JP2005253562A - アイアンゴルフクラブヘッド及びそれを用いたアイアンゴルフクラブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ロフト角が50度以上62度以下であるとともに、そのソール面には所定方向に延びる溝状部4が設けられたアイアンゴルフクラブヘッド1である。該ヘッド1を前記所定のロフト角及び所定のライ角で水平面上に載置した基準状態における該水平面への投影像において、前記溝状部4の設置方向は、30度アウトサイドインの方向d2に垂直な方向である軌道直交方向d3に対して30度未満の角度を成している。
。
【選択図】 図1
Description
そこで、ソール全体にフェース面と平行な方向に沿って設けられた凹部により、バンス角を大きくせずにフェアウエイで打ちやすくし、且つバンカーショットにも適したとするアイアンゴルフクラブヘッドが提案されている(特許文献1参照。)。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、アドレス時におけるリーディングエッジの浮き(高さ)を抑えることができ、且つ、バンカーショットにおいて抜けが良いアイアンゴルフクラブヘッドの提供を目的としている。
この場合さらに、前記溝状部の設置方向を前記軌道直交方向に対して20度以下の角度とすると、溝状部の設置方向が30度アウトサイドインの方向に対してより直角に近い状態とされているから、前記バンス効果が更に大きくなる。
図1(a)は、本発明の一実施形態のアイアンゴルフクラブヘッド(以下単にヘッドともいう)1をソール面2側から見た図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線における断面図である。このアイアンゴルフクラブヘッド1は、ロフト角(リアルロフト角)が50度以上62度以下のアイアン型ゴルフクラブヘッドであり、ボールを打球するための平面であるフェース面3と、フェース面3の下端縁部であるリーディングエッジ10からヘッド1のバック側に延びるソール面2と、フェース面3の裏側に位置しフェース面3の上端縁部とソール面2のバック側縁部であるトレーリングエッジ12との間に延びるバックフェース11と、ヘッド1のヒール側に設けられシャフトを挿入するためのシャフト穴(図示せず)を有するホーゼル13とを有している。ホーゼル13のシャフト穴(図示せず)にシャフト(図示されない)の一端側を挿入接着し、シャフトの他端にはグリップ(図示されない)を装着することによりヘッド1を備えたアイアンゴルフクラブとされ実用に供される。
このように、溝方向線mに垂直な断面における断面線を滑らかな曲線とする場合、この曲線の曲率半径(R)が2mm以上の曲線、又は曲率半径(R)が2mm以上の曲線の組み合わせからなる連続曲線で構成するのがよく、つまり、曲率半径(R)が2mm未満となるような曲率半径の小さいエッジ状の部分を有さないのが良い。なお、この規定における「2mm」の数値を、さらに「2.5mm」、特に「3mm」として上記と同様に規定するのが好ましい。
本願における全ての実施例は、溝方向線mに垂直な断面における曲率半径(R)が2.5mm以上の曲線の組み合わせからなる連続曲線で構成している。
しかし、本実施形態では、従来のサンドウエッジのようにソール面2に凸状部を設けてバンス角を付与する手法ではなく、逆にソールに凹状の溝状部4を設ける手法によりバンス効果を得るものであるから、リーディングエッジの浮き高さhを比較的低くすることができる。
なお、溝ピッチpは、溝方向線mに対して垂直な方向における溝間隔であるが、溝ピッチpが測定される2本の溝状部4の溝方向線mが互いに平行でない場合、溝ピッチpの測定方向は、該2本の溝方向線mの交点において該2本の溝方向線mのなす角を2等分し且つ該2本の溝方向線m相互間を通る2等分線に対して垂直な方向としうる。
なお、溝幅Wは、溝方向線m(該溝方向線mが曲線である場合は該曲線上の各点における接線)に垂直な方向における溝幅(即ち輪郭線d4相互間の間隔)である(図1参照)。
なお、溝状部4の溝深さdmとは、図8に示すように溝状部4の溝方向線mに垂直な断面において、溝状部4の2つの輪郭線4bを結ぶ直線rと溝状部4の断面最深点fとの距離である。
なお、溝状部4の溝角度gとは、図8に示す溝方向線mに垂直な断面において、バック側内面42の断面線の中点mpにおける接線smと、前記直線rとのなす角度である。
溝状部4の断面形状は、溝状部4の断面最深点fを通り且つ前記直線rと垂直な線について略線対称な形状とすると、溝状部4の加工が容易で且つヘッドの美観上も有利であるので好ましい。
また表1中の「抜け性能」とは、ハンディキャップが0〜15までのゴルファー20名をテスターとし、各テスターがピンまで15ヤードの地点からピンを狙ってバンカーショットをした際の抜け易さを100点満点で官能評価し、この点数を20名のゴルファーで平均した値であって、点数が高いほど抜けが良い評価がえられたことを示している。
また「ピンまでの距離」とは、前記20名の各テスターがグリーンサイドのバンカー(ピンまでの距離が15ヤードの地点)から10球ずつピンを狙ってバンカーショットを行った結果得られたボール停止位置とピンの距離を測定した値であって、各テスターにおける10球の平均値を20名のゴルファーで更に平均した値である。数値が小さいほど打球がピンに寄ったことを意味する。
図5(a)は比較例1のヘッドをソール面2側から見た図であり、図5(b)はそのA−A線における断面図である。このように比較例1には溝状部4が設けられていない。
図6は、比較例2のヘッドをソール面2側から見た図であり、1本の溝状部4が設けられている。30度アウトサイドイン方向d2と溝方向線mの方向d4とのなす角度αは40度であり、軌道直交方向d3と溝状部4の設置方向を示す溝方向線mの方向d4とのなす角度θは50度である。
図7(a)は、比較例3のヘッドをソール面2側から見た図であり、図7(b)はそのB−B線における断面図である。この比較例3では、3本の溝状部4が設けられ、いずれの溝状部4についても角度αが130度、即ち角度θが40度である。
図2(a)は、実施例3のヘッドをソール面2側から見た図であり、図2(b)はそのB−B線における断面図である。実施例3では、5本の溝状部4が略隙間無く設けられており、いずれの溝状部4も角度θが0度、すなわち溝状部4が軌道直交方向d3と平行な向きに設けられている。
図4(a)は、実施例5のヘッドをソール面2側から見た図であり、図4(b)はそのB−B線における断面図である。実施例4では、4本の溝状部4が所定隙間を介しつつ設けられており、いずれの溝状部4も角度αが110度、角度θが20度とされている。また、図示省略するが、実施例6では、7本の溝状部4が略隙間無く設けられており、いずれの溝状部4も角度αが90度、即ち角度θが0度とされ、全ての溝状部4が軌道直交方向d3と平行な向きとされている。なお、全ての実施例及び比較例における溝状部4の断面形状は、いずれも図8に示す程度に滑らかな曲線で構成されており、ヘッドの外観上溝方向線mや輪郭線4bは明瞭に視認されない。
表1に示すように、抜け性能、ピンまでの距離の両評価項目について、実施例1〜6は比較例1〜3よりも良好な結果となっている。
2 ソール面
4 溝状部
42 バック側内面
d2 30度アウトサイドイン方向
d3 軌道直交方向
d4 溝方向線の方向(溝状部の設置方向)
θ 軌道直交方向と溝状部設置方向とのなす角度
L 溝状部の長さの軌道直交方向成分の総和
Claims (4)
- ロフト角が50度以上62度以下であるとともに、そのソール面には所定方向に延びる溝状部が設けられたアイアンゴルフクラブヘッドであって、
該ヘッドを前記所定のロフト角及び所定のライ角で水平面上に載置した基準状態における該水平面への投影像において、前記溝状部の設置方向は、30度アウトサイドインの方向に垂直な方向である軌道直交方向に対して30度未満の角度を成していることを特徴とするアイアンゴルフクラブヘッド。 - 前記投影像において、前記溝状部の設置方向は、前記軌道直交方向に対して20度以下の角度を成していることを特徴とする請求項1に記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
- 前記投影像において、前記溝状部の長さの前記軌道直交方向成分の総和は、40mm以上200mm以下であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のアイアンゴルフクラブヘッドを備えたアイアンゴルフクラブ。
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