JP2007109405A - 加熱調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導加熱と高周波加熱との同時加熱や交互加熱を行う加熱調理装置において、調理庫内に金属製スプーンなどの小物キッチン用具が置かれている場合の異常加熱を防止する。
【解決手段】使用者が調理コースなどの加熱調理条件を設定しスタート操作を行うと(S11、S12)、主制御部は設定された運転コースの中で現時点以降の運転に誘導加熱を含むか否かを判定し(S13)、誘導加熱を含む場合には、不適性負荷検知処理を実行して調理庫内に不適性負荷が検知されればエラー報知を行う(S14〜S16)。不適性負荷が検知されない場合及び現時点以降の運転に誘導加熱を含むない場合には、加熱動作を開始し(S17)、加熱終了の前に運転中断の指示があった場合にはS19からS12に戻る。したがって、運転を再スタートする際にも、その時点以降の運転に誘導加熱を含めば不適性負荷検知処理が実行される。
【選択図】図6

Description

本発明は、略密閉可能な調理庫内に収納された食品を加熱調理するために高周波加熱手段と誘導加熱手段とを併せ持つ複合型の加熱調理装置に関する。
電子レンジはマイクロ波により食品を直接高周波加熱するため、温め加熱などの高速調理には非常に効果を発揮するものの、食品に焦げ目を付けることができず、焦げ目付け調理には不向きであった。一方、近年普及が進んでいる誘導加熱(IH)調理器は誘導加熱により磁性金属製の鍋などを加熱して調理を行うため、焦げ目付け調理や煮炊き調理などに最適である。そこで、上記のような高周波加熱による加熱調理の欠点を補うために、誘導加熱調理を併用した複合型の加熱調理装置が従来より知られている。
例えば特許文献1に記載の加熱調理装置では、略箱形状の調理庫の底面の下方に誘導加熱コイルが配置され、該コイルから発生した磁束により調理庫底面上に載置された調理皿を誘導加熱することができるようになっている。他方、調理庫の側面の外方にはマグネトロンが配置され、該マグネトロンから発生したマイクロ波が調理庫側面に形成された給電口を経て調理庫内に供給され、それによって調理皿上に置かれた食品を高周波加熱することができるようになっている。この種の加熱調理装置は、誘導加熱可能な構成の鍋やフライパンなどの容器内に収容された食品に対し、焦げ目付け調理や煮込み調理を行うのに好適である。
よく知られているように、一般に単体の誘導加熱調理器は単に誘導加熱コイル等が内蔵された載置台の上に容器を載せるだけであるが、複合型の加熱調理装置では高周波加熱時にマイクロ波が周囲に漏洩しないようにする必要があるために略密閉可能な調理庫内に容器が収納される。そのため、どのような物が調理庫内に収容されているのかは一目ではわかりにくいことがある。もちろん、例えば調理庫の前面開口を開閉するドアにガラス製の透視窓を設けておくことで、使用者が内部を覗くことは可能である。
しかしながら、透視窓が水蒸気で曇ってしまったり或いは油跳ね等で汚れていたりすると調理庫の内部は見通しにくく、加熱すべきでない小さなキッチン用具などは見落とされ易い。例えばスプーン、フォークなどの金属製の小物のキッチン用具が調理庫内に置き忘れられた状態で誘導加熱が実行されると、そうしたキッチン用具に誘導電流が集中して流れて異常に熱くなり、使用者がそれを取り出そうとしたときに火傷等のおそれがある。特に、調理開始後、その調理が終了するまでの間に、別の作業を行うために使用者が加熱調理装置から離れることも多く、調理開始時に調理庫内に小物のキッチン用具を置き忘れたことに気付かないと、置き忘れた状態が長く続くことになり、危険な状況になる可能性が高くなる。
特開2004−327260号公報
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、調理庫内への金属製小物キッチン用具等の置き忘れなど、不適性な被加熱物の加熱を未然に防止することで、安全性を高めることができる加熱調理装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る加熱調理装置は、
前面開口を有し、該前面開口から食品を内部に収容可能な調理庫と、
前記前面開口を開閉する扉体と、
前記調理庫内の食品をマイクロ波加熱する高周波加熱手段と、
前記調理庫内に誘導加熱可能な容器が収容されているか又は誘導加熱に不適性な被加熱物が収容されているかを判断するために加熱負荷検知を行う不適性負荷検知手段と、
前記調理庫内の誘導加熱可能な前記容器を誘導加熱する誘導加熱手段と、
調理時間や加熱コースを含む加熱条件を設定するための操作手段と、
前記操作手段により設定された加熱条件に従って、前記高周波加熱手段及び前記誘導加熱手段の駆動制御を行い前記食品の調理を実行する加熱制御手段と、
該加熱制御手段の指示に基づいて異常報知を行う異常報知手段と、
を備え、前記加熱制御手段は、前記加熱条件に従って前記高周波加熱手段と前記誘導加熱手段との両方を駆動して調理を実行する際に、その調理開始時に前記不適性負荷検知手段で加熱負荷検知を行い、その結果、不適性な被加熱物を検知したときには調理を中断して前記異常報知手段による異常報知を行うことを特徴としている。
ここで「前記加熱条件に従って前記高周波加熱手段と前記誘導加熱手段との両方を駆動して調理を実行する」とは、高周波加熱手段と誘導加熱手段とを同時並行的に駆動する場合と、例えば両加熱手段を交互に駆動する等、時分割的に駆動する場合とを含む。また、「不適性な被加熱物」とは、前述の小物のキッチン用具のほか、セラミック製の土鍋など誘導加熱できない被加熱物や調理庫内に被加熱物が存在していない無負荷状態も含む。
本発明に係る加熱調理装置では、調理庫内に不適性な被加熱物が置かれた状態でマイクロ波加熱と誘導加熱との両方を行うような調理コースが実行されようとすると、加熱制御手段の制御の下に、調理開始時に不適性負荷検知手段により不適性な被加熱物であると判断される。そして、この検知結果を受けて、加熱制御手段は調理を中断し、例えば表示による報知、ブザー等の音声による報知等の異常報知手段により異常報知を行う。これにより、不適性な被加熱物が不所望に加熱されることを未然に防止することができる。また、使用者は異常を速やかに認識し、調理庫内に置き忘れた小物キッチン用具を取り出す等の適切な対処をとることができる。
なお、不適性負荷手段の具体的な構成の一例として、誘導加熱手段により短時間誘導加熱を試みて、そのときにその駆動のための入力電力或いは入力電流を検知し、これに基づいて不適性な被加熱物であるか否かを判定するものとすることができる。即ち、例えば食品が収容されている容器がセラミック製或いはプラスチック製など誘導加熱できない被加熱物であったり、上述したように小物のキッチン用具だけが調理庫内に置かれていたりする場合、検知した入力電力又は入力電流が適性な被加熱物に対して想定される値よりも小さくなるから、これにより不適性な被加熱物であると判断することができる。この場合、不適性負荷検知のために一時的に誘導加熱手段を作動させるが、これはもともと食品を加熱調理する目的ではないので、誘導加熱手段による誘導加熱で調理が実行されたことには相当しない。
また本発明に係る加熱調理装置において、前記加熱制御手段は、調理開始後にまず前記高周波加熱手段によるマイクロ波加熱を行った後に前記誘導加熱手段による誘導加熱を行う場合、前記高周波加熱手段によるマイクロ波加熱の前に前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う構成とすることができる。
この構成では、実際に運転を開始又は再開するために使用者がスタートキーの操作等を行った直後に不適性な被加熱物であるか否かが判定されるので、使用者が当該装置の近くに居る可能性がきわめて高く、容器が適切でないことやキッチン用具の置き忘れなどを確実に使用者に知らせて迅速に適切な対処をとることが可能となる。また、容器が誘導加熱に適したものでない場合に、マイクロ波加熱による調理が途中まで進行することも防止できるので、中途半端な調理によって食味を損なうことも回避できる。
また、本発明に係る加熱調理装置の一態様として、前記扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段をさらに備え、前記加熱制御手段は、前記扉体開閉検知手段により前記扉体の閉鎖状態を検知し前記操作手段により加熱条件の設定がなされた後に、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う構成としてもよい。
この構成では、開放していた扉体を使用者が閉じ且つ加熱条件が決定していさえすれば、スタートキーの操作等による調理開始の指示がなされていない状況でも、調理庫内に不適性な被加熱物があるか否かが検知される。これにより、実際に調理を開始する前に容器が適切でないことやキッチン用具の置き忘れなどを確実に使用者に知らせて迅速に適切な対処をとることが可能となる。
さらにまた、上記構成の加熱調理装置においては、前記操作手段は前記加熱制御手段に調理の実行開始指示を使用者が行うスタートキーを含み、前記加熱制御手段は、前記スタートキーの操作に応じた調理実行開始後に前記扉体開閉検知手段で前記扉体の開放状態を検知したとき、調理を中断し、その中断状態において前記扉体開閉検知手段で前記扉体の閉鎖状態を検知したとき、その検知に応じた又は前記スタートキーの操作に応じた調理の実行再開を行うものとし、且つ、その調理の実行再開時に、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う構成としてもよい。
この構成によれば、調理実行途中で容器内の食品を撹拌するため或いは調理状況を確認するために使用者が扉体を開放したり、不適性な被加熱物を検知して調理を中断したりした場合でも、使用者が所望の調理作業を行ったり、誘導加熱可能な容器に食品を入れ替えたり、或いはキッチン用具を調理庫から取り出して本来調理すべき食品を調理庫に収納したりした後に、速やかに当初の加熱条件の下での調理を開始(再開)することができる。
本発明に係る加熱調理装置の一態様として、前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記高周波加熱手段及び前記誘導加熱手段の駆動を停止する構成とすることができる。
この構成によれば、調理が中断された状態ではマイクロ波加熱だけでなく誘導加熱も停止されるので、例えばマイクロ波加熱と誘導加熱との同時実行や交互の実行等、両者の組み合わせで始めて適切な調理が行われる場合に、誘導加熱のみによる片寄った調理が進行してしまって食味を損なったり調理不良になったりすることを防止することができる。
また、別の態様として、前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記高周波加熱手段を停止し、前記誘導加熱手段の駆動を許可する構成としてもよい。
この構成によれば、調理が中断された状態でも、容器が誘導加熱可能なものでありさえすれば誘導加熱を用いた調理を行うことができるので、食品の種類によっては十分な加熱調理が期待できる。一方、扉体が開放されているときにはマイクロ波加熱は禁止されるので、マイクロ波が周囲に撒き散らされることを防止することができる。
また上記構成では、前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘導加熱手段を所定時間駆動する構成とすると好ましい。
これにより、マイクロ波加熱と誘導加熱との併用で調理を行う場合に、誘導加熱時間を通常よりも長くすることで調理の仕上がりについてのマイクロ波加熱の停止の影響をできるだけ軽減することができる。
但し、上記のように調理が中断された状態で誘導加熱のみを実行したほうが良いか或いはマイクロ波加熱、誘導加熱ともに停止してしまったほうが良いのかは、調理対象物の種類なども依存し、必ずしも一概には言えない。そこで、前記操作手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘導加熱手段の駆動を許可するか否かを使用者が設定するための手段を含む構成とするとよい。
この構成によれば、使用者の経験、或いは食品の種類等に応じたマニュアルを参考にすることで、調理が中断された状況でも場合によっては十分な加熱調理を遂行することが可能となる。
以上のように本発明に係る加熱調理装置によれば、使用者が調理庫内に金属製のスプーン、フォーク、ナイフ等のキッチン用具を置き忘れたり、セラミック製やプラスチック製など誘導加熱ができない被加熱物を調理庫内に収容したりして、調理の実行を指示してしまっても、不適性な被加熱物として検知して調理動作を停止し、不所望な加熱動作を未然に防止することができる。特に、調理庫内に置き忘れた金属製のスプーン、フォーク、ナイフ等のキッチン用具を取り出す際の火傷を防止でき、また誘導加熱できない被加熱物が調理庫内に収容された状態であったり無負荷状態であったりしても、不適性な被加熱物として検知でき、調理時間の空費や食品に適さない中途半端な調理が実行されることを防止するのにも有効である。
以下、本発明の一実施例である加熱調理装置について図面を参照して説明する。
図1は本実施例の加熱調理装置においてドアを開放した状態の外観斜視図、図2は本実施例の加熱調理装置における要部の構成を示す概略側面縦断面図、図3は本実施例の加熱調理装置の電気系のブロック構成図である。
図1、図2に示すように、この加熱調理装置は略直方体形状の筐体1を有し、筐体1の内部には前面が開放された調理庫3が形成されている。調理庫3の前面開口は横開き式のドア2により開閉される。このドア2の中央には調理庫3内部を透視可能な耐熱ガラス製の窓が設けられ、またドア2の周囲には、ドア2の閉鎖時に調理庫3の前面開口周囲枠部3dと接触して調理庫3内のマイクロ波が外部に漏洩するのを防止するマイクロ波漏洩防止構造が設けられている。また、ドア2の閉鎖時に隠れない筐体1の前面上部に、複数の操作キーが配置された本発明における操作手段としてのキー入力部11とセグメントLCDなどによる表示部12とを有する操作パネルが配設されており、調理者はキー入力部11で各種の加熱調理条件や運転開始・停止などを指示し、表示部12にはそうした加熱調理条件や運転残り時間などが表示されるようになっている。
図2に示すように、ドア2が閉鎖されると調理庫3はほぼ密閉状態となる。調理庫3内には、図示するように、例えば内部に調理対象である食品31が収容された容器30が収納される。本加熱調理装置では、食品31を加熱調理するために、電子レンジ調理のための高周波(マイクロ波)加熱手段と、容器30を加熱して間接的に食品31を調理するための誘導加熱手段とが併設されている。
即ち、高周波加熱手段として、調理庫3の後面部3aの後方にはマイクロ波を発生するマグネトロン7が設置され、マグネトロン7で発生したマイクロ波は導波管4内を通して伝播し、調理庫3の天面部3bに設けられたマイクロ波拡散室5にまで案内される。マイクロ波拡散室5内にはアンテナ駆動モータ23により略水平面内で回転駆動される放射アンテナ6が設けられ、これによりマイクロ波は図2中の点線矢印で示すように調理庫3内に拡散されながら放射される。このマイクロ波の作用によって食品31は加熱調理される。
一方、誘導加熱手段として、調理庫3の底面部3cの下方には容器30自体を誘導加熱するための誘導加熱コイル8が略水平面内に設置されており、後述するインバータ回路から誘導加熱コイル8に高周波電流が供給されると交番磁束が発生し、その磁束は底面部3cを通過して調理庫3内に侵入し、例えば磁性金属で形成された容器30の底部を横切る。すると、その交番磁束の誘導作用によって容器30の底部に渦電流が誘起され、ジュール熱により該容器30は高温になり、その容器30内に収容されている食品31は加熱調理される。
図3に示すように、制御の中心である主制御部10はCPUを中心に構成されており、主制御部10には、キー入力部11よりキー入力信号が、本発明における扉体開閉検知手段に相当するドアスイッチ14よりドア2の開閉状態を認識するドア開放検知信号が入力される。また、主制御部10は、誘導加熱(IH)駆動部15を介して誘導加熱用インバータ回路(IHインバータ回路)17を駆動し、このインバータ回路17の構成の一部である誘導加熱コイル8に高周波電流を供給する。また、主制御部10は高周波加熱(EM)駆動部16を介して高周波加熱用インバータ回路(EMインバータ回路)18を駆動し、駆動電力をマグネトロン7に供給してマイクロ波を発生させる。
電源回路20は電源スイッチ201、高周波加熱/誘導加熱に共通であるノイズフィルタ202、誘導加熱及び高周波加熱にそれぞれ独立な整流回路203、204などを含み、商用交流電源19から供給される例えば200Vの交流電力から変換された直流電力を誘導加熱用インバータ回路17及び高周波加熱用インバータ回路18に供給する。したがって、主制御部10、誘導加熱駆動部15、高周波加熱駆動部16、誘導加熱用インバータ回路17、及び高周波加熱用インバータ回路18が本発明における加熱制御手段に相当する。電流検出部21は電源回路20においてノイズフィルタ202から誘導加熱用の整流回路203に供給される交流入力電流を検出し、その検出値を主制御部10に与える。主制御部10はその機能として本発明における不適性負荷検知手段としての不適性負荷検知部102を有しており、上記電流検出値に基づいて後述するように不適性負荷検知処理を行う。
さらに、電源回路20から直流電源回路22を経て駆動電力を受ける主制御部10は、負荷駆動部27を介して、アンテナ駆動モータ23、EM冷却用ファンモータ24、IH冷却用ファンモータ25、コイル冷却用ファンモータ26の動作をそれぞれ制御し、また表示部12に対し調理コースの設定情報や運転状況などについての表示制御信号を出力して表示を行わせ、必要に応じてブザー13を鳴動させる。EM冷却用ファンモータ24は高周波加熱用インバータ回路18を冷却するためのものであり、IH冷却用ファンモータ25は誘導加熱用インバータ回路17を冷却するためのものであり、コイル冷却用ファンモータ26は誘導加熱コイル8を冷却するためのものである。
主制御部10は運転プログラムが格納されたROM101を備えており、この運転プログラムをCPU上で実行する過程で、上記のような各種の入力信号により調理者の操作や本機器の動作状態を監視しながら上記各部の動作を制御する。
本実施例の加熱調理装置では、誘導加熱コイル8とマグネトロン7とを駆動するインバータ回路17、18が独立に設けられているため、誘導加熱運転と高周波加熱運転とを同時に行うことができ、それ以外に両者の交互の運転やそれぞれの単独の運転も可能である。図4は、本実施例の加熱調理装置で実行可能な運転の種類を示す模式図である。(a)に示すIH単独運転は運転開始から運転終了まで誘導加熱運転のみを実行するもので、(b)に示すEM単独運転は運転開始から運転終了まで高周波加熱運転のみを実行するものである。(c)に示すようにIH/EM同時運転は運転開始から運転終了まで誘導加熱と高周波加熱とを並行して実行するもので、(d)に示すようにIH/EM交互運転は運転開始から運転終了まで誘導加熱と高周波加熱とを交互に(時分割で)実行するものである。さらにまた、(e)に示すステージ運転では、1つのステージが上記の(a)〜(d)の中の1つであり、複数のステージがそれぞれ予め設定された時間ずつ順次実行されるものである。
図5はステージ運転の一例として3ステージ運転の運転パターンを示す図である。第1ステージは、高周波(マイクロ波)加熱出力が900W、誘導加熱出力が1800WのEM/IH同時運転で20秒、引き続く第2ステージはEM単独運転で高周波加熱出力が500Wで30秒、そして最後の第3ステージはIH単独運転でその誘導加熱出力が1200Wで20秒、の運転を実行する。
上述のように様々なシーケンスによる加熱運転が可能である本実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作について、図6のフローチャートに従って説明する。
加熱調理を行う際に、使用者がキー入力部11により上述したような運転シーケンスの種類やそれに伴う加熱調理条件(加熱出力、時間、温度など)を入力すると、主制御部10は入力された条件等を内部のメモリに保持する(ステップS11)。なお、細かい加熱調理条件を予めプリセットして例えば識別番号などを付与しておき、その識別番号を指定することで加熱調理条件の入力に代えることもできる。
次に使用者がキー入力部11に設けられたスタートキーを押してスタート操作を行うと(ステップS12でYes)、この操作を受けた主制御部10は以降の運転に誘導加熱運転(IH運転)を含むか否かを判定する(ステップS13)。以降の運転に誘導加熱運転を含まない場合には、そのまま加熱による調理を開始し、つまりは高周波加熱を行うために高周波加熱駆動部16を介してインバータ回路18を動作させマグネトロン7を駆動させ、調理庫3内にマイクロ波を供給し始める(ステップS17)。
一方、ステップS13で以降の運転に誘導加熱運転を含むと判定されると、次に主制御部10の不適性負荷検知部102は不適性負荷検知処理を実行し、フォークやナイフなどの小物のキッチン用具や誘導加熱できない容器などの不適性な被加熱物、即ち不適性負荷が検知されたか否かを判定する(ステップS14、S15)。この不適性負荷検知処理は具体的には加熱負荷検知であり、例えば誘導加熱駆動部15によりインバータ回路17を動作させて誘導加熱コイル8に高周波電流を流す。これにより、誘導加熱コイル8で磁束が発生するから、調理庫3に通常想定される容器(つまり誘導加熱可能な適性な容器)が収容されている場合には該容器に渦電流が発生し、そのために電源回路20からインバータ回路17へ供給される入力電力は或る程度大きくなり、それに伴い整流回路203に流れ込む交流電流も或る程度以上の値になる。
これに対し、調理庫3内にセラミック製、プラスチック製などの誘導加熱できない容器が収容されていたり、スプーン、フォーク等の小物のキッチン用具だけが収容されている場合にはインバータ回路17で消費される電力が小さいため、整流回路203を通してインバータ回路17に流れ込む入力電流値は増加しない。そこで、電流検出部21により入力電流を検出し、不適性負荷検知部102で、その検出値が時間の経過とともに増加せず所定の閾値以下であるか否かを判定し、所定の閾値以下である場合には不適性負荷であると判断する。調理庫3内に何も収容されない無負荷状態でも当然、同様に不適性負荷であると判断される。
不適性負荷が検知された場合には、主制御部10は表示部12に所定のエラー表示を行うとともにブザー13を所定時間鳴動させることでエラー報知を行い(ステップS16)、ステップS12に戻る。したがって、エラー報知がなされた場合には、これに気付いた使用者が再度スタート操作を行うまで加熱を開始せずに待機することとなる。
ステップS15で不適性負荷が検知されなければ、調理庫3内には適切な食品31と容器30とが収容されていると考えられるから、主制御部10は使用者により設定された調理コースに対応した運転シーケンスに従って、誘導加熱、高周波加熱のいずれか一方又は両方による加熱運転を開始する(ステップS17)。
加熱開始の後には、例えば所定の運転時間が終了する等、加熱終了であるか否かを判定し(ステップS18)、未だ加熱終了でなければ次に、一時停止等の指示による運転中断であるか否かを判定し(ステップS19)、運転中断でなければステップS18に戻る。したがって、運転中断がなければ、加熱終了であると判定されるまで加熱運転が継続されて、所定の運転が終了した時点(ステップS18でYes)で処理が終了する。
もし加熱途中で運転中断となったときにはステップS19からS12に戻り、使用者が再びスタート操作を実行するまで待機する。したがって、加熱途中で一旦運転が中断されると、再びスタート操作が行われた後に、それ以降の運転に誘導加熱を含めば不適性負荷検知処理が再び実行される。これにより、運転中断中に使用者がドア2を開けてその際に調理庫3内にキッチン用具のみを残すような行為を行った場合や、或いは容器を交換してもその交換後の容器も誘導加熱できないものであったような場合でも、不適性負荷を運転再開後に検知してエラー報知を行うことができる。
上記実施例によれば、運転開始や運転再開のためのスタート操作後に、それ以降の運転に誘導加熱運転を含む場合に不適性負荷検知処理が実行され、不適性負荷が検知されると調理動作を停止してエラー報知が実行されるので、不所望な加熱動作を未然に防止することができる。特に、調理庫内に置き忘れた金属製のスプーン、フォーク、ナイフ等のキッチン用具が加熱されて極端な高温となり、使用者がこれを取り出そうとして触れて火傷などを引き起こすことを防止することができる。また、誘導加熱ができない被加熱物(容器)に食品を入れたまま誘導加熱を含む調理が終わるのを待つといった不手際を回避することができる。さらにまた、加熱対象の食品を調理庫3内に入れ忘れたまま誘導加熱を含む調理が終わるのを待つといった不手際も回避することができる。
次に、制御動作が相違する他の実施例による加熱調理装置について、図7のフローチャートを参照して制御動作を説明する。
上記ステップS11、S12と同様のステップS21、S22において、使用者がキー入力部11により加熱調理条件を入力し、その後にスタートキーを押してスタート操作を行うと、この操作を受けた主制御部10はその直後に実行しようとするステージが誘導加熱運転を含むものであるか否かを判定する(ステップS23)。図4(a)〜(d)では加熱運転は1つのステージで構成されており、図4(e)のみが複数ステージを有するものである。直後に実行するステージが誘導加熱運転を含まない場合には、そのまま加熱を開始し、つまりは高周波加熱を行うために高周波加熱駆動部16を介してインバータ回路18を動作させマグネトロン7を駆動させる(ステップS27)。
一方、ステップS23で直後に実行するステージが誘導加熱運転を含むものであると判定されると、上記ステップS14、S15と同様に、不適性負荷検知処理を実行し不適性負荷が検知されたか否かを判定する(ステップS24、S25)。不適性負荷が検知された場合には、上記と同様に主制御部10はエラー報知を行い(ステップS26)、ステップS22に戻る。したがって、エラー報知がなされた場合には、これに気付いた使用者が再度スタート操作を行うまで加熱を開始せずに待機することとなる。
ステップS25で不適性負荷が検知されなければ、設定された調理コースに対応した運転シーケンスに従って、そのステージで決められた誘導加熱、高周波加熱のいずれか一方又は両方を開始する(ステップS27)。加熱開始の後には、例えばそのステージに決められた所定の運転時間が終了する等、当該ステージの終了であるか否かを判定し(ステップS28)、未だそのステージが終了していなければ次に、一時停止等の指示による運転中断であるか否かを判定し(ステップS29)、運転中断でなければステップS28に戻る。したがって、運転中断がなければステージ終了であると判定されるまで加熱が継続されて、そのステージの運転が終了した時点(ステップS18でYes)で、引き続いて次のステージの設定が有るか否かが判定される(ステップS30)。
上述したように次のステージが存在する可能性があるのはステージ運転の場合のみであり、ステージ運転でも最終段階のステージでは次のステージは存在しない。ステップS30で次のステージが設定されていると判定された場合にはそのステージに移行し(ステップS31)ステップS23に戻る。したがって、次のステージで定められた加熱運転を実行する前にそのステージに誘導加熱を含むか否かが判定されることになる。
即ち、この実施例による加熱調理装置では、複数のステージで運転シーケンスが構成される場合に、全体の運転の開始前ではなく各ステージの開始前に誘導加熱を含むか否かがチェックされ、誘導加熱を含むステージである場合には不適性負荷検知処理が実行される。
ところで、上記2つの実施例の制御のステップS17、S27のように加熱が開始された後に、使用者が調理状況を確認したり、或いは食品を追加したりするためにドア2を開放する場合があるが、そうした際に採り得る制御がいくつか考えられる。図8〜図11を用いてそれらの制御について説明する。
まず図8に示す一実施例の制御について説明する。使用者が、IH/EM同時運転、IH/EM交互運転又は少なくともいずれかを含むステージ運転を設定した上で(ステップS41)、スタート操作を行うと(ステップS42でYes)、これを受けて主制御部10は決められた運転シーケンスに従って加熱を開始するとともに運転時間のカウントダウンを開始する(ステップS43)。その後、主制御部10はドアスイッチ14による検知信号に基づいてドア2が開放されたか否かを判定し(ステップS44)、ドア2が閉鎖状態であれば、次に所定の運転時間が終了する等、加熱の終了であるか否かを判定する(ステップS45)。未だ加熱終了でなければステップS44に戻る。
ステップS44でドア2が開放していると判定されると、高周波加熱のみを中断するように高周波加熱駆動部16を通してインバータ回路18を停止させ、マグネトロン7の発振を停止させる(ステップS46)。このときIH/EM同時運転であれば誘導加熱は続行し、IH/EM交互運転であって誘導加熱中である場合にはその誘導加熱は続行する。そして、高周波加熱を停止した場合であっても運転時間のカウントダウンは継続して行い(ステップS47)、ドアスイッチ14による検知信号に基づいてドア2が閉鎖されその上でスタート操作が行われたことが認識されると(ステップS48でYes)、ステップS43に戻る。
一方、ドア2が開けた状態のままであったりドア2が閉じられてもスタート操作が為されない場合には、加熱終了であるか否かを判定し(ステップS49)、未だ加熱終了していなければステップS48に戻る。したがって、ドア2が開放された状態のままで誘導加熱のみによる調理が進行しても、そのまま所定の運転時間が経過すると加熱終了となる。
このようにこの実施例による加熱調理装置では、加熱途中でドア2が開けられたときにマグネトロン7の発振は停止するので、周囲にマイクロ波が漏洩することを防止することができる。また、ドア2が開かれても誘導加熱は実行されるので、誘導加熱のみで或る程度の調理が可能であるような食品については、ドア2が開かれて或る程度長い時間そのままにされていたり或いは加熱終了までのその状態が続いたりした場合でも、食味をそれほど損なわない加熱調理が可能である。
次に図9に示す他の実施例の制御について説明する。図9のフローチャートにおいてステップS51〜S56は図8のステップS41〜S46と同じであるので説明を省略する。図8の制御と異なる点は、ステップS56で高周波加熱のみを中断して誘導加熱を継続した後に、運転時間のカウントダウンを停止することである(ステップS57)。そして、ドアスイッチ14による検知信号に基づいてドア2が閉鎖されその上でスタート操作が行われたことが認識されると(ステップS58でYes)、ステップS53に戻るから、高周波加熱も再開可能な状態になるとともに運転時間のカウントダウンも再開される。
ドア2を開けた状態のままであったりドア2が閉じられてもスタート操作が為されない場合には、誘導加熱のみは継続されるものの、所定時間(例えば3〜5分程度)そのままの状態が続くと(ステップS59でYes)、誘導加熱も停止して運転を終了する。
この実施例では、例えば、IH/EM同時加熱中にドア2が開放されて高周波加熱が停止している(誘導加熱のみが動作している)間は運転時間のカウントダウンが停止されているので、ドア2が閉じられてスタート操作が為されれば、当初設定したIH/EM同時加熱の運転時間だけの運転が保証される。したがって、特に高周波加熱が重要であるような加熱調理において加熱不足になること回避できる。
続いて図10に示すさらに他の実施例の制御について説明する。図10のフローチャートにおいてステップS61〜S65は図8のステップS41〜S45と同じであるので説明を省略する。図8の制御と異なる点は、ステップS64でドア2が開放していると判定されたときに、高周波加熱のみならず誘導加熱も運転を中断して(ステップS66)、運転時間のカウントダウンを停止することである(ステップS67)。その後には、ドアスイッチ14による検知信号に基づいてドア2が閉鎖されたことが検知されその上でスタート操作が行われるまで待機し(ステップS68)、その操作が行われたならばステップS63に戻る。
したがって、この実施例では、ドア2が開放している状態では加熱は完全に停止され、ドア2が閉められてスタート操作が為されれば、先のドア2開放の直前の状態に復帰して加熱運転を再開する。
次に図11に示すさらに他の実施例の制御について説明する。図10のフローチャートにおいてステップS71、73〜S76は図8のステップS41〜45と同じであるので説明を省略する。図8の制御と異なる第1の点は、ステップS73のスタート操作の前にドア開放時に運転を中断するか或いは運転を続行するかをキー入力部11で選択するという操作が加わることである。そして、ステップS75でドア2が開放していると判定されると、ステップS72においてドア開放時の運転続行が選択されたか否かを判定し(ステップS77)、運転続行が選択されている場合には、図8のステップS46〜S49と同じステップS78〜S81の処理を実行する。
即ち、まず誘導加熱は続行しながら高周波加熱のみを中断し(ステップS78)、運転時間のカウントダウンは継続して行う(ステップS79)。そして、ドア2が閉鎖されその上でスタート操作が行われたことが認識されると(ステップS80でYes)、ステップS74に戻る。一方、ドア2が開けた状態のままであったりドア2が閉じられてもスタート操作が為されない場合には、加熱終了であるか否かを判定し(ステップS81)、未だ加熱終了していなければステップS80に戻る。
ステップS77で運転中断が選択されていると判定されると、図10のステップS66〜S68と同じステップS82〜S84の処理を実行する。即ち、高周波加熱のみならず誘導加熱も運転を中断して(ステップS82)、運転時間のカウントダウンを停止し(ステップS83)、その後にドア2が閉鎖されたことが検知されその上でスタート操作が行われるまで待機し(ステップS84)、その操作が行われたならばステップS74に戻る。
誘導加熱と高周波加熱との併用によって加熱調理を行うように設定されている場合、高周波加熱を中断し誘導加熱のみを続行した状態で適切な加熱調理が行えるかどうかは食品の種類等に依存するが、この実施例では、使用者が食品の種類等に応じてドア開放時の運転の中断又は続行(誘導加熱のみ)を適宜選択することができる。
なお、図8〜図11にフローチャートを示した各実施例では、開放状態にあるドア2を使用者が閉じた後にスタート操作を行うと高周波加熱(又は高周波加熱と誘導加熱の両方)が再開されるようになっているが、スタート操作を行うことなくドア2の閉鎖を検知すると自動的にその直前に運転中断となっているものを再開するようにしてもよい。
また、上記実施例はいずれも本発明の一例にすぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜、変形、修正又は追加などを行っても本発明に包含されることは明らかである。
本発明の一実施例による加熱調理装置においてドアを開放した状態の外観斜視図。 本実施例の加熱調理装置における要部の構成を示す概略縦断面図。 本実施例の加熱調理装置の電気系ブロック構成図。 本実施例の加熱調理装置で実行可能な運転の種類を示す模式図。 ステージ運転の一例として3ステージ運転の運転パターンを示す図。 本実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。 別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。 本実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。 別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。 別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。 別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…筐体
2…ドア
3…調理庫
4…導波管
5…マイクロ波拡散室
6…放射アンテナ
7…マグネトロン
8…誘導加熱コイル
10…主制御部
11…キー入力部
12…表示部
13…ブザー
14…ドアスイッチ
15…誘導加熱(IH)駆動部
16…高周波加熱(EM)駆動部
17…誘導加熱用インバータ回路
18…高周波加熱用インバータ回路
19…商用交流電源
20…電源回路
201…電源スイッチ
202…ノイズフィルタ
203、204…整流回路
21…電流検出部
22…直流電源回路
23…アンテナ駆動モータ
24…EM冷却用ファンモータ
25…IH冷却用ファンモータ
26…コイル冷却用ファンモータ
27…負荷駆動部
30…容器
31…食品

Claims (8)

  1. 前面開口を有し、該前面開口から食品を内部に収容可能な調理庫と、
    前記前面開口を開閉する扉体と、
    前記調理庫内の食品をマイクロ波加熱する高周波加熱手段と、
    前記調理庫内に誘導加熱可能な容器が収容されているか又は誘導加熱に不適性な被加熱物が収容されているかを判断するために加熱負荷検知を行う不適性負荷検知手段と、
    前記調理庫内の誘導加熱可能な前記容器を誘導加熱する誘導加熱手段と、
    調理時間や加熱コースを含む加熱条件を設定するための操作手段と、
    前記操作手段により設定された加熱条件に従って、前記高周波加熱手段及び前記誘導加熱手段の駆動制御を行い前記食品の調理を実行する加熱制御手段と、
    該加熱制御手段の指示に基づいて異常報知を行う異常報知手段と、
    を備え、前記加熱制御手段は、前記加熱条件に従って前記高周波加熱手段と前記誘導加熱手段との両方を駆動して調理を実行する際に、その調理開始時に前記不適性負荷検知手段で加熱負荷検知を行い、その結果、不適性な被加熱物を検知したときには調理を中断して前記異常報知手段による異常報知を行うことを特徴とする加熱調理装置。
  2. 前記加熱制御手段は、調理開始後にまず前記高周波加熱手段によるマイクロ波加熱を行った後に前記誘導加熱手段による誘導加熱を行う場合、前記高周波加熱手段によるマイクロ波加熱の前に前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行うことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理装置。
  3. 前記扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段をさらに備え、
    前記加熱制御手段は、前記扉体開閉検知手段により前記扉体の閉鎖状態を検知し前記操作手段により加熱条件の設定がなされた後に、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理装置。
  4. 前記操作手段は前記加熱制御手段に調理の実行開始指示を使用者が行うスタートキーを含み、
    前記加熱制御手段は、前記スタートキーの操作に応じた調理実行開始後に前記扉体開閉検知手段で前記扉体の開放状態を検知したとき、調理を中断し、その中断状態において前記扉体開閉検知手段で前記扉体の閉鎖状態を検知したとき、その検知に応じた又は前記スタートキーの操作に応じた調理の実行再開を行うものとし、且つ、その調理の実行再開時に、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行うことを特徴とする請求項3に記載の加熱調理装置。
  5. 前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記高周波加熱手段及び前記誘導加熱手段の駆動を停止することを特徴とする請求項4に記載の加熱調理装置。
  6. 前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記高周波加熱手段を停止し、前記誘導加熱手段の駆動を許可することを特徴とする請求項4に記載の加熱調理装置。
  7. 前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘導加熱手段を所定時間駆動することを特徴とする請求項6に記載の加熱調理装置。
  8. 前記操作手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘導加熱手段の駆動を許可するか否かを使用者が設定するための手段を含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の加熱調理装置。

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