自動変速機は、3つのシングルピ二オン式プラネタリ機構並びに6つの係合要素、すなわち2つのブレーキおよび4つのクラッチで構成され、そのうちの3要素を係合させることで、前進10速段、後進1速段の変速段を形成している。図6に示すように、第1〜第3プラネタリ機構P11〜P13は、入力軸N側から出力軸T側に向かって順次並列に配置されている。以下の説明では、第1〜第3プラネタリ機構P11〜P13を構成する各要素は、第1〜第3ピニオンQ11〜Q13を支承する第1〜第3キャリアC11〜C13、第1〜第3サンギヤS11〜S13および第1〜第3リングギヤR11〜R13と称する。
第2キャリアC12は、入力軸Nと連結している。第2リングギヤR12は、第3サンギヤS13と連結している。第2サンギヤS12は、第1ブレーキB11によりハウジングHとの固定を選択可能であり且つ第2クラッチCL12により第1サンギヤS11との連結を選択可能である。第2キャリアC12は、第1クラッチCL11により第1サンギヤS11との連結を選択可能である。
第2リングギヤR12は、第3クラッチCL13により第1キャリアC11との連結を選択可能である。第1リングギヤR11は、第3キャリアC13と連結している。第1キャリアC11は、第4クラッチCL14により第3リングギヤR13との連結を選択可能である。第3リングギヤR13は、第2ブレーキB12によりハウジングHとの固定を選択可能である。第3キャリアC13は、出力軸Tと連結している。
図7は、各変速段に対応する各クラッチCL11〜CL14および各ブレーキB11,B12の作動状態を示しており、欄に丸印が付されている場合、オン状態にあることを示す。図8は、後進変速段形成時における第1〜第3プラネタリ機構P11〜P13を構成する各要素であるサンギヤS11〜S13、キャリアC11〜C13、リングギヤR11〜R13を横軸方向にギヤ比λ1〜λ3に対応させた間隔で配置し、縦軸方向に各要素に対応してその回転速度比を取った回転速度線図を示す。
また、例えば、下記に示す特許文献3に記載の車両用自動変速機は、特許文献1に記載の車両用自動変速機にシングルピ二オン式プラネタリ機構を1つ追加して構成を若干変更したものである。すなわち、4つのシングルピ二オン式プラネタリ機構並びに6つの係合要素、すなわち2つのブレーキおよび4つのクラッチで構成され、そのうちの3要素を係合させることで、前進10速段、後進1速段の変速段を形成している。
図9に示す特許文献3に記載の車両用自動変速機20においては、図6に示す特許文献1に記載の車両用自動変速機10と同一の構成部材は同一番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。図9に示すように、車両用自動変速機20は、追加される第4プラネタリ機構P14を、第1プラネタリ機構P1と第2プラネタリ機構P12との間に配置した構成となっている。以下の説明では、第4プラネタリ機構P14を構成する各要素は、第4ピニオンQ14を支承する第4キャリアC14、第4サンギヤS14および第4リングギヤR14と称する。
第4サンギヤS14は、第2キャリアC12と連結している。第4リングギヤR14は、第3クラッチCL13により第2リングギヤR12との連結を選択可能であり、また、第1クラッチCL11により第1リングギヤR11との連結を選択可能である。第4キャリアC14は、第1キャリアC11と連結している。
図10は、各変速段に対応する各クラッチCL11〜CL14および各ブレーキB11,B12の作動状態を示しており、欄に丸印が付されている場合、オン状態にあることを示す。
米国特許第7828688号明細書 米国特許第7131926号明細書 米国特許出願公開第2009/0017979号明細書
図8に示すように、特許文献1,2に示される車両用自動変速機10では、後進変速段形成時に、第1クラッチCL11をオン状態にして入力軸Nの回転駆動力を第1サンギヤS11に入力する。そして、第4クラッチCL14をオン状態にして第1キャリアC11と第3リングギヤR13とを連結し、第2ブレーキB12をオン状態にして第1キャリアC11を固定することにより、第1リングギヤR11に逆回転駆動力を作り出す。この第1リングギヤR11の逆回転駆動力は、第3キャリアC13を介して出力軸Tに出力される。つまり、この車両用自動変速機10では、第1プラネタリ機構P11への入力と第1プラネタリ機構P11へのブレーキの作動のみで逆回転駆動力を作り出している。
そして、第3サンギヤS13は、第3リングギヤR13が固定され、第3キャリアC13が逆回転しているため、受動的に第3キャリアC13よりも増速で逆回転となる。そして、第2リングギヤR12は、第3サンギヤS13と連結しているので逆回転となり、第2キャリアC12は、入力軸Nの回転が入力されているため、第2サンギヤS12は、高速回転に晒される。すなわち、第2サンギヤS12の回転速度比は、ギヤ比λ2(=第2サンギヤS12の歯数/第2リングギヤR12の歯数)の逆数と、出力回転速度比および入力回転速度比の和とを積算した値から、出力回転速度比を減算した値Hとなる。特許文献3に示される車両用自動変速機20においても同様に第2サンギヤS12は、高速回転に晒される。
よって、第2サンギヤS12を第1サンギヤS11に係脱可能な第1ブレーキB11および第2クラッチCL12は、相対回転速度が大きくなって焼け等が発生し易くなる。また、第2サンギヤS12を支持している軸受等は、耐久性の低下が著しくなる。また、第2サンギヤS12に連結している軸に油路を形成している場合は、軸上に設置されているシーリングの耐久性も問題になるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、後進変速段形成時におけるギヤの高速回転化を抑制できる車両用自動変速機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る車両用自動変速機は、ハウジングと、第1プラネタリ機構の第1リングギヤと第3プラネタリ機構の第3サンギヤとが互いに連結され、第2プラネタリ機構の第2リングギヤと前記第3プラネタリ機構の第3キャリアとが連結されて、前記ハウジングに回転軸線と同軸に支承された3個のシングルピニオン式プラネタリ機構と、前記ハウジングに前記回転軸線回りに回転可能に支承され、前記第1プラネタリ機構の第1キャリアに連結された入力軸と、前記ハウジングに前記回転軸線回りに回転可能に支承され、前記第3キャリアに連結された出力軸と、前記第1プラネタリ機構の第1サンギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するブレーキと、前記第1キャリアと前記第2プラネタリ機構の第2サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、前記第1プラネタリ機構の第1サンギヤと前記第2プラネタリ機構の第2サンギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、前記第2プラネタリ機構の第2キャリアと前記第3プラネタリ機構の第3サンギヤとを係脱可能に連結する第3クラッチと、前記第3プラネタリ機構の第3リングギヤと前記第2プラネタリ機構の第2キャリアとを係脱可能に連結する第4クラッチと、前記第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、又は前記第3リングギヤおよび前記第2キャリアを前記ハウジングに対し拘束されない状態にするポジションの切り替え選択が可能な切替クラッチと、を備え、後進変速段形成時、前記第1クラッチは、前記第1キャリアと前記第2サンギヤとを連結し、前記切替クラッチは、前記第2キャリアを前記ハウジングに固定する、ことを要旨とする。
この構成の車両用自動変速機では、後進変速段形成時に、切替クラッチを切り替えて第2キャリアを固定し、第1クラッチにより第1キャリアと第2サンギヤとを連結することにより、第2リングギヤに逆回転駆動力を作り出す。この逆回転駆動力は、第3キャリアを介して出力軸に出力される。このとき、第1キャリアおよび第2サンギヤは、入力軸と連結されているため入力回転数で回転し、第2リングギヤおよび第3キャリアは、第2プラネタリ機構により逆回転し、第2キャリアは、切替クラッチにより固定され、第1リングギヤおよび第3サンギヤは、特定の回転に拘束されない自由回転しているので、第1サンギヤは、強制的に回転数が上昇することはない。
上記課題を解決するため、請求項2に係る車両用自動変速機は、請求項1において、前記第1〜第3プラネタリ機構は、この順序で前記入力軸側から前記出力軸側に向かって順次並列に配置され、前記第1クラッチは、前記第2サンギヤに連結された第1クラッチ連結部材を介して、前記第2サンギヤに連結されているとともに、前記第1キャリアに前記入力軸側で連結され前記第1プラネタリ機構の第1サンギヤの内側を通る第1クラッチ連結部材を介して、前記第1キャリアと前記第2サンギヤとを係脱可能に連結し、前記第1キャリアは、前記入力軸に連結され前記第1リングギヤの外側を通る入力連結部材に、前記出力軸側で連結されているとともに、前記第1クラッチ連結部材に、前記入力軸側で連結され、前記第4クラッチは、前記第3リングギヤに連結され前記第2リングギヤの外側を通る第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤに連結されているとともに、前記第2キャリアに前記入力軸側で連結された第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結し、前記切替クラッチは、前記第4クラッチ連結部材に連結された第1切替クラッチ連結部材を介して、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、前記第4クラッチ連結部材に連結された第2切替クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、又は前記第1切替クラッチ連結部材および前記第2切替クラッチ連結部材に係合しないポジションに切り替える、ことを要旨とする。
上記課題を解決するため、請求項3に係る車両用自動変速機は、請求項1において、前記ハウジングに回転軸線と同軸に支承されたシングルピニオン式の第4プラネタリ機構を備え、前記第1プラネタリ機構、第4プラネタリ機構、第2プラネタリ機構、第3プラネタリ機構は、この順序で前記入力軸側から前記出力軸側に向かって順次並列に配置され、前記第1キャリアと前記第4プラネタリ機構の第4キャリアとが入力軸連結部材を介して互いに連結され、前記第1リングギヤおよび前記第4プラネタリ機構の第4リングギヤと前記第3サンギヤとがギヤ連結部材を介して互いに連結され、前記第1クラッチは、前記入力軸連結部材に連結された第1クラッチ連結部材を介して、前記第1キャリアおよび第4キャリアに連結されているとともに、前記第2サンギヤに連結された第1クラッチ連結部材を介して、前記第1キャリアおよび前記第4キャリアと前記第2サンギヤとを係脱可能に連結し、前記第4クラッチは、前記第3リングギヤに連結された第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤに連結されているとともに、前記第2キャリアに前記入力軸側で連結された第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結し、前記切替クラッチは、前記第4クラッチ連結部材に連結された第1切替クラッチ連結部材を介して、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、前記第4クラッチ連結部材に連結された第2切替クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、又は第1および第2切替クラッチ連結部材に係合しないポジションに切り替える、ことを要旨とする。
本発明の車両用自動変速機の第1実施形態を模式的に示したスケルトン図である。 第1実施形態の各変速段におけるブレーキおよびクラッチの作動状態を示す図である。 第1実施形態の後進変速段形成時におけるプラネタリ機構を構成する各要素の回転速度比を示す速度線図である。 本発明の車両用自動変速機の第2実施形態を模式的に示したスケルトン図である。 第2実施形態の各変速段におけるブレーキおよびクラッチの作動状態を示す図である。 従来の車両用自動変速機のスケルトン図である。 従来の各変速段におけるブレーキおよびクラッチの作動状態を示す図である。 従来の車両用自動変速機の後進変速段形成時におけるプラネタリ機構を構成する各要素の回転速度比を示す速度線図である。 従来の別例の車両用自動変速機のスケルトン図である。 従来の別例の各変速段におけるブレーキおよびクラッチの作動状態を示す図である。
以下、本発明の車両用自動変速機を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。実施形態において、車両用自動変速機は、車両に搭載されたエンジンが出力する回転駆動力を変速する装置として用いられる。車両は、車両用自動変速機により変速された回転駆動力が差動装置などを介して駆動輪に伝達され、車両用自動変速機において成立した所定の変速段で前進または後進するように構成されている。
<第1実施形態>
車両用自動変速機1の概略構成について図1を参照して説明する。車両用自動変速機1は、入力側(図1の左側)から出力側(図1の右側)に向かって軸方向に並設された3つのシングルピニオン式のプラネタリ機構P1〜P3と、各プラネタリ機構P1〜P3を構成する要素同士を選択的に係脱可能に連結する4つのクラッチCL1〜CL4と、所定の要素をハウジングHに係脱可能に固定する1つのブレーキB1と、所定の要素をハウジングHに係脱可能に固定するポジション、もしくはハウジングHに対しフリー状態にするポジションに切替可能な切替クラッチD1と、所定の要素同士を連結する部材5,6と、各クラッチCL1〜CL4と所定の要素とを連結するための部材U11,U21,U31,U12,U22,U32,U41,U42と、ブレーキB1と所定の要素とを固定するための部材V1と、切替クラッチD1と所定の要素とを固定するための部材W1,W2と、入力軸Nと、出力軸Tとを備えて構成される。
また、この車両用自動変速機1は、車両の制御ECU2による制御信号に基づいて各クラッチCL1〜CL4、ブレーキB1、切替クラッチD1からなる係合要素の作動状態を制御される。そして、本実施形態においては、上記の係合要素のうち3つ又は2つの係合要素を作動させることによって、入力軸Nから入力される回転駆動力を、前進10速段および後進1速段の何れかに変速して、出力軸Tから出力可能な構成となっている。車両用自動変速機1おける係合要素の作動状態と成立する変速段に関する詳細については後述する。
入力軸Nおよび出力軸Tは、ハウジングHに、回転軸線L周りに回転可能に支承されている。入力軸Nは、図略のクラッチ装置などを介してエンジンの回転駆動力を車両用自動変速機1に入力する軸部材である。出力軸Tは、入力軸Nと同軸上に配置され、変速された回転駆動力を図略の差動装置などを介して駆動輪に出力する軸部材である。
各プラネタリ機構P1〜P3は、キャリアC1〜C3に回転可能に支持されたピニオンギヤQ1〜Q3がサンギヤS1〜S3およびリングギヤR1〜R3に噛合するシングルピニオン式であり、入力側から順に第1〜第3プラネタリ機構P1〜P3と称する。そして、各プラネタリ機構P1〜P3の各要素は、第1〜第3サンギヤS1〜S3、第1〜第3キャリアC1〜C3、第1〜第3リングギヤR1〜R3と称する。
第1プラネタリ機構P1は、回転軸線Lと同軸に回転可能に支承された第1サンギヤS1、第1リングギヤR1、第1サンギヤS1と第1リングギヤR1とに噛合する第1ピ二オンQ1を支承する第1キャリアC1で構成される。
第2プラネタリ機構P2は、回転軸線Lと同軸に回転可能に支承された第2サンギヤS2、第2リングギヤR2、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2とに噛合する第2ピ二オンQ2を支承する第2キャリアC2で構成される。
第3プラネタリ機構P3は、回転軸線Lと同軸に回転可能に支承された第3サンギヤS3、第3リングギヤR3、第3サンギヤS3と第3リングギヤR3とに噛合する第3ピ二オンQ3を支承する第3キャリアC3で構成される。
ブレーキB1は、ハウジングHに設けられ、所定の要素の回転を制動する係合要素である。本実施形態では、各クラッチC1〜C4と同様に、ハウジングHに形成された油路から供給される油圧によって作動する油圧式としている。これにより、ブレーキB1は、例えば制御ECU2による制御指令に基づいて作動する油圧ポンプから油圧を供給されると、図示しないディスクにパッドを押圧して、対象とする所定の要素の回転を制動する。そして、油圧ポンプによる油圧の供給が遮断されると、ディスクからパッドを離間させて、所定の要素の回転を許容する。
切替クラッチD1は、ハウジングHに設けられ、所定の要素をハウジングHに係脱可能に固定するポジション、別の所定の要素をハウジングHに係脱可能に固定するポジション、又は両方の要素をハウジングHに対しフリー状態にするポジションの切り替え選択する係合要素である。この切替クラッチD1としては、例えば、ドグクラッチ、湿式クラッチ、シンクロ機構等が使用可能である。
各クラッチCL1〜CL4は、複数の要素同士を選択的に連結可能な係合要素である。本実施形態では、各クラッチCL1〜CL4は、常開型であり、供給される油圧によって作動する油圧式としている。これにより、各クラッチCL1〜CL4は、例えば制御ECU2による制御指令に基づいて作動する油圧ポンプから入力軸NやハウジングHに形成された油路を介して油圧を供給されると、図示しない複数のクラッチ板を接触させて、対象の要素間で駆動力が伝達されるように要素同士を連結する。そして、上記の油圧ポンプによる油圧の供給が遮断されると、クラッチ板同士を離間させて、対象の要素間で駆動力が伝達されないように要素同士を離脱させる。
入力軸Nは、第1リングギヤR1の外側を通って軸線方向に延在する入力軸連結部材3を介して第1キャリアC1に連結されている。入力軸連結部材3には、動力を外部に取り出すための動力外部取出し部材Mが設けられている。
出力軸Tは、出力軸連結部材4を介して第3キャリアC3に連結されている。
第1リングギヤR1および第3サンギヤS3は、第1サンギヤS1の内側を通って軸線方向に延在する第1ギヤ連結部材5を介して連結されている。
第2リングギヤR2および第3キャリアC3は、第2ギヤ連結部材6を介して連結されている。
ブレーキB1は、ブレーキ連結部材V1に連結されている第1サンギヤS1の回転を、ブレーキ連結部材V1を介して制動する。
切替クラッチD1は、第1切替クラッチ連結部材W1に連結されている第2キャリアC2をハウジングHに係脱可能に固定するポジションa、第2切替クラッチ連結部材W2に連結されている第3リングギヤR3をハウジングHに係脱可能に固定するポジションc、又は第2キャリアC2および第3リングギヤR3をハウジングHに対しフリー状態にするポジションbを切り替える。
第1クラッチCL1は、第1クラッチ連結部材U11を介して、第2サンギヤS2に連結され、第1サンギヤS1の内側を通って軸線方向に延在する第1クラッチ連結部材U12を介して、第1キャリアC1と第2サンギヤS2とを係脱可能に連結する。
第2クラッチCL2は、第2クラッチ連結部材U21を介して、第1ブレーキ連結部材V1に連結され、第2クラッチ連結部材U22を介して、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とを係脱可能に連結する。
第3クラッチCL3は、第3クラッチ連結部材U31を介して、第2キャリアC2に連結され、第1ギヤ連結部材5に連結された第3クラッチ連結部材U32を介して、第1リングギヤR1および第3サンギヤS3と第2キャリアC2とを係脱可能に連結する。
第4クラッチCL4は、第4クラッチ連結部材U41を介して、第3リングギヤR3に連結され、第1切替クラッチ連結部材W1に連結されている第4クラッチ連結部材U42を介して、第2キャリアC2と第3リングギヤR3とを係脱可能に連結する。
以上のように構成された車両用自動変速機1は、第1〜第4クラッチCL1〜CL4、ブレーキB1および切替クラッチD1を選択的に作動して第1〜第3プラネタリ機構P1〜P3の要素の回転を規制することにより、前進10段、後進1段の変速段を成立することができる。図2は、各変速段に対応する各クラッチCL1〜CL4、ブレーキB1および切替クラッチD1の作動状態を示しており、各クラッチCL1〜CL4およびブレーキB1の欄に丸印が付されている場合、オン状態にあることを示し、切替クラッチD1の欄にa,cが付されている場合、オン状態にあることを示す。
このように、車両用自動変速機1は、6つの係合要素のうち3つの係合要素を選択的にオン状態にすることによって、それぞれ異なる変速比となる変速段を成立可能としている。また、車両用自動変速機1は、オン状態にする3つの係合要素のうち1つを切り換えることによって、隣り合う変速段に移行可能としている。
一般的に、シングルピ二オン式プラネタリ機構においては、サンギヤの回転数Ns、キャリアの回転数Nc、リングギヤの回転数Nrと遊星歯車機構のギヤ比λとの関係は、式(1)で示され、各変速段におけるギヤ比は、式(1)に基づいて算出される。第1〜第3プラネタリ機構P1〜P3の第1〜第3サンギヤS1〜S3の歯数をZs1〜Zs3、第1〜第3リングギヤR1〜R3の歯数をZr1〜Zr3とすると、第1〜第3プラネタリ機構P1〜P3のギヤ比λ1〜λ3は、λ1=Zs1/Zr1、λ2=Zs2/Zr2、λ3=Zs3/Zr3である。
Ns=(1+1/λ)・Nc−1/λ・Nr・・・(1)
ここで、図3に示すような速度線図を考える。第1プラネタリ機構P1は、シングルピニオン型であるので、第1サンギヤS1の縦線と第1キャリアC1の縦線との間隔を1とみなし、第1リングギヤR1の縦線を第1キャリアC1の縦線から第1サンギヤS1の縦線の反対側に間隔λ1だけ離して配置する。第2プラネタリ機構P2は、シングルピニオン型であるので、第2サンギヤS2の縦線と第2キャリアC2の縦線との間隔を1とみなし、第2リングギヤR2の縦線を第2キャリアC2の縦線から第2サンギヤS2の縦線の反対側に間隔λ2だけ離して配置する。第3プラネタリ機構P3は、シングルピニオン型であるので、第3サンギヤS3の縦線と第3キャリアC3の縦線との間隔を1とみなし、第3リングギヤR3の縦線を第3キャリアC3の縦線から第3サンギヤS3の縦線の反対側に間隔λ3だけ離して配置する。
ここで、課題で説明したように、従来の車両用自動変速機10では、図8に示すように、後進変速段形成時に、第2サンギヤS12が高速回転(回転速度比H)に晒されるので、第1ブレーキB11および第2クラッチCL12は、相対回転速度が大きくなって焼け等が発生し易くなる等の問題がある。
しかし、本実施形態の車両用自動変速機1では、図3に示すように後進変速段形成時に、切替クラッチD1をポジションaにして第2キャリアC2を固定し、第1クラッチCL1をオン状態にして第1キャリアC1と第2サンギヤS2とを連結することにより、第2リングギヤR2に逆回転駆動力を作り出す。この逆回転駆動力は、第3キャリアC3を介して出力軸Tに出力される。
このとき、第1キャリアC1および第2サンギヤS2は、入力軸Nと連結されているため入力回転数で回転し、第2リングギヤR2および第3キャリアC3は、第2プラネタリ機構P2により逆回転し、第2キャリアC2は、切替クラッチD1により固定され、第1リングギヤR1および第3サンギヤS3は、特定の回転に拘束されない自由回転しているので、第1サンギヤS1は、強制的に回転数が上昇することはない。
例えば、入力回転速度比を1.0、後進変速段の出力回転速度比を−0.4(プラネタリ機構のサンギヤはリングギヤの内径側にあるため、サンギヤの歯数<リングギヤの歯数であり、λ<1となる)、第2プラネタリ機構P2のギヤ比λ2を0.4、第3プラネタリ機構P3のギヤ比λ3を0.4とする。従来の車両用自動変速機10の第2サンギヤS12の回転速度比Hは7.0となるが、本実施形態の車両用自動変速機1の第2サンギヤS2の最高回転速度比は1.0となり、第2サンギヤS2は、従来のような高速回転に達することはない。
第1実施形態の車両用自動変速機1によると、第1サンギヤS1をハウジングHに係脱可能なブレーキB1は、相対回転速度が大きくならないので焼け等の発生を抑制することができる。また、第1サンギヤS1を支持している軸受等は、耐久性が向上する。また、第1サンギヤS1に連結している軸に油路を形成している場合は、軸上に設置されているシーリングの耐久性も向上する。また、切替クラッチD1を使用しているため、第5変速段から第10変速段において第3リングギヤR3をハウジングHに固定しないとき、ブレーキディスクによる引き摺りを無くすことができ、伝達効率の改善を図ることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の車両用自動変速機11は、第1実施形態における車両用自動変速機1において、第1プラネタリ機構P1と第2プラネタリ機構P2の間に第4プラネタリ機構P4を追加し、連結部、クラッチ、ブレーキの繋ぎは概略据え置いた構成であり、第1実施形態における車両用自動変速機1と同一構成部材は同一番号を付してそれらの詳細な説明は省略し、異なる構成部材について図4および図5に基づいて説明する。
図4に示すように、この車両用自動変速機11では、第4サンギヤS4は、第2クラッチCL2を介して第2サンギヤS2と係脱可能に連結している。第4キャリアC4は、キャリア連結部材7を介して第1キャリアC1と連結されているとともに、第2クラッチCL2を介して第2サンギヤS2と係脱可能に連結している。キャリア連結部材7には、動力を外部に取り出すための動力外部取出し部材Mが設けられている。第4リングギヤR4は、第1ギヤ連結部材5に連結されている第3ギヤ連結部材8を介して第1リングギヤR1と連結されている。入力軸Nは、第1サンギヤS1の内側を通って軸線方向に延在する入力軸連結部材3を介して第1キャリアC1に連結されている。
以上のように構成された第2実施形態の車両用自動変速機11においては、図5に示すように、第1実施形態の車両用自動変速機1と同様に第1〜第4クラッチCL1〜CL4、ブレーキB1および切替クラッチD1を選択的に作動して第1〜第4プラネタリ機構P1〜P4の要素の回転を規制することにより、前進10段、後進1段の変速段を成立することができる。そして、第2実施形態の車両用自動変速機11においても、第1実施形態の車両用自動変速機1と同様の効果を得ることができる。
なお、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能であることは、明らかである。
1,10,11:車両用自動変速機、 3:入力軸連結部材、 4:出力軸連結部材、 5,6,8:第1、第2、第3ギヤ連結部材、 7:キャリア連結部材、 H:ハウジング、 N:入力軸、 T:出力軸、 L:回転軸線、 CL1:第1クラッチ、 CL2:第2クラッチ、 CL3:第3クラッチ、 CL4:第4クラッチ、 CL5:第5クラッチ、 B1:ブレーキ、 D1:切替クラッチ、 P1:第1プラネタリ機構、 P2:第2プラネタリ機構、 P3:第3プラネタリ機構、 P4:第4プラネタリ機構、 S1:第1サンギヤ、 S2:第2サンギヤ、 S3:第3サンギヤ、 S4:第4サンギヤ、 C1:第1キャリア、 C2:第2キャリア、 C3:第3キャリア、 C4:第4キャリア、 R1:第1リングギヤ、 R2:第2リングギヤ、 R3:第3リングギヤ、 R4:第4リングギヤ、 M:動力外部取出し部材、 V1,V2:第1、第2ブレーキ連結部材、 U11,U21,U31,U41:第1〜第4クラッチ連結部材、 U12,U22,U32,U42:第1〜第4クラッチ連結部材、 W1:第1切替クラッチ連結部材、 W2:第2切替クラッチ連結部材

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    第1プラネタリ機構の第1リングギヤと第3プラネタリ機構の第3サンギヤとが互いに連結され、第2プラネタリ機構の第2リングギヤと前記第3プラネタリ機構の第3キャリアとが連結されて、前記ハウジングに回転軸線と同軸に支承された3個のシングルピニオン式プラネタリ機構と、
    前記ハウジングに前記回転軸線回りに回転可能に支承され、前記第1プラネタリ機構の第1キャリアに連結された入力軸と、
    前記ハウジングに前記回転軸線回りに回転可能に支承され、前記第3キャリアに連結された出力軸と、
    前記第1プラネタリ機構の第1サンギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するブレーキと、
    前記第1キャリアと前記第2プラネタリ機構の第2サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、
    前記第1プラネタリ機構の第1サンギヤと前記第2プラネタリ機構の第2サンギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、
    前記第2プラネタリ機構の第2キャリアと前記第3プラネタリ機構の第3サンギヤとを係脱可能に連結する第3クラッチと、
    前記第3プラネタリ機構の第3リングギヤと前記第2プラネタリ機構の第2キャリアとを係脱可能に連結する第4クラッチと、
    前記第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、又は前記第3リングギヤおよび前記第2キャリアを前記ハウジングに対し拘束されない状態にするポジションの切り替え選択が可能な切替クラッチと、を備え、
    後進変速段形成時、
    前記第1クラッチは、前記第1キャリアと前記第2サンギヤとを連結し、
    前記切替クラッチは、前記第2キャリアを前記ハウジングに固定する、車両用自動変速機。
  2. 前記第1〜第3プラネタリ機構は、この順序で前記入力軸側から前記出力軸側に向かって順次並列に配置され、
    前記第1クラッチは、前記第2サンギヤに連結された第1クラッチ連結部材を介して、前記第2サンギヤに連結されているとともに、前記第1キャリアに前記入力軸側で連結され前記第1プラネタリ機構の第1サンギヤの内側を通る第1クラッチ連結部材を介して、前記第1キャリアと前記第2サンギヤとを係脱可能に連結し、
    前記第1キャリアは、前記入力軸に連結され前記第1リングギヤの外側を通る入力軸連結部材に、前記出力軸側で連結されているとともに、前記第1クラッチ連結部材に、前記入力軸側で連結され、
    前記第4クラッチは、前記第3リングギヤに連結され前記第2リングギヤの外側を通る第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤに連結されているとともに、前記第2キャリアに前記入力軸側で連結された第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結し、
    前記切替クラッチは、前記第4クラッチ連結部材に連結された第1切替クラッチ連結部材を介して、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、前記第4クラッチ連結部材に連結された第2切替クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、又は前記第1切替クラッチ連結部材および前記第2切替クラッチ連結部材に係合しないポジションに切り替える、請求項1に記載の車両用自動変速機。
  3. 前記ハウジングに回転軸線と同軸に支承されたシングルピニオン式の第4プラネタリ機構を備え、
    前記第1プラネタリ機構、第4プラネタリ機構、第2プラネタリ機構、第3プラネタリ機構は、この順序で前記入力軸側から前記出力軸側に向かって順次並列に配置され、
    前記第1キャリアと前記第4プラネタリ機構の第4キャリアとが入力軸連結部材を介して互いに連結され、前記第1リングギヤおよび前記第4プラネタリ機構の第4リングギヤと前記第3サンギヤとがギヤ連結部材を介して互いに連結され、
    前記第1クラッチは、前記入力軸連結部材に連結された第1クラッチ連結部材を介して、前記第1キャリアおよび第4キャリアに連結されているとともに、前記第2サンギヤに連結された第1クラッチ連結部材を介して、前記第1キャリアおよび前記第4キャリアと前記第2サンギヤとを係脱可能に連結し、
    前記第4クラッチは、前記第3リングギヤに連結された第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤに連結されているとともに、前記第2キャリアに前記入力軸側で連結された第4クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結し、
    前記切替クラッチは、前記第4クラッチ連結部材に連結された第1切替クラッチ連結部材を介して、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、前記第4クラッチ連結部材に連結された第2切替クラッチ連結部材を介して、前記第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定するポジション、又は第1および第2切替クラッチ連結部材に係合しないポジションに切り替える、請求項1に記載の車両用自動変速機。
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