JP2005192448A - 鮮度保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生花を含む植物、青果物、生鮮食料品等の保存物を低温及び高湿度の状態で貯蔵する鮮度保持装置を提供する。
【解決手段】 生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1以上の保存物を貯蔵する密閉容器11と、密閉容器11内に露出し、密閉容器11内を0℃を超え12℃以下に冷却する冷却部材12と、密閉容器11内の空気を冷却部材12に吹き付けて循環させる空気循環手段13と、空気に水分を与えて相対湿度90%RH以上に加湿する加湿手段14とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品等の保存物を低温及び高湿度の状態で貯蔵する鮮度保持装置に関する。
従来、生花を含む植物、青果物、生鮮食料品等は、鮮度を保持するために冷蔵庫に保存されている。また、例えば、切り花の鮮度を保つために、特許文献1には、切り花を入れる水槽を配置した貯蔵室と、水槽内の水を冷却及び循環させる冷却装置とを有し、水槽内の水が蒸発することによって、貯蔵室内を高湿度に保つ鮮度保持装置及びその方法が開示されている。
特開平8−196139号公報
しかしながら、冷蔵庫で保存物を貯蔵すると、低湿度となって鮮度が低下する。この場合、冷蔵庫内に水蒸気を放出する加湿器を備えてもよいが、加湿器から放出される水蒸気は、すぐに水滴となっていた。また、特許文献1の発明では、水槽内の水を蒸発させて貯蔵庫内を高湿度とするので、水が蒸発して貯蔵室内が高湿度になるまでの時間がかかりすぎていた。水槽内の水を冷却するだけなので、貯蔵室の室温を調整することが難しく、また、室温を水温よりも低くすることができなかった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品を低温及び高湿度の状態で貯蔵する鮮度保持装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の鮮度保持装置は、生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1以上の保存物を貯蔵する密閉容器と、
前記密閉容器内に露出し、該密閉容器内を0℃を超え12℃以下に冷却する冷却部材と、
前記密閉容器内の空気を前記冷却部材に吹き付けて循環させる空気循環手段と、
前記空気に水分を与えて相対湿度90%RH(relative humidity )以上、好ましくは95%RH以上、より好ましくは98%RH以上に加湿する加湿手段とを有する。
密閉容器内の高温で低湿度(12℃を超え、相対湿度が90%RH未満、例えば、20℃で50%RH)の空気αは、空気循環手段によって冷却部材に吹き付けられて冷却され、低温(例えば、18℃)の空気βとなる。空気βは、その温度における水の飽和水蒸気圧が下がり、相対湿度は上昇する。ここで、冷却前の空気αに含まれる水蒸気の量が、冷却後の空気βの飽和水蒸気量よりも大きい場合には、空気内の水が凝縮し水滴となり、空気中の水分量が減るので絶対湿度は減少する。なお、この場合の相対湿度は100%である。
更に、空気βは、空気循環手段により加湿手段に供給され、水及び水の近傍の高湿度の空気のいずれか一方又は双方と接触して加湿され、低温で高湿度(例えば、18℃で55%RH)の空気γとなる。空気循環手段によって密閉容器内の空気は循環しているので、空気γは、前記した高温で低湿度の空気αと混ざり、温度が上がり、湿度は下がる。この混合された空気は、空気循環手段によって、再び冷却部材に吹き付けられて低温となり、加湿手段で高湿度とされる。この作業を繰り返し、密閉容器内の保存物を配置する位置の空気を0℃を超え12℃以下、相対湿度を90〜100%RHとし、この状態を保持することによって、密閉容器内に貯蔵する保存物の鮮度を保つことが可能となる。
保存物が生花等の生きている植物である場合、0℃を超え12℃以下、特に0℃を超え5℃以下の低温の状態では生理活性を抑えることができ、また、90〜100%RHの高湿度の状態では呼吸と水の蒸散が抑制されるので、鮮度を保持できる。なお、0℃以下では、植物に含まれる水が凍ってしまい、12℃を超えると、生理活性を抑えることができず、成長が促進され、植物が老化してしまう。また、相対湿度が90%RH未満では、水の蒸散が起こり易くなる。
保存物が青果物、及びそれ以外の生鮮食料品の場合には、0℃を超え12℃以下の低温の状態では付着した細菌の増殖を抑えることができ、また、90〜100%RHの高湿度の状態では保存物の表面からの水分の蒸発を防ぐことができるので、鮮度を保持することができる。なお、なお、0℃以下では、保存物に含まれる水が凍ってしまい、12℃を超えると、保存物に付着した細菌が増殖し易くなる。また、相対湿度が90%RH未満では、保存物中の水分が蒸発する。
ここで、密閉容器は、内部を低温で高湿度に保つために密閉構造とし、更に、その外壁(天井及び床も含む)には、断熱材を取付けるのが好ましい。
冷却部材としては、蒸気圧縮式冷凍機、吸収式冷凍機等の冷凍機で冷却された冷媒を通す冷媒配管が内部に設けられたもの、また、ペルチェ素子を用いた電子冷却等によって構成することもでき、冷却部材が密閉容器内に露出して配置されるので、効率よく密閉容器内を冷却することができる。
空気循環手段としては、遠心式のファン、軸流式のファン等を使用した送風機、圧縮機等が使用できる。また、密閉容器内に空気を循環させ易くするために邪魔板等を設けてもよい。
加湿手段としては、空気を接触させて水を蒸発させるものであればよく、水槽に水を溜めたもの、タオル等の吸水性物質に水を含浸させたもの、水を流下させるもの等がある。
請求項2記載の鮮度保持装置は、請求項1記載の鮮度保持装置において、前記加湿手段は含水した吸水性物質を有し、前記吸水性物質及び前記吸水性物質に供給される水のいずれか一方又は双方を加熱する加熱手段が設けられている。
請求項2記載の鮮度保持装置において、吸水性物質としては、タオル等の布、スポンジ、紙等があり、これらに水を含ませて使用することができる。循環する空気が吸水性物質に接触する際の蒸発潜熱により、吸水性物質に含まれる水の温度が低下して吸水性物質に含まれる水が凍ることがあり、吸水性物質及び吸水性物質に供給される水のいずれか一方又は双方を加熱して、吸水性物質に含まれる水を凍らせず、水を蒸発させるようにする。
請求項3記載の鮮度保持装置は、請求項1記載の鮮度保持装置において、前記加湿手段は、前記密閉容器の外部から供給する水を流下させる複数の小孔が設けられたパイプ状部材と、該小孔から流下する水を貯留する受皿と、該受皿に溜まった水を前記密閉容器外に排出するポンプとを有する。
請求項3記載の鮮度保持装置において、流下させている水に空気を接触させるので、水を蒸発させ易い。また、水を循環させるので、水が凍り難くなり、氷を解凍させる手段を必要としない。
請求項4記載の鮮度保持装置は、請求項1〜3記載の鮮度保持装置において、前記冷却部材は板状となって、その内部には冷媒が通る冷媒配管が設けられ、前記冷却部材の冷却面は垂直又は傾斜して配置されている。
請求項4記載の鮮度保持装置において、冷却部材は、金属製、樹脂製等であるのが好ましく、特に金属製の冷却部材は熱伝導性が高いので好ましい。冷媒配管を冷却部材で覆うことにより、冷媒配管に水滴が付くことなく、また、冷却面の面積を増すことができる。冷媒配管内に冷媒を供給する例えば、蒸気圧縮式冷凍機、吸収式冷凍機等の冷凍機は、熱をもつので密閉容器の外部に設置するのが好ましい。板状物に冷媒の通る通路を設けて、これを冷媒配管とすることもできる。冷却部材の冷却面の面積は、密閉容器内を所定温度にできる広さでよい。また、冷却部材の冷却面を垂直状態で、又は、垂直位置(0度)から60度程度までの範囲で傾けて冷却部材を配置するので、冷却面にできた水滴を下方に移動させることができる。
請求項5記載の鮮度保持装置は、請求項4記載の鮮度保持装置において、前記冷却部材には、前記冷却面にできた氷を除去する機械的氷除去手段が設けられている。
請求項5記載の鮮度保持装置において、機械的氷除去手段としては、冷却面に沿って、ゴム、刷毛等を当てて氷を除去するワイパー等が使用できる。
請求項6記載の鮮度保持装置は、請求項1〜5記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器内には波長が380〜400nmの近紫外線を照射する近紫外線照射手段が取付けられ、更に、前記密閉容器の内壁には二酸化チタンが塗布されている。
請求項6記載の鮮度保持装置において、近紫外線照射手段としては、蛍光灯、ブラックライト等がある。近紫外線照射手段によって、二酸化チタンに波長が380〜400nmの近紫外線を照射すると、強い酸化力を持った正孔と還元力を持った電子とを生成する。正孔はヒドロキシラジカル(・OH)を、電子はスーパーオキサイドアニオン(O2 - )等の活性酸素種を生成し、これらによって、脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解を行うことができる。なお、密閉容器内の空気は、空気循環手段によって循環しているので、密閉容器の内壁に接触し易く、効果が向上する。
ここで、保存物が生花を含む植物、青果物(果物、野菜等)である場合、この保存物が生成するエチレン等の有害物質を分解して、鮮度を保つことができる。生花の場合、エチレンによって花のしおれや落下が促進される。また、保存物が生鮮食料品(魚、肉類等)の場合、生鮮食料品に付着しているコリ−エロゲネス群細菌、プロテウス、枯草菌群、クロストリディウム、プソイドモナス、セルロース分解細菌等の腐敗菌を死滅させて、鮮度を保つことができる。
請求項7記載の鮮度保持装置は、請求項1〜6記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器内に波長が300〜400nmの紫外線を照射する紫外線照射手段が設けられている。
請求項7記載の鮮度保持装置において、保存物が生きている植物(生花を含む)である場合には、紫外線を浴びて、ビタミンE、ビタミンC、カロテン、アントシアニン、リコペン等の抗酸化物質を生成する。これらの抗酸化物質は、葉、花、実等の色となる物質であり、生きている植物に、紫外線を照射することによって、抗酸化物質を生成させ、葉、花、実等の色を綺麗にすることができる。
請求項8記載の鮮度保持装置は、請求項1〜7記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器は不透明体で形成され、更に、前記密閉容器内に波長が400〜700nmの可視光線を照射する可視光線照射手段と、該可視光線照射手段からの可視光線の照射時間を制御するタイマーとが設けられている。
請求項8記載の鮮度保持装置において、可視光線照射手段としては、蛍光灯が使用できる。保存物が光合成を行う植物である場合は、通常、昼には光合成を、夜には水の吸収を行っているので、昼と夜が必要となる。従って、タイマーによって、可視光線を照射する時間(つまり、昼)と、照射しない時間(つまり、夜)を作り、光合成と水の吸収を行うことによって、植物を育てることができる。これは、夜間に電灯などの人工光の照射のもとで栽培する電照栽培と同じであり、昼夜の長さを変えるのと同じ効果をもち、着花、開花等の時期を人工的に制御することができる。
請求項1〜8記載の鮮度保持装置は、密閉容器内を0℃を超え12℃以下に冷却する冷却部材と、密閉容器内の空気を冷却部材に吹き付けて循環させる空気循環手段と、空気に水分を与えて相対湿度90%RH以上にする加湿手段とを有するので、低温、高湿度の状態で保存物の鮮度を保つことができる。
特に、請求項2記載の鮮度保持装置は、加湿手段が含水した吸水性物質を有し、吸水性物質及び吸水性物質に供給される水のいずれか一方又は双方を加熱する加熱手段が設けられているので、加湿手段を簡単に製造でき、更に循環する空気が吸水性物質に接触する際の蒸発潜熱で吸水性物質に含まれる水の温度が低下し凍るのを防止できる。
請求項3記載の鮮度保持装置は、加湿手段が、密閉容器の外部から供給する水を流下させる複数の小孔が設けられたパイプ状部材と、小孔から流下する水を貯留する受皿と、受皿に溜まった水を密閉容器外に排出するポンプとを有するので、循環空気を簡単に加湿することができ、また、流水であるので水が凍り難くなる。
請求項4記載の鮮度保持装置は、冷却部材が板状となって、その内部に冷媒が通る冷媒配管が設けられているので、冷媒配管の外面が空気中の水分と触れることがなく、冷却配管は凍り付かず、冷却部材を0℃未満に冷却することができる。また、冷却部材の冷却面が垂直又は傾斜して配置されているので、冷却面にできた水滴を容易に除去することができる。
請求項5記載の鮮度保持装置は、冷却部材の冷却面にできた氷を除去する機械的氷除去手段が設けられているので、冷却効率を向上させることができる。
請求項6記載の鮮度保持装置は、密閉容器の内壁に二酸化チタンを塗布し、更に、密閉容器内に波長が380〜400nmの近紫外線を照射するので、保存物から発生する腐敗性物質を分解することができる。
請求項7記載の鮮度保持装置は、密閉容器内に波長が300〜400nmの紫外線を照射するので、保存物が生きている植物である場合、保存物の抗酸化物質の生成を促進させることができる。
請求項8記載の鮮度保持装置は、密閉容器内を遮蔽し、更に、密閉容器内に波長が400〜700nmの可視光線を設定時間毎に照射するので、保存物が光合成を行う植物である場合、保存物が光合成を行えると共に、保存物の成長を制御することができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る鮮度保持装置の説明図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は同鮮度保持装置の冷却部材の説明図、図4は変形例に係る加湿手段の説明図である。
図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る鮮度保持装置10について説明する。
鮮度保持装置10は、生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1以上の保存物の一例である菊の切り花Aを貯蔵する密閉容器11と、密閉容器11内を冷却する金属板で形成された冷却部材12と、密閉容器11内の空気を循環させる空気循環手段13と、空気循環手段13で循環する空気に水分を与える加湿手段14とを有している。
密閉容器11は、四方の壁15〜18、天井19、及び床20を有している。壁15〜18、天井19、及び床20は、それぞれ、内側に設けられた不透明体の一例であるステンレス板21〜26と、外側に設けられた断熱材27〜32で形成されているので、密閉容器11の内部は暗室となり、密閉容器11内を低温に保持することができる。壁15の一部には、切り花Aの搬入出を行う扉33が設けられている。密閉容器11及び扉33の内側には、二酸化チタンの粉末が塗布されている。床20のステンレス板26の外側(下側)には、4つの脚部34〜37が設けられ、密閉容器11を設置面から隙間をあけて支持できるようになっている。
図3に示すように、冷却部材12は、冷媒が通る冷媒配管38が内部に設けられた金属板39で形成されている。冷却部材12は、壁17のステンレス板23の内側面に、冷却面(冷却部材12の面積の大きい面)40が、密閉容器11の内側に向けて露出し、垂直状態となるように取付けられている。また、冷却部材12には、冷媒配管38に接続された冷媒供給配管41、42を介して、冷凍機43から冷媒が供給されている。これによって、冷却部材12は、例えば、−5〜3℃に冷却され、密閉容器11内を0℃を超え12℃以下に冷却することができる。
また、冷却部材12の冷却面40に生成する氷を除去する機械的氷除去手段の一例である図示しないゴム製のワイパーと、その駆動手段が設けられ、冷却面40に生成する氷を除去して冷却効果を高めている。また、ワイパーによって、冷却面40に付着した水滴も除去することができ、冷却効率を向上させている。
空気循環手段13は、冷却部材12を取付けた壁17の前方に設けられ、例えば、遠心式のシロッコファン44、シロッコファン44を駆動するモータ45、シロッコファン44のケーシング46を有する送風機47と、送風機47から吐出される空気を冷却部材12の冷却面40に向けて吹き付ける板状の吹付具48とを有している。送風機47は壁17と距離を有して、壁17の前方下側に設置され、送風機47の吸気口49が冷却部材12とは反対側、つまり、密閉容器11の中心側に向くようにして配置され、送風機47の上部には空気の吐出口50が設けられている。
図2に示すように、吐出口50に連通して送風機47の上側に設けられる吹付具48は、その内部に図示しない導風経路と、導風経路を介して供給される空気を、冷却部材12の冷却面40に向けて吹き出す複数の吐出孔51とが設けられている。これにより、送風機47の吸気口49から吸い込まれた空気は、吹付具48の吐出孔51から冷却部材12に吹き付けられて冷却される。また、モータ45の下部には、モータ45を載置する載置台52が設けられている。また、モータ45は、モータ45から発生する熱が密閉容器11内に入らないように断熱材48aで覆われている。
加湿手段14は、吸水性物質の一例であるタオル53を有し、タオル53に水を含水させて使用している。タオル53は、天井19のステンレス板25の内側に、天井19の幅と実質的に等しく、また、壁17と実質的に平行になるように配置されている。また、加湿手段14は、タオル53に含まれる水が少なくなった際に、タオル53に供給する水を貯留する貯水槽54と、貯水槽54内の水をタオル53に供給するポンプ55とを有し、貯水槽54とポンプ55とは密閉容器11の外部に設置されている。
空気循環手段13で冷却部材12に吹き付けられて冷却された空気がタオル53に含まれた水と接触した際には、タオル53に含まれる水が蒸発する。この際の蒸発潜熱によって、タオル53に含まれる水の温度が低下して凍ることがあるので、タオル53に供給される水を加熱する加熱手段の一例であるヒータ56が貯水槽54内に設けられ、ヒータ56で貯水槽54内の水を加熱して、ポンプ55を介してタオル53に供給している。
ヒータ56によって貯水槽54内の水に与える熱量は、タオル53に含まれた水が凍らない温度にするための熱を与えるだけでよく、貯水槽54内に貯留された水の温度が高い場合には、水を温めなくてもよい。更に、タオル53に供給した水が多くなると、水が滴ることがあるので、タオル53の下部に水の受皿57と、受皿57に溜まった水を密閉容器11外に放出するコック付ホース58が設けられている。
ここで、送風機47、吹付具48、及びタオル53は、実質的に垂直方向に一平面に配置されている。更に、空気循環手段13によって、密閉容器11内の空気を効率よく循環させるために、送風機47、吹付具48、及びタオル53の隙間を遮蔽板59、60で塞いでいる。送風機47、吹付具48、タオル53、及び遮蔽板59、60によって、密閉容器11は2つの区画、すなわち、保存物を配置する保存部61と、密閉容器11内の空気を冷却する冷却部62とに分けられている。なお、送風機47、吹付具48、及び遮蔽板59、60の保存部61側の面には、二酸化チタンの粉末が塗布されている。
鮮度保持装置10には、密閉容器11内の天井19のステンレス板25の保存部61側に、波長380〜400nmの近紫外線を含む波長320〜400nmの紫外線を照射する近紫外線ランプ63が取付けられている。密閉容器11の保存部61の内側には、二酸化チタンが塗布されており、近紫外線照射手段としての近紫外線ランプ63から照射される近紫外線によって、二酸化チタンは、強い酸化力を持った正孔と還元力を有する電子とを生成する。正孔はヒドロキシラジカルを、電子はスーパーオキサイドアニオン等の活性酸素種を生成し、これらによって、脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解を行うことができる。
なお、密閉容器11内の空気は、空気循環手段13によって循環しているので、二酸化チタンに接触し易く、脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解の効果が向上する。
ここで、保存物が生花を含む植物、青果物(果物、野菜等)である場合、この植物が生成するエチレン等の有害物質を分解して、鮮度を保つことができる。また、保存物が生鮮食料品の場合、生鮮食料品に付着している細菌を滅菌して、鮮度を保つことができる。
密閉容器11内の天井19のステンレス板25の保存部61側には、波長280〜320nmの中間紫外線を照射する中間紫外線ランプ64が取付けられている。紫外線照射手段を構成する近紫外線ランプ63と中間紫外線ランプ64から照射される波長300〜400nmの紫外線によって、生きている植物は、ビタミンE、ビタミンC、カロテン、アントシアニン、リコペン等の抗酸化物質を生成する。これらの抗酸化物質は、葉、花、実等の色となる物質であり、紫外線照射によって抗酸化物質を生成させることにより、葉、花、実等の色を綺麗にすることができる。
更に、密閉容器11内の天井19のステンレス板25の保存部61側には、波長が400〜700nmの可視光線を照射する可視光線照射手段の一例である蛍光灯65が設けられている。また、蛍光灯65は、図示しないタイマーによって、その照射時間が制御されている。タイマーは、可視光線を照射する時間帯(昼)と、照射しない時間帯(夜)を作り、これによって生きている植物は、可視光線を照射されている時間帯に光合成を行い、可視光線を照射されていない時間帯である夜に水を吸収している。なお、可視光線の照射時間を変えることによって、植物の生長を制御することができる。
密閉容器11の保存部61の温度及び湿度を測定する温度計66、湿度計67が、切り花Aの位置に設けられている。また、温度計66の測定値が0を超え12℃以下で、湿度計67の測定値が90%RHとなるように制御する図示しない制御装置が組み込まれた制御盤68が密閉容器11の壁15の外側に取付けられている。また加湿手段14のタオル53には、タオル53に含まれている水の温度を測定する温度計69が取付けられている。
制御盤68の制御装置は、冷凍機43の図示しない制御装置、送風機47のモータ45の図示しない制御装置が接続され、冷凍機43から冷媒配管38に供給する冷媒の温度及び供給量を制御して冷却部材12の温度を変え、また、モータ45の回転数を制御して冷却部材12に吹き付ける空気の量を変えることにより、温度計66の測定値が所定値となるようにしている。
制御盤68の制御装置は、湿度計67の測定値が所定値となるように、加湿手段14のポンプ55の回転数を変えて、タオル53に供給する水の量を制御している。
制御盤68の制御装置には、温度計69及びヒータ56が接続され、温度計69による測定値が、タオル53に含まれた水が凍る温度(つまり、0℃以下)とならないように、ヒータ56を制御して貯水槽54内の水を加熱している。
制御盤68の制御装置は、近紫外線ランプ63、中間紫外線ランプ64、及び蛍光灯65の照射時間をそれぞれ制御するタイマーが組み込まれている。
また、制御盤68には、図示しない表示手段が設けられ、温度計66、69の測定値、近紫外線ランプ63、中間紫外線ランプ64、及び蛍光灯65の照射状況等を表示している。
次に、本発明の一実施の形態に係る鮮度保持装置10を使用した鮮度の保持方法について説明する。
扉33を開け、水の入っている花瓶70に入れた菊の切り花Aを密閉容器11内に搬入する。空気循環手段13の送風機47のモータ45を駆動して、シロッコファン44を回転し、保存部61内の高温で低湿度の空気α(12℃よりも高く、90%RHよりも低い、例えば、20℃、50%RH)が、送風機47の吸入口49から吸い込まれ、更に、吐出口50を介して吹付具48に送られる。空気αの温度及び湿度は、それぞれ温度計66、湿度計67によって測定している。更に、空気αは、吹付具48の吐出孔51から冷却部62に設置された冷却部材12の冷却面40に吹き付けられて冷却される。なお、冷却部材12は、冷凍機43から冷媒供給配管41、42を介して、冷媒配管38に冷媒を供給して冷却し、冷却面40の表面の温度は、例えば−5〜3℃となっている。
空気αは冷却部材12で冷却されて、低温(例えば、18℃)で低湿度の空気βとなる。このとき、空気βは、18℃における水の飽和水蒸気量が下がるので、相対湿度は上昇する。なお、空気αに含まれる水蒸気量が、空気βの飽和水蒸気量よりも大きい場合には、空気内の水が凝縮し水滴となり、空気中の水分量が減るので絶対湿度は減少する。なお、この場合の相対湿度は100%である。
更に、空気βは、タオル53に含まれる水と接触し、この水が蒸発することにより、空気βは加湿され、低温で高湿度の空気γ(例えば、18℃、55%RH)とすることができる。空気γは再び保存部61に戻り、保存部61内の空気αと混ざり、温度が上がり、湿度が下がる。更に、この混合した空気は、再び送風機47の吸入口49から吸い込まれ、冷却部材12で冷却され、タオル53で加湿される。温度計66、湿度計67での測定値、つまり、密閉容器11の保存部61内が、0℃を超え12℃以下で相対湿度が90〜100%RH(例えば、3℃、98%RH)となるまで、以上の作業を繰り返し行う。
密閉容器11の保存部61内の空気が、低温で高湿度(例えば、3℃で98%RH)の状態となった場合には、冷却部材12の冷却面40の温度を高くして、保存部61内の空気の温度を0℃以下にならないようにする。また、加湿手段14のタオル53に含まれる水の蒸発潜熱によって水が凍らないように、タオル53に取付けられた温度計69の測定値が0℃以下となりそうなときには、制御盤68内の制御装置がヒータ56を作動させて、貯水槽54内の水を加熱する。加熱された水は、ポンプ55を介して、貯水槽54からタオル53に供給される。菊の切り花Aは、低温状態で生理活性を抑えられ、また、高湿度状態で呼吸と水の蒸散が抑制されるので、鮮度を保持できる。
また、近紫外線ランプ63から波長380〜400nmの近紫外線を含む紫外線を照射する。密閉容器11の保存部61の内側には、二酸化チタンが塗布されているので、二酸化チタンが強い酸化力を持った正孔と還元力を持った電子とを生成して、正孔はヒドロキシラジカルを、電子はスーパーオキサイドアニオン等の活性酸素種を生成し、密閉容器11内の脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解を行うことができる。特に、菊の切り花Aから発生するエチレンを分解して、菊の切り花Aのしおれ、落下を防止することができる。なお、密閉容器11内の空気は、空気循環手段13によって循環しているので、密閉容器11の保存部61の内壁に接触し易く、効果が向上する。
更に、密閉容器11内に波長が300〜400nmの紫外線を、近紫外線ランプ63及び中間紫外線ランプ64から照射して、菊の切り花Aの葉、花等の色となる物質であるビタミンE、ビタミンC、カロテン、アントシアニン、リコペン等の抗酸化物質を生成させ、葉、花等の色を綺麗にする。
また、密閉容器11内に波長が400〜700nmの可視光線を蛍光灯65から照射する。なお、可視光線の照射時間は、制御盤68に設けられた制御装置のタイマーにより設定時間毎、例えば、照射している時間(昼)を6時間、照射しない時間(夜)を18時間としている。可視光線の照射時間を設定することにより、光合成を行う昼と水を吸収する夜を作り、また、昼と夜の割合を変えて季節を作ることができる。
鮮度保持装置10の加湿手段14の代わりに、図4に示す加湿手段81を使用することもできる。
加湿手段81は、密閉容器11の外部に設けられ、側壁に給水口82を備えた貯水槽83と、給水口82に接続された水供給管84を介して密閉容器11内に供給された水を流下させる複数の小孔85が設けられたパイプ状部材86と、小孔85から流下する水を貯留する受皿87と、受皿87に溜まった水を密閉容器11外に排出し、貯水槽83に供給する排水ポンプ88を有している。
また、加湿手段81には、貯水槽83の給水口82よりも水位が低くなった場合に水道等の水供給手段89から水を供給して貯水槽83の水位を調整するためのボールタップ90が、貯水槽83に貯留された水の水面に浮かべて配置されている。加湿手段81は、小孔85から流下する水に空気を接触させるので、水を蒸発させ易い。また、水を循環させるので、水が凍り難くなり、氷を解凍させる手段を必要としない。
次に、本発明の作用効果を確認するために行った実施例について説明する。
鮮度保持装置10の密閉容器11内(切り花Aの位置)の温度を3℃、相対湿度を98%RHにして、菊の切り花を保存した場合、14日経過後もしおれや、落下等が認められず、菊の花も綺麗であった。
また、加湿手段14のタオル53に水を含ませずに、密閉容器11内の菊の切り花の位置の温度を3℃、相対湿度を50%RHとした場合、7日経過後に、菊の切り花にしおれが認められた。
更に、タオル53に水を供給せず、更に冷却しないで、密閉容器11内の菊の切り花の位置の温度を20℃、相対湿度を50%RHとした場合、2日後にしおれが認められた。
本発明は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記した実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の鮮度保持装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、前記実施の形態の鮮度保持装置において、菊の切り花を低温3℃で高湿度98%RH以上で保存したが、その他の生花を含む植物、青果物、生鮮食料品をそれぞれの保存物に最適な温度及び湿度として、保存することができる。また、保存物をダンボール等のケースに入れたまま保存することもできる。空気循環手段によって、密閉容器内で空気を循環させたが、冷却手段及び加湿手段を密閉容器外に設け、低温で高湿度の空気を密閉容器の内外で循環させてもよい。
空気循環手段を送風機と吹付具で構成したが、冷却部材に空気を吹き付けるものであればよく、1又は2以上のファンを用いてもよい。この場合、熱の発生量が少ないファンを用いるのが好ましい。また、モータを断熱材で覆い発生する熱で密閉容器内を温めないようにしたが、モータを密閉容器外に設置可能な送風機を用いてもよい。
また、紫外線照射手段及び可視光線照射手段は、光合成を行う植物を保存する場合に取付ければよく、肉、魚等の生鮮食料品、光合成を行わない果物、野菜等の保存には取付けなくてもよい。更に、密閉容器をショーケース等の透明体で形成してもよく、この場合には、密閉容器外の光(蛍光灯、太陽光等)によって可視光線が照射されるので、可視光線照射手段を設けなくてもよい。
加湿手段に使用する吸水性物質としてタオルを用いたが、吸水性を有するものであればよく、その他の布、スポンジ、紙等も使用できる。また、吸水性物質に含まれる水を凍らせないための加熱手段として、吸水性物質に供給される水を加熱したが、吸水性物質を加熱するようにしてもよい。
また、加湿手段として、パイプ状部材に設けられた複数の小孔から水を流下させているが、シャワーヘッドから水を流下させてもよく、また、スリット状の孔から水を流下させて膜状として水を流下させてもよい。
更に、加湿手段として、水を貯留した水槽を用い、水槽内の水に密閉容器内の空気を接触させて加湿してもよく、また、水槽内の水が蒸発して高湿度となっている水槽近傍の空気と密閉容器内の空気を接触させて加湿してもよい。
板状の冷却部材の冷却面を垂直状態で配置したが、冷却面を垂直位置(0度)から60度程度まで範囲で傾けて冷却部材を配置し、冷却面で水滴となった水を下方へ落としてもよい。また、この場合には、空気循環手段から吹き出される空気が直接冷却面に当たるように冷却面の傾きに合わせて、空気循環手段を配置するのが好ましい。
機械的氷除去手段をゴム製のワイパーで構成したが、氷を掻き取るものであればよい。
冷却部材として、冷媒が通る冷媒配管が内部に設けられた金属板を用いたが、冷媒が供給されるパイプ状の冷媒配管、ペルチェ素子を用いた電子冷却等を使用してもよい。パイプ状の冷媒配管は、厚みを大きくして表面積を大きくし、表面に水滴ができないように熱を分散させるのが好ましい。また、この冷媒配管は、螺旋状に配置することにより、冷媒配管を長くして空気と接触する面積を大きくすることができる。
空気循環手段としては、遠心式のファンを使用した送風機を用いたが、軸流式のファンを使用した送風機、圧縮機等を使用してもよい。また、密閉容器内に空気を循環させ易くするために邪魔板等を設けてもよい。
本発明の一実施の形態に係る鮮度保持装置の説明図である。 図1の矢視A−A断面図である。 同鮮度保持装置の冷却部材の説明図である。 変形例に係る加湿手段の説明図である。
符号の説明
10:鮮度保持装置、11:密閉容器、12:冷却部材、13:空気循環手段、14:加湿手段、15〜18:壁、19:天井、20:床、21〜26:ステンレス板、27〜32:断熱材、33:扉、34〜37:脚部、38:冷媒配管、39:金属板、40冷却面、41、42:冷媒供給配管、43:冷凍機、44:シロッコファン、45:モータ、46:ケーシング、47:送風機、48:吹付具、49:吸気口、50:吐出口、51:吐出孔、52:載置台、53:タオル、54:貯水槽、55:ポンプ、56:ヒータ、57:受皿、58:コック付ホース、59、60:遮蔽板、61:保存部、62:冷却部、63:近紫外線ランプ、64:中間紫外線ランプ、65:蛍光灯、66:温度計、67:湿度計、68:制御盤、69:温度計、70:花瓶、81:加湿手段、82:給水口、83:貯水槽、84:水供給管、85:小孔、86:パイプ状部材、87:受皿、88:排水ポンプ、89:水供給手段、90:ボールタップ

Claims (8)

  1. 生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1以上の保存物を貯蔵する密閉容器と、
    前記密閉容器内に露出し、該密閉容器内を0℃を超え12℃以下に冷却する冷却部材と、
    前記密閉容器内の空気を前記冷却部材に吹き付けて循環させる空気循環手段と、
    前記空気に水分を与えて相対湿度90%RH以上に加湿する加湿手段とを有することを特徴とする鮮度保持装置。
  2. 請求項1記載の鮮度保持装置において、前記加湿手段は含水した吸水性物質を有し、前記吸水性物質及び前記吸水性物質に供給される水のいずれか一方又は双方を加熱する加熱手段が設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
  3. 請求項1記載の鮮度保持装置において、前記加湿手段は、前記密閉容器の外部から供給する水を流下させる複数の小孔が設けられたパイプ状部材と、該小孔から流下する水を貯留する受皿と、該受皿に溜まった水を前記密閉容器外に排出するポンプとを有することを特徴とする鮮度保持装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鮮度保持装置において、前記冷却部材は板状となって、その内部には冷媒が通る冷媒配管が設けられ、該冷却部材の冷却面は垂直又は傾斜して配置されていることを特徴とする鮮度保持装置。
  5. 請求項4記載の鮮度保持装置において、前記冷却部材には、前記冷却面にできた氷を除去する機械的氷除去手段が設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器内には波長が380〜400nmの近紫外線を照射する近紫外線照射手段が取付けられ、更に、前記密閉容器の内壁には二酸化チタンが塗布されていることを特徴とする鮮度保持装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器内に波長が300〜400nmの紫外線を照射する紫外線照射手段が設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器は不透明体で形成され、更に、前記密閉容器内に波長が400〜700nmの可視光線を照射する可視光線照射手段と、該可視光線照射手段からの可視光線の照射時間を制御するタイマーとが設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
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