JP2016131671A - 加熱調理器 - Google Patents

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晴俊 中崎
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Yoshiaki Ishio
嘉朗 石尾
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Nobunao Ipposhi
信尚 一法師
野口 新太郎
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新太郎 野口
秀三 岸本
Shuzo Kishimoto
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Abstract

【課題】グリル装置を備えた加熱調理器において、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することで利便性、安全性、信頼性を向上させること。
【解決手段】電磁誘導加熱によりグリル皿3を加熱する第1の加熱手段4と、第2の加熱手段7と、グリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿3が配置されていることを駆動中の第1の加熱手段4からの出力により検知するグリル皿検知手段8と、第1の加熱手段4で加熱可能なグリル皿3がグリル室1内にないと判断してからの時間を計時する計時手段10と、第1の加熱手段4と第2の加熱手段7を駆動してグリル調理を行う制御手段9とを備えるので、グリル調理中にグリル皿検知手段8からの出力により制御手段9は加熱可能なグリル皿3のグリル室1内での有無を正確かつ短時間に判断できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器に関し、特に、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用されるグリル装置をする加熱調理器に関する。
従来この種の加熱調理器におけるグリル装置の概略構成は、グリル装置内に調理室を配し、この調理室の周囲に加熱のための熱源を配し、調理物を載置するグリル皿を調理室内に収納し、グリル扉により調理室前面を開閉するものである。
この種のグリル装置においては、調理性能や安全性の確保のためにグリル皿の有無を判断して加熱を止める機能が付加されているものがある。その手段としては、温度センサにより加熱時の調理室内の温度変化を監視することでグリル皿の有無を検知するものである。
図6に示すように、従来の加熱調理器は、加熱時の調理室内の温度推移により状態を判断しており、調理室の内部に温度センサ61を設け調理室内の温度を測定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−203625号公報
しかしながら、上記従来の構成では、グリル皿の有無を検知するためにはある程度の時間が必要となり、グリル皿の有無を短時間で正確に検知するという観点からは未だ改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術の有する課題を解決するものであり、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することができ、使用者の利便性を向上させることができるとともに、安全性と信頼性を確保した加熱調理器を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、調理物が載置されるグリル皿が着脱自在に配置されるグリル室と、電磁誘導加熱によりグリル皿を加熱する第1の加熱手段と、グリル皿を加熱する第2の加熱手段と、グリル室内に第1の加熱手段により電磁誘導加熱可能なグリル皿が配置されていることを駆動中の第1の加熱手段の出力により検知するグリル皿検知手段と、第1の加熱手段と第2の加熱手段を駆動してグリル調理を行う制御手段と、を備え、制御手段は、グリル皿検知手段からの出力により、グリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿が配置されているか否かを判断しており、制御手段は、グリル調理中にグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した場合、第1の加熱手段の駆動を一時的に停止する、加熱調理器としたものである。
上述のように、本発明の加熱調理器においては、制御手段がグリル皿検知手段からの出力により、グリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿が配置されているか否かを判断しているため、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することができる。
また、本発明の加熱調理器においては、制御手段は、グリル調理中にグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した場合、第1の加熱手段の駆動を一時的に停止するため、調理性能と安全性を向上することができる。
としたものである。
さらに、本発明の加熱調理器においては、グリル皿検知手段は調理室内部ではなく調理室外部に配置されるので調理室内の調理空間と隔離でき、調理時の油や水の付着によるグリル皿検知手段への負荷が軽減されるのでグリル皿検知手段の信頼性を向上できる。
本発明の加熱調理器によれば、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することができ、使用者の利便性を向上させることができるとともに、安全性と信頼性を確保した加熱調理器を提供できるようになる。
本発明の実施の形態1におけるグリル装置の全体斜視図 本発明の実施の形態1におけるグリル装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態1におけるグリル調理中の動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態2におけるグリル調理中の動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態3におけるグリル調理中の動作を示すフローチャート図 従来の加熱調理器を示す部分断面図
第1の発明は、調理物が載置されるグリル皿が着脱自在に配置されるグリル室と、電磁誘導加熱によりグリル皿を加熱する第1の加熱手段と、グリル皿を加熱する第2の加熱手段と、グリル室内に第1の加熱手段により電磁誘導加熱可能なグリル皿が配置されていることを駆動中の第1の加熱手段の出力により検知するグリル皿検知手段と、第1の加熱手段と第2の加熱手段を駆動してグリル調理を行う制御手段と、を備え、制御手段は、グリル皿検知手段からの出力により、グリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿が配置されているか否かを判断しており、制御手段は、グリル調理中にグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した場合、第1の加熱手段の駆動を一時的に停止する、加熱調理器としたものである。
上述のように、本発明の加熱調理器においては、制御手段がグリル皿検知手段からの出力により、グリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿が配置されているか否かを判断しているため、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することができる。
また、本発明の加熱調理器においては、制御手段は、グリル調理中にグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した場合、第1の加熱手段の駆動を一時的に停止するため、調理性能と安全性を向上することができる。
としたものである。
さらに、本発明の加熱調理器においては、グリル皿検知手段は調理室内部ではなく調理室外部に配置されるので調理室内の調理空間と隔離でき、調理時の油や水の付着によるグリル皿検知手段への負荷が軽減されるのでグリル皿検知手段の信頼性を向上できる。
第2の発明は、特に第1の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断し、第1の加熱手段の駆動を一時的に停止していることを報知する第1の報知手段を
備えた構成としたものである。
これにより、使用者は加熱可能なグリル皿がグリル室内にないために第1の加熱手段による加熱が停止したことを容易に認識することができ、加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断し、第1の加熱手段の駆動を一時的に停止していることを表示する第1の表示手段を備えた構成としたものである。
これにより、使用者は加熱可能なグリル皿がグリル室内にないために第1の加熱手段による加熱が停止していることを容易に認識することができ、加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
第4の発明は、特に第1の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断してからの時間を計時する計時手段を備え、制御手段は、計時手段で計時された時間が第1の所定時間を経過した後に第1の加熱手段の駆動を再開する構成としたものである。
これにより、グリル調理の過程において、調理物の裏返し作業や焼け具の確認、あるいは調味料を加えるためなどでグリル室内から一時的にグリル皿を取り出すことがあったとしてもグリル調理自体が停止することはなく、グリル室内にグリル皿を戻した後にグリル調理が再開されるので、調理性能の低下を抑制することができるとともに加熱調理器の使い勝手をも向上させることができる。
第5の発明は、特に第1の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断してからの時間を計時する計時手段を備え、制御手段は、計時手段で計時された時間が第2の所定時間となった場合、グリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿があると判断するまで第2の加熱手段の駆動を停止する構成としたものである。
これにより、第1の加熱手段による加熱がなく第2の加熱手段のみで加熱が継続されることでの調理物へ加熱バランスが崩れることでの調理性能低下を抑制することができる。
第6の発明は、特に第5の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断し、第2の加熱手段の駆動を停止していることを報知する第2の報知手段を備えた構成としたものである。
これにより、使用者は加熱可能なグリル皿がグリル室内にないために第2の加熱手段による加熱が停止したことを容易に認識することができ、加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
第7の発明は、特に第5及び第6の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断し、第2の加熱手段の駆動を停止していることを表示する第2の表示手段を備えた構成としたものである。
これにより、使用者は加熱可能なグリル皿がグリル室内にないために第2の加熱手段による加熱が停止していることを容易に認識することができ、加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
第8の発明は、特に第1の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断してからの時間を計時する計時手段を備え、制御手段は、計時手段で計時された時間が第3の所定時間となった場合、グリル調理を中止する構成としたものである。
これにより、グリル室からグリル皿を取り出した後、第3の所定時間が経過すると自動的に加熱手段が停止させることができるので、無駄な電力の消費を抑えるとともにグリル調理終了後の切り忘れをも防止することができるので加熱調理器の安全性を向上させることができる。
第9の発明は、特に第8の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断した時間が第3の所定時間となったためにグリル調理を中止したことを報知する第3の報知手段を備えた構成としたものである。
これにより、使用者は加熱可能なグリル皿がグリル室内にないためにグリル調理が中止したことを容易に認識することができ、加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
第10の発明は、特に第9の発明において、制御手段がグリル調理中にグリル皿検知手段からの出力によりグリル室内に第1の加熱手段によって加熱可能なグリル皿がないと判断した時間が第3の所定時間となったためにグリル調理を中止したことを表示する第3の表示手段を備えた構成としたものである。
これにより、使用者は加熱可能なグリル皿がグリル室内にないためにグリル調理が中止されたことを容易に認識することができ、加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の加熱調理器の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の加熱調理器の実施の形態1について、以下、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるグリル装置の全体斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1におけるグリル装置の回路ブロック図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1におけるグリル調理中の動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、調理物5を載置したグリル皿3がグリル室1内に収納され、グリル扉2によりグリル室1は閉じられる。調理物5はグリル室1の外側に配置されている第1の加熱手段(図1には図示せず)と第2の加熱手段(図1には図示せず)により加熱調理される。
図2に示すように、第1の加熱手段4と第2の加熱手段7を駆動して所定のグリル調理を行う制御手段9には、電磁誘導加熱を行う第1の加熱手段4、第2の加熱手段7(例え
ばヒータ)、グリル皿検知手段8、第1の加熱手段4で加熱可能なグリル皿3がグリル室1内にないと判断してからの時間を計時する計時手段10、第1の報知手段11、第1の表示手段12、第2の報知手段13、第2の表示手段14、第3の報知手段15、第3の表示手段16が接続されている。また、第1の加熱手段4及び第2の加熱手段7は商用交流電源6に接続されている。
以上のように構成された加熱調理器について、以下、その動作、作用を説明する。
図3にしめすように、ステップ301において、グリル装置が第1の加熱手段4による加熱を行っているかを判断する。第1の加熱手段4による加熱であればステップ302へ進み、第1の加熱手段4による加熱中でなければステップ308へ進む。ステップ302では、グリル皿検知手段8が第1の加熱手段4による加熱可能なグリル皿がグリル室1内に配置されているかどうかを駆動中の第1の加熱手段4からの出力(例えば、第1の加熱手段4への入力電流と第1の加熱手段4内の共振コンデンサの電圧)を制御手段9が認識できる状態に変換して制御手段9へ出力する。このことにより制御手段9はグリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿が配置されているかどうかを識別する。グリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿が配置されていると判断するとステップ308へ進み、そうでなければステップ303へ進む。ステップ303では第1の加熱手段により加熱を一時的に停止する処理を行いステップ304へ進む。ステップ304ではグリル皿フラグの状態を確認し、このグリル皿フラグが立っていなければステップ305へ進む、グリル皿フラグが既に立っていればステップ305はスキップされステップ306へ進む。ステップ305では第1の報知手段11によりグリル調理中であるにも関わらずグリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿が配置されていないため第1の加熱手段が一時停止中であることを報知する。つぎのステップ306では第1の表示手段12による表示を行う。第1の表示手段12はグリル調理中であるにも関わらずグリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿が配置されていないため第1の加熱手段が一時停止中である旨を使用者に表示できるものであればよい(例えば液晶表示装置の画面上に「グリル皿なし」との表示を点滅させる)。つづくステップ307ではグリル皿フラグを立て処理を完了する。ステップ308では第1の表示手段12による表示を取りやめる。つづくステップ309でグリル皿フラグをおろし、その後、第1の処理を終了する。
なお、この図3のフローチャートにより示す動作は、グリル調理中において繰り返し行われるものである。
以上のように、本実施の形態においてはグリル室1内に電磁誘導加熱による第1の加熱手段4で加熱可能なグリル皿が配置されていることをグリル皿検知手段8により検知することができ、グリル調理中にグリル皿検知手段8からの出力により加熱可能なグリル皿がグリル室1内にないと制御手段9が判断すると第1の加熱手段の駆動が一時的に停止されるので、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することができる。また、グリル皿検知手段8はグリル室1内部ではなくグリル室1外部に配置されるのでグリル室1内の調理空間と隔離でき、調理時の油や水の付着によるグリル皿検知手段8への負荷が軽減されるのでグリル皿検知手段8の信頼性を向上することができる。
(実施の形態2)
本発明の加熱調理器の実施の形態2について、以下、図4を用いて説明する。なお、上述した実施の形態1と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態2におけるグリル調理中の動作を示すフローチャート図である。
図4に示すように、ステップ401において、グリル皿フラグを確認する。グリル皿フラグが立っているならステップ402へ進み、グリル皿フラグが立っていないならステップ408へ進む。ステップ402では計時手段10により加熱可能なグリル皿3グリル室1にないと判断してからの経過時間をカウントするタイマーtの加算を行う。ステップ403でこのタイマーtの値が第1の所定時間T1(例えば16秒)の倍数かどうかを判断する。タイマーtの値が第1の所定時間T1の倍数であればステップ404へ進み、ステップ406へ進む。ステップ404では、第1の加熱手段4による加熱を再開する。ステップ405では第1の加熱手段4で加熱可能なグリル皿がグリル室1内に配置されていないかどうかを判断する。例えば、第1の加熱手段駆動4時の第1の加熱手段4への入力電流と第1の加熱手段4内の共振コンデンサの電圧を制御手段9へ出力する。これにより制御手段9はグリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿が配置されていないかどうかを識別する。グリル室1内に第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿が配置されていないと判断するとステップ406へ進み、そうでなければステップ408へ進む。ステップ406では第1の加熱手段により加熱を一時的に停止する処理を行いステップ407へ進む。ステップ407ではグリル皿フラグを立て、第2の処理を終了する。ステップ408ではグリル皿フラグを降ろす。つづくステップ409ではタイマーtの値をリセットした後、第2の処理を終了する。なお、この図4のフローチャートにより示す動作は、所定のグリル調理中において繰り返し行われるものである。
以上のように、本実施の形態においてはグリル調理中に加熱可能なグリル皿3がグリル室1内にないと判断したことで制御手段9が第1の加熱手段4の駆動を一時的に停止してから第1の所定時間が経過する毎に第1の加熱手段4の加熱を再開することができる。したがってグリル調理の過程において、調理物の裏返し作業や焼け具合の確認、あるいは調味料を加えるなどのためにグリル室1内から一時的にグリル皿3を取り出すことがあったとしても、特に使用者は第1の加熱手段による加熱再開を行う為の操作をする必要がなく、グリル室1内にグリル皿を戻せばグリル調理が再開されるので、調理性能の低下を抑制することができるとともに機器の使い勝手をも向上させることができる。
(実施の形態3)
本発明の加熱調理器の実施の形態3について、以下、図5を用いて説明する。なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態3におけるグリル調理中の動作を示すフローチャート図である。
ステップ501でまずグリル皿フラグの状態を確認する。ここでグリル皿フラグが降りていればそのままこの第3の処理を終了するが、グリル皿フラグが立っていればステップ502へ進む。ステップ502では第1の加熱手段4で加熱可能なグリル皿3がグリル室1内にないと判断してからの時間を計時する計時手段10内のタイマーtの値が第1の所定時間T1(例えば16秒)よりも長い第2の所定時間T2(例えば1分)以上であるかを確認する。このステップ502でtの値がT2以上ならステップ503進み、tの値がT2未満なら第3の処理は終了する。ステップ503では第2の加熱手段7による加熱を停止する停止フラグを立て、第2の加熱手段7による加熱を停止させる。ステップ504ではタイマーtの値が前記第2の所定時間T2よりも長い第3の所定時間T3(例えば3分)未満であるかを確認する。このステップ504でtの値がT3未満ならステップ505へ進むが、tの値がT3以上ならステップ508進む。ステップ505ではタイマーtの値を再び確認し、このタイマーtの値がT2ならステップ506へ進むがT2でなければステップ506はスキップする。ステップ506では第2の報知手段13による報知を
行う。このことにより使用者は第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿3がグリル調理中のグリル室1内にないために第2の加熱手段7による加熱が停止していることを容易に認識することが可能となる。つぎのステップ507では第2の表示手段14による表示(例えば液晶表示装置の画面上に「グリル皿なし」との表示を点灯させる)を行う。このことにより使用者は第1の加熱手段4による加熱が可能なグリル皿3がグリル調理中のグリル室1内にないために第2の加熱手段7による加熱が停止していることを容易に認識することが可能となる。ステップ508では第1の加熱手段4と第2の加熱手段7による加熱を停止させグリル調理を中断する。つぎのステップ509では第3の報知手段15により所定のグリル調理を中断する旨の報知を行い、ステップ510では第3の表示手段16により所定のグリル調理を中断する旨の表示(例えば液晶表示装置の画面上に「グリル停止」との表示を点灯させる)を行い、第3の処理を完了する。
以上のように、本実施の形態においては、特に、グリル調理中にグリル皿検知手段8が加熱可能なグリル皿3がグリル室1内にない状態が第2の所定時間続くとグリル皿検知手段8が加熱可能なグリル皿がグリル室1内にあると判断するまで第2の加熱手段7の駆動を停止することができる。このことにより、第1の加熱手段4による加熱がなく、第2の加熱手段7のみで加熱されることで調理物へ加熱バランスが崩れ、その結果として調理性能が低下することを抑制することができる。さらに、グリル調理中に前記グリル皿検知手段8からの出力により制御手段9が加熱可能なグリル皿3がグリル室1内にないと判断している状態が第3の所定時間続くとグリル調理を中止することができるので、グリル室1からグリル皿3を取り出した後、第3の所定時間T3が経過すると自動的に第1の加熱手段4と第2の加熱手段7を停止させることができるので、無駄な電力の消費を抑えるとともにこれら加熱手段の停止忘れや誤った操作によりグリル調理をスタートさせてしまった場合でも第3の所定時間T3経過後には機器を停止させることができるので安全性を向上させることができる。
本発明の加熱調理器によれば、グリル皿の有無を正確かつ短時間に検知することができ、使用者の利便性を向上させることができるとともに、安全性と信頼性を確保した加熱調理器を提供することが可能となるので、家庭用及び業務用加熱調理器の分野・用途に好適に適用することができる。
1 グリル室
2 グリル扉
3 グリル皿
4 第1の加熱手段
5 調理物
6 商用交流電源
7 第2の加熱手段
8 グリル皿検知手段
9 制御手段
10 計時手段
11 第1の報知手段
12 第1の表示手段
13 第2の報知手段
14 第2の表示手段
15 第3の報知手段
16 第3の表示手段

Claims (10)

  1. 調理物が載置されるグリル皿が着脱自在に配置されるグリル室と、
    電磁誘導加熱により前記グリル皿を加熱する第1の加熱手段と、
    前記グリル皿を加熱する第2の加熱手段と、
    前記グリル室内に前記第1の加熱手段により電磁誘導加熱可能なグリル皿が配置されていることを駆動中の前記第1の加熱手段の出力により検知するグリル皿検知手段と、
    前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段を駆動してグリル調理を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿が配置されているか否かを判断しており、
    前記制御手段は、グリル調理中に前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した場合、前記第1の加熱手段の駆動を一時的に停止する、
    加熱調理器。
  2. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断し、前記第1の加熱手段の駆動を一時的に停止していることを報知する第1の報知手段を備えた請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断し、前記第1の加熱手段の駆動を一時的に停止していることを表示する第1の表示手段を備えた請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断してからの時間を計時する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段で計時された時間が第1の所定時間を経過した後に前記第1の加熱手段の駆動を再開する請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断してからの時間を計時する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段で計時された時間が第2の所定時間となった場合、前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿があると判断するまで前記第2の加熱手段の駆動を停止する請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断し、前記第2の加熱手段の駆動を停止していることを報知する第2の報知手段を備えた請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断し、前記第2の加熱手段の駆動を停止していることを表示する第2の表示手段を備えた請求項5または6に記載の加熱調理器。
  8. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断してからの時間を計
    時する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段で計時された時間が第3の所定時間となった場合、グリル調理を中止する、請求項1に記載の加熱調理器。
  9. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した時間が前記第3の所定時間となったためにグリル調理を中止したことを報知する第3の報知手段を備えた請求項8に記載の加熱調理器。
  10. 前記制御手段がグリル調理中に前記グリル皿検知手段からの出力により前記グリル室内に前記第1の加熱手段によって加熱可能な前記グリル皿がないと判断した時間が前記第3の所定時間となったためにグリル調理を中止したことを表示する第3の表示手段を備えた請求項8または9に記載の加熱調理器。
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JP2014203635A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器

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