JP2008111339A - 2サイクル内燃エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガス中に含まれる有害物質を低減する。
【解決手段】シリンダボア(4)には、排気ポート(11)に近位の第一掃気ポート(12)と、遠位の第二掃気ポート(13)とを有する。掃気行程において、第二掃気ポート(13)が第一掃気ポート(12)よりも早く開いて、第二掃気ポート(13)から燃料を含まないエア(A)が燃焼室(6)に導入され、次いで、第一掃気ポート(12)が開いてクランク室(8)で予圧縮した混合気(M)が燃焼室(6)に導入される。
【選択図】図1

Description

本発明は、2サイクル内燃エンジンに関し、典型的には、チェンソーや刈払い機のような携帯型動力作業機の動力源として用いられるエンジンに関する。
従来から刈払機やチェンソー等の携帯型動力作業機の動力源として2サイクルガソリンエンジンが用いられている。この種の2サイクルエンジンは、クランク室で予圧縮した混合気を使って燃焼室の掃気が行われる。具体的には、ピストン上昇時に前記クランク室に混合気が導入され、前記クランク室内に導入された混合気はピストンの下降動作によって予圧縮されると共に、この予圧縮された混合気は掃気行程で前記燃焼室に導入されて燃焼室の掃気が行われる。
このように2サイクルエンジンは、混合気のガス流動を使って前記燃焼室内の掃気を行うことから、燃焼室に導入された混合気(未燃ガス)が燃焼ガスと一緒に大気へ排出されてしまうという、いわゆる「吹き抜け」の問題を有しており、この吹き抜けによって2サイクルエンジンの排ガス対策を困難にしているのが現状である。
「混合気の吹き抜け」を抑制するための技術として、特許文献1〜3に見られる層状掃気が知られている。特許文献1は、掃気行程において、排気ポートに近位の第一掃気ポートから燃料を含まないエアを燃焼室に導入すると共に、前記排気ポートから遠位の第二掃気ポートから混合気を前記燃焼室に導入して、前記燃焼室内の混合気と燃焼ガスとの間にエアの層を介在させることを開示している。
具体的には、特許文献1は、前記排気ポートを挟んで、その左右のシリンダ壁の各々に、前記第一掃気ポートと前記第二掃気ポートとが設けられ、前記排気ポートに近い前記第一掃気ポートと、前記排気ポートから遠い前記第二掃気ポートとを同時に開放して、前記第一掃気ポートからエアを前記燃焼室に導入すると共に、前記第二掃気ポートから混合気を前記燃焼室に導入することを開示している。
特許文献2は、上記特許文献1と同様に、排気ポートを挟んで、その左右のシリンダ壁の各々に第一、第二掃気ポートを設けると共に、掃気行程では、先ず、前記排気ポートに近い前記第一掃気ポートから燃料を含まないエアを燃焼室に導入し、次いで、前記排気ポートから遠い前記第二掃気ポートから混合気を導入することを開示している。
特許文献3は、排気ポートを挟んで、その左右のシリンダ壁の各々に第一掃気ポートを設けると共に、排気ポートと対向する位置に第二掃気ポートを設け、掃気行程では、先ず、前記第一掃気ポートから燃料を含まないエアを燃焼室に導入し、次いで、前記排気ポートと対向して開口する第二掃気ポートから混合気を前記燃焼室に導入することを開示している。
「混合気の吹き抜け」を抑制するための技術として、特許文献4は、排気ポートを挟んで、その左右のシリンダ壁の各々に第一、第二掃気ポートを設け、掃気行程では、前記第一、第二掃気ポートから燃料を含まないエアを燃焼室に導入し、次いで、この第一、第二掃気ポートから混合気を前記燃焼室に導入することを開示している。
USP 6,571,756公報 特開平5−33657号公報 特開2000−240457号公報 特開2002−129963号公報
既知のように環境問題が叫ばれる中、燃焼ガス中に含まれる有害物質の一層の低減は急務の課題である。
上述した特許文献2などに開示の、前記排気ポートの近位の前記第一掃気ポートからエアを前記燃焼室に導入し、前記排気ポートから遠位の前記第二掃気ポートから混合気を前記燃焼室に導入する従来の層状掃気方式には一定の限界があることが分かっており、更なる改善への要求がある。
本発明の目的は、排気ガス中に含まれる有害物質を低減することのできる2サイクル内燃エンジンを提供することにある。
本発明の更なる目的は、従来とは発想の異なる層状掃気方式の2サイクル内燃エンジンを提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
掃気行程においてクランク室(8)で予圧縮した混合気(M)と共に燃料を含まないエア(A)を燃焼室(6)に導入する2サイクル内燃エンジン(1)であって;
燃焼室(6)を画成するピストン(5)が往復動可能に嵌装されたシリンダボア(4)と;
該シリンダボア(4)に形成され、前記ピストン(5)によって開閉される排気ポート(11)と;
前記シリンダボア(4)に形成され且つ前記排気ポート(11)に近位に配置され、前記ピストン(5)によって開閉される第一掃気ポート(12)と;
前記シリンダボア(4)に形成され且つ前記排気ポート(11)から遠位に配置され、前記ピストン(5)によって開閉される第二掃気ポート(13)とを有し;
掃気行程において、前記第二掃気ポート(13)が前記第一掃気ポート(12)よりも早く開いて、前記第二掃気ポート(13)から燃料を含まないエア(A)が前記燃焼室(6)に導入され、次いで、前記第一掃気ポート(12)が開いて前記クランク室(8)で予圧縮した混合気(M)が前記燃焼室(6)に導入されることを特徴とする2サイクル内燃エンジンを提供することにより達成される。
すなわち、本発明の前記2サイクル内燃エンジンによれば、掃気行程において、前記排気ポート(11)から遠位の前記第二掃気ポート(13)が先行して開いてエア(A)が前記燃焼室(6)に導入され、次いで、前記排気ポート(11)に近位の前記第一掃気ポート(12)が開いて混合気(M)が前記燃焼室(6)に導入される。このことにより、先行して前記燃焼室(6)に導入されたエア(A)は、その後第一掃気ポート(12)が開いて燃焼室(6)に入り込む混合気(M)を包み込むので、前記燃焼室(6)に導入された混合気(M)がそのまま排気ポート(11)へ吹き抜けてしまうのを防止することができる。したがって、2サイクル内燃エンジンで問題となる混合気の吹き抜けを抑えることによって排気ガス(E)中の有害物質の量を低減することができる。
本発明の上記目的及び他の目的並びに作用効果は、以下の本発明の好ましい実施の形態の詳しい説明から明らかになろう。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
以下、添付の図面に基づいて実施例の2サイクル内燃エンジンを説明する。図1などは、気筒数が単一の単気筒エンジンで実施する場合を例示するものであり、図示の前記2サイクル内燃エンジン1は、携帯型動力作業機等に使用される四流掃気式の小型空冷式2サイクルガソリンエンジンである。
図1を参照して、前記エンジン1は、冷却フィン2aを備えたシリンダブロック2と、該シリンダブロック2の下端に連結されたクランクケース3とを有し、前記シリンダブロック2に形成されたシリンダボア4にはピストン5が往復動可能に嵌装され、該ピストン5によって燃焼室6が画成されている。
前記燃焼室6はスキッシュドーム形(半球形)が採用され、その頂部に臨んで点火プラグ7が配置されている。また、前記クランクケース3によって画成されたクランク室8には、前記クランクケース3に軸支されたクランクシャフト9が回転自在に配設されている。図1中、参照符号Oは、前記クランクシャフト9の回転中心を示す。このクランクシャフト9と前記ピストン5とはコンロッド10を介して連結されている。前記ピストン5の往復動は前記クランクシャフト9によって回転運動に変換され、回転する前記クランクシャフト9によって前記エンジン1の動力が出力される。
横断面図である図2を参照して、前記シリンダブロック2には、前記シリンダボア4に臨んで排気ガスEを外部に排出する単一の排気ポート11と、該排気ポート11の中心と前記シリンダボア4の中心とを結ぶ仮想中心線CL(図2)を挟んで左右対称に、シュニューレ掃気方式の一対の第一、第二の掃気ポート12、12、13、13が形成され、各掃気ポート12、13は前記シリンダブロック2の矩形の側部開口17を通じて外部に開放されている(図5)。
図1に戻って、前記排気ポート11に近位の前記第一掃気ポート12及び前記排気ポート11から遠位の前記第二掃気ポート13に関し、前記シリンダボア4に臨む前記第一、第二掃気ポート12、13の矩形の第一、第二の掃気窓14、15が前記排気ポート11の上端縁11aよりも低い位置に設置されている。図1から最も良く分かるように、ここに注意すべきことは、前記第一、第二の掃気窓14、15の上縁14a、上縁15aの高さレベルが異なっている点であり、前記第一掃気窓14の上縁14aが前記第二掃気窓15の上縁15aよりも低い高さ位置に設定されている。換言すれば、前記排気ポート11から遠位の前記第二掃気窓15の上縁15aは前記排気ポート11に近位の前記第一掃気窓14よりも相対的にΔhだけ高い位置に設定されている(図1)。
つまり、この2サイクルエンジン1は、前記ピストン5が下降動する過程で、先ず前記排気ポート11が開き、次の掃気行程では、前記第二掃気ポート13が開いた後に、前記第一掃気ポート12が開くように設定されている。
前記第一、第二の掃気ポート12、13は、図2から最も良く分かるように、水平面において前記排気ポート11とは反対側に傾斜した方向に指向されており、また、図3から最も良く分かるように、垂直面において上方に角度θ(仰角)の方向に指向されている。なお、図3では、第二掃気ポート13だけが図示されているが、第一掃気ポート12についてもその指向方向が仰角に設定されていると理解されたい。
前記第一、第二の掃気ポート12、13の仰角の角度は共通であってもよいし、異なっていてもよい。最も好ましくは、第二掃気ポート13の仰角は、第一掃気ポート12の仰角よりも大きな値に設定されるのがよい。
図1から理解できるように、前記シリンダブロック2には、前記排気ポート11が設けられた排気側フランジ18と径方向反対側に吸気側フランジ19が設けられ、この吸気側フランジ19には、上下に離置した2つの通路20、21が形成されている。図4は吸気側フランジ19だけを抽出した正面図である。図1、図4を参照して、横方向に長い横長の長円形状の上側の通路20は、燃料を含まないエアAが通過するエア用通路である、下側の矩形の通路21は、混合気Mが通過する混合気用通路である。
前記吸気側フランジ19には、エアクリーナ及びスロットル弁付き気化器(共に図示せず)を含む吸気系部品が接続され、特許文献3(特開2000−240457号公報)にも記載されているように気化器から燃料を含まないエアAが上側の前記エア用通路20に供給され、他方、下側の前記混合気用通路21には混合気Mが供給される。
前記混合気用通路21は、前記シリンダボア4の下端部に臨む混合気用出口21aを通じて前記クランク室8と連通しており(図1)、前記ピストン5が上昇する過程で前記混合気用出口21aを通じて前記クランク室8へ混合気Mが供給される。
前記シリンダブロック2には、前記シリンダボア4に沿って上下方向に延びるブロック内部通路23が形成されている(図1、図5、図6)。図6は、前記シリンダブロック2の側部に形成された矩形の開口17を含む側部フランジ25を抽出した正面図である。前記ブロック内部通路23の主なる機能は、前記第一掃気ポート12と前記クランク室8とを連通させて、前記クランク室8で予圧縮した混合気Mを前記燃焼室6に誘導することにある。
図2および図4に戻って、前記エア用通路20は、二つのエア導入路つまりエア導入部27、27に分岐され、各エア導入部27は、前記シリンダブロック2の側部に開放したエア導入部出口27aで終端している。図2において、前記エア用通路20の中にハッチングを付した楕円が見られるが、この楕円は前記エア用通路20の断面形状が長円であることを説明すると共に、その長円の長軸の向きを説明するものである。すなわち、前記エア用通路20は、前記エア導入部27及びエア導入部出口27aは上下方向に長い縦長の長円形状の通路断面であり、これよりも上流側は長軸が徐々に傾いて入口の近傍ではエア用通路の20の長軸が略水平になっている。すなわち、前記エア用通路20のエア導入部27の通路断面は、その入口近傍の分岐した部分では横長の長円形状であり、そして下流に向かうに従って長軸が徐々に立ち上がって、終端のエア導入部出口27aでは、縦長の長円形状を有している。つまり、全長に亘って長円形状の通路断面を備えた前記エア導入部27は、上流側では横長であり、そして下流に向かうに従って徐々に捻れて終端の終端(エア導入部出口27a)では縦長となる、捻れた通路形状を有している。そして、各エア導入部27及びエア導入部出口27aは、平面視したときに、図2から最も良く分かるように、前記シリンダボア4及び前記第二掃気ポート13に隣接し且つこれらに沿って湾曲した形状を有している。
図5、図6は、前記矩形の側部開口17の周囲に設けられた側部フランジ25を図示するものであり、図6は、前記側部フランジ25だけを抽出した正面図である。この側部フランジ25には、通路形成部材30が固定される(図7、図8)。参照符号31は側部フランジ25に形成されたネジ穴を示し、このねじ穴31に対応する前記通路形成部材30のボルト挿通孔37にボルト32(図2に仮想線で示してある)を挿入することによって前記通路形成部材30が前記シリンダブロック2に固定され、この通路形成部材30によって前記シリンダブロック2の前記矩形の側部開口17が閉塞される。
図7、図8を参照して、前記通路形成部材30は、前記シリンダブロック2の側部フランジ25に対応した外形輪郭を有し、この通路形成部材30には、前記側部フランジ25に開口するエア導入部出口27a(図6)と対向する入口側開口34(図7)と、前記第二掃気ポート13(図6)に対向する出口側開口35(図7)と、これら入口側開口34と出口側開口35とを結ぶ外部エア通路36とが形成されている。図6、図7から分かるように入口側開口34は上下方向に長い縦長の長円形状を有し、また、図7から分かるように前記外部エア通路36も上下方向に長い縦長の長円形状を有する。他方、前記出口側開口35は円形(図8)であるが、前記入口側開口34及び外部エア通路36と実質的に同じ通路有効断面積を有している。図7中、参照符号37は前記ボルト32を受け入れるボルト挿通孔である。
前記シリンダブロック2に前記通路形成部材30を固定することにより、前記第二掃気ポート13は、前記通路形成部材30の前記外部エア通路36を介して、エアの導入路である前記エア用通路20(エア導入部27)と接続される。
前述したように、燃料を含まないエアAは、前記横長の長円形状のエア用通路20(図4)を通じて前記シリンダブロック2の内部に入り、前記縦長の長円形状のエア導入部27を通じて前記通路形成部材30の縦長の長円形状の前記外部エア通路36から前記第二掃気ポート13に供給される。つまり、エアAを供給する通路は、前記横長の長円形状のエア用通路20から縦長の長円形状(エア導入部27)になり、そして、このエア導入部27から前記外部エア通路36まで縦長の長円形状を維持し、そして、前記第二掃気ポート13に開口する前記外部エア通路36の前記出口側開口35は円形に変化するが、この一連のエアAを前記第二掃気ポート13に導く通路は全長に亘って通路有効断面積は実質的に同じである。
前記通路形成部材30には、図2、図3から理解できるように、リード弁40とリード弁ガイド44とが二本のビス41によって固定されている。ここに、前記ビス41は、前記通路形成部材30を前記シリンダブロック2に固定したときに、ビスヘッド41aが前記第二掃気ポート13内に位置するように配置されている。前記ビス41は、前記通路形成部材30に設けられたネジ穴42(図7)に螺合される。
前記リード弁40は、前記通路形成部材30の前記出口側開口35に設けられ、該出口側開口35を開閉する。すなわち、前記ブロック内部通路23が負圧になると前記リード弁40が開いて、エアAが前記エア用通路20、前記外部エア通路36を通じて前記第一、第二掃気ポート12、13に流入する。逆に、前記第一、第二掃気ポート12、13が正圧になると、前記リード弁40が閉じ、これにより前記第一、第二掃気ポート12、13を通じて前記シリンダボア4及び/又は前記クランク室8内のガスが外部に流出するのが防止される。
図3、図5、図6を参照して、前記ブロック内部通路23には、上下に延びる第一仕切壁(縦仕切壁)46によって、前記第一掃気ポート12に通じる第一内部通路23aと、前記第二掃気ポート13に通じる第二内部通路23bとに区画され、また、前記第二内部通路23bは、横方向に延びる第二仕切壁(横仕切壁)47によって前記第二掃気ポート13に通じる部分に限定されている。すなわち、前記第二掃気ポート13に通じる前記第二内部通路23bは、前記第一、第二の仕切壁46、47によって実質的に前記ブロック内部通路23の一部に限定されており、この第二内部通路23bは、吸気系から供給されるエアAを所定量蓄えて掃気に備える機能を有している。
前記ブロック内部通路23には、縦仕切壁つまり前記第一仕切壁46から下方に延びる第一リブ48を有し、また、横仕切壁つまり前記第二仕切壁47の横方向中間部分から下方に延びる第二リブ49を有する。この第一、第二リブ48、49は前述した前記リード弁40を固定するための前記二本のビス41の配置位置と一致しており、そして、この第一、第二リブ48、49は、前記二本のビス41のビスヘッド41aの各々に対向して設けられている。これにより、前記二本のビス41は、リブ48、49によって脱落が規制される。
上述した2サイクル内燃エンジン1の掃気行程において、前記第一、第二掃気ポート12、13のうち、前記排気ポート11から遠位の前記第二掃気ポート13から燃料を含まないエアAが先行して前記燃焼室6に吐出する。そのとき、前記第一掃気ポート12内に存在している燃料を含まないエアAも誘引して前記燃焼室6に吐出する。次いで前記排気ポート11に近位の前記第一掃気ポート12から混合気Mが前記燃焼室6に吐出するようにしたことから、図9に図示するように、前記第二掃気ポート13から吐出されるエアAが、その後前記第一掃気ポート12から前記燃焼室6に入り込む混合気Mを包み込むので、前記燃焼室6に導入された混合気Mが、そのまま前記排気ポート11を通じて外部に排出される、いわゆる吹き抜けを抑制することができる。
図10は、比較のために従来の2サイクル内燃エンジン50を図示したものであり、従来のエンジン50にあっては、第一、第二掃気ポート51、52のうち、排気ポート53に近位の前記第一掃気ポート51から燃料を含まないエアAが吐出され、遠位の前記第二掃気ポート52から混合気Mが吐出されるように構成されているが、この掃気方式では、燃焼室54内の混合気MとエアAとの境界が明確ではなく、混合気Mが前記排気ポート53を通じて外部に排出される傾向を含んでいた。
実施例の排気ガス浄化効果を確認するために、排気量やシリンダボア4の寸法など基本的な構造を共通にした実施例のエンジン1と従来例のエンジン50(図10)を作って、排気ガス中の未燃ガス成分の量を対比したのが図11である。これによれば約20〜40%の低減効果を確認することができた。
如上のように、実施例の前記2サイクル内燃エンジン1によれば、前記排気ポート11から遠位の前記第二掃気ポート13を通じて先行して前記燃焼室6に導入されたエアAが前記燃焼室6でループを描きながら、後に前記燃焼室6に導入される混合気Mを包み込むため、従来よりも混合気Mの吹き抜けを抑制することができ、これにより排気ガスEに含まれる有害成分を低減することができる。
また、実施例の前記2サイクル内燃エンジン1にあっては、前記通路形成部材30を前記シリンダブロック2に固定することで、前記第二掃気ポート13にエアAを供給するようにしてあり且つ前記第二掃気ポート13にエアAを誘導する前記エア導入部27(図2)の通路断面形状を上下方向に長い長円形状に設定すると共に前記エア導入部27を前記シリンダボア4及び前記第二掃気ポート13に隣接し且つこれらに沿って湾曲した形状に設定してあるため、これを従来のように円形の通路断面に設定した場合に比べて、また、従来のように直線状に延びる形状に設定した場合に比べて、前記シリンダブロック2の形状をコンパクトにすることができる。
更に、前記第二掃気ポート13に設けた前記リード弁40を固定する前記二本のビス41が、エンジン内部に位置し且つ前記ビスヘッド41aに隣接したリブ48、49によって脱落が規制されることから、エンジン振動によって前記ビス41が抜け出てクランク室8に脱落するのを防止することができ、前記ビス41が前記クランク室8に脱落したときに発生する前記エンジン1の破損を防止することができる。
実施例の2サイクル内燃エンジンの縦断面図である。 図1のエンジンの横断面図である。 実施例の2サイクル内燃エンジンの第二掃気ポートを断面して示すための部分縦断面図である。 シリンダブロックの吸気側フランジだけを抽出した正面図である。 シリンダブロックの側面図であり、シリンダブロックの側部に形成した矩形開口(ブロック内部通路)を説明するための図である。 図5の側部フランジを抽出した正面図であり、図5に図示の矩形開口の内部構造およびその周囲に形成した側部フランジを説明するための図である。 シリンダブロックに固定されて外部エア通路を形成する通路形成部材の正面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 実施例の2サイクルエンジンの掃気行程での作用説明図である。 従来の2サイクルエンジンの掃気行程での作用説明図である。 実施例のエンジンの排気ガス浄化効果を説明するための図である。
符号の説明
1 2サイクル内燃エンジン
2 シリンダブロック
4 シリンダボア
5 ピストン
6 燃焼室
クランク室
11 排気ポート
12 第一掃気ポート(排気ポートに近位)
13 第二掃気ポート(排気ポートから遠位)
20 エア用通路
21 混合気用通路
27 エア導入部(分岐エア導入路)
30 通路形成部材
35 出口側開口
36 通路形成部材の外部エア通路
40 リード弁
41 ビス
41a ビスヘッド
46 縦仕切壁
48 第一リブ
49 第二リブ
M 混合気
A エア
E 排気ガス
θ 仰角

Claims (8)

  1. 掃気行程においてクランク室(8)で予圧縮した混合気(M)と共に燃料を含まないエア(A)を燃焼室(6)に導入する2サイクル内燃エンジン(1)であって、
    燃焼室(6)を画成するピストン(5)が往復動可能に嵌装されたシリンダボア(4)と;
    該シリンダボア(4)に形成され、前記ピストン(5)によって開閉される排気ポート(11)と;
    前記シリンダボア(4)に形成され且つ前記排気ポート(11)に近位に配置され、前記ピストン(5)によって開閉される第一掃気ポート(12)と;
    前記シリンダボア(4)に形成され且つ前記排気ポート(11)から遠位に配置され、前記ピストン(5)によって開閉される第二掃気ポート(13)とを有し;
    掃気行程において、前記第二掃気ポート(13)が前記第一掃気ポート(12)よりも早く開いて、前記第二掃気ポート(13)から燃料を含まないエア(A)が前記燃焼室(6)に導入され、次いで、前記第一掃気ポート(12)が開いて前記クランク室(7)で予圧縮した混合気(M)が前記燃焼室(6)に導入されることを特徴とする2サイクル内燃エンジン(1)。
  2. 前記シリンダボア(4)には、前記排気ポート(11)を挟んで一方の側と他方の側に、夫々、一対の第一、第二の掃気ポート(12,13)が形成されている、請求項1に記載の2サイクル内燃エンジン(1)。
  3. 前記第一、第二の掃気ポート(12,13)が共に前記排気ポート(11)から水平方向に遠のく方向に指向されている、請求項1又は2に記載の2サイクル内燃エンジン(1)。
  4. 前記第一、第二の掃気ポート(12,13)が仰角の方向に指向されている、請求項3に記載の2サイクル内燃エンジン(1)。
  5. 前記第二掃気ポート(13)の仰角が前記第一掃気ポート(12)の仰角よりも大きい、請求項4に記載の2サイクル内燃エンジン(1)。
  6. 前記シリンダボア(4)を含むシリンダブロック(2)に固定された通路形成部材(30)を有し、
    該通路形成部材(30)に、前記第二掃気ポート(13)にエアを供給する外部エア通路(36)が形成され、該外部エア通路(36)の出口側開口(35)にビス(41)によって固定されたリード弁(40)及びリード弁ガイド(44)を有し、
    前記ビス(41)のビスヘッド(41a)と対向するリブ(46)が前記シリンダブロック(2)に設けられている、請求項2に記載の2サイクル内燃エンジン(1)。
  7. 前記リブ(46)が前記第一、第二掃気ポート(12,13)を仕切る仕切壁(46)を含む、請求項6に記載の2サイクル内燃エンジン(1)。
  8. 前記通路形成部材(30)の外部エア通路(36)にエアを供給するために前記シリンダブロック(2)に形成されたエア通路(20)を更に有し、
    該エア通路(20)が前記シリンダボア(4)及び前記第二掃気ポート(13)に隣接し且つ前記シリンダボア(4)及び前記第二掃気ポート(13)に沿って湾曲した形状を有すると共に該湾曲した形状部分が上下方向に長い長円の通路断面形状を有する、請求項6叉は7に記載の2サイクル内燃エンジ(1)。
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