JP2008039315A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸散量の多い食品を収納する野菜室では、庫内の高湿化だけでは、野菜など収納食品の乾燥を抑制しきれないという課題を解決し、食品に効率よくミストを噴霧するために静電霧化装置の噴霧先端部と対向電極の配置の最適化を図ることで、庫内の高湿状態を維持しつつ、野菜などの食品表面にミストを噴霧して、保鮮性を向上することを実現する。
【解決手段】野菜室107内に静電霧化装置と野菜室107内を冷却するための冷却板125とを備え、静電霧化装置から発生する水粒子に冷却板125方向と異なる指向性を有するよう、対向電極121を配置することにより、ミストを野菜室107に保存中の食品に直接噴霧することにより効率よく野菜室107内を高湿化し、野菜の保鮮性を向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は野菜などの貯蔵室の空間を加湿する霧化装置を設置した冷蔵庫に関するものである。
空間を適正な湿度に維持するための加湿器の方式の一つとして、水に高電圧を印加することで得られる微細水滴を空気へ供給し、加湿空気を得る静電霧化方式が知られており、住居、オフィスなど様々な場所、分野で用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、静電霧化を用いた従来の加湿器の要部断面図を示す。外筒401の内側よりやや短い内筒402が配置されている。外筒401と内筒402は上端同士接続する形で配設されて有低の円筒二重管403となっており、下部に水溜め404を形成している。水溜め404には、水タンク411から、常に水面が一定となるように水が供給される。また、水面の位置は、円筒402の下端が常に水面より下になるよう設定されている。内筒402の下部の一部には、水面の上に開口する形で切欠き405が設けられている。内筒402の上部は開口し、ガイド406が接続されている。円筒二重管403の底面中央には、カップ407が円筒二重管403底面に支持される形で設けられている。カップ407は、その底面を上部に向けて設けられており、その底面中央には金属管よりなるノズル408を有している。また、カップ407はノズル408の上端が常に水面より上になるように設置されている。内筒402の内側で、かつノズル408の上部の空間には、リング電極409が設けられている。ノズル408は高電圧電源412の負出力端に接続され、リング電極409は同じく高圧電源の正出力端に接続されている。外筒401と内筒402の間の空間には、ファン410より空気が送付される。
以上のように構成された加湿器において、以下その動作について説明する。
高電圧電源412よりノズル408とリング電極409の間に高電圧を印加すると、ノズル408とリング電極409の間に強電界が形成される。また、ファン410から送風された空気は、外筒401と内筒402の間の空間を上部から下部へ流通した後、切欠き405を通過し、内筒402の内側を流通してガイド406より外部空間へ吹き出される。この時、外筒401と内筒402の間の空間を上部から下部へ流通する空気により、水面には圧力が働く。この圧力によって、カップ407内の水はノズル408に向かって押し上げられ、ノズル408先端より、水滴となって、吐出する。この水滴はノズル408を通過する際に負に帯電しており、一部の水滴は電界の作用によりリング電極409に向かって移動する。そして、水滴の帯電量が上昇し水滴表面の電荷密度が臨界値に達すると、静電気力が水滴の表面張力を打ち消し、水滴は微細に***して霧化が発生する。ここで発生した微細水滴は、内筒402の内部を流通する上向きの気流とともに外部空間へ吹き出され、加湿が行われる。
実開昭60−191822号公報
しかしながら、上記従来の構成では、静電霧化装置にて発生する微細な水滴(以下ミストとする)をより広範囲に噴霧し、室内を高湿にさせるために噴霧方向は上方になるよう、対向電極を設置しているが、冷蔵庫に適応する場合、特に野菜室など、蒸散量の多い食品を収納する部屋の場合、庫内の高湿化だけでは、野菜など収納食品の乾燥を抑制しきれないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、食品に効率よくミストを噴霧するために静電霧化装置の配置の最適化を図ることで、庫内の高湿状態を維持しつつ、野菜などの食品表面にミストを噴霧して、保鮮性を向上することを目的とする。
また、上記従来の構成では、貯蔵室内に冷却器を備えた冷蔵庫に適応する場合、居室などに比べ、非常に狭い密閉空間である貯蔵室内を冷却器にて冷却するため、冷却器による除湿作用が強く、静電霧化装置の噴霧方向が冷却器に向いている場合、除湿作用と静電気力の双方により、発生したミストの多くが冷却器に付着され、貯蔵室内には十分噴霧されず、貯蔵室内を高湿状態を維持できないという課題を有していた。
本発明は、冷却板による除湿作用に勝る静電霧化装置の静電気力にて、ナノサイズの微細な水滴(以下ミストとする。)が、冷却板に引き寄せられることなく、貯蔵室内に噴霧され、高湿状態を維持し、野菜室の保鮮性を向上する冷蔵庫を提供するとともに静電霧化装置で発生するオゾンを利用し脱臭や抗菌、滅菌機能を付加した冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、貯蔵室内にミストを噴霧する静電霧化装置を備え、静電霧化装置の噴霧先端部に対して、対向電極を噴霧させたい方向にオフセットさせて配置したものである。
これによって、静電霧化装置により発生したナノサイズのミストは、貯蔵室内の食品に向かって噴霧され、貯蔵室内の食品に直接ミストが噴霧されることにより、食品の保鮮性向上を図る。
また、前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷却器を備えた貯蔵室内において、静電霧化装置の対向電極を冷却板方向ではなく食品方向にミストを噴霧するよう配置することにより、静電霧化装置から発生したナノサイズのミストは引火電極と対向電極間の静電気力にて、対向電極の方向に引き寄せられ、貯蔵室内の食品に直接噴霧される。
これによって、静電霧化装置により発生したナノサイズのミストは、冷却器に除湿されることなく、貯蔵室の中の食品に直接噴霧することにより高湿化の維持、保鮮性の向上を図る。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫の庫内に静電霧化装置を備え、静電霧化装置より発生するミストを効率よく食品に噴霧するよう、噴霧先端部に対して対向電極を噴霧したい方向にオフセットさせて配置することにより、貯蔵室内を高湿化できると共に、貯蔵中の食品に直接ミストを噴霧し、食品の保鮮性を向上させることができ、更に脱臭や抗菌、殺菌の機能を付加することができる。
請求項1に記載の発明は、冷蔵庫内に断熱区画によって形成された貯蔵室と、噴霧先端部に対して、対向電極を噴霧させたい方向にオフセットさせて配置する静電霧化装置とを備えることにより、貯蔵中の食品に直接ミストを噴霧し、食品の保鮮性を向上できると共に静電霧化装置でミストを発生させる時に同時に発生するオゾンやラジカルやマイナスイオンにより脱臭や抗菌、殺菌の効果を付加することにより貯蔵室の機能を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、静電霧化装置を前記貯蔵室の壁面に設け、ミストを前記貯蔵室の中央に向かって噴霧するよう、前記対向電極を噴霧先端部に対して、オフセットして配置することにより、貯蔵室内に保存する食品に直接噴霧することとなり、食品の保鮮性を向上できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、静電霧化装置を前記貯蔵室背面の上方に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して下方に配設することにより、貯蔵室の天面にミストが付着することなく、貯蔵室容器内に向けミストを噴霧することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3に記載の冷蔵庫において、静電霧化装置を前記貯蔵室背面の下方に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して上方に配置することにより、貯蔵室容器が浅い場合、静電霧化装置を下方に設置し、上方にミストを噴霧することにより、貯蔵室天面にミストが付着することなく、貯蔵室容器内に向けてミストを噴霧することができ、また、上向きにミストを噴霧することで、広範囲にミストを噴霧することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、静電霧化装置を前記貯蔵室背面のサイドに配設し、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して中央側に配置することにより、貯蔵室容器が幅広で奥行きの浅い仕様の場合など、中央背面から手前方向に噴霧するよりも、サイドから対角線上に噴霧することで、より広い範囲にミストを噴霧することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の冷蔵庫において、静電霧化装置を前記貯蔵室の天面に設け、ミストを前記貯蔵室の中央に向かって噴霧するよう、前記対向電極を噴霧先端部に対してオフセットさせて配置することにより、貯蔵室の天面から均一にミストを貯蔵室容器内に噴霧することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の冷蔵庫において、静電霧化装置を前記貯蔵室の天面の手前側に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して、奥側に配置することにより、ミストが貯蔵室の手前側から奥側に向かって噴霧されることとなり貯蔵室内のより広い範囲にミストを噴霧することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の冷蔵庫において、静電霧化装置を前記貯蔵室の天面の奥側に設け、記対向電極を前記噴霧先端部に対して、手前側に配置することにより、ミストが貯蔵室の奥面から手前側に向かって噴霧されることとなり、貯蔵室のより広い範囲にミストを噴霧することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、静電霧化装置のミスト噴霧経路を確保するよう、前記貯蔵室内を構成することにより、貯蔵室内の容器や仕切り等によって、ミストの噴霧が阻害されることを防ぎ、庫内の広範囲にミストを噴霧することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の冷蔵庫において、貯蔵室内に食品を収納する貯蔵室容器を備え、前記貯蔵室容器の一画に切り欠き部を設けることにより、複数の貯蔵室容器から構成される場合など、切り欠き部よりミストが各貯蔵室容器に行きことが可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の冷蔵庫において、切り欠き部に前記噴霧装置を配設することにより、貯蔵室容器と天面との隙間が小さい場合、貯蔵室容器に切り欠き部を設け、切り欠き部に静電霧化装置を備えることにより、静電霧化装置の設置場所を確保することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、貯蔵室内に前記貯蔵室内を冷却するための冷却板を備え、前記静電霧化装置から発生するミストを前記冷却板とは異なる方向に噴霧するため、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して、オフセットさせた配置することにより、噴霧したミストが冷却板に直接結露して除湿されることを防止でき、貯蔵室内の高湿化を保持することができるとともに、貯蔵室内の食品にミストを直接噴霧することで、食品の保鮮性を保持することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の冷蔵庫において、冷却板は静電霧化装置より上方に設置することにより、ファンなどの拡散手段を設けなくとも、貯蔵室内を上部から輻射冷却により、効率よく冷却することができる。
請求項14に記載の発明は、請求項12または請求項13に記載の冷蔵庫において、冷却板は前記貯蔵室内の空気水分を結露させる水収集板であることにより、食品から蒸散される水蒸気や扉開閉などで、外気から進入した水蒸気を水収集板に結露させ、その結露水を静電霧化装置に送水し、貯蔵室内の食品に直接噴霧することとなり、外部から水を供給せずとも、食品にミストを噴霧することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図である。図2は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の主要部の側断面図である。図3は本発明の実施の形態1における静電霧化装置部の詳細図と制御構成ブロック図、図4は本発明の実施の形態1における粒子径と粒子個数の特性図、図5(a)は本発明の実施の形態1におけるオゾン量判定手段の放電電流値とオゾン発生濃度の特性図、図5(b)は本発明の実施の形態1における霧化量とオゾン濃度・放電電流値の特性図、図6aは本発明の実施の形態1における萎れかけた野菜に対する水分含有量の復元効果特性図、図6bは、本発明の実施の形態1におけるビタミンC量の変化特性図、図6cは本発明の実施の形態1における農薬除去性能の特性図、図6dは本発明の実施の形態1における除菌性能を示す特性図である。
図1、図2、図3において、冷蔵庫101は箱体本体102と貯蔵室の区画をつくるための仕切りが上から103a、103b、103c、それら区画を閉空間にするための扉104により断熱区画され、上から冷蔵室105、切替室106、野菜室107、冷凍室108の異なる温度の貯蔵空間になっている。その中で、野菜室107は扉開閉がなければ湿度約80%R.H以上(食品収納時)、4〜6℃に冷却されている。
また、冷蔵庫101を冷却するため、冷凍サイクルが圧縮機111、凝縮器、膨張弁やキャピラリチューブなどの減圧装置(図示せず)、蒸発器112、それら構成部品を連結する配管、冷媒などで構成される。
さらに蒸発器112で生成された低温空気を各貯蔵室空間に搬送、もしくは貯蔵室空間で熱交換された空気を蒸発器112に回収するための風路113があり、風路113は各貯蔵室と仕切り114で断熱されている。
さらに、野菜室107は、噴霧手段である静電霧化装置115とこの噴霧手段に水を供給するための水回収部116と、野菜の気孔を制御するための照射手段117が構成されている。
野菜室107内には背面部に切り欠き部131を設けた収納ケース(貯蔵室容器)130が設置されている。
静電霧化装置115は収納ケース130の切り欠き部131に設置され、先端部119は切り欠き部の前方の噴霧空間132部に向かって取り付けられており、水回収部116からの水を保持するための霧化用タンク118と野菜室107の噴霧するためのノズル状になった先端部119とその先端部近傍の水に接するところには印加電極120が構成され、噴霧先端部119の開口部より下方にオフセットさせた対向電極121、つまり、噴霧先端部119の開口部との間に所定の距離を保った状態で噴霧先端部119に対してミストの噴霧方向である下方側にずらして取り付けた対向電極121、その対向電極121を保持するための保持部材122が取り付けられている。さらに、高電圧を発生する電圧印加部135の−極側が印加電極120と、+極側が対向電極121とそれぞれ電気的の接続されている。また、静電霧化装置115は取り付け部材の接続部123により仕切り114もしくは、水回収カバー128に取り付けられている。
ノズル先端部119に供給・付着した液体は、印加電極120と対向電極121間にかかる高電圧の静電エネルギーにより水滴が微細化され、さらに液滴が帯電しているためレイリー***により数nmから数μmの微粒子に霧化され、野菜室107に噴霧される。
水回収部116は、仕切り103bの底部、野菜室107の上部に設置され、アルミやステンレスなどの高熱伝導性金属もしくは樹脂で構成された冷却板125と、冷却板125の一面には例えばニクロム線で構成された加熱ヒータや面状発熱体、PTCヒータなどの加熱手段126が当接される。そして、冷却板125の温度調整するために冷却板温度検知手段127の検知温度により加熱手段126の通電率を決定し、冷却板の温度制御を行う。そして、その下部には、冷却板125で結露した水を受けるための水回収カバー128が設置されている。
照射手段117は、中心波長が470nmの青色光を含む光を照射する、例えば青色LED133であり、また光の拡散性向上と部品保護のための拡散板134で構成されている。
図3において、静電霧化装置115は、印加電極120と対向電極121間に電圧印加部135から高電圧が印加される。その印加したときの電流値を信号S1として放電電流検出手段136が検知し、その信号を制御手段である霧化装置制御回路137に信号S2として入力し、オゾン量判定手段138にて霧化状況を把握し、信号S3として電圧印加部135の出力電圧等を調整している。また、この制御手段によって霧化装置制御回路137と冷蔵庫101本体の制御回路139と通信を行い、照射手段117の動作の判定も行う。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、野菜室107に保存されている野菜や果物の中には、通常、購入帰路時での蒸散あるいは保存中の蒸散によってやや萎れかけた状態のものが含まれ、その保存環境は、外気温度の変動や扉開閉の影響、冷凍サイクルの運転状態により変動し、さらに保存環境が厳しく、蒸散が促進され萎れやすくなっている。
そこで、静電霧化装置115を運転することにより微細ミストを野菜室107に噴霧し、庫内をすばやく加湿する。
野菜室107内の余分な水蒸気を冷却板125に結露させ、冷却板125の付着した水滴が成長し、自重により水回収カバー128に滴下し、水回収カバー128を流れて、静電霧化装置115の霧化用タンク118に貯留される。そして、結露水は静電霧化装置115の先端部119から霧化され、野菜室107に噴霧される。
この時、静電霧化装置115の先端部119近傍の印加電極120を負電圧側とし、対向電極121を正電圧側として、電圧印加部135によりこの電極間に高電圧(例えば10kV)を印加させる。このとき、例えば15mmの距離に隔てられた電極間でコロナ放電が起こり、印加電極120近傍のノズルの先端から目視できない約1μm以下の電荷をもったナノレベルの微細ミストがノズル先端から下方に位置する対向電極121方向に向け発生し、野菜室107内に噴霧される。それに付随してオゾンやOHラジカルなどが発生する。電極間に印加する電圧は、10kVと非常に高圧であるが、そのときの放電電流値はμAレベルであり、入力としては1〜3Wと非常に低入力である。しかし、発生する微細ミストは、1g/h程度であり十分に野菜室107に霧化・高湿化することができる。
さらに、放電電流値が信号S1として放電電流検出手段136に入力されると、この電流値をCPU等で演算しやすいデジタルやアナログの電圧信号S2に変換してオゾン量判定手段138に出力する。次にオゾン量判定手段138では放電電流値をオゾン濃度に換算し(実験的に放電電流とオゾン発生には正の比例があることを見出した)、所定のオゾン発生濃度以下になるように制御信号S3を電圧印加部135に出力する。最後に電圧印加部135では印加する電圧値を変更し、高電圧を発生させる。以降放電電流値を見ながらフィードバック制御を行う。
図4に示すようにノズル先端部119から噴霧されるミストは数十nmと数μm程度にピークを2つもった負の電荷を持つミストであり、表面に正の電荷を帯電させた野菜表面に付着する。野菜表面に付着したナノレベルの微細ミストは、OHラジカルなどを多く含んでおり、殺菌、抗菌、除菌などに効果がある他、酸化分解による農薬除去や抗酸化によるビタミンC量などの栄養素の増加を野菜に促し、また、マイクロレベルの微細ミストは、ラジカル量は少ないものの野菜表面に付着し、野菜表面周辺を保湿することができる。この時、野菜表面は細かい水滴が付着しているが、空気と接する面も存在するため呼吸の障害にならず、水腐れは起さない。よって、野菜室107は高湿度となると同時に、野菜表面の湿度と貯蔵室内の湿度が平衡状態となり、野菜表面から蒸散は防止することができ、付着したミストは野菜や果物の表面の細胞の隙間から組織内に浸透し、萎れた細胞内に再び水分が供給され、細胞の膨圧によって萎れが解消され、シャキットとした状態になる。
静電霧化装置115が運転しているときは、照射手段117が点灯し、野菜室107内に保存されている野菜や果物に照射する。照射手段117は、中心波長が470nmの青色光を含む光を照射する、例えば青色LED133や青色光のみ透過する材料で覆われたランプなどで、この時照射される青色光の光量子は約1μmol/(m・s)の微弱な光である。微弱な青色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、青色光の光刺激によって、通常の状態に比べ気孔の開度が大きくなる。これにより、気孔内の空間が膨張し、空間内の見かけ上の相対湿度は減少し、平衡状態がくずれ、水分を吸収しやすい状況になる。そこで、野菜や果物表面に付着したミストが気孔開孔状態の野菜や果物の表面から組織内に浸透し、水分が蒸散して萎んだ細胞内にさらに水分を供給することにより野菜がシャキットした状態に復帰し、新鮮さが復活する。
図5(a)に示すように放電電流値が大きいとき、オゾン発生量は多くなる。オゾンには、低濃度であれば、除菌や殺菌の効果があり、また酸化分解による農薬分解、抗酸化化によるビタミンCなどの栄養素増加が期待できるが、30ppbを越す濃度であれば臭気より人間に不快感を与え、また、貯蔵室を構成する樹脂部品に対して劣化促進の作用があり、その濃度調整が重要である。そのため、放電電流値によりその濃度を制御する。
また、図5(b)に示すように、霧化量が多くなると電流値が増加し、そのため空気放電量が増加することによりオゾン発生量も増加する。また、印加電極120近傍に水がないとき、これもまた空気放電量が増加することによりオゾン濃度が増加する。そのため、霧化用タンク118の水量、霧化量もオゾン濃度と同様に調整することが重要である。
図6aは萎れかけた野菜に対する水分含有量の復元効果とミスト噴霧量の関係及び、野菜の外観官能評価値とミスト噴霧量の関係を示した図である。本実験は70リットルの野菜室において行った為、以下の噴霧量はすべて70リットル当たりの噴霧量を示す。
図6aより、光照射ありの場合で野菜の水分含有復元効果が50%以上となる範囲は0.05〜10g/h(1リットル当たり=0.0007〜0.14g/h・l)の範囲であった。
ミストの噴霧量が少なすぎると、野菜が気孔から外部へ放出する水分量を下回ってしまい、野菜内部への水分供給を行うことができなくなる。また、ミストと開孔状態の気孔との接触頻度が低下し、野菜の内部に水が浸透できにくくなると考えられる。
実験では、このような噴霧量の下限値が0.05g/hであることがわかった。
一方、ミストの噴霧量が多すぎると、野菜内部の水分含有許容量を超えてしまい、野菜内部に取り込まれない水分は野菜の外部に付着してしまい、この水分によって野菜表面の一部から水腐れが生じてしまい、野菜が痛んでしまう現象が発生する。
このような野菜表面に余分な水分が付着し、野菜が水腐れ等の品質劣化を起こす範囲は10g/h以上であり、実験としては不適であった。よって、10g/h(1リットル当たり=0.15g/h・l)以上の実験結果については、野菜の品質劣化によって採用できない為、省略する。
光照射ありの場合で野菜の水分含有復元効果が70%以上となる範囲は、0.1〜10g/h(1リットル当たり=0.0015〜0.14g/h・l)であった。このようにミストの噴霧量の下限値が0.1g/h程度以上に多くなると、開孔状態の気孔との接触頻度が十分に多くなり、野菜内部へのミストの浸透が活発に行われると考えられる。
光照射なしの場合については、野菜の水分含有復元効果が50%以上となる範囲はなく、すべての噴霧量で10%未満の水分含有量復元率である。図のように、光照射なしの場合については、気孔が十分に開いていない為、粒子径が十分に小さくないと野菜の内部に水分が浸透しないと考えられる。
図6bは、本発明の微細ミストを噴霧したときの投入時のビタミンC濃度を100にしたときのビタミンC量の変化を示した図である。本実験は70リットルの野菜室に平均的な野菜量(約6kg、15種類)を収納、3日間保存し、約0.5g/hの微細ミストを噴霧したときのブロッコリーのビタミンC量の変化量を既存冷蔵庫と比較したものである。
一般に冷蔵庫の野菜室の環境下においては、高湿・低温にすれば、ビタミンC量の減少量は抑制できるが、経過日数に比例してビタミンC量は減少する。通常ビタミンC量を維持、もしくは増加させるには、野菜体内にて光合成を行ない、ビタミンCの生成を促すか若しくは微量の酸化剤や微量の光などの刺激を与えることによって、野菜の防御反応の一つである抗酸化作用を用いて、ビタミンC量を増やす方法がある。
前者の場合、光合成を行なうためには、多量の水分と太陽光に匹敵する強い光量が必要であることから、冷蔵庫で実現するのは不可能であり、仮に実現しても光合成を行なうことで成長を促進させることとなるので、収穫前の成長段階の野菜なら支障はないが、収穫後の野菜では老化を促進させることとなることから、冷蔵庫では不適である。
そのため、冷蔵庫においてビタミンC量を維持もしくは増加させるには、後者の方法が適している。
そこで、本発明においては、静電霧化で発生するOHラジカルや低濃度オゾンにより野菜を刺激し、ビタミンC量を増加させた。
図6bに示すとおり、従来品では、3日後には、投入時より約6%程度ビタミンC量が減少していたが、本発明品では、3日後には約4%程度、ブロッコリーのビタミンC濃度が上昇している。これより、野菜がOHラジカルやオゾンによる刺激によりビタミンC量が増加していることがわかる。
また、図6cは、微細ミストを噴霧したときの農薬除去効果とミスト噴霧量との関係を示す図である。この実験にはマラチオンを約3ppm付着させたミニトマト10個を用い、本発明の微細ミストを約0.5g/hで12時間噴霧し、除去処理する。そして処理後の残留マラチオン濃度をガスクロマトグラフィ(GC)にて測定することで、除去率を算出する。
図6cより明らかなように、マラチオン除去率を50%程度とするためには、噴霧量は0.0007g/h・L以上である必要があり、農薬除去効果は噴霧量の増加とともに向上している。
また、0.07g/h・Lを超える噴霧量になると農薬除去効果はあるものの発生するオゾン濃度が0.03ppmを越えるため、家庭用冷蔵庫への適用は人体の安全性の観点から難しい。なお、オゾン濃度0.03ppmとはオゾン臭くないレベルであり、野菜に対する組織損傷などの悪影響を生じることなく、農薬分解効果を持つオゾン濃度の上限値である。このように噴霧量の適正範囲は0.0007g/h・L以上0.07g/h・L以下である。
さらに、図6dは、微細ミストを噴霧したときの除菌効果を示す図である。この実験には、一定の初発菌数の大腸菌を培養したシャーレをあらかじめ5℃、70Lの容器内にいれ、本発明の微細ミストを1g/h噴霧し、大腸菌数の減少率の経過を測定したものである。
なお、比較対象には、超音波霧化装置で同量噴霧した場合の結果を示している。
この図6dより、明らかに本発明の方が除菌率が高く、7日後には、99.8%除菌できている。これは、ミストに含まれるオゾンによる除菌効果と考えられる。
これにより、野菜および容器などが清潔に維持することが可能である。
以上のように、本実施の形態1においては、冷蔵庫内に断熱区画によって形成された貯蔵室と貯蔵室内に食品を収納する貯蔵室容器と、貯留水を貯える貯水槽と前記貯水槽の水に電圧を印加する印加電極と、印加電極に対し、所定距離を保ち、対抗した位置に配された対向電極と、印加電極と対向電極との間に高電圧を印加する電圧印加部と、ミストを噴霧する噴霧先端部からなる静電霧化装置とを備え、貯蔵室内の噴霧対象物に効率よくミストを噴霧するため、噴霧先端部に対して、対向電極を噴霧させたい方向にオフセットさせて配置することにより、貯蔵中の食品に直接ミストを噴霧し、食品の保鮮性を向上できると共に静電霧化装置でミストを発生させる時に同時に発生するオゾンやラジカルやマイナスイオンにより脱臭や抗菌、殺菌の効果を付加することにより貯蔵室の機能を向上することができる。
本実施の形態1では、静電霧化装置を貯蔵室背面に配設することで、冷蔵庫背面の機械室近傍に静電霧化を配置することとなり、配線を短く簡単にすることができると同時に、食品の取り出しの際に、人の手が電極等に触れる心配がなく安全である。また、貯蔵室の幅方向に対して中央に位置するよう、配設することにより、貯蔵室内に左右均一にミストを噴霧することができる。
本実施の形態1では、貯蔵室容器の背面に切り欠き部を設け、切り欠き部に静電霧化装置を配設することにより、静電霧化装置の設置場所を確保できるとともに、ミストを貯蔵室内部に噴霧することができる。
本実施の形態1では、静電霧化装置を貯蔵室背面の上部に設け、対向電極を噴霧先端部よりも下方に備えることにより、静電霧化装置の印加電極と対向電極間の電界を冷却板方向とは異なる方向に形成し、静電気力にてナノサイズのミストを発生させ、霧化したミストが冷却板に直接結露回収されることを防止し、ミストを貯蔵室の中の食品に直接噴霧することとなり、効率よく貯蔵室内が高湿化でき、また、野菜の保鮮性を向上することができる。
本実施の形態1では、マイクロサイズの粒子径ミストとナノサイズの粒子径ミストを同時に発生することが出来るので、マイクロサイズのミストにて、食品の鮮度保持に必要な噴霧量を確保し、また、イオン化したナノサイズの粒子径ミストにより、庫内に均一に噴霧し、また、食品及び庫内の微細な凹凸部まで侵入し、除菌・農薬除去を行なうことができる。
本実施の形態1では、静電霧化にて発生する、オゾンやラジカルによって、野菜の抗酸化作用によるビタミンC量の維持及び増加を行なうことができる。
また、霧化部であるノズル先端でのオゾン発生量を電流値で把握し、電流値を制御することにより、オゾン発生量を適正化できるので貯蔵室に噴霧する霧化量の安定化、野菜の保鮮性の向上、貯蔵室および野菜の除菌、さらに野菜表面の農薬の分解、ビタミンCなどの栄養素の増加ができ、また他の検知手段を使わないので小型化、安価にできる。
また、本実施の形態1では、放電電流検出手段で検出した電流値が所定の第一の値より大きい場合、印加電極と対向電極間に印加する電圧を強制的に減少させるとしたことから、オゾン発生量を低減でき、安全性を高めることができる。
さらに、本実施の形態1では、結露水を使用しているので水道水などに混入しているミネラルなどは微小であり、ノズル先端の目詰まりになる要因が取り除かれており、寿命信頼性が向上する。
尚、本実施の形態1では、貯水槽の水に高電圧を印加する仕様であるが、貯水槽の水を吸水材料にて先端部にまで導き、吸水材に高電圧を印加する仕様やあるいは、静電霧化装置の印加電極の先端に結露させ、印加電極に高電圧を印加して、ミストを噴霧する仕様においても同様の効果を得ることが可能である。
(実施の形態2)
図7aは本発明の実施の形態2における冷蔵庫の要部断面図である。
図7aにおいて、静電霧化装置115は野菜室107に設けられた貯蔵室容器130の上部切り欠き部131部に備えられ、対向電極121は噴霧先端部119に対して、下方に位置するよう、構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作について説明する。
静電霧化装置115の噴霧先端部119から霧化されたミストは下方の対向電極121に向かって噴霧し、切り欠き部131から貯蔵室容器130内に噴霧される。このような貯蔵室容器130と静電霧化装置115及び対向電極121の配置構成は、貯蔵室容器の天面が例えば冷却板により冷却され、他の部分よりも温度が低く除湿されやすい構成の時に有効であり、ミストが上部から貯蔵容器内の下方に向かって噴霧されるため、噴霧されたミストが上部の冷却板に付着し、結露を発生したり、除湿されることなく貯蔵室容器130内に収納されている食品に効率よく噴霧することができる。
以上のように、本実施の形態2においては、貯蔵室容器の背面に切り欠き部を設け、切り欠き部に静電霧化装置を配設することにより、静電霧化装置の設置場所を確保できるとともに、ミストを貯蔵室内部に噴霧することができる。
本実施の形態1では、静電霧化装置を貯蔵室背面の上部に設け、対向電極を噴霧先端部よりも下方に備えることにより、静電霧化装置の印加電極と対向電極間の電界を天面方向とは異なる方向に形成し、静電気力にてナノサイズのミストを発生させ、霧化したミストが天面に直接結露され、除湿されることを防止し、ミストを貯蔵室の中の食品に直接噴霧することとなり、効率よく貯蔵室内が高湿化でき、また、野菜の保鮮性を向上することができる。
(実施の形態3)
図7bは本発明の実施の形態3における冷蔵庫の要部断面図である。
図7bにおいて、静電霧化装置115は野菜室107に設けられた貯蔵室容器130の背面に上方に所定空間を設けて備えられ、対向電極121は噴霧先端部119に対して、上方に位置するよう、構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作について説明する。
静電霧化装置115の噴霧先端部119から霧化されたミストは上方の対向電極121に向かって噴霧し、貯蔵室容器130内に噴霧される。このような貯蔵室容器130と静電霧化装置115及び対向電極121の配置構成は、ミストの飛距離を長くすることができるため、奥行きのある大容量の野菜室で有効であり、噴霧先端部119から対向電極121に向けて上方に噴霧されたミストによって、野菜室全体に噴霧することができる。
以上のように、本実施の形態3においては、対向電極を噴霧先端部よりも上方に備えることにより、ミストが貯蔵室の上方に向かって噴霧されることとなり、ミストの噴霧飛距離が長くなり、貯蔵室内に広範囲にミストを噴霧することができる。
また、本実施の形態3においては、貯蔵室容器が浅い場合においても、静電霧化装置を背面の低い位置に設置し、上方に向かって噴霧することで、貯蔵室内全体に噴霧することができる。
(実施の形態4)
図7cは本発明の実施の形態4における冷蔵庫の要部断面図である。
図7cにおいて、静電霧化装置115は野菜室107の天面手前側に備えられ、対向電極121は噴霧先端部119に対して、奥側に位置するよう構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作について説明する。
静電霧化装置115の噴霧先端部119から霧化されたミストは奥側に位置するリング状の対向電極121に向かって噴霧され、貯蔵室容器130内の内部に向かって噴霧される。このような貯蔵室容器130と静電霧化装置115及び対向電極121の配置構成では、野菜室内に均一にミストを噴霧することができる。特に天面部が冷却板等で他よりも温度が低い場合、ミストの噴霧方向は天面とは逆の下方方向であるため、噴霧したミストが天面部に直接付着し、結露されることは無く、発生したミスト全てを貯蔵室内に均一に噴霧することができる。また、天面に水回収板を設け、食品から蒸散された湿度や、扉開閉時の湿度を結露させて回収し、その回収水を静電霧化装置115で噴霧するような水回収サイクルを備えた冷蔵庫では、回収板と静電霧化装置が近傍に構成されるため、回収水を効率よく静電霧化装置に導くことができる。
以上のように、本実施の形態4においては、静電霧化装置を前記貯蔵室の天面の手前側に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して、奥側に、ミストが貯蔵室の手前側から奥側に向かって噴霧されることとなり貯蔵室内のより広い範囲にミストを噴霧することができる。
尚、本実施の形態4では貯蔵室の天面の手前に静電霧化装置を配し、対向電極を奥側に配置する構成となっているが、静電霧化装置を前記貯蔵室の天面の奥側に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して、手前側に配置する構成にしても、同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
図7dは本発明の実施の形態5における冷蔵庫の要部平面断面図である。
図7eは本発明の実施の形態5における冷蔵庫の要部正面図である。
図7dおよび図7eにおいて、野菜室107内の貯蔵室容器130は上段容器140と下段容器141の2段構成を形成している。静電霧化装置115は下段容器141の背面の側面よりに備えられ、対向電極121は噴霧先端部119に対して、斜め上方に位置するよう、構成されている。また、上段容器140は野菜室107の横幅の一部分を占めるように設けられ、静電霧化装置115の前方に噴霧空間132を創出している。また、上段容器140には、静電霧化装置115に面した部分に切り欠き部131を設けている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作について説明する。
下段容器141の背面角部に位置する静電霧化装置115の噴霧先端部119から霧化されたミストは噴霧先端部119より斜め上方に位置する対向電極121方向に向かって噴霧され、上段容器140の切り欠き部131から上段容器140内部にまた、下段容器の中央に向かって対角線上に噴霧される。
以上のように本実施の形態5においては、貯蔵室容器は上段容器と下段容器の2段で構成され、静電霧化装置の前面には、噴霧空間を確保するよう、上段容器を備えることにより、上段容器に噴霧経路を塞がれることなくミストを下段容器に噴霧することができ、下段に収納した野菜に対して、直接ミストを噴霧することとなり、野菜の保鮮性の向上を図れる。
また、本実施の形態5においては、静電霧化装置を貯蔵室背面で、且つ貯蔵室のサイドに配設し、前記対向電極を前記噴霧先端部よりも中央側に備えることにより、貯蔵室容器が幅広で奥行きの浅い仕様の場合、中央背面から手前方向に噴霧するよりも、サイドから対角線上に噴霧することで、より広い範囲にミストを噴霧することができる。
また、本実施の形態5においては、上段容器に切り欠き部を設けることにより、ミストが上段容器と下段容器の両方に向けて噴霧されることとなり、貯蔵室内全体に均一に噴霧することができる。
(実施の形態6)
図8は本発明の実施の形態6における冷蔵庫の野菜室の正面図である。
図8において静電霧化装置311の上部およびその近傍を除く野菜室303の上面に位置する冷却板307は、冷蔵庫本体(図示せず)の前側より後側にむけ傾斜している。冷却板307の下部には冷却板307の水を受けるための水受板310があり、水受け板310は野菜室303の背面で排水機構309に連結されている。野菜室303の容器内には小物野菜や果物を収納するための収納ケース320が静電霧化装置311の前方を塞がない位置に設けられている。静電霧化装置311は野菜室の背面上方でかつ、中央よりサイドよりに設置されている。静電霧化装置311の対向電極317は噴霧先端部(図示せず)の前方で噴霧先端部よりも野菜室の中央よりに設けられている。
野菜室303上部に設けられた、光照射手段321は中心波長470nmの含む青色光を照射する例えば青色LEDで構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作・作用を説明する。
野菜室303は独立密閉した部屋で構成されており、冷却板307によって間接冷却しているため湿度を高湿に保ちながら冷却板207からの放射冷却および自然対流効果により効率よく冷却され、野菜,果物など収納食品の鮮度を維持することができる。
野菜室303は、高湿度になり、結露しやすくなる。そして、冷却板307の下側は、野菜室303でもっとも温度が低くなるため結露した水分が付着しやすくなる。この水分は、冷却板307を、前方から後方に向けて傾斜させているため野菜室303の後部にある排水機構309側に流れ、庫外に排出でき、結露した水分が野菜室303内に多量に落下して野菜などが水腐れを起こす心配がない。
また、冷却板307の下部に水受板310を設けているので、冷却板307を流れる結露した水分が下に落下しても水受板310で受けることができ、合わせて排水機構309に導くことができる。よって野菜室303内への水垂れもなく、排水機構309への排水もスムーズに行うことができる。
静電霧化装置311は霧化用タンク318に貯留されている水を静電霧化装置311の先端部(図示せず)から霧化し、野菜室303に噴霧する。
静電霧化装置311の先端部近傍の印加電極316を負電圧側とし、対向電極317を正電圧側として、電圧印加部(図示せず)によりこの電極間に高電圧(例えば10kV)を印加させる。このとき、例えば15mmの距離に隔てられた電極間でコロナ放電が起こり、印加電極316近傍のノズルの先端から目視できない約1μm以下の電荷をもったナノレベルの微細ミストがノズル先端から前方、野菜室303中央よりに位置する対向電極316方向に向け発生し、野菜室303内に噴霧される。その際、噴霧されるミストは、マイナスの電荷を帯びており、ミストが噴霧される空間には除湿作用を有する冷却板や、ミストの噴霧妨げとなる食品収納ケース320が存在しないため、野菜室303内の正の電荷を表面に帯電した野菜に静電気力によって直接ミストを噴霧することができる。それに付随してオゾンやOHラジカルなどが発生する。電極間に印加する電圧は、10kVと非常に高圧であるが、そのときの放電電流値はμAレベルであり、入力としては1〜3Wと非常に低入力である。しかし、発生する微細ミストは、1g/h程度であり十分に野菜室203に霧化・高湿化することができる。
静電霧化装置311が運転しているときは、照射手段321が点灯し、野菜室303内に保存されている野菜や果物に照射する。照射手段321は、中心波長が470nmの青色光を含む光を照射する、例えば青色LEDや青色光のみ透過する材料で覆われたランプなどで、この時照射される青色光の光量子は約1μmol/(m・s)の微弱な光である。微弱な青色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、青色光の光刺激によって、通常の状態に比べ気孔の開度が大きくなる。これにより、気孔内の空間が膨張し、空間内の見かけ上の相対湿度は減少し、平衡状態がくずれ、水分を吸収しやすい状況になる。そこで、野菜や果物表面に付着したミストが気孔開孔状態の野菜や果物の表面から組織内に浸透し、水分が蒸散して萎んだ細胞内にさらに水分を供給することにより野菜がシャキットした状態に復帰し、新鮮さが復活する。
また、発生されたミストには、オゾンやOHラジカルなどを保持しており、これは強い酸化力を保持する。そのため、発生したミストが野菜室内や野菜表面を抗菌、殺菌することができると同時に野菜表面に付着する有害物質を酸化分解することができる。
以上のように、本実施の形態6においては、貯蔵室内に食品収納ケースを備え、対向電極の前方に噴霧のための所定空間を有するよう、食品収納ケースを配置することにより、静電霧化装置から発生するナノミストが障害物によって妨げられることなく、直接食品に噴霧することが可能となり、効率よく貯蔵室内を高湿化でき、野菜や果物などの収納食品の萎れを防止し、鮮度を維持することができる。
また、本実施の形態6においては、静電霧化装置より発生したミストの噴霧経路上に冷却板を配置しないよう配慮することにより、ミストが収納食品に噴霧される前に冷却板にて除湿されないことから、静電霧化装置の対向電極を印加電極より上方に設け、噴霧方向を上向きにし、より遠くまで噴霧することが可能となり、噴霧したミストを効率よく食品に付着させることができる。
また、野菜室容器背面のサイドよりに設置した場合でも、静電霧化装置の対向電極を印加電極よりやや野菜室中央よりに設けることにより、野菜室の中央に向けミストを対角線上に噴霧することができるため、ミスト噴霧の妨げとなり設置場所に制約をもつ食品収納ケースの幅をより広く設けることができる。
また、野菜の保鮮性を向上できると共に静電霧化装置でミスト発生させる時に生成するオゾンやラジカルやマイナスイオンにより脱臭や抗菌、殺菌の効果を付加することにより野菜室の機能を向上することができる。
また、静電霧化装置から発生するミストは直接野菜に噴霧、吸水されるため、野菜から蒸散した水あるいは、噴霧されたミストのうち、野菜に吸水されず、野菜室容器内に結露したミストは冷却板にて結露排水されるため、野菜室の結露を防止することができるとともに、野菜は効率よく吸水することができる。
また、野菜室は独立密閉した部屋で、冷却板を介しての間接冷却方式であるため、湿度を高湿に保ちながら、冷却板からの放射冷却および自然対流効果により効率よく冷却され、野菜,果物など収納食品の鮮度を維持することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、家庭用又は業務用冷蔵庫もしくは野菜専用庫に対して実施することはもちろん、野菜などの食品低温流通、倉庫などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の主要部の側断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の制御構成ブロック図 本発明の実施の形態1における静電霧化装置の粒子径と粒子個数の特性図 (a)本発明の実施の形態1における静電霧化装置のオゾン量判定手段の放電電流値とオゾン発生濃度の特性図(b)本発明の実施の形態1における静電霧化装置の霧化量とオゾン濃度・放電電流値の特性図 本発明の実施の形態1における萎れかけた野菜に対する水分含有量の復元効果とミスト噴霧量の関係及び、野菜の外観官能評価値とミスト噴霧量の関係を示した図 本発明の実施の形態1におけるビタミンC量の変化特性図 本発明の実施の形態1における農薬除去性能の特性図 本発明の実施の形態1における除菌性能を示す特性図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の要部断面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の要部断面図 本発明の実施の形態4における冷蔵庫の要部断面図 本発明の実施の形態5における冷蔵庫の要部平面断面図 本発明の実施の形態5における冷蔵庫の要部正面図 本発明の実施の形態6における冷蔵庫の要部正面図 従来の加湿器の断面図
符号の説明
101 冷蔵庫
115,311 静電霧化装置
119 噴霧先端部
121 対向電極
125,307 冷却板
130 貯蔵室容器
131 切り欠き部
132 噴霧空間

Claims (14)

  1. 冷蔵庫内に断熱区画によって形成された貯蔵室と、噴霧先端部に対して、対向電極を噴霧させたい方向にオフセットさせて配置する静電霧化装置とを備えた冷蔵庫。
  2. 静電霧化装置を前記貯蔵室の壁面に設け、ミストを前記貯蔵室の中央に向かって噴霧するよう、対向電極を噴霧先端部に対してオフセットさせて配置する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 静電霧化装置を前記貯蔵室背面の上方に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して下方に配設した請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 静電霧化装置を前記貯蔵室背面の下方に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して上方に配置するとした請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 静電霧化装置を前記貯蔵室背面のサイドに配設し、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して中央側に配置した請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 静電霧化装置を前記貯蔵室の天面に設け、ミストを前記貯蔵室の中央に向かって噴霧するよう、前記対向電極を噴霧先端部に対してオフセットさせて配置する請求項1に記載の冷蔵庫。
  7. 静電霧化装置を前記貯蔵室の天面の手前側に設け、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して、奥側に配置するとした請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 静電霧化装置を前記貯蔵室の天面の奥側に設け、記対向電極を前記噴霧先端部に対して、手前側に配置するとした請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 静電霧化装置のミスト噴霧経路を確保するよう、前記貯蔵室内を構成した請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 貯蔵室内に食品を収納する貯蔵室容器を備え、前記貯蔵室容器の一画に切り欠き部を設けた請求項9に記載の冷蔵庫。
  11. 切り欠き部に前記静電霧化装置を配設した請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 貯蔵室内に前記貯蔵室内を冷却するための冷却板を備え、前記静電霧化装置から発生するミストを前記冷却板とは異なる方向に噴霧するため、前記対向電極を前記噴霧先端部に対して、オフセットさせた請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  13. 冷却板は静電霧化装置より上方にあるとした請求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 冷却板は前記貯蔵室内の空気水分を結露させる水収集板である請求項12または請求項13に記載の冷蔵庫。
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