JP2008049356A - 板材搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工時間が短い場合でも、板材搬出に遅れが生じず、サイクルタイムを向上させることができ、かつ簡単な構成で済む板材搬出装置を提供する。
【解決手段】 板材加工機1から、加工された板材Wを板材搬出部3に搬出する板材搬出装置である。板材加工機1と板材搬出部3の間に平行に設置された複数の軌道11,12と、これら各軌道11,12にそれぞれ独立して設けられて板材加工機1と板材搬出部3の間を往復走行する走行体13,14とを備える。各走行体13,14は、板材加工機1上の板材Wを保持する板材保持手段16を有する。また、一つの走行体13,14が板材加工機1から板材搬出部3に向かって走行中に、他の走行体13,14が板材保持手段16で板材加工機1の板材Wを保持する動作を可能なものとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、パンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機で加工した板材を搬出する板材搬出装置に関する。
パンチプレス等の板材加工機では、素材板材から複数枚の製品板材を打ち抜き等によって切り取る加工を行ったり、1枚の板材の内部の孔明け加工等を行う。板材加工機で加工された製品板材は、板材搬出装置により所定の板材搬出部に搬出する。
このような板材搬出装置として、板材加工機と板材搬出部の間に架設された軌道に走行体を設置し、この走行体に吸着パッド等の板材保持手段を設けたものがある。また、前記軌道を長手方向と直交する方向に移動可能とし、直交2軸方向に走行体を移動可能したものも提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のものは、走行体の板材保持手段を走行方向に拡縮可能とし、製品板材の各種の大きさに対処する工夫がなされている。
この他の板材搬出装置として、無端の周回軌道上で複数の走行体を走行させ、加工時間の短い板材の搬出に遅れが生じないようにしてサイクルタイムの向上を図ったものも提案されている(特許文献2)。
特開2003−136166号公報 特開2000−351032号公報
上記のような1台の走行体を板材加工機と板材搬出部間で往復走行させるものは、板材加工機で加工される1枚の板材の加工時間が短い場合、往復走行の時間が製品板材の加工時間よりも長くかかることがある。この場合、板材加工機が1枚の板材を加工する毎に、板材搬出装置の走行体が戻って来るのを待つことになって、板材加工機の加工能力が十分に生かされず、サイクルタイムが長くなる。
サイクルタイムの向上を図るには、走行体の走行速度や、加減速時間を短縮することが必要となる。しかし、特許文献1に示される板材搬出装置では、種々の大きさの製品板材に対応できるように、板材保持手段を拡縮可能な構成となっていて、走行体および板材保持手段の重量が重く、走行速度を上げることが難しい。走行体を小型・軽量化すれば、走行速度を上げることが可能であるが、単に小型・軽量化したのでは、大寸法の製品板材の搬出が不可能となる。
特許文献2に示される周回軌道上で複数の走行体を走行させるものは、搬出の効率向上の面で優れ、また複数の走行体で1枚の製品板材を保持することにより、大寸法の製品板材への対応も可能となっている。
しかし、周回軌道上で複数の走行体を走行させる構成であるため、各走行体に電源や吸着パッド用のエアーを供給する手段の構成が難しい。電源系では、トロリー等が必要となって、電源設備が複雑化するうえ、安定した電源供給が難しい。各走行体への制御信号の送受の点でも課題が残る。また、エアーの供給については、周回動作する複数の走行体に、位置固定のエアー源から供給することができず、各走行体にポンプを搭載することが必要となる。個々の走行体にポンプを搭載するのでは、構成が複雑となって設備コストが高くなるうえ、走行体の重量増の要因となり、高速走行の妨げとなる。
この発明の目的は、加工時間が短い場合でも、板材搬出に遅れが生じず、サイクルタイムを向上させることができ、かつ簡単な構成で済む板材搬出装置を提供することである。 この発明の他の目的は、板材加工機上の走行体軌道から外れた位置にある板材の搬出が可能で、複数の軌道の走行体による板材搬出を実現可能とすることである。
この発明のさらに他の目的は、サイクルタイムを向上させる効果的な制御を実現することである。
この発明のさらに他の目的は、種々の大きさの板材の搬出を可能とすることである。
この発明のさらに他の目的は、板材加工機における加工手段に大部分が隠れているような板材であっても、安定して搬出できるものとすることである。
この発明の板材搬出装置は、板材加工機から、加工された板材を板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、板材加工機と板材搬出部の間に平行に設置された複数の軌道と、これら各軌道にそれぞれ独立して設けられて板材加工機と板材搬出部の間を往復走行する走行体とを備え、前記各走行体は、板材加工機上の板材を保持する板材保持手段を有するものである。
この構成によると、複数の軌道にそれぞれ設置された複数の走行体が独立して動作して板材搬出を行うことができる。そのため、加工時間が短い場合でも、板材搬出に遅れが生じず、サイクルタイムを向上させることができる。また、各走行体はそれぞれの軌道に往復走行自在に設置されたものであるため、走行体に電源供給やエアー供給を行うにつき、固定位置に設置された電源やエアー供給源から、ケーブルベア等を用いた可撓性のケーブルや配管等で供給することができる。エネルギ源の供給系が簡素な構成となる。
この発明において、前記各走行体における少なくとも一つの走行体の前記板材保持手段は、この走行体に対して、走行方向に直交する水平方向に進退自在に設けられ、この走行体の軌道から前記直交する水平方向にずれた位置にある板材加工機上の板材を保持可能とすることが好ましい。
複数の軌道を平行に設置した場合、いずれかの軌道は、板材加工機上の加工済み板材が待機する位置から外した位置とせざるを得ない場合がある。しかし、板材保持手段を走行体に対して、走行方向と直交する水平方向に移動可能とすることで、全ての軌道上の走行体によって、板材加工機上の加工済み板材が待機する所定位置に対して、板材保持手段による保持が可能となる。これにより、複数の軌道を設けて各軌道上の走行体で板材搬出することが実現可能となる。また、板材保持手段が走行方向と直交する水平方向に移動可能であると、各走行体の板材保持手段が走行時に互いに干渉することの回避が容易になる。
この発明において、一つの走行体の走行中に、他の走行体が板材保持手段で板材加工機の板材を保持するように制御する独立搬出制御手段(22)を設けても良い。
このように独立搬出制御手段(22)を設け、一つの走行体の走行中に、他の走行体が板材保持手段で板材加工機の板材を保持するように制御することで、この発明における、平行な複数の軌道にそれぞれ独立して走行体を設置したという構成を効果的に利用し、サイクルタイムのより一層の向上が実現できる。
この発明において、複数の走行体の板材保持手段で1枚の板材を保持してこれら複数の走行体の走行で搬出するように、前記走行体および板材保持手段を制御する複数走行体共働制御手段(23)を設けても良い。
このように複数の走行体の板材保持手段で1枚の板材を保持して搬送可能とすることにより、大寸法の板材の搬出が可能となる。そのため、各走行体の単独での搬出と共働搬送とに切り換えることで、種々の大きさの板材の搬出が可能となる。
前記複数走行体共働制御手段(23)は、板材加工機上の板材を一つの走行体で板材保持手段により保持し軌道方向に引き出す過程、引き出した板材を他の走行体で板材保持手段により保持する過程、および、この両走行体の板材保持手段で保持した板材をこれら両走行体の走行により搬送する過程を含む一連の制御を行う引出し・共働搬送制御部(24)を有するものとしても良い。
板材加工機で加工の完了して搬出を待つ板材は、大部分が板材加工機の加工手段、例えばタレットパンチプレスではタレット下等に隠れていることがある。このような場合、板材を引出すことが必要であるが、板材の加工手段からの露出部分のみを把持して引出し、そのまま搬送した場合、板材の保持姿勢がアンバランスで落下の恐れがある。しかし、前記引出し・共働搬送制御部(24)を設け、板材加工機上の板材を一つの走行体で引き出した後、他の走行体で板材の他の部分を保持させ、両走行体で板材を保持して搬送することにより、安定した搬送が可能になる。
この発明の板材搬出装置は、板材加工機から、加工された板材を板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、板材加工機と板材搬出部の間に平行に設置された複数の軌道と、これら各軌道にそれぞれ独立して設けられて板材加工機と板材搬出部の間を往復走行する走行体とを備え、前記各走行体は、板材加工機上の板材を保持する板材保持手段を有するものとしたため、加工時間が短い場合でも、板材搬出に遅れが生じず、サイクルタイムを向上させることができ、かつ簡単な構成で対応することができる。
前記各走行体における少なくとも一つの走行体の前記板材保持手段は、この走行体に対して、走行方向に直交する水平方向に進退自在に設けられ、この走行体の軌道から前記直交する水平方向にずれた位置にある板材加工機上の板材を保持可能とした場合は、板材加工機上の走行体軌道から外れた位置にある板材の搬出が可能で、複数の軌道の走行体による板材搬出が実現可能となる。
一つの走行体の走行中に、他の走行体が板材保持手段で板材加工機の板材を保持するように制御する独立搬出制御手段を設けた場合は、サイクルタイムを向上させる効果的な制御が実現できる。
複数の走行体の板材保持手段で1枚の板材を保持してこれら複数の走行体の走行で搬出するように、前記走行体および板材保持手段を制御する複数走行体共働制御手段を設けた場合は、種々の大きさの板材の搬出が可能となる。
前記複数走行体共働制御手段が、板材加工機上の板材を一つの走行体で板材保持手段により保持し軌道方向に引き出す過程、引き出した板材を他の走行体で板材保持手段により保持する過程、および、この両走行体の板材保持手段で保持した板材をこれら両走行体の走行により搬送する過程を含む一連の制御を行う引出し・共働搬送制御部を有するものとした場合は、板材加工機における加工手段に大部分が隠れているような板材であっても、安定して搬出することができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図9と共に説明する。図1は、この板材搬出装置を備えた板材加工設備を示す。この板材加工設備は、板材加工機1と、板材搬出装置2と、板材搬出部3と、板材ストッカ4とを備える。この板材加工設備は、この他に板材加工機1に対して素材板材W0を搬入する板材搬入装置(図示せず)を備えるが、板材搬入装置については説明を省略する。
板材加工機1は、テーブル5上の素材板材W0から複数の製品板材Wを打ち抜き等によって切り取る機能を備えたものであり、パンチプレスまたはレーザ加工機等からなる。この例では、板材搬出装置1は、タレット式のパンチプレス等からなり、それぞれパンチ工具およびダイ工具を搭載した上下のタレット6、およびタレット6のパンチ工具を加工中心Pで昇降駆動するパンチ駆動機構(図示せず)等からなる加工部7と、素材板材W0をテーブル5上で前後(Y方向)および左右(X方向)に移動させる板材送り機構8とを備えている。
板材搬出部3は、板材加工機1で加工されて板材搬出装置2により搬出された製品板材Wを積層する装置であり、板材加工機1の側方に設置されている。板材搬出部3は、複数種類の製品板材Wを種類毎に並べて積載可能なパレット9と、このパレット9を矢印Aで示すようにパレット案内レール10a上で前後方向に移動させるパレット移動機構10とを備える。
板材ストッカ4は、板材搬出部3で積載した製品板材Wを、パレット10と共に貯蔵する装置であり、多段の棚を有するストッカ本体4aと、任意の段の棚に対して出し入れするエレベータ4bとを有する。
板材搬出装置2は、板材加工機1から、加工された板材である製品板材Wを板材搬出部3に搬出する装置である。板材搬出装置2は、板材加工機1と板材搬出部3の間に平行に設置された複数(図示の例では2本)の軌道11,12と、これら各軌道11,12にそれぞれ独立して走行自在に設置された複数台(図示の例では2台)の走行体13,14とを備える。各軌道11,12は、両端で共通のフレーム15に設置されている。
各走行体13,14は、板材加工機1上の製品板材Wを保持する板材保持手段16を有し、これら走行体13,14のいずれか一つが板材加工機1から板材搬出部3に向かって走行中に、他の走行体13,14が板材保持手段16で板材加工機1の製品板材Wを保持する動作が可能とされている。
図6に後ろ側の走行体14を拡大して側面図で示す。前側の走行体13の構成は、後ろ側の走行体13と同様である。走行体13,14は、それぞれ軌道11,12にガイドローラ(図示せず)を介して走行自在に設置され、自走用の電気モータ等の走行駆動源(図示せず)を備える。
板材保持手段16は、走行体13,14に前後(Y方向)移動自在に設置された可動フレーム17と、この可動フレーム17に設置された複数の吸着バッド18とを有する。可動フレーム17は、前後方向に延びるアーム状の部材からなり、複数本(図示の例では2本)が平行に設けられている。各可動フレーム17は、走行体13,14に搭載された前後動用駆動源(図示せず)により前後に進退駆動される。前後動用駆動源は、各可動フレーム17を個別に独立して進退させるものであっても、また両可動フレーム17を一緒に進退させるものであっても良い。前後動用駆動源は、電気モータ等からなり、その回転がラック・ピニオン機構やボールねじ等の回転・直進変換機構を介して直線動作に変換される。前後動用駆動源はシリンダ装置であっても良い。
なお、前側の走行体13は、必ずしも板材保持手段16を前後移動可能としなくても良い。
吸着バッド18は、この実施形態では、それぞれが個別に絞り経路を介して真空源に接続された複数の単位吸着18aの束からなり、その一部が製品板材W等の吸着対象物から外れていても吸着可能とされている。吸着バッド18は、上記のような束とせずに、その全体が1個の負圧部を構成するものとしても良い。
板材保持手段16は、走行体13,14に対して吸着バッド18を昇降可能としてあり、この昇降を行う手段として、この実施形態では、個々の吸着パッド18を個別に昇降装置19を介して可動フレーム17に設置してある。昇降装置19は、例えばエアシリンダからなる。この吸着パッド18を個別に昇降させる昇降装置19の代わりに、可動フレーム17を走行体13,14に対して昇降可能に設置し、その昇降駆動源(図示せず)を設けても良い。
上記2台の走行体13,14の位置関係等を説明する。前後2本の軌道11,12は、互いに同じ高さに設置されている。板材加工機1では、常に所定位置(例えばパンチ位置P)で製品板材Wの最終切り離し箇所の加工がなされるため、板材加工機1上で搬出待機状態にある製品板材Wは、常に同じ位置となる。ただし、常に同じ位置となるのは、製品板材Wの外周上の1点であり、製品板材Wの中心位置は製品板材Wの大きさ,形状によって変わる。
前側の走行体13は、板材保持手段16が前後移動方向の基準位置にある状態で、板材加工機1の前記所定位置で待機する製品板材Wを吸着可能なものとされる。
後ろ側の走行体14は、板材保持手段16を前進端まで前進させた状態で、板材加工機1の前記所定位置で待機する製品板材Wを吸着可能なものとされる。また、後ろ側の走行体14は、板材保持手段16を前進させた状態では、前側の走行体13と走行方向にすれ違うときに、板材保持手段6が前側の走行体13と干渉するが、板材保持手段16を後退端まで後退させた状態では、板材保持手段6が前側の走行体13と干渉することなく、前後の走行体13,14のすれ違い走行が可能なように、寸法および位置関係が設計される。
制御系につき、図8,図9と共に説明する。この板材搬出装置2は、搬送制御装置21によって制御される。搬送制御装置21は、コンピュータと、これに実行させる搬送プログラムとを備えたものであり、搬送プログラムのプログラム内容によって、次の独立搬出制御手段22および複数走行体共働制御手段23が構成される。
独立搬出制御手段22は、各走行体13,14を、その板材保持手段16を含めて、互いに独立して制御する手段である。通常の搬出動作では、各走行体13,14は独立搬出制御手段22によって制御される。この独立搬出制御手段22は、いずれか一つの走行体13,14の走行中に、他の走行体13,14が板材保持手段16で板材加工機1の板材Wを保持するように制御する機能を備える。
複数走行体共働制御手段23は、複数(2台)の走行体13,14の板材保持手段16で1枚の製品板材Wを保持してこれら複数の走行体13,14の走行で搬出するように、走行体13,14およびその各板材保持手段16を制御する手段である。
複数走行体共働制御手段23は、引出し・共働搬送制御部24を有する。引出し・共働搬送制御部24は、図9に示す流れ図の制御(後に図7と共に詳述する)を行う制御部であり、次の各過程の制御を行う。すなわち、板材加工機1上の製品板材Wを一つの走行体13で板材保持手段16により保持し軌道方向(X方向)に引き出す過程(図9のステップS1)、引き出した製品板材Wを他の走行体14で板材保持手段16により保持する過程(S2)、および、この両走行体13,14の板材保持手段16で保持した製品板材Wを、これら両走行体13,14の走行により搬送する過程(S3)を含む一連の制御を行う。
上記構成の動作を説明する。図2に示すように、前側の走行体13が板材加工機1上の製品板材Wを吸着するときは、後ろ側の走行体14は、例えば前側の走行体13の近傍で待機する。
製品板材Wを把持した前側の走行体13は、図3のように板材搬出部3に走行してその把持している製品板材Wを板材搬出部3のパレット10上に積載する。積載の後、前側の走行体13は板材加工機1側へ戻る。
この前側の走行体13が製品板材Wの搬出および復帰を行う間、後ろ側の走行体14は、同図のように板材保持手段16のフレーム17を前方に進出させ、吸着パッド18で製品板材Wを保持して持ち上げる。
製品板材Wを保持した後ろ側の走行体14は、図4のようにフレーム17を後退させて板材搬出部3側へ走行する。これにより、板材保持手段3から板材加工機1側へ戻る前側の走行体13と、板材保持手段3側へ走行する後ろ側の走行体14とが干渉することなく、すれ違うことができる。なお、板材搬出部3では、パレット10を後方に移動させ、後ろ側の走行体14の搬送する製品板材Wを受け取り可能とする。
前側の走行体13は、板材加工機1まで戻ると、次の製品板材Wの搬出を前記と同様に行う。また、後ろ側の走行体14は、製品板材Wを板材搬出部3に搬出したのち、板材加工機1の近傍の待機位置まで戻る。
このように、2台の走行体13,14がそれぞれ独立して製品板材Wを搬出する。そのため、製品板材Wの加工時間が短い場合でも、板材搬出に遅れが生じず、サイクルタイムを向上させることができる。
図5は、1枚の製品板材Wを前後2台の走行体13,14で搬出する動作を示す。製品板材Wが大きな場合、1台の走行体13,14だけでは搬送することができない。しかし同図のように、2台の走行体13,14の板材保持手段16で同じ製品板材Wの搬送方向の前後部分をそれぞれ保持し、両走行体13,14を同期して走行させることで、大きな寸法の製品板材Wの搬出が可能となる。
また、走行体13,14を大型化して大寸法の製品板材Wを搬送可能とする場合と異なり、個々の走行体13,14は小型のもので良いため、軽量で走行速度を速くでき、加減速時間も短縮することができる。
図8の複数走行体共働制御手段23は、このような2台の走行体13,14で同じ製品板材Wを一緒に搬出する動作の制御を行う。
図7は、製品板材Wが隠れている場合の動作を示す。同図(A)に示すように、製品板材Wが小さくてその多くの部分が加工部7におけるタレット6等に隠れている場合は、製品板材Wを板材保持手段16でバランス良く保持することができない。
このような場合、同図(A)のように、片方の走行体13の板材保持手段16で製品板材Wの加工部7からの露出部分を把持し、同図(B)のように製品板材Wをテーブル5上でその全体が露出するように引き出す(図9のステップS1)。
この後、製品板材Wの上記引き出しで露出した部分を、もう片方の走行体14の板材保持手段16で保持する(図9のステップS2)。
このように、製品板材Wの全体を2台の走行体13,14でバランス良く保持した状態で、両方の走行体13,14を一緒に走行させ、これら2台の走行体13,14で製品板材Wを搬送する。
このように、製品板材Wの多くの部分が加工部7に隠れている場合であっても、その全体をバランス良く保持し、安定して搬送することができる。
なお、上記実施形態では、両方の走行体13,14の板材保持手段16を、共に前後移動可能としたが、板材加工機1の製品搬出の基準位置に対応する走行体(この実施形態では前側の走行体13)は、必ずしも前後移動可能としなくても良い。しかし、前後移動可能としてあると、製品板材Wの内部に孔明け加工や成形加工部分があって、その加工部分が吸着パッド18と対応する位置になる場合に、板材保持手段16の前後位置をずらせることによって、吸着パッド18を製品板材Wの孔や成形加工部分から避け、安定した吸着を行わせることができる。
この発明の一実施形態に係る板材搬出装置を装備した板材加工設備の全体の斜視図である。 その板材搬出装置における片方の走行体で製品板材を保持する動作状態を示す斜視図である。 その板材搬出装置におけるもう片方の走行体で製品板材を保持する動作状態を示す斜視図である。 両走行体のすれ違い動作を示す斜視図である。 両走行体で一緒に1枚の製品板材を搬送する動作状態を示す斜視図である。 同板材搬出装置の走行体の拡大側面図である。 同板材搬出装置の隠れ状態の製品板材を搬出する動作の動作説明図である。 同板材搬出装置の搬送制御装置の概念構成のブロック図である。 同搬送制御装置における引出し・共働搬送制御部の制御動作を示す流れ図である。
符号の説明
1…板材加工機
2…板材搬出装置
3…板材搬出部
4…板材ストッカ
5…テーブル
6…タレット
7…加工部
8…板材送り機構
9…パレット
11,12…軌道
13,14…走行体
16…板材保持手段
17…可動フレーム
18…吸着バッド
21…搬送制御装置
22…独立搬出制御手段
23…複数走行体共働制御手段
24…引出し・共働搬送制御部
P…加工中心
W…製品板材
W0…素材板材

Claims (5)

  1. 板材加工機から、加工された板材を板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、板材加工機と板材搬出部の間に平行に設置された複数の軌道と、これら各軌道にそれぞれ独立して設けられて板材加工機と板材搬出部の間を往復走行する走行体とを備え、前記各走行体は、板材加工機上の板材を保持する板材保持手段を有するものとした板材搬出装置。
  2. 前記各走行体における少なくとも一つの走行体の前記板材保持手段は、この走行体に対して、走行方向に直交する水平方向に進退自在に設けられ、この走行体の軌道から前記直交する水平方向にずれた位置にある板材加工機上の板材を保持可能とした請求項1記載の板材搬出装置。
  3. 一つの走行体の走行中に、他の走行体が板材保持手段で板材加工機の板材を保持するように制御する独立搬出制御手段を設けた請求項1または請求項2記載の板材搬出装置。
  4. 複数の走行体の板材保持手段で1枚の板材を保持してこれら複数の走行体の走行で搬出するように、前記走行体および板材保持手段を制御する複数走行体共働制御手段を設けた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の板材搬出装置。
  5. 前記複数走行体共働制御手段は、板材加工機上の板材を一つの走行体で板材保持手段により保持し軌道方向に引き出す過程、引き出した板材を他の走行体で板材保持手段により保持する過程、および、この両走行体の板材保持手段で保持した板材をこれら両走行体の走行により搬送する過程を含む一連の制御を行う引出し・共働搬送制御部を有するものとした請求項4記載の板材搬出装置。
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