JP2010506825A - インドール化合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、糖尿病、肥満等の予防・治療剤等の医薬として有用なグルコキナーゼ活性化剤を提供することを目的とする。
【解決手段】 式(I):

[R

を示し、各記号は明細書記載と同意義である。]
で表される化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなるグルコキナーゼ活性化剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、グルコキナーゼ活性化作用を有し、糖尿病等の治療剤として有用なインドール化合物に関する。
グルコキナーゼ(本明細書中、GKと略称することがある)(EC2.7.1.1)は、哺乳類において見出される4種類のヘキソキナーゼの1つであり、ヘキソキナーゼIVとも呼ばれる。GKは、解糖系の最初のステップである、グルコースのグルコース−6−リン酸への変換を触媒する酵素である。GKは、主に膵臓β細胞と肝臓に存在し、膵臓β細胞ではグルコース刺激インスリン分泌を規定する細胞外グルコース濃度のセンサーとして働き、肝臓ではGKの酵素反応が律速となり、グリコーゲン合成や解糖が調節される。GK以外の3つのヘキソキナーゼ(I,II,III)は1mM以下のグルコース濃度で酵素活性が最大に達するのに対し、GKはグルコースに対して低い親和性を持ち、そのKm値は8−15mMと生理的な血糖値に近い。従って、正常血糖(5mM)から食後過血糖(10−15mM)の血糖変化に対応して、GKを介した細胞内グルコース代謝の亢進が起こる。
Matschinskyらが1984年に提唱した、GKが膵臓β細胞および肝細胞内でグルコースセンサーとして機能するという仮説は、近年のグルコキナーゼ遺伝子操作マウスでの解析により実証された(J.Biol. Chem.、1995年、270巻、30253−30256頁;J.Biol. Chem.、1997年、272巻、22564−22569頁;J.Biol. Chem.、1997年、272巻、22570−22575頁;日本臨床、2002年、60巻、523−534頁;およびCell、1995年、83巻、69−78頁参照)。即ち、GKヘテロ欠損マウスは、高血糖状態を呈し、さらに糖刺激によるインスリン分泌反応が障害されていた。GKホモ欠損マウスでは、生後まもなく著明な高血糖と尿糖を呈して死亡する。一方、GK過剰発現マウス(ヘテロ型)では、血糖値の低下、血中グルコースクリアランス速度の増加、肝グリコーゲン含量増大等が認められた。これらの知見から、GKは全身のグルコースホメオスタシスに重要な働きを担うことが明らかとなった。即ち、GK活性の低下によりインスリン分泌不全と肝糖代謝の低下が起こり、耐糖能不全や糖尿病を発症し、逆にGKの活性化あるいは過剰発現によるGK活性の増加は、インスリン分泌促進と肝糖代謝亢進を引き起こし、全身の糖利用が増加して耐糖能の向上をもたらす。
また、ヒトにおいてもGKはグルコースセンサーとして働き、グルコース恒常性に重要な役割を果たしていることが、MODY2(Maturity Onset Diabetes of the Young)と呼ばれる若年発症成人型糖尿病の家系を中心にGK遺伝子異常症が報告され、その解析から明らかとなった(Nature、1992年、356巻、721−722頁参照)。GK遺伝子異常症では、GKのグルコースに対する親和性の低下(Km値上昇)やVmax低下により、インスリン分泌の血糖閾値が上昇してインスリン分泌能は低下している。肝臓では、GK活性の低下で、グルコース取り込みの低下、糖新生亢進、グリコーゲン合成の低下および肝インスリン抵抗性が認められる。一方、GK活性を上昇させる突然変異を持つ家系も見つかっており、このような家系では血漿インスリン濃度の上昇を伴う絶食低血糖症状がみられる(New England Journal Medicine、1998年、338巻、226−230頁参照)。
上記のように、GKはヒトを含む哺乳類においてグルコースセンサーとして機能し、血糖調節に重要な役割を果たしている。一方、多くの2型糖尿病患者において、GKのグルコースセンサーシステムを利用して、血糖をコントロールすることは新しい糖尿病治療の道を開くものと考えられる。特に、GK活性化物質には、膵臓β細胞におけるインスリン分泌促進作用と肝臓における糖取り込み促進および糖放出抑制作用が期待できるので、2型糖尿病の予防・治療薬として有用と考えられる。
最近、膵臓β細胞型グルコキナーゼがラット脳の摂食中枢(Ventromedial Hypothalamus:VMH)に限局して発現していることが明らかにされた。VMHに存在する一部の神経細胞は、グルコースレスポンシブニューロンと言われ、体重コントロールに重要な役割を果たす。電気生理学的実験からこのニューロンは生理的なグルコース濃度変化(5−20mM)に呼応して活性化されるが、このVHMのグルコース濃度感知システムには膵臓β細胞のインスリン分泌と同様にグルコキナーゼを媒介としたメカニズムが想定されているため、膵臓β細胞、肝臓と別に、VHMのグルコキナーゼ活性化を行う薬剤は血糖是正効果のみではなく、肥満をも改善できる可能性を有する。
このように、GK活性化剤は、糖尿病および糖尿病性合併症、肥満の予防・治療薬として有用である。
一方、インドール化合物としては、以下の化合物が報告されている。
(1)式:
[式中、A環は、置換基を有していてもよい単環式または二環式芳香環を;B環は、置換基を有していてもよい6員環式不飽和炭化水素または窒素原子を1個含む不飽和6員ヘテロ環を;C環は、置換基を有していてもよい、窒素原子を1または2個含む5員ヘテロ環を;Wは、単結合または−CH=CH−を;Xは、−N(R1)−または酸素原子を;Yは、炭素原子または窒素原子を;Zは、−N(R2)−または窒素原子を;R1およびR2は、同一または異なって、水素原子または低級アルキル基を示す。]
で表される化合物が、抗腫瘍剤、血管新生阻害剤として有用であることが報告されている(国際公開第95/07276号パンフレットおよび特開2000−309534号公報参照)。
(2)式:
[式中、R,R,R,R,RおよびRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、−CN、−OH、−COOH、−CF、−NR1011(R10およびR11は、独立して、水素原子、C1−6アルキル基、−SOCH等)、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、ヘテロアリール基等を;Rは、C1−6アルキル基等を;Aは、置換されていてもよいチアゾリル等を示す]
で表される化合物が、グルコキナーゼ活性化剤として有用であることが報告されている(国際公開第2005/049019号パンフレット参照)。
しかし、いずれの文献にも、下記式(I)で表される化合物は開示されていない。
[発明の開示]
本発明は、糖尿病、肥満等の予防・治療剤等の医薬として有用なグルコキナーゼ活性化剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、種々鋭意検討を重ねた結果、式(I):
[式中、
は、水素原子またはハロゲン原子を;
は、
(式中、
Aは、CHまたはNを;
及びRは、独立して、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環(該環はモルホリンでない)を形成し;
、R、R21及びR22は、独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、シアノ基またはアシル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環を形成する)
で表される基を;
Wは、OまたはNR(Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示す)を;
は、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいC6−14アリール基を;
、R10及びR11は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基を示す。
ただし、R21が水素原子またはC1−6アルコキシ−カルボニル基であり、R22が水素原子であり、かつR及びRが共に水素原子である化合物、およびR21が水素原子またはC1−6アルコキシ−カルボニル基であり、R22が水素原子であり、かつR及びRが共にメチル基である化合物を除く。]
で表される化合物またはその塩[以下、化合物(I)と略記することがある]が、予想外にも優れたグルコキナーゼ活性化作用を有し、更に安定性等の医薬品としての物性においても優れた性質を有しており、安全でかつ有用な医薬となることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完成した。
即ち、本発明は、
[1] 化合物(I);
[2] 式(I):
[式中、
は、水素原子またはハロゲン原子を;
は、
(式中、
Aは、CHまたはNを;
及びRは、独立して、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環(該環はモルホリンでない)を形成し;
及びRは、独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、シアノ基またはアシル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環を形成する)
で表される基を;
Wは、OまたはNR(Rは、水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す)を;
は、置換されていてもよい複素環基を;
、R10及びR11は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基を示す。
ただし、R及びRが共に水素原子である化合物、およびR及びRが共にメチル基である化合物を除く。]
で表される化合物またはその塩である、化合物(I);
[3] R
(式中、R及びRは上記[1]と同意義を示す)
である、化合物(I);
[4] Rが、置換されていてもよい複素環基で置換されたC1−6アルキル基である、上記[3]記載の化合物;
[5] Rが、水素原子である、上記[3]記載の化合物;
[6] R及びRが、両者で、置換されていてもよい環を形成する、上記[3]記載の化合物;
[7] Wが、NR(Rは上記[1]と同意義を示す)である、上記[3]記載の化合物;
[8] Rが、5または6員の単環式芳香族複素環基である、上記[3]記載の化合物;
[9] Rが、水素原子またはハロゲン原子である、上記[3]記載の化合物;
[10] R10が、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基である、上記[3]記載の化合物;
[11] R11が、水素原子、ハロゲン原子またはC1−6アルキル基である、上記[3]記載の化合物;
[12] N,N-ジメチル-2-{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}アセトアミド;
N-メチル-N-[2-(8-オキサ-1-チア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド;
N-[2-[4-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド;
2-(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド;
N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド;
2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド;
N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)アセトアミド;または
N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
またはその塩;
[13] 化合物(I)のプロドラッグ;
[14] 化合物(I)またはそのプロドラッグを含有してなるグルコキナーゼ活性化剤;
[15] 化合物(I)またはそのプロドラッグを含有してなる医薬;
[16] 糖尿病または肥満の予防・治療剤である、上記[15]記載の医薬;
[17] 化合物(I)またはそのプロドラッグを哺乳動物に投与することを含む、該哺乳動物における、グルコキナーゼ活性化方法;
[18] 化合物(I)またはそのプロドラッグを哺乳動物に投与することを含む、該哺乳動物における、糖尿病または肥満の予防・治療方法;
[19] グルコキナーゼ活性化剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
[20] 糖尿病または肥満の予防・治療剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;等に関する。
化合物(I)は、優れたグルコキナーゼ活性化作用を有するので、化合物(I)は、糖尿病、肥満等の予防・治療剤等の医薬として有用である。
[発明の詳細な説明]
本明細書中の「ハロゲン原子」は、特に断りのない限り、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を意味する。
本明細書中の「C1−3アルキレンジオキシ基」は、特に断りのない限り、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等を意味する。
本明細書中の「C1−6アルキル基」は、特に断りのない限り、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル等を意味する。
本明細書中の「C1−6アルコキシ基」は、特に断りのない限り、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等を意味する。
本明細書中の「C1−6アルコキシ−カルボニル基」は、特に断りのない限り、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等を意味する。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルボニル基」は、特に断りのない限り、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、イソブタノイル、ペンタノイル、イソペンタノイル、ヘキサノイル等を意味する。
以下、式(I)で用いられる各記号の定義について詳述する。
は、水素原子またはハロゲン原子を示す。
は、好ましくは、水素原子またはフッ素原子であり、より好ましくは、水素原子である。
は、
[式中の各記号は前記と同意義を示す]
で表される基を示す。
は、好ましくは、
[式中の各記号は前記と同意義を示す]
で表される基であり、より好ましくは、
[式中の各記号は前記と同意義を示す]
で表される基である。
が、
で表される基である実施形態では、R、R、R21及びR22は、独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、シアノ基またはアシル基を示すか、あるいは、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環を形成する。
、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C4−10シクロアルカジエニル基、C6−14アリール基、C7−13アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基、C3−10シクロアルキル−C1−6アルキル基等が挙げられる。
ここで、C1−10アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル等が挙げられる。
2−10アルケニル基としては、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、3−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−ヘプテニル、1−オクテニル等が挙げられる。
2−10アルキニル基としては、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−ヘプチニル、1−オクチニル等が挙げられる。
3−10シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等が挙げられる。
3−10シクロアルケニル基としては、例えば、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル等が挙げられる。
4−10シクロアルカジエニル基としては、例えば、2,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イル等が挙げられる。
上記のC3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C4−10シクロアルカジエニル基は、それぞれベンゼン環と縮合して縮合環を形成してももよく、このような縮合環基としては、例えば、インダニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチル、フルオレニル等が挙げられる。また、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.2.2]ノニル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ[4.3.1]デシル、アダマンチル、ノルボルナニル等の橋かけ式炭化水素基等も前記炭化水素基として挙げられる。
6−14アリール基としては、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル、ビフェニリル等が挙げられる。なかでもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が好ましい。
7−13アラルキル基としては、例えば、ベンジル、フェネチル、ナフチルメチル、ビフェニリルメチル等が挙げられる。
8−13アリールアルケニル基としては、例えば、スチリル等が挙げられる。
3−10シクロアルキル−C1−6アルキル基としては、例えば、シクロヘキシルメチル等が挙げられる。
前記「炭化水素基」として例示した、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基およびC2−10アルキニル基は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)C3−10シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロヘキシル);
(2)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) ハロゲン原子
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル、ナフチル);
(3)置換されていてもよい複素環基(後述する、Rで示される「置換されていてもよい複素環基」と同様のものが挙げられる);
(4)(a)ヒドロキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b)C1−6アルキル−カルボニル基、
(c)1ないし3個のC6−14アリール基(例、フェニル)で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基、
(d)C6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル)、
(e)C7−13アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル)、
(f)C1−6アルキル基、C6−14アリール基(例、フェニル)およびC7−13アラルキル基(例、ベンジル)から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(g)C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、イソプロピルスルホニル)、
(h)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよいC6−14アリールスルホニル基(例、ベンゼンスルホニル、1−ナフタレンスルホニル、2−ナフタレンスルホニル)、
(i)C7−13アラルキルスルホニル基(例、ベンジルスルホニル)
(j)ヒドロキシ基およびC1−6アルキル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基(例、シクロヘキシル)、
(k)芳香族複素環基(例、トリアゾリル)、および
(l)非芳香族複素環基(例、テトラヒドロチオピラニル、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基;
(5)アミジノ基;
(6)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基;
(7)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基;
(8)1ないし3個のアミノ基[該アミノ基は、それぞれC1−6アルキル基および芳香族複素環−スルホニル基(例、チエニルスルホニル)から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよい]で置換されていてもよい芳香族複素環−カルボニル基(例、チエニルカルボニル、インドリルカルボニル);
(9)(a) ヒドロキシ基、
(b) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) ハロゲン原子、および
(d) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(例、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1−オキシドチオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル);
(10)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル);
(11)(a) ヒドロキシ基、 C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル)および芳香族複素環基(例、フリル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) C6−14アリール基(例、フェニル)、
(c) C7−13アラルキル基(例、ベンジル)、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) C3−10シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、
(f) C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル)、
(g) 芳香族複素環基(例、トリアゾリル、テトラゾリル)、および
(h) 非芳香族複素環基(例、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基;
(12)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいチオカルバモイル基;
(13)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいスルファモイル基;
(14)カルボキシ基;
(15)ヒドロキシ基;
(16)(a) ハロゲン原子、
(b) カルボキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) C1−6アルコキシ−カルボニル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(17)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルケニルオキシ基(例、エテニルオキシ);
(18)C3−10シクロアルキルオキシ基(例、シクロヘキシルオキシ);
(19)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC7−13アラルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ);
(20)C6−14アリールオキシ基(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ);
(21)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ);
(22)メルカプト基;
(23)(a) ハロゲン原子、
(b) C6−14アリール基、および
(c) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ);
(24)C6−14アリールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオ);
(25)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族複素環−チオ基(例、テトラゾリルチオ);
(26)スルホ基;
(27)シアノ基;
(28)アジド基;
(29)ニトロ基;
(30)ニトロソ基;
(31)ハロゲン原子;
(32)C1−6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル);
(33)オキソ基;
(34)C3−10シクロアルキル−C1−6アルキルオキシ基(例、シクロプロピルメチルオキシ);
(35)C1−3アルキレンジオキシ基;
(36)1ないし3個のアミノ基[該アミノ基は、それぞれC1−6アルキル基および芳香族複素環−スルホニル基(例、チエニルスルホニル)から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよい]で置換されていてもよい芳香族複素環−カルボニルチオ基(例、インドリルカルボニルチオ);
(37)ホルミル基;
(38)芳香族複素環−オキシ基(例、ピリミジルオキシ、ピラジニルオキシ);
(39)C1−6アルキルスルホニルオキシ基(例、メチルスルホニルオキシ);
(40)C2−6アルケニル−カルボニル基(例、ビニルカルボニル);
(41)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニルオキシ基(例、モルホリニルカルボニルオキシ);
等が挙げられる。
また、前記「炭化水素基」として例示した、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C4−10シクロアルカジエニル基、C6−14アリール基、C7−13アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基およびC3−10シクロアルキル−C1−6アルキル基は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)C3−10シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロヘキシル);
(2)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) ハロゲン原子
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル、ナフチル);
(3)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) ハロゲン原子
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい芳香族複素環基(例、チエニル、フリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、キノリル、インドリル);
(4)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、
(d) C1−6アルキル−カルボニル基、
(e) C1−6アルキルスルホニル基、
(f) オキソ基、および
(g) ハロゲン原子
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、ジオキソリル、ジオキソラニル、1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラニル、チアゾリジニル、チアゾリニル);
(5)(a)ヒドロキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b)C1−6アルキル−カルボニル基、
(c)1ないし3個のC6−14アリール基(例、フェニル)で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基、
(d)C6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル)、
(e)C7−13アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル)、
(f)C1−6アルキル基、C6−14アリール基(例、フェニル)およびC7−13アラルキル基(例、ベンジル)から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(g)C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、イソプロピルスルホニル)、
(h)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよいC6−14アリールスルホニル基(例、ベンゼンスルホニル、1−ナフタレンスルホニル、2−ナフタレンスルホニル)、
(i)C7−13アラルキルスルホニル基(例、ベンジルスルホニル)
(j)ヒドロキシ基およびC1−6アルキル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基(例、シクロヘキシル)、
(k)芳香族複素環基(例、トリアゾリル)、および
(l)非芳香族複素環基(例、テトラヒドロチオピラニル、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基;
(6)アミジノ基;
(7)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基;
(8)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基;
(9)1ないし3個のアミノ基[該アミノ基は、それぞれC1−6アルキル基および芳香族複素環−スルホニル基(例、チエニルスルホニル)から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよい]で置換されていてもよい芳香族複素環−カルボニル基(例、チエニルカルボニル、インドリルカルボニル);
(10)(a) ヒドロキシ基、
(b) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) ハロゲン原子、および
(d) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(例、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1−オキシドチオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル);
(11)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル);
(12)(a) ヒドロキシ基、 C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル)および芳香族複素環基(例、フリル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) C6−14アリール基(例、フェニル)、
(c) C7−13アラルキル基(例、ベンジル)、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) C3−10シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、
(f) C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル)、
(g) 芳香族複素環基(例、トリアゾリル、テトラゾリル)、および
(h) 非芳香族複素環基(例、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基;
(13)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいチオカルバモイル基;
(14)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいスルファモイル基;
(15)カルボキシ基;
(16)ヒドロキシ基;
(17)(a) ハロゲン原子、
(b) カルボキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) C1−6アルコキシ−カルボニル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(18)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルケニルオキシ基(例、エテニルオキシ);
(19)C3−10シクロアルキルオキシ基(例、シクロヘキシルオキシ);
(20)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC7−13アラルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ);
(21)C6−14アリールオキシ基(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ);
(22)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ);
(23)メルカプト基;
(24)(a) ハロゲン原子、
(b) C6−14アリール基、および
(c) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ);
(25)C6−14アリールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオ);
(26)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族複素環−チオ基(例、テトラゾリルチオ);
(27)スルホ基;
(28)シアノ基;
(29)アジド基;
(30)ニトロ基;
(31)ニトロソ基;
(32)ハロゲン原子;
(33)C1−6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル);
(34)オキソ基;
(35)C3−10シクロアルキル−C1−6アルキルオキシ基(例、シクロプロピルメチルオキシ);
(36)C1−3アルキレンジオキシ基;
(37)1ないし3個のアミノ基[該アミノ基は、それぞれC1−6アルキル基および芳香族複素環−スルホニル基(例、チエニルスルホニル)から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよい]で置換されていてもよい芳香族複素環−カルボニルチオ基(例、インドリルカルボニルチオ);
(38)ホルミル基;
(39)芳香族複素環−オキシ基(例、ピリミジルオキシ、ピラジニルオキシ);
(40)C1−6アルキルスルホニルオキシ基(例、メチルスルホニルオキシ);
(41)C2−6アルケニル−カルボニル基(例、ビニルカルボニル);
(42)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニルオキシ基(例、モルホリニルカルボニルオキシ);
(43)(a) ハロゲン原子、
(b) カルボキシ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) カルボキシ基およびC1−6アルコキシ−カルボニル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(e) C1−6アルキル−カルボニル基、
(f) C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(g) C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ)、
(h) C1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル基およびアミノ基から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(i) 1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族複素環基(例、チエニル、テトラゾリル、イミダゾリル、フリル、ピリジル)、
(j) C1−6アルキル−カルボニル基およびオキソ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフラニル、ピペリジノ、ピペラジニル、モルホリニル、ジヒドロオキサジアゾリル、ヘキサヒドロピラジノオキサジニル(例、ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジニル))、
(k) C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、非芳香族複素環基(例、モルホリニル)、C1−6アルコキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい)でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(l) 1ないし3個のカルボキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(m) カルボキシ基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、ヒドロキシ基およびカルバモイル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(n) C1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいホスホノ基、
(o) 非芳香族複素環−カルボニル基(例、モルホリニルカルボニル)、
(p) シアノ基、および
(q) カルボキシ基およびC1−6アルコキシ−カルボニル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基;
(44)(a) ハロゲン原子、
(b) カルボキシ基、
(c) C1−6アルコキシ−カルボニル基、および
(d) カルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基(例、エテニル、1−プロペニル);
(45)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) ハロゲン原子
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC7−13アラルキル基(例、ベンジル);
等が挙げられる。
、R、R21またはR22で示される「アシル基」としては、例えば、式:−COR、−CO−OR、−SO2、−SOR、−CO−NRa’R’、−CS−NRa’R’、−SO2−NRa’R’[式中、Rは、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示す。Ra’およびR’は、同一または異なって、それぞれ水素原子、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示すか、Ra’およびR’は、隣接する窒素原子と共に、置換されていてもよい含窒素複素環を形成する]で表される基等が挙げられる。
、Ra’またはR’で示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。また、R、Ra’またはR’で示される「置換されていてもよい複素環基」としては、後述する、Rで示される「置換されていてもよい複素環基」と同様のものが挙げられる。
a’およびR’が隣接する窒素原子と共に形成する「置換されていてもよい含窒素複素環」における「含窒素複素環」としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし2個含有していてもよい5〜7員の含窒素複素環が挙げられる。該含窒素複素環の好適な例としては、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、オキソピペラジン等が挙げられる。
該含窒素複素環は、置換可能な位置に1ないし3個(好ましくは1または2個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
「アシル基」の好適な例としては、
(1)ホルミル基;
(2)カルボキシ基;
(3)カルバモイル基;
(4)C1−6アルキル−カルボニル基;
(5)(a) カルボキシ基、
(b) カルバモイル基、
(c) チオカルバモイル基、
(d) C1−6アルコキシ−カルボニル基、および
(e) C1−6アルキル−カルボニルオキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル;カルボキシメトキシカルボニル、カルボキシエトキシカルボニル、カルボキシブトキシカルボニル;カルバモイルメトキシカルボニル;チオカルバモイルメトキシカルボニル;エトキシカルボニルメトキシカルボニル、エトキシカルボニルエトキシカルボニル、メトキシカルボニルブトキシカルボニル、エトキシカルボニルブトキシカルボニル;tert−ブチルカルボニルオキシメトキシカルボニル);
(6)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル);
(7)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) カルボキシ基、
(f) C1−6アルコキシ−カルボニル基、および
(g) カルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル);
(8)(a) カルボキシ基、
(b) C1−6アルコキシ−カルボニル基、および
(c) カルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル基(例、フェニルオキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル);
(9)(a) カルボキシ基、
(b) カルバモイル基、
(c) チオカルバモイル基、
(d) C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(e) ハロゲン原子、
(f) シアノ基、
(g) ニトロ基、
(h) C1−6アルコキシ基、
(i) C1−6アルキルスルホニル基、および
(j) C1−6アルキル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC7−13アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル;カルボキシベンジルオキシカルボニル;メトキシカルボニルベンジルオキシカルボニル;ビフェニリルメトキシカルボニル);
(10)ハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基でモノまたはジ置換されたカルバモイル基(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、イソプロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル、イソブチルカルバモイル、トリフルオロエチルカルバモイル、N−メトキシエチル−N−メチルカルバモイル);
(11)(a) カルボキシ基、
(b) カルバモイル基、および
(c) C1−6アルコキシ−カルボニル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、カルボキシメチルスルホニル);
(12)C1−6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル);
(13)チオカルバモイル基;
(14)C7−13アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル、フェネチルカルボニル);
(15)(a) C1−6アルキル基、
(b) C6−14アリール基、
(c) C7−13アラルキル基、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) カルボキシ基、
(f) C1−6アルコキシ−カルボニル基、および
(g) カルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい芳香族複素環−カルボニル基(例、フリルカルボニル、チエニルカルボニル、チアゾリルカルボニル、ピラゾリルカルボニル、ピリジルカルボニル、ピラジニルカルボニル、ベンゾフリルカルボニル、ベンゾチエニルカルボニル、キノキサリニルカルボニル);
(16)(a) 1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) ハロゲン原子
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(例、テトラヒドロフリルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、ジオキソリルカルボニル、ジオキソラニルカルボニル、1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラニルカルボニル、チアゾリジニルカルボニル);
(17)スルファモイル基;
(18)ハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基でモノまたはジ置換されたスルファモイル基(例、メチルスルファモイル、エチルスルファモイル、ジメチルスルファモイル);
等が挙げられる。
およびRが、独立した基である場合、Rは、好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル基、シアノ基またはアシル基であり、より好ましくは、置換されていてもよい複素環基で置換されたC1−6アルキル基である。
の好適な具体例としては、
(1)(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、および
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル)、
(b) アミノ基、
(c) ヒドロキシ基、および
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル);
(2)シアノ基;
(3)カルボキシ基;
(4)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル);
(5)カルバモイル基;および
(6)非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル);
[好ましくは、
(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、および
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル)で置換されたC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル)]
が挙げられる。
の別の好適な具体例としては、
(1)(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)、
(b) (i) ヒドロキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) 1ないし3個のC6−14アリール基(好ましくは、フェニル)で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(iv) ヒドロキシ基およびC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロヘキシル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロチオピラニル、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(e) C1−6アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは、メチルスルホニルオキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C2−6アルケニル−カルボニル基(好ましくは、ビニルカルボニル)、
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、
(i) カルボキシ基、
(j) (i) ヒドロキシ基、
(ii) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(iii) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、および
(iv) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1−オキシドチオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル)、
(k) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニルオキシ基(好ましくは、モルホリニルカルボニルオキシ)、
(l) (i) ヒドロキシ基、 C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(ii) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(iii) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(iv) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル、テトラゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(m) 1ないし3個のカルボキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基(好ましくは、メチルチオ)、および
(n) ホルミル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル);
(2)シアノ基;
(3)カルボキシ基;
(4)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル);
(5)C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基;および
(6)1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル);
[好ましくは、
(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)
で置換されたC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)]
が挙げられる。
およびRが、独立した基である場合、Rは、好ましくは、水素原子、または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、より好ましくは、水素原子である。
の好適な具体例としては、
(1)水素原子;および
(2)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル);
が挙げられる。
及びRが、両者で、置換されていてもよい環を形成する場合、該「置換されていてもよい環」の「環」としては、例えば、C3−10シクロアルカン、C3−10シクロアルケン、C3−10シクロアルカジエン、単環式非芳香族複素環等が挙げられる。
該C3−10シクロアルカン、C3−10シクロアルケンおよびC4−10シクロアルカジエンとしては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として例示した、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基に対応する環が挙げられる。該単環式非芳香族複素環としては、後述する、Rで示される「置換されていてもよい複素環基」として例示される単環式非芳香族複素環基に対応する環が挙げられる。
該「置換されていてもよい環」における「環」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
及びRが、両者で、置換されていてもよい環を形成する場合、該「置換されていてもよい環」は、好ましくは、置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン、1−オキシドテトラヒドロチオピラン)または置換されていてもよいC3−10シクロアルカン(好ましくは、シクロへキサン)であり、より好ましくは置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン、1−オキシドテトラヒドロチオピラン)である。
好適な具体例としては、
(a)1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、イミダゾリル)で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(b)C7−13アラルキル基(好ましくは、ベンジル)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(d)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、および
(e)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン);
が挙げられる。
別の好適な具体例としては、
(1) (a) (i) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、イミダゾリル、フリル、ピリジル)、
(ii) シアノ基、
(iii) ヒドロキシ基、
(iv) カルボキシ基、
(v) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(vi) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(vii) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、および
(viii) C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(b)C7−13アラルキル基(好ましくは、ベンジル)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(d)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(e)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、および
(f)非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン、1−オキシドテトラヒドロチオピラン);および
(2)オキソ基およびC1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルカン(好ましくは、シクロへキサン);
が挙げられる。
21は、好ましくは、水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基である。
21の好適な具体例としては、
(1)水素原子;および
(2)ヒドロキシ基および非芳香族複素環基(好ましくは、モルホリニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル);
が挙げられる。
22は、好ましくは、水素原子である。
が、
で表される基である実施形態では、Aは、CHまたはNを示し;
及びRは、独立して、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示すか、あるいは、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環(該環はモルホリンでない)を形成する。
この実施形態において、Aとしては、CHが好ましい。
またはRで示される「置換されていてもよいC1−6アルキル基」における「C1−6アルキル基」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC1−10アルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
またはRで示される「置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基」における「C3−10シクロアルキル基」としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として例示した「C3−10シクロアルキル基」と同様のものが挙げられる。
該「C3−10シクロアルキル基」は、それぞれ置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
およびRが、独立した基である場合、RおよびRとしては、好ましくは、独立して、
(1)(a) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(b) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル、エチルスルホニル)、
(c) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、および
(d) 芳香族複素環基(好ましくは、ピリジル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ネオペンチル);または
(2)C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル);
である。
及びRが、両者で、置換されていてもよい環を形成する場合、該「置換されていてもよい環」の「環」としては、置換されていてもよい含窒素非芳香族複素環が挙げられる。該「置換されていてもよい含窒素非芳香族複素環」における「含窒素非芳香族複素環」としては、例えば、単環式含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない)、縮合含窒素非芳香族複素環、含窒素スピロ環等が挙げられる。
「単環式含窒素非芳香族複素環」としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含有し、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子をさらに1ないし3個含有していてもよい、5ないし7員の単環式含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない)が挙げられる。該5ないし7員の単環式含窒素非芳香族複素環の好適な具体例としては、ピロリジン、オキソピロリジン、ジオキソピロリジン、ピペリジン、チオモルホリン、1,1−ジオキシドチオモルホリン、ピペラジン、オキソピペラジン等が挙げられる。
「縮合含窒素非芳香族複素環」としては、例えば、上記5ないし7員の単環式含窒素非芳香族複素環と、5もしくは6員の芳香族複素環、5もしくは6員の非芳香族複素環およびベンゼン環から選ばれる1または2個の環とが1ないし2個縮合した環、上記環の部分飽和により得られる環が挙げられる。該5もしくは6員の芳香族複素環および5もしくは6員の非芳香族複素環としては、例えば、後述する、Rで示される「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」として例示される芳香族複素環基および非芳香族複素環基うちの、5または6員環基に対応する環が挙げられる。
該縮合含窒素非芳香族複素環の好適な具体例としては、テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1,3(2H,3aH)−ジオン、ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4(3H)−オン、ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン等が挙げられる。
「含窒素スピロ複素環」としては、例えば、上記5ないし7員の単環式含窒素非芳香族複素環と、C3−10シクロアルカン、C3−10シクロアルケン、C4−10シクロアルカジエンおよび5もしくは6員の非芳香族複素環から選ばれる1または2個の環とによって形成される環が挙げられる。
該C3−10シクロアルカン、C3−10シクロアルケンおよびC4−10シクロアルカジエンとしては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として例示した、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基に対応する環が挙げられる。該5もしくは6員の非芳香族複素環としては、後述する、Rで示される「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」として例示される単環式非芳香族複素環基のうちの、5もしくは6員環基に対応する環が挙げられる。
該含窒素スピロ複素環の好適な具体例としては、1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン等が挙げられる。
該「置換されていてもよい環」における「環」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
及びRが、両者で、置換されていてもよい環を形成する場合、該「置換されていてもよい環」は、好ましくは、「置換されていてもよい含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない)」であり、
より好ましくは、
(1)(a) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(b) カルボキシ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(e) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、
(f) C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、および
(g) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロフラニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル);
(2)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、ピリジル、ピリミジニル);
(3)C1−6アルキル−カルボニル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基(好ましくは、アセチルアミノ);
(4)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル);
(5)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル);
(6)非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル);
(7)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル、エチルスルホニル);
(8)カルバモイル基;
(9)ヒドロキシ基;および
(10)芳香族複素環−オキシ基(好ましくは、ピリミジルオキシ、ピラジニルオキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい、含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない);
[好ましくは、単環式含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない)(好ましくは、ピロリジン、オキソピロリジン、ピペリジン、チオモルホリン、1,1−ジオキシドチオモルホリン、ピペラジン、オキソピペラジン);
縮合含窒素非芳香族複素環(好ましくは、テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1,3(2H,3aH)−ジオン、ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4(3H)−オン、ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン);または
含窒素スピロ複素環(好ましくは、1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン)]
である。
およびRは、好ましくは、両者で、置換されていてもよい環(該環は、モルホリンでない)を形成する。
Wは、OまたはNR(Rは水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示す)を示す。
Wは、好ましくは、NR(Rは前記と同義を示す)である。
で示される「置換されていてもよいC1−6アルキル基」における「C1−6アルキル基」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC1−10アルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
で示される「置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基」としては、RまたはRで示される「置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基」と同様のものが挙げられる。
の好適な具体例としては、
(1)水素原子;および
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル);
が挙げられる。
の別の好適な具体例としては、
(1)水素原子;および
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(c) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(d) シアノ基、
(e) ヒドロキシ基、
(f) カルボキシ基、
(g) カルバモイル基、および
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル);
が挙げられる。
は置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいC6−14アリール基を示す。
で示される「置換されていてもよい複素環基」における「複素環基」としては、芳香族複素環基および非芳香族複素環基が挙げられる。
ここで、芳香族複素環基としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する4〜7員(好ましくは5または6員)の単環式芳香族複素環基および縮合芳香族複素環基が挙げられる。該縮合芳香族複素環基としては、例えば、これら4〜7員の単環式芳香族複素環基に対応する環と、1ないし2個の窒素原子を含む5または6員の芳香族複素環(例、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリジン、ピリミジン)、1個の硫黄原子を含む5員の芳香族複素環(例、チオフェン)およびベンゼン環から選ばれる1または2個の環とが1ないし2個縮合した環から誘導される基等が挙げられる。
芳香族複素環基の好適な例としては、
フリル(例、2−フリル、3−フリル)、チエニル(例、2−チエニル、3−チエニル)、ピリジル(例、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリミジニル(例、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル)、ピリダジニル(例、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル)、ピラジニル(例、2−ピラジニル)、ピロリル(例、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル)、イミダゾリル(例、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル)、ピラゾリル(例、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル)、チアゾリル(例、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、イソチアゾリル(例、4−イソチアゾリル)、オキサゾリル(例、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル)、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(例、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)、チアジアゾリル(例、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル)、トリアゾリル(例、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−イル、テトラゾール−5−イル)、トリアジニル(例、1,2,4−トリアジン−1−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル)等の単環式芳香族複素環基;
キノリル(例、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、6−キノリル)、イソキノリル(例、3−イソキノリル)、キナゾリル(例、2−キナゾリル、4−キナゾリル)、キノキサリル(例、2−キノキサリル、6−キノキサリル)、ベンゾフリル(例、2−ベンゾフリル、3−ベンゾフリル)、ベンゾチエニル(例、2−ベンゾチエニル、3−ベンゾチエニル)、ベンズオキサゾリル(例、2−ベンズオキサゾリル)、ベンズイソオキサゾリル(例、7−ベンズイソオキサゾリル)、ベンゾチアゾリル(例、2−ベンゾチアゾリル)、ベンズイミダゾリル(例、ベンズイミダゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンズイミダゾール−5−イル)、ベンゾトリアゾリル(例、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)、インドリル(例、インドール−1−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル)、インダゾリル(例、1H−インダゾール−3−イル)、ピロロピラジニル(例、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−6−イル)、イミダゾピリジニル(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル、2H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)、イミダゾピラジニル(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−イル)、イミダゾチアゾリル(例、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−イル)ピラゾロピリジニル(例、1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)、ピラゾロチエニル(例、2H−ピラゾロ[3,4−b]チオフェン−2−イル)、ピラゾロトリアジニル(例、ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン−3−イル)等の縮合芳香族複素環基;
等が挙げられる。
非芳香族複素環基としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する4〜7員(好ましくは5または6員)の単環式非芳香族複素環基および縮合非芳香族複素環基が挙げられる。該縮合非芳香族複素環基としては、例えば、これら4〜7員の単環式非芳香族複素環基に対応する環と、1ないし2個の窒素原子を含む5または6員の芳香族または非芳香族複素環(例、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピペラジン)、1個の硫黄原子を含む5員の芳香族または非芳香族複素環(例、チオフェン、テトラヒドロチオフェン)およびベンゼン環から選ばれる1または2個の環とが1ないし2個縮合した環から誘導される基、上記基の部分飽和により得られる基等が挙げられる。
非芳香族複素環基の好適な例としては、
テトラヒドロフラニル(例、2−テトラヒドロフラニル)、ピロリジニル(例、1−ピロリジニル)、ピペリジニル(例、ピペリジノ、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル)、モルホリニル(例、モルホリノ)、チオモルホリニル(例、チオモルホリノ)、ピペラジニル(例、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、3−ピペラジニル)、ヘキサメチレンイミニル(例、ヘキサメチレンイミン−1−イル)、オキサゾリジニル(例、オキサゾリジン−2−イル)、チアゾリジニル(例、チアゾリジン−2−イル)、イミダゾリジニル(例、イミダゾリジン−2−イル、イミダゾリジン−3−イル)、オキサゾリニル(例、オキサゾリン−2−イル)、チアゾリニル(例、チアゾリン−2−イル)、イミダゾリニル(例、イミダゾリン−2−イル、イミダゾリン−3−イル)、ジオキソリル(例、1,3−ジオキソール−4−イル)、ジオキソラニル(例、1,3−ジオキソラン−4−イル)、ジヒドロオキサジアゾリル(例、4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)、チオキソオキサゾリジニル(例、2−チオキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)、ピラニル(例、4−ピラニル)、テトラヒドロピラニル(例、4−テトラヒドロピラニル)、チオピラニル(例、4−チオピラニル)、テトラヒドロチオピラニル(例、4−テトラヒドロチオピラニル)、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル(例、1−オキシドテトラヒドロチオピラン−4−イル)、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル(例、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラン−4−イル)、ピラゾリジニル(例、ピラゾリジン−1−イル)、テトラヒドロピリミジニル、ジオキサニル(例、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジオキサン−4−イル、1,3−ジオキサン−5−イル、1,4−ジオキサン−2−イル)、ジオキセニル(例、4H−1,3−ジオキシン−2−イル、4H−1,3−ジオキシン−4−イル、4H−1,3−ジオキシン−5−イル、4H−1,3−ジオキシン−6−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−ジオキシン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−ジオキシン−5−イル)等の単環式非芳香族複素環基;
ジヒドロインドリル(例、2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−イル)、ジヒドロイソインドリル(例、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)、ジヒドロベンゾフラニル(例、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)、ジヒドロベンゾジオキシニル(例、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル)、ジヒドロベンゾジオキセピニル(例、3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピニル)、テトラヒドロベンゾフラニル(例、4,5,6,7−テトラヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)、クロメニル(例、4H−クロメン−2−イル、2H−クロメン−3−イル)、ジヒドロキノリニル(例、1,2−ジヒドロキノリン−4−イル)、テトラヒドロキノリニル(例、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)、ジヒドロイソキノリニル(例、1,2−ジヒドロイソキノリン−4−イル)、テトラヒドロイソキノリニル(例、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル)、ジヒドロフタラジニル(例、1,4−ジヒドロフタラジン−4−イル)、ヘキサヒドロピラジノオキサジニル(例、ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジニル)等の縮合非芳香族複素環基;
等が挙げられる。
前記「置換されていてもよい複素環基」における「複素環基」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
で示される「置換されていてもよいC6−14アリール基」における「C6−14アリール基」としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示した「C6−14アリール基」と同様のものが挙げられる。
前記「置換されていてもよいC6−14アリール基」における「C6−14アリール基」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
は、好ましくは、置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル)または置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル)であり、より好ましくは、置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル)であり、特に好ましくは、5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル)である。
の好適な具体例としては、
(1)(a) ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)、および
(b) C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル);および
(2)(a) 1ないし3個のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル);
が挙げられる。
、R10及びR11は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基を示す。
、R10またはR11で示される「置換されていてもよいC1−6アルキル基」における「C1−6アルキル基」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC1−10アルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
、R10またはR11で示される「置換されていてもよいC1−6アルコキシ基」における「C1−6アルコキシ基」は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC1−10アルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。
は、好ましくは、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)である。
10は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基であり、より好ましくは、水素原子、C1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基である。
10の好適な具体例としては、
(1)水素原子;
(2)ハロゲン原子(好ましくは、臭素原子);
(3)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル);および
(4) (a) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(b) ヒドロキシ基、
(c) カルボキシ基、
(d) カルバモイル基、
(e) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、および
(h) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ);
が挙げられる。
11は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)またはC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)である。
なお、化合物(I)は、
21が水素原子またはC1−6アルコキシ−カルボニル基であり、R22が水素原子であり、かつR及びRが共に水素原子である化合物、および
21が水素原子またはC1−6アルコキシ−カルボニル基であり、R22が水素原子であり、かつR及びRが共にメチル基である化合物
を含まない。
化合物(I)としては、以下の化合物が好ましい。
[化合物(A)]
が、水素原子であり;
が、
で表される基であり;
Aが、CHまたはNであり;
およびRが、独立して、
(1)(a) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(b) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル、エチルスルホニル)、
(c) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、および
(d) 芳香族複素環基(好ましくは、ピリジル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ネオペンチル)、または
(2)C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)
であるか;あるいは、
およびRが、両者で、
(1)(a) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(b) カルボキシ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(e) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、
(f) C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、および
(g) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロフラニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル)、
(2)1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、ピリジル、ピリミジニル)、
(3)C1−6アルキル−カルボニル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基(好ましくは、アセチルアミノ)、
(4)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(5)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、
(6)非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル)、
(7)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル、エチルスルホニル)、
(8)カルバモイル基、
(9)ヒドロキシ基、および
(10)芳香族複素環−オキシ基(好ましくは、ピリミジルオキシ、ピラジニルオキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基でそれぞれ置換されていてもよい、含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない)
[好ましくは、単環式含窒素非芳香族複素環(該環は、モルホリンではない)(好ましくは、ピロリジン、オキソピロリジン、ピペリジン、チオモルホリン、1,1−ジオキシドチオモルホリン、ピペラジン、オキソピペラジン)、
縮合含窒素非芳香族複素環(好ましくは、テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−1,3(2H,3aH)−ジオン、ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4(3H)−オン、ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン)、または
含窒素スピロ複素環(好ましくは、1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン)]
を形成し;
Wが、NRであり;
が、
(1)水素原子、または
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)
であり;
が、5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル)であり;
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)であり;
10が、水素原子であり;かつ
11が、水素原子、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)またはC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)である;
化合物(I)。
[化合物(A1)]
AがNである、化合物(A)。
[化合物(A2)]
AがCHである、化合物(A)。
[化合物(B)]
が、水素原子であり;
が、
で表される基であり;
が、
(1)(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、および
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル)、
(b) アミノ基、
(c) ヒドロキシ基、および
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル)、
(2)シアノ基、
(3)カルボキシ基、
(4)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(5)カルバモイル基、または
(6)非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル)
[好ましくは、
(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、および
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル)で置換されたC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル)]
であり、そして
が、
(1)水素原子、または
(2)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
であるか;あるいは、
及びRが、両者で、
(a)1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、イミダゾリル)で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(b)C7−13アラルキル基(好ましくは、ベンジル)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(d)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、および
(e)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン)
を形成し;
Wが、NRであり;
が、
(1)水素原子、または
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)
であり;
が、5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル)であり;
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)であり;
10が、水素原子であり;かつ
11が、水素原子、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)またはC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)である;
化合物(I)。
[化合物(C)]
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)であり;
が、
で表される基であり;
が、
(1)(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)、
(b) (i) ヒドロキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) 1ないし3個のC6−14アリール基(好ましくは、フェニル)で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(iv) ヒドロキシ基およびC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロヘキシル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロチオピラニル、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(e) C1−6アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは、メチルスルホニルオキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C2−6アルケニル−カルボニル基(好ましくは、ビニルカルボニル)、
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、
(i) カルボキシ基、
(j) (i) ヒドロキシ基、
(ii) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(iii) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、および
(iv) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1−オキシドチオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル)、
(k) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニルオキシ基(好ましくは、モルホリニルカルボニルオキシ)、
(l) (i) ヒドロキシ基、 C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(ii) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(iii) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(iv) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル、テトラゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(m) 1ないし3個のカルボキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基(好ましくは、メチルチオ)、および
(n) ホルミル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)、
(2)シアノ基、
(3)カルボキシ基、
(4)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(5)C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、または
(6)1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル)
[好ましくは、
(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)
で置換されたC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)]
であり、そして
が、
(1)水素原子、または
(2)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
であるか;あるいは、
及びRが、両者で、
(1) (a) (i) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、イミダゾリル、フリル、ピリジル)、
(ii) シアノ基、
(iii) ヒドロキシ基、
(iv) カルボキシ基、
(v) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(vi) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(vii) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、および
(viii) C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(b)C7−13アラルキル基(好ましくは、ベンジル)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(d)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(e)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、および
(f)非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン、1−オキシドテトラヒドロチオピラン)、または
(2)オキソ基およびC1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルカン(好ましくは、シクロへキサン)
を形成し;
21が、
(1)水素原子、または
(2)ヒドロキシ基および非芳香族複素環基(好ましくは、モルホリニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
であり;
22が、水素原子であり;
Wが、NRであり;
が、
(1)水素原子、または
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(c) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(d) シアノ基、
(e) ヒドロキシ基、
(f) カルボキシ基、
(g) カルバモイル基、および
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル)
であり;
が、
(1)(a) ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)、および
(b) C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル)、または
(2)(a) 1ないし3個のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル)
であり;
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)であり;
10が、
(1)水素原子、
(2)ハロゲン原子(好ましくは、臭素原子)、
(3)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、または
(4) (a) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(b) ヒドロキシ基、
(c) カルボキシ基、
(d) カルバモイル基、
(e) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、および
(h) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ)
であり;かつ
11が、水素原子、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)またはC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)である;
化合物(I)。
[化合物(D)]
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)であり;
が、
で表される基であり;
が、
(1)(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)、
(b) (i) ヒドロキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) 1ないし3個のC6−14アリール基(好ましくは、フェニル)で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(iv) ヒドロキシ基およびC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロヘキシル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロチオピラニル、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(e) C1−6アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは、メチルスルホニルオキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C2−6アルケニル−カルボニル基(好ましくは、ビニルカルボニル)、
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、
(i) カルボキシ基、
(j) (i) ヒドロキシ基、
(ii) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(iii) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、および
(iv) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1−オキシドチオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル)、
(k) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニルオキシ基(好ましくは、モルホリニルカルボニルオキシ)、
(l) (i) ヒドロキシ基、 C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(ii) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(iii) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(iv) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル、テトラゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(m) 1ないし3個のカルボキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基(好ましくは、メチルチオ)、および
(n) ホルミル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)、
(2)シアノ基、
(3)カルボキシ基、
(4)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(5)C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、または
(6)1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル)
[好ましくは、
(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)
で置換されたC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)]
であり、そして
が、
(1)水素原子、または
(2)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
であるか;あるいは、
及びRが、両者で、
(1) (a) (i) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、イミダゾリル、フリル、ピリジル)、
(ii) シアノ基、
(iii) ヒドロキシ基、
(iv) カルボキシ基、
(v) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(vi) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(vii) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、および
(viii) C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(b)C7−13アラルキル基(好ましくは、ベンジル)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(d)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(e)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、および
(f)非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン、1−オキシドテトラヒドロチオピラン)、または
(2)オキソ基およびC1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルカン(好ましくは、シクロへキサン)
を形成し;
Wが、NRであり;
が、
(1)水素原子、または
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(c) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(d) シアノ基、
(e) ヒドロキシ基、
(f) カルボキシ基、
(g) カルバモイル基、および
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル)
であり;
が、
(1)(a) ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)、および
(b) C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル)、または
(2)(a) 1ないし3個のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル)
であり;
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)であり;
10が、
(1)水素原子、
(2)ハロゲン原子(好ましくは、臭素原子)、
(3)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、または
(4) (a) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(b) ヒドロキシ基、
(c) カルボキシ基、
(d) カルバモイル基、
(e) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、および
(h) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ)
であり;かつ
11が、水素原子、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)またはC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)である;
化合物(I)。
[化合物(E)]
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)であり;
が、
で表される基であり;
が、
(1)(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)、
(b) (i) ヒドロキシ基およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) 1ないし3個のC6−14アリール基(好ましくは、フェニル)で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(iv) ヒドロキシ基およびC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロヘキシル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロチオピラニル、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(e) C1−6アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは、メチルスルホニルオキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C2−6アルケニル−カルボニル基(好ましくは、ビニルカルボニル)、
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、
(i) カルボキシ基、
(j) (i) ヒドロキシ基、
(ii) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(iii) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、および
(iv) カルボキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1−オキシドチオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル)、
(k) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニルオキシ基(好ましくは、モルホリニルカルボニルオキシ)、
(l) (i) ヒドロキシ基、 C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)およびC1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、
(ii) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(iii) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(iv) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(v) 芳香族複素環基(好ましくは、トリアゾリル、テトラゾリル)、および
(vi) 非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、
(m) 1ないし3個のカルボキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基(好ましくは、メチルチオ)、および
(n) ホルミル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)、
(2)シアノ基、
(3)カルボキシ基、
(4)C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、
(5)C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、または
(6)1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい非芳香族複素環−カルボニル基(好ましくは、ピロリジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル)
[好ましくは、
(a) (i) ヒドロキシ基、
(ii) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(iii) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(iv) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(v) オキソ基、
(vi) 1ないし3個のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル)、および
(vii) C1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい複素環基(好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、アゼチジニル、イミダゾリル、トリアゾリル)
で置換されたC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル)]
であり、そして
が、
(1)水素原子、または
(2)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
であるか;あるいは、
及びRが、両者で、
(1) (a) (i) 1ないし3個のC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(好ましくは、イミダゾリル、フリル、ピリジル)、
(ii) シアノ基、
(iii) ヒドロキシ基、
(iv) カルボキシ基、
(v) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(vi) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(vii) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、メトキシカルボニル)、および
(viii) C1−6アルキル基(好ましくは、エチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、イソブチル)、
(b)C7−13アラルキル基(好ましくは、ベンジル)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(d)C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)、
(e)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基、および
(f)非芳香族複素環基(好ましくは、テトラヒドロピラニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい単環式非芳香族複素環(好ましくは、ピペリジン、テトラヒドロピラン、1−オキシドテトラヒドロチオピラン)、または
(2)オキソ基およびC1−3アルキレンジオキシ基(好ましくは、エチレンジオキシ)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルカン(好ましくは、シクロへキサン)
を形成し;
21が、ヒドロキシ基および非芳香族複素環基(好ましくは、モルホリニル)から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)であり;
22が、水素原子であり;
Wが、NRであり;
が、
(1)水素原子、または
(2)(a) C3−10シクロアルキル基(好ましくは、シクロプロピル)、
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ)、
(c) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(d) シアノ基、
(e) ヒドロキシ基、
(f) カルボキシ基、
(g) カルバモイル基、および
(h) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル)
であり;
が、
(1)(a) ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)、および
(b) C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イミダゾリル)、または
(2)(a) 1ないし3個のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)で置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、および
(b) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基(例、フェニル)
であり;
が、水素原子またはハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)であり;
10が、
(1)水素原子、
(2)ハロゲン原子(好ましくは、臭素原子)、
(3)C1−6アルキル基(好ましくは、メチル)、または
(4) (a) ハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)、
(b) ヒドロキシ基、
(c) カルボキシ基、
(d) カルバモイル基、
(e) C1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ)、
(f) C1−6アルキル−カルボニル基(好ましくは、アセチル)、
(g) C1−6アルコキシ−カルボニル基(好ましくは、エトキシカルボニル)、および
(h) C1−6アルキルスルホニル基(好ましくは、メチルスルホニル)
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基(好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ)
であり;かつ
11が、水素原子、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)またはC1−6アルキル基(好ましくは、メチル)である;
化合物(I)。
[化合物(F)]
N,N-ジメチル-2-{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}アセトアミド;
N-メチル-N-[2-(8-オキサ-1-チア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド;
N-[2-[4-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド;
2-(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド;
N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド;
2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド;
N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)アセトアミド;または
N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
またはその塩。
化合物(I)が塩である場合、このような塩としては、例えば、無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩等が挙げられる。
無機塩基との塩の好適な例としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩;アンモニウム塩等が挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン等との塩が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等との塩が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等との塩が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、アルギニン、リジン、オルニチン等との塩が挙げられる。
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、アスパラギン酸、グルタミン酸等との塩が挙げられる。
化合物(I)のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸等により加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物である。化合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化またはリン酸化された化合物(例、化合物(I)のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化またはtert−ブチル化された化合物);化合物(I)のヒドロキシ基がアシル化、アルキル化、リン酸化またはホウ酸化された化合物(例、化合物(I)のヒドロキシ基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化またはジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物);化合物(I)のカルボキシ基がエステル化またはアミド化された化合物(例、化合物(I)のカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化またはメチルアミド化された化合物)等が挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物(I)から製造することができる。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような、生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
また、化合物(I)は、同位元素(例、3H、14C、35S、125I等)等で標識されていてもよい。
さらに、化合物(I)は、無水物であっても、水和物であってもよい。
さらに、HをH(D)に変換した重水素変換体も、化合物(I)に包含される。
化合物(I)またはそのプロドラッグ(以下、単に本発明化合物と略記することがある)は、毒性が低く、そのまま、または薬理学的に許容し得る担体等と混合して医薬組成物とすることにより、哺乳動物(例、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ブタ、サル)に対して、後述する各種疾患の予防または治療剤として用いることができる。
ここにおいて、薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等として配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の製剤添加物を用いることもできる。
賦形剤の好適な例としては、乳糖、白糖、D−マンニトール、D−ソルビトール、デンプン、α化デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等が挙げられる。
滑沢剤の好適な例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。
結合剤の好適な例としては、α化デンプン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
崩壊剤の好適な例としては、乳糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
溶剤の好適な例としては、注射用水、生理的食塩水、リンゲル液、アルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油、綿実油等が挙げられる。
溶解補助剤の好適な例としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等が挙げられる。
懸濁化剤の好適な例としては、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子;ポリソルベート類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。
等張化剤の好適な例としては、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトール、ブドウ糖等が挙げられる。
緩衝剤の好適な例としては、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
無痛化剤の好適な例としては、ベンジルアルコール等が挙げられる。
防腐剤の好適な例としては、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
抗酸化剤の好適な例としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸塩等が挙げられる。
着色剤の好適な例としては、水溶性食用タール色素(例、食用赤色2号および3号、食用黄色4号および5号、食用青色1号および2号等の食用色素)、水不溶性レーキ色素(例、前記水溶性食用タール色素のアルミニウム塩)、天然色素(例、β−カロチン、クロロフィル、ベンガラ)等が挙げられる。
甘味剤の好適な例としては、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、アスパルテーム、ステビア等が挙げられる。
前記医薬組成物の剤形としては、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、顆粒剤、散剤、トローチ剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤、フィルム剤(例、口腔内崩壊フィルム)等の経口剤;および注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤)、外用剤(例、経皮製剤、軟膏剤)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤等の非経口剤等が挙げられる。これらは、それぞれ経口的あるいは非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与できる。
また、これらの製剤は、速放性製剤または徐放性製剤等の放出制御製剤(例、徐放性マイクロカプセル)であってもよい。
医薬組成物は、製剤技術分野において慣用の方法、例えば、日本薬局方に記載の方法等により製造することができる。以下に、製剤の具体的な製造法について詳述する。
なお、医薬組成物中の本発明化合物の含量は、剤形、本発明化合物の投与量等により異なるが、例えば、約0.1〜100重量%である。
本発明化合物は、優れたGK活性化作用を有し、哺乳動物(例えば、ヒト、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、サル、マウス、ラット等、特にヒト)に対し、各種疾患の予防または治療剤として用いることができる。また、本発明化合物は、選択的なGK活性化作用を有するため、毒性(例、急性毒性、慢性毒性、心毒性、癌原性、遺伝毒性)が低く、副作用も少ない。
本発明化合物は、糖尿病(例、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、肥満型糖尿病)の予防・治療剤;肥満の予防・治療剤;高脂血症(例、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、低HDL血症、食後高脂血症)の予防・治療剤;動脈硬化の予防・治療剤;耐糖能不全[IGT(Impaired Glucose Tolerance)]の予防・治療剤;および耐糖能不全から糖尿病への移行抑制剤として用いることができる。
糖尿病の判定基準については、1999年に日本糖尿病学会から新たな判定基準が報告されている。
この報告によれば、糖尿病とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl以上、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上、随時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上のいずれかを示す状態である。また、上記糖尿病に該当せず、かつ、「空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110mg/dl未満または75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl未満を示す状態」(正常型)でない状態を、「境界型」と呼ぶ。
また、糖尿病の判定基準については、ADA(米国糖尿病学会)およびWHOから、新たな判定基準が報告されている。
これらの報告によれば、糖尿病とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl以上、あるいは、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上を示す状態である。
また、ADAおよびWHOの上記報告によれば、耐糖能不全とは、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl以上200mg/dl未満を示す状態である。さらに、ADAの報告によれば、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が100mg/dl以上126mg/dl未満の状態をIFG(Impaired Fasting Glucose)と呼ぶ。一方、WHOは、該IFG(Impaired Fasting Glucose)を空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110mg/dl以上126mg/dl未満の状態とし、IFG(Impaired Fasting Glycemia)と呼ぶ。
本発明化合物は、上記した新たな判定基準により決定される糖尿病、境界型、耐糖能不全、IFG(Impaired Fasting Glucose)およびIFG(Impaired Fasting Glycemia)の予防・治療剤としても用いられる。さらに、本発明化合物は、境界型、耐糖能不全、IFG(Impaired Fasting Glucose)またはIFG(Impaired Fasting Glycemia)から糖尿病への進展を防止することもできる。
本発明化合物は、例えば、糖尿病性合併症[例、神経障害、腎症、網膜症、白内障、大血管障害、骨減少症、糖尿病性高浸透圧昏睡、感染症(例、呼吸器感染症、***症、消化器感染症、皮膚軟部組織感染症、下肢感染症)、糖尿病足病変(例、壊疽、潰瘍)、口腔乾燥症、聴覚の低下、脳血管障害、末梢血行障害、糖尿病下痢]、肥満、骨粗鬆症、悪液質(例、癌性悪液質、結核性悪液質、糖尿病性悪液質、血液疾患性悪液質、内分泌疾患性悪液質、感染症性悪液質または後天性免疫不全症候群による悪液質)、脂肪肝、高血圧、多嚢胞性卵巣症候群、腎臓疾患(例、糖尿病性ネフロパシー、糸球体腎炎、糸球体硬化症、ネフローゼ症候群、高血圧性腎硬化症、末期腎臓疾患、腎盂腎炎、水腎症)、筋ジストロフィー、心筋梗塞、狭心症、脳血管障害(例、脳梗塞、脳卒中)、糖代謝異常、脂質代謝異常、インスリン抵抗性症候群、シンドロームX、メタボリックシンドローム(WHOの上記報告によれば、2型糖尿病、耐糖能不全あるいはインスリン抵抗性の内、少なくとも一つを有し、肥満、脂質代謝異常、高血圧および微量アルブミン尿の内、少なくとも2つ以上を併せ持つ状態)、クッシング症候群、高インスリン血症、高インスリン血症における知覚障害、腫瘍(例、白血病、乳癌、前立腺癌、皮膚癌)、過敏性腸症候群、急性または慢性下痢、炎症性疾患(例、慢性関節リウマチ、変形性脊椎炎、変形性関節炎、腰痛、痛風、手術または外傷後の炎症、腫脹、神経痛、咽喉頭炎、膀胱炎、肝炎(非アルコール性脂肪性肝炎を含む)、肺炎、膵炎、炎症性大腸疾患、潰瘍性大腸炎、胃粘膜損傷(アスピリンにより引き起こされた胃粘膜損傷を含む))、内臓脂肪症候群、アルツハイマー病、脳血管性認知症、うつ病等の予防・治療剤としても用いることができる。
本発明化合物は、インスリン抵抗性の改善、インスリン分泌の促進または増加、内臓脂肪の減少、内臓脂肪蓄積の抑制、糖代謝改善、脂質代謝改善(酸化LDL産生抑制、リポタンパク代謝改善、血中レムナント低下を含む)、冠動脈代謝改善、心血管合併症の予防または治療、心不全合併症の予防または治療、無***症の予防または治療、多毛症の予防または治療、高アンドロゲン血症の予防または治療、膵(β細胞)機能改善、膵(β細胞)再生、膵(β細胞)再生促進等にも用いられる。
本発明化合物は、上記した各種疾患(例、心筋梗塞等の心血管イベント)の2次予防および進展抑制にも用いられる。
本発明化合物は、とりわけ2型糖尿病、肥満型糖尿病等の予防・治療剤として有用である。
本発明化合物の投与量は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状等によっても異なるが、例えば、成人の糖尿病患者に経口投与する場合、通常1回量として約0.01〜100mg/kg体重、好ましくは0.05〜30mg/kg体重、さらに好ましくは0.1〜10mg/kg体重であり、この量を1日1回〜3回投与するのが望ましい。
本発明化合物は、糖尿病治療剤、糖尿病性合併症治療剤、高脂血症治療剤、降圧剤、抗肥満剤、利尿剤、化学療法剤、免疫療法剤、抗血栓剤、骨粗鬆症治療剤、抗認知症剤、***不全改善剤、尿失禁・頻尿治療剤、排尿困難治療剤等の薬剤(以下、併用薬剤と略記する)と組み合わせて用いることができる。この際、本発明化合物と併用薬剤の投与時期は限定されず、これらを投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。さらに、本発明化合物と併用薬剤とは、それぞれの活性成分を含む2種類の製剤として投与されてもよいし、両方の活性成分を含む単一の製剤として投与されてもよい。
併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明化合物と併用薬剤の配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせ等により適宜選択することができる。例えば、投与対象がヒトである場合、本発明化合物1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜100重量部用いればよい。
なお、糖尿病治療剤としては、例えば、インスリン製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物インスリン製剤;大腸菌またはイーストを用い、遺伝子工学的に合成したヒトインスリン製剤;インスリン亜鉛;プロタミンインスリン亜鉛;インスリンのフラグメントまたは誘導体(例、INS-1)、経口インスリン製剤)、インスリン抵抗性改善剤(例、ピオグリタゾンまたはその塩(好ましくは塩酸塩)、ロシグリタゾンまたはその塩(好ましくはマレイン酸塩)、テサグリタザール(Tesaglitazar)、ラガグリタザール(Ragaglitazar)、ムラグリタザール(Muraglitazar)、エダグリタゾン(Edaglitazone)、メタグリダセン(Metaglidasen)、ナベグリタザール(Naveglitazar)、AMG-131、THR-0921)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例、ボグリボース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート)、ビグアナイド剤(例、メトホルミン、ブホルミンまたはそれらの塩(例、塩酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩))、インスリン分泌促進剤[スルホニルウレア剤(例、トルブタミド、グリベンクラミド、グリクラジド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、グリクロピラミド、グリメピリド、グリピザイド、グリブゾール)、レパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニドまたはそのカルシウム塩水和物]、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤(例、ヴィルダグリプチン(Vildagliptin)、シタグリプチン(Sitagliptin)、サクサグリプチン(Saxagliptin)、T-6666、TS-021)、β3アゴニスト(例、AJ-9677)、GPR40アゴニスト、GLP−1受容体アゴニスト[例、GLP-1、GLP-1MR剤、NN-2211、AC-2993(exendin-4)、BIM-51077、Aib(8,35)hGLP-1(7,37)NH2、CJC-1131]、アミリンアゴニスト(例、プラムリンチド)、ホスホチロシンホスファターゼ阻害剤(例、バナジン酸ナトリウム)、糖新生阻害剤(例、グリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤、グルコース−6−ホスファターゼ阻害剤、グルカゴン拮抗剤)、SGLUT(sodium-glucose cotransporter)阻害剤(例、T-1095)、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害薬(例、BVT-3498)、アジポネクチンまたはその作動薬、IKK阻害薬(例、AS-2868)、レプチン抵抗性改善薬、ソマトスタチン受容体作動薬、グルコキナーゼ活性化薬(例、Ro-28-1675)、GIP(Glucose-dependent insulinotropic peptide)等が挙げられる。
糖尿病性合併症治療剤としては、例えば、アルドース還元酵素阻害剤(例、トルレスタット、エパルレスタット、ゼナレスタット、ゾポルレスタット、ミナルレスタット、フィダレスタット、CT-112、ラニレスタット(AS-3201))、神経栄養因子およびその増加薬(例、NGF、NT-3、BDNF、WO01/14372に記載のニューロトロフィン産生・分泌促進剤(例、4−(4−クロロフェニル)−2−(2−メチル−1−イミダゾリル)−5−[3−(2−メチルフェノキシ)プロピル]オキサゾール))、神経再生促進薬(例、Y-128)、PKC阻害剤(例、ルボキシスタウリン メシレート(ruboxistaurin mesylate))、AGE阻害剤(例、ALT946、ピマゲジン、N-フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766)、ALT-711、EXO-226、ピリドリン(Pyridorin)、ピリドキサミン)、活性酸素消去薬(例、チオクト酸)、脳血管拡張剤(例、チアプリド、メキシレチン)、ソマトスタチン受容体作動薬(例、BIM23190)、アポトーシスシグナルレギュレーティングキナーゼ-1(ASK-1)阻害薬が挙げられる。
高脂血症治療剤としては、例えば、HMG−CoA還元酵素阻害剤(例、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチンまたはそれらの塩(例、ナトリウム塩、カルシウム塩))、スクアレン合成酵素阻害剤(例、WO97/10224に記載の化合物、例えば、N−[[(3R,5S)-1-(3-アセトキシ-2,2-ジメチルプロピル)-7-クロロ-5-(2,3-ジメトキシフェニル)-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4,1-ベンゾオキサゼピン-3-イル]アセチル]ピペリジン-4-酢酸)、フィブラート系化合物(例、ベザフィブラート、クロフィブラート、シムフィブラート、クリノフィブラート)、ACAT阻害剤(例、アバシマイブ(Avasimibe)、エフルシマイブ(Eflucimibe))、陰イオン交換樹脂(例、コレスチラミン)、プロブコール、ニコチン酸系薬剤(例、ニコモール(nicomol)、ニセリトロール(niceritrol))、イコサペント酸エチル、植物ステロール(例、ソイステロール(soysterol)、ガンマオリザノール(γ−oryzanol))等が挙げられる。
降圧剤としては、例えば、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例、カプトプリル、エナラプリル、デラプリル)、アンジオテンシンII受容体拮抗剤(例、カンデサルタン シレキセチル、ロサルタン、エプロサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、イルベサルタン、タソサルタン、1-[[2'-(2,5-ジヒドロ-5-オキソ-4H-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-2-エトキシ-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸)、カルシウム拮抗剤(例、マニジピン、ニフェジピン、アムロジピン、エホニジピン、ニカルジピン)、カリウムチャンネル開口薬(例、レブクロマカリム、L-27152、AL 0671、NIP-121)、クロニジン等が挙げられる。
抗肥満剤としては、例えば、中枢性抗肥満薬(例、デキスフェンフルラミン、フェンフルラミン、フェンテルミン、シブトラミン、アンフェプラモン、デキサンフェタミン、マジンドール、フェニルプロパノールアミン、クロベンゾレックス;MCH受容体拮抗薬(例、SB-568849;SNAP-7941;WO01/82925およびWO01/87834に記載の化合物);ニューロペプチドY拮抗薬(例、CP-422935);カンナビノイド受容体拮抗薬(例、SR-141716、SR-147778);グレリン拮抗薬)、膵リパーゼ阻害薬(例、オルリスタット、ATL-962)、β3アゴニスト(例、AJ-9677)、ペプチド性食欲抑制薬(例、レプチン、CNTF(毛様体神経栄養因子))、コレシストキニンアゴニスト(例、リンチトリプト、FPL-15849)、摂食抑制薬(例、P-57)等が挙げられる。
利尿剤としては、例えば、キサンチン誘導体(例、サリチル酸ナトリウムテオブロミン、サリチル酸カルシウムテオブロミン)、チアジド系製剤(例、エチアジド、シクロペンチアジド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンチルヒドロクロロチアジド、ペンフルチジド、ポリチアジド、メチクロチアジド)、抗アルドステロン製剤(例、スピロノラクトン、トリアムテレン)、炭酸脱水酵素阻害剤(例、アセタゾラミド)、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤(例、クロルタリドン、メフルシド、インダパミド)、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、フロセミド等が挙げられる。
化学療法剤としては、例えば、アルキル化剤(例、サイクロフォスファミド、イフォスファミド)、代謝拮抗剤(例、メソトレキセート、5−フルオロウラシルまたはその誘導体)、抗癌性抗生物質(例、マイトマイシン、アドリアマイシン)、植物由来抗癌剤(例、ビンクリスチン、ビンデシン、タキソール)、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド等が挙げられる。なかでも5−フルオロウラシル誘導体であるフルツロンあるいはネオフルツロン等が好ましい。
免疫療法剤としては、例えば、微生物または細菌成分(例、ムラミルジペプチド誘導体、ピシバニール)、免疫増強活性のある多糖類(例、レンチナン、シゾフィラン、クレスチン)、遺伝子工学的手法で得られるサイトカイン(例、インターフェロン、インターロイキン(IL))、コロニー刺激因子(例、顆粒球コロニー刺激因子、エリスロポエチン)等が挙げられ、なかでもIL−1、IL−2、IL−12等のインターロイキンが好ましい。
抗血栓剤としては、例えば、ヘパリン(例、ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウム、ダルテパリンナトリウム(dalteparin sodium))、ワルファリン(例、ワルファリンカリウム)、抗トロンビン薬(例、アルガトロバン(aragatroban))、血栓溶解薬(例、ウロキナーゼ(urokinase)、チソキナーゼ(tisokinase)、アルテプラーゼ(alteplase)、ナテプラーゼ(nateplase)、モンテプラーゼ(monteplase)、パミテプラーゼ(pamiteplase))、血小板凝集抑制薬(例、塩酸チクロピジン(ticlopidine hydrochloride)、シロスタゾール(cilostazol)、イコサペント酸エチル、ベラプロストナトリウム(beraprost sodium)、塩酸サルポグレラート(sarpogrelate hydrochloride))等が挙げられる。
骨粗鬆症治療剤としては、例えば、アルファカルシドール(alfacalcidol)、カルシトリオール(calcitriol)、エルカトニン(elcatonin)、サケカルシトニン(calcitonin salmon)、エストリオール(estriol)、イプリフラボン(ipriflavone)、リセドロン酸二ナトリウム(risedronate disodium)、パミドロン酸二ナトリウム(pamidronate disodium)、アレンドロン酸ナトリウム水和物(alendronate sodium hydrate)、インカドロン酸二ナトリウム(incadronate disodium)等が挙げられる。
抗認知症剤としては、例えば、タクリン(tacrine)、ドネペジル(donepezil)、リバスチグミン(rivastigmine)、ガランタミン(galanthamine)等が挙げられる。
***不全改善剤としては、例えば、アポモルフィン(apomorphine)、クエン酸シルデナフィル(sildenafil citrate)等が挙げられる。
尿失禁・頻尿治療剤としては、例えば、塩酸フラボキサート(flavoxate hydrochloride)、塩酸オキシブチニン(oxybutynin hydrochloride)、塩酸プロピベリン(propiverine hydrochloride)等が挙げられる。
排尿困難治療剤としては、例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(例、ジスチグミン)等が挙げられる。
さらに、動物モデルや臨床で悪液質改善作用が認められている薬剤、すなわち、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(例、インドメタシン)、プロゲステロン誘導体(例、メゲステロールアセテート)、糖質ステロイド(例、デキサメサゾン)、メトクロプラミド系薬剤、テトラヒドロカンナビノール系薬剤、脂肪代謝改善剤(例、エイコサペンタエン酸)、成長ホルモン、IGF−1、あるいは悪液質を誘導する因子であるTNF−α、LIF、IL−6、オンコスタチンMに対する抗体等も本発明化合物と併用することができる。
併用薬剤は、好ましくはインスリン製剤、インスリン抵抗性改善剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド剤、インスリン分泌促進剤(好ましくはスルホニルウレア剤)等である。
上記併用薬剤は、2種以上を適宜の割合で組み合せて用いてもよい。
本発明化合物が併用薬剤と組み合せて使用される場合には、お互いの剤の量は、それらの剤の反対効果を考えて安全な範囲内で低減できる。特に、インスリン抵抗性改善剤、インスリン分泌促進剤(好ましくはスルホニルウレア剤)およびビグアナイド剤は通常の投与量よりも低減できる。したがって、これらの剤により引き起こされるであろう反対効果は安全に防止できる。それに加えて、糖尿病性合併症治療剤、高脂血症治療剤、降圧剤の投与量は低減でき、その結果これらの剤により引き起こされるであろう反対効果は効果的に防止できる。
化合物(I)は、例えば、以下の反応式1および2に示す方法により製造することができる。
反応式1
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
本法では、化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体とを反応させることにより、化合物(I)を製造することができる。
化合物(III)の好適な反応性誘導体としては、例えば、ハロゲン化スルホニル、スルホン酸無水物、N−スルホニルイミダゾリド等のような一般的によく利用される反応性誘導体が挙げられ、特に好適な例は、ハロゲン化スルホニルである。
本反応は塩基の存在下に行ってもよく、該塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化アルカリ土類金属;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金属;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素アルカリ金属;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属C1−6アルコキシド;トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基類;メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等の有機リチウム類;リチウムジイソプロピルアミド等のリチウムアミド類等が挙げられる。
本反応は、反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;スルホラン;ヘキサメチルホスホルアミド;水等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
化合物(III)またはその反応性誘導体の使用量は、化合物(II)1モルに対して、通常1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。塩基の使用量は、化合物(III)またはその反応性誘導体1モルに対して、通常1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(III)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
反応式2
[式中、Lは、脱離基を示し、R15およびR15’は、独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC6−14アリール基を示し、Arは、フェニル基または4−メトキシフェニル基を示し、他の各記号は前記と同意義を示す。]
15またはR15’で示される「置換されていてもよいC1−6アルキル基」としては、RまたはRで示される「置換されていてもよいC1−6アルキル基」と同様のものが挙げられ、好ましくは、メチル基、エチル基である。
15またはR15’で示される「置換されていてもよいC6−14アリール基」の「C6−14アリール基」としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示した「C6−14アリール基」と同様のものが挙げられる。該C6−14アリール基は、置換可能な位置に1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、R、R、R21またはR22で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として例示したC3−10シクロアルキル基等が有していてもよい置換基として例示したものが挙げられる。該「置換されていてもよいC6−14アリール基」は、好ましくは、フェニル基、4−メトキシフェニル基である。
で示される「脱離基」としては、例えば、ハロゲン原子;ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニルオキシ基(例,メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ);C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基およびニトロ基から選ばれる置換基を1〜3個有していてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ基(例、フェニルスルホニルオキシ、m−ニトロフェニルスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ);C1−6アルコキシスルホニルオキシ基;C6−10アリールオキシスルホニルオキシ基;C1−6アルコキシ基;ジ−C1−6アルキルアミノ基等が挙げられる。
化合物(I−A)は、化合物(IV)を塩基の存在下に化合物(V)と反応させることにより製造することができる。
化合物(V)の使用量は、化合物(IV)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
当該塩基としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
本反応は、反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(IV)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−100℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(I−B)は、アンゲヴァンテ・ケミー・インターナショナル・エディション(Angew. Chem., Int. Ed.)、2003年、42巻、83頁や、テトラヘドロン(Tetrahedron)、1999年、55巻、10271頁等に記載された方法に準じて、化合物(VI)より製造することができる。
本反応では、化合物(VI)と、トリフェニルホスフィンオキシドおよびトリフルオロメタンスルホン酸無水物もしくは五塩化リンとを反応させる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
トリフェニルホスフィンオキシド、およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物もしくは五塩化リンの使用量は、それぞれ、化合物(VI)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜6モルである。
反応温度は、通常、−70℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
前記反応式1〜2において原料として用いられる化合物(II)、(IV)および(VI)は、それぞれ、例えば、以下の反応式3〜7、あるいはこれに準ずる方法にしたがって製造することができる。
反応式3
[式中、R16は、水素原子またはC1−6アルコキシ基を示し、他の各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(VIII)は、化合物(VII)を還元反応に付すことにより製造することができる。
該還元反応は、例えば、還元剤を用いて行われる。該還元剤としては、例えば、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化トリブチルすず等の金属水素化物;水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム等の金属水素錯化合物;ボランテトラヒドロフラン錯体、ボランジメチルスルフィド錯体等のボラン錯体;テキシルボラン、ジシアミルボラン等のアルキルボラン類;ジボラン;亜鉛、アルミニウム、すず、鉄等の金属類;ナトリウム、リチウム等のアルカリ金属/液体アンモニア(バーチ還元)等が挙げられる。
還元剤の使用量は、還元剤の種類によって適宜決定される。例えば、金属水素化物または金属水素錯化合物の使用量は、化合物(VII)1モルに対して、それぞれ、通常、約0.25〜約10モル、好ましくは約0.5〜約5モルであり、ボラン錯体、アルキルボラン類またはジボランの使用量は、化合物(VII)1モルに対して、それぞれ、通常、約1〜約10モル、好ましくは約1〜約5モルであり、金属類(バーチ還元で使用するアルカリ金属を含む)の使用量は、化合物(VII)1当量に対して、通常、約1〜約20当量、好ましくは約1〜約5当量である。
還元反応は、該反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸等の有機酸類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は、用いる還元剤の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(IV)は、化合物(VIII)におけるヒドロキシル基を、自体公知の方法により、前記Lで示される脱離基に変換することにより製造することができる。
化合物(VI)は、化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と化合物(X)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(IX)のカルボキシ基における反応性誘導体としては、例えば、
1)酸塩化物;
2)酸アジ化物;
3)酸(例えば、ジアルキルリン酸、フェニルリン酸、ジフェニルリン酸、ジベンジルリン酸、ハロゲン化リン酸等の置換されたリン酸;ジアルキル亜リン酸;亜硫酸;チオ硫酸;硫酸;メタンスルホン酸等のスルホン酸;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、トリクロロ酢酸等の脂肪族カルボン酸;安息香酸等の芳香族カルボン酸)との混合酸無水物;
4)対称酸無水物;
5)イミダゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾールまたはテトラゾールとの活性化アミド;
6)例えば、シアノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルイミノメチルエステル、ビニルエステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルエステル、p−クレジルチオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステル等の活性化エステル;
7)N−ヒドロキシ化合物(例、N,N−ジメチルヒドロキシアミン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール)とのエステル;
等が挙げられる。これら反応性誘導体は、使用する化合物(IX)の種類によって任意に選択することができる。
化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体の好適な塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩等の有機塩基塩;等のような塩基塩が挙げられる。
本反応は、反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
この反応において、化合物(IX)を遊離酸の形またはその塩の形で使用する場合には、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカルボジイミド、N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド、N,N’−ジエチルカルボジイミド、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド等のカルボジイミド;N,N’−カルボニルビス(2−メチルイミダゾール);亜リン酸トリアルキル;ポリリン酸エチル、ポリリン酸イソプロピル等のポリリン酸エステル;オキシ塩化リン;ジフェニルホスホリルアジド;塩化チオニル;塩化オキサリル;クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソプロピル等のハロギ酸低級アルキル;トリフェニルホスフィン;N−ヒドロキシベンゾトリアゾール;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N’−ジメチルホルムアミドと、塩化チオニル、ホスゲン、クロロギ酸トリクロロメチル、オキシ塩化リン等との反応によって調製した、いわゆるビルスマイヤ−試薬等のような常用の縮合剤の存在下に反応を行うのが望ましい。
本反応は、所望により塩基の存在下で行ってもよい。このような塩基としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
化合物(X)の使用量は、化合物(IX)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。塩基の使用量は、化合物(IX)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
また、化合物(IX)の反応性誘導体として混合酸無水物を用いる場合、化合物(IX)とクロロギ酸エステル(例、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソブチル)を塩基(例、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム)の存在下に反応させ、さらに化合物(X)と反応させてもよい。
本反応は、反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;スルホラン;ヘキサメチルホスホルアミド等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
化合物(X)の使用量は、化合物(IX)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(VII)は、例えば、以下の方法にしたがって製造することができる。
反応式4
[式中、R17は、C1−6アルキル基を示し、Lは、脱離基を示し、Pは、水素原子もしくは保護基を示し、他の各記号は前記と同意義を示す。]
で示される「脱離基」としては、前記Lとして例示したものが挙げられる。
で示される「保護基」としては、例えば、ホルミル基;置換基をそれぞれ有していてもよい、C1−6アルキル−カルボニル基、フェニルカルボニル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェニルオキシカルボニル基、フルオレニルメチルオキシカルボニル基、C7−10アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル)、C7−10アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル)、C7−20アラルキル基(例、ベンジル、トリチル)、メトキシメチル基等が挙げられる。ここで、置換基としては、例えば、フェニル基、ハロゲン原子、C1−6アルキル−カルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、ニトロ基等が挙げられ、置換基の数は1ないし3個である。
化合物(XI)は、化合物(IX−A)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩をアンモニアまたはその塩と反応させることより製造することができる。
化合物(IX−A)のカルボキシ基における反応性誘導体としては、反応式3において化合物(IX)のカルボキシ基における反応性誘導体として例示したものが挙げられる。
化合物(IX−A)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体の塩としては、反応式3において化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体の好適な塩として例示したものが挙げられる。
アンモニアまたはその塩としては、アンモニア水、酢酸アンモニウム、塩化アンモニウムなどが挙げられる。
本反応は、化合物(X)の代わりにアンモニアまたはその塩を用いて、反応式3における化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と化合物(X)との反応と同様にして行われる。
化合物(IX−A)において、Pが保護基である場合には、所望により酸処理、アルカリ処理、接触還元等通常の脱保護法によって、該保護基を除去してもよい。
化合物(XII)は、Pが水素原子である場合、化合物(XI)と五硫化二リンもしくはローソン試薬とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
五硫化二リンもしくはローソン試薬の使用量は、それぞれ、化合物(XI)1モルに対して、通常、0.5〜10モル、好ましくは0.5〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜200℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(VII−A)は、化合物(XII)と化合物(XIII)とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、所望により酸触媒もしくは塩基の存在下に行われる。
該酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸;三ハロゲン化ホウ素(例えば、三塩化ホウ素、三フッ化ホウ素)、四ハロゲン化チタニウム(例えば、四塩化チタニウム、四臭化チタニウム)、ハロゲン化アルミニウム(例えば、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム)等のルイス酸;酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等が挙げられる。
該塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基等が挙げられる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
酸触媒を使用する場合、化合物(XIII)および酸触媒の使用量は、化合物(XII)1モルに対して、それぞれ、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は、化合物(XII)、化合物(XIII)、および酸触媒の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
塩基を使用する場合、化合物(XIII)および塩基の使用量は、化合物(XII)1モルに対して、それぞれ、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は、化合物(XII)、化合物(XIII)、および塩基の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(XIII)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
化合物(XV)は、化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と、化合物(XIV)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(IX)のカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩としては、反応式3において例示したものが挙げられる。
本反応は、化合物(X)の代わりに化合物(XIV)を用いて、反応式3における化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と化合物(X)との反応と同様にして行われる。
化合物(XV)は、化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩より2工程で製造することもできる。
第1工程では、化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩をヒドラジンと反応させることにより、化合物(XVI)を製造することができる。
本反応で使用する溶媒としては、前述の化合物(IX)と化合物(XIV)との反応において例示したものが挙げられる。
本反応は、化合物(X)の代わりにヒドラジンを用いて、反応式3における化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と化合物(X)との反応と同様にして行われる。
第2工程では、化合物(XVI)と化合物(XVII)とを反応させることにより、化合物(XV)を製造することができる。
本反応で使用する溶媒としては、前述の化合物(IX)と化合物(XIV)との反応において例示したものが挙げられる。
本反応は、所望により塩基の存在下に行ってもよく、このような塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基等が挙げられる。
化合物(XVII)および塩基の使用量は、化合物(XVI)1モルに対して、それぞれ、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜200℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(VII−B)は、化合物(XV)と五硫化二リンもしくはローソン試薬とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
五硫化二リンもしくはローソン試薬の使用量は、化合物(XV)1モルに対して、通常、0.5〜10モル、好ましくは0.5〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜200℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(XIII)、(XIV)および(XVII)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
化合物(IX)は、例えば、以下の方法にしたがって製造することができる。
反応式5
[式中、R18は、C1−6アルキル基を示し、他の各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(XIX)は、化合物(XVIII)と、化合物(III)またはその反応性誘導体とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、反応式1における化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応と同様にして行われる。
化合物(IX−A)は、化合物(XIX)を加水分解反応に付すことにより製造することができる。該加水分解反応は、酸あるいは塩基を用い、常法に従って行われる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸類;三塩化ホウ素、三臭化ホウ素等のルイス酸類;トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸類等が挙げられる。ここで、ルイス酸は、チオールまたはスルフィドと併用することもできる。
塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等の水酸化アルカリ金属;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金属;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属C1−6アルコキシド;トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジン等の有機塩基類等が挙げられる。
これら酸または塩基の使用量は、化合物(XIX)1モルに対して、通常、約0.5〜10モル、好ましくは約0.5〜6モルである。
加水分解反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;ギ酸、酢酸等の有機酸類;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;水等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は、通常、10分〜60時間、好ましくは10分〜12時間である。反応温度は、通常、−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。
化合物(XVIII)、化合物(XIX)および化合物(IX−A)において、Pが保護基である場合には、所望により酸処理、アルカリ処理、接触還元等通常の脱保護法によって、該保護基を除去してもよい。
化合物(XVIII)は、例えば、以下の方法にしたがって製造することができる。
反応式6
[式中、Eは、ニトロ基、保護されていてもよいアミノ基または保護されていてもよいヒドロキシ基を示し、H−Xは、塩酸、硫酸等の鉱酸;または酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸を示し、他の記号は前記と同意義を示す。]
Eで示される「保護されていてもよいアミノ基」に関し、アミノ基の保護基としては、例えば、ホルミル基;置換基をそれぞれ有していてもよい、C1−6アルキル−カルボニル基、フェニルカルボニル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェニルオキシカルボニル基、フルオレニルメチルオキシカルボニル基、C7−10アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル)、C7−10アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル)、C7−20アラルキル基(例、ベンジル、トリチル)、フタロイル基、ジチアスクシノイル基、N,N−ジメチルアミノメチレン基等が挙げられる。ここで、置換基としては、例えば、フェニル基、ハロゲン原子、C1−6アルキル−カルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、ニトロ基等が挙げられ、置換基の数は1ないし3個である。
Eで示される「保護されていてもよいヒドロキシ基」に関し、ヒドロキシ基の保護基としては、例えば、置換基をそれぞれ有していてもよい、C1−6アルキル基、C7−20アラルキル基(例、ベンジル、トリチル)、ホルミル基、C1−6アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、C7−10アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル)、2−テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、トリアルキルシリル基(例、トリメチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、ジイソプロピルエチルシリル)等が挙げられる。ここで、置換基としては、例えば、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、フェニル基、C7−10アラルキル基(例、ベンジル等)、C1−6アルコキシ基、ニトロ基等が挙げられ、置換基の数は1ないし4個である。
化合物(XXII)は、化合物(XX)と化合物(XXI)とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
本反応では、一般に酸触媒を用いて反応を促進させることができる。該酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸;三ハロゲン化ホウ素(例えば、三塩化ホウ素、三フッ化ホウ素)、四ハロゲン化チタニウム(例えば、四塩化チタニウム、四臭化チタニウム)、ハロゲン化アルミニウム(例えば、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム)等のルイス酸;酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等が挙げられる。
化合物(XXI)および酸触媒の使用量は、化合物(XX)1モルに対して、それぞれ、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は、化合物(XX)、化合物(XXI)および酸触媒の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(XXII)は、化合物(XXIII)をジャップ−クリンゲマン(Japp-Klingemann)反応[オーガニック・リアクションズ(Org. Reactions)、1959年、10巻、143頁;ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイアティー(J. Chem. Soc.)、1927年、1頁]に付すことによっても製造することもできる。
本反応では、化合物(XXIII)、酸(H−X)および亜硝酸ナトリウムを用いて自体公知の方法により製造した化合物(XXIV)を、化合物(XXV)と塩基の存在下で反応させる。
該塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化アルカリ土類金属;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金属;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素アルカリ金属;トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基類等が挙げられる。
本反応は、反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;水等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
化合物(XXV)の使用量は、化合物(XXIV)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。塩基の使用量は、化合物(XXIV)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(XVIII−A)は、化合物(XXII)をフィッシャー(Fischer)の方法[ベリヒテ(Berichte)、1883年、16巻、2241頁]に付すことにより製造することができる。本反応では、化合物(XXII)と酸性触媒とを加熱反応させる。
該酸性触媒としては、例えば、塩化亜鉛(無溶媒下またはナフタリン、エタノール等の溶媒中)、塩化水素/エタノール、硫酸/エタノール、濃硫酸、塩化水素/酢酸、酢酸、フッ化ホウ素、ポリリン酸、メタンスルホン酸、五酸化リン等が挙げられる。これらの酸性触媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
酸性触媒の使用量は、化合物(XXII)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は用いる酸性触媒の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約0〜約200℃、好ましくは約80〜約190℃である。
化合物(XVIII−A)は、化合物(XXVI)をライザート(Reissert)の方法[ベリヒテ(Berichte)、1897年、30巻、1030頁]に付して、2工程で製造することもできる。
第1工程では、化合物(XXVI)と化合物(XXVII)とを塩基の存在下で反応させることにより、化合物(XXVIII)を製造することができる。第2工程では、化合物(XXVIII)を還元反応に付すことにより、化合物(XVIII−A)を製造することができる。
第1工程で用いる塩基としては、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属C1−6アルコキシド等が挙げられる。
化合物(XXVII)およびは塩基の使用量は、それぞれ、化合物(XXVI)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
第2工程における還元反応は、例えば、還元剤を用いて行われる。該還元剤としては、例えば、鉄、亜鉛、すず等の金属類;亜ジチオン酸ナトリウム等の硫化物;等が挙げられる。還元剤の使用量は、還元剤の種類によって適宜決定される。例えば、金属類の使用量は、化合物(XXVIII)1当量に対して、通常、約1〜約20当量、好ましくは約1〜約5当量である。硫化物の使用量は、化合物(XXVIII)1当量に対して、通常、約1〜約20当量、好ましくは約1〜約5当量である。
該還元反応は、水素添加反応により行うこともできる。この場合、例えば、パラジウム炭素、パラジウム黒、二酸化白金、ラネーニッケル、ラネーコバルト、三塩化鉄等の触媒が用いられる。該触媒の使用量は、化合物(XXVIII)に対して、通常、約5〜1000重量%、好ましくは約10〜300重量%である。水素添加反応は、ガス状水素の代わりに種々の水素源を用いることによっても行われる。このような水素源としては、例えば、ギ酸、ギ酸アンモニウム、ギ酸トリエチルアンモニウム、ホスフィン酸ナトリウム、ヒドラジン等が挙げられる。水素源の使用量は、化合物(XXVIII)1モルに対して、通常、約1〜100モル、好ましくは約1〜5モルである。
還元反応は、該反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸等の有機酸類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は、用いる還元剤の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(XVIII−A)は、所望により、自体公知の保護法を行うことにより、化合物(XVIII−B)を製造することができる。
化合物(XVIII−B)において、Eが保護されたアミノ基または保護されたヒドロキシ基である場合には、所望により酸処理、アルカリ処理、接触還元等通常の脱保護法を行うことにより、化合物(XVIII)を製造することができる。
Eがニトロ基である化合物(XVIII−B)を、還元反応に付すことにより、Wがアミノ基である化合物(XVIII)を製造することができる。
該還元反応は、例えば、還元剤を用いて行われる。該還元剤としては、例えば、鉄、亜鉛、すず等の金属類;亜ジチオン酸ナトリウム等の硫化物が挙げられる。還元剤の使用量は、還元剤の種類によって適宜決定される。例えば、金属類の使用量は、化合物(XVIII−B)1当量に対して、通常、約1〜約20当量、好ましくは約1〜約5当量である。硫化物の使用量は、化合物(XVIII−B)1当量に対して、通常、約1〜約20当量、好ましくは約1〜約5当量である。
該還元反応は、水素添加反応により行うこともできる。この場合、例えば、パラジウム炭素、パラジウム黒、二酸化白金、ラネーニッケル、ラネーコバルト、三塩化鉄等の触媒が用いられる。該触媒の使用量は、化合物(XVIII−B)1モルに対して、通常、約5〜1000重量%、好ましくは約10〜300重量%である。水素添加反応は、ガス状水素の代わりに種々の水素源を用いることによっても行われる。このような水素源としては、例えば、ギ酸、ギ酸アンモニウム、ギ酸トリエチルアンモニウム、ホスフィン酸ナトリウム、ヒドラジン等が挙げられる。水素源の使用量は、化合物(XVIII−B)1モルに対して、通常、約1〜10モル、好ましくは約1〜5モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸等の有機酸類;水等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は用いる還元剤の種類や量および触媒の活性および量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
反応式6において原料として用いられる化合物(XX)、(XXI)、(XXIII)、(XXV)、(XXVI)および(XXVII)は、それぞれ、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
反応式3において原料として用いられる化合物(X)は、例えば、以下の方法にしたがって製造することができる。
反応式7
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(XXXVI)は、化合物(XXXIV)から公知の方法[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミカル・ソサイアティー(J. Org. Chem. Soc.)、1963年、28巻、1240頁;テトラヘドロン(Tetrahedron)、2003年、59巻、4979頁]にしたがって製造することができる。
本反応では、化合物(XXXIV)、化合物(XXXV)、ニトロメタンおよび塩基を反応させる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
該塩基としては、例えば、ピロリジン、ピペラジン、モルホリン、エチレンジアミン等のアミン等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対して、通常、0.01〜10モル、好ましくは0.05〜2モルである。
化合物(XXXV)の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
ニトロメタンの使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対して、通常、1〜50モル、好ましくは1〜10モルである。
反応時間は用いる化合物(XXXIV)、化合物(XXXV)、ニトロメタンおよび塩基の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約0〜約200℃、好ましくは約25〜約100℃である。
化合物(XXXVI)は、化合物(XXXIV)より3工程で製造することもできる。
第1工程では、化合物(XXXIV)とニトロメタンとを塩基の存在下で、ヘンリー(Henry)反応[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミカル・ソサイアティー(J. Org. Chem. Soc.)、1963年、28巻、1240頁;シンセシス(Synthesis)、1994年、190頁;ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティー(J. Am. Chem.Soc.)、2003年、125巻、3700頁]に付すことにより、化合物(XXXVII)を製造することができる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
第1工程で用いる塩基としては、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属C1−6アルコキシド等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対して、通常、0.01〜10モル、好ましくは0.05〜2モルである。
ニトロメタンの使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対して、通常、1〜50モル、好ましくは1〜10モルである。
反応時間は、用いる化合物(XXXIV)、ニトロメタンおよび塩基の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約0〜約200℃、好ましくは約25〜約100℃である。
第2工程では、化合物(XXXVII)を脱水反応に付すことにより、化合物(XXXVIII)を製造することができる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;ピリジン等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
脱水反応は、通常、脱水剤を用いて行われる。該脱水剤としては、塩化チオニル、塩化ホスホリル等の塩素化剤;塩化メタンスルホニル、メタンスルホン酸無水物等のスルホニル化剤;塩化アセチル、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸等のアシル化剤等が挙げられる。
脱水剤の使用量は、化合物(XXXVII)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
本反応は、所望により塩基の存在下で行ってもよい。このような塩基としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
塩基を使用する場合には、その使用量は、化合物(XXXVII)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜200℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
第3工程では、化合物(XXXVIII)と化合物(XXXV)とを塩基の存在下で、反応させることにより、化合物(XXXVI)を製造することができる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
本反応で使用される塩基は、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
化合物(XXXV)の使用量は、化合物(XXXVIII)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜2モルである。
塩基の使用量は、化合物(XXXVIII)1モルに対して、通常、0.05〜10モル、好ましくは0.1〜3モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(X−1)は、化合物(XXXVI)を還元反応に付すことにより、製造することができる。
該還元反応は、例えば、還元剤を用いて行われる。該還元剤としては、例えば、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化トリブチルすず等の金属水素化物;水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム等の金属水素錯化合物;ボランテトラヒドロフラン錯体、ボランジメチルスルフィド錯体等のボラン錯体;テキシルボラン、ジシアミルボラン等のアルキルボラン類;ジボラン;亜鉛、アルミニウム、すず、鉄等の金属類等が挙げられる。
還元剤の使用量は、還元剤の種類によって適宜決定される。例えば、金属水素化物または金属水素錯化合物の使用量は、化合物(XXXVI)1モルに対して、それぞれ、通常、約0.25〜約10モル、好ましくは約0.5〜約5モルであり、ボラン錯体、アルキルボラン類またはジボランの使用量は、化合物(XXXVI)1モルに対して、それぞれ、通常、約1〜約10モル、好ましくは約1〜約5モルである。
還元反応は、該反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸等の有機酸類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は、用いる還元剤の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(X)は、化合物(XXXIX)と化合物(XL)を、所望により酸触媒または塩基の存在下、反応させることにより、製造することができる。
該酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸;酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等が挙げられる。
該塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基等が挙げられる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等のアミド類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
酸触媒を使用する場合、化合物(XL)および酸触媒の使用量は、化合物(XXXIX)1モルに対して、それぞれ、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は、化合物(XXXIX)、化合物(XL)および酸触媒の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
塩基を使用する場合、化合物(XL)および塩基の使用量は、それぞれ、化合物(XXXIX)1モルに対して、それぞれ、通常、1〜10モル、好ましくは1〜3モルである。
反応時間は、化合物(XXXIX)、化合物(XL)、および塩基の種類や量によって異なるが、通常、約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は、通常、約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(I)は、例えば、以下の反応式8および9に示す方法により製造することもできる。
反応式8
[式中、R30は、置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、R31は、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいアリール基を示し、他の各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(I−B1)は、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J. Org. Chem.)、2002年、67巻、4595頁に記載された方法に準じて、化合物(XII)より製造することができる。
本反応では、化合物(XII)と化合物(XLI)を化合物(XLII)の存在下で反応させる。
本反応は、無溶媒下あるいは反応に不活性な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、反応式1で示された化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体との反応において例示したものが挙げられる。
化合物(XLI)の使用量は、化合物(XII)1モルに対して、通常、1〜10モル、好ましくは1〜4モルである。
化合物(XLII)の使用量は、化合物(XII)1モルに対して、通常、0.1〜10モル、好ましくは0.1〜2モルである。
反応温度は、通常、−30℃〜200℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
反応式9
[式中、Xは、酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子またはモノ置換されていてもよいアミノ基を示し、Mは、金属(例えば、カリウム、ナトリウム、リチウム、マグネシウム、銅、水銀、亜鉛、タリウム、ホウ素、スズなどを示し、これらは錯化していてもよい)を示し、R32は、水素原子、置換されていてもよい水酸基、モノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示し、XとR32で一緒になって置換されていてもよい環を形成していてもよく、R33およびR34は、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよい水酸基、モノまたはジ置換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよいアシル基を示し、R33とR34で一緒になって置換されていてもよい環を形成していてもよく、R35は、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示し、R36、R37およびR38は、それぞれ独立して、水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、R39は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示し、他の各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(I−B2)は、化合物(I−B1)を還元反応に付すことにより、製造することができる。
本反応で用いる還元剤としては、例えば、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化トリブチルすずなどの金属水素化物;水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素カルシウムなどの金属水素錯化合物;ボランテトラヒドロフラン錯体、ボランジメチルスルフィド錯体などのボラン錯体;テキシルボラン、ジシアミルボランなどのアルキルボラン類;ジボランなどが挙げられる。
還元剤の使用量は、還元剤の種類によって適宜決定される。例えば、金属水素化物または金属水素錯化合物の使用量は、化合物(I−B1)1モルに対し、それぞれ約0.25〜約10モル、好ましくは約0.5〜約5モルであり、ボラン錯体、アルキルボラン類またはジボランの使用量は、化合物(I−B1)1モルに対し、それぞれ約1〜約10モル、好ましくは約1〜約5モルである。
還元反応は該反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert-ブチルアルコールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミドなどのアミド類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸などの有機酸類が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は用いる還元剤の種類や量によって異なるが、通常約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は通常約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(I−B3)は、化合物(I−B2)を自体公知の置換基変換反応に付すことにより、製造することができる。
例えば、反応式3に示される方法によって、化合物(I−B2)に前記Lで示される脱離基を導入後、自体公知の求核置換反応に付すことにより、化合物(I−B3)を製造することができる。あるいは、化合物(I−B2)を自体公知の光延反応に付すことにより、行うこともできる。
化合物(I−B3)は、Xがモノ置換されていてもよいアミノ基の場合、化合物(I−B4)より、製造することもできる。
例えば、化合物(I−B4)を自体公知の還元アミノ化反応に付すことにより、製造することができる。
本反応は接触還元、または水素化ホウ素ナトリウム、トリ(アセトキシ)水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの金属水素錯化合物を還元剤として用いることにより、製造することができる。
還元剤の使用量は、還元剤の種類によって適宜決定される。例えば、金属水素化物または金属水素錯化合物の使用量は、化合物(I−B4)1モルに対し、それぞれ約0.25〜約10モル、好ましくは約0.5〜約5モルである。
還元反応は該反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert-ブチルアルコールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミドなどのアミド類が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は用いる還元剤の種類や量あるいは触媒の活性および量によって異なるが、通常約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は通常約−20〜約120℃、好ましくは約0〜約80℃である。
化合物(I−B4)は、化合物(I−B2)を酸化反応に付すことにより、製造することができる。
酸化反応は、酸化剤を用い、常法にしたがって行われる。該酸化剤としては、活性二酸化マンガン、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)、二クロム酸ピリジニウム(PDC)、1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン(デス−マーチン パーヨージナン)、ジメチルスルホキシド−酸無水物(無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸など)、ジメチルスルホキシド−塩化チオニル、ジメチルスルホキシド−塩化スルフリル、ジメチルスルホキシド−塩化オキサリル、ジメチルスルホキシド−塩素、および酸(リン酸、トリフルオロ酢酸、ジクロロ酢酸など)存在下のジメチルスルホキシド−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)などが挙げられる。
酸化剤の使用量は、化合物(I−B2)1モルに対し、約0.25〜約10モル、好ましくは約0.5〜約5モルである。
酸化反応は該反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;スルホラン;ヘキサメチルホスホルアミド;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸などの有機酸類等が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応時間は用いる酸化剤の種類や量によって異なるが、通常約1時間〜約100時間、好ましくは約1時間〜約50時間である。反応温度は通常約−70〜約120℃、好ましくは約−70〜約80℃である。
化合物(I−B5)は、化合物(I−B1)を加水分解反応に付すことにより製造することができる。
本反応は、反応式5における化合物(XIX)の加水分解反応と同様にして行われる。
化合物(I−B6)は、化合物(I−B5)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と化合物(XLI)とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、反応式3における化合物(IX)もしくはそのカルボキシ基における反応性誘導体またはその塩と化合物(X)との反応と同様にして行われる。
化合物(I−B7)は、化合物(I−B6)と化合物(XLII)を反応させることにより製造することができる。
化合物(XLII)として、好適には、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、ビニルリチウム、フェニルリチウムなどの有機リチウム類;臭化メチルマグネシウム、塩化メチルマグネシウム、臭化ビニルマグネシウム、臭化フェニルマグネシウムなどのグリニャール試薬類が挙げられる。
化合物(I−B6)と化合物(XLII)との反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類などの溶媒あるいはこれらの混合溶媒などが好ましい。
化合物(XLII)の使用量は、化合物(I−B6)に対し1〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
化合物(I−B8)は、化合物(I−B7)におけるR35が[−CR36=CR3738]の場合、化合物(I−B7)を化合物(XLIII)と所望により酸触媒の存在下、反応させることにより製造することができる。
本反応で用いる酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸などの鉱酸;三ハロゲン化ホウ素(例えば、三塩化ホウ素、三フッ化ホウ素など)、四ハロゲン化チタニウム(例えば、四塩化チタニウム、四臭化チタニウムなど)、ハロゲン化アルミニウム(例えば、塩化アルミニウム、臭化アルミニウムなど)などのルイス酸;酢酸、蟻酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸が挙げられる。
本反応では、無溶媒、あるいは該反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert-ブチルアルコールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミドなどのアミド類が挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
化合物(XLIII)の使用量は、化合物(I−B7)に対し1〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、−30℃〜100℃である。反応時間は、通常、0.5〜20時間である。
上記の各製造法において、原料化合物または本発明化合物が、アミノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基またはメルカプト基を有する場合、これらの基にペプチド化学等で一般的に用いられるような保護基が導入されていてもよく、該保護基は各反応式の任意の工程において、通常の脱保護法により除去することができる。
上記の各製造法において得られる目的化合物を、さらに自体公知の置換基変換反応に付すことによっても、化合物(I)を製造することができる。
また、上記の各製造法により得られる本発明化合物は、濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィー等の公知の手段により単離精製することができる。また、上記の各製造法において用いられる各原料化合物は、前記と同様の公知の手段によって単離精製することができる。一方、これら原料化合物を単離することなく、そのまま反応混合物として、次の工程の原料として用いてもよい。
本発明化合物の製造に際し、原料化合物が塩を形成し得る場合には、該化合物を塩として用いてもよい。このような塩としては、例えば、本発明化合物の塩として例示したものが挙げられる。
本発明化合物が、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体を含有する場合には、これらも本発明化合物として含有されるとともに、自体公知の合成手法、分離手法によりそれぞれを単品として得ることができる。例えば、本発明化合物に光学異性体が存在する場合には、該化合物から分割された光学異性体も本発明化合物に包含される。
本発明化合物は、結晶であってもよい。
本発明化合物の結晶(以下、本発明の結晶と略記することがある)は、本発明化合物に自体公知の結晶化法を適用して、結晶化することによって製造することができる。
本明細書中、融点は、例えば、微量融点測定器(ヤナコ、MP−500D型またはBuchi、B−545型)またはDSC(示差走査熱量分析)装置(SEIKO、EXSTAR6000)等を用いて測定される融点を意味する。
一般に、融点は、測定機器、測定条件等によって変動する場合がある。本明細書中の結晶は、通常の誤差範囲内であれば、本明細書に記載の融点と異なる値を示す結晶であってもよい。
本発明の結晶は、物理化学的性質(例、融点、溶解度、安定性)および生物学的性質(例、体内動態(吸収性、分布、代謝、***)、薬効発現)に優れ、医薬として極めて有用である。
本発明は、以下の参考例、実施例、試験例および製剤例によって、さらに詳しく説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
以下の参考例、実施例中の「室温」は通常約10℃ないし約35℃を示す。%は、収率はmol/mol%を、カラムクロマトグラフィーで用いられる溶媒は体積%を、その他は重量%を示す。プロトンNMRスペクトルで、OHやNHプロトン等ブロードで確認できないものについてはデータに記載していない。
その他の本文中で用いられている略号は下記の意味を示す。
s : シングレット(singlet)
d : ダブレット(doublet)
t : トリプレット(triplet)
q : クァルテット(quartet)
m : マルチプレット(multiplet)
br : ブロード(broad)
J : カップリング定数(coupling constant)
Hz : ヘルツ(Hertz)
CDCl3 : 重クロロホルム
DMSO-d6: d6-ジメチルスルホキシド
1H-NMR : プロトン核磁気共鳴
TFA : トリフルオロ酢酸
以下の参考例および実施例において、核磁気共鳴スペクトル(NMR)は以下の条件により測定した。
NMR測定機器:バリアン社 Varian Gemini 200(200MHz)、Varian Gemini 300(300MHz)、ブルカー・バイオスピン社 AVANCE 300。
下記の実施例において、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)-マススペクトル(LC-MS)は以下の条件により測定した。
測定機器:マイクロマス社 Quattro Microおよびアジレントテクノロジー社 HP1100、あるいはウォーターズ社 MUXシステム(マイクロマス社 ZQ)
カラム:資生堂 Capcelpak C18 UG-120, 1.5 X 35 mm
溶媒:A液;5mM酢酸アンモニウム/2%アセトニトリル/水、B液;5mM酢酸アンモニウム/95%アセトニトリル/水
グラジエントサイクル:0.00分(A液100%), 2.00分(B液100%), 3.00分(B液100%),
3.01分(A液100%), 3.80分(A液100%)
流速:0.5 ml/min、検出法:UV 220nm
イオン化法:電子衝撃イオン化法 (Electron Spray Ionization: ESI)
また、以下の参考例および実施例において、分取高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による精製は以下の条件により行った。ただし、塩基性官能基を有する化合物の場合、本操作でトリフルオロ酢酸を用いたときには、フリー体を得るための中和操作等を行なう場合がある。
機器:ギルソン社ハイスループット精製システム
カラム:資生堂 Capcelpak C18 UG-120, S-5 μM, 20 x 50 mm
溶媒:A液;0.1%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.1%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
グラジエントサイクル:0.00分(A液/B液=95/5), 1.10分(A液/B液=95/5), 5.00分(A液/B液=0/100), 6.40分(A液/B液=0/100), 6.50分(A液/B液=95/5)
流速:20 ml/min、検出法:UV 220nm
または、
機器:Waters 大量分取システム(UV Purification System)
カラム:Develosil ODS-UG-10
溶媒:A液;0.1%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.1%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
グラジエントサイクル:0.00分(A液/B液=95/5), 1.00分(A液/B液=95/5), 2.00分(A液/B液=80/20), 5.00分(A液/B液=5/95), 5.10分(A液/B液=0/100), 7.00分(A液/B液=100/0)
流速:150 ml/min、検出法:UV 220nm
以下の参考例および実施例において、キラル分取高速液体クロマトグラフィー(HPLC)はYMC製 K-Prepを用い、また超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)による分取はメトラー・トレド社製 Multigram IIを用いて行った。
参考例1 1-(メトキシメチル)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
水素化ナトリウム(60%、油性、0.51g)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)懸濁液に0℃で7−ニトロ−1H−インドール-2-カルボン酸エチル(2.50g)をゆっくり加えた後、30分間かき混ぜた。反応混合物にクロロメチルメチルエーテル(1.00mL)を0℃で20分かけて加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3、容積比)溶出部から、題記化合物(2.29g、収率77%)を淡黄色結晶として得た。融点62〜63℃。
参考例2 7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
1-(メトキシメチル)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.35g)、10%パラジウム−炭素(0.24g)、エタノール(4ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物を水素雰囲気下、室温で終夜かき混ぜた。パラジウム−炭素をろ過により除去した後、ろ液を濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3、容積比)溶出部から、題記化合物(1.92g、収率91%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.41 (3H, t, J=7.2 Hz), 3.44 (3H, s), 4.36 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.53 (2H, brs), 6.16 (2H, s), 6.61 (1H, dd, J=7.7, 0.9 Hz), 6.97 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.10 (1H, dd, J=7.7, 0.9 Hz), 7.28 (1H, s)。
参考例3 1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.70g)およびピリジン(8mL)の混合物にチオフェン-2-スルホニルクロリド(0.57g)を0℃で加えた後、室温で2時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2、容積比)溶出部から、題記化合物(1.03g、収率93%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.40 (3H, t, J=7.2 Hz), 3.45 (3H, s), 4.35 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.70 (2H, s), 7.00 (1H, dd, J=5.1, 3.7 Hz), 7.19 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.32 (1H, s), 7.46-7.64 (4H, m), 8.87 (1H, brs)。
参考例4 1-(メトキシメチル)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.03g)、ヨウ化メチル(0.24mL)、炭酸カリウム(0.36g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥して、題記化合物(1.06g、収率99%)を無色結晶として得た。融点143〜145℃。
参考例5 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
1-(メトキシメチル)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.06g)、濃塩酸(1mL)およびエタノール(5mL)の混合物を終夜加熱還流させた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥した。得られた結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.43g、収率46%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点164〜165℃。
参考例6 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.40g)、8規定水酸化ナトリウム水溶液(0.40mL)、テトラヒドロフラン(5mL)およびメタノール(5mL)の混合物を60℃で1時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮した後、残渣に水を加え、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥して、題記化合物(0.35g、収率91%)を無色結晶として得た。融点>240℃(分解)。
参考例7 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(17.20g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(8.29g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)の混合物に室温でN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(11.8g)を加え、50℃で20分間かき混ぜた後、室温に戻し、28%アンモニア水(3.4mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間かき混ぜた後、水を加え、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、生じた結晶をろ過し、水洗し、冷酢酸エチルで洗浄し、乾燥して、題記化合物(11.47g、収率67%)を無色結晶として得た。融点244〜245℃。
参考例8 1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(29.4g)より、参考例7と同様にして、題記化合物(26.9g、収率88%)を無色結晶として得た。融点142−144℃。
参考例9 7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.0g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(456mg)、炭酸カリウム(1.13g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を85℃で20時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和食塩水で希釈し、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、酢酸エチル・ヘキサン混合液(2:1)で溶出させ、題記化合物(820mg、収率72%)をアモルファスとして得た。
1H-NMR(CDCl3)δ: 0.16-0.05 (1H, m), 0.08-0.19 (1H, m), 0.37-0.47 (1H, m), 0.86-1.08 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=13.5, 7.3 Hz), 3.45 (3H, s), 3.79 (1H, dd, J = 13.5, 7.3 Hz), 6.20 (2H, s), 6.68 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.01 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.08-7.18 (2H, m), 7.44-7.51 (1H, m), 7.59-7.72 (2H, m)。
参考例10 7-[(シクロプロピルメチル)(2−チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(390mg)、シュウ酸2水和物(351mg)、メタノール(15mL)および水(15mL)の混合物を70℃で1時間、さらに90℃で14時間かき混ぜた。反応混合物を室温に戻し、生じた結晶を濾取し、水、ジエチルエーテル−ヘキサン混合液およびヘキサンで順次洗浄し、乾燥させて、題記化合物(286mg、収率81%)を結晶として得た。融点229〜231℃。
参考例11 7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.0g)、2−ヨードプロパン(574mg)、炭酸カリウム(1.13g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)の混合物を室温で一週間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和食塩水で希釈し、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮し、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、酢酸エチル・ヘキサン(2:1)混合液で溶出させて固体を得た。この固体と、シュウ酸二水和物(605mg)、メタノール(15mL)および水(15mL)の混合物を100℃で3.5日間、かき混ぜた。反応混合物を室温に冷やし、得られた固体を濾取し、水、ヘキサン・ジイソプロピルエーテル混合液、ヘキサンの順に洗浄し、得られた固体を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル・ヘキサン混合液(2:1)で溶出させて、題記化合物(340mg、収率34%)をアモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ: 1.04-1.21 (6H, m), 4.79-4.96 (1H, m), 6.79-6.94 (2H, m), 7.01-7.11 (2H, m), 7.47-7.55 (1H, m), 7.59 (1H, dd, J=5.1, 1.3 Hz), 7.66 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.98 (1H, s)。
参考例12 7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(6.25g)、1-ブロモ-2-エトキシエタン(3.41g)、炭酸カリウム(7.09g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)の混合物を75℃で6時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和食塩水で希釈し、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、酢酸エチル・ヘキサン(2:1)混合液で溶出させて固体を得た。この固体(5.50g)と、シュウ酸二水和物(4.77g)、メタノール(50mL)および水(50mL)の混合物を90℃で14時間かき混ぜた。反応混合物を室温に冷やし、水で希釈して固体を結晶化させ、水で洗浄して、題記化合物(4.70g、収率95%)を結晶として得た。融点135℃。
参考例13 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(11.47g)、ローソン試薬(15.2g)およびテトラヒドロフラン(150mL)の混合物を50℃で4時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、生じた結晶をろ過し、トルエンで洗浄し、乾燥して、題記化合物(11.16g、収率93%)を黄色結晶として得た。融点239〜240℃。
参考例14 7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[(シクロプロピルメチル)(2−チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(264mg)、ローソン試薬(339mg)およびテトラヒドロフラン(5mL)の混合物を60℃で2時間かき混ぜた。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル・ヘキサン(1:1)混合溶媒で溶出させて、題記化合物(243mg、収率88%)をアモルファス固体として得た。
MS m/z 392(M+H)。
参考例15 7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(6.0g)、ヨウ化エチル(1.6mL)、炭酸カリウム(6.78g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)の混合物を室温で20時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和食塩水で希釈し、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、酢酸エチル・ヘキサン(1:1)混合液で溶出させて固体を得た。この固体と、シュウ酸二水和物(5.84g)、メタノール(50mL)および水(50mL)の混合物を95℃で7時間かき混ぜた。反応混合液を濃縮後、酢酸エチル・テトラヒドロフラン混合液で希釈し、水で洗浄し、水層を酢酸エチル・テトラヒドロフラン混合液で抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮し、得られた固体を水洗した。この固体と、ローソン試薬(3.76g)およびテトラヒドロフラン(50mL)の混合物を65℃で2時間30分かき混ぜた。反応混合物を濃縮後、残渣を塩化メチレン・トルエン混合液から結晶化させて、題記化合物(3.5g、収率62%)を結晶として得た。融点163℃。
参考例16 7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(320mg)、ローソン試薬(213mg)およびテトラヒドロフラン(5mL)の混合物を70℃で1時間かき混ぜた。反応混合物を減圧濃縮後、残渣を塩化メチレン・トルエン混合液から結晶化させ、ヘキサンで洗浄して、題記化合物(148mg、収率44%)を結晶として得た。融点204−205℃。
参考例17 7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(4.70g)、ローソン試薬(3.06g)およびテトラヒドロフラン(30mL)の混合物を70℃で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残渣にトルエンを加え、得られた固体をトルエンで洗浄して、題記化合物(2.99g、収率58%)を結晶として得た。融点182℃。
参考例18 N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(1.00g)、ブロモマロンアルデヒド(0.86g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(8mL)の混合物を80℃で3時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶を濾取、水洗、乾燥した。得られた結晶をテトラヒドロフラン(8mL)およびメタノール(8mL)に溶かし、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(63mg)を加え、0℃で1時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮後、10%クエン酸水溶液を加え、生じた結晶を濾取、水洗、乾燥した。結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.43g、収率39%)を無色結晶として得た。融点201−202℃。
参考例19 N-エチル-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(4.10g)、ブロモマロンアルデヒド(3.55g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(30mL)の混合物を95℃で1.5時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、得られた沈殿をろ取し、テトラヒドロフラン(30mL)およびメタノール(30mL)に溶かし、氷浴で冷却後、水素化ホウ素ナトリウム(508mg)を加え、室温で16時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮後、酢酸エチル・テトラヒドロフラン混合液で希釈し、有機層を重曹水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル・ヘキサン(2:1)混合液で溶出して、題記化合物(800mg、収率17%)を固体として得た。
MS m/z 420(M+H)。
参考例20 N-(シクロプロピルメチル)-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(225mg)およびブロモマロンアルデヒド(182mg)より、参考例19と同様にして、題記化合物(100mg、収率50%)を結晶として得た。融点174℃。
参考例21 N-(2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド
7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(123mg)およびブロモマロンアルデヒド(103mg)より、参考例19と同様にして、題記化合物(124mg、収率88%)を結晶として得た。融点209℃。
参考例22 N-(2-エトキシエチル)-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(3.00g)およびブロモマロンアルデヒド(2.32g)より、参考例19と同様にして、題記化合物(1.00g、収率29%)をアモルファスで得た。
MS m/z 464(M+H)。
参考例23 N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.10g)、塩化チオニル(0.03mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(1滴)およびテトラヒドロフラン(6mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水、重曹水、飽和食塩水の順に洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮して、題記化合物(0.08g、収率76%)を黄色結晶として得た。融点204〜205℃。
参考例24 N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(2.12g)、塩化チオニル(0.70mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(2滴)およびテトラヒドロフラン(30mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水、重曹水、飽和食塩水の順に洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物にジエチルエーテルを加えて、結晶化させた。結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄、乾燥して、題記化合物(2.00g、収率90%)を黄色結晶として得た。融点184〜185℃。
参考例25 N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-エチル-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(3.43g)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.05mL)およびテトラヒドロフラン(50mL)の混合物に塩化チオニル(1.56g)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を酢酸エチル、飽和食塩水で希釈し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、飽和食塩水で洗浄後、濾過、濾液を濃縮して、得られた固体をエーテル−ヘキサン(1:1)で洗浄して、題記化合物(3.27g、収率91%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ: 1.12 (3H, t, J = 7.1 Hz), 3.77 (2H, q, J = 7.1 Hz), 4.85 (2H, d, J = 0.8 Hz), 6.57 (1H, dd, J = 7.6, 0.9 Hz), 6.96-7.03 (2H, m), 7.09 (1H, dd, J = 4.9, 3.8 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 3.8, 1.3 Hz), 7.56-7.64 (2H, m), 7.74 (1H, s), 9.48 (1H, s)。
参考例26 N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-(シクロプロピルメチル)-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(2.15g)より、参考例25と同様にして、題記化合物(2.05g、収率97%)を淡黄色固体として得た。融点135℃。
参考例27 N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-(2-エトキシエチル)-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(1.00g)より、参考例25と同様にして、題記化合物(970mg、収率93%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.14 (3H, t, J = 7.0 Hz), 3.38-3.55 (4H, m), 3.91 (2H, s), 4.85 (2H, s), 6.69 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.95-7.03 (2H, m), 7.05-7.10 (1H, m), 7.42-7.46 (1H, m), 7.57-7.62 (2H, m), 7.73 (1H, s), 9.75 (1H, s)。
参考例28 [2-({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)ヒドラジノ](オキソ)酢酸エチル
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.50g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.24g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に室温でN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.30g)を加え、10分間かき混ぜた後、ヒドラジノ(オキソ)酢酸エチル(0.33g)を加えた。反応混合物を室温で2時間かき混ぜた後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(0.43g、収率63%)を無色結晶として得た。融点133〜134℃。
参考例29 5-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3,4-チアジアゾール-2-カルボン酸エチル
[2-({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)ヒドラジノ](オキソ)酢酸エチル(0.43g)、ローソン試薬(0.42g)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物を50℃で終夜かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3、容積比)溶出部から、題記化合物(0.29g、収率68%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点176〜177℃。
参考例30 N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3,4-チアジアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
5-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3,4-チアジアゾール-2-カルボン酸エチル(1.38g)、テトラヒドロフラン(20mL)およびメタノール(4mL)の混合物に水素化ホウ素ナトリウム(0.26g)を加え、室温で30分間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、生じた結晶を濾取、水洗、乾燥し、題記化合物(1.18g、収率94%)を無色結晶として得た。融点259−260℃(分解)。
参考例31 3-(ベンジルチオ)-3-メチル-4-ニトロブタン-1-オール
4−ヒドロキシ−2−ブタノン(5.00g)、ベンジルメルカプタン(6.65mL)、ニトロメタン(30.7mL)、エチレンジアミン(3.80mL)およびアセトニトリル(30mL)の混合物を室温で、4時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(5.70g、収率39%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.53 (3H, s), 1.77 (1H, t, J=5.6 Hz), 1.94-2.12 (4H, m), 3.78-4.01 (4H, m), 4.52 (1H, d, J=11.1 Hz), 4.61 (1H, d, J=11.1 Hz), 7.22-7.35 (5H, m)。
参考例32 4-アミノ-3-(ベンジルチオ)-3-メチルブタン-1-オール
水素化リチウムアルミニウム(1.67g)およびテトラヒドロフラン(30mL)の混合物に室温で、3-(ベンジルチオ)-3-メチル-4-ニトロブタン-1-オール(3.00g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を1時間かけて加えた。反応混合物を室温で1時間かき混ぜた後、エタノール(10mL)、水(6.4mL)の順に加え、生じた無機塩を濾過により除いた。濾液を濃縮し、酢酸エチルに溶解し、乾燥(MgSO)後、濃縮し、題記化合物(2.62g、収率99%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.37 (3H, s), 1.78-1.98 (2H, m), 2.66 (1H, d, J=12.6 Hz), 2.78 (1H, d, J=12.6 Hz), 3.55-3.86 (4H, m), 7.20-7.38 (5H, m)。
参考例33 N-[2-(ベンジルチオ)-4-ヒドロキシ-2-メチルブチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(2.00g)、4-アミノ-3-(ベンジルチオ)-3-メチルブタン-1-オール(1.61g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.96g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.37g)を加え、室温で5時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(2.10g、収率65%)を無色結晶として得た。融点132−133℃。
参考例34 4-[3-(ベンジルチオ)-3-メチル-4-ニトロブチル]モルホリン
3−ブテン−2−オン(2.00mL)およびモルホリン(2.35mL)の混合物を室温で30分間かき混ぜた(発熱反応)。反応混合物にベンジルメルカプタン(3.20mL)、ニトロメタン(13.2mL)、エチレンジアミン(1.8mL)およびアセトニトリル(10mL)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(3.27g、収率41%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.50 (3H, s), 1.82-2.20 (2H, m), 2.38-2.70 (6H, m), 3.69 (4H, t, J=4.7 Hz), 3.75 (1H, d, J=12.2 Hz), 3.80 (1H, d, J=12.2 Hz), 4.48 (1H, d, J=11.1 Hz), 4.61 (1H, d, J=11.1 Hz), 7.22-7.35 (5H, m)。
参考例35 2-(ベンジルチオ)-2-メチル-4-(モルホリノ)ブタン-1-アミン
4-[3-(ベンジルチオ)-3-メチル-4-ニトロブチル]モルホリン(3.27g)より、参考例32と同様にして、題記化合物(2.90g、収率98%)を黄色油状物として得た。1H-NMR(CDCl3)δ:1.26 (3H, s), 1.58-1.82 (2H, m), 2.37-2.59 (6H, m), 2.62 (1H, d, J=13.8 Hz), 2.68 (1H, d, J=13.8 Hz), 3.60-3.80 (6H, m), 7.18-7.38 (5H, m)。
参考例36 N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-4-(モルホリノ)ブチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.00g)および2-(ベンジルチオ)-2-メチル-4-(モルホリノ)ブタン-1-アミン(1.00g)より、参考例33と同様にして、題記化合物(1.39g、収率76%)を黄色アモルファス晶として得た。MS:613(MH)。
参考例37 ({[2,2-ジメトキシ-1-メチル-1-(ニトロメチル)エチル]チオ}メチル)ベンゼン
1,1−ジメトキシアセトン(5.00mL)、ベンジルメルカプタン(5.50mL)、ニトロメタン(23mL)、エチレンジアミン(3.00mL)およびアセトニトリル(15mL)の混合物を室温で、80℃で終夜かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:6、容積比)溶出部から、題記化合物(5.81g、収率48%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.46 (3H, s), 3.57 (3H, s), 3.58 (3H, s), 3.91 (1H, d, J=11.4 Hz), 3.96 (1H, d, J=11.4 Hz), 4.39 (1H, s), 4.64 (1H, d, J=11.4 Hz), 4.69 (1H, d, J=11.4 Hz), 7.19-7.35 (5H, m)。
参考例38 2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロパン-1-アミン
({[2,2-ジメトキシ-1-メチル-1-(ニトロメチル)エチル]チオ}メチル)ベンゼン(5.81g)より、参考例32と同様にして、題記化合物(4.69g、収率90%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.46 (3H, s), 2.77 (1H, d, J=13.6 Hz), 2.88 (1H, d, J=13.6 Hz), 3.54 (3H, s), 3.56 (3H, s), 3.80 (1H, d, J=12.2 Hz), 3.85 (1H, d, J=12.2 Hz), 4.27 (1H, s), 7.18-7.37 (5H, m)。
参考例39 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(3.00g)および2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロパン-1-アミン(2.73g)より、参考例33と同様にして、題記化合物(3.87g、収率76%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.35 (3H, s), 3.33 (3H, s), 3.60 (3H, s), 3.61 (3H, s), 3.69 (1H, dd, J=13.8, 5.4 Hz), 3.79 (1H, dd, J= 13.8, 5.4 Hz), 3.86 (1H, d, J=12.3 Hz), 4.25 (1H, s), 6.61 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.74 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.89 (1H, t, J=5.4 Hz), 6.99 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.11 (1H, dd, J=5.1, 3.9 Hz), 7.18-7.43 (6H, m), 7.59 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.63 (1H, dd, J=5.1, 1.5 Hz), 9.49 (1H, brs)。
参考例40 N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.00g)、アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(0.20g)、水(0.1mL)およびアセトン(10mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。不溶物を濾過して除き、濾液を濃縮し、題記化合物(0.83g、収率92%)を無色結晶として得た。融点149〜150℃。
参考例41 N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.40g)、モルホリン(0.13mL)および1,2−ジクロロエタン(4mL)の混合物に0℃でトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(0.36g)を加え、室温で4時間かき混ぜた。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.25g、収率55%)を無色結晶として得た。融点150−152℃。
参考例42 4-{2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]プロピル}ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.83g)およびピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.30g)より、参考例41と同様にして、題記化合物(1.55g、収率64%)を無色結晶として得た。融点180−181℃。
参考例43 N-[2-(ベンジルチオ)-3-(ヒドロキシイミノ)-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.00g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.26g)、炭酸カリウム(0.52g)およびメタノール(8mL)の混合物を室温で、2時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し、題記化合物(0.25g、収率55%)を無色アモルファス晶として得た。MS:543(MH)。
参考例44 N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-(ヒドロキシイミノ)-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.00g)およびピリジン(6mL)の混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.40mL)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2、容積比)溶出部から、題記化合物(0.43g、収率45%)を無色結晶として得た。融点181−182℃。
参考例45 N-[(1-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.738g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.520g)及び4-(アミノメチル)-1-ベンジルピペリジン-4-オール(1.06g)を加え、室温で24時間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール = 100:0〜95:5)で精製して、題記化合物(1.32g、収率 76%)を無色非晶形固体として得た。
MS m/z 539(M+H)。
参考例46 ({[2,2-ジメトキシ-1-(ニトロメチル)エチル]チオ}メチル)ベンゼン
(1E)-3,3-ジメトキシ-1-ニトロプロパ-1-エン(3.03g、Terahedron 2002, 58, 5773-5778 に従って調製した。)、ベンジルメルカプタン(2.54mL)、ピペリジン(0.25mL)のトルエン(20mL)溶液を室温で、48時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 0:100〜20:80)で精製して、題記化合物(4.78g、収率86%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.27 (3 H, s), 3.37 (3 H, s), 3.39 - 3.47 (1 H, m), 3.74 - 3.87 (2 H, m), 4.19 (1 H, d, J=3.8 Hz), 4.38 (1 H, dd, J=13.8, 7.9 Hz), 4.68 (1 H, dd, J=13.8, 5.7 Hz), 7.24 - 7.37 (5 H, m)。
参考例47 2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン
水素化リチウムアルミニウム(13.0g)のテトラヒドロフラン(60mL)懸濁液に、0℃で({[2,2-ジメトキシ-1-(ニトロメチル)エチル]チオ}メチル)ベンゼン(18.6g)のテトラヒドロフラン溶液(76mL)を滴下した。反応混合物を室温まで昇温して、室温で1時間撹拌した。反応溶液に水及び2N水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで希釈した。 混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 30:70〜100:0)で精製して、題記化合物(12.6g、収率76%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.63 - 2.78 (2 H, m), 2.86 - 2.94 (1 H, m), 3.37 (3 H, s), 3.38 (3 H, s), 3.75 - 3.87 (2 H, m), 4.31 (1 H, d, J=5.5 Hz), 7.20 - 7.40 (5 H, m)。
参考例48 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.662g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.414g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.292g)及び2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(0.500g)を加え、室温で15時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 10:90〜60:40)で精製して、題記化合物(0.776g、収率 70%)を無色非晶性固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ: 2.87 - 2.97 (1 H, m), 3.33 (3 H, s), 3.39 (3 H, s), 3.47 (3 H, s), 3.54 - 3.64 (1 H, m), 3.78 - 3.89 (3 H, m), 4.35 (1 H, d, J=4.3 Hz), 6.59 - 6.64 (1 H, m), 6.72 - 6.82 (2 H, m), 6.96 - 7.03 (1 H, m), 7.09 - 7.14 (1 H, m), 7.16 - 7.22 (1 H, m), 7.24 - 7.31 (2 H, m), 7.32 - 7.38 (2 H, m), 7.39 - 7.42 (1 H, m), 7.56 - 7.67 (2 H, m), 9.48 (1 H, s).
参考例49 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.560g)から参考例40と同様にして題記化合物(0.490g、収率 95%)を無色非晶性固体として得た。
MS m/z 514(M+H)。
参考例50 N-[2-(ベンジルチオ)-3-(モルホリノ)プロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.235g)およびモルホリン(0.08mL)から参考例41と同様にして題記化合物(0.218g、収率 81%)を無色非晶性固体として得た。
MS m/z 585(M+H)。
参考例51 N-[2-(ベンジルチオ)-3-(3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)プロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.200g)および3,3-ジフルオロピペリジン(0.122g)から参考例41と同様にして題記化合物(0.160g、収率 66%)を無色非晶性固体として得た。
MS m/z 619(M+H)。
参考例52 4-{2-(ベンジルチオ)-3-[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]プロピル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.250g)およびピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.181g)から参考例41と同様にして題記化合物(0.330g、収率 100%)を無色非晶性固体として得た。
MS m/z 684(M+H)。
参考例53 N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノエチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(7.50g)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(2.08g)から参考例43及び参考例44と同様にして題記化合物(3.60g、2段階の収率 48%)を無色非晶性固体として得た。
MS m/z 511(M+H)。
参考例54 8-ベンジルヘキサヒドロピラジノ[2,1-c][1,4]オキサジン-4(3H)-オン
J. Med. Chem. 1993, 36, 2075-2083に従って調製した(4-ベンジルピペラジン-2-イル)メタノール(6.4g、30mmol)と水(100mL)およびテトラヒドロフラン(100mL)からなる混合物に、炭酸カリウム(8.3g,60mmol)とクロロアセチルクロリド(3.6mL,45mmol)を順次添加して、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残留物を酢酸エチルと水とに分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残留物をエタノール(100mL)に溶解し、水酸化カリウム(2g)を加えて50℃で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残留物を酢酸エチルと水とに分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して、標題化合物(2.6g,収率35%)を黄色油状物として得た。 MS 247(M+1)。
参考例55 ヘキサヒドロピラジノ[2,1-c][1,4]オキサジン-4(3H)-オン塩酸塩
8-ベンジルヘキサヒドロピラジノ[2,1-c][1,4]オキサジン-4(3H)-オン(2.6g,10.5mmol)のメタノール(50mL)溶液に、ギ酸アンモニウム(3.0g)と10%パラジウム−炭素(50%含水,1.5g)を加えて80℃で15分間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、ろ過してパラジウム−炭素を除去した。ろ液を減圧下濃縮し、残留物に4規定塩化水素 酢酸エチル溶液を加えた。析出した結晶をろ取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧下乾燥して、標題化合物(1.8g,収率93%)を淡黄色粉末として得た。 MS 157(M+1)。
参考例56 7-ベンジルヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4-a]ピラジン-3-オン
J. Med. Chem. 1993, 36, 2075-2083に従って調製した(4-ベンジルピペラジン-2-イル)メタノール(2.8g,10mmol)と1,1’-カルボニルビス(1H-イミダゾール)(3.2g)、トリエチルアミン(2.8mL)およびテトラヒドロフラン(30 mL)からなる混合物を80℃で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(1.5g、収率65%)を無色油状物として得た。MS 233(M+1)。
参考例57 ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4-a]ピラジン-3-オン塩酸塩
7-ベンジルヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4-a]ピラジン-3-オン(1.5 g)のメタノール(25mL)溶液に、ギ酸アンモニウム(2.0g)と10%パラジウム−炭素(50%含水、 1.0g)を加えて80℃で10分間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、ろ過してパラジウム−炭素を除去した。ろ液を減圧下濃縮し、残留物に4規定塩化水素 酢酸エチル溶液を加えた。析出した結晶をろ取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧下乾燥して、標題化合物(1.0 g, 収率87%)を淡黄色粉末として得た。 MS 143(M+1)。
参考例58 4-(ベンジルチオ)-4-(ニトロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン
テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(10.3g)、ベンジルメルカプタン(25.6g)、ニトロメタン(62.8g)、エチレンジアミン(6.18g)およびアセトニトリル(150mL)の混合物を終夜、加熱還流させた。反応混合物を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:1、容積比)溶出部から、題記化合物(17.6g、収率67%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.63-2.05 (4H, m), 3.70-4.03 (6H, m), 4.51 (2H, s), 7.20-7.45 (5H, m)。
参考例59 4-(ベンジルチオ)-4-(ニトロメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
4-オキソピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.00g)、ベンジルメルカプタン(2.48g)、ニトロメタン(3.05g)、エチレンジアミン(0.3g)より、参考例58と同様にして、題記化合物(1.3g、収率71%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.45 (9H, s), 1.79 (4H, q, J=3.7 Hz), 3.13-3.37 (2H, m), 3.72 (2H, m), 3.80-4.00 (2H, m), 4.51 (2H, s), 7.20-7.45 (5H, m)。
参考例60 1-[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メタンアミン
水素化リチウムアルミニウム(2.23g)およびジエチルエーテル(120mL)の混合物に0℃で、4-(ベンジルチオ)-4-(ニトロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン(5.35g)、ジエチルエーテル(30mL)およびテトラヒドロフラン(15mL)の溶液を加えた。反応混合物を50℃で、2時間かき混ぜた。反応混合物を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和物(19.33g)を加え、室温で、終夜かき混ぜた。反応混合物を乾燥(MgSO)後、無機塩を濾過により除いた。濾液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(3:1、容積比)溶出部から、題記化合物(3.20g、収率67%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.40-1.80 (4H, m), 2.68 (2H, s), 3.60 (2H, s), 3.66-4.00 (4H, m), 7.18-7.45 (5H, m)。
参考例61 4-(アミノメチル)-4-(ベンジルチオ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
水素化リチウムアルミニウム(0.4g)およびジエチルエーテル(20mL)の混合物に0℃で、4-(ベンジルチオ)-4-(ニトロメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.28g)のジエチルエーテル(5mL)溶液を加えた。反応混合物を1時間、加熱還流させた。酢酸エチルを加えて過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解し、次いで水を加えた。反応混合物をテトラヒドロフランと酢酸エチル混合溶媒で希釈し、無機塩を濾過により除いた。濾液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.33g、収率28%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.35-1.80 (13H, s), 2.66 (2H, s), 3.17-3.37 (2H, m), 3.60 (2H, s), 3.65-3.92 (2H, m), 7.16-7.45 (5H, m)。
参考例62 N-{[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.50g)、1-[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メタンアミン(0.39g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.20g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.34g)、テトラヒドロフラン(10mL)およびアセトニトリル(3mL)の混合物を室温で、終夜かき混ぜた。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(NaSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(764mg、収率92%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.73-1.86 (4H, m), 3.33 (3H, s), 3.56 (2H, d, J=5.9 Hz), 3.71-3.81 (4H, s), 3.83-3.92 (2H, m), 6.55-6.63 (2H, m), 6.80 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.01 (1H, t, J=7.78 Hz), 7.10-7.14 (1H, m), 7.23-7.43 (6H, m), 7.61 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.64 (1H, d, J=4.9 Hz), 9.50 (1H, s)。
参考例63 4-(ベンジルチオ)-4-{[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]メチル}ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.30g)、4-(アミノメチル)-4-(ベンジルチオ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.33g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.13g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.22g)およびテトラヒドロフラン(6mL)の混合物を室温で、終夜かき混ぜた。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(NaSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.44g、収率75%)を無色結晶として得た。融点195〜197℃。
参考例64 1-(メトキシメチル)-4-メチル-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
4-メチル-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(7.0g)、60%水素化ナトリウム(1.35g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)の混合物を室温で30分間攪拌した。この溶液を氷冷し、クロロメチルメチルエーテル(2.6mL)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液を滴下した。4℃で4時間攪拌した後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:へキサン=5:95〜1:5)に付し、題記化合物(5.6g、収率68%)を淡黄色針状晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.44 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.65 (3H, s), 2.92 (3H, s), 4.42 (2H, q, J=7.2 Hz), 6.04 (2H, s), 7.05 (1H, dd, J=8.0, 0.8 Hz), 7.49 (1H, s), 7.82 (1H, d, J=8.0 Hz)。
参考例65 1-(メトキシメチル)-4-メチル-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
1-(メトキシメチル)-4-メチル-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.6g)および10%パラジウム−炭素(50%含水、1.25g)をテトラヒドロフラン(70mL)とエタノール(70mL)の混合溶媒に加え、水素雰囲気下、室温で5時間攪拌した。触媒をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。
得られた残渣をピリジン(50mL)に溶解し、氷冷下、チオフェン-2-スルホニルクロリド(4.0g)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液及び食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:9〜1:3)に付し、題記化合物(8.4g、収率100%)を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.41 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.52 (3H, s), 3.41 (3H, s), 4.35 (2H, q, J=7.0 Hz), 5.69 (2H, s), 6.92-7.02 (2H, m), 7.34 (1H, s), 7.44-7.52 (3H, m), 8.65 (1H, brs)。
参考例66 1-(メトキシメチル)-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
1-(メトキシメチル)-4-メチル-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(7.8g)、ヨウ化メチル(1.7mL)、炭酸カリウム(2.9g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(14mL)の混合物を室温で18時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた無色結晶をジエチルエーテル−へキサンで洗浄し、題記化合物(6.85g、収率85%)を無色針状晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.42 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 3.29 (3H, s), 3.35 (3H, s), 4.40 (2H, q, J=7.0 Hz), 6.33 (1H, d, J=9.8 Hz), 6.43 (1H, d, J=9.8 Hz), 6.45 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.78 (1H, dd, J=7.8, 0.8 Hz), 7.16 (1H, dd, J=5.0, 4.0 Hz), 7.40 (1H, s), 7.47 (1H, dd, J=4.0, 1.4 Hz), 7.67 (1H, dd, J=5.0, 1.4 Hz)。
参考例67 4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
1-(メトキシメチル)-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.0g)、6規定塩酸(20mL)、テトラヒドロフラン(20mL)およびエタノール(60mL)の混合溶液を80℃で4時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた固体をテトラヒドロフラン(40mL)およびメタノール(40mL)の混合溶媒に溶解し、この溶液に85%水酸化カリウム(2.2g)の水溶液(20mL)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣にクエン酸水溶液を加えて酸性にした。析出した結晶をろ取し、水でよく洗浄した後、乾燥して、題記化合物(3.3g、収率99%)を無色結晶として得た。MS:351(MH)。融点223〜225℃。
参考例68 4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(2.2g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(1.2g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.5g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を室温で1時間、さらに60℃で1時間攪拌した。次いで、反応溶液に28%アンモニア水(2.0mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた油状物を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化し、題記化合物(1.84g、収率84%)を無色プリズム晶として得た。融点221〜222℃。
参考例69 4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.78g)、ローソン試薬(2.26g)およびテトラヒドロフラン(120mL)の混合物を60℃で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた油状物をジクロロメタン−トルエンから結晶化して、題記化合物(1.56g、収率84%)を淡黄色結晶として得た。MS:366(MH)。
参考例70 N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(0.95g)、ブロモマロンアルデヒド(0.78g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(15ml)の混合溶液を80℃で3時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水で2回洗浄後、減圧濃縮した。得られた残渣をトルエンで洗浄して、黄色結晶(857mg)を得た。母液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2〜1:1)に付して、さらに黄色結晶(80mg)を得た。上記結晶を合わせて、テトラヒドロフラン(20mL)とメタノール(20mL)の混合溶媒に溶解し、氷冷した。この溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.10g)を加え、氷冷下で2時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加え、有機溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2〜2:1〜1:0)に付し、酢酸エチル−へキサンで洗浄して、題記化合物(0.56g、収率60%)を淡黄色結晶として得た。融点184〜185℃。
MS:420(MH)。
参考例71 N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.55g)を無水テトラヒドロフラン(25mL)に溶解した。この溶液を氷冷した後、塩化チオニル(0.15mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を加え、氷冷下で1時間、さらに室温で7時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)に付し、得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄し、題記化合物(0.427g、収率74%)を淡黄色結晶として得た。融点194−195℃。
参考例72 7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.89g)、炭酸カリウム(1.2g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)の混合物に、氷冷下、ヨウ化エチル(0.67mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を滴下した。混合物を室温で2日間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた黄色油状物を酢酸エチル−へキサンから結晶化し、酢酸エチル−へキサンで洗浄して、題記化合物(2.16g、収率70%)を無色プリズム晶として得た。融点148〜149℃。
MS:393(MH)。
参考例73 7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.12g)のテトラヒドロフラン(15mL)−メタノール(15mL)の混合溶液に、85%水酸化カリウム(1.0g)の水溶液(5mL)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸(2.0g、収率:定量的)を無色アモルファス固体として得た。得られた固体(2.0g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール−アンモニア錯体(1.0g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物に、氷冷下でN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.3g)を加え、室温で2日間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1〜3:1)に付して、題記化合物(2.0g、収率:定量的)を無色アモルファス固体として得た。
MS:364(MH)。
参考例74 N-エチル-N-[2-(5-ホルミル-1,3-チアゾール-2-イル)-4-メチル-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.9g)、ローソン試薬(2.1g)およびテトラヒドロフラン(100mL)の混合物を40℃で4時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた油状物をジクロロメタン−トルエンから結晶化、トルエンで洗浄して、7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボチオアミド(2.0g、収率:定量的)を淡黄色結晶として得た。得られた結晶(2.0g)、ブロモマロンアルデヒド(2.4g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(50mL)の混合溶液を70℃で3時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた油状物をジクロロメタン−トルエンから結晶化して、題記化合物(1.6g、収率70%)を淡黄色結晶として得た。
MS:432(MH)。
参考例75 N-エチル-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-エチル-N-[2-(5-ホルミル-1,3-チアゾール-2-イル)-4-メチル-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(1.3g)のメタノール(15mL)およびテトラヒドロフラン(40mL)の溶液に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(0.14g)を加え、同温度で2時間攪拌した。反応液にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた結晶を酢酸エチル−へキサンで洗浄して、題記化合物(0.74g)を淡黄色結晶として得た。母液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:7〜6:4)に付して、さらに題記化合物(0.20g)を淡黄色結晶として得た。合計収量0.94g(収率72%)。融点166〜167℃。
MS:434(MH)。
参考例76 N-エチル-N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-エチル-N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.27g)を無水テトラヒドロフラン(10mL)に溶解した。この溶液を氷冷した後、塩化チオニル(0.080mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を加え、氷冷下で1時間、さらに室温で2時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた黄色油状物を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化し、題記化合物(0.26g、収率93%)を淡黄色プリズム晶として得た。融点177−178℃。
参考例77 7-アミノ-4-クロロ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.18g)、N−クロロコハク酸イミド(1.74g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4、容積比)溶出部から、題記化合物(0.91g、収率25%)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.42 (3H, t, J=7.2 Hz), 3.44 (3H, s), 4.37 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.51 (2H, brs), 6.16 (2H, s), 6.50 (1H, d, J=8.1 Hz), 6.94 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.36 (1H, s)。
参考例78 4-クロロ-1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-4-クロロ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.91g)およびピリジン(10mL)の混合物にチオフェン-2-スルホニルクロリド(0.50g)を0℃で加えた後、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2、容積比)溶出部から、題記化合物(1.14g、収率83%)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.41 (3H, t, J=7.1 Hz), 3.44 (3H, s), 4.36 (2H, q, J=7.1 Hz), 5.69 (2H, s), 6.99−7.03 (1H, m), 7.18 (1H, t, J=8.4 Hz), 7.40 (1H, s), 7.48−7.54 (3H, m), 8.77 (1H, brs)。
参考例79 4-クロロ-1-(メトキシメチル)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
4-クロロ-1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.14g)、ヨウ化メチル(0.33mL)、炭酸カリウム(0.37g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で、終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗、乾燥して、題記化合物(1.10g、収率93%)を無色結晶として得た。融点137〜138℃。
参考例80 4-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
4-クロロ-1-(メトキシメチル)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.10g)、6規定塩酸(5mL)、テトラヒドロフラン(20mL)およびエタノール(10mL)の混合物を終夜、加熱還流させた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄後、濃縮した。得られた残留物、4規定水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL)、テトラヒドロフラン(10mL)およびメタノール(10mL)の混合物を60℃で1時間かき混ぜた。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.40g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.57g)を加え、50℃で30分間かき混ぜた後、室温に戻し、28%アンモニア水(0.75mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間かき混ぜた後、水を加え、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.25g、収率78%)を淡黄色結晶として得た。融点252〜254℃。
参考例81 4-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
4-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.54g)、ローソン試薬(0.59g)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物を60℃で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、トルエンを加え、生じた結晶をろ過し、トルエンで洗浄、乾燥して、題記化合物(0.51g、収率87%)を黄色結晶として得た。融点>248℃(分解)。
参考例82 N-{4-クロロ-2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
4-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(0.51g)、ブロモマロンアルデヒド(0.30g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(15mL)の混合物を90℃で4時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥した。得られた結晶、テトラヒドロフラン(5mL)およびメタノール(5mL)の混合物に水素化ホウ素ナトリウム(55mg)を0℃で加えた後、同温で1時間かき混ぜた。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.30g、収率52%)を淡黄色結晶として得た。融点225〜226℃。
参考例83 7-アミノ-6-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.30g)、N−クロロコハク酸イミド(1.40g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗、乾燥した。得られた結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3、容積比)溶出部から、題記化合物(1.59g、収率63%)を淡黄色結晶として得た。融点217〜218℃(分解)。
参考例84 6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-6-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.59g)およびピリジン(10mL)の混合物にチオフェン-2-スルホニルクロリド(1.46g)を加え、50℃で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン−ヘキサン(1:2、容積比)溶出部から、題記化合物(2.17g、収率85%)を無色結晶として得た。酢酸エチルから再結晶した。融点191〜192℃。
参考例85 6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.00g)、4規定水酸化ナトリウム水溶液(2.3mL)、テトラヒドロフラン(5mL)およびメタノール(5mL)の混合物を50℃で2時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥して、題記化合物(0.88g、収率95%)を無色結晶として得た。融点>290℃(分解)。
参考例86 6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.83g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.38g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.54g)を加え、50℃で20分間かき混ぜた後、室温に戻し、28%アンモニア水(0.30mL)を加えた。反応混合物を室温で1時間かき混ぜた後、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥して、題記化合物(0.80g、収率96%)を無色結晶として得た。融点>300℃(分解)。
参考例87 6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
6-クロロ-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.80g)、ローソン試薬(0.90g)およびテトラヒドロフラン(15mL)の混合物を60℃で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、トルエンを加え、生じた結晶をろ過し、トルエンで洗浄、乾燥して、題記化合物(0.75g、収率91%)を黄色結晶として得た。融点228〜230℃(分解)。
参考例88 6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-クロロ-7-[ (2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.00g)、ヨウ化メチル(0.17mL)、炭酸カリウム(0.36g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で、終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥した。得られた結晶を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2、容積比)溶出部から、題記化合物(0.80g,収率77%)を無色結晶として得た。融点156〜157℃。
参考例89 6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.74g)、4規定水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL)、テトラヒドロフラン(6mL)およびメタノール(4mL)の混合物を60℃で2時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥して、題記化合物(0.69g、定量的)を無色結晶として得た。融点286〜288℃。
参考例90 6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.69g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.31g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.44g)を加え、50℃で20分間かき混ぜた後、室温に戻し、28%アンモニア水(0.30mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間かき混ぜた後、10%クエン酸水溶液を加えて酸性にし、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥して、題記化合物(0.70g、定量的)を無色結晶として得た。融点225〜226℃(分解)。
参考例91 6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.70g)、ローソン試薬(0.77g)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物を60℃で2時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、トルエンを加え、生じた結晶をろ過し、トルエンで洗浄、乾燥して、題記化合物(0.60g、収率84%)を黄色結晶として得た。融点200〜201℃。
参考例92 N-{6-クロロ-2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
6-クロロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(0.60g)、ブロモマロンアルデヒド(0.38g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(10mL)の混合物を90℃で3時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶をろ過し、水洗し、乾燥した。得られた結晶、テトラヒドロフラン(10mL)およびメタノール(5mL)の混合物に水素化ホウ素ナトリウム(70mg)を0℃で加えた後、同温で30分間かき混ぜた。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.38g、収率54%)を淡黄色結晶として得た。融点214〜215℃。
参考例93 N-(2-{[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]アミノ}エチル)アセトアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.70g)およびN−(2−アミノエチル)アセトアミド(0.41g)より、後掲の実施例186と同様にして、題記化合物(0.41g、収率49%)を無色結晶として得た。融点154−155℃。
実施例1 N-メチル-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-2-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)、トリエチルアミン(28mg)、N-メチル-1-ピリジン-2-イルメタンアミン塩酸塩(19mg)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(1ml)を室温で18時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を濃縮後、残さを分取HPLCで精製することにより題記化合物(14.6mg、収率37%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 510(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:2.78 (3 H, s), 3.34 (3 H, s), 4.32 (2 H, s), 4.63 (2 H, s), 6.55 (1 H, d, J=7.7 Hz), 6.98 (1 H, t, J=7.7 Hz), 7.06 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.12 (1 H, dd, J=4.9, 3.8 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=3.8, 1.3 Hz), 7.45 (1 H, dd, J=7.0, 5.1 Hz), 7.56 - 7.66 (3 H, m), 7.77 - 7.97 (2 H, m), 8.74 (1 H, dd, J=5.0, 0.8 Hz), 9.65 (1 H, s)。
実施例2 N-メチル-N-[2-(5-{[メチル(2-ピリジン-2-イルエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびN-メチル-2-(ピリジン-2-イル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.6mg、収率31%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 524(M+H)。
実施例3 N-メチル-N-(2-{5-[(2-(ピリジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピロリジン-2-イル)ピリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.6mg、収率38%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 536(M+H)。
実施例4 N-メチル-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-3-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-3-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.0mg、収率28%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 510(M+H)。
実施例5 N-メチル-N-[2-(5-{[3-(メチルスルホニル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および3-(メチルスルホニル)ピロリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.5mg、収率27%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 537(M+H)。
実施例6 N-メチル-N-{2-[5-({メチル[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}メチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(6.0mg、収率17%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 525(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:2.68 (3 H, s), 3.05 (3 H, s), 3.34 (3 H, s), 3.43 (2 H, t), 3.54 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.31 (2 H, s), 6.56 (1 H, d, J=7.5 Hz), 6.99 (1 H, t, J=7.8 Hz), 7.05 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.13 (1 H, dd, J=4.9, 3.8 Hz), 7.41 (1 H, dd, J=3.7, 1.2 Hz), 7.59 (1 H, d, J=7.9 Hz), 7.65 (1 H, dd, J=5.0, 1.2 Hz), 7.78 (1 H, s), 9.76 (1 H, brs)。
実施例7 N-メチル-N-[2-(5-{[4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(20.2mg、収率55%)を得た。
HPLC純度94%。
MS m/z 567(M+H)。
実施例8 N-メチル-N-[2-(5-{[4-(ピラジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(20.1mg、収率55%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 567(M+H)。
実施例9 N-メチル-N-[2-(5-{[4-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および1-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(18.5mg、収率43%)を得た。
HPLC純度92%。
MS m/z 558(M+H)。
実施例10 N,N-ジメチル-2-{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}アセトアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびN,N-ジメチル-2-(ピペラジン-1-イル)アセトアミド(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.7mg、収率25%)を得た。
HPLC純度92%。
MS m/z 559(M+H)。
実施例11 N-メチル-N-[2-(5-{[4-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.4mg、収率23%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 565(M+H)。
実施例12 N-メチル-N-(2-{5-[(3-(ピリミジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピロリジン-3-イル)ピリミジン3塩酸塩(31mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.5mg、収率33%)を得た。
HPLC純度94%。
MS m/z 537(M+H)。
実施例13 N-メチル-N-(2-{5-[(3-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピペリジン-3-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(21.3mg、収率51%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 550(M+H)。
実施例14 N-メチル-N-(2-{5-[(4-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピペリジン-4-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(17.8mg、収率42%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 550(M+H)。
実施例15 N-メチル-N-(2-{5-[(5-メチル-4,6-ジオキソヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-メチルテトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-1,3(2H,3aH)-ジオン塩酸塩(23mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.8mg、収率22%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 542(M+H)。
実施例16 N-(2-{5-[(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および4-メチルピペリジン-4-オール塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.9mg、収率30%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 503(M+H)。
実施例17 N-[2-(5-{[シクロプロピル(イソブチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびN-イソブチル-シクロプロパンアミン塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(4.0mg、収率12%)を得た。
HPLC純度98%。
MS m/z 501(M+H)。
実施例18 N-(2-{5-[(4-tert-ブチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および4-tert-ブチルピペリジン塩酸塩(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.6mg、収率36%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 529(M+H)。
実施例19 N-メチル-N-[2-(5-{[3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン(22mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.4mg、収率36%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 570(M+H)。
実施例20 N-メチル-N-{2-[5-(ピロリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびピロリジン(9mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.8mg、収率12%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 459(M+H)。
実施例21 N-(2-{5-[(ジエチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびジエチルアミン(8mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.7mg、収率12%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 461(M+H)。
実施例22 N-メチル-N-{2-[5-(ピペリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびピペリジン(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.1mg、収率35%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 473(M+H)。
実施例23 N-(2-{5-[(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および4-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.7mg、収率27%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 489(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:1.94 (2 H, brs), 2.20 (2 H, brs), 3.19 (2 H, brs), 3.35 (3 H, s), 3.41 (2 H, brs), 4.24 (1 H, brs), 4.47 (2 H, s), 6.56 (1 H, d, J=7.5 Hz), 6.99 (1 H, t, J=7.8 Hz), 7.05 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.12 (1 H, dd, J=5.0, 3.9 Hz), 7.40 (1 H, dd, J=3.8, 1.3 Hz), 7.59 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.64 (1 H, dd, J=4.9, 1.3 Hz), 7.80 (1 H, s), 9.69 (1 H, brs)。
実施例24 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および3-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.3mg、収率44%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 489(M+H)。
実施例25 N-[2-(5-{[(2-メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびN-(2-メトキシエチル)メチルアミン(11mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.3mg、収率32%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 477(M+H)。
実施例26 N-[2-(5-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.7mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 503(M+H)。
実施例27 N-{1-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および3-アセタミドピロリジン(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.0mg、収率32%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 516(M+H)。
実施例28 1-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびイソニペコタミド(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.0mg、収率21%)を得た。
HPLC純度94%。
MS m/z 516(M+H)。
実施例29 N-[2-(5-{[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および2-(ピペリジン-4-イル)エタノール(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.2mg、収率39%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例30 N-[2-(5-{[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびビス(2-メトキシエチル)アミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.4mg、収率24%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 521(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 3.32 - 3.39 (7 H, m), 3.42 (6 H, s), 3.84 - 3.89 (4 H, m), 4.83 (2 H, s), 6.56 (1 H, d, J=7.7 Hz), 6.99 (1 H, t, J=7.7 Hz), 7.07 (1 H, d, J=1.7 Hz), 7.10 - 7.14 (1 H, m), 7.39 (1 H, dd, J=3.8, 1.3 Hz), 7.58 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.64 (1 H, dd, J=5.0, 1.2 Hz), 7.93 (1 H, s), 9.66 (1 H, brs)。
実施例31 1-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびイソニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.9mg、収率39%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 545(M+H)。
実施例32 1-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.0mg、収率36%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 545(M+H)。
実施例33 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびDL-3-ピロリジノール(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.7mg、収率34%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 475(M+H)。
実施例34 N-[2-(5-{[2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびピペリジン-2-イルメタノール(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.8mg、収率23%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 503(M+H)。
実施例35 N-メチル-N-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]グリシンエチルエステル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)およびサルコシンエチルエステル塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.5mg、収率43%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 505(M+H)。
実施例36 4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および1-エトキシカルボニルピペラジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.4mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 546(M+H)。
実施例37 N-[2-(5-{[4-(エチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(23mg)および1-エチルスルホニルピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.0mg、収率27%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 566(M+H)。
実施例38 N-エチル-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-2-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-2-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.4mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 524(M+H)。
実施例39 N-エチル-N-[2-(5-{[メチル(2-(ピリジン-2-イル)エチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-2-(ピリジン-2-イル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.0mg、収率30%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 538(M+H)。
実施例40 N-エチル-N-(2-{5-[(2-ピリジン-2-イルピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピロリジン-2-イル)ピリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.7mg、収率29%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 550(M+H)。
実施例41 N-エチル-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-3-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-3-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.9mg、収率22%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 524(M+H)。
実施例42 N-エチル-N-[2-(5-{[3-(メチルスルホニル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-(メチルスルホニル)ピロリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(6.2mg、収率20%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 551(M+H)。
実施例43 N-エチル-N-{2-[5-({メチル[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}メチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(5.4mg、収率18%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 539(M+H)。
実施例44 N-エチル-N-[2-(5-{[4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.8mg、収率39%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 581(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:1.11 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.32 (4 H, brs), 3.27 (2 H, brs), 3.54 (2 H, brs), 3.77 (2 H, d, J=7.3 Hz), 4.52 (2 H, s), 5.47 (1 H, brs), 6.58 (1 H, d, J=7.3 Hz), 6.96 - 7.13 (4 H, m), 7.39 (1 H, dd, J=3.7, 1.2 Hz), 7.61 (2 H, dd, J=4.7, 3.4 Hz), 7.80 (1 H, s), 8.56 (2 H, d, J=4.7 Hz), 9.56 (1 H, brs)。
実施例45 N-エチル-N-[2-(5-{[4-(ピラジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.3mg、収率31%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 581(M+H)。
実施例46 N-エチル-N-[2-(5-{[4-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.9mg、収率34%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 572(M+H)。
実施例47 2-{4-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}-N,N-ジメチルアセトアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN,N-ジメチル-2-(ピペラジン-1-イル)アセトアミド(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(16.7mg、収率44%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 573(M+H)。
実施例48 N-エチル-N-[2-(5-{[4-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(16.3mg、収率37%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 579(M+H)。
実施例49 N-エチル-N-(2-{5-[(3-(ピリミジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピロリジン-3-イル)ピリミジン3塩酸塩(31mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.0mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 551(M+H)。
実施例50 N-エチル-N-(2-{5-[(3-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-3-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(16.6mg、収率44%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 564(M+H)。
実施例51 N-エチル-N-(2-{5-[(4-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.1mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 564(M+H)。
実施例52 N-エチル-N-(2-{5-[(5-メチル-4,6-ジオキソヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-メチルテトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-1,3(2H,3aH)-ジオン塩酸塩(23mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.4mg、収率23%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 556(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:1.09 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.85 (2 H, brs), 3.02 (3 H, s), 3.37 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.59 (2 H, d, J=10.5 Hz), 3.76 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.13 (2 H, s), 6.58 (1 H, d, J=7.5 Hz), 7.00 (1 H, t, J=7.8 Hz), 7.03 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.09 (1 H, dd, J=4.9, 3.8 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=3.8, 1.3 Hz), 7.58 - 7.63 (2 H, m), 7.69 (1 H, s), 9.74 (1 H, brs)。
実施例53 N-エチル-N-(2-{5-[(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および4-メチルピペリジン-4-オール塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.6mg、収率32%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例54 N-[2-(5-{[シクロプロピル(イソブチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-イソブチル-シクロプロパンアミン塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.9mg、収率13%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 515(M+H)。
実施例55 N-(2-{5-[(4-tert-ブチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および4-tert-ブチルピペリジン塩酸塩(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.8mg、収率32%)を得た。
HPLC純度98%。
MS m/z 543(M+H)。
実施例56 N-エチル-N-[2-(5-{[3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン(22mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.0mg、収率43%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 584(M+H)。
実施例57 N-エチル-N-{2-[5-(ピロリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびピロリジン(9mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.1mg、収率26%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 473(M+H)。
実施例58 N-(2-{5-[(ジエチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびジエチルアミン(8mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(2.5mg、収率9%)を得た。
HPLC純度94%。
MS m/z 475(M+H)。
実施例59 N-エチル-N-{2-[5-(ピペリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびピペリジン(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.6mg、収率30%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 487(M+H)。
実施例60 N-エチル-N-(2-{5-[(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および4-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.4mg、収率36%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 503(M+H)。
実施例61 N-エチル-N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.4mg、収率43%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 503(M+H)。
実施例62 N-エチル-N-[2-(5-{[(2-メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-(2-メトキシエチル)メチルアミン(11mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.1mg、収率25%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 491(M+H)。
実施例63 N-エチル-N-[2-(5-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.1mg、収率34%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例64 N-{1-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-アセタミドピロリジン(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.6mg、収率32%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 530(M+H)。
実施例65 1-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびイソニペコタミド(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.0mg、収率26%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 530(M+H)。
実施例66 N-エチル-N-[2-(5-{[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2(ピペリジン-4-イル)エタノール(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.7mg、収率38%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 531(M+H)。
実施例67 N-[2-(5-{[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびビス(2-メトキシエチル)アミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(6.6mg、収率22%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 535(M+H)。
実施例68 1-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびイソニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.3mg、収率39%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 559(M+H)。
実施例69 1-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.8mg、収率40%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 559(M+H)。
実施例70 N-エチル-N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびDL-3-ピロリジノール(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.0mg、収率35%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 489(M+H)。
実施例71 N-エチル-N-[2-(5-{[2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびピペリジン-2-イルメタノール(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(6.9mg、収率23%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例72 N-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-N-メチルグリシンエチルエステル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびサルコシンエチルエステル塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.7mg、収率43%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 519(M+H)。
実施例73 4-[(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-エトキシカルボニルピペラジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.4mg、収率33%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 560(M+H)。
実施例74 N-エチル-N-[2-(5-{[4-(エチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-エチルスルホニルピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.6mg、収率32%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 580(M+H)。
実施例75 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-2-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-2-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(17.1mg、収率50%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 550(M+H)。
実施例76 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[メチル(2-(ピリジン-2-イル)エチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-2-(ピリジン-2-イル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.4mg、収率33%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 564(M+H)。
実施例77 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(2-(ピリジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピロリジン-2-イル)ピリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.3mg、収率38%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 576(M+H)。
実施例78 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-3-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-3-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.0mg、収率41%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 550(M+H)。
実施例79 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[3-(メチルスルホニル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-(メチルスルホニル)ピロリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.5mg、収率34%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 577(M+H)。
実施例80 N-(シクロプロピルメチル)-N-{2-[5-({メチル[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}メチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.0mg、収率26.8%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 565(M+H)。
実施例81 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.9mg、収率44%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 607(M+H)。
実施例82 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[4-(ピラジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.0mg、収率41%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 607(M+H)。
実施例83 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[4-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(18.6mg、収率51%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 598(M+H)。
実施例84 2-{4-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}-N,N-ジメチルアセトアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN,N-ジメチル-2-(ピペラジン-1-イル)アセトアミド(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(24.6mg、収率68%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 599(M+H)。
実施例85 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[4-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(22.6mg、収率54%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 605(M+H)。
実施例86 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(3-(ピリミジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピロリジン-3-イル)ピリミジン3塩酸塩(31mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.3mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 577(M+H)。
実施例87 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(3-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-3-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.2mg、収率34%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 590(M+H)。
実施例88 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(4-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(18.0mg、収率50%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 590(M+H)。
実施例89 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(5-メチル-4,6-ジオキソヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-メチルテトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-1,3(2H,3aH)-ジオン塩酸塩(23mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.9mg、収率32%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 582(M+H)。
実施例90 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および4-メチルピペリジン-4-オール塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.3mg、収率39%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 543(M+H)。
実施例91 N-[2-(5-{[シクロプロピル(イソブチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-イソブチル-シクロプロパンアミン塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.1mg、収率11%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 541(M+H)。
実施例92 N-(2-{5-[(4-tert-ブチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および4-tert-ブチルピペリジン塩酸塩(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.6mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 569(M+H)。
実施例93 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン(22mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(18.5mg、収率58%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 610(M+H)。
実施例94 N-(シクロプロピルメチル)-N-{2-[5-(ピロリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびピロリジン(8mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.9mg、収率29%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 499(M+H)。
実施例95 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(ジエチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびジエチルアミン(8mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.5mg、収率13%)を得た。
HPLC純度92%。
MS m/z 501(M+H)。
実施例96 N-(シクロプロピルメチル)-N-{2-[5-(ピペリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびピペリジン(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.2mg、収率41%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 513(M+H)。
実施例97 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および4-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.5mg、収率48%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 529(M+H)。
実施例98 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.9mg、収率53%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 529(M+H)。
実施例99 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[(2-メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびN-(2-メトキシエチル)メチルアミン(11mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.5mg、収率34%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:0.15 (2 H, d, J=4.3 Hz), 0.37 (2 H, d, J=7.7 Hz), 0.87 - 0.94 (1 H, m), 2.86 (3 H, s), 3.31 (2 H, brs), 3.44 (3 H, s), 3.57 (2 H, brs), 3.83 (2 H, t, J=4.2 Hz), 4.66 (2 H, s), 6.62 (1 H, d, J=7.7 Hz), 6.96 - 7.04 (1 H, m), 7.06 - 7.11 (2 H, m), 7.38 - 7.42 (1 H, m), 7.58 - 7.64 (2 H, m), 7.87 (1 H, s), 9.61 (1 H, brs)。
実施例100 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.6mg、収率50%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 543(M+H)。
実施例101 N-{1-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および3-アセタミドピロリジン(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.8mg、収率47%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 556(M+H)。
実施例102 1-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびイソニペコタミド(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.2mg、収率45%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 556(M+H)。
実施例103 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および2-(ピペリジン-4-イル)エタノール(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.2mg、収率48%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 557(M+H
実施例104 N-[2-(5-{[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびビス(2-メトキシエチル)アミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.9mg、収率27%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 561(M+H)。
実施例105 1-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびイソニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.6mg、収率44%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 585(M+H)。
実施例106 1-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.4mg、収率44%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 585(M+H)。
実施例107 N-(シクロプロピルメチル)-N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびDL-3-ピロリジノール(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.0mg、収率47%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 515(M+H)。
実施例108 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびピペリジン-2-イルメタノール(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.2mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 543(M+H)。
実施例109 N-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-N-メチルグリシンエチルエステル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)およびサルコシンエチルエステル塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.9mg、収率51%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 545(M+H)。
実施例110 4-[(2-{7-[(シクロプロピルメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-エトキシカルボニルピペラジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.2mg、収率49%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 586(M+H)。
実施例111 N-(シクロプロピルメチル)-N-[2-(5-{[4-(エチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(20mg)および1-エチルスルホニルピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.0mg、収率38%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 606(M+H)。
実施例112 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-2-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミドおよび(21mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-2-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(18.1mg、収率49%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 538(M+H)。
実施例113 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[メチル(2-ピリジン-2-イルエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびN-メチル-2-(ピリジン-2-イル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.2mg、収率38%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 552(M+H)。
実施例114 N-イソプロピル-N-(2-{5-[(2-(ピリジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピロリジン-2-イル)ピリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(18.6mg、収率49%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 564(M+H)。
実施例115 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-3-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-3-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.0mg、収率35%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 538(M+H)。
実施例116 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[3-(メチルスルホニル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および3-(メチルスルホニル)ピロリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.3mg、収率38%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 565(M+H)。
実施例117 N-イソプロピル-N-{2-[5-({メチル[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}メチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.4mg、収率26%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 553(M+H)。
実施例118 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.1mg、収率41%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 595(M+H)。
実施例119 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[4-(ピラジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(16.1mg、収率47%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 595(M+H)。
実施例120 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[4-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および1-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(22.7mg、収率58%)を得た。
HPLC純度94%。
MS m/z 586(M+H)。
実施例121 2-{4-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}-N,N-ジメチルアセトアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびN,N-ジメチル-2-ピペラジン-1-イルアセトアミド(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(26.2mg、収率67%)を得た。
HPLC純度91%。
MS m/z 587(M+H)。
実施例122 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[4-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(23.4mg、収率52%)を得た。
HPLC純度98%。
MS m/z 593(M+H)。
実施例123 N-イソプロピル-N-(2-{5-[(3-(ピリミジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピロリジン-3-イル)ピリミジン3塩酸塩(31mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.1mg、収率46%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 565(M+H)。
実施例124 N-イソプロピル-N-(2-{5-[(3-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピペリジン-3-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.5mg、収率19%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 578(M+H)。
実施例125 N-イソプロピル-N-(2-{5-[(4-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピペリジン-4-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(21.8mg、収率56%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 578(M+H)。
実施例126 N-イソプロピル-N-(2-{5-[(5-メチル-4,6-ジオキソヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-メチルテトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-1,3(2H,3aH)-ジオン塩酸塩(23mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.9mg、収率30%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 570(M+H)。
実施例127 N-(2-{5-[(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および4-メチルピペリジン-4-オール塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.6mg、収率50%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 531(M+H)。
実施例128 N-[2-(5-{[シクロプロピル(イソブチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびN-イソブチル-シクロプロパンアミン塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(5.3mg、収率17%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 529(M+H)。
実施例129 N-(2-{5-[(4-tert-ブチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および4-tert-ブチルピペリジン塩酸塩(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.1mg、収率41%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 557(M+H)。
実施例130 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン(22mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(22.0mg、収率64%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 598(M+H)。
実施例131 N-イソプロピル-N-{2-[5-(ピロリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびピロリジン(8mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.9mg、収率38%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 487(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:1.14 (6 H, d, J=12.1 Hz), 2.10 (4 H, d, J=11.7 Hz), 2.79 - 3.06 (2 H, m), 3.72 (2 H, brs), 4.50 (2 H, s), 4.69 - 4.95 (1 H, m), 6.79 (1 H, d, J=7.7 Hz), 7.02 - 7.09 (3 H, m), 7.47 (1 H, dd, J=3.7, 1.4 Hz), 7.60 (1 H, dd, J=5.1, 1.3 Hz), 7.67 (1 H, d, J=7.9 Hz), 7.81 (1 H, s), 9.54 (1 H, brs)。
実施例132 N-(2-{5-[(ジエチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびジエチルアミン(9mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.0mg、収率10%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 489(M+H)。
実施例133 N-イソプロピル-N-{2-[5-(ピペリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびピペリジン(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.7mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 501(M+H)。
実施例134 N-(2-{5-[(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および4-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.2mg、収率50%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例135 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および3-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.0mg、収率26%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例136 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[(2-メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびN-(2-メトキシエチル)メチルアミン(11mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.0mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 505(M+H)。
実施例137 N-イソプロピル-N-[2-(5-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.1mg、収率46%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 531(M+H)。
実施例138 N-{1-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および3-アセタミドピロリジン(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.3mg、収率48%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 544(M+H)。
実施例139 1-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびイソニペコタミド(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.0mg、収率47%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 544(M+H)。
実施例140 N-[2-(5-{[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および2-(ピペリジン-4-イル)エタノール(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.0mg、収率47%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 545(M+H)。
実施例141 N-[2-(5-{[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびビス(2-メトキシエチル)アミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.7mg、収率28%)を得た。HPLC純度100%。
MS m/z 549(M+H)。
実施例142 1-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびイソニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(17.9mg、収率54%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 573(M+H)。
実施例143 1-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(16.6mg、収率50%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 573(M+H)。
実施例144 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびDL-3-ピロリジノール(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.7mg、収率46%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 503(M+H)。
実施例145 N-[2-(5-{[2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびピペリジン-2-イルメタノール(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.1mg、収率36%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 531(M+H)。
実施例146 N-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-N-メチルグリシンエチルエステル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)およびサルコシンエチルエステル塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(16.2mg、収率52%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 533(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:1.09 (3 H, d, J=5.6 Hz), 1.16 (3 H, d, J=5.6 Hz), 1.32 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.98 (3 H, s), 3.82 (2 H, s), 4.29 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.72 (2 H, s), 4.75 - 4.86 (1 H, m), 6.77 (1 H, d, J=7.0 Hz), 7.00 - 7.08 (3 H, m), 7.45 (1 H, dd, J=3.8, 1.3 Hz), 7.59 (1 H, dd, J=5.1, 1.3 Hz), 7.66 (1 H, d, J=7.9 Hz), 7.77 (1 H, s), 9.62 (1 H, brs)。
実施例147 4-[(2-{7-[イソプロピル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および1-エトキシカルボニルピペラジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.1mg、収率43%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 574(M+H)。
実施例148 N-[2-(5-{[4-(エチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(21mg)および1-エチルスルホニルピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.6mg、収率31%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 594(M+H)。
実施例149 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-2-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-2-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(15.5mg、収率51%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 568(M+H)。
実施例150 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[メチル(2-ピリジン-2-イルエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN-メチル-2-(ピリジン-2-イル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.8mg、収率32%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 582(M+H)。
実施例151 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(2-(ピリジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピロリジン-2-イル)ピリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.5mg、収率34%)を得た。
HPLC純度93%。
MS m/z 594(M+H)。
実施例152 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[メチル(ピリジン-3-イルメチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN-メチル-1-(ピリジン-3-イル)メタンアミン塩酸塩(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.6mg、収率35%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 568(M+H)。
実施例153 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[3-(メチルスルホニル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および3-(メチルスルホニル)ピロリジン(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.2mg、収率30%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 595(M+H)。
実施例154 N-(2-エトキシエチル)-N-{2-[5-({メチル[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}メチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(6.6mg、収率25%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 583(M+H)。
実施例155 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.3mg、収率37%)を得た。
HPLC純度93%。
MS m/z 625(M+H)。
実施例156 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[4-(ピラジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン2塩酸塩(30mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.1mg、収率39%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 625(M+H)。
実施例157 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[4-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および1-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)ピペラジン(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(12.9mg、収率40%)を得た。
HPLC純度94%。
MS m/z 616(M+H)。
実施例158 2-{4-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}-N,N-ジメチルアセトアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN,N-ジメチル-2-ピペラジン-1-イルアセトアミド(20mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.1mg、収率31%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 617(M+H)。
実施例159 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[4-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 3トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(17.3mg、収率47%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 623(M+H)。
実施例160 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(3-(ピリミジン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピロリジン-3-イル)ピリミジン3塩酸塩(31mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.8mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 595(M+H)。
実施例161 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(3-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピペリジン-3-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.2mg、収率45%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 608(M+H)。
実施例162 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(4-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド 2トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピペリジン-4-イル)ピリジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.5mg、収率45%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 608(M+H)。
実施例163 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(5-メチル-4,6-ジオキソヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-メチルテトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-1,3(2H,3aH)-ジオン塩酸塩(23mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(5.9mg、収率22%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 600(M+H)。
実施例164 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および4-メチルピペリジン-4-オール塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.7mg、収率46%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 561(M+H)。
実施例165 N-[2-(5-{[シクロプロピル(イソブチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN-イソブチル-シクロプロパンアミン塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(3.9mg、収率15%)を得た。
HPLC純度97%。
MS m/z 559(M+H)。
実施例166 N-(2-{5-[(4-tert-ブチルピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および4-tert-ブチルピペリジン塩酸塩(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.6mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 587(M+H)。
実施例167 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および3-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピペリジン(22mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(17.1mg、収率61%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 628(M+H)。
実施例168 N-(2-エトキシエチル)-N-{2-[5-(ピロリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびピロリジン(9mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.9mg、収率37%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 517(M+H)。
実施例169 N-(2-{5-[(ジエチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびジエチルアミン(9mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(6.4mg、収率27%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 519(M+H)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ:1.14 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.42 (6 H, t, J=7.3 Hz), 3.15 (4 H, d, J=7.3 Hz), 3.32 - 3.57 (4 H, m), 3.90 (2 H, brs), 4.55 (2 H, s), 6.68 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.01 (1 H, t, J=8.0 Hz), 7.04 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.08 (1 H, dd, J=5.1, 3.8 Hz), 7.44 (1 H, dd, J=3.8, 1.3 Hz), 7.59 - 7.63 (2 H, m), 7.81 (1 H, s), 9.87 (1 H, brs)。
実施例170 N-(2-エトキシエチル)-N-{2-[5-(ピペリジン-1-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびピペリジン(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.5mg、収率39%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 531(M+H)。
実施例171 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および4-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(11.3mg、収率45%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 547(M+H)。
実施例172 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および3-ヒドロキシピペリジン(12mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.5mg、収率54%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 547(M+H)。
実施例173 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[(2-メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびN-(2-メトキシエチル)メチルアミン(11mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.4mg、収率30%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 535(M+H)。
実施例174 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および(S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.2mg、収率36%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 561(M+H)。
実施例175 N-{1-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および3-アセタミドピロリジン(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.6mg、収率37%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 574(M+H)。
実施例176 1-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびイソニコペタミド(15mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.1mg、収率35%)を得た。
HPLC純度96%。
MS m/z 574(M+H)。
実施例177 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および2-(ピペリジン-4-イル)エタノール(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.7mg、収率41%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 575(M+H)。
実施例178 N-[2-(5-{[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびビス(2-メトキシエチル)アミン(16mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(5.8mg、収率22%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 579(M+H)。
実施例179 1-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびイソニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.9mg、収率40%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 603(M+H)。
実施例180 1-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびニペコチン酸エチル(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(13.3mg、収率49%)を得た。
HPLC純度91%。
MS m/z 603(M+H)。
実施例181 N-(2-エトキシエチル)-N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびDL-3-ピロリジノール(10mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(10.4mg、収率42%)を得た。
HPLC純度95%。
MS m/z 533(M+H)。
実施例182 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびピペリジン−2-イルメタノール(14mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(7.3mg、収率28%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 561(M+H)。
実施例183 N-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-N-メチルグリシンエチルエステル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)およびサルコシンエチルエステル塩酸塩(18mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(14.0mg、収率54%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 563(M+H)。
実施例184 4-[(2-{7-[(2-エトキシエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および1-エトキシカルボニルピペラジン(19mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(9.0mg、収率33%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 604(M+H)。
実施例185 N-(2-エトキシエチル)-N-[2-(5-{[4-(エチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド トリフルオロ酢酸塩
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(18mg)および1-エチルスルホニルピペラジン(21mg)より実施例1と同様の方法で題記化合物(8.0mg、収率28%)を得た。
HPLC純度100%。
MS m/z 624(M+H)。
実施例186 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.40g)、1−アセチルピペラジン(0.24g)、トリエチルアミン(0.26mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)混合物を室温で2時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(0.33g、収率68%)を無色結晶として得た。融点177−178℃。
実施例187 N-メチル-N-{2-[5-(チオモルホリノメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.96g)およびチオモルホリン(0.58g)より、実施例186と同様にして、題記化合物(0.51g、収率43%)を黄色結晶として得た。融点177−178℃。
実施例188 N-(2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(チオモルホリノメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.35g)、過炭酸ナトリウム(0.33g)、アセトニトリル(6mL)および水(2mL)の混合物を40℃で30分間かき混ぜた。過炭酸ナトリウム(0.15g)を追加し、さらに40℃で1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、生じた結晶を濾取し、水洗、乾燥した。得られた結晶をシリカゲルショートカラムに付し、テトラヒドロフラン−ヘキサン(3:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.28g、収率76%)を無色結晶として得た。融点225−226℃。
実施例189 {4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-2-オキソピペラジン-1-イル}酢酸メチル
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.37g)および(2−オキソピペラジン−1−イル)酢酸メチル塩酸塩(0.27g)より、実施例186と同様にして、題記化合物(0.32g、収率66%)を黄色結晶として得た。融点182−183℃。
実施例190 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-イソプロピルチオフェン-2-スルホンアミド(0.20g)および1−アセチルピペラジン(0.11g)より、実施例186と同様にして、題記化合物(0.15g、収率64%)を無色結晶として得た。融点145−146℃。
実施例191 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-4-クロロ-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{4-クロロ-2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.26g)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物に0℃で塩化チオニル(0.08mL)加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物、1−アセチルピペラジン(0.15g)、トリエチルアミン(0.17mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で3時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(0.08g、収率25%)を無色結晶として得た。融点224−225℃。
実施例192 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.63g)より、実施例191と同様にして、題記化合物(0.37g、収率41%)を無色結晶として得た。融点221−222℃。
実施例193 N-(2-{5-[(4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-(2-{[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]アミノ}エチル)アセトアミド(0.33g)およびN,N−ジメチルアセトアミド(6mL)の混合物に0℃で塩化クロロアセチル(0.06mL)を加え、0℃で30分間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。
得られた残留物およびN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)の混合物に0℃で水素化ナトリウム(60%、油性、0.06g)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(3:2、容積比)溶出部から、題記化合物(0.07g、収率19%)を無色アモルファス固体として得た。MS:MH=530。
実施例194 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-6-クロロ-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{6-クロロ-2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.42g)より、実施例191と同様にして、題記化合物(0.18g、収率34%)を無色結晶として得た。融点200−201℃。
実施例195 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-6-クロロ-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{6-クロロ-2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.32g)より、実施例191と同様にして、題記化合物(0.14g、収率34%)を無色結晶として得た。融点193−194℃。
実施例196 N-{(3R)-1-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.20g)およびN-[(3R)-ピロリジン-3-イル]アセトアミド(0.10g)より、実施例186と同様にして、題記化合物(0.10g、収率41%)を黄色結晶として得た。融点129−130℃。
実施例197 N-{(3S)-1-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピロリジン-3-イル}アセトアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.20g)およびN-[(3S)-ピロリジン-3-イル]アセトアミド(0.10g)より、実施例186と同様にして、題記化合物(0.12g、収率47%)を黄色結晶として得た。融点130−131℃。
実施例198 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3,4-チアジアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-1,3,4-チアジアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.50g)、塩化チオニル(0.13mL)およびテトラヒドロフラン(25mL)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で3回洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮し、残留物を得た。
得られた残留物、1−アセチルピペラジン(0.31g)、炭酸水素ナトリウム(0.21g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(0.32g、収率50%)を淡黄色結晶として得た。融点194−195℃。
実施例199 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.28g)のアセトニトリル(25mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.39mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-4-ヒドロキシ-2-メチルブチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.50g)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.17g、収率42%)を無色結晶として得た。融点149−150℃。
実施例200 N-メチル-N-{2-[5-メチル-5-(2-(モルホリノ)エチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.90g)のアセトニトリル(25mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.57mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-4-(モルホリノ)ブチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.39g)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(5:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.80g、収率70%)を無色結晶として得た。融点154−155℃。
実施例201 N-メチル-N-{2-[5-メチル-5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.00g)のアセトニトリル(20mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.30mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-(モルホリノ)プロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.43g)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.20g、収率57%)を無色結晶として得た。融点146−147℃。
実施例202 N-メチル-N-{2-[5-メチル-5-(ピペラジン-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(3.09g)のアセトニトリル(20mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.93mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、4-{2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]プロピル}ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.55g)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)した。酢酸エチル層に4規定塩化水素酢酸エチル溶液を加え、析出した固体を濾取、酢酸エチルで洗浄した。得られた固体を飽和重曹水に懸濁させ、30分間かき混ぜた。固体を濾取、水および酢酸エチルで洗浄し、乾燥し、題記化合物(0.49g、収率45%)を無色結晶として得た。融点178−180℃。
実施例203 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-メチル-5-(ピペラジン-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.21g)、無水酢酸(0.30mL)およびピリジン(6mL)の混合物を0℃で、1時間かき混ぜた後、濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(6:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.19g、収率84%)を無色アモルファス固体として得た。MS:532(MH)。
実施例204 N-メチル-N-[2-(5-メチル-5-{[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-メチル-5-(ピペラジン-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.28g)、トリエチルアミン(0.17mL)およびテトラヒドロフラン(6mL)の混合物に0℃で、塩化メタンスルホニル(0.06mL)を加えた。反応混合物を室温で終夜かき混ぜた後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.26g、収率81%)を無色結晶として得た。融点209−210℃。
実施例205 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.02g)のジクロロメタン(10mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.31mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.70g)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3、容積比)溶出部から、題記化合物(0.28g、収率50%)を無色結晶として得た。融点153−154℃。
実施例206 N-[2-(5-シアノ-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.68g)のアセトニトリル(10mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.21mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.43g)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3、容積比)溶出部から、題記化合物(0.27g、収率79%)を無色結晶として得た。融点178−179℃。
実施例207 5-メチル-2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸
N-[2-(5-シアノ-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.15g)、2規定水酸化ナトリウム水溶液(0.36mL)、テトラヒドロフラン(3mL)およびエタノール(3mL)の混合物を4時間、加熱還流させた。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン溶出部から、題記化合物(0.11g、収率69%)を黄色結晶として得た。融点>232℃(分解)。
実施例208 {4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸エチル
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.700g)の N,N−ジメチルホルムアミド(16mL)溶液にピペラジン-1-イル酢酸エチル(0.568g)及びトリエチルアミン(0.46mL)を加え、室温で5時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 50:50〜100:0) で精製後、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、題記化合物(0.531g、収率 57%)を無色結晶として得た。
融点167−169℃。
実施例209 {4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸
{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸エチル(0.490g)のテトラヒドロフラン(10mL)及びメタノール(5mL)の混合溶液に8N水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を加え、室温で16時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、析出した結晶を濾取して、酢酸エチル及び水で洗浄した後、乾燥させ、題記化合物(0.360g、収率 57%)を無色結晶として得た。
融点171−173℃。
実施例210 N-メチル-2-{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸アミド
{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸(0.200g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.061g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.087g)及びN−メチルアミンの2.0 mol/L THF溶液(0.25mL)を加え、室温で15時間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール) で精製後、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、題記化合物(0.150g、収率 67%)を無色結晶として得た。
融点190−192℃。
実施例211 N,N-ジメチル-2-{4-[(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸アミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.250g)の N,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液にN,N-ジメチル-2-ピペラジン-1-イル酢酸アミド(0.208g)及びトリエチルアミン(0.17mL)を加え、室温で15時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール) で精製後、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、題記化合物(0.230g、収率 69%)を無色結晶として得た。
MS m/z 545(M+H)。
実施例212 {4-[(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸エチル
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.460g)の N,N−ジメチルホルムアミド(12mL)溶液にピペラジン-1-イル酢酸エチル(0.385g)及びトリエチルアミン(0.31mL)を加え、室温で15時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン−ヘキサンから再結晶して、題記化合物(0.507g、収率 83%)を無色結晶として得た。
MS m/z 546(M+H)。
実施例213 {4-[(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸
{4-[(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸エチル(0.500g)のテトラヒドロフラン(15mL)及びメタノール(5mL)の混合溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応溶液に10%クエン酸水溶液、酢酸エチル、食塩、テトラヒドロフランを順次加え、析出した結晶を濾取した後、酢酸エチルで洗浄し、乾燥して題記化合物(0.360g、収率 76%)を無色結晶として得た。
MS m/z 518(M+H)。
実施例214 N-メチル-2-{4-[(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}アセトアミド
{4-[(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}酢酸(0.230g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.066g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.093g)を加え、50℃で1時間撹拌した。反応溶液にN−メチルアミンの2.0 mol/L THF溶液(0.60mL)を加え、50℃で1時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール) で精製後、テトラヒドロフラン−ヘキサンから再結晶して、題記化合物(0.100g、収率 42%)を無色結晶として得た。
MS m/z 531(M+H)。
実施例215 N-[2-(8-ベンジル-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[(1-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.30g)のトルエン(60mL)及びテトラヒドロフラン(30mL)混合溶液にローソン試薬(1.94g)を加え、3時間加熱還流した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 5:95〜40:60) で精製後、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、題記化合物(0.063g、収率 5%)を無色結晶として得た。
融点197−199℃。
実施例216 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.628g)から実施例200と同様にして題記化合物(0.240g、49%)を無色結晶として得た。
融点138−140℃。
実施例217 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド 2塩酸塩
トリフェニルホスフィンオキシド(0.409g)のアセトニトリル(3.6mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.124mL)を滴下し、混合物を0℃で10分間撹拌した。反応溶液にN-[2-(ベンジルチオ)-3-(モルホリノ)プロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.215g)のアセトニトリル(3.6mL)溶液を加え、0℃で10分間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 30:70〜100:0)で精製した。生成物を酢酸エチルに溶解した後、4N塩化水素の酢酸エチル溶液を加えることで題記化合物(0.092g、収率 45%)を淡黄色結晶として得た。
融点218−221℃。
実施例218 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
4-{2-(ベンジルチオ)-3-[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]プロピル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(0.330g)から実施例202及び実施例203と同様にして題記化合物(0.026g、2段階の収率 11%)を無色結晶として得た。
融点177−180℃。
実施例219 N-(2-{5-[(3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-(2,2-ジフルオロモルホリノ)プロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.155g)から実施例200と同様にして題記化合物(0.013g、収率 10%)を無色結晶として得た。
融点205−208℃。
実施例220 N-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノエチル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(3.60g)から実施例206と同様にして題記化合物(2.32g、82%)を無色結晶として得た。
融点188−189℃。
実施例221 2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸
N-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.280g)から実施例207と同様にして題記化合物(0.259g、88%)を無色結晶として得た。
融点235−238℃。
実施例222 N-{2-[5-(アミノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
水素化リチウムアルミニウム(0.015g)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に、氷冷下にてN-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.080g)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を滴下した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物に1N水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 80:20〜100:0)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して題記化合物(0.029g、収率 36%)を無色結晶として得た。
融点185−187℃。
実施例223 2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボキサミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸(0.090g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.034g)及びN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.049g)を加え、50℃で45分間撹拌した。反応溶液に28%アンモニア水(2mL)を加え、室温で15時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール = 100:0〜90:10)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.010g、収率 11%)を無色結晶として得た。
融点230−232℃。
実施例224 N-メチル-N-{2-[5-(ピロリジン-1-イルカルボニル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸(0.065g)とピロリジン(0.025mL)から実施例223と同様にして題記化合物(0.034g、収率 47%)を無色結晶として得た。
融点202−204℃。
実施例225 2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸メチル
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸(1.48g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.716g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド・塩酸塩(1.02g)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(0.043g)及びメタノール(0.215mL)を加え、室温で3日間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 50:50〜100:0)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(1.00g、収率 65%)を無色結晶として得た。
融点175−176℃。
実施例226 N-{2-[5-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸メチル(0.181g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、1.0mol/Lメチルマグネシウムブロミド(1.04mL)を加え、50℃で5時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 20:80〜80:20)で精製して、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.054g、収率30%)を淡黄色結晶として得た。
融点174−175℃。
実施例227 N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸メチル(0.126g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、水素化ホウ素リチウム(0.035g)及びメタノール(1mL)を順次加え、室温で2時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 20:80〜100:0)で精製して、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.105g、収率 89%)を無色結晶として得た。
融点207−208℃。
実施例228 N-メチル-N-(2-{5-[(4-オキソヘキサヒドロピラジノ[2,1-c][1,4]オキサジン-8(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(150mg)、トリエチルアミン(150μL)、ヘキサヒドロピラジノ[2,1-c][1,4]オキサジン-4(3H)-オン塩酸塩(135mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を室温で3時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(85mg、収率45%)を無色アモルファスとして得た。MS 544(M+1)。
実施例229 N-メチル-N-(2-{5-[(3-オキソテトラヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4-a]ピラジン-7(1H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(150mg)、トリエチルアミン(150μL)、ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,4-a]ピラジン-3-オン塩酸塩(125mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を室温で3時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(103mg、収率56%)を無色アモルファスとして得た。MS 530(M+1)。
実施例230 N-メチル-N-(2-{5-[(2-オキソ-1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-8-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(150mg)、トリエチルアミン(150μL)、1-オキサ-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-オン(110mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を室温で3時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(82mg、収率43%)を無色結晶として得た。融点224℃。
実施例231 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(シクロプロピルメチル)チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、トリエチルアミン(60μL)、1-アセチルピペラジン(55mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)の混合物を室温で16時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(91mg、収率76%)を無色結晶として得た。MS 556(M+1)。
実施例232 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(300mg)および1-アセチルピペラジン(176mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(180mg、収率50%)を無色結晶として得た。MS 530(M+1)。
実施例233 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-(エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(エトキシエチル)チオフェン-2-スルホンアミド(82mg)および1-アセチルピペラジン(176mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(48mg、収率50%)を無色結晶として得た。MS 574(M+1)。
実施例234 N-メチル-N-(2-{5-[(2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(424mg)、トリエチルアミン(693μL)、4-アミノブタン酸エチル2塩酸塩(335mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で16時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から4-{[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]アミノ}ブタン酸エチルを粗生成物として得た。これとメタノール(2mL)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(4mL)、テトラヒドロフラン(4mL)の混合物を45℃で20時間攪拌した。1規定塩酸水溶液で中和し、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部より、題記化合物(49mg、収率10%)を無色結晶として得た。MS 473(M+1)。
実施例235 N-エチル-N-(2-{5-[(3-オキソピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(300mg)およびピペラジン-2-オン(137mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(176mg、収率52%)を無色結晶として得た。MS 502(M+1)。
実施例236 N-{2-[5-(5,6-ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド
J. Med. Chem. 2005, 48, 141-151に従って調製した5,6,7,8-テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン一塩酸塩(360mg)および、N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(438mg)より、実施例228と同様にして、題記化合物(280mg、収率53%)を無色結晶として得た。MS 526(M+1)。
実施例237 N-エチル-N-(2-{5-[(4-メチル-3-オキソピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(300mg)および1-メチルピペラジン-2-オン(300mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(280mg、収率80%)を無色結晶として得た。MS 516(M+1)。
実施例238 N-エチル-N-[2-(5-{[3-(トリフルオロメチル)-5,6-ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル]メチル}-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
J. Med. Chem. 2005, 48, 141-151に従って調製した3-(トリフルオロメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン一塩酸塩(300mg)および、N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(280mg)より、実施例228と同様にして、題記化合物(220mg、収率54%)を無色結晶として得た。MS 594(M+1)。
実施例239 N-エチル-N-(2-{5-[(3-メチル-5,6-ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
Heterocycles, 1989, 28, 239-248に従って調製した3-メチル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン(81mg)と、メタノール(10mL)、10%パラジウム炭素(30mg)の混合物を水素雰囲気下で3日間かき混ぜた。セライトを用いて濾過し、濾液を濃縮して油状物を得た。この油状物と、N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド(300mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(31mg、収率7%)を無色結晶として得た。MS 540(M+1)。
実施例240 N-{2-[5-(5,6-ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イルメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
J. Med. Chem. 2005, 48, 141-151に従って調製した5,6,7,8-テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン一塩酸塩(240mg)および、N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(200mg)より、実施例228と同様にして、題記化合物(49mg、収率21%)を無色結晶として得た。MS 512(M+1)。
実施例241 N-メチル-N-(2-{5-[(4-メチル-3-オキソピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(200mg)および1-メチルピペラジン-2-オン(200mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(50mg、収率21%)を無色結晶として得た。MS 502(M+1)。
実施例242 N-メチル-N-(2-{5-[(3-メチル-5,6-ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
Heterocycles, 1989, 28, 239-248に従って調製した3-メチル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン(81mg)と、メタノール(10mL)、10%パラジウム炭素(30mg)の混合物を水素雰囲気下で3日間かき混ぜた。セライトを用いて濾過し、濾液を濃縮して油状物を得た。この油状物と、N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(216mg)より、実施例186と同様にして、題記化合物(50mg、収率19%)を無色結晶として得た。MS 526(M+1)。
実施例243 N-メチル-N-[2-(8-オキサ-1-チア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.15g)のアセトニトリル(20mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.35mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-{[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.76g)を加えた。反応混合物を10℃で1時間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.22g、収率36%)を無色結晶として得た。融点189−191℃。
実施例244 N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド 塩酸塩
4-(ベンジルチオ)-4-{[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]メチル}ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.20g)より、実施例243と同様にして、N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(515mg、63%)を無色結晶として得た。
得られた結晶(100mg)およびメタノール(5mL)の混合物に0℃で、10%塩化水素メタノール溶液(0.5mL)を加えた。反応溶液を濃縮し、生じた結晶をメタノールで洗浄、乾燥し、題記化合物(53mg、収率50%)を黄色結晶として得た。融点248−250℃(分解)。
実施例245 N-[2-(8-アセチル-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、ピリジン(0.022mL)、テトラヒドロフラン(2mL)およびアセトニトリル(1mL)溶液に0℃で無水酢酸(0.022mL)をゆっくり加え、1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、1規定塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で順次、洗浄し、乾燥(NaSO)後、濃縮した。得られた結晶をテトラヒドロフラン−ヘプタンで再結晶し、題記化合物(88mg、収率82%)を無色結晶として得た。融点216−218℃。
実施例246 N,N-ジメチル-2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-カルボキサミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(82mg)、ジメチルカルバミン酸クロリド(100μL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリエチルアミン(100μL)を加え、室温で30分攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(43mg、収率46%)を無色結晶として得た。融点245℃。
実施例247 N-メチル-N-(2-{8-[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)メチル]-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、1-メチル-1H-イミダゾール-2-カルボアルデヒド(33mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(125mg)を加え、室温で18時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(14mg、収率12%)を無色結晶として得た。融点103℃。
実施例248 N-メチル-N-{2-[8-(メチルスルホニル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(82mg)、メタンスルホニルクロリド(100μL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリエチルアミン(100μL)を加え、室温で30分攪拌した。反応液を濃縮し、水を加えた。析出した結晶を濾取し、水で洗浄した。得られた結晶をテトラヒドロフランから再結晶し、標題化合物(42mg、収率36%)を無色結晶として得た。融点251℃。
実施例249 N-[2-(8-エチル-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、アセトアルデヒド(90%)(100μL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(125mg)を加え、室温で30分攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(83mg、収率80%)を無色結晶として得た。融点215℃。
実施例250 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-4-メチル-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.15g)およびN-アセチルピペラジン(90mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)の溶液に氷冷下、炭酸カリウム(120mg)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出後、水および食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1〜7:3)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化し、題記化合物(95mg、収率52%)を無色結晶として得た。融点171−172℃。
実施例251 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-4-メチル-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.13g)および3-ピロリジノール(60mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)の溶液に氷冷下、炭酸カリウム(110mg)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出後、水および食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1〜7:3)に付し、得られた淡黄色結晶を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄し、題記化合物(85mg、収率59%)を淡黄色プリズム晶として得た。融点190−191℃。MS:489(MH)。
実施例252 N-(2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}-4-メチル-1H-インドール-7-イル)-N-エチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(0.20g)およびN-アセチルピペラジン(0.11g)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)の溶液に氷冷下、炭酸カリウム(0.14g)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出後、水および食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:7〜6:4)に付し、得られた無色結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶化し、題記化合物(112mg、収率47%)を無色結晶として得た。融点157−158℃。
参考例94 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミドの光学活性体
N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.0g)をキラルカラム[Column; CHIRALPAK AD 50 mmID×500mmL, Mobile phase; Hexane/EtOH=50/50, Flow rate; 60 mL/min, Temperature; 40 ℃, Detection; UV 220 nm, Injection; 120 mg in mobile phase (25 mL)/load]を用いて光学分割を行い、光学活性体(保持時間大、980mg)及び(保持時間小、984mg)を得た。
保持時間大 MS m/z 585(M+H)。
保持時間小 MS m/z 585(M+H)。
参考例95 N-[2-(ベンジルチオ)-3-(1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカ-8-イル)-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.00g)および1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン(0.54g)より、参考例41と同様にして、題記化合物(0.72g、収率53%)を無色アモルファス固体として得た。MS:655(MH)。
参考例96 8-(ベンジルチオ)-8-(ニトロメチル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン
1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-オン(6.00g)、ベンジルメルカプタン(5.00mL)、ニトロメタン(20mL)、エチレンジアミン(2.83mL)およびアセトニトリル(25mL)の混合物を3時間、加熱還流させた。反応混合物を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3、容積比)溶出部から、題記化合物(8.96g、収率72%)を無色結晶として得た。融点121−122℃。
参考例97 N-{[8-(ベンジルチオ)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカ-8-イル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
水素化リチウムアルミニウム(2.63g)およびテトラヒドロフラン(50mL)の混合物に室温で、8-(ベンジルチオ)-8-(ニトロメチル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン(8.96g)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液を1時間かけて加えた。反応混合物を室温で30分間かき混ぜた後、エタノール(15mL)、水(10mL)の順に加え、生じた無機塩を濾過により除いた。濾液を濃縮し、酢酸エチルに溶解し、乾燥(MgSO)後、濃縮し、1-[8-(ベンジルチオ)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカ-8-イル]メタンアミン(10.02g)を粗油状物として得た。
上記粗油状物(1.30g)、7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.00g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.48g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.68g)を加え、50℃で2時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(1.45g、収率80%)を無色結晶として得た。融点211−212℃。
参考例98 N-{[1-(ベンジルチオ)-4-オキソシクロヘキシル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-{[8-(ベンジルチオ)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカ-8-イル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.21g)および酢酸(15mL)の混合物を80℃で24時間かき混ぜた後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン−メタノール(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.79g、収率71%)を無色アモルファス固体として得た。MS:568(MH)。
参考例99 7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.00g)のピリジン(10mL)溶液に0℃で2-クロロピリジン-3-スルホニルクロリド(1.99g)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、10%クエン酸水溶液、飽和食塩水の順に洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮し、7-{[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル]アミノ}-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.32g)を粗油状物として得た。
上記粗油状物(1.32g)、ヨウ化メチル(0.20mL)、炭酸カリウム(0.46g)およびN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物を室温で、4時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2、容積比)溶出部から、題記化合物(0.86g、収率63%)を無色結晶として得た。融点158−159℃。
参考例100 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.86g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(4.2mL)、メタノール(6mL)およびテトラヒドロフラン(6mL)の混合物を50℃で、1時間かき混ぜた。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えた後、濃縮し、生じた結晶をろ取し、水洗、乾燥し、濃縮して7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸を粗結晶として得た。
上記粗結晶、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(0.82g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.85g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(1.21g)を加え、室温で2時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(1.07g、収率85%)を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.50 (3H, s), 2.94 (1H, q, J=5.6 Hz), 3.40 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.50-3.62 (4H, m), 3.80-3.92 (3H, m), 4.36 (1H, d, J=4.8 Hz), 6.66-6.78 (4H, m), 7.14-7.37 (6H, m), 8.04 (1H, dd, J=2.1, 8.1 Hz), 8.50 (1H, dd, J=2.1, 4.8 Hz), 9.54 (1H, brs)。
参考例101 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.07g)より、参考例40と同様にして、題記化合物(1.00g、定量的)を黄色油状物として得た。MS:557(MH)。
参考例102 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.00g)およびモルホリン(0.31g)より、参考例41と同様にして、題記化合物(1.10g、収率98%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:628(MH)。
参考例103 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(3.0g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(2.4g)、N-エチルジイソプロピルアミン(3.7mL)およびO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(4.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液を室温で8時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:3−3:2)に付し、題記化合物(4.75g、収率:97%)を淡黄色油状物として得た。MS:542(MH)。
参考例104 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(4.75g)、アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(1.0g)、アセトン(100mL)および水(0.4mL)の混合物を室温で20時間攪拌した。アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂をろ去し、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:3−3:2)に付し、題記化合物(4.4g、収率:100%)を無色アモルファス固体として得た。MS:528(MH)。
参考例105 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.05g)およびモルホリン(0.35g)より、参考例41と同様にして、題記化合物(1.01g、収率85%)を無色アモルファス固体として得た。MS:599(MH)。
参考例106 N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノエチル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.78g)より、参考例43と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-(ヒドロキシイミノ)プロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.20g)を無色アモルファス固体として得た。このアモルファス固体(1.20g)より、参考例44と同様にして、題記化合物(1.10g、収率95%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:525(MH)。
参考例107 7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
ピリジン-3-スルホニルクロリド(10.0g)、7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(10.0g)、ピリジン(30mL)の混合物を50℃で2時間攪拌した。反応混合物を濃縮後、酢酸エチル(500mL)、1規定塩酸(500mL)で希釈し、有機層を飽和重曹水溶液、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン=3:7、容積比)で精製して淡黄色固体を得た。得られた固体をN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)に溶解し、炭酸カリウム(11.6g)、ヨウ化メチル(8.0g)を加えて、反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液を酢酸エチル(500mL)、飽和食塩水(500mL)で希釈後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣を、6規定塩酸(80mL)、テトラヒドロフラン(100mL)およびエタノール(100mL)の混合液に溶解させ、100℃で3時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)、飽和食塩水(500mL)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。残渣を2規定水酸化ナトリウム水溶液(100mL)、テトラヒドロフラン(100mL)及びエタノール(100mL)の混合液に溶解させ、80℃で1時間攪拌した。反応混合液を酢酸エチル(500mL)および1規定塩酸(500mL)で希釈した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮し、得られた粗生成物固体を酢酸エチル及びヘキサンで洗浄して、題記化合物(4.92g、収率37%)を淡黄色固体として得た。LC−MS:332(MH)。
参考例108 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(658mg)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(576mg)、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1021mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.86mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)、1規定塩酸(100mL)で希釈し、有機層を飽和重曹水溶液、飽和食塩水の順で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:6、容積比)で精製し、淡黄色固体を得た。これと、アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(176mg)、水(88μL)およびアセトン(20mL)の混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:6、容積比)で精製し、淡黄色油状物(790mg)を得た。得られた油状物、モルホリン(280mg)、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(1.02g)および1,2−ジクロロエタン(5mL)の混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)、飽和重曹水水(100mL)で希釈し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1、容積比)で精製し、題記化合物(410mg、収率39%)を白色固体として得た。LC−MS:580(MH)。
参考例109 7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.99g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(1.22g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(1.73g)、N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)の混合物を、60℃で30分攪拌した。混合物を0℃に冷却し、28%アンモニア水(912μL)を加えて、30分攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)および水(200mL)で希釈し、飽和食塩水(200mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。得られた残渣(780mg)、ローソン試薬(573mg)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物を70℃で2時間攪拌した。反応混合物にトルエンを加えて析出した固体をろ取し、題記化合物(450mg、収率55%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:3.29 (3H, s), 6.59 (1H, d, J=7.2 Hz), 6.96 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.36 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.67 (2H, t, J=7.6 Hz), 8.01 (1H, dd, J=6.3, 2.1 Hz), 8.73 (1H, d, J=1.9 Hz), 8.91 (1H, d, J=3.0 Hz), 9.61 (1H, s), 9.80 (1H, s), 10.63 (1H, s).
参考例110 1,3-チアゾール-2-スルホニルクロリド
1,3-チアゾール-2-チオール(5.0g)、酢酸(150mL)、水(50mL)の混合物を0℃に冷却し、反応温度が20℃以上にならないように塩素ガスを吹き込んだ。反応温度の上昇がとまった時点で、塩素ガスを吹き込むのをやめ、窒素ガスを吹き込んだ。反応混合物をジエチルエーテル(100mL)、飽和食塩水(100mL)で希釈し、有機層を10%亜硫酸ナトリウム水溶液(100mL)、重曹水(300mL)、飽和食塩水(300mL)の順で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮して、題記化合物(6.61g、収率84%)を赤色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:7.91 (1H, d, J=3.2 Hz), 8.14 (1H, d, J=3.2 Hz).
IR (KBr) cm-1 : 1391, 1196.
参考例111 7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
1,3-チアゾール-2-スルホニルクロリド(2.5g)、7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.47g)、ピリジン(5mL)の混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)、1規定塩酸(100mL)で希釈し、有機層を重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン=3:7、容量比)で精製して淡黄色固体(2.50g)を得た。これを、N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.61g)、ヨウ化メチル(1.79g)を加えて、反応混合物を終夜攪拌した。反応混合液を酢酸エチル(200mL)、飽和食塩水(200mL)で希釈後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮して淡黄色油状物を得た。これを6規定塩酸(30mL)、テトラヒドロフラン(30mL)およびエタノール(30mL)の混合液に溶解させ、100℃で3時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)、飽和食塩水(100mL)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。残渣を2規定水酸化ナトリウム水溶液(36mL)、テトラヒドロフラン(30mL)及びエタノール(30mL)の混合液に溶解させ、室温で4時間攪拌した。反応混合液を酢酸エチル(200mL)および1規定塩酸(100mL)で希釈した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮し、粗生成物固体を酢酸エチル及びヘキサンで洗浄して、題記化合物(1.65g、収率80%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:3.40 (3H, s), 6.74 (1H, d, J=7.6 Hz), 6.98 (1H, t, J=7.4 Hz), 7.18 (1H, s), 8.24 (2H, s), 12.2 (1H, s), 13.1 (1H, brs).
参考例112 7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.65g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(991mg)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(1.41g)、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を、60℃で30分攪拌した。混合物を0℃に冷却し、28%アンモニア水(600μL)を加えて、室温で終夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)および水(200mL)で希釈し、飽和食塩水(200mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮して、得られた残渣を、50%酢酸エチル−ヘキサン混合液を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、題記化合物(1.30g、収率79%)を白色固体として得た。融点220−221℃。
参考例113 1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
参考例3と同様にして、7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.28g)、ピリジン-2-スルホニルクロリド1塩酸塩(1.00g)より題記化合物(1.33g、収率73%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:1.35 (3H, t), 3.10 (3H, s), 4.34 (2H, q, J=7.1 Hz), 6.31 (2H, s), 6.58-6.67 (1H, m), 6.93 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.37-7.42 (1H, m), 7.59 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.67-7.74 (1H, m), 7.79 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.99-8.07 (1H, m), 8.83 (1H, d, J=3.8 Hz), 10.26 (1H, s)。
参考例114 1-(メトキシメチル)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
参考例4と同様にして、1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.33g)より題記化合物(1.25g、収率91%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:1.35 (3H, t, J=7.1 Hz), 3.15 (3H, s), 3.47 (3H, s), 4.30-4.42 (2H, m), 6.26 (2H, d, J=1.1 Hz), 6.66 (1H, dd, J=7.6, 1.0 Hz), 7.01 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.43-7.46 (1H, m), 7.68-7.83 (3H, m), 8.04-8.12 (1H, m), 8.89-8.93 (1H, m)。
参考例115 7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
参考例5と同様にして、1-(メトキシメチル)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.25g)より題記化合物(800mg、収率72%)を無色アモルファス固体として得た。MS:360(MH)。
参考例116 7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
参考例6と同様にして、7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(800mg)より、題記化合物(658mg、収率89%)を白色固体として得た。MS:332(MH)。
参考例117 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例48と同様にして、7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(658mg)と2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(576mg)より、題記化合物(1050mg、収率95%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.80-3.04 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.39 (3H, s), 3.48 (3H, s), 3.55-3.73 (1H, m), 3.78-3.92 (3H, m), 4.36 (1H, d, J=4.5 Hz), 6.73 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.82 (1H, s), 7.11 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.16-7.22 (1H, m), 7.23-7.30 (3H, m), 7.32-7.38 (2H, m), 7.57-7.69 (2H, m), 7.90-8.03 (1H, m), 8.07-8.15 (1H, m), 9.18-9.32 (1H, m), 12.33 (1H, brs)。
参考例118 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例40と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1050mg)より題記化合物(800mg、収率83%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.31 (3H, s), 3.55-3.62 (1H, m), 3.66-3.92 (4H, m), 6.43 (1H, t, J=6.1 Hz), 6.77 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.11 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.21-7.25 (1H, m), 7.26-7.39 (5H, m), 7.58-7.68 (2H, m), 7.93-8.05 (1H, m), 8.12 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.19-9.25 (1H, m), 9.43 (1H, d, J=1.9 Hz), 12.42 (1H, brs)。
参考例119 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例41と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(275mg)およびモルホリン(47.1mg)より題記化合物(80mg、収率26%)を無色アモルファス固体として得た。MS:580(MH)。
参考例120 7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例7と同様にして、7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.14g)より題記化合物(1.13g、収率100%)を無色アモルファス固体として得た。MS:331(MH)。
参考例121 7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
参考例14と同様にして、7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.13g)より題記化合物(1.19g、収率100%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:347(MH)。
参考例122 7-[(2-フリルスルホニル)アミノ]-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
参考例3と同様にして、7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.10g)、フラン-2-スルホニルクロリド(2.50g)より題記化合物(4.00g、収率70%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:1.34 (3H, t), 3.08 (3H, s), 4.34 (2H, q, J=7.2 Hz), 6.24 (2H, s), 6.57 (1H, dd, J=7.5, 1.1 Hz), 6.68 (1H, dd, J=3.6, 1.7 Hz), 6.97 (1H, dd, J=3.5, 0.8 Hz), 7.04 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.38-7.43 (1H, m), 7.67 (1H, d, J=7.3 Hz), 8.07 (1H, d, J=0.9 Hz), 10.32 (1H, s)。
参考例123 7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
参考例4と同様にして、7-[(2-フリルスルホニル)アミノ]-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.00g)より題記化合物(3.90g、収率94%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.41 (3H, t, J=7.0 Hz), 3.31 (3H, s), 3.44 (3H, s), 4.32-4.45 (2H, m), 6.24-6.46 (2H, m), 6.57 (1H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.65 (1H, d, J=6.8 Hz), 6.94 (1H, d, J=3.0 Hz), 7.03 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.38 (1H, s), 7.60-7.72 (2H, m)。
参考例124 7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
参考例5と同様にして、7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.90g)より題記化合物(2.58g、収率100%)を無色アモルファス固体として得た。MS:349(MH)。
参考例125 7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
参考例6と同様にして、7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.00g)より題記化合物(2.76g、収率100%)を白色固体として得た。MS:321(MH)。
参考例126 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例48と同様にして、7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.20g)および2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(1.09g)より、題記化合物(2.04g、収率100%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.87-2.99 (1H, m), 3.37-3.39 (3H, m), 3.47 (3H, s), 3.52-3.68 (1H, m), 3.77-3.90 (3H, m), 4.34 (1H, d, J=4.5 Hz), 6.51 (1H, dd, J=3.5, 1.8 Hz), 6.72 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.81 (1H, dd, J=7.6, 0.8 Hz), 6.92 (1H, dd, J=3.5, 0.8 Hz), 7.04 (1H, t, J=7.7 Hz), 7.15-7.25 (2H, m), 7.27-7.40 (4H, m), 7.56-7.63 (1H, m), 7.67 (1H, dd, J=1.8, 0.8 Hz), 9.42 (1H, d, J=1.1 Hz)。
参考例127 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例40と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.04g)より題記化合物(830mg、収率44%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.40 (3H, s), 3.53-3.63 (1H, m), 3.67-3.85 (4H, m), 6.41 (1H, s), 6.51 (1H, dd, J=3.6, 1.9 Hz), 6.73-6.83 (2H, m), 6.91 (1H, dd, J=3.5, 0.8 Hz), 7.03 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.28-7.32 (1H, m), 7.33-7.40 (4H, m), 7.58 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.66 (1H, dd, J=1.8, 0.8 Hz, 9.35-9.53 (2H, m)。
参考例128 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例41と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(830mg)およびモルホリン(292mg)より題記化合物(860mg、収率91%)を無色アモルファス固体として得た。MS:569(MH)。
参考例129 7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例7と同様にして、7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1500mg)より題記化合物(1495mg、収率100%)を無色アモルファス固体として得た。MS:320(MH)。
参考例130 7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
参考例14と同様にして7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1520mg)より題記化合物(1280mg、収率80%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:336(MH)。
参考例131 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例48と同様にして、7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(5.00g)および2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(4.5g)より、題記化合物(7.00g、収率83%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.00-3.09 (1H, m), 3.42 (3H, s), 3.48 (3H, s), 3.84 (2H, d, J=1.3 Hz), 4.02-4.17 (2H, m), 4.40 (1H, d, J=3.8 Hz), 6.62-6.67 (1H, m), 6.75 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.10-7.24 (6H, m), 7.27-7.36 (3H, m), 7.46-7.54 (2H, m), 9.40 (1H, s), 11.15 (1H, s)。
参考例132 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例40と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(7.00g)より題記化合物(3.00g、収率47%)を無色アモルファス固体として得た。
MS:500(MH)。
参考例133 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例41と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(3.00g)およびモルホリン(1.06g)より題記化合物(2.74g、収率80%)を無色アモルファス固体として得た。MS:571(MH)。
参考例134 1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(7.0g)をテトラヒドロフラン(30mL)−メタノール(20mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(3.0gの水酸化カリウムを水10mLに溶解して調製)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡桃色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(5.94g、収率:91%)を無色結晶として得た。MS:332(MH)。融点:199−200℃。
参考例135 7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(5.00g)より、参考例7と同様にして、1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(4.99g)を無色アモルファス固体として得た後、1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボサミドより参考例5と同様にして、題記化合物(3.10g、収率71%)を無色アモルファス固体として得た。MS:317(MH)。
参考例136 7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
参考例14と同様にして、7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(3.10g)より題記化合物(3.20g、収率98%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:333(MH)。
参考例137 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.94g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(0.70g)、N-エチルジイソプロピルアミン(1.0mL)およびO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液を室温で20時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:6−6:4)に付し、題記化合物(1.6g、収率:100%)を淡黄色油状物として得た。MS:553(MH)。
参考例138 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-1-(メトキシメチル)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-1-(メトキシメチル)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.52g)および炭酸カリウム(0.54g)のN,N−ジメチルホルムアミド(14mL)溶液に氷冷下でヨウ化メチル(0.16mL)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を氷冷し、炭酸カリウム(0.30g)およびヨウ化メチル(0.16mL)をさらに加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:6−6:4)に付し、題記化合物(1.6g、収率:100%)を無色油状物として得た。MS:599(MH)。
参考例139 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.60g)、チオモルホリン(0.21mL)および1,2-ジクロロエタン(25mL)の混合物にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(0.65g)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液を希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=35:65−55:45)に付し、題記化合物(0.67g、収率:95%)を無色油状物として得た。MS:596(MH)。
参考例140 1-(メトキシメチル)-7-{[(2-メトキシフェニル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-1-(メトキシメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(12.0g)およびピリジン(100mL)の混合物に2−メトキシベンゼンスルホニルクロリド(10.0g)を氷冷下で加えた後、氷冷下から室温で20時間攪拌した。反応混合物を濃縮後、酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄し、題記化合物(16.58g、収率89%)を淡灰色結晶として得た。融点:106−107℃。
参考例141 1-(メトキシメチル)-7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
1-(メトキシメチル)-7-{[(2-メトキシフェニル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(11.0g)および炭酸カリウム(5.9g)のN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)溶液に氷冷下でヨウ化メチル(2.7mL)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:2−4:1)に付し、得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄し、題記化合物(10.9g、収率:89%)を無色針状晶として得た。融点:124−125℃。
参考例142 7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
1-(メトキシメチル)-7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(10.9g)、6N-塩酸(50mL)、テトラヒドロフラン(50mL)およびメタノール(50mL)の混合物を90℃で24時間攪拌した。反応溶液の有機溶媒を減圧下留去し、残渣を酢酸エチルで希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(50mL)−メタノール(50mL)の混合溶媒に溶解し、この溶液に水酸化カリウム水溶液(4.2gの水酸化カリウムを水30mLに溶解して調製)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡茶色結晶をろ去し、酢酸エチル-ヘキサンで洗浄した。ろ液を減圧下濃縮し、得られた結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(6.47g、粗収率:71%)を淡黄色結晶として得た。MS:361(MH)。
参考例143 7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(3.0g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール・アンモニア錯体(1.65g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド・塩酸塩(2.1g)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄し、題記化合物(2.82g、粗収率94%)を淡桃色結晶として得た。MS:360(MH)。
参考例144 7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.82g)、ローソン試薬(1.6g)およびテトラヒドロフラン(250mL)の混合物を70℃で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(2.3g、収率:78%)を淡黄色結晶として得た。MS:376(MH)。
参考例145 7-({[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.1g)およびピリジン(60mL)の混合物に2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(5.0g)を氷冷下で加えた後、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応混合物を濃縮後、酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液および飽和食塩水で洗浄後、シリカゲルに通した。溶出液を減圧濃縮し、得られた淡茶色油状物を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化し、題記化合物(7.3g、収率88%)を淡茶色結晶として得た。MS:413(MH)。融点:138−139℃。
参考例146 7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-({[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.0g)および炭酸カリウム(2.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液に氷冷下でヨウ化メチル(0.75mL)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を氷冷し、ヨウ化メチル(0.75mL)をさらに加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=20:80−35:65)に付し、得られた粗生成物をさらに3回、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=5:95−10:90)に付し、題記化合物(3.7g、収率:72%)を淡黄色油状物として得た。MS:427(MH)。
参考例147 7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボン酸
7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.7g)をテトラヒドロフラン(25mL)−メタノール(25mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(1.5gの水酸化カリウムを水20mLに溶解して調製)を加え、室温で2日間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた無色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(2.7g、収率:63%)を無色結晶として得た。MS:399(MH)。融点:211−212℃。
参考例148 7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボン酸(2.65g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(1.3g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド・塩酸塩(1.7g)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた無色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(2.6g、収率98%)を無色結晶として得た。MS:398(MH)。融点:223−224℃。
参考例149 7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.6g)、ローソン試薬(1.3g)およびテトラヒドロフラン(50mL)の混合物を60℃で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた油状物をトルエンから結晶化し、題記化合物(2.65g、収率:100%)を淡黄色結晶として得た。MS:414(MH)。
参考例150 N-[2-(ベンジルチオ)-3-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)プロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.30g)、チオモルホリン 1,1-ジオキシド(0.15g)および1,2-ジクロロエタン(12mL)の混合物にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(0.25g)を加え、室温で2日間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=25:75−40:60)に付し、題記化合物(0.37g、収率:100%)を無色油状物として得た。MS:628(MH)。
参考例151 7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3g)のピリジン(30mL)溶液に、氷冷下、1-メチル-1H-イミダゾール-2-スルホニルクロリド(3.6g)を加えた後1時間攪拌した。反応液を濃縮後、残渣を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。酢酸エチル層を1規定塩酸、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、乾燥(MgSO)し、濃縮した。得られた残留物をDMF(30mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.1g)とヨウ化メチル(2.1g)を室温で加えた。室温で3時間攪拌後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、1規定塩酸、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、乾燥(MgSO)し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=50:50溶出部から、標題化合物(3.0g、収率59%)を白色結晶として得た。融点120℃。
参考例152 7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸
7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.87g)をテトラヒドロフラン(30mL)−メタノール(20mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(2.0gの水酸化カリウムを水20mLに溶解して調製)を加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮してメタノールを留去した後、得られた残渣をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、題記化合物(2.65g、収率:100%)を無色結晶として得た。MS:335(MH)。融点:241−242℃。
参考例153 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸(2.64g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(2.10g)、N-エチルジイソプロピルアミン(3.2mL)およびO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(3.6g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=35:65−50:50)に付し、題記化合物(4.5g、収率:100%)を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.92 (1H, td, J=10.5, 6.3 Hz), 3.38 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.53 (3H, s), 3.54-3.68 (1H, m), 3.80-3.90 (1H, m), 3.83 (3H, s), 4.34 (1H, d, J=4.5 Hz), 6.72 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.78 (1H, brt, J=5.4 Hz), 6.97 (1H, d, J=0.9 Hz), 7.08-7.40 (8H, m), 7.65 (1H, d, J=8.1 Hz), 12.46 (1H, brs)。
参考例154 2-{[2-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ヒドラゾノ}プロパン酸エチル
2-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)アニリン(56.0g)と6規定塩酸(210 mL)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(18.6g)の水溶液(100 mL)を液温4−10℃で滴下した。滴下終了後5℃で1時間攪拌した。不溶物をろ過して除き、ろ液を、2−メチルアセト酢酸エチル(40.4g)、水酸化カリウム(85%、99.0g)、エタノール(200 mL)、水(500 mL)の混合物に0℃で滴下し、滴下終了後30分攪拌した。反応液に水を加え室温で撹拌し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を酢酸エチルに溶解し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1、容積比)溶出部から、題記化合物(7.41g、収率8.8%)を黄色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.40 (3H, t, J=7.06 Hz), 2.25 (3H, s), 4.36 (2H, q, J=7.16 Hz), 7.50 (1H, dd, J=9.42, 2.64 Hz), 8.02-8.15 (2H, m), 10.90 (1H, s)。
参考例155 7-ニトロ-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
2-{[2-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ヒドラゾノ}プロパン酸エチル(6.30g)とポリリン酸(60g)の混合物を95℃で1時間撹拌した。反応混合物を氷水に加え、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(98:2から4:1、容積比)で溶出して得られた結晶をヘキサンで洗浄して題記化合物(3.06g、収率51%)を黄色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.45 (3H, t, J=7.19 Hz), 4.48 (2H, q, J=7.19 Hz), 7.38 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.93 (1H, s), 8.19 (1H, s), 10.36 (1H, brs)。
参考例156 7-アミノ-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-ニトロ-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.06g)、10%パラジウム−炭素(50%含水、600mg)、テトラヒドロフラン(150mL)の混合物を水素雰囲気下常圧で接触還元した。パラジウム−炭素をろ過により除去した後、ろ液を濃縮した。得られた結晶をヘキサンで洗浄し、題記化合物(2.63g、収率95%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して無色プリズム晶を得た。融点190−191℃。
参考例157 7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.53g)およびピリジン(50mL)の混合物にチオフェン-2-スルホニルクロリド(1.94g)を0℃で加えた後、室温で4時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮した後、1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、題記化合物(3.40g、収率89%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶を得た。融点196−197℃。
参考例158 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.30g)、炭酸カリウム(1.05g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)の混合物を0℃で30分攪拌した。ヨウ化メチル(1.08g)を反応混合物へ0℃で加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(9:1−3:1、容積比)で溶出し、題記化合物(2.26g、収率66%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶を得た。融点149−150℃。
参考例159 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.19g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)、テトラヒドロフラン(10mL)およびエタノール(10mL)の混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をヘキサンで洗浄し、題記化合物(2.05g、収率100%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:3.27 (3H, s), 6.50 (1H, d, J=1.51 Hz), 7.23 (1H, d, J=2.07 Hz), 7.28 (1H, dd, J=5.09, 3.77 Hz), 7.56 (1H, dd, J=3.77, 1.32 Hz), 7.71 (1H, s), 8.08 (1H, dd, J=5.09, 1.32 Hz), 12.29 (1H, d, J=1.13 Hz), 13.23 (1H, brs)。
参考例160 7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸(1.60g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.77g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.09g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。28%アンモニア水(320mg)を反応混合物に加え、さらに室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をクエン酸水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をヘキサンで洗浄し、題記化合物(1.25g、収率79%)を淡褐色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して淡黄色プリズム晶を得た。融点228−229℃。
参考例161 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸(600mg)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(410mg)、ジイソプロピルエチルアミン(450mg)およびN、N-ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU、720mg)を室温で加え、2.5日撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出し、題記化合物(600mg、収率67%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.89-2.94 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.38 (3H, s), 3.48 (3H, s), 3.56-3.65 (1H, m), 3.79-3.88 (3H, m), 4.34 (1H, d, J=4.5 Hz), 6.44 (1H, d, J=1.2 Hz), 6.72 (1H, d, J=2.4 Hz), 6.80-6.84 (1H, m), 7.11-7.36 (6H, m), 7.41-7.47 (2H, m), 7.64-7.67 (1H, m), 9.89 (1H, brs)。
参考例162 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド(600mg)、アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(120mg)、水(0.05mL)およびアセトン(15mL)の混合物を室温で15時間撹拌した。不溶物を濾過して除き、濾液を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−3:1、容積比)で溶出し、題記化合物(560mg、収率100%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.30 (3H, s), 3.55-3.68 (1H, m), 3.73-3.85 (4H, m), 6.38-6.56 (2H, m), 6.75 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.05-7.19 (1H, m), 7.23-7.48 (7H, m), 7.64-7.71 (1H, m), 9.43 (1H, d, J=1.51 Hz), 9.67 (1H, brs)。
参考例163 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド(560mg)と、1,2-ジクロロエタン(15mL)の混合物にモルホリン(170mg)を室温で加えた。反応混合物を室温で30分撹拌した後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(590mg)を室温で加え、さらに15時間室温で撹拌した。反応混合物にモルホリン(170mg)を室温で加え、室温で30分撹拌した後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(590mg)を室温で加え、さらに3時間室温で撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出し、題記化合物(400mg、収率63%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.28-2.63 (6H, m), 2.80-3.00 (1H, m), 3.31 (3H, s), 3.50-3.94 (8H, m), 6.44 (1H, d, J=1.13 Hz), 6.80 (1H, d, J=2.26 Hz), 7.14 (1H, dd, J=4.99, 3.86 Hz), 7.19-7.43 (5H, m), 7.48 (1H, d, J=0.94 Hz), 7.61 (1H, brs), 7.67 (1H, dd, J=5.09, 1.32 Hz), 9.62 (1H, brs)。
参考例164 7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸
7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.0g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)、テトラヒドロフラン(10mL)、エタノール(10mL)の混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸と水を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。残留物をヘキサンで洗浄し題記化合物(2.60g、収率93%)を淡黄色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し淡黄色プリズム晶を得た。融点288−290℃(分解)。
参考例165 7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸(2.50g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(1.89g)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.38g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残留物をヘキサンで洗浄し題記化合物(2.23g、収率89%)を淡黄色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点>300℃。
参考例166 4-(2-メトキシエトキシ)-2-ニトロアニリン
4-ヒドロキシ-2-ニトロアニリン(25.0g)、2-メトキシエタノール(21.0g)、トリブチルホスフィン(49.2g)およびテトラヒドロフラン(700mL)の混合物に1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(61.3g)を室温で加え、その後室温で2.5日撹拌した。沈殿物をろ去し、ろ液を濃縮した。残留物にジイソプロピルエーテルを加え不溶物をろ去した。ろ液を濃縮し、残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:1、容積比)で溶出して得られた粗生成物をさらにシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出し題記化合物(30.9g、収率90%)を橙色結晶として得た。ヘキサン−酢酸エチルから再結晶し、橙色プリズム晶を得た。融点89−90℃。
参考例167 2-{[4-(2-メトキシエトキシ)-2-ニトロフェニル]ヒドラゾノ}プロパン酸エチル
4-(2-メトキシエトキシ)-2-ニトロアニリン(15.0g)、6規定塩酸(59mL)およびアセトニトリル(50mL)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(4.88g)の水溶液(50mL)を5−10℃で滴下した。反応混合物を5−10℃で1.5時間撹拌した。この混合物を、2-メチルアセト酢酸エチル(11.2g)、85%水酸化カリウム(23.8g)、エタノール(50mL)および水(50mL)の混合物に10−20℃で加えた。反応混合物を10℃で10分間撹拌した後、反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出し、題記化合物(1.39g、収率6%)を橙色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.40 (3H, t, J=7.19 Hz), 2.22 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.74-3.82 (2H, m), 4.12-4.20 (2H, m), 4.35 (2H, q, J=6.94 Hz), 7.33 (1H, dd, J=9.47, 3.03 Hz), 7.65 (1H, d, J=3.03 Hz), 7.99 (1H, d, J=9.47 Hz), 10.84 (1H, brs)。
参考例168 5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
2-{[4-(2-メトキシエトキシ)-2-ニトロフェニル]ヒドラゾノ}プロパン酸エチル(250mg)およびポリリン酸(2.0g)の混合物を110℃で1時間撹拌した。冷却後、反応混合物に水と酢酸エチルを加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出し、題記化合物(40mg、収率17%)を黄色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し黄色プリズム晶を得た。融点90−91℃。
参考例169 7-アミノ-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.30g)、10%パラジウム炭素(50%含水、500mg)およびテトラヒドロフラン(100mL)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で接触還元した。触媒をろ過して除き、ろ液を濃縮した。残留物をヘキサンで洗浄し、題記化合物(2.07g、収率99%)を淡褐色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し淡褐色プリズム晶を得た。融点162−163℃。
参考例170 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.00g)およびピリジン(30mL)の混合物にチオフェン−2−スルホニルクロリド(1.57g)を0℃で加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物にクエン酸水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:1、容積比)で溶出し、題記化合物(1.62g、収率53%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点106−107℃。
参考例171 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.50g)、炭酸カリウム(480mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物を0℃で30分攪拌した。反応混合物にヨウ化メチル(550mg)を0℃で加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。得られた残留物を、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、酢酸エチル−ヘキサン(4:1−2:1)で溶出し、題記化合物(1.30g、収率85%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.42 (3H, t, J=7.00 Hz), 3.29 (3H, s), 3.43 (3H, s), 3.64-3.79 (2H, m), 3.96-4.10 (2H, m), 4.42 (2H, q, J=7.19 Hz), 6.41 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.05 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.09-7.20 (2H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.55-7.69 (1H, m), 9.22 (1H, brs)。
参考例172 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.30g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)、テトラヒドロフラン(10mL)およびエタノール(10mL)の混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮し、題記化合物(1.15g、収率93%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点198−199℃。
参考例173 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.05g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(590mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(750mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をクエン酸水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)した。濃縮して題記化合物(1.00g、収率94%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点214−215℃。
参考例174 2-[(4-ヒドロキシ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル
4-ヒドロキシ-2-ニトロアニリン(5.0g)、1規定塩酸(65mL)およびアセトニトリル(20mL)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(2.44g)の水溶液(10mL)を0−5℃で滴下した。反応混合物を0℃で10分撹拌した。この混合物を、2-メチルアセト酢酸エチル(5.61g)、85%水酸化カリウム(4.37g)、エタノール(50mL)および水(50mL)の混合物に0−5℃で滴下した。滴下終了後、1規定塩酸(13mL)と水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をヘキサンで洗浄し、題記化合物(4.94g、収率57%)を褐色結晶として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:1.29 (3H, t, J=7.06 Hz), 2.13 (3H, s), 4.24 (2H, q, J=7.03 Hz), 7.30 (1H, dd, J=9.14, 2.73 Hz), 7.46-7.52 (1H, m), 7.74 (1H, d, J=9.23 Hz), 9.95 (1H, s), 10.44 (1H, s)。
参考例175 5-ヒドロキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
イートン試薬(1.0g)およびメタンスルホン酸(1.0g)の混合物を100℃で10分撹拌した。この混合物に、2-[(4-ヒドロキシ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル(1.0g)とトルエン(10mL)の混合物を加え、100℃でさらに1時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(98:2−95:5、容積比)で溶出し題記化合物(250mg、収率27%)を橙色結晶として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:1.35 (3H, t, J=7.00 Hz), 4.37 (2H, q, J=7.07 Hz), 7.30 (1H, s), 7.56 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.74 (1H, d, J=2.27 Hz), 9.93 (1H, brs), 11.05 (1H, brs)。
参考例176 5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-ヒドロキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(300mg)、4-メチルベンゼンスルホン酸3-(メチルスルホニル)プロピル(410mg)、炭酸カリウム(170mg)およびN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物に5-ヒドロキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(100mg)をくわえ、50℃でさらに3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、題記化合物(400mg、収率77%)を黄色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶し黄色プリズム晶を得た。融点162−163℃。
参考例177 7-アミノ-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(200mg)、10%パラジウム−炭素(50%含水、100mg)、テトラヒドロフラン(20ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮した。得られた結晶をヘキサンで洗浄し、題記化合物(140mg、収率78%)を淡黄色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して淡黄色プリズム晶を得た。融点187−188℃。
参考例178 5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.8g)およびピリジン(50mL)の混合物にピリジン−2−スルホニルクロリド(3.0g)を0℃で加え、0℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄した後、アセトン−ヘキサンから再結晶し題記化合物(4.68g、収率69%)を淡褐色プリズム晶として得た。融点194−195℃。
参考例179 7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.50g)、炭酸カリウム(1.01g)およびN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)の混合物にヨウ化メチル(1.14g)を0℃で加えた。反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチル−テトラヒドロフランの混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:4、容積比)で溶出し、題記化合物(2.70g、収率75%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点176−177℃。
参考例180 7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボン酸
7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.50g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)、エタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物を60℃で1.5時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸(10mL)と水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄して,乾燥(MgSO)後濃縮し、題記化合物(2.30g、収率98%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶を得た。融点207−208℃。
参考例181 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボン酸(2.10g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(1.30g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(730mg)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.04g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:4−1:9、容積比)で溶出し、題記化合物(2.70g、収率87%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.29-2.43 (2H, m), 2.86-3.01 (1H, m), 2.96 (3H, s), 3.22-3.33 (5H, m), 3.39 (3H, s), 3.48 (3H, s), 3.56-3.71 (1H, m), 3.76-3.93 (3H, m), 4.04-4.19 (2H, m), 4.31-4.40 (1H, m), 6.62-6.68 (1H, m), 6.80 (1H, t, J=5.68 Hz), 6.93-7.01 (1H, m), 7.07 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.14-7.31 (3H, m), 7.31-7.40 (2H, m), 7.63 (1H, dd, J=7.57, 4.92 Hz), 7.99 (1H, t, J=7.00 Hz), 8.13 (1H, d, J=7.95 Hz), 9.24 (1H, d, J=4.54 Hz), 12.31 (1H, brs)。
参考例182 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.5g)、アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(0.35g)、アセトン(30mL)および水(0.15mL)の混合物を室温で18時間攪拌した。アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂をろ去し、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を減圧下濃縮し、題記化合物(1.4g、収率:100%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:645(MH)。
参考例183 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.90g)およびモルホリン(0.15mL)のテトラヒドロフラン(20mL)の溶液を室温で30分間攪拌した後、反応溶液を氷冷した。この溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(0.39g)を加え、氷冷下から室温で16時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とした後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=6:4−10:0)に付し、題記化合物(0.89g、収率:89%)を無色アモルファス固体として得た。MS:716(MH)。
参考例184 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.75g)、チオモルホリン(0.24mL)および1,2−ジクロロエタン(20mL)の混合物を室温で15分間攪拌した。この反応溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(0.74g)を加え、室温で5時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とした後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=5:5−10:0)に付し、題記化合物(0.76g、収率:89%)を無色アモルファス固体として得た。MS:733(MH)。
参考例185 N-[3-(4-アセチルピペラジン-1-イル)-2-(ベンジルチオ)プロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.35g)、N-アセチルピペラジン(0.14g)および1,2−ジクロロエタン(8mL)の混合物を室温で10分間攪拌した。この反応溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(345mg)を加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とした後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:0−9:1)に付し、題記化合物(0.35g、収率:85%)を無色アモルファス固体として得た。MS:756(MH)。
参考例186 N-{2-(ベンジルチオ)-3-[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]プロピル}-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.35g)、N-メチルスルホニルピペラジン(0.18g)および1,2−ジクロロエタン(8mL)の混合物を室温で20分間攪拌した。この反応溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(345mg)を加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とした後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性とした。析出した結晶をろ取し、水と酢酸エチルで洗浄した後、乾燥させ、題記化合物(341mg、収率:43%)を無色結晶として得た。MS:794(MH)。融点:195−196℃。
参考例187 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(2.50g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(1.79g)、ジイソプロピルエチルアミン(2.00g)およびN、N-ジメチルホルムアミド(30mL)の混合物に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、3.19g)を室温で加え、室温で2.5日撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をクエン酸水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:4、容積比)で溶出し、題記化合物(3.11g、収率80%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.85-2.99 (1H, m), 3.29 (3H, s), 3.39 (3H, s), 3.47 (6H, s), 3.55-3.69 (1H, m), 3.72-3.93 (5H, m), 4.10-4.21 (2H, m), 4.35 (1H, d, J=4.54 Hz), 6.64 (1H, d, J=2.27 Hz), 6.78 (1H, t, J=5.49 Hz), 7.00 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.09 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.14-7.22 (1H, m), 7.22-7.38 (4H, m), 7.61 (1H, dd, J=7.00, 3.98 Hz), 7.92-8.03 (1H, m), 8.10 (1H, d, J=7.95 Hz), 9.21 (1H, d, J=4.17 Hz), 12.15 (1H, brs)。
参考例188 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.40g)、テトラヒドロフラン(50mL)およびメタノール(50mL)の混合物に、85%水酸化カリウム(3.0g)の水溶液(30mL)を加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水で洗浄し濃縮して白色固体を得た。得られた固体を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で洗浄し題記化合物(4.24g、収率84%)を無色結晶として得た。融点230−232℃。
参考例189 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(4.24g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(2.88g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(1.80g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(2.70g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)の混合物を室温で3日間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:3−1:4、容積比)で溶出し、題記化合物(6.03g、収率91%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.95-3.06 (1H, m), 3.12-3.36 (1H, m), 3.38 (3H, s), 3.45 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.72-3.80 (3H, m), 3.83 (2H, s), 4.06-4.16 (2H, m), 4.37 (1H, d, J=4.16 Hz), 6.59 (1H, d, J=1.89 Hz), 6.87 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.07-7.23 (5H, m), 7.28-7.34 (2H, m), 7.37-7.45 (1H, m), 7.56-7.67 (1H, m), 7.83 (1H, d, J=7.57 Hz), 8.27 (1H, d, J=4.17 Hz), 9.18 (1H, brs), 11.30 (1H, brs)。
参考例190 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(3.0g)、アンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(600mg)、アセトン(80mL)および水(260mg)の混合物を室温で15時間撹拌した。不溶物を濾過して除き、濾液を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:3−1:9、容積比)で溶出し、題記化合物(2.09g、収率75%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.46 (3H, s), 3.70-3.79 (5H, m), 3.86-4.01 (2H, m), 4.05-4.13 (2H, m), 6.67 (1H, d, J=2.07 Hz), 6.71-6.80 (1H, m), 6.84 (1H, d, J=1.88 Hz), 7.10 (1H, d, J=1.88 Hz), 7.16-7.37 (5H, m), 7.57-7.69 (1H, m), 7.83 (1H, d, J=7.72 Hz), 8.25 (1H, d, J=3.01 Hz), 8.86 (1H, brs), 9.39 (1H, d, J=1.32 Hz), 11.21 (1H, brs)。
参考例191 N-[2-(ベンジルチオ)-3-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)プロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(500mg)、チオモルホリン 1,1-ジオキシド(240mg)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物を室温で30分撹拌した後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(280mg)を室温で加え、2時間室温で撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(3:7−1:9、容積比)で溶出し、題記化合物(210mg、収率35%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.65 (2H, d, J=7.19 Hz), 2.79-3.14 (8H, m), 3.47 (3H, s), 3.49-3.63 (1H, m), 3.68-3.85 (4H, m), 4.03-4.20 (3H, m), 6.64 (1H, d, J=1.51 Hz), 6.88 (1H, d, J=1.51 Hz), 6.95-7.08 (1H, m), 7.08-7.36 (8H, m), 7.53-7.70 (1H, m), 7.84 (1H, d, J=7.95 Hz), 8.05 (1H, d, J=4.17 Hz), 9.10 (1H, brs), 11.44 (1H, brs)。
参考例192 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(800mg)、チオモルホリン (290mg)およびテトラヒドロフラン(30mL)の混合物を室温で30分撹拌した後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(450mg)を室温で加え、3時間室温で撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(3:2−1:4、容積比)で溶出し、題記化合物(590mg、収率64%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点160−161℃。
参考例193 2-{[4-(3-メトキシプロポキシ)-2-ニトロフェニル]ヒドラゾノ}プロパン酸エチル
2-[(4-ヒドロキシ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル(6.81g)、炭酸カリウム(3.52g)、N,N-ジメチルホルムアミド(100mL)の混合物に、1-ブロモ-3-メトキシプロパン(3.90g)を60℃で加え、60℃で15時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:1、容積比)で溶出し、題記化合物(3.67g、収率42%)を橙色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.39 (3H, t, J=7.19 Hz), 2.01-2.14 (2H, m), 2.22 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.56 (2H, t, J=6.06 Hz), 4.09 (2H, t, J=6.25 Hz), 4.35 (2H, q, J=7.07 Hz), 7.23-7.31 (1H, m), 7.64 (1H, d, J=2.65 Hz), 7.98 (1H, d, J=9.09 Hz), 10.82 (1H, s)。
参考例194 5-(3-メトキシプロポキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
イートン試薬(15g)にメタンスルホン酸(15g)を90℃で加え、90℃で30分撹拌した。この混合物に2-{[4-(3-メトキシプロポキシ)-2-ニトロフェニル]ヒドラゾノ}プロパン酸エチル(16.17g)のトルエン溶液(150mL)を滴下した。反応混合物を90℃で30分撹拌した。反応混合物に氷水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出し、題記化合物(6.51g、収率42%)を橙色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し橙色プリズム晶を得た。融点94−95℃。
参考例195 7-アミノ-5-(3-メトキシプロポキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-(3-メトキシプロポキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(6.15g)、10%パラジウム−炭素(50%含水、1.0g)、テトラヒドロフラン(150mL)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮した。得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、題記化合物(5.41g、収率97%)を黄色結晶として得た。酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶して淡黄色プリズム晶を得た。融点139−140℃。
参考例196 5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-(3-メトキシプロポキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.00g)およびピリジン(50mL)の混合物にピリジン−2−スルホニルクロリド(2.0g)を0℃で加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物に1規定塩酸と酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:1−1:1、容積比)で溶出し、題記化合物(4.02g、収率90%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点126−127℃。
参考例197 5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.97g)、炭酸カリウム(1.27g)およびN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)の混合物にヨウ化メチル(1.56g)を室温で加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を酢酸エチル−ヘキサンで結晶化して、結晶をヘキサンで洗浄し、題記化合物(3.63g、収率88%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し無色プリズム晶を得た。融点98−99℃。
参考例198 5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.50g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)、エタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物を50℃で1時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸(10mL)と水を加え、テトラヒドロフラン−酢酸エチルの混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。得られた結晶をヘキサンで洗浄し題記化合物(3.26g、100%)を無色結晶として得た。MS:420(MH)。
参考例199 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(330mg)、2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロパン-1-アミン(200mg)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(120mg)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(180mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:2、容積比)で溶出し、題記化合物(380mg、収率78%)を淡黄色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.00-2.12 (2H, m), 2.43-2.82 (10H, m), 2.91 (1H, dd, J=11.55, 4.73 Hz), 3.29 (3H, s), 3.38 (3H, s), 3.50-3.63 (3H, m), 3.76-3.91 (3H, m), 4.08 (2H, t, J=6.25 Hz), 6.69 (1H, d, J=1.89 Hz), 6.96 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.09 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.16-7.41 (5H, m), 7.51 (1H, t, J=5.11 Hz), 7.62 (1H, dd, J=7.76, 4.73 Hz), 7.98 (1H, t, J=7.76 Hz), 8.11 (1H, d, J=7.95 Hz), 9.22 (1H, d, J=4.54 Hz), 12.23 (1H, brs)。
参考例200 3-フルオロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(5.60g)の1,2-ジクロロエタン(170mL)溶液に N-フルオロピリジニウムトリフレート(8.23g)を加え、4時間加熱還流した。反応溶液に飽和水素ナトリウム水溶液及び1Nチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 50:50−100:0)で精製し、題記化合物(1.43g、粗生成物)を淡黄色固体として得た。この固体のテトラヒドロフラン(40mL)溶液にローソン試薬(1.56g)を加え、60℃で5時間攪拌した。減圧濃縮し、析出した固体をトルエンで洗浄し、題記化合物(494mg、収率8%)を淡黄色結晶として得た。MS:370(MH)。
参考例201 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-ヒドロキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-ヒドロキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.11g)のテトラヒドロフラン(80mL)およびエタノール(80mL)溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(45mL)を加え、室温で3時間攪拌した。減圧下、有機溶媒を留去し、酢酸エチルを加え、6規定塩酸で酸性にした。有機層を乾燥(MgSO)後、濃縮し、淡黄色固体(5.2g)を得た。この固体と2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(5.2g)のテトラヒドロフラン(100mL)およびアセトニトリル(100mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(4.95g)と1-ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(3.96g)を加え、室温で終夜攪拌した。酢酸エチルで希釈し、飽和重曹水、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1−0:1)に付し、得られた固体を再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)で精製し、題記化合物(4.77g、収率50%)を無色固体として得た。 融点134−135℃。
参考例202 ピバル酸2-({[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]アミノ}カルボニル)-7-ニトロ-1H-インドール-5-イル
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-ヒドロキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.0g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に氷冷下でトリエチルアミン(0.38mL)と塩化ピバロイル(0.30mL)を滴下し、室温で終夜攪拌した。酢酸エチルで希釈後、水、1規定塩酸、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮し、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、題記化合物(1.18g、収率99%)を淡黄色非結晶性粉末として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:1.36 (9H, s) 3.02-3.12 (1H, m) 3.31 (3H, s) 3.32-3.35 (3H, m) 3.36-3.46 (1H, m) 3.61-3.76 (1H, m) 3.83 (2H, s) 4.38 (1H, d, J=4.3 Hz) 7.08-7.17 (1H, m) 7.17-7.25 (2H, m) 7.26-7.33 (2H, m) 7.39 (1H, s) 7.87-8.21 (2H, m) 9.14 (1H, t, J=5.7 Hz) 11.44 (1H, brs)。
参考例203 ピバル酸2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-ニトロ-1H-インドール-5-イル
トリフェニルホスフィンオキシド(14.8g)のジクロロメタン(50mL)溶液にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.0mL)を氷冷下で滴下し、30分攪拌した。この溶液に、ピバル酸2-({[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]アミノ}カルボニル)-7-ニトロ-1H-インドール-5-イル(9.38g)、チオアニソール(10.4mL)のジクロロメタン(100mL)溶液を−78℃で滴下した。反応混合物を−78℃で1時間、0℃で1時間攪拌した。飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO)後、濃縮し、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:0−4:6)で精製し、題記化合物(4.32g、収率58%)を淡黄色非結晶性粉末として得た。MS:422(MH)。
参考例204 ピバル酸7-アミノ-2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル
ピバル酸2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-ニトロ-1H-インドール-5-イル(4.32g)のエタノール(100mL)溶液に水(10mL)、塩化カルシウム(1.13g)と鉄(3.42g)を加え、90℃で2時間攪拌した。放冷後、飽和重曹水を加えて塩基性とし、不溶物をろ去した。ろ液を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO)し、濃縮した。塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1−1:3)で精製し、題記化合物(2.55g、収率64%)を淡黄色非結晶性粉末として得た。MS:392(MH)。
参考例205 ピバル酸2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-5-イル
ピバル酸7-アミノ-2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル(2.55g)のピリジン(50mL)溶液にピリジン-2-スルホニルクロリド(1.27g)のピリジン溶液(10mL)を氷冷下で滴下し、室温で30分攪拌した。反応溶液を酢酸エチルとジエチルエーテルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、有機層を乾燥(MgSO)し、濃縮した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.1g)とヨウ化メチル(0.45mL)を氷冷下で加え、室温で30分攪拌した。酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO)し、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5−4:6)で精製し、題記化合物(3.1g、収率87%)を淡黄色非結晶性粉末として得た。MS:547(MH)。
参考例206 N-{5-ヒドロキシ-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
ピバル酸 2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-5-イル(273mg)のトリフルオロ酢酸(2mL)溶液に水(4mL)と濃硫酸(2mL)を加え、80℃で5時間攪拌した。飽和重曹水で塩基性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を、酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO)し、減圧濃縮した。残留物のテトラヒドロフラン溶液(5mL)にチオモルホリン(0.041mL)とトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(215mg)を加え、室温で終夜かきまぜた。反応溶液に飽和重曹水と酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO)し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1−1:2)で精製し、題記化合物(145mg、収率85%)を無色非結晶性粉末として得た。MS:504(MH)。
参考例207 5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸
5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル (7.7 g) をエタノール(75 mL) とテトラヒドロフラン (75 mL) の混合溶媒に溶解し、この溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液 (75 mL) を加え、50℃で1.5時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗成生物を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化し、題記化合物 (6.8 g、収率97%)を黄色結晶として得た。融点192-193℃。
参考例208 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸 (4.7 g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン (4.9 g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール (3.4 g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩 (4.9 g)およびN, N−ジメチルホルムアミド (150 mL) の混合物を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、酢酸エチルと水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層をクエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=20:80−80:20) に付し、題記化合物 (6.8 g、収率97%) を橙色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.85-2.99 (1H, m), 3.39 (3H, s), 3.48 (6H, s), 3.52-3.65 (1H, m), 3.76-3.94 (5H, m), 4.18-4.29 (2H, m), 4.35 (1H, d, J=4.2 Hz), 6.73 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.80 (1H, brs), 7.09-7.45 (5H, m), 7.55 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.94 (1H, d, J=2.3 Hz), 10.27 (1H, s)。
参考例209 2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール
トリフェニルホスフィンオキシド (3 g) をジクロロメタン (30 mL) に溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸無水物 (3.1 g) を加え10分間攪拌した。この懸濁液にN-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド (5.0 g) とチオアニソール (2.5 g) のジクロロメタン (20 mL) 溶液を氷冷下滴下した。反応溶液を室温に戻し、10分間攪拌した後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=10:90−40:60) に付し得られた固体を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄し、題記化合物 (6.8 g、収率97%) を黄色結晶として得た。融点100-101℃。
参考例210 2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-アミン
2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール (100 mg) をエタノールに懸濁させ、窒素雰囲気下10%パラジウム−炭素 (50%含水、50 mg) を加えた。この混合物にヒドラジン一水和物 (0.07 mL) を加え、90℃で2時間攪拌した。ヒドラジン一水和物 (0.07 mL) を再度加え、90℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に戻し、触媒をろ去した後、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=30:70−80:20) に付し、題記化合物 (27 mg、収率29%) を橙色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.38 (3H, s), 3.41 (3H, s), 3.43 (3H, s), 4.07-4.16 (3H, m), 4.30-4.48 (3H, m), 6.29 (1H, brs), 6.52 (1H, brs), 6.77 (1H, s), 10.28 (1H, s)。
参考例211 5-(2-メトキシエトキシ)-7-{[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル (1 g) をテトラヒドロフラン (10 mL) に溶解し、2,6-ルチジン (2.5 mL) と1-メチル-1H-イミダゾール-2-スルホニルクロリド (0.98 g) を氷冷下加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液に、氷冷下1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=10:90−100:0) に付し、題記化合物 (780 mg、収率51%) を白色固体として得た。MS:566(MH)。
参考例212 5-(2-メトキシエトキシ)-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-{[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル (780 mg) をN, N−ジメチルホルムアミド (10 mL) に溶解し、炭酸カリウム (256 mg) 及びヨウ化メチル (0.15 mL) を加え、室温で15.5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=10:90−40:60) に付し、題記化合物 (740 mg、収率92%) を無色油状物として得た。
MS:437(MH)。
参考例213 5-(2-メトキシエトキシ)-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸
5-(2-メトキシエトキシ)-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸エチル (2.8 g) をテトラヒドロフラン (12 mL) とエタノール (12 mL) の混合溶媒に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液 (12 mL) を加え、60℃で1.5時間攪拌した。反応溶液に1N塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、題記化合物 (2.5 g、収率95%) を白色固体として得た。融点174-175℃。
参考例214 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボン酸 (2.3 g)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン (1.7 g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール (1.2 g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩 (1.6 g)およびN, N−ジメチルホルムアミド (70 mL) の混合物を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、酢酸エチルと水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=20:80−80:20) に付し、題記化合物 (3.2 g、収率89%) を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.87-2.96 (1H, m), 3.37 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.50 (3H, s), 3.54-3.66 (1H, m), 3.74-3.80 (2H, m), 3.80-3.89 (6H, m), 4.12-4.19 (2H, m), 4.34 (1H, d, J = 4.5 Hz), 6.63 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.74 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.97 (1H, s), 7.05 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.13 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.14-7.21 (1H, m), 7.22-7.29 (1H, m), 7.30-7.38 (3H, m), 12.24 (1H, s)。
参考例215 N-{[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メチル}-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸 (1.0 g)、1-[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メタンアミン(0.65 g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール (0.44 g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.62 g)およびN, N−ジメチルホルムアミド (15 mL) の混合物を室温で18時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、酢酸エチルと水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=20:80−80:20) に付し、題記化合物 (1.4 g、収率90%) を白色固体として得た。MS:625(MH)。
参考例216 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.62g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(919mg)、2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロパン-1-アミン(1.02g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)の混合物に室温でN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.53g)を加え、室温で終夜かき混ぜた後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルと水で希釈し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1)溶出部より題記化合物(1.96g、収率76%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.36 (3H, s), 3.29 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.60 (6H, s), 3.66-3.83 (4H, m), 3.89 (2H, s), 4.04-4.17 (2H, m), 4.25 (1H, s), 6.66 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.91 (1H, t, J=5.3 Hz), 7.01 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.09 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.20-7.37 (4H, m), 7.60 (1H, dd, J=6.6, 4.7 Hz), 7.96 (1H, td, J=7.8, 1.9 Hz), 8.03-8.17 (1H, m), 9.22 (1H, d, J=4.9 Hz), 12.21 (1H, brs)。
参考例217 N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシ-2-メチルプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.95g)、水(0.16mL)およびアセトン(30mL)の混合物に室温でアンバーリスト(登録商標)15イオン交換樹脂(500mg)を加え、室温で終夜かき混ぜた後、不溶物を濾去した。濾液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(9:1)溶出部より題記化合物(1.56g、収率87%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.41 (3H, s), 3.26 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.62 (2H, s), 3.74-3.84 (4H, m), 4.09-4.19 (2H, m), 6.28 (1H, t, J=6.3 Hz), 6.66 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.01 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.22-7.38 (3H, m), 7.61 (1H, ddd, J=7.7, 4.7, 1.1 Hz), 7.97 (1H, td, J=7.7, 1.8 Hz), 8.10 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.12-9.22 (1H, m), 9.24 (1H, s), 12.27 (1H, brs)。
参考例218 N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-チオモルホリノプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-オキソプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.56g)および1,2−ジクロロエタン(50mL)の混合物に室温でチオモルホリン(1.31mL)を加え、室温で30分間かき混ぜた後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(1.66g)を加えた。反応混合物を室温で終夜かき混ぜた後、重曹水を加え、1,2−ジクロロエタンで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(9:1)溶出部より題記化合物(998mg、収率56%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.35 (3H, s), 2.49-2.78 (6H, m), 2.80-3.01 (4H, m), 3.29 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.58-3.71 (1H, m), 3.72-3.87 (4H, m), 4.08-4.24 (2H, m), 6.75 (1H, s), 7.02 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.11 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.19-7.36 (4H, m), 7.45-7.56 (1H, m), 7.54-7.71 (1H, m), 7.94-8.04 (1H, m), 8.11 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.22 (1H, d, J=0.8 Hz), 12.28 (1H, brs)。
参考例219 [2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]カルバミン酸tert-ブチル
2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン (1g)をテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し1規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えた。反応溶液に氷冷下、二炭酸-t-ブチル (993mg) のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を滴下し、室温にて終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた溶液を塩基性シリカゲルを用いてろ過した後に濃縮して題記化合物 (1.39g、収率99%) を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.44 (9H, s), 2.80 (1H, q, J=5.8 Hz), 3.15-3.30 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.40-3.55 (1H, m), 3.81 (2H, d, J=1.5 Hz), 4.25 (1H, d, J=4.9 Hz), 5.00 (1H, brs), 7.20-7.37 (5H, m)。
参考例220 [2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]カルバミン酸tert-ブチル
[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]カルバミン酸tert-ブチル (9.4g)をテトラヒドロフラン(50mL)と水 (50mL)に溶解し酢酸 (100mL)を加えた。50℃にて終夜攪拌した後、反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー に付して、酢酸エチル−ヘキサン(1:19)溶出部より題記化合物(5.35g、収率66%)を淡黄色オイルとして得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.42 (9H, s), 3.31-3.44 (3H, m), 3.59-3.75 (2H, m), 4.83 (1H, brs), 7.20-7.37 (5H, m), 9.35 (1H, d, J=2.3 Hz)。
参考例221 [2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]カルバミン酸tert-ブチル
[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]カルバミン酸tert-ブチル (820mg)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液にチオモルホリン (0.42mL)を加え室温にて1時間攪拌した。反応液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(1.76g)を氷冷下加え、室温にて終夜攪拌した。反応液に氷冷下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー に付して、酢酸エチル−ヘキサン(3:7)溶出部より題記化合物(936mg、収率91%)を無色オイルとして得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.45 (9H, s), 2.29-2.85 (11H, m), 3.09-3.56 (2H, m), 3.78 (2H, s), 7.20-7.37 (5H, m)。
参考例222 2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロパン-1-アミン
[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]カルバミン酸tert-ブチル (21.46g)の酢酸エチル(60mL)、メタノール(60mL)混合溶液に4規定塩化水素酢酸エチル溶液 (120mL)を0℃で加え、室温にて4時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を酢酸エチルと飽和炭酸カリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して題記化合物(14.41g、収率91%)を黄色オイルとして得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.41 (2H, brs), 2.21-2.80 (12H, m), 2.91 (1H, d, J=8.7 Hz), 3.76 (2H, s), 7.19-7.36 (5H, m)。
参考例223 4-(ベンジルチオ)-4-(ニトロメチル)テトラヒドロ-2H-チオピラン
4-オキソチアン(5.81g)から参考例58と同様にして、題記化合物(10.4g、収率74%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.03-2.18 (4H, m), 2.42 (2H, d, J=13.9 Hz), 3.13-3.30 (2H, m), 3.68 (2H, s), 4.49 (2H, s), 7.22-7.39 (5H, m)。
参考例224 1-[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル]メタンアミン
4-(ベンジルチオ)-4-(ニトロメチル)テトラヒドロ-2H-チオピラン(2.83g)から参考例60と同様にして、題記化合物(2.57g、収率>99%)を黄色オイルとして得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.56 (2H, brs), 1.62-1.76 (2H, m), 1.97-2.11 (2H, m), 2.33-2.48 (2H, m), 2.66 (2H, s), 3.02-3.18 (2H, m), 3.57 (2H, s), 7.21-7.38 (5H, m)。
参考例225 N-{[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル]メチル}-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(1.60g)、1-[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル]メタンアミン(1.00g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.90g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(1.12g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物を濃縮後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:1、容積比)で溶出し、題記化合物(1.92g、収率77%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.85-1.97 (2H, m), 2.05-2.16 (2H, m), 2.44-2.55 (2H, m), 3.00-3.14 (2H, m), 3.27 (3H, s), 3.43-3.57 (2H, m), 3.47 (3H, s), 3.70 (2H, s), 3.73-3.82 (2 H, m), 4.07-4.22 (2H, m), 6.52-6.62 (1H, m), 6.71 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.02 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.09 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.20-7.29 (1H, m), 7.29-7.42 (4H, m), 7.60-7.68 (1H, m), 7.98 (1H, td, J=7.7, 1.7 Hz), 8.11 (1H, d, J=7.7 Hz), 9.17-9.30 (1H, m), 12.31 (1H, brs)。
参考例226 S-ベンジル-N-({5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)-L-システインメチルエステル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(3.00g)、S-ベンジル-L-システインメチルエステル塩酸塩(1.90g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(1.70g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(2.10g)、トリエチルアミン(1.50mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)の混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物を濃縮後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:2、容積比)で溶出し、題記化合物(4.30g、収率94%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.04 (2H, t, J=5.2 Hz), 3.29 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.75 (2H, s), 3.76-3.79 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.07-4.22 (2H, m), 4.95-5.12 (1H, m), 6.87 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.87-6.96 (1H, m), 7.02 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.09 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.16-7.33 (5H, m), 7.52-7.68 (1H, m), 7.97 (1H, td, J=7.8, 1.6 Hz), 8.10 (1H, d, J=7.7 Hz), 9.17 (1H, d, J=4.7 Hz), 12.23 (1H, brs)。
参考例227 S-トリチル-D-システインメチルエステル塩酸塩
D-システインメチルエステル塩酸塩(2.0g)をN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)に懸濁し、4規定塩酸/酢酸エチル溶液(0.5mL)を加えた。室温で20分間攪拌した後、塩化トリチル(3.2g)を加えた。50℃で18時間攪拌後、ジエチルエーテルで希釈し、反応混合液を氷水に注いだ。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、4規定塩酸/酢酸エチル溶液(5mL)を加えた。析出した固体をろ取し、題記化合物(3.0g、収率64%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:2.52-2.68 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.85 (1H, t, J=5.5 Hz), 7.25-7.41 (15H, m), 8.47 (3H, brs)。
参考例228 N-({5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)-S-トリチル-D-システインメチルエステル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(0.45g)、S-トリチル-D-システインメチルエステル塩酸塩(0.46g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.26g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.32g)、トリエチルアミン(0.19mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で64時間攪拌した。反応混合物を濃縮後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:4、容積比)で溶出し、題記化合物(0.60g、収率72%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.67-2.90 (2H, m), 3.29 (3H, s), 3.47 (3H, s), 3.72-3.84 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.12-4.25 (2H, m), 4.80-4.94 (1H, m), 6.71 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.84 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.02 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.10 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.13-7.29 (10H, m), 7.37 (5H, d, J=7.9 Hz), 7.53-7.67 (1H, m), 7.91-8.01 (1H, m), 8.09 (1H, d, J=0.9 Hz), 9.13 (1H, dd, J=3.9, 0.8 Hz), 12.18 (1H, brs)。
参考例229 2-[(4-メチル-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル
4-メチル-2-ニトロアニリン(75g)より参考例154と同様の方法で標題化合物(42g、収率32%)を茶色結晶として得た。MS:266(MH)。
参考例230 5-メチル-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
2-[(4-メチル-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル(42g)より参考例155と同様の方法で標題化合物(23g、収率58%)を茶色結晶として得た。MS:249(MH)。
参考例231 7-アミノ-5-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-メチル-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(23g)より参考例156と同様の方法で標題化合物(11.4g、収率56%)を黄色結晶として得た。MS:219(MH)。
参考例232 5-メチル-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(9.6g)およびチオフェン-2-スルホニルクロリド(9.1g)より参考例157と同様の方法で標題化合物(14.4g、収率93%)を淡黄色結晶として得た。MS:351(MH)。
参考例233 5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-メチル-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(11.4g)より参考例158と同様の方法で標題化合物(10.7g、収率95%)を淡黄色結晶として得た。MS:379(MH)。
参考例234 5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(10.7g)より参考例159と同様の方法で標題化合物(9.0g、収率83%)を淡黄色結晶として得た。MS:351(MH)。
参考例235 5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(4g)より参考例160と同様の方法で標題化合物(2.25g、収率56%)を淡黄色結晶として得た。MS:350(MH)。
参考例236 5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド
5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.25g)より参考例13と同様の方法で標題化合物(2.15g、収率92%)を黄色結晶として得た。MS:366(MH)。
参考例237 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(5g)および2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(4.1g)より参考例48と同様の方法で標題化合物(8.2g、収率99%)を淡黄色油状物として得た。MS:574(MH)。
参考例238 N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(8.2g)より参考例40と同様の方法で標題化合物(7.5g、収率99%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:528(MH)。
参考例239 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1g)およびモルホリン(175mg)より参考例41と同様の方法で標題化合物(926mg、収率82%)を白色結晶として得た。融点163℃。
参考例240 N-[(3E)-2-(ベンジルチオ)-3-(ヒドロキシイミノ)プロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-オキソプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(3g)より参考例43と同様の方法で標題化合物(2.03g、収率66%)を白色アモルファス固体として得た。MS:543(MH)。
参考例241 N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノエチル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[(3E)-2-(ベンジルチオ)-3-(ヒドロキシイミノ)プロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.03g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に塩化シアヌル(700mg)を氷冷下加えた後1時間攪拌した。反応液に1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、減圧濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、標題化合物(1.7g、収率88%)を白色アモルファス固体として得た。MS:525(MH)。
参考例242 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸(30g)と2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(36g)より参考例48と同様の方法で標題化合物(53.6g、収率87%)を黄色結晶として得た。融点78℃。
参考例243 2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-ニトロ-1H-インドール
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド(46g)より実施例205と同様の方法で標題化合物(16.5g、収率48%)を黄色結晶として得た。融点90℃。
参考例244 2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-アミン
2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-ニトロ-1H-インドール(16.25g)のエタノール(200mL)とテトラヒドロフラン(100mL)溶液に窒素雰囲気下10%パラジウム炭素(50%含水、2g)を加え、ヒドラジン1水和物(14.5mL)を室温で滴下した。反応液を80℃で20分間攪拌し、室温まで冷却した。反応液をろ過してパラジウム炭素をろ過して除去後、ろ液を濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(50:50、容積比)溶出部から標題化合物(11.2g、収率76%)を黄色結晶として得た。MS:292(MH)。
参考例245 2-[(4-メトキシ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル
2-[(4-ヒドロキシ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル(30g)、ヨウ化メチル(21.3g)、炭酸カリウム(21g)、N,N−ジメチルホルムアミド(300mL)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、1規定塩酸と飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をジエチルエーテルから結晶化し、標題化合物(28g、収率89%)をオレンジ色結晶として得た。MS:282(MH)。
参考例246 5-メトキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
2-[(4-メトキシ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル(24.5g)より参考例155と同様の方法で標題化合物(8.7g、収率38%)をオレンジ色結晶として得た。MS:265(MH)。
参考例247 7-アミノ-5-メトキシ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-メトキシ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3g)より参考例156と同様の方法で標題化合物(2.5g、収率96%)を淡黄色結晶として得た。MS:235(MH)。
参考例248 5-メトキシ-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-メトキシ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.5g)のピリジン(20mL)溶液に氷冷下、2−ピリジンスルホニルクロリド(2.1g)を加え2時間攪拌した。反応液を濃縮後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、ヨウ化メチル(1.5g)と炭酸カリウム(2g)を加え室温で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、1規定塩酸と飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、減圧濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(50:50、容積比)溶出部から、標題化合物(2.7g、収率68%)を淡黄色結晶として得た。MS:390(MH)。
参考例249 5-メトキシ-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
5-メトキシ-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.6g)より参考例159と同様の方法で標題化合物(2.4g、収率99%)を淡黄色結晶として得た。MS:362(MH)。
参考例250 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-メトキシ-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-メトキシ-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸(2.4g)と2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(1.7g)より参考例48と同様の方法で標題化合物(3.9g、収率99%)を黄色油状物として得た。MS:585(MH)。
参考例251 2-[(4-ブロモ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル
4-ブロモ-2-ニトロアニリン(100g)より参考例154と同様の方法で標題化合物(74g、収率49%)を茶色結晶として得た。MS:331(MH)。
参考例252 5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
2-[(4-ブロモ-2-ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパン酸エチル(74g)より参考例155と同様の方法で標題化合物(14g、収率20%)を茶色結晶として得た。MS:331(MH)。
参考例253 5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸
5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(14g)より参考例159と同様の方法で標題化合物(12.8g、収率95%)を淡黄色結晶として得た。MS:286(MH)。
参考例254 N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸(12.2g)と2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロパン-1-アミン(12g)より参考例48と同様の方法で標題化合物(10.1g、収率46%)を黄色油状物として得た。MS:509(MH)。
参考例255 N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド(10.1g)およびモルホリン(3.5g)より参考例40および参考例41と同様の方法で標題化合物(8.86g、収率83%)を黄色結晶として得た。MS:534(MH)。
参考例256 5-ブロモ-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-ニトロ-1H-インドール
N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-5-ブロモ-7-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド(8.86g)より実施例205と同様の方法で標題化合物(2.4g、収率34%)を黄色結晶として得た。MS:426(MH)。
参考例257 5-ブロモ-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-アミン
5-ブロモ-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-7-ニトロ-1H-インドール(2.4g)、鉄(1.7g)、塩化カルシウム(310mg)、エタノール(50mL)、テトラヒドロフラン(25mL)および水(5mL)の混合物を80℃で18時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、減圧濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=50:50溶出部から、標題化合物(500mg、収率22%)を黄色結晶として得た。MS:396(MH)。
参考例258 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7-アミノ-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.80g)のピリジン(100mL)溶液にピリジン-2-スルホニルクロリド1塩酸塩(14.0g)を加えて、室温下で終夜攪拌した。減圧下で溶媒を取り除き、残留物を酢酸エチルに溶解した。酢酸エチル層は1M塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(5.70g、収率65%)を無色アモルファス固体として得た。MS:420(MH)。
参考例259 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.70g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液に炭酸カリウム(2.85g)およびヨウ化メチル(930μL)を加えて、室温下で終夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後に水で洗浄した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(5.67g、収率96%)を無色アモルファス固体として得た。MS:434(MH)。
参考例260 5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.67g)のテトラヒドロフラン(50mL)およびメタノール(25mL)溶液に2M水酸化ナトリウム水溶液を加えて、50℃で4時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後に、酢酸エチルで希釈して1M塩酸で中和した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶し、題記化合物(5.30g、収率100%)を白色固体として得た。MS:406(MH)。
参考例261 7-[(シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5−(2−メトキシエトキシ)−7−[(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(937mg)、(ブロモエチル)シクロプロパン(0.22mL)、炭酸カリウム(401mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物を50℃で15時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和食塩水で希釈し、有機層を重炭酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(673mg,収率64%)を淡黄色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:-0.16 - -0.04 (2H, m), 0.19-0.34 (2H, m), 0.73-0.89 (1H, m), 1.43 (3H, t, J=7.2 Hz), 3.47 (3H, s), 3.54 (2H, d, J=7.0 Hz), 3.77 (2H, dd, J=5.6, 3.9 Hz), 4.14 (2H, dd, J=5.5, 4.0 Hz), 4.43 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.05 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.13 (2H, d, J=2.3 Hz), 7.61 (1H, ddd, J=7.5, 4.7, 1.1 Hz), 7.97 (1H, td, J=7.7, 1.7 Hz), 8.10 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.10 (1H, dd, J=4.8, 0.8 Hz).
参考例262 7-[(シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸
7−[(シクロプロピルメチル)(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(650mg)、エタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物に、2N水酸化ナトリウム水溶液(3.43mL)を室温で加え、50℃で5時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび1規定塩酸で希釈した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮して、題記化合物(630mg,収率99%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:-0.28- -0.14 (2H, m), 0.04-0.21 (2H, m), 0.67-0.87 (1H, m), 3.30 (3H, s), 3.57 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.63 (2H, dd, J=5.4, 3.7 Hz), 4.04 (2H, dd, J=5.3, 3.8 Hz), 6.75 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.06 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.18 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.85 (1H, dd, J=6.8, 4.7 Hz), 8.04 (1H, d, J=7.9 Hz), 8.12-8.25 (1H, m), 8.96 (1H, d, J=4.5 Hz), 12.39 (1H, s), 13.08 (1H, brs).
参考例263 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[(シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例216と同様にして、7−[(シクロプロピルメチル)(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(445mg)および2−(ベンジルチオ)−3−チオモルホリノプロパン−1−アミン(339mg)から、題記化合物(537mg,収率76%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:-0.19- -0.07 (2H, m), 0.25-0.32 (1H, m), 0.76-0.91 (1H, m), 2.59-2.75 (9H, m), 2.84-2.97 (1H, m), 3.47 (3H, s), 3.51 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.73-3.88 (5H, m), 4.08-4.24 (2H, m), 6.69 (1H, s), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.14 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.22-7.38 (6H, m), 7.41-7.54 (1H, m), 7.61 (1H, ddd, J=7.6, 4.8, 1.1 Hz), 7.96 (1H, td, J=7.7, 1.7 Hz), 8.11 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.22 (1H, d, J=0.9 Hz), 12.24 (1H, brs).
参考例264 7-[(2,2-ジフルオロエチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5−(2−メトキシエトキシ)−7−[(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(500mg)、2,2−ジフルオロエタノール(0.09mL)、トリブチルホスフィン(0.59mL)およびトルエン(30mL)の混合物に、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(600mg)加え、室温で一晩攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を酢酸エチルおよび1規定塩酸で希釈した。有機層を重炭酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,容積比)溶出部から題記化合物(211mg,収率37%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.43 (3H, t, J=7.2 Hz), 3.45 (3H, s), 3.70-3.83 (2H, m), 4.06-4.20 (4H, m), 4.43 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.85 (1H, tt, J=55.6, 4.3 Hz), 6.95 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.12 (2H, d, J=2.1 Hz), 7.62 (1H, ddd, J=7.3, 4.7, 1.5 Hz), 7.97 (2H, dddd, J=14.9, 7.9, 7.6, 1.5 Hz), 9.06 (1H, dd, J=4.1, 0.8 Hz).
参考例265 7-[(2,2-ジフルオロエチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸
参考例262と同様にして、7−[(2,2−ジフルオロエチル)(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(320mg)から題記化合物(277mg,収率92%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:3.27 (3H, s), 3.50-3.64 (2H, m), 3.89-4.02 (2H, m), 4.19-4.35 (2 H, m), 6.11-6.68 (1H, m), 6.45 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.05 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.15 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.70-7.95 (2H, m), 7.99-8.28 (1H, m), 8.93 (1H, d, J=4.0 Hz), 12.10 (1H, s), 13.00 (1H, brs).
参考例266 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[(2,2-ジフルオロエチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例216と同様にして、7−[(2,2−ジフルオロエチル)(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(270mg)および2−(ベンジルチオ)−3−チオモルホリノプロパン−1−アミン(201mg)から題記化合物(294mg,収率69%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.62-2.98 (10H, m), 3.00-3.15 (1H, m), 3.45 (3H, s), 3.49-3.62 (1H, m), 3.69-3.87 (5H, m), 4.01-4.20 (3H, m), 5.63-6.19 (2H, m), 6.89 (2H, dd, J=8.8, 2.2 Hz), 7.07 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.19-7.35 (6H, m), 7.55-7.70 (2H, m), 7.72-7.82 (1H, m), 7.89-8.06 (2H, m).
参考例267 5-(2-メトキシエトキシ)-7-ニトロ-1H-インドール-1,2-ジカルボン酸 1-tert-ブチル 2-エチル
5−(2−メトキシエトキシ)−7−ニトロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(3.08g)、t−ブチルジカーボネート(4.37g)およびテトラヒドロフラン(100mL)の混合物に、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(122mg)を加え、50℃で4時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、有機層を10%クエン酸水溶液、重炭酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3,容積比)溶出部から題記化合物(3.93g,収率96%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.40 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.62 (9H, s), 3.72-3.86 (2H, m), 4.11-4.26 (2H, m), 4.40 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.11 (1H, s), 7.37 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.64 (1H, d, J=2.4 Hz).
参考例268 7-アミノ-5-(2-メトキシエトキシ) インドリン-1,2-ジカルボン酸 1-tert-ブチル 2-エチル
5−(2−メトキシエトキシ)−7−ニトロ−1H−インドール−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル 2−エチル(3.9g)、10%パラジウム−炭素(50%含水,400mg)およびテトラヒドロフラン(80mL)の混合物を水素雰囲気下、常圧で、室温で6時間攪拌した。触媒を濾去し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(9:1,容積比)溶出部から題記化合物(3.22g,収率89%)を無色固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.25 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.50 (9H, s), 2.99 (1H, dd, J=16.4, 2.8 Hz), 3.35-3.51 (1H, m), 3.42 (3H, s), 3.69 (2 H, dd, J=5.6, 4.1 Hz), 4.02 (2H, dd, J=5.2, 4.1 Hz), 4.08-4.25 (2H, m), 4.87-5.04 (3H, m), 6.12 (1H, d, J=2.4 Hz), 6.16 (1H, d, J=2.4 Hz).
参考例269 7-(シクロプロピルアミノ)-5-(2-メトキシエトキシ) インドリン-1,2-ジカルボン酸 1-tert-ブチル 2-エチル
7−アミノ−5−(2−メトキシエトキシ)インドリン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル 2−エチル(2.76g)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ](トリメチル)シラン(7.29mL)、酢酸(4.19mL)およびエタノ−ル(70mL)の混合物に、水素化シアノホウ素ナトリウム(122mg)を加え、3時間還流した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1,容積比)溶出部から題記化合物(2.30g,収率75%)を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:0.44-0.60 (2H, m), 0.62-0.76 (2H, m), 1.24 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.49 (9H, s), 2.35-2.46 (1H, m), 2.97 (1H, dd, J=16.3, 2.7 Hz), 3.44 (3H, s), 3.37-3.54 (1H, m), 3.64-3.78 (2H, m), 4.01-4.25 (4H, m, J=10.6, 7.1, 7.1, 3.6 Hz), 4.93 (1H, dd, J=10.6, 3.0 Hz), 6.10 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.58 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.80 (1H, brs).
参考例270 7-[シクロプロピル (ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ) インドリン-1,2-ジカルボン酸 1-tert-ブチル 2-エチル
7−(シクロプロピルアミノ)−5−(2−メトキシエトキシ)インドリン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル 2−エチル(1.9g)およびピリジン(3mL)の混合物に、2−ピリジルスルホニルクロライド(1.2g)およびピリジン(2mL)の混合物を0℃で加え、室温で一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機層を10%クエン酸水溶液、重炭酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(9:1,容積比)溶出部から題記化合物(1.70g,収率67%)を淡黄色油状物として得た。 MS:562(MH+).
参考例271 7-[シクロプロピル (ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ) インドリン-2-カルボン酸エチル
7−[シクロプロピル(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)インドリン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル 2−エチル(1.70g)を4N塩化水素−酢酸エチル溶液(50mL)に加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび重炭酸ナトリウム水溶液で希釈した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液減圧濃縮して、題記化合物(1.34g,収率96%)を淡黄色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:0.49-0.97 (4H, m), 1.19-1.36 (4H, m), 3.08-3.23 (1H, m), 3.23-3.37 (2H, m), 3.40 (3H, s), 3.63 (2H, t, J=4.8 Hz), 3.77-3.93 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.30-4.46 (1H, m), 6.27 (1H, d, J=1.7 Hz), 6.67 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.52 (1H, ddd, J=7.3, 4.8, 1.3 Hz), 7.81-7.97 (2H, m), 8.80 (1H, d, J=4.3 Hz).
参考例272 7-[シクロプロピル (ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
7−[シクロプロピル(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)インドリン−2−カルボン酸エチル(1.31g)およびトルエン(30mL)の混合物に、酸化マンガン(IV)(0.99g)を室温で加え、3時間還流した。触媒を濾去し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1,容積比)溶出部から題記化合物(1.23g,収率94%)を無色固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:0.33 (2H, brs), 0.52-0.68 (2H, m), 1.43 (3H, t, J=7.1 Hz), 3.19-3.30 (1H, m), 3.47 (3H, s), 3.73-3.82 (2H, m), 4.12-4.21 (2H, m), 4.42 (2H, q, J=7.1 Hz), 7.08 (2H, s), 7.12 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.64 (1H, ddd, J=7.7, 4.7, 0.9 Hz), 8.01 (1H, td, J=7.8, 1.7 Hz), 8.20 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.13 (1H, d, J=4.0 Hz), 12.38 (1H, brs).
参考例273 7-[シクロプロピル (ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸
参考例262と同様にして、7−[シクロプロピル(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(1.21g)から、題記化合物(1.08g,収率95%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ:0.40 (2H, brs), 0.61 (2H, brs), 3.31 (3H, s), 3.32-3.42 (1H, m), 3.61-3.68 (2H, m), 4.00-4.10 (2H, m), 6.79 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.14 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.82-7.93 (1H, m), 8.09 (1H, d, J=7.9 Hz), 8.18-8.26 (1H, m), 8.97 (1H, d, J=4.1 Hz), 12.48 (1H, s).
参考例274 N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[シクロプロピル (ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
参考例216と同様にして、7−[シクロプロピル(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(231mg)および2−(ベンジルチオ)−3−チオモルホリノプロパン−1−アミン(339mg)から、題記化合物(451mg,収率65%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:0.34 (2H, brs), 0.5-0.64 (2H, m), 2.59-2.75 (10H, m), 2.84-3.00 (1H, m), 3.19-3.30 (1H, m), 3.48 (3H, s), 3.50-3.63 (1H, m), 3.73-3.88 (5H, m), 4.18 (2H, t, J=4.6 Hz), 6.69 (1H, d, J=1.7 Hz), 7.03-7.11 (2H, m), 7.22-7.37 (5H, m), 7.43-7.56 (1H, m), 7.64 (1H, ddd, J=7.6, 4.7, 1.0 Hz), 8.01 (1H, td, J=7.7, 1.7 Hz), 8.20 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.26 (1H, dd, J=4.6, 0.8 Hz), 12.60 (1H, brs).
実施例253 N-[2-[(4R)-4-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(2.7g)のジクロロメタン(6mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.2mL)を滴下し、15分間0℃で攪拌した。得られた懸濁液をジクロロメタン(19mL)で希釈した後、S-ベンジル-N-({5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)-L-システインメチルエステル(1.0g)およびチオアニソール(1.5mL)のジクロロメタン(25mL)溶液を加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて濃縮し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1、容積比)で溶出し、(4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-カルボン酸メチルとトリフェニルホスフィンオキシドの混合物を得た。得られたエステルとトリフェニルホスフィンオキシドの混合物をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解させ、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.053mg)を加えた後、メタノール(2.5mL)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で1時間攪拌した後、室温で3時間攪拌した。水を加えて濃縮した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−0:1、容積比)で溶出し、題記化合物(0.27g、収率36%)を無色アモルファス固体として得た。MS:477(MH)。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.97-2.03 (1H, m), 3.30-3.39 (1H, m), 3.33 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.47-3.58 (1H, m), 3.68-3.79 (2H, m), 3.79-3.95 (1H, m), 3.98-4.09 (1H, m), 4.08-4.14 (2H, m), 4.77-4.96 (1H, m), 6.86 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.88 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.57-7.68 (1H, m), 7.90-7.99 (1H, m), 8.00-8.06 (1H, m), 9.04 (1H, d, J=4.0 Hz), 11.53 (1H, d, J=2.6 Hz)。
実施例254 N-[2-[(4S)-4-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.3g)のジクロロメタン(3mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.59mL)を滴下し、15分間0℃で攪拌した。得られた懸濁液をジクロロメタン(5mL)で希釈した後、N-({5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)-S-トリチル-D-システインメチルエステル(0.60g)およびチオアニソール(0.74mL)のジクロロメタン(8mL)溶液を加えた。反応混合物を0℃で2時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて濃縮し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:1、容積比)で溶出し、(4S)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-カルボン酸メチルとトリフェニルホスフィンオキシドの混合物(0.39g)を得た。得られたエステルとトリフェニルホスフィンオキシドの混合物をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解させ、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.010mg)を加えた後、メタノール(1.5mL)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で30分間攪拌した後、室温で2時間攪拌した。水を加えて濃縮し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル−メタノール(4:1:0−0:10:1、容積比)で溶出し、題記化合物(0.076g、収率20%)を無色結晶として得た。融点146.6−146.7℃。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.22 (1H, brs), 3.27-3.39 (1H, m), 3.34 (3H, s), 3.45 (3H, s), 3.46-3.56 (1H, m), 3.70-3.77 (2H, m), 3.78-3.93 (1H, m), 4.01-4.07 (1H, m), 4.07-4.15 (2H, m), 4.79-4.91 (1H, m), 6.81-6.93 (2H, m), 7.05 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.53-7.63 (1H, m), 7.89-7.98 (1H, m), 7.98-8.07 (1H, m), 9.03 (1H, d, J=4.5 Hz), 11.54 (1H, brs)。
実施例255 メタンスルホン酸 ((4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-イル)メチル
N-[2-[(4R)-4-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(0.28g)、メタンスルホニルクロリド(0.10g)およびトリエチルアミン(0.16mL)のテトラヒドロフラン(5.0mL)溶液を室温で2時間攪拌した。酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:4、容積比)で溶出し、題記化合物(0.25g、収率77%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.05 (3H, s), 3.28 (3H, s), 3.31-3.41 (1H, m), 3.46 (3H, s), 3.52-3.64 (1H, m), 3.69-3.81 (2H, m), 4.06-4.18 (2H, m), 4.49-4.59 (2H, m), 4.97-5.08 (1H, m), 6.88 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.96 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.07 (1H, s), 7.64-7.74 (1H, m), 7.98 (1H, t, J=7.8 Hz), 8.04-8.11 (1H, m), 9.13 (1H, d, J=4.0 Hz), 12.04 (1H, brs)。
実施例256 N-[2-(1,8-ジチア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(2.0g)のアセトニトリル(14mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.0mL)を滴下し、30分間0℃で攪拌した。得られた懸濁液をアセトニトリル(36mL)で希釈した後、N-{[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル]メチル}-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.9g)およびチオアニソール(0.70mL)のアセトニトリル(50mL)溶液を加えた。反応混合物を0℃で2時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(9:1−3:7、容積比)で溶出し、題記化合物(0.26g、収率17%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.90-2.20 (2H, m), 2.35 (2H, d, J=13.9 Hz), 2.61-2.76 (2H, m), 2.78-2.94 (2H, m), 3.30 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.64-3.80 (2H, m), 4.05-4.15 (2H, m), 4.18 (2H, s), 6.81 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.90 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.56-7.64 (1H, m), 7.88-7.99 (1H, m), 8.01-8.10 (1H, m), 9.00-9.07 (1H, m), 11.71 (1H, brs)。
実施例257 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
参考例94で得られたN-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(光学活性体:保持時間大)(0.255g)より実施例201と同様にして、題記化合物(0.125g、収率60%)を無色結晶として得た。融点137−138℃。
実施例258 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド二塩酸塩(0.010g)の酢酸エチル(50mL)懸濁液に2N水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え、室温で15分間撹拌した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.004g、収率 46%)を無色結晶として得た。融点199−201℃。
実施例259 N-{2-[5-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.204g)の無水テトラヒドロフラン(10mL)溶液に、臭化メチルマグネシウムのテトラヒドロフラン1.0M溶液(4.4mL)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 30:70−80:20)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.142g、収率 72%)を無色結晶として得た。融点156−158℃。
実施例260 N-メチル-N-{2-[5-(2-モルホリノ-2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.150g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.063g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N’-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.079g)、N-エチルジイソプロピルアミン(0.12mL)及びモルホリン(0.06mL)を加え、室温で20時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。 抽出液を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール = 50:50−0:100)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.099g、収率 57%)を無色結晶として得た。融点173−174℃。
実施例261 N-(2-{5-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.150g)と3,3-ジフルオロピロリジン(0.099mg)から実施例260と同様にして、題記化合物(0.030g、収率 16%)を無色結晶として得た。融点172−173℃。
実施例262 N-シクロプロピル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸アミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.150g)とシクロプロピルアミン(0.099mg)から実施例260と同様にして、題記化合物(0.085g、収率 52%)を無色結晶として得た。融点179−181℃。
実施例263 2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)酢酸アミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.150g)とテトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン(0.069mg)から実施例260と同様にして、題記化合物(0.155g、収率 87%)を無色結晶として得た。融点190−192℃。
実施例264 N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソ-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.150g)とピロリジン(0.057mL)から実施例260と同様にして、題記化合物(0.131g、収率 78%)を無色結晶として得た。融点175−176℃。
実施例265 N,N-ジエチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸アミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.150g)とジエチルアミン(0.071mL)から実施例260と同様にして、題記化合物(0.108g、収率 64%)を無色結晶として得た。融点144−148℃。
実施例266 N-{2-[5-(2-アミノエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.242g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液にトリフェニルホスフィン(0.301g)、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(0.500g)及びアジ化ジフェニルホスホリル(0.247mL)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン = 5:95−60:40)で精製して、黄色油状物を得た。得られた油状物のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に水(0.1mL)及びトリフェニルホスフィン(0.226g)を加え、室温にて24時間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール = 100:0−80:20)で精製し、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、題記化合物(0.100g、二段階の収率 41%)を淡黄色結晶として得た。融点172−174℃。
実施例267 N-{2-[5-(1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカ-8-イルメチル)-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.83g)のジクロロメタン(6mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.25mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-3-(1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカ-8-イル)-2-メチルプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.72g)およびジメチルスルフィド(0.22mL)を加えた。反応混合物を0℃で20分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3、容積比)溶出部から、題記化合物(0.28g、収率50%)を無色結晶として得た。融点172−173℃。
実施例268 N-[2-(9,12-ジオキサ-1-チア-3-アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.98g)のアセトニトリル(30mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.60mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-{[8-(ベンジルチオ)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカ-8-イル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.45g)およびジメチルスルフィド(0.52mL)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、析出した固体をろ取し、水洗した。得られた固体を酢酸エチルで洗浄、乾燥し、題記化合物(0.75g、収率63%)を無色結晶として得た。融点224−225℃。
実施例269 メタンスルホン酸2-(5-メチル-2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.75g)およびトリエチルアミン(0.50mL)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に0℃でメタンスルホニルクロリド(0.20mL)をゆっくり加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.56g、収率65%)を無色結晶として得た。融点149−150℃。
実施例270 N-メチル-N-{2-[5-メチル-5-(ピペラジン-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(3.09g)およびアセトニトリル(20mL)の混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.93mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、4-{2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-[({7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)アミノ]プロピル}ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.55g)およびジメチルスルフィド(0.24mL)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を4規定塩化水素の酢酸エチル溶液に加え、生じた結晶をろ取し、酢酸エチルで洗浄した。得られた結晶を飽和重曹水に加え、30分間かき混ぜた。結晶をろ取し、水および酢酸エチルで洗浄し、乾燥し、題記化合物(0.49g、収率45%)を無色結晶として得た。融点178−180℃。
実施例271 N-メチル-N-[2-(8-オキソ-1-チア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
N-{[1-(ベンジルチオ)-4-オキソシクロヘキシル]メチル}-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.79g)より、実施例267と同様にして、題記化合物(0.34g、収率53%)を無色結晶として得た。融点207−208℃。
実施例272 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノカルボニル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸(0.25g)、モルホリン(0.10g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.10g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)の混合物に室温で、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.14g)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物に水を加え、析出した固体をろ取し、水洗、乾燥した。得られた固体を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン溶出部から、題記化合物(0.25g、収率86%)を淡黄色結晶として得た。融点238−239℃。
実施例273 N-メチル-N-(2-{5-[(4-メチルピペラジン-1-イル)カルボニル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸(0.25g)およびN-メチルピペラジン(0.12g)より、実施例272と同様にして、題記化合物(0.21g、収率71%)を淡黄色結晶として得た。融点198−199℃。
実施例274 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.72g)およびアセトニトリル(15mL)の混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.52mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、参考例94で得られたN-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(光学活性体:保持時間小)(0.91g)およびジメチルスルフィド(0.33mL)を加えた。反応混合物を0℃で15分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1、容積比)溶出部から、題記化合物とトリフェニルホスフィンオキシドを含む油状物を得た。得られた油状物を4規定塩化水素の酢酸エチル溶液に加え、生じた結晶をろ取し、酢酸エチルで洗浄した。得られた結晶を飽和重曹水に加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.62g、収率81%)を無色結晶として得た。融点139−140℃。
実施例275 N,N-ジエチル-2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボキサミド
2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボン酸(0.25g)およびジエチルアミン(12mL)より、実施例272と同様にして、題記化合物(0.24g、収率85%)を淡黄色結晶として得た。融点218−219℃。
実施例276 N-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]アセトアミド
N-{2-[5-(アミノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.27g)のN,N-ジメチルアセトアミド(6mL)溶液に0℃で無水酢酸(0.10mL)を加え、30分間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、析出した固体をろ取し、水で洗浄し、乾燥した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(95:5、容積比)溶出部から、題記化合物(0.20g、収率68%)を淡黄色結晶として得た。融点212−213℃。
実施例277 N-{2-[5-(アミノメチル)-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
水素化リチウムアルミニウム(0.05g)およびテトラヒドロフラン(6mL)の混合物に0℃で、N-[2-(5-シアノ-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.40g)を加え、15分間かき混ぜた後、エタノール(2mL)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.2mL)の順に加え、生じた無機塩を濾過により除いた。濾液を濃縮し、残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(0.23g、収率57%)を無色結晶として得た。融点164−165℃。
実施例278 5-メチル-2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-カルボキサミド
N-[2-(5-シアノ-5-メチル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(0.38g)、2規定水酸化ナトリウム水溶液(0.90mL)、テトラヒドロフラン(4mL)およびエタノール(4mL)の混合物を4時間、加熱還流した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(0.15g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド・塩酸塩(0.21g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)の混合物を室温で1時間かき混ぜた後、28%アンモニア水(0.22mL)を加えた。室温で終夜かき混ぜた後、反応混合物に水を加え、析出した固体をろ取し、水洗、乾燥した。得られた固体をエタノール中に懸濁させ、15分間かき混ぜた後、ろ取し、エタノールおよび酢酸エチルで洗浄、乾燥し、題記化合物(0.29g、収率74%)を無色結晶として得た。融点248−249℃。
実施例279 2-クロロ-N-メチル-N-{4-メチル-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-3-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.95g)およびアセトニトリル(20mL)の混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.59mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[[(2-クロロピリジン-3-イル)スルホニル](メチル)アミノ]-4-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.10g)およびジメチルスルフィド(0.20mL)を加えた。反応混合物を0℃で15分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:1、容積比)溶出部から、題記化合物(0.69g、収率76%)を無色結晶として得た。融点151−153℃。
実施例280 N-メチル-N-{4-メチル-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.01g)より、実施例274と同様にして、題記化合物(0.45g、収率54%)を無色結晶として得た。融点192−193℃。
実施例281 N-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-4-メチル-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(2.35g)およびアセトニトリル(20mL)の混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.71mL)をゆっくり加え、10分間かき混ぜた後、N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノエチル]-4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.10g)およびジメチルスルフィド(0.46mL)を加えた。反応混合物を0℃で30分間かき混ぜた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:2、容積比)溶出部から、題記化合物(0.58g、収率67%)を無色結晶として得た。融点173−174℃。
実施例282 N-{2-[5-(アミノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-4-メチル-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(1.10g)より、実施例277と同様にして、題記化合物(0.58g、収率67%)を無色結晶として得た。融点146−147℃。
実施例283 (2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(0.50g)、2-ブチン酸エチル(0.40mL)およびトリブチルホスフィン(0.40mL)のテトラヒドロフラン(16mL)−トルエン(8mL)溶液を50℃で3時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4−1:1)に付し、題記化合物(0.33g、収率:50%)を淡黄色油状物として得た。その油状物の一部を、酢酸エチル-ヘキサンで結晶化し、淡黄色結晶を得た。MS:464(MH)。融点101−102℃。
実施例284 (2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.52g)をテトラヒドロフラン(6mL)−メタノール(6mL)の混合溶媒に溶解し、氷冷した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(0.25gの水酸化カリウムを水5mLに溶解して調製)を加え、氷冷下から室温で7時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた無晶形固体を酢酸エチル-ヘキサンで結晶化し、題記化合物(407mg、収率:83%)を淡黄色プリズム晶として得た。MS:436(MH)。融点232−234℃。
実施例285 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.21g)、水素化ホウ素リチウム(20mg)、テトラヒドロフラン(10mL)の混合物にメタノール(2mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、題記化合物(182mg、収率:96%)を淡黄色結晶として得た。その結晶の一部を、酢酸エチル-ヘキサンで再結晶化し、淡黄色結晶を得た。MS:422(MH)。融点174−175℃。
実施例286 N-メチル-N-(2-{5-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(80mg)、N-メチルピペラジン(25μL)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(35mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に、氷冷下でN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(50mg)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡黄色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで再結晶化し、題記化合物(59mg、収率:62%)を無色結晶として得た。MS:518(MH)。融点151−153℃。
実施例287 2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(100mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(42mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(6mL)の混合物に、氷冷下でN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(53mg)を加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=9:1−酢酸エチル)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(82mg、収率:82%)を淡黄色プリズム晶として得た。MS:435(MH)。融点193−194℃。
実施例288 N-(2-{5-[2-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、コハク酸イミド(29mg)、トリフェニルホスフィン(93mg)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)に40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(0.155mL)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液に40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(0.155mL)をさらに加え、室温で5日間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:8−10:0)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(36mg、収率:30%)を無色プリズム晶として得た。MS:503(MH)。融点189−191℃。
実施例289 [2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル]カルバミン酸メチル
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(40mg)、トリエチルアミン(0.038mL)、アジ化ジフェニルホスホリル(0.024mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)の混合物を、室温で1時間攪拌した。反応溶液にメタノール(3mL)を加え、50℃で3時間加熱した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3−7:3)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(11.7mg、収率:28%)を淡黄色結晶として得た。MS:465(MH)。融点201−203℃。
実施例290 (2-{4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(1.62g)、2-ブチン酸エチル(1.2mL)およびトリブチルホスフィン(1.1mL)のテトラヒドロフラン(30mL)−トルエン(20mL)の混合溶液を室温で4時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=10:90−35:65)に付し、得られた結晶を酢酸エチル-ヘキサンで結晶化し、題記化合物(1.35g、収率:64%)を淡黄色結晶として得た。MS:478(MH)。融点109−110℃。
実施例291 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-4-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.12g)、水素化ホウ素リチウム(20mg)、テトラヒドロフラン(10mL)の混合物にメタノール(2mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(103mg、収率:94%)を淡黄色結晶として得た。MS:436(MH)。融点168−169℃。
実施例292 (2-{4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.99g)をテトラヒドロフラン(12mL)−メタノール(12mL)の混合溶媒に溶解し、氷冷した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(0.35gの水酸化カリウムを水5mLに溶解して調製)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡黄色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(1.00g、収率:95%)を淡黄色結晶として得た。MS:450(MH)。融点269−270℃。
実施例293 2-(2-{4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{4-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.25g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(0.11g)、N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)の混合物に、氷冷下でN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.14g)を加え、氷冷下から室温で2日間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=9:1−10:0)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(228mg、収率:92%)を無色結晶として得た。MS:449(MH)。融点120−121℃。
実施例294 N,N-ジメチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(70mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(33mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(46mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)の混合物を室温で2時間攪拌した。この溶液に2M-ジメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液(0.25mL)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付し、得られた無色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(53mg、収率:30%)を無色結晶として得た。MS:463(MH)。融点153−154℃。
実施例295 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.27g)、水素化ホウ素リチウム(70mg)、テトラヒドロフラン(10mL)の混合物にメタノール(2mL)を加え、室温で5時間攪拌した。反応溶液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1−7:3)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(46mg、収率:19%)を無色板状晶として得た。MS:408(MH)。融点156−158℃。
実施例296 (2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.49g)をテトラヒドロフラン(8mL)−メタノール(8mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(0.25gの水酸化カリウムを水4mLに溶解して調製)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液を希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られたアモルファス固体を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(256mg、収率:56%)を淡黄色結晶として得た。MS:422(MH)。融点>240℃(分解)。
実施例297 2-(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(153mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(72mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に、氷冷下でN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(91mg)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−酢酸エチル:メタノール=95:5)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(118mg、収率:77%)を淡黄色結晶として得た。MS:421(MH)。融点130−131℃。
実施例298−A N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(510mg)をヘキサン−エタノール(50:50、容積比)に溶解し、0.5mg/mL濃度の溶液を調製した。この溶液をCHIRALCEL OD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(50:50、容積比)を用い、30℃下、流速60mL/minで溶出し、保持時間22分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチルに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮した。得られた油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(217mg)を淡黄色結晶として得た。融点173−174℃。
実施例298−B N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(510mg)をヘキサン−エタノール(50:50、容積比)に溶解し、0.5mg/mL濃度の溶液を調製した。この溶液をCHIRALCEL OD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(50:50、容積比)を用い、30℃下、流速60mL/minで溶出し、保持時間36分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチルに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮した。得られた油状物を酢酸酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(229mg)を淡黄色結晶として得た。融点168−169℃。
実施例299 N-メトキシ-N-メチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.28g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に氷冷下、トリエチルアミン(0.43mL)を加え、氷冷下で10分間攪拌した。この混合物に(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.03g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(0.42g)およびN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.59g)を加え、氷冷下から室温で24時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=7:3−10:0)に付し、得られた淡黄色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(911mg、収率:81%)を淡黄色結晶として得た。MS:479(MH)。融点153−154℃。
実施例300 N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソプロピル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メトキシ-N-メチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド(0.20g)を無水テトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、氷冷下で12%臭化メチルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(1.4mL)を加えた。この混合物を氷冷下から10℃で5時間攪拌した後、クエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=35:65−50:50)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(121mg、収率:67%)を無色結晶として得た。MS:434(MH)。融点123−124℃。
実施例301 N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソブタ-3-エン-1-イル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メトキシ-N-メチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド(589mg)を無水テトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、氷冷下で1M−臭化ビニルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(3.7mL)を加えた。この混合物を氷冷下で5時間攪拌した後、1M−臭化ビニルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(2.0mL)をさらに加え、氷冷下で2時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付し、得られた淡黄色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(210mg、収率:38%)を淡黄色結晶として得た。MS:446(MH)。融点157−158℃。
実施例302 N-メチル-N-(2-{5-[(1-メチル-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-3-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソブタ-3-エン-1-イル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(250mg)、メチルヒドラジン(0.050mL)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物を室温で3時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、不溶物をろ去した後、ろ液を濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:7−5:5)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(156mg、収率:59%)を無色針状晶として得た。MS:474(MH)。融点149−150℃。
実施例303 N-メチル-N-{2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.79g)のジクロロメタン(5mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.38mL)をゆっくり加え、20分間攪拌後、N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.67g)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴下した。氷冷下で1時間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた固体をろ去し、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:6−6:4)に付した。得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(29mg、収率:5%)を無色結晶として得た。MS:488(MH)。融点142−144℃。
実施例304 N-メチル-N-(2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(180mg)のジクロロメタン(8mL)溶液に氷冷下でm−クロロ過安息香酸(75mL)を加え、氷冷下で3時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=6:4−9:1)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(39mg、収率:21%)を無色針状晶として得た。MS:504(MH)。融点193−194℃。
実施例305 (2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(2.3g)、2-ブチン酸エチル(1.5mL)、トリブチルホスフィン(1.5mL)、トルエン(25ml)およびテトラヒドロフラン(25mL)の混合物を室温で3時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:7−5:5)に付し、題記化合物(1.23g、収率:41%)を淡茶色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.29 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.72 (2H, d, J=7.5 Hz), 3.40 (3H, s), 3.95 (3H, s), 4.19 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.22-4.48 (3H, m), 6.86-6.98 (4H, m), 7.03 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.48-7.56 (2H, m), 7.72 (1H, dd, J=7.8, 1.8 Hz), 9.61(1H, brs)。
実施例306 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-2-メトキシ-N-メチルベンゼンスルホンアミド
(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(140mg)、水素化ホウ素リチウム(40mg)およびテトラヒドロフラン(5mL)の混合物にメタノール(1mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=6:4−10:0)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(87mg、収率:69%)を無色針状晶として得た。MS:446(MH)。融点154−155℃。
実施例307 (2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(1.0g)をテトラヒドロフラン(10mL)−メタノール(10mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(0.50gの水酸化カリウムを水5mLに溶解して調製)を加え、室温で7時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡茶色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(730mg、収率:78%)を淡黄色結晶として得た。MS:460(MH)。融点197−198℃。
実施例308 2-(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(0.25g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(0.13g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.16g)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:0−8:2)に付し、得られた淡茶色固体を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(143mg、収率57%)を淡茶色結晶として得た。MS:459(MH)。融点227−228℃。
実施例309 N-メトキシ-2-(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-メチルアセトアミド
N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(48mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に氷冷下、トリエチルアミン(85uL)を加え、氷冷下で10分間攪拌した。この混合物に(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(90mg)およびN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(130mg)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0−95:5)に付し、題記化合物(180mg、収率:85%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:489(MH)。
実施例310 2-(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-4H-1,2,4-トリアゾール-3-イルアセトアミド
(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(150mg)、2−アミノ−1,2,4−トリアゾール(36mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(67mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(94mg)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0−95:5)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(118mg、収率69%)を無色プリズム晶として得た。MS:526(MH)。融点208−209℃。
実施例311 N-(2-{5-[2-(4-ヒドロキシピぺリジノ)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-2-メトキシ-N-メチルベンゼンスルホンアミド
(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(150mg)、4−ヒドロキシピペリジン(43mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(67mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(94mg)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0−90:10)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(131mg、収率74%)を無色プリズム晶として得た。MS:543(MH)。融点166−167℃。
実施例312 2-(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-1H-テトラゾール-5-イルアセトアミド
(2-{7-[[(2-メトキシフェニル)スルホニル](メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(165mg)、5−アミノ−テトラゾール(37mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(68mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(96mg)を加え、氷冷下から室温で2日間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣を分取HPLCで精製し、題記化合物(107mg、収率56%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:527(MH)。
実施例313 {2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル
7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-カルボチオアミド(2.65g)、2-ブチン酸エチル(1.5mL)、トリブチルホスフィン(1.6mL)、トルエン(30ml)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:8−4:6)に付し、題記化合物(1.92g、収率:57%)を淡黄色油状物として得た。MS:526(MH)。
実施例314 {2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸
{2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル(0.55g)をテトラヒドロフラン(6mL)−メタノール(6mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(0.30gの水酸化カリウムを水5mLに溶解して調製)を加え、室温で6時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(372mg、収率:72%)を淡黄色結晶として得た。MS:498(MH)。融点170−172℃。
実施例315 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチル-2-(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
{2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル(1.4g)、水素化ホウ素リチウム(0.30g)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物にメタノール(3mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=5:5−7:3)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(0.79g、収率:61%)を無色針状晶として得た。MS:484(MH)。融点153−154℃。
実施例316 1-({2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセチル)-L-プロリン
{2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸(150mg)、L-プロリンメチルエステル塩酸塩(60mg)、トリエチルアミン(50μL)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(53mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に氷冷下で、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド・塩酸塩(75mg)を加え、氷冷下から室温で15時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付し、淡黄色結晶(180mg)を得た。得られた結晶をテトラヒドロフラン(5mL)−メタノール(5mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(0.10gの水酸化カリウムを水3mLに溶解して調製)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡黄色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで洗浄し、題記化合物(139mg、収率:77%)を淡黄色結晶として得た。MS:595(MH)。融点132−135℃。
実施例317 [(2-{2-[7-(メチル{[2-(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}エチル)チオ]酢酸
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチル-2-(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(710mg)および塩化チオニル(0.32mL)のテトラヒドロフラン溶液(15mL)を60℃で2時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた淡黄色油状物をジエチルエーテルから結晶化し、淡黄色結晶(667mg)を得た。得られた淡黄色結晶、メルカプト酢酸メチル(0.18mL)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(147mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)の混合物に炭酸カリウム(140mg)を加え、70℃で3時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:8−4:6)に付し、淡黄色油状物(165mg)を得た。得られた油状物をテトラヒドロフラン(5mL)−メタノール(5mL)の混合溶媒に溶解した。この溶液に水酸化カリウム水溶液(90mgの水酸化カリウムを水3mLに溶解して調製)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液をクエン酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−酢酸エチル:メタノール=9:1)に付し、題記化合物(80mg、収率:50%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:558(MH)。
実施例318 N-(2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.50g)のジクロロメタン(5mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.25mL)をゆっくり加え、20分間攪拌後、N-[2-(ベンジルチオ)-3-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)プロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.37g)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴下した。氷冷下で30分間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:7−10:0)に付した。得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(87mg、収率:28%)を無色プリズム晶として得た。MS:520(MH)。融点188−189℃。
実施例319 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(2.41g)のジクロロメタン(15mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.46mL)をゆっくり加え、20分間攪拌後、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボキサミド(4.4g)およびチオアニソール(1.4mL)のジクロロメタン(20mL)溶液を滴下した。氷冷下で1時間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:7−4:6)に付し、題記化合物(1.7g、収率:48%)を淡黄色油状物として得た。MS:450(MH)。
実施例320 N,1-ジメチル-N-(2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド(0.32g)、トリフルオロ酢酸(2mL)、濃硫酸(2mL)および水(5mL)の混合物を65℃で3時間攪拌した。反応溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡桃色結晶とチオモルホリン 1-オキシド塩酸塩(222mg)をテトラヒドロフラン(25mL)に溶解し、この溶液にトリエチルアミン(0.30mL)を加えた。室温で30分間攪拌後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(0.46g)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液を希塩酸で酸性とした後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=50:50−90:10)に付し、得られた淡黄色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(137mg、収率:38%)を淡黄色結晶として得た。MS:507(MH)。融点161−162℃。
実施例321 N-メチル-N-{5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.0g)のジクロロメタン(4mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.46mL)をゆっくり加え、30分間攪拌後、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.88g)およびチオアニソール(0.61mL)のジクロロメタン(25mL)溶液を滴下した。氷冷下で90分間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=50:50−85:15)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(174mg、収率:23%)を無色プリズム晶として得た。MS:608(MH)。融点168−169℃。
実施例322 N-メチル-N-{5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.70g)のジクロロメタン(3mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.41mL)をゆっくり加え、30分間攪拌後、N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.75g)およびチオアニソール(0.30mL)のジクロロメタン(10mL)溶液を滴下した。氷冷下で30分間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=50:50−90:10)に付し、題記化合物(350mg、収率:54%)を無色アモルファス固体として得た。MS:625(MH)。
実施例323 N-メチル-N-(5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(0.35g)、エタノール(60mL)、水(30mL)およびテトラヒドロフラン(30mL)の混合物にオキソン(登録商標、0.19g)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に亜硫酸ナトリウム水溶液を加え30分撹拌した後、減圧下で有機溶媒を留去した。残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた無色結晶を酢酸エチル-ヘキサンで再結晶し、題記化合物(193mg、収率:54%)を無色結晶として得た。MS:641(MH)。融点107−110℃。
実施例324 N-{2-{5-[(4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.38g)のジクロロメタン(3mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.23mL)をゆっくり加え、30分間攪拌後、N-[3-(4-アセチルピペラジン-1-イル)-2-(ベンジルチオ)プロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.34g)およびチオアニソール(0.17mL)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴下した。氷冷下で1時間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ヘキサンから結晶化し、題記化合物(109mg、収率:37%)を無色結晶として得た。MS:650(MH)。融点165−167℃。
実施例325 N-メチル-N-{2-(5-{[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(0.48g)のジクロロメタン(3mL)溶液に氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.29mL)をゆっくり加え、20分間攪拌後、N-{2-(ベンジルチオ)-3-[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]プロピル}-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.34g)のジクロロメタン(15mL)溶液を滴下した。氷冷下で1時間攪拌後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=7:3−10:0−酢酸エチル:メタノール=9:1)に付し、得られた無色油状物を酢酸エチル-ジエチルエーテルから結晶化し、題記化合物(142mg、収率:48%)を無色結晶として得た。MS:686(MH)。融点151−153℃。
実施例326 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-3-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(790mg)およびアセトニトリル(15mL)の混合物にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(238μL)を加え、0℃で10分攪拌した。この混合物に、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(410mg)およびジメチルスルフィド(52μL)のアセトニトリル(15mL)およびジクロロメタン(15mL)溶液を加え、0℃で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)及び飽和食塩水(100mL)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCで精製し、題記化合物(38.3mg、収率11%)を白色固体として得た。融点234−236℃。
実施例327 (2-{7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.30g)、ローソン試薬(937mg)及びテトラヒドロフラン(10mL)の混合液を80℃で30分間、攪拌した。反応混合物を濃縮し、トルエンを加えて、析出した固体をろ取した。得られた固体、2-ブチン酸エチル(388mg)、トリブチルホスフィン(63μL)、テトラヒドロフラン(10mL)およびトルエン(5mL)の混合物を50℃で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)、飽和食塩水(100mL)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1、容積比)で精製し、題記化合物(780mg、収率44%)を淡黄色固体として得た。MS:465(MH)。
実施例328 (2-{7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(300mg)、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノール(5mL)、2規定水酸化ナトリウム水溶液(4mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)および1規定塩酸水溶液(50mL)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。得られた固体を、酢酸エチルで洗浄し、題記化合物(278mg、収率98%)を白色固体として得た。融点121−123℃。
実施例329 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチル-1,3-チアゾール-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(200mg)をテトラヒドロフラン(5mL)およびメタノール(5mL)の混合溶媒に溶解させ、0℃に冷却し、水素化ホウ素リチウム(20mg)を加えて室温で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)および1規定塩酸水溶液(50mL)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、題記化合物(25mg、収率14%)を淡黄色固体として得た。MS:423(MH)。
実施例330 2-(2-{7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(1,3-チアゾール-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(250mg)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール-アンモニア錯体(114mg)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド塩酸塩(144mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)および水(100mL)で希釈し、有機層を飽和重曹水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた固体を、酢酸エチルで洗浄し、題記化合物(166mg、収率67%)を白色固体として得た。融点216−218℃。
実施例331 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
実施例201と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(165mg)より題記化合物(63mg、収率47%)を無色アモルファス固体晶として得た。MS:472(MH)。
実施例332 (2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例283と同様にして、7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(1190mg)と2−ブチン酸エチル(0.922mL)より題記化合物(670mg、収率42%)を淡黄色アモルファス固体晶として得た。MS:459(MH)。
実施例333 (2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(470mg)のテトラヒドロフラン(6mL)およびメタノール(6mL)溶液に水酸化カリウム(85%純度、170mg)の水(2.5mL)溶液を加えて、0℃で1時間、さらに室温下で3時間攪拌した。反応混合物は酢酸エチルで希釈して1M塩酸水溶液で中和した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶し、題記化合物(400mg、収率91%)を白色結晶として得た。MS:431(MH)。融点231−233℃。
実施例334 2-(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(92mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物に、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(120mg)を氷冷下で加え、氷冷下から室温で4時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンから結晶して、題記化合物(166mg、収率83%)を淡黄色プリズム晶として得た。MS:430(MH)。融点206−207℃
実施例335 (2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(180mg)をエタノール−酢酸(1000:1、容積比、360mL)に溶解し、CHIRALCEL OJ (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてエタノール−酢酸(1000:1、容積比)を用い、30℃下、流速40mL/minで溶出し、保持時間39.9分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチルに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮して題記化合物(64.2mg)を無色固体として得た。MS:431(MH)。
実施例336 (2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(180mg)をエタノール−酢酸(1000:1、容積比、360mL)に溶解し、CHIRALCEL OJ (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてエタノール−酢酸(1000:1、容積比)を用い、30℃下、流速40mL/minで溶出し、保持時間53.1分のピークを分取し、濃縮して得られた固体(を酢酸エチルに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮して題記化合物(71.8mg)を白色固体として得た。MS:431(MH)。
実施例337 2-(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例335で得られた(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(64mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(35mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)の混合物に、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(45mg)を氷冷下で加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンから結晶して、題記化合物(54mg、収率85%)を淡黄色プリズム晶として得た。MS:430(MH)。融点149−150℃
実施例338 2-(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例336で得られた(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(72mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(40mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)の混合物に、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(50mg)を氷冷下で加え、氷冷下から室温で18時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンから結晶して題記化合物(57mg、収率79%)を淡黄色プリズム晶として得た。MS:430(MH)。融点148−149℃
実施例339 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
実施例285と同様にして、(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(200mg)より題記化合物(141mg、収率78%)を無色アモルファス固体として得た。MS:417(MH)。
実施例340 N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}フラン-2-スルホンアミド
実施例201と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(840mg)より題記化合物(200mg、収率29%)を白色結晶として得た。MS:461(MH)。
実施例341 (2-{7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例283と同様にして、7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(1280mg)と2−ブチン酸エチル(1.025mL)より題記化合物(605mg、収率35%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:448(MH)。
実施例342 (2-{7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
実施例284と同様にして、(2-{7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(400mg)より題記化合物(250mg、収率67%)を白色結晶として得た。MS:420(MH)。
実施例343 2-(2-{7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例287と同様にして、(2-{7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(150mg)より題記化合物(120mg、収率60%)を白色結晶として得た。MS:419(MH)。
実施例344 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルフラン-2-スルホンアミド
実施例285と同様にして、(2-{7-[(2-フリルスルホニル)(メチル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(200mg)より題記化合物(150mg、収率83%)を白色結晶として得た。MS:406(MH)。
実施例345 N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例201と同様にして、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1000mg)より題記化合物(330mg、収率41%)を白色結晶として得た。MS:463(MH)。
実施例346 N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に炭酸カリウム(90.0mg)およびジフルオロヨードメタン(77.0mg)を加えて、室温下で終夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後に水で洗浄した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(60mg、収率27%)を白色結晶として得た。MS:513(MH)。融点185−186℃。
実施例347 N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例346で得られた(N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(93mg)をヘキサン−エタノール(700:300、容積比、190mL)に溶解し、CHIRALCEL OD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(700:300、容積比)を用い、30℃下、流速60mL/minで溶出し、保持時間18.2分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチルに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮して題記化合物(43.0mg)を無色固体として得た。MS:513(MH)。
実施例348 N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例346で得られた(N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(93mg)をヘキサン−エタノール(700:300、容積比、190mL)に溶解し、CHIRALCEL OD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(700:300、容積比)を用い、30℃下、流速60mL/minで溶出し、保持時間26.2分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチルに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮して題記化合物(45.0mg)を無色固体として得た。MS:513(MH)。
実施例349 N-(2,2-ジフルオロエチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例346と同様にして、N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)および1,1-ジフルオロ-2-ヨードエタン(91.0mg)より題記化合物(80.0mg、収率35%)を白色結晶として得た。MS:527(MH)。
実施例350 N-(2-フルオロエチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例346と同様にして、N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)および1-フルオロ-2-ヨードエタン(90.0mg)より題記化合物(200mg、収率91%)を白色結晶として得た。MS:509(MH)。
実施例351 N-(シアノメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例346と同様にして、N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(300mg)およびヨードアセトニトリル(120mg)より題記化合物(85.0mg、収率26%)を白色結晶として得た。MS:502(MH)。
実施例352 N-エチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例346と同様にして、N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)およびヨードエタン(34.0mg)より題記化合物(63.4mg、収率60%)を白色結晶として得た。MS:491(MH)。
実施例353 N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシンエチルエステル
実施例346と同様にして、N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(500mg)およびヨード酢酸エチル(255mg)より題記化合物(400mg、収率67%)を白色結晶として得た。MS:549(MH)。
実施例354 N-(2-ヒドロキシエチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシンエチルエステル(100mg)のテトラヒドロフラン(10mL)およびメタノール(2mL)溶液に水素化ホウ素リチウム(18.0mg)を加えて、室温下で4時間攪拌した。反応混合物に1M塩酸水溶液を加えた後に、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶し、題記化合物(70mg、収率76%)を白色結晶として得た。MS:507(MH)。
実施例355 N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシン
N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシンエチルエステル(120mg)のテトラヒドロフラン(3mL)およびメタノール(3mL)溶液に水酸化カリウム(純度85%、30mg)を水(1mL)に溶かした溶液を氷冷下で加え30分間攪拌した後に、室温下で1時間攪拌した。反応混合物に1M塩酸水溶液を加えた後に、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶し、題記化合物(106mg、収率93%)を白色結晶として得た。MS:521(MH)。
実施例356 N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシンアミド
N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシン(60mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(30mg)とN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(35mg)を氷冷下で加えた後に、室温で終夜攪拌した。反応混合物に飽和重曹水を加えた後に、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶し、題記化合物(43mg、収率71%)を白色結晶として得た。MS:520(MH)。
実施例357 N-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-(2-チエニルスルホニル)グリシンエチルエステル(110mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に臭化メチルマグネシウム(1.0M テトラヒドロフラン溶液、1mL)を加えて、50℃で終夜攪拌した。反応混合物に1M塩酸水溶液を加えた後に、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製し、題記化合物(30mg、収率28%)を白色結晶として得た。MS:535(MH)。
実施例358 メタンスルホン酸2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチルおよびN-{2-[5-(2-クロロエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(200mg)、トリエチルアミン(70μL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に室温でメタンスルホニルクロリド(60mg)を加え3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、メタンスルホン酸2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル(126mg、収率54%)、MS:500(MH)およびN-{2-[5-(2-クロロエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(16mg、収率8%)、MS:440(MH)をそれぞれ白色アモルファス固体として得た。
実施例359 2-(2-{7-[(ジフルオロメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例346と同様にして、2-(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド(200mg)とジフルオロヨードメタン(102mg)より、題記化合物(50mg、収率22%)を無色固体として得た。MS:471(MH)。
実施例360 (2-{7-[(ジフルオロメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例346と同様にして、(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(500mg)とジフルオロヨードメタン(238mg)より、題記化合物(150mg、収率27%)を無色アモルファス固体として得た。MS:500(MH)。
実施例361 N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例285と同様にして、(2-{7-[(ジフルオロメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(150mg)より、題記化合物(120mg、収率88%)を無色固体として得た。MS:458(MH)。
実施例362 (2-{7-[(2-フルオロエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例346と同様にして、(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(600mg)と1−フルオロ−2−ヨードエタン(280mg)より、題記化合物(400mg、収率61%)を無色アモルファス固体として得た。MS:496(MH)。
実施例363 N-(2-フルオロエチル)-N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例285と同様にして、(2-{7-[(2-フルオロエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(150mg)より、題記化合物(90mg、収率66%)を無色固体として得た。MS:454(MH)。
実施例364 (2-{7-[(2-フルオロエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
実施例284と同様にして、(2-{7-[(2-フルオロエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(150mg)より、題記化合物(140mg、収率98%)を無色固体として得た。MS:468(MH)。
実施例365 2-(2-{7-[(2-フルオロエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例287と同様にして、(2-{7-[(2-フルオロエチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(140mg)より、題記化合物(100mg、収率72%)を無色固体として得た。MS:467(MH)。
実施例366 (2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例346と同様にして、(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(410mg)とヨードエタン(75μL)より、題記化合物(300mg、収率69%)を無色アモルファス固体として得た。MS:478(MH)。
実施例367 N-エチル-N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
実施例285と同様にして、(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(100mg)より、題記化合物(70mg、収率77%)を無色アモルファス固体として得た。MS:436(MH)。
実施例368 (2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
実施例284と同様にして、(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(167mg)より、題記化合物(140mg、収率89%)を無色固体として得た。MS:450(MH)。
実施例369 2-(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例287と同様にして、(2-{7-[エチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(120mg)より、題記化合物(70mg、収率58%)を無色固体として得た。MS:449(MH)。
実施例370 (2-{7-[(シアノメチル)(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例346と同様にして、(2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(600mg)とヨードアセトニトリル(245mg)より、題記化合物(400mg、収率62%)を無色固体として得た。MS:489(MH)。
実施例371 (2-{7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
実施例283と同様にして、7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(3200mg)と2−ブチン酸エチル(2.6mL)より題記化合物(920mg、収率21%)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:445(MH)。
実施例372 (2-{7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
実施例284と同様にして、(2-{7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(920mg)より題記化合物(650mg、収率76%)を白色固体として得た。MS:417(MH)。
実施例373 2-(2-{7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例287と同様にして、(2-{7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(620mg)より題記化合物(310mg、収率50%)を白色固体として得た。MS:416(MH)。
実施例374 2-(2-{7-[(2-フルオロエチル)(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
実施例346と同様にして、2-(2-{7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド(100mg)と1−フルオロ−2−ヨードエタン(55mg)より題記化合物(100mg、収率90%)を白色固体として得た。MS:462(MH)。
実施例375 {[2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル]チオ}酢酸エチル
N-{2-[5-(2-クロロエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(100mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に炭酸カリウム(65mg)とメルカプト酢酸エチル(50μL)を加えて、50℃で終夜攪拌した。反応混合物に炭酸カリウム(20mg)を加え、50℃で3時間攪拌した後に室温に冷却した。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後に水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1、容積比)溶出部から、題記化合物(60mg、収率50%)を無色アモルファス固体として得た。MS:524(MH)。
実施例376 {[2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル]チオ}酢酸
{[2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル]チオ}酢酸エチル(60mg)のテトラヒドロフラン(2mL)およびメタノール(2mL)溶液に水酸化カリウム(純度85%、20mg)を水(0.5mL)に溶かした溶液を氷冷下で加えた。反応混合物をゆっくりと室温に戻した後に1時間攪拌した。反応混合物に1M塩酸水溶液を加えた後に、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒から再結晶し、題記化合物(35mg、収率61%)を白色結晶として得た。MS:496(MH)。
実施例377 N-[2-(5-{2-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(300mg)のメタノール(5mL)溶液に2-アミノエタノール(70μL)を加え、加熱還流下、4時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後に、水素化ホウ素ナトリウム(55mg)を加えて30分間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後に水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(10:1、容積比)溶出部から、題記化合物(220mg、収率67%)を無色アモルファス固体として得た。MS:465(MH)。
実施例378 N-メチル-N-(2-{5-[2-(3-オキソモルホリノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-{2-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(220mg)のエタノール(2mL)および水(1mL)溶液にクロロアセチルクロリド(95μL)と8M水酸化ナトリウム水溶液(310μL)を加えて、内温が20℃以下で3時間攪拌した。反応混合物に1M塩酸水溶液を加えた後に、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(10:1、容積比)溶出部から、題記化合物(100mg、収率41%)を無色アモルファス固体として得た。MS:505(MH)。
実施例379 N-{5-(2-メトキシエトキシ)-2-[(4R)-4-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
メタンスルホン酸((4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-イル)メチル(0.1g)、モルホリン(0.032mL)および炭酸カリウム(0.050g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を室温で18時間攪拌後、50℃で6時間攪拌した。同量のモルホリン(0.032mL)および炭酸カリウム(0.050g)を加えた後、80℃で18時間攪拌した。反応混合液を濃縮した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル−メタノール(4:1:0−0:10:1、容積比)で溶出し、題記化合物(0.002g、収率2%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.53-2.69 (4H, m), 2.75-2.89 (1H, m), 3.08-3.68 (4H, m), 3.27-3.37 (3H, m), 3.42-3.52 (3H, m), 3.72-3.84 (4H, m), 3.96-4.09 (1H, m), 4.06-4.21 (2H, m), 4.75-4.99 (1H, m), 6.84 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.87 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.55-7.66 (1H, m), 7.95 (1H, td, J=7.6, 1.7 Hz), 7.98-8.06 (1H, m), 9.02-9.16 (1H, m), 11.57 (1H, brs)
実施例380 N-メチル-N-[2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(670mg)のジクロロメタン(15mL)溶液に、氷冷下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(340mg)を加え10分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド(400mg)とジメチルスルフィド(40mg)のジクロロメタン(15mL)溶液を氷冷下滴下し、氷冷下で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−2:1、容積比)で溶出して得られた化合物をさらに分取HPLCで精製し、題記化合物(150mg、収率44%)を白色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、無色プリズム晶を得た。融点165−166℃。
実施例381 {2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル
7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.15g)、ローソン試薬(1.09g)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物を50℃で30分撹拌した。反応混合物を濃縮し残留物をジイソプロピルエーテルで洗浄し淡黄色結晶を得た。得られた結晶、2-ブチン酸エチル(710mg)、トリブチルホスフィン(510mg)、トルエン(30ml)およびテトラヒドロフラン(15mL)の混合物を50℃で2時間撹拌した。この混合物に2-ブチン酸エチル(710mg)、トリブチルホスフィン(510mg)を加えさらに室温で2.5日撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−3:1、容積比)で溶出して得られた結晶をヘキサンで洗浄し題記化合物(600mg、収率41%)を淡黄色結晶として得た。融点93−94℃。
実施例382 {2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸
{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル(300mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5mL)、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノール(5mL)の混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。残留物を酢酸エチル−ヘキサンで結晶化し、題記化合物(270mg、収率93%)を淡黄色結晶として得た。分取HPLCで精製後、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し淡黄色プリズム晶を得た。融点225−227℃。
実施例383 N-[2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル(350mg)、テトラヒドロフラン(15mL)およびメタノール(3mL)の混合物に水素化ホウ素リチウム(30mg)を加え、室温で2時間撹拌した。この混合物に水素化ホウ素リチウム(15mg)を加え、さらに室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:1−1:4、容積比)で溶出して題記化合物(110mg、収率34%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、無色プリズム晶を得た。融点152−153℃。
実施例384 2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド
{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸(210mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(90mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(120mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(150mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(190mg)を加え、さらに室温で6時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をクエン酸水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物を分取HPLCで精製し題記化合物(90mg、収率43%)を淡黄色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し淡黄色プリズム晶を得た。融点186−187℃。MS:519(MH)。
実施例385 (2-{7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(150mg)、2-ブチン酸エチル(120mg)、トリブチルホスフィン(90mg)、ジクロロメタン(20mL)およびテトラヒドロフラン(40mL)の混合物を室温で15時間撹拌した後、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:4、容積比)で溶出して得られた結晶をさらにシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:4、容積比)で溶出して淡黄色結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して題記化合物(60mg、収率30%)を淡黄色プリズム晶として得た。融点146−147℃。
実施例386 2-(2-{7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(ピリジン-3-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(330mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5mL)、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノール(5mL)の混合物を50℃で30分間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮して淡黄色結晶を得た。得られた結晶、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(1.10g)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.38g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で2.5日攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−85:15、容積比)で溶出して題記化合物(130mg、収率42%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、無色プリズム晶を得た。融点185−186℃。
実施例387 2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド
2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド(140mg)をヘキサン−エタノール(850:150、容積比、700mL)に溶解し、CHIRALPAK AD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(850:150、容積比)を用い、35℃で下、流速75mL/minで溶出し、保持時間1時間13分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化して題記化合物(62mg)を無色プリズム晶として得た。融点205−206℃。
実施例388 {2-[7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸
{2-[7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル(780mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5mL)、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノール(5mL)の混合物を50℃で30分間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。残留物を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで結晶化して題記化合物(490mg、収率64%)を褐色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、褐色プリズム晶を得た。融点247−248℃(分解)。
実施例389 2-{2-[7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド
{2-[7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸(410mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(240mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(310mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を1規定塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−90:10、容積比)で溶出して得られた固体をヘキサンで洗浄して題記化合物(260mg、収率63%)を褐色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶し、淡黄色プリズム晶を得た。融点239−240℃。
実施例390 (2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(300mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(2mL)、テトラヒドロフラン(2mL)、エタノール(2mL)の混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物にクエン酸水溶液を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)し、濃縮して題記化合物(280mg、収率97%)を黄色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、黄色プリズム晶を得た。融点113−114℃。
実施例391 N-[2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(200mg)、テトラヒドロフラン(5mL)およびメタノール(1mL)の混合物に水素化ホウ素リチウム(16mg)を加え室温で1時間撹拌した。この混合物に水素化ホウ素リチウム(16mg)を加えさらに室温で1時間撹拌した。さらにこの混合物に水素化ホウ素リチウム(16mg)を加えさらに室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:9、容積比)で溶出して黄色結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、題記化合物(100mg、収率56%)を淡黄色粉末として得た。融点122−123℃。
実施例392 2-(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(220mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(100mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(120mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をクエン酸水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(97:3−90:10、容積比)で溶出して淡黄色結晶を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶して題記化合物(110mg、収率50%)を淡黄色プリズム晶として得た。融点189−190℃。
実施例393 N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.44g)、トリフェニルホスフィンオキシド(1.42g)およびジクロロメタン(100mL)の混合物を0℃で10分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.92g)とチオアニソール(1.14g)のジクロロメタン(50mL)溶液を氷冷下滴下し、氷冷下で10分間攪拌した。反応液に水を加え、有機層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:1−1:4、容積比)で溶出して黄色油状物を得た。得られた油状物を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで結晶化した後、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルから再結晶して無色結晶を得た(1.03g)。得られた結晶(400mg)、トリフルオロ酢酸(5mL)、水(15mL)の混合物に濃硫酸(5mL)室温で加え、60℃で4時間撹拌した。反応混合物に水を加え減圧下でトリフルオロ酢酸を留去した。残留物を氷冷し、8規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。さらに飽和重曹水を加え塩基性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解して得られた溶液にトリエチルアミン(120mg)とチオモルホリン1−オキシド塩酸塩(150mg)を加え室温で15分間撹拌した。反応混合物にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(320mg)を室温で加え、2時間室温で撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−70:30、容積比)で溶出し、得られた化合物をさらに分取HPLCで精製し無色結晶を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶し、題記化合物(110mg、収率11%)を無色プリズム晶として得た。融点182−183℃。MS:578(MH)。
実施例394 (2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(960mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5mL)、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノール(5mL)の混合物を50℃で1時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸(5mL)を加えて酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)し、濃縮して題記化合物(800mg、収率88%)を黄色アモルファス固体として得た。酢酸エチル−ヘキサンから結晶化させ、さらに酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、淡黄色粉末を得た。融点107−109℃。
実施例395 2-(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール−アンモニア錯体(90mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(120mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−90:10、容積比)で溶出して無色結晶を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶して題記化合物(80mg、収率55%)を無色粉末として得た。融点100−102℃。
実施例396 N-(2-ヒドロキシエチル)-2-(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-メチルアセトアミド
(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(250mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(100mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(140mg)、2-(メチルアミノ)エタノール(60mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−95:5、容積比)で溶出して無色結晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して題記化合物(140mg、収率50%)を無色結晶として得た。融点94−96℃。
実施例397 N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(20mg)をヘキサン−エタノール(500:500、容積比、200mL)に溶解し、CHIRALCEL OD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(500:500、容積比)を用い、30℃下、流速60mL/minで溶出し、保持時間45.6分のピークを分取し、濃縮して得られた固体をメタノールに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮して題記化合物(10.9mg)を淡黄色アモルファス固体として得た。MS:578(MH)。
実施例398 N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(20mg)をヘキサン−エタノール(500:500、容積比、200mL)に溶解し、CHIRALCEL OD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(500:500、容積比)を用い、30℃下、流速60mL/minで溶出し、保持時間60.9分のピークを分取し、濃縮して得られた結晶をメタノールに溶解し不溶物をろ過して除いた後、さらに濃縮して題記化合物(11mg)を無色結晶として得た。MS:578(MH)。
実施例399 N-[2-{5-[2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
アゼチジン-3-オール塩酸塩(80mg)、トリエチルアミン(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で15分間撹拌した。反応混合物に(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(250mg)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(100mg)、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(140mg)を加え室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−95:5、容積比)で溶出して題記化合物(80mg、収率29%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.46 (3H, d, J=6.06 Hz), 3.29 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.75 (2H, t, J=4.16 Hz), 3.80-4.04 (2H, m), 4.06-4.16 (2H, m), 4.18-4.47 (5H, m), 4.54-4.74 (1H, m), 6.84 (1H, dd, J=5.49, 2.08 Hz), 6.91 (1H, dd, J=3.98, 2.08 Hz), 7.06 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.61 (1H, t, J=6.06 Hz), 7.95 (1H, t, J=7.76 Hz), 8.01-8.14 (1H, m), 8.98-9.15 (1H, m), 11.71-11.97 (1H, m)。
実施例400 N-メチル-N-{2-[5-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミドおよびN-メチル-N-{2-[5-(4H-1,2,4-トリアゾール-4-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
メタンスルホン酸(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル (1.0g)、1H-1,2,4-トリアゾール(290mg)、炭酸カリウム(580mg)およびN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を60℃で15時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル−メタノール(50:50:0−0:100:0−0:95:5、容積比)で溶出し、N-メチル-N-{2-[5-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(560mg、収率59%)を淡黄色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.32 (3H, s), 4.20-4.62 (5H, m), 6.95 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.09 (1H, t, J=7.76 Hz), 7.19 (1H, d, J=7.57 Hz), 7.54-7.68 (2H, m), 7.90-7.99 (1H, m), 8.01 (1H, s), 8.06-8.12 (1H, m), 8.13 (1H, s), 9.07 (1H, d, J=3.79 Hz), 12.13 (1H, brs)。
また、続いて溶出する部分から、N-メチル-N-{2-[5-(4H-1,2,4-トリアゾール-4-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(10mg、収率1%)を褐色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.32 (3H, s), 4.12-4.25 (3H, m), 4.30-4.53 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.09 (1H, t, J=7.57 Hz), 7.17-7.22 (1H, m), 7.59-7.68 (2H, m), 7.94-8.03 (1H, m), 8.06-8.13 (1H, m), 8.25 (2H, s), 9.04 (1H, d, J=3.79 Hz), 12.13 (1H, brs)。
実施例401 N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]ピリジン-2-スルホンアミド
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(100mg)、トリフェニルホスフィンオキシド(95mg)およびジクロロメタン(5mL)の混合物を0℃で10分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)プロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(210mg)とチオアニソール(80mg)のジクロロメタン(40mL)溶液を氷冷下滴下し、氷冷下で2時間攪拌した。反応混合物をトリフルオロメタンスルホン酸無水物(100mg)、トリフェニルホスフィンオキシド(95mg)およびジクロロメタン(2mL)の混合物へ氷冷下で滴下し、室温で15時間撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:3−5:95、容積比)で溶出して題記化合物(80mg、収率44%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶を得た。融点218−219℃。
実施例402 N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(470mg)のジクロロメタン(3mL)溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(480mg)を加え30分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(570mg)とチオアニソール(210mg)のジクロロメタン(20mL)溶液を氷冷下滴下し、氷冷下で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:9、容積比)で溶出して無色結晶を得た。得られた結晶、エタノール(20mL),水(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物にオキソン(登録商標、43mg)を室温で加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に亜硫酸ナトリウム水溶液を加え30分撹拌した後、減圧下で有機溶媒を留去した。残留物を酢酸エチル−テトラヒドロフラン混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−90:10、容積比)で溶出し無色結晶を得た。得られた結晶をさらに分取HPLCで精製し、アセトン−メタノールから再結晶して題記化合物(30mg、収率6.1%)を無色プリズム晶として得た。融点235−236℃。
実施例403 N,N-ジメチル-2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-カルボキサミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(82mg)、ジメチルカルバミン酸クロリド(100μL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリエチルアミン(100μL)を加え、室温で30分攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(43mg、収率46%)を白色結晶として得た。融点245℃。
実施例404 N-メチル-N-(2-{8-[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)メチル]-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、1-メチル-1H-イミダゾール-2-カルバルデヒド(33mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(125mg)を加え、室温で18時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(14mg、収率12%)を白色結晶として得た。融点103℃。
実施例405 N-メチル-N-{2-[8-(メチルスルホニル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(82mg)、メタンスルホニルクロリド(100μL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリエチルアミン(100μL)を加え、室温で30分攪拌した。反応液を濃縮し、水を加えた。析出した結晶を濾取し、水で洗浄した。得られた結晶をテトラヒドロフランから再結晶し、題記化合物(42mg、収率36%)を白色結晶として得た。融点251℃。
実施例406 N-[2-(8-エチル-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、アセトアルデヒド(90%)(100μL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(125mg)を加え、室温で30分攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(83mg、収率80%)を白色結晶として得た。融点215℃。
実施例407 N-{2-[8-(シアノメチル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、3-(クロロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール(35mg)、炭酸カリウム(44mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を50℃で16時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物を分取HPLCで精製し、題記化合物(55mg、収率47%)を白色結晶として得た。融点211℃。
実施例408 N-{2-[8-(2-フリルメチル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)と2-フルアルデヒド(30mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(92mg、収率79%)を白色結晶として得た。融点196℃。
実施例409 N-メチル-N-{2-[8-(ピリジン-2-イルメチル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)とピリジン-2-カルバルデヒド(33mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(88mg、収率74%)を白色結晶として得た。融点177℃。
実施例410 N,N-ジエチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)アセトアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)と2-クロロ-N,N-ジエチルアセトアミド(45mg)より実施例407と同様の方法で題記化合物(74mg、収率60%)を白色結晶として得た。融点171℃。
実施例411 N-メチル-N-{2-[8-(2-オキソプロピル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)とクロロアセトン(30mg)より実施例407と同様の方法で題記化合物(58mg、収率53%)を白色結晶として得た。融点168℃。
実施例412 (2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)酢酸メチル
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)とブロモ酢酸メチル(180mg)より実施例407と同様の方法で題記化合物(165mg、収率72%)を白色結晶として得た。融点156℃。
実施例413 (2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)酢酸
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)酢酸メチル(103mg)より実施例382と同様の方法で題記化合物(98mg、収率99%)を白色結晶として得た。融点236℃。
実施例414 2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)アセトアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)、クロロアセトアミド(30mg)、炭酸カリウム(40mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:1溶出部から、題記化合物(62mg、収率56%)を白色結晶として得た。融点226℃。MS:504(MH)。
実施例415 N-{2-[8-(2-メトキシエチル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)と2-ブロモエチルメチルエーテル(35mg)より実施例407と同様の方法で題記化合物(84mg、収率76%)を白色結晶として得た。融点177℃。
実施例416 N-メチル-N-{2-[8-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)とテトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(30mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(92mg、収率79%)を白色結晶として得た。融点225℃。
実施例417 N-メチル-N-{2-[8-(ピリジン-3-イルメチル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-[2-(1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド(100mg)とピリジン-3-カルバルデヒド(33mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(91mg、収率77%)を白色結晶として得た。融点210℃。
実施例418 N-{2-[8-(2-ヒドロキシエチル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)酢酸メチルより実施例285と同様の方法で題記化合物(62mg、収率31%)を白色結晶として得た。融点214℃。
実施例419 N-{2-[8-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)酢酸メチル(211mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に室温で1.5Mメチルリチウム-ジエチルエーテル溶液(2mL)を加え、30分攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:3溶出部から、題記化合物(92mg、収率44%)を白色結晶として得た。融点191℃。
実施例420 (2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(2.15g)と2−ブチン酸エチル(1.54g)より実施例283と同様の方法で題記化合物(1.59g、収率56%)を白色結晶として得た。融点83℃。
実施例421 (2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.5g)より実施例382と同様の方法で題記化合物(0.49g、収率99%)を白色結晶として得た。融点209℃。
実施例422 2-(2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(180mg)より実施例287と同様の方法で題記化合物(104mg、収率56%)を白色結晶として得た。融点179℃。
実施例423 N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(300mg)より実施例285と同様の方法で題記化合物(180mg、収率66%)を白色結晶として得た。融点161℃。
実施例424 N-メチル-N-{5-メチル-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3-モルホリノプロピル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(812mg)より実施例201と同様の方法で題記化合物(544mg、収率72%)を白色結晶として得た。融点189℃。
実施例425 [(2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]カルバミン酸ベンジル
(2-{5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(500mg)、ベンジルアルコール(570μL)、トリエチルアミン(185μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液にアジ化ジフェニルホスホリル(287μL)を室温で加えた後、100℃で30分加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=25:75溶出部から、題記化合物(112mg、収率18%)を淡黄色結晶として得た。融点160℃。
実施例426 N-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-メチル-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-2-シアノエチル]-5-メチル-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.7g)より実施例201と同様の方法で題記化合物(406mg、収率30%)を白色結晶として得た。融点203℃。
実施例427 N-{2-[5-(アミノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-メチル-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-シアノ-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-メチル-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(314mg)より実施例277と同様の方法で題記化合物(140mg、収率44%)を白色結晶として得た。融点168℃。
実施例428 N-(2-ヒドロキシエチル)-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オール(150mg)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド塩酸塩(190mg)のテトラヒドロフラン(3mL)、アセトニトリル(3mL)溶液に、2-アミノエタノール(100mg)を加え、室温で3時間攪拌した。反応液を濃縮後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=50:50溶出部から、題記化合物(124mg、収率56%)を白色結晶として得た。融点214℃。
実施例429 N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と2-(メチルアミノ)エタノール(150mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(49mg、収率22%)を白色結晶として得た。融点112℃。
実施例430 N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と2,2'-イミノジエタノール(200mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(14.5mg、収率6%)を白色結晶として得た。融点104℃。
実施例431 N-(2-メトキシエチル)-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と2-メトキシエタンアミン(150mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(134mg、収率59%)を白色結晶として得た。融点140℃。
実施例432 N-(2-メトキシエチル)-N-メチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と2-メトキシ-N-メチルエタンアミン(180mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(167mg、収率72%)を白色結晶として得た。融点103℃。
実施例433 N-[2-(メチルスルホニル)エチル]-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と2-(メチルスルホニル)エタンアミン(300mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(109mg、収率44%)を白色結晶として得た。融点146℃。
実施例434 N-メチル-N-[2-(メチルスルホニル)エチル]-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)とN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(350mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(95mg、収率37%)を白色結晶として得た。融点96℃。
実施例435 N-(2-{5-[2-(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と3−ヒドロキシピロリジン(60mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(206mg、収率89%)を白色結晶として得た。融点208℃。
実施例436 N-(2-{5-[2-(4-ヒドロキシピぺリジノ)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と4−ヒドロキシピペリジン(60mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(210mg、収率88%)を白色結晶として得た。融点121℃。
実施例437 N-(メチルスルホニル)-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)、2-メチル-6-ニトロ安息香酸無水物(190mg)、4−ジメチルアミノピリジン(56mg)、トリエチルアミン(200μL)、メタンスルホンアミド(46mg)のアセトニトリル(5mL)溶液を室温で18時間攪拌した。反応液に1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(76mg、収率33%)を白色結晶として得た。融点141℃。
実施例438 N-[2-(5-{2-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド塩酸塩
メタンスルホン酸2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル(124mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に2−アミノエタノール(60mg)を加え、80℃で4時間加熱攪拌した。反応液を室温に冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から無色油状物を得た。得られた無色油状物の酢酸エチル(1mL)溶液に、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加えた。析出した結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後乾燥することにより、題記化合物(27mg、収率22%)を黄色結晶として得た。融点196℃。
実施例439 N-[2-(5-{2-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジノ]-2-オキソエチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(200mg)と2-(ピペリジン-4-イル)エタノール(100mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(102mg、収率41%)を白色結晶として得た。融点106℃。
実施例440 N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソ-2-チオモルホリノエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.0g)とチオモルホリン(300mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(624mg、収率52%)を白色結晶として得た。融点182℃。
実施例441 N-(2-{5-[2-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソ-2-チオモルホリノエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(560mg)のテトラヒドロフラン(15mL)、エタノール(5mL)、水(5mL)溶液に、オキソン(登録商標、986mg)を室温で加え、1時間攪拌した。反応液に亜硫酸ナトリウム(3g)を加え10分間攪拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、題記化合物(242mg、収率44%)を白色結晶として得た。融点158℃。
実施例442 N-メチル-N-(2-{5-[2-(1-オキシドチオモルホリノ)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにおいて、実施例441の化合物溶出後の溶出部(酢酸エチル)より、題記化合物(92mg、収率17%)を白色結晶として得た。融点149℃。
実施例443 (cis)-2,6-ジメチルモルホリン-4-カルボン酸 2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル塩酸塩
メタンスルホン酸2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)エチル(180mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に炭酸カリウム(60mg)とcis−2,6−ジメチルモルホリン(60mg)を加え、50℃で3日間加熱攪拌した。反応液を室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から無色油状物を得た。得られた無色油状物を酢酸エチル(1mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加え、析出した結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥することで、題記化合物(71mg、収率36%)を黄色結晶として得た。融点154℃。
実施例444 N-[2-(5-{2-[(cis)-2,6-ジメチルモルホリノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド塩酸塩
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにおいて、実施例443の化合物溶出後の溶出部(酢酸エチル)より、無色油状物を得た。得られた無色油状物を酢酸エチル(1mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加え、析出した結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥することで、題記化合物(37mg、収率21%)を黄色結晶として得た。融点196℃。
実施例445 2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-4H-1,2,4-トリアゾール-3-イルアセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.0g)と4H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン(50mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(164mg、収率71%)を白色結晶として得た。融点194℃。
実施例446 2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)-N-1H-テトラゾール-5-イルアセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.0g)と1H−テトラゾール−5−アミン(50mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(69mg、収率30%)を白色結晶として得た。融点154℃。
実施例447 N-(2-{5-[2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-2-オキソエチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.0g)と3−ヒドロキシアゼチジン(60mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(190mg、収率84%)を白色結晶として得た。融点187℃。
実施例448 N-[2-(5-{2-[(cis)-2,6-ジメチルモルホリノ]-2-オキソエチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.0g)とcis−2,6−ジメチルモルホリン(60mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(206mg、収率84%)を白色結晶として得た。融点170℃。
実施例449 N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(2.78g)のアセトニトリル(150mL)溶液にデスマーチン試薬(3g)を加え、70℃で30分加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=25:75溶出部から題記化合物(27mg、収率22%)を茶色アモルファス固体として得た。MS:420(MH)。
実施例450 N-メチル-2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(1.0g)と2Mメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液(2mL)より実施例428と同様の方法で題記化合物(56mg、収率27%)を白色結晶として得た。融点192℃。
実施例451 N-(2-{5-[2-(4-ヒドロキシピペリジノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(270mg)と4−ヒドロキシピペリジン(100mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(248mg、収率77%)を白色結晶として得た。融点176℃。
実施例452 N-(2-{5-[2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(270mg)と3−ヒドロキシアゼチジン(110mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(195mg、収率64%)を白色結晶として得た。融点149℃。
実施例453 N-(2-{5-[2-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)とチオモルホリン1,1−ジオキシド(95mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(145mg、収率56%)を白色結晶として得た。融点161℃。
実施例454 N-メチル-N-{2-[5-(2-チオモルホリノエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(600mg)とチオモルホリン(300mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(606mg、収率84%)を白色結晶として得た。融点164℃。
実施例455 N-メチル-N-(2-{5-[2-(1-オキシドチオモルホリノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-チオモルホリノエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(559mg)より実施例323と同様の方法で題記化合物(87mg、収率15%)を白色結晶として得た。融点146℃。
実施例456 N-[2-(5-{2-[(cis)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド2塩酸塩
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)と2,6−ジメチルピペラジン(58mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(200mg)を室温で加え、10分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色油状物を酢酸エチル(2mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加えた。析出した結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥して題記化合物(130mg、収率46%)を黄色結晶として得た。融点217℃。
実施例457 N-メチル-N-[2-(5-{2-[(cis)-3,4,5-トリメチルピペラジン-1-イル]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-{2-[(cis)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド2塩酸塩(135mg)と37%ホルムアルデヒド水溶液(1mL)より実施例404と同様の方法で題記化合物(138mg、収率99%)を白色結晶として得た。融点138℃。
実施例458 N-[2-(5-{2-[(cis)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-2-オキソエチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(400mg)とcis−2,6−ジメチルピペラジン(114mg)より実施例428と同様の方法で題記化合物(421mg、収率86%)を白色結晶として得た。融点158℃。
実施例459 N-メチル-N-[2-(5-{2-オキソ-2-[(cis)-3,4,5-トリメチルピペラジン-1-イル]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-{2-[(cis)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-2-オキソエチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(277mg)と37%ホルムアルデヒド水溶液(0.5mL)より実施例404と同様の方法で題記化合物(286mg、収率99%)を白色結晶として得た。融点134℃。
実施例460 N-[2-(5-{[1-(2-ヒドロキシエチル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソブタ-3-エン-1-イル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(223mg)、2−ヒドロキシエチルヒドラジン(60mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を室温で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(146mg、収率58%)を白色アモルファス固体として得た。MS:504(MH)。
実施例461 N-[2-(5-{2-[(2-ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)と2-(メチルアミノ)エタノール(57mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(110mg、収率48%)を白色結晶として得た。融点116℃。
実施例462 N-メチル-N-{2-[5-(2-{メチル[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}エチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド塩酸塩
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)とN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミン(100mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(190mg、収率68%)を黄色結晶として得た。MS:541(MH+)。
実施例463 N-メチル-N-(2-{5-[2-(4H-1,2,4-トリアゾール-3-イルアミノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)、4H-1,2,4-トリアゾール-3-アミン(80mg)の酢酸(3mL)溶液に、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(200mg)を室温で加え10分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(120mg、収率50%)を白色結晶として得た。融点195℃。
実施例464 N-[2-(5-{2-[(trans-4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド塩酸塩
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)とtrans-4-アミノ-1-メチルシクロヘキサノール(80mg)のメタノール(5mL)混合物を50℃で1時間攪拌した。反応液を室温に冷却後、水素化ホウ素ナトリウム(38mg)を加え10分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から黄色油状物を得た。得られた黄色油状物を酢酸エチル(3mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(2mL)を加えた。析出した結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥することにより、題記化合物(148mg、収率54%)を黄色結晶として得た。融点161℃。
実施例465 N-[2-(5-{2-[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド塩酸塩
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)と1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(50mg)より実施例464と同様の方法で題記化合物(116mg、収率46%)を黄色結晶として得た。融点156℃。
実施例466 N-メチル-N-(2-{5-[2-(テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルアミノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(600mg)とテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-アミン(300mg)より実施例377と同様の方法で題記化合物(403mg、収率55%)を白色結晶として得た。融点132℃。
実施例467 N-メチル-N-[2-(5-{2-[(1-オキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-(2-{5-[2-(テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルアミノ)エチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド(330mg)より実施例323と同様の方法で題記化合物(55mg、収率16%)を黄色結晶として得た。融点172℃。
実施例468 N-[2-(5-{2-[(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)アミノ]エチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド塩酸塩
N-メチル-N-{2-[5-(2-オキソエチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド(200mg)とテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-アミン 1,1-ジオキシド(100mg)より実施例464と同様の方法で題記化合物(108mg、収率38%)を黄色結晶として得た。融点195℃。
実施例469 N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(1.18g)、トリフルオロ酢酸(3mL)、濃硫酸(3mL)、水(10mL)の混合物を50℃で2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=50:50溶出部から題記化合物(1.1g、収率99%)を茶色アモルファス固体として得た。MS:406(MH)。
実施例470 N-メチル-N-{2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(88mg)とチオモルホリン(30mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(18mg、収率17%)を白色結晶として得た。融点178℃。
実施例471 N-メチル-N-(2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)チオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(550mg)、チオモルホリン 1−オキシド塩酸塩(310mg)、トリエチルアミン(200μL)、テトラヒドロフラン(15mL)の混合物に室温でトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(420mg)を加え10分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:メタノール=90:10溶出部から無色油状物を得た。得られた無色油状物を分取HPLCで精製し、題記化合物(230mg、収率35%)を白色結晶として得た。融点204℃。
実施例472 N-(2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルチオフェン-2-スルホンアミド(550mg)、チオモルホリン 1,1−ジオキシド(270mg)、テトラヒドロフラン(15mL)の混合物に室温でトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(420mg)を加え10分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=50:50溶出部から淡桃色結晶を得た。得られた淡桃色結晶を分取HPLCで精製し、題記化合物(140mg、収率20%)を白色結晶として得た。融点242℃。
実施例473 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(849mg)のジクロロメタン(10mL)溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(515μL)を加え10分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(1.5g)とチオアニソール(690mg)のジクロロメタン(10mL)溶液を氷冷下滴下し、10分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:ヘキサン=50:50溶出部から白色結晶を得た。白色結晶を分取HPLCで精製し、題記化合物(487mg、収率40%)を白色結晶として得た。融点153℃。
実施例474 N-(2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(240mg)、トリフルオロ酢酸(4mL)、濃硫酸(4mL)、水(10mL)の混合物を50℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、チオモルホリン 1−オキシド(110mg)、トリエチルアミン(140μL)、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(235mg)を室温で加え、10分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:メタノール=90:10溶出部から題記化合物(37.3mg、収率14%)を白色結晶として得た。融点270℃。
実施例475 N-(2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(500mg)とチオモルホリン 1,1−ジオキシド(190mg)より実施例474と同様の方法で題記化合物(10.1mg、収率1.8%)を白色結晶として得た。融点252℃。
実施例476 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(7g)より参考例197と同様の方法で題記化合物(6.66g、収率92%)を白色結晶として得た。融点131℃。
実施例477 N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(5.3g)より実施例469と同様の方法で題記化合物(4.3g、収率91%)を桃色アモルファス固体として得た。MS:401(MH)。
実施例478 N-[2-(5-{[(2-ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)と2-(メチルアミノ)エタノール(56mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(40mg、収率16%)を白色結晶として得た。融点185℃。
実施例479 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)と3−ヒドロキシアゼチジン(82mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(166mg、収率67%)を白色結晶として得た。融点139℃。
実施例480 N-(2-{5-[(4-ヒドロキシピペリジノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)と4−ヒドロキシピペリジン(75mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(184mg、収率74%)を白色結晶として得た。融点160℃。
実施例481 N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)のテトラヒドロフラン(2mL)、エタノール(2mL)溶液にテトラヒドロホウ酸ナトリウム(38mg)を加え室温で30分攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(160mg、収率80%)を白色アモルファス固体として得た。MS:403(MH)。
実施例482 メタンスルホン酸 (2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル
N-{2-[5-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(2.0g)、トリエチルアミン(1.4mL)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(860mg)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(1.85g、収率77%)を白色アモルファス固体として得た。MS:481(MH)。
実施例483 N-[2-(5-{[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
メタンスルホン酸(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル(240mg)、2−アミノエタノール(61mg)、炭酸カリウム(138mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で16時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:メタノール=90:10溶出部から無色油状物を得た。無色油状物を酢酸エチル(3mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加えた。析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥することで、題記化合物(110mg、収率42%)を白色アモルファス固体として得た。MS:446(MH)。
実施例484 N-[2-(5-{[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
メタンスルホン酸(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル(240mg)と1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(89mg)より実施例483と同様の方法で題記化合物(75mg、収率27%)を白色アモルファス固体として得た。MS:474(MH)。
実施例485 N-(2-{5-[(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド塩酸塩
メタンスルホン酸(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル(200mg)、コハク酸イミド(100mg)、炭酸カリウム(200mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を50℃で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:メタノール=90:10溶出部から無色油状物を得た。無色油状物を酢酸エチル(3mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加えた。析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥することで、題記化合物(192mg、収率89%)を白色結晶として得た。融点181℃。
実施例486 N-{2-[5-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
メタンスルホン酸(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル(195mg)とイミダゾール(70mg)より実施例483と同様の方法で題記化合物(138mg、収率66%)を黄色結晶として得た。融点142℃。
実施例487 N-メチル-N-(2-{5-[(3-オキソピラゾリジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)とピラゾリジン-3-オン(123mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(86mg、収率36%)を白色アモルファス固体として得た。MS:471(MH)。
実施例488 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-メトキシ-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(3.9g)より実施例473と同様の方法で題記化合物(910mg、収率28%)を白色アモルファス固体として得た。MS:477(MH)。
実施例489 N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(910mg)より実施例469と同様の方法で題記化合物(495mg、収率61%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:431(MH)。
実施例490 N-(5-メトキシ-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(165mg)とチオモルホリン 1−オキシド塩酸塩(156mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(101mg、収率50%)を白色結晶として得た。融点228℃。
実施例491 N-(2-{5-[(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(165mg)と3−ヒドロキシアゼチジン(110mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(106mg、収率50%)を黄色結晶として得た。融点146℃。
実施例492 N-(5-メトキシ-2-{5-[(3-オキソピラゾリジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-メトキシ-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(165mg)とピラゾリジン−3−オン(123mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(77mg、収率35%)を黄色結晶として得た。融点168℃。
実施例493 N-{5-(2-メトキシエトキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)とチオモルホリン(62mg)より実施例404と同様の方法で題記化合物(52mg、収率33%)を白色結晶として得た。融点138℃。
実施例494 (2-{3-フルオロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸
(2-{3-フルオロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル(0.1g)のテトラヒドロフラン(1mL)およびエタノール(1mL)溶液に2規定水酸化ナトリウム水溶液(0.15mL)を加え、室温で1時間、50℃で1時間攪拌した。1規定塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶し、題記化合物(0.080g、収率85%)を無色結晶として得た。融点213−214℃。
実施例495 2-(2-{3-フルオロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド
(2-{3-フルオロ-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸(97.2mg)のテトラヒドロフラン(2mL)およびアセトニトリル(2mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(48mg)と1-ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(39mg)を加え、室温で1時間攪拌した。アンモニア水(28%、2mL)を加え、室温で30分かきまぜた。酢酸エチルで希釈し、飽和重曹水、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)に付し、得られた固体を再結晶(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル)で精製し、題記化合物(50.1mg、収率53%)を無色固体として得た。 融点204−205℃。
実施例496 N-(5-[(1S)-2-メトキシ-1-メチルエトキシ]-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{5-[(1S)-2-メトキシ-1-メチルエトキシ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(80mg)のジクロロメタン(2mL)溶液にm−クロロ過安息香酸(16mg)を氷冷下で加え、30分攪拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物を再結晶(アセトン−ヘキサン−ジイソプロピルエーテル)で精製し、題記化合物(37.5mg、収率46%)を無色固体として得た。 融点175−176℃。
実施例497 N-{5-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)酢酸エチル(400mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に水素化ホウ素リチウム(18mg)を氷冷下で加え、室温で3日間攪拌した。氷冷下で1規定塩酸を加え、飽和重曹水で塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで結晶化させ、題記化合物(205mg、収率55%)を無色固体として得た。 融点160−162℃。
実施例498 N-(5-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{5-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(102mg)より、実施例496と同様にして、題記化合物(59mg、収率45%)を黄色結晶として得た。融点160−162℃。
実施例499 N-メチル-N-[2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-オキソプロポキシ)-1H-インドール-7-イル]ピリジン-2-スルホンアミド
N-メチル-N-{5-(2-オキソプロポキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド(127mg)より、実施例496と同様にして、題記化合物(81mg、収率62%)を黄色結晶として得た。融点110−112℃。
実施例500 ({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)酢酸エチル
N-{5-ヒドロキシ-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(800mg)のN、N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に炭酸カリウム(264mg)とブロモ酢酸エチル(0.18mL)を加え、50℃で6時間攪拌した。酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15−0:1)で精製し、題記化合物(724mg、収率76%)を淡黄色粉末として得た。MS:590(MH)。
実施例501 N-メチル-N-{5-(2-オキソプロポキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}ピリジン-2-スルホンアミド
N-{5-ヒドロキシ-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(517mg)とブロモアセトン(205mg)より、実施例500と同様にして、題記化合物(456mg、収率79%)を淡黄色粉末として得た。MS:560(MH)。
実施例502 ({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)酢酸
({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)酢酸エチル(275mg)のテトラヒドロフラン(2mL)およびエタノール(2mL)溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.70mL)を加え、室温で終夜攪拌した。有機溶媒を減圧留去し、1規定塩酸で中性とした。テトラヒドロフラン−酢酸エチル混合溶媒で抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチルで結晶化させ、題記化合物(137mg、収率53%)を無色結晶として得た。融点132−134℃。
実施例503 2-({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)アセトアミド
({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)酢酸(100mg)より、実施例495と同様にして、題記化合物(31.7mg、収率30%)を無色結晶として得た。融点192−193℃。
実施例504 2-[(7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-5-イル)オキシ]アセトアミド
2-({7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-5-イル}オキシ)アセトアミド(31.7mg)のテトラヒドロフラン(1mL)およびエタノール(1mL)溶液に水(1mL)、オキソン(登録商標、20mg)を加え、室温で3時間攪拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで希釈後、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで結晶化させ、題記化合物(15.7mg、収率48%)を無色結晶として得た。融点160−161℃。
実施例505 N-{5-[(1S)-2-メトキシ-1-メチルエトキシ]-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{5-ヒドロキシ-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(145mg)のトルエン(2mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)溶液にトリブチルホスフィン(0.22mL)、(2R)-1-メトキシプロパン-2-オール(0.057mL)と1,1'-(アゾジカルボニル)ジピペリジン(220mg)を加え、80℃で3時間かき混ぜた。濃縮後、酢酸エチルで希釈し、塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)に付し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1−1:2)で精製し、題記化合物(80mg、収率48%)を無色粉末として得た。MS:576(MH)。
実施例506 1-[(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-1H-イミダゾール-2-カルボン酸エチル
メタンスルホン酸(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル (250 mg)、1H-イミダゾール-2-カルボン酸エチル (146 mg)、炭酸カリウム (144 mg)およびN, N−ジメチルホルムアミド (5 mL) の混合物を60℃で4.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=15:85−100:0) に付し、題記化合物 (227 mg、収率83%) を橙色油状物として得た。MS:525(MH)。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.46 (3H, t, J=7.2 Hz), 3.33 (3H, s), 4.25-4.39 (2H, m), 4.38-4.52 (4H, m), 4.64 (1H, dd, J=13.1 Hz, 5.9 Hz), 6.96 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.08 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.12-7.23 (3H, m), 7.56-7.67 (2H, m), 7.92-8.03 (1H, m), 8.04-8.13 (1H, m), 9.08 (1H, d, J=4.2 Hz), 12.07 (1H, brs)。
実施例507 N-[2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド (0.9 g) をジクロロメタン (10 mL) に溶解し、氷冷下トリフルオロメタンスルホン酸無水物 (0.55 mL) を加えた。10分間攪拌した後、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-{メチル[(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)スルホニル]アミノ}-1H-インドール-2-カルボキサミド (1.9 g) とチオアニソール (0.7 mL) のジクロロメタン (10 mL) 溶液を氷冷下滴下し、25分間攪拌した後、室温でさらに1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=10:90−80:20) に付し、題記化合物 (620 mg、収率39%) を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.41 (3H, s), 3.43 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.48 (3H, s), 3.74-3.77 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.10-4.15 (3H, m), 4.32-4.40 (2H, m), 4.50-4.57 (1H, m), 6.82 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.95 (1H, s), 6.99 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.10 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.23 (1H, d, J=0.9 Hz), 12.1 (1H, brs)。
実施例508 N-[2-(5-{[2-(ヒドロキシメチル)-1H-イミダゾール-1-イル]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
1-[(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]-1H-イミダゾール-2-カルボン酸エチル (220 mg) をテトラヒドロフラン (8 mL) とメタノール (4 mL) の混合溶媒に溶解し、水素化ホウ素リチウム (27 mg) を加え室温で1時間攪拌した後、テトラヒドロホウ酸リチウム (20 mg) を追加し、室温で24時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール:酢酸エチル=0:100−15:85) に付し、題記化合物 (38 mg、収率19%) を白色固体として得た。MS:482(MH)。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.33 (3H, s), 4.13 (2H, t, J=6.6 Hz), 4.22-4.44 (2H, m), 4.52 (1H, d, J=15.1 Hz), 4.74 (2H, s), 6.90-7.04 (3H, m), 7.09 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.14-7.22 (1H, m), 7.62 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.91-8.03 (1H, m), 8.04-8.14 (1H, m), 9.07 (1H, d, J=4.2 Hz), 12.10 (1H, s)。
実施例509 N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド
N-[2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド (280 mg)、トリフルオロ酢酸 (3.5 mL) 及び水 (10.5 mL) の混合物に濃硫酸 (3.5 mL) を加え60℃で3.5時間攪拌した。過剰のトリフルオロ酢酸を減圧留去し、残留物を炭酸水素ナトリウムで中和した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をテトラヒドロフラン (10 mL) に溶解し、チオモルホリン1-オキシド塩酸塩 (103 mg)、及びトリエチルアミン (0.1 mL) を加え室温で15分攪拌した後、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム (233 mg) を加え16時間室温で攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール:酢酸エチル=0:100−10:90)に付し、得られた粗生成物をさらに分取HPLCで精製し、題記化合物 (56 mg、収率18%) を白色固体として得た。MS:581(MH)。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.62-2.65 (2H, m), 2.71-2.94 (6H, m), 3.10-3.22 (2H, m), 3.46 (3H, s), 3.48 (3H, s), 3.52-3.77 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.06-4.15 (3H, m), 4.29-4.46 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.96 (1H, d, J=0.9 Hz), 6.99 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.10 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.23 (1H, d, J=0.9 Hz), 12.10 (1H, s)。
実施例510 N-[2-[5-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド
N-[2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド (335 mg)、トリフルオロ酢酸 (4 mL) 及び水 (12 mL) の混合物に濃硫酸 (4 mL)を加え、60℃で2時間攪拌した。過剰のトリフルオロ酢酸を減圧留去し、残留物を炭酸水素ナトリウムで中和した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をテトラヒドロフラン (3 mL)とエタノール (2 mL) の混合溶媒に溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム (26.5 mg) を加えた。反応溶液を室温で2時間攪拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=20:80−90:10)に付し、得られた粗生成物をさらに分取HPLCで精製し、題記化合物 (30.8 mg、 収率10%) を白色固体として得た。MS:480(MH)。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.47 (3H, s), 3.49 (3H, s), 3.61-3.73 (2H, m), 3.74-3.80 (2H, m), 3.81 (3H, s), 4.11-4.18 (3H, m), 4.32-4.43 (1H, m), 4.49-4.58 (1H, m), 6.84 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.97 (1H, s), 7.01 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.12 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.24 (1H, s), 12.19 (1H, s)。
実施例511 N-{5-(2-メトキシエトキシ)-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド
N-[2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N,1-ジメチル-1H-イミダゾール-2-スルホンアミド (580 mg)、トリフルオロ酢酸 (7 mL) 及び水 (14 mL) の混合物に濃硫酸 (7 mL)を加え、60℃で3時間攪拌した。過剰のトリフルオロ酢酸を減圧留去し、残留物を炭酸水素ナトリウムで中和した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた粗生成物をテトラヒドロフラン (15 mL) に溶解し、モルホリン (0.1 mL)を加え室温で15分攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム (466 mg) を加え1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=10:90−80:20) に付し、題記化合物 (183.5 mg、収率30%) を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.47-2.54 (4H, m), 2.54-2.59 (2H, m), 3.46 (3H, s), 3.49 (3H, s), 3.68-3.79 (6H, m), 3.80 (3H, s), 4.08-4.17 (3H, m), 4.29-4.50 (2H, m), 6.83 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.96 (1H, s), 6.99 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.11 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.24-7.26 (1H, m)。
実施例512 N-[5-(2-メトキシエトキシ)-2-(8-オキサ-1-チア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド (0.63 g) をジクロロメタン (2 mL) に溶解し、氷冷下トリフルオロメタンスルホン酸無水物 (0.38 mL) を加えた。10分間攪拌した後、N-{[4-(ベンジルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル]メチル}-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド (0.71 g) とチオアニソール (0.27 mL) のジクロロメタン (8 mL) 溶液を滴下し、氷冷下1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン=10:90−80:20)に付し、得られた粗生成物を分取HPLCで精製し、白色固体 (108.6 mg) を粗生成物として得た。白色固体を少量の酢酸エチルに溶解し、過剰の4N塩化水素−酢酸エチル溶液を加えた。この混合物を減圧濃縮し、得られた白色固体を少量の酢酸エチルで洗浄、濾取した。得られた固体を酢酸エチルに懸濁させ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、水層を酢酸エチルで抽出した後、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮し、題記化合物 (85 mg、収率15%) を白色固体として得た。MS:517(MH)。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.94-2.04 (4H, m), 3.30-3.32 (3H, m), 3.45-3.47 (3H, m), 3.55-3.68 (2H, m), 3.72-3.79 (2H, m), 3.94-4.05 (2H, m), 4.09-4.14 (2H, m), 4.22-4.23 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.90 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.57-7.63 (1H, m), 7.89-8.00 (1H, m), 8.00-8.08 (1H, m), 9.02-9.09 (1H, m), 11.72 (1H, brs)。
実施例513 N-[5-(2-メトキシエトキシ)-2-(8-オキシド-1,8-ジチア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(1,8-ジチア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(50.7mg)のメタノール(2mL)、水(1mL)およびジクロロメタン(1mL)溶液にオキソン(登録商標、29mg)を室温で加え、18時間撹拌した。反応混合物に亜硫酸ナトリウム水溶液を加え30分間撹拌した後、減圧下で有機溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して酢酸エチルで溶出し、題記化合物について二種類の立体異性体(10.3mg、収率20%(保持時間小)および1.7mg、収率3%(保持時間大))をそれぞれ無色アモルファス固体として得た。
(保持時間小)1H-NMR(CDCl3)δ:2.08-2.17 (2H, m), 2.68-2.81 (4H, m), 3.05-3.21 (2H, m), 3.28 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.65-3.82 (2H, m), 4.06-4.18 (2H, m), 4.28 (2H, s), 6.79 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.95 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.07 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.60-7.65 (1H, m), 7.98 (1H, td, J=7.8, 1.9 Hz), 8.06-8.11 (1H, m), 9.06 (1H, d, J=4.9 Hz), 11.98 (1H, d, J=1.5 Hz)。
(保持時間大)1H-NMR(CDCl3)δ:1.98-2.25 (2H, m), 2.53-2.64 (2H, m), 2.96 (2H, t, J=10.6 Hz), 3.14-3.28 (2H, m), 3.31 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.74-3.78 (2H, m), 4.06-4.16 (2H, m), 4.26 (2H, s), 6.84 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.90 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.07 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.60 (1H, dd, J=8.3, 5.3 Hz), 7.95 (1H, t, J=6.8 Hz), 8.00-8.17 (1H, m), 9.02 (1H, d, J=3.8 Hz), 11.66 (1H, brs)。
実施例514 N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)、チオモルホリン 1,1−オキシド(81mg)の酢酸(5mL)溶液に、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(212mg)を室温で加えた後、10分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から題記化合物(128mg、収率50%)を白色結晶として得た。融点115℃。MS:594(MH)。
実施例515 N-{5-(2-メトキシエトキシ)-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)とモルホリン(80mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(130mg、収率50%)を黄色結晶として得た。融点165℃。
実施例516 N-[2-{5-[(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)と3−ヒドロキシアゼチジン(100mg)より実施例456と同様の方法で題記化合物(60mg、収率28%)を黄色結晶として得た。融点160℃。
実施例517 N-[2-(5-{[(2-ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
メタンスルホン酸(2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)メチル(200mg)と2-(メチルアミノ)エタノール(60mg)より実施例438と同様の方法で題記化合物(110mg、収率28%)を黄色結晶として得た。MS:534(MH)。
実施例518 N-メチル-N-(2-{5-[(3-オキソピロリジン-1-イル)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド2塩酸塩
N-[2-(5-ホルミル-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(200mg)、ピロリジン−3−オン塩酸塩(120mg)、トリエチルアミン(150μL)、テトラヒドロフラン(5mL)の混合物にトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(210mg)を加え室温で10分攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部から無色油状物を得た。無色油状物を酢酸エチル(3mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液(1mL)を加えた。析出した固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥して、題記化合物(110mg、収率40%)を黄色アモルファス固体として得た。MS:470(MH)。
実施例519 N-{5-ブロモ-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
5-ブロモ-2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-アミン(200mg)より参考例178および参考例179と同様の方法で題記化合物(128mg、収率46%)を白色結晶として得た。融点232℃。
実施例520 2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド
2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド(140mg)をヘキサン−エタノール(850:150、容積比、700mL)に溶解し、CHIRALPAK AD (50mmID×500mmL、ダイセル化学工業製)を用いたHPLCに付し、移動相としてヘキサン−エタノール(850:150、容積比)を用い、35℃下、流速75mL/minで溶出し、保持時間1時間39分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化して題記化合物(67mg)を無色結晶として得た。融点202−203℃。
実施例521 {2-[7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}酢酸エチル
7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.14g)、ローソン試薬(2.14g)およびテトラヒドロフラン(50mL)の混合物を50℃で1.5時間撹拌した後、さらに1.5時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物をジイソプロピルエーテルで洗浄し淡黄色結晶を得た。得られた結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:2、容積比)で溶出して黄色結晶を得た。得られた結晶、2-ブチン酸エチル(1.49g)、トリブチルホスフィン(1.07g)、トルエン(30ml)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物を70℃で5時間撹拌した。この混合物に2-ブチン酸エチル(900mg)、トリブチルホスフィン(1.07g)を加えさらに室温で2.5日撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:3、容積比)で溶出して題記化合物(780mg、収率28%)を褐色油状物として得た。1H-NMR(CDCl3)δ:1.28 (3H, t, J=6.44 Hz), 2.73 (2H, d, J=6.82 Hz), 4.15-4.26 (2H, m), 4.27-4.49 (3H, m), 6.68 (1H, s), 6.89 (1H, s), 6.91-6.99 (1H, m), 7.32-7.43 (2H, m), 7.52 (1H, d, J=4.92 Hz), 10.05 (1H, brs)。
実施例522 (2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(920mg)、ローソン試薬(690mg)およびテトラヒドロフラン(20mL)の混合物を50℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル(2:1−1:9、容積比)で溶出して黄色アモルファス固体を得た。得られたアモルファス固体、2-ブチン酸エチル(620mg)、トリブチルホスフィン(450mg)、トルエン(30ml)およびテトラヒドロフラン(15mL)の混合物を50℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:1、容積比)で溶出して得られた化合物をさらにシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1、容積比)で溶出して題記化合物(500mg、収率42%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.28 (3H, t, J=7.16 Hz), 2.65-2.77 (2H, m), 3.27 (3H, s), 3.43 (3H, s), 3.66-3.74 (2H, m), 4.01-4.09 (2H, m), 4.14-4.49 (5H, m), 6.35 (1H, d, J=2.26 Hz), 6.81 (1H, d, J=2.07 Hz), 7.03 (1H, d, J=2.07 Hz), 7.11 (1H, dd, J=4.99, 3.86 Hz), 7.40 (1H, dd, J=3.77, 1.13 Hz), 7.62 (1H, dd, J=5.09, 1.32 Hz), 9.39 (1H, brs)。
実施例523 (2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.28g)、ローソン試薬(1.70g)およびテトラヒドロフラン(50mL)の混合物を50℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジイソプロピルエーテル−トルエンで結晶化し、結晶をろ取した。得られた結晶、2-ブチン酸エチル(1.57g)、トリブチルホスフィン(1.13g)、トルエン(100ml)およびテトラヒドロフラン(100mL)の混合物を50℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:9、容積比)で溶出し、得られた化合物をさらにシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:1−1:9、容積比)で溶出し、題記化合物(1.57g、収率53%)を褐色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ1.28 (3 H, t, J=7.16 Hz), 2.67-2.77 (2 H, m), 3.31 (3 H, s), 3.46 (3 H, s), 3.71-3.78 (2 H, m), 4.04-4.24 (4 H, m), 4.27-4.55 (3 H, m), 6.83 (1 H, d, J=2.07 Hz), 6.91 (1 H, d, J=2.07 Hz), 7.06 (1 H, d, J=2.07 Hz), 7.54-7.66 (1 H, m), 7.86-8.00 (1 H, m), 8.01-8.09 (1 H, m), 9.00- 9.09 (1 H, m), 11.75 (1 H, br. s.)。
実施例524 N-{2-[5-(ジメトキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(1.17g)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.18g)およびジクロロメタン(30mL)の混合物を氷冷下で15分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3,3-ジメトキシプロピル]-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-5-[3-(メチルスルホニル)プロポキシ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(2.65g)とチオアニソール(940mg)のジクロロメタン(10mL)溶液を氷冷下滴下し、氷冷下で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、3規定塩酸で抽出した。水層を2規定水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とした後に酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:8−1:9、容積比)で溶出して題記化合物(840mg、収率38%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.25-2.44 (2H, m), 2.96 (3H, s), 3.18-3.33 (2H, m), 3.29 (3H, s), 3.43 (3H, s), 3.45 (3H, s), 4.07-4.22 (3H, m), 4.33-4.46 (2H, m), 4.52-4.64 (1H, m), 6.83 (1H, d, J=1.89 Hz), 6.89 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.05 (1H, d, J=2.27 Hz), 7.62 (1H, dd, J=6.44, 4.92 Hz), 7.93-8.03 (1H, m), 8.06-8.13 (1H, m), 9.09 (1H, d, J=3.79 Hz), 11.98 (1H, brs)。
実施例525 N-{5-(3-メトキシプロポキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(610mg)およびアセトニトリル(10mL)の混合物にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(310mg)を2℃で加え、0−5℃で30分間攪拌した。この反応液に、N-[2-(ベンジルチオ)-3-チオモルホリノプロピル]-5-(3-メトキシプロポキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(380mg)とチオアニソール(140mg)のアセトニトリル(10mL)溶液を0−5℃で滴下し、0−5℃で30分間攪拌した。反応混合物を飽和重曹水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃塩酸(10mL)で3回抽出し、塩酸層を合わせて酢酸エチルで洗浄した。水層を炭酸カリウムで塩基性とした後に酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後、濃縮した。得られた残留物を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(9:1−1:2、容積比)で溶出して題記化合物(110mg、収率34%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.96-2.12 (2H, m), 2.50-2.86 (10H, m), 3.31 (3H, s), 3.36 (3H, s), 3.56 (2H, t, J=6.25 Hz), 3.97-4.18 (3H, m), 4.27-4.50 (2H, m), 6.83 (2H, dd, J=7.76, 2.08 Hz), 7.06 (1H, d, J=1.89 Hz), 7.54-7.64 (1H, m), 7.89-7.99 (1H, m), 8.01-8.09 (1H, m), 9.07 (1H, d, J=4.16 Hz), 11.72 (1H, brs)。
実施例526 N-(5-(3-メトキシプロポキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{5-(3-メトキシプロポキシ)-2-[5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(110mg)、メタノール(3mL)、水(3mL)およびテトラヒドロフラン(3mL)の混合物にオキソン(登録商標、60mg)を室温で加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に亜硫酸ナトリウム水溶液を加え30分撹拌した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:0−90:10、容積比)で溶出して得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、題記化合物(35mg、収率32%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶を得た。融点176−177℃。
実施例527 N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(48mg)をメタノール(48mL)に溶解し、CHIRALPAK AS-H(ダイセル化学工業製)を用いた超臨界流体クロマトグラフィーに付し、移動相として二酸化炭素−メタノール(550:450、容積比)を用い、100barにて、35℃下、流速50mL/minで溶出し、保持時間7.5分のピークを分取し、濃縮して得られた固体を酢酸エチル−ヘキサンで結晶化した。得られた結晶をヘキサンで洗浄し題記化合物(13mg)を淡黄色結晶として得た。融点113−116℃。
実施例528 N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(48mg)をメタノール(48mL)に溶解し、CHIRALPAK AS-H(ダイセル化学工業製)を用いた超臨界流体クロマトグラフィーに付し、移動相として二酸化炭素−メタノール(550:450、容積比)を用い、100barにて、35℃下、流速50mL/minで溶出し、保持時間8.5分のピークを分取し、濃縮して得られた固体をジエチルエーテル−酢酸エチルで結晶化させて題記化合物(15.7mg)を無色結晶として得た。融点164.6−166.7℃。
実施例529 N-{5-(2-メトキシエトキシ)-2-[5-メチル-5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキシド(178mg)、ジクロロメタン(8mL)の混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.11mL)を加え、0℃で15分間かき混ぜた後、ジクロロメタン(4mL)を加えた。反応溶液にN-[2-(ベンジルチオ)-2-メチル-3-チオモルホリノプロピル]-5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボキサミド(220mg)、チオアニソール(0.075mL)およびジクロロメタン(3mL)の混合物を−78℃で加え、−78℃で10分間かき混ぜた後、重曹水を加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、酢酸エチルで溶出させ、得られたアモルファス固体を分取HPLCで精製し、題記化合物(28mg、収率15%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.56 (3H, s), 2.60-2.75 (6H, m), 2.82-2.98 (4H, m), 3.32 (3H, s), 3.45 (3H, s), 3.73-3.80 (2H, m), 4.01 (1H, d, J=15.9 Hz), 4.07-4.15 (2H, m), 4.19 (1H, d, J=15.9 Hz), 6.78 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.86 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.05 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.58 (1H, dd, J=6.2, 4.7 Hz), 7.85-7.98 (1H, m), 7.98-8.07 (1H, m), 9.03 (1H, d, J=4.2 Hz), 11.54 (1H, brs)。
実施例530 N-[5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-メチル-5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド
N-{5-(2-メトキシエトキシ)-2-[5-メチル-5-(チオモルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド(253mg)、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノール(5mL)および水(5mL)の混合物に室温でオキソン(登録商標、160mg)を加え、室温で2時間かき混ぜた後、10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、濃縮乾固した。残渣を酢酸エチル、テトラヒドロフランと水で希釈し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を濃縮し、分取HPLCで精製し、題記化合物(605mg、収率99%)を無色アモルファス固体として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:1.59 (3H, s), 2.62-2.98 (8H, m), 3.24-3.41 (5H, m), 3.45 (3H, s), 3.68-3.79 (2H, m), 4.00-4.17 (3H, m), 4.17-4.27 (1H, m), 6.78 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.87 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.05 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=7.5, 4.7, 1.1 Hz), 7.87-7.99 (1H, m), 7.98-8.08 (1H, m), 9.02 (1H, d, J=4.5 Hz), 11.57 (1H, brs)。
実施例531 (2-{7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)酢酸エチル
7-[(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-カルボチオアミド(4.3g)、2-ブチン酸エチル(3.2mL)およびトリブチルホスフィン(3.2mL)のテトラヒドロフラン(40mL)−トルエン(40mL)溶液を室温で2日間攪拌した。反応溶液に、2-ブチン酸エチル(1.6mL)をさらに加え、60℃で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:8−4:6)に付し、題記化合物(1.6g、収率:28%)を淡茶色油状物として得た。MS:450(MH)。
実施例532 (4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-カルボン酸
トリフェニルホスフィンオキシド(8.9g)のジクロロメタン(12mL)溶液に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.9mL)を滴下し、30分間0℃で攪拌した。得られた懸濁液をジクロロメタン(38mL)で希釈した後、S-ベンジル-N-({5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}カルボニル)-L-システインメチルエステル(3.2g)およびチオアニソール(5.0mL)のジクロロメタン(50mL)溶液を加えた。反応混合物を0℃で2時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて濃縮し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(4:1−1:1、容積比)で溶出し、(4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-カルボン酸メチルとトリフェニルホスフィンオキシドの混合物(2.3g)を得た。得られた混合物(1.3g)、2規定水酸化ナトリウム水溶液(2.0mL)、テトラヒドロフラン(2.0mL)およびメタノール(2.0mL)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物にジエチルエーテルを加え、水層を分離して1規定塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO)後濃縮し、題記化合物(1.1g、収率43%)を得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.31 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.68-3.85 (4H, m), 4.05-4.17 (2H, m), 5.38 (1H, t, J=9.3 Hz), 6.92 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.94 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.05 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.50-7.64 (1H, m), 7.83-7.97 (1H, m), 7.96-8.06 (1H, m), 9.10 (1H, d, J=4.0 Hz), 11.90 (1H, brs)。
実施例533 (4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-カルボキサミド
(4R)-2-{5-(2-メトキシエトキシ)-7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-4-カルボン酸(0.15g)、1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-オールアンモニア塩(0.072g)、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-N'-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.090g)およびトリエチルアミン(0.086mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を室温で3時間攪拌した。反応混合物を濃縮した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を、1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、乾燥(MgSO4)して濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルで溶出して題記化合物(0.056g、収率37%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:3.35 (3H, s), 3.45 (3H, s), 3.70-3.86 (4H, m), 4.05-4.17 (2H, m), 5.25 (1H, t, J=9.1 Hz), 5.50 (1H, brs), 6.75 (1H, brs), 6.86 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.93 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.06 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.53- 7.70 (1H, m), 7.91-8.00 (1H, m), 8.01-8.07 (1 H, m), 8.99 (1H, dd, J=4.7, 0.8 Hz), 11.43 (1H, brs)。
実施例534 N-(シクロプロピルメチル)-N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
トリフェニルホスフィンオキサイド(557mg)およびジクロロメタン(1mL)の混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.17mL)を0℃で加え、0℃で15分攪拌し、次いで、ジクロロメタン(3mL)を加えた。N−[2−(ベンジルチオ)−3−チオモルホリノプロピル]−7−[(シクロプロピルメチル)(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボキサミド(355mg)、チオアニソール(0.12mL)およびジクロロメタン(3mL)の混合物を0℃でそこに加え、0℃で10分撹拌した。重炭酸ナトリウム水溶液を反応混合物に加え、有機層を分離した。有機層を濃塩酸で抽出し、水層を炭酸カリウムで塩基性にした後、混合物全体を酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル溶出部からアモルファス固体を得た。得られたアモルファス固体、テトラヒドロフラン(5mL)、エタノ−ル(5mL)および水(5mL)の混合物に、OXONE(登録商標,369mg)を室温で加え、室温で1時間攪拌した。この混合物に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルとテトラヒドロフランの混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を分取用HPLCで精製して、アモルファス固体を得た。これをジイソプロピルエーテルで結晶化して、題記化合物(146mg,収率47%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:-0.07 (2H, q, J=4.8 Hz), 0.27 (2H, d, J=7.0 Hz), 0.76-0.91 (1H, m), 2.56-2.69 (2H, m), 2.71-2.99 (6H, m), 3.10-3.26 (2H, m), 3.46 (3H, s), 3.55 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.74-3.86 (2H, m), 4.00-4.22 (3H, m), 4.34-4.48 (2H, m), 6.83 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.94 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.10 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.59 (1H, dd, J=4.8, 1.0 Hz), 7.93 (1H, td, J=7.8, 1.6 Hz), 7.99-8.13 (1H, m), 9.05 (1H, d, J=4.0 Hz), 11.70 (1H, brs).
実施例535 N-(2,2-ジフルオロエチル)-N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
実施例534と同様にして、N−[2−(ベンジルチオ)−3−(チオモルホリノ)プロピル]−7−[(2,2−ジフルオロエチル)(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボキサミド(360mg)から、題記化合物(45mg,収率14%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:2.59-2.69 (2H, m), 2.71-2.98 (6H, m), 3.08-3.25 (2H, m), 3.45 (3H, s), 3.67-3.82 (3H, m), 4.05-4.22 (4H, m), 4.31-4.44 (2H, m), 5.60-6.10 (1H, m), 6.77-6.87 (2 H, m), 7.09 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.59 (1H, ddd, J=6.8, 4.8, 1.8 Hz), 7.86-8.02 (2H, m), 9.01 (1H, d, J=4.5 Hz), 11.01 (1H, brs).
実施例536 N-シクロプロピル-N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)ピリジン-2-スルホンアミド
実施例534と同様にして、N−[2−(ベンジルチオ)−3−チオモルホリノプロピル]−7−[シクロプロピル(ピリジン−2−イルスルホニル)アミノ]−5−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−2−カルボキサミド(350mg)から、題記化合物(140mg,収率46%)を無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:0.34 (2H, brs), 0.61 (2H, d, J=6.0 Hz), 2.64 (2H, dd, J=7.6, 1.6 Hz), 2.71-2.96 (6H, m), 3.12-3.28 (3H, m), 3.47 (3H, s), 3.68-3.85 (2H, m), 4.05-4.21 (3H, m), 4.33-4.49 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.97-7.12 (2H, m), 7.63 (1H, ddd, J=7.6, 4.7, 1.0 Hz), 8.00 (1H, td, J=7.8, 1.8 Hz), 8.16 (1H, d, J=7.9 Hz), 9.09 (1H, dd, J=4.7, 0.9 Hz), 12.18 (1H, brs).
参考例1A グルコキナーゼ(GK)発現ベクターの構築
ヒト肝臓型GKのアミノ末端にGST(Glutathione S-transferase)を付加したタンパク質(GST-hLGK1)を大腸菌で発現させるためのプラスミドDNAを以下のように作製した。
まず、ヒト肝臓cDNA(クロンテック社Marathon Ready cDNA)を鋳型として、2種類の合成DNA(5’-CAGCTCTCCATCCAAGCAGCCGTTGCT-3’(配列番号1)および5’- GGCGGCCTGGGTCCTGACAAG-3’(配列番号2))を用いてPCRを行い、得られたDNA断片をTOPO TA Cloning Kit(インビトロジェン社)を用いてクローニングした。得られるプラスミドDNAを鋳型として、開始コドンの直前にBamHI siteを付加した合成DNA (5’-GGATCCATGCCCAGACCAAGATCCCAACTCCCACAACCCAACTCCCAGGTAGAGCAGATCCTGGCAGAG-3’(配列番号3))および終止コドンの直後にEcoRI siteを付加した合成DNA (5’-GAATTCCTGGCCCAGCATACAGGC-3’(配列番号4))を用いてPCRを行った。得られたDNA断片を、BamHIとEcoRIで切断したpGEX6P-2(アマシャムバイオサイエンス社)にサブクローニングし、ヒト肝GK発現用プラスミド(pGEX6P-2/hLGK1)を得た。
参考例2A GST-hLGK1の発現と精製
参考例1Aで得たpGEX6P-2/hLGK1を用いて形質転換したBL21株(ストラタジーン社)を、100μg/mlアンピシリン含有LB培地50mlが入った200ml三角フラスコ中で、37℃で14時間振とう培養した。培養液25mlを100μg/mlアンピシリン含有LB培地225mlで希釈し、1L三角フラスコ中、37℃でさらに1時間振とう培養した。培養後の三角フラスコを氷上で冷却後、100mMのIsopropyl-Thio-β-D-Galactopyranoside(IPTG)125μLを添加し(終濃度50μM)、17℃で20時間培養した。培養液を遠心後、得られる菌体を超音波破砕し、上清からGlutathione Sepharose 4B(アマシャムバイオサイエンス社)を用いて目的とするタンパク質(GST-hLGK1)を精製した。
試験例1 GK活性化値の測定
384穴黒色プレート(ナルジェヌンク社)の各ウェルに試験化合物の50%ジメチルスルホキシド溶液5μLを添加した。次いで、各ウェルに、参考例2Aで得たGST-hLGK1を測定用緩衝液(50mM HEPES(pH7.4)、200mM KCl、5mM MgCl2、2.5mM DTTおよび50μM 2'-(or-3')-O-(N-methylanthraniloyl)adenosine 5'-triphosphate (Mant-ATP)(ジェナバイオサイエンス社)を含有)で6μg/mLとなるように希釈した液35μLを添加した。
各ウェルを37℃で10分間静置後、25mM D-glucose溶液10μLを添加することにより反応を開始した。
反応開始後の各ウェルを37℃で60分間静置後、反応停止液(200mM HEPES (pH7.4)、20mMMgCl2、200mM EDTA、 0.03% Triton-X 100、0.3% Coating 3 reagent (キャリパーライフサイエンス社)を含有)25μLを添加することにより反応を停止した。
反応停止後の各ウェルから、基質である2'-(or-3')-O-(N- methylanthraniloyl)adenosine 5'-triphosphate(Mant-ATP)および反応生成物であるMant-ADPをマイクロチップ型キャピラリー電気泳動装置250HTS (キャリパーライフサイエンス社)により分離した。蛍光検出(励起波長355nm、測定波長460nm)された基質ピーク高および反応生成物ピーク高の比から反応率[(反応生成物のピーク高)/(反応生成物のピーク高+基質のピーク高)×100(%)]を算出し、GK活性の指標とした。
対照群として、「試験化合物の50%ジメチルスルホキシド溶液」の代わりに「50%ジメチルスルホキシド溶液(試験化合物を含まない)」を用いる以外は前記と同様にして、反応率を算出した。
試験化合物を添加したウェル(試験化合物添加群)の反応率から対照群の反応率を除した百分率を試験化合物のGK活性化値として試験化合物の濃度依存性曲線をとり、試験化合物添加群中の最大活性値と対照群活性値の中点にあたる試験化合物濃度をEC50値として表した。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、本発明化合物は、優れたグルコキナーゼ活性化作用を有する。
製剤例1(カプセルの製造)
1)実施例1の化合物 30 mg
2)微粉末セルロース 10 mg
3)乳糖 19 mg
4)ステアリン酸マグネシウム 1 mg
計 60 mg
1)、2)、3)および4)を混合して、ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例2(錠剤の製造)
1)実施例1の化合物 30 g
2)乳糖 50 g
3)トウモロコシデンプン 15 g
4)カルボキシメチルセルロースカルシウム 44 g
5)ステアリン酸マグネシウム 1 g
1000錠 計 140 g
1)、2)、3)の全量および30gの4)を水で練合し、真空乾燥後、整粒を行う。この整粒末に14gの4)および1gの5)を混合し、打錠機により打錠する。このようにして、1錠あたり実施例1の化合物30mgを含有する錠剤1000錠を得る。
本発明化合物は、優れたグルコキナーゼ活性化作用を有し、糖尿病、肥満等の予防・治療剤等の医薬として有用である。
本出願は、日本で出願された特願2006−285551を基礎としており、その内容は本明細書にすべて包含されるものである。

Claims (20)

  1. 式(I):

    [式中、
    は、水素原子またはハロゲン原子を;
    は、

    (式中、
    Aは、CHまたはNを;
    及びRは、独立して、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環(該環はモルホリンでない)を形成し;
    、R、R21及びR22は、独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、シアノ基またはアシル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環を形成する)
    で表される基を;
    Wは、OまたはNR(Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示す)を;
    は、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいC6−14アリール基を;
    、R10及びR11は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基を示す。
    ただし、R21が水素原子またはC1−6アルコキシ−カルボニル基であり、R22が水素原子であり、かつR及びRが共に水素原子である化合物、およびR21が水素原子またはC1−6アルコキシ−カルボニル基であり、R22が水素原子であり、かつR及びRが共にメチル基である化合物を除く。]
    で表される化合物またはその塩。
  2. 式(I):

    [式中、
    は、水素原子またはハロゲン原子を;
    は、

    (式中、
    Aは、CHまたはNを;
    及びRは、独立して、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環(該環はモルホリンでない)を形成し;
    及びRは、独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、シアノ基またはアシル基を示すか、R及びRは、両者で、置換されていてもよい環を形成する)
    で表される基を;
    Wは、OまたはNR(Rは、水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す)を;
    は、置換されていてもよい複素環基を;
    、R10及びR11は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基を示す。
    ただし、R及びRが共に水素原子である化合物、およびR及びRが共にメチル基である化合物を除く。]
    で表される化合物またはその塩である、請求項1記載の化合物。


  3. (式中、R及びRは請求項1記載と同意義を示す)
    で表される基である、請求項1記載の化合物。
  4. が、置換されていてもよい複素環基で置換されたC1−6アルキル基である、請求項3記載の化合物。
  5. が、水素原子である、請求項3記載の化合物。
  6. 及びRが、両者で、置換されていてもよい環を形成する、請求項3記載の化合物。
  7. Wが、NR(Rは請求項1と同意義を示す)である、請求項3記載の化合物。
  8. が、5または6員の単環式芳香族複素環基である、請求項3記載の化合物。
  9. が、水素原子またはハロゲン原子である、請求項3記載の化合物。
  10. 10が、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基または置換されていてもよいC1−6アルコキシ基である、請求項3記載の化合物。
  11. 11が、水素原子、ハロゲン原子またはC1−6アルキル基である、請求項3記載の化合物。
  12. N,N-ジメチル-2-{4-[(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1,3-チアゾール-5-イル)メチル]ピペラジン-1-イル}アセトアミド;
    N-メチル-N-[2-(8-オキサ-1-チア-3-アザスピロ[4.5]デカ-2-エン-2-イル)-1H-インドール-7-イル]チオフェン-2-スルホンアミド;
    N-[2-[4-(ヒドロキシメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
    N-メチル-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド;
    2-(2-{7-[メチル(ピリジン-2-イルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル)アセトアミド;
    N-(ジフルオロメチル)-N-{2-[5-(モルホリノメチル)-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル]-1H-インドール-7-イル}チオフェン-2-スルホンアミド;
    2-{2-[7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-5-イル}アセトアミド;
    N-(5-(2-メトキシエトキシ)-2-{5-[(1-オキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-1H-インドール-7-イル)-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
    2-(2-{7-[メチル(2-チエニルスルホニル)アミノ]-1H-インドール-2-イル}-1-チア-3,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-2-エン-8-イル)アセトアミド;または
    N-[2-{5-[(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)メチル]-4,5-ジヒドロ-1,3-チアゾール-2-イル}-5-(2-メトキシエトキシ)-1H-インドール-7-イル]-N-メチルピリジン-2-スルホンアミド;
    またはその塩。
  13. 請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
  14. 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなるグルコキナーゼ活性化剤。
  15. 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
  16. 糖尿病または肥満の予防・治療剤である、請求項15記載の医薬。
  17. 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に投与することを含む、該哺乳動物における、グルコキナーゼ活性化方法。
  18. 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に投与することを含む、該哺乳動物における、糖尿病または肥満の予防・治療方法。
  19. グルコキナーゼ活性化剤を製造するための、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
  20. 糖尿病または肥満の予防・治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
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