JP2002001468A - パネル搬送装置 - Google Patents

パネル搬送装置

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JP2002001468A
JP2002001468A JP2000186801A JP2000186801A JP2002001468A JP 2002001468 A JP2002001468 A JP 2002001468A JP 2000186801 A JP2000186801 A JP 2000186801A JP 2000186801 A JP2000186801 A JP 2000186801A JP 2002001468 A JP2002001468 A JP 2002001468A
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press
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press working
guide rail
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Mamoru Koyaizu
守 小▲柳▼出
Ko Yamamoto
江 山本
Keiichiro Tokita
恵一郎 時田
Yutaka Tanaka
裕 田中
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Central Motor Co Ltd
Original Assignee
Central Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に大量生産する上で生産性を高めるパネル
搬送装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 被加工物に1次成形を行う1次プレス加
工部36と、1次成形で成形されてなる1次加工物に2
次成形を行う2次プレス加工部38とが設けられている
プレス機械32の前面にパネル搬送装置30を設ける。
このパネル搬送装置30は、ガイドレール42と、ガイ
ドレール42に沿って移動可能な移動体44と、移動体
44の両サイドに沿って往復動可能なアーム部46A、
Bとを有する。これにより、簡易な構造の搬送機構によ
って、2次加工物を搬出しつつ1次加工物を2次プレス
加工部38に短時間で移動させることができ、また、新
たに1次成形される被加工物を1次プレス加工部36に
搬送しておくことにより、1次成形と2次成形とを同時
に行うことができる。従って、生産性を高めたパネル搬
送装置が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に大量生産を行
う上で生産性を高めるパネル搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品等、やや複雑な形状の部品を
プレス加工により製造する場合、所定の形状のものを一
回のプレス加工で得ることが困難であることが多い。こ
のため、プレス加工を数回(例えば2回)に分けて実施
することが一般に行われている。以下、具体例を挙げて
従来技術を説明する。
【0003】従来、プレス加工を2回に分けて部品を製
造する場合、図22に示すように、1次加工するプレス
機械83Aと、2次加工するプレス機械83Bとを設置
している。
【0004】プレス機械83A、Bで上記の部品を製造
するには、まず、搬送装置(図示せず)のアーム82の
先端に付けられているアタッチメント84によりパネル
板86を吸着してプレス機械83Aに向けて搬送し(図
22参照)、プレス機械83Aの下側の金型88Aの上
にこのパネル板86を載置し(図23及び図24参
照)、プレス機械83Aにより1次加工を行う(図25
参照)。
【0005】次に、パネル板86を1次加工してなる1
次加工部品90をアーム82によりプレス機械83Aか
ら取出し(図26参照)、プレス機械83Bに向けて搬
送し(図27参照)、プレス機械83Bの下側の金型8
8Bの上に載置する(図28及び図29参照)。
【0006】更に、プレス機械83Bにより2次加工を
行い(図30参照)、2次加工されてなる2次加工部品
94をアーム82によりプレス機械83Bから取出す。
【0007】なお、パネル板86を吸着して金型88A
の上に載置するパネル板搬送用アームと、1次加工部品
90を吸着して金型88Bの上に載置する1次加工部品
搬送用アームと、2次加工部品94を吸着してプレス機
械83Bから取り出す2次加工部品搬送用アームと、を
アーム82に代えて用いることも広く行われている。
【0008】ところで、1次加工及び2次加工にかかる
時間を短縮して生産性を上げたいという要望が従来から
出されている。この要望は、大量生産する上で特に強く
出されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮して、特に大量生産する上で生産性を高めるパネル
搬送装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、被加工物に1次成形を行う第1プレス加工部、及
び、前記1次成形で成形されてなる1次加工物に2次成
形を行う第2プレス加工部を有するプレス機械に設けら
れたパネル搬送装置であって、前記第1プレス加工部か
ら前記第2プレス加工部にわたって前記プレス機械に設
けられたガイドレールと、前記ガイドレールに直交して
取付けられ、前記ガイドレールに沿って往復動する移動
体と、前記移動体に沿ってそれぞれ独立して往復動し、
加工物を保持する保持手段を先端に有する2本のアーム
と、前記2本のアームを昇降させる昇降手段と、を備え
ていることを特徴とする。
【0011】ここで、加工物とは、1次成形される被加
工物、1次成形されてなる1次加工物、及び、2次成形
されてなる2次加工物を総称したものである。
【0012】請求項1に記載の発明により、簡易な構成
の搬送機構によって、2次加工物を搬出しつつ1次加工
物を第2プレス加工部へ搬送することができる。従っ
て、プレス加工にかかる時間を短縮することができる。
このことは、大量生産を行う場合に特に大きな効果を奏
することができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、隣り合う間隔
を均一にして配置されたn個(nは3以上の自然数)の
プレス加工部を有し、被加工物に1次成形からn次成形
までn段階のプレス加工を行うプレス機械と、前記n個
のプレス加工部にわたって前記プレス機械に設けられた
ガイドレールと、前記ガイドレールに直交して取付けら
れ、前記ガイドレールに沿って往復動する移動体と、前
記移動体にそって往復動し、1次加工物から(n−1)
次加工物までを同時に保持する同時保持手段を先端に有
する第1アームと、前記移動体に沿って往復動し、n次
加工物を保持するn次加工物保持手段を先端に有する第
2アームと、前記第1アーム及び前記第2アームを昇降
させる昇降手段と、を備え、前記n次加工物を前記プレ
ス機械から搬出すると共に、前記1次加工物から前記
(n−1)次加工物までを各々隣のプレス加工部にまで
同時に搬送可能であることを特徴とする。
【0014】これにより、n次加工物を量産する際、上
記の搬送、搬出にかかる時間を大幅に短縮することがで
き、生産性を高めることができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、前記同時保持
手段は、前記プレス加工部の隣り合う間隔と同じ間隔で
設けられた(nー1)個の保持部で構成されることを特
徴とする。
【0016】これにより、1次加工物から(n−1)次
加工物までを同時に搬送することを、簡易な構成の搬送
機構によって実現され得る。
【0017】請求項4に記載の発明では、前記同時保持
手段及び前記n次加工物保持手段が、空気吸引による吸
着によって被搬送物を吸着することを特徴とする。
【0018】これにより、被搬送物の保持、保持解除を
容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示すように、第1形態に係
るパネル搬送装置30は、プレス加工するプレス機械3
2の前面に取付けられたパネル搬送装置である。
【0020】図2(A)に示すように、プレス機械32
には、1次成形する金型が設けられている1次プレス加
工部36と、2次成形する金型が設けられている2次プ
レス加工部38と、が並設されている。1次成形する金
型及び2次成形する金型は、何れも、下側の雄型部と、
上側の雌型部とから構成される(1次成形する金型は、
図10に示すように、上側の雌型部39Uと下側の雄型
部39Lとから構成され、2次成形する金型は、図2
(B)及び図10に示すように、上側の雌型部40Uと
下側の雄型部40Lとから構成される)。
【0021】パネル搬送装置30は、図1及び図2に示
すように、プレス機械32の前面に水平に設けられたガ
イドレール42と、ガイドレール42に沿って移動可能
(図1のの方向に移動可能)な移動体44とを有す
る。
【0022】移動体44は、細長状であって、ガイドレ
ール42に直交する向きに取付けられており、移動体4
4の両サイドには、被搬送物を吸着するアーム部46
A、Bが取り付けられている。また、移動体44の両サ
イドには、それぞれ、アーム部46A、Bをガイドレー
ル42に直交する向きに案内する案内路50A、B(図
1参照)が形成されており、アーム部46A、Bは、そ
れぞれ案内路50A、Bに沿って移動可能(図2(A)
の、の方向にそれぞれ移動可能)である。
【0023】アーム部46Aは、案内路50Aに直交す
る上下方向(図2(B)のの方向)に移動可能な軸部
52Aと、軸部52Aに取付けられ、1次成形されてな
る1次加工部品を空気吸引により吸着して保持するアタ
ッチメント54Aとを有する。アーム部46Bも同様に
軸部52Bと、2次成形されてなる2次成形部品を吸着
して保持するアタッチメント54Bとを有し、軸部52
Bは上下方向(図2(B)のの方向)に移動可能であ
る。アタッチメント54A、Bの先端には、それぞれ吸
着部(バキュームカップ)56A、Bが設けられてい
る。
【0024】以上の構成により、パネル搬送装置30
は、被搬送物を〜の5軸に沿って自在に搬送可能で
あり、水平方向(図1のX軸方向及びY軸方向)及び垂
直方向(図1のZ方向)すなわち直交座標系の3軸方向
に自在に搬送可能な搬送ロボットであると言える。
【0025】なお、パネル搬送装置30の性能等をまと
めたものを表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】以下、パネル搬送装置30の使用方法を説
明する。なお、本明細書に添付した図面では、1次成形
してなる1次加工部品の周縁部に斜線を付し、2次成形
してなる2次加工部品の周縁部に×印を付しているが、
これは1次加工部品と2次加工部品との区別を判り易く
するために付したものであって、加工領域が周縁部に限
定されることを示すものではない。
【0028】まず、1次加工されるパネル板60を、パ
ネル板搬送用アーム(図示せず)を用いて、1次プレス
加工部36の下側の金型である雄型部39Lの上に搬送
して載置する(図3、図4参照)。
【0029】次に、1次プレス加工部36によってプレ
ス加工し(図5参照)、更に、アーム部46AをY軸に
沿って前進させ、1次加工部品62をアーム部46Aに
より吸着する(図6参照)。
【0030】続いて、移動体44を図7のXL方向に移
動させて、2次プレス加工部38の下側の金型である雄
型部40Lの上にまで1次加工部品62を搬送し(図7
参照)、雄型部40Lの上に載置する。
【0031】そして、アーム部46Aを後退させつつ、
移動体44を図8のXR方向に移動させ、アーム部46
A、Bを待機位置で待機させておく(図8参照)。な
お、本明細書で待機位置とは、移動体44がガイドレー
ル42の中央に位置し、アーム部46A、Bが移動体4
4の先端部にまで後退し、アタッチメント54A、Bの
高さが、雄型部39L、40Lよりもやや高く、アーム
部46A、Bを前進させることによりアタッチメント5
4A、Bをそれぞれ雄型部39L、40Lよりも若干上
の位置に移動できる状態の位置をいう。
【0032】次に、新たなパネル板70を1次プレス加
工部36Aの雄型部39Lの上に載置する(図9及び図
10参照)。新たなパネル板70は、前工程で既に所定
の加工が施されたものであってもよい。なお、新たなパ
ネル板は、予めプレス機械32に投入可能な位置に準備
しておく(例えば、プレス機械32の裏面側に予め重ね
置きしておくなど)。
【0033】なお、アーム部46Aを待機位置に移動さ
せつつ、アーム部46Aにより新たなパネル板70を1
次プレス加工部36の雄型部39Lの上に載置してもよ
い。これにより、更なる時間短縮が可能になる。
【0034】続いて、1次プレス加工部36及び2次プ
レス加工部38のそれぞれの雌型部39U、40U(図
10参照)を同時に下げ、2次プレス加工部38により
1次加工部品62を2次成形することと、1次プレス加
工部36によりパネル板60を1次成形することとを同
時に行う(図11参照)。雌型部39U、40Uを同時
に下げるには、雌型部39U、40Uが取付けられてい
るプレス板41(図10参照)を下げることにより容易
に行うことができる。
【0035】更に、アーム部46A、Bを前進させ、1
次加工部品62を2次成形してなる2次加工部品64を
アーム部46Bにより、パネル板70を1次成形してな
る1次加工部品72をアーム部46Aにより、それぞれ
吸着して保持する(図12参照)。
【0036】次に、アーム部46Bを後退させつつ、ガ
イドレール42の2次プレス加工部38の側の端部(図
13のXL方向の端部)にまで移動体44を移動させ、
1次加工部品72を2次プレス加工部38の雄型部40
Lの上に移動させる(図13参照)。
【0037】更に、1次加工部品72、2次加工部品6
4をそれぞれ軸部54A、B(図1参照)により下方に
移動させ、アタッチメント54A、Bの吸着を解除する
と共に移動体44及びアーム部46A、Bを待機位置に
移動させて停止させる(図14参照)。この結果、2次
加工部品64は載置台66(図1参照)の上に置かれ、
1次加工部品72は2次プレス加工部38の雄型部40
Lの上に載置される。
【0038】2次加工部品64は、別のアーム(図示せ
ず)やコンベア等によって搬送されていく。2次加工部
品64は、例えば図15に示すような、自動車のボディ
を構成する部品である。
【0039】続いて、新たなパネル板を1次プレス加工
部36の雄型部39Lの上に載置し(図9参照)、同様
にして1次成形及び2次成形を同時に行う。
【0040】以上説明したように、上記実施形態では、
1次成形と2次成形とを同時に行い、更に、1次成形部
品62を搬出しつつ2次成形部品72を2次プレス加工
部38へ搬送することができるので、多数枚のパネル板
を2次成形まで行って2次加工部品を製造するのにかか
る時間を大幅に短縮することができる。
【0041】なお、1次プレス加工部36及び2次プレ
ス加工部38の金型が、上側が雄型で下側が雌型であっ
ても、同様の作用、効果を奏することができる。また、
1次プレス加工部36から2次プレス加工部38への移
動を行わずに、図11に示した1次加工部品72及び2
次加工部品64を同時に1次プレス加工部36及び2次
プレス加工部38の外へ搬出することも可能である。
【0042】上記実施形態でのアタッチメント54A、
Bの移動の基本的な軌跡を図16に示す。実線は被搬送
物(パネル板又は加工部品)を保持しているときの軌跡
であり、破線は被搬送物を保持していないときの軌跡で
ある。
【0043】図17に示すように、2次プレス加工部3
8から取出した2次加工部品64の載置位置を2次プレ
ス加工部38に近づけることにより、アーム部46Bの
移動の軌跡を変更してもよい。これにより、アーム部4
6Bを移動させる距離を短縮することができ、プレス加
工に必要な時間を更に短縮することができる。
【0044】以下、第2形態に係るパネル搬送装置につ
いて説明する。図18に示すように、第2形態に係るパ
ネル搬送装置75は、プレス加工するプレス機械76の
前面に取付けられたパネル搬送装置である。
【0045】プレス機械76には、1次加工を行う1次
プレス加工部76A、2次加工を行う2次プレス加工部
76B、3次加工を行う3次プレス加工部76C、及
び、4次加工を行う4次プレス加工部76Dが、互いの
間隔が同じピッチPで順次並べて配置されている。第1
形態と同様、何れのプレス加工部もプレス加工する金型
を有する。
【0046】パネル搬送装置75は、プレス機械76の
前面に水平に並べられたガイドレール77Xと、ガイド
レール77Xに沿って移動可能な移動体77Yとを有す
る。
【0047】移動体77Yは、第1形態と同様、細長状
であって、ガイドレール77Xに直交する向きに取付け
られており、移動体77Yの両サイドには、被搬送物を
吸着するアーム部78A、Bが取付られている。
【0048】第1形態と同様、移動体77Yの両サイド
には案内路(図示せず)が形成されており、アーム部7
8A、Bは、それぞれ、案内路に沿って移動可能で上下
方向にも移動可能である。
【0049】アーム部78Aは、4次加工されてなる4
次加工部品を吸着するアタッチメント81Tを先端に有
する。
【0050】アーム部78Bは先端に配管78Pを備
え、この配管78Pには、1次加工部品、2次加工部
品、及び、3次加工部品をそれぞれ空気吸引により吸着
するアタッチメント81U〜81Wが、互いの間隔がピ
ッチPの等間隔で取付けられている。また、アタッチメ
ント81Tとアタッチメント81Uとの間隔もPとされ
ている。
【0051】以下、4次成形部品を量産する場合のパネ
ル搬送装置75の使用方法を説明する。なお、本明細書
に添付した図面では、1次加工部品の周縁部に斜線を、
2次加工部品の周縁部に×印を、3次加工部品のやや中
央部に△印を、4次成形部品のやや中央部に▽を、それ
ぞれ付しているが、これは各加工部品の区別を判り易く
するために付したものであって、加工領域を限定するこ
とを示すものではない。
【0052】図18に示すように、1次プレス加工部7
6Aから4次プレス加工部76Dのそれぞれの下側の金
型の上に、パネル板79M、1次加工部品79A、2次
加工部品79B、3次加工部品79Cを載せた状態で、
各プレス加工部によるプレス加工を同時に行う。この結
果、図19に示すように、パネル板79Mを成形してな
る1次加工部品80A、1次加工部品79Aを成形して
なる2次加工部品80B、2次加工部品79Bを成形し
てなる3次加工部品80C、3次か加工部品79Cを成
形してなる4次加工部品80Dが形成される。
【0053】次に、アーム部78A、Bを前進させ、図
20に示すように、4次加工部品80Dをアーム部78
Bにより吸着する。これと併行して、1次加工部品80
A、2次加工部品80B、及び、3次加工部品80C
を、アタッチメント81U〜81Wでそれぞれ吸着す
る。
【0054】更に、アーム部78Aを後退させつつ移動
体77Yを移動させることにより、図21に示すよう
に、4次加工部品80Dを搬出しつつ、1次加工部品8
0Aから3次加工部品80Cをそれぞれ隣のプレス加工
部の金型の上に搬送する。
【0055】そして、アーム部78アームを下げて4次
加工部品80Dを載置台(図示せず)の上に載置すると
共に、アーム部78Bを下げて1次加工部品80A〜3
次加工部品80Cを金型の上に載置する。更に、移動体
77Yを待機位置に戻しつつ1次プレス加工部76Aの
下側の金型の上に新たなパネル板を載置すると、図18
に示した状態と同じ状態になる。
【0056】次に、同様にして、プレス加工を同時に行
う。
【0057】以上説明したように、第2形態では、1次
成形から4次成形までを同時に行い、その後、4次加工
部品を搬出しつつ1次加工部品から3次加工部品を同時
に搬送することができるので、4次加工部品を量産する
のにかかる時間を著しく短縮することができる。また、
上記の搬出、搬送は、簡易な構成のパネル搬送装置75
によって実現される。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、以下の効
果を奏することができる。
【0059】請求項1に記載の発明によれば、簡易な構
成の搬送機構によって、2次加工物を搬出しつつ1次加
工物を第2プレス加工部へ搬送することができる。従っ
て、プレス加工にかかる時間を短縮することができる。
このことは、大量生産を行う場合に特に大きな効果を奏
することができる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、n次加工
物(nは3以上の自然数)を量産する際、上記の搬送、
搬出にかかる時間を大幅に短縮することができ、生産性
を高めることができる。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、1次加工
物から(n−1)次加工物までを同時に搬送すること
を、簡易な構成の搬送機構によって実現され得る。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、被搬送物
の保持、保持解除を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係るパネル搬送装置の斜視図であ
る。
【図2】図2(A)及び(B)は、それぞれ、第1形態
に係るパネル搬送装置の構成を示す模式的平面図及び模
式的側面図である。
【図3】第1形態に係るパネル搬送装置でパネル板を吸
着保持した状態を示す模式的平面図である。
【図4】図3に示したパネル板を1次プレス加工部の下
側の金型の上へ移動したことを示す模式的平面図であ
る。
【図5】図4に示したパネル板を1次プレス加工部の下
側の金型の上へ載置した状態を示す模式的平面図であ
る。
【図6】図5に示したパネル板を1次プレス加工部によ
り1次成形したことを示す模式的平面図である。
【図7】図6に示した1次加工部品を2次プレス加工部
に移動したことを示す模式的平面図である。
【図8】第1形態で、パネル搬送装置を待機状態の位置
に移動したことを示す模式的平面図である。
【図9】第1形態で、1次成形部品を2次プレス加工部
の下側の金型の上に、新たなパネル板を1次プレス加工
部の下側の金型の上に、それぞれ載置したことを示す模
式的平面図である。
【図10】図9の矢視10−10の正面断面図である。
【図11】図9及び図10に示した1次成形部品及びパ
ネル板を同時に成形して2次成形部品及び1次成形部品
を製造したことを示す模式的平面図である。
【図12】図11に示した2次成形部品及び1次成形部
品を同時に吸着保持したことを示す模式的平面図であ
る。
【図13】図12に示した2次成形部品及び1次成形部
品を同時に搬送したことを示す模式的平面図である。
【図14】図13に示した状態で被搬送物を載置し、更
にパネル搬送装置を待機位置にまで移動したことを示す
模式的平面図である。
【図15】第1形態で成形した2次成形部品の一例を示
す斜視図である。
【図16】第1形態でプレス加工する際のアタッチメン
トの軌跡を示す平面図である。
【図17】第1形態でプレス加工する際のアタッチメン
トの軌跡の改変例を示す平面図である。
【図18】第2形態で、1次加工部品から3次加工部品
までがそれぞれ2次プレス加工部から4次プレス加工部
に搬入され、パネル板が1次プレス加工部に搬入された
状態を示す平面図である。
【図19】図18に示した状態の各被加工物を同時成形
し、1次加工部品から4次加工部品までが形成されたこ
とを示す平面図である。
【図20】図19に示した各被加工物をアーム部により
同時に保持したことを示す平面図である。
【図21】図20に示した状態で、4次加工部品を搬出
しつつ、1次加工部品から3次加工部品までを隣のプレ
ス加工部にまで搬送したことを示す平面図である。
【図22】従来のプレス機械でプレス加工する際、1次
成形を行うプレス機械へパネル板を搬送することを示す
模式的平面図である。
【図23】従来のプレス機械でプレス加工する際、1次
成形を行うプレス機械の下側の金型の上にパネル板を載
置したことを示す模式的平面図である。
【図24】図23の矢視24−24の正面断面図であ
る。
【図25】図23及び図24に示した状態のパネル板を
1次成形したことを示す模式的平面図である。
【図26】図24に示した1次成形部品を搬出すること
を示す模式的平面図である。
【図27】2次成形を行うプレス機械へ図26に示した
1次成形部品を搬入することを示す模式的平面図であ
る。
【図28】2次成形を行うプレス機械の下側の金型の上
に、図27に示した1次成形部品を載置したことを示す
模式的平面図である。
【図29】図28の矢視29−29の正面断面図であ
る。
【図30】図28及び図29に示した状態の1次成形部
品を2次成形したことを示す模式的平面図である。
【符号の説明】
30 パネル搬送装置 32 プレス機械 36 1次プレス加工部(第1プレス加工部) 38 2次プレス加工部(第2プレス加工部) 42 ガイドレール 44 移動体 46A、B アーム部(アーム) 52A、B 軸部(昇降手段) 54A、B アタッチメント(保持手段) 56A、B 吸着部(吸着手段) 75 パネル搬送装置 76 プレス機械 76A 1次プレス加工部(プレス加工部) 76B 2次プレス加工部(プレス加工部) 76C 3次プレス加工部(プレス加工部) 76D 4次プレス加工部(プレス加工部) 77 ガイドレール 77Y 移動体 78A、B アーム部(第1アーム、第2アーム) 81T アタッチメント(n次加工物保持手段) 81U〜W アタッチメント(同時保持手段) 82 アーム 83A、B プレス機械 84 アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時田 恵一郎 神奈川県相模原市大山町4番12号 セント ラル自動車株式会社内 (72)発明者 田中 裕 神奈川県相模原市大山町4番12号 セント ラル自動車株式会社内 Fターム(参考) 4E090 AA01 AB01 EC04 FA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に1次成形を行う第1プレス加
    工部、及び、前記1次成形で成形されてなる1次加工物
    に2次成形を行う第2プレス加工部を有するプレス機械
    に設けられたパネル搬送装置であって、 前記第1プレス加工部から前記第2プレス加工部にわた
    って前記プレス機械に設けられたガイドレールと、 前記ガイドレールに直交して取付けられ、前記ガイドレ
    ールに沿って往復動する移動体と、 前記移動体に沿ってそれぞれ独立して往復動し、加工物
    を保持する保持手段を先端に有する2本のアームと、 前記2本のアームを昇降させる昇降手段と、 を備えていることを特徴とするパネル搬送装置。
  2. 【請求項2】 隣り合う間隔を均一にして配置されたn
    個(nは3以上の自然数)のプレス加工部を有し、被加
    工物に1次成形からn次成形までn段階のプレス加工を
    行うプレス機械に設けられたパネル搬送装置であって、 前記n個のプレス加工部にわたって前記プレス機械に設
    けられたガイドレールと、 前記ガイドレールに直交して取付けられ、前記ガイドレ
    ールに沿って往復動する移動体と、 前記移動体にそって往復動し、1次加工物から(n−
    1)次加工物までを同時に保持する同時保持手段を先端
    に有する第1アームと、 前記移動体に沿って往復動し、n次加工物を保持するn
    次加工物保持手段を先端に有する第2アームと、 前記第1アーム及び前記第2アームを昇降させる昇降手
    段と、を備え、 前記n次加工物を前記プレス機械から搬出すると共に、
    前記1次加工物から前記(n−1)次加工物までを各々
    隣のプレス加工部にまで同時に搬送可能であることを特
    徴とするパネル搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記同時保持手段は、前記プレス加工部
    の隣り合う間隔と同じ間隔で設けられた(nー1)個の
    保持部で構成されることを特徴とする請求項2に記載の
    パネル搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記同時保持手段及び前記n次加工物保
    持手段が、空気吸引による吸着によって被搬送物を吸着
    することを特徴とする請求項2又は3に記載のパネル搬
    送装置。
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