JP2009290978A - 車両用電源回路の故障検出方法及びその装置 - Google Patents

車両用電源回路の故障検出方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 プリチャージリレーの故障を検出する。
【解決手段】 本発明は、バッテリに並列に配置されたコンデンサと、コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間に配置された第1リレーと、コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極との間に配置された第2リレーと、直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されたプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出方法であって、第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断工程と、第1リレー遮断工程の実施後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続工程と、プリチャージリレー接続工程開始後に、コンデンサの電圧が低下した場合、プリチャージリレーが接続状態とならないOFF故障と判定するプリチャージリレーOFF故障判定工程を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電気負荷と、該電気負荷を作動させるバッテリとの間を接続する車両用電源回路の故障検出方法およびその装置に関し、自動車の電力系統制御の技術分野に属する。
近年、燃料と電気を利用して、または電気のみを利用して走行する所謂ハイブリッド車や電気自動車が実用化されているが、この種の自動車には、モータと、該モータを作動させる高電圧のバッテリが搭載されている。
モータなどの電気負荷と該負荷を作動させるバッテリとを接続する電源回路には、平滑化用のコンデンサがバッテリに並列に設けられている。このコンデンサは、電荷を一旦蓄積することによりバッテリからの電力を平滑化し、その平滑化された電力を電気負荷に供給する。これにより、安定した電力を電気負荷に供給している。なお、バッテリがモータにより充電される場合、コンデンサはモータからの電力を平滑化し、その平滑化した電力をバッテリに供給する。
また、この種の電源回路には、メインリレーの接点とバッテリ本体の損傷を防止するために、プリチャージ回路が設けられている。これは、バッテリとコンデンサとが接続された瞬間にバッテリからコンデンサへ流れ込む大電流によって、メインリレーの接点が損傷することと、過電流によるバッテリ本体へのダメージを防止するものである。
このプリチャージ回路を有する電源回路の構成を具体的に説明すると、該電源回路は、バッテリと、該バッテリに並列に配置されたコンデンサと、該コンデンサの一方の極とバッテリの陽極との間を接続/遮断する陽極側リレーと、コンデンサの他方の極とバッテリの陰極との間を接続/遮断する陰極側リレーと、直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、前記陽極側リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの陽極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する。
そして、バッテリとコンデンサとが接続されるとき、コンデンサの急激なチャージによるメインリレーとバッテリ本体の損傷を防止するために、まず陰極側リレーが接続状態とされ、その後、プリチャージリレーが接続状態とされる。これにより、コンデンサは、プリチャージ抵抗によって減少した微小電流により、電荷を徐々に蓄電していく。そして、コンデンサが所定電気量の電荷を蓄電した後、陽極側リレーが接続状態とされ、所定期間のオーバーラップを経てプリチャージリレーが遮断状態とされる。これにより、メインリレーの接点とバッテリ本体の損傷が防止される。
さらに、この種の電源回路には、該回路の故障を診断する装置が設けられる。例えば、特許文献1に記載されたものは、プリチャージ(プリチャージリレーを接続状態にした)後の電気負荷(インバータ)の電圧値とバッテリの電圧値とに基づいて電源回路の正常か故障かの判定を実施し、故障と判定する場合、プリチャージ開始直後のバッテリの電流値とプリチャージ終了後の電流値との比較に基づいて、大電流が流れたことによる電源回路の短絡故障か、或いは断線故障かを判定する。故障原因を特定することにより、故障した電源回路を速やかに修理することができる。
特開2007−89240号公報
ところが、特許文献1に記載された電源回路故障診断装置は、故障原因は特定するものの、電源回路においてどの箇所が故障しているかの特定ができない。特に、電源回路の重要な構成要素であるメインリレーの接点とバッテリ本体を保護するためのプリチャージ回路のプリチャージリレーが故障であるか否かの診断ができない。また、プリチャージリレーが故障している場合、そのプリチャージリレーがどのように故障しているのか、例えば接続状態のまま遮断状態にならない故障(以下、「ON故障」と称する。)か、遮断状態のまま接続状態にならない故障(以下、「OFF故障」と称する。)かの故障の形態の特定ができない。
そこで、本発明は、プリチャージ回路を有する車両用電源回路の故障を診断するにあたり、特にそのプリチャージ回路のプリチャージリレーの故障か否かを判定でき、また故障の場合は、その故障形態をも判定できる車両用電源回路の故障検出方法及びその装置を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
電気負荷を作動させるバッテリと、
バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出方法であって、
第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断工程と、
前記第1リレー遮断工程の実施後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続工程と、
前記プリチャージリレー接続工程開始後に、コンデンサの電圧が低下した場合、プリチャージリレーが接続状態とならないOFF故障と判定するプリチャージリレーOFF故障判定工程を有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の車両用電源回路の故障検出方法において、
前記プリチャージリレー接続工程を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断工程と、
前記プリチャージリレー遮断工程開始後に、コンデンサの電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定するプリチャージリレーON故障判定工程とを有することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、
電気負荷を作動させるバッテリと、
バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出方法であって、
第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断工程と、
前記第1リレー遮断工程の実施後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続工程と、
前記プリチャージリレー接続工程を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断工程と、
前記プリチャージリレー遮断工程開始後に、コンデンサの電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定するプリチャージリレーON故障判定工程とを有することを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用電源回路の故障検出方法において、
前記所定条件は、イグニッションスイッチがOFFされたときに成立することを特徴とする。
一方、請求項5に記載の発明は、
電気負荷を作動させるバッテリと、
バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
コンデンサの電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段と、
コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出装置であって、
第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断制御と、
前記第1リレー遮断制御の実行後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続制御とを実行するリレー制御手段と、
前記リレー制御手段による前記プリチャージリレー接続制御開始後に、コンデンサ電圧検出手段が検出する電圧が低下した場合、プリチャージリレーが接続状態とならないOFF故障と判定するプリチャージリレー故障判定手段とを有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の車両用電源回路の故障検出装置において、
前記リレー制御手段は、前記プリチャージリレー接続制御を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断制御を実行し、
前記プリチャージリレー故障判定手段は、前記リレー制御手段による前記プリチャージリレー遮断制御開始後に、コンデンサ電圧検出手段が検出する電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定することを特徴とする。
さらに、請求項7に記載の発明は、
電気負荷を作動させるバッテリと、
バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出装置であって、
第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断制御と、
前記第1リレー遮断制御の実行後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続制御と、
前記プリチャージリレー接続制御を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断制御とを実行するリレー制御手段と、
前記リレー制御手段による前記プリチャージリレー遮断制御開始後に、コンデンサ電圧検出手段が検出する電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定するプリチャージリレー故障判定手段とを有することを特徴とする。
さらにまた、請求項8に記載の発明は、
請求項5から7のいずれか1項に記載の車両用電源回路の故障検出装置において、
前記所定条件は、イグニッションスイッチがOFFされたときに成立することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1および第2リレーが接続通電状態であって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態にし、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態にする。プリチャージリレーを接続状態にした後にコンデンサの電圧が低下した場合は、プリチャージリレーが、接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないので、この場合は、プリチャージリレーが接続状態にならないOFF故障していると判定する。これにより、プリチャージリレーが接続状態にならないOFF故障が特定される。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1および第2リレーが接続通電状態であって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態にし、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態にする。そして、プリチャージリレーを接続状態にして所定時間経過後に、該プリチャージリレーを遮断状態にする。プリチャージリレーを遮断状態にした後にコンデンサの電圧が低下しない場合は、プリチャージリレーが、遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電しているので、この場合は、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障していると判定する。これにより、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障が特定される。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、第1および第2リレーが接続通電状態であって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態にし、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態にする。そして、プリチャージリレーを接続状態にして所定時間経過後に、該プリチャージリレーを遮断状態にする。プリチャージリレーを遮断状態にした後にコンデンサの電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが、遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電しているので、この場合は、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障していると判定する。これにより、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障が特定される。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、プリチャージリレーの故障診断は、所定条件成立時である、イグニションスイッチがOFFされたときに行われる。すなわち、プリチャージリレーの故障診断が走行終了毎に確実に行われる。それにより、例えば、故障の判定結果をすぐに報知すれば、次に自動車を使用する前に電源回路を修理することができる。
一方、請求項5に記載の発明によれば、第1および第2リレーが接続通電状態であって所定条件成立時に、リレー制御手段は、第1リレーを遮断状態にし、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態にする。プリチャージリレーを接続状態にした後にコンデンサ電圧検出手段が検出するコンデンサの電圧が低下した場合は、プリチャージリレーが、接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないので、この場合、プリチャージリレー故障判定手段は、プリチャージリレーが接続状態にならないOFF故障していると判定する。これにより、プリチャージリレーが接続状態にならないOFF故障が特定される。
また、請求項6に記載の発明によれば、第1および第2リレーが接続通電状態であって所定条件成立時に、リレー制御手段は、第1リレーを遮断状態にし、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態にする。さらに、プリチャージリレーを接続状態にして所定時間経過後に、リレー制御手段は、該プリチャージリレーを遮断状態にする。プリチャージリレーを遮断状態にした後にコンデンサ電圧検出手段が検出するコンデンサの電圧が低下しない場合は、プリチャージリレーが、遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電しているので、この場合、プリチャージリレー故障判定手段は、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障していると判定する。これにより、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障が特定される。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、第1および第2リレーが接続通電状態であって所定条件成立時に、リレー制御手段は、第1リレーを遮断状態にし、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態にする。さらに、プリチャージリレーを接続状態にして所定時間経過後に、リレー制御手段は、該プリチャージリレーを遮断状態にする。プリチャージリレーを遮断状態にした後にコンデンサ電圧検出手段が検出するコンデンサの電圧が低下しない場合は、プリチャージリレーが、遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電しているので、この場合、プリチャージリレー故障判定手段は、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障していると判定する。これにより、プリチャージリレーが遮断状態にならないON故障が特定される。
さらにまた、請求項8に記載の発明によれば、プリチャージリレーの故障診断は、所定条件成立時である、イグニションスイッチがOFFされたときに行われる。すなわち、プリチャージリレーの故障診断が走行終了毎に確実に行われる。それにより、例えば、故障の判定結果をすぐに報知すれば、次に自動車を使用する前に電源回路を修理することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用電源回路の故障検出方法が実施される、所謂ハイブリッド自動車の電源回路を概略的に示している。図において、実線は電線を示し、点線は制御信号やセンサの検出信号を示している。
図1に示すように、バッテリBは、高電圧のバッテリであって、複数の電池セルEを組み合わせて構成されており、この複数の電池セルEは直列に接続されている。
このバッテリBは、自動車の運転中に、駆動源としてモータMが機能するときに、インバータIVを介して該モータMに電力を供給する。また、バッテリBは、自動車の減速中、発電機としてモータMが機能するときに、インバータIVを介して該モータMにより充電される。このモータMを駆動源または発電機として切り替える制御は、エンジンコントロールユニット(図示せず)により行われる。
バッテリBと並列にコンデンサCが配置されている。このコンデンサCは、電荷を一旦蓄積することによりバッテリBからの電力を平滑化し、その平滑化された電力をインバータIVを介してモータMに供給する。また、バッテリBがモータMにより充電される場合、コンデンサCはモータMからの電力を平滑化し、その平滑化した電力をバッテリBに供給する。
コンデンサCとバッテリBとの間には、2つのリレーが配置されている。バッテリBの陽極とコンデンサCの一方の極とを接続または遮断するプラスリレー(請求の範囲に記載の第1リレーであって、以下、「プラスRLY」と称する。)と、バッテリBの陰極とコンデンサCの他方の極とを通電または非通電するマイナスリレー(請求の範囲に記載の第2リレーであって、以下、「マイナスRLY」と称する。)とが配置されている。これらのリレーは、後述するバッテリコントローラによって制御され、コントローラからのON信号を受信するとコンデンサCとバッテリBとを接続する接続状態になり、OFF信号を受信するとコンデンサCとバッテリBとを遮断する遮断状態になるように構成されている。また、異なる信号が送信されるまでは前の信号に対応する状態を維持するように、例えばOFF信号が送信されるまでON信号に従う接続状態を維持するように構成されている。
また、プラスRLYと並列に、コンデンサCをプリチャージするための、プリチャージ回路が配置されている。プリチャージ回路は、抵抗Rと、該抵抗Rと直列に接続されたプリチャージ用リレー(以下、「プリチャージRLY」と称する。)
とで構成されている。このプリチャージRLYも、プラスRLYやマイナスRLYと同様に、バッテリコントローラによって制御され、コントローラからのON信号を受信すると接続状態になり、OFF信号を受信すると遮断状態になるように構成されている。また、異なる信号が送信されるまでは前の信号に対応する状態を維持するように構成されている。
さらに、バッテリBの電圧Vを検出する電圧センサVBSと、コンデンサCの電圧Vを検出する電圧センサVCSとが配置されている。これらのセンサは、検出した電圧値に対応する信号を、バッテリコントローラに送信するように構成されている。
バッテリコントローラB−CONは、プラスRLY、マイナスRLY、およびプリチャージRLYを制御するものであって、2つの電圧センサVBS、VCSからの信号に基づいて、3つのRLYを制御するように構成されている。また、バッテリコントローラB−CONは、エンジンコントロールユニットから送信される、運転者のイグニッションスイッチのON操作またはOFF操作に対応するIG信号を受信し、そのIG信号に基づいて3つのRLYを制御するように構成されている。
ここからは、バッテリコントローラB−CONが行う、図1に示す電源回路の故障検出について説明する。
図2および4は、バッテリコントローラB−CONが実行する、電源回路における故障箇所を特定する制御の流れを示すフロー図である。また、図3は、図2のフローに従う電源回路の故障検出制御によって変化する電源回路の電圧印加状態を示し、図5は、図4のフローに対応する電源回路の電圧印加状態を示している。図3および5において、太字線は電圧が印加された状態を示している。
まず、図2に示すフローは、イグニッションスイッチのON信号を受信して開始される電源回路の故障検出のフローである(ステップS100)。このとき、図3(A)に示すように、プラスRLY、マイナスRLY、およびプリチャージRLYは遮断状態である。
イグニッションスイッチのON信号を受信して電源回路の故障検出を開始すると、バッテリコントローラB−CONは、ステップS110において、バッテリ電圧センサVBSの検出結果に基づいて(バッテリ電圧センサVBSからの信号に基づいて)、バッテリ電圧Vがゼロであるか否かを判定する。ゼロである場合、ステップS120に進む。そうでない場合、ステップS130に進み、バッテリBが異常であると決定する。そして、故障検出を終了する。なお、バッテリBの異常として、例えば、図1に示す電池セルE間に配置されているフューズFが断線している、またはバッテリBが完全放電しているなどがある。
次に、バッテリコントローラB−CONは、ステップS120において、プリチャージRLYにON信号を送信する。
続く、ステップS140において、バッテリコントローラB−CONは、コンデンサ電圧センサVCSの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vがゼロであるか否かを判定する。ゼロである場合は、ステップS150に進む。そうでない場合は、ステップS160に進み、マイナスRLYがON故障していると決定する。
説明すると、マイナスRLYがON故障していない場合、すなわち遮断状態である場合、図3(B)に示すように、コンデンサCはプリチャージRLY側の極のみに電圧が印加されてるので、コンデンサ電圧Vはゼロである。したがって、コンデンサ電圧Vがゼロではないことは、マイナスRLYが遮断状態で通電していないはずにもかかわらず、実際には通電していることになる。すなわちマイナスRLYがON故障していることを意味する。
バッテリコントローラB−CONは、ステップS150において、マイナスRLYにON信号を送信する。そしてステップS170に進み、所定時間(例えば500ms)経過するまで待機する。
所定時間経過後、バッテリコントローラB−CONは、ステップ180において、コンデンサ電圧センサVCSの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが上昇しているか否かを判定する。上昇している場合は、ステップS190に進む。そうでない場合は、ステップS200に進み、マイナスRLYまたはプリチャージRLYがOFF故障していると決定する。
説明すると、マイナスRLYとプリチャージRLYがともにOFF故障していない場合、すなわち両方が接続状態である場合、図3(C)に示すように、コンデンサCの両極に電圧が印加されているので、コンデンサ電圧Vはゼロではない。またマイナスRLYが接続状態になって所定時間経過しただけなので(すなわちプリチャージ中なので)、コンデンサ電圧Vcは上昇中である。したがって、コンデンサ電圧Vcが上昇中でないことは、マイナスRLYがステップS150でON信号を受信して接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないことになる、または、プリチャージRLYがステップS120でON信号を受信して接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないことになる。すなわち、マイナスRLYまたはプリチャージRLYがOFF故障していることを意味する。
プリチャージ完了後(コンデンサCが最大蓄電量に達すると)、ステップS190において、バッテリコントローラB−CONは、プラスRLYにON信号を送信する。
続いて、ステップS210において、バッテリコントローラB−CONは、プリチャージRLYにOFF信号を送信する。
ステップ220において、バッテリコントローラB−CONは、コンデンサ電圧センサVCSの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが低下していないか否かを判定する。低下していない場合は、フローの制御を終了する。そうでない場合は、ステップS230に進み、プラスRLYがOFF故障していると決定する。
説明すると、プラスRLYがOFF故障していない場合、すなわち接続状態である場合、図3(D)に示すように、コンデンサCの両極に電圧に電圧が印加され、またプリチャージが完了しているので、コンデンサ電圧Vはバッテリ電圧Vとほぼ同一であってまた低下しない。したがって、コンデンサ電圧Vが低下していることは、プラスRLYがステップS190でON信号を受信して接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないことになる。すなわちプラスRLYがOFF故障していることを意味する。
一方、図4に示すフローは、イグニッションスイッチのOFF信号を受信して開始される電源回路の故障検出のフローである(ステップS300)。このとき、プラスRLYおよびマイナスRLYは接続状態であって、プリチャージRLYは遮断状態である(図3(D)の状態である。)。
イグニッションスイッチのOFF信号を受信して電源回路の故障検出を開始すると、バッテリコントローラB−CONは、ステップS310において、プラスRLYにOFF信号を送信する。
次に、バッテリコントローラB−CONは、ステップS320において、コンデンサ電圧センサVCSの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが低下しているか否かを判定する。低下している場合、ステップS330に進む。そうでない場合、ステップS340に進み、プラスRLYがON故障していると決定する。
説明すると、プラスRLYがON故障していない場合、すなわち遮断状態である場合、図5(E)に示すように、コンデンサCはマイナスRLY側の極のみに電圧が印加されているので、イグニッションスイッチがOFF操作される前にほぼフルチャージされていたコンデンサCの電圧Vは低下する。したがって、コンデンサ電圧Vが低下しないことは、プラスRLYがステップS310でOFF信号を受信して遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電していることになる。すなわちプラスRLYはON故障していることを意味する。
ステップS330において、バッテリコントローラB−CONは、プリチャージRLYにON信号を送信する。そして、S350に進み、所定時間待機する(コンデンサCがある程度チャージされるまで待機する。)。
所定時間経過すると、ステップS360において、バッテリコントローラB−CONは、コンデンサ電圧センサVCSの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが低下していないか否かを判定する。低下していない場合、ステップS370に進む。そうでない場合、ステップS380に進み、プリチャージRLYがOFF故障していると決定する。
説明すると、プリチャージRLYがOFF故障していない場合、すなわち接続状態である場合、図5(F)に示すように、コンデンサCの両極に電圧が印加されているので、コンデンサ電圧Vは低下しない。したがって、コンデンサ電圧Vが低下することは、プリチャージRLYがステップS330でON信号を受信して接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないことになる。すなわち、プリチャージRLYがOFF故障していることを意味する。
ステップS370において、バッテリコントローラB−CONは、プリチャージRLYにOFF信号を送信する。
続いて、ステップS390において、バッテリコントローラB−CONは、コンデンサ電圧センサVCSの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが低下しているか否かを判定する。低下している場合、ステップS400に進む。そうでない場合、ステップS410に進み、プリチャージRLYがON故障していると決定する。
説明すると、プリチャージRLYがON故障していない場合、すなわち遮断状態である場合、図5(G)に示すように、コンデンサCのマイナスRLY側の極のみに電圧が印加されるので、コンデンサ電圧Vは低下する。したがって、コンデンサ電圧Vが低下しないことは、プリチャージRLYがステップS370でOFF信号を受信して遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電していることになる。すなわち、プリチャージRLYがON故障していることを意味する。
ステップS400において、バッテリコントローラB−CONは、マイナスRLYにOFF信号を送信する。そして、図5(H)に示すように、コンデンサCは、両極に電圧が印加されていない状態になる。
図2、4に示すフローの制御により、プラスRLY、マイナスRLY、およびプリチャージRLYのいずれが故障し、その故障がON故障またはOFF故障のいずれであるかを決定(特定した)したバッテリコントローラB−CONは、図2に示すイグニッションスイッチがON操作されて始まるフローの制御により特定された故障は、例えばエンジンの始動前に運転者にアラームやランプなどで報知する。一方、図4に示すイグニッションスイッチがOFF操作されて始まるフローの制御により特定された故障は、例えばイグニッションスイッチがOFFされてすぐに、運転者に報知する。
以上、本実施形態によれば、プラスRLYおよびマイナスRLYが接続通電状態であってイグニッションスイッチがOFF操作された時に、プラスRLYを遮断状態にし、プリチャージRLYを遮断状態から接続状態にする。そして、プリチャージRLYを接続状態にした後にコンデンサCの電圧Vが低下した場合は、プリチャージRLYが、接続状態になって通電しているはずにもかかわらず、実際には通電していないことになるので、この場合は、プリチャージRLYが接続状態にならないOFF故障していると判定する。これにより、プリチャージRLYが接続状態にならないOFF故障が特定される。
また、プラスRLYおよびマイナスRLYが接続通電状態であってイグニッションスイッチがOFFされた時に、プラスRLYを遮断状態にし、プリチャージRLYを遮断状態から接続状態にする。続いて、プリチャージRLYを接続状態にして所定時間経過後に、該プリチャージRLYを遮断状態にする。そして、プリチャージRLYを遮断状態にした後にコンデンサCの電圧Vが低下しない場合は、プリチャージRLYが、遮断状態になって通電していないはずにもかかわらず、実際には通電していることになるので、この場合は、プリチャージRLYが遮断状態にならないON故障していると判定する。これにより、プリチャージRLYが遮断状態にならないON故障が特定される。
さらに、プリチャージRLYの故障診断が、イグニションスイッチがOFFされたときに行われるので、すなわちプリチャージRLYの故障診断が走行終了毎に確実に行われることになる。それにより、例えば、故障の判定結果をすぐに報知すれば、次に自動車を使用する前に電源回路を修理することができる。
ここまで、一実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されない。
例えば、上述の実施形態の場合、電源回路のプリチャージRLYの故障検出は、図4に示すように、イグニッションスイッチがOFF操作されたときを所定開始条件が成立したとして開始されているが、所定開始条件はこれ限らない。
例えば、バッテリによって作動されるモータが駆動源および発電機として機能していない場合、すなわちバッテリが満充電状態であってエンジンで自動車が走行しているときに、プリチャージRLYの故障検出をしても問題がなければ、これを所定開始条件としてプリチャージRLYの故障検出を実施してもよい。
また、上述の実施形態の場合、図4に示すように、プリチャージRLYのON故障とOFF故障の両方を特定することができるが、ON故障のみを特定するようにしてもよい。これは、ほとんどOFF故障しないプリチャージRLYの場合にのみ適用する(例えば、スイッチ端子同士が溶着してON故障しやすいリレーなどに適用する。)。
プリチャージRLYのON故障のみを特定する、イグニッションスイッチがOFF操作されて始まる、バッテリコントローラの制御フローを図6に示す。
まず、ステップS500でイグニッションスイッチのOFF信号を受信して電源回路の故障検出を開始すると、バッテリコントローラは、ステップS510において、プラスRLYにOFF信号を送信する。
次に、バッテリコントローラは、ステップS520において、コンデンサ電圧センサの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが低下しているか否かを判定する。低下している場合、ステップS530に進む。そうでない場合、ステップS540に進み、プラスRLYがON故障していると決定する。
続いて、ステップS530において、バッテリコントローラは、プリチャージRLYにON信号を送信する。そして、S550に進み、所定時間待機する(コンデンサCがある程度チャージされるまで待機する。)。
所定時間経過すると、ステップS560において、バッテリコントローラは、プリチャージRLYにOFF信号を送信する。
ステップS570において、バッテリコントローラは、コンデンサ電圧センサの検出結果に基づいて、コンデンサ電圧Vが低下しているか否かを判定する。低下している場合、ステップS580に進む。そうでない場合、ステップS590に進み、プリチャージRLYがON故障していると決定する。
ステップS580において、バッテリコントローラは、マイナスRLYにOFF信号を送信する。そして終了する。
この場合、上述の実施形態のようにプリチャージRLYのOFF故障を検出しないので、その分、上述の実施形態に比べて、故障検出のための制御が単純化される。
以上のように、本発明に係る車両用電源回路の故障検出方法及びその装置は、プリチャージ回路を有する車両用電源回路の故障を診断するにあたり、特にそのプリチャージ回路のプリチャージリレーの故障か否かを判定でき、また故障の場合は、その故障形態をも判定できる。したがって、プリチャージ回路を備える電源回路を有する自動車の製造産業の分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の実施形態に係る車両用電源回路の故障検出装置を含む自動車の電源回路を概略的に示す図である。 イグニッションスイッチがON操作されて開始する電源回路の故障検出の流れを示すフロー図である。 図2に対応する、電源回路の電圧印加状態の変化を示す図である。 イグニッションスイッチがOFF操作されて開始する電源回路の故障検出の流れを示すフロー図である。 図4に対応する、電源回路の電圧印加状態の変化を示す図である。 別の形態の、イグニッションスイッチがOFF操作されて開始する電源回路の故障検出の流れを示すフロー図である。
符号の説明
B バッテリ
C コンデンサ
VBS バッテリ電圧センサ
VCS コンデンサ電圧センサ
M モータ
IV インバータ
B−CON バッテリコントローラ

Claims (8)

  1. 電気負荷を作動させるバッテリと、
    バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
    コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
    コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
    直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出方法であって、
    第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断工程と、
    前記第1リレー遮断工程の実施後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続工程と、
    前記プリチャージリレー接続工程開始後に、コンデンサの電圧が低下した場合、プリチャージリレーが接続状態とならないOFF故障と判定するプリチャージリレーOFF故障判定工程を有することを特徴とする車両用電源回路の故障検出方法。
  2. 請求項1に記載の車両用電源回路の故障検出方法において、
    前記プリチャージリレー接続工程を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断工程と、
    前記プリチャージリレー遮断工程開始後に、コンデンサの電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定するプリチャージリレーON故障判定工程とを有することを特徴とする車両用電源回路の故障検出方法。
  3. 電気負荷を作動させるバッテリと、
    バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
    コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
    コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
    直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出方法であって、
    第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断工程と、
    前記第1リレー遮断工程の実施後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続工程と、
    前記プリチャージリレー接続工程を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断工程と、
    前記プリチャージリレー遮断工程開始後に、コンデンサの電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定するプリチャージリレーON故障判定工程とを有することを特徴とする車両用電源回路の故障検出方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用電源回路の故障検出方法において、
    前記所定条件は、イグニッションスイッチがOFFされたときに成立することを特徴とする車両用電源回路の故障検出方法。
  5. 電気負荷を作動させるバッテリと、
    バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
    コンデンサの電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段と、
    コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
    コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
    直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出装置であって、
    第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断制御と、
    前記第1リレー遮断制御の実行後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続制御とを実行するリレー制御手段と、
    前記リレー制御手段による前記プリチャージリレー接続制御開始後に、コンデンサ電圧検出手段が検出する電圧が低下した場合、プリチャージリレーが接続状態とならないOFF故障と判定するプリチャージリレー故障判定手段とを有することを特徴とする車両用電源回路の故障検出装置。
  6. 請求項5に記載の車両用電源回路の故障検出装置において、
    前記リレー制御手段は、前記プリチャージリレー接続制御を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断制御を実行し、
    前記プリチャージリレー故障判定手段は、前記リレー制御手段による前記プリチャージリレー遮断制御開始後に、コンデンサ電圧検出手段が検出する電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定することを特徴とする車両用電源回路の故障検出装置。
  7. 電気負荷を作動させるバッテリと、
    バッテリに並列に配置されたコンデンサと、
    コンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断する第1リレーと、
    コンデンサの他方の極とバッテリの他方の極とを接続/遮断する第2リレーと、
    直列に接続されたプリチャージ抵抗とプリチャージリレーとで構成され、第1リレーに対して並列に配置されてコンデンサの一方の極とバッテリの一方の極との間を接続/遮断するプリチャージ回路とを有する車両用電源回路の故障検出装置であって、
    第1および第2リレーが接続通電状態にあって所定条件成立時に、第1リレーを遮断状態とする第1リレー遮断制御と、
    前記第1リレー遮断制御の実行後に、プリチャージリレーを遮断状態から接続状態とするプリチャージリレー接続制御と、
    前記プリチャージリレー接続制御を開始して所定時間経過後に、プリチャージリレーを遮断状態とするプリチャージリレー遮断制御とを実行するリレー制御手段と、
    前記リレー制御手段による前記プリチャージリレー遮断制御開始後に、コンデンサ電圧検出手段が検出する電圧が低下しない場合、プリチャージリレーが遮断状態とならないON故障と判定するプリチャージリレー故障判定手段とを有することを特徴とする車両用電源回路の故障検出装置。
  8. 請求項5から7のいずれか1項に記載の車両用電源回路の故障検出装置において、
    前記所定条件は、イグニッションスイッチがOFFされたときに成立することを特徴とする車両用電源回路の故障検出装置。
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