JP2010249766A - 車両用漏電検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より信頼性の高い漏電検出を行うことができる車両用漏電検出装置の提供。
【解決手段】車両用漏電検出装置は、車両のシャーシグランドと電気的に絶縁されているバッテリ(1)の電源回路(HV+,HV-)に、周期波形を有する検査信号をカップリングコンデンサ(20)を介して印加する信号印加手段(16,17)と、検査信号を印加したときの応答波形の電位を測定する測定手段(16,17)と、測定された応答波形の電位と許容絶縁抵抗値に基づくリーク判定閾値とに基づいて、電源回路のシャーシグランドへの漏電を判定する判定手段(16)とを備え、リーク判定閾値を、バッテリの電圧の増加変動または減少変動に応じて上昇または低下させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源回路のシャーシグランドへの漏電を検出する車両用漏電検出装置に関する。
従来、ハイブリッド自動車等の電気車に搭載された駆動用電源と車体との地絡を検出する技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。
特許文献1に記載された技術では、カップリングコンデンサの一端側に直流電源のプラス端子を接続し、カップリングコンデンサの他端側となる測定点に矩形波パルス信号を印加し、応答波形の振幅に相当する差分電圧を測定し、その差分電圧を閾値と比較することで地絡を検出するようにしている。
特許3783633号公報
しかしながら、バッテリの電圧が変動すると応答波形の電位が全体的に変化するため、単純に振幅を見ている従来の方法では、地絡が生じて応答波形の振幅が小さくなっているにもかかわらず閾値を越えてしまう場合がある。その結果、地絡判定の信頼性が低下し誤判定をするおそれがあった。
請求項1の発明による車両用漏電検出装置は、車両のシャーシグランドと電気的に絶縁されているバッテリの電源回路に、周期波形を有する検査信号をカップリングコンデンサを介して印加する信号印加手段と、検査信号を印加したときの応答波形の電位を測定する測定手段と、測定された応答波形の電位と許容絶縁抵抗値に基づくリーク判定閾値とに基づいて、電源回路のシャーシグランドへの漏電を判定する判定手段とを備え、リーク判定閾値を、バッテリの電圧の増加変動または減少変動に応じて上昇または低下させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用漏電検出装置において、検査信号はハイ区間およびロー区間から成る矩形波信号であって、応答波形の1サイクル毎に、応答波形のハイ区間およびロー区間に相当する区間における最大測定値および最小測定値間の代表値を算出し、リーク判定閾値の上限側閾値および下限側閾値を、代表値を中央値に設定して決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用漏電検出装置において、判定手段は、応答波形のハイ区間相当区間の最大測定値が上限側閾値を下回り、かつ、応答波形のロー区間相当区間の最小値が下限側閾値を上回った場合にのみ、漏電と判定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の車両用漏電検出装置において、漏電の判定を応答波形の1サイクル毎に行い、漏電と判定されたサイクルが所定回数連続した場合に、最終的に漏電が生じていると決定することを特徴とする。
請求項5の発明による車両用漏電検出装置は、車両のシャーシグランドと電気的に絶縁されているバッテリの電圧を抵抗分圧した電圧を測定し、該測定電圧の変化がリーク判定電圧変化よりも大きい場合に、バッテリの電源回路のシャーシグランドへの漏電と判定するDC方式の車両用漏電検出装置と、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用漏電検出装置とを備え、DC方式の車両用漏電検出装置および請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用漏電検出装置の検出結果に基づいて、最終的な漏電の判定を行うことを特徴とする。
本発明によれば、より信頼性の高い漏電検出を行うことができる。
車両用漏電検出装置の第1の実施の形態を示す図である。 出力波形および応答波形を説明する図である。 リーク判定手順を示すフローチャートを示す図である。 判定テーブルを示す図であり、(a)はAC方式の場合、(b)はAC方式とDC方式の両方を用いる場合を示す。 車両用漏電検出装置の第2の実施の形態を示す図である。 リーク発生による電位Vo1,Vo2の変化を説明する図である。
―第1の実施の形態―
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態による車両用漏電検出装置を示す図であり、車両用回転電機の駆動システムに適用した場合を示す。図1に示す駆動システムは、バッテリ1、インバータ装置2、車両駆動用のモータ3、リレー回路、バッテリーコントロールユニット(以下では、BCUと称する)4を備えている。バッテリ1からの直流電力はインバータ装置2により3相交流電力に変換され、その3相交流電力によりモータ3が駆動される。
バッテリ1は複数の単電池BCを直列接続した組み電池であり、高電圧ラインHV+,HV−によりインバータ装置2に接続される。高電圧ラインHV+,HV−には、バッテリ1とインバータ装置2との接続および遮断を行うリレー回路が設けられている。リレー回路は、メインリレー10,11、サブリレー12および抵抗13を備えている。高電圧ラインHV+,HV−間には、インバータ装置2と並列に平滑コンデンサ14が設けられている。高電圧ラインHV+,HV−は、通常、車両のシャーシグランドに対して絶縁されている。
インバータ装置2の動作開始時には平滑コンデンサ14の電荷は略ゼロなので、リレー回路をオンした際の突入電流を防止するために、まず、メインリレー11とサブリレー12とをオンして平滑コンデンサ14をプリチャージする。そして、プリチャージが終了したら、メインリレー10をオンするとともにサブリレー12をオフする。プリチャージの電流は抵抗13を通って平滑コンデンサ14へ流れ込むので、これによりリレーの溶着が防止できると共に、過大な電流が単電池BCに流れるのを防止することができる。
BCU4には、マイコン16およびリーク検出回路17が設けられている。BCU4のグランドはシャーシグランドに接続されている。リーク検出回路17は、カップリングコンデンサ20を介してプラス側の高電圧ラインHV+に接続されている。マイコン16はリーク検出パルスとして0−5Vの矩形波信号を出力し、カップリングコンデンサ20の一端(測定点A)に発生する電圧をリーク検出応答として検出することにより、バッテリ1および高電圧ラインHV+,HV−の車両側シャーシグランドにリーク(地絡)が発生しているか否かを診断する。
マイコン16から出力された矩形波信号は、増幅回路21および抵抗22を介して測定点Aに出力される。一方、測定点Aからのリーク検出応答はオペアンプ23を介してマイコン16に入力され、マイコン16のA/D変換部によりデジタル信号に変換されて検出される。マイコン16は、リーク検出結果をCAN通信により車両側の上位コントローラ30へ送信する。
(リーク検出動作の説明)
図2は矩形波信号の出力波形と応答波形とを示す図である。図2(a)に示す矩形波信号は、0−5Vの振幅を有するデューティ50%の信号であって、周波数は10Hzである。なお、これは一例を示したものであり、矩形波信号の振幅,デューティおよび周波数はこれに限るものではない。また、本実施の形態では、カップリングコンデンサ20をバッテリ1のプラス側の高電圧ラインHV+に接続しているが、マイナス側の高電圧ラインHV−に接続しても良い。なお、バッテリ1は内部インピーダンスが小さいため、プラス側に接続した場合であってもマイナス側のリークを検出することができる。
図2(a)に示すような矩形波信号を、カップリングコンデンサ20を介して高電圧ラインHV+に印加すると、マイコン16のA/D変換部では、図2(b)に示すような波形の信号(応答波形)が検出される。図2(b)の応答波形の下側に示した矢印はADサンプリングのタイミングを示したものであり、例として、サンプリング周期を10msとしたときのサンプリングタイミングを示した。サンプリングのタイミングは、少なくとも矩形波出力の立ち上げ/立ち下げの直後のタイミングを含み、応答波形の最大値/最小値を取り込めるように設定される。
図2(b)において、符号H1〜H5およびL0〜L5はAD読み取り値を表しており、AD読み取り値H1〜H5は矩形波信号が「H(5V)」レベルのときにサンプリングされたものであり、AD読み取り値L0〜L5は矩形波信号が「L(0V)」レベルのときにサンプリングされたものである。なお、AD読み取り値L0は一つ前のサイクルにおけるAD読み取り値L5と同一のものである。
一般的に、応答波形はバッテリ1の総電圧(例えば、300V程度)に重畳しており、総電圧は、バッテリ1を充放電したりインバータ装置2を駆動したりすると、電圧が上がったり下がったりする。また、上述したようにBCU4のグランドは車両のシャーシグランドと同電位となっているが、バッテリ1はそれに対して浮いているため、バッテリ1の電位はシャーシグランドに対しては相対的に上がったり下がったりし、そのことも応答波形に影響する。
図2(b)に示す応答波形は、総電圧に変動が無い場合を示したものであり、従来のリーク検出では、リーク発生時に応答波形のリーク発生による振幅の大小を検出してリークの判定をしている。リークが発生すると応答波形の振幅が減少するので、従来は、振幅が閾値の範囲内に入っているか否かによってリークか否かを判定している。
しかし、実際の応答波形は、総電圧の上下の影響を受けて、図2(b)に示す応答波形は図2(c)に示すような波形となる。図2(c)は総電圧が徐々に下がっている場合を示したものであり、応答波形は全体的に下がり気味の傾向にある。その結果、図2(b)では応答波形が閾値範囲内に入っていたが、図2(c)のような波形では、応答波形の振幅が矩形波出力のH(ハイレベル)区間の場合とL(ローレベル)区間の場合とで異なるため、H区間かL区間の振幅のどちらに着目するかで、リーク発生の判定に違いが出てくる場合があった。そのため、応答波形の振幅が固定された範囲内に入っているか否かでリーク発生を判定する従来の方法では、誤判定のおそれがあった。
そこで、本実施の形態では、図2(c)に示すような応答波形に対して、以下に説明するような判定処理を行うことにより、誤判定が防止できる信頼性の高いリーク検出を行うことができる。
次に、本実施の形態におけるリーク判定処理の手順を、図3のフローチャートおよび図2(c)を用いて説明する。車両が起動されてBCU4が起動すると、図3のリーク判定処理がスタートする。
ステップS100では、リーク連続発生回数のカウント数nを0にリセットする。ステップS110では、取得されたAD読み取り値L0,H1〜H5に基づいて、H(ハイレベル)区間における応答波形の中間値Hmidを算出する。まず、AD読み取り値L0,H1〜H5の内から最も値の大きなデータ最大値Hmaxとし、最も値の小さなデータを最小値Hminとする。そして、最大値Hmaxと最小値Hminとの中間値、すなわち、H区間における応答波形の中間値Hmid=(Hmax+Hmin)/2を算出する。
ステップS120では、取得されたAD読み取り値H5,L1〜L5に基づいて、L(ローレベル)区間における応答波形の中間値Lmidを算出する。まず、AD読み取り値H5,L1〜L5の内から最も値の大きなデータ最大値Lmaxとし、最も値の小さなデータを最小値Lminとする。そして、H区間の場合と同様に、最大値Lmaxと最小値Lminとの中間値(Lmax+Lmin)/2を算出し、それをL区間における応答波形の中間値Lmidとする。
なお、H区間の最大値Hmaxおよび最小値Hminを求める際に、そのH区間の直前に検出されたAD読み取り値L0もデータとして使用し、L区間の最大値Lmaxおよび最小値Lminを求める際に、そのL区間の直前に検出されたAD読み取り値H5もデータとして使用するのは、上述したように応答波形の最大値/最小値を取り込めるようにするためである。
ステップS130では、ステップS110およびS120で算出したH区間およびL区間の中間値Hmid,Lmidの中間値(Hmid+Lmid)/2を算出し、それを1サイクル期間における応答波形の中間値Mid(代表値)とする。すなわち、中間値Midは、H区間における最大値Hmaxおよび最小値Hminと、L区間における最大値Lmaxおよび最小値Lminとの中間値(Hmax+Hmin+Lmax+Lmin)/4に等しい。
ステップS140では、この1サイクル期間におけるリーク判定に用いる閾値HvthおよびLvthを算出する。図2(c)に示すように、閾値Hvthは応答波形に対する上側の閾値であって、中間値MidよりもADthだけ大きな値(Hvth=Mid+ADth)に設定する。一方、閾値Lvthは応答波形に対する下側の閾値であって、中間値MidよりもADthだけ小さな値(Hvth=Mid−ADth)に設定する。ここで、ADthは絶縁抵抗値(リーク抵抗値)の許容値から決まる値であって、その許容絶縁抵抗値のときの応答波形の振幅をAD変換した値が2・ADthに相当する。
ステップS150では、ステップS110,S120で求めたH区間の最大値HmaxおよびL区間の最小値Lminと、ステップS140で設定した閾値Hvth,Lvthに基づいて、H区間およびL区間のフラグをそれぞれ設定する。H区間のフラグHflagは、「Hmax≧Hvth」の条件が満足されるとHflag=1に設定される。一方、L区間のフラグLflagは、「Lmin≦Lvth」の条件が満足されるとLflag=1に設定される。
ステップS160では、図4(a)に示す判定テーブルを用いて、1サイクルの期間においてリークが発生しているか否かを判定する。判定テーブルの1行目はフラグHflagおよびLflagの両方が0の場合である。この場合には、応答波形は図2(c)に示す閾値Hvth,Lvthで示すラインの内側に入っており、リークが発生していると判定する。これは、例えば、応答波形が図2(b)に示すような状況、すなわち応答波形の中間値が一定で変化しない場合には、振幅が閾値Hvth,Lvthで示すライン間の幅よりも小さい場合に相当する。
まず、判定テーブルの2行目および3行目について説明する。これは、応答波形が全体的に減少傾向または増加傾向にある場合を考慮して設けられた判定条件である。図2(c)に示すように減少傾向がある場合、H区間からL区間に変化する直前のデータ(AD読み取り値H5)は、全体的な減少傾向が無い場合に比べてAD読み取り値の大きさが小さくなる。すなわち、AD読み取り値L0からAD読み取り値H5までの変化が圧縮されたようになる。逆に、L区間においては、AD読み取り値H5からAD読み取り値L5までの変化が拡大する。
上述したように中間値Midは、H区間の中間値HmidとL区間の中間値Lmidとの中間値であるため、応答波形の減少傾向に応じて下側に移動させるようにしているが、それでも、応答波形の減少傾向が大きい場合には、図2(c)に示すように、リークが発生していなくても、リークが発生しているかのようにH区間の最大値Hmaxが閾値Hvthを下回る場合がある。なお、図2(c)の応答波形は、リークが発生していない場合の応答波形を示したものである。
一方、L区間においては、最小値Lminは閾値Lvthを下回っており、応答波形の減少傾向が大きいほど下回る量も大きくなる。そこで、本実施の形態では、判定テーブルの2行目に示すように、一方のフラグHflagが0であっても、他方のフラグLflagが1の場合には、リークが発生していないと判定するようにした。
一方、応答波形全体が増加傾向にある場合には、図2(c)に示す場合とは逆に、リークが発生していない場合であっても最小値Lminが閾値Lvthを上回る傾向となる。本実施形態ではそのよう場合を考慮し、判定テーブルの3行目に示すように、一方のフラグLflagが0であっても他方のフラグHflagが1の場合には、リークが発生していないと判定する。
また、応答波形が閾値Hvth,Lvthで示すラインの上下方向にはみ出している場合には、すなわち、フラグHflagおよびLflagの両方が1の場合には、判定テーブルの4行目に示すようにリークが発生していないと判定する。
ステップS160において、リークが発生していないと判定された場合にはステップS100へ戻りカウント数nをゼロにリセットし、次の1サイクルに関して、ステップS110からステップS160までの処理を行う。一方、ステップS160でリークが発生していると判定された場合には、ステップS170へ進みリーク連続発生回数nを1だけ増加させてn=1とする。
ステップS180では、リーク連続発生のカウント数nが規定回数以上となったか否かを判定し、yesと判定された場合にはステップS190へ進み、リーク異常の信号をBCU4から上位コントローラ30へ報告する。一方、noと判定された場合にはステップS110へ進んで、次の1サイクルに関して、ステップS110からステップS160までの処理を行う。ステップS190の処理が終了したら、リーク判定の処理プログラムを終了する。なお、ステップS190でリーク異常と判定されない場合には、ステップS180までの処理が繰り返し実行され、装置停止とともにリーク判定の処理プログラムを終了する。
ステップS180における、リーク異常を判定するために規定回数は装置に応じて適宜設定されるが、一例として以下のように設定する。装置起動後、平滑コンデンサ14のプリチャージが終了してメインリレー10が投入(オン)されるまでの間は、判定に要する規定回数を20回、すなわち判定時間を2秒とする。そして、メインリレーが投入された後は、判定時間を5秒(規定回数50)に変更する。
ここでメインリレー10が投入されるまでの判定時間をより短くした理由は、リーク異常があった場合にはメインリレー10をオンしないのが好ましいので、メインリレー10を投入する前に少なくとも1回はリーク異常判定を行えるようにするために上記のように設定する。よって、装置起動からメインリレー投入までの間の規定回数は、装置起動からメインリレー投入までに要する時間に応じて設定される。
上述したように、BCU4のグランドはシャーシグランドになっているが、バッテリ1のグランドは浮いた状態になっているので、起動時とかメインリレーが入ったときに急に電位が変わることで、相対的な電位が極端にずれるときがある。その場合、通常は0−5Vの幅に入っている応答波形が上側に張り付いたり下側に張り付いたりすることがある。そのような場合にはリーク判定ができないので、そのため、ステップS110およびS120においては、読み取り値が0.01V以下または4.9V以上のデータは無視することにする。また、0.01V以下または4.9V以上のデータが連続して所定時間(例えば、2分)以上継続した場合には、装置に異常があると上位コントローラ30に報告する。
また、シャーシグランドと電池の電圧が、リレーが繋がった瞬間に過渡的に変化するので、その過渡現象が収まるのに数秒かかるので、その間はリーク診断が行えないので、その間を除外して診断を行う。
上述したリーク抵抗の許容値に対応して設定されるADth値は、あらかじめBCU4のメモリ内に記憶されている。ところで、このADth値を、異なる複数の許容抵抗値に対応付けてメモリ内に複数記憶させるようにしても良い。電池システムの仕様の違いに応じて選択するようにしても良い。ADth値の切り換えは、上位コントローラ30からのCANを介して指令を送信して行うようにする。また、メモリ内に複数のADth値を記憶しておく代わりに、上位コントローラ30からADth値を送信して、メモリ内のADth値を書き換えるようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態では、1サイクル毎に中間値Midを求め、その中間値Midに対して「Mid+ADth」を上側の閾値Hvthとし、「Mid−ADth」を下側の閾値Lvthとしている。そのため、総電圧の変動等に起因して応答波形全体が増加傾向または減少傾向となっている場合には、中間値Midおよび閾値Hvth,Lvthも応答波形全体の変化に追従して変化する。その結果、応答波形全体の変化に影響されることなく、より正確にリーク判定を行える。また、応答波形の上下の一方が閾値Hvth,Lvthの範囲外に出ている場合は、リークが発生していないと判断するので、誤判断を防止することができる。このように、本実施の形態によれば、応答波形全体の変化に影響されることなく、信頼性の高いリーク判定を行うことができる。
図には示していないが、ステップS110〜S130の計算で、単発ノイズ等による応答波形の異常変動を除外するため、L0,H1〜H5およびH5,L1〜L5のAD値から、あらかじめそれぞれのMax値,Min値を除外した値を用いて一連の計算を行い、中間値Midを求める方法もある。
なお、本実施の形態ではカップリングコンデンサ20をメインリレー10に関してインバータ装置側に接続しているが、メインリレー10に対してバッテリ側に接続しても構わない。この場合、バッテリ側のリークはメインリレー10のオンオフに関係なく検出することができるが、インバータ側のリークはメインリレー10をオンしないと検出することができない。
―第2の実施の形態―
図5、6は第2の実施の形態の構成を示す図である。第2の実施の形態における車両用漏電検出装置では、矩形波を印加してリークを検出する第1の実施の形態のリーク検出回路17に加えて、周知のDC方式のリーク検出回路40を設け、2つのリーク検出回路17,40の検出結果に基づいて、リークが発生しているか否かを総合的に判定するようにした。
DC方式のリーク検出回路40は、バッテリ総電圧検出の抵抗分圧回路を兼用し、リークによる総電圧変動を検出することで、高電圧ラインHV+,HV−のリーク発生を検出するものである。リーク検出回路17の詳細については、第1の実施の形態で説明したのでここでは説明を省略し、以下ではリーク検出回路40について説明する。
図5はDC方式のリーク検出回路40の一例を示したものであり、バッテリ1の正負両電極間に4つの抵抗Rp1,Rp2,Rn1,Rn2が直列接続されている。抵抗Rp1,Rp2,Rn1,Rn2は、抵抗値がRp1=Rn1、Rp2=Rn2のように設定され、抵抗Rp1+Rp2の分圧と抵抗Rn1+Rn2の分圧とが等しくなるように設定されている。この場合、バッテリ1の高電圧ラインHV+,HV−はいずれも抵抗Rp1,Rp2またはRn1,Rn2でBCU4のGNDへ接続される。ただし、抵抗値は第1の実施の形態のリーク検出回路に影響を与えない様に設定されている。抵抗Rp1,Rp2の間の電位はアンプ42に入力され、アンプ42の出力Vo1はマイコン16に入力される。また、抵抗Rn1,Rn2の間の電位はアンプ43に入力され、アンプ43の出力Vo1はマイコン16に入力される。
抵抗Rp2と抵抗Rn2との間のB点は、基準電源41によりシャーシグランドに対して基準電位(ここでは、2.5V)に維持される。なお、ここでは、BCU4のVCCは5Vとして考えている。そのため、図6に示すように、アンプ42,43の電位Vo1,Vo2は電位2.5Vを挟んで上下に現れる。
図6は、リーク発生による電位Vo1,Vo2の変化を説明する図である。リークが発生していない場合には、抵抗Rp1+Rp2の分圧と抵抗Rn1+Rn2の分圧とが等しくなるので、電位Vo1,Vo2は2.5Vのラインに対して対称な位置になる。
一方、プラス側の高電圧ラインHV+とシャーシグランドとの間でリークが発生すると、抵抗Rp1+Rp2の分圧は小さくなり、抵抗Rn1+Rn2の分圧は大きくなる。例えば、バッテリ1の総電圧が300Vであった場合、リークが発生していないときにはどちらの分圧も150Vであるが、高電圧ラインHV+とシャーシグランドとの間でリークが発生すると、抵抗Rp1+Rp2の分圧が100Vで抵抗Rn1+Rn2の分圧が200Vのように変化する。B点の電位は基準電源41により基準電位2.5Vに固定されているので、電位Vo1,Vo2は図6の実線で示すように低下する方向に変化する。
逆に、マイナス側の高電圧ラインHV−とシャーシグランドとの間でリークが発生すると、抵抗Rp1+Rp2の分圧は大きくなり、抵抗Rn1+Rn2の分圧は小さくなる。その結果、電位Vo1,Vo2は図6の破線で示すように増加する方向に変化する。
リークの発生に応じてこのように変化する電位Vo1,Vo2を用いれば、リーク発生が高電圧ラインHV+,HV−のいずれであるかが判定できると共に、電位Vo1,Vo2の変化の大きさから、リーク抵抗が許容値を下回ったか否かを判定することができる。例えば、電位Vo1,Vo2の変化量が、リーク判定電圧変化よりも大きくなった場合には、リークが発生したと判定する。この場合、電位Vo1,Vo2のいずれか一方だけでも判定を行うことができる。
なお、電位Vo1,Vo2のA/Dサンプリングは、リーク検出回路17の場合と同様に10msとされ、リーク判定時間は例えば2秒とされる。リーク検出回路17の判定間隔と合わせる様にしても良い。リーク診断は、BCU4の起動時から開始される。また、バッテリ1の充電状態が低下し総電圧が所定の基準値を下回った場合には、電位Vo1,Vo2の変化も小さくなり過ぎて誤診断を招くので、そのような場合にはリーク判定を行わない。また、リーク検出回路17の場合と同様にリーク判定の基準値を複数用意しておき、上位コントローラ30からの指示により基準値を切り換えるようにしても良い。
第2の実施の形態では、上述のようにしてDC方式のリーク検出回路40による判定結果が得られたならば、その結果とリーク検出回路17の判定結果とを用いて、総合的にリーク異常の判定を行う。図4(b)は総合判定の判定テーブルを示したものであり、AC方式は前述したリーク検出回路17による判定を示す。この場合、AC方式の結果とDC方式の結果をOR条件で判定する。そのため、AC方式およびDC方式の少なくとも一方でリーク異常と判定された場合には、総合判定はリーク異常と判定する。そして、AC方式およびDC方式の両方とも正常と判定された場合にのみ、正常と総合判定する。
以上説明したように、第2の実施の形態の車両用漏電検出装置では、検出方式の異なる2つのリーク検出回路17,40の結果を用いて総合的にリーク異常を判定しているので、一方のリーク検出回路でしか検出できないようなリークが発生した場合でも、確実にリーク異常を検出することができる。その結果、リーク検出に関する信頼性の向上を図ることができる。例えば、DC方式の場合、バッテリ1の中点がリークすると検出し難いという欠点があるが、本実施の形態によれば、そのような場合であってもリーク検出回路17によりリークを検出することができる。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態では検査信号として矩形波パルスを印加したが、周期的に変化する信号であれば矩形波でなくても構わない。
1:バッテリ、2:インバータ装置、3:モータ、4:バッテリーコントロールユニット、14:平滑コンデンサ、16:マイコン、17,40:リーク検出回路、20:カップリングコンデンサ、30:上位コントローラ、BC:単電池、HV+,HV−:高電圧ライン

Claims (5)

  1. 車両のシャーシグランドと電気的に絶縁されているバッテリの電源回路に、周期波形を有する検査信号をカップリングコンデンサを介して印加する信号印加手段と、
    前記検査信号を印加したときの応答波形の電位を測定する測定手段と、
    前記測定された応答波形の電位と許容絶縁抵抗値に基づくリーク判定閾値とに基づいて、前記電源回路の前記シャーシグランドへの漏電を判定する判定手段とを備え、
    前記リーク判定閾値を、前記バッテリの電圧の増加変動または減少変動に応じて上昇または低下させることを特徴とする車両用漏電検出装置。
  2. 請求項1に記載の車両用漏電検出装置において、
    前記検査信号はハイ区間およびロー区間から成る矩形波信号であって、
    前記応答波形の1サイクル毎に、前記応答波形の前記ハイ区間およびロー区間に相当する区間における最大測定値および最小測定値間の代表値を算出し、前記リーク判定閾値の上限側閾値および下限側閾値を、前記代表値を中央値に設定して決定することを特徴とする車両用漏電検出装置。
  3. 請求項2に記載の車両用漏電検出装置において、
    前記判定手段は、前記応答波形の前記ハイ区間相当区間の最大測定値が前記上限側閾値を下回り、かつ、前記応答波形の前記ロー区間相当区間の最小値が前記下限側閾値を上回った場合にのみ、漏電と判定することを特徴とする車両用漏電検出装置。
  4. 請求項3に記載の車両用漏電検出装置において、
    前記漏電の判定を前記応答波形の1サイクル毎に行い、前記漏電と判定されたサイクルが所定回数連続した場合に、最終的に漏電が生じていると決定することを特徴とする車両用漏電検出装置。
  5. 車両のシャーシグランドと電気的に絶縁されているバッテリの電圧を抵抗分圧した電圧を測定し、該測定電圧の変化がリーク判定電圧変化よりも大きい場合に、前記バッテリの電源回路の前記シャーシグランドへの漏電と判定するDC方式の車両用漏電検出装置と、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用漏電検出装置とを備え、
    前記DC方式の車両用漏電検出装置および前記請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用漏電検出装置の検出結果に基づいて、最終的な漏電の判定を行うことを特徴とする車両用漏電検出装置。
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