JP2011170943A - 記憶制御装置、記憶装置、記憶装置システム - Google Patents

記憶制御装置、記憶装置、記憶装置システム Download PDF

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Abstract

【課題】ロジックがメモリのリフレッシュ動作を制御する積層型メモリシステムの構成において、個々のメモリの温度情報に基づいてメモリごとのリフレッシュ動作の頻度を個別に変更可能とする。かつ、複数のメモリとロジックとの間での温度情報入出力のための配線を簡易化する。
【解決手段】メモリ200において、入力選択温度情報Dtemp−3と温度センサー220の自己温度情報Dtemp−0とを比較して高い方を出力選択温度情報Dtemp−1として出力させる。出力選択温度情報Dtemp−1と入力選択温度情報Dtemp−3のためのマイクロバンプ500a、500bは、それぞれメモリチップの上側面と下側面とで同じ平面位置に配置する。メモリ200ごとに統合温度用TSV400bを同じ位置に形成することで統合温度情報Dtemp−2対応の信号路を共有させる。
【選択図】図11

Description

本発明は、記憶制御装置、記憶装置および記憶装置システムに関し、特にダイナミック型メモリの温度状態に応じてリフレッシュ動作を制御する記憶制御装置、記憶制御装置および記憶装置システムに関する。
ダイナミック型メモリは、キャパシタに保持された電荷の有無によって情報記憶を行うが、その電荷がリーク電流により失われてしまう前にその内容を読み出して再書込みを行うというリフレッシュ動作を必要とする。また、このダイナミック型メモリにおけるリーク電流は、低温時には減少し、高温時には増加するという温度依存性を有することが知られている。
このため、例えば高温時のリーク電流量に対応させてリフレッシュ動作の頻度を設定したとすると、そのままでは低温時における頻度が高すぎることになり、例えばその分の消費電力量が無駄になってしまう。そこで、メモリにおける温度を検出して得た温度情報に基づいて、リフレッシュ動作の実行頻度を変更するという技術が提案されている(例えば特許文献1、2参照。)。
特開2005−158222号公報(図1) 特開2005−253562号公報(図2)
上述の従来技術では、メモリの温度に応じてリフレッシュ動作の頻度を変更するために温度検出により得た温度情報を出力する必要がある。この場合においては、例えば複数のメモリチップの各々からロジックなどの統合制御部に対して温度情報を出力し、このロジックが受け取った温度情報に基づいてメモリチップごとに個別にリフレッシュ動作の頻度を変更するという構成を採り得る。しかし、この構成では、各メモリチップからの温度情報をロジックに個別に入力させるようにして配線を増加させなければならない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数のメモリを対象にして温度状態に適応したリフレッシュ動作の制御を行うのに際して、各メモリからの温度情報を出力するための配線構造を簡易化することをその目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、前段の記憶制御装置から入力された選択温度情報が示す温度状態と上記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて上記入力された選択温度情報と上記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または上記自己温度情報を選択温度情報として次段の記憶制御装置に出力する温度情報選択部と、最終段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報が示す温度状態に対応してその送信頻度が設定されるリフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、上記リフレッシュコマンドの受信に応じて、上記最終段の記憶制御装置から入力された上記統合温度情報と上記自己温度情報とに基づいてメモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部とを具備する記憶制御装置である。これにより、記憶制御装置から温度情報を出力するのにあたり、次段の記憶制御装置に選択温度情報を出力させるための信号路を形成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記トリガ発行頻度設定部は、上記リフレッシュトリガの発行頻度として、上記リフレッシュコマンドの所定の単位受信回数に対する上記リフレッシュトリガの発行回数を設定するようにしてもよい。これにより、リフレッシュコマンドの送信頻度の変更に対して、個々の記憶制御装置に適合するリフレッシュトリガの発行頻度を設定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記トリガ発行頻度設定部は、上記リフレッシュコマンドの受信に応じた頻度で発行させた暫定リフレッシュトリガに対して上記発行回数に対応する発行頻度に変更する処理を行って上記リフレッシュトリガとして出力するようにしてもよい。これにより、リフレッシュコマンドに同期してリフレッシュトリガを発行する構成において個々の記憶制御装置に適合するリフレッシュトリガの発行頻度を設定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、当該記憶制御装置が最終段の記憶制御装置ではない場合には最終段の記憶制御装置から出力された上記統合温度情報を上記発行頻度設定部に入力させるための信号経路を形成し、当該記憶制御装置が最終段の記憶制御装置である場合には上記温度情報選択部から出力された上記選択温度情報を上記統合温度情報として上記発行頻度設定部に入力させるための信号経路と上記統合温度情報として外部の他の記憶制御装置に出力させるための信号経路とを形成する信号切替部をさらに備えることとしてもよい。これにより、信号切替部が、最終段以外の記憶制御装置に対応する統合温度情報の信号経路と,最終段の記憶制御装置に対応する統合温度情報の信号経路の何れかを設定させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記温度情報選択部は、当該記憶制御装置が初段の記憶制御装置である場合には上記入力した選択温度情報が示す温度状態に係わらず上記自己温度情報を選択して上記選択温度情報として出力してもよい。これにより、記憶制御装置を初段の記憶制御装置として機能させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記選択温度情報を次段の記憶制御装置に出力するための電極は、当該記憶制御装置の下面において、当該記憶制御装置が他の記憶制御装置と積層された状態のもとで下段に隣接して位置する上記次段の記憶制御装置の上面において設けられる上記選択温度情報を入力するための電極と同じとなる位置に設けられるようにしてもよい。これにより、記憶制御装置を積層した場合に、次段に相当する下段の記憶制御装置との電極同士の接合によって選択温度情報を出力させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記選択温度情報を前段の記憶制御装置から入力するための電極は、当該記憶制御装置の上面において、当該記憶制御装置が他の記憶制御装置と積層された状態のもとで上段に隣接して位置する上記前段の記憶制御装置の下面において設けられる上記選択温度情報を出力するための電極と同じとなる位置に設けられるようにしてもよい。これにより、記憶制御装置を積層した場合に、前段に相当する上段の記憶制御装置との電極同士の接合によって選択温度情報を入力させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記統合温度情報が入力または出力されるための電極は、貫通電極を有して成るとともに、当該記憶制御装置が他の記憶制御装置と積層された状態のもとで上記他の記憶制御装置において上記統合温度情報の信号経路の一部として設けられる貫通電極と同じとなる位置に設けられるようにしてもよい。これにより、記憶制御装置を積層した場合に上下の記憶制御装置の間での電極同士の接合によって統合温度情報の信号路を共有させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、メモリアレイと、温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、前段の記憶装置から入力した選択温度情報が示す温度状態と上記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて、この入力した選択温度情報と上記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または上記自己温度情報を選択温度情報として次段の記憶装置に出力する温度情報選択部と、最終段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報が示す温度状態に対応してその送信頻度が設定されるリフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、上記リフレッシュコマンドの受信に応じて、上記最終段の記憶制御装置から入力された上記統合温度情報と上記自己温度情報とに基づいて上記メモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部とを具備する記憶装置である。これにより、記憶装置から温度情報を出力するのにあたり、次段の記憶装置に選択温度情報を出力させるための信号路を形成するという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面は、積層される複数の記憶装置を具備し、上記記憶装置の各々は、メモリアレイと、温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、
当該記憶装置の前段に隣接して位置する前段記憶装置がない場合には上記自己温度情報を出力し、上記前段記憶装置がある場合にはこの前段記憶装置から入力した選択温度情報が示す温度状態と上記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて、この入力した選択温度情報と上記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または上記自己温度情報を選択温度情報として、当該記憶装置の下段に隣接して位置する下段記憶装置またはリフレッシュ動作制御装置に出力する温度情報選択部と、最下段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報が示す温度状態に対応してその送信頻度が設定されるリフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、上記リフレッシュコマンドの受信に応じて、上記最終段の記憶制御装置から入力された上記統合温度情報と上記自己温度情報とに基づいて上記メモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部と、上記選択温度情報を上記下段記憶装置に出力するために当該記憶装置の下面に設けられる電極であり、上記下段記憶装置の上面において設けられる上記選択温度情報を入力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報出力用電極と、上記選択温度情報を前段の記憶装置から入力するために当該記憶装置の上面に設けられる電極であり、上記上段記憶装置の下面において設けられる上記選択温度情報を出力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報入力用電極と、上記統合温度情報が入力または出力されるための貫通電極を有して成る電極であり、他の記憶装置において上記統合温度情報の信号経路の一部として設けられる貫通電極と同じとなる位置に設けられる統合温度情報用電極とを具備する記憶装置システムである。これにより、上段と下段の記憶装置間で選択温度情報を入出力させるための信号路と統合温度情報の信号路とを互いのチップ面の電極を接合することにより形成させるという作用を有する。また、統合温度情報の信号路を記憶装置の間で共通化させるという作用を有する。
また、本発明の第4の側面は、積層される複数のチップ状の記憶装置とリフレッシュ動作制御装置を具備し、上記記憶装置の各々は、メモリアレイと、温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、当該記憶装置の前段に隣接して位置する前段記憶装置がない場合には上記自己温度情報を出力し、上記前段記憶装置がある場合にはこの前段記憶装置から入力した選択温度情報が示す温度状態と上記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて、この入力した選択温度情報と上記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または上記自己温度情報を選択温度情報として、当該記憶装置の下段に隣接して位置する下段記憶装置または上記リフレッシュ動作制御装置に出力する温度情報選択部と、リフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、最下段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報を入力し、上記リフレッシュコマンドの受信に応じて、上記入力された統合温度情報と上記自己温度情報とに基づいて上記メモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部と、上記選択温度情報を上記下段記憶装置に出力するために当該記憶装置の下面に設けられる電極であり、上記下段記憶装置の上面において設けられる上記選択温度情報を入力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報出力用電極と、上記選択温度情報を前段の記憶装置から入力するために当該記憶装置の上面に設けられる電極であり、上記上段記憶装置の下面において設けられる上記選択温度情報を出力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報入力用電極と、上記統合温度情報が入力または出力されるための貫通電極を有して成る電極であり、他の記憶装置において上記統合温度情報の信号経路の一部として設けられる貫通電極と同じとなる位置に設けられる統合温度情報用電極とを備え、上記リフレッシュ動作制御装置は、上記最下段の記憶制御装置から入力した上記統合温度情報に基づいて設定した送信頻度に従って上記リフレッシュコマンドを上記記憶装置の各々に対してブロードキャストにより送信するコマンド送信部と、上記統合温度情報が入力されるために当該リフレッシュ動作制御装置の上面に設けられる電極であり、当該リフレッシュ動作制御装置の上段に隣接して位置する最下段の記憶装置の上記選択温度情報出力用電極と同じとなる位置に設けられる統合温度情報入力用電極とを備える記憶装置システムである。これにより、上段と下段の記憶装置間または記憶装置とロジック間で選択温度情報を入出力させるための信号路と統合温度情報の信号路とを形成させるという作用を有する。また、統合温度情報の信号路を記憶装置とロジックとの間で共通化させるという作用を有する。
本発明によれば、複数のメモリを対象にして温度状態に適応したリフレッシュ動作の制御を行うのに際して、各メモリからの温度情報を出力するための配線構造が簡易化されるという効果を奏し得る。
本発明の第1の実施の形態におけるメモリシステム100の全体構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるメモリ200の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるリフレッシュ制御回路600の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるリフレッシュ制御回路600の具体構成例を示す論理回路図である。 トリガ発行頻度設定部630の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、温度状態を低温と高温との2値とした場合の温度情報の値とリフレッシュレートとの対応関係設定例を示す真理値表である。 図4に示す温度情報選択部610とトリガ発行頻度設定部630のそれぞれに対応する真理値表である。 本発明の第1の実施の形態において、温度状態を3以上のk値とした場合に温度情報選択部610に対応する真理値表である。 本発明の第1の実施の形態において、温度状態を3以上のk値とした場合にトリガ発行頻度設定部630に対応する真理値表である。 本発明の第2の実施の形態における積層型としてのメモリシステム100の全体的構造例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるメモリシステム100の物理的配線構造例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(温度に適応したリフレッシュ動作のために、メモリシステムの各メモリが選択温度情報の入出力機能と統合温度情報の入出力機能を有する構成)
2.第2の実施の形態(メモリシステムの各メモリが選択温度情報の入出力機能と統合温度情報の入出力機能を有する構成を積層型に適用した例)
<1.第1の実施の形態>
[メモリシステムにおけるメモリ間の温度情報入出力構成]
図1は、本発明の実施の形態におけるメモリを複数有して形成されるメモリシステム100における温度情報の入出力の態様例を示している。
メモリシステム100は、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nまでのn個のメモリと、ロジック300から成る。本発明の実施の形態の場合、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nのそれぞれは、例えば物理的には単体の1つのメモリチップとして形成される。また、ロジック300も単体の1つのチップとして形成される。そして、これらのチップは、例えば基板上などにおいてそれぞれ所定の位置に配置される。なお、以降の説明において、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nまでのメモリのうちの全てまたはその一部複数について特に区別せずに総括して扱う場合においては、メモリ200と記載する場合がある。
メモリ200は、例えば後述するようにしてダイナミック型のメモリアレイを備えてデータを保持するものである。なお、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各々の容量は必ずしも同じでなくともよいが、同一のインターフェースを有するようにして構成されているものとする。
本発明の実施の形態におけるロジック300は、各種所要の制御、処理を実行するものである。このような制御のうち、メモリシステム100におけるメモリ200に対する制御は、ロジック300におけるメモリコントローラ310が実行する。メモリコントローラ310は、実行すべき制御、処理に応じて各種所要のコマンドCMDを出力する。なお、ロジック300は、特許請求の範囲に記載のリフレッシュ動作制御装置の一例である。また、メモリコントローラ310は、特許請求の範囲に記載のコマンド送信部の一例である。
本発明の実施の形態のメモリ200はダイナミック型とされているので、定期的なリフレッシュを行うことが必要である。本発明の実施の形態のロジック300は、メモリ200に対する制御として、このリフレッシュ動作を実行させる。このために、ロジック300におけるメモリコントローラ310は、コマンドCMDの1つとしてリフレッシュ動作の実行を命令するリフレッシュコマンドを送信出力する。メモリ200は、リフレッシュコマンドの受信に応答してその内部にてリフレッシュ動作を実行する。
そのうえで、本発明の実施の形態のロジック300(メモリコントローラ310)は、メモリ200の温度に応じてリフレッシュコマンドの送信頻度を変更する。すなわち、メモリ200におけるリフレッシュ動作の実行頻度を変更する制御が可能とされている。このためにメモリコントローラ310は、各メモリ200にて検出された自己温度情報Dtemp−0が示す温度状態を統合したものとして扱われる統合温度情報Dtemp−2を入力する。そして、この統合温度情報Dtemp−2が示す温度情報に従って、リフレッシュコマンドの送信頻度を変更する。
また、メモリ200の各々は、温度センサー220を備える。この温度センサー220は対応するメモリの温度状態を検知し、その検知した温度状態を示す温度情報を生成する。温度センサー220により得られた温度情報については、自己温度情報Dtemp−0とする。
メモリ200の各々は、コマンドCMDに対応する信号路を接続可能とされている。また、メモリ200の各々は、出力選択温度情報Dtemp−1に対応する信号路、統合温度情報Dtemp−2に対応する信号路、および、入力選択温度情報Dtemp3に対応する信号路をそれぞれ接続可能とされている。これに応じて1つのメモリ200は、物理的に、コマンドCMD、出力選択温度情報Dtemp−1、統合温度情報Dtemp−2および入力選択温度情報Dtemp3のそれぞれに個別に対応する4つの端子を備えることになる。なお、上記各信号路の物理的な態様としては、線状である必要はない。例えば上記電極同士の接点として形成される態様も含む。いずれにせよ、対応する信号がメモリ200およびロジック間で伝達されるための経路をここでは信号路と称している。
このメモリシステム100において、コマンドCMDに対応する信号路は次のようにして配線される。すなわち、メモリ200の各々とロジック300との間で共通の信号路により接続される。これにより、ロジック300内のメモリコントローラ310から出力されるコマンドCMDは、メモリ200のそれぞれに対して同時に入力される。従って、ロジック300から出力されるリフレッシュコマンドも、メモリ200のそれぞれに対して同時に入力される。
次に温度情報の配線について説明する。この説明にあたり、メモリ200は、入力選択温度情報Dtemp−3と出力選択温度情報Dtemp−1の各温度情報の配線の仕方としてみた場合には直列に多段接続されているものとしてみることができる。ここでは、第1メモリ200−1を初段とし、以降、第2メモリ200−2、第3メモリ200−3・・・の順で、2段目、3段目・・・とし、第nメモリを最終段(n段目)として扱う。
先ず、初段の第1メモリ200−1においては、入力選択温度情報Dtemp3を入力しないために、これに対応する端子に信号路は接続されない。初段の第1メモリ200−1の出力選択温度情報Dtemp−1に対応する端子と、その次段となる2段目の第2メモリ200−2の入力選択温度情報Dtemp−3に対応する端子とが信号路経由で接続される。次に、2段目の第2メモリ200−2の出力選択温度情報Dtemp−1に対応する端子と、その次段となる3段目の第3メモリ200−3の入力選択温度情報Dtemp−3に対応する端子とが信号路経由で接続される。以降、最終段の第nメモリ200−nに至るまで同様の接続態様となる。すなわち、i段目の第iメモリ200−2の出力選択温度情報Dtemp−1に対応する端子と、その次段となるi+1段目の第(i+1)メモリ200−(i+1)の入力選択温度情報Dtemp−3に対応する端子とが信号路経由で接続される。
このようにして、出力選択温度情報Dtemp−1と入力選択温度情報Dtemp3の信号路の配線については、メモリ200およびロジック間で直列となるようにして多段接続されているとみてよい構成となっている。
次に、統合温度情報Dtemp−2については、メモリ200の各々における統合温度情報Dtemp−2に対応の端子が共通の信号路経由で接続されるようになっている。これにより、後述するようにして最終段の第nメモリ200−nから出力される統合温度情報Dtemp−2は、これより前段のメモリ200のそれぞれに対して同時に入力される。また、ロジック300のメモリコントローラ310の統合温度情報Dtemp−2に対応の端子については、最終段の第nメモリ200−nの出力選択温度情報Dtemp−1に対応の端子と接続される。
[統合温度情報の生成例]
次に、同じ図1を参照して、統合温度情報Dtemp−2の生成例について説明する。結果的に、統合温度情報Dtemp−2は、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nにて得られている自己温度情報Dtemp−0のうちで最も高い温度状態を示すことになる。
先ず、初段の第1メモリ200−1においては、出力選択温度情報Dtemp−1として、必ず、自己が有する温度センサー220から出力される自己温度情報Dtemp−0を出力する。すなわち、初段の第1メモリ200−1の出力選択温度情報Dtemp−1は、常に自己温度情報Dtemp−0と同じ温度状態を示すものとなる。
2段目の第2メモリ200−2においては、前段の第1メモリ200−1からの出力選択温度情報Dtemp−1を入力選択温度情報Dtemp−3として入力する。次に、第2メモリ200−2は、自己の温度センサー220から出力される自己温度情報Dtemp−0と、入力選択温度情報Dtemp−3とを比較して、両者のうちからより高い温度状態を示す温度情報を選択する。そして、選択した温度情報を、出力選択温度情報Dtemp−1として出力する。この出力選択温度情報Dtemp−1は信号路を介して次段のメモリ200−3が入力選択温度情報Dtemp−3として入力する。
第3メモリ200−3も、前段の第2メモリ200−2と同様に、自己の温度センサー220から出力される自己温度情報Dtemp−0と、入力選択温度情報Dtemp−3とを比較して、両者のうちからより高い温度状態を示す温度情報を選択する。そして、選択した温度情報を出力選択温度情報Dtemp−1として出力し、これを次段のメモリが入力選択温度情報Dtemp−3として入力する。以降、同様にして、最終段の第nメモリ200−nまで、自己温度情報Dtemp−0と入力選択温度情報Dtemp−3のうちで、より高い温度状態を示す温度情報を選択し、出力選択温度情報Dtemp−1として出力する。
このようにして出力選択温度情報Dtemp−1と入力選択温度情報Dtemp−3とがメモリ200間で入出力されていく。これにより、最終段の第nメモリ200−nにて選択された温度情報は、各メモリ200にて得られている自己温度情報Dtemp−0が示す温度状態のうちで最も高い温度状態を示すものとなる。また、このようにして得られた温度状態は、各メモリ200の自己温度情報Dtemp−0を統合した温度状態を示しているとみることができる。
第nメモリ200−nは、この選択した温度情報を、上記もしたように出力選択温度情報Dtemp−1として出力する。この出力は、ロジック300のメモリコントローラ310が統合温度情報Dtemp−2として入力する。また、第nメモリ200−nは、選択した温度情報を、統合温度情報Dtemp−2に対応の端子からも出力させる。これにより、最終段以外のメモリ200の全てに対して共通に、統合温度情報Dtemp−2が入力される。後述するが、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nまでの各メモリは、それぞれ、統合温度情報Dtemp−2と、自己温度情報Dtemp−0とに基づいて、自身の温度状態に応じて適切とされるリフレッシュ頻度を設定できる。
本発明の実施の形態のメモリシステム100は、後述するようにしてロジック300(メモリコントローラ310)から各メモリ200に対して、統合温度情報Dtemp−2に従った頻度でリフレッシュコマンドをブロードキャストにより送信させる。そのうえで、各メモリ200は、それぞれの自己温度情報Dtemp−0が示す温度状態に応じて適切なリフレッシュ頻度を個別に設定できる。そして、上記図1に示した温度情報の配線の態様と、これに伴う統合温度情報Dtemp−2生成ための構成を採ることで、本発明の実施の形態では、温度情報についての配線が簡略化される。
例えば、従来においてメモリシステムの各メモリの温度状態に応じて個別にリフレッシュ動作の頻度を設定しようとする場合には、各メモリの温度センサーにより得られた自己温度情報のそれぞれを、ロジックに入力させる必要があった。この場合、各メモリからロジックに温度情報を入力させるための配線が、メモリの数だけ必要になってしまう。これに伴い、ロジックには、メモリの数に応じただけの温度情報の入力端子を設けなければならない。また、ロジックは、入力される温度情報に応じてメモリごとに適切なリフレッシュ頻度を設定する。このために、ロジックは、ユニキャストによりメモリごとに異なるリフレッシュコマンドを送信しなければならない。この場合、ロジックにはメモリごとに応じたリフレッシュコマンドのための割り込み処理が発生し、例えば処理速度の低下であるとかバスの利用効率の低下などを招く。
これに対して本発明の実施の形態では、図1に示すように、出力選択温度情報Dtemp−1の信号路は、次段のメモリ200またはロジック300(最終段の第nメモリ200−nの場合)に接続されればよい。すなわち、従来のようにして、各メモリ200からの出力選択温度情報Dtemp−1の信号路を全てロジック300に接続する必要がない。これにより、ロジック300においては、統合温度情報Dtemp−2を入力するための端子が1つのみでよいことになる。また、統合温度情報Dtemp−2は、メモリ200の間では共通の信号路で接続されている。すなわち、本発明の実施の形態においては、温度情報についての配線がより簡略になる。
また、本発明の実施の形態においては、ロジック300はブロードキャストによりリフレッシュコマンドを送信する。ブロードキャストでは、ロジック300(メモリコントローラ310)が制御するリフレッシュ動作の頻度は、各メモリ200に対して共通となるので、メモリごとに応じたリフレッシュコマンドの割り込み処理は発生しない。従って、先に述べた処理速度やバス利用効率の低下はない。しかし、本発明の実施の形態においては、ブロードキャストによりリフレッシュコマンドを受ける仕様であるのにかかわらず、メモリ200ごとに個別にリフレッシュ動作の頻度を変更設定可能とされているものである。
[メモリの全体構成例]
図2のブロック図は、本発明の実施の形態として、リフレッシュ動作に関連するメモリ200の構成例を示している。図示するように、メモリ200は、リフレッシュコマンドデコーダ210、温度センサー220、リフレッシュ制御回路600、リフレッシュアドレスカウンタ230、ロウ制御回路240、メモリアレイ250を備えて成る。
リフレッシュコマンドデコーダ210は、コマンドCMDについてのデコード処理として、リフレッシュ動作を命令するリフレッシュコマンドを弁別して抽出する部位である。より具体的には、リフレッシュコマンドデコーダ210は、ロジック300(メモリコントローラ310)からのコマンドCMDを受信して入力する。そして、入力したコマンドCMDのコマンドIDなどを参照することでリフレッシュコマンドであるか否かを識別する。そして、リフレッシュコマンドであることを識別した場合には間接リフレッシュトリガRFTG−2を発行して出力する。間接リフレッシュトリガRFTG−2は、本来は、後述のメモリアレイ250にリフレッシュ動作を実行させるためのトリガとなる信号であり、例えばリフレッシュコマンドの受信タイミングに応答したパルスとなる。ただし、本発明の実施の形態の場合には、この間接リフレッシュトリガRFTG−2は直接のトリガとはならず、リフレッシュ制御回路600にて、間接リフレッシュトリガRFTG−2をもとに出力される直接リフレッシュトリガRFTG−2が直接のトリガとなる。なお、メモリ200においてコマンドCMDを受信する端子およびリフレッシュコマンドデコーダ2から成る部位が、特許請求の範囲に記載のリフレッシュコマンド受信部の一例となる。また、間接トリガ信号RFTG−1、直接リフレッシュトリガRFGT−2は、それぞれ、特許請求の範囲に記載の暫定リフレッシュトリガ、リフレッシュトリガの一例となる。
温度センサー220は、図1にて述べたように、対応するメモリの温度を検出し、その検知した温度状態を示す自己温度情報Dtemp−0を出力するものである。なお、温度センサー220は、同じメモリ200におけるメモリアレイ250の近傍に配置されることが望ましいが、メモリ200としてのチップにおける物理的な制約により、多少離れた位置に配置される場合もあり得る。
リフレッシュ制御回路600は、リフレッシュコマンドデコーダ210より入力される間接リフレッシュトリガRFTG−2を利用して直接リフレッシュトリガRFTG−2を生成して出力(発行)するものである。直接リフレッシュトリガRFTG−2は、例えば対応するメモリ200の自己の温度状態に対応した頻度でリフレッシュ動作が実行されるように出力間隔が設定されたパルスとして得られる。また、リフレッシュ制御回路600は、図1にて説明したようにして出力選択温度情報Dtemp−1を生成して出力するものである。
このリフレッシュ制御回路600においては、温度センサー220からの自己温度情報Dtemp−0を入力する。また、入力選択温度情報Dtemp−3を入力する。また、出力選択温度情報Dtemp−1を出力する。また、対応のメモリ200が最終段以外の場合には統合温度情報Dtemp−2を入力し、最終段である場合には統合温度情報Dtemp−2を出力するように切り替えることができる。
また、リフレッシュ制御回路600は、モード切り替え信号TRNMODEと、レジスタ情報RGMEMを入力する。これらモード切り替え信号TRNMODEとレジスタ情報RGMEMの意義と、これらの信号、情報に応じたリフレッシュ制御回路600の動作については後述する。
リフレッシュアドレスカウンタ230は、リフレッシュアドレスADRRFをカウントして出力するカウンタである。リフレッシュアドレスADRRFのカウントは、入力される直接リフレッシュトリガRFTG−2のパルスが得られるごとに実行される。
ロウ制御回路240は、メモリアレイ250に対するリフレッシュを行単位で順次行うものである。このために、ロウ制御回路240は、リフレッシュアドレスADRRFと直接リフレッシュトリガRFTG−2を入力する。そして、ロウ制御回路240は、リフレッシュアドレスADRRFが示すメモリアレイ250の行を選択し、その選択行のメモリセルに対して、直接リフレッシュトリガRFTG−2のパルスに応じたタイミングでリフレッシュのための電流を流す。これにより、リフレッシュアドレスADRRFの更新に応じて、行順次によるリフレッシュ動作が行われていく。
メモリアレイ250は、ダイナミック型メモリセルをアレイ状に並べた記憶素子群である。このメモリアレイ250の各メモリセルには、例えば縦方向に昇順となるようロウアドレスが付与され、横方向に昇順となるようカラムアドレスが付与される。これまでの説明から理解されるように、このメモリアレイ250を形成するメモリセルがリフレッシュ動作の対象となる。
[リフレッシュ制御回路の構成例]
図3のブロック図は、リフレッシュ制御回路600の構成例を示している。この図に示すようにして、リフレッシュ制御回路600は、温度情報選択部610、スイッチ部620およびトリガ発行頻度設定部630を備えるものとしてみることができる。
ここで先ず、モード切り替え信号TRNMODEについて説明しておく。本発明の実施の形態のメモリシステム100は、先に図1にて述べたように、ロジック300がブロードキャストによりメモリ200を共通に制御する。その一方で、メモリ200の各々が自立して自己の温度状態に応じた適切なリフレッシュ動作の頻度を設定するというモード動作である。しかし、本発明の実施の形態のメモリシステム100は、例えば先に述べた従来の構成に従ってロジック300が各メモリ200のリフレッシュ動作を個別に制御するモード動作も可能とされている。ここでは本発明の実施の形態に対応する前者のモードを共通制御モードと称し、従来に従った後者のモードを個別制御モードと称することにする。
モード切り替え信号TRNMODEは、メモリシステム100として上記共通制御モードと個別制御モードとの何れの構成が採られているのかを示す信号であり、例えば、共通制御モードを示す場合には「H」、個別制御モードを示す場合には「L」となる。温度情報選択部610とトリガ発行頻度設定部630は、モード切り替え信号TRNMODEに応じて、共通制御モードと個別制御モードとに対応した動作モードの間で切り替えを行う。
なお、図3の説明にあっては、モード切り替え信号TRNMODEは常に「H」であり、従って、温度情報選択部610とトリガ発行頻度設定部630は、共通制御モードに対応した動作であることを前提にする。
また、レジスタ情報RGMEMは、対応のメモリ200が、メモリシステム100の多段接続構成において何段目のメモリであるのかを示す情報であり、例えばそのメモリ200が備えるレジスタ(ここでは図示せず)において保持されている。このレジスタ情報RGMEMはスイッチ部620のオン/オフを制御する信号として入力されている。そして、このスイッチ部620は、例えば、レジスタ情報RGMEMにより最終段以外のメモリであることが示される場合にはオフで、最終段のメモリであることが示される場合にオンとなるようにして制御されるものとする。
先ず、温度情報選択部610の動作から説明する。温度情報選択部610は、入力選択温度情報Dtemp−3と温度センサー220からの自己温度情報Dtemp−0とを入力する。そして、入力した入力選択温度情報Dtemp−3と自己温度情報Dtemp−0のそれぞれが示す温度状態とを比較し、より高い温度を示す温度状態の温度情報を選択して、出力選択温度情報Dtemp−1として出力する。なお、入力選択温度情報Dtemp−3と自己温度情報Dtemp−0のそれぞれが示す温度状態として温度が同じである場合には、何れの温度情報を選択して出力してもよい。
また、初段の第1メモリ200−1の場合には、温度情報選択部610に対して入力選択温度情報Dtemp−3は入力されない。これに応じては、温度情報選択部610は、温度センサー220から入力する自己温度情報Dtemp−0をそのまま出力選択温度情報Dtemp−1として出力させるように動作する。
また、リフレッシュ制御回路600において、出力選択温度情報Dtemp−1の信号路は、分岐してスイッチ部620の一端に入力されている。スイッチ部620の他端は、統合温度情報Dtemp−2の信号路と接続されている。スイッチ部620は、前述したように、対応のメモリ200が最終段の場合にのみオンとなる。スイッチ部620がオンの状態では、出力選択温度情報Dtemp−1の信号路がスイッチ部620を介して、統合温度情報Dtemp−2の信号路と接続される。これにより、図1の第nメモリ200−nとして示すように、出力選択温度情報Dtemp−1を統合温度情報Dtemp−2として外部に出力させる機能が得られる。また、出力選択温度情報Dtemp−1を統合温度情報Dtemp−2としてトリガ発行頻度設定部630に入力させる機能が得られる。
これに対して、メモリ200が最終段以外である場合には、スイッチ部620がオフとなる。これにより、図1の最終段以外のメモリとしても示すように、リフレッシュ制御回路600は、外部からの統合温度情報Dtemp−2を入力するように動作する。なお、スイッチ部620は、特許請求の範囲に記載の信号切替部の一例となる。
次に、トリガ発行頻度設定部630は、直接フレッシュトリガRFTG−2の発行頻度を変更設定する。トリガ発行頻度設定部630に対しては、統合温度情報Dtemp−2、自己温度情報Dtemp−0、および間接リフレッシュトリガRFTG−1が入力される。トリガ発行頻度設定部630は、先ず、統合温度情報Dtemp−2と自己温度情報Dtemp−0の温度状態の関係に基づいて、間接リフレッシュトリガRFTG−1のパルスの間引き率を判定する。そして、判定した間引き率により間接リフレッシュトリガRFTG−1からパルスを間引き、この間引き処理後のパルスを直接フレッシュトリガRFTG−2として出力する。この直接フレッシュトリガRFTG−2のパルス出力周期が、現在の自己の温度状態に適合するリフレッシュ動作の頻度に対応するものとなる。このようにして直接フレッシュトリガRFTG−2のパルス発行頻度が変更される。なお、ここでの間引き処理には、間引き率が0%であると判定されて実質間引きを実行しない場合も含まれる。また、このような間引き処理により形成される直接フレッシュトリガRFTG−2のパルスは、その発行頻度がリフレッシュコマンドの受信頻度と異なる場合はある。しかし、間接トリガ信号RFTG−1と同様にリフレッシュコマンドの受信タイミングには同期したものとなる。
[リフレッシュ制御回路の具体的構成例]
次に、図4(a)の論理回路図は、上記図3に示したリフレッシュ制御回路600の構成の一具体例を示している。なお、この図に対応しては、図6に示すようにして温度情報とリフレッシュレートを定義していることを前提とする。すなわち、温度情報Dtempが示す温度状態としては低温と高温との2値であるとして定義する。この場合には「L」であれば低温、「H」であれば高温を示すものとする。なお、この定義については、自己温度情報Dtemp−0、出力選択温度情報Dtemp−1、統合温度情報Dtemp−2、入力選択温度情報Dtemp−3のそれぞれについて共通とする。
そして、上記の温度状態の定義に応じたリフレッシュレートとしては、温度情報Dtempが「L」とされて低温を示す場合には0.5倍を対応させ、「H」とされて高温を示す場合には1倍を対応させることとする。
図4(a)において、温度情報選択部610は、セレクタ611、否定論理積ゲート612、インバータ613および論理和ゲート614を備えて成る。スイッチ部620は、クロックドバッファ621を備えて成る。また、トリガ発行頻度設定部630は、排他的否定論理和ゲート631、セレクタ632、フリップフロップ633、634,インバータ635,論理積ゲート636、セレクタ637、フリップフロップ638を備えて成る。
温度情報選択部610において、セレクタ611は、入力信号である入力選択温度情報Dtemp−3と、「L」で固定の固定信号のうちから、モード切り替え信号TRNMODEに応じて何れか一方の信号を選択して出力するものである。具体的には、セレクタ611は、モード切り替え信号TRNMODEが「H」である場合に入力選択温度情報Dtemp−3を選択し、「L」である場合に固定信号を選択する。ここでの説明では、共通制御モードとされていることに応じてモード切り替え信号TRNMODEは「H」となるので、セレクタ611は常に入力選択温度情報Dtemp−3を選択する。
論理和ゲート614は、セレクタ611の出力である入力選択温度情報Dtemp−3と温度センサー220からの自己温度情報Dtemp−0との論理和を、出力選択温度情報Dtemp−1として出力するものである。論理和ゲート614は少なくとも一方の入力が「H」であれば「H」を出力する。従って、論理和ゲート614は、入力選択温度情報Dtemp−3と自己温度情報Dtemp−0のうちで高い温度状態の温度情報を選択し、出力選択温度情報Dtemp−1として出力する動作を行っているものとみることができる。また、論理和ゲート614は、入力選択温度情報Dtemp−3と自己温度情報Dtemp−0とがともに「H」であれば「H」を出力し、ともに「L」であれば「L」を出力する。すなわち、同じ温度状態を示していれば、その温度状態を示す出力選択温度情報Dtemp−1を出力する。
また、入力選択温度情報Dtemp−3の信号路には、否定論理積ゲート612およびインバータ613から成る固定信号回路が接続される。この固定信号回路は、対応のメモリ200が初段に配置されることで入力選択温度情報Dtemp−3が入力されない場合、セレクタ611の入力選択温度情報Dtemp−3に対応する入力を「L」に維持するものである。
否定論理積ゲート612にはリセット信号RSTと入力選択温度情報Dtemp−3が入力される。インバータ613は、否定論理積ゲート612の出力を反転させて、否定論理積ゲート612における入力選択温度情報Dtemp−3の入力側に対して出力する。
リセット信号RSTは、例えば各種初期化のトリガとなる信号であり、この場合には電源の起動時などにおいて「L」のパルスとなり、以降「H」を維持する信号である。上記の固定信号回路は、リセット信号RSTが「L」に立ち下がることに応じてインバータ613の出力として「L」で固定する。ただし、外部からの入力選択温度情報Dtemp−3が「H」と「L」とで反転すれば、これに応じて、インバータ613の出力も「H」と「L」で反転する。
これに対して、外部から入力選択温度情報Dtemp−3が入力されなければ、「L」で固定されたままとなる。これにより、初段の第1メモリ200−1においては、定常的に入力選択温度情報Dtemp−3の信号路が「L」に対応する電位で固定される。また、これに応じて、論理和ゲート614は、常に、自己温度情報Dtemp−0を出力選択温度情報Dtemp−1として出力するという、初段の第1メモリ200−1に対応する動作となる。
また、スイッチ部620におけるクロックドバッファ621は、出力選択温度情報Dtemp−1と統合温度情報Dtemp−2の信号路間のオン/オフを行うものである。この場合には、クロックドバッファ621の入力側に出力選択温度情報Dtemp−1の信号路が接続され、その出力側に統合温度情報Dtemp−2の信号路が接続される。
クロックドバッファ621のクロックであるレジスタ情報RGMEMは、前述のようにメモリシステム100の多段構成において何段目のメモリであるのかを示す情報である。そして、最終段のメモリに対応しては、例えば0のID番号が付され、これに応じてレジスタ情報RGMEMは「L」となるものとする。これに対して、最終段以外のメモリの場合には、レジスタ情報RGMEMは「H」となるものとする。
これにより、クロックドバッファ621は、レジスタ情報RGMEMが「L」のときに、これが反転して「H」のクロックが入力され、出力選択温度情報Dtemp−1をそのまま統合温度情報Dtemp−2として出力する。すなわち、最終段の第nメモリ200−nに対応した温度情報の入出力経路が形成される。これに対して、レジスタ情報RGMEMが「L」のときには、出力選択温度情報Dtemp−1と統合温度情報Dtemp−2の信号路は遮断された状態となる。この結果、最終段以外のメモリ200に対応した温度情報の入出力経路を形成する。
次に、トリガ発行頻度設定部630において、排他的否定論理和ゲート631は、統合温度情報Dtemp−2と自己温度情報Dtemp−0の温度状態が一致しているか否かを検出する機能を有する。具体的に、排他的否定論理和ゲート631は、統合温度情報Dtemp−2と自己温度情報Dtemp−0がそれぞれ「H」、「L」または「L」、「H」となる一致しない状態であれば「L」を出力する。一方、統合温度情報Dtemp−2と自己温度情報Dtemp−0がともに「H」、またはともに「L」となる一致の状態であれば「H」を出力する。
なお、排他的否定論理和ゲート631は、直接リフレッシュトリガRFTG−1を生成するために間接リフレッシュトリガRFTG−1からパルスを間引く際の間引き率を設定しているものとみることができる。ここでの間引き率は、図6に示したようにリフレッシュレートが1倍、0.5倍の2段階で定義されていることに応じて、0%(間引きしない)と50%の何れかとなる。この場合、排他的否定論理和ゲート631の出力が「H」のとき間引き率0%(間引きしない)となり、「L」のとき間引き率50%となる。
セレクタ632は、モード切り替え信号TRNMODEに応じて、排他的否定論理和ゲート631の出力と「H」に固定された固定信号との何れかを選択して出力するものである。ここでは、前述のように共通制御モードを前提としていることに対応してモード切り替え信号TRNMODEは「H」であるとしている。従って、セレクタ632は、常に排他的否定論理和ゲート631の出力を選択して出力する。
フリップフロップ633は、上記セレクタ632からの出力である信号S1を、間接リフレッシュトリガRFTG−1に同期させた信号S2として出力するものである。
フリップフロップ634およびインバータ635は、間接リフレッシュトリガRFTG−1のパルスが得られるごとに反転する信号S3を生成するものである。このためにフリップフロップ634は、クロックとして間接リフレッシュトリガRFTG−1を入力している。また、インバータ635は、フリップフロップ634の出力である信号S3を反転させて入力端子に帰還させている。
論理積ゲート636は、信号S3と間接リフレッシュトリガRFTG−1との論理積を出力することで、間接リフレッシュトリガRFTG−1からパルスを間引いた信号S4を出力する。この場合の論理積ゲート636は、1つおきにパルスを間引くが、これは50%の間引き率による間引きを行うことを意味している。
セレクタ637は、信号S2に応じて間接リフレッシュトリガRFTG−1と信号S4の何れかを選択して出力するものである。セレクタの切り替え信号である信号S2は、間引き率の設定結果に相当する排他的否定論理和ゲート631の出力に対応する。セレクタ637は、設定された間引き率に応じて、間接リフレッシュトリガRFTG−1からパルスを間引いて出力するのに相当する動作を行っている。
また、フリップフロップ638は、セレクタ637の出力を、外部からのクロックCLKに同期させて、直接リフレッシュトリガRFTG−2として出力するための部位である。なお、フリップフロップ638は、例えばメモリアレイ250などに非同期型を採用する場合などには省略されてかまわない。従って、実質は、セレクタ637の出力が直接リフレッシュトリガRFTG−2となる。
図4(b)には、温度情報選択部610における固定信号回路の他の例を示している。すなわち、図4(a)に示す否定論理積ゲート612およびインバータ613に代えて、セレクタ615を設け、出力選択温度情報Dtemp−3と「L」に固定された固定信号とを入力する。切り替え信号としてはレジスタ情報RGMEM1を入力する。ここでレジスタ情報REGMEM1は「H」により初段のメモリであることを示し、「L」によりこれ以外の2段目以降のメモリであることを示すものとする。これにより、メモリが2段目以降の第2乃至第nメモリ200−2乃至nの場合には、セレクタ611に対して常に入力選択温度情報Dtemp−3が出力され、初段の第1メモリ200−1の場合には、「L」の固定信号が出力される。
[トリガ発行頻度設定部の動作]
図5のタイミングチャートは、図4に示したトリガ発行頻度設定部630の動作を示している。なお、この図に示す動作も、例えば、共通制御モードを前提としてモード切り替え信号TRNMODEが「H」である場合のものとする。
先ず、間接リフレッシュトリガRFTG−1は、図示するようにして、トリガ周期Trfにより一定間隔で出力される。ただし、このトリガ周期Trfの周期は、ロジック300(メモリコントローラ310)が入力する統合温度情報Dtemp−2が「H」と「L」の何れであるのかに応じて切り替えられるように変化する。すなわち、メモリコントローラ310は、図6の定義に従って、統合温度情報Dtemp−2が「H」とされて高温を示すときには、例えば時間長Tによる周期でリフレッシュコマンドを発行する。これに対して、低温を示す「L」のときには、その2倍の時間長2Tによる周期でリフレッシュコマンドを発行する。間接リフレッシュトリガRFTG−1のパルスの周期は、このリフレッシュコマンドの発行タイミングに対応する。従って、トリガ周期Trfの周期は、例えば時間長T、2Tとの間で切り替わるようにして変更される。
この場合の信号S1は、セレクタ632を介して得られる排他的否定論理和ゲート631の出力となる。ここでは、時刻t4−1より前までは統合温度情報Dtemp−2と自己温度情報Dtemp−0とが一致していなかったこととしている。しかし、時刻t4−1に至って統合温度情報Dtemp−2と自己温度情報Dtemp−0の何れか一方が反転して両者が「H」または「L」により一致したこととしている。これにより、信号S1は、時刻t4−1より前においては「L」で、時刻t4−1以降において「H」となる。
この信号S1は、時刻t4にて立ちあがった間接リフレッシュトリガRFTG−1が「H」の途中のときに反転している。これは、信号S1と間接リフレッシュトリガRFTG−1とが非同期であることを意味している。フリップフロップ634は、この信号S1を例えば間接リフレッシュトリガRFTG−1の立ち上がりタイミングで同期させるようにして、タイミングシフトを行い、信号S2として出力させる。このようにして出力される信号S2は、例えば図示するように、時刻t4−1が経過してから最初に間接リフレッシュトリガRFTG−1が立ち上がる時刻t5において、「L」から「H」に反転するものとなる。
次に、フリップフロップ634から出力される信号S3は、例えば図示するようにして、間接リフレッシュトリガRFTG−1のパルスの立ち上がりごとに「H」と「L」とで反転するものとなる。論理積ゲート636の出力である信号S4は、この信号S3と間接リフレッシュトリガRFTG−1の論理積であるため、図示するようにして、間接リフレッシュトリガRFTG−1に対してパルスが1つおきで出現する信号となる。すなわち、間引き率1/2により間接リフレッシュトリガRFTG−1からパルスを間引いた信号となる。
そして、セレクタ637は、切り替え信号として入力される信号S2が「L」である時刻t5以前に対応しては、直接リフレッシュトリガRFTG−2として信号S4を選択して出力する。これに対して、信号S2が「H」となる時刻t5以降においては、間接リフレッシュトリガRFTG−1を選択して出力する。
このようにして、図4のトリガ発行頻度設定部630は、自己温度情報Dtemp−0と統合温度情報Dtemp−2とにより示される温度状態が同じであるか否かに従って、間接リフレッシュトリガRFTG−2の発行頻度を1:2の比率で変更設定している。
ところで、例えば図4(a)のトリガ発行頻度設定部630においては、フリップフロップ634を省略して信号S1をそのままセレクタ637の切り替え制御信号として入力させることとしてもよい。ただし、この場合において、図5の時刻t4−1のようにして間接リフレッシュトリガRFTG−1が「H」となる期間において信号S2が「L」に反転したとする。すると、セレクタ637は、時刻t4−1にて「H」の間接リフレッシュトリガRFTG−1から「L」の信号S4の選択に切り替えることになる。これは、例えば直接リフレッシュトリガRFTG−2のパルス波形の出力時間の短縮による乱れ、欠落につながるもので、例えば動作の安定性などの点で好ましいことではない。そこで、本発明の実施の形態では、フリップフロップ634により信号S2を間接リフレッシュトリガRFTG−1に同期させている。これにより、セレクタ637の信号切り替え動作も間接リフレッシュトリガRFTG−1に同期することになって、前述の直接リフレッシュトリガRFTG−2のパルス波形の乱れ、欠落は生じない。
[真理値表]
図7は、図4に示したリフレッシュ制御回路600の動作に対応する真理値表である。なお、この図には、これまでに前提としてきた共通制御モードとともに個別制御モードの場合の動作に対応した真理値表も示されている。
図7(a)は、温度情報選択部610の動作に対応する真理値表である。先ず、共通制御モード時においてはモード切り替え信号TRNMODEが「H」となる。そのうえで、自己温度情報Dtemp−0が「L」(温度状態:低温)、かつ入力選択温度情報Dtemp−3が「L」(温度状態:低温)の場合には、出力選択温度情報Dtemp−1は「L」(温度状態:低温)となる。また、自己温度情報Dtemp−0が「H」(温度状態:高温)、かつ入力選択温度情報Dtemp−3が「L」(温度状態:低温)の場合には、出力選択温度情報Dtemp−1は「H」(温度状態:高温)となる。また、自己温度情報Dtemp−0が「L」(温度状態:低温)、かつ入力選択温度情報Dtemp−3が「H」(温度状態:高温)の場合には、出力選択温度情報Dtemp−1は「H」(温度状態:高温)となる。自己温度情報Dtemp−0が「H」(温度状態:高温)、かつ入力選択温度情報Dtemp−3が「H」(温度状態:高温)の場合には、出力選択温度情報Dtemp−1は「H」(温度状態:高温)となる。この真理値表も、自己温度情報Dtemp−0と入力選択温度情報Dtemp−3のうちより高い温度状態を示す温度情報を出力選択温度情報Dtemp−1として選択する動作に対応している。また、自己温度情報Dtemp−0と入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態が同じである場合には、この同じ温度状態を示す出力選択温度情報Dtemp−1を出力する動作にも対応している。
また、個別制御モード時についても説明しておく。個別制御モード時はモード切り替え信号TRNMODEが「L」となる。そのうえで、自己温度情報Dtemp−0が「L」(温度状態:低温)のときには、入力選択温度情報Dtemp−3は無視して、出力選択温度情報Dtemp−1も「L」(温度状態:低温)となる。また、自己温度情報Dtemp−0が「H」(温度状態:高温)のときには、入力選択温度情報Dtemp−3は無視して、出力選択温度情報Dtemp−1も「H」(温度状態:高温)となる。すなわち、入力選択温度情報Dtemp−3に係わらず自己温度情報Dtemp−0をそのまま出力選択温度情報Dtemp−1として出力する。なお、入力選択温度情報Dtemp−3の無視は、例えば図4においては、固定信号回路(否定論理積ゲート612、インバータ613)により起動時以降、入力選択温度情報Dtemp−3を常に「L」で維持させる動作が相当する。また、個別制御モードでは、このようにして各メモリ200から出力された出力選択温度情報Dtemp−1を、ロジック300がそれぞれ異なる信号路により入力する構成を採る。
図7(b)は、トリガ発行頻度設定部630の動作に対応する真理値表である。先ず、共通制御モードの場合のモード切り替え信号TRNMODEは「H」である。そのうえで、自己温度情報Dtemp−0が「L」(温度状態:低温)、かつ統合温度情報Dtemp−2が「L」(温度状態:低温)である場合は、直接リフレッシュトリガRFTG−2としては、リフレッシュコマンドを1回受ける(受信する)ごとに発行される。この場合、リフレッシュコマンドは、低温に対応して0.5倍のリフレッシュレートによる頻度で発行されており、かつ、メモリ200自身も低温である。そこで、リフレッシュコマンドの受信入力と同じ頻度で直接リフレッシュトリガRFTG−2を発行させることとしている。これは、例えばリフレッシュコマンドの単位受信回数を1回と規定した場合、この1回の単位受信回数ごとに応じた直接リフレッシュトリガRFTG−2の発行回数を1とすることに相当する。
また、自己温度情報Dtemp−0が「L」(温度状態:低温)、かつ統合温度情報Dtemp−2が「H」(温度状態:高温)である場合、直接リフレッシュトリガRFTG−2としては、リフレッシュコマンドを2回受けるごとに1回発行されるものとなる。このとき、リフレッシュコマンドは、高温に対応して1倍のリフレッシュレートによる頻度で発行されているのに対して、メモリ200自身は低温であるから、0.5倍のリフレッシュレートでよい。そこで、リフレッシュコマンドの受信入力に対して50%となる頻度により直接リフレッシュトリガRFTG−2を発行させることとしている。これは、リフレッシュコマンドについて規定した単位受信回数1ごとに対応させて、直接リフレッシュトリガRFTG−2の発行回数を0.5とすることに相当する。
また、自己温度情報Dtemp−0が「H」(温度状態:高温)、かつ統合温度情報Dtemp−2が「H」(温度状態:高温)である場合、直接リフレッシュトリガRFTG−2としては、リフレッシュコマンドを受けるごとに発行されるものとなる。このとき、リフレッシュコマンドは、高温に対応して1倍のリフレッシュレートによる頻度で発行されているが、メモリ200自身も高温なので同じく1倍のリフレッシュレートとなる。そこで、リフレッシュコマンドと同じ頻度により直接リフレッシュトリガRFTG−2を発行させるということとしている。
また、個別制御モード時はモード切り替え信号TRNMODEが「L」となる。そのうえで、自己温度情報Dtemp−0が「L」(温度状態:低温)のときには、統合温度情報Dtemp−2は無視、直接リフレッシュトリガRFTG−2はリフレッシュコマンドを受けるごとに発行されるものとなる。また、自己温度情報Dtemp−0が「H」(温度状態:高温)のときには、統合温度情報Dtemp−2は無視、直接リフレッシュトリガRFTG−2はリフレッシュコマンドを受けるごとに発行されるものとなる。すなわち、常に、リフレッシュコマンドを受けるごとに直接リフレッシュトリガRFTG−2を発行する動作である。
上記の動作は、セレクタ632が、「L」のモード切り替え信号TRNMODEを選択制御信号として入力することに応じて、「H」の固定信号を常に出力することで得られる。これにより、自己温度情報Dtemp−0にかかわらず、セレクタ637にて間接リフレッシュトリガRFTG−1が選択され、直接リフレッシュトリガRFTG−2として出力される。
[温度情報が持つ温度状態の拡張例]
これまでの説明では、温度情報Dtempは高温と低温の2値により温度状態を示すこととしたが、本発明の実施の形態としては、3以上の分解能により温度状態を示すようにして拡張してもよい。すなわち、温度情報Dtempが示す温度状態をk値(kは3以上の整数)とすることができる。なお、k値への拡張は、自己温度情報Dtemp−0、出力選択温度情報Dtemp−1、入力選択温度情報Dtemp−3および統合温度情報Dtemp−2の全てにおよぶ。また、温度状態の番号値が大きくなる程、より高い温度を示すものとする。
図8は、温度情報Dtempの温度状態をk値とした場合における温度情報選択部610の動作例を示す真理値表である。なお、この図においても、これまでに前提としてきた共通制御モードとともに個別制御モードの場合の動作に対応した真理値表が示されている。
図8について、モード切り替え信号TRNMODEが「H」である共通制御モードから説明する。本発明の実施の形態において温度状態がk値となった場合、自己温度情報Dtemp−0の温度状態#1乃至kのそれぞれの場合において、入力選択温度情報Dtemp−3は温度状態#1乃至kの何れも取り得る。
先ず、自己温度情報Dtemp−0が温度状態#1である場合において、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#1で同じであれば、出力選択温度情報Dtemp−1も温度状態#1となる。次に、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#2乃至kの何れかである場合、何れも入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態のほうが高くなるため、出力選択温度情報Dtemp−1も温度状態#2乃至kとなる。
また、自己温度情報Dtemp−0が温度状態#2の場合、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#1であれば、出力選択温度情報Dtemp−1は、より高い方の自己温度情報Dtemp−0が選択されて温度状態#2となる。また、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#2であって自己温度情報Dtemp−0と同じであれば、出力選択温度情報Dtemp−1も温度状態#2となる。次に、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#3であって自己温度情報Dtemp−0より高温になると、入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態が選択されて、出力選択温度情報Dtemp−1は温度状態#3となる。以降、入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態が#4乃至kとなる場合のそれぞれにおいては、入力選択温度情報Dtemp−3が選択されて、出力選択温度情報Dtemp−1は温度状態#4乃至kとなる。
また、自己温度情報Dtemp−0が温度状態#3の場合、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#1乃至#3の場合には、自己温度情報Dtemp−0の方が高温の状態、または同じ温度状態である。このために、出力選択温度情報Dtemp−1は温度状態#3となる。次に、入力選択温度情報Dtemp−3が温度状態#4となって自己温度情報Dtemp−0より高温になると、入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態が選択され、出力選択温度情報Dtemp−1は温度状態#4となる。さらに入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態が#5乃至kとなる場合のそれぞれにおいても、入力選択温度情報Dtemp−3の温度状態が選択されて、出力選択温度情報Dtemp−1は温度状態#5乃至kとなる。
以降、同様にして、自己温度情報Dtemp−0が温度状態#4以上の場合のそれぞれにおいても、自己温度情報Dtemp−0と入力選択温度情報Dtemp−3の温度情報とのうちで、より高温を示す方を出力選択温度情報Dtemp−1の温度情報とする。また、自己温度情報Dtemp−0と入力選択温度情報Dtemp−3とが同じ温度状態であれば、その温度状態を出力選択温度情報Dtemp−1とする。そして、図示するように、自己温度情報Dtemp−0が最高温の#kの場合には、出力選択温度情報Dtemp−1も常に温度状態#kとなる。
また、個別制御モードの場合には、モード切り替え信号TRNMODEが「L」とされたうえで、次のようになる。すなわち、温度状態が2値の場合と同様に、入力選択温度情報Dtemp−3に係わらず、出力選択温度情報Dtemp−1は、自己温度情報Dtemp−0と同じ温度状態とする。
図9は、温度情報Dtempの温度状態をk値とした場合におけるトリガ発行頻度設定部630の動作例を示す真理値表である。この図においても、これまでに前提としてきた共通制御モードとともに個別制御モードの場合の動作に対応した真理値表が示されている。
温度状態をk値としたことに応じたリフレッシュレートの設定の仕方についてはいくつか考えられるが、ここでは次のように規定する。すなわち、温度状態を示す変数をmとすると、1/2(k−m)で表される倍数によるリフレッシュレートを設定する。具体的に、最高温の温度状態#kのリフレッシュレートを1倍とすると、温度状態#k−1、温度状態#k−2、温度状態#k−3の順で低くなっていくのに応じては、1/2倍、1/4倍、1/8倍のようにして変更させる。また、図9の説明にあたっては、自己温度情報Dtemp−0の温度状態の番号に対応する変数をpとし、統合温度情報Dtemp−2の温度状態の番号に対応する変数をqとする。図9のリフレッシュトリガRFGT−2の欄には、変数p、qに対して、対応する自己温度情報Dtemp−0と統合温度情報Dtemp−2の温度情報の番号を代入して示している。
図9においても、先ず、共通制御モードに対応してモード切り替え信号TRNMODEは「H」である。そのうえで、自己温度情報Dtemp−0が最低温の温度状態#1の場合には、直接リフレッシュトリガRFTG−2のパルスは、「リフレッシュコマンドを2(q−p)回受けるごとに1回発行」するものとなる。これは、例えばリフレッシュコマンドの単位受信回数を1回と規定した場合、この1回の単位受信回数ごとに応じた直接リフレッシュトリガRFTG−2の発行回数を1/2(q−p)とすることに相当する。これにより、具体的には統合温度情報Dtemp−2が温度状態#1、#2、#3となるのに応じて、直接リフレッシュトリガRFGT−2のパルスの発行頻度は、リフレッシュコマンドに対して1/2、4/1、1/8のようにしてその頻度が下がっていく。
また、自己温度情報Dtemp−0が温度状態#2の場合には、統合温度情報Dtemp−2が温度状態#1となって自己温度情報Dtemp−0より低温となる組み合わせが現れる。この場合には、直接リフレッシュトリガRFGT−2のパルスは、「リフレッシュコマンドを受けるごとに2(p−q)回発行」される。これは、リフレッシュコマンドについて規定した単位受信回数1に対するフレッシュトリガRFTG−2の発行回数を2(p−q)とすることに相当する。具体的にこの場合には、リフレッシュコマンドに対して2(2−1)倍、すなわち2倍となる頻度で直接リフレッシュトリガRFGT−2のパルスを出力させることになる。また、統合温度情報Dtemp−2が温度状態#2以上とされて、自己温度情報Dtemp−0に対して同じ、またはより高温となる場合には、直接リフレッシュトリガRFGT−2は、「リフレッシュコマンドを2(q−p)回受けるごとに1回発行」される。
以降、自己温度情報Dtemp−0が温度状態#3以上となるいずれの場合においても、上記と同様の規則に従う。すなわち、統合温度情報Dtemp−2の温度状態が自己温度情報Dtemp−0より低温となる組み合わせでは、直接リフレッシュトリガRFGT−2のパルスは、「リフレッシュコマンドを受けるごとに2(p−q)回発行」される。また、統合温度情報Dtemp−2が自己温度情報Dtemp−0に対して同じ、またはより高温となる場合には、直接リフレッシュトリガRFGT−2は、「フレッシュコマンドを2(q−p)回受けるごとに1回発行」される。そして、自己温度情報Dtemp−0が最高温の温度状態kの場合には、統合温度情報Dtemp−2が温度状態#1乃至#kの場合ごとに、直接リフレッシュトリガRFGT−2は、「リフレッシュコマンドを受けるごとに2(p−q)回発行」される。
なお、統合温度情報Dtemp−2が自己温度情報Dtemp−0より低温となる組み合わせに対応して、直接リフレッシュトリガRFGT−2をリフレッシュコマンドよりも高い頻度とするための構成として、例えば1つには逓倍器を設けることが考えられる。この逓倍器は、例えばオシレータなどにより構成できる。すなわち、オシレータについて、間接リフレッシュトリガRFGT−1のパルスが入力されるごとに、上記の2(p−q)倍の個数に相当するパルスを生成するように構成すればよい。これにより、間接リフレッシュトリガRFGT−1に同期し、かつ2(p−q)倍の周波数の直接リフレッシュトリガRFGT−2が得られる。
先に述べたように、ここでは、温度状態を示す変数により1/2(k−m)で表される倍数によるリフレッシュレートであることを前提にしている。図9に示す真理値表の動作は、このリフレッシュレートに従って、常に、自己温度情報Dtemp−0に適合した頻度による直接リフレッシュトリガRFGT−2のパルスが生成されるようになっている。
また、個別制御モードの場合には、モード切り替え信号TRNMODEが「L」とされたうえで、次のようになる。すなわち、統合温度情報Dtemp−2については無視し、出力選択温度情報Dtemp−1の温度状態#1乃至#kの場合ごとに、直接リフレッシュトリガRFGT−2は、「リフレッシュコマンドを受けるごとに発行」される。
なお、リフレッシュ制御回路600の論理回路による構成は図4に限定されるものではなく、例えば図7の真理値表、または上記図8、図9の真理値表を満たすようにして構成されればどのような回路構成が採られてもよい。
<第2の実施の形態>
[積層型のメモリシステムの概要例]
これまで説明した本発明の実施の形態としてのメモリシステム100は、例えば各メモリ200とロジック300の物理的配置については特に限定はない。例えば、メモリ200とロジック300としての各チップを平面方向において異なる位置に配置するような態様も、本発明の第1の実施の形態には含められる。これに対して、本発明の第2の実施の形態としては、メモリ200とロジック300のチップを積層して、いわゆる積層型のメモリシステムとして形成した場合に対応するものとなる。積層型とすることで、例えばメモリシステム200としての物理的なモジュールのサイズを大幅に縮小することが可能になる。
図10は、本発明の第2の実施の形態となる積層型のメモリシステム100として、メモリ200とロジック300の物理的な配置例を側面方向より示している。この図に示すメモリシステム100は、先ず、最上段(初段)から下の段にかけて、順に、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nを順に配置している。そのうえで、最終段の第nメモリ200−nの下に対してロジック300を配置している。
また、本発明の第2の実施の形態のメモリシステム100は、積層型として、メモリ200とロジック300のチップ間の電気的な接続に、TSV(シリコン貫通ビア:Through Silicon Via)を採用するものとしている。TSVは、シリコン製半導体チップの内部を垂直に貫通する電極であり、例えばこれまでのワイヤボンディング接続に代替するものとして用いられる。
この図では、例えば2段目の第2メモリ200−2から最下段(最終段)の第nメモリ200−nのそれぞれにおいてTSV400が形成されている場合が示されている。また、この場合には、TSV400が形成される各メモリ200−2乃至nにおけるチップ表面と裏面とにおいて、その形成されたTSV400が表出する位置に対しては接合用の電極としてマイクロバンプ500が設けられる。隣接する上段、下段のチップとの直接の接続は、このマイクロバンプ500同士を接合することにより行うこととしている。
そのうえで、図においては、積層された状態の第2メモリ200−2から第nメモリ200−nのそれぞれにおいて、TSV400をチップの平面方向において互いに同じ位置に設けた状態が示されている。これにより、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nおよびロジック300との間で共通の信号路を形成することが可能になる。
ここで、メモリシステムを積層型とする構成と、先に述べた従来の温度情報の配線とを組み合わせたとする。この場合には、各メモリの自己温度情報は個別にロジックと接続する必要があるために、それぞれ別の配線となる。そのうえ、これらの配線はTSVを共有できない。このために、例えば中段のメモリは、これより上段のメモリの各々から引き出された自己温度情報の配線を通過させるためのTSVを設けなければならない。この自己温度情報のためのTSVは、例えば下段のメモリになるにつれて増加していくことになる。すなわち、この場合にはメモリチップについて、その積層される段ごとに、TSVの形成数が異なるものを作り分けなければならなくなる。例えばこれはコストアップなどの要因ともなるために好ましいことではない。
従来の場合においてこれを避けようとすれば、例えばロジックに最も近い最下段のメモリの温度情報だけをロジックに入力させることになる。この場合、ロジックは、この最下段のメモリの温度情報のみに基づいて、各メモリに対して共通にリフレッシュコマンドを発行してリフレッシュ制御を実行するという、最も単純なリフレッシュ制御になってしまう。積層型は、例えば具体的には、上層側はヒートシンクに近いために低温の傾向であるのに対して、下層側はヒートシンクから遠いために熱がこもるなどして高温となりやすい。すなわち、上層側と下層側との間での温度差が大きい。このために、例えばメモリの全てに対して適切に頻度でリフレッシュ動作を行わせることが非常に難しくなる。これに対して本発明の第2の実施の形態では、以降説明するようにして温度情報を配線する。
[チップ間の配例]
図11は、本発明の第2の実施の形態のメモリシステム100におけるチップ間の物理的な配線の態様例を示している。なお、この図の第1メモリ200−1において示される各機能回路ブロックの構成は図2と同様である。残る第2メモリ200−2から第nメモリ200−nも同じ構成が採られているものとする。すなわち、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nとしてのメモリチップは同じ規格により製造されているものとする。また、ロジック300の内部構成は、図1と同様となる。
また、本発明の第2の実施の形態においても、コマンドCMDおよび温度情報Dtemp−1乃至3についてのメモリチップとロジックチップ間の入出力態様は、図1と同様である。
本発明の実施の形態においては、図示するようにして、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nにおいて、CMD用TSV400aと統合温度用TSV400bとを備える。
図1に示したように、コマンドCMDは、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各メモリとロジック300との間で信号路を共有する。そこで、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各チップの同じ位置にCMD用TSV400aを形成する。そして、図示するように、このCMD用TSV400aを互いに上下で隣接し合うチップのマイクロバンプ500の接合を介して接続する。また、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各メモリにおいては、CMD用TSV400aとリフレッシュコマンドデコーダ210におけるコマンド入力端子とを接続する。また、ロジック300においてはメモリコントローラ310のコマンド出力端子と、CMD用TSV400と同じ位置に設けたマイクロバンプ500とを接続する。これにより、メモリコントローラ310からのコマンドCMDを、共通の信号路を経由して各メモリ200−1乃至200−nのリフレッシュコマンドデコーダ210に対して共通に出力させることができる。
また、同じく図1に示したように、統合温度情報Dtemp−2は、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各メモリの間で信号路を共有する。そこで、上記第CMD用TSV400aとは別に、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各チップの同じ位置に統合温度用TSV400bを形成する。そして、この統合温度用TSV400bに対応するマイクロバンプ500を、互いに上下で隣接し合うチップ間で接合して接続する。また、第1メモリ200−1から第nメモリ200−nの各メモリにおいては、統合温度用TSV400bとリフレッシュ制御回路600における統合温度情報対応の入出力端子とを接続する。これにより、第nメモリ200−nから出力させた統合温度情報Dtemp−2を、共通の信号路を経由して残る上段の各メモリ200−1乃至n−1のリフレッシュ制御回路600に対して共通に入力させることができる。
また、図1に示したように、最終段以外の1つのメモリから出力される出力選択温度情報Dtemp−1は、次段のメモリ200に対して入力選択温度情報Dtemp−3として入力されるようにする必要がある。また、最終段の第nメモリ200−1からは統合温度情報Dtemp−2を出力選択温度情報Dtemp−1として出力されるようにする必要がある。
これに対応して、各メモリ200において、出力選択温度情報Dtemp−1を出力するための出力選択温度情報用マイクロバンプ500aについては、そのチップの下側面における同じ位置に設ける。また、各メモリ200において、入力選択温度情報Dtemp−3を入力するための入力選択温度情報用マイクロバンプ500bについては、そのチップの上側面の平面方向において、出力選択温度情報用マイクロバンプ500aと同じ位置に設ける。ただし、最上段の第1メモリ200−1については、入力選択温度情報用マイクロバンプ500bを設ける必要はない。これにより、第1メモリ200−1におけるリフレッシュ制御回路600に対する入力選択温度情報Dtemp−3の入力端子はオープンとなる。また、ロジック300としてのチップの上側面の平面方向においては、統合温度情報Dtemp−2を入力するための統合温度情報用マイクロバンプ500cを、メモリ200の出力選択温度情報用マイクロバンプ500aと同じ位置に設ける。
そして、互いに上下で隣接し合うメモリチップ間で、出力選択温度情報用マイクロバンプ500aと入力選択温度情報用マイクロバンプ500bとを接合する。また、最終段の第nメモリ200−nとロジック300とのチップ間では、出力選択温度情報用マイクロバンプ500aと統合温度情報用マイクロバンプ500cとを接合する。これにより、上記の統合温度情報Dtemp−2のための信号経路が、積層型のメモリシステム100において形成される。
なお、出力選択温度情報用マイクロバンプ500a、入力選択温度情報用マイクロバンプ500b、および統合温度用TSV400bとこれに対応して設けられるマイクロバンプ500が、特許請求の範囲に記載の電極の一例となる。
このように本発明の第2の実施の形態では、温度情報のための物理的配線に関して各メモリ200で同じ構造とすることができる。具体的には、メモリ200ごとに、同じ位置に対して各1つの統合温度用TSV400、出力選択温度情報用マイクロバンプ500a、および入力選択温度情報用マイクロバンプ500bを設ければよい。これにより、メモリシステム100を形成するために積層するメモリ200の全てについて同じプロセスで製造したものを利用でき、また、これらのメモリ200およびロジック300との間で温度情報を入出力させるための配線が簡易化される。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
100 メモリシステム
200 メモリ
210 リフレッシュコマンドデコーダ
220 温度センサー
230 リフレッシュアドレスカウンタ
240 ロウ制御回路
250 メモリアレイ
300 ロジック
310 メモリコントローラ
400 TSV
500 マイクロバンプ
500a 出力選択温度情報用マイクロバンプ
500b 入力選択温度情報用マイクロバンプ
500c 統合温度情報用マイクロバンプ
600 リフレッシュ制御回路
610 温度情報選択部
620 スイッチ部
630 トリガ発行頻度設定部

Claims (11)

  1. 温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、
    前段の記憶制御装置から入力された選択温度情報が示す温度状態と前記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて前記入力された選択温度情報と前記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または前記自己温度情報を選択温度情報として次段の記憶制御装置に出力する温度情報選択部と、
    最終段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報が示す温度状態に対応してその送信頻度が設定されるリフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、
    前記リフレッシュコマンドの受信に応じて、前記最終段の記憶制御装置から入力された前記統合温度情報と前記自己温度情報とに基づいてメモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部と
    を具備する記憶制御装置。
  2. 前記トリガ発行頻度設定部は、前記リフレッシュトリガの発行頻度として、前記リフレッシュコマンドの所定の単位受信回数に対する前記リフレッシュトリガの発行回数を設定する
    請求項1記載の記憶制御装置。
  3. 前記トリガ発行頻度設定部は、前記リフレッシュコマンドの受信に応じた頻度で発行させた暫定リフレッシュトリガに対して前記発行回数に対応する発行頻度に変更する処理を行って前記リフレッシュトリガとして出力する
    請求項2記載の記憶制御装置。
  4. 当該記憶制御装置が最終段の記憶制御装置ではない場合には最終段の記憶制御装置から出力された前記統合温度情報を前記発行頻度設定部に入力させるための信号経路を形成し、当該記制御憶装置が最終段の記憶制御装置である場合には前記温度情報選択部から出力された前記選択温度情報を前記統合温度情報として前記発行頻度設定部に入力させるための信号経路と前記統合温度情報として外部の他の記憶制御装置に出力させるための信号経路とを形成する信号切替部をさらに備える
    請求項1記載の記憶制御装置。
  5. 前記温度情報選択部は、当該記憶制御装置が初段の記憶制御装置である場合には前記入力した選択温度情報が示す温度状態に係わらず前記自己温度情報を選択して前記選択温度情報として出力する
    請求項1記載の記憶制御装置。
  6. 前記選択温度情報を次段の記憶制御装置に出力するための電極は、当該記憶制御装置の下面において、当該記憶制御装置が他の記憶制御装置と積層された状態のもとで下段に隣接して位置する前記次段の記憶制御装置の上面において設けられる前記選択温度情報を入力するための電極と同じとなる位置に設けられる
    請求項1記載の記憶制御装置。
  7. 前記選択温度情報を前段の記憶制御装置から入力するための電極は、当該記憶制御装置の上面において、当該記憶制御装置が他の記憶制御装置と積層された状態のもとで上段に隣接して位置する前記前段の記憶制御装置の下面において設けられる前記選択温度情報を出力するための電極と同じとなる位置に設けられる
    請求項1記載の記憶制御装置。
  8. 前記統合温度情報が入力または出力されるための電極は、貫通電極を有して成るとともに、当該記憶制御装置が他の記憶制御装置と積層された状態のもとで前記他の記憶制御装置において前記統合温度情報の信号経路の一部として設けられる貫通電極と同じとなる位置に設けられる
    請求項1記載の記憶制御装置。
  9. メモリアレイと、
    温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、
    前段の記憶装置から入力した選択温度情報が示す温度状態と前記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて、この入力した選択温度情報と前記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または前記自己温度情報を選択温度情報として次段の記憶装置に出力する温度情報選択部と、
    最終段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報が示す温度状態に対応してその送信頻度が設定されるリフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、
    前記リフレッシュコマンドの受信に応じて、前記最終段の記憶制御装置から入力された前記統合温度情報と前記自己温度情報とに基づいて前記メモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部と
    を具備する記憶装置。
  10. 積層される複数の記憶装置を具備し、
    前記記憶装置の各々は、
    メモリアレイと、
    温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、
    当該記憶装置の前段に隣接して位置する前段記憶装置がない場合には前記自己温度情報を出力し、前記前段記憶装置がある場合にはこの前段記憶装置から入力した選択温度情報が示す温度状態と前記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて、この入力した選択温度情報と前記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または前記自己温度情報を選択温度情報として、当該記憶装置の下段に隣接して位置する下段記憶装置またはリフレッシュ動作制御装置に出力する温度情報選択部と、
    最下段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報が示す温度状態に対応してその送信頻度が設定されるリフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、
    前記リフレッシュコマンドの受信に応じて、前記最終段の記憶制御装置から入力された前記統合温度情報と前記自己温度情報とに基づいて前記メモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部と、
    前記選択温度情報を前記下段記憶装置に出力するために当該記憶装置の下面に設けられる電極であり、前記下段記憶装置の上面において設けられる前記選択温度情報を入力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報出力用電極と、
    前記選択温度情報を前段の記憶装置から入力するために当該記憶装置の上面に設けられる電極であり、前記上段記憶装置の下面において設けられる前記選択温度情報を出力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報入力用電極と、
    前記統合温度情報が入力または出力されるための貫通電極を有して成る電極であり、他の記憶装置において前記統合温度情報の信号経路の一部として設けられる貫通電極と同じとなる位置に設けられる統合温度情報用電極と
    を具備する記憶装置システム。
  11. 積層される複数のチップ状の記憶装置とリフレッシュ動作制御装置を具備し、
    前記記憶装置の各々は、
    メモリアレイと、
    温度状態を検出して自己温度情報を生成する温度センサーと、
    当該記憶装置の前段に隣接して位置する前段記憶装置がない場合には前記自己温度情報を出力し、前記前段記憶装置がある場合にはこの前段記憶装置から入力した選択温度情報が示す温度状態と前記自己温度情報が示す温度状態とに基づいて、この入力した選択温度情報と前記自己温度情報の何れかを選択して、当該選択した外部出力温度情報または前記自己温度情報を選択温度情報として、当該記憶装置の下段に隣接して位置する下段記憶装置または前記リフレッシュ動作制御装置に出力する温度情報選択部と、
    リフレッシュコマンドを受信するリフレッシュコマンド受信部と、
    最下段の記憶制御装置において得られる選択温度情報である統合温度情報を入力し、前記リフレッシュコマンドの受信に応じて、前記入力された統合温度情報と前記自己温度情報とに基づいて前記メモリアレイにリフレッシュ動作を実行させるためのリフレッシュトリガの発行頻度を設定するトリガ発行頻度設定部と、
    前記選択温度情報を前記下段記憶装置に出力するために当該記憶装置の下面に設けられる電極であり、前記下段記憶装置の上面において設けられる前記選択温度情報を入力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報出力用電極と、
    前記選択温度情報を前段の記憶装置から入力するために当該記憶装置の上面に設けられる電極であり、前記上段記憶装置の下面において設けられる前記選択温度情報を出力するための電極と同じとなる位置に設けられる選択温度情報入力用電極と、
    前記統合温度情報が入力または出力されるための貫通電極を有して成る電極であり、他の記憶装置において前記統合温度情報の信号経路の一部として設けられる貫通電極と同じとなる位置に設けられる統合温度情報用電極とを備え、
    前記リフレッシュ動作制御装置は、
    前記最下段の記憶制御装置から入力した前記統合温度情報に基づいて設定した送信頻度に従って前記リフレッシュコマンドを前記記憶装置の各々に対してブロードキャストにより送信するコマンド送信部と、
    前記統合温度情報が入力されるために当該リフレッシュ動作制御装置の上面に設けられる電極であり、当該リフレッシュ動作制御装置の上段に隣接して位置する最下段の記憶装置の前記選択温度情報出力用電極と同じとなる位置に設けられる統合温度情報入力用電極とを備える
    記憶装置システム。
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