JP2011095385A - 光電気配線基板の製造方法、および光電気配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フォトリソグラフィを用いて高精度に複数のコアを作製できる光電気配線基板の製造方法、および光電気配線基板を提供する。
【解決手段】 光電気配線基板の製造方法は、プリント配線基板上に、特定の波長の光を吸収する導電層と前記特定の波長の光を吸収する樹脂絶縁層とを、前記樹脂絶縁層が前記導電層より前記プリント配線基板の端部側に位置するように作製する工程と、前記導電層上および前記樹脂絶縁層上に前記下部クラッドを作製する工程と、前記特定の波長の光に対して感光性を有する感光性樹脂を前記下部クラッド上に積層し、前記特定の波長の光を照射し前記感光性樹脂をパターニングして複数のコアを作製する工程と、前記下部クラッドとともに前記複数のコアの周囲を覆うように前記上部クラッドを作製する工程と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光電気配線基板の製造方法、および光電気配線基板に関する。
近年、コンピュータの情報処理能力の向上化にともなって、マイクロプロセッサとして使用される半導体大規模集積回路素子(LSI,VLSI)等の集積回路(IC)では、トランジスタの集積度が高められており、ICの動作速度は、クロック周波数でGHzのレベルまで達している。それに伴い、電気素子間を電気的に接続する電気配線についても高密度化および微細化されたものが要求されていた。
しかしながら、電気配線の高密度化および微細化は、電気信号のクロストークおよび伝搬損失が生じやすい。このことから、半導体素子に入出力される電気信号を光信号に変換し、さらに、その光信号を実装基板に形成した光導波路などの光配線によって伝送される光伝送技術が検討されている。
例えば、光伝送技術としては、例えば特許文献1に、プリント配線基板上に対して、別の工程で作製した光導波路を貼り付けた光電気配線基板が開示されている。
特開2004−4427号公報
しかし、特許文献1のように光導波路の端部と基板の端部をそろえて貼り付けるためには、光導波路のコアを正確に位置あわせする必要があり、その位置あわせは非常に微細で困難になるという問題があった。
また、感光性の光導波路材料を使用してフォトリソグラフィにより光導波路を基板上に形成して光電気配線基板を作製することも考えられる。しかし、基板としてプリント配線基板を使用した場合、プリント配線基板のビルドアップ層には一般的にシリカなどの白色フィラーが含まれているため、光照射時にビルドアップ層まで到達した光が乱反射を起こす。これによって所望とした場所以外にもコアが形成されてしまうという課題があった。特に、一つの光導波路内にコアを複数形成する場合、コア同士が離間せずに作製される場合があり、複数のコアを集積化させることが困難であった。
本発明の目的は、フォトリソグラフィを用いて高精度に複数のコアを作製できる光電気配線基板の製造方法、および光電気配線基板を提供することにある。
本発明の一実施形態にかかる光電気配線基板の製造方法は、下部クラッドと複数のコアと上部クラッドとを有する光導波路を、プリント配線基板上に作製する光電気配線基板の製造方法であって、前記プリント配線基板上に、特定の波長の光を吸収する導電層と前記特定の波長の光を吸収する樹脂絶縁層とを、前記樹脂絶縁層が前記導電層より前記プリント配線基板の端部側に位置するように作製する工程と、前記導電層上および前記樹脂絶縁層上に前記下部クラッドを作製する工程と、前記特定の波長の光に対して感光性を有する感光性樹脂を前記下部クラッド上に積層し、前記特定の波長の光を照射し前記感光性樹脂をパターニングして複数のコアを作製する工程と、前記下部クラッドとともに前記複数のコアの周囲を覆うように前記上部クラッドを作製する工程と、を具備する。
前記導電層および前記樹脂絶縁層を作製する工程は、前記樹脂絶縁層の上面と前記導電層の上面とが同一面になるように揃える工程を含むことが好ましい。
前記導電層および前記樹脂絶縁層を作製する工程は、前記導電層の周囲を囲むように前記樹脂絶縁層を設ける工程を含むことが好ましい。
前記特定の波長の光は紫外光であることが好ましい。
前記導電層は、酸化した表面を有することが好ましい。
前記導電層から前記光導波路の上面まで貫通導体を作製する工程をさらに具備することが好ましい。
前記貫通導体上に、前記貫通導体と電気的に接続し、前記複数のコアと光学的に結合する光半導体素子を設ける工程をさらに具備することが好ましい。
本発明の一実施形態にかかる光電気配線基板は、プリント配線基板と、前記プリント配線基板上のうち、前記プリント配線基板の端部に設けられた樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層の内側に設けられた導電層と、前記導電層上および前記樹脂絶縁層上に前記プリント配線基板の端部まで設けられ、前記下部クラッドと前記複数のコアと上部クラッドとから構成される光導波路と、を具備する。
前記プリント配線基板上の端部において露出した前記複数のコアの間隔が、10〜215μmであることが好ましい。
本実施形態によれば、フォトリソグラフィを用いて高精度に複数のコアを作製できる。
本発明の第1の実施形態の光電気配線基板の断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態の光電気配線基板の製造方法を示す断面図である。 (d)および(e)は、本発明の第1の実施形態の光電気配線基板の製造方法であって、図2(c)以降の工程を示す断面図である。 図2(b)における導電層2aおよび樹脂絶縁層2bの上面図である。 図2(c)におけるコア3bを側面から見たときの拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施態様の光電気配線基板の製造方法と光電気配線基板とを詳細に説明するが、それらの図面は実施形態の一例に過ぎず、本発明はそれらに限定されるものではない。
図1には、本発明の実施態様の光電気配線基板の一例を示す。図1の光電気配線基板は、プリント配線基板1と、樹脂絶縁層2bと、導電層2aと、光導波路3と、を具備する。図1の光電気配線基板は、光半導体素子5および光路変換部9をさらに具備しているが、本発明はこれに限定されない。なお、図1の光電気配線基板は、光半導体素子5として発光素子を用いており、光半導体素子5から、赤外光などの信号光を照射して光路変換部9にて信号光の光路を光導波路3に入るように変換している(図1の矢印参照)。
本発明の実施態様の光電気配線基板の製造方法を図2に示す。
図2(a)には、プリント配線基板1を示す。プリント配線基板1は、基体1aと、基体1aの両面に形成されたビルドアップ層中の樹脂絶縁層1bbと、ビルドアップ層中の導電層1baと、から構成される。
基体1aは、厚みが0.2〜2mmであり、ガラスエポキシ基板、BTレジン基板、ポリイミド基板などが使用される。基体1aは、単層でも積層でもよく、貫通導体などで基体1aの両面および内部で電気配線が形成される。
ビルドアップ層は、樹脂絶縁層1bbと導電層1baとから構成される。樹脂絶縁層1bbは、熱硬化性エポキシ樹脂などから構成され、厚みは10〜50μmである。厚みが薄いためレーザで微細な穴あけも可能であり、積層して複雑な電気配線パターンを引き回したり、狭い範囲に集約したりすることができる。ビルドアップ層中の導電層1baは、基体1aに形成された貫通電極などと電気的に接続されている。
図2(a)に示すプリント配線基板1は、基体1aに対して、ビルドアップ層を表裏各1層設けた多層基板としている。ビルドアップ層における樹脂絶縁層1bbと導電層1baとの層数は、必要数に応じて増やすこともできる。また、ビルドアップ層をなくして基体1aのみの単層基板を使用してもよい。
図2(b)には、図2(a)に示すプリント配線基板上に、特定の波長の光を吸収する導電層2aと前記特定の波長の光を吸収する樹脂絶縁層2bとを作製する工程を示す。
なお、導電層2aおよび樹脂絶縁層2bは、いずれも特定の波長の光を吸収するが、この特定の波長の光とは、後述する工程において使用する感光性樹脂が感光性を示す波長の光のことをいう。
導電層2aは、例えば、一般的に電気配線として用いられている銅などから構成される。導電層2aは、特定の波長の光を吸収させるために、その表面を黒化処理している。この黒化処理とは、亜塩素酸ナトリウム等によって表面を酸化処理することをいう。黒化処理によって、導電層2aの表面は、黒化し、特定の波長の光を吸収することが可能となる。また、黒化処理によって、表面には0.2〜2μm程度の微小な凹凸が形成される。
導電層2aが特定の波長の光を吸収するため、後述する工程において、特定の波長の光を照射し感光性樹脂をパターニングして複数のコアを作製する際に、プリント配線基板1表面からの反射を抑えることができる。さらに、表面に凹凸を有することで、上部に形成される下部クラッド3aとの密着性を向上させることができる。
樹脂絶縁層2bとしては、例えば、エポキシ樹脂などの樹脂に対して特定の波長の光を吸収する吸収材を配合したものが用いられる。
図4に示す工程において、樹脂絶縁層2bを導電層2aよりもプリント配線基板1の端部側に位置するように作製する。これにより、導電層2aの外部への露出を可能な限り抑制し、リークまたは腐食などの不良の発生を抑制できる。また、後工程の作製工程や実装工程で必要とされる高熱条件下では、熱膨張率の大きく異なる界面から剥離が生じやすいが、端部側に設けた樹脂絶縁層2bの熱膨張率は、導電層2aの熱膨張率よりも、上下に位置する樹脂1bb,3aの熱膨張率に近いため、プリント配線基板1からの光導波路3の剥離を抑制する。本工程においては、図4に示すように、樹脂絶縁層2bを導電層2aの周囲を囲むように設けることが好ましい。
なお、図4における導電層2aおよび樹脂絶縁層2bの上面図において、中央は白抜きで表しているが、この白抜きは、中心の導電層2aのパターンを省略したものであり、実際は導電層2aのパターンが形成されている。
また、通常は導電層2aを端部側に設けづらいため、端部側では複数のコア3bのパターニングにおいて導電層2aによる光の吸収効果が得られないため、良好な形状の複数のコア3bが得られなかったが、樹脂絶縁層2bを導電層2aよりもプリント配線基板1の端部側に作製したことにより、端部側では樹脂絶縁層2bが光吸収効果を示すため、端部側にも良好な形状の複数のコア3bを作製することができる。
導電層2aおよび樹脂絶縁層2bを隣接させて作製する際、樹脂絶縁層2bの上面と導電層2aの上面とが同一面になるように揃えることが好ましい。具体的には、それらの厚みを等しくすることで樹脂絶縁層2bの上面を導電層2aの上面と揃える。厚みは完全に等しい必要はなく、±20%の間で等しいものが好適である。樹脂絶縁層2bの上面を導電層2aの上面と揃えることにより、樹脂絶縁層2bの上面と導電層2aの上面との間の段差の発生を抑制して、後の工程において、段差による形状変化の小さい光導波路3を作製することができる。また、導電層2aによる凹凸を下部クラッド層により埋めることで平坦化させる場合と比較して、光導波路3の厚みを薄くできるため、プリント配線基板1の反りを抑制でき、さらに、光導波路3を挟んだ上下間での電気的接続も信頼性の高いものが得られる。
図2(c)には、導電層2a上および樹脂絶縁層2b上に下部クラッド3aを作製する工程と、特定の波長の光に対して感光性を有する感光性樹脂を下部クラッド3a上に積層し、前記特定の波長の光を照射し感光性樹脂をパターニングして複数のコア3bを作製する工程と、下部クラッド3aとともに複数のコア3bの周囲を覆うように上部クラッド3cを作製する工程と、を示す。
導電層2a上および樹脂絶縁層2b上に下部クラッド3aを作製する工程は、例えば、感光性の樹脂フィルムをラミネートして、露光、現像、ベークの順に行うことで達成される。感光性の液状樹脂を使用する場合は、スピンコートやドクターブレードなどによる塗布を行い、露光、現像、ベークを行う。前述のように、樹脂絶縁層2bの上面と導電層2aの上面とが同一面になるように揃えた場合、段差を吸収するのに必要なフィルム厚みを考慮する必要なく所望の膜厚のフィルムを使用することができる。また、段差の影響を受けることなく平坦な液状樹脂の塗布ができる。下部クラッド3aを平坦に形成することにより、次工程のコア3bも基板垂直方向の位置変動がなく、厚みのばらつきも抑えられ、低損失な光導波路3が得られる。
特定の波長の光に対して感光性を有する感光性樹脂を下部クラッド3a上に積層する工程では、例えば、紫外光に対して感光性の樹脂フィルムをラミネートして、露光、現像、ベークの順に行うことで複数のコア3bのパターンを作製する。この際、前述のように、導電層2aおよび樹脂絶縁層2による光吸収効果により、プリント配線基板の端部側であってもコア3bのパターンはフォトマスク形状を反映して良好な形状が得られる。例えば、図5に示すように、コア同士は互いに離間した形状を示す。本発明の実施態様の光電気配線基板の製造方法では、プリント配線基板の端部において露出したコア3bの間隔Aを10〜215μmと非常に小さくして形成することが可能となる。
下部クラッド3aとともに複数のコア3bの周囲を覆うように上部クラッド3cを作製する工程は、例えば、感光性の樹脂フィルムをラミネートして、露光、現像、ベークの順に行うことで達成される。
下部クラッド3a、コア3bおよび上部クラッド3cは、感光性を有するエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂など直接露光法が使用可能な樹脂、または、ポリシランなどの屈折率変化法が使用可能な樹脂などが挙げられる。なお、直接露光法とは、前述したように、下部クラッド3aの形成後、コア3bの材料を塗工してマスク露光によりコア3bを形成し、その上面および側面にさらに上部クラッド3cを塗工形成して光導波路を作製する方法である。また、屈折率変化法とは、UV(紫外線)照射により屈折率が低下するポリシラン系ポリマー材料等の特性を利用して、コア3bとなる部位以外にUV照射を行ない、コア3bとなる部位以外の屈折率を低下させることによって光導波路を作製する方法である。
コア3bは、下部クラッド3aおよび上部クラッド3cよりも屈折率が大きく(好ましくは下部クラッド3aおよび上部クラッド3cの屈折率に対して比屈折率差が1〜5%)、光信号を閉じ込めることができる。コア3bの断面サイズとしては、例えば、35〜100μm角である。
なお、本発明の実施態様ではコア3bのみを露光・現像して所望の形状を作製しているが、下部クラッド3aや上部クラッド3cにも同様に露光・現像により形状を作製することができる。
プリント配線基板の裏面は、図2(c)に示すように、裏面絶縁層10および裏面導電層11を形成している。これは、光導波路3形成時の基板の反りを防ぐために設けられており、図のように1層でもよいし、複数層設けても良い。また、この層をソルダレジスト層の代わりに基板裏面の表面保護に使用してもよい。その場合、露出する必要のある箇所は、露光・現像により除去することができる。また、不図示ではあるが、ソルダレジスト層を形成することも可能である。基板の反りを最小限に抑えるには、上下の層構造が対称であることが最も理想的であるが、生産性やコストの課題から、上下の層構造を非対称にして反り抑制のために必要最小限の層を形成することも可能である。
以上の工程により、光電気配線基板を作製することができる。
なお、図1に示すように、光半導体素子5を有する光電気配線基板を作製する場合は、図3(d)に示すように、導電層2aから光導波路3の上面まで貫通導体4を作製する工程をさらに具備することが好ましい。貫通導体4は、光導波路3の全体を貫通するか、下部クラッド3aおよび上部クラッド3cのみを貫通するようにして設けられる。コア3bの形状と貫通導体4の形成箇所によって貫通する層数は決定される。貫通導体4は、レーザなどにより光導波路3の所望の位置を穿孔し、その後表面処理を行って銅めっきすることで、貫通電極4と電極パッド6を得ることができる。レーザによる加工位置または電極パッド6のパターン位置は、導電層2aのアライメントマーカを透明な光導波路3を介して確認しながら形成できるため、高精度な位置決めが可能である。また、電極パッド6は、めっきで形成した銅の表面にNi/Auめっき等を行うことで、光素子の実装が可能なものが得られる。
なお、図1に示すように、電極パッド6上に光半導体素子5を設けるためには、電気接続部7が必要である。電気接続部7としては、高速信号伝送用途として適した導電性部材であれば使用することが可能である。たとえば、金、銀、銅などの金属部材、さらにその形態としてはボールに限らず、柱状、バンプ状などであってもよい。
ソルダレジスト層8は、光導波路3の上部に形成され、電極パッド6間の絶縁性の維持や光導波路3および電極パッド6および光導波路3の露出部分の表面保護などの効果がある。電極パッド6の開口が必要な箇所以外はソルダレジスト8で覆われている。
図1に示すように、光路変換部9を有する光電気配線基板を作製する場合は、図3(e)に示すように、光路変換部9を作製する工程をさらに具備することが好ましい。
光路変換部9は、コア3bの延出方向に対して傾斜した傾斜面であることが好ましい。傾斜面は、基板垂直方向上部からの光の進行方向をコア3b中の光の進行方向に変換する、あるいは、コア3b中の光の進行方向を基板垂直方向上部への光の進行方向に変換する役割を果たす。例えば光軸方向に対して45度に傾斜する傾斜面によって光の光路方向を90度変更させる。
光路変換部9には、金(Au),銀(Ag),白金(Pt),アルミニウム(Al),銅(Cu)等の様に、コア3bを導波する光に対して反射率の高い膜がその表面に形成されていることが好ましい。
光路変換部9の作製において、まず、コア3bに対して、型押し、エッチング、ダイシングまたはレーザ加工などによって傾斜面と光導波路3の垂直面を有する溝構造が作製される。そして、傾斜面の上に、反射率の高い膜を形成し、さらに溝構造に光導波路3同様伝搬光に対して透明な樹脂を充填して形成される。溝構造に樹脂を充填しない空間構造としても光路変換部9を使用した光の伝搬を行うことはできるが、その場合異物等が溝構造に入り込み光伝搬損失が大きくなる可能性がある。信頼性を高める点でも樹脂を充填する方が望ましく、またコア3bと同じ屈折率の材料とすることが最も好適であるが、下部クラッド3aまたは上部クラッド3cよりも屈折率の高い樹脂を充填させてもよい。以上により光路変換部9を作製することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。
1:プリント配線基板
1a:基体
1ba:ビルドアップ層中の導電層
1bb:ビルドアップ層中の樹脂絶縁層
2a:導電層
2b:樹脂絶縁層
3:光導波路
3a:下部クラッド
3b:コア
3c:上部クラッド
4:貫通導体
5:光半導体素子
6:電極パッド
7:電気接続部
8:ソルダレジスト
9:光路変換部
10:裏面絶縁層
11:裏面導電層
A:隣接するコア3bの間隔

Claims (9)

  1. 下部クラッドと複数のコアと上部クラッドとを有する光導波路を、プリント配線基板上に作製する光電気配線基板の製造方法であって、
    前記プリント配線基板上に、特定の波長の光を吸収する導電層と前記特定の波長の光を吸収する樹脂絶縁層とを、前記樹脂絶縁層が前記導電層より前記プリント配線基板の端部側に位置するように作製する工程と、
    前記導電層上および前記樹脂絶縁層上に前記下部クラッドを作製する工程と、
    前記特定の波長の光に対して感光性を有する感光性樹脂を前記下部クラッド上に積層し、前記特定の波長の光を照射し前記感光性樹脂をパターニングして複数のコアを作製する工程と、
    前記下部クラッドとともに前記複数のコアの周囲を覆うように前記上部クラッドを作製する工程と、
    を具備する光電気配線基板の製造方法。
  2. 前記導電層および前記樹脂絶縁層を作製する工程は、前記樹脂絶縁層の上面と前記導電層の上面とが同一面になるように揃える工程を含む請求項1記載の光電気配線基板の製造方法。
  3. 前記導電層および前記樹脂絶縁層を作製する工程は、前記導電層の周囲を囲むように前記樹脂絶縁層を設ける工程を含む請求項1または2記載の光電気配線基板の製造方法。
  4. 前記特定の波長の光は紫外光である請求項1乃至3のいずれか記載の光電気配線基板の製造方法。
  5. 前記導電層は、酸化した表面を有する請求項1乃至4のいずれか記載の光電気配線基板の製造方法。
  6. 前記導電層から前記光導波路の上面まで貫通導体を作製する工程をさらに具備する請求項1乃至5のいずれか記載の光電気配線基板の製造方法。
  7. 前記貫通導体上に、前記貫通導体と電気的に接続し、前記複数のコアと光学的に結合する光半導体素子を設ける工程をさらに具備する請求項6記載の光電気配線基板の製造方法。
  8. プリント配線基板と、
    前記プリント配線基板上のうち、前記プリント配線基板の端部に設けられた樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層の内側に設けられた導電層と、
    前記導電層上および前記樹脂絶縁層上に前記プリント配線基板の端部まで設けられ、
    下部クラッドと複数のコアと上部クラッドとから構成される光導波路と、
    を具備する光電気配線基板。
  9. 前記プリント配線基板上の端部において露出した前記複数のコアの間隔が、10〜215μmである請求項8記載の光電気配線基板。
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