JP2015006841A - ルーフエアバッグ装置及び乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の場合に、着座乗員がインストルメントパネルの車幅方向中央側へ移動することを抑制することができるルーフエアバッグ装置及び乗員保護装置を得る。【解決手段】センタルーフエアバッグ装置10は、ルーフRの車幅方向中央部における前端側に収納されたCRエアバッグ30が、ガス供給により車両上下方向の下端側がインストルメントパネル20と上下方向にオーバラップするように乗員に対する車両前後方向の前方で膨張展開される前ダクト34Fと、ガス供給により少なくとも一部が左右のシートバック16間で膨張展開される後ダクト34Rと、前ダクト34Fと後ダクト34Rとを含む膨張展開部34に接続されたシート状展開部36と、を有して構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ルーフエアバッグ装置及び乗員保護装置に関する。
側突時に車両のルーフから左右の座席間に向けてエアバッグを展開させる装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2007−223525号公報 特開2009−154709号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の技術は、側突に対する乗員保護用の技術であり、乗員がインストルメントパネルの車幅方向中側へ向けて斜め前方に移動することを抑制することができない。
本発明は、車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の場合に、着座乗員がインストルメントパネルの車幅方向中央側へ移動することを抑制することができるルーフエアバッグ装置及び乗員保護装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、ルーフの車幅方向中央部における車両前後方向の前端側を含む部分に収納されたルーフエアバッグが、ガス供給を受けて膨張し、車両上下方向の下端側が背面視でインストルメントパネルと上下方向にオーバラップするように乗員に対する車両前後方向の前方で展開される前側展開部と、ガス供給を受けて膨張し、少なくとも一部が左右の座席間で展開される後側展開部と、前記前側展開部と後側展開部とを含む膨張展開部に接続され、該膨張展開部に囲まれた状態で、かつ非膨張で又は前記展開部の車幅方向の膨張厚さよりも薄い厚さで展開される薄展開部と、を有して構成されている。
このルーフエアバッグ装置では、ルーフエアバッグの後側展開部が左右の座席間(例えばシートバック間)で展開されることで、左右からの荷重を支持し得る状態となる。ここで、車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の場合、反衝突側の着座乗員は、慣性によって前方へ移動しながら衝突側にも移動する。この場合、着座乗員の主に頭部は、展開したルーフエアバッグの薄展開部に沿って案内されつつ前側展開部に至り、該前側展開部によって前方への移動が抑制される。これにより、着座乗員の頭部がインストルメントパネルの車幅方向中央側部分に接触することが抑制される。
このように、上記構成のルーフエアバッグ装置では、車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の場合に、着座乗員がインストルメントパネルの車幅方向中央側へ移動することを抑制することができる。
請求項2記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項1の構成において、前記前側展開部は、前記薄展開部に対する左右両側で膨張して展開される一対の筒状展開部を含んで構成されている。
このルーフエアバッグ装置では、前側展開部が左右一対の筒状展開部を含むため、車両の左右何れの側へオフセットした衝突の場合でも、インストルメントパネルの車幅方向中央側への着座乗員の移動を効果的に抑制することができる。
請求項3記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項1の構成において、前記前側展開部は、単一の筒状展開部として構成されている。
このルーフエアバッグ装置では、ルーフエアバッグの膨張展開部の容量が小さく抑えられ、短時間での展開完了による着座乗員の保護性能の向上に寄与する。
請求項4記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成において、前記膨張展開部は、前記前側展開部及び後側展開部の車両上下方向の上端間を繋ぐ上側展開部と、前記前側展開部及び後側展開部の車両上下方向の下端間を繋ぐ下側展開部とを含んで構成され、前記薄展開部は、少なくとも前記前側展開部、上側展開部及び下側展開部のそれぞれに接続されている。
このルーフエアバッグ装置では、前側展開部、上側展開部、後側展開部、及び下側展開部で、側面視で略矩形枠状の膨張展開部が形成される。この略矩形枠状の膨張展開部の内側で薄展開部が展開される。この薄展開部は、少なくも前側展開部、上側展開部、及び下側展開部のそれぞれに接続されているため、前側展開部への着座乗員の頭部の案内性能が良好である。
請求項5記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項4記載の構成において、前記膨張展開部は、前記上側展開部と下側展開部とを繋ぐ中間展開部をさらに含んで構成されている。
このルーフエアバッグ装置では、薄展開部が着座乗員の頭部を案内する前に中間展開部が乗員頭部と接触すると、該着座乗員の頭部の回転が抑制され、該着座乗員の頭部の保護性能向上に寄与する。
請求項6記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成において、前記後側展開部は、車両前後方向の後側部分よりも前側部分が車両上下方向の上側に位置するように傾斜され、かつ車両上下方向の上端が前記前側展開部の車両上下方向の上端に繋がる傾斜筒状展開部の少なくとも一部として構成されている。
このルーフエアバッグ装置では、後側展開部を含む傾斜筒状展開部の後下部が左右のシート間で展開されることで、左右からの荷重を支持し得る状態となる。この傾斜筒状展開部と前側展開部とで側面視で上下逆「V」字状の膨張展開部が形成される。このため、ルーフエアバッグの膨張展開部の容量が小さく抑えられ、短時間での展開完了による着座乗員の保護性能の向上に寄与する。
請求項7記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成において、前記薄展開部は、布状部材又はメッシュ状部材として構成されている。
このルーフエアバッグ装置では、薄展開部が膨張展開しない構成であるため、ルーフエアバッグの膨張展開部の容量が一層小さく抑えられ、短時間での展開完了による着座乗員の保護性能の向上に寄与する。
請求項8記載の発明に係るルーフエアバッグ装置は、請求項1〜請求項7の何れか1項の構成において、前記ルーフエアバッグは、前記ルーフの車幅方向中央部における車両前後方向の前端部に設けられたオーバヘッドコンソールに収納されている。
このルーフエアバッグ装置では、ルーフエアバッグがオーバヘッドコンソールに収納されるため、該エアバッグの搭載性が良好である。
請求項9記載の発明に係る乗員保護装置は、座席に対する前方に設けられ、前面衝突が生じた際及び車両前部における車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の際に、ガス供給により前突用エアバッグを膨張させ展開させる前席用エアバッグ装置と、車両前部における車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の際に、ガス供給により前記ルーフエアバッグを膨張させて展開させる請求項1〜請求項8の何れか1項記載のルーフエアバッグ装置と、を備えている。
この乗員保護装置では、車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の際には、上記ルーフエアバッグ及び前突用エアバッグが展開される。反衝突側の着座乗員の衝突側への移動量が大きく、該乗員を前突用エアバッグで拘束できない場合でも、該乗員がインストルメントパネルに接触することがルーフエアバッグ装置の前側展開部によって防止又は効果的に抑制される。
以上説明したように本発明に係るルーフエアバッグ装置は、車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の場合に、着座乗員がインストルメントパネルの車幅方向中央側へ移動することを抑制することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るセンタルーフエアバッグ装置の概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るセンタルーフエアバッグ装置を示す図であって、(A)は収納状態を拡大して示す側方断面図、(B)は上ダクト部と前ダクト部との連結状態を示す一部切り欠いた断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るセンタルーフエアバッグ装置による乗員保護態様を説明するための平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るセンタルーフエアバッグ装置の概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るセンタルーフエアバッグ装置の概略全体構成を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るセンタルーフエアバッグ装置を示す図であって、(A)は概略全体構成を示す側面図、(B)は乗員保護態様を説明するための平面図である。
本発明の実施形態に係るルーフエアバッグ装置としてのセンタルーフエアバッグ装置10(以下、「CRエアバッグ装置10」という)、及びCRエアバッグ装置を備えた乗員保護装置100について、図1〜図3に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印RH、矢印LHは、それぞれCRエアバッグ装置10、乗員保護装置100が適用された自動車Vの前方向、上方向、車幅方向の一方側である右側、他方側である左側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両(前方を向いた場合)の左右を示すものとする。
(自動車V内部の概略構成)
図1には、CRエアバッグ装置10が適用された自動車VのキャビンC内の前部が模式的な斜視図にて示されている。また、図3には、自動車VのキャビンC内の前部が模式的な平面図にて示されている。これらの図に示される如く、キャビンC内には、左右一対の車両用シート12が左右に並んで配置されている。各車両用シート12は、シートクッション14と、該シートクッション14の後端に下端が接続されたシートバック16とを含んで構成されている。
この実施形態では、左側に位置する車両用シート12が運転席12D、右側に位置する車両用シート12が助手席12Pとされている。図1では、運転席12Dの図示を省略しているが、該運転席12Dと助手席12Pとの間にはセンタコンソール18が配置されている。このセンタコンソール18の前端は、運転席12D及び助手席12Pの前方で車幅方向に延びるインストルメントパネル20の車幅方向中央部に繋がっている。また、インストルメントパネル20における運転席12D側には、ステアリングホイール22が配置されている。
また、自動車Vの車幅方向中央部におけるルーフRの前端部には、オーバヘッドコンソール28が設けられている。オーバヘッドコンソール28には、図示しないスイッチ類や照明類がまとめて配設されている。この実施形態では、ルーフRにおけるオーバヘッドコンソール28の後方にはサンルーフ装置SRが設定されている。
(前突用エアバッグ装置)
図3に示される如く、乗員保護装置100は、運転席12Dの着座乗員Dを前面衝突に対し保護するための運転席用エアバッグ装置24、及び助手席12Pの着座乗員(図示省略)を前面衝突に対し保護するための助手席用エアバッグ装置26を備えている。これら運転席用エアバッグ装置24、助手席用エアバッグ装置26の少なくとも一方が、本発明の前席用エアバッグ装置に相当する。
運転席用エアバッグ装置24は、ステアリングホイール22内に設けられており、インフレータ24B(図2(A)参照)が作動されることで、運転席12Dの前方でエアバッグ24Aを膨張展開させるようになっている。一方、助手席用エアバッグ装置26は、インストルメントパネル20における助手席12Pの前方部分に設けられており、インフレータ26B(図2(A)参照)が作動されることで、助手席12Pの前方でエアバッグ26Aを膨張展開させるようになっている。
(CRエアバッグ装置の構成)
図2(A)には、作動前のCRエアバッグ装置10の概略構成が側断面図にて示されている。この図に示される如く、CRエアバッグ装置10は、ガス供給を受けて膨張展開されるルーフエアバッグとしてのセンタルーフエアバッグ30(以下、「CRエアバッグ30」という)と、該CRエアバッグ30にガス供給するインフレータ32とを含んで構成されている。CRエアバッグ30とインフレータ32とは、オーバヘッドコンソール28内に収納されている。
図1に示される如く、CRエアバッグ30は、ガス供給を受けて膨張展開される膨張展開部としてのダクト部34と、ダクト部34の展開に伴って膨張することなく展開される薄展開部としてのシート状展開部36とを含んで構成されている。ダクト部34は、側面視で矩形枠状を成す環状ダクトとされ、シート状展開部36は、ダクト部34の内側で張力によってシート状に展開されるようになっている。以下、具体的に説明する。
ダクト部34は、前側展開部としての前ダクト34Fと、後側展開部としての後ダクト34Rと、上側展開部としての上ダクト34Uと、下側展開部としての下ダクト34Lとを有し、上記の通り側面視で矩形枠状に膨張展開されるようになっている。すなわち、上ダクト34Uは、前ダクト34Fと後ダクト34Rとの上端間を繋ぎ、下ダクト34Lは、前ダクト34Fと後ダクト34Rとの下端間を繋いでいる。前ダクト34Fは、その下端(下ダクト34Lの前端)が背面視でインストルメントパネル20と上下方向にオーバラップするように膨張展開される構成とされている。なお、後述する頭部Hとの接触前の状態で、前ダクト34Fの下端(下ダクト34Lの前端)は、インストルメントパネル20に接触する構成であっても良く、インストルメントパネル20と非接触の構成であっても良い。
この実施形態では、後ダクト34R、上ダクト34U、及び下ダクト34Lは、筒状を成す単一のダクトとして膨張展開される構成とされている。一方、前ダクト34Fは、一対の筒状ダクト34FD、34FPが左右に並んで膨張展開される構成とされている。筒状ダクト34FDは、運転席12D側で膨張展開し、筒状ダクト34FPは、助手席12P側で膨張展開されるようになっている。
また、CRエアバッグ30は、後ダクト34Rの少なくとも一部が、側面視で運転席12Dのシートバック16及び助手席12Pのシートバック16のそれぞれとオーバラップするように膨張展開される構成とされている。すなわち、車両用シート12が図示しないシートスライド機構により前後方向に位置調整される全範囲において、後ダクト34Rの少なくとも一部が、左右のシートバック16間で膨張展開されるようになっている。換言すれば、後ダクト34Rの少なくとも一部は、左右のシートバック16の前後方向位置によらず、該左右のシートバック16の何れに対しても側面視でオーバラップするように膨張展開される構成である。
これにより、CRエアバッグ30は、運転席12D及び助手席12Pの何れかのシートバック16に支持されつつ(シートバック16との干渉で反力を得ながら)、後述する如く着座乗員を保護するようになっている。なお、後ダクト34R及び下ダクト34Lの少なくとも一部が、車両用シート12が図示しないシートスライド機構により前後方向に位置調整される全範囲において、左右のシートバック16間に膨張展開される構成としても良い。この場合、後ダクト34R及び下ダクト34L(の一部)が本発明の後側展開部に相当することとなる。
そして、シート状展開部36は、側面視で矩形状に展開される形状とされ、その周囲がダクト部34の内周に略全長に亘って接続されている。この実施形態では、シート状展開部36の前縁は筒状ダクト34FD、34FP間に縫合等によって接続されている。またシート状展開部36の上縁、後縁、下縁は、上ダクト34U、後ダクト34R、及び下ダクト34Lの車幅方向中央部に縫合等によって接合されている。これらにより、シート状展開部36は、上記の通りダクト部34の展開に伴って張力にてシート状に展開されるようになっている。なお、シート状展開部36は、例えばダクト部34を構成する基布と同様の材料又はネット(網状)素材にて構成されている。
以上説明したCRエアバッグ30は、適宜折り畳まれた状態で、図2(A)に示される如く、オーバヘッドコンソール28内に収納されている。この実施形態では、CRエアバッグ30は、上ダクト34U内に内蔵されたインフレータ32を介して、膨張展開状態における上ダクト34の前端となる部分においてルーフRに固定されている。
インフレータ32は、燃焼式又はコールドガス式のものが採用され、作動されることで発生したガスをCRエアバッグ30内に供給するようになっている。この実施形態では、インフレータ32からのガスは、図2(B)に示される如く、上ダクト34Uの前端を経由して、前ダクト34Fの左右の筒状ダクト34FD、34FP、及び上ダクト34Uの後部へ分配(矢印Fd参照)されるようになっている。
ここで、シートバック16との干渉で反力を得る後ダクト34Rには、インフレータ32の作動から短時間でガスを供給することが好ましい。このため、本実施形態においては、上ダクト34Uを後方へ向かうガス流れFdgを促進する分配構造を設けても良い。この分配構造は、例えば図2(A)に想像線にて示す如く上方及び後方を向くように展開されるテザー34Tにて構成しても良く、図示は省略するが筒状ダクト34FD、34FP、及び上ダクト34Uの流路断面積やガス流入側の開口面積にて設定しても良い。
(乗員保護ECU)
また、乗員保護装置100は、制御装置としての乗員保護ECU102を備えている。乗員保護ECU102は、複数の衝突センサ104(図2ではまとめて1つ示す)、並びに、運転席用エアバッグ装置24、助手席用エアバッグ装置26の各インフレータ24B、26B及びCRエアバッグ装置10のインフレータ32と電気的に接続されている。この乗員保護ECU102は、衝突センサ104からの情報に基づいて、適用された自動車Vに対する前面衝突、側面衝突、ロールオーバ、微小ラップ衝突、斜め衝突(の発生又は不可避であること)を検知可能とされている。
ここで、微小ラップ衝突とは、自動車Vの前面衝突のうち、例えばIIHSにて規定される衝突相手方との車幅方向のラップ量が25%以下の衝突とされる。例えば車体骨格であるフロントサイドメンバに対する車幅方向外側への衝突が微小ラップ衝突に該当する。この実施形態では、一例として相対速度64km/hrでの微小ラップ衝突が想定されている。また、斜め衝突(MDB斜突、オブリーク衝突)とは、例えばNHSTAにて規定される斜め前方(一例として、衝突相手方との相対角15°、車幅方向のラップ量35%程度の衝突)とされる。この実施形態では、一例として相対速度90km/hrでの斜め衝突が想定されている。
乗員保護ECU102は、例えばフルラップ前面衝突やオフセット前面衝突等の前面衝突を検知した場合には、運転席用エアバッグ装置24、助手席用エアバッグ装置26のインフレータを作動させるようになっている。また、乗員保護ECU102は、側面衝突、ロールオーバを検知した場合には、CRエアバッグ装置10のインフレータ32を作動させるようになっている。さらに、乗員保護ECU102は、微小ラップ衝突、斜め衝突を検知した場合には、それぞれ運転席用エアバッグ装置24、助手席用エアバッグ装置26の各インフレータ、及びCRエアバッグ装置10のインフレータ32を作動させるようになっている。なお、助手席用エアバッグ装置26については、助手席12Pに乗員が着座していることを条件に、インフレータを作動させるようにしても良い。
[作用]
次に、本実施形態の作用を説明する。
以下、乗員保護ECU102が、助手席12P側への微小ラップ衝突又は斜め衝突を検知した場合の主にCRエアバッグ装置10の作用について説明することとする。
乗員保護ECU102は、各衝突センサからの信号に基づいて微小ラップ衝突又は斜め衝突が生じたことを検知すると、運転席用エアバッグ装置24、助手席用エアバッグ装置26の各インフレータ、及びCRエアバッグ装置10のインフレータ32を作動させる。すると、図3に想像線にて示される如く、運転席用エアバッグ装置24、助手席用エアバッグ装置26の各エアバッグ24A、26Aが膨張展開される。
また、CRエアバッグ装置10のインフレータ32が作動されると、図1及び図3に示される如く、CRエアバッグ30が展開される。すなわち、ダクト部34が膨張展開され、これに伴ってシート状展開部36がシート状に展開される。ところで、助手席12P側への微小ラップ衝突や斜め衝突の場合、運転席12Dの着座乗員(運転者)Dは、車体に対して前方に移動し、さらに車幅方向内向きすなわち衝突側にも移動することとなる(図3の矢印A参照)。この着座乗員Dの頭部Hの衝突側への移動量、すなわち運転席エアバッグ装置24のエアバッグ24Aに対する車幅方向のオフセット量が大きい場合には、該エアバッグ24Aにて頭部Hを拘束し得ない。
このような場合、着座乗員Dの頭部Hは、後ダクト34Rにおいてシートバック16に支持されたCRエアバッグ30のシート状展開部36に案内されながら、該CRエアバッグ30の前ダクト34Fに至る。この前ダクト34Fの筒状ダクト34FDとの接触(干渉)によって、着座乗員Dの頭部Hがインストルメントパネル20に接触することが防止又は効果的に抑制される。
また、図示は省略するが、運転席12D側への微小ラップ衝突や斜め衝突により助手席12Pの着座乗員の頭部が衝突側へ大きく移動する場合には、該助手席12Pの着座乗員の頭部は、前ダクト34Fの筒状ダクト34FPと接触(干渉)する。これにより、助手席12Pの着座乗員の頭部がインストルメントパネル20に接触することが防止又は効果的に抑制される。
なお、着座乗員の頭部を保護する際、左右のシートバック16にオーバラップして展開された後ダクト34Rによって反力が支持される。特に、インフレータ32から上ダクト34Uを後方へ向かうガス流れFdgを促進する分配構造を有する構成では、インフレータ32の作動開始から短時間で後ダクト34Rを左右のシートバック16にオーバラップするように膨張、展開させることできる。これにより、乗員保護性能の向上に寄与する。
このように、本実施形態に係るCRエアバッグ装置10では、微小ラップ衝突や斜め衝突のような車幅方向一方側にオフセットした位置への前面衝突の際に、反衝突側の着座乗員がインストルメントパネル20の車幅方向中央側へ移動することを抑制することができる。
また、CRエアバッグ30の前ダクト34Fが左右一対の筒状ダクト34FD、34FPを含むため、左右何れ側への衝突に対しても、反衝突側の着座乗員がインストルメントパネル20の車幅方向中央側へ移動することを効果的に抑制することができる。
さらに、CRエアバッグ30においてダクト部34が膨張展開部とされる一方、シート状展開部36が非膨張部であるため、該CRエアバッグ30は容量が小さい。このため、CRエアバッグ30は、インフレータ32の作動開始から短時間で展開が完了し、着座乗員の保護性能向上に寄与する。
しかも、CRエアバッグ30の容量が小さいため、ルーフRにおけるサンルーフ装置SR前方の狭い空間にCRエアバッグ装置10をコンパクトに配置することができる。そして、この実施形態では、CRエアバッグ装置10がオーバヘッドコンソール28に収納されているため、見栄えを損なうことなく容易にルーフR(着乗員の上方)にCRエアバッグ装置10を搭載することができる。すなわち、本構造を採用することで、ルーフRに対するCRエアバッグ装置の搭載性が高い。
また、CRエアバッグ30が側面視で矩形枠状を成すダクト部34を有し、シート状展開部36は少なくとも前ダクト34F、上ダクト34U、及び下ダクト34Lに接続されている。このため、シート状展開部36に接触した頭部Hは、該シート状展開部36によって前ダクト34Fに向けて適正に案内される。すなわち、シート状展開部36による前ダクト34Fへの着座乗員の頭部の案内性能が良好である。
[他の実施形態]
以下、他の実施形態について順次説明する。以下に示す各実施形態においては、乗員保護装置100を構成するCRエアバッグ装置の構成において上記第1の実施形態と相違するので、該相違点について主に説明する。また、先に説明した実施形態の構成と基本的に同様の構成については、先に説明した実施形態の構成と同一の符号を付して、その説明、図示を省略する場合がある。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係るCRエアバッグ装置50について、図4に基づいて説明する。図4には、CRエアバッグ装置50を構成するエアバッグとしてのCRエアバッグ52が図1に対応する斜視図にて示されている。この図に示される如く、CRエアバッグ52は、ダクト部54の前ダクト54Fが単一の筒状ダクトから成る点で、前ダクト34Fが左右一対の前ダクト34FD、34FPから成る第1の実施形態とは異なる。
CRエアバッグ52のダクト部54は、側面視で矩形枠状を成しており、その上ダクト54U、後ダクト54R、下ダクト54Lは、上記した上ダクト34U、後ダクト34R、下ダクト34Lと同様に構成されている。一方、前ダクト54Fは、後ダクト54Rと同様に上下に延びる筒状を成しており、上ダクト54U及び下ダクト54Lの前端部間を繋いでいる。
そして、シート状展開部36の周縁は前ダクト54F、上ダクト34U、後ダクト34R、及び下ダクト34Lの車幅方向中央部に、略全周に亘って縫合等によって接合されている。CRエアバッグ装置50の他の構成は、図示しない部分を含め、第1の実施形態におけるCRエアバッグ装置10と同様に構成されている。
したがって、第2の実施形態に係るCRエアバッグ装置50によっても、前ダクトが左右一対の筒状ダクトにて構成されたことによる作用効果を除いて、基本的に第1の実施形態に係るCRエアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、CRエアバッグ52において前ダクト54Fの車幅方向中央部にシート状展開部36が接続されているため、該前ダクト54Fによって、車両の左右何れ側にオフセットされた衝突に対しても、反衝突側の着座乗員を保護することができる。
また、CRエアバッグ52は、膨張展開部であるダクト54を構成する前ダクト54Fが単一の筒状ダクトより成るため、該膨張展開部の容量が小さい。このため、CRエアバッグ52は、インフレータ32の作動開始から一層短時間で膨張展開が完了され、乗員保護性能の向上に寄与する。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態に係るCRエアバッグ装置60について、図5に基づいて説明する。図5には、CRエアバッグ装置60の作動状態における概略全体構成が模式的な側面図にて示されている。この図に示される如く、CRエアバッグ装置60を構成するエアバッグとしてのCRエアバッグ62は、略逆「V」字状のダクト部64を有する点で、ダクト部34が矩形枠状を成す第1の実施形態とは異なる。
具体的には、ダクト部64は、前ダクト64Fと、後側展開部である傾斜筒状展開部としての傾斜ダクト64Sとを有して構成されている。前ダクト64Fは、上下に延びる単一の筒状ダクトとして膨張展開されるようになっている。傾斜ダクト64Sは、後側部分よりも前側部分が上側に位置するように傾斜した姿勢で膨張展開され、かつ前上端が前ダクト64Fの上端に繋がる構成とされている。
この傾斜ダクト64Sは、膨張展開状態で、その後下部が左右のシートバック16に対し側面視でオーバラップする(左右のシートバック16間で展開される)ようになっている。この実施形態における傾斜ダクト64Sのその後後部は、第1の実施形態における後ダクト34Rの下端部又は下ダクト34Lの後端部の位置に相当する位置に配置されるようになっている。
また、CRエアバッグ62は、側面視で略直角三角形状に展開されるシート状展開部66を有する。シート状展開部66は、前縁66Fが前ダクト64Fの後部における車幅方向中央に接続されると共に、上縁66Uが傾斜ダクト64Sの下部における車幅方向中央に接続されている。一方、シート状展開部66の下縁66Lは、自由端(非拘束部位)とされている。
このシート状展開部66は、ダクト部64の展開に伴って張力にてシート状に展開されるようになっている。なお、シート状展開部66は、例えばダクト部64を構成する基布と同様の材料又はネット(網状)素材にて構成されている。CRエアバッグ装置60の他の構成は、図示しない部分を含め、第1の実施形態におけるCRエアバッグ装置10と同様に構成されている。
したがって、第3の実施形態に係るCRエアバッグ装置60によっても、前ダクトが左右一対の筒状ダクトにて構成されたことによる作用効果を除いて、基本的に第1の実施形態に係るCRエアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。なお、CRエアバッグ62による乗員保護について補足すると、微小ラップ衝突や斜め衝突の場合、シートベルトを装着した着座乗員Pの頭部Hは、図5に矢印Bにて示す如く、前下方に移動しながら、図3に矢印Aにて示す如く衝突側に移動する。このため、頭部Hは、傾斜ダクト64Sに対する前下側でシート状展開部66に接触し、該シート状展開部にて前ダクト64Fに案内されることとなる。そして、CRエアバッグ62は、その後部である傾斜ダクト64Sの後下端部をシートバック16に当接させることで反力が支持されつつ、頭部Hがインストルメントパネル20と接触することを効果的に抑制する。
また、CRエアバッグ62は、膨張展開部であるダクト部64が側面視で逆「V」字状に膨張展開されるため、換言すれば、ダクト部64が非環状形状の膨張展開形態を成すため、矩形枠状を成すダクト部34、54と比較して、膨張展開部の容量が小さい。このため、CRエアバッグ62は、インフレータ32の作動開始からより一層短時間で膨張展開が完了され、乗員保護性能の向上に寄与する。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態に係るCRエアバッグ装置70について、図6(A)、図6(B)に基づいて説明する。図6(A)には、CRエアバッグ装置70の作動状態における概略全体構成が模式的な側面図にて示されており、図6(B)には、CRエアバッグ装置70の作動状態における概略全体構成が模式的な平面図にて示されている。これらの図に示される如く、CRエアバッグ装置70を構成するエアバッグとしてのCRエアバッグ72は、ダクト部74が前ダクト74Fと後ダクト74Rとの間で膨張展開される中間展開部としての中間ダクト74Cを有する点で、第1の実施形態とは異なる。なお、図6(A)に想像線にて示すインストルメントパネル20は、車幅方向の略中央における形状を示している。
CRエアバッグ72のダクト部74は、前側展開部としての前ダクト74Fと、後側展開部としての後ダクト74Rと、上側展開部としての上ダクト74Uと、下側展開部としての下ダクト74Lと、上記した中間ダクト74Cを有する。中間ダクト74Cは、前ダクト74F及び後ダクト74Rと平行を成すように、前後方向における前ダクト74Fと後ダクト74Rとの間で、上下方向に沿って膨張展開されるようになってる。
これにより、ダクト部74は、側面視で矩形状の枠を前後に2つ繋げた如き形状に膨張展開されるようになっている。中間ダクト74Cを除くダクト部74は、第2の実施形態におけるダクト部54と同様に構成されている。
また、CRエアバッグ72は、側面視で略矩形状に展開される前後一対のシート状展開部76F、76Rを有する。前側のシート状展開部76Fの周縁は、前ダクト74F、上ダクト74Uの前部、中間ダクト74C、及び下ダクト74Lの前部の車幅方向中央部に、略全周に亘って縫合等によって接合されている。一方、後側のシート状展開部76Rの周縁は、中間ダクト74C、上ダクト74Uの後部、後ダクト74R、及び下ダクト74Lの後部の車幅方向中央部に、略全周に亘って縫合等によって接合されている。なお、後側のシート状展開部76Rを設けない構成としても良い。
以上により、シート状展開部76F、76Rは、ダクト部74の展開に伴って張力にてシート状に展開されるようになっている。なお、シート状展開部76F、76Rは、例えばダクト部74を構成する基布と同様の材料又はネット(網状)素材にて構成されている。CRエアバッグ装置70の他の構成は、図示しない部分を含め、第1の実施形態におけるCRエアバッグ装置10と同様に構成されている。
したがって、第4の実施形態に係るCRエアバッグ装置70によっても、前ダクトが左右一対の筒状ダクトにて構成されたことによる作用効果を除いて、基本的に第1の実施形態に係るCRエアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
また、CRエアバッグ装置70、該CRエアバッグ装置70を備えた乗員保護装置100では、ダクト部74が中間ダクト74Cを有するため、微小ラップ衝突や斜め衝突の際に、着座乗員の頭部Hの回転を抑制することに寄与する。この点について、助手席12P側への微小ラップ衝突又は斜め衝突の場合における運転席12Dの着座乗員Dの挙動を例として補足する。
まず、CRエアバッグ装置70を備えない比較例では、図示は省略するが、着座乗員Dの頭部Hは、衝突側に向かいつつ前方に移動して、運転席用エアバッグ装置24のエアバッグ24Aに対し、該エアバッグ24の車幅方向中央から衝突側にずれた位置に接触する。すると、頭部Hは、エアバッグ24Aとの接触部位(左側部分)の前方移動が制動される一方、このような制動力は頭部Hの非接触側(右側部分)には作用しない。このため、頭部Hは、エアバッグ24Aとの接触部位回り(上下方向に沿った軸回り)に回転するこことなる。
これに対して本実施形態では、着座乗員Dの頭部Hは、図6(B)に示される如く、頭部Hの左側部分においてエアバッグ24Aにおける上記衝突側にずれた位置に接触しつつ、頭部Hの右側部分においてCRエアバッグ72の中間ダクト74Cに接触する。すなわち、着座乗員Dの頭部Hは、エアバッグ24A及び中間ダクト74Cによって左右両側で制動力を受けることとなり、上記比較例と比較して、頭部Hの回転が抑制される。これにより、CRエアバッグ装置70及び乗員保護装置100では、衝突に伴う頭部Hの回転に対する乗員保護性能が向上する。
なお、第4の施形態において中間ダクト74Cが上下方向に沿った筒状を成す例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、中間ダクト74Cが上下方向に対し傾斜した姿勢で膨張展開される構成としても良い。但し、上記した頭部Hの回転抑制のメカニズムを考慮すると、上下方向対する傾斜角は小さい方が好ましい。
また、上記した各実施形態では、インフレータ32が微小ラップ衝突及び斜め衝突の場合に作動される例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、インフレータ32が微小ラップ衝突及び斜め衝突の何れか一方の場合に作動される構成としても良い。この構成では、微小ラップ衝突及び斜め衝突の他方が発生した場合には、他の安全装置によって乗員が保護される。
さらに、第3、第4実施形態では、前ダクト64F、74Fが単一の筒状ダクトである例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、前ダクト64F、74Fに代えて、左右一対の前ダクト34FD、34FPより成る前ダクト34Fを採用しても良い。
またさらに、上記した各実施形態では、薄展開部としてのシート状展開部36、66、76F、76Rを備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、薄展開部として、ダクト部よりも車幅方向に薄く膨張展開される薄膨張展開部を採用しても良い。このような薄膨張展開部としては、インフレータからのガス供給を受けて膨張する構成として良く、ダクト部の膨張展開に伴ってキャビンC中の空気を取り込んで膨張する構成としても良い。
また、上記した各実施形態では、CRエアバッグ装置10、50、60、70がオーバヘッドコンソール28内に収納された例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、CRエアバッグ装置10等の一部又は全部をルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に配設しても良い。
さらに、上記した各実施形態では、オーバヘッドコンソール28の後方にサンルーフ装置SRが設定された自動車Vへの適用例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、サンルーフ装置SRの設定がない自動車に本発明を適用しても良い。この場合、CRエアバッグ30、52、62、72の後部をルーフRにて支持するようにしても良い。
またさらに、上記した各実施形態では、後ダクト34R、54R、74R、又は傾斜ダクト64Sが左右のシートバック16間で膨張展開される例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、センタコンソール18を有しないにおいては、後ダクト34R、54R、74R、又は傾斜ダクト64Sが左右のシートクッション14(に設けたアームレスト)間で膨張展開される構成としても良い。
また、上記した各実施形態では、微小ラップ衝突や斜め衝突等の車幅方向一方側にオフセットした位置への前面衝突時の作用を説明したが、例えば側面衝突の際にインフレータ32を作動させた場合にも、乗員保護性能を向上することができる。すなわち、側面衝突の際に着座乗員が隣席(車両用シート12)のシートバック16や隣席乗員に干渉することが、展開したCRエアバッグ30、52、62、72によって抑制される。但し、この機能は、例えばシートバック16の車幅方向内側端部やセンタコンソール18、又はルーフの前後中央部などに設けた他のエアバッグによって発揮されても良い。換言すれば、各実施形態において、側面衝突時にインフレータ32が作動されない構成としても良い。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で各種変形して実施可能であることは言うまでもない。
10 センタルーフエアバッグ装置
12D 運転席(左右のシートの一方)
12P 助手席(左右のシートの他方)
20 インストルメントパネル
24 運転席用エアバッグ装置(前突用エアバッグ装置)
24A・26A エアバッグ(前突用エアバッグ)
26 助手席用エアバッグ装置(前突用エアバッグ装置)
28 オーバヘッドコンソール
30 CRエアバッグ(エアバッグ)
34 ダクト部(膨張展開部)
34F 前ダクト(前側膨張部)
34FD・34FP 前ダクト(一対の筒状展開部)
34L 下ダクト(下側膨張部)
34R 後ダクト(後側膨張部)
34U 上ダクト(上側膨張部)
36 シート状展開部(薄展開部)
50・60・70 センタルーフエアバッグ装置
52・62・72 CRエアバッグ(エアバッグ)
54・64・74 ダクト部(膨張展開部)
54F・64F・74F 前ダクト(前側膨張部、単一の筒状展開部)
54L・74L 下ダクト(下側膨張部)
54R・74R 後ダクト(後側膨張部)
54U・74U 上ダクト(上側膨張部)
64S 傾斜ダクト(傾斜筒状展開部)
66・76F・76R シート状展開部(薄展開部)
74C 中間ダクト(中間展開部)
V 自動車
D 着座乗員
R ルーフ

Claims (9)

  1. ルーフの車幅方向中央部における車両前後方向の前端側を含む部分に収納されたルーフエアバッグが、
    ガス供給を受けて膨張し、車両上下方向の下端側が背面視でインストルメントパネルと上下方向にオーバラップするように乗員に対する車両前後方向の前方で展開される前側展開部と、
    ガス供給を受けて膨張し、少なくとも一部が左右の座席間で展開される後側展開部と、
    前記前側展開部と後側展開部とを含む膨張展開部に接続され、該膨張展開部に囲まれた状態で、かつ非膨張で又は前記展開部の車幅方向の膨張厚さよりも薄い厚さで展開される薄展開部と、
    を有して構成されているルーフエアバッグ装置。
  2. 前記前側展開部は、前記薄展開部に対する左右両側で膨張して展開される一対の筒状展開部を含んで構成されている請求項1記載のルーフエアバッグ装置。
  3. 前記前側展開部は、単一の筒状展開部として構成されている請求項1記載のルーフエアバッグ装置。
  4. 前記膨張展開部は、前記前側展開部及び後側展開部の車両上下方向の上端間を繋ぐ上側展開部と、前記前側展開部及び後側展開部の車両上下方向の下端間を繋ぐ下側展開部とを含んで構成され、
    前記薄展開部は、少なくとも前記前側展開部、上側展開部及び下側展開部のそれぞれに接続されている請求項1〜請求項3の何れか1項記載のルーフエアバッグ装置。
  5. 前記膨張展開部は、前記上側展開部と下側展開部とを繋ぐ中間展開部をさらに含んで構成されている請求項4記載のルーフエアバッグ装置。
  6. 前記後側展開部は、車両前後方向の後側部分よりも前側部分が車両上下方向の上側に位置するように傾斜され、かつ車両上下方向の上端が前記前側展開部の車両上下方向の上端に繋がる傾斜筒状展開部の少なくとも一部として構成されている請求項1〜請求項3の何れか1項記載のルーフエアバッグ装置。
  7. 前記薄展開部は、布状部材又はメッシュ状部材として構成されている請求項1〜請求項6の何れか1項記載のルーフエアバッグ装置。
  8. 前記ルーフエアバッグは、前記ルーフの車幅方向中央部における車両前後方向の前端部に設けられたオーバヘッドコンソールに収納されている請求項1〜請求項7の何れか1項記載のルーフエアバッグ装置。
  9. 座席に対する前方に設けられ、前面衝突が生じた際及び車両前部における車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の際に、ガス供給により前突用エアバッグを膨張させ展開させる前席用エアバッグ装置と、
    車両前部における車幅方向の一方側にオフセットした位置への前面衝突の際に、ガス供給により前記ルーフエアバッグを膨張させて展開させる請求項1〜請求項8の何れか1項記載のルーフエアバッグ装置と、
    を備えた乗員保護装置。
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